予算のために諦めたこと3つ vol.3【住宅ライターの家づくり】
やっぱり欲しい、と思ったらそのときから100万円貯めて設置すればいい、という結論に達しました。
■ 2.壁と床。どっちを優先する?
次に諦めたのは、塗り壁。壁と天秤にかけたのが、床でした。
床は無垢の杉材を希望。同じ杉でも、建築家が手がけたほかの家を見て一目惚れした幅広の杉板にするか、地元産の杉材にするかで、差額は数十万円。
その差額と、塗り壁とクロスの差額が同じくらいだったのです。
漆喰、珪藻土、ホタテパウダー。
たくさんのお宅を取材してきて、さまざまな素材の塗り壁を見てきました。
素朴ながら温もりがあって、部屋の中の空気が清々しいのを体感して知っていました。
塗り壁、素敵だな〜と思いましたが、リビングの壁と天井の面積が広く、そこだけ施工したとしても結構な金額になります。
クロスは、張り替えのタイミングで塗り壁に変えることもできます。
でも、床は、よほどのことがない限り、張り替えることはないでしょう。
左官の仕事を間近で見たいという気持ちもありましたが、
建築家が「塗り壁のように見えるクロス、今はたくさんあります。オススメのものがあるのでそれにしましょう」