くらし情報『「枯らし」ってどういう意味? 梅雨時の入居を避けた方が良い理由』

2018年6月18日 21:30

「枯らし」ってどういう意味? 梅雨時の入居を避けた方が良い理由

この他、換気が十分に確保できないクローゼットや押入れ、キッチンなどにおいて、「空気清浄機」を設置して化学物質を吸着・除去するという方法や、通風や換気の悪い空間に「吸着剤(材)」を設置して、化学物質が室内に発散される前に吸着・分解するという方法もありますが、これらの方法はあくまでも「換気」や「ベークアウト」を補完するものです。

2003年(平成15年)7月1日に改正建築基準法が施行されてから、すでに15年が経過し、施主や購入者の意識も、メーカーの取り組み方も大きく変わりました。

特にハウスメーカーや資材・建材メーカーでは、ホルムアルデヒドなどの有害な化学物質を使用しない素材や塗料、接着剤などを開発し、自然素材や健康素材、非ホルムアルデヒド素材による家づくりがスタンダードになっています。そのため、ある程度の枯らし期間を確保すれば十分だとする考えが主流になっているのも事実。

なかには「換気」と「ベークアウト」を併用することにより、冬期でも梅雨のシーズンでも、約束した期日に新居を引き渡そうとするケースが少なくないのが現状です。

■ いま話題の「隠れホルムアルデヒド」とは?
住宅内の空気環境を汚染する有害化学物質の種類と特徴

住宅内の空気環境を汚染する有害化学物質の種類と特徴   ※トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレンの空気中の濃度が一定量を超えた場合は、機械換気設備の設置や有害物質の除去などの対策を施す必要がある。

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