「割高」「火災保険金額の半分まで」でも地震保険が必要な理由
地震、火災、水災……、想定を超えてやってくるさまざまな災害。
家を購入する場合でも、賃貸住宅に入居する場合でも、「もしも」に備えた住まいの保険は必須です。
住まいに関する保険の基本や、その保険で補償されるのはどんな場合か、注意するべき点などを解説します。
■ 基本は「火災保険」
ABC / PIXTA(ピクスタ)
まず、保険の対象は「建物」と「家財」に分かれます。
火災保険はその補償範囲が多岐にわたりますので、建物・家財ともに、加入する保険の基本は「火災保険」になります。
持ち家の場合は建物と家財の両方に保険をかけることができますが、賃貸の場合、建物に保険をかけるのは大家さんなので、入居者は自分の家財に保険をかけることになります。
■ 火災保険で補償される範囲
火災保険で補償される範囲は、保険会社や保険の種類などにより違いがありますが、ここでは一般的に基本保障とされるものをご紹介します(建物・家財共通)。
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1. 火災リスク
火災、落雷、破裂・爆発などで家が燃えてしまった場合に損害保険金が受け取れます。
注意が必要なのは、地震が原因となった火災については別途「地震保険」