くらし情報『スペインには二世帯住宅がないって本当? 高齢の親は一人暮らしのほうがいい?』

スペインには二世帯住宅がないって本当? 高齢の親は一人暮らしのほうがいい?

娘と母親なら一緒にお買い物に行ったり、一緒にお茶をしに行ったりして、毎日一緒に楽しい時間を過ごせます。

■ 同居が少ないスペインでは「スープの冷めない距離」に住むのが基本!

スペインの家


娘と母親との関係が強いスペインですが、同居をしている家族はほとんどいません。

階段の上り下りが大変になると、アパートを娘の家のそばに購入する人も多いのです。

または住んでいる家を娘夫婦に明け渡し、自分は近くにアパートを購入します。

スペインでは、「スープの冷めない距離」に住むのが基本のようです。

90歳を超えた未亡人たちも決して娘(息子)夫婦との同居はせず、一人暮らしを続けています。

重いものを持つのが大変になると、お買い物くらいはしてもらっていますが、食事の用意や掃除は基本的に自分一人でしている人がほとんどです。


■ 一定の距離を保つこと、一人の人間として敬意を表すること
スペインの家

筆者(左)と、91歳になる母(右)です

年老いた母親が1人で生活している、年老いた両親だけで生活している、もうしかしたら、そういうことに心を痛める必要はないかもしれません。

少しだけ行動が遅くなっているかもしれませんが、自分たちのペースで生活しています。

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