空き家には、必要なものと不要なものがあるって本当?
日本では年々、地方・都市圏ともに空き家が増加しています。
今回は、地方と都市圏で増えている空き家の「種類の違い」と、「ある程度の空き家は必要」である理由を解説します。
■ 空き家には種類がある
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空き家には下記の様にいくつかの種類があります。
別荘やセカンドハウスなどの「二次的住宅」新築・中古を問わず、賃貸または売却するために空き家になっている「賃貸用又は売却用の住宅」上記以外で、転勤・入院その他の理由によって長期にわたり人が住んでいない住宅や、取り壊し予定があるなどの「その他の住宅」空き家の種類で、もっとも問題を引き起こすといわれているのが「その他の住宅」です。
■ 地方で増えている空き家
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地方で増えている空き家の種類は、「その他の住宅」です。
総務省の「平成25年度住宅・土地統計調査」によると、3大都市圏以外では空き家総数のうち、「その他の住宅」が46%を占めています。
このタイプの空き家は管理不全のものが多く、倒壊や崩壊、火災発生のおそれなど「防災性の低下」や、犯罪の誘発(治安の悪化)