高齢者の生活動線のあり方~リハビリや脳の活性化にも効果的!
人が移動する経路のことを動線といいますが、住まいの中で無駄のない動線計画によって家事や作業等がしやすくなることはよくあります。
ここでは、家の中の高齢者にとっての生活導線や介護の場合の導線など、気にしたいポイントを紹介します。
高齢者にとって、家の中の生活導線を短くしたからと言っていいとは限りません。
実際に、高齢者の歩く機会が減り、筋力が落ちた、などという声も聞かれるからです。
■ 家の中には家事動線や介護の動線が混在している
NOBU / PIXTA(ピクスタ)
動線といえば家事動線を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
洗濯室から干し場までの距離をできるだけ短くしたり、リビングを通らないで玄関からキッチンや浴室に行けるようにするなど、いろいろな生活動線があります。
では介護についてはどうかというと、トイレや浴室、さらには外出までの経路をできるだけ短く移動しやすい動線にすることはよくあります。
PHOTO NAOKI / PIXTA(ピクスタ)
■ 家の中で日常的に歩くことも考えて
しかし、歩く距離を短くすることが良いかというと、必ずしもそうとは言い切れません。