ウォークインクローゼットは必要?不要?【住宅ライターの家づくり】
夫婦の寝室は別々。家族3人がそれぞれ独立した部屋を持つことになった私たち。
次の課題は、寝室にウォークインクローゼットは本当に必要か?不要か?を決めることでした。
結論から言うと、ウォークインクローゼットは却下して、それぞれの寝室にクローゼットを設置することにしたのです。
ウォークインクローゼットは延床面積が増える=その分建築費用が上がります。
建築費用が上がってでもウォークインクローゼットが欲しいかと問われれば、答えはNO!
さらに、収納下手な私たち家族が、大容量の収納空間を使いこなせるのか?という疑問もあり、ごく普通のクローゼットを選んだのでした。
■ 「そんなにしまうもの、あったっけ?」
msv / PIXTA(ピクスタ)
ウォークインクローゼット、玄関土間、パントリーは、収納力のある家の三種の神器ではないかと思えてくるほど、住宅の実例取材でお邪魔するお宅でも見かける率はとても高く、いいなあと羨望の眼差しを向けていました。
というのも、およそ10年もの間、昭和に建てられた借家暮らしで、収納といえば押入れしかなかったからです。
押入れは奥行きたっぷりで何でもしまえる懐の深さがあるけれど、一度しまったら最後、使わないものはどんどん奥へと押し込まれ、2度と使わないものに収納スペースを割くというという不毛さ加減に、私はすっかり辟易していました。