PVはもう古い!メディアの新指標は「記事の読了率と閲覧時間」
向井さんが提唱する「PVを超えた新たな指標」とはなんなのでしょう?早速お話を伺ってきました。
■メディアの新指標「読了率と閲読時間」
最初に書いたとおり、PVでは記事の質をはかることができません。そこで導入されたのが「読了率」と「閲読時間」という指標。
読了率は、メディアの本文がどれだけユーザーに読まれたかを表す指標です。この数値が高いほど、記事は最初から最後までしっかり読まれていることになります。
閲読時間は、ユーザーがどれだけの時間記事を読んでいるかを表す指標。記事がどれだけじっくりと読まれているか、読み飛ばされていないかがわかります。
人が一分間に読むことのできる平均文字数、1秒10文字を基準として算出しているのだとか。
では、これらの数値をどう活用すればいいのでしょうか?
■2つの指標を見れば良い記事が分かる!
冒頭で例に挙げた釣りタイトルのメディアは、見た目のインパクトだけで多くのPVを生み出してきました。しかし、こうした記事の読了率はとても低くなるそうです。
「釣りタイトルの記事は中身が薄く、読者は読み飛ばします。そのためサイトのファンを生み出すことができず、どんどん人が離れていってしまうんです」