くらし情報『「少しばかりの後悔もあるけれど」亡き父の介護で心が痛んだことは【体験談】』

2023年11月6日 12:10

「少しばかりの後悔もあるけれど」亡き父の介護で心が痛んだことは【体験談】

しばらくして夫の転勤のため、私たち家族も実家の隣県(車で1時間半)に引っ越し。今思い返せば、引っ越しの日に父から10回以上も電話の着信があり、そんなに電話しないでと怒ってしまったのですが、すでに認知症の症状が表れていたのだと思います。

また、私の子どもは当時小学4年生で、まだひとりで留守番を長時間したことがない時期でした。土日なら子どもを夫に預け、1泊でゆっくり両親の様子をうかがいながら、掃除や洗濯、料理をして帰ることもできましたが、地域包括センターは平日の昼間のみしか営業していません。両親共に介護対象者なので保護者は私になり、月1回の訪問・打合せ時には、朝子どもを送り出してから車で出発し、子どもが学校から帰宅する15時には戻るという中距離介護が始まりました。

アルツハイマー型認知症診断

「少しばかりの後悔もあるけれど」亡き父の介護で心が痛んだことは【体験談】
「自分はおかしくない! 以前も異常なかった!」と主張する父を病院に連れて行くだけでも大変でしたが、「私も付き添うから、まずは物忘れ外来に再度通院してみよう。そんなに自信があるなら、正常という結果が出ればそれでいいじゃない」と何とか説得して病院に。

しかし、病院も平日昼間と土曜日午前中しか開いていないので、必然的に土曜日の午前中になり、金曜日の深夜に出発し1泊して翌日の土曜日に診察という生活を定期的に続けました。

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