くらし情報『「少しばかりの後悔もあるけれど」亡き父の介護で心が痛んだことは【体験談】』

2023年11月6日 12:10

「少しばかりの後悔もあるけれど」亡き父の介護で心が痛んだことは【体験談】

土日対応していただける病院がほしいと何度思ったことか……。

個室に呼ばれたので嫌な予感はしたのですが、診断はアルツハイマー型認知症でした。車の運転をやめさせなければならない、要介護認定を受けたほうが良い、どうやって父を説得するのか、1年後はどうなるのか、3年後は私のこともわからなくなるのか……。頭の中をいろいろなことがぐるぐると巡っていました。

父に「介護認定審査を受けるよ」と言っても「必要ない」という返答しかないので、私と兄で相談し、私が申し込み、父には「ちょっと審査だけ受けてみるよ」と事後報告にしました。

運転卒業~介護審査で要支援に

「少しばかりの後悔もあるけれど」亡き父の介護で心が痛んだことは【体験談】


最優先すべき課題は、父の運転をやめさせること。これがひと苦労! 「まだまだ運転できる! 田舎では車がないと不便だし、運転にも自信がある!」という父を説得することは非常に難しかったです。

何カ月かかけて説得し続けた内容は、
1「運転をやめてくれれば、私が買い物や病院に運転して乗せて行くよ」と車の鍵を預かり、「運転卒業」の寄せ書き色紙を家族で作成
2「車も売れるうちに売ったほうが良いよ」と、ディーラーに査定の予約
3「バスで駅まで行く方法もある」

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