2021年9月17日 23:05
更年期に差しかかっているという作家の森美樹さん。「不調を感じたら自分がラクになるような逃げ道を作ってあげるようにしています」#3
――森さんにとっての、本当に大切なものとは?
森さん母や夫を含め、今の家族です。それから、外出の機会が減って本当に大切な友だちとだけ連絡を取り合うようになり、良い意味で縁が減ってきたんですね。ですから、今ここにあるご縁を大切にしようとも思いました。
――『ウーマンカレンダー』の読者世代には、『母親病』をどんなふうに読んでもらいたいと思っているのでしょうか?
森さんどの年代にも大変さはあると思うのですが、私自身、女性の40代から50代というのは一番、体の変化が激しくて、かつ無理をしがちな年代だと実感しています。『母親病』を通して、子どもやご主人や親御さんよりも、まずは自分のことを大事にするという意識を持っていただければと思っています。
更年期の年代は自分自身をいたわることが大切
――森さん自身は、具体的にどんな体の変化を感じているのでしょうか?
森さん年齢的に更年期に差しかかってきたこともあり、同世代の友だちと会うと「最近、やたらと暑いね」など、自分の不調の話になることが多いんです。でも、「暑いな」と感じても、「今、夏だから暑いんじゃない?」って思ってみたりとか。自分自身がちょっとラクになるような逃げ道を作ってあげるようにしています。