くらし情報『「更年期症状かも!? 直木賞の受賞会見直前に、背中に尋常ではない量の汗をかきました」#窪美澄さん 3』

2022年10月2日 03:10

「更年期症状かも!? 直木賞の受賞会見直前に、背中に尋常ではない量の汗をかきました」#窪美澄さん 3

窪美澄さんインタビュー #3


2018年に『じっと手を見る』、2019年に『トリニティ』が直木賞候補となった窪美澄さん。今年の7月には、短編集『夜に星を放つ』で第167回直木賞を受賞されました。現在、56歳の窪美澄さんは、どのような生活を送りながら、日々、どんな想いで執筆に取り組まれているのでしょうか。インタビュー3回目の今回は、窪さんの日ごろの生活ぶりを中心にお話を伺いました。

★前回:「読者の方から、『この主人公、大嫌いです』と言われたことが(笑)」#窪美澄さんインタビュー 2

ワインを飲んでから夕食の準備をするのが楽しみの一つ

――小説を書くには相当なエネルギーが必要なのではないかと思います。デビューされたころは息子さんの学費を稼ぐことが一つのモチベーションになっていたそうですが、息子さんが独立された今、何が執筆のエネルギーになっているのでしょうか?

窪さん小説というのは、なかなか手強い相手なんですね。特に長編は、作品を書くたびに小説と勝負しているような感覚になるんです。勝負ですから「負かしてやる!」という気持ちで書いているのですが、私の場合、「うまく書けたなぁ」と思えることは稀なんです。
これからも続いていくその勝負が、一つのモチベーションになっているように思います。

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