2021年12月30日 23:40
45歳最後の挑戦で妊娠。だいたひかるさんインタビュー「家族のためにも死なないことが私の唯一の目標です」#3
って後悔するかもしれないですよね。
80代、90代に比べれば40代は若いですから、可能性がゼロではないなら不妊治療に挑戦してみようと思ったんです。2020年10月に乳がんの治療をやめ、2021年5月に受精卵を子宮に戻し、妊娠判定が出ました。
――そのときの心境を教えてください。
だいたさん不妊治療を再開できること自体が奇跡だと思っていたのに、45歳での最後の挑戦が実を結び感無量でした。生きていてよかったと心の底から思いましたね。2022年1月に出産予定なのですが、おなかの子どもがちゃんと生きようとしている、今この瞬間に起きているその事実がうれしいんです。
自分の過去のモノを手放せるようになった
――妊娠を機に片づけへの意識は変わったのでしょうか?
だいたさん生まれてくる子どものほうへと興味が移り、自分の過去のものには関心がなくなってきたんですね。
だから、今まで手放せなかったものも処分できるようになりました。「こういう金具がついている服は、子どもにとっては危ないな」と思い、最近は大切に着ていたサロペットを手放しました。
――片づけを通してご自身に対する意識にも変化はあったのでしょうか?
だいたさん私はモノへの執着がけっこう強かったのですが、モノではなく自分に執着するようになりましたね。