くらし情報『「20年前の性交渉で?」子宮頸がんの意外な原因と見逃しがちな発症サイン【医師監修】』

2022年7月22日 03:40

「20年前の性交渉で?」子宮頸がんの意外な原因と見逃しがちな発症サイン【医師監修】

たしかに性交渉の数が多くなればなるほどリスクは高くなりますが、たとえパートナーが1人であってもその人がHPV感染していればかかります。必ずしも相手の人数だけが理由ではないと思います。同様に、“初交年齢が低い”ということも挙げられますが、初交年齢が低くてもその後性交渉が多くなければリスクは低いので、これも一概には言えません。

そのような風潮から受診控えをする女性もいるようですが、気にせず受診してほしいと思います」(駒形先生)。

予防はできる?ワクチンがあるようだけど?

「20年前の性交渉が?」子宮頸がんの意外な原因と見逃しがちな発症サイン【医師監修】


40代以降は検診による早期発見が有効
「自治体や企業の検診に“子宮がん検診”がありますが、これは子宮頸がんを検査するものです。40歳以降の女性に推奨されることが多いと思います。

検診で早期発見されれば、子宮頸がんは予後が良いがんとされています。進行すると全身に転移する可能性もある怖いがんです。
年に1回は必ず子宮がん検診を受けて欲しいですね。

子宮頸がんはワクチンで予防できる唯一のがんですが、最も有効な接種時期は初交前とされています。40代、50代はすでに感染しているケースがあり有効性は低くなります。3回接種が必要で、合計4万5000円ほどというコストの課題もあります。

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