2023年3月1日 08:10
閉経後は子宮の冷えに注意!更年期ののぼせやイライラ対策のためにやりたいことは【医師監修】
子宮が冷えていると、更年期症状の他に子宮筋腫をはじめ生理痛や過多月経、おりものトラブルなど子宮関連の症状にも悩まされてしまいがちです。
「血液は、よく使う臓器に流れるようになっています。そのため閉経後は子宮と卵巣の機能が停止するので血液が運ばれにくくなり、冷えやすくなります。ではどこに血流が行くかというと、上半身に血流が集中して上半身と下半身の血流のバランスが悪くなるため、のぼせやほてりといった症状が起きやすくなるのです。下半身への血流が減ったままにしておくと子宮の冷えは悪化するので、足先や足首は常に温かくして冷やさないようにすることが大切です」(駒形先生)。
全身の血流バランスが悪いと心も不安定に
そして、上半身と下半身の血流のバランスは心にも影響を与えると言います。
「東洋医学では、気持ちや感情は血液にのって運ばれるという考え方があります。閉経して上半身ばかりに血流が上がると、いわゆる“頭に血がのぼる”状態になりがちです。
生理があったときは、ドロドロした気持ちを経血とともに出せるという面もありましたが、生理がないと口から出すしかなくなり、頭に血がのぼってイライラが爆発ということが起こってしまうのです」