2023年8月25日 11:10
骨が弱くなると肌がたるみ、ほうれい線が深くなる!?若々しさの秘訣は骨の健康にあった!【医師解説】
骨ドックで骨粗しょう症予備軍と判明することも
――先生のクリニックで骨ドックを受けられる患者さんの中に、ウーマンカレンダー世代の女性はいらっしゃるのでしょうか?
中村先生もちろんいらっしゃいます。60歳以上の患者さんは自治体の検診などで骨粗しょう症の検査を受けたことがある方が多いのですが、40代、50代の患者さんは未経験の方がほとんどなんです。腰痛や背中の痛みなどを訴える患者さんに骨ドックを受けてもらうと、骨密度が75%程度という結果が出る方も珍しくはないんです。
――骨密度75%というのは、どのような状態なのでしょうか?
中村先生骨密度は、20~44歳の健康な人の骨密度の平均値を100%として、自分がどれくらいの値かを見るんです。骨密度80%以上は「正常」、70~80%未満は「骨量減少」、70%未満になると「骨粗しょう症」と診断されます。骨密度75%はギリギリの状態で、放置したままでいると数年後には骨粗しょう症になる可能性が極めて高いといえます。
自分の骨の状態を知ることができれば対策ができますから。特にウーマンカレンダー世代の女性の方には、骨粗しょう症の検診や骨ドックを受けることをおすすめしたいですね。