【知って得する!保険の基本】保険加入前のチェックポイント
はじめに
保険加入前にチェックしておきたい3つのポイントがあります。
- 保険に加入する目的
- 公的な保障でどのくらいカバーできるか
- 必要な保障額
以下、それぞれのポイントについてみていきます。
保険に加入する目的は
保険に加入する目的は、年齢や未婚・既婚(子どものあり・なし)等、家族構成や資産状況等により変わります。
未婚の方でしたら、遺族の方への保障よりも、ご自身が生きていくための保障が中心になりますし、既婚で小さい子どもがいる方でしたら、残された遺族への保障が重要になるでしょう。
また、既に保険に加入している方が、新たな保険への加入を検討する場合は、加入中の保険と目的(保障範囲)が重複していないか確認することも必要になります。
公的な保障でどのくらいカバーできるか
医療保険を検討するにあたっては、公的医療保険の制度の一つである「高額療養費制度」を確認し、公的な保障でどのくらいカバーできるかチェックすることからスタートします。
この制度は、月初から月末までにかかった医療費の上限を、年齢や所得に応じて定めており、上限(自己負担限度額)を超えた金額が支給される制度です(下表参照)。
ただし、差額ベッド代や入院に伴うパジャマ等の身近な生活雑貨および先進医療は制度の適用対象外になります。これらの費用については、どのような方法でカバーするか、考えておきましょう。
死亡保障の場合、既婚者で子ども(18歳未満)がいれば「遺族年金」の支給があります。
夫が厚生年金の加入者でしたら子どもの有り無しに関わらず、「遺族厚生年金」の支給もあります(30歳未満の子どものない妻は5年間の有期給付となります)。勤めている会社によっては、死亡退職金や弔慰金があるところもありますので、どのような制度を利用できるか、保険加入前にチェックしてみましょう。