はじめに
主な生命保険の種類を用途別に分けると、
■死亡保障
定期保険、終身保険等
■医療保障
医療保険、がん保険等
■老後保障
個人年金保険、変額個人年金保険等
■介護保障
介護保険等
この4つになるかと考えます。なお、この4つの分類のほかに、子どものために備える保険として「学資保険」があります。
以下、それぞれの保障に該当する保険商品についておおまかな内容をみていきます。
死亡保障
万一の死亡に備える保険としては、定期保険、終身保険、収入保障保険等があります。
定期保険は保障期間が定められた保険です。保障期間は10年に設定されているのが一般的で、その間に死亡または高度障害になった場合、保険金が支払われます。
終身保険は保障期間の定めが無く、いつ亡くなっても保険金が支払われます。
途中で解約した場合、終身保険では解約返戻金が支払われますが、定期保険では掛け捨てタイプの商品が多いため、解約返戻金の支払いはほとんどありません。
医療保障
病気やケガに備える保険として医療保険と、特定の病気への備えに特化したがん保険等があります。また、三大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)に備える保険等、保障する特定の病気の種類をがん以外に増やした保険も発売されています。
がん保険では、入院の有無に関係なく、がんと診断されたら診断金が一括で支払われるタイプや、抗がん剤等の治療を受けると給付金が支払われるタイプ等があります。
医療保険のなかには、がん等の特定の病気になった場合、入院給付金日額が増額されるタイプや、入院給付金が支払われる日数が無制限になるようなタイプの保険もあります。
老後保障
老後に備える保険として、個人年金保険や変額個人年金保険等があります。