くらし情報『【値引き交渉も可能】賃貸契約で見かける「礼金」の由来【不動産用語集】』

2018年1月13日 09:00

【値引き交渉も可能】賃貸契約で見かける「礼金」の由来【不動産用語集】

ここで疑問に思われた方も多いかと思います。

「なぜ客側であるコチラがお礼を渡さないといけないの?」と・・・・。
ごもっともです。私もそう思いました。

実は、これには古い慣習が関係していたのです。

礼金の慣習とは

礼金の慣習が始まったのは、高度成長期頃のことです。上京する若者が身寄りの無い都会で生活するにあたって、困った際に頼りになったのが、やはり下宿やアパートの大家さんだったのです。

そこで親御さんが「息子(娘)を頼みます」といった意味で、大家さんに対して前もってのお礼として渡したのが始まりであるといわれています。


またこんな話もあります。戦後はとにかく住宅不足で、「貴重な生活処を提供してくれたお礼」といった意味で、借主が大家にお金を包んだのが由来なんて説もあります。現在になっては借り手市場ではありますが、当時は供給側が少なかった影響があってか、次第に地域でこの慣習が定着したということですね。

礼金ありの物件が多い理由

礼金は大家さんへの謝礼金なので、大家さんが礼金の「あり・なし」を決めます。しかし最近では大家さんと借主をつなぐ不動産仲介会社がこの礼金を手数料として扱っているケースも増えているようです。

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