くらし情報『バイリンガリズムは学習障害児にとってもメリットがある』

2022年9月22日 11:30

バイリンガリズムは学習障害児にとってもメリットがある

多くのアクティビティが研究の実験で使われたものが基になっています。Vernice教授によると「実験で効果的だったアクティビティが、実際の教室でもうまくいくかを確かめます。また、子どもの第一言語に関係なく、あらゆる国での実施や組み入れが可能な内容に開発をしました。このアクティビティは、外国語(英語など)のさまざまな要素を習得させるうえで有効であることがわかりました」とのことです。

0〜3歳と4〜6歳の子どもでは言語発達面で大きな違いがあり、「3歳までは『理解』に重点を置いた活動 (ことばの音声やリズムを聞かせる)、4歳以降は『産出』に重点を置いた活動(語彙や構文を口に出させる)を行わなければなりません」と言います。言語に含まれる一つひとつの音を意識する、聞き分ける、リピートする、というような能力が十分になければ、その後、読み書きを学ぶときに苦労する傾向にあるそうです。

さらに、幼児がどのように新しいことばを獲得していくか、ということを考えると、「完全な英文を文脈や状況・場面とともに提示して、子どもたちが単語に気づき、その意味を推測できるように手助けすることが重要」とVernice教授。

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