くらし情報『日本で英語を使う環境をつくるときに重視したい3つのポイント』

2022年11月8日 11:00

日本で英語を使う環境をつくるときに重視したい3つのポイント

と「感覚」のフィードバックがある環境
(ビデオ通話やデジタル機器など)
フィードバックには、ことばと感覚の2つのフィードバックがあり、やりとりのときに両方あればとても良い。感覚のフィードバックは、対面でのやりとりだけではなく、オンラインでのビデオ通話(映像からの視覚情報)などでも得られる。タブレット端末やVRを使った学習(何か操作したときの画面や空間の反応)、ジェスチャーを使った学習(身体の動き)も効果的であることがわかっている。

ポイント3 個人の能力や不安レベルに合った環境
学習が苦手な人にとって、社会的学習は効果的だと考えられる。VRを使った学習の効果を調べた研究(Legault et al., 2019)によると、ワーキングメモリが低い人たちは、教室環境(通常の授業)での学習だと非常に成績が低いが、VR環境での学習であればワーキングメモリが高い人たちと同等の成績になることがわかった。ただし、社会的手がかりを素早くキャチして学習することが得意でない人や、英語を使うときに不安を感じて社会的能力に関わる脳領域がうまく働かなくなる人もいるので、一人ひとりに合った学習方法を考える必要がある。

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