ウーマンエキサイトがお届けする子育ての新着記事一覧 (296/341)
こんにちは、のばらです。今回は立腹の母と向き合った場合の3姉弟それぞれの反応について見ていきましょう。…長女ぉぉぉぉぉぉ!!!かく言う私自身、長女に対して一番口うるさいかもしれない訳でして。反省。下の子の方が要領が良くなると言いますが、それが顕著にでております我が家でございます。長男に至ってはもう。なんなんだキミは。
2018年03月23日最近は、夕方まで預かり保育を実施している幼稚園もあり、「保育園に入所できていたけれど、やっぱり◯◯幼稚園に通わせたい!」と子どもを転園させる方も多いでしょう。しかし、「これまでと同じ時間預かってもらえるんだから、生活もあまり変わらないだろう」と安易に考えているなら要注意。実は、保育園から幼稚園の転園では、そのギャップに悩む場面は想像以上にたくさんあります。4月から保育園から幼稚園への転園を控えている方へ、ママと子どもが感じるであろうギャップを埋めるためのコツをご紹介しましょう。■【ギャップ1】朝から夕方までの預かり保育、人数の少なさに愕然…幼稚園のなかには、通常保育と預かり保育を組み合わせることで8時〜18時まで預かってくれる園もあります。保育園では普通の登・降園時間ですが、幼稚園では少数派になる可能性があるのです。預かり保育が充実している園には、保育園から転園してくる子や幼稚園に入ったことを機に働きはじめたママが多く、最後まで残っているのはわが子1人だけ…というケースはまれです。それでも10人、20人と残っている園は少なく、全学年通して5人くらい残っていればいいほう、というケースも。みんながどんどん帰っていく姿に、子どもはこれまでと違う寂しさを感じてしまうかもしれません。笑顔で「お迎えに行くからね」と送り出し、笑顔で「ただいま!」と子どもに声がけをして、寂しい気持ちをフォローしてあげましょう。■【ギャップ2】働くママは少数派? 多種多様な親子とのお付き合いがスタート保育園でも家庭の形はさまざまでしたが、保護者がみな仕事を持っている、介護がある、学生であるなど「子どもを日中見られない」という共通点がありました。これが幼稚園になると、専業主婦(主夫)の家庭やパートで週2〜3日だけ働いているママなど、家庭のスタイルはさらに多様性を増して千差万別。登園後、同じクラスのママたちが園の近くで談笑し続ける姿を見かけることもあるでしょう。時間を気にしながら、足早にその横を通り過ぎる自分。「保育園とは違うんだ…」と分かっていても、ギャップを感じやすいポイントかもしれません。 ■【ギャップ3】お昼寝なしが一般的? 夕方まで乗り切る生活リズムと体力お昼寝時間を作っている園や、寝たい子がいれば自由に寝ていい、としている園もなかにはありますが、基本、幼稚園の預かり保育にお昼寝タイムはありません。夕方17〜18時まで幼稚園にいても、お昼寝なしが一般的です。そのため、お昼寝が当たり前だった保育園からの転園組にとっては、体力的にも精神的にも、これが大きなギャップとなります。はじめのうちは、どうしても寝てしまうことがあるかもしれません。それは、体のリズムがお昼寝ありきになってしまっているため。先生に都度相談しながら、うまくお昼寝なしの生活に慣れていけるように、頑張って夜は早めに寝かしつけるなどケアしてあげましょう。■【ギャップ4】年少からの転園はギャップ大? 「初入園組」との集団生活特に、年少から幼稚園に転園すると、ほかの多くの子は入園も集団生活も初めてという場合が。そのため、幼稚園での指導はまず「みんなと一緒に過ごすことに慣れる」ところからスタートとなります。すでに保育園では当たり前にやってきたことでも、先生の丁寧な指導のもと一から始めるわけですから、子どもはかなりギャップを感じてしまうケースがあります。例えば、外遊びから戻った時の手洗い。保育園では「はい、手を洗ってね〜」と先生からの声かけだけだったのに、幼稚園では「手を洗うこと」の指導から始まるわけです。そのため、「赤ちゃん扱いされている」と感じる子もいるようです。「赤ちゃん扱いではない」こと、「みんなもすぐにできるようになる」ことなどを伝えて、子どもの自尊心が傷つかないように導くのがうまく乗り切るコツでしょう。生活が大きく変わる保育園から幼稚園への転園。はじめは親子共々とまどうことも多いかもしれません。しかし、「郷に入っては郷に従え」。その気持ちを忘れずに、少しずつギャップを埋めていくようにしましょう。卒園する頃には、笑い話にできるようになっているはずです。長い目で見て、短い幼稚園生活を楽しんでくださいね。
2018年03月22日わが家の次男ももうすぐ1年生。いよいよ入学が迫ってきました(ドキドキ)! 何人目でも小学校入学はよろこばしくもあり、緊張するものですね。思えば3年前の今頃、長男の小学校入学を控えて準備にいそしんでいました。今は通学グッズもたくさん出ているので迷いますよねぇ。どれもあったほうが便利なように思えますし、かといって無いなら無いでやっていけそうな気もします。ランドセルひとつとっても、本当にたくさんの種類があります。A4ファイル対応のものもあれば、軽さ重視のものもあります。皮肉なもので、選択肢が多いほど逆に何を選んでいいのかわからなくなっていました。※ちなみにわが家の場合はA4規格ではないランドセルなのですが、A4書類がそもそも1学期で1回ぐらいしか手渡されないので特に困っていません。ランドセルを購入する前にお近くの先輩ママや学校に確認されたほうがいいかと思います(なかには毎日の持ち物がすでにA4規格という学校もあるようです)。そんな長男も来春4年生。小学校を半分折り返したことになります。今回は、3年経った今私が思う「あの時買わなくてもよかったもの・買ってよかったもの」について書きたいと思います。さて、私の「買ったけど全然使わなかった学用品」はぶっちぎりでこれです。■買わなくてよかったもの学習机!!これはもう育児グッズで言うところのベビーベットのようなもので。使う人は使うけど、使わない人がほとんどなのではないでしょうか。あえて今主流のリビング学習に仕向けたわけではないのに、子どもにとってはリビングで宿題をするほうがどこか自然なのでしょうね。わが家も毎日ダイニングテーブルで宿題をやるようになり、今ではもうこの習慣が染みついてしまいました。今、学習机は全くの物置と化していて、むしろ邪魔。あぁもったいない。次男入学にあたってはもう学習机を購入せずに、ランドセルや教科書を置くラックだけ購入しようと思っています(この机を欲しいと言えば次男に譲るつもりです)。あと、これも全然使いませんでした。レインコート。1年生のうちは傘だけじゃ歩きにく、濡れてしまうだろうと思ってランドセルごと覆えるレインコートを買ってもらいましたが、1回か2回使っただけでお蔵入り(もったいない)。買ってくれたばあば、ごめんなさい。レインコートを着ていくのはいいのですが、1年生の息子にとって雨に濡れたレインコートを脱いで畳んで収納してっていう作業が手間だったようで、次回から「傘だけでいい」と言うようになりました。周りを見渡しても、着ている子は少なかったように思います。逆に買ってよかったものダントツ1位はこれ。■買ってよかったものお名前シール! なんか当たり前ですみません!!いや、でもでも、お母さんのなかにはこのお名前シールなしで頑張ろうとしている方もいらっしゃるようなので、そのような方にはぜひ熱くおすすめしたいです。むしろこのお名前シールなしで算数セットに名前を書くなんて膨大な時間の無駄!! ほっっっそい棒1本1本に名前を書くなんて「なんの修行だよこれ」って感じです。私の子どものころは母親がひとつひとつ手書きで書いてくれました。そういう面では同じ母親という立場になった今、心底「昔のお母さん、すごい」と尊敬します。これは算数セットにかかわらず3年生になった今でも鉛筆に貼ったり消しゴムに貼ったりと大活躍しています。絶対おすすめ!また、「必要だけれど、お金をかけなくてもよかったもの」もあります。■お金をかけなくてもいいもの子どもって、びっくりするぐらい自分の持ち物をなくしたり壊したりして帰ってきませんか? わが子は「この子はまき散らしながら歩いてんのか」って思うぐらい、物を落として帰ってきます(え? そんなことないですか?)。そんな日々を過ごすうちに、「お金をかけるもの、かけないもの」がわかるようになりました。この3年間で紛失・破壊させた品物の数々。長靴は2足ダメにしました。傘は3本折って、2本無くしました(どんだけー!)。しかもそのうち1本は、買ったばかりのものを持っていった瞬間に、どこかで無くして帰ってきました(おい!)。鉛筆、赤鉛筆、消しゴム等はもはや無数に失踪。暑い時期には帽子をかぶって登校するのですが、この帽子を失くしました。筆箱は表面のビニールが毎日毎日ちょっとずつほじくられ続けて、ズタボロになったため4年生になるのをきっかけに買い替えました。お子さんの性格や性別にもよるので一概には言えないのですが、それでもやっぱり低学年のうちは「壊れる」「忘れる」「失くす」の3点セットの覚悟は必要かもしれません。ちなみにわが家では、傘は本当によく失くすので安いものを買い替えるシステムにしました。長靴については安いものを買ったのですが、やっぱりすぐ底が剥がれてきてしまうので、次男の時にはいいものを買おうと思っています。最後に「予想外に必要だったもの」について。■意外に必要だったもの結構学校や地域によってルールがそれぞれなのでしょうが、2つの小学校へ通わせる中で(長男が2年生のときに転校しました)意外に共通していたのは、ランドセルのフックに手提げや体操服などを引っかけちゃダメっていうルール。私の子ども時代などはフックに体操服や給食着をひっかけて、できるだけ手に持つものを減らそうとしていましたが、今は逆にランドセルに引っかけちゃダメらしいです(安全面で)。ですので、せめて片方の手は空くようにと軽くて薄くてマチが広いバッグを持たせています。以上、私の「買わなくてもよかったもの・買ってよかったもの」でした。あくまで私個人の見解ですし、学校によっても基準がさまざまだと思いますので、参考程度に読んでいただければ幸いです。
2018年03月22日「子どもが欲しいという確信のないまま、妊娠してもよいのだろうか」そんなことを思うこてつさんですが、それは戸惑いの表れなのかもしれません。不妊治療を2005~8年に受けた中村こてつさんの体験談。移植直前、このままでいい…流されるままに移植直前の生理が始まりました。いよいよ移植に向けて始動です。生理3日目から、卵胞ホルモン剤(プレマリン)を服用します。自然周期に合わせたホルモン補助の役割をするとのこと。なので、段々と量が増えてきます。初めの4日間は1錠、次の4日間は2錠、最終的には4錠となり、就寝前に服用します。プレマリンには血液を固まりやすくする作用もあるので、抗血小板剤として、小児用バファリンも同時に服用しました。そうして、受精卵が着床する子宮内膜の厚みを作っていきました。ふかふかの暖かなベッドに潜りこむ赤ちゃんの絵が思い浮かびます。受精卵の写真を目にして以来( 第25話参照 )、ずっと考えていました。本当に子どもが欲しいと思っていないまま、移植して妊娠してもよいものだろうか。それは子どもにも失礼だし、そんな気持ちのまま育児してもよいわけがない…と。探していました。自分が子どもが欲しいと思える何かを。投薬が始まって、気持ちに整理がつかないまま飲み始めている自分。このままだと流されるままに移植することになりそうで不安でした。が、しばらく悩むうちに、「これでいいのかも」と思うようになりました。自然に妊娠して出産する場合、「妊娠したから産む」というシンプルな流れが多いはず。自分が子どもを本当に望んでいるのか…深く検討して結論を出してから妊娠する人ってそうそういる?本当に子どもを望む気持ちがあって妊娠した人だけが、ちゃんとした子育てをする?自然にまかせて・なんとなく・思わぬ妊娠をした人たちは、しっかり子育てできてない?そんなことは、ない。私の場合、不妊治療中という環境におかれていて、周囲の意見といえば、子どもが欲しくて頑張っていらっしゃる方々の言葉を聞くほうが多い。だから「心から子どもを欲しいと思っていない」自分が浮いた存在に見えてしまっていたのかな…不妊全体でなく、女性全体の中に身を置いてみれば、悩むべきことではないのかもしれません。違うのは、けっこうな金額をかけて、高度生殖医療を受ける。という事実だけ。まぁ、その違いが大きいのですが…(笑)体外受精・顕微授精だからといって必ずしも妊娠できるわけではありません。移植後はもう神様の領域です。その神様に運命をお任せして、流されるままに現実を受け止めてみよう…それでもいいのかも…これでいいのかも…※私が長男を妊娠するために不妊治療をしていたのは、2005年11月~2008年10月のことです。また、この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2018年03月21日男4人、女1人。圧倒的に男児率の高い我が家。そんな我が家の紅一点長女は、男兄弟に挟まれながらも『男児』に感化されることなく『女子』を貫き通してきました。そんなある日。家族で公園に行った際滑り台で勢い余って尻もちをついてしまった長女。その時に出た言葉に母ちゃん絶句(笑)一応その場で『ケツじゃなくておしりだよ?』と言ったのですが…。最近ちょっぴり感化されつつある長女でした(笑)
2018年03月21日こんにちは。長男入学&次男の進級、そしてもうすぐ臨月と、なんだか3月もドタバタになりそうなtomekkoです。そんな中ゆっくり考えたいのに全然手がつけられていないこと、それが子どもたちの習い事について。未就学児から新1年生のお子さんに、習い事ってどんなことをさせていますか?■わが家の習い事事情わが家は必要に迫られて…という感じで、長男には習い事をいくつかさせています。ちょっと身体的に運動系の習得に課題があるため、全身運動と体力アップのためのスイミングと、楽しみながらも鉄棒や縄跳びを指導してもらえる体操教室を。そして、これから毎日机に向かう習慣づくりと、左利きの子への書き方指導に自信がなかったので、学研教室へも。でも、母としては時間とお金に余裕があったらやらせてみたいことはたくさんありますよね〜。例えば英語は小学校でも正式な科目になるので気になっています。英語教育は方針もレッスンの仕方も本当にいろいろあるので、どこが良いのか悩みどころです。それに指が柔らかい長男と音楽が大好きな次男には、ピアノはどうだろう!? とか。ボールが大好きな次男にはサッカーやラグビーのような球技を習わせてあげたい…感受性豊かな長男はお絵かき教室も…。…ハッ!!夢だけはどこまでも膨らんでしまいます。そんな時、ふと自分の幼少期を思い出しました。ワタシは小学校時代を通して、週5~6で習い事をしていました。周りも教育熱心な家庭が多く、ワタシは少ない方で、友人の中には1日2つ掛け持ちの日もあって7~8個くらいやっている子もいました。その頃はおませな女子たちですから、自分は下校後もどれだけ忙しいかが自慢話のようになっていましたが、大人になった今、親はどれだけ月謝を払うのが大変だっただろう…と気づくと同時にものすごく落ち込んだのが、あんなにいろいろやってたはずなのに……結局何一つ身についていない…!!!!強いて言えばお絵かきが…今になってなんとか役に立っていないこともない…かな…?(小声)なんというか…お父さんお母さんごめんなさい。■身につかなかった理由を自己分析してみた今思うと、本人が興味を持ったことはとりあえずやらせてみよう、という方針だったようでありがたいことこの上ないのですが、本人の資質や、先生の方針と合っているのかなどの検討が自分も両親も甘かったかもしれません。どの習い事も親のお友達に誘われた教室で、とか、親戚の知り合いに先生がいるから、といった理由で選んでいました。そのため先生と合わなくても辞めにくかったり他の教室を試しにくかったり…その結果、嫌々ながらだらだら続けてしまったのかな。この先その反省を活かすとしたら、習い事を始める前に情報はママ友などにもリサーチするにしても、自分の足でいろんな教室の体験に参加して、しがらみにとらわれずわが子のタイプに合ったところを見つけるべし! といったところでしょうか。ちなみに、自分から滅多に「あれが欲しい」「これがやりたい」と言わない長男が珍しく熱烈に「絶対やりたい!」と言い出し、春から始めることになった習い事、それは…なんと『茶道』ですってよ!保育園のカリキュラムの一環でやっている茶道を、卒園後も習いに行けると聞いた長男。帰ってきて早々「これからもやりたい! 絶対やりたい!!」とと主張してきてびっくりしました。よくよく聞いてみると、本人的には1. 甘い和菓子が食べられるから2. お抹茶の味が意外と嫌いじゃないからという微妙な理由。でも後日先生にお話を聞いてみると、長時間の正座も頑張って、お道具や所作のひとつひとつにも人一倍興味を持って先生に聞きに来る、と普段の生活では見えない長男の熱心さを教えていただいたので、やらせてみることにしました。どんなサポートが必要になるのか想像もつかず、母の方がついていけるのか心配ですが…将来長男のお点前を頂戴する日を夢見て、とりあえず見守っていきたいと思います。
2018年03月20日「子どもが自分に似て、算数が苦手になったらどうしよう」「わが子には、算数嫌いになってほしくない」子どもが成長するにつれて心に沸々と湧き上がる、文系ママたちの悩み、切なる願い…!「“文系脳”の親から生まれた子どもは、やっぱり“文系脳”になるの?」「憧れの“理系男子”や“リケジョ(理系女子)”に育てるのは絶望的?」「親が苦手でも、生活習慣で改善できるものなの?」そんな文系脳のパパママの疑問(もしくは叫び?)を、脳の成長・老化について研究している東京大学・薬学部教授の池谷裕二先生にうかがいました。ご自身もふたりの娘さんの子育て真っ最中の池谷裕二先生の視点・言葉には、子育てのヒントがたくさんあふれています。池谷裕二先生 プロフィール研究者、薬学博士。東京大学・薬学部教授。専門は神経科学および薬理学で、脳の成長や老化について研究している。『海馬』(新潮文庫)、『進化しすぎた脳』(講談社ブルーバックス)など著書多数。近著に『パパは脳研究者』(クレヨンハウス)がある。プライベートでは二児の父。■遺伝だけではない!? 算数が苦手な原因、実は…―― まず、単刀直入にお聞きします。親の「算数苦手」は子どもに遺伝するのでしょうか?池谷先生:たしかに遺伝子の影響はある程度あります。算数だけでなく、絶対音感や読み書き、第二言語の習得、スポーツなどにも遺伝子の影響があることがわかっています。でも、もっと大切なのが、「環境による影響」です。小学校低学年時の担任の先生が「算数苦手」だと、そのクラスの子どもたちは、その後も算数の成績が低迷するといったデータが実際にあります。先生の「算数って難しいよね」などの発言があったと推測されます。―― ええ!? 環境による影響も大きいのですね。遺伝と環境による影響、割合としてはそれぞれどれくらいでしょうか?池谷先生:半々くらいですね。8、9歳くらいまでは感受性が高いので、環境による影響に気をつけてください。特に女の子は「女の子って算数苦手だよね~」といった周囲の何気ない言葉から、「私は算数が苦手」という自己暗示をしてしまいがち。その後、算数が得意な先生にならってもなかなかリカバーできない傾向があります。■何気ない「ママが算数苦手だったから…」発言はNG!―― 親の接し方によっても影響があるということですね。算数が苦手なママはどうすればいいのでしょうか?池谷先生:親が「私は算数が苦手だから…」と思っても絶対に言わないことが大切。少なくとも、幼児や小学校低学年の子どもよりはできますよね。劣等感からはじめると何事もうまくいきません。ここは堂々としていましょう。―― 子どもが計算を間違えたりしたら、「ママが算数苦手だから、あなたもそうなのかもね」と言ってしまいそうです。池谷先生:それだけは絶対にやめましょう(笑)。ぐっとこらえてください。わざわざ幼児教室などに通うことはありませんが、もしママが算数苦手だとしたら、算数が得意な人と子どもが接する機会を持てるといいですね。たとえば、パパが算数得意なら、土日はパパと一緒に積み木や数あてっこ遊びをするとか。算数が苦手ではない児童館の先生やおじいちゃんなどと遊ぶのもいいと思います。 ■算数苦手ママでも今すぐできる「数のかぞえ方」―― なるほど。ママ自身にもできることは何かありますか?池谷先生:小さな子どもと一緒にものを数えるときに、「1個、2個、3個…」と単位をつけるのではなく、「1、2、3…」と数えてみてはどうでしょうか。算数は抽象的な思考を学ぶもの。だから、単位をつけずに「数の概念(ルール)」を教えたほうが、汎用性が高くなります。ものごとのルールをほかに当てはめてみたり応用させたりする「水平思考」が、算数では求められています。例えば、イチゴを1個と数えてしまった場合、「じゃあミカンは?」「1個!」と答えられますが、魚や動物を数えようとなった時に、そのまま1個とは数えないですよね。イチゴやミカンの「1個」と魚や動物の「1匹(頭)」は同じ「1」という概念であることを、まずは教えなくてはいけません。だから、単位をつけずに数えるんです。単位をつけて数えることや単位を覚えることは、大きくなってからでも十分間に合います。■国語も算数も肝心なのは「コミュニケーション力」―― 親としては算数と国語の両方が得意になってもらいたいですが、先生は可能だと思いますか?池谷先生:それはできると思います。学校の勉強における国語と算数とは意味合いが違うのですが、国語力と算数力はコミュニケーションにおいて大事ですよね。知能指数(IQ)テストを考案したフランスの理学者アルフレッド・ビネーは、知能を支える3大要素を「論理力(主に算数や物理で身につくもの)」「言語力(主に国語で身につくもの)」「熱意」としています。適切な時に適切な言葉で伝える、相手が何を言おうとしているのか察知するなどのコミュニケーションには、論理力や言語力、やる気(熱意)が欠かせないわけです。―― そうですね。肝心のコミュニケーション力を高めるにはどうすればいいのでしょうか?池谷先生:親子の会話が大切です。正直、子どもってちょっと面倒な時がありますよね(笑)。何度も同じものを「見て!」と話しかけてきたり。でもそういう時に、親がスマホの画面ばかり見ていて、子どもと会話しないのはいかがなものかと。夕飯の支度をして忙しいなら、「準備が終わったら見せてね」の一言だけでも違ってくるはずです。そうやって親子の会話を通じて、子どもは空気を読むなど言語力を身につけているんです。なるべく誠意や愛情を持って接することができるといいですね。
2018年03月19日これを書いている今、二太郎は11ヶ月。もうすぐ1歳です。超身勝手なのはわかっているのですが、二太郎が1歳になるのが寂しい!まだまだ赤ちゃんでいてくれていいのに!子育てって、この「大きくなってうれしい! でも寂しい…」と相反する気持ちが常に隣り合わせな気がします。そんな中、10~11ヶ月検診へ。イチコのときは月齢の近い子を見て「あの子はできてるのにイチコはまだ…」と、他の子と比べてできないことがあるとちょっと心配になっていた私。二太郎は「いずれ歩いちゃうんやからハイハイ長めでうれしい!」と、他の子と比べてできなくても「まだまだ赤ちゃんぽくてラッキー!」と思っている私。歩けるようになって、外で歩きたがったらいろいろとややこしいし…ちなみに赤ちゃん時期しか着られないつなぎを着せている人もごく少数で、もちろん私はつなぎを着せていました。(笑)ただ赤ちゃんでいてほしい! と思いつつ…そう、なんだかんだ、わが子は常に「今のあなたが1番かわいくて1番好き!」なんでしょうね。1日くらい赤ちゃんに戻して愛でたいわ…と思ったりもしますが、じゃあそこから育て直しとなると、それはイヤ!だって今のイチコが大好きやから!過去を思い出しつつも、今のわが子を全力でかわいがろうと思います! 親バカばんざい!
2018年03月19日長く寒い冬から、ようやく春の兆しが見え始めてくると桜の花が恋しくなりますよね。慣れない雪国生活も2年目に突入のきたあかりさん、ムスメさんが教えてくれる「キレイ」に感激もひとしお。ムスメとはる雪国に引っ越してきて2回目の冬が終わろうとしています。今年も、雪がたくさん降りました。たっっっっくさん降りました。どれくらいたくさんかというと、・除雪された雪が天然のガードレールになる・ブランコの下半分が埋まってミニブランコになる・小学生くらいのサイズのつららができるくらいです。引っ越してきて最初の年はその迫力に気圧されていましたが、2回目になると目が慣れるだけでなく「転ばなくなる」という変化が起きました。グングン地元のお年寄りに追い越されていた去年とはうって変わって、気が付けば追い越す側に!赤ちゃんを抱っこしてのフラフラツルツル歩行が一番の冬ストレスだったので、防寒さえしっかりすれば雪がドシドシ降っても楽しめるということが分かり…(除雪のおかげですが)冬の間全く引きこもることなく、出れる限り外へ出てムスメと遊び倒しました。そんな冬もそろそろ終わりかなぁと思い始めていた2月末ごろのこと。いつもより暖かい、よく晴れた朝でした。いつもの散歩コースに、ほんの10メートルくらいの小さな並木道があります。冬の間は丸裸の見るからに寒々しい並木道です。が、街路樹の枝先に溜まった溶けかけの雪は小さな雪ぶくれみたいなものになり、それが無数に枝先につくと、丸裸の木は花がついたようになり、それが風で一斉にひらひらと舞い落ちてくると…まっしろな桜吹雪のできあがり!実際雪なので「桜吹雪」というよりは「吹雪桜」に近いかもしれませんが…本当の桜より一足先に、すぐそこまで来ている春を見せてくれたのでした。
2018年03月18日和式トイレが小学校に上がってもまだつかえない、というぐっちぃ家のこまめちゃん。ずっと嫌がっていた練習も、とあるきっかけで、一人でできるように! そのきっかけとは? 和式トイレでの失敗のトラウマが前回のトイレ事件からもちょいちょい和式トイレをしなきゃいけないことはあったのですが、下の服を全部脱げばできるようになり、そのときは私が服を持って戸口に立つということでなんとか回避しました。やっぱり最初に服におしっこひっかけちゃったことが気になって、なかなか先には進めない模様。わたしもあんまり言いすぎても良くないなぁと思ってしばらく様子をみることにしました。先日「ちゃかぽこ絵日記」のけだまちゃん一家と映画を観ることになりまして、映画の前にみんなでトイレにいったのです。たまたまお友達のぷーちんが和式トイレに当たっちゃって、一瞬戸惑っていたので「洋式と変わろうか?」と聞いたところ「和式なんてかんた~ん」って言いながら入っていったんです。あんだけ、のまめや私が「和式簡単だよ」って言ってもきいてくれなかったんですけど、たぶんこのお友達の一言が引き金になったと思うんです。お友達の「かんた~ん」という言葉を聞いたこまめ、その翌日のことです。 急に自分から言い出したんです。私ものまめもびっくり!喜んだのまめがここぞとばかりにやる気を見せましてね(笑)リビングでティッシュボックスを和式便器に見立ててリアルにやり方を教えてくれました(笑)!おしっこをする際服はどうするのか、どうやったらおしっこがかからないのかという点をとくに念入りに教えていました。今まで自分に「できない」と思い込ませていたため一歩踏み出すことができなかったこまめ。それがお友達の「かんたんかんたん」という言葉で踏み出すことができました。良かったきっかけを考えると、◆家族じゃなくてお友達が言ったということ◆「かんたんだからやってみようよ」と促すんじゃなくて実際自分が(のまめが)お手本を見せるという(フリですが)ことだったのかな?最初のトイレトレも「やりなさい」じゃなくて親が「トイレは楽しいものだ」って見せたりしながら進めますもんね。根本的にはあれと同じなのかな?しかし大人が和式の仕方を見せて教えるのは正直恥ずかしい…(笑)のまめがいてくれて良かったです。保育園時代から気にかけていた和式トイレ、なんとか克服できてよかったです。(克服できたとたん、春休み入っちゃったから若干心配ではありますが)いやほんと、どこで「きっかけ」が現れるかわからないものですね。
2018年03月17日「長女っぽい」とか「末っ子っぽい」など、他人を見ていてなんとなく感じたり、逆に、他人から自分自身のことを指摘されたことがある、なんて方はとても多いのではないでしょうか?また、わが子を見ていて、「長女が真面目すぎて心配」「末っ子がいつまでも甘えん坊で困る」「一人っ子のせいかマイペースすぎる」など、子どもの性格に、きょうだいの有無や生まれた順番が関係しているのでは? などと感じたことあるお母さんもいるのではないでしょうか?「生まれ順」は性格に影響する共通パターンがある――そんなところに目をつけて研究をしたのが、作家・心理カウンセラーの五百田達成さんです。五百田達成(いおた・たつなり)さん作家・カウンセラー。東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て独立。サラリーマンとしての実体験と豊富なカウンセリング実績を生かした、人づきあいやコミュニケーションに関する実践的アドバイスが好評を得ている。執筆や講演の主なテーマは「コミュニケーション心理」「社会変化と男女関係」「SNSと人づきあい」「ことばと伝え方」。テレビや雑誌などメディア出演多数。主な著書に、35万部を超えるベストセラー「察しない男 説明しない女」シリーズ(ディスカヴァー)、13万部突破の「特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ」(新潮文庫)などがある。米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。著書: 『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち 「きょうだい型」性格分析&コミュニケーション』 (五百田達成・著/ディスカヴァー・トゥエンティワン ¥1,404 税込)HP: 五百田達成オフィシャルサイト まずは、五百田さんが編み出した独自メソッド、生まれ順からわかる「きょうだい型」について解説しましょう。■親ときょうだいとの関係性で決まる「子どもの性格」五百田さんは、老若男女あらゆる人たちにインタビュー。その結果、性格は親ときょうだいとの関係性で決まる、との結論にいたったと言います。「子どもにとって、生まれてから独り立ちするまでの長い期間、密度の濃い関わり方をする家族は小さな社会のようなものです。『三つ子の魂、百まで』ということわざがあるように、幼い頃の環境やふるまい方は、大人になってからの性格に大きな影響を及ぼします」(五百田さん)そこで、五百田さんは独自のメソッドを導き、すべての人を次の4つの「きょうだい型」に分類しました。・「長子」:きょうだいの一番上・「末子」:きょうだいの一番下・「中間子」:3人以上のきょうだいの「長子」と「末子」以外・「一人っ子」:きょうだいがいない「この『きょうだい型』とは、性別を問わず、あくまで『生まれ順』による分析のことです。例えば、『長女だけど末っ子』という人は『末子』になり、『長女だけど上にも下にもきょうだいがいる』という人は『中間子』となります」(五百田さん)■生まれた時、すべての人は「一人っ子」か「末子」「まず、『きょうだい型』のことを理解してもらうために、下記の図を見てください。見ての通り、すべての人は必ず『一人っ子』か『末っ子』として生まれます。例えば、ある家庭で最初の子どもが生まれた場合、その時点では下にきょうだいができるとはわからないので、その子は暫定で『一人っ子』になり、その後、下にきょうだいが生まれた場合は『長子』になります。一方、すでに上の子がいる家庭で子どもが生まれた場合は、暫定で『末子』となり、その後、下にきょうだいが生まれた場合は『中間子』となるわけです。つまり、『長子』と『一人っ子』は途中まで同じグループで、『中間子』と『末子』は途中まで同じグループ、ということになり、ベースとなる性格は似たものとなります。こうして生まれた時の状況によって形作られる性格を『メイン性格』、そして、下にきょうだいができるかどうかで決まる性格を『サブ性格』と呼びます」(五百田さん) ■親の期待が大きい「長子」「一人っ子」、注目度が低い「中間子」「末子」「次は、それぞれの具体的な性格を知るために、下の図を見てください。生まれた時点で一人である『長子』『一人っ子』には、親からの期待や注目が大きく降り注ぎます。なので、このグループは、おおむね真面目な生き方をせざるを得ません。一方、『中間子』『末子』は親からの注目度が低く、さらに上にはきょうだいがいる環境に生まれます。なので、このグループは空気を読んだり周囲との調和を重んじる性格に育ちます。こうして『生まれ順』と『親からの影響』という2つの要素がかけ合わさって、4つの『きょうだい型』の性格が決定するのです」(五百田さん)これを踏まえて、五百田さんは、それぞれの「きょうだい型」の性格を、下記のように分析しました。・「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」と、下のきょうだいの面倒を任せられることによって、責任感を身につける“きまじめな王様”「長子」。・生まれたときから兄姉という前例を見ながら、要領よく甘え上手に育つ “したたかなアイドル”「末っ子」。・上と下に挟まれ、自分のアイデンティティを模索し続ける “永遠の思春期”「中間子」。・親の愛を一身に受け、ひたすら天真爛漫に成長する “マイペースな天才肌”「一人っ子」。■「きょうだい型」にプラスα! 性格を形成する「4つの外部要因」もちろん、この要素だけで性格が決定するわけではありません。ほかにも、性格を微修正する外部要因があるといいます。「外部要因は、以下の4つ。・年齢差・性別・家庭環境や親の教育方針・家庭以外のコミュニティきょうだい間の影響は、3~5歳差がもっとも強く表れます。逆に、歳が離れすぎている場合は、それぞれが「一人っ子」のような状態になります。ちなみに、双子の場合はきょうだいの上下関係は希薄で、「2人で1人」のような特殊な関係を築くようです。 年子の場合も、年齢差が小さいため上下関係が薄く、双子に似た形態になります。年が近いため、何かと比べられがちな両者ですが、双子のほうがよりお互いを意識し特別な存在だと感じがちです。家庭環境や親の教育方針という点では、例えば、祖父母などと同居している場合や、親が子どもに対して独自の教育を行っていたり、男尊女卑(その逆も同様)などの特殊な価値観がある場合は状況が変わってくるでしょう。また、子どもは家庭だけで育つわけではありません。外部に濃いコミュニティを持つことで当然状況は変わってきます」(五百田さん)■夫や子どもへの理解が深まる「コミュニケーション・ガイドツール」「こうした『きょうだい型』を提案していると、時々、読者の方から『ステレオタイプ化するのは良くない』と言ったご指摘をいただくこともあります。ですが、私が『きょうだい型』の話で伝えたいのは、他人の性格を決めつけたり、ステレオタイプ化することではなく、自分自身や周囲の人へ理解を深めるためのガイドツールとして役立ててほしい、という思いです。例えば、なぜかうまくいかない夫とのコミュニケーションや、わが子の子育てにおいて、『ウチの夫、なんでこんなに気が回らないのかわからなかったけど、こういう環境で育ってきたからなんだ』とか『この子はこういう個性なんだ』などというふうに理解につながりますよね。『きょうだい型』を手がかりに、家庭での相手の立場や育ち方を想像することができ、相手の行動原理がわかります。それにより、コミュニケーションがより円滑になるのではないでしょうか?」(五百田さん)五百田さんが提唱する「きょうだい型」の原理がわかったところで、次回からは、「長子」「中間子」「末子」「一人っ子」に分けた4つの「きょうだい型」について、それぞれの特徴や上手な育て方、さらにはお母さんと子どもの相性などについてご紹介していきましょう。取材・文/まちとこ出版社N
2018年03月17日小学生も低学年くらいの年齢だと、大人から見て突拍子もないような夢を言い出す子がいますよね。本当に可愛らしくて、微笑ましいと思うのよ。でもいまの子は、夢そのものを持たない子も多いし、将来の夢を「公務員」なんて答える子も…。もちろん、公務員が悪いわけじゃないけど、「安定しているから」という理由で選んでいるところがビックリしちゃう…。時代が違うのね。ただ、「歌手」「マンガ家」「サッカー選手」などの大きな夢を語ってくれる子も、まだまだ多いわよね。中には「宇宙飛行士」や「科学者」なんていう、子どもらしい夢を持つ子もいます。そんなとき、つい親御さんがやってしまうのが「夢の批評」。例えば、医者になりたいと言う子どもに「じゃあ、たくさん勉強しなくちゃ。勉強ができないとお医者さんになれないよ」とか、「お医者さんは、たくさん稼げるから頑張って勉強しなさい」など、お説教混じりに現実的な助言をしてしまう人も多いんじゃないかしら?もちろん、親としては話の流れでアドバイスをしただけで、悪気はありませんよね。でも、せっかくの夢に水を差すのは、もったいないと思うのよ。だって、現実をまったく考えないで夢を見ていられる時期って限られているでしょ? わざわざ夢を壊すようなことをしなくても、いいんじゃないかしら。自分が子どもだった頃のことを思い出してみてほしいの。夢を批評するお母さんと肯定してくれるお母さん、どちらと話したいですか? もちろん、後者のほうよね。無条件で夢を応援してあげることは、子どもにとって嬉しいことだし、エネルギーの源になります。ただし、応援のしかたを間違えてはダメ。親のほうが子どもの夢に依存しているケースもありますからね。野球を例にとりましょうか。親がキャッチボールやランニングにつき合ったり、栄養バランスを考えた食事やお弁当をこしらえる、なんていうのはいいと思うの。ただ、最近は「わが子さえよければ、それでいい」という風潮が強くて、自分の子どもを試合に出させろとか、あの監督の采配じゃダメだ、なんて文句を言ってくる親御さんもいるんですね。主役は子どもなんだから、親が出てきてはいけません。これでは、応援どころか子どもの邪魔をしているようなものよ。長い人生から見れば、ほんの一瞬の夢かもしれないけど、親が温かく見守ってくれた記憶は、ずっと消えません。それが後々、子どもの人生に宝物として残っていくはずですからね。 まだまだやり直せます! 恋も仕事も【後悔不要】◆しあわせ開運占い
2018年03月16日前回と今回で、入園準備について書かせていただいていますが、今回は後編、しつけ編です。これまでの3歳の息子は、公園や遊び場に行くとこっちを振り返りもせずに走って行ってしまうような子でした。そのため、いつもそういう場では息子を追いかけてばかりでした。知らない場所でも知らないお友達とすぐに遊び始めるし、2学年上の娘と一緒に幼稚園に行くことを心待ちにしていた息子だったので、きっと幼稚園にもすぐ馴染むだろうと。心配なんかないんだ、と楽観視していたのですが…この日ずっと泣いていたという息子にびっくりしました。でも、考えてみればこれが初めての母子分離でした。これまでは、1人で走って行ってしまっても、後ろから必ず母が追いかけてきてくれるという安心感があったのかもしれません。だって、生まれてから今まで3年以上も、何をするにもずっと一緒だったんですから。それが、いつものように呼べば来てくれる母が、今日はいない。泣いたら「大丈夫?」と駆け寄ってくる母がいない。そんなに簡単に離れられるなんてできませんよね。簡単に考えていた自分に反省しました。入園してからも毎日泣いてばかりいるんじゃないかと不安になることもありますが、幼稚園自体はとても楽しみにしているので、きっと母と離れるのが淋しいんだと思います。このまま離ればなれになってしまうのかもという不安があるのかもしれません。「幼稚園が終わったら毎日絶対にお迎えにいくからね。ずっと離れるわけじゃないよ。大丈夫」というと、服をぎゅっと掴みながら、胸に顔をうずめて小さく「うん」と言っていました。次は、幼稚園が始まるまでに(もうあまり時間はないですが…)しつけていきたいことについてです。1. トイレトレーニング 2. ごはんを自分で食べられるようにする3. 人の話をじっと座って聞けるようにする4. 服の着脱をできるようにするこれら4つを中心に、準備していきたいと思います!春から幼稚園という小さな社会に出るものの、まだまだ生まれて数年の小さな子ども。急に生活が変わるので戸惑うことも多いと思いますが、親子ともに焦らずにゆっくり慣れていけたらいいなぁと思っています。入園まで、残りあとわずか。子どもと1日べったりな時間を、大切に過ごしていきたいです。
2018年03月16日子どもの入園・入学を控えたママたちを悩ませるのが、大量の名前つけ。園や学校の持ち物は、すべてに名前を記入しなければいけません。数が多いうえに小さいものもあり、忙しいママにとってはとても大変。できるだけ手間をはぶいて、賢く乗り切りましょう。■名前つけ裏技その1:手書きもシールも「自分だけのマーク入り」を保育園や幼稚園に入園する際の、大量の名前つけ。「いちいち手書きするのは大変だから」「キレイに仕上げたいから」と、名前シールを活用するママも多いのではないでしょうか。新入園生の場合、名前シールをオーダーするなら、マーク入りのものを選ぶのがおすすめです。年少さんくらいの年齢までは、まだ平仮名が読めない子も多いもの。でも、“自分だけのマーク”を決めておけば、名前が読めなくても「これが自分のもの」としっかり分かります。手書きで名前つけをする場合も、アップリケやシールなどを使って目印になるマークをつけておくと分かりやすいですよ。■名前つけ裏技その2:黒や紺の靴下…色の濃いものに名前を書くには!?名前つけの方法に悩むのが、黒や紺の靴下など色の濃い布地のアイテム。名前ペンや名前スタンプのインクは大抵黒色のため、色の濃いアイテムの上に書いても何も見えません。靴下や服への名前つけに人気なのが、アイロンで簡単につけられるフロッキーネームです。でも実は「洗濯を繰り返すうちに1文字だけ取れてしまった」という声が意外と多いよう。かといって、靴下や服には名前シールを貼ることもできませんよね。一番手軽なのは、布用の白色インクのペンで手書きすること。ただしこの方法も、何度か洗濯すると名前が薄くなってしまうことがあるようです。「名前を書き直すのは面倒」というママは、漂白剤を使った裏ワザを試してみては? 塩素系の漂白剤を爪ようじの先につけて名前を書くと、その部分だけ色が抜けて、文字がしっかりと浮かび上がります。「字のキレイさに自信がない」という人は、目立たない場所に名前が書けるくらいのスペースだけ漂白剤を塗り、色を抜いてから通常の黒インクの名前スタンプをポン。漂白剤を使ったあとは数時間置いて、水洗いをしてから洗濯をしてくださいね。ただし、この方法の場合、色が抜けた部分がキレイに白くならず、変色する可能性も。普段使いの靴下などにとどめておいたほうがいいかもしれません。 ■名前つけ裏技その3:「お下がり」品の名前をつけかえるコツお兄ちゃん、お姉ちゃんや年上のお友だちなどからのお下がり。園や学校で使う場合は、名前もつけかえなければいけません。元の名前をマジックで塗りつぶすだけでもいいのですが、それでは何だか見た目が良くありませんよね。そんな時は、布ものならアイロンシール、教材などなら紙のシールに名前を書いて、元の名前の上から貼ってしまいましょう。もちろん手書きでもOKですが、シールに名前スタンプを押せば、お下がりだと分からないくらいにキレイに仕上がります。入園や入学のタイミングは、一度にたくさんのアイテムに名前つけが必要なので、ママも大変。でも、自分の名前が書かれたものは、子どももきっと愛着を持って使ってくれるはずです。春からの子どもの新生活に思いをはせつつ、楽しみながら乗り切れるとよいですね。
2018年03月15日入園入学の準備、新生活のスタート……。懸命に記憶をたどるのですが、なんか頭の中から飛んでいるというか。保育園の入園ならまだしも、娘の小学校入学はたかだか3年ぐらい前。しかし、僕はその入学直前のことをほとんど覚えていない……。それはなぜって? そう、子どもを持つ親にとって、3月は記憶がなくなるくらい忙しいのです…。そもそも、3月って2月の日数が短い分、突然やってくる感じがありませんか? その突然からはじまって、会社員の人たちは期末の忙しさも大詰め、私のような個人のフリーランスの人間にとっては、その年の最大の事務作業といっていい確定申告が待ち構えている。そこにほとんど未知の作業で、馴れない初めてのわが子の入学準備が加わると、もうそれだけで慌ただしいし忙しいし、いっぱいいっぱい。なんか一気にダダダッと新入学まで日々が過ぎていった感覚があるんです。忙しかった記憶は確かにありますが、具体的になにが忙しかったのか、何だか忘れてしまうほどなのです…。そんな記憶をたどっていくと、まず思い出すのが、名前入れ。教科書から文房具まで、何から何まで名前を書かないといけない。これが単純作業ながら、なかなか大変だったなと。「たかが名前入れでしょ?」と昭和に小学生時代を過ごした人は思うかもしれません。でも、平成をなめちゃいけない。まあ、われわれの時代は教材って教科書とドリルぐらいだったと思うんですけど、今の教材ってけっこう多いんですよ。特に小学校低学年は……。あなどるなかれ、おはじきに全部に名前入れ…!算数の数を覚えるボードの教材があったんですが、マグネットのおはじきみたいなものが何十個とあって、それにもひとつひとつ名前を書かないといけない。ジャポニカ学習帳のようなノートなら本人に名前を書かせるところなんですが、鉛筆とか小さいものへのネームタグとなると、そんな小さな文字、入学前の子どもじゃ書けませんから、親が全部書き入れることになる。お名前スタンプでも用意しとけばよかったのかもしれないけど、大きさがまちまちでそうもいかない…。この不甲斐ない作業は今でも覚えています。ちなみに余談ですが、これも驚きました。教材を入れた際のランドセルの重さ。今のランドセルってたぶん昭和に比べたらかなり軽量化されているはず。それなのに、大人がもってもずっしりくるほど、体に食い込んでくるんですよ。それもそのはず、昭和に比べて、現代の小学生は、確実に教材が増えている気がします。今でもわが子がランドセルをしょって前かがみになって、一生懸命歩いていく姿が思い出されます。小学生ともなると、もう親としては手もかせないので“頑張れ”と心の中でつぶやくしかありませんでした。給食費の引き落としは子ども名義の口座が必用だった…!そして、次にやってくるのは、給食費やPTA会費など銀行から引き落としなので、この手の事務手続き。しかも、物によっては親の名前の口座ではダメで、子どもの名義の指定の口座が必用って言われたりして、なんか郵便局や銀行に何度もいった記憶があります…。この手のことは、事前に情報入手して処理しておくと少し入学準備も楽になるかもしれません。緊急連絡先に学童保育…登録の嵐! ランドセルの中はしばらくチェック。これだけじゃありません…。学校からの緊急連絡メールを受け取るサービスへの登録に、学校や学童保育、わが家の場合、民間の学童保育にも入ったので、なんかそれらがごったになり、「あれ、これって登録したっけ?」と「こっちはしてなかったっけ?」と混乱していった記憶があります。また、この時期、入学前から入学後にかけて異常に保護者に向けたプリントがあって、とにかくプリントにひたすら目を通していた気が……。それでもって、親がうっかりして、なんなら子どももぼんやりしていると(笑)、知らないうちに誰の眼にも触れないままランドセルの中で、大量のプリントが眠っていたりする。その中に重要なプリントがあって、「期限が過ぎてる…やってしまった!!」ということになりがちなので、ランドセルの中はしばらくの間、常にチェックする心構えを… !前日、きちんと翌日の準備をするしっかりしたお子さんならば大丈夫でしょうが、何を隠そう、わたくしもそうですがわが子も自身もうっかりタイプの人は忘れべからず。提出物はアナログが当たり前それから基本的に、学校の提出物はアナログで手書きが求められる。もはやメール馴れした私は、メールなら即レスするのだけれど、手書きだと後回しにしがち。もちろん、考えてから答える、時間がかかるものもある。でも、即断できることは、その場で書いてしまうのがベター。たいてい後回しにしたこと、仕事でないとかなりの確率で忘れます(笑)。わたくしが忘れっぽいだけかもしれないのですが……。3ヶ月を乗り切ればなんとかなる…!入学準備に関するアドバイス…? いや、ちょっと愚痴っぽい話になってしまった感じもありますが…、ただ、こうしたあわただしさも3ヶ月もすれば解消されるはずです。何より、不慣れな新生活が始まり、大変なのは決して親だけではありません。子どもたちも新生活が始まってドキドキしているはず。親子でこの忙しさをどうにか乗り切りましょうね…!!
2018年03月15日以前はそんなことなかったんですが、次男が1歳1ヶ月から絵本を投げて渡すようになりました。投げ始め当初は、まあそんなこともあるわな、と気にしてなかったんですが、常に投げるようになったので、これはいかん…と思い注意する方向に。でも注意を始めてすぐは、なぜママは嫌そうな顔しているのか!?読んでくれないのか!?というショックからかヒーンと倒れて泣き伏してました…。数日経ってようやく理解したのか投げなくなりました。良かった。でも一方でおもちゃは投げたりガンガンするので(汗)、こちらは投げていいのとそうでないものがあるので、気長に教えていくしかないかな~。
2018年03月15日わが家の次男が4月から1年生になります。きっと新1年生をお持ちのママ達も、私と同じように期待半分不安半分といったところではないでしょうか。3年前には長男が1年生になりましたが、最初の不安はやはり1人での登下校でした。送り迎え必須の幼稚園時代は終わり、これからは1人での登下校が始まります。最近は地域・学校が連携して子どもたちのサポートをしてくれていて、横断歩道や通行量の多い箇所などはシニア世代のボランティアスタッフさんや保護者が当番制で交通指導に立っているところも多いので、最初っから最後まで1人というわけでは決してありません。しかし、初日から1人で行かせるとなるとやっぱり心配。最初の何日かは一緒に付き添って登校をされる方が多いのではないでしょうか。かくいう私は初日から付き添いをせずに1人で放り出しました。当時は良かれと思ってやったことでも、今から考えたらもっと他にやり方があったかなぁ…と後悔しているところがあります。私の失敗が活かされればと思い、この記事を書くことにします。■3兄弟ワンオペ育児真っ最中! 学校まで送ってあげられない私のところでは、集団登校がありません。また始業時間が早いので歩くスピードを考えると7時15分には出なければいけません。上にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいれば一緒に連れていってもらえるのですが、わが家は第1子。あいにく近所に上級生がいません。ん~~…困りました。この時わが家の状況としますと、私自身も下の2人の子どもを抱えててんてこまいで。新入園の次男とまだ歩けない1歳の3男。全くアテにならない夫。長男を学校まで送ってあげたいですけど、この気むずかしい次男と、泣き虫の3男を連れて学校まで往復1時間を歩いて帰って、そこから幼稚園に連れていく余裕が私にはありませんでした。そこで、近所の幼稚園のお友だちと2人で通わせることに。近くの公園で7時15分に待ち合わせをして、そこから大通りに出るまではお友だちのママが送ってくれることになりました。私は玄関で長男を送り出すだけになったのですが、新学期早々試練が訪れます。■新1年生を襲う「悪天候」連続で春の嵐。お天気に恵まれない日が続いたのです。ランドセルを背負ってカッパを着て、傘をさして、雨ザァーザァー・風ゴォーゴォーのなか登校する新1年生。お天気ばかりはどうしようもないとはいえ、かわいそうでしたねぇ…。見送る背中に思わず涙が出そうになりました。それでも「1番最初にこれを経験しておいたら、もう怖いものはない!」「雨でも風でも頑張って行ってこい!」と家の玄関で送り出すことにしました。最初はお友だちと一緒に待ち合わせて行っていた長男ですが、2週間も経たないうちに「1人でいきたい」と言い出すようになりまして、思っていたよりも早く自分たちでの登校に慣れたように見えました。「よかった」と私もホッと胸をなでおろしていたのですが…。入学から1ヶ月ほど経った頃でしょうか。何の話題だったか忘れてしまいましたが、ある日長男と私が言い合いになってた時に、ふと、長男の口から出てきたのです。■本音をぶつけてきた長男「ママも学校まで送ってよ! 1回も送ってくれたことない。みんな送ってくれてるのに~~!」と。全然別の話をしていたのに、最終的に長男が泣きながら訴えてきたのはこれでした。これが本音だったんでしょうね。一見すんなり慣れたように見えた長男でしたが、実は心の中ではうらやましかったのだと思います。お母さんやおばあちゃんと一緒に登校している子を横目で見ながら、てくてく歩いて学校に向かっていたのだと思います。なかには朝も一緒に行って、帰りも途中でお母さんが待っていてくれる子もいるのに、「僕のところは朝も帰りもいないじゃないか!!」といったところでしょうか。長男なりに、私の状況も理解して我慢してくれていたと思います。私はその長男の本当の気持ちに気づいてるような気づいていないような、見て見ないフリをしているようなところがありました。既に新しい世界に馴染んだように見えた長男でしたが、時間差で本音を抑えきれず私にぶつけてきたのでした。そこで当時の私はどうしたかというと…■それでも私が突き放した理由一緒に登校してあげる。ではなく、「1人で頑張って通いなさい」とやはり突き放しました。せっかく軌道に乗ってきたところをまた逆戻りしそうな気がして、このまま貫き通したのでした。みんながみんなお母さんと登校しているわけではないからです。私のように下の子がいるお母さんや、お仕事をしているお母さん、家庭によってさまざまな事情があります。私自身、あの状況で送り迎えをするというのは厳しかったです。これについてはさまざまな意見があるかと思いますが、やはりこれは経験してみなければわかりません。子どもには申し訳ないけれど、それぞれの事情の中で我慢してもらうところは我慢してもらうしかない、と心を鬼にして結局そのまま長男1人で登校させることにしました。それ以降長男が同じことを言うことは何度かありましたが、その度に「ママは一緒には行けない」と言いその理由を伝えました。結局長男はその後諦めて1人で通うようになり、今ではもうすっかり慣れています。3年間ず~~っと超早朝登校男子(現在クラスで2番目に早いそうです。まだ上がいるのか!)です。がしかし、ここで思わぬ落とし穴が。■次男の入学でまさかの事態…母の反省来月から次男が入学するので、一緒に登校してほしいとお願いしたのです。そしたら、こんな答えが。がーーーーん!!「僕だって初日から1人で学校に行ったんだから、弟だって同じように1人で学校に行ったらいいじゃん」そ…そんなぁぁ~~~!あなたお兄ちゃんでしょ!と言いたくなるところですが…。「自分は1人で頑張ったのになんで弟はいいんだ」って思う気持ち、長女である私もよーーーくわかります。「お兄ちゃんだからきっと連れていってくれるだろう」と思っていた私ですが、どうやら彼には「兄」としての自覚よりも「平等」を重んじる気持ちのほうが大きいようです。その根底にはやっぱりあのときの満たされなかった気持ちが残ってると思うんですよね。あのとき、せめて、一緒に来てほしいって言った時ぐらいは一緒に行ってあげればよかったなと、3年後の今後悔するようになりました。一緒についてきてほしい! と泣く長男に、かわいい子には旅をさせよと突き放しましたが、寄り添える時には寄り添ってあげればよかったです。もう少しあのときできることがあったはず。当時の私は夫をそもそもアテにできない、しちゃいけないと思い込んでいましたが、私1人でなにもかも抱えようとせずに、もっと夫に助けを求めて協力をしてもらえばよかったと思います。ずっと続くわけじゃないんだし、最初に1、2週間ぐらい夫婦そろって協力体制をとればよかったなと今になって後悔しています。【お知らせ】前回の 「夫の本音は妻の予想とは真逆だった…! 夫をハンドリングする極意」 の記事下アンケート「Q. 夫婦間でズレを感じたことはありますか?」のアンケート結果はこちら↓
2018年03月15日保育園や幼稚園での集団生活が始まる前は、子どもと同じくらいママも緊張するものです。「ほかの子をぶったり蹴ったりしないかな」「何かあったらどうすればいいんだろう」と不安がつきないワイルド系男子母へ、集団生活でのわが子の見守り方をご紹介します。コツは、落ち着いて見守ることですよ。■先回り・手出しは禁止! まずは「見守り隊」に徹しよう小さな子が初めてママやパパから離れて集団生活を始めるのは、保育園や幼稚園が多いですよね。その場には、保育や幼児教育のプロである先生がいます。まずは手を出さずに見守るようにしましょう。園の送迎や園庭で遊ぶ時、保育参観など、子どもの様子を見る機会はたくさんあります。元気なワイルド系男子の場合、見守る側はハラハラしますよね。でも、そこはグッと我慢して、どんな風に子どもが過ごすのかを観察しましょう。子どもはいつの間にか、いろいろなことができるようになっていきます。お母さんが先回りしたり手を出したりせず、まずは子どもがやりたいようにやらせてみてください。■目を離さないことが基本、でも見ていないことにするのも大切集団生活に入ると、家の中だけで過ごしていた時とは違い、たくさんの刺激を受けます。でも刺激には、ママが「いいな」と思うものもあれば「ちょっとやめてほしいな」ということも含まれます。特に男子は大人からすると「アホだなぁ…」と思うようなことが大好きです。「そんなくだらないことで」というようなことも、いつまでもゲラゲラと笑いながらやり続ける場面にもしょっちゅう遭遇します。ママとしては「やめなさい!」と思わず怒ってしまいそうですが、それは男子の思うツボ。面白がって何度も何度も繰り返すようになるので、怒る→さらに男子はふざけてやる→さらに怒る…の悪循環に陥ってしまいます。ケガの危険や人の迷惑になるようなことをしないよう、子どもから目を離さないのが大前提ですが、時々は、「おふざけ男子」の行動に目をつむって、見ていないことにするスルー力が求められることも。怒り続けないようにするためには、ある程度のスルー力が必要です。 ■子どもの「何もしていない」「誰とも遊んでない」は本気にしない集団生活が始まると、「今日は何をした」「誰が何をした」と子どもは報告をしてくれると思いますよね。ところが、男子は報告してくれる情報量自体が極端に少ないことも多いんです。わが家でも次男はよく話してくれるタイプですが、長男は何も話してくれませんでした。「今日は何した?」「誰と遊んだ?」と聞くと、返ってくる返事は「何もしてない」「誰とも遊んでない」。でも、実はたくさん遊んでいるし、お友だちとも仲良くしているケースがほとんどです。子どもの何気ない一言に一喜一憂したり、本気で心配したりは無用です。どうしても気になった時には、子どもではなく先生に様子を聞いてみましょう。■ぶったり蹴ったり…万が一、トラブルになってしまった時は?ワイルド系男子母にとって一番怖いのが、お友だちをぶったり蹴ったりしてしまった時ですよね。その対処法は、保育園や幼稚園の指導方針によって、お母さんができることは変わってきます。<子ども同士のトラブルが起こった時 先生の動き5つのパターン>1.やられた子、やってしまった子、双方の保護者に何があったかと子どもの名前も伝える。2.やってしまった子の保護者にだけ、相手の子の名前とやってしまったことを伝える。3.やられた子の保護者には、やってしまった子の名前は言わずに起こったこと「ぶたれて傷ができた」などだけ伝える。4.やってしまった子の保護者にも、やられた子の名前は言わずにやったことだけ伝える。5.どちらにも何も言わない(保育園や幼稚園で起こったことは、保育園や幼稚園の中で解決する)。先生の対応は、上の5つに分けられます。やってしまった行動だけを園から伝えられた時には、子ども自身には追求せず、先生にその時の子どもの様子を聞きましょう。きちんと謝ったのか、解決したのかを確認します。解決していれば蒸し返す必要はありません。もし、相手の名前がわかっていれば、その子のママやパパに一言「すみませんでした」と声をかけておきたいと思うのが親心…。そんな日のために、日頃から送迎で会うママたちには笑顔で挨拶しておくのも大切です。顔見知りになっていれば、いざというときに声をかけやすいですね。何か起こってもまずは落ち着いて対応しましょう。基本的にはお互いさまなことではありますが、一声かけるだけで自分の気持ちもラクになります。「集団生活の中ではそんなこともある」と前もって覚悟しておくのもおすすめです。集団生活に入るわが子への不安はつきませんが、目は離さないようにしつつ、時々は目をつむって、落ち着いて見守りながら、気持ちよく過ごしていきましょう!
2018年03月15日長男が幼稚園に入園した当初から、年中に進級したら何か習い事をさせたいなぁと考えていました。夫が趣味でサッカーをしているし、友だちからユニフォームのお下がりを貰っていたので私はサッカーを勧めていたのですが…まさかの剣道…。とりあえずいろんな習い事の1日体験に参加してから決めようと思っています。(最終的にサッカーやりたいって言ってくれますように…!!)
2018年03月14日長男・長女・次男の保育園入園式。幼い3人を一人で連れて行くため、長男長女に抱っこをせがまれてもすぐに対応えきるように末っ子だった1歳次男は抱っこ紐でおんぶ。次男のすぐ上には、ガチガチに固められたお団子髪。もう触りたくて触りたくてしょうがない次男。めいいっぱい腕を伸ばし…髪をまとめてあったゴムを引きちぎってしまいました。結局、ぼさぼさのまま参列する羽目に…(笑)ちびっこ連れでの参列。ハプニングはつきものですが、まさかこんな事になるなんて…。今でも忘れられないエピソードです(笑)
2018年03月14日「何回言ったらわかるの?」「やめなさいって言っているでしょ!」言うことを聞いてくれない子どもについイライラ。「いい母親になりたい」そう願いながら、「は~、また怒ってしまった…」と、後悔する日々を送るママは少なくないでしょう。そんなママに、1万5000人以上のママを勇気づけてきた原田綾子さんは「立派なママにならなくていい」と話します。 「自分から行動できる子」を育てるには? 【子どもが伸びる「アドラー式子育て」1】 「子どもをほめる」ことの副作用にご用心!【子どもが伸びる「アドラー式子育て」2】 の続きです。「子どもが伸びる『アドラー式子育て』」のラストは、疲れていることにさえ気が付かずに、子育て、家事、仕事にがんばるママへの「勇気づけ」のお話です。■「子育ての悩み=自分に対する悩み」だった!「ちゃんとあいさつしなさい」「まだ着替えていないの?」毎日のようにイライラして子どもに小言を言ってしまうママも多いことでしょう。原田さんはこう言います。「子どもはママの気持ちを映し出す鏡のようなもの。教師時代を含め、これまでにたくさんのママを見てきてわかったことなのですが、子どもにあれこれ言ってしまうママは、子どもの心配をしているように見えて、じつは自分にダメだしばかりしていたり、自信がなかったりすることが多いですね。自分にコンプレックスがあるから、『こんな私でいいのだろうか?』と、不安に思っている。その気持ちが子どもへの接し方として表れています」自分に厳しいママは子どもにも厳しくなる。自分の失敗を許せないママは子どもの失敗も許せない。人目を気にして「ちゃんとしなきゃ」と思っているママは、子どもに「ちゃんとしなさい!」と言ってしまう…。と原田さんは指摘します。■「イライラする」自分を受け入れるためには「自分に自信がない」そう思っているママは多いのではないでしょうか。原田さんはそんなママたちにこう言います。「たとえば、『また子どもを叱りすぎてしまった…』と自己嫌悪に陥ることがあるかもしれません。でもそれは、『いつもニコニコしているママ』という理想の母親像を求めているから、そう思ってしまう。『立派なママ』になろうとしなくていいんです」そもそも人間は不完全なもの。カンペキな母親なんてどこにもいないと原田さんは強く言います。「まだママ歴●年。毎日、育児に家事、『あたり前』のことを休みなく続けている。その『あたり前』こそ子どもへの愛なんです。さらに仕事をしているママもいる。まさにママたちはスーパーウーマン! 『不完全なまま子どもと一緒に成長すればいいんですよ』と言いたいですね」ありのままの自分を受け入れる、というと難しく聞こえるかもしれません。原田さんはこう続けます。「ママたちこそ自己肯定感を高める“勇気づけ”が、自分自身に対して必要なんです。“勇気づけ”のポイントは、結果ではなく、姿勢や過程に目を向けること。うまくいかないときも、『私、一生懸命がんばっているよね』『次に生かそう』と思うことが大切です。また、『イライラしてもいいんだよ』『そういうときもあるよね』と自分を勇気づけましょう。夫婦間で“勇気づけ”するのもいいですね」「ママ自身が自分のことを受け入れられるようになると、子どもはもちろんのこと、パパや友人、職場の人など周りの人を受け入れられるようになります」と原田さんは言います。ありのままを認めるということは、『この部分はダメだ』と○×をつけて、ジャッジをしないということ。自分(他人)を責めず、不完全な自分にOKを出し、自分を勇気づけましょう。その方がママ自身も気持ちがラクになれそうですね。 ■ママが弱音をはきたくなったら「ありのままを認める」ようになれれば、イライラの回数は減るでしょう。それでも、毎日の育児や家事に疲れてしまったり、悩んでしまったりすることもあるかもしれません。そんなときは、家事の一部をパパや子どもに任せて、ママも息抜きすることが大切だと原田さんは言います。「今日は疲れちゃったな。手伝ってもらえるかな」と頼んでみましょう。お手伝いをお願いする以外にも、「たまにはカフェに寄ってから帰ろう」「今日は総菜で済ませよう」などと気分転換をしてみたり。なんでもちゃんとやろうとせずに『ま、いっか』を合言葉に家事を割り切ったりしてみてもいいでしょう。困ったときは、ママ一人で抱え込まずに、パパや親しい友人などに話を聞いてもらうことも大切だと原田さんは言います。最後に、原田さんに頑張っているママたちにメッセージをいただきました。「子育てに正解・不正解はありません。100人いたら100とおりの子育てがあっていいのです。自分の中にある『●●すべき、●●しなければ』を減らし、自分を勇気づけ、肩の力が抜けると、子育てはグッとラクになりますよ」■今回のお話を伺った原田綾子さんのご著書 『マンガでやさしくわかるアドラー式子育て』 ¥1,512(税込)(日本能率協会マネジメントセンター)子どもが言うことを聞かなくて困っている/感情的に子どもを怒ってしまう自分を変えたい/「自立した子」に育てたいけれど、何をどうしたらいいのかわからない……。そんな悩みを抱えるママたちに、「あるある」と思わずうなずいてしまうようなマンガと解説で、アドラー心理学による子育てをわかりやすく紹介しています。原田綾子さん勇気づけ親子教育専門家。株式会社HeartySmile 代表。1974年生まれ。埼玉県在住。二女の母。小学校教員時代、子どもを伸ばすには母親自身の心がイキイキしていることが重要だと気づき、教員退職後、「勇気づけ」をベースとした子育て講座、講演活動を開始。関東だけではなく、全国各地に受講生が多数おり、10年間でのべ1万5000人以上に勇気づけを伝えている。著書に『アドラー式「言葉かけ」練習帳』(日本能率協会マネジメントセンター)などがある。原田綾子さんオフィシャルブログ:
2018年03月14日こんにちは。ひどい花粉症なのにうっかり杉山の真裏に家を買ってしまったtomekkoです。3月。暖かくなってきたと思ったら、一気に卒業、入学シーズン当来ですね!これから新入園・入学を迎えるママたち、グッズの準備も大変ですが、TPOに合った親子の服装については、準備OKですか?実はワタシ、スーツや制服を着て働く現場を経験したこともなく、自由…というより個性を求められる業種でしか働いたことがなかったため、長男の保育園入園式に着ていく服装にはかなり困りました。まあそれでも、保育園なら小学校などとは違うから、そんなに肩肘張らなくても大丈夫だろう、とあたりをつけ、その時は手持ちの服の中から比較的素材が良くシルエットがドレッシーなワンピースを選んで出席しました。しかし実際に当日行ってみると、ほぼ全てのママが着ているのはノーカラー・ツイードの上下にコサージュとパールのネックレスという盛装スタイル。ユニフォームかと思いました。。。スーツを着ていなかったのはワタシともう1人くらいで、完全に浮いてしまいました。のちのち他の園の様子を聞くと、もっとカジュアルなところもあり、園によってもカラーがだいぶ違うのでできれば在園の方などに事前に様子を聞いておくといいかもしれません。■教訓を活かして購入したものは…ちなみにワタシはその教訓を活かして、次男の入園に際しては新調することに。ただ、普段在宅でシャネル風スーツなんて持ち腐れになるのがわかっているので、とりあえず普段のちょっしたお呼ばれ(?)ぐらいでも使えそうな落ち着いた色目のジャケットだけを用意。ボトムは、卒園には落ち着いた黒の、入園では華やかなチュールレースのスカートをチョイスしてアクセサリーなんかを変えればTPOに合わせて結構使えそう!なんて思っていたら…なんと今年は卒入学シーズンに大きなお腹という大誤算。。。結局今回は、たった2回しか着ないマタニティ対応のツイード風ワンピースを新調することになったのでした。。。(涙)卒園・入学でアクセサリーを変えて使うつもりですが、ほとんど変化はつけられないし、着物を着ようか、それとも…と楽しみにしていただけに、がっかりなタイミングとなってしまいました。そして一方、子どもの服装については…我が家は兄弟ともに1歳での入園でした。2人とも早生まれなので、入園時点ではほぼ抱っこ。時々立っち、ヨチヨチあんよという状態でした。つまりロンパースと幼児服の間という感じで、ちょっと盛装が難しかった記憶があります。出席してみて思ったのは、抱っこでお話を聞くような時間が長いので、あまりシワになるような服は写真を撮る時に見苦しいなぁと。できれば、素材や色でシワが目立たなそうなシャツやボトム、またはデザインはフォーマルぽいけど素材はジャージーの柔らかいタイプなどにすると、子どもの方も苦しくなく、見栄えも良いかなと思いました。あと…ネクタイめっちゃしゃぶるので個人的には蝶ネクタイ推奨…!!
2018年03月13日1人目を妊娠中、わたしは検索魔でした。ネットには母乳に関するさまざまな情報が載っています。「赤ちゃんに一番良い栄養は母乳です!!」「母乳には赤ちゃんの免疫をつけるための良い成分が…」「母乳を飲ませることであごの力が強くなる…」「ママの愛情が伝わる云々…」(以下略)わ~すごい!! 母乳って本当にすばらしいんだ(キラキラ)ってなっていた頃のお話です。では、どうぞ~ただでさえ産後でつらい体、寝不足でボーっとする頭を抱えて、慣れない授乳…。でも、何度量っても母乳量が0でした。入院中、ずっと0でした。ほかのママさんたちの母乳量の記録も見えるようになっていたので、その記録票にずっと0を記入しているうちに、だんだん追い詰められてきて、涙が止まらなくなっていました。まさに、典型的なマタニティブルーにおっこちていました。あとから考えると、そこまで落ち込むことでもなかったと思うのですが、「母乳が出ない」たったそれだけで母親としてダメなんじゃないかと思ってしまったんですよね。それくらい、産後のホルモンバランスってヤバい…!!母乳推進の産院は多いし、できるなら母乳で育てたいママは多いと思います。だけどいまは、いろんなライフスタイルがあって、母乳じゃなくてミルクで育てたいママもいる。母乳をあげながらミルクメインで育てたいママもいる。いろんな選択肢がありますよね。わたしはずっとミルクメインの混合でやってきたけど、子どもたちはみんな元気に育ってます!!ミルクって便利だなー!! って、あのとき産院で泣いていた自分に言ってやりたいです。※2018年3月14日15時 イラスト内の文言を一部修正しました
2018年03月13日「子どもはほめて伸ばすのがいい」とさまざまなところで言われていますが、じつは「『ほめ』には副作用がある」って知っていましたか? 「ほめるとは『結果』を評価すること」と話すのは原田綾子さん。これまでアドラー心理学を取り入れ、1万5000人以上のママを勇気づけてきた勇気づけ親子教育専門家です。しかし、ほめないと自信がない子に育ってしまいそうで、心配に思うママも多いことでしょう。そんな不安なママに原田さんから「子どもが安心して自信が持てるようになる方法」を教えていただきました。 「自分から行動できる子」を育てるには? 【子どもが伸びる「アドラー式子育て」1】 の続きです。※アドラー心理学とはウィーン生まれの医師、アルフレッド・アドラー(1870~1937年)が提唱し、後継者たちが発展させてきた心理学。フロイト、ユングと並ぶ三大巨匠。軍医として第一次世界大戦に関わったアドラーは「二度と戦争を起こさないために人間の心を変えなければならない」と考え、お互いに尊敬し、信頼し合う「よこの関係」を結び、圧力や暴力ではない民主的な方法で問題を解決することを提唱しました。■親子関係って“タテ?” “ヨコ?”「ほめ」の是非を考える前に、まずは親子の関係について考えてみましょう。「なんで着替えてって何度も言ってるのにやらないの?」「いまは遊ぶ時間じゃないでしょ。ごはんだから片付けなさい!」などと、毎日のように小言を言ってうんざりしていませんか?「毎日の育児で子どもに注意ばかりしていると、ママも疲れてしまいますよね。ちょっと立ち止まって、親子の関係を見直してみるといいかもしれませんね。親子の関係は一見“タテ”のように思えるかもしれませんが、アドラー心理学によれば“ヨコ”なんです。親が一方的に決めたことに子どもが従う『主従関係』ではなく、お互いの考えを尊重し合う『対等な関係』。年齢や家族の中での役割は違っても、存在価値は同じという考え方です」と原田さんはいいます。ちなみに、『なあなあ』の関係になりがちな「友達親子」とは異なります。「たとえば、ママ自身が帰宅してすぐパパに『食事の用意を早くして!』『家が散らかっているじゃないか!』と言われたらどんな気分でしょうか? 一方的に言われると、『いまからやろうと思っていたのに~!』とやる気をなくしますよね。子どももそれと同じなんです。だから、子どもが言うことを聞かないからといって、一方的に親の考えを押しつけるのではなく、まずは子どもの考えを聞くといいですね」と原田さん。■「子どもをほめる」ことには副作用もある!たとえば、子どもがちゃんと片づけをしたときに、どんな声かけをしますか? 「上手に片づけられてすごい!」「ちゃんとできてエライね」でしょうか。ところが、原田さんはこう指摘します。「ほめてもよいのですが、『ほめ』てばかりだと副作用があります。私が小学校の教師をしていたとき、教室に落ちていたゴミを拾った子に『エライね』といつもほめていました。ところが日中、私が不在にして戻ったある日のこと。教室はゴミだらけに! 子どもたちは『ほめられるためにゴミを拾っていた』ことに気がつきました。行動の目的が『ほめられる』ことになっていたのです。先ほどの片づけの例で言うと、『片づけないなら、おやつをあげないよ』などと罰するのも同じこと。賞罰は子どもを評価する“タテ”の関係です。賞罰の環境の中で育った子は、周りの評価を気にしすぎたり、失敗を恐れて行動できなくなったりすることもあります。そしてほめられないと『ダメな私』と思ってしまい、自信をなくていったり、指示待ち人間になったりする可能性もあるんです」では、子どもが何かできたときに、ほめずにどうやって声をかけたらいいのでしょうか?「おすすめは、『勇気づけ』。『ほめ』は子どもを評価する行為であることに対し、『勇気づけ』は子どもに共感的に関わり、結果ではなく姿勢や過程に注目します。先ほどの片づけの例で言えば、『がんばったね』『最後までできたね』など、親からしたらあたり前と思えるようなことを言葉にして伝えます。3歳ごろからは『勇気づけ』ができるといいですね」■「勇気づけ」の声かけのポイント「勇気づけ」をするといっても、どうやって声をかけたらいいのでしょうか?原田さんに声かけのポイントと具体的な例を5つ、教えていただきました。1.貢献や協力に注目する例)お手伝いをしてくれたとき「●●ちゃん(●●くん)のおかげで、ママ助かった」2.過程や姿勢を重視する例)子どもがかけっこで1番になれなかったとき「今回は残念だったけど、たくさん練習したよね」3.すでに達成できていることに注目する例)ピアノがなかなかうまく弾けないとき「この部分はすらすら弾けたね。苦手なところも練習すればできるようになるよ!」4.失敗も受け入れる例)お茶をこぼして机が汚れたとき「うわーびっくりしたね。一緒に拭こうか(または「これで拭いてもらえる?」)5.他の子と比べずに、個人の成長を重視する例)テストの点数がイマイチだったとき「(平均点より低くても)前回よりここができているね」「ママが自分ならどんなふうに言われたらうれしいか考えてみると、わかりやすいでしょう。『勇気づけ』をして、子どものやる気と自信を育てていけるといいですね」■今回のお話を伺った原田綾子さんのご著書 『マンガでやさしくわかるアドラー式子育て』 ¥1,512(税込)(日本能率協会マネジメントセンター)子どもが言うことを聞かなくて困っている/感情的に子どもを怒ってしまう自分を変えたい/「自立した子」に育てたいけれど、何をどうしたらいいのかわからない……。そんな悩みを抱えるママたちに、「あるある」と思わずうなずいてしまうようなマンガと解説で、アドラー心理学による子育てをわかりやすく紹介しています。原田綾子さん勇気づけ親子教育専門家。株式会社HeartySmile 代表。1974年生まれ。埼玉県在住。二女の母。小学校教員時代、子どもを伸ばすには母親自身の心がイキイキしていることが重要だと気づき、教員退職後、「勇気づけ」をベースとした子育て講座、講演活動を開始。関東だけではなく、全国各地に受講生が多数おり、10年間でのべ1万5000人以上に勇気づけを伝えている。著書に『アドラー式「言葉かけ」練習帳』(日本能率協会マネジメントセンター)などがある。原田綾子さんオフィシャルブログ:
2018年03月13日子育てをしていると、「うちの子ってどうしてこうなんだろう」「親としてどんな声掛けをしてあげたらいいんだろう」そんな悩みを抱えることはありませんか?そこで、ウーマンエキサイトは毎日子どもとの相性を診断し、子どものやる気を引き出す方法やその子にあった叱り方、褒め方などを教えてくれる動物系占いと共同開発した「おやこ診断」をリリースしました。「かぞくの本質」、「今日の関係性」、「ファミリー診断」の3つのコンテンツで構成された「おやこ診断」は、ウーマンエキサイトアプリ限定のコンテンツで、iOSは2018年3月13日、Androidは2018年3月22日より配信されます。 iOS ウーマンエキサイトアプリ Android ウーマンエキサイトアプリ はじめに家族の情報を入力! すぐに診断開始はじめに、ウーマンエキサイトのアプリをダウンロードし、ホーム画面からアプリを起動。緑色の画面に出る「早速やってみる」をタップします。次に下記の(1)~(3)の情報を入力します。(1)あなたの生年月日 (2)パートナー(パパ)の生年月日(3)子どもの生年月日、性別※子どもの登録は最大3人まで可能です。まずは家族一人ひとりの本質を知ろう!かぞくの本質は「動物占い」発案者の前田知則氏監修のもと、生年月日や男女の性別に隠された性格や特性等を、統計学に基づいて分析、診断しています。登録が完了したら、まずはかぞくの本質をチェックしましょう! 自分の基本性格や行動・感覚パターンの診断結果が表示されています。旦那さんとの関係性や、お子さんから見たあなたのイメージ、母親としての傾向などを細かく分析します。顔のイラスト部分をタップすると、家族それぞれの診断結果が見られます。子どもの診断結果は、基本性格に加え本人の得意分野や才能、適正能力を診断します。毎日ママの頭を悩ます子どもをやる気にさせる方法や、適切な叱り方・褒め方、思春期の行動と対策なども紹介しています。きっと子どもが成長していく過程のヒントになるはず。また、子どもと同じ本質を持った有名人も分かります。今日の親子の関係性は?次に、画面上の中央にある「今日の関係性」では、ママと入力した子どもやパパとのその日の関係性が見られます。ハートの数が少なければいつも以上に気にかけてあげたいサインです。また、この画面から顔のイラストをタップすると、一人ひとりのその日の運勢が。息子の今日の運勢は「門限ギリギリに帰ろうとすると、信号が赤だったりと小さなトラブルで間に合わない、なんてことになりそう。少し早めに遊びを切り上げておうちに帰るようにしよう」とのこと……! 早く帰るように連絡しておかなくちゃ! ずばり!あなたは○○なファミリー!そして、登録した家族を全24パターンから診断! 「あったかママのマニアックファミリー」「秘書系ママの気配りファミリー」「切れ者ママのミステリアスファミリー」など、あなたがどんな家族かを診断します。有料診断が今なら無料に! 家族のことを詳しく知ろうそして、今なら「かぞくの本質」画面の有料ページを無料で見ることができるチャンス! 通常は、家族の情報を入れると、以下の枠線内にあるあなたの本質診断までが無料で見られます。【無料コンテンツ】■あなた(パートナー)の本質診断 内容・基本性格・行動パターン ・感覚パターン ・同じ本質を持った有名人--■子どもの本質診断 内容・基本性格・行動パターン・感覚パターン・同じ本質を持った有名人そして、今なら以下の有料コンテンツが無料!【有料コンテンツ】■あなた(パートナー)の本質診断 内容・あなたから見たパートナーの関係性・母親としての傾向・子どもから見たイメージ--■子どもの本質診断 内容・やる気にさせる方法・思春期の行動と対処法・叱り方、褒め方・得意分野・才能・能力適正あなたの家族はどんな診断が出るのか、「ウーマンエキサイト」のアプリでチェックしてみてくださいね。無料キャンペーン期間は2018年6月27日(水)までです。>>iOSアプリのダウンロードはこちら iOS ウーマンエキサイトアプリ >>Androidアプリのダウンロードはこちら Android ウーマンエキサイトアプリ
2018年03月12日わが子はとてもかわいいです! …が、「アイドルみたいにかわいい!」とは思わない私。あくまで主観としてかわいいだけで、客観的なかわいさはまた別。我ながら冷静だわ…と思っていたのですが…。この気づきを実家の家族に伝えてみたのですが…親バカすみませんでしたー!!!目の大きさ全然違う! 黒目のサイズも全然違う!うまく育っても竹内涼真にはならなさそうです…まぁ人間、顔じゃないから!イケメンじゃなくても楽しく生きられるよ☆(美女じゃないけど楽しく生きてる母より)
2018年03月12日「子どもに片づけてと言っても、片づけてくれない」「何回注意しても歯みがきしない」なんて経験はありませんか?「困った」行動をする子どもに対して、ママはイライラしてしまいがちです。どうすればイライラせずに、子どもに関わることができるのでしょうか?アドラー心理学を取り入れ、ほめない・怒らない・比べない「アドラー式子育て」を推奨し、勇気づけ親子教育専門家として1万5000人以上のママを勇気づけてきた原田綾子さんに、子どもとの関わり方のコツを教えてもらいました。※アドラー心理学とはウィーン生まれの医師、アルフレッド・アドラー(1870~1937年)が提唱し、後継者たちが発展させてきた心理学。フロイト、ユングと並ぶ三大巨匠。軍医として第一次世界大戦に関わったアドラーは「二度と戦争を起こさないために人間の心を変えなければならない」と考え、お互いに尊敬し、信頼し合う「よこの関係」を結び、圧力や暴力ではない民主的な方法で問題を解決することを提唱しました。■子どもの「困った」行動の原因探しは必要ない?子どもが言うことを聞いてくれないと、「なんで私の言うことを聞いてくれない(なかった)の?」と、ママは子どもが「困った」行動をする理由探しをしてしまいがち。ところが、原田さんはこういいます。「原因を探しても、『厳しく言い過ぎたかも』など過去の自分を責めてしまうことに。アドラー心理学は未来に向けていまからできることを考えて行動する未来志向の心理学。未来に考えを向けていくためにも、子どもの困った行動の目的に注目してみましょう。『困った』行動をするのはズバリ、親や周囲の気をひきたいから。ママのことが大好き♡アピールなんですね。困ったことをすれば、ママは僕(私)のことを見てくれる。そうやって安心感を得ているのです」■ママが注目するのは「できないこと」ではない子どもが困った行動をしたときは、ママに注目してほしいから。だからダメな行動に注目すると、ダメな行動を増やすことになります。だから子どもが普段できているところに目を向けて、「いつも応援しているよ」「大好きだよ」が伝わっていれば、子どもは親の注目を引くために、わざわざ困った行動をしなくてもすむのです。「たとえば、子どもが部屋を散らかしてしまったとき。『散らかした』というダメなところにだけ目が向いてしまうと、ほかにもどんどんダメなところが目についてダメ出し批判ばかりしてしまうことに。意識して、『できたこと』に目を向けられるよう、トレーニングしましょう。子どもにダメ出しではなく、ヨイ出しをすると、子どもの良い部分が増えていきます」アドラーは、おもちゃを散らかした子どもに出会ったとき、「上手におもちゃを広げたね。じゃあ集めてみようか」と声をかけたそう。なんて神対応なんでしょう!でも、なかなかそこまでは言えないママも多いはず。そこで原田さんのおすすめはコチラ。「わー! 楽しく遊んだね~! 一緒に片づけようか♪」「この音楽が鳴り終わるまでに片づけよう!」こうやって声かけすることで、子どもも気分よく片づけをするようになります。ポイントは、このように、子どもに楽しい雰囲気が伝わるようなゴキゲンな声かけをすること。アドラーみたいな『神対応』は難しくても、これならできそうだと思いませんか?■自分から行動できる子にするためには「子どもには将来的に、自分で考えて自分で行動できる子になってほしい」と、願うママは多いもの。社会を生き抜いていくための基本ともいえる、「自立した人」になること。そこで大切になってくるのが、子どもが小さいころからの、日々の声かけです。「『~しなさい!』など指示や命令よりも、『~したらどうかな?』『ママはこう思うけど、あなたはどう思う?』など提案をするようにしましょう。そして親子で話しあって、最終的には子どもが自分で決める経験をすることが大切です。」少し先のようにも思えるママもいるかもしれませんが、何歳ごろからこういった声かけを始めたらいいのでしょうか?「子どもが2、3歳でもできることはいっぱいあります。遊び一つをとってもそう。『折り紙にする? DVDを観る?』など、小さな選択も自立への第一歩なんです。『小さいうちは親が決めて…』と思わずに、まずはできることから始めてみましょう」■今回のお話を伺った原田綾子さんのご著書 『マンガでやさしくわかるアドラー式子育て』 ¥1,512(税込)(日本能率協会マネジメントセンター)子どもが言うことを聞かなくて困っている/感情的に子どもを怒ってしまう自分を変えたい/「自立した子」に育てたいけれど、何をどうしたらいいのかわからない……。そんな悩みを抱えるママたちに、「あるある」と思わずうなずいてしまうようなマンガと解説で、アドラー心理学による子育てをわかりやすく紹介しています。原田綾子さん勇気づけ親子教育専門家。株式会社HeartySmile 代表。1974年生まれ。埼玉県在住。二女の母。小学校教員時代、子どもを伸ばすには母親自身の心がイキイキしていることが重要だと気づき、教員退職後、「勇気づけ」をベースとした子育て講座、講演活動を開始。関東だけではなく、全国各地に受講生が多数おり、10年間でのべ1万5000人以上に勇気づけを伝えている。著書に『アドラー式「言葉かけ」練習帳』(日本能率協会マネジメントセンター)などがある。原田綾子さんオフィシャルブログ:
2018年03月12日和式トイレって、小さいお子さんにはハードルが高いですよね。小学校も洋式トイレのところが増え、小学校に上がってもまだ和式でできない、なんてお子さんもいるのでは。ぐっちぃ家のこまめちゃんはどうやって和式便所苦手を克服したのでしょうか。こまめ和式トイレ克服への道前から「双子を授かっちゃいましたヨ」読んでいただいてる方は知ってると思うのですが、こまめ、和式トイレができなくてですね…。「まぁいつかできるだろう」くらいの気持ちで見守ることにしていたのですが…つい昨日克服しました~(わー!わー!)やっぱりいつかできるようになるもんなんですねぇ。というわけで、克服するまでの思い出や経緯を数回にわたって描いていこうと思います。保育園年長さんくらいからちょいちょい気にしていた和式トイレ。小学校でも洋式トイレはあるものの、「休み時間が短いときなど洋式トイレが混む可能性もあるから和式はできていたほうがいいよ」という情報をキャッチし、先生とも相談していたんです。保育園の先生も和式ができるように声かけしてみますねーって言ってくれたんですけど、結局できず仕舞いでした。で、小学校にあがって、きっと和式トイレできたほうがいいんじゃないかと本人が自覚してくれるかと思ったら、そこまでの不自由はなかったらしく、何も進展しないままでした。学校では問題なかった和式トイレ事情ですが洋式トイレが一般化してきているとはいえ、近所の小さいお店なんかはまだ和式なところも多くて、そういうときに限って「トイレいきたい!」なんて言うんですよね。で、だんだんこまめ自身も比較的大型の店にしかついてこなくなったり、私もこまめがついてくると和式トイレじゃなさそうな店を転々と回ってみたりして、正直ちょっと面倒でした…。和式トイレできないまま1年生の後半に和式トイレできたらいいのに~と声かけながらも何も進展せず1年生も前半が終わろうとしていた頃、クラスの個人面談がありました。この話を聞いてわたしかなり慌てました。先生は「私も気づくのが遅くなってごめんなさい」と言ってくれたんですけど、ひとりでクラスのみんなをみてるんだから仕方ないですよね。むしろ、こまめのトイレに気づいてくれてありがとうございますと言いたいです。そしてやっぱりまだまだ公園のトイレも全部洋式化しているわけじゃないから、絶対できたほうがいいよなぁって思いました。この公園だって今後またいくかもしれないし、今度別の公園にいったとしてもそこが洋式トイレとは限らないし…。そして、この件をきっかけにこまめ自身が「和式トイレできたほうがいいな」って思ってくれたらいいのにって期待したんですけど、そもそも遠足後から面談までこの話をこまめから聞かなかったので、本人の中ではなかったことになっていたのかもしれません(汗)で、これ以降もなかなか和式トイレトレは進まなかったのです…。後編へ続きます。
2018年03月10日ことの始まりは、このプレゼントからでした。後々、このおうちが意外な役割を果たすこととなります。余談ですが、現在このおうちには布団が敷き詰めてあり、ここで息子を寝かすと良く寝てくれるのでとても重宝しています!メルちゃんのおうち導入から数日後のお話です。どこからか変わり果てた姿の里芋が出てくるのでは…と気が気ではありませんでしたが、数日後、思わぬところから発見されることになります。第一発見者はなんと! 夫でした。メルちゃんのおうちのチャイムがなければ見つからなかった里芋と里芋がなければ見つからなかったチャイム…。意外な展開に、思わず夫にツッコミを入れてしまいました。息子は料理をしている私の後ろでプラスチック用のゴミ箱にチャイムと里芋を捨ててしまったようです。里芋はその夜そぼろ煮になりました。
2018年03月10日「自分は虐待をしているのではないか?」1991年より都内で、子どもへの虐待防止のための電話相談などボランティアで支援を続けている民間団体の「子どもの虐待防止センター(CCAP)」には、相談者からこういった疑問を投げかけられることも少なくないそうです。前編では、ベテラン相談員・Mさんに「虐待の境界線」をお聞きしました。続く後編では、子育てしにくい時代に、どうやってできるだけ怒らずに子育てをしていけるか、というお話をうかがいました。■児童虐待防止法も影響? 周囲の目がきゅうくつに感じる「現代の子育て」── 長年相談を受けている中でお母さんたちの相談内容が変わってきたという印象はありますか?Mさん:私の主観的な印象ですが、「周りに子どもがいるのが当たり前」の環境から、「子どもと接する機会がない、子どものはしゃぐ声や泣き声を普段耳にしない」という環境になってきているように思います。その中で子育てをするのは大変ではないかと感じています。── 今の環境は、お母さんたちにとってきゅうくつなのでしょうか?Mさん:電話相談を受けるなかでも、「スーパーで子どもがダダをこねてギャーっと騒いでしまったので叱ったら、周囲からは冷たい視線。通報されるのでは? といたたまれなくなって、買い物もそこそこに家に帰りました。ドアを閉めた途端、つい子どもに『何なのよ!』と怒鳴ってしまった。今、子どもはイヤイヤ期真っ盛りなのはわかっているのに…」などと話す方もいらっしゃいます。──私の周囲でも、「子どもを叱っていたら児童相談所の人が来た」という笑えない話を結構聞きますが、2000年に児童虐待防止法が成立して、通告が増えた影響はありますか?Mさん:通告は困っている親子を支援するためのものなのですが、お母さんたちは「助けられている」というよりは「見張られている」ように感じる面があるのかな、と感じています。──相談を受けているなかでお母さんたちのとまどいを感じているんですね? Mさん:小さい子の機嫌をコントロールするのは難しいことです。親ならそれをうまくできるはずというプレッシャーを受けて頑張るけれどうまくいかない、ということだと思います。── そんなきゅうくつな中で、どのように子育てをしていったらいいのでしょうか?Mさん:難しいことですが、少し心に余裕を持てたらいいですね。親も子育てしながら親として成長します。失敗したと思ったら「言い過ぎたね。ごめんね」と正直に伝えたらどうでしょう。「おやつ食べようか。本でも読もうか」と親子共に気持ちを切りかえられたらいいのでは?子どもとの関係ってもっと広いし深いので、一つのことにとらわれすぎずにやっていってもらえたらいいな、と思っています。■自分の中の「コップの水=たまったストレス」をあふれさせないためには?── 具体的にはどうすればいいでしょうか?Mさん:ストレスがたまりにたまった時って、コップにお水がいっぱいいっぱいの状態と似ていますね。表面張力でかろうじてこぼれていない状態のようなものです。だから、そこで何か起こると、最後の一滴となってコップに注がれ、一気に水があふれてしまうんです。── そうですね。子育て、家事、仕事とあふれそうな状況は私自身よくあります。そういう時は申し訳ないけれど、子どもに八つ当たり気味に怒ってしまう時もあります。Mさん:皆さんそういう状況で電話をかけてくれるので、「子どもにやりすぎてしまった」「自分は反省している」「でも夫はこういうことをわかってくれない」と話していくと少し余裕が出てきて、子どもに当たってしまう今の自分が見えてきます。だから、お母さんがいっぱいいっぱいになった時は、コップの水が一気にあふれないように、少し自分からこぼせるといいですね。子どもには成長段階があって、時期がくれば今まではなんだったのか? ということも多いです。── 自分の中のコップの水を減らすのが大切ということですね。具体的にはどのような方法がありますか?Mさん:今はいろいろなところで相談を受け付けていますから、こういう電話相談などにかけてみるのも一つの手だし、どこかに子どもを預けたり、休みの日は夫に預けて自分の好きなことをやる時間を少しとったり、というようなことをやって、しのいでいけたらいいのではと思います。── 子育てだけの世界から少し離れる、ということですね。Mさん:1日24時間、365日お母さんをやっていると、すごく疲れますよね。だから、お母さんも1人になれる時間は必要ですよ、と話すと「食事もトイレもお風呂も、1人の時はない!」と初めて気づかれるんです。それでちょっとでも1人になれる時はないか、ホッとできるのはどんな時かを一緒に考えます。ワンオペで育児されている方も多いですが、公的サービスなど使えるものは何でも使って、少しでもストレス解消できるといいですね。── 電話をかけてくるのもワンオペ育児の方が多いのですか?Mさん:多いですね。そういう方はワンオペという大変な状況のなかで、すごく頑張っているんです。なのに「もっとやらねば。大変だと思うのは子どもを愛していないからなのか」と自分を追い込んでしまっているのが本当に残念です。── まずは、自分が大変ななか頑張っている状況を自分でほめてあげて、心に少しでも余裕を持つことが大切なんですね。 ■「どういう時に怒ってしまう?」自分の怒りパターンを把握── そのほかに怒りすぎない方法はありますか?Mさん:そうですね。あとは怒りたくなるけれど、視点を変えると超かわいい子どもの姿を撮る“おバかわ写真”のような方法でしょうか。ギリギリの状況は変えられない、腹が立つのも仕方ない。でも、せめて腹が立つのを笑いに変えられたら、親子共にハッピーですね。── 笑いに変えるなど自分なりにしのぐ方法をちょっと探してみる、ということですね?Mさん:怒りすぎてしまう時って大体、同じパターンになっていませんか? いつものように親子のやりとりをして、気がつけばいつものように怒っていた。そのようなやり取りになった時に、先ほどのおバかわ写真を撮るとか「あー始まった、始まった」と呪文を唱えるとか、その場を離れる、深呼吸するなど自分なりにしっくりくるものを探して、「あー、また怒っちゃった」と後悔せずにすめばいいな、と思います。── パターンを把握して、対処法をいくつか持っておくといいんですね。Mさん:パターンのどこかを変えると流れが変わります。この言い方で話してみよう、このタイミングでこうしてみようなど、なるべく楽しくなるようなことに変えながらやってみる。それでダメだったら、「あ、ダメだったな。次はどの手でいこうかな」くらいの気持ちで。── それ以外に何かありますか?Mさん:子どもの行動を(a)好ましい、(b)やめさせたい、(c)してはいけない、のように3つに分けてみてはどうでしょう。(c)は命にかかわるなど重大なことですが、(b)は時期を待つ選択もあるかもしれません。親も言い出すと意地になって引くに引けなくなる時期もあったりしますのであきらめる、というか、今すぐにどうこうしようとせず、ちょっと置いておくのはどうでしょうか。── 今日はありがとうございました。日々、子育てに困っているお母さんたちに向き合っているMさんのお話は大変参考になりました。取材なのに、ゆったりとした口調で、こちらの話も丁寧に聞いてくださるMさんとのインタビューは時折、自分の子育て相談をしているような錯覚に陥りました。そのMさんが「子どもを怒らない」ための対策としてあげるのが次の3つ。1.1人でがんばりすぎず、できるだけ心に余裕を持つ。2.自分が怒ってしまう原因などパターンを見つけ、(できれば楽しめる)対策を考える。3.あきらめる(今は置いておく)。ほぼワンオペで、コップの水もかなりギリギリの筆者自身の話も聞いていただき、「怒りたくないのに怒ってしまった」と後悔を繰り返す日々を抜け出す多くのヒントをもらったように感じました。長年、親身に困っているママたちに寄り添ってきているMさんのような方たちに話を聞いてもらうのも、とてもスッキリしそうです。取材協力: 社会福祉法人子どもの虐待防止センター(CCAP) 子どもの虐待を早期に発見し、虐待防止を支援するために1991年に設立された民間団体。研修を受けた相談員と、医師、弁護士、臨床心理士、ソーシャルワーカー、行政経験者、教育関係者などが活動しています。CCAPでは、子育てに悩む方のための電話相談、母親のグループ(MCG)、CCAPペアレンティングプログラム講座「親と子の関係を育てるプログラム」などを行っています。相談の電話番号は、03-5300-2990(平日10:00~17:00 土曜日は10:00~15:00/通話料以外は無料)取材・文/まちとこ出版社 石塚由香子
2018年03月10日ドイツDE親バカ絵日記
こどもと見つけた小さな発見日誌
うちの家族、個性の塊です