小学校に入ると親が関わらなければならないのがPTA活動。PTAとは Parent-Teacher Associationの略で、各学校で組織された家庭と学校とが協力して教育効果をあげようとする団体のことです。正直役員にはなりたくない、役員決めのときが憂鬱という親も多いようですが、実際はどうなのでしょうか?Q.PTA役員はどうやって決めてる?1.立候補 46.5%2.推薦 19.7%3.抽選 19.5%4.その他・わからない 14.3%立候補が46.5%の約半数という結果になりました。数字だけみるとスムーズに決まっているかのようですが、実情はなかなか難しいよう。そんななか、実際にPTA役員をやった人の意見も聞くことができました。■基本は立候補。決まらなければ抽選基本的にはやりたいという意思のある人にやってもらうのがベスト。でも、決まらなければ抽選という決め方が多いようです。最近では少子化からか、子ども1人につき1〜2回はやる決まりになっている学校もあります。「結局、毎年同じような顔ぶれです。何らかのお仕事をされていると思うのに、嫌な顔をせずありがたいです。そんな人を『好きなんだね』などと陰口を言う人は頭にきます」(神奈川県 50代女性)「子ども1人につき1回はやることになっています。立候補で決まらなければ、やっていない人から抽選です」(千葉県 40代女性)「やりたくない人は懇談会に来ないので、いつも同じ人に押しつけられる。抽選にすればしたで、来ない人は役員になっても来ないので、他の役員さんが困る」(神奈川県 40代女性)■意外にも経験者は「やって良かった」とメリットを実感イヤイヤ引き受けた役員も、やってみると楽しかった、学校の仕組みがよくわかった、先生と仲よくなれたなどのメリットも多いようです。他の人がやるときには感謝をし、自分がやるときには前向きに取り組めるといいですね。「3年間PTA会長をしましたが、暇な人とかそういうのが好きな人というのは間違いです。それにやれば何か得るものがあります」(鳥取県 40代女性)「私も役員やりましたが、近所の人に無記名で勝手に推薦されました。すごく嫌でしたが、いざやってみたら楽しくなり、ぜんぜん苦じゃなかったです。今まで気づかなかった学校のことがよくわかり、先生とも仲良くなれたので、今となってはやってよかったと思います」(神奈川県 50代女性)「今年で3年連続やりました。あまりやりたい人がいないようですけど、父親として役員をやり、子どもの成長と学校の取り組みを間近で見ることができ楽しかったです」(千葉県 30代男性)■仕事をしていてもやらなきゃダメ?最近では働くママも多くなってきているため、仕事を理由にPTA役員を辞退するのは難しいそう。自分の子どもにも関係することなので、より良い学校づくりのために親が協力できることはするという考えが持てると、学校との関係も良好になるのではないでしょうか。「今年度はくじ引きで役員になりました。仕事もしているので最初はイヤでしょうがなかったです。でもやっていくうちに、 PTA活動は子どもたちのためには必要なことで、学校や先生がたが日々、授業以外に色々なことをしてくれていることがわかりました。今は仕事をしている保護者が多くなり、反対意見も多いですが、自分の子どもにも反映されるので楽しんでやっていただきたいものです」(神奈川県 30代女性)Q.PTA役員はどうやって決めてる?アンケート回答数:9389件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年04月17日学校は子供が学校する場所だけではなく…大人もひそかにやることがいっぱいあるんですよね…。そう、それが「PTA役員!」入学前の「学校説明会」で「PTA役員にできるorなってもいいorできない」という項目が書かれたアンケート用紙が配られていたんですよ。どうせいつかPTA役員になるなら早いほうがいい。ってママ友さんと会話していたので、「できる」にマルをつけてしまったワタシ。1年生のPTA役員は激戦だと思ってたら意外とそうでもなかった! 1クラス4人選出するんですけど、私が参加したこまめのクラスは立候補6人でした。そして、ジャンケンでPTAになっちゃったんですけど… 激戦になると予想して、のまめのクラスにも「できる」って書いちゃったYO! くまさんは…! のまめのクラスにいるくまさんはどうなった…!? 心配して、その場にいた先生(たぶん教頭)にかくかくしかじか説明したところそこのところはちゃんとチェックしてるから2人PTA役員が同時にかぶることはありませんって言われたんですよね。なので、ホッとしてその後の説明を受けていたのですが…。まったく違う説明を受けてた!(笑)どっちが正しいのか分からないけど、教頭先生のほうがエライから正しいはず。のまめのクラスは5名しか立候補がいなかったので、くまさんがギリギリ辞退したのですが。やばかった!本当にやばかった!学校初双子夫婦でPTA役員やるとこだった…!(※学校初かどうかは実際不明です)一回やれば6年生までPTA役員にならなくていいという噂は本当なんだろうか…(私の場合、のまめ分もう一回やらないといけないみたいなんですが)すでに4月、やばいです。(行事もりだくさんで!)
2017年04月15日このところ、新聞、雑誌、テレビ、ウェブ媒体と、いろんなメディアでPTAのことが取り上げられています。時代とともに社会が大きく変わるなか、昭和の頃とあまり変わらない、昔ながらのやり方を続けるPTAに対して、違和感を抱く人が少なくないようです。とくに最近は「#PTAやめたの私だ」というハッシュタグが広がりを見せるなど、「PTAに入らない=非加入」という選択にも注目が集まっています。「保護者は全員必ず自動的に加入する」というのが、日本のPTAでこれまで長く続けられてきた慣習でしたが、本来PTAは、任意で加入・活動する団体です。そのことがだんだんと知られるようになり、「入らない」という行動をとる人も増えてきたのです。そもそもPTAとはどんなもので、どういう経緯で、今のような形になったのか? 今回は、そういった背景について、お伝えしたいと思います。■「自動加入方式」が定着したのはなぜ? PTAの成り立ちさかのぼって、日本にPTAができたのは、第二次世界大戦後間もなくのことです。もともとPTAは、アメリカの保護者(母親たち)が自発的につくった組織ですが、それを日本にもつくるように、GHQ(連合軍総司令部)が指示を出したのです。そこで文部省がハタ振りして、全国の学校につくらせたのが、日本のPTAの始まりです。アメリカのPTAは「ボランティア」です。つまり「自主的に、やりたい人がやる活動」なのですが、日本では戦後PTAが始まった当時、「ボランティア」というような概念はありませんでした。ですからPTAをつくらせるにあたっては、「保護者は全員、会員です」という、強制的な入会にするしかなかったのでしょう。この自動加入方式が、なんと70年という年月を経た今なお続いてきてしまったわけですが、そればかりか、強制はエスカレートしてきたところがあります。加入の仕方だけでなく、普段の活動についても、「保護者(母親)は全員必ず、6年間に1度は役員をやってください」というふうになり、本来の「ボランティア」とは、すっかりかけ離れてしまったのです。かくして「PTA=強制」という面が強化されていき、PTAを「やりたくないもの」「いやなもの」と感じる人が増えてしまった、というのが現状かと思います。■タブーだった「自動強制加入問題」が明るみにさて、そんなPTAがここに来てようやく、本当に「任意」のものであると知られるようになってきたのですが、それは、なぜなのでしょう? 原因は、いろいろあると思います。9年前、作家の川端裕人さんが『PTA再活用論』を出版し、任意加入周知の必要性を広く知らせたこと。憲法学者の木村草太さんが、今のPTAの強制加入について違法性を指摘したこと。新聞やテレビなど、大手メディアでPTAの問題が報じられるようになったこと。また最近は、熊本で起きた裁判も注目を集めました。ある保護者が、PTAが任意加入であることを知らずに会費を支払っていたため、会費の返還を求めて裁判を起こしたのです。この裁判は和解に終わりましたが、これによって、PTAが任意加入の団体であることは、より多くの人に認識されることとなりました。SNSなど、ネットが普及したことの影響も大きいでしょう。じつはPTAの強制性については、過去何度も問題になったことはあり、声をあげる人もそれなりにいたのですが、各PTAのなかで、特殊な例として処理されていました。それが、SNSなどの普及により、同じような考えの人同士がつながって、経験や情報を共有したり、声を上げたりできるようになったことから、社会のなかで可視化されてきた、という面があります。■少子化、共働き世帯の増加… PTA担い手減少の現実さらに、母親たちの状況の変化もあります。こちらは、専業主婦のいる世帯と共働き世帯の割合の推移を示したグラフですが、いまはこのように、共働き世帯のほうがだいぶ多くなっています。(注)1.「男性雇用者と無業の妻からなる世帯」とは、夫が非農林業雇用者で、妻が非就業者(非労働力人口及び完全失業者)の世帯。2.「雇用者の共働き世帯」とは、夫婦ともに非農林業雇用者の世帯。3.2011年は、東日本大震災の影響により、全国の調査結果が公表されていないため、掲載をしていない。4.「労働力調査特別調査」と「労働力調査(詳細集計)」とでは、調査方法、調査月などが相違することから、時系列比較には注意を要する。資料出所:1980~2001年は総務省「労働力調査特別調査」、2002年以降は総務省「労働力調査(詳細集計)(年平均)」を基に作成。出典:厚生労働省 女性の活躍促進に向けた配偶者手当の在り方に関する検討会報告書 このグラフには含まれていませんが、ひとり親家庭も増えています。筆者もそのひとりですが、いまは母子家庭や父子家庭が増加しており、約7~8世帯に1つは、ひとり親世帯といわれています。昔のように、子どものことやPTAに時間をかけられる、専業のお母さんは、だいぶ減ってきているのです。こういった時代・社会状況の変化を背景に、PTAは徐々に、時代に合わない部分が増えてきたのでしょう。PTAや自治体(教育委員会・P連)によっては、こういった状況に対応すべく、PTAが任意加入であるということを前提に、組織や規約を修正する動きも出始めています。では、あらためて、自動強制加入のPTAでは、具体的に何が問題となるのでしょうか? 実際に、どのような問題が起きているのでしょう? 次回は、この点について、もう少し詳しく掘り下げて、お伝えしたいと思います。■大塚玲子さんの著書 『PTAがやっぱりコワい人のための本』 (太郎次郎社エディタス/¥1,620)そこにいるのはどんな人たち? 負担はいったいどの程度? PTAのネガとポジを徹底仕分け。読めば気持ちが軽くなる一冊!
2017年04月14日こんにちは。ライターのNANARUKAです。少し前、学校でのPTA活動や役員を強制する是非がネット上で議論されていました。筆者は、長女が通っていた幼稚園で、長女が入学した小学校で、長男と次男の保育園で、毎年誰かのクラスで何かしらの役員を引き受けている状態が続いています。どのクラスでも、自ら進んで立候補しているわけではありませんが、やってみると何かしらの収穫や思い出は残るもので、今のところは決してイヤなことばかりではないという印象です。そこで、先日小学校のママさん方と集まる機会があった際、小学校のPTAや役員、ボランティア活動にメリットを感じたことがあるか、また、どんなメリットがあったかインタビューしてみました。その結果、経験者20名のほとんどのママさんが、少なからずメリットを感じていました。その意見を抜粋してご紹介します。●子どもによい影響があったと感じた例役員やボランティア活動は子どもが健全に成長していく日々を支える活動ともいえますよね。「やらされている」と暗い気持ちで1年間を過ごすくらいなら、「子どもの活動に一緒に参加している」気分でやってみましょう。そういうママさんはみなさん口を揃えて「子どもとの会話が増え、話も弾む 」とおっしゃっていました。『役員は先生と話す機会も増えるので、普段の子どもの様子を知ることができてよかったです。特に低学年のころは「学校に行きたくない」と言って休んだ時期が何度かあったので、先生と連携もしやすかったし、子どもも私が学校と関わっていることで安心感を得ていたようです』(40歳/1年・3年で役員を経験)『月に1、2回ほどの当番のあるボランティアを引き受けてみたところ、子どもと共通の会話ができたし、子どもが当番の日を楽しみにしてくれるようにもなりました』(37歳/2年でボランティアを経験)●自分の今後にプラスになった例「初めて顔を合わせた人でも思っていた以上に会話が弾んだ」「校内や近所に顔見知りが増えた 」「長く付き合える人に出会えた 」という声は多数ありました。学校活動に馴染めない人の中には、「人間関係を築くことが苦手」という方も多いと思います。けれど、“同じ年頃の子を育てている親”という共通点があるのだから、それほど身構えることはないのかもしれません。『6年間お世話になる小学校では、低学年のなるべく早いうちに委員や役員、ボランティアなどで行事に参加しておくといいと思います。知り合いが増えるし、学校の雰囲気や特徴をより深く知っておくと、その後いろいろな場面で参考にもなると思います』(42歳/1年・2年・5年で役員を経験)『保育園や小学校で何度も役員経験がありますが、どんな場でも仲間同士で楽しくできれば役員仕事もとてもいい思い出になるので、やるときは仲良しのママ友と一緒に立候補しています』(35歳/1年・2年で役員を経験)『不本意に任命されて最悪の気分でスタートしましたが、やるとなったら最低限はちゃんとやりたい性格。子どものためだと思い、腹をくくって前向きに取り組みましたが、意見に賛同してもらえたりアイデアが採用されたりすると嬉しいもの。最終的にはやりがいを感じられるようになっていましたし、高学年のママ友もできて、子どもの授業や進路の相談もできるようになりました』(38歳/2年で役員を経験)●思ってもみなかったラッキー体験例スタート時のマイナスイメージが強すぎたからでしょうか、「やってみたらそれほどイヤなものでもなかった」という声も。「またやってもいいかも」と思える所以としては、思っていた以上に収穫を感じられたり、“ご褒美”をいただけるパターン などがありました。初めからそれを望むのは贅沢かもしれませんが、そんな気分で終われたらハッピーですよね。『子どもに頼まれて図書関係のボランティアに参加したら、年度終わりにお礼をいただきました。ボランティアなのにお礼が出てビックリしましたが嬉しかったです。それに、子どもの普段の様子を見ることができたので毎回楽しみでした』(38歳/2年で役員・3年でボランティアを経験)『学校役員というと「やりたくないもの」とみんな口を揃えて言うけれど、よくよく聞くと「知り合いがいなくて気を使ってばかりだった」とか、「ひとり変な人がいて揉めた」とか。でも、私が引き受けた年は知り合いばかりだったので、決め事は和気あいあいだったし役員会もなごやかな雰囲気で緊張することもなくできました。毎回こういう感じなら、また引き受けてもいいなと思えました』(42歳/3年で役員を経験)『毎年必ず揉めるという役職になってしまい、その年も役員さんの中に言動ややり方が偏っていてトラブルを引き起こしやすそうな人が1人いて不安でしたが、他の方々が大人の対応でかわしてくれ、荷担する人もいなかったのでイヤな思いもすることなく終えることができました。運良く、そういう人への対応に慣れている方々とできてよかったです』(40歳/4年で役員を経験)----------いかがでしたか?フルタイムの仕事に就いている方、きょうだいが多い家庭、介護や育児など、困難な事情を抱えている方も、もちろんいると思います。そういう方々に、半ば無理矢理に押しつけるようなことはあってはならないと思いますが、もし、少しでも前向きになれるのなら経験してみて損はないのかもしれません。納めているお金の動きや決め事、それらの理由や過程などを知れば、学校運営がどういうものか理解でき、知識も深めることができます。そんな「チャンス」と捉えて暗いイメージを払拭できれば、役員仕事もなかなかクセになってしまうものなのかもしれません。●ライター/NANARUKA(フリーライター)●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年04月13日こんにちは、『PTAをけっこうラクにたのしくする本』の著者・大塚玲子です。この春、お子さんが小学校に入る保護者のみなさま、おめでとうございます。小さな背中にランドセルをのせて学校に向かうお子さんの姿を想像すると、顔がほころんでしまいますね。保護者として不安なこともいろいろあるでしょう。もしかしたら、特に心配なことのひとつは「PTA」かもしれません。世間ではよく、PTAはとてもオソロシイもののように言われています。「時代に合わない」とか、「お母さん同士の関係がスゴイ」とか。でも実はPTAって、そんなにみなさんが思うほどは、コワくないのです。PTA経験者は「思ったよりもいい印象だった」という意見が多い!?TVなどではどうしても、ギョッとするようなひどいPTAの話が取り上げられがちです。なかにはそういうPTAも存在するのは事実ですが、でも全国にある約2万の小学校のPTAの全部で、そんなひどいことが起きているわけではありません。以前、ある女性誌でアンケートをとったところ、PTA経験者のうち「思ったよりいい印象だった」または「思った通りいい印象だった」と回答した人は、なんと“7割強”。いま「リビコミュ」で「小学校のPTA役員、委員について」というテーマにコメントが寄せられていますが、ここでもやはり「実際にやってみたら、知り合いが広がってよかった」という声がたくさんあがっています。よかったら、のぞいてみてください。わたしも子どもが小学校に入るときはとても不安だったのですが、3年生のとき、初めてある委員をやってみたところ、予想していたよりずっとラクで、拍子抜けしてしまいました。運がよかったのかもしれませんが、「世間で言われるようなPTAのイメージは、ほんの一面に過ぎないんだな」ということを実感しました。PTAをどう乗り切る?低学年でやっておきたい3つの理由さて、おそらくみなさんがいま一番知りたいのは、「PTAをどう乗り切ればよいか」というところでしょうか。よく聞くのは「低学年のうちに委員をやっておいたほうがいい」という話でしょう。「高学年でやるよりラクだから」ということでそう言われるようですが、わたしは正直「そこは、どうかな?」と思います。PTAによって違うのですが、委員長は学年に関係なく選ぶことも多いので、いつやってもそんなに変わらない場合もあります。でも「低学年のうちにやってみる」ことは、私もおすすめです。理由は、以下の3つです。■1ほかの保護者とつながりができるからこれはよく言われることですが、学校のこと、先生のこと、子ども同士のことなど、低学年のうちは特にわからないことが多くて不安でしょう。そこでPTAに足を踏み入れると、ほかの保護者と話す機会ができるので、情報が入りやすくなり、ちょっと安心できると思うのです。それに学校に行ったとき顔見知りの保護者がいると、ほっとしますよね。わたしもPTAをやってきて、それが一番よかったと思うところです。わたしのように、中・高学年からやってもいいのですが、早めに顔見知りが増えると、より心強いんじゃないかなと思います。■2びくびくしないで済むから早めにやってみれば、そんなにコワくないことがわかるから、という意味でもおすすめです。「いつか、やらなきゃ」と思いながら毎年春をユウウツに迎えるよりも、早めにやったほうが、気持ちがラクじゃないかなと思います。■3楽しかったら、またやれるから低学年でやっておけば、もし楽しかったときにまたやれるから、というのもあります。もちろん「もういいや」と思ったら距離をおけばいいですし、早めにやって様子を見るといいのかな、と。意外と思われるかもしれませんが、PTAって実は、委員長や本部役員など「中心的な役割」のほうが楽しいところがあるのです。その証拠にホラ、PTAが楽しそうな人って大体役員さんでは?なぜ役員のほうが楽しいのかというと「やらされ感」が少ないからでしょう。ヒラの委員は自分で決められることが少ないので、どうしても「やらされ感」を抱きやすいのですが、委員長や本部役員は自分で決められる範囲が増える分「やらされ感」が減って、楽しくなるのかな、と。ただ辛いのは、中心的な役割ほど、仕事や拘束時間も増えていくところ…。どこまでやれるかはその人の状況によって異なるので、早めに一度委員をやってみて、見極めるのがいいと思います。「やらないと決めたならやらない」「やると決めたら楽しんで」最後に一つだけ、お願いしておきたいことがあります。それは「どうしてもやりたくないなら、やらない」、でも「やると決めたら、楽しんでやってほしい」ということです。というのは「やりたくないのにやる」人は、「わたしもやりたくないのにやったんだから、あなたもやりなさいよ!」というふうに、他の保護者にも活動を強制しがちで、PTAの雰囲気が悪くなってしまうから。だったら、やらないほうがいいと思うのです…(苦笑)。でも一方で、もし「やる」と決めたなら、ぜひ楽しんでやってもらえたらうれしいです。なんでもそうですが「楽しもう」と思ってやれば楽しくなるし、「つまらない」と思ってやればつまらなくなるもの。せっかくやるなら、楽しんだほうがいいですよね?なお、なかにはPTAを本当に「できない」状況の人もいると思います。闘病中の人や、家事育児仕事をひとりで全部背負っている人、看護・介護中の人など、どうか無理はなさらずに。もしも役員を押し付けられたりして、キツイときは、学校の先生などに、退会(非加入)の相談をしましょう。みなさんの入る学校のPTAが、楽しいものでありますように。問題点もあると思いますが、そういうものも、無理のない範囲でちょっとずついい方向に変えていってもらえたら、とてもうれしいです。<プロフィール>大塚玲子さん編集者&ライター。出版社や編集プロダクション勤務を経て、2003年、妊娠出産を機にフリーに。主に「PTA」などの保護者組織、「いろいろな形の家族」をテーマに取材や執筆、講演等を行う。新聞・雑誌、テレビ・ラジオ等にちょこちょこ登場。著書は『PTAをけっこうラクにたのしくする本』『PTAがやっぱりコワい人のための本』『オトナ婚です、わたしたち』(全て、太郎次郎社エディタス)。ホームページ
2017年03月21日おかあさま! ちょっとソレやめて〜!!義母にやめてほしい行動エピソード夫や孫、たまに私のことを、何かと気にかけてくれるお義母さま。それはありがたいことだけど、「ちょっとソレやめてくれー!」「いい加減にしてほしい!」なんて思うこともよくありますよね? 今回はみなさまから寄せられた、お義母さまにやめてほしい行動エピソードを紹介します。イラスト:春吉86%本当にヤメテっ!! しつけに悪影響ですトイレのドアを開けたままトイレをする…。しかもズボンとパンツを下げたまま出てくる! 息子も見てるし真似するからやめてほしい(けんちんまみぃ)食後のお茶で口の中を「グチュグチュグチュ」と音を出してすすぎ、そのお茶を何事もなかったかのように飲み干すこと! これを食事中見るたびに気分悪いし、鳥肌が立つ…(オレンジ)孫に対して、ママが怒るからやめとこう!ママのお顔見て!怒ってる!と言うのはやめてほしい。なぜダメなのかをちゃんと教えないといけないのに、ママが怒るからやめようねはおかしい!(さち)いちいち優劣つけないで!義母には孫が6人いるが、頭脳・運動神経などでランクをつけて比べるので、親族が集まると母親たちの顔がひきつる(りん)上の子はパパ似、下の子はママ似のわが家。そのせいか上の子の方がかわいく感じるらしく、義母が「写真を撮らせて〜♪」というときは、上の子だけ呼ばれて撮られることも。何かと分け隔てがあるので、下の子はよりいっそう懐かず悪循環。もっと大人になってほし〜い!(ゆう)ハッキリ言ってありがた迷惑ですっ!「このお洋服○○ちゃん(私)に似合うと思って…」と渡された服は、義母の着なくなった物だった。年代もセンスもサイズも全く違うのに、自分が物を捨てられないからといって渡さないでほしい!!(ココちゃん)食べ切れなかった期限切れの食品を、その部分のラベルを剥がして持ってくるのをやめてほしい。期限切れの海苔を大量に持って来られたときは、なんと海苔がくっついててブロック状態に! 流石に食べたくないし捨てるのも気兼ねするしでその海苔をリメイクして海苔の佃煮を作り、義母にリリースした(海苔のりお)孫におやつやおもちゃを与えすぎる義母。毎日が誕生日・クリスマスなどのイベントのよう。おかげで私が何を買ってもあんまり喜ばなくなってしまった。パート中に義母に孫の面倒を見てもらっている手前何も言えないが、おやつをたくさん食べすぎて夕飯が食べられなくなるなど困っている…(山田花子)義母のNG行動のせいで、子どもの健康が心配…自分の使った箸で子どもたちに取り分けるのをやめてほしい。夫にやめるように言ってもらったがすぐに忘れるので、されるまえに私が取り分けるよう気をつけている(るいーじまま)自分の畑で採れた自家製の野菜だからと、安心しきって軽くしか野菜を洗わない。いつも義母が作ったご飯には必ず小さな虫が浮いているので、子どもに食べさせたくないというのが本心。でもとってもよくしてくれるので、キレイに洗ってほしいとなかなか言えない(なすび)義父のお墓参りに行くとき、子どもが手を洗ったら「これで拭きなさい」とお墓を拭くために置いてある雑巾をハンカチ代わりに手渡すこと(育った環境恐るべし)家庭事情を孫に探り入れる義母息子に「お母さんってやさしいの〜?」とか「普段夕飯何食べているの〜?」って探りをいれること。息子に「ママがそんなこと聞くの嫌だな〜って言ってたよ」と言わせた(笑)(匿名)子どもが話せるようになった年齢くらいから、我が家の事情をそれとなく聞きだしている義母。最近は習い事や学習面まで聞いているらしい。私のいないところで聞いているのが詮索みたいでイヤ。私に堂々と聞いてくれればいいのに!(ぴっころりん)孫や息子に会いたいのはわかるけれど…ほぼ毎週末、急に「今から10分後くらいに着きます」と電話が来て、長居すること。それが朝9時ぐらいだったりするので、まだぐっすり寝ている夫をたたき起こして服装を整えて…とけっこう迷惑(ピーチ)「遊びに行っていい?」ではなく、「遊びに行くから!」と私の都合を聞いてくれないこと。あと、勝手にキッチンに入り冷蔵庫を開けたり、調理器具を見たりすること。あくまで息子の家だから、嫁には遠慮がないのでしょうね(ピノ子ママ)まだ子どもが産まれたばかりのとき、心配してくれているのはうれしいが、遠慮なくカギを開けて家に入って来られるのがイヤでたまらなかった。義父も連れて来るため、自分の家なのに窮屈に過ごすはめに…(ナオコン)おばあちゃん?おかあさん? 意外と難しい「呼び方問題」義母(60代)はフルマラソンどころか100キロマラソンも完走してしまうほどパワフル! 本人も若いことを自負しているので、幼稚園の敬老会があった際、園が作った「敬老会のお知らせ」「おじいちゃんおばあちゃん」の文言に憤慨。「私はおばあちゃんじゃありません!」と幼稚園に電話しようとしたので慌てて止めたことがある。ちなみに孫には「〇〇ちゃん」とニックネームで呼ばせている…(じゅんち)子どもが生まれる前までは私のことを「〇〇ちゃん」と呼んでいたのに、生まれてからは「お母さん」と呼ぶのでやめてほしい。子どもの前じゃなくてもそう呼ぶし、つい間違えても「〇〇ちゃ…あ、お母さん!」と呼び直される(笑) 私はあなたのお母さんじゃないからーーー!!(みぃママ)義母を「お母さん」、義父を「パパ」、夫を「お父さん」、私を「ママ」と孫に呼ばせていること。おばあちゃんと呼ばれたくないことと、義父の事をずっとパパと呼んでいるから直せないとのこと。家では私たちを「お父さん、お母さん」と呼んでいるので子どもが混乱し、イライラしている!(みそカス)とにかく恥ずかしいのでやめてください!恐ろしく声がデカイこと! 特に興奮すると何100デシベルあるんだ??というくらいの音量。本人は全く自覚なしで、窓を開けていたらご近所さんに家庭の事情が筒抜けになる。(オレンジ)義母と電車に乗ってショッピングに出掛けたときのこと。電車に乗るや否やダッシュし、まるで椅子取りゲームかのように席を確保(笑) 「あなたの席もとったわよ」とニッコリ。なんだか恥ずかしくなり、私の席までいいですから…と心の中で思った(ねねでぶ。)なぜかいつもお風呂の窓を開けて入浴する義母。田舎とはいえ近所の目もあるし物騒だから!と言っても、「大丈夫よ〜。どこの誰がこんなおばあさんに興味があるのよ〜」とのたまう。しまいには、私が入っていても「換気のため開けときなさいよ!!」と外から窓を開ける…。ホント勘弁してほしい!!(ぱんちゃん)
2017年03月16日春にお子さんが小学校入学を控え、親子ともにワクワクドキドキしているご家族も多いかと思います。その反面、未知な小学校ワールド。「PTAって大変!?」「親の負担はどれくらい!?」と不安でいっぱいの方もいらっしゃるでしょう。■学校からたくさんのプリント。本当に参加しなければいけない行事はどれ!?小学校に入学してまず驚くのは、持ち帰ってくるプリント類の多さ。校長や学校から出されるもの、PTAから出されるもの、地域から出されるものなど重要なものも、そうでないものも玉石混合で、どっさりと子どもが持ち帰ってきます。その中には、保護者会のお知らせ、講座などのお知らせ、ボランティアのお願い、授業参観など学校への参加を呼びかけるプリントが入っています。できるだけ学校にも協力したいし、子どもの様子も知りたいけれど、働いていたり、小さなきょうだいがいたりすると難しいのが現実。年に数回ある保護者会は、毎回の出席が難しければ、係りや委員を決める最初の保護者会にはできるだけ顔を出し、それ以降のものは調整がつく範囲での出席、などと優先順位をつけるのがおすすめです。■PTAの係りや委員、あなたはどうする?加入が任意であり、加入しない保護者が出てきたことも話題になっているPTA。それでもほとんどの人が加入するのが現状です。考え方や事情によって立場は人それぞれですが、筆者は、公立小学校は学校側だけでできることにも限界があり、保護者の協力が学校生活には欠かせないと感じています。だから、「がんばりすぎず、できる範囲での協力」を心がけています。「がんばりすぎず」というのは、小学校ママ歴も5年近くなり、PTAの仕事というのはやはり「子育て観」が関わってくるもので、子育て観ほど全員一致が難しいものはない、と実感しているからです。特に公立小学校は、「この学校のここが気にいって子どもを行かせている」というわけではないので、ますます価値観はバラバラです。利益の追求という共通の目標を持って動く会社などの組織とは異なり、目標も熱意も集まってくる人もバラバラ。そこで子育て観をぶつけ合うのもなかなか大変なので、「与えられた仕事」をきっちりこなすことや、自分の得意な仕事(例えば書類作成)などで貢献するようにしています。■どうやって「できる範囲の協力」をする!?「働いているから」というのがPTAの仕事の免除の理由にはならなくなってきています。でも、現状平日の昼間をPTAの仕事に割ける人は限られています。それではどうしたらいいでしょう。係りによっては家や土日でもできることも多かったり、特定の時期だけ忙しかったりと働いていても比較的参加しやすいものと、平日の集まりが多くまず難しいものがあります。ただ、表面上はなかなかそれが見えにくく、係りを決める段階でほとんどの人がよくわかっていないのが現状です。係り決めを運任せにするのではなく、リサーチが重要。上の学年にきょうだいがいるママなどに早めに係りや委員の仕事の内容を聞いておき、どの係りや委員なら比較的できるか目星をつけておくことをおすすめします。希望者がいないと、くじ引きやじゃんけんで決められる場合もあるので、大変な係りになってしまうリスクを避けるために、事前にリサーチした比較的やりやすい係りに立候補してしまうのも作戦のひとつです。係りをやると学校の事情もよくわかったり、他学年の知り合いもできたりなど、プラスの面もあります。小学校は、子どもが自分で登下校して、親同士が知り合う機会も園時代よりぐんと減るので、知り合いを作りたい場合は、思い切ってできそうな係りに立候補してみてもいいでしょう。【まとめ:小学校PTAをのりきる 3つのコツ】1)どの係りならできそうか事前にリサーチをしておく2)学校の事情を知りたいならできそうな係りをやってみる3)PTAと仕事は違うと考え、仕事のやり方をそのままPTAに持ち込まないように注意
2017年03月06日新入生ママを戸惑わせるのが、小学校でのPTA問題。多くの小学校では、「子ども1人につき1回は役員・委員を」といった暗黙のルールがあります。共働き家庭に配慮されていた保育園とは異なり、小学校でのPTA活動の多くは平日の日中。「仕事があるから」は役員や委員免除の理由にならないため、仕事とPTA活動の両立に苦慮しているママも多いようです。■「PTAやめた」と考える前にPTAが任意団体であることは昨今のニュースでも報じられています。実際問題、PTAを積極的にやりたいと思っているママは、専業、兼業問わず多くないのではないかと思います。でもだからといってすぐに「PTAやめた」とは声をあげることもできないのも実情。また「やりたくない」と思っていても、くじ引きなどで引き受けざるを得ないことも。まずは自分の学校のPTA活動について調べてみてはいかがでしょうか? もしかしたら仕事との両立ができる活動や子どもにとって必要な活動も見えてくるかもしれません。■各委員の活動内容をリサーチまずは委員会の種類や活動内容をリサーチしてみましょう。PTAには、活動の中心となる本部役員をはじめ、各クラスのとりまとめを行う学級委員、保護者向けの交流会などを主催する文化委員、広報誌を発行する広報委員など、さまざまな委員会が設置されています(委員会の名称は学校によりさまざまです)。委員会の中には、平日の会議が比較的少ないものもあるかもしれません。たとえば、広報委員会の作業として、運動会や発表会の参観のついでに写真撮影すれば対応できる場合もあります。また校外委員会の場合には、出勤前に通学路の見守りや夏休みの夜間見回りといった活動内容で、子どもの安全な通学、日常を守るために必要な役割を担っています。さらにこうした校外活動は、あまり仕事に影響せずに対応できる可能性も。一般的に「PTA活動は子どもが低学年のうちに引き受ける方が負担が少ない」といわれています。自分にできそうな委員会があったら、早めに立候補してしまうのも手です。■積極的に引き受けられる作業いまは1人1台のスマホが一般的になり、ネット環境もとても身近なものになりました。でも、「パソコン作業は苦手」という人もまだ少なくありません。アナログ作業が多いPTA活動の中でも、お知らせのプリントやチラシ、パワーポイントを使った発表用資料の作成など、パソコンスキルが必要となる場面もあります。書類作りや調べ物など、自宅でできる作業は積極的に引き受けることで参加するという方法もあります。仕事の都合でどうしても会議に出席できないときも、「その代わりに書類は作っておきます」ということになれば角が立ちにくいかも。■ママだけの活動ではないPTAの「P」は「Parent=親」の意味。活動に参加するのはママだけ、という決まりはありません。委員会の会議などは、パパに参加してもらうのもひとつの方法です。「仕事でPTAの会議を欠席」というママにはときに厳しい視線が向けられることもあるPTAですが、なぜか男性であるパパが参加すると、「仕事もあるのにPTAに参加するなんてスゴイ」といった雰囲気に。同じように仕事を持つママとしては少しモヤモヤしますが、そこはこらえてパパに頑張ってもらいましょう。PTAの会議では「本題に関係ないおしゃべりで時間が無駄に過ぎる」という悩みもよく聞かれます。参加するのがパパなら、そんなママたちのおしゃべりもシャットアウトできそうです。さらにパパに期待したいのが、会議の効率化。仕事で培ったプレゼン能力、時間の使い方工夫をPTAでもいかんなく発揮して、「これはこうしませんか?」と提案してほしいところ。ほかのママも提案したくてうずうずしている場合もありますが、どうしても女性同士では軋轢が生まれそうで言えないものです。共働きやシングル家庭が増えている最近では、委員会を設置せずイベントごとにお手伝いの保護者を募るなど、より多くの保護者がPTAに参加できるよう工夫されている学校もあるようです。PTA活動の意義についての意見も聞かれるようになった昨今。自分の目でどういった活動をしていて、子どもにとって何が有意義なのかを把握することも必要な時代になってきていると思います。学校にすべて任せて安心するのではなく、学校への意識を高めるために、PTA活動について考えてみたいですね。
2017年03月04日こんにちは、こじらせ美容オタク家のともです。先日、PTAをやめた東京都内の主婦のことが話題になっていました。PTAに関しては長年賛否はありますが、そもそも「え?PTAって入らなくてもいいの?」と思った人もいるのでは……。そうなんです、PTAは任意なので入る入らないは自分次第。しかし、現実は「入らなくてもいいなら入らなければいいじゃん」とそう簡単なものでもないようですね。そこでPTAに入会しないことに対する賛否両論の意見を聞いてみることにしました。●(1)皆やっているのに一人だけやらないのは許せない『皆、いろいろな事情があって忙しいのにきちんとPTAの仕事をこなしてきている。自分だけしない、なんてただのわがまま』(30代女性/パート)やはりPTA非加入をよしと思わない理由の一つに、「皆やっているのに……」という気持ちがあるのは確か。また、自分がもうPTAをやった後に「非加入でもいい」という風潮になってしまえば、「私は頑張ったのにずるい」のような気持ちになるのは仕方がないことなのかもしれません。ずっと続いているPTAの制度、「私はやったのに」という気持ちが永遠と受け継がれていく ことも、なくならない理由の一つなのでしょう。●(2)学校とのつながりを持てる『やってみたら、たくさんの親と話せるようになったし先生とも仲良くなれた。学校に出向く機会も増え、学校と子どもと親がつながれる良い機会に。今でもそのPTAで仲良くなれた人たちと先生とは連絡を取り合っている』(40代女性/会社員)確かにPTAがないと学校と親が密につながる機会はなくなります。PTAをやることによって、学校という存在が子どもだけでなく親にとっても身近に感じられるとのこと。また、「学校はこんなことをやっているんだ」と新しい発見もある ようです。その活動に意義を見いだせたとすれば、「やってよかった」と思えるのかもしれません。●(3)PTA活動自体が無駄ばかり『お菓子を配ったり、ベルマークを集めたりとその仕事がわざわざ親に半強制でさせる仕事か?って思う。これだったら会費を払って外注してくれた方が体力的にも精神的にも全然楽』(30代女性/看護師)「PTAはいらない」という理由に、「その仕事自体がしてもしなくてもいいような仕事だったから」と感じる人は多いみたいですね。「大した仕事じゃないし、わざわざこれを親がしなくてはならない意味がわからない」「無理やり仕事を作っているだけの気がする」というように、仕事自体に全くやりがいや意味を感じない 、それなのに無駄に人間関係に疲れたり、時間を拘束されたりするからこそPTAはボランティアや外注に、と思うようです。●(4)負担が増えて子どものための時間が減る『仕事に家事に育児、その上PTAの活動となると子どもとの時間は減るに決まっている。夜中の集まりもあったりして、小さい子どもがいる家庭はどうすればいいんだ、って感じ。むしろ親に悪影響を与えているだけ』(30代女性/自営業)PTAをすることによって子育ての余裕がなくなり、イライラしているのを子どもにあたってしまう、では本末転倒。子どものための活動なのに、なぜかいつのまにか学校のためだけの活動になってしまっている と感じるのも「イラナイ」と思う理由。実際、親は日々の生活だけでてんてこ舞いの人の方が多いのです。それに加えPTA活動となると、仕事も半日休まなければいけなくなるなど、特に働いている親にとっての負担は大きいよう。----------やはり「PTAをやりたい」と心から思っている人は少数であり、ただそれでも「やめます」と言えないのは、「やめたら子どもがいじめられるのでは……」と子どもを人質にとられている感がある、というのは否定できないですね。また昔と違って家族のかたちも現在は多種多様なので、やはり古い制度をそのまま今に、というのは無理が生じてくるものなのでしょう。●ライター/とも(こじらせ美容オタク家)●モデル/ゆみ
2017年02月14日子育てのゴールは子どもが自立することと言われています。しかし、親がつい先回りした行動をすることで、子どものやれる、頑張れるという意欲を削いでしまうことになります。親がよかれと思って手や口を出すことは、実は子どもの意欲をつぶしてしまうことになりかねません。先回り育児とはどんなことで、どうすれば改善できるのでしょうか。子どもの「やりたい」の芽をつんでしまう行為親にとって子どもはいつまでたっても子ども。親心からつい手を出してあげたくなってしまうものです。しかし、そういった行動が子どもの「やりたい」気持ちを奪い、自立心が育たなくなってしまいます。下記の行為は、典型的な先回り育児です。ついやってしまっていませんか?・この子にはまだできないと判断して手を出す・時間がなくて親が着替えさせる・子どもが悩んでいる時に答えを待てずに親が決める・うまくできない時に、やり方を教えるやってもらうことが当たり前になると、子どもは自分でやろうと思わずに人に依存するようになります。先回り育児をしないための4つの心得実際の場面を目の当たりにするとつい手がでてしまうかもしれませんが、そんな時に知っておきたい心得を覚えておきましょう。・手を出すのは子どもに頼まれた時だけ少し頑張ればできそうなことに挑戦しようとする子どもの意欲を優先してあげましょう。また、やってみてできない時に自分から「やって」と頼めるかどうかも自立の一つです。学校や社会に出れば必要な時に人に頼む場面もでてくるでしょう。自分ができない時は助けを求めることができる子にすることも大切です。・時間がなくて親がやる場合は事情を説明する先回りしてしまう理由の1つに「時間がかかる」「イライラする」ということもあります。確かに、全てのことを子どもに託していては、ママのストレスはたまってしまいます。また、時間が限られている場面も多くあります。そのような時は無理に我慢をする必要はありません。しかし、手を出す場合は頭ごなしに「ダメ」と言ったり、黙って手を出したりすることはないようにしましょう。「ごめんね。できることは分かっているけど、今日は忙しいからママがやるね」などとしっかり事情を説明し、子どもが納得してから手を出しましょう。・自分で選択させる自分で選ぶということも自立には欠かせないことです。自分で決めたことは行動に移しやすいものです。食べたい物や着たい物など小さいことからで構いませんので子どもに決めさせる機会をたくさん作りましょう。決めたことは絶対に否定せず、意思を尊重しましょう。・失敗することも良い経験と思う親が先回りをしてしまう理由として他には、子どもに失敗をさせないため、ということもあるでしょう。そのために手を出したり上手くいく方法を教えたりするのです。しかし失敗することは悪いことではなく、むしろ失敗の中から良い方法を探すことが良い経験になるのです。危険が生じることでなければ、大いに失敗を経験させてあげましょう。私の息子は、最近一人でお布団に入るようになりました。「一人で寝てみる」という意志を尊重していますが、どうしても寝付けない時は本人に呼ばれて結局一緒に寝ることもあります。逆にそのまま寝つけた時には、翌日「一人で寝られてすごかったね」とたくさん褒めています。できない時は無理をしないことがストレスをかけずに成功する鍵だと思います。その分頑張れた時にはそのことがどんどん自信となるようです。子どもは昨日と同じと思っても、しっかり成長しているものなのですね。余裕のある限り見守ること・・・それが子どもの自立を促します。今後はイライラをぐっとこらえて、待つことを意識してみてはいかがでしょうか?
2016年12月01日長い結婚生活のなかでは、いいことも悪いことも含め、何かと思いがけないことが起こるものですよね。その「思いがけないこと」の中でも、「夫の転職や起業」は生活そのものに大きな影響を及ぼす出来事といえます。もしあなたの夫が会社都合のリストラではなく、自ら会社を辞めたいと相談してきたとき、妻としてどう受け止め、アドバイスをするべきでしょうか。■「辞めて何をしたいのか」より「なぜ会社を辞めたいのか」もしかすると夫は今の仕事や人間関係にストレスを感じて、誰にも話せずにため込んでいて、そこから逃れたいがために「辞めたい」と考えているのかもしれません。それならまず、その気持ちを吐き出してもらうことが先決です。私が今まで受けた男性からの転職相談では、よくよく話を聞いてみると、本当に会社を辞めたいのではなく、ただ現状が辛いというケースがわりとあります。その場合はまず妻が精神的な理解者となってあげることで、冷静にどうすべきか考えることができます。また、「会社の制度に不満がある」「上司とそりが合わない」「会社の業種に将来性がない」など、今の会社に対する不満だけを辞める理由に挙げる場合は、転職や起業をしてもまた同じような不満を持つ可能性があります。不満があるから辞めたくなるのはわかりますが、それに対してどこまで自分自身でそれを変えるべく働きかけたか、またその中でも実績を上げるなどして現在の職場において「やりきり感」を持っているかを確認してみましょう。■転職または起業のリスクそして「やはり会社を辞める」という結論になった場合、転職にしろ起業にせよ、なぜその会社なのか、その仕事で起業するのかを聞いて、あなたが「なるほど、それなら納得できる」と心から思えれば、ひとまず心構えの部分では大丈夫でしょう。特に起業する場合は、妻1人を納得させられないのなら、取引先や銀行などと交渉することはさらに難しくなるからです。また収入面については必ず確認しておきましょう。転職先のほうが高収入だからと思って転職しても、それは最初の一年だけで実績が出せなければ減額される可能性もあります。転職先の給与形態はきちんと把握しつつ、万が一結果を出せず収入が減ったとしてもモチベーションが落ちることのない、夫にとってはやりがいのある仕事内容なのかを聞いておきましょう。 ■「最悪のシナリオ」を共有する起業の場合は収入に保証がありませんからより深い話し合いが必要です。まずは夫に、具体的な事業計画を説明してもらいましょう。あなたがその内容一つ一つをイメージできるくらいまで細かく聞くことが大切です。そのうえで、期限を決めて売上目標を決め、そこに至らなかった場合は撤退するなど、「最悪のシナリオ」を共有しておきます。子供がいなければ子供を持つ時期、子供がいるなら教育費をどうするかも含めて話しあっておきましょう。転職より起業は多くのリスクが伴います。仕事の知識や人脈に加え、よほどの情熱と覚悟がなければ続きません。あなた自身も夫をどこまでサポートできるかよく考えてください。転職や起業は男性にとって人生の大きな岐路です。妻であるあなたは、彼が進みたい道を全力で支え、励まし、応援しつつ、一方では冷静な目を持って二人の家庭を守っていってあげてください。
2016年09月21日転勤するたびに、引っ越し。積極的にママ友を探してた頃。我が家の娘は自閉症と診断されています。娘の障害が分かる前は、夫がよく転勤をするので引っ越すたびにSNSを使って近所の人を見つけたり、サークルに入ったりと積極的にママ友を探していた私。しかし、娘に障害があると分かってからは、それをするのをやめました。公園に行っても、お友達と上手に遊べない自閉症の娘Upload By 553kmn(こころ)娘は少しだけ言葉を話せますが会話はできません。友達と遊んでいても、自分の好きな方向に行ってしまいます。成長とともに娘のそんな言動が目立つようになると周りの視線が痛く感じるようになりました。娘と外にでれば、どこかへ行ってしまう娘をずっと追いかけまわしている状態。せっかく知り合ったママ友とも、あまり話せませんでした。娘を連れてママ友と遊ぶときはいつも「迷惑かけないかな?」「大きな癇癪は起こさないかな?」とビクビクしていたのです。かといって、知り合ったばかりのママ友に「娘には障害がある」と伝えるのは気が引けてしまい…一緒に遊んでくれるママ友とお子さんにありがたいと思う気持ちと、どこかで申し訳ないと思う気持ちとの板挟みになってしまい、それが私にはストレスでした。「もう、無理にママ友と付き合おうと頑張るのはやめよう」そう思い、新しい引越し先ではママ友を積極的につくるのをやめました。育児は、やっぱりときどき孤独。でも「今は難しい」と割り切ったら、楽になった。Upload By 553kmn(こころ)本音を言えば、私もママ友ともっと仲良くなりたかったです。ママ友同士が遊んでいる様子をSNSで見るたび、私はうらやましく感じていました。娘に障害がなければ、もっと気軽に遊びに誘えたのかな、なんて考えてしまうこともありました。障害児の育児ってほんとに孤独で、ときどき寂しくなります。「ママ友づくりをやめよう」そう思ってからも、実は何度かSNSでママ友探しのコミュニティを見ていました。徒歩で行けるくらい近くに住んでる人も、何人かいました。以前の私なら嬉しくてすぐにメッセージを送っていたと思います。でも、娘を連れて初対面の人と遊ぶことは、今の私にはとても大変で、勇気が必要でした。SNSのコミュニティを覗いては、何も出来ないまま毎回閉じていました。それから数ヶ月が経ち、今に至ります。もうあのSNSのコミュニティは見ていません。あんなに悩んでいたのに、いつの間にか「ママ友は難しいから今はできなくてもいいや」と自然に思えるようになっていました。そう思えるようになったことでモヤモヤした気持ちは消えていました。積極的なママ友づくりをやめても、それでも仲良くできる友達がいるUpload By 553kmn(こころ)ママ友との交流は大事。でも、無理して付き合おうとすると今はつらい。私がママ友づくりを積極的にしなくなったのは、そんな理由でした。もちろん、娘に障害があると分かっていても今まで通りに接してくれるママ友は私にとって大切な存在。娘が療育に行ってる間に、独身の友達と遊んだり、趣味の文房具を集めることが1番の楽しみと息抜きになっています。独身の友達とは子育ての話題にもならないので、今1番素でいられる存在だったりするのです。
2016年09月08日ママ友の派閥争い……殺伐とした役員決め……平日昼間からの会合(とくに意味のある会話なし)……などなど、何かと悪いイメージがある“PTA”。タレントで『一億総活躍国民会議』の民間議員でもある菊池桃子さんが、『PTAは本来、任意活動であるはずなのに、全員参加のような雰囲気がある。働くママにとっては厳しい』といった主旨の発言をして多くのママの共感を得ました。たしかに、日本のPTAは任意制のはずなのに、もはや強制加入が当たり前みたいな雰囲気がありますよね。しかし、PTA活動には悪い面だけではなく、「ママ友が作れる」「学校の様子を詳しく知ることができる」など、メリットとなる部分もたくさんあります。いろいろと騒がれることの多いPTAですが、実際のところママたちはPTAについてどう思っているのでしょうか。そこで今回は、パピマミ読者の皆さんに「PTA活動のあり方」についてどう考えているか聞いてみました!●「PTA活動」のあり方について、どう考えますか?・1位:PTA活動自体なくなればいいと思う……37%(244人)・2位:完全任意制にすべきだが、役員には何かしらの報酬を出すべきだと思う……24%(160人)・3位:全員参加にすべきだが、運営方法の改善は必要だと思う……21%(141人)・4位:完全任意制にして興味のある人だけやればいいと思う……15%(99人)・5位:保護者たるもの全員参加すべきだと思う……2%(16人)※有効回答者数:660人/集計期間:2016年5月5日〜2016年5月9日(パピマミ調べ)●「なくなればいい」が最多『今度子どもが小学校を卒業するけど、正直必要性は全然感じなかった。ムダな仕事が多いし、目的があいまいでグダグダだった』(30代ママ)『PTAが成し遂げることよりも、絶対にママたちへの被害の方が大きい。仕事休んでまで会議出席しろとか頭おかしい。なくなっても誰も困らないよ』(40代ママ)一番多かった回答はなんと『PTA活動自体なくなればいいと思う』でした!仕事とPTAのバランスや人間関係など、その理由はさまざまですが、多くのママにとって“不必要”というイメージがある みたいですね。PTAの活動内容は各学校によって大きく異なりますが、学校によっては「全員参加」「会議は平日昼間」「会費強制徴収」などを掲げるところもあり、横柄とも思えるPTAのあり方に疑問を感じる人は少なくありません。また、本来「プリントに目を通しておいて」で済むはずの情報をわざわざ会議を開いてダラダラと説明したり、平日の昼間に集まったと思ったら、ランチを食べながら来ない人の悪口を延々言って終わる、などの体験談もあり、本来の“PTA”としての役割を果たしていない との声も多く聞かれました。たしかにそういった現状を聞くと、PTAの存在価値について考えてしまいますね。しかし、一方ではPTAがないと学校がうまく回らないというケースも多くあります。そのため、一概に“PTA活動”をなくせばいいというのは早計ですね。『一度保護者向けに「PTAは必要だと思いますか?」ってアンケートをやればいいのに』というコメントがありましたが、保護者に“PTA”の存在意義を問うてその上で多数決で運営するかどうかを決める、というのも一つのアイデアですね。学校によっては本当にPTAを廃止しているところもあるようなので、「PTAがなくなればいい」という思いは決して実現不可能なものではありません。周囲のママや学校側と相談しながら適切な落としどころを見つけるようにしたいですね。●「完全任意制にすべき」は約4割『PTAは本来任意制なんだから、そうすべき。ママの中にはPTAをやりたいって人もいるし、そういう人たちに任せたらいいじゃん』(30代ママ)『みんながPTA活動に消極的なのは、見返りが全くない“ボランティア”だから。報酬を出せばおのずと任意制で回るようになるはず』(40代ママ)「PTA活動自体なくなればいいと思う」を選んだママとほぼ同数が選んだのが、『完全任意制にすべき』という回答。役員選出の際に、その場の全員がうつむいて無言になり、遅い時間になってもなかなか決まらない……というのはよく聞く話です。また、夜の10時に4〜5人のママに突然訪問されて「PTAやってくれない?」と一時間ぐらいゴネられた、というエピソードもありました。そんなことが起こるのは、“PTAは全員参加すべきだ” という考えがママたちの間に根付いているから。本来PTAは任意制なので、嫌だと言われればそれまでのはずです。しかし、それでも無理矢理役員を決めようとする高圧的な姿勢が、多くのママに強いストレスを与えていることは間違いありません。そこで多くのママたちから出た意見が、「報酬制にすべき」 というもの。たしかに、陰湿な人間関係やムダとしか思えない会議への出席も、報酬が出るなら耐えられますし、モチベーションも上がりますよね。実際、役員の歴任年数に応じて報酬を出している学校もあり、1年目2万円、2年目5万円、3年目10万円などといった制度を実施している例もあります。選出に手間取って運営に行き詰まりを感じている学校は、検討してみてはいかがでしょうか。また、東京都大田区立嶺町小学校では完全自主参加制の“PTO”という制度の運営に成功しているので、そちらを参考にしてみるのもいいと思います。●「全員にすべき」は約2割『PTAは子どもたちをサポートするもの。親の好き嫌いで活動の有無を決めていいわけがない。子どもへの愛情があるなら、全員参加が基本 』(40代ママ)『やっぱりPTAはなくてはならないし、負担を平等にするためにも全員参加すべきだと思う。ただ、家庭環境によって負担の割合を軽減したり、なるべくムダな時間を減らすような努力は必要だと思う』(30代ママ)「全員参加にすべき」と考えている方も少なからずいるようです。たしかに現状の制度のままでは、任意制にするだけだと負担の偏りが大きくなる可能性があります。また、PTAに全員参加することで保護者間のつながりを強固なものにしたり、担任の先生との関係を深めたりといったメリットもあります。各家庭で異なる負担の大きさをどう調整するか、参加を嫌がるママをどうやってやる気にさせるかなど、いろいろな課題はありますが、皆が納得できる形であれば、“全員参加”も苦ではないはずです。----------いかがでしたか?今回のアンケートからは、多くのママが「PTA活動はなくなればいい」と考えていることが分かりました。また、「完全任意制にしてほしい」と回答した人も含めると、約8割近くのママが現状のPTA活動に不満を抱えているといっても良いでしょう。PTAがどうあるべきか、その答えはいまだに出ていませんが、菊池桃子さんのように、私たちも一人ひとりが声に出して問題提起をすれば、解決の糸口が見つかるのかもしれませんね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜5位)】「PTA活動」のあり方について、どう考えますか?()●文/パピマミ編集部●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2016年05月11日【ママからのご相談】小2の女の子のママです。小学校のPTAで広報委員会に所属しています。年数回の広報パンフレットの作成が主な仕事ですが、毎回見づらく見栄えがいまいちのパンフレットになってしまいます。素人だからしょうがないと思いつつも、 委員の最後に、せめてもう少しデザインの良いパンフレットを作りたいです。見栄えを良くするデザインポイントなどがあれば教えてほしいです。●A. 見栄えするデザインのコツをお教えします。こんにちは、遊びと学びの専門家大根はじめです。なんとなくプリントやパンフレットのデザインが決まらないことはありますね。非デザイナーの方向けに書かれたデザイン本『ノンデザイナーズ・デザインブック』と『一生使える 見やすい資料のデザイン入門』から、わかりやすい、見栄えするデザインのコツを3つご紹介します。●(1)タイトルや見出しに文字装飾は不要。書体を使い分けて見やすくパンフレットのタイトルや見出しはついついPCソフトウェアの文字装飾機能を使ってあれこれゴテゴテと装飾してしまいがちですが、文字装飾はせずシンプルにした方が見やすくスタイリッシュになります。タイトルや見出しのフォントはゴシック体系統 のものが良いでしょう。ゴシック体は視認性が高く見やすいフォントなので、目を引きたいタイトルや見出し部分には最適な文字です。さらに目立たせたい場合は太字にするのも良いでしょう。デザイン良く見せたいのなら、書体をメイリオというゴシック系のフォントにするのもお勧めです。タイトル・見出し以外の文章部分は読みやすさが求められるので、可読性にすぐれた明朝体を使うと良いでしょう。フォントを使い分けることでぐっと見やすさがアップします。ただし、複数のゴシックフォント、明朝フォントを使うと紙面が混乱しますので、それぞれ1種類ずつ とした方が失敗は少ないでしょう。●(2)イラスト素材と色は使いすぎ注意文字だけだと寂しいと考えてイラストをちりばめる場合も注意が必要です。イラストのテイストがバラバラだと統一感がなく、まとまりのない印象のパンフレットになってしまいます。イラストを使う場合はテイストを揃えておくと良い でしょう。ネットで素材を探す場合、同じ作者のものや同じサイトの素材でテイストを揃えて使う方が統一感の感じられるパンフレットになります。色も悩むところですが、多色使いをするとゴテゴテとしてまとまりのない印象になります。色はベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの3色に絞って使うと良いでしょう。●(3)近接と整列ワザですっきりどうしても空白が気になってぎゅうぎゅうに文字やイラストを詰め込んでしまうのは、初心者がよく陥る失敗です。パンフレットの中の情報をまず確認しましょう。いくつかのトピックに情報を分割できるのではないでしょうか?関連する項目に分類してまとめましょう。似た情報は近づけて近接させると、視線も迷わずすっきりした印象 になります。逆に似ていない項目は離して配置しましょう。最後にすっきりと整列させてみましょう。中央揃えにしがちですが、意外と中央揃えは失敗しやすく難易度の高い揃え方です。中央揃えはタイトルのみ、見出しと本文は左揃えにするとすっきりするでしょう。----------いかがでしょうか?コツを押さえるとデザインも楽しくなると思います。挨拶状などでも今後使える技なのでぜひ試してみてください。【参考文献】・『ノンデザイナーズ・デザインブック』ロビン・ウィリアムズ(著)・『一生使える 見やすい資料のデザイン入門』森重湧太(著)●ライター/大根はじめ(マンガ家)
2016年03月17日こんにちは。ママライターのamuです。子どもが小学生になるのはうれしい、でもPTA役員や学級の役員などは大変そう!と思っているママは多いと思います。「役員決めの保護者会は沈黙の時間が続くんでしょ!?耐えられる気がしない」という声も。私も、あの沈黙を味わいました。一人ひとり、できない理由を言っていく場面もありました。そして、なるようになれと、思いきってやってみることにした学級代表。それなりに大変でしたが、感謝してもらえたり、他の学年にも顔見知りが増えたり、最後には打ち上げもできたりと、楽しい経験となりました。学級代表のときにしたことが、5つほどあったので、詳しく書いてみたいと思います。●あなたもなるかも? 予習しておきたい学級代表のお仕事5つ●(1)運営委員会への出席年に6・7回、校長先生、副校長先生、PTA役員、各委員会の委員長、全学級代表が集まり、学年活動・地域活動・委員会活動の報告や、よりよい学校・地域にするための意見交換などをします。ここで出た連絡事項などを、保護者会のときにお母さん方へ伝える役目があります。大変そうな気もしますが、行ってしまえば、正直ただ座っているだけのことが多かった ような……。土曜日にあったのですが、午前中で終わるため、ついつい寝過ぎてしまう私にとっては、すっきりした頭で午後から動けるのでよかったなと思いました。また、学級代表は、代表と副代表二人体制なので、どちらかが出席すればいい点も助かりました。●(2)茶話会の告知と開催地区会館を借りる、ランチのお店を予約するなどしてから、お知らせのプリントを作り、出欠表を集めます。地区会館の場合は、飲み物持参、お茶菓子の差し入れ歓迎という形にしました。10時~12時で自己紹介や雑談、ちょっとしたゲーム、PTAへ提出するアンケートや意見の交換 などをし、行ける人でランチへ流れました。ランチ会にしたクラスは、『お知らせのプリントに広めの個室があるお店のランチメニューを載せ、あらかじめ選んでもらってから予約をした。大人数でもスムーズに料理が出てきたからオススメ。時間は11時半から子どもの下校時間少し前まで』(30代ママ)という形にしたそうです。●(3)PTA会費の集金一部屋に集まって、封筒に入れられた会費を集計し、未提出の人に連絡します 。電卓を打つ・お札を数えるのがとても早い人もいて、久々に社会人のときのような気分を味わいました。●(4)学年活動の企画・開催体を動かすレクリエーションや、楽器演奏など、内容は自由 でしたが、学年ごとに毎年やることは決まっているようでした。過去の資料もあるので、それを参考に演奏者とのやり取りをし、予定を立てたらプリントで知らせました。当日は、椅子を並べたり、出演料の支払いをしたり、司会をしたり。保護者も参加でき、参加率も高かったです。『お笑い芸人の友達がいるママがいて、ライブをしてもらった』(小4男の子のママ)という、うらやましい声も。●(5)先生へのメッセージやプレゼントの取りまとめクラス替えを控えた3月の修了式の日に、先生へのお礼のメッセージを渡すことが多い ようです。私たちは、他の学級代表さんたちと相談して、写真やメッセージを入れたカードを1人1枚ずつ作成してもらい、ポケットアルバムに入れることにしました。先生へは、その日の日直の子に渡してもらいました。費用は、学年活動費から出ました。『花束を買って渡した』(小3女の子のママ)『学校公開のときに、みんなで写真を撮って、それを色紙とともに渡した』(小5男の子のママ)小学校の先生をしている友人の話では、とてもうれしく、落ち込んだときなどにたまに眺めるそうです。お世話になった先生に、喜んでいただけると私たちもうれしいですよね。----------活動するたびに、報告書を書く・許可をもらうなどの手続きで学校へ出向く手間もありましたが、思っていたより簡単で、子どもたちにも顔を覚えてもらえて、楽しいことも多かったです。高学年になると、経験済みの人も増え、保護者会の出席率も悪くなるそうなので、できたらなるべく早いうちにやっておくといい のかなと思います。娘の学校では、PTA執行部や学級代表委員のほかにも、学校での活動を取材し広報誌を作る“広報委員”、“給食試食会”やベルマーク集計や美化活動を行う“厚生委員”、次年度のPTA役員の選出に関わる活動をする“役員選出委員”などがあります。ただ、役員を、6年間一度も何もやらないで済む人のほうが多く、また、何人かはそういうことが好きで、快く何度も引き受けてくれる方が必ずいます。行事のときの校門警備や、読み聞かせ、パトロールなどの簡単な手伝いで、ママ全員が何かしら関わるという学校も多いようです。さまざまな理由で忙しいママは無理をしなくていいと思うし、みんな理解・協力してくれる雰囲気はあるので、心配しなくても大丈夫ですよ。●ライター/amu(ママライター)
2016年03月15日【ママからのご相談】私は、シングルマザーで3人の子どもがおり、看護師資格を取るために大学(この春2年生)に通っています。PTAが任意ということは知らず、子どもが入学した際、当たり前のようにPTA規約を渡され受け取りました。5日前にPTAでの地区長を決める投票が行われ私が選出されたようです(投票の際、私は参加できませんでした)。その日の夜に、現在の地区長から連絡があり、「選ばれたのでやってくださいね」と言われました。しかし、私も平日は7:30~19:30と帰りも遅く、土曜日も変則で大学に行かねばならず今回は断らしてほしいと願い出たのですが、投票で当たったら皆平等、どんな状況でも受けてもらわないと困るからやってくださいと、ほぼ強制的に引き受けることとなってしまいました。2学年からは実習なども入ってくるため、周りに迷惑をかけずにやっていくことができるのか、どう考えても時間的に無理な状況でしかなく、正直不安ばかりで引っ越してしまいたい気分で一杯です。子どももお世話になっているので、回って来たらいつかはしないといけないと思っていたのですが、無理をしてまでしなくてはならないのか、拒否権もないのかなどいろいろな葛藤がわき起こってきます。こんな状況をどう自分に納得させ、今後活動していけばよいのでしょうか。●A. PTA役員は、無理にやる必要はありません。ご相談ありがとうございます。アディーレ法律事務所弁護士の島田さくらです。学校でのトラブルのひとつとして、PTAでのもめ事というのはよく耳にする話です。保護者として社会と向き合わなければならない。でも仕事や生活とのバランスも必要。PTAの役員に選出されたら絶対に受けなければならないのでしょうか。●PTAって絶対入らなきゃいけないの?PTAは各学校で組織される保護者と教職員の団体ですが、あくまで任意の団体であり、その学校の保護者であれば絶対に入らなければならない強制加入団体というわけではありません。そのため、PTAは絶対に入らなければならないものではなく、加入も退会も自由です 。PTA規約に「保護者は絶対参加」と書かれている場合でも結論は同じです。憲法21条は、基本的人権のひとつとして集会・結社の自由を定めており、特定の団体へ加入するかしないか決めることも憲法上保障された権利と言えます。憲法は、本来国家対個人の関係についてのルールなのですが、民間においてもその考え方は十分尊重されるべきです。よって、「保護者は絶対参加」というような団体に加入しない自由を侵害する記載は、公序良俗に反するものとして無効となる でしょう(民法90条)。●PTA役員に選ばれたら断れないの?PTAの役員に就任するのは、法的にいうと“委任契約” にあたると考えられます。契約をするかしないかは個人が自由に決められるので(契約自由の原則)、選ばれた人が承諾しない限り委任契約は成立しません。すなわち、役員に選ばれたとしても断ることができます 。では、PTAの規約に「選ばれた人は役員にならなければならない」と書かれている場合はどうでしょうか?PTAに加入した時点で規約に従うことを承諾しているんだから、その後役員に選ばれたら役員に就任する義務が発生するのではないかとも思えます。しかし、実際は子どもが入学した途端に説明もないまま、PTAが任意の加入団体であることも知らされずPTAに加入したというケースが多い でしょう。こういった場合、PTAに入るのか入らないのかという点に保護者の意思は介在していないので、PTAに加入した時点で規約に従うことを承諾したというのは難しいでしょう。また、仕事の状況や収入、生まれたばかりの子どもや介護が必要な家族がいないかなどを一切考慮せず、「選ばれた人は役員にならなければならない」という規定になっているのであれば、そのような規定は公序良俗に反し無効となると思います。●まとめ以上のように、法的な話をするとPTAの役員に選ばれても断ることは可能ですが、今後の付き合いを考えると断りにくいという気持ちもありますよね。できれば役員投票の前に、前任者や周囲の人に事情を話して、今年は役員になれないということについて理解を得ておきたいところです。役員を受けるのであれば、周りの保護者が自分に期待して投票してくれたんだとポジティブに捉えてやっていきましょう!負担もあるでしょうが、周りの保護者と仲良くなれたり、情報交換ができたりというメリットもあるはずです 。仕事や大学とのバランスを考えて断るのであれば、きちっと断って代わりにやってくれる人を探しましょう。また、どうしても嫌だけれども断れないし受けるというのであれば、初めにできることできないことを明らかにして、他の役員と協力してやっていけるとよいですね。私も今年は息子の保護者会役員です。ドキドキしますが、新しい出会いもあるでしょうし、ママ友を作るチャンス。頑張りましょう!●ライター/島田さくら(アディーレ法律事務所所属弁護士)
2016年03月07日卒業シーズンを終えるとあっという間にやってくる新学期。4月から子どもが小学校に進級するママ達は、PTAのお仕事に不安を感じている人も多いのでは。小1の壁という言葉の通り、保育園は延長保育があったのに対し、学童保育は延長できないことがほとんどで、ワーキングマザーたちは子育てと仕事のバランスを見直す必要が出てきます。そんな中、「PTAの集会は平日の昼間に行われている」なんて話を聞くと、ちょっと気が重くなってしまいますよね。学校によって関わり方は違うとはいえ、いったいPTAとはどんなものなのか、今回詳しく調べてみることにしました。PTAってどんな団体?PTAとは、保護者と教職員が協力して子どもの健全育成を図る社会教育関係団体のこと。全国各学校で組織され、全ての児童生徒のためのボランティア活動というのが本来のありかたです。体制や運営方法に違いはありますが、本部役員のほかに広報や校外、学校保健、学年・クラス、行事など各種委員会が設置されます。必ず加入しないとダメなの?原則善意による任意加入ですが、学校や子どもとの関わりも多いため、加入している保護者がほとんど。PTAの参加方法は各学校によって違いますが、自薦他薦、くじ引き、ポイント制、6年間に1度、全員一役など、さまざまな手段が取られています。近ごろは各家庭の事情や働くママも多いことから、PTAとの関わり方に対してストレスを感じるママも少なくありません。運営側もそれを十分に認識して、フルタイムで働くママも参加できるよう改革をしているところが増えています。PTAの役割って学校生活において、子どもたちが健全に楽しく生活するためにはPTAの役割はとても重要です。例えば運動会一つにしても、子どもと先生だけで準備や片づけを行うに限界があります。テント張り、校内の巡回、清掃、駐車場の誘導、来賓の案内など、前日から当日にかけてやらなければならないことはたくさんあります。先生方は当日子どもたちを指導しなければいけないので、手の行き届かない場所のお手伝いを誰かがやらなくてはならないことは必然的です。そういった縁の下の力持ちがいるからこそ、当たり前のように運動会が開催できることを忘れてはいけません。学校によってはPTA主催のお祭りやイベントを開催しているところもあるようです。また、PTA会費から子どもたちへの記念品やプレゼントを購入する場合もあります。とにかくやってみる!PTAのお仕事は「大変」「重荷」などマイナスイメージを感じやすいかもしれません。でも「どうせやるなら楽しんでしまえ!」という気持ちでやってみることも大切かもしれません。学校で見せる子どもたちの楽しそうな姿や一回り成長した姿を間近に見るチャンスにもなります。パパやママが学校で先頭に立って活動している姿を見つけると、子どももとてもうれしいとか。また、委員会を通じて学校に行くと先生と話す機会が増え、子どもの様子や先生方の苦労や意外な一面、学校の雰囲気を知ることもできます。気の合うママ友と知り合うチャンスもPTA主催のお祭り委員を担当した人からは「学園祭の準備みたいで学生時代を思い出した」「達成感があって久しぶりに充実した時間だった」という声も聞けました。もちろん、それぞれの家庭の事情がありますから無理は禁物。保護者たちが連携を取り合って、フォローし合うことが大切です。平日に活動することが無理ならばその旨を伝え、土日や自宅で出来る仕事を回してもらうなど、何かしらの手段でお手伝いすることは可能なはずです。子どもたちが同じ学校に通っているのも何かのご縁。PTA活動は、気の合うママ友と知り合うチャンスでもあります。親にとっても子どもにとっても、6年間という長い小学校生活を過ごす仲間ですから、気持ちの良い関係を作りましょう。何より、子どもたちが楽しい学校生活を送れる手助けをする場だと考えると、関わり方も変わってくるかもしれません。PTAの仕事を重荷だと考えず、できることから始めてみると良いのかもしれません。
2016年03月04日日本で子育てをしていると、PTAとの関わりは必ずと言っていいほど経験するもの。PTA(Parent-Teacher Association)とは父母と教師の会のことで、教育効果の向上、子どもの健やかな育成を目的として、1897年アメリカで結成。日本では第二次大戦後に設立されました。活動を通して学校と父母、地域を繋ぐ役割を果たしています。PTAへの参加は「任意」とされていますが、実際は「全員参加」を強いられることがほとんど。また、かつて日本の家庭は、男性が働き女性が家を守る、という形が主流だったため、母親の役割とされてきたPTA活動は、参加者が主婦であるという前提で行われてきました。ところが現在では共働きの家庭が増え、家族の形も多様化。そのような状況でも、PTA活動の仕組みは以前からそれほど変わっておらず、共働きの場合、PTAの役員仕事のために時間を割くということが困難になっています。ひとり親も同様です。子育てと仕事を両立しようとする親にとって、保育園までは、なんとかできていたものの、子どもが小学校に上がった途端、そこにPTA活動が加わり、大きな負担としてのしかかることがあります。これが世に言われる「小1の壁」の原因の一つです。では海外にはPTAのような組織はあるのでしょうか? 例えば男性同様に働く女性が多いフランスでは、どのようにそれらの活動と関わっているのでしょうか? フランスには、日本のPTAとまったく同じような組織ではありませんが、学校に子どもを通わせる親により組織された父母団体は存在します。それらは右派、左派など考え方によって分かれており、主にPEEP、FCPE、UNAAPEという3つの団体があります。どの団体に参加するか、またはどの団体にも参加しないか、すべては任意です。関わらなくても、学校に子どもを通わせる親として等しく与えられた権利が制限される、ということはありません。ただし参加すれば、教育現場の情報をより得られやすくなります。選挙も行われ、親はどれかの団体に投票し、勝った団体の代表者が、要望や改善など学校側との交渉を担当します。食事など親睦会も開かれます。それらは仕事をしている人でも参加できるように、出勤前の8時から9時、または仕事後の18時から、といった時間に設定されることが多いです。これも参加は任意。そのため、日本で言う「小1の壁」もありません。PTA活動は、同じ学校に子どもを通わせる親同士が仲良くなるきっかけになりますし、学校以外に地域とも繋がる機会を提供してくれます。そのため一概に悪い面ばかりではありませんが、本当に必要な活動のみ行うなど、時代に合わせて柔軟に変えていくことも必要かもしれません。(加藤亨延)
2016年03月01日タバコが体にとって害になることは今さら言うまでもありませんが、最近では睡眠とも深い関係があるということがわかってきたそうです。とはいえ、やめたいけどやめられないという人もいるでしょう。そんな方に朗報!今回はちょっと変わった禁煙法をご紹介します。タバコの害は睡眠の質にも及ぶ!最近の科学的な調査によって、健康のためには禁煙をした方がいいとされる根拠がますます増えています。タバコと睡眠に関連した研究結果もそのひとつ。米ロチェスター大学メディカルセンターの研究によると、タバコには肺及び脳の時計遺伝子の発現を阻害し、体内時計を狂わせる作用があることがわかったそうです。また、それ以外の研究でも、喫煙者の眠りは浅くなることや、ニコチンの作用により睡眠時間が短くなるといったことも明らかになっています。つまり「ストレス解消のため」と思って吸っているという方にとって、喫煙が逆効果だったということ。禁煙のために悪臭を嗅ぐ!?喫煙者のなかには、これまで幾度となく禁煙を試みたものの失敗した経験のある方もいるでしょう。そんな方のために、寝ている間にできる禁煙法をご紹介します。これは、イスラエルのワイツマン研究所が発表した方法で、禁煙をしたいものの特別な取り組みは行っていないという人、66人に試してもらったものです。まず被験者に喫煙習慣について話を聞き、その後、実験室で睡眠を取ってもらいます。そして、ノンレム睡眠の最中に、タバコの煙と腐った卵、腐った魚の悪臭を一緒に嗅いでもらうというだけ。翌朝、参加者に聞いてもこの悪臭のことは覚えてはいなかったそうですが、その後の1週間は喫煙本数が平均で約3割程度減ったというのです。夢を利用して喫煙に対する渇望を断つ!なぜこのような結果が出たのでしょうか?タバコには、やめたくてもやめられない惑溺性のある物質が含まれています。その物質が働くのは、脳のなかにある嗅覚を司る部位と近い位置にある場所。そのため、嗅覚を利用し「タバコの煙=臭い、不快だ」というイメージを脳に植え付け、喫煙に対してマイナスイメージが刷り込むと禁煙ができるのだそうです。この方法なら、ノンレム睡眠中に見た夢は、起きたときに記憶に残る割合が最も低いと言われているので、『悪臭の悪夢』に苦しむといった心配もほとんどありません。とはいえ、この方法には、ひとりではできないので誰かの援助が必要という難点と、『悪臭』をどのように手に入れるかという課題も残されています。photo by pixabay
2015年08月18日ポテトチップス、ピザ、アイスクリーム、チョコレートなどは、”やめられない“ ジャンクフードだといえるでしょう。でも、どうしてやめられないのでしょうか?その理由が、科学的検証で明らかになりました。雑誌『Plos One』で発表された、アメリカのミシガン大学研究チームによるジャンクフード依存症についての研究をご紹介します。■なんと大学生の7%がジャンクフード依存症だった自称ジャンクフード愛好家の現役大学生120名を集めて、“やめられない食行動”についてアンケートを実施、実際の依存性の高い食品データと突き合わせる実験をしました。被験者に栄養組成の異なる35の食品のなかからふたつの食べものの写真を見せ、どちらが“問題の食品”かどうか判断してもらったのです。つまり、この研究では“やめられない食品”を心理学なアプローチ、理由に基づいてランキングしたことになります。その結果、ケーキやチョコレート、ポテトチップスなど18品目の加工食品、バナナ、人参、ナッツ類など17品目の非加工食品が順位づけされました。また、今回の被験者である現役大学生の7%がジャンクフード依存症と認定され、残りの大多数の92%は、“やめたいけどやめられない程度”と診断されています。ランキングのトップ10には、ご想像通り人気のジャンクフードがズラリとならびました。■どうしてもやめられない“ジャンクフード”トップ1010位:チーズ(3.22)9位: ケーキ(3.26)8位:炭酸飲料(3.29)7位:チーズバーガー(3.51)6位:ポテトフライ(3.60)5位:アイスクリーム(3.68)4位:クッキー(3.71)3位:ポテトチップス(3.73)2位:チョコレート(3.73)1位:ピザ(4.01)さらに研究チームは、現役大学生の結果を裏づけるため、一般の人が参加可能な調査サービスを行いました。オリジナルの35品目のうち、依存症を引き起こすと思われる食品を398人に指摘してもらったのです。この調査の結果でも上位9品目が、大学生が問題とした食品と同じ加工食品になりました。また、参加者の10%がジャンクフード依存症と認定され、92%が“辞めたいけどやめられない程度”と、大学生の調査とほとんど同じ結果となりました。■科学によるジャンクフード依存症へのアプローチこの研究では、高カロリーの加工食品が引き起こす依存症は薬物依存症と同じメカニズムであると指摘しています。どちらも大量に一気に大量に摂り込みたくなり、また同時に体内での吸収も早いという特徴があるためです。たとえばアルコール依存症は中毒性のエタノールが原因ですが、蒸留酒などアルコール度の高いお酒の方が依存症になりやすいのは、エタノールが高濃度であるから。同じ理由で、大量の砂糖が含まれている加工食品の方が、自然のフルーツよりも依存症が高くなるのです。2011年に『Frontiers in Psychiatry』に発表された研究によると、平均体重以下の10%、平均体重の6.3%の人、太り気味の14%、そして肥満の37.5%の人たちがジャンクフード依存症と診断されています。太っている人ほど依存症が多くなっているわけです。研究班は「リンゴなどの非加工食品は、クッキーのような加工食品にくらべると依存症を引き起こす可能性が低い」と説明。今後は、加工食品に含まれているどのような物質が依存症を引き起こすのかが明らかになっていくだろうとしています。“やめられない理由”を理解してジャンクフードと上手におつきあいし、健康と美を保ちたいものですね。(文/Zoe)【参考】※Here Are the Most Addicting Foods, According to Science-Mic
2015年08月12日近年、何かと話題に上ることが多いPTA。マイナビニュース会員のママ限定でアンケートを実施したところ、PTAに参加したことがあると応えた人は31.0%だった。参加経験があるママにはその感想を、不参加のママにはその理由を聞いてみた。○PTAに参加したことはありますか。または参加していますか。はい 31.0%いいえ 69.0%○参加経験のあるママ、感想は?・「子供のイジメとか教師と話し合いができるから良い」(30歳 / 運輸・倉庫 / 技術職)・「面倒の一言です」(39歳 / 医療・福祉 / 専門職)・「いやいや参加してる人が多いと感じる」(34歳 / 学校・教育関連 / 専門職)・「平日の会議が多くて大変だった」(50歳以上 / 電力・ガス・石油 / 事務系専門職)・「子供が1人しかいなかったのでPTA活動で、得る情報は楽しかった」(50歳以上 / ホテル・旅行・アミューズメント / 専門職)・「友達がたくさんできたし、子供の様子や学校のことがよくわかったので、大変だけれど楽しかった」(38歳 / 生保・損保 / 事務系専門職)○PTA不参加のママ、その理由は?・「仕事の都合で出席できなかった」(30歳 / 印刷・紙パルプ / 事務系専門職)・「人間関係が煩わしいから」(31歳 / 団体・公益法人・官公庁 / 事務系専門職)・「時間が無いし必要無いと思う」(36歳 / 小売店 / 販売職・サービス系)PTA参加経験のあるママの多くは、「大変」「面倒」といった感想を述べているが、中には情報収集の場としてうまく活用し、有意義だったというママもいる模様。参加することになったのなら、こういったポジティブな気持ちで取り組めると自分自身の気持ちも楽になりそうだ。PTA不参加のママは、「時間の無駄」「面倒」といった声が目立った。ここからは、PTA組織の必要性について。○PTA組織は必要だと思いますか。はい 43.0%いいえ 57.0%○必要! と応えたママの意見・「報連相が必要だと思うから」(27歳 / 情報・IT / 事務系専門職)・「生徒が言いづらいことを代弁して学校へ訴えるための組織としては必要。ただ、必要以上の権力をもってしまうことは問題」(24歳 / 食品・飲料 / 専門職)・「何かあったときに学校と折衝する窓口が必要だから」(32歳 / アパレル・繊維 / 事務系専門職)○PTA不要派の意見・「個人的には共働きの家庭も多いし、忙しいと迷惑かける罪悪感もあるから必要ではないとは思います」(30歳 / 運輸・倉庫 / 技術職)・「共働きが多い時代に適さない」(30歳 / 機械・精密機器 / 事務系専門職)・「子供のためといいながら、PTAの中でもママカーストやいじめがあり、子供の見本にもならないような親が集まってやっている組織だから」(40歳 / 運輸・倉庫 / 事務系専門職)PTAについては、57.0%と過半数が「不要」と回答。「学校が頑張ればよい」「なくても困らない」といった意見から、「共働きが多い時代には適さない」といった時代の変化に即していく必要性について考えさせられる意見も目立った。PTAが必要と回答したママの中には、不要派の回答とは真逆で「先生たちが大変そうで子どものことがおろそかになりかねないから」といった内容も見られた。さらには、学校と折衝する窓口としての機能や、行事を行う際のリーダーとしてのPTAについて存在意義を感じてるようだった。調査時期: 2015年6月4日~2015年6月8日調査対象: マイナビニュース会員(ママ限定)調査数: 100名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2015年08月12日PHP研究所は6月26日、書籍『ダンナが会社やめたいと言いだしまして』(「会社やめたいダンナ」の妻の会 著、ichida 漫画/税込1,188円)を発売する。同書は、夫に突然「会社やめたい」と言われたとき妻としてどうするべきか、夫婦の本当のあり方を教えてくれるというもの。実際に会社をやめた夫とその妻による、本当にあった「やめダン」(=会社やめたいダンナ)ストーリーが収録されている。ITベンチャー企業をやめて独立起業したいという夫が登場する「ダンナのために人生をムダにしたくない」、YouTubeの動画制作で食べていくという夫の「好きなことをやるためにやるべきこと」、転職先が合併して早期退職するという夫の「そして、ひきこもりになりまして」など、9組の夫婦のエピソードが漫画で紹介される。そのほか、「妻としてやるべきこと」「『やめダン』夫婦のリアルボイス」「夫婦カウンセラーが教える『やめダン』対処法」などを掲載。著者は、夫に「会社やめたい」と言われた妻たちが集まり結成した「会社やめたいダンナ」の妻の会。『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』で知られる漫画家のichidaさんが漫画を担当している。
2015年06月24日本当はやめなければいけないとわかっているのだけど、どうしてもやめることができない悪い習慣があって困っていたりはしないだろうか。体重の増加が気になっているのについつい間食をしてしまったり、時間を有効に使いたいのにスマホでダラダラとネットやゲームをやって時間を浪費してしまったり、悪い習慣を「やめたいのにやめられない」ことで悩んでいる人はきっと少なくないはずだ。新年度や月のはじめなど意識が高くなるタイミングで「今度こそやめるぞ!」と決意をしても、それでキッパリと悪い習慣をやめられることはほとんどない。何度もやめてみては挫折し、やめてみては挫折しを繰り返し、それでも懲りずにまた「今度こそはやめるぞ」と決意する。客観的に見るとかなり滑稽なのだが、少なくとも「今度こそは本当にやめるぞ」と決意している時は本気なのだから笑うに笑えない。思うに、意志の力だけでどうにかなる問題であれば、それはもうとっくにどこかでやめられているはずである。それができないということは、意志の力だけに頼らない別のアプローチを考えなければいけない。今回紹介する『新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣』(古川武士/日本実業出版社/2014年1月/1400円+税)は、そんな今まで意志の力だけで悪い習慣をやめようとして失敗してきた人におすすめできる一冊だ。本書は、習慣化コンサルタントである著者が悪い習慣をやめるためのメソッドを体系的に説明したもので、そのメソッドは意志の力ではなくNLPとコーチングをベースにしている。「やめようと思っても意志が弱くて続かない」と思っている人は、ぜひ本書の心理的・行動的なアプローチを試してみて欲しい。○悪い習慣をやめられないのには理由があるそもそも、悪い習慣はなぜなかなかやめることができないのだろうか。思うに、本当にその習慣に「悪いことしかない」のだったとしたら、特に何もしなくても自然にやめられているはずである。それでも悪い習慣が手放せないのは、実はその習慣の中に肯定的な意味が含まれているからだ。悪い習慣を断ち切るには、まずこの事実に気づかなければならない。たとえば、ダラダラとスマホをいじったりテレビを見たりすることはリラックスにつながるし、飲み会でお酒を思いっきり飲めば少なくともその間は嫌なことを忘れることができる。このような肯定的な側面を無視して意志の力だけで悪い習慣をやめてしまうと、いままで悪い習慣によって満たされていた欲求が満たされなくなってストレスが溜まり、どこかでまた元に戻ってしまう。悪い習慣をやめるには、まず最初に「悪い習慣によって満たされていた欲求は何なのか」を理解する必要がある。その上で、本書ではこの欲求を他の行動に「スイッチング」することで満たしつつ、悪い習慣を断ち切る戦略が紹介されている。たとえば、だらだらとスマホをいじることでリラックスしていたのだとしたら、熱中できるミステリー小説を読んでリラックスすることに行動のパターンを切り替えてみる。これはただ漠然と「やめるぞ!」と決意するのに比べて、だいぶ戦略的なメソッドだと言えるのではないだろうか。○ロードマップを作って時期に応じて戦略を変えるさらに、本書で紹介されているやめる習慣メソッドは、中止の期間に応じて戦略を変えることを推奨している。具体的には、3ヶ月かけてある悪い習慣を断ち切る場合、第1週~第3週を禁欲期、第4週~第7週を無気力期、第8週~第10週を安定期、第11週~第13週を倦怠期と名付けてそれぞれの期間で対策の力点を変えていく。たとえば、はじめたばかりの禁欲期であれば、時には投げやりになってしまうこともある。そういう場合があるのは仕方がないと受け止めた上で、上限を設けて段階的にやめる時間を増やすように工夫する。一方で、最終段階の倦怠期は変化をつけることでやめることのマンネリ化を防ぐ工夫をする。最初に設定したスイッチング行動を別のものに変えてみるなどが考えられるだろう。このようにやめるという行為を点ではなく線と考えて、ロードマップを作って対策を打つというやり方はメソッドの実効性を高めることにつながっている。本気でやめたいと思うなら、不確実な意志の力に頼るよりも、本書で紹介されているような戦略を立てて確実に一歩一歩進んでいったほうが実際にやめられる確率も高くにあるに違いない。○悪い習慣をやめれば好循環がはじまる悪い習慣をやめることができれば、人生はどんどんよいものに変わっていく。生活の主導権を取り戻すことができるので、毎日を快適に過ごすことができるようになるし、そうなればさらに他の悪い習慣を断ち切るためにエネルギーを使うこともできる。悪い習慣をやめることは、人生に好循環をもたらすことに等しい。やめたいと思っているのにやめれないことがある人は、ぜひ本書を手に取ってみてほしい。長年やめることができなかったあの習慣を、今度こそ手放すことができるかもしれない。日野瑛太郎ブロガー、ソフトウェアエンジニア。経営者と従業員の両方を経験したことで日本の労働の矛盾に気づき、「脱社畜ブログ」を開設。現在も日本人の働き方に関する意見を発信し続けている。著書に『脱社畜の働き方』(技術評論社)、『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』(東洋経済新報社)がある。
2015年05月15日嗜好品やお菓子など、どっぷりハマってやめられない買い物ってありますよね?たとえばタバコですが、値段も馬鹿にならないし、健康にも悪いし、やめた方がいいにきまっています。ちなみに、タバコをやめた結果、家族と豪勢な外食ができたとか、欲しかった家電が買えたという喜びの声も多く耳にします。しかし、それを聞いてもやめられないのが習慣の怖さ……。ということで、全国の30代の男女300人に、やめられない買い物について、アンケートを行なってみました。その結果、約3人に1人は「ある」と回答!どうやら多くの人が習慣的な買い物に翻弄されている様子。さっそく、詳細を見ていきましょう。■やめられない買い物ランキング1位は“本・漫画”今回のアンケートでは、やめたくてもやめられない買い物があるという人が32.7%いました。その内訳とコメントは次のとおり。1位:「本・漫画(18.4%)」2位:「お菓子(9.2%)」3位:「洋服(8.2%)」4位:「飲み物・アルコール&ゲーム(それぞれ5.1%ずつ)」「本が好きでどんどん増える。でも電子書籍は嫌だ」「甘い物を一日一個買うのがやめられません」「服。似たようなものを持っていてもついつい買ってしまう」「飲みもしないのに、お酒を買ってしまう」「ゲーム。クリアしてないのに買ってしまう」ほかにも、「文房具。かわいいものを見つけると家にたくさんあっても買ってしまう」とか「化粧品やら美容関係の物とかカワイイバッグやら小物やら買ってしまいます」といった声もありました。■やめられない買い物ランキング1位は男女で大差が!実は、今回のアンケートでは、女性と男性である違いが浮き彫りになりました。まず、やめられない買い物で「洋服」と回答した人は女性に多く、男性の4倍いました。また、「お菓子」と回答した人の9割は女性でした。反対に、「本・漫画」という回答は男性が女性の2倍でした。しかし、それ以上に驚くべきは、商品そのものより、購入判断の違いにあったのです!「お買い得品をつい買ってしまう。不要な物も多い」「バーゲンはやめられない」「惣菜などが半額とかになっているとつい沢山買ってしまう」「手芸用品で、まだ在庫はあるのに値段が下がっているとすぐに買ってしまい、どこに置こうか、いつ作ろうか買った後に反省してます」そうです。女性はお買い得商品に目がなかったのです。その比率、男女でなんと3対7で、女性の圧勝!?たしかに買い物は楽しいもの。ストレス解消にだってなります。でも、ハマりすぎは避けたいですよね。あと2年で消費税10%の時代にも突入することですし、やはり今のうちにやめられない買い物習慣は見直したほうが懸命。いくらお買い得商品だったとしても「安物買いの銭失い」なんてこともなきにしもあらず。何事もほどほどにしましょう。(文/富士峰子)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』調査期間:2015年2月26日 (木)調査対象:全国30代の男女300名
2015年03月21日テルモは12月25日、膝下などの末梢血管内治療に用いるPTA(Percutaneous Transluminal Angioplasty:経皮経管的血管形成術)バルーンカテーテル「Tercross」を開発し、欧州で販売を開始したと発表した。PTAは、動脈硬化などで狭くなった足や手などの末梢血管を、カテーテルで押し拡げる血管内治療法である。従来の薬物治療や外科手術に加え、PTAバルーンカテーテルやステントを用いた血管内治療は、患者の身体への負担が少ないことから、今後広がることが見込まれている。同製品は、病変部での通過性を高めるため、血液に触れると潤滑性が増す親水性ポリマーを表面の一部に施している。また、バルーンの種類を、硬い病変部の拡張に適した耐圧性の高いバルーンと、狭窄した病変部での通過性を重視し、柔軟性を高めたバルーンの2タイプから選択できる。さらに、バルーンの長さも20mm~200mmで6品種がラインナップされており、膝下に多い長い病変部への対応を図っている。この他、カテーテルのシャフトに剛性の高い材料を用いることで、操作性も向上させたとしている。
2014年12月26日やめられないんだから、仕方がない!もう良い大人なのに……いまだにこれだけはやめられない!という習慣はありませんか?他人から見ると、「そんな子どもっぽいこと、まだやっているの?」というような習慣が抜けないという人も多いことでしょう。そこで今回は、277名のマイナビ会員の男性に、子どものころから続けている、やめられない習慣についてアンケートをしました。>>女性編も見るQ.子どものころから続けている、やめられない習慣を教えてください(複数回答)1位週刊・月刊マンガ雑誌の購入21.8%2位食習慣17.6%3位コレクション15.0%4位つめをかむ12.7%5位買い食い8.1%■週刊・月刊マンガ雑誌の購入・「20年弱ちかく購入し続け、父親も同じ漫画を読み続けている」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「電車の中で暇なので、どうしても漫画を買ってしまう」(25歳/医療・福祉/専門職)・「読んでいた面白い漫画が終了すると、次にまた面白い漫画が連載されるので、いまだヤメどきを見失っている」(32歳/情報・IT/技術職)■食習慣・「朝ごはんのメニューがずっと一緒」(26歳/運輸・倉庫/事務系専門職)・「気持ちが沈んでいるときは、ある特定のモノばかり大量に食べている」(32歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「カステラには牛乳をかけて食べる」(40歳/医療・福祉/専門職)■コレクション・「集めるものは変わっても、何かを集めてしまう習慣は残っている」(30歳/その他)・「昔からテレホンカード収集をやめられない」(28歳/情報・IT/技術職)・「いまでも、缶コーヒーのおまけが付いているものを買ってしまいます」(30歳/医療・福祉/事務系専門職)■つめをかむ・「抜けない癖。つめに唐辛子を仕込んだが痛いだけだった」(29歳/商社・卸/営業職)・「集中しているときとか、イライラしているときなど、つい無意識にやってしまう」(29歳/情報・IT/技術職)・「自分がやめられないので、子どもにも強く言えず困っている」(45歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■買い食い・「いまでも、疲れているときや時間があるときは、ついついコンビニでお菓子をたくさん買ってしまう」(31歳/学校・教育関連/専門職)・「いまでも、週末になるとおやつを買ったりする」(31歳/情報・IT/技術職)・「粉もんの露店にはつい手が出てしまう」(24歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)■番外編:早寝早起きが健康の秘訣(ひけつ)!・トイレに関する習慣「トイレに入りながら必ず漫画を読む。落ち着くから」(26歳/不動産)・早寝早起き「祖父の習慣が私には叩き込まれているから」(32歳/その他)・靴のかかとを踏む「あまりに踏んでしまうので、基本的に草履で過ごします」(26歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)総評1位に輝いたのは「週刊・月刊マンガ雑誌の購入」でした。小学生のころから、ずっと同じ週刊誌を購入している男性も多いようですね。親子二代で同じ週刊誌を読んでいるというコメントも。2位に選ばれたのは「食習慣」。実家では普通だったことが、実は普通ではなかった……。特に食事の面では、各家庭の個性がありますから、結婚して奥さんに驚かれることもあるでしょう。続いて3位にランクインしたのは、「コレクション」。テレホンカードや缶コーヒーのおまけなど、使い道のほとんどないものほど、コレクションとしては魅力的なようです。4位は「つめをかむ」、5位は「買い食い」という結果になっています。つめをかむのは良くないクセだと自覚している男性も多く、なかにはつめに唐辛子を塗ってみたというコメントも。番外編では、トイレに関する習慣が、多数見受けられました。なかには、ズボンをすべて脱がないと、安心して用を足すことができないという男性もいるようです。自宅では良いですが……。外出先では困りそうですね。不便でも続けてしまう。やはり子どものころに身についた習慣は、大人になったからといって簡単に変えられるものではないようです。(文・OFFICE-SANGA森川ほしの)調査時期:2012年6月14日~2012年6月17日調査対象:マイナビニュース会員調査数:男性277名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】小学生のころによくやった遊びランキング【男性編】ある瞬間、自分も年をとってしまったなぁと感じることランキング【男性編】イマドキの小学校で驚かされること完全版(画像などあり)を見る
2012年08月20日やめたい習慣の裏にあるのは、やせたい願望!?良くないことだと分かっていても、それが長年の習慣になっているとなかなかやめられないもの。ご愛敬で済みそうな、ささいな癖ならまだしも、自分の健康に影響しそうなものであれば見過ごせません。そんな気になる癖のなかでも、最も多くの人がやめたいと思いつつやめられないものとは?20代女性582名に聞いてみました。>>男性編も見るQ.やめられない体に悪い癖を教えてください(複数回答)1位食べ過ぎ38.1%2位運動不足30.9%3位休みに家でダラダラする26.6%4位長時間のパソコン26.3%5位夜更かし24.1%■「食べ過ぎ」がやめられない……・「甘いものが好きで、なかなか卒業できないです……」(23歳/機械/総務)・「イライラするとお菓子に手が伸びてしまう。そのせいで太る」(24歳/医薬品/研究開発)・「ダラダラと食べ続けて、気付いたらおなかがパンパンになっていることがある」(27歳/IT/プログラマー)・「駄目と思いながら食べてしまう。一人暮らしなので注意してくれる人もいない」(27歳/情報/マーケティング)・「ストレスが溜まっていると、食べ過ぎてしまう。ホールケーキを丸ごと食べることも……」(26歳/生保/営業)・「お腹が一杯でも、一人なのであるだけ全部食べてしまう」(26歳/小売/販売)■「運動不足」が解消できない……・「運動する機会がほとんどない。この歳で、すでに体力の衰えを感じている……」(22歳/金融/金融系専門職)・「やろうやろうと思いながらもなかなか重い腰が上がりません」(24歳/食品/サービス)・「運動したいが、マジで時間がない」(26歳/商社/総務)■「休みに家でダラダラする」がやめられない……・「外に出るのがめんどくさくて……」(25歳/医療/サービス)・「やるべきことがあっても、だらだら時間を無駄に過ごしてしまう」(28歳/IT/マーケティング)■「長時間のパソコン」がやめられない……・「一日中やっていることも……。パソコンを長時間使うようになって視力が落ちた」(24歳/小売/販売)・「画面を凝視しているので、眼精疲労がひどい」(28歳/IT/財務)■「夜更かし」がやめられない……・「テレビを見ていると夢中になってしまい、気付いたら真夜中……」(27歳/食品/総務)・「時間を忘れて遊んでしまうことが多い」(24歳/不動産/総務)総評トップは、男性編とは異なり「食べ過ぎ」でした。食べることでストレスを解消しているという人は意外なほど多く、また、食べ物のなかでも甘いお菓子についつい手が伸びてしまう人がかなりいるようでした。食後に、お風呂上がりに、はたまた、寝る前に。甘いデザートたちの誘惑には、ついつい負けてしまいがちですよね。続いて多かったのは、「休みに家でダラダラする」などの運動不足系。やはり20代の女性たちは、体重増につながる癖がかなり気になっているようです。(文・高木亮介)調査時期:2010年6月9日~6月22日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性582名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク日常のふとした疑問の答えが見つかるかも?COBSライフプランまとめページはコチラ【女性編】直したいけど直らない癖ランキング【男性編】健康のために気をつけている食習慣ランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年08月04日