婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第138回は、なにげなく通い始めた趣味の場で、思いがけずイヤな思いをしてしまったというエピソードをお届けします。1.好みの女性にだけ親切にする【結婚引き寄せ隊】vol. 138恋人探しをしていなくても、男女問わず、いつどこで誰と知り合うことになるかはわからないものです。たとえば、趣味の集まりに行けば、同じ意識を持つ人と意気投合することもあるでしょう。でも、下心なく健康のために通うようなスポーツクラブで、思いがけず出会った相手からイヤな思いをしたという場合も…。今回は、スポーツクラブで起こったウンザリしたエピソードをご紹介します。まずひとつめは、海外から日本でも展開されるようになった、ちょっとセレブ向けのフィットネススタジオに通っていたAさんの話から。そこは、グループで受けるパーソナルトレーニングがメインのところのため、ひとつのスタジオにレッスンを受ける会員が集合するシステムだったそうです。毎回、手を抜くことができない高強度のワークアウトを行なっているため、Aさんはいつも汗びっしょり。あるとき、いつもの時間に用があったため、違う時間帯のレッスンに参加したそう。すると、新しく入ったと思われる若手のコーチが、そのクラスを担当していました。そのスポーツクラブでは、ルールとしてレッスンの5分前にはスタジオの前に会員が集合して、これから行うワークアウトについて、コーチが説明します。Aさんが参加したクラスでは、若手コーチが、ささっと手短に説明を行いました。でも、いつものクラスのベテランコーチだと、もっと丁寧に説明があるのにと、若手コーチの短い説明に違和感を覚えたとか。ふと若手コーチを見ると、コーチと同世代の女性会員に「わかんないことあったらいつでも聞いてね〜!」と、超至近距離で声をかける姿を目撃。最初はただ単に、若手だからあえてくだけた接客で、近くにいた会員に声をかけているのかと思いきや、若手コーチが気にかけているのは同世代のその女性会員だけ。レッスン中も、「さん!(女性会員の名前)」と笑顔を振りまいているコーチ。わかりやすく私情を出すような若手コーチからレッスンを受けたくないな…とAさんは思いながらも、「健康のために来ているだけだから見なかったことにしよう」と、若手コーチが好みの女性にだけ親切にする姿を横目に、最後までレッスンには参加しました。でも、やっぱり気分は良くはないということで、以降は絶対にその若手コーチのレッスンを受けなくなったそうです。コーチといえども人間ですから好き嫌いもあるかもしれませんが、会員は会費を払っているんだから、レッスン中ぐらいは浮かれないでほしいものです。2.名簿を見て手紙を送ってくる続いては、昔、通勤途中の駅にあるスポーツクラブに通っていた、Bさんのお話。そこでは、筋トレのマシーンがフロアにずらりと並んでいて、奥のほうに行くと、会員専用のプールやジャグジーバスなどがあるようなスポーツクラブでした。Bさんは、あまり残業がなく早く帰宅できそうなときには、帰宅時にスポーツクラブに寄って、軽く筋トレしてから家路へと急いでいたそうです。あるとき、仕事が忙しくなって、しばらくスポーツクラブに行けなくなったときがありました。朝早く家を出て、夜遅く帰ってくるような毎日で、一人暮らしの家のポストさえも、まったく開けることなく放置していたのだとか。だんだんと仕事が落ち着いてきたある日、そうえいば見てないな、と何気なくポストを開けてみると、大量のチラシの間に一通の手紙がまぎれていました。「誰からだろう?」と、さっそくその場で開封してみると…なんとスポーツクラブのスタッフからの直筆の手紙が。しかも、「スポーツクラブに通っているあなたのことが気になって…」という内容にゾッ。さらには、「一度、ふたりで会いませんか?」などと書かれていたため、その場で手紙を破り捨て、即効スポーツクラブの退会手続きをしたそうです。退会後は、追い回されるようなことはなく、大事に至らずに済んだエピソードではあるものの、まだそれほど個人情報の管理が厳しくなっていない頃の話とはいえ、会員の住所を勝手に調べて手紙を送りつけてくるスタッフって…。いまなら、犯罪として厳重に対処される話ゆえに、モラルのない人の話には驚きます。3.聞いていないのに教えたがる最後は、聞いていないのにやたらと教えたがるスポーツクラブのスタッフのエピソードです。Cさんは、働き始めてからまったく運動しなくなり、リフレッシュを兼ねて大手のスポーツクラブに通うことにしました。そこは数々の筋トレマシンや、プールはもちろん、バラエティ豊かなスタジオレッスンを行なっているスポーツクラブだったので、「楽しそう」と思って入会したのだそう。とはいえ、それまで一切スポーツクラブに入ったことがなかった女性は、多くの人に混じって行うスタジオレッスンやプールに入るのは勇気が必要だったため、ひとりでもできる筋トレから始めることに。入会時に教わったマシーンの使い方を思い出しながら、筋トレをし始めたそのとき、どこからともなく男性スタッフがやってきて、「そのマシーンはこうやってやるといいですよ」と使い方を再度レクチャー。内心、前に聞いたからわかるよ…と思いながらも、汗を流す様子を見られるのにも気恥ずかしさがあったCさんは、「わからないときは聞きますので」と違うマシーンへと移動したそうです。黙々と筋トレがしたくて移動したCさんでしたが、しばらくするとまた、同じスタッフがやってきて、「このマシンは」と説明しだす始末。まさかトレーニングの様子をずっと見てたんだなとウンザリしたCさんは、結局のところ、人見知りもあってだんだんとスポーツクラブに行くのがおっくうになり、何もしないまま退会してしまったのだとか。初心者だから親切心で教えようとするスタッフの気持ちもわかるものの、難しいところです。たとえば洋服を買うときにやたらと接客してくるショップ店員さんもいますが、グイグイ来られてOKなタイプとそうでないタイプがいるので、相手をよく見てから空気を読んでくれるといですよね。もしも思いがけずイヤな思いをさせられたときは、可能な場合は、なるべくその場所や相手から離れたいものですし、そんな相手とは恋が生まれるはずもなく。みなさんは良い出会いをつかめますように!文・かわむらあみり©Martin Barraud/Getty Images©LordHenriVoton/Getty Images©gilaxia/Getty Images
2023年04月14日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第137回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その47をお届けします。1.甘えられる相手を探す男【結婚引き寄せ隊】vol. 137それは30代から40代の男女が集まる婚活パーティに参加したときのこと。その日は、どちらかというと男性は40代のほうが多いようで、女性は30代と40代が半々といった年齢層になっていました。定番の自己紹介からスタートして、ひとりずつと顔を合わせていったときに、自己紹介カードの好きな異性のタイプの欄に“包容力のある女性”と書いてある40代半ばのサラリーマンの方と対面。最初の自己紹介はだいたい時間が短く、仕事や趣味といった差し障りのない話ですぐ終わることが多いなか、「仕事ばかりしてきまして…」と話す私に、その男性は「自立してる女性っていいですよね」とこちらを気遣うような発言も多く、好印象でした。でも、フリータイムで、さっそくその男性からふたりで話したいと言われ、会話していると、だんだん違和感を覚えてきたのです。「できれば毎日膝枕して癒してほしい」だとか、「ボクがしてほしいことをなんでもやってほしい」だとか、いろいろな話を総合すると、どうやらその男性は女性に“甘えたい”様子。その男性は、自立した強そうな女性を長年かけて探しているそうで、なんだか私は頼れそうだと思われたのでしょうか…。初対面から、自分の理想像を全力で当てはめて寄り掛かろうとする年上男性なんて、無理です。有り難いのかどうなのか困惑しながら、これは器の小さい私の手に負えそうもないなと、その場限りのご縁となったのでした。2.むりやり関西弁の男それはシングルが集まる婚活飲み会に参加したときのこと。少人数での飲み会だったこともあり、慌ただしく自己紹介をすることもなく、落ち着いた雰囲気のなか、和気あいあいと会は進んでいきました。飲み会も半ばに差し掛かった頃、参加している男女の出身地の話になり、その会では偶然ほかの参加者は関東地方の出身者ばかりのなか、関西出身は私だけ。それに気を遣ったのか、それともいつもそういったアピールをしているのか、関西に少しだけ住んだことがあるという話をしてくれた男性がいました。出身地の話をするまでは普通にみんなと標準語で会話をしていたのに、そこからその男性は、なぜか関西弁に。しかも、“なんちゃって関西弁”なので、ところどころイントネーションが妙なところがあり、いちいちツッコンでもいいのか初対面で距離感も難しく、対応に悩むところ。最初は私をはじめ参加者のみんながとまどっていたものの、そのうちその男性の妙な関西弁にも慣れてきて、飲み会も盛り上がっていきました。関西弁を話す男性は、女性からの人気も高いらしく、そういった場で関西弁を話すユーモアのあるところも好ポイントだったのかもしれません。とはいえ、最終的にはその場以降、誰ともご縁はつながりませんでしたが、いろいろな男性がいるんだなと充実した1日になったのでした。3.やる気のない男それはながらく彼氏のいない私を心配した女友達が、「いい男性がいるよ」と、紹介してくれるという話になったときのこと。指定された場所に行くと、ちょっと小洒落た居酒屋といった雰囲気のところでした。ウキウキして早めに到着してしまい、ちょっと恥ずかしいなあと思っていたら、紹介するといわれていた男性と一緒に女友達が登場。当時はイケメン好きだった私の好みを知っていた女友達のおかげで、好み通りのイケメン男性を連れてきました。ついうれしくなってテンションが上がり、けっこうおしゃべりしてしまった私でしたが、後になって思えば相手の男性はそんな勢いに押されているようで、質問したら答えるけれども自発的にいろいろ聞いてくることはなく…帰宅後、連絡先を交換したものの、その日以降いっさい連絡はありませんでした。紹介されるということは相手の男性も彼女を探しているんだろうな、と勝手に思っていたものの、女友達によくよく話を聞いてみると、仕事に夢中になってずっと独り身の私を心配して、実はそれほど恋人探しに興味がないシングルのイケメンを無理やり連れてきちゃった、ということでした。がーん。だからか、相手はまったく盛り上がっていなかったのは。女友達の気持ちもわからなくもないし、でも最初から無理筋だったなんて。まあ、あんなイケメンが相手にしてくれるわけないか、とひたすら落ち込んだのでした。婚活していると、普段はあわないような出来事にも遭遇することがあります。最初からうまくいかなくても、七転び八起きできっと、いい恋ができるはず! みなさんの未来が素晴らしいものでありますように。文・かわむらあみり©Tom Werner/Getty Images©Prostock-Studio/Getty Images©mihailomilovanovic/Getty Images
2023年04月07日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第136回は、恋愛にハマるつもりはなかったのに、気づくとドツボにハマりがちな女性の特徴をお届けします。1.プライドが邪魔して気づかないフリをする【結婚引き寄せ隊】vol. 136出会いを探しているときに、おたがいに惹かれ合って自然と付き合うことになったら楽なものですが、現実にはそううまくいくケースは多くありません。しかも、恋愛にハマるつもりがなかったのに、ひとりの男性のことばかり考えている自分に気づいて「もしかして好きなのかも?」と気づくことだってあるでしょう。そんなパターンを経験したある女性がいました。もともと恋愛にはあまり興味がなく、ちょうど仕事で責任あるポジションとなったこともあって、多忙でありながらも充実した毎日を送っていました。でも、最近やたらと話しかけてくる後輩男性がいて、たまに話しかけられない日があるとふと姿を探している自分に気づいたのだとか。何度かそんなことを繰り返すうちに、自分を慕う後輩男性のことが好きかもしれないと思いながらも、先輩としての立場や社内という環境を考えると、一歩踏み出すことができません。さらにプライドも邪魔をして、明らかに後輩男性から好意を寄せられているとわかればわかるほどそっけなくしてしまい、ドツボにハマってしまったそうです。それがツンデレの“ツン”だと理解してくれたらよかったのですが、自分に気がないと判断した後輩男性は話しかけてこなくなり、しばらくすると彼女ができていたのだとか…。ああ、切ない話だと思ったのでした。2.最初は向こうが夢中だったハズなのに逆転ある女性は、飲み会でいろいろな職業や世代の男女とわいわい飲むのが好きでした。あるとき、また飲み会を開いていたら、そのお店に飲みに来ていた男性と話す機会があり、意気投合。偶然知り合ったその男性から、「すごいタイプなんだけど」とストレートすぎるアピールをされた女性は、ちょうど彼氏もいなくてまんざらでもなかったそう。その日をきっかけに、毎日のように男性から連絡が入り、日が合うときはふたりで飲みに行くこともありました。会うたびに「今日もかわいいね」などと言われ、毎回、気分良く過ごせていたという女性。でも、付き合おう、というような決定的な言葉を男性から言われないため、どういうつもりなのか気になりながらもモヤモヤしていたのだとか。そのうち男性の仕事が忙しくなって、連絡も会う回数も減ってきたころ、気づいたら女性のほうから連絡を取る回数が増えて、まるで立場が逆転したような状態になってしまったそうです。時と場合によって、自分が追う立場になることもあれば、追われる立場になることもありますよね。追う恋も追われる恋も、どちらも経験しておけば、恋の醍醐味をより味わうことができそうだと思ったのでした。3.気づいたら母親役ある女性は、年上の男性にリードしてもらう恋に憧れていました。それはその女性が末っ子だったこともあるのか、甘えられる年上の存在がいてくれたほうが、安心できるからということでした。だからこそ、婚活していても、相手の条件は必ず「年上の男性」。10歳ぐらい年上の男性でもいいし、とにかく1歳でも年上がいい、というようなスタンスで探していたそうです。あるとき、婚活で5歳上の男性と出会い、おたがいに気に入ってそのまま付き合うことになりましたが…。わりと早い段階から同棲するようになって、その女性は気づけばすっかり“母親”のようになっていたそうです。その男性は着た服はそのまま、家事は一切やらないし、朝起こすのも彼女の役割。婚活で出会ったにも関わらず、具体的に結婚話が進まないわりに、どんどん母親のような扱いをされてきて、彼女はゲンナリ。次第に彼女の心が離れて、結局は別れてしまいました。同棲することや、母親代わりとされることが良いのか悪いのかではなく、要は、自分が望んでいる恋がちゃんとできているのかどうかが、問題なのかなと思いました。恋をしてしまうと、普段の自分ならしないようなことをしてしまったり、考えてしまったりすることもあるはず。自分の変化も楽しみながら、恋もうまくいくといいですよね!文・かわむらあみり©praetorianphoto/Getty Images©MixMedia/Getty Images©juanma hache/Getty Images
2023年03月31日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第50回は、ママになって大変になってくる美容の現実をご紹介します。1.ヘアケアが大変【ママライフばんざい!】vol. 50独身時代や夫婦ふたりだけの暮らしのときは、忙しくてもまだ自分のことに手をかけられる余裕があったという方は少なくありません。でも、お子さんが生まれると、じっくり自分の美容にまで手がまわらなくなるのは“ママあるある”といえるかもしれません。もちろんママになっても自分の時間を確保してケアに手を抜かない女性もいますが、それにはなかなかの気合が必要になる場合もあるようです。とくに年齢を重ねていくにつれて、ママたちが大変になることを探ってみると、まずはヘアケア。人によるところはありますが、「とくに外出予定がないから髪はのばしっぱなしがラク」という専業主婦のママがいたり、「メイクはしなきゃだから、髪はセットしなくていい髪型にしている」というワーキングママがいたり。確かに、家族の朝食の用意や自分の出勤の支度などがあると、朝の時間は限られているためヘアケアが後回しになってしまうでしょうし、実際に美容室に通う回数も限られてしまうかもしれませんね。人それぞれの家庭事情もありますし、無理にケアをする時間を作って逆に疲れてしまうのはおすすめできませんから、自分なりのペースでいきたいところです。2.産後の体型戻しが大変どんなにスタイルのいい女性でも、新しい命が宿って妊娠すると、赤ちゃんを守るために皮下脂肪がついてきます。出産したあとも、すぐに体型が戻るわけではないため、産後の体型戻しが大変だということも“ママあるある”のひとつでもあるでしょう。そういう筆者も、「産後太りだから」と言い続けて早うん年…。出産後何年か経っていますが、いっこうに痩せる気配がありません。ほかのママたちにしても、子どもが赤ちゃんのときは、ダイエットうんぬんよりも育児に集中。「産後ダイエットするような時間も体力もないよね」という声が多いです。ときどき、産後すぐに産前のスタイルに戻しているタレントさんがいますが、それはプロのトレーナーがついて体型を戻していることがほとんどのようですし、それは仕事の一貫でもあるため、同じように痩せなくちゃと焦る必要はありませんよね。ライフスタイルによって、ふくよかになることもあれば痩せることもあるので、そのときどきの体型も含めて自分を大事にしたいものです。3.けっこうどうでもよくなる最終的には、家事や育児に追われていると、自分の美容やケアをすることは「けっこうどうでもよくなる」というママの声が多かったです。とはいうものの、まったく自分のことに手をかけなくなるというわけではなく、美容の時間をわざわざ確保しないで、空き時間でチャチャっと済ませるようになったというママも。つまりは、ライフスタイルに合わせて、時短でやりくりするようになったママもいるということですね。ヘアケアやスタイルなど、自分の容姿を気にしすぎて手間ひまをかけることに夢中になるよりも、「子どもとの時間を充実させたい」「手間をかけるものの優先順位が変わった」ということ。外見をキレイに磨くママも素敵ですが、たとえケアがあまりできていなくても内面の充実度は自然とあふれでる魅力になりますし、何よりも、自分がいいならそれでいいですよね。他人の目を気にするよりも、自分自身の心のままにママライフを過ごしていきたいものです。年代によって、仕事との関わり方や、家庭との向き合い方は自然と変わってくるもの。そのときどきでベターな過ごし方ができれば何よりです。みなさんの家庭がうまくいきますように!文・かわむらあみり©Guido Mieth/Getty Images©Olga Rolenko/Getty Images©pixelfit/Getty Images
2023年03月31日【音楽通信】第133回目に登場するのは、NHK連続テレビ小説『おちょやん』の主題歌「泣き笑いのエピソード」や『六本木クラス』挿入歌「残影」も収録されたアルバムを発表する、秦 基博さん!2021年に迎えたデビュー15周年を超えて【音楽通信】vol.1332006年のデビュー以降、コンスタントに作品を発表し、多彩なライブ活動を展開しているシンガーソングライターの秦 基博さん。心に響く歌声で、わたしたちを魅了し続けてくれています。2021年にはデビュー15周年というアニバーサリーイヤーを迎えて、横浜アリーナと大阪城ホール、さらには日本武道館でコンサートを開催。2022年はドラマ『六本木クラス』挿入歌「残影」をリリースするなど、これまでに数々の映像作品やCMソングを手掛けています。そんな秦さんが、2023年3月22日に7枚目のオリジナルアルバム『Paint Like a Child』をリリースされるということで、お話をうかがいました。――以前ananwebでは、今回のアルバムにも収録されたNHK連続テレビ小説『おちょやん』の主題歌「泣き笑いのエピソード」のリリース時(2021年1月)に取材させていただきました。あれから2年、本格的にコロナ禍となって、現在は対策などにも慣れてきた時期ですね。いわゆるステイホーム期間はいろいろなことが止まって、音楽制作もライブも中止になりましたが、次第にその状況をみんなが受け入れっていっていたような時期でもありました。そんななかでも少しずつレコーディングも進んでいましたし、無観客の配信ライブを行うなどのできることを模索しましたね。2021年は、大きな会場でライブも開催させていただきました。――15周年を迎えられてのライブは、いつもと違った感慨深さはありましたか。そうですね。横浜アリーナと大阪城ホールの公演では、1日ずつ内容を変えて、初日に弾き語り、2日目にバンドスタイルと2daysで内容を変えました。15年間やってきた音楽スタイルがひとつではなく、弾き語りやバンドアンサンブルといろいろとやってきたので、両方を楽しんでもらえる2日間にしたくて、内容を変えて公演しました。15年のキャリアを経て、みなさんと一緒に大きい会場でライブを共有できる幸せを実感できましたね。3年3か月ぶりのニューアルバムが完成――2023年3月22日に、7枚目のニューアルバム『Paint Like a Child』をリリースされます。3年3か月ぶりとなるアルバムですが、いつ頃から制作されていましたか。2021年の秋ぐらいから、本格的にアルバムに向けた曲作りを始めました。――タイトルは、ピカソの残した言葉からつけたそうですね。以前から、すごく好きな言葉だったんです。いろいろなことを成し遂げてきたピカソほどの人が、晩年に「ようやく子どものような絵が描けるようになった」という言葉を残していて。子どものように無垢で無邪気で自由な表現が、さまざまなことを経験した先にあるんだとすれば、それは音楽を作るうえでも、ひとつの指針になるといいますか。自分でも、そんなふうに自由に音楽をより表現できたら楽しいな、という思いをずっと持っていました。だから、そのピカソの言葉が心の中にずっとあって、今回のアルバムを作るうえでのコンセプトにもふさわしいと思ったんです。いまの自分の思うままに、やりたいことを1曲ずつ突き詰めた結果、思い描いたアルバムが出来たと思います。――既発曲としては、2022年のテレビ朝日系木曜ドラマ『六本木クラス』挿入歌「残影」や『映画ざんねんないきもの事典』主題歌「サイダー」も収録されていますね。「残影」は、主人公のテーマということでしたので、彼がどんな人物でどうやって人生を過ごして、どんな思いでいるのかというところが、曲のもとになっています。圧倒的な絶望感があっても、心折れずに進む鉄の心を持つ主人公とまったく同じではないにしても、自分の中にもある絶望感やそれに抗うように前に進んでいこうとする気持ちを照らし合わせながら、曲を作っていきました。「サイダー」は、『ざんねんないきもの事典』で描かれる動物たちが“ざんねん”と言われてしまうけれど、生命が生きていることの喜びがそこにあると思ったんです。それぞれの個性は、もしかすると人から見たら残念に思われることだとしても、そもそも存在している、生きていること自体の素晴らしさや歓びを歌いたいと「サイダー」という曲が完成しました。――アルバムのタイトル曲でもある新曲「Paint Like a child」は、未来や希望を感じさせるナンバーですね。僕はだいたいメロディやサウンドから曲を作っていくんですが、この曲は、アルバムを象徴する1曲目になるような曲を作りたくて書きました。制作過程で、アルバムのタイトルを先に決めたのですが、そのタイミングでこの曲の歌詞を書いていたこともあり、タイトルトラックになりました。――新曲「Life is Art!」は明るくてどこか懐かしいナンバーですが、この曲はどのようなことをイメージして作られたのですか。ライブでもみんなで一緒に楽しめるレパートリーを、アルバムの中でも作りたい、と思って書き始めた楽曲です。歌詞では、カラフルな世界が描けたらいいな、というイメージがあったので、具体的に青や黄色、マゼンタなどの色を入れています。――新曲「イカロス」は、ピアノの調べに乗せて切ない心情を歌うバラードですが、どのように生まれた曲でしょうか。アルバムに向けて曲作りを始めたときに生まれた曲で、純粋にこういうメロディやサウンド感を作りたくて。ピアノが中心になりながら、コーラスの広がりや、シンセベースの重低音が彩どるサウンドのイメージがあって、サウンドが固まったときに、自然と“喪失”をテーマに歌おうと思ったんです。とはいえ、喪失に関する特別な理由があったわけではありませんが、できた曲の世界観に導かれながら、歌詞をじっくりと書いていきました。――この「イカロス」を主題歌にした映画『イカロス 片羽の街』が2023年2月からU-NEXTで配信されています。今回、「イカロス」にインスピレーションを受けた児山隆監督、枝優花監督、中川龍太郎監督の3人による、3本の映画が制作されました。「イカロス」のサウンドが出来たときに、その時点ではまだ歌詞はなかったんですが、メロディにすごく映像が合う、シーンや情景がすごく広がる曲だというイメージがありました。通常は、そこからミュージックビデオを作る流れになるんですが、今回は「映像との新しいアプローチはないか」という話になって。たとえば、タイアップがあればその作品に合わせた楽曲を書き下ろすことが多いんですが、逆に「曲をもとに映画を撮り下ろしてもらうことができないかな?」という話になり、3人の監督さんにオファーしたところ快諾してくださって、今回「イカロス」をもとにした映画化が実現しました。――すごいお話ですね、しかも一編ではなく三遍の物語があるという。本当に。「イカロス」という曲を物語にすると、どういう解釈を生むのか、どんな状況が広がるのか、とても興味深かったです。おひとりの監督さんに映画化していただくのももちろんうれしいのですが、何人かの監督さんがいると、曲からの解釈の違いや広がりがより感じられるので、お三方にお願いすることになりました。曲では“喪失”を歌っていて、映画では“喪失と再生”がテーマで、喪失した先の物語までを描いています。あとは僕の生まれた“横浜”が舞台というものがしばりとしてありましたが、それ以外は「自由に作ってください」とご依頼して、生まれてきた3つの物語でして。それぞれまったく違う物語が生まれました。内容はお任せだったので、出来上がるまでは監督のみなさんともお会いせずにいたんですが、完成してから取材で監督たちにお会いしたときに、それぞれの方のパーソナルな部分と結びついて、物語や映画が生まれるんだなと感じました。――秦さんの原曲から、監督がどのようにインスピレーションを受けたかということですものね。はい、曲をどう受け取ったかもそうですし、ご自身のどういう経験や思いと結びついたのか。いざ情景になったときに、どうやって映画になるのかなど、面白かったですね。映画監督は、そうした思いを映画で表現すると思うんですが、僕の音楽を受け取ったみなさんも、いろいろな景色や物語が広がって、それぞれに描いているものがあるのかなと。そういう広がりのある曲が書きたいと思っていますし、自分の音楽からみなさんの世界が広がっているといいなと思います。――ジャケ写はカラフルな色で絵が描かれていますね。実際に子どもたちが集まって、いろいろな絵を描いてくれました。クリエイティブディレクターの方のチームのアイデアで、アート教室に通う幼稚園生から中学生までの総勢46人の子どもたちが集まってくれたんです。「真っ白い紙に自由に絵を描いてください」とだけ言って、こんなに素敵なものができあがりました。――では、このアルバムがどんなふうに聴き手に届いてほしいでしょうか。僕自身は、音楽を作ることの楽しさと喜びを表現していけたらいいなと思うんですよね。もちろん生みの苦しみはついてまわるんですが、それも含めて、僕はこのアルバムで自分の描きたい音楽を思いっきり表現しました。だから、聴く方も楽しい気持ちやいろいろな気持ちになったりと、みなさんそれぞれの響き方や広がり方をしてくれたらいいですね。――4月から7月まで「HATA MOTOHIRO CONCERT TOUR 2023 ―Paint Like a Child―」と題した全国ホールツアーを開催されます。どのようなステージになりそうでしょうか。今回はバンドアンサンブルでまわる久々のワンマンツアー、アルバムの世界をライブで再構築することになります。もちろんいままでの楽曲たちも織りまぜながら、アルバムの世界を中心に、楽しんでもらえるライブを作れたらと思っています。ツアーで音楽を共有できる瞬間が楽しみ――アルバムは“子どもの落書き”のように、はみ出していく自由さや遊び心がテーマとなっていますが、秦さんご自身が子どもの頃、一番熱中した遊びはなんでしたか?熱中していたことでいうと、野球とバスケです。わりとスポーツに熱中していたんですが、どれも小学生ぐらいから始めたんです。それまでは絵を描くのが好きでしたね。――今回のアルバムをきっかけに、また絵を描いてみようとは?いや、この子どもたちが描いてくれた絵を見たら、なおさら描けなくなる(笑)。みんな思い思いに線を描いたり、好きな色を選んで好きなものを描いていて、それがなんでこんな素敵になるの? と。全部子どもたちが自由にやった結果こうなっていて、大人の僕が描こうとすると、うまく描こうとして邪念が入るので、いまは難しそうです(笑)。――子どもたちは最強ですね(笑)。では普段、ライフスタイルにおいて気をつけていることはありますか。普段は激しい運動などはしていないですが、歌を歌いますしカラダが楽器なので、ストレッチを中心にやるよう、ジムに行くときもあります。すごく鍛えるわけではないんですが、柔軟性は保っておかないとカラダが固まるとあまりよくないので、そのあたりは気をつけていますね。――喉は何かケアをされているのですか?すごく特別なことは全然していません。しいて言えば、乾燥に気をつけるぐらい。少し乾燥しやすいときは、喉に良いハーブティーを飲んで、喉を潤したりするぐらいですね。基本的には、あまりナーバスになりすぎると、逆に疲れてしまうから。昔は、あれをしなきゃ、これをしなきゃという意識も強かったんですが、気にしすぎるほうがマインド的に良くないなと思ってやめたら、気が楽になりました。アマチュアの頃なんて、たいしたケアもせず、水さえ飲めば歌えていたので(笑)。マインド的には、それぐらいでちょうどいいなと思っています。――いろいろなお話をありがとうございました! では最後に、今後の抱負をお聞かせください。この3年ぶりの新しいアルバムをみなさんにたくさん聴いていただきたいですし、ツアーでもみなさんにお会いしたいですね。音源を作って終わりではなく、ライブでみなさんと共有することで、その曲の本質を知るといいますか。「こういう曲の表情があったんだな」「この曲ってこんなふうに響いていくんだな」と、ライブをしてみないとわからないことがたくさんあります。そういったことを通して、やっと作品が完成していくから。ライブも楽しみですし、何よりも一緒に音楽を共有できる瞬間が待っているのが待ち遠しくて。またツアーが終わったら、自分の中で何かがまた芽生えてくるんじゃないかな、ということも自分自身、楽しみにしています。取材後記新作に込めた想いはもちろんのこと、新曲をもとにして映画が生まれたというお話も印象深かった、秦 基博さん。「絵を描こうとすると邪念が入る」というお話もありましたが、秦さんはどこか少年のような清らかさも思わせる、物腰の柔らかいお人柄。歌だけでなく、その人間力でも多くの方々を惹きつけているのではないかと感じました。そんな秦さんのニューアルバムをみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。写真・園山友基取材、文・かわむらあみりヘアメイク・鷲塚明寿美、スタイリスト・高橋 毅(Decoration)Tシャツ¥15,400(is-ness)、シャツ¥46,200、パンツ¥44,000(ともにRAKINES)、靴¥35,200(ORPHIC / alpha PR : 03-5413-3546)秦 基博PROFILE1980年10月11日、宮崎県生まれ、横浜育ち。A型。2006年11月、シングル『シンクロ』でデビュー。“鋼と硝子でできた声”と称される歌声と叙情性豊かなソングライティングで注目を集める一方、多彩なライブ活動を展開。2014年、 映画『STAND BY ME ドラえもん』主題歌「ひまわりの約束」が大ヒット、その後も数々の映画、CM、TV番組のテーマ曲を担当。デビュー10周年には横浜スタジアムでワンマンライブを開催。初のオールタイム・ベストアルバム『All Time Best ハタモトヒロ』は自身初のアルバムウィークリーチャート1位を獲得、以降もロングセールス中。2023年3月22日、7枚目のオリジナルアルバム『Paint Like a Child』をリリース。4月から7月に全19公演をめぐる全国ツアー「HATA MOTOHIRO CONCERT TOUR 2023 -Paint Like a Child -」を開催する。InformationNew Release『Paint Like a Child』(収録曲)01. Paint Like a Child02.Trick me03.サイダー04. Life is Art !05. 残影06. Dolce07. 202208. 太陽のロザリオ09. 泣き笑いのエピソード10.イカロス2023年3月22日発売*収録曲は全形態共通。(通常盤)UMCA-10093(CD)¥3,300(税込)(初回限定盤)UMCA-19068(CD+BD)¥5,280(税込)*スリーブケース付。(Home Ground 限定盤)PROS-1924(CD+BD+インタビューブック+グッズ)¥10,450 (税込)*本体スケッチブック仕様。(Home Ground 限定盤)PROS-1925(CD+DVD+インタビューブック+グッズ)¥10,450 (税込)*本体スケッチブック仕様。写真・園山友基 取材、文・かわむらあみり ヘアメイク・鷲塚明寿美、スタイリスト・高橋 毅(Decoration)
2023年03月20日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第135回は、うっかり引っかかって悲しい気持ちにならないために、遊び慣れた男性がどんな手法で女性のキモチをもてあそぼうとするのかをご紹介します。1.大勢いるところで自分にだけ優しくする【結婚引き寄せ隊】vol. 135ちゃんと好意があってアプローチしてくる男性もいますが、なかには女性の心なんておかまいなしで恋の駆け引きを楽しむだけという、不届きな男性もいるようです。ある女性は、勤務先が和気あいあいとした雰囲気のところで、給料日などは、職場の人たちで食事や飲みに行ったりすることが多かったそうです。そんな大勢が集まる場では、おとなしいタイプのその女性はいつも聞き役になって、まわりの人たちの話を聞いていました。何度目かの食事の場で、イケメンで注目されている先輩男性から「いつもニコニコして話を聞いてるよね」と話しかけられ、その日以降は何かと集まりの場で、そっと親切にしてくれたそうです。他の女性も集まりの場にいるのに、自分にだけ優しくされることが多くなり、気づくと先輩男性のことを好きになってしまい、個人的にも呼ばれるがまま会うようになっていったそうで…。ある日、勇気を出して「私たち付き合ってますよね」とその女性が先輩男性に聞いたところ、「え? 一度も付き合おうと言ったことないよね?」と返されたのだとか。ひどく傷ついたその女性は先輩男性を忘れようと努力して、プライベートでは女友達と予定をたくさん入れ、仕事にも精を出し、時間はかかりましたがなんとか立ち直りました。一方、先輩男性は、本命がいながらも、相変わらずいろいろな女性にちょっかいをかけているんだそうです。こういう男性には、関わらないことが一番だと思ったのでした。2.突然キスしてくる仕事を通じて知り合った同世代の男女で、プライベートでも集まるようになったある女性は、いつものようにみんなで夜ご飯を食べに行くことになりました。わりあい陽気なタイプが多く、仕事のグチをこぼしても、「今度は絶対うまくいくから!」などと、前向きに励ましてもらうことが多かったそうです。だからこそ、安心してなんでも話せる仲間だと思っていたものの、ある日を境にそんな気持ちがなくなることに…。その日はたまたま帰り道で仲間の男性とふたりきりになり、終電間近だったこともあり、急いで駅まで向かっていたとき、突然その女性に男性がキスをしてきたそうです。一瞬、何が起こったのかわからなくなりながらも女性が男性を見ると、ニコッと笑って、またキスしてきたのだとか。混乱する女性をよそに、電車が来て先に帰ってしまった男性。あれは夢だったのか? と思いながらも、その日から、好意を持たれているのかどうなのかと男性のことを意識してしまうようになったのだとか。後日、他の仲間にキスのことを相談すると、「いろんなとこでキスしてるから!」と実は遊び人だったことが判明したのだそうです。キスして相手の女性から好きにさせることが楽しくて、彼女はいないものの「本命は作らない主義」と男同士では話していたんだとか。この手のタイプは、近づかないに越したことはないなと思ったのでした。3.初回デートから家に呼ぶある女性は、趣味を通じて知り合った年下男性と意気投合して、おたがいにシングルであることも確認できたということで、改めてデートをする約束をしたのだとか。その女性が行きたい場所を優先して、気になるお店で食事をして、ふたりで映画を観たのだそうです。けっこう遅い時間になっていたこともあって、その女性が帰ろうとすると「家に来る?」と年下男性に言われ、初回のデートからどうかなと迷い、その日は帰宅。すると、次のデートの帰りに「家においでよ」とまた誘ってきたのだそう。前回のこともあり、もしかしてと家に行くことも考えて心の準備をしていた女性は、その日は男性の家に行って、仲良く過ごしたのだとか。でも、その日以降、パッタリと年下男性からの連絡が途絶えてしまい…。結局のところ、一夜を共にすることだけが年下男性の目的だったようです。「年下は懲りた」と言って、その後は同年代の男性との恋がうまくいったのでした。思いがけないときに、ドキッとさせてくる男性っていますよね。でも、それが運命なのか遊びなのか、きちんと見分けて幸せな恋をしてくださいね。みなさんの恋がうまくいきますように!文・かわむらあみり©Petar Chernaev/Getty Images©Khosrork/Getty Images©Martin Dimitrov/Getty Images
2023年03月19日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第134回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その46をお届けします。1.さっきと聞いた話が違う男【結婚引き寄せ隊】vol. 134それは30代の男女が集まる婚活パーティに参加したときのこと。最初の自己紹介タイムでは、女性は着席のままで男性だけ順番にとなりの席へと移動していく、いわゆる回転寿司タイプのスタイルでパーティがスタート。このスタイルだとひとりの持ち時間が3分ぐらいしかなく、なかなかじっくりアピールすることが難しいなか、前のめりで話を聞くスーツ姿の男性のことが強く印象に残りました。それは、おたがいに名前を言って挨拶したあと、交換したプロフィールカードの「趣味」の部分を見て、その男性は即座に反応したからです。趣味欄に、そのとき私は映画鑑賞・アート鑑賞と書いたところ、男性も「僕もものすごく映画が好きで、展覧会に行くのも好きなんですよね!」と言ってきました。趣味が同じだと話も合うと思い、男性のプロフィールカードの趣味欄を見ると、あれれ? 「スポーツ観戦」と書いてあります。「スポーツがお好きなのでは?」とたずねると、「なんか気恥ずかしくてスポーツって書いちゃったんですが、本当は映画とアートが好きです」という返事。時間もないため、その場ではその回答を流して、次々訪れる男性と自己紹介をしていきました。その後、フリータイムになって、偶然その男性と他の女性の会話が耳に入ってきたのですが……「趣味が料理なんですね、僕も料理が趣味なんです!」とその男性が女性にアピール。その女性は私と同じようにプロフィールカードに目を落とし、一文字も料理と書いていないことを確認したのか、「書いてないじゃないですか」と怪訝そうな顔をして、その場を去りました。心の中で「さっきと聞いた話が違うなあ」と思いましたが、たぶんその男性は相手に気に入られたいから、とりあえず趣味に着目して同調しているのだろうと推測。それだけ婚活に意気込んでいるのかもしれないけれど、すぐバレるウソは命取りになるなあと思ったのでした。2.“普通”のハードルが高い男それは婚活サイトで出会った40代前半の男性とふたりで会うことになったときのこと。こちらの理想とする条件とも合い、向こうも私で良いと思ってくれて、何度かメールのやりとりをしたあと、実際に合う約束をしました。待ち合わせ時間の5分前にカフェに到着すると、すでに待っていたその男性は、笑顔で迎えてくれました。たわいもない話をしながらも、いよいよ本題といえる「将来はどんな家庭を持ちたいか」という話題に。「僕は“普通”の家庭を持てればそれで十分なんです」と言う男性に、「たとえば、具体的に奥さんに望むことって何なんですか?」とたずねると、「やっぱり毎朝“普通”に和食を用意してくれるとか、家に帰ったら“普通”にお風呂を沸かして待っててくれるとか……」という話が。いろいろ話をつっこんで聞いていくと、なんだか昭和の家庭のようなイメージを理想としていることがわかりました。ライフスタイルは人それぞれですし、人によって思う“普通”がどういうことなのかは異なるはずなのですが、この男性が考える「普通の奥さん像」には私はなれそうにないな、と思い、理想が固まっている場合はなかなか難しいなと実感。私にはハードルが高い“普通”の条件だったので、その日以降、男性とは会わなくなったのでした。3.なぜか前カノの話ばかりする男それは30代後半から40代前半の大人の男女が集まる婚活飲み会に参加したときのこと。参加したメンバーはみんな職業も年齢も異なるものの、それなりに恋愛も経験して、「あとは結婚するだけ」という人たちでした。そこでは妙にマウントを取ってくるような人物もおらず、落ち着いてじっくり会話しながら飲むという、マイペースで過ごせるような飲み会で、思わず参加者もお酒が進んで飲みすぎてしまうことも…。すると、向かいに座っていたトレーナー姿の男性が、涙ぐみ始めました。まわりは「どうしたの?」となぐさめていると、「実は別れた彼女のことがまだ好きで…」と言う男性。どうやら同棲していた彼女に振られたばかりで、泣き上戸になってしまった男性は、そこからえんえんと前カノのことばかり話し始めます。がんばって新しい出会いを探そうと婚活飲み会に参加したものの、やっぱり心の奥底では未練たらたらだったその男性に、なんと言っていいかわからず、とりあえず「復縁できるといいね」と応援して終わりました。いったい、何の時間だったんだろう…と思いながらも、生きていればいろいろあるよね、と納得できたのでした。婚活していると、いろいろな男性や場所に遭遇することもありますよね。そのうちきっと、いい恋がつかめるはず。みなさんの恋もうまくいきますように。文・かわむらあみり©Yellow Dog Productions/Getty Images©DjelicS/Getty Images©Allen Simon/Getty Images文・かわむらあみり
2023年03月08日気になる話題の映像作品をおすすめするコラム【テレビっ子の窓】第5回。日本の作品から韓国の作品まで日々チェックしている、テレビウォッチャーで、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりがお届けします。ファンタジーロマンス時代劇『還魂』【テレビっ子の窓】vol.5多彩な作品が続々と登場する韓国ドラマは、注目のスターが出演していることでも見逃せません。今回は、意外性のあるストーリーとキュンとさせるラブロマンスがグッとくる、思わず見入ってしまう作品をご紹介します。歴史にも地図にも存在しない大湖(テホ)国の四代術士の名家のひとつである、チャン家の後継者ウク(イ・ジェウク)は、生まれてすぐ気門を閉じられて、術が使えません。一方、天下一の刺客ナクスは、盲目の侍女ムドク(チョン・ソミン)と「還魂術」で入れ替わり、ウクとの師弟関係を開始。“パート1”は衝撃の結末で幕を閉じ、“パート2(副題:光と影)”では、死の淵から帰還したウクが戻ってきて3年経った世界が描かれている『還魂(かんこん)』シリーズ(1、2ともに2022年)。Netflixシリーズ『還魂』独占配信中“パート2”では、実はナクスの魂を持つ、名家チン家の長女ブヨン(コ・ユンジョン)が、ウクと運命を拓いていきます。そして、ウクらに交差する名家ソ家の貴公子ソ・ユル役を演じるのは、韓国ボーイズグループのWanna One(ワナワン)、NU’EST (ニューイースト)で活躍した、歌手、俳優のファン・ミンヒョン。彼らが見せるスリル満点のラブストーリーに見入ってしまうはず!大人のラブコメディ『イルタ・スキャンダル ~恋は特訓コースで~』Netflixシリーズ『イルタ・スキャンダル 〜恋は特訓コースで〜』独占配信中ハンドボール元韓国代表の惣菜店社長ナム・ヘンソン(チョン・ドヨン)は、娘が講義を受けたいと望んでいる塾の数学No.1スター講師チェ・チヨル(チョン・ギョンホ)と、思いがけない出会いをするものの、次第にふたりの運命が導きあっていく『イルタ・スキャンダル ~恋は特訓コースで~』(2023年)。Netflixシリーズ『イルタ・スキャンダル 〜恋は特訓コースで〜』独占配信中ある過去を背負うヘンソンとチヨルが、私教育の聖地、江南(カンナム)の塾に通う生徒と保護者の教育戦争に巻き込まれながらも、愛を育んでいく様子にグッと惹き込まれます。なんといってもヘンソン役のチョン・ドヨンは、カンヌ国際映画祭の主演女優賞をはじめ、韓国で数々の映画賞を受賞している実力派。スタイリッシュなチヨル役のチョン・ギョンホ、実は姪で娘として育てているナム役のノ・ユンソなど、魅力あふれるキャストも見逃せません。純愛ラブストーリー『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』U-NEXT配信中 ©Jcontentree corp. all rights reserved親に結婚を急かされ、職場ではセクハラやモラハラに遭い、彼氏には二股されてと散々な日々を送っていた35歳のユン・ジナ(ソン・イェジン)。ある日、大親友のソ・ギョンソン(チャン・ソヨン)の弟で、自分の弟スンホ(ウィ・ハジュン)の親友であるジュニ(チョン・ヘイン)がアメリカから帰国することによって、思いがけない運命が動き出す純愛ラブストーリー『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』(2018年)。『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』U-NEXT配信中 ©Jcontentree corp. all rights reserved昨年、三池崇史監督による日韓合作バイオレンス・スリラー『コネクト』の主演を務めたことでも話題を呼んだチョン・ヘインの初主演ドラマでもある今作。世界中で大ヒットした『愛の不時着』のソン・イェジンが演じる年上彼女と、愛くるしい笑顔で年下男子のかわいさを爆発させたチョン・ヘインのカップルは、年の差恋愛に憧れる人を急増させたのも納得のストーリーに釘付けになります。ヒューマンドラマ『カーテンコール』『カーテンコール』Prime Videoで独占配信中©victorycontents無名の舞台俳優ユ・ジェホン(カン・ハヌル)が、ひょんなことから依頼された、一世一代の芝居を貫く韓国と北朝鮮の離散家族をテーマにしたヒューマンドラマ『カーテンコール』(2022年)。北朝鮮出身で、いまは韓国でホテル「楽園」の社長を務め、余命3ヵ月と宣告を受けたチャ・グムスン(コ・ドゥシム)の「死ぬ前に一度でいいから生き別れた孫と会いたい」という願いを叶えるため、孫の役目を演じるジェホン。『カーテンコール』Prime Videoで独占配信中©victorycontentsグムスンの孫でホテルの総支配人パク・セヨン(ハ・ジウォン)のもと、ホテルの業務を働いて学ぶジェホンと、同じ劇団の役者でジェホンの妻役を演じることになったソ・ユニ(チョン・ジソ)の姿は“血のつながりとは何か”を問いかける一面も。安定の演技で魅せるカン・ハヌルと、知性あふれるハ・ジウォンが、それぞれ一人二役を演じている点にも注目です。ラブコメ、ヒューマンストーリー、時代劇など、そのときの気分や気になるキャストによって、いろいろな韓国ドラマをチョイスして観るのも楽しいものです。みなさんにとってのイチオシ作品を見つけてみてくださいね。文・かわむらあみり
2023年02月23日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第49回は、生活するにつれて夫婦で意見が衝突しがちなエピソードを3選ご紹介します。1.子どもの習い事でモメる【ママライフばんざい!】vol. 49結婚してからしばらくはラブラブ状態が続いても、生活していくにつれて、お互いの違いを実感することはよくあること。育った環境が違うのですから、物事のとらえ方や考え方に差ができるのも仕方がありません。とくに夫と妻で意見が分かれやすいことといえば、ひとつめは、子どものことについてでしょう。なかでも夫婦で意見が衝突しがちなこととえいば、子どもの習い事でモメる話をよく耳にすることがあります。たとえば、「幼児期から英会話を学ばせたい」など幼児の頃から子どもに英才教育を施したい妻、「元気に育ってくれればそれでいい」という思いから小さいうちはのびのびと育てたいと思っている夫。根本的に理想が違うために、成長するタイミングでの折々にある出来事に、どうやっていきたいか意見が割れてしまうのです。そこに子ども本人の意思は関係なく、親がなんでも決めてしまうと、夫婦でどちらが正しいかという不毛なケンカになってしまうことも…。いずれにしても、大事な我が子の将来を思うがゆえの親心でもあるので、夫婦の考えをうまくすり合わせて、家族仲良く暮らしてほしいものです。2.デジタル機器の使用でモメるいまの時代には欠かせないスマートフォンやパソコンなどのデジタル機器は、それぞれの家庭によっても、考え方が異なります。コロナ禍の小学校では、学校から貸し出しされる児童用のパソコンを使用して、オンライン授業を導入する学校も多くありましたし、いまは低学年からデジタル機器に慣れていく環境で育っていますよね。兄弟がいる場合、上のお子さんが持っているスマホに早くから下のお子さんが興味を持ってしまうなど、家族構成によっても、使いどころが難しい場合もある様子。夫が「スマホぐらいそろそろ持たせてもいいんじゃないか」と考えても、妻は「まだスマホは早すぎる」と、夫婦で意見が合わないという話はよく聞くものです。何歳から個人のスマホやパソコンを持つのが適切なのか。夫や妻のデジタル機器の使用状況によっても、とらえ方が変わってくるため、お子さんの性格や家庭の状況によって、夫婦で適切な答えが出るといいですよね。3.家事の仕方でモメる最後は、家事の仕方でモメるというお話です。以前は、亭主関白タイプの夫が多い時代がありましたし、家庭は妻が守るものという考えがあったことも。令和のいまも、夫がバリバリ働いて、そんな忙しい夫を支えたいという気持ちでいる妻もいるはず。そういったタイプの家庭だと、妻に家事を任せることが多いので、それほどモメることはないのかもしれません。ですが、いまは共働きの夫婦も増えてきて、夫も妻も家事を分担するという家庭が普通になってきました。家事もそれぞれのやり方があるため、「妻の洗濯物のたたみ方が気になる」という夫や、「夫がどんなに忙しくても部屋を掃除したがる」という妻など、お互いに多忙を極めると、少しのことでもイライラしてしまう原因になってしまいます。少しの亀裂が大きな溝にならないように、夫婦ともに余裕ができたら「あのときはごめん」などと、歩み寄っていったり、家事のルールをゆるくしてみるなど工夫できるといいですよね。長く一緒にいると、時にはぶつかったり、時には離れたり、仲が良いだけではないときもあるはず。でも、夫婦の関係をうまくやっていけるように、お互いのことを尊重して、なるべく家庭円満でいきたいところです。みなさんの家庭がうまくいきますように。文・かわむらあみり©Georgijevic/Getty Images©FG Trade/Getty Images©ljubaphoto/Getty Images
2023年02月22日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第133回は、長く続けたいのに、なぜか短命の恋を繰り返してしまう女性の特徴をご紹介します。1.あえて悪い男を選んでしまう【結婚引き寄せ隊】vol. 133誰だって幸せな恋がしたいものですが、けっして男性と縁がないわけではなく、せっかく出会いをつかんでも、なぜかそこから恋が長続きしないタイプの女性もいます。短命の恋を繰り返したいワケではないのに、なぜ恋が続かないのかというと、実はあえて悪い男を選んでしまうことがあるようです。人によって“悪い男”の定義もさまざまかもしれませんが、いわゆるヒモのようなタイプの男性や、彼女を大事にしないタイプの男性など、無意識にそういった男性を選んでしまうことも。まわりから見ると「なんであんな男と?」と思うようなタイプの男性でも、好きな気持ちが強すぎて、本人は振られてもまだ未練を見せる女性もときどきいます。未練があるからか、また同じようなタイプの男性に惹かれてしまい、同じことを繰り返すという悪循環に陥ることも…。この手の恋をしがちな場合、まずやるべきは、きっぱりと終わった恋を自分の中で断ち切ることです。もしくは、刺激的な恋を望む女性は、時折、意識的に悪い男にチャレンジしてしまうということも。どちらの場合でも、冷静になったら、自分でも「なんであの人と?」と、思うようになるはず。悪い男との短い恋を振り返られるようになったら、新しい恋ももうすぐ!2.包容力がありすぎる短い恋をしてしまう女性は、時に包容力がありすぎるタイプの場合もあります。だいたいにおいて、そのおおらかさはプラスに働くことが多いようですが、時に彼の言うことをなんでも許してしまうような器の大きさを見せると、そこを逆手にとって調子に乗ってしまう男性も…。彼が「このぐらいだったら許してもらえる」という甘い考えで彼女に接するようになるため、ふたりで過ごす時間よりも、男友達と遊ぶ時間を最優先するようになったり、彼女の存在があるにもかかわらず合コンに参加するようになったり、やりたい放題。気づくと、彼女ではなく、お母さんのように思われてしまうこともありそうです。彼女としては、自分のことはあとまわしにしてもいいから彼のやりたいようにと見守っていた結果、好きな人ができたと言う彼との恋に、すぐ幕が下りるという場合も。包容力がないよりはあるほうがいいのですが、その優しさを発揮してもいいタイプの男性かどうか付き合う際に見極めるようにすれば、短い恋をしなくてすむかもしれません。3.いつも不安定これは好きな人のことだからそうなるタイプと、恋とは関係なくちょっと考えすぎてしまうタイプがありますが、いつも気持ちが不安定になりがちなタイプの女性は、短い恋になってしまうことも少なくないようです。本当に彼の仕事が忙しいだけなのに、「もしかして浮気してるんじゃないのかな?」と勝手に不安になってしまうとか、彼の一挙手一投足にとらわれすぎてしまって「さっきはあんなこと言ってたけどまさか」などと、よくない想像をしてしまうことも。不安定な気持ちを言葉にして彼を問い詰めると、けんかになることもあれば、「僕のことを信じてないのかな」と逆にネガティブな印象を持たれてしまうこともあります。口に出さないとしても、不安定な気持ちは、ふと彼女の表情や行動にも出てしまうときもあるため、それを察した彼に「重い」と思われて恋がすぐ終わってしまう場合も…。いずれにしても、一度“彼中心”になっている思考をリセットするようになれば、自分軸で行動できるようになるはず。心が安定すれば、恋にも落ち着いて向き合える可能性も上がります。ずっと好きな人と仲良く過ごせるといいですよね。みなさんの恋愛がうまくいきますように!文・かわむらあみり©GlobalStock/Getty Images©ElenaMist/Getty Images©gollykim/Getty Images
2023年02月21日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第132回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その45をお届けします。1.必ず微妙に遅刻する男【結婚引き寄せ隊】vol.132それは20代から30代のお酒好きな人たちが集まる飲み会に参加したときのこと。何回かの席替えがあったのち、柔らかい雰囲気でニコニコしている30代の男性と隣同士になりました。その男性とは何気ない会話をしただけだったものの、同じテーブルについた男女で意気投合して、このメンバーだけで今度飲みに行こうという話に発展。約束の日はメンバーの休日に合わせた日程ということもあって、スタート前から到着した人もいて、ほとんどの人たちがスタート時間に集合するなか、少し経ってからあのニコニコ男性が遅れて到着しました。とはいえ、遅れてきたのも15分ぐらいで、そのときはそんなに気になりませんでした。とくにそのメンバーの誰かにときめくようなこともなく、この日もお開きとなりかけた頃、なぜかニコニコ男性に「また会える?」と聞かれ、可もなく不可もなくという印象だったのでとりあえず会うことに。しかし、ふたりで会う約束の日、ニコニコ男性は約束の時間にまだ現れません。連絡しても留守電になり、電車で地下にいるのかな、それとも……などと思いながら、先にカフェに入って待っていました。約束の時間から20分ほど経った頃、「いやあ待たせたね〜」と、ニコニコしながら男性が到着。モヤモヤしながらも、結局、最後まで「ごめん」の一言もありません。なんだかテンションが下がり、結局、お茶だけして帰宅。思い起こせば、最初の飲み会のときから遅れてきた男性がいたけどあれはニコニコ男性でした。その後の少人数飲み会にも遅れてきたし、今回も。大幅に1時間以上遅れることはないものの(いや、そんなには待ちませんけどね)、毎回、微妙に遅刻してくるルーズさが嫌でこの日限りの縁となったのでした。2.マニュアル頼りの男それは40代を中心とした大人の男女が集まる婚活パーティに参加したときのこと。さすがに出会い目的で恋活を兼ねているような人はおらず、ほとんどが真剣に結婚を考えているような婚活男女が揃い、すぐに「将来の家庭像」の話になるなど、スピード感のある婚活パーティでした。そんななか、「おいしい珈琲とビールが好き」という共通点のあった40代前半のサラリーマンの男性と気が合い、フリータイムで連絡先を交換してもいいパーティだったため、交換して後日会うことになりました。事前に「何がしたいですか?」「どこに行きたいですか?」「食べたいものはありますか?」などと、ちょっと質問攻めにされながらも、会うときの段取りをしてくれているんだな、と思ってなるべく回答し、いざ当日となりました。「に掲載されていた話題のイタリアンのお店です」と紹介され、予約してくれていたお店でランチをした後は、「女性はご飯とは別腹で甘いものが食べたいですよね?」と確認され、スイーツのお店へ。ふと「最低でも3回はデートしましょう」と言うのでなぜかとたずねると、「えっ? なんでも3回で決めるのがルールなんじゃないんですか?」と逆質問される始末。どうやら恋愛マニュアルや定番デートの仕方の記事を読んで、その情報通りに動いている様子でした。自分のためにやってくれていることはとてもありがたいことではあるものの、ちょっとしんどいかなと感じて、結局は疎遠に。決め込みすぎたプランより、心のままに出かけたり、会話したりしたいなと思ったのでした。3.なんでも任せる男それは婚活サイトで知り合った30代後半の男性と、ふたりで会う約束をしたときのこと。おたがいに住んでいる場所から遠すぎず、中間地点にあるちょうどいい駅を出た場所で、午後に待ち合わせをすることにしました。とくに何をすると決めないで待ち合わせたため、「どこに行きますか?」と話すと、「行きたいところでいいですよ」という返事。ぶらぶらと散歩して、ウインドーショッピングをしていると小腹もすいてきて、「そろそろお茶でもしますか?」と話すと、「任せますよ〜!」という返事。通りすがりのカフェに入り、メニューを見ながら何にしようか考えつつ、「何にします?」と聞くと、「なんでもいいですよ、任せます」という返事。「えっ!?」と驚いたら、「じゃあ同じものにしようかな」というではありませんか。あれーっ? なんか無気力なのかそれとも人任せタイプなのか…と思うようになり、結局最後までこの男性は“お任せします”ばかりの男性でした。自己主張が激しすぎても大変ですが、まるで自分の意思のないようなお任せばかりも大変です。いや、こっちには興味がないから、テキトーに過ごしていたのかもしれませんが、なんともいろんな男性がいるもんだと溜め息をついたのでした。婚活していると、仲良くなれそうな男性、仲良くなりたくない男性がわかってくることもあります。なんでもまずは行動のみですよね。みなさんの恋もうまくいきますように!文・かわむらあみり©Ugur Karakoc/Getty Images©ProfessionalStudioImages/Getty Images©JackF/Getty Images
2023年02月13日【音楽通信】第130回目に登場するのは、バンドからソロアーティストへと音楽人生を駆け抜けながら、現在ソロ活動10周年というアニバーサリーイヤーを迎えた、藤巻亮太さん!大学生のときに曲を作るようになったことが転機【音楽通信】vol.130ロックバンドのレミオロメンのボーカル&ギターとしても活躍し、「3月9日」「粉雪」など数々のヒット曲を世に送り出してきた藤巻亮太さん。2012年からはソロ活動をスタートし、昨年、10周年を迎えました。そんな藤巻さんが、2023年1月25日に、4枚目となるオリジナルアルバム『Sunshine』をリリースされたということで、お話をうかがいました。――あらためて学生時代よく聴いていた音楽から教えてください。僕が中学生の頃はバンドブームでしたので、ユニコーンをよく聴いていました。高校生の頃からは洋楽も聴くようになって、オアシスやブラーといったイギリスのロックも好きになって聴き始めて。とくにレディオヘッドというロックバンドが好きで、レミロメンの頭文字はレディオヘッドの頭文字から取ったのですが、名前の由来になるぐらい聴き込んで、高校生ぐらいまでは日々UKロックばかり聴いていましたね。――2000年にレミオロメンを結成されて、2003年8月にシングル「電話」でメジャーデビューされましたが、学生時代から将来、音楽の道に行こうと考えていたんですか?そんなこともなかったんです。中学生のときにエレキギターを買って、いわゆる学園祭バンドを組んだぐらいです。高校生のときはバンドでギターを担当していましたが、(アメリカのインストゥルメンタルロックバンドの)ザ・ベンチャーズといった、ボーカルがいないようなバンドのカバーをしていました。途中からは、日本のロックバンドのTHE YELLOW MONKEYや、(アメリカのミュージシャンの)レニー・クラヴィッツのカバーをしながら、学園祭で歌ったりして、楽しく過ごしていました。大学生になってから、自分で曲を作るようになったことが、転機になりました。それまでは誰かの曲のカバーをして音楽を楽しんでいたんですが、曲を作る喜びに出会いまして。そこからレミオロメンを組んで、自分たちの音楽でどこまで行けるのか挑戦したくなったのが、19歳の頃ですね。――歌うことは、もともと得意だったのですか。中学生や高校生の頃は、みんなと同じでカラオケが好きというぐらいで、得意だとは思っていなかったです。だから、まさか将来、歌手になるとは思わなかったですね。――2012年2月にシングル「光をあつめて」でソロアーティストとしても活動をスタートされました。現在、ソロ活動10周年という節目でもありますが、振り返ってみていかがでしょうか。20代ではバンドで音楽を作って届けていく活動をさせてもらって、30代からは自分の名前で活動してきましたが、最初ひとりでは大変なことのほうが多くて。バンドのときよりも、うまくいかないことがたくさんあったのですが、そのぶんひとつずつの学びがあって、それが音楽に活かされている気がするんですよ。すごく大事な10年を積み重ねてきたと感じています。20代は音楽だけに集中する深く掘り下げる時期があって、30代でソロになってからは音楽以外のいろいろな出会いとともに、横に根をのばしていったような時期でもあって。たとえば登山家の野口健さんと出会って、一緒に世界中の山に登るようになって、山が好きで旅とともに写真も撮るようになりました。さらに体力作りの一貫として始めたフットサルも10年続いていて。そんな音楽以外のいろいろな出会いの中から、曲作りへのインスピレーションも得られるようになって、良いかたちで活動できています。前向きなエネルギーが伝わるニューアルバム――2023年1月25日に、前作から約5年ぶりとなるニューアルバム『Sunshine』をリリースされます。明るく、とても前向きさを感じさせるアルバムですね。ありがとうございます。この5年の間に、僕は野外フェス「Mt.FUJIMAKI」を主催するようになるなど、いろいろなチャレンジが増えていました。その中で自分自身と向き合ってきたものが、曲として蓄積されていって、いま自分の中にあるものを表現するためにまとめたものが、今回のアルバムに収録した12曲になります。――爽やかなメロディの2曲目「Sunshine」は、アルバムの表題曲でもありますね。この曲は、初期衝動とか最初にあったピュアなものが、自分の中に変わらずに今もあることを信じられたときにできた曲なんです。そもそも曲を作り始めた19歳の頃も、10代なりに悩むことがあって、気持ちの整理がうまくできないときもありました。僕の場合は、自分を取り巻く社会や世界がわからないときに曲を作ることで気持ちの整理ができて、いろいろなことを把握できるようになって、それが曇り空の中でも太陽を見つけるような作業だと感じています。これまでの道のりを光を頼りに歩いてきたという感覚。それは自分が音楽を作ることの原点のようにも思うんです。それから20年以上経っていますが、年齢を重ねるほど、さまざまなものがクリアになっていく反面、経験を重ねるほどわからなくなることも。でも、曲作りを始めたときもいまも、雲の中から光を見つける、曲を作ることは変わらない。曲を作っていくうちに「これはこういうことだったんだ」と発見する。世界は混沌としていても、自分で道筋を見つけて、照らされたものを信じて、それが指標になっているところがあります。だから、本当に1曲ずつ向き合うごとに光があって、それを信じて音楽を作っていこうと。いろいろな葛藤を超えて、光が見つかったときの喜びを伝えていきたいですね。先にこの「Sunshine」という曲ができていて、最後にアルバムのタイトルを決めようと思ったときに、 前向きさが伝わるタイトルであり、光を象徴している言葉だと思ってアルバムのタイトルにつけました。――そのお話をうかがうと、アルバムのジャケット写真は、光を見つけてつかんだイメージなんでしょうか。そうなんです。これは三角形のプリズムを持っていまして、プリズムは理科の実験などで光をあてると反対側から虹のように光の分散が見えることもありますよね。光にもいろいろなグラデーションがあって、このアルバムにも12曲分の光があるので、プリズムを持ったこのジャケットにしました。――軽快な6曲目「ゆけ」は、親子、夫婦、友達とさまざまな人間関係を後押ししてくれる印象がありますが、どのようなメッセージを込めて歌っていますか。30代で始めたサッカー友達がみんな独身だったのに、40代になるとどんどん結婚していって家庭ができて、大事なものが増えていくことを実感してきました。年齢を重ねながら、みんな自分の人生を大事に生きていることにあらためて気づかされたんです。コロナ禍や海外の戦争があるこの時代に翻弄されながらも、それぞれの人生を生きていて、実はシンプルに平穏に暮らしたいというところで、「何が一番大事なんだろう」と。そんなみんなの人生の未来が輝くようにと歌っています。――7曲目「オウエン歌」も力強く後押ししてくれる楽曲です。実はこの曲は、僕の後輩に向けて、送った曲なんです。母校が10数年前に統合されて新しい高校になったんですが、光栄なことにその校歌を作らせていただいたんです。それから、10周年のタイミングでその高校に行って、ライブと講演をさせていただいたときに、初めて高校生たちと交流させてもらって。彼ら彼女らが頑張りながら、一生懸命この時代を生きている姿を見たときに、自分にできることは音楽なので、応援したいと思って、後輩たちに送った曲なんです。それが聴いてくださる方一人ひとりの応援歌になったらうれしいですし、さまざまな方々のシチュエーションや背景の中で、感じ取ってくださればうれしいです。――昨年11月に配信されたTBS駅伝のテーマ曲にもなった1曲目「この道どんな道」は、「大丈夫」という歌詞が力強い曲ですが、オファーされてから書き下ろされたのですか。よくそう言われることもあるのですが、タイアップのお話の前にできていた曲なんです。この曲が書けたときに、自分のいまの立ち位置や、これからどんな気持ちで進んでいこうかということが明確になって、わりと素直に書けた曲でもありまして、この曲を気に入ってくださって使っていただきました。Aメロで「大丈夫」という言葉を4回繰り返すんですが、不安を抱えながら、それでも自分を信じて進んでいこうと思ったときに、まあ大丈夫だよって自分に諭すようにかけた言葉でもあります。“いまの時代は厳しい”と訴えかけるような言葉はたくさんあふれているんですが、「大丈夫だよ」とはなかなか言ってくれない。でも、実はみんなが求めているのはこういう言葉なのかなって。どんなことがあっても近くにいるよ、味方だよという思いが届いたらと思っています。――アルバムのラストを飾る12曲目「大地の歌」は、どのように生まれた曲ですか。この曲はでき方が特別なんです。J-WAVEの震災復興をテーマとした番組「HEART TO HEART」のナビゲーターを2019年度に務めさせていただいていたのですが、被災地にインタビューに赴いて、その現状を伝えていました。そもそも僕たちはまず“大地”から、衣食住すべて恵みをいただいていて、普段は感謝の気持ちを忘れるぐらい、自然に生活している。でも、大地というのは時として猛威をふるって、人の命を奪ってしまう災いにもなるということを1年間取材させていただいて感じました。人間は大地に生かされて翻弄されているけれど、被災地の福島県浪江町の方に「我々は過酷な状況にいることは間違いないんですが、不幸だとは思わないでいてほしい」と言われたことが印象に残っていて。確かに、周りの人が他人の幸不幸なんて決めることはできない。人はどう振る舞って、どういうふうに生きるか。人間の尊厳に触れた気がして、そのときにこの曲を作りました。――強いメッセージが込められた曲なんですね。そんなアルバムを引っ提げて、2月から3月は『藤巻亮太 Live Tour 2023「Sunshine」』と題したバンドツアーがありますが、どのようなステージになりそうでしょうか。このアルバムはかなりロックなアルバムで、バンドアレンジがすごく効いていて、ドラム、ベース、そして自分もエレキギターを弾いています。先ほど、前向きなアルバムとおっしゃってくださいましたが、アグレッシブなサウンドからもそういう部分は伝わるのかなと。このアルバムを引っ提げた全国7か所9公演のツアーになります。弾き語りやアコースティックでのライブも増えたんですが、久しぶりにドラム、ベース、ギター、藤巻という4ピースバンドで全国をまわってお届けします。季節が冬から春にかけてのツアーなので、ニューアルバムの曲だけではなく、季節を彩る曲やレミオロメン時代の曲も歌って、楽しんでいただけるツアーにしたいです。「しっかりと音楽を届けて活動していきたい」――お話はかわりますが、登山やフットサルのお話もされていましたね。最近は、おやすみの日はどのようにお過ごしですか。散歩に出かけて、普段とは違う景色の中を歩いています。散歩しながら頭が空っぽになる時間がすごく大事だと思っていて。いまの時期だとツアーの準備やこうしてプロモーションさせていただく時間も多いんですが、散歩することでまたリフレッシュして、違う角度からこのアルバムのことを見つめたり、新しい解釈でお話できたりするといいなと思っているんです。また次に向かう楽曲へのアイデアも、散歩の時間に浮かぶこともあるので、できる限りゆったりと過ごす時間を大事にして、休日は自分をフラットに戻していますね。――ライフスタイルにおいて普段気をつけていらっしゃることはありますか。健康面でいえば、ひとつはフットサル。週に1回か2回は何も考えずにカラダを動かしたいなと。ルーティーンになっているので、これが体力づくりの基礎になっています。あとはやっぱり柔軟が大事なので、ストレッチをよくするようになりました。しっかりケアすることで、この体力づくりがライブに活かされています。――いろいろなお話をありがとうございました。では最後に、今後の抱負をお聞かせください。今年の2月からソロ活動が11年目に入ります。毎年ファンクラブの方に向けて“今年の漢字”というものを一字書いていて、「こういう年にしたいです」と、所信表明させてもらっているんです。今年は、さまざまなものを届けたいという意味で「届」を掲げさせてもらいました。ニューアルバム『Sunshine』が発売されることもそうですし、ツアーに出ることもそうですし。僕の音楽を手に取ってくださる方やライブに来てくださる方、こうして今日のインタビューもやらせていただいてananwebの記事を読んでくださる方にも、しっかりと音楽を届けていけたらという気持ちです。11年目も変わらずに音楽を届けていけるように活動していきたいですね。取材後記バンド時代からソロアーティストとしての現在まで、そしてこれからもわたしたちに光にあふれた色とりどりの音楽を届けてくれるであろう、藤巻亮太さん。ananwebのインタビューで“曲作りは曇り空でも太陽を見つけるような作業”というお話をされていたことが印象的でした。今年ソロ活動11年目に突入される藤巻さんのニューアルバムをみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。取材、文・かわむらあみり藤巻亮太PROFILE1980年生まれ。山梨県笛吹市出身。2003年にレミオロメンの一員としてメジャーデビューし、「3月9日」「粉雪」など数々のヒット曲を世に送り出す。2012年、バンド活動休止を発表し、ソロ活動を開始。ソロアーティスとして1stアルバム『オオカミ青年』を発表以降も、2ndアルバム『日日是好日』、3rdアルバム『北極星』、レミオロメン時代の曲をセルフカバーしたアルバム『RYOTA FUJIMAKI Acoustic Recordings 2000-2010』をリリース。2018年からは自身が主催する野外音楽フェス「Mt.FUJIMAKI」を地元・山梨で開催するなど、精力的に活動を続けている。2023年1月25日、4thアルバム『Sunshine』をリリース。2月25日から『藤巻亮太 Live Tour 2023「Sunshine」』を開催。InformationNew Release『Sunshine』(収録曲)01.この道どんな道02.Sunshine03.裸のOh Summer04.僕らの街05.まほろば06.ゆけ07.オウエン歌08.千変万化09.Heroes(Album ver.)10.サヨナラ花束11.花びらのメロディー12.大地の歌2022年2月9日発売*収録曲は全形態共通。(通常盤)VICL-65771(CD)¥3,300(税込)(初回限定盤)VIZL-2145(2CD)¥4,400(税込)*初回限定盤のみ、10周年を記念し、藤巻本人がセレクトしたベストアルバムが付属。【ベストアルバム収録曲】01.オオカミ青年02.ハロー流星群 03.月食 04.光をあつめて 05.名もなき道 06.指先 07.花になれたら 08.8分前の僕ら 09.日日是好日 10.Blue Jet 11.マスターキー 12.北極星 13.3月9日 14.粉雪 15.ウイスキーが、お好きでしょ 16.Summer Swing取材、文・かわむらあみり
2023年02月08日【音楽通信】第129回目に登場するのは、一度聴いたら忘れられない艶やかなハスキーボイスでわたしたちを魅了する、デビュー25周年を迎えたシンガーソングライターのスガ シカオさん!「いまでもデビューの頃と同じ新鮮な気持ち」【音楽通信】vol.1291997年のメジャーデビュー以降、一度聴いたら忘れられないハスキーで艶やかな歌声と、ポップだけれどファンキーなサウンド、幅広い世代の心をとらえるソングライティングで、数多くのヒット曲を世に送り出してきたシンガーソングライターのスガ シカオさん。スガさんご自身の楽曲はもとより、スガさんと武部聡志さんらトップミュージシャンで結成されたバンド「kokua」によるNHK総合テレビ『プロフェッショナル 仕事の流儀』主題歌「Progress」や、SMAPへの「夜空ノムコウ」、KAT-TUNへの「Real Face」や嵐への「アオゾラペダル」などの楽曲提供者としても、その優れたセンスを世に知らしめています。そんなスガさんは、2022年2月にデビュー25周年を迎えました。2023年2月1日には、3年の歳月をかけて完成した25周年を締めくくるニューアルバム『イノセント』をリリースされるということで、音楽的なルーツなどを含めて、お話をうかがいました。――あらためてスガさんが学生時代によく聴いていた音楽や、影響を受けたアーティストから教えてください。学生時代からデビューまでは、ほとんどブラックミュージックしか聴いてこなかったです。70年代から2000年代までのソウル全般、ファンク、ニュージャックスイング、ディスコ、ブラックコンテンポラリー、R&B、ネオソウル、ジャズフュージョン、ヒップホップ……と寝ても覚めても、そういった音楽ばかりを聴きあさっていました。当時はレンタルCDが全盛の時代だったんですが、いろいろな音楽が聴きたくて、レンタルショップにあるCDとレコードを全部借りて聴き終えてしまったほど。日本のポップスも、あげたらキリがないくらいたくさん聴いていました。当時聴いていたレジェンドアーティストたちに、いまはかわいがってもらっています。――学生時代はたくさんの音楽に触れていたのですね。その後、スガさんは社会人生活を経て、1997年2月26日にシングル「ヒットチャートをかけぬけろ」でメジャーデビューされましたが、音楽の道を選んだきっかけはなんだったのですか。大学を卒業してからは会社員をしていたのですが、4年半勤めてアラサーに差し掛かる頃、アーティストになる夢を諦めきれず、27歳のときに退社を決意しました。当時メジャーデビューの限界は“30歳”だと言われていたので、「30歳までがんばってダメだったら潔く諦めよう」と思って、勝負をかけました。――昨年、デビュー25周年を迎え、今年は26年目に入りますね。当時と現在での内外での変化や、振り返ってみてのお気持ちはいかがでしょうか。いまでもデビューの頃と同じ新鮮な気持ちで音楽に向かえています。音楽業界は大きく変わってしまいましたが、パソコンの前でギターを持って集中してイメージを広げて曲を作る、自分の内面に潜って歌詞を削り出してくるといったスタイルは、当時とまったく一緒です。ただ、25年を経て、自分の武器になる声や歌詞やリズムなどには、あの頃より自覚的になったと思います。「これ以上はもうできないと思える」新作が完成――2023年2月1日に、ニューアルバム『イノセント』をリリースされますが、スガさんの楽曲は揺れ動く心情や強い言葉もスガさんの歌声を通すとすんなりと耳に馴染んで生々しくリアルに響きますね。まずは今作が完成した手応えからお聞かせください。デビューして25年も経って、こんなにも新鮮で初々しいアルバムを作れたことを素直に喜びたいです。出来上がっていくときのドキドキ感、思い通りにいかないときの焦燥感も含め、完成したときのやり切った感はすごかったですね。手応えというか、これ以上はもうできないと思える作品になりました。――昨年開催された全国10公演のツアー「大感謝祭 2022」でも披露された、セクシーな歌詞の新曲「バニラ」が1曲目に収録されています。1月18日に先行配信もされましたが、どのようなイメージから、この曲が生まれたのでしょうか。昔から性的なテーマの曲が大好物で、ほかの誰も触らないテーマなので、ぼくが一人でその歴史をどんどん開拓していこうと勝手に思っています(笑)。「バニラ」はSM的な内面感情を、自分なりに深く掘り下げた曲。メロディやアレンジを作っていく段階で、頭の中のそういった性的なイメージに火がついた感じです。ーー9曲目「灯火(ともしび)」は、関東電気保安協会「安全のプロ編」CMソングとしても流れていたあたたかいナンバーです。どのようなメッセージを込めて歌っていますか。関東電気保安協会のCM曲なので、なにか「光」をテーマにした曲を作りたかったんです。まだプロにもなれていなかったデビュー前の時代、はるか遠くのほうにある成功を光に例えて、届かないけれどがんばる景色を描きました。若い友人のアーティストたちも、いままさにそういう状況にいるので、彼らや彼女らに向けて作った曲でもあります。――切ないラブソングがストリングスとも相まって届く11曲目「国道4号線」は、どのように生まれた曲ですか。自分でも抑えられないくらいイメージや映像、言葉がどんどん頭の中にあふれてきてしまった曲です。本当はもっと長く歌詞やメロディを足して、壮大な映画のようなストーリーにしたかったんですが、さすがにそうもいかないので、このサイズで打ち切りました(笑)。渋谷で待ち合わせをしているシーンから始まる、映画みたいな切なくも苦しい曲です。――ヒャダインさんと組まれた13曲目「モンスターディスコ」は、フジテレビ系TVアニメ『デジモンゴーストゲーム』エンディング主題歌としても親しまれたキャッチーなダンスナンバーで、お子さんたちにも響いた曲ですね。アニメを観ているお子さんに向けて作ったホラーソングなんです。ヒャダインに、「スガ シカオのイメージをぶち壊してくれ」って頼んだら、やれラップやれだの、ここにメロディを作ってだの、無茶振りの応酬を受けて、この曲が出来上がりました(笑)。その結果、歌詞もメロディもいままでやったことのない感じになっていて、ヒャダインに感謝です。――そうだったのですね(笑)。今作には、25周年を機に立ち上げたファンク集団「ファンクザウルス」の楽曲も4曲収録されています。ファンクザウルスでは、インパクトのある歌詞を陽気に聴かせてくださいますが、ソロと違う点として、ファンクザウルスで意識されている点はどこですか。ファンクザウルスは、とにかく大真面目にアホなことをやり尽くすバンドなんです。お客さんも一緒になって“ファンクバカ”になってもらって、泣くまで笑ってもらうというコンセプトで始めました。このタイプのバカバカしい歌詞を書かせたら、ぼくの右に出るものは日本にはいません、天才としか言いようがないかも(笑)。ちなみに次のファンクザウルスの新曲のタイトルは『スガ シカオで領収書ください』というバラードです!――わー、早く聴きたいです! デビュー記念日となる2023年2月26日には、中野サンプラザ公演を開催され、ファンクザウルスの初お披露目もあるようですね。そしてアルバム『イノセント』のツアーも行うご予定は?ファンクザウルスのステージは参加型ステージなので、お客さんもコーラスやペンライトでガンガンにステージを盛り上げてもらいます。いままでのような聴くライブではなく、騒ぐライブと位置付けているんですよ。そして『イノセント』のツアーもやりたいですが、まだ予定はないですね。「海外や踏み込んだことのないジャンルに進出したい」――少し普段のご様子もお聞かせください。音楽活動以外では、おやすみの日はどんなふうにお過ごしですか。趣味や現在ハマっているものもあれば教えてください。最近、休日に船釣りに行きました。朝5時集合で、東京湾のアジを大量に釣ってきたんです。自分で捌いて、刺身やなめろう、アジフライにして食べたんですが、最高でしたね。あと習い事が好きで、いまも英会話、ギター、たまにボイストレーニングと、いろいろやっています。できなかった何かができるようになると、すごく得した気になるんですよね。食べ歩きも好きで、70人くらいいる食べ歩き同好会みたいなものに入っているので、日本全国の美味しいものを探して、食べ歩いています。――多趣味で多彩でいらっしゃるんですね。ではライフスタイルにおいて、普段気をつけていることはありますか。体型がだらしなくならないように気をつけていますね。トレーニングはもとより、週に2回、10kmは歩いていますし、食べ物もかなり気をつけています。――いろいろなお話をありがとうございました。最後に、今後の抱負を教えてください。今年は、活動の幅を少し広げていきたいと思っています。たとえば、海外とか踏み込んだことのないジャンルとかに、どんどん進出していきたいですね。取材後記ファンクな要素をポップミュージックにちりばめて、多くの人たちを惹きつけ、何度も聴きたくなる楽曲にして届けてくださる、スガ シカオさん。デビュー25周年というアニバーサリーイヤーを迎えてもなお新鮮さを持ち続けて、また新しい楽曲を聴かせてくれるのはうれしい限りですよね。そんなスガさんのニューアルバムをみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。取材、文・かわむらあみりスガ シカオPROFILE1997年2月、シングル「ヒットチャートをかけぬけろ」でメジャーデビュー。同年9月発売の1stアルバム『Clover』以降、これまですべてのオリジナルアルバムがオリコンTOP10 入りを記録している。2011年、所属事務所から独立。メジャーとインディーズの枠組みに捉われない独自の活動を行ったのち、2014年に両A面シングル「アストライド/LIFE」でメジャーシーンに完全復帰。2017 年にはデビュー20 周年を迎え、自身が主催する「スガフェス!」をさいたまスーパーアリーナと大阪城ホールで開催した。2021年12 月、デビュー25周年のキックオフ作品としてアルバム『SugarlessIII』をリリース。同年6月には、オリンピックや世界選手権で活躍する一流スケーターたちが繰り広げる「Fantasy on Ice 2022」にて、フィギュアスケーターの羽生結弦とコラボレーションしたことが大きな話題に。2022年2月、デビュー25周年を迎え、全国10公演をまわったホールツアー「大感謝祭 2022」は大盛況のうちに幕を閉じた。2023年2月1日、25周年を締めくくるニューアルバム『イノセント』をリリース。InformationNew Release『イノセント』(収録曲)01.バニラ02.さよならサンセット03.叩けばホコリばっかし(Short Mix)by ファンクザウルス04.痛いよ05.獣ノニオイ06.バカがFUNKでやってくる(Short Mix)by ファンクザウルス07.覚醒08.東京ゼロメートル地帯09.灯火10.メルカリFUNK(Short Mix)by ファンクザウルス11.国道4号線12.おれのせい by ファンクザウルス13.モンスターディスコ2023年2月1日発売*収録曲は全形態共通。(通常盤)VICL-65749(CD)¥3,300(税込)(初回限定版A)VIZL-2132(2CD)¥4,950(税込)*内容:『イノセント』+CD「ファンクザウルス」デビューEP(初回限定版B)VIZL-2133(CD+DVD)¥5,500(税込)*内容:『イノセント』+DVD「25周年ツアー 大感謝祭2022 東京国際フォーラム ホールA(2022.10.14)」/「バニラ」ミュージックビデオ完全版取材、文・かわむらあみり
2023年01月29日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第48回は、妻がウンザリした義理の両親からの言葉をご紹介します。1.「仕事しても仕方ない」【ママライフばんざい!】vol. 48家庭を持つと、年末年始の挨拶などで相性がよくてもわるくても、義理の両親に会う機会があるものです。でも、思いがけない義両親のひとことが、妻をウンザリさせてしまうことも。そんな疲弊する義両親の言葉のひとつめは、こんな言葉でした。長く付き合った末、自然と結婚へと進んだある女性は、すでに結婚前に同棲していた期間が長かったこともあって、「変わったのは入籍したことぐらい」と思っていたのだとか。でも、長男である夫の家の行事にことあるごとに呼ばれるようになり、だんだんと恋愛と結婚の違いを実感していったのだそう。あるとき、また義実家へと行く予定があった日の直前、仕事の都合でどうしても行けなくなってしまった妻。そういうときに、夫がうまくその場をおさめてくれればいいものですが、夫は妻の仕事に理解があるものの、妻の不満や自分の両親の少し干渉しがちな面についてはノータッチというスタンス。仕事で行けなくなったことを義両親にそのまま話したところ、義母から「仕事しても仕方ないでしょ、結婚したら、家の用事のほうが大事なんだからね」と吐き捨てるように言われたそうです。もともと長い春の末結婚したふたりということで、いつまでもふたりがマイペースすぎると、よく愚痴られているその妻は、義両親の言葉にウンザリしました。2.「秘密主義なんだから…」他のある女性は、もともと義両親にかかわらず、誰に対しても積極的に自分のことを話さないタイプ。いわゆる聞き上手なところがあるため、義両親に会う機会があっても、いつもと同じように、あまり自分のことをペラペラと話すようなことがなかったそうです。とはいえ、夫にはさすがに日々にあった出来事など、ちょっとしたことでも話していた妻。夫はそんな妻の性格をよくわかっていたはずでしたが、義両親と食事をする席で、なぜか夫が「そういえばあの話ってこうだったよね?」と、以前妻が夫にした話の続きをふってきたそうです。でも、それは義両親にはあまり知られたくない個人的な内容でもあったことと、いつもは妻の話を義実家で掘り下げてくることがなかった夫ということもあり、急なことにとまどう妻。その場では妻が話し出すのを待つような空気になっていたそうですが、言葉につまる妻にしびれを切らして、義父が「秘密主義なんだから」と、チクリ。それはつまり、秘密にしていないで早く話せよ、という義父からの催促と嫌味なわけですが、苦笑いをしながらもひたすら愛想笑いだけしてその場をやりすごした妻でした。話したくないことを聞き出そうとするなんて、義両親と顔を合わせたくないのも仕方ありませんね。3.「あっちの嫁はこうしてた」最後は、嫌味をわかりやすく言われたという、ある女性のお話です。結婚してお子さんが生まれてからも、家庭と仕事を両立しながらやりくりしている妻が、あるとき、義両親のところへ行くことになったそうです。夫には兄がいて、兄嫁は専業主婦で義実家と家が近い場所に住んでいるということもあって、兄嫁はよく義両親と会っているのだとか。だからなのか、たまにしか顔を出さない弟嫁に対して、「あっちの嫁はこうしてたわね」と、いちいち比較するような嫌味を義母から言われるのだそうです。その場だけ我慢すればいいやと、ある程度わりきって義実家に行くことにしているという妻ですが、顔を合わせると嫌味を言ってくるような義両親は、疲弊させる存在でしかありません。本人はうっかり口に出しただけのつもりかもしれませんが、近い存在同士でも、なるべく気持ちのよい交流ができるといいですよね。いろいろなタイプの人がいるので、全員と気が合うということは難しいものかもしれません。ですが、なるべくストレスにならないよう、いい距離感で義実家とも付き合っていきたいものです。みなさんの家庭もうまくいきますように!文・かわむらあみり©JackF/Getty Images©JackF/Getty Images©Zinkevych/Getty Images
2023年01月19日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第130回は、せっかく出会いをつかんでも、自分でも気づかないうちに相手から「ひとりでも大丈夫」とフェードアウトされがちな女性の特徴をご紹介します。1.ペットに愛情を注ぎすぎる【結婚引き寄せ隊】vol. 130気になる男性と親密な関係になり、そのままうまくいくと思っていたら予想外に相手の男性から「ひとりでも大丈夫」と認定されてしまうことが、実は少なくないようです。では、どんな女性がそう判断されてしまっているのかというと、まずはペットに愛情を注ぎすぎる女性。一人暮らしの女性が猫を飼ったら縁遠くなる、というのはたまに聞く言葉ですが、男性に聞いた理由のひとつは、ニオイ。その男性はいい感じになった女性の部屋に初めて行くと、猫の尿などのニオイが気になって、部屋で食事をする気にならなかったのだそう。またデートの約束をしているときに、ペットの具合が悪くなってドタキャンされたなど、「自分よりペットが大事なんだろうな」と思ってしまうのだとか。これから恋人になるかもしれない間柄の相手が、自分のことよりも、ペットの話ばかりしているようだと、さらに男性側のテンションを下げてしまうのは仕方がありません。とはいえ、実際には猫などのペットを飼って縁遠くなるということではなく、部屋でのニオイなどは飼い主個人の掃除の仕方の問題でもありますし、具合が悪いペットを放置するほうがよくないですよね。だから、男性側が同じ動物好きか否かによっても、相手の女性に抱く印象がだいぶん違うのだろうなと感じました。2.なんでもできちゃう次に男性から、知らない間に勝手に「ひとりでも大丈夫」と認定されてしまうのは、なんでもできちゃう女性。実家から離れて自立して一人暮らしをしていたり、職場でも後輩に教えるポジションだったり、公私ともに「しっかりした人」と思われると、時に恋愛には興味がないのかなと思ってしまう男性がいるようです。とはいえ、デートに行ってもお財布を出さないなど、何から何まで男性に甘えるタイプの女性は敬遠される傾向もあって、そういう場合は自立した女性が好まれるもの。男性のなかでの“なんでもできちゃう女性”の線引きはどのあたりなのかというと、どうやら“自立していても男性の声に聞く耳を持つ”ことのできる女性なら、好感度は下がらないようです。つまり、経済的にも精神的にもひとりでやりくりできてしまうタイプの女性でも、あえて男性の意見を聞いてみるなど、自分を通しすぎないという感じ。ひとりでできるから平気だとしても、たまには、男性に任せるような行動や態度を見せれば、自分は必要とされていないとは思わないようです。3.ひとりで完結する趣味に没頭最後に、男性から知らない間に疎遠されがちなのは、ひとりで完結する趣味に没頭する女性です。趣味があって、さらにそれを楽しめる余裕があるなんて、QOLも高まって悪いことではないのにと思うのですが…。ある男性は、映画好きな女性と映画の話になっても意見が合わず、その後なんだか険悪なムードになってしまったとか。デートの日を決めるときも、相手の女性の好きな歌手のライブが優先されて、「この女性は恋愛する気がないんだな」とがっかりしたという場合も。そう考えると、趣味があること自体はいいものの、それを相手と共有しようとしないところに、男性の心を離れさせてしまうものがあるのかなと思いました。一緒に自分の好きなものや、相手の興味のあることをわかちあって、ふたりで楽しめたら喜びも二倍になりますよね。もしも出会った人と知らない間に疎遠になっていたら、ほんの少しだけ、自分の言動を振り返ってみるのもいいのかもしれません。せっかく出会って良いご縁ができたときは、なるべく相手との関係性が発展するといいですよね。そのなかで、自分に合った素敵なパートナーと、みなさんの恋愛がうまくいくことを応援しています!文・かわむらあみり©miodrag ignjatovic/Getty Images©DjordjeDjurdjevic/Getty Images©Hello World/Getty Images文・かわむらあみり
2023年01月06日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第129回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その44をお届けします。1.掛け持ちが激しい男【結婚引き寄せ隊】vol. 129それは婚活サイトで知り合った30代後半のサラリーマンの男性と、初めて会うことになったときのこと。年齢や年収など希望する条件にぴったりで、実際に会ったらどんな感じになるかな? とちょっと期待しながら、待ち合わせたカフェに向かいました。会ってみると、その男性はこちらの話をよく聞いてくれて、「うん、そうだね」などといい感じで相づちを打つこともあり、テンポよく会話が進んでいきます。そうしてほんの少しの時間で、気づくと和気あいあいとした雰囲気になりました。今日はいい日かも、と思ったそのとき、その男性はガッツリと腕時計を見つめて「30分経ちましたね」と、ひとこと。初対面同士の場で、相手の前で時計をガン見するなんて、とちょっと戸惑っていたら、さらに「次のデートがあるんで、そろそろ…」と男性が言い出すではありませんか。はああ?とあ然とする私をよそに、「今日は楽しかった。また会いましょう!」と颯爽と帰ろうとする男性。一気に気分を害して自分の代金を渡し、せめてこっちが先に店を出てやる!と思い、急ぎ足で店を出ました。並行して何人かと連絡を取り合ったり、会ったりするのは、婚活ではよくあることではあるものの、ひとりの持ち時間が30分だなんて。気に入らなかったから早く出たかったのかと思いきや、その後もまるで何事もなかったようにしっかりと連絡をよこしてきた男性でしたが、即サヨナラしたのは言うまでもありません。2.自称ワイルド系の男それは30代から40代が集まる婚活パーティに参加したときのこと。大人数のパーティだったこともあって、男性がひとりずつ席を移りながら自己紹介をしていく“回転寿司”のような時間もあっという間。ひとり5分ずつの自己紹介を20人ぐらい聞いていくわけですが、正直なところ、最初のほうに話した男性の内容は、なんとなくしか覚えていません。だからこそ、直感的に「あ、この人いいかも」と思ったときか、何かしらインパクトのある人しか、こちらからは次も話しかけようと思わないのですが…。そんななかで、「ほぼ毎日筋トレしています」と話していた男性が、フリータイムで話しかけてきてくれました。でも、さらにふたりで話していても、「毎日運動するの大変ですね」などと言うと、「ほら、僕ってワイルド系だから、全然平気」という返事が。ワイルド系だから、平気…?というわかるようでわからない返事だけが強い印象に残ったものの、それ以外はまったく惹かれなくて結局そのパーティでは不発に終わったのでした。3.ロン毛自慢の男それは30代の男女が集まる少人数の婚活パーティに参加したときのこと。少人数なので、ひとりずつとゆっくり話すことができます。さっそくひとりめから、個性あふれる男性に会いました。30代前半のその男性は、あごのラインぐらいまである髪型で、アパレル関係の仕事をしているとのことでおしゃれな印象。男性でも長髪が似合う方も多いですし、仕事柄そのあたりは自由らしく、おしゃれにこだわりがあるのも本人の楽しみのひとつですよね。とはいえ、婚活の場に来るには、まだ年齢的にも早そう。ひやかしとは言わないまでも、婚活ではなく恋活か?と思いながら話していたら、趣味の話に。その男性は「身なりには気を遣っている」という話のなかで、高価なトリートメントを愛用していて、ヘアケアには時間を割いているとのこと。髪をなびかせて、「ツルツルなんですよ」と、自慢げです。うーん。もし結婚して子どもができても、子どものお世話より自分のケアに時間をかけそうだな…と勝手に想像。しかもあまり結婚への本気度が伝わらず、結局のところご縁はありませんでした。婚活していると、普段会わないようなタイプの男性に出会うこともあります。そのなかで、未来を築ける素敵なパートナーが見つかって、みなさんの恋愛がうまくいきますように!文・かわむらあみり©freemixer/Getty Images©GaudiLab/Getty Images©Peathegee Inc/Getty Images
2023年01月04日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第131回は、多彩な韓国ドラマのラブストーリーに習う、恋の掴みかたをお届けします。『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』U-NEXT独占配信中© STUDIO DRAGON CORPORATION【結婚引き寄せ隊】vol. 131新しい年も、注目のスターが出演する韓国ドラマを厳選紹介。ファンタジーラブ、時代劇、サスペンスとバリエーション豊かな韓国ドラマが織り成す恋愛模様から、恋のつかみかたを盗みましょう!予想外の出会いから始まる恋『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』U-NEXT独占配信中© STUDIO DRAGON CORPORATIONまずは、甘く切ないラブストーリー『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』(2021年)からご紹介します。ある日、脳のガンで余命100日という宣告をされた、ウェブ小説編集者として働くタク・ドンギョン(パク・ボヨン)。『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』U-NEXT独占配信中© STUDIO DRAGON CORPORATIONさらに不運は重なり、思わず「こんな世界滅びろ」と願ってしまうドンギョン。その夜、自身を「滅亡」だと名乗る不思議な男(ソ・イングク)が、願いを聞いたと家にやってくるのでした。余命わずかなヒロインと、神と人間の間の存在である“滅亡”が織り成す恋の行方は……?『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』U-NEXT独占配信中© STUDIO DRAGON CORPORATION現実にも、予想外の出来事から恋に落ちたり、それまでまったく縁がないと思っていた相手と思いがけず距離が近づいたり、それまでの恋愛とは違った出会いをすることもあるはず。そんな思いがけない恋をしたときに、どうやってふたりの想いを交わしあうのか、ドンギュンと滅亡の恋にヒントをもらえそうです。一途に愛を貫く姿『悪の華』『悪の華』U-NEXT独占配信中© STUDIO DRAGON CORPORATION続いては、サスペンス・ラブストーリー『悪の華』(2020年)。金属工芸家のペク・ヒソン(イ・ジュンギ)は、愛する妻で刑事のチャ・ジウォン(ムン・チェウォン)と一人娘のウナとともに幸せに暮らすものの、家族にも誰にも言えない秘密を抱えていました。『悪の華』U-NEXT独占配信中© STUDIO DRAGON CORPORATIONそれはヒソンが素性を隠し名前を変え、妻ジウォンにさえも過去を隠していること。その過去を知る知り合いの記者キム・ムジン(ソ・ヒョヌ)が、偶然ヒソンの工房を訪れたことから、幸せが徐々に崩壊していくことに……。『悪の華』U-NEXT独占配信中© STUDIO DRAGON CORPORATION付き合ってみたら思っていた感じと違っていた、優しい人だと思っていたら裏の顔があった、独身時代にはまったく気づかない一面が結婚すると出てきたなど、大なり小なりお互いの印象が変わることはあるかもしれません。それでも愛せるのか、一度信じた相手への思いを育んでいけるのか、ヒソンらの姿から一途な愛の貫きかたがわかります。協力しあい愛を育む『あなたが眠っている間に』『あなたが眠っている間に』U-NEXT独占配信中 ©2017. iHQ all rights reserved.次は、ファンタジックラブストーリー『あなたが眠っている間に』(2017年)。予知夢が見えるナム・ホンジュ(ペ・スジ)は、見知らぬ男性に抱きつく夢を見た翌日、夢で見た相手が家の向かいに引っ越してくることに。それは新人検事のチョン・ジェチャン(イ・ジョンソク)で、ふたりの第一印象は最悪。『あなたが眠っている間に』U-NEXT独占配信中 ©2017. iHQ all rights reserved.その後、ジェチャンはある事故を防いで、ホンジュの命を救います。一方、警察官のハン・ウタク(チョン・ヘイン)もまた予知夢を見始めて……。未来に起こる悲劇を阻止するため、おたがいに協力しながら恋に落ちていくときめき満載の物語です。『あなたが眠っている間に』U-NEXT独占配信中 ©2017. iHQ all rights reserved.今作では「予知夢」がキーワードとなり、さまざまな立場の人たちの運命が交差。現実でも、共通する趣味や出来事などを起点に、人間関係が変わることはあるものです。一緒に何かを乗り越えたり、協力したりするなかで、恋をかなえたいときのヒントになりそう。難しい恋心を叶える『赤い袖先』『赤い袖先』U-NEXT独占配信中©2021MBC最後は、歴史ラブロマンス『赤い袖先』(2021年)。見習い宮女として宮廷に仕えるソン・ドギム(イ・セヨン)は、没落した一族の娘。一方、国王・英祖の孫で世孫のイ・サン(ジュノ/2PM)は、祖父により父を死に追いやられ、宮廷で孤独に暮らしていました。『赤い袖先』U-NEXT独占配信中©2021MBCある出来事から、サンはドギムにほのかな思いを寄せるものの、やがて波乱万丈な運命にのみこまれていくふたり。時代背景やしきたりといった縛りがあるなかで、朝鮮王朝の名君と、王が一途に愛した宮女の、切ない恋模様が描かれています。『赤い袖先』U-NEXT独占配信中©2021MBC実際にも、自分にはとうてい手が届かないほどの立場にいる相手に恋をしたり、まわりからの目が気になる環境で好きな人ができたり、難しい恋だとわかっていても一度芽生えた恋心は止められないですよね。そんなときに、どう駆け引きをするのか、思いを遂げるのかの参考になりそうです。現代劇から時代劇まで、いろいろな展開で惹きつけてくれる韓国ドラマのラブストーリーから、恋の掴みかたのヒントを習いながら鑑賞するのも、ひとつの楽しみかたといえるでしょう。恋するみなさんがハッピーでいられますように!文・かわむらあみり文・かわむらあみり
2023年01月02日気になる話題の映像作品をおすすめするコラム【テレビっ子の窓】第4回。日本の作品から韓国の作品まで日々チェックしている、テレビウォッチャーで、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりがお届けします。『すべて忘れてしまうから』(ディズニープラス スター)『すべて忘れてしまうから』ディズニープラス スターにて独占配信中© Moegara, FUSOSHA 2020【テレビっ子の窓】vol. 4今回は、もう年の瀬も近いということで、おうちでゆっくり視聴できる、注目すべき各配信からの日本のドラマ&映画の最新作をご紹介。まずは阿部寛さん主演『すべて忘れてしまうから』(2022年)よりお届けします。『すべて忘れてしまうから』ディズニープラス スターにて独占配信中© Moegara, FUSOSHA 2020ハロウィンの夜、ミステリー作家“M”(阿部寛)は、5年間付き合った恋人“F”(尾野真千子)と行きつけの「Bar 灯台」で一緒に過ごそうとするなか、Fは突然怒って帰ってしまいます。多忙で連絡を取らないまま3週間ほど経ったとき、Mは周囲から促されて、やっと姿を消したままの彼女を捜索。ですが、周囲から語られる F は、Mの知る彼女の姿とはまったく異なるものだったのです。『すべて忘れてしまうから』ディズニープラス スターにて独占配信中© Moegara, FUSOSHA 2020日本で初めてディズニープラス スターのオリジナルドラマシリーズとして制作され、燃え殻さんによる同名タイトルのエッセイをドラマ化した今作は、「Bar 灯台」の店主・カオル役とドラマのナレーションを担当したCharaさんや、宮藤官九郎さん、酒井美紀さん、大島優子さん、渡辺大知さんほか個性あふれる実力派が集結。さらに毎話異なる10組のアーティストがエンディング楽曲を担当し、実際に演奏するという、音楽的要素も見どころです。『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』(Prime Video)©2022 Amazon Content Services LLC All Right ReservedPrime Videoで世界独占配信中米紙ニューヨーク・タイムズに掲載されたコラムをもとに、2019年にアメリカで制作されて世界中で話題を呼んだ『モダンラブ』の舞台を東京に移し、6つの実写作品と1つのアニメーションとして、1話完結型全7話のオムニバスドラマとなったAmazon Originalドラマ『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』。©2022 Amazon Content Services LLC All Right ReservedPrime Videoで世界独占配信中7つのドラマを平栁敦子さん、廣木隆一さん、山下敦弘さんなどの第一線で活躍する映画監督が手がけ、キャストには水川あさみさん、前田敦子さん、榮倉奈々さん、柄本佑さん、伊藤蘭さん、石橋凌さんほか、14名の魅力あふれる豪華な俳優陣が揃いました。©2022 Amazon Content Services LLC All Right ReservedPrime Videoで世界独占配信中7つの物語に共通しているテーマは、多様な価値観のある現代だからこそ見えてくる“愛”について。すっかり定着したマッチングアプリでの出会い、セックスレス、シニアラブや国境を越えた愛など、さまざまに描かれた愛の形が見どころです。『First Love 初恋』(Netflix)Netflixにて独占配信中佐藤健さんと満島ひかりさんがダブル主演を務めるNetflixシリーズ『First Love 初恋』(2022年)は、宇多田ヒカルさんが1999年に発表し大ヒットした「First Love」、2018年に発表した「初恋」の2曲にインスパイアされ、紡ぎ出されたラブストーリーです。Netflixにて独占配信中野口也英(満島ひかり)は、CAを夢見ながらも、不慮の事故で運命に翻弄されて、現在はタクシードライバーとなります。一方、一途でまっすぐな性格の並木晴道(佐藤健)は、航空自衛隊のパイロットになったものの、現在は別の道へと進んでセキュリティ会社に勤務。Netflixにて独占配信中ジグソーパズルのような人生では、時に出会いと別れがあるものですが、大切なピースが後で見つかることも……。今作では90年代後半、ゼロ年代、現代と3つの時代が交わり、20年あまりにわたる忘れられない初恋の記憶をたどるひと組の男女を描いています。若き日の也英と晴道を演じる八木莉可子さん、木戸大聖さんのほか、小泉今日子さんなど多彩なキャストが出演。各時代の描写も見どころです。『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』(U-NEXT)©豊田悠/SQUARE ENIX・「チェリまほ THE MOVIE」製作委員会U-NEXTにて独占配信中200万部を突破した豊田悠さん原作の人気コミックをドラマ化した『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(通称:チェリまほ)。童貞のまま30歳を迎えた冴えないサラリーマン・安達清(赤楚衛二)が“触れた人の心が読める魔法”を手に入れ、社内の同期でエース・黒沢優一(町田啓太)の自分への恋心を知ってしまうというラブコメディです。©豊田悠/SQUARE ENIX・「チェリまほ THE MOVIE」製作委員会U-NEXTにて独占配信中ドラマも全話U-NEXTで配信されていますが、今春公開された映画『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』も12月に配信されたばかり。映画では、安達の転勤で遠距離恋愛となったふたりのその後が描かれています。ブームとなった“チェリまほ”作品で、再びキュンキュンさせてもらいましょう!!ミステリアスなラブストーリーやオムニバスドラマ、純愛物語など、多彩な作品がたくさんあります。年末年始のお休みで時間ができたときなど、バラエティ豊かな日本のドラマや映画を観て、楽しい時間を過ごしてくださいね!文・かわむらあみり
2022年12月28日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第47回は、忙しいときについイライラしてしまって、夫婦で「言っちゃいけないセリフ」を発したばかりに、亀裂が入ってしまう“NGワード”をご紹介します。1.「家のことは妻の役目」【ママライフばんざい!】vol. 47年末年始は、仕事納めや帰省など、子どもから大人まで忙しくなる時期ですよね。なかでも、子どもがいる家庭の場合、年末の大掃除といった家事、育児をはじめ、仕事や義両親との付き合いなど、大忙し。でも、忙しいからこそ、ついイライラして夫婦ゲンカで言ってはいけないひとことを口走る夫婦もいるようです。そこで、口ゲンカの言葉が強烈なパンチとなって、夫婦関係に亀裂が入る“絶対NGワード”のひとつめは、ある夫が口走った「家のことは妻の役目だろ!」。どちらも自分の意見をはっきり言うタイプのあるご夫婦は、主張し合ってよく口ゲンカになることもしばしばだったそう。小さなお子さんがいながらも、共働きで時間をやりくりして過ごしていたふたりでしたが、あるときのケンカで夫にそう言われて愕然としたそうです。結婚前から、夫は妻が仕事をすることにも理解を示していたはずなのに、実際に子どもが生まれて家事の負担が自分にまで及んでくると、家の仕事は女性側がやって当然だと思っていたことが判明。その後、頭を冷やした夫から平謝りされたそうですが、まだその言葉が許せないという妻。理解ある夫を装っていても、一緒にいる時間が長くなってくると、無意識にもっていた本音が飛び出てしまうものです。2.「こんなこともできないの?」あるご夫婦は、独身時代、おたがいに長い一人暮らしの末、40代目前に結婚しました。同世代のふたりは、すでに誰かの手を借りることもなく、仕事も家のこともなんでも自分でできる状況でしたが、結婚後に妊娠した妻のほうは仕事を辞めて家庭に入りました。そうして家のことに専念するのも新鮮だった妻でしたが、そのうちつわりもひどくなってきて、だんだんと家の掃除もままならない状態に…。身重なので、当初は妻の体をいたわっていた夫でしたが、仕事から帰ってもあまり片付けられていない部屋や、ときどき食事の用意もできていない状態が続いて、つい「こんなこともできないの?」と言ったのだとか。もともと一人暮らしのときに自分で家事もテキパキやっていた夫からすると、ちょっと掃除機をかける程度でも疲れてしまう妻にイラッとしてしまった様子。ですが、妻だって好きで体調が悪いわけではありませんし、夫婦の子どもをおなかで育てている最中に、夫の心ない言葉に深く傷ついてしまったそうです。新しい命が宿るということが、どれだけすごいことで、女性側に多大なる体調の変化があるということがピンとこない男性はもしかすると少なくないのかもしれませんが、あまりにもひどい発言に妻は夫の見方が変わったのだとか。でも、女性側からすると、そうなっても仕方ないだろうと納得しかない話なのでした。3.「なんで結婚したんだろう」あるご夫婦は、ひとまわり以上年上の夫と年下の妻という組み合わせで、自分より経済力も決断力もある夫に甘え上手な妻という印象でした。夫の仕事がうまくいっていて、もちろん妻が経済的に困ることはなく、高級バッグや時計を好きなときに購入し、エステにも通うというセレブな生活を送っていたのですが…。仕事が忙しければ忙しいほど生活は潤うものの、そのぶん、家をあけることの多い夫と、ずっと家にいる妻。セレブなママ友との食事会やショッピングなど、あいた時間にお金を使ってみても、心の隙間ばかりはどうしたって埋められません。出張から帰ってきた夫と妻はケンカになり、思わず「なんで結婚したんだろう」と妻は言ってしまったのだそうです。年が離れていることもあり、これまでケンカしても夫がうまくなだめることが多かったらしいですが、その妻の言葉を聞いてからは、妻いわく「距離ができた」とか。たまに家に帰る夫とは、なんだか会話がギクシャクしていると感じるそうで、夫のほうも妻のご機嫌を取ることに疲れてしまったのかもしれません。男女問わず、うっかり口走ってしまった言葉が相手の心を冷めさせてしまうことは少なくないとはいえ、うまく関係が修復されるように動いてほしいなと思いました。恋人同士でも夫婦でも、一時的についカッとなってしまっても、できるだけおたがいのパーソナリティを尊重しながら、良い関係を築いていけるといいですよね。みなさんが円満な家庭となりますように!文・かわむらあみり©RgStudio/Getty Images©stevecoleimages/Getty Images©Constantinis/Getty Images
2022年12月20日展覧会「ますむらひろしの銀河鉄道の夜―前編」が、2023年1月28日(土)から3月26日(日)まで八王子市夢美術館にて開催される。ますむらひろしの展覧会 - 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を漫画化「ますむらひろしの銀河鉄道の夜―前編」は、宮沢賢治の名作『銀河鉄道の夜』を漫画化し、『銀河鉄道の夜・四次稿編』として世に送り出した漫画家・ますむらひろしの生原稿や創作資料などを紹介する展覧会だ。『銀河鉄道の夜・四次稿編』の漫画生原稿や資料が集結『銀河鉄道の夜・四次稿編』は、宮沢賢治が紡ぐ独特のファンタジーと、ますむらひろしの描く猫のキャラクターが交差し、昇華された、美しくも切ない世界観が魅力の漫画。展覧会「ますむらひろしの銀河鉄道の夜―前編」では、『銀河鉄道の夜・四次稿編』既刊全4巻のうち第1巻、第2巻にフォーカスし、ますむらひろしが描いた漫画生原稿やメモ、ラフスケッチ、資料などを展示する。表情豊かなキャラクター達の姿や、緻密に描き込まれたファンタジックな世界観に注目だ。【詳細】ますむらひろしの銀河鉄道の夜―前編会期:2023年1月28日(土)~3月26日(日)会場:八王子市夢美術館住所:東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F時間:10:00~19:00(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜日観覧料:一般 700円、学生・65歳以上 350円、中学生以下無料【問い合わせ先】八王子市夢美術館TEL:042-621-6777
2022年12月19日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第128回は、男性が本命にしたいと思っていたら、実は疲れる女性で敬遠してしまったという「正直しんどくなる」女性の特徴をご紹介します。1.男性のルックスだけが好きな女性【結婚引き寄せ隊】vol. 128男女ともに出会いを探しているときに、「本命にしたいな」と思ってデートしてみたら、なんか思っていたのと違っていた、という経験がある人もいるかもしれません。せっかく男性と距離を縮めたのに、知らないうちに、一緒にいたら“疲れる”女性になっていて、縁が途切れてしまう人もいるようです。たとえば、「自分のルックスだけが好き」だった女性に遭遇し、いい感じになっていたのに「まさかこんなに性格が合わないとは…!」と嘆いていた男性のお話。友達から、「お前が好きそうなタイプの女の子がいるよ」と紹介され、その男性はまず友達として紹介された女性と仲間内で遊ぶようになり、そのときは一緒にいるのが楽しかったのだとか。でも、いざふたりで会うようになると、なんだか疲れてしまったのだそう。その男性は整った顔立ちをしていたこともあり、「本当にカッコいいね」などと、自分の容姿のことを何度も女性がホメてきたものの、ちょっとワガママな性格が透けて見えてデートの途中でもう「早く帰りたい」とまで感じるようになってしまったのです。違う場所で育った者同士、ある程度の価値観の違いはあるにしても、その女性には終始違和感を覚えて「自分のルックスのことは好きそうだけれど、まったくこちらに合わせようとしないところがちょっと」と、2度目のデートでキッパリとお断りしてしまいました。女性としては、相手のことを褒めているのに、なんで振られるの?と思ったようなのですが、隠そうとしても性格の違いって滲み出てしまうことも。顔だけ褒められても、うれしくないんですよね。うまくいかないときは我が身を振り返ってみたいものです。2.男性に気を配りすぎる女性ある男性は、「気を配りすぎる」女性に出会い、疲れてしまったそうです。飲み会で知り合ったふたりは、おたがいに恋人と別れたばかりということもあって、最初は意気投合。好きな映画など趣味も似ていて、次にふたりで会うときが心待ちになっていたのだとか。いざデートしてみると、相手の女性は、とても気を配るタイプだと実感。反対にその男性は、どちらかというと大雑把な性格。あまりまわりのことに配慮できない男性を、女性がこまやかにサポートするような関係性になっていったそうです。あるとき、何度かふたりで会っているものの、まだ正式に付き合うか付き合わないか男性が悩んでいました。すると「友達に会わせてみると何かわかるかも」と思いつき、親友を紹介したそうです。すると、ふたりのやりとりを見ていた友達がそっと「あの子、お前のお母さんみたいだな」と発言。その言葉に、男性はハッとしました。すごく気を配ってくれるし、いい子には違いないのだけれど、まわりのことをいろいろとやってくれすぎて「自分がダメになりそう」と思ってしまったのだとか。その男性は、お世話をしてくれる相手ではなく、多少雑でも一緒に楽しく過ごせる相手がほしかったんですよね。3.お金がかかりそうな女性そしてある男性は、合コンで出会った「お金がかかりそう」な女性に、疲れてしまったそうです。お金、と聞くだけで、男女問わず敬遠したくなるのもわかる気がしますが、最初は相手の女性にそんな印象はなかったのだそう。たとえば明らかにハイブランドのアクセサリーやバッグを身につけていたり、ネイルサロンでお金をかけて飾り付けられたネイルをしていたりすると、本当は自分で一生懸命お金を貯めて購入した持ち物であっても、一般的な男性であれば派手な女性には近寄り難い印象を持つこともあるかもしれません。その相手の女性は、派手なファッションとは正反対で、近所に出るようなカジュアルな服装で、むしろ「合コンなんだからもっと気合入れたら」と思ったぐらいだったとか。でもそんな飾らないところが気に入って、男性からアプローチしていました。でもあるとき、合コンに参加していた他の人から、相手の女性のカジュアルな服が実は有名ブランドの高価なものだと知ることに。その後、ふたりで会うようになって女性の服や持ち物をよく見ると、やっぱり有名ブランドものだとわかる高価な持ち物ばかりと確認。さらに食事したときに、お会計で自ら財布を出すこともなく、常に男性側の支払いが続き、「もう無理」と会わなくなったのだとか。なかなか外見だけで金銭感覚を判断するのは、難しいかもしれませんね。出会いを探していると、男女問わず、見当外れの相手を気に入ることも。でも、いつか自分に合う素敵な人が見つかるはずです。みなさんの恋がうまくいきますように!文・かわむらあみり©BraunS/Getty Images©Massimo Merlini/Getty Images©Preeda Prakotmak / EyeEm/Getty Images
2022年12月17日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第127回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その43をお届けします。1.ひたすら待つ男【結婚引き寄せ隊】vol. 127それはお見合いパーティに参加したときのこと。私が入っていた結婚相談所では、いわゆる1対1での昔ながらのお見合い形式で相手を紹介される場合と、結婚相談所の入会者だけが参加できるお見合いパーティも開催されていました。ネットで見つけた合コンやカジュアルな婚活パーティにふらりと行くよりも、会員だけのパーティとなると、いまさら「恋愛だけしたい」というタイプはおらず、結婚への本気度も高くて身元もしっかりしていて安心感はバツグン。そのパーティはあるおしゃれなレストランを貸し切って行われ、食事をしながらいろいろな参加者と自由に会話が楽しめるものでした。そこで知り合った30代後半のサラリーマンの男性と連絡先を交換し、当日はお互いに「今日はありがとうございました」というメールをやりとりして終了。その後、たわいもないメールを送ったら、すぐに返信が来て、マメな人なのかなと思っていたのですが…。こちらが忙しくなって連絡をしないと、向こうからはいっさい連絡がありません。もう興味がないのかと思い様子見で連絡すると、以前と変わらぬテンションでふつうに返信がきます。ただ、その後も、連絡しないと連絡をよこさない男性。あるとき、なぜそちらから連絡しないかたずねると、「そういえば」と初めて気づいたふうに返事をして、「待つほうが性に合ってるから」と言うのです。うーん。ひたすら待つ男性って、なんだか疲れる…結局連絡するのもおっくうになり、自然消滅したのでした。2.電話が好きな男それは30代が集まる婚活パーティに参加したときのこと。プロフィールを書いたカードを交換しあって、自己紹介タイムを過ごしていたら、「人と話すことが好き」という男性と会話することになりました。その男性は営業職の仕事をしているそうで、もともとコミュニケーション能力が高いわけではなかったけれど、日々社内外のいろいろな人たちと交流を持つようになるにつれ、だんだんと人と話すことが面白くなったのだとか。口ベタな私は、「スゴイですね」という感想しか言えなかったものの、それが逆に気に入られてしまい、「今後もふたりで会いましょう!」と押されて連絡先を交換したのですが…。その男性はとにかく電話が好きで、仕事中でも、時間ができたら電話をかけてきます。最初は驚きつつ応えていたものの、メールでも済むようなどうでもいいことでも、必ず直接話したがるため、だんだんと重荷になって次第に電話があると憂うつに。好意は有り難くても、相手の時間を気にせず、おしゃべりしたがる男性は合わないなあと思ったのでした。3.ギャップがありすぎる男それは20代と30代の男女が集まる飲み会に参加したときのこと。シングルの男女が集まっているために、それぞれの好きなタイプや過去の恋愛話などをざっくばらんに話すようなフランクな会でした。お酒が入ると、どんどんテンションが上がって声が大きくなっていくゴキゲンな男性がいる一方、ずっと静かにお酒を飲み、まわりの話に聞き入っている男性も。その聞き役になっている男性は、つまらなそうにするでもなく、まわりに引っ張られてテンションが上がるわけでもなく、時折「そうだね」と絶妙のタイミングであいづちを打ちながら、場になじんでいました。おとなしそうだけど、頭の回転は速そうな印象。丸いメガネをかけて、地味な服装のその男性が気になり会話してみると、こちらの質問になんでも応えてくれます。今日はなんで参加したのかをたずねると、「友達に誘われたから」と即答。フットワークが軽いから、誘われたら断ることはほとんどないという話を聞いていたら、その男性の友達から「こいつめっちゃ遊んでるから気をつけてー!」と忠告が。遊んでるように見えない…と思いながらも、その男性にたずねると、「彼女は欲しくないけど遊ぶ女の子はいっぱいいるよ」とこれも即答。まったく遊び人に見えない風貌なのに、ギャップがありすぎてびっくりしました。その男性は自分のことを包み隠さず話すため、かえって潔さまで感じましたが、だからといって遊び人だと隠さない相手に惹かれるわけもなく、それっきりに。婚活していると、さまざまなタイプの男性に出会います。そのなかで、自分に合った素敵なパートナーが見つかって、みなさんの恋愛がうまくことを願っています!文・かわむらあみり©Anna Peisl/Getty Images©mihailomilovanovic/Getty Images©Westend61/Getty Images
2022年12月12日2022年11月29日放送のバラエティ番組『家事ヤロウ!!!』(テレビ朝日系)に、俳優の大泉洋さんが出演。自宅で作っている料理のほか、通っている名店の味も再現して紹介しました。『日本料理 薬王寺中むら』の親子丼大泉さんが通う名店の1つが、東京都新宿区にある『日本料理 薬王寺中むら』。「新型コロナウイルス感染症で大変な時も、お弁当を親子丼も含めて、ずいぶんたくさん買っていただいて」と大泉さんに感謝している大将自ら、親子丼のレシピを快く番組に教えました。必要な材料が、こちらです!【材料】・鶏もも肉150g・卵2個・ごはん(かため)適量※以下、割り下・濃口しょうゆ15cc・薄口しょうゆ15cc・酒20cc・本みりん20cc・三温糖20g・だし汁100cc(かつおだし70ccと昆布だし30cc、合わせだしの素でもOK)小さめのフライパンに、用意した調味料をすべて入れたら、細かく刻んだ鶏肉の皮も適量入れて、中火で煮立たせ割り下を作ります。鶏皮を取り出したら、割り下にひと口大で炙った鶏もも肉を入れ、中火で一度沸かした後、弱火にして5分程度煮ましょう。その間に、卵1個に、さらに卵1個分の卵白を足して、サッと5秒ほど混ぜ合わせておきます。鶏肉が煮えたら、先ほどの溶き卵を入れ、箸でほぐしたり鍋を揺らしたりしつつ、卵を固めていきます。卵が8割ほど固まったら、かために炊いたご飯に適量で盛りつけ、とっておいた卵黄1個ぶんをといて、親子丼の上からかけて完成!※矢印をクリックすると、次の画像をご覧いただけます この投稿をInstagramで見る 家事ヤロウ!!!(テレビ朝日公式)(@kajiyarou)がシェアした投稿 とろっとした仕上がりに、レシピを見た人からは「とってもおいしそう」「黄身を最後にかけるなんて驚き」という声が寄せられたほか、「早速作ってみたら家族が大絶賛」というコメントも!親子丼が好きな人は、『日本料理 薬王寺中むら』流を試してみてはいかがでしょうか![文・構成/grape編集部]
2022年12月03日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第46回は、子どものいる既婚女性たちが、「夫を頼りにできない」と実感したエピソードをご紹介します。1.義両親の嫌味にヘラヘラしている【ママライフばんざい!】vol. 46恋人時代はカッコよく見えていた彼でも、結婚して夫になり、義実家や親戚などとの付き合いも出てくると「あれ? 実はそんなに頼りがいがないかも」と思う場面もあるのかもしれません。ママ友の中でもよく聞く話のひとつに、「義両親の嫌味にヘラヘラしている」夫を見ると、頼りないと実感するということがあります。妻にとっての義両親といえば、夫の両親なわけですが、必ずしも相性がいい場合ばかりではありませんよね。とはいえ、お盆やお正月、法事などで1年のうちに必ず顔を合わさなくてはいけないタイミングも。たとえイヤイヤだったとしても、とりあえずは夫の実家に顔を出すという人も多いのです。そんなときに、「たまにしか子どもの顔を見せに来ないなんて、どうしてそんなに忙しいの?」と嫌味たっぷりに言われたママがいたり、前に話した会話を忘れられて「そんな話は聞いた覚えがないし、秘密主義なんだねえ…?」と吐き捨てるように言われたママがいたり。とにもかくにも、義両親の癇に障る言動と認識されたら、子どもの前でもおかまいなしに嫌味口撃。でも、そこで妻を守るために夫が動いてくれたらいいのですが、嫌味を言う両親をただヘラヘラと笑って見ているだけ。だからこそ、そんな夫をもつ妻たちはウンザリしてしまうのです。確かに、自分の親に何も言えない、妻を守らないような夫は、役に立ちませんから。2.子どものことには無頓着続いては「子どものことには無頓着」な夫も、妻からすると期待できません。たとえば、子どもの初節句のようなイベントや、学校の参観日など、親子で育んでいきたい行事のことなんて頭にないというタイプもいます。仕事が多忙を極めてしまって、家庭のことがおろそかになってしまうのは、夫の職場の状況もあるのでなんともいえないこともあるでしょう。それでも基本的には、子どものことにまで気をまわせるかどうかは、夫の性格によるところも大きいのかも。とはいえ、子どもの行事を忘れるぐらいならまだカワイイもので、自分のことにしか関心がないタイプの夫だと、子どもの誕生日さえ忘れてしまうというウッカリ者もいるようです。さらには、毎日の子どもの育児にももちろん興味がなく、協力して育児をするなんてことも頭にないタイプの夫もいて、こういった夫は頼りにならないと妻が思っても仕方がありません。3.頼んだことを忘れる妻が頼んだことを忘れてしまう夫も、「役に立たないなあ」と思われてしまうことは少なくありません。何も大きなことを頼むわけではなく、たとえば「帰りにを買ってきてね」と頼んだ日用品を買ってこない夫。朝、家を出るとき、ついでにゴミ出しを頼んでも忘れてしまう夫。妻も忙しいときの食後、自分のぶんだけでも食器を洗ってと頼んでも、ひとつも洗い物をしない夫…。日常生活の中でのちょっとしたことばかりなのですが、頼みごとを忘れられる行動を積み重ねられると、そんな小さな頼み事さえもこなせない夫を目の当たりにして、妻たちは「頼りがいがないな」とつくづく思うのだそうです。つまりは、責任感のない様子にため息が出てしまうんですよね。とはいえ、夫には夫の事情があるのかもしれませんから、何度頼んでも忘れるようなら最初から期待しないでおくとイライラしなくて済むことも。しかし物理的な作業が軽減されるわけではないので、大変なときは両親にも頼ってみるなど、べつの方法も探っておくと安心です。生活しているといろいろなことがありますが、ママたちが安らげる家庭であるよう、応援しています。文・かわむらあみり©Zinkevych/Getty Images©PeopleImages/Getty Images©Kriangsak Koopattanakij/Getty Images文・かわむらあみり
2022年11月30日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第126回は、男性が「好きになってよかった」と思った本命女性の特徴を3つ届けします。1.自然とねぎらえる女性【結婚引き寄せ隊】vol. 126いろいろな出会いがあるなかで、男性が彼女にしたいと思った女性を「好きになってよかった」と実感するときがあるようです。それはどんなときなのか、これまで婚活中に見聞きしてきたなかで聞いた、女性の特徴のひとつめはこちら“自然とねぎらえる女性”。とくに仕事が忙しい男性ほど、このタイプの女性に安心感を覚えるそうです。たとえば、彼女とデートをする予定だった日に急に仕事が入ってドタキャンになってしまったとき、自分本位なタイプだと「なんで!?」などと責められてしまうこともあるようですが、自然とねぎらえる女性は違います。「忙しくて体調崩さないように」「仕事がうまくいくといいね」などと、押し付けがましくなく、とっさに彼氏にねぎらいの言葉をかけられる彼女。そんなタイプなら、男性は“彼女をもっと大切にしよう!”と強く思うのだそうです。楽しみにしていたデートのドタキャンが1度くらいならやさしくできても、何度もドタキャンされると、せめて理由はしっかり確認し、対策も考えたいところです。ただ、自然とねぎらえる女性の場合、何度同じようなことがあっても、きちんとねぎらう対応にはブレはありません。確かに、そんな女性は大事にされるはずですよね。2.自立している女性次に男性から「彼女を好きになってよかった」と思った理由として、“自立している女性だった”から、という声も少なくありませんでした。甘えてくれる女性を引っ張っていきたいという男性もいる一方、自分のことは自分でやるのは当然ながら精神的、経済的にも、自分の足で立っているようなタイプが安心できる男性も多いようです。そう言われると、いまの時代は、男性のうしろを三歩下がってついていくというよりも、一緒に肩を並べて歩くような恋人同士がスタンダードだといえますよね。それに、自立していて、なんでもひとりでできそうな彼女なのに、ときどき甘えてくれることがあるとものすごくうれしいという声もありました。つまりギャップ萌えのようなこともあるんだろうなと思います。いずれにしても、男性に頼りきりになってしまうタイプよりも、時には女性側にも頼れるという、しっかり者がいいのかもしれませんね。3.一緒に笑い合える女性最後は、彼女が“一緒に笑い合える女性”だから、好きになってよかったという男性もいました。よく「笑いのツボが同じ」という表現をされることもありますが、物事の見方や感じ方といった点が似ていると、幸せ感が増すのです。何も大げさなことで笑い合うわけではなく、ちょっとしたことでも一緒に笑い合えるというのがポイント。好きな相手と一緒にいるだけで幸せなのに、とくに笑いの部分で共感しやすい相手だと、楽しみも二倍になりそうな印象がありますよね。それは相性がいいということにもつながり、ふたりは、価値観も似ているということ。そんな女性は、男性にとっても、手放したくない選んでよかった相手だと断言できそうです。相手に好感を持ってもらうには、自分なりのアピールポイントを把握しておくのもいいのかもしれません。思いを寄せる人と、みなさんがうまくいきますように!文・かわむらあみり©Jamie Grill/Getty Images©Morsa Images/Getty Images©Tim Robberts/Getty Images
2022年11月29日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第125回は、思いがけない相手に好意を持たれて、行き過ぎた行動をされて「ゾッとした」という女性たちのエピソードをお届けします。1.気づくと後ろにいる恋活や婚活、職場など、さまざまなところに出会いのもとがあります。自分が思いを寄せることもあれば、逆に、思いがけない人が自分に好意を寄せていたということもありますよね? そんな思いがけない相手に好かれ、さらには行き過ぎた行動にゾッとしたというひとつめは、“気づくと後ろにいる”というお話。Aさんは、出会いを求めて、婚活パーティに参加しました。そのパーティではフリータイムが多く、自由に会場にいる男性たちと会話することが可能。がんばってパーティに参加したものの、Aさんはどちらかというとおとなしい性格で、なんとか男性たちと挨拶まではできても、そこから先はほぼ聞き役にまわっていたそうです。パーティも半ばに差し掛かった頃、Aさんは、どのグループの男性と話していても、振り返ると必ず後ろに立って一緒に話を聞いている男性の存在に気づきます。最初は「偶然かなあ…」と思っていた、Aさん。でも、トイレに行って会場へ戻ろうとしたときに、なんとトイレの前でその男性がAさんを待ち伏せ。唖然とするAさんと目が合うと、ニヤッと笑って、Aさんの後ろをついてくるのです。怖くなったAさんは早足で会場へ戻りましたが、他の男性と会話していても、やはり後ろにいる男性。間に割って会話に入るでもなく、積極的にAさんに話しかけてくるでもなく、ただただ後ろに立って、ジッと見つめてくる男性に「心底ゾッとした」というAさんなのでした。その後帰宅するときは、何度も後ろを振り返りながら帰って、すごく疲れたそうです。このときはその場だけの出来事で済みましたが、初対面同士でどんな人がいるかわからないため、用心するに越したことはありません。2.なぜか住所を知られていたBさんは、転職したばかりの会社に早く慣れようとがんばっていました。婚活の女友達同士で集まったときは、同世代の男性はいるけれど恋愛対象になるような人がいないと嘆いていたBさん。だから、プライベートではやはり婚活しなきゃという話をしていました。でもあるとき、Bさんが職場の飲み会に参加した際、同じ部署の男性とツーショットになる機会があったのだとか。その際、「仕事には慣れた?」と聞かれて「なんとか」と応えながらも、次に「に住んでたら、出勤するときも電車が混んでるよね?」と、具体的な町名まで言われたそうです。話しながら、どこに住んでるって話したかな…? と記憶を辿っていたBさん。すると、その男性は「住んでるのってマンションでしょ、オートロックなのかな?」などと、聞いてきたそう。ギョッとして、「なんでそんなこと聞いてくるんですか!?」と聞き返すと、ちょっと聞いただけだろと逆ギレされたのだとか。怖くなって、飲み会では一気にテンションが下がったそう。後日職場の別の女性に相談したところ、その男性は、毎回新しく入ってきた女性の住まいや好みを本人やまわりの人たちに探りを入れて調べたり、時間があるときは女性の帰宅時についていったりするような人だそうです。本人は、職場に来た新しい人を守るためにやっている、という謎理論を展開していたらしいのですが…。Bさんは、上司から男性に注意してもらい、その後は踏み込みすぎるプライベートの詮索はなくなったのだとか。でも何も非はないBさんは、なぜか居心地が悪い感じがして、結局はその職場もやめてしまいました。その男性はギリギリのところで話が通じる相手だったのかもしれませんが、ストーカー気質の男性には、くれぐれも気をつけたいところです。3.勝手に仲が良いと言いふらすCさんは、ご両親がお酒が好きだったそうで、自分自身も大人になると自然と飲むのが好きになったという女性。趣味のジョギングでは、毎日同じところを走っていると顔見知りもできて、飲むことが好きなので男女問わずわいわい集まって飲むことも多いのだとか。とはいえ、仕事が多忙になると飲み会までは参加できないときもあり、久しぶりに集まりに出てみると「今日来てないけどくんとイイ感じなんだって!?」と、その日は不参加だったジョギング仲間の男性の名前を言われたそうです。まったく身に覚えのなかったCさんはすぐ否定したものの、仲間内でふたりが噂になっていたのは、その男性が勝手に「Cさんと仲が良くて付き合うかも」と言いふらしていたことが判明。その後いろいろな人たちの話をまとめると、彼が一方的にCさんに好意を寄せていたために、他の男性を寄り付かせないようにした話のようでした。好意を持つのはいいとしても、本人にまったくその気がないときに、一方的に親密ぶりをアピールされて困惑したCさん。直接その話を男性に確かめると、「え? だって、俺たちもう付き合ってるようなもんでしょ」と、まるで付き合うことが当然というように悪びれもなく迫られ、怖くなったそうです。結局Cさんのほうからジョギングコースも変え、飲み会にも行かなくなりました。なんだか腑に落ちない結末ではありますが、ちょっと違う感覚の相手とは、距離を置くのに越したことはありませんよね。望まない人物に好かれてしまったら、すぐに離れて、安全地帯に居たいものです。次こそ、心から安心できる素敵な恋ができますように!文・かわむらあみり©LittleCityLifestylePhotography/Getty Images©South_agency/Getty Images©Jamie Grill/Getty Images文・かわむらあみり
2022年11月16日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第124回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その42をお届けします。1.固定観念が強すぎる男【結婚引き寄せ隊】vol. 124それは30代から40代の男女が集まる婚活パーティに参加したときのこと。40代前半の真面目そうなサラリーマンの男性と自己紹介することになり、まずプロフィールを書いたカードを交換。そのプロフィールカードには「自己PR」を書くところがあって、真面目そうな男性は、「今後も仕事一筋で邁進してまいります。僕がしっかり働くので、妻にはしっかり家庭を守ってもらいたいです」というようなことをカードに書いていました。話してみると、「結婚したらいつ仕事を辞める予定ですか?」「料理はどのくらいできますか?」などと、こちらが仕事を辞めるとも料理の話も何も言っていないのに、前置きなしにどんどん突っ込んで質問してきます。…なんだかなぁ。マイペースすぎる会話にも引き気味でしたが、自己PR内容や会話からも、絶対に亭主関白タイプだろうと判断。独身のときからもう「女性はこうあるべき」「男性はこうあるべき」と、家庭での役割を決めつけて相手選びをしているなんて、ちょっと話しただけでもドッと疲れてしまいました。真剣だからこその確認事項でしょうが、初対面から固定観念を見せつけられると、ついていけないなと思ったのでした。2.守りたい男それは20代から40代までの幅広い年代のシングル同士が集まる飲み会に参加したときのこと。飲み会も半ば頃になってくると、だんだんとほろ酔いになってくる参加者もいて、各テーブルはおおいに盛り上がっていました。ほどよくみんなが仲良くなってきた頃、向かいの席に30代半ばのふくよかな男性が座ることに。見ているだけで「いい人そう」と思えるほど、ニコニコと笑顔を絶やさない男性。ちょうどそのテーブルでは、「好みのタイプは何?」という話題になっていました。それぞれの好みを話し、ああでもないこうでもないと言っていると、次はその男性が好みを言う番になり、「女性らしい人がいいですね」とのこと。お酒の勢いもあるのか、まわりも「女性らしいってどんな人?」「具体的に」などと矢継ぎ早にツッコみ、その男性は「僕が守ってあげたくなるような人です」と即答しました。どうやらその男性にとっては、女性は守るべきか弱い存在で、常に自分が守り抜く覚悟があると豪語。頼もしい発言ながら、その男性にとっては、か弱くないと女性と認識されないのかも…と、ちょっと引いてしまったのでした。3.消費税まで割り勘の男それは婚活パーティで知り合った30代後半の男性と、ふたりで会うことになったときのこと。そのパーティでは、自己紹介やフリータイムを経て、最終的に気になる相手を紙に書き、マッチングしたらカップル成立という内容でした。無事にマッチングしたその男性と、あらためて休日に会ってみたら、ちょっとイメージが違う感じ。パーティのときはスーツ姿だったからキリッとして見えていましたが、その日は着古したようなポロシャツによれっとしたデニムパンツ。なんだか別の人みたい。カフェに入って話していても、あんまり会話が噛み合わず、いまいち盛り上がりに欠け、ひたすらコーヒーをゴクゴク飲み続けるという…。最後にお会計となって、サッと席を立ちササッと支払っている男性。もしかしてお茶代を出してくれたのかな? と内心思っていたら…「半分出しておきました」と、笑顔。へ? と思いお会計しようとすると、きっちり合計額から半額のみ支払っていた男性。もちろんこちらも、タダ飲みしようなんて思っていませんよ、自分が飲んだ分は自分で出します。でもね、こちらが飲んだホットコーヒーより、そちらが飲んだアイスコーヒーのほうが値段が高いから。なのに合計から半額支払うって、わなわなしているわたしをヨソに、「また連絡しますね!」と急ぎ足で帰っていく男性。なぜかその後も連絡が来ましたが、もちろん即、お断りしたのでした。婚活していると、時にびっくりするようなタイプの男性に出会うこともあります。でも、めげずに前向きでいれば、いずれ自分に合う人が現れるはずです。みなさんの恋がうまくいきますように!文・かわむらあみり©Morsa Images/Getty Images©gollykim/Getty Images©miniseries/Getty Images
2022年11月06日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第123回は、知らないうちに男性のテンションを下げてしまう女性の特徴をご紹介します。1.ダイエットを気にしすぎて食べない【結婚引き寄せ隊】vol. 123せっかく恋が進展して、親密な関係になりそうな男性がいても「なぜかそれ以上距離が縮まらない」「思うように恋がうまくいかない」という女性も少なくありません。もしかするとそれは、自ら恋を冷めさせる行動をしている可能性もあるようです。そんなこれまで見聞きしてきたなかで、男性のテンションを下げる女性の言動のひとつめは、美容を気にしすぎて食べない女性。出会いを探していたある男性は、初めてふたりで食事に行く約束をしました。何日も前から、その女性が好きなイタリアンのお店を予約して、ワクワクしてその日を迎えたのだそう。かわいい服装でお店に現れた女性に、テンションが上がってウキウキ状態になった男性でしたが、それも席に座るまでのことだったのです……。メニューを開いて、「何食べる?」と男性が女性にたずねると、メニューにさえ目を通さずに、「サラダあるかな?」と言ってきたのだとか。せっかくのイタリアン料理を堪能せず、男性だけが怪訝ながらパクパク食事をして、結局、女性が口にしたのはサラダとペリエのみだったそう。その女性は、「ダイエット中なんで」と言って、夜はいつもは食事を抜いているけれど、せっかくのお誘いだからサラダは食べました、ということだったようです。細くて可愛い女性だったそうですが、せめて事前にそれを知らせてくれたら行く店も変えられたのに配慮がないことや、初対面からこの調子だと、付き合ったらまた一緒に食事も楽しめないのかとテンション爆下がりになったとのこと。スタイルを維持したいのはわかりますが、もう少し気遣いがあっても、よかったのにねと思ったのでした。2.無駄に大きいリュックを愛用同じ職場で、別の部署で働いていた女性と親しくなったある男性は、社外で初めて会う約束をしたのだそう。お互いにいつも会社ではスーツ姿のため、普段着で仕事以外の場所出会うことがちょっと照れくさかったのだとか。でも、その男性が一番目についたのは、その女性の服装ではなく、背負っていた大きなリュックサック。「パソコンも仕事の用意もメイクも雑誌もいっぱい入って便利だから」と、その女性は、2度目に外で会ったときも、たとえ荷物が少なくても中身がスッカスカでも無駄に大きいリュックを愛用していたそうです。カジュアルな服装ならまだ大きいリュックもハマっていたかもしれませんが、その女性はエレガントな装いにリュック姿というのですから、ミスマッチ。男性はそれほど相手の服装にこだわりがあるほうではなかったものの、ちょっと違和感を感じ始めると、会話していてもなんだかぎこちなくなってしまって、結局何度か会っただけで終わったのだとか。女性によっては、自分を表現するアイテムとしてTPOに合わせたバッグを持つこともありますし、なるべくデートでは小さいバッグを持つという人も。その一方で、この女性のように、実用性や愛着のある点を重視して、使いやすいものを使う人もいるでしょう。相手に自分をどんなふうにアピールしたいかによって、服装や持ち物を選ぶ視点もあるとよかったのかもしれませんね。3. いいムードなのにヨレヨレの下着ある男性は、シングル同士が集まる合コンに行ったときに、ノリのいい同世代の女性と意気投合したのだそうです。一次会、二次会と進んでいき、それぞれ終電も迫ってきたところで、解散となりました。ただ、そこで「飲み足りないね」と意見が一致したその男性と女性は、なんと初対面ながらいきなり男性の一人暮らしの家で部屋飲みしようということに。その女性もノリノリで、一緒にコンビニでお酒やおつまみを買って、男性の自宅へと向かったとのこと。その夜、若い男女が部屋飲みしていたら、やっぱりいいムードになったらしいのですが、いざその女性の下着を見たら、ヨレヨレだったそうで…。なんとなくその気がなくなってしまい、結局は、眠くなったのでふつうに寝てしまったということでした。まあ、初対面ですぐ相手の家に行くような機会はそうないとしても、出会いを探しているときは、見えないところも手を抜かないでいることも大事だなあと思ったのでした。知らない間に相手のテンションを下げてしまうことでしたが、そこまで気になるかな? というときもあれば、やっぱりそれはちゃんとしなきゃねと思うようなことまでさまざま。いずれにしても、みなさんの恋がうまくいきますように!文・かわむらあみり©nicoletaionescu/Getty Images©Julia Gerasina/Getty Images©GeorgeRudy/Getty Images
2022年10月28日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第122回は、男性の部屋で女性が発見してしまった、本当は見つけたくなかった最低男の遊びの証拠をご紹介します。1.趣味じゃない映画のチケット半券【結婚引き寄せ隊】vol.122職場の同僚や先輩が気になったり、婚活に精を出したり、さまざまなところに出会いは転がっています。ですが、女性側が思いを寄せる男性と仲良くなり、このまま本命彼女になれるかと思いきや、雑な扱いを受けて自分が本命「以外」の存在だったと知り愕然としてしまった、ということもある様子。そこで今回は、これまでに見聞きした中で印象的だった最低男の話、なかでも、男性の部屋で女性が発見してしまった「イケナイもの」3つをご紹介します。ひとつめは、付き合っている「はず」の男性の部屋に行ったときに、その女性は何気なくベッドサイドテーブルの横に落ちていた、小さな紙切れに気づいたそうです。「なんだろう?」と思い、紙切れを拾い上げてみると、そこには洋画のラブロマンス映画のタイトルが記された、とうてい彼の趣味じゃない映画のチケット半券でした。しかも、その日付は男性が「仕事」だと言っていた日付…。思い起こせば、「最近流行ってる映画ある?」などと、流行のエンタメを気にし始めていたとか。スポーツばかりしていてまったく映画もドラマも興味のない男性が、やたらと興味のない分野の流行を探っていたのは、他の女性とデートするネタを探していただけだったのです。もやもやしながらも言い出せず、いったんソレを見なかったことにしたのだとか。ただの浮気なら一過性ですが、自分が浮気相手だったとしたら、今後も心労は耐えないかもしれません。2.風呂場に女性用シャンプー続いて、職場ですごくモテる男性にときめいてしまったある女性は、目に見えてライバルがたくさんいる状況でもメゲずにモテ男との距離を縮めていました。職場恋愛ということもあって、まわりには恋心を隠しながらも、秘密裏に会っていたそうです。あるとき、デートの後に電車がなくなり、思いがけずモテ男の家に泊まることになったときのこと。モテ男からいつ告白されるかとドキドキしながらも、残念ながらその気配は見えずに時間が流れていきました。外出先から帰宅したということもあり、とりあえず「サッとシャワーを浴びてくる」と言われてまずモテ男が風呂場へ、次にその女性がシャワーを借りようと風呂場へ。初めてモテ男の部屋に来て緊張しながらも、いざシャンプーをしようとラックを見ると、男性用のシャンプーなども置いてある場所に、明らかに女性用のシャンプーとトリートメントが置かれていました。シャンプーを置いていくなんて、部屋に遊びに行くだけでなく、泊まっていくまでの仲の女性が他にもいるということ。思い切ってモテ男に問いただすと、悪びれもなく「ああそれ、彼女の」と言ったのだとか。公言はしていないけど本命はいるということで、「別に気にならないよね?」と、遊びの相手として暗に割り切られたとその女性はショックを受けていました。そりゃそうですよね、いくらモテるからって、本命がいるならいるでどちらの女性にも失礼な男性…その後、泣く泣くその男性とは離れたそうですが、泊まりに行っていなかったらもっと深みにハマっていたことを思うと、よかったのか悪かったのか複雑です。3.裸の女性の写真仕事で一緒になる年上の男性に、片想いをしていたある女性は、懇親会で意中の人とグッと仲良くなることができました。懇親会の間に、ふたりきりになれるシチュエーションがあり、年上の男性のほうから「プライベートでも会おうよ」と言われて連絡先を交換。とんとん拍子にふたりの仲は急接近していったそうです。あるとき、いつものように男性の部屋に泊まることになり、出社が早いその男性は「鍵はポストに入れといて」と言って、先に家を出ました。その女性も続いて出社の準備をしていたら、男性の仕事机の引き出しから、ちょっとはみ出た何かが見えたのだそうです。気になって、はみ出た端っこを引っ張ると、それはポラロイド写真でした。でも…写真を見てビックリ。なんと裸の女性がにっこりと笑っているポラで、背景を見るとどうやらその部屋は、男性のベッドルームに違いないとのこと。他の女性の写真があるだけでもショックだというのに、「裸って、なんで?」と驚愕。さらには、そんなポラを仕事机の引き出しに無造作にしまってあるという事実に青ざめたそうです。鍵を預けて家を出るほど、信頼関係も築けている関係性のはずが、その後は人間不信に陥ってしまい、誰のことも信じられないような状態になってしまったのだとか。そんなゲス男は、早く切ってしまうに越したことはありません。いいなと思う人であっても、実は裏の顔がある場合も!?最初に見極められなかったときは、気づいた時点で、NG恋愛からは手を引くことができると安心ですよね。みなさんがいい恋できますように。文・かわむらあみり©HRAUN/Getty Images©Alberto Guglielmi/Getty Images©Prostock-Studio/Getty Images文・かわむらあみり
2022年10月26日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第45回は、「まさかこんな一面があるなんて…」と、結婚してからママたちが知った夫の嫌なところをご紹介します。1.レシート1枚でも無くすと嫌味【ママライフばんざい!】vol. 45たとえ熱愛を経て結婚しても、毎日顔を合わせていれば、どうしたってカッコつけてばかりもいられません。だからこそ家庭にいると、気を遣わずに心地よいスペースが得られる反面、まさかこんな人だったとは、というウンザリ気分を時に味わうこともあるようです。たとえばそれは、家計についてのこと。Aさんは、散財するタイプではありませんが、買い物時の計算が少し苦手で、ちょっとだけどんぶり勘定になりがちなところがあったそうです。対する彼女の夫はもともと細かい作業が好きなタイプとのこと。新婚当初は夫から何も言われなかったそうですが、しばらくすると「家計は俺がチェックしていくから」と一方的に言われ、以降はレシート1枚でも無くすと嫌味を言ってくるようになったそう。レシートを見ながら「これって本当に必要なモノなのか?」と、いちいち買い物に口出ししてくる細かさにウンザリしてしまうのだとか。とはいえ、やりくりを考えてくれていて「助かるな」と思いながらも、ときどきいきすぎて追及してくるところだけは「いつまでたっても慣れない」と嘆いているのでした。2.食事の用意ができていないと怒る続いては、食事の用意ができていないと怒る夫を持つBさんのこと。独身時代、一人暮らしの夫の部屋は散らかり放題で、食事はほとんどがコンビニで買ってきたお弁当だったのだとか。ふたりが付き合ってからは、せっせと身の回りの世話を焼いてくれるBさんにいたく感動していたらしく、結婚までの道のりも早かったのです。でもそれは、もしかすると自分で自分のことが何にもできないからかもしれないと感じることがあるとBさんは思うようで…。とくに、食事の用意ができていないと怒る夫にウンザリすることがあるそうです。誰だって体調がよくないときや、用事が入って食事の支度が遅くなるようなときって、ありますよね。でもその夫は、彼女の状況はおかまいなし。自分が仕事から帰った時間にちゃんと食事が用意されていないと「何やってんの?」と悪態をつくのだとか。そんなときに、たまには「自分でやれよ」と思うそうなのですが、それは口に出さないBさん。不機嫌な夫のグチを適度に流し、「今日はしんどくて用意できなかったごめんねー」と、出来合いのおかずを出すと、案外それでも納得するそうです。手料理にこだわりがあるというよりも、自分のために用意をしてくれるかどうかのほうが、夫には重要なようだとか。3.妻のスマホチェックをしたがる最後に、妻のスマホチェックをしたがる夫のいる、Cさんのこと。そもそも恋人時代から、溺愛と言っても過言ではないほど、愛されていた彼女。それは一過性のものではなく、結婚してからも、夫とラブラブな状態を保ち続けています。だからなのか、夫は仕事している最中に妻が何をしているかが気になるようで、帰宅すると「今日は何してた?」「スマホ見せて」と言うようになっていったのだとか。最初は自分の行動をアヤしむなんて、信頼されていないようでウンザリしていたCさんでしたが、うしろめたいところもないため、言われるがままにスマホを渡すと、安心する夫。スマホを見せるだけでホッとしてくれるなら、「別にいいか」と思ったCさんは、恒例の夫のスマホチェックにもだんだん慣れ、だんだんとあまり「見せて」とは言わなくなってきたのだそうです。そもそも人間性は変わらないと悟っているなら、 夫の嫌なところを指摘するより割り切った対応をしておいたほうが、無駄なエネルギーを使わずに済むかもしれません。とはいえ、無意識に女性を見下したり、自分勝手な行動をする男性はまだまだ多いようなので、そこをやんわり指摘してあげると、夫は自分のいたらなさに気づく場合もありそう。たとえば食事の用意がないだけで不機嫌になる夫だったら、「単なる食事係のようでいい気分はしないな」など感情的になるでもなく押し付けるでもなく、淡々と自分の気持ちを伝えてみる。そうすることで、夫は思いやりの欠如を自覚し改めるかもしれません。いずれにしても、みなさんの家庭が円満でありますように!文・かわむらあみり©Wavebreak/Getty Images©Moyo Studio/Getty Images©jacoblund/Getty Images
2022年10月18日