婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第105回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その35をお届けします。1.複数に甘い言葉を囁く謎の男【結婚引き寄せ隊】vol. 105それは30代から40代の男女が集まる飲み会に参加したときのこと。マスコミから病院関係まで、さまざまな職種の人たちが集まっていて、初めてその飲み会に参加した人でもすんなりなじめるような和気あいあいとした雰囲気になっていました。同じように初参加という男女も多く、出会いを探していると言っても恋人ではなく、友達を増やしたいために参加している人もいて、あちこちで趣味の話や仕事の話になっている賑やかな飲み会に。しばらく飲んでから御手洗いに行こうと席を立ち、御手洗いから出たドアの前で、飲み会に参加していた優しそうな印象の男性とぶつかりそうになりました。「ごめんね!」とぶつかりそうになったことを詫び、爽やかな笑顔を向ける優しそうなその男性は、いまから御手洗いに入ろうとしていたようです。こちらも前をよく見ていなかったから申し訳ないと思っていたら、その男性は「飲み会の反対側の席にいたんだけど、実はずっ君のことを気になっていて見てたんだよね…」と囁いて、お手洗いに入っていってしまいました。え?いまなんか気になるって言ってた?と思いながらも、御手洗いの前でずっと立っているのも変だしと、とりあえず席に戻り飲み会続行。その男性は忘れた頃に席に戻ってきていましたが、気づくとお開きのときにはいませんでした。飲み会の帰りに、女友達と「こんな人がいた」という話をしていたら、なんと友達は電話をかけに外に出て戻ろうとしたら、ぶつかりそうになったその男性に「君のこと気になっていて」と同じようなことを囁かれたと言うではありませんか。しかも、偶然ぶつかりそうになって囁くというシチュエーションがたまたまなのか作為的なのか不明ながら、「怖っ!」と思ったのでした。2.独特の間で寡黙な男それはおもに30代の男女が集まる婚活パーティに参加したときのこと。そのパーティは小規模だったこともあって、最初に自己紹介をし合う時間も、けっこうしっかりとお互いのプロフィールについて会話することができる会になっていました。そこでひとりずつ自己紹介をしながら、何番目かにまわってきたのは、うつむき加減のネルシャツの男性。最初に「はじめまして…」と、挨拶をし合ったところまでは普通でしたが、そこから話がまったく進みません。うつむき加減の男性が、こちらのプロフィールに興味を持つようなそぶりもなく、やっぱり質問してくることもナシ。そのままだとシーンと静まり返るだけなのも時間がもったいないので、こちらから「お仕事は忙しいですか?」などと質問を投げかけると、ちょっと間をあけて「…まあ、はい」とボソッと応えるという具合。自己紹介タイムの後も、たまたまその男性と会話する機会があって、「先ほどはどうも」と言うと、ちょっと間をあけて「…どうも」と返事あり。その間は一体、何!?と思いながらも、いろんな人がいるよねと気持ちを切り替えた私なのでした。3.なんで婚活しているか不明な男それは少人数に絞られたプチお見合いの場に行ったときのこと。半個室のような場所で行われるプチお見合いでは、他の人たちの目を気にすることなく、相手との会話ができることがメリットです。とはいえ、その日に集まった参加者が自分の理想と違う場合は、少人数ゆえにデメリットともいえるかもしれません。その日は、初っ端から、妙な男性に出会いました。その男性はエリートサラリーマンで、「仕事も趣味も充実している」と豪語。こちらが聞いたことには何でもスラスラと答えてくれるうえ、「女性に困ったこともないんだよね」とまで言う始末です。「じゃあなんで婚活してるんですか?」とたずねたら、「人生経験だね」と即答。要はひまつぶしってこと?と思いながら、こちとら必死で人生のパートナーを探しているというのに、この男ときたら…と正直、不愉快。それが顔に出ていたのか、ちょっとは申し訳なさそうにするその男性でしたが、わざわざお金を払って暇つぶし(もしくはあわよくば好みの女性の物色だったのかも)に来る人に心は開けないなと、ソッコーで心のシャッターを閉じました。婚活していると、普段は出会わないようなタイプの男性に出会うことがあります。みなさんがいつか運命のパートナーに巡り会えますように!文・かわむらあみり©gradyreese/Getty Images©Adene Sanchez/Getty Images©gollykim/Getty Images
2022年04月17日【音楽通信】第108回目に登場するのは、ピチカート・ファイヴの3代目ボーカリストとして90年代に一斉を風靡、現在はソロシンガーとして活躍し、デビュー40周年を迎えた野宮真貴さん!子どもの頃から歌うことやお洋服が好き【音楽通信】vol.1081981年にソロデビュー後、音楽ユニット「ポータブル・ロック」の活動を経て、1990年に加入したピチカート・ファイヴの3代目ボーカリストとして、国内外で渋谷系ムーブメントを巻き起こした野宮真貴さん。2021年にデビュー40周年を迎えた野宮さんが、2022年4月20日に40周年のアニバーサリーとなるニューアルバム『New Beautiful』をリリースされるということで、音楽的なルーツなどを含めて、お話をうかがいました。――子どもの頃から歌が好きだったのですか。小学生の頃は、学校に行っても一言もしゃべらないで帰ってくるようなシャイな子でした。でも、歌を歌うことやお洋服は好きだったので、歌手になったら好きな歌が歌える、キレイなドレスも着ることができるなって。好きな歌を歌って自分を伝えていくわけだからしゃべらなくていいですし、将来は歌手になろうと決めて実際になりましたが、こうやって取材でお話ししたり、ステージでもMCをしたり、意外と話すことが多かったです(笑)。――確かにそうですね(笑)。小さい頃はどんな音楽を聴いていたのですか。テレビを通じて、グループサウンズなどの昭和歌謡を聴いていましたね。小さい頃は、当時のブラウン管の中にいる歌手になりたいという感じで、後になって「いい曲だなあ」と思うものは、洋楽の影響を受けている曲が多かったです。11歳の頃、父がステレオを買ってきたのですが、私のためにカーペンターズとセルジオ・メンデスとミシェル・ポルナレフという3枚のレコードも買ってきました。そのとき私は洋楽を聴いて「世界には素晴らしい音楽がたくさんあるんだな」ということを知って、だんだん洋楽を聴き始めて。ただテレビを観ているだけではなく、歌手になりたいと思い始めて、ロックを聴いてからはロックバンドをやりながらコンテストに出たりしていましたね。――お父さまも洋楽がお好きだったのでしょうか。その頃は好きだったみたいです。父は自分のためにクラシックのレコードを買いながら、娘には洋楽やポップスのレコードを買ってきてくれました。当時は、洋楽の番組が始まりだした頃だったので、レコード屋さんでおすすめされたものを買ってきたのかなと思っていたら、自分で聴いて好きなものを買ってきた、と言っていました。後になって考えれば、その洋楽がソフトロックだったり、フレンチポップスだったり、ボサノバだったり、たまたま渋谷系のルーツになった音楽なので面白いです。――デビュー40周年を迎えて、これまでを振り返っていかがでしょうか。1981年にデビューして、1990年にピチカート・ファイヴに入って2001年に解散して、それからソロになりますが、40年を振り返るとピチカートで過ごした10年間が一番濃かったですね。子どもの頃から歌が歌いたくて、歌手になって、ソロでデビューして。ピチカートに入る前の10年間は、自分の持ち歌だけでは食べていけないので、CMの歌を歌ったりもしながら活動していました。ピチカートに入ってからは、海外公演などまで連れて行ってもらったので、想像していた以上の世界を見せてもらいましたね。デビュー40周年のアニバーサリーアルバム――2022年4月20日にニューアルバム『New Beautiful』をリリースされますね。アニバーサリーのアルバムになります。2014年から「渋谷系を歌う」と題して、渋谷系の曲やルーツになった曲、幼い頃に聴いていたカーペンターズなどの曲を歌い継いでいくというテーマで活動していたので、これまではカバー曲を歌う機会が多かったんです。でも、40周年の記念に、私のキャリアに深く関わっていただいたアーティストの方に「いまの私に曲を書いてください」と、新曲を書いていただきました。それと同時に「World Tour Mix」として先行配信した3曲があって。ピチカートの名曲をいまSNS界で話題になっている方にリアレンジしてもらったのですが、世界の若い人たちに発見してもらえるんじゃないかなという思いからスタートした3曲になっていますね。40年前にデビューしたレーベルがビクターで、今回のアニバーサリーアルバムも同じビクターからまたリリースできるという、自分にとってはとても素敵なことが実現しています。――世界で活躍するネオシティポップアーティストとのコラボレーション作品が「World Tour Mix」の3 曲となっていますね。そのうちの1曲、ピチカート・ファイヴの「東京は夜の七時」を韓国人プロデューサーでDJのNight Tempoさんと組んでいます。Night Tempoさんは80年代の日本の歌謡曲やニューミュージックに詳しくて、そういうものをリミックスしてアメリカなどでDJをやって人気の方。昨年、彼がオリジナルアルバムを出す際、わたしに「歌詞と歌で参加してほしい」というオファーがあったんです。彼が歌詞を書いて、わたしが歌ってという形で、アルバムに参加しました。そして今回わたしのアルバムをリリースするタイミングで、「World Tour Mix」をやってほしいなとお願いしたら、彼はピチカートの「東京は夜の七時」のアレンジをやってみたいと。コロナ禍で実際に行き来できないので、リモートでこの曲を作っていきました。――Night Tempoさんの曲「Tokyo Rouge」のミュージックビデオに、野宮さんご出演されていますね?そう(笑)。なんか楽しいですよ。世代も国も違いますが、それも関係なく共演して、彼のおかげでわたしの歌が若い方の耳に届くということもあります。彼が言うには、わたしと「性格が似ている」と。彼は80年代のものが好きで集めていたり。わたしは60年代のものが好きで集めていたり。彼は80年代生まれ、わたしは60年代生まれ。ふたりで「生まれた頃のルーツに惹かれるんですかね?」という話もしました。リモートで話したり、曲を作っていたりするので、実はまだ1度も直接会ったことはないんです。彼が今夏にライブで来日するそうなので、日本に来たら昭和なカフェとか、連れていってあげようかなと思っています。――そして2曲目の「陽の当たる大通り」はタイのポップスター、プム・ヴィプリットさんと組んでいます。以前から、タイにはよく旅行で行っていますし、昔はタイのバンドとレコードを作ったこともあって好きな場所。プムさんは、タイで海の近くに暮らしていて、のんびりした生活をされているので、音にもそれが表れています。彼のアレンジは、ギターサウンドなんですがすごくチルな印象もあって、海辺の陽の当たる大通りを歩いているような感じがしてうれしいです。――3曲目「スウィート・ソウル・レヴュー」は、日本のシティポップ次世代バンドのevening cinemaのアレンジで、そしてYouTubeでシティポップを歌ってバズった女性シンガー、レイニッチさんとデュエットしていますね。レイニッチさんはインドネシアの方なので、実際にお会いはしていないんですが、ミュージックビデオでは共演しているような演出になっています。すごく人気のある方で、わたしのイメージでは、妖精のような人。この曲はピチカートの代表曲ですけれど、原曲もハッピーな曲ですが、evening cinemaの原田夏樹さんが中心になってお話をして。最近底抜けに明るい楽曲が少ないので、ピチカートのさらにもっとハッピーなアレンジでお願いしました。――新曲も5曲収録されています。4曲目「CANDY MOON」は、作詞作曲とプロデュースをGLIM SPANKYの松尾レミさんが担当した渋谷系サウンドです。最初に聴いたとき「すごくいい曲だな」と感じましたね。レミさんには以前から「いつか曲を書いてもらいたいな」と思っていて、ようやく叶いました。レミさんはわたしの娘や息子世代ではありますが、ピチカートや渋谷系をちゃんと聴いて育っていて、リスペクトしてくれている部分があって、そういう気持ちが音にも表れていると思います。わたしの歌のバリエーションをわかっているので、キュートな部分を引き出すような楽曲を作ってきてくれました。――5曲目「おないどし」は、作詞作曲とプロデュースを横山剣さんが担当し、クレイジーケンバンドが演奏している男女デュエットの新定番ソングですね。実際も剣さんと同じ1960年生まれの同い年、デビューも1981年で同期なので、ずっと仲良くさせてもらっていて、ライブでもアルバムでも最多共演回数という感じです(笑)。何年も前から、剣さんに「デュエットソングを書いてほしい」とお願いして、今回40周年のお祝いに書いてもらいました。カラオケのデュエットの定番ソングになったらいいですね。――7曲目「Portable Love」は、ポータブル・ロックの新曲となるテクノポップです。野宮さんが作詞をされていますね。40年前にソロデビューしたあとに組んだユニットがポータブル・ロックですが、90年にわたしがピチカートに入ったので活動休止になっていて、でも解散はしていなかったなと思い出して(笑)。今回、メンバーが新曲を書いてくれまして、とってもいい曲ができましたし、歌詞はわたしが担当しました。イメージとしては、映画『ブレード・ランナー』に出てくるレプリカントのヒロイン、レイチェルの恋みたいな気持ちで書きました。――4月には、「野宮真貴 40th Anniversary Live」と題したビルボードライブを大阪と東京で開催されます。アルバムに参加してくださったゲストをお迎えする3日間ですね。4月24日の大阪公演に松尾レミさん、東京公演の2日間は29日に横山剣さん、30日にデビュー時のプロデューサーでもあったムーンライダーズの鈴木慶一さんとお届けします。3日間とも雰囲気が違うので、どの日でも、3日間すべてでも、楽しいライブになると思います。29日の2ndステージは生配信もあるので、ぜひ全国の皆さんにもご覧いただきたいと思います。「みなさんを癒せる存在として歌い続けたい」――お話は変わりますが、野宮さんがいまハマっているものを教えてください。コンディショニングのジムに通っています。家にいると運動不足になりますし、コロナ禍でライブが中止や延期になったこともあったものの、いざライブができるようになってから慌てないよう、いつでもパッとステージに立てる準備のためにジムへ。歌もそうですが、衣装やビジュアルも楽しみにしてくださっている方が多く、わたしも衣装が素敵だと良い歌が歌えるので、衣装を完成させるためにはハイヒールが必要になってくるんです。若い時は筋トレしなくても、軽々とハイヒールを履いて闊歩していましたが、年齢とともに長時間ハイヒールを履くのは厳しくなってきて。ステージでハイヒールの靴を履き続けるために、コンディションのジムでは、ハイヒールを履いて筋トレをしています。――抜群のプロポーションを維持されていますが、普段からダイエットなどされますか。ダイエットしたこともありますが、年齢を重ねると、ダイエットは危険です(笑)。栄養のあるものを食べることが大事。太るときは、きっと栄養のないものでお腹を満たそうとするときではないでしょうか。運動するにしても、ジムまで行かなくても、少し外に出て歩くことを意識するだけでもいい。フランス人は痩せている方が多いですが、バターたっぷりのソースを使った料理を食べている印象がありますよね。でも、それは多分、時々しか食べないんですよね。普段は粗食だったりします。そういう意味において、日本食もいいですよね。わたしの場合は職業柄、人に見られる仕事だから、そういう緊張感もあります。みなさんも、一歩外に出たら少し背筋を伸ばすなど、誰かは見ているということを意識すると、お腹も締まってきます。――とてもスタイリッシュでおしゃれな野宮さんですが、ファッションのこだわりはありますか。基本的に、古いものが好きなんです。とくに60年代のもので、ファッションに限らず、音楽、映画、デザインも。洋服だと、ウエストをマークしたような服が好きです。いまはオーバーサイズや長いスカートなどの体型がわからない服が主流なので、現在のトレンドとは違いますよね。でも、わたしはキレイなラインの服が好きなので、そういう服を持っていると、着るために気合も入ります(笑)。体型を隠す服装ばかり着ていると、ウエストがどんどん育っていくので、たまにベルトをしたほうがいいと思いますね。だから、よく「ベルトはウエストの監視役」と言っています(笑)。自分のウエストがどこだったか思い出すためにも、ときどきベルトをしてほしいな。――年齢を重ねていっても、自分なりに美しくいられるコツはあるでしょうか。わたしは年齢のことは気にしませんね。「この年齢だから落ち着かなきゃ」とは、全然思う必要もないと思いますし、何でも楽しんじゃったほうが勝ち。年齢を重ねて変化していくことは、新しい体験です。そんな新しい体験ができるって、面白いことですよね。いまの悩みは首のシワなんですが、横に出るのかと思いきや、縦に出るんです(笑)。そういう発見も面白くて、良い美容液を顔ではなく首に塗ったり、シワが目立たないためにはシャツを着るといいと発見したり。シャツの襟が立っていると、横からは首が見えないんですよね。ちょっと前を開けると顔がスッキリ見えるとか、そのほうがシワが目立たないこともわかってきて。日々そうやっていろいろと考えることも楽しみながら、自分の変化に合わせてアップデートしてくと、年齢を重ねていくことも、面白いですよ。――いろいろなお話をありがとうございました!では最後に今後の抱負をお聞かせください。40周年という節目で、素敵なみなさんに協力してもらって、素敵なアルバムを作ることができました。もしもストレスフルな日々を送っていても、音楽を聴いたりライブに行ったりすると、細胞が活性化すると思うんです。わたしの場合は、音楽を聴くと疲れが取れるんですよね。わたしの仕事は、そんな歌をみなさんに届けること。歌う立場としても、みなさんを癒せるような存在でいられたらいいなと思うので、いつまで歌えるかわかりませんが、しぶとく歌える限り歌い続けていきたいです。まだ渋谷系のルーツとなる曲もいっぱいありますし、こうやってオリジナル曲も歌えるようになりましたから、今後も歌を届けていきたいですね。コロナ禍で行けなかったので、全国ツアーもしたいしですし、いろいろな場所に行って、みなさんにお会いしたいです。取材後記80年代のニューウェイヴシーンや90年代の渋谷系ムーブメントなど、これまでにも時代を牽引する存在だった野宮真貴さん。いまもさまざまな世代に支持されている野宮さんの歌はもちろん、容姿も美しくエレガントですよね。ananwebの取材では、音楽のお話以外にも、女性としてもためになるお話もたくさんうかがうことができました。そんな野宮さんのニューアルバムをみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。取材、文・かわむらあみり野宮真貴PROFILE北海道生まれ。1981年、アルバム『ピンクの心』でデビュー。1982年に結成したポータブル・ロックの活動を経て、80年代のニューウェイヴシーンを代表する存在となる。1990年に加入したピチカート・ファイヴの3代目ボーカリストとして、90 年代に一世を風靡した「渋谷系」ムーブメントを国内外で巻き起こす。2001年からソロアーティストとして活動。2021年、デビュー40周年を迎え、音楽、ファッションやヘルス&ビューティーのプロデュース、エッセイストなど多方面で活躍中。2022年4月20日、ニューアルバム『New Beautiful』をリリース。「野宮真貴 40th Anniversary Live」と題して、4月24日ビルボードライブ大阪、4月29日と30日ビルボードライブ東京にて開催。InformationNew Release『New Beautiful』(収録曲)01.東京は夜の七時(feat. Night Tempo)02.陽の当たる大通り(feat. Phum Viphurit)03.スウィート・ソウル・レヴュー(duet with Rainych, feat. evening cinema)04.CANDY MOON05.おないどし06.大人の恋、もしくは恋のエチュード07.Portable Love08.美しい鏡09.夢で逢えたら(duet with 鈴木雅之)from『野宮真貴、還暦を歌う。』ライブ10.サンキュー from『野宮真貴×矢舟テツロー ~うた、ピアノ、ベース、ドラムス』ライブ2022年4月20日発売*収録曲は全形態共通。(通常盤)VICL-65698(CD)¥3,300(税込)(初回生産限定盤)VIZL-2055(CD+Blu-ray+ブックレット)¥8,030(税込)【付属Blu-ray収録内容】<『野宮真貴、還暦に歌う。』華麗なるダイジェスト>01.スウィート・ソウル・レヴュー 02. 東京は夜の七時 03. 中央フリーウェイ 04. 三月生まれ 05. T字路(ゲスト:横山剣) 06. 渋谷で5時(ゲスト:鈴木雅之) 07. Twiggy Twiggy 08. 陽の当たる大通り<MUSIC VIDEO>東京は夜の七時(feat. Night Tempo)、陽の当たる大通り(feat. Phum Viphurit)、スウィート・ソウル・レヴュー(duet with Rainych, feat. evening cinema)【付属「野宮真貴スタイルブック/ファッション・クロニクル」】(アナログ盤)2022年5月25日VIJL-60279(LP)¥4,950(税込)取材、文・かわむらあみり
2022年04月16日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第39回は、自分勝手でドン引きしてしまうママの公園での迷惑エピソードをお届けします。1. 公園で食事する人の横でシャボン玉【ママライフばんざい!】vol. 39全国で実施されていた、まん延防止等重点措置が解除されました。だんだん暖かくなってくると、人の少ない時間帯や場所などだったら、気分転換に子どもを連れてちょっと外出してみようと思うママたちもいます。なかでも、定番ともいえるご近所での遊び場といえば、公園。お花見もしたくなる季節ではありますが、やっと外に出られるとはいえ、人混みに注意して公園へ行ったときに、あるママがこんな体験をしたそうです。外出はもちろん公園で食事をしようとするならさらに、密になっていないかしっかり確認が必要ですよね。だからこそ、この時期は人の多い遊具のある場所などは避けて、そのママの家族は人が少ないところでお弁当を食べようとしていたそうです。少し離れたところに、お弁当やお菓子をゴザの上に広げて盛り上がっていた、20代から30代の男女のグループがいたのだとか。離れていても聴こえる大きな声で、「お子さん大きくなりましたねえ」などと、リーダー格の女性が連れている子どもを褒めたり話しかけたりの様子。どうやら、ボス的存在の女性はその場にいた男女の先輩のようで、まわりにいる後輩たちが気をつかっていました。すると、はしゃぎ出したボスママの子どもが、シャボン玉で遊び始めたのです。いわゆる小さなシャボン玉をそっと吹くぐらいならほのぼのできるのでしょうが、ボスママの子どもが嬉々としてやっていたのは、大きなシャボン玉や一気に多くのシャボン玉が出てくるバブルマシーン。明らかに風の流れで、少し離れた場所で食事をしようとしていたママたちにシャボン玉がまとわりつき、食べようとしていたお弁当の上でシャボン玉がはじけてシャボン玉液が食べ物に落下。とても困っている様子がわかるはずなのに、一切子どもに注意をしないボスママとその取り巻きたちにドン引きしたそうです。公園でシャボン玉をやること自体はいいのですが、そのときは風の向きや、人に迷惑をかけない場所かどうかを確認してからにするべきだと、ボスママを見て実感したということです。2. まわりの人にぶつかっても無視あるママが子どもと公園へ行くと、ボール遊びをしている親子もいれば、遊具で遊ぶ子ども、凧揚げをしている子どもと、いくつかの家族が遊んでいたそうです。まわりの人たちに近くなりすぎないように、そのママと子どもは距離を取って公園で遊ぼうとしていました。すると、向こうのほうで凧揚げをしていた子どもが、風で大きく揺れる凧に引っ張られて、ママたち親子のほうへぶつかってきたそうです。でも、ぶつかった子どもが謝ることもなく、さらにその子どもに付き添っていたママも謝ることもなく、まわりの人たちにぶつかってもお構いなし。凧揚げをする子どもが凧だけに集中して、注意力が散漫になってしまうのはまあ仕方がないとしても、付き添った親はせめて配慮したいところです。子どもと一緒に子ども感覚になるより、大人としてきちんと対応できるママでいたいと、そのママは思ったということでした。3. ルールを守らなくて平気さすがに人が多くなりそうな場所は避けて、場所を選んで遊ぼうとなったものの、あるママが子どもと公園に行ったときにちょっと驚いたことがあったそう。公園なのでいろいろなタイプの方がいますが、犬の散歩で利用する人も多いらしく、犬を連れた人たちが時々横をすれ違っていきます。あるとき、突然ノーリードの犬がそのママたちのほうへ駆け寄ってきてビックリ。子ども連れの女性が飼い主のようです。公園とはいえ、ドッグラン以外の場所では、必ずリードをつけてほしいものです。でもそんな状況でも平気な人もいるようで、そんな風にはなりたくないなと、思ったのだとか。ときどき、こんなまわりの迷惑を考えないドン引きママが存在します。人の振り見て我がふり直せではないですが、気をつけたいですよね。みなさんが心穏やかに、すてきなママライフを送れますように。文・かわむらあみり©anurakpong/Getty Images©Larina Marina/Getty Images©Lunja/Getty Images
2022年04月08日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第38回は、仲良くなれそうでやっぱりなりたくないというママのエピソードをお届けします。1.やたらと意見を合わせてくるママ友【ママライフばんざい!】vol. 38お子さんのいる家庭では、何かしらママ同士の交流がありますよね。もちろん明らかに悪態をつくようなママ友はNGですが、じわじわと違和感を覚えてしまうようなちょっと合わないママ友も存在します。今回は、そんな一見仲良くなれそうでなれないママ友の特徴をご紹介します。学生時代から、なぜかグループを作りたがるタイプの人って、いますよね。ひとりで行動できないわけではないのでしょうが、例えママになったとしてもその手の女性は、ママ友同士でもなるべくたくさんのママたちと一緒にいたがることが多いのです。ママ友グループでたわいもない話をしていると、「うんうん、そうね」と、他のママ友の話にその都度肯定的なあいづちを打つママ友がいました。誰の意見にも「わかるー!」と共感する返事をしているようで、「じゃあどう思うの?」と聞くと、とくに自分の意見はないのだそう。そのママ友を見ていると、どうやら“とりあえずまわりに合わせておけばそれでいい”という、本当の意味での共感ではなく、ある意味投げやりな意味での意見合わせなんだな、とすぐバレてしまうのです。こちらが発言したことになんでも「いいよ」「そうだね」「わかるー!」としか言わないなんて、なぜでしょう。まわりのママ友たちのおしゃべりの気力を削いでしまうため、一見仲良くなれそうなのに、深入りできないママ友ともいえます。2.子どもそっちのけで平気なママ友よくあるのが、幼稚園の帰り道に一緒になるママ友同士で近くの公園へ行って、子どもたちだけで遊ばせておいて、ママ同士は子どもそっちのけでペラペラとおしゃべりに夢中になっているということ。日頃、家事や育児でストレスが溜まることもあるでしょうから、ストレス発散になっていいのかもしれませんが、まだ幼い子ども同士、いつどんな動きをするかわかりません。案の定、子ども同士でケンカになったり、思わずぶつかったり、「ママ〜!」と泣いて呼ばれて初めて、子どもの異変に気づくママ。なかには、それさえスルーして、ママ友に「子どもが呼んでるよ」と注意されてハッとするという、自分のことしか考えられないママもいます。ときどきとりあえずママ友交流の場に参加すると、やっぱりいるんですよね、子どもは放っておいて平気なママ。そんなママにつかまったらもう大変。こちらは子どもを放っておいても平気ではないため、相手の能天気さに引いてしまいますが、日頃の付き合いの手前ハッキリ言うこともできず。なかなか疲弊してしまうママ友グループの付き合いは、ダメージ大なのです。3.自分の話をしたがるママ友みんながみんな気の合う人たちばかりじゃないとわかっていても、大人になると、仕方のない付き合いって、出てきますよね。ママ友の中には、強力にマイペースなタイプもいます。そう、自分のことばかり話したがるママ友もそうです。そんなタイプのママ友と一緒にいなくてはいけないときは、ふたりでいて、ひたすら聞き役にまわって、キリのいいところで「そろそろ夕飯の用意が…」と退散。ママ友グループで集まっているときは、さすがに自分の話ばかりする時間もないかと思いきや、自我が強いママ友は、人数の多さにひるみません。そこに何人ママ友がいようとも、時には人の話を遮ってまで「それでうちの場合はねー」とか、「ねえねえ聞いてよぉ」と、割り込んで話に入ってくることもしばしば。付き合わされるこっちの身にもなってくれ…と、ウンザリしてしまうのでした。一見、親しみやすそうに思えて、絶対に距離を縮めたくないママ友。そんな人に会ったら、全速力で距離を取りましょう!わずらわしいことに巻き込まれず、みなさんが心穏やかに、すてきなママライフを送れますように。文・かわむらあみり©monkeybusinessimages/Getty Images©SolStock/Getty Images©Westend61/Getty Images
2022年03月25日【音楽通信】第105回目に登場するのは、来年結成20周年を迎える4人組ロックバンド、シドのみなさん!音楽的ルーツもさまざまな4人が集結写真左から、Shinji(G)、明希(B)、マオ (Vo)、ゆうや(Dr)。【音楽通信】vol.105マオさん(Vo)、Shinjiさん(G)、明希さん(B)、ゆうやさん(Dr)からなる4人組ロックバンド、シド。2003年にバンドを結成し、2008年にメジャーデビュー。東京ドーム公演では4万人を動員し、初のベストアルバムはオリコンウィークリー1位を獲得、そしてアジアツアーを行うなどコンスタントにリリースやライブ活動を続け、人気を博しています。そんなシドが、2022年3月23日にニューアルバム『海辺』をリリースされたということで、音楽的なルーツなどを含めて、お話をうかがいました。ーー小さい頃に音楽や楽器に触れた経緯と、バンドをやるようになったきっかけから教えてください。マオ最初に歌いたいと思ったのは、小学校6年生ぐらいの頃です。カラオケが流行りだして、友達と行くようになると「上手だね」と言われることが多くて、「じゃあ歌ってみるか」という感じで歌を始めました。それまではあまり人に褒められた経験がなかったので、うれしかったんです。子どもの頃は、(4人組バンドの)LINDBERGの歌をよく歌っていました。カラオケでは、当時流行していた歌をいろいろと歌っていましたね。僕はパンクロックが好きだったんですが、あんまりカラオケに入っていなかったので、幅広く音楽を聴いていました。バンドをやり始めたのは、高校生のときからで、初めて立ったステージは高校の文化祭です。Shinji中学2年生になるまでは、あまり音楽には興味がなくて、野球などのスポーツが好きだったんです。でも、中学の給食の時間に有線で日本のヒットチャートが流れていて、B’zの「ZERO」という曲を聴いてビビッときて。その場で友達を集めて、じゃんけんをして担当するパートを決めて、バンド人生が始まりました。ーーB’zにビビッときたからギターを担当されたのですか。Shinjiいえ、じゃんけんして最後まで負けてしまい、それでギターになりました(笑)。僕はバンドをやりたかったのですが、ただそばにいる友達をかき集めただけのメンバーだったので、みんなそこまでバンドに興味がなくて。ギターは弦が6本もあるから弾くのは難しそうだと言われて、最後まで不人気だったギターを担当して、今に至ります。明希最初に楽器に触れたのは、小学生ぐらいのときからやっていたピアノです。それまでは習い事も続かなかったのですが、ピアノのレッスンはずっと続いて、そこからどんどん音楽が好きになって。その後、バンドをやりたいと思って好きになったきっかけは、LUNA SEAを観て衝撃を受けて、それでベースを始めました。ゆうや僕はずっとサッカーしかしていなくて、地元でもバンドや音楽が流行っていなかったので、まわりに影響されることもなく、あまり音楽に触れる機会がなかったですね。当時はテレビっ子だったので、初めて買ったCDも、とんねるずさんがやっていたテレビ番組で歌っていた「がじゃいも」でした。音楽に触れるようになったのは、高校に入ってからです。学校に軽音同好会があったのですが、サッカーの練習が終わった後に、暇だったからそこを覗くようになって、少しずつバンドに触れるようになっていきました。10の愛の物語をコンセプトにしたアルバムマオ(Vo)。福岡県出身。10月23日生まれ。ーー2022年3月23日にニューアルバム『海辺』をリリースされました。今回のリリースにあたっての思いからお聞かせください。マオこの『海辺』は、10の愛の物語をコンセプトに作りました。コロナ禍の時代に、僕たちもファンのみんなも世の中としても、きっと愛が足りていないんじゃないのかなと。まるで愛を見つめ直すような、ひとりの時間が多くなったこの2年間だったと思うんです。そういうなかで、僕自身、愛とは何かをあらためて作詞家としても見つめ直す機会がありました。そのなかで生まれた言葉たちを中心に、今回はアルバムを作っていこう、というところから制作が始まりました。ーーマオさんはすべての作詞を担当されていますが、アルバムのタイトル曲となるドラマチックなナンバーの10曲目「海辺」は、どのような気持ちを込めた曲ですか。マオ10の愛の物語が、最後に集まってきて、流れ着く場所。そして最後の曲なので「海辺」というタイトルにしました。タイトルが決まったあとにアルバムタイトルを決める際、あらためて別のタイトルをつける案もあったんですが、僕はどうしても「海辺」というタイトルにしたくて。作っていくなかで、どんどん気持ちが入っていきましたし、今はこのタイトルをすごく気に入っています。ーー明希さんは、「海辺」を作曲されていますが、どのようなイメージで作られましたか。明希今回は、マオくんの考えたテーマというものがあって、そのなかで作曲に取り掛かりました。テーマに沿ったイメージで曲を作っていって、自分としては「最後にふさわしい曲になったらいいな」というイメージを先行して持っているなかで、作っていった曲になります。Shinji(G)。埼玉県出身。2月8日生まれ。ーー9曲目「揺れる夏服」は、マオさん作詞、Shinjiさん作曲のキャッチーでポップなナンバーですが、どのように生まれた楽曲ですか。マオこれは、陰と陽があれば、このアルバムのなかでは陽の曲。キラキラしている曲なんですが、シドの曲の中では、実はキラキラしている曲も多くて。そういう歴代やってきたキラキラした曲の流れを取り入れつつも、やはり新しい挑戦もしたくてたくさん取り込んだ曲と歌詞になっています。Shinji今回“令和歌謡”という新たなジャンルを提示しながらも、けっこうライブのことを意識して作ったところもあります。もともとマオくんからの「キラキラした楽曲が欲しい」というリクエストがあって、さらにライブの後半でこういうノリのいい曲が欲しいなと思いながら、作っていきました。ーー2曲目「大好きだから…」は、マオさん作詞、ゆうやさん作曲の切ないナンバーですが、どのようなテーマから生まれた楽曲でしょうか。マオ僕、読書が好きなのですが、ミステリー小説を読んだときに「そういう要素が入っている歌詞を書いてみたい」と書き上げました。一見、普通の悲しい歌詞に見えるんですが、よく見るとある謎が解けていくので、謎解きも楽しんでいただければと思います。明希(B)。神奈川県出身。2月3日生まれ。ゆうやこの曲は、アルバムの中で最後に作った曲ですね。いろいろなコンセプトが上がっているなかで、これはまだコンセプトがなかった状態で、途中で「こういう曲が欲しいね」となって作り始めて。これまでやったことのないイメージと、和風を合体させたようなテイストにして、新しいタイプの曲を作ってみたいと思い、作り上げていきました。ーーマオさんは、いつもどのように作詞をしているのですか。マオ例えば、本や映画から影響を受けるということは、まれなんです。どちらかというと、インスパイアを受けたとしたらそれを僕の日常に取り入れることで「じゃあ、書くぞ」となったときに、バーっと出てくるというイメージ。フィクションかノンフィクションかも関係なく、自分の頭の中にあるもの、僕でしかないものが、言葉となって仕上がっていくということですね。ーー歌詞には、女性目線のものと男性目線のものがありますが、何か切り替えがあるのでしょうか。マオあまりこのテーマだから女性目線でというような決まりはなく、自然と生まれてくるものなんですよね。それは曲に導かれるときもありますが、リアルタイムで書いてみたいテーマがパッと浮かんだら、そのときに決めているので、自分軸の中でどのような主人公をテーマにして歌詞を書くかは決まるという感じですね。だから、女性目線で書いている曲も、明日書いていたら、もしかすると男性目線になっていたかもということも楽しみながら、リアルに書いています。ーー歌詞を書かれているときに大事にしていることはありますか。マオ歌詞がわかりやすいことは大事ですが、わかりやすいのと、ひとつしか答えがない、というのは全然話が違うと思っていて。自分が詞を書いて、歌って、そこで終了ではないと思っています。お客さんが受け取って、詞を読んでくれて、その人なりの解釈が出てきて、そこで初めてゴールですから。いろいろなゴールが作れるような歌詞を目指して書いています。ゆうや(Dr)。千葉県出身。12月9日生まれ。ーー明希さん、Shinjiさん、ゆうやさんは、作曲を担当されていますが、曲作りで大事にしていることはありますか。明希大切にしていることは、みんな共通して、メロディの良さだと思います。個人的には、最近はメロディはもちろんですが、アレンジや自分たちらしさ、冒険というか遊び心も同じぐらい大切だと思っていて。もうすぐ結成20年になりますが、年を重ねるほど、保守的なイメージに見られるのがいやになってきているというか。これまでもいろいろなジャンルや音楽性を表現してきたつもりですが、これからもずっと自分たちらしく挑戦していきたいというのがありますね。Shinjiメロディが一番大事ですね。最近意識するのは、例えば「この曲、10年後、20年後も聴いてもらえているかな?」ということ。曲調によってもキャッチーさを求めるのか、それとも新しさを求めるのかと、視点が違うと変わってきますし、流行っている曲も素晴らしいですが果たしてどれだけの曲が何十年後も聴かれているかというとどうだろうと。日々、残っていく曲、長く聴いてもらえる曲を作りたいと思っていますね。ゆうや昔からずっとそうなんですけれども、僕自身は歌を歌っていないので、歌うとどうなるのかを一番意識して作っています。あとは、直感的に生まれた曲は、すぐに手をつけないようにしていますね。直感で曲ができたときは、すごくいいなと思っているんですが、何日後かに聴いてみると全然よくないな、ということもいっぱいあって。そのため、曲ができても、1回寝かせて、その何日後かに聴いてみるようにしています。「4人で健康に楽しく続けていくことがすべて」ーーお話は変わりますが、みなさんがいまハマっているものや趣味を教えてください。マオうちにはトイプードルがいるんですが、犬も行けるカフェやレストランも多くて、一緒に出かけることですね。今は海に連れて行って、一緒に遊んだり、人があまりいないような場所に出かけたりしています。めちゃくちゃかわいいです。Shinjiラーメンが好きで、以前はお店をまわっていましたが、今はコロナ禍なので全然行っていませんね。家にいても、基本的にあまりテレビは見ないのですが、観るとしたら好きな野球です。野球はまだシーズンが始まっていないんですが、地味ながらキャンプや練習試合の様子をBS番組などで観ていますね。好きな巨人の様子を中心に、巨人の放送がやっていないときは、他の球団のキャンプの様子を観ています。明希最近、動画配信サービスを観るようになって、たまたま観たことから韓国ドラマにどっぷりハマっています。面白かったのは『今、私たちの学校は…』という韓国ゾンビドラマと、いまさらながら主役のふたりが結婚したと知ってから『愛の不時着』を観ました。ゆうや外出自粛になった2020年の4月ぐらいから、この際、見直そうと思って、家の中の改築をするようになりました。防音の部屋を作ったり、ついていなかった壁に窓をつけたり、二重窓にしたり、オーダーメイドのガラス窓をつけたり。家を見直して「こうしてみようかな」とやり始めたら、わりとけっこうな改築になったのですが(笑)、ゆっくりと自分でやることにハマりました。ーーいろいろなお話をありがとうございました。最後に、代表してマオさんから、今後の抱負をお聞かせください。マオシドは、今年19周年、来年20周年を迎えます。ここまできたら、4人で健康に楽しく続けていくことがすべてだと思うので、そこだけをがんばっていけたら。そのなかでいいアルバムができたり、いいライブができたり、いろいろなご褒美が待っていると思うので、これからもシドを楽しく続けていきたいですね。取材後記胸に響く歌詞とメロディで、ヴィジュアル系というジャンルを超えて、さまざまな音楽ファンを獲得し続けているシドのみなさん。ananwebの取材では、マオさん、Shinjiさん、明希さん、ゆうやさんのメンバー全員にいろいろなお話をうかがうことができました。新しい挑戦を続けるシドのみなさんのニューアルバムをみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。取材、文・かわむらあみりシドPROFILE2003年結成。マオ(Vo)、Shinji(G)、明希(B)、ゆうや(Dr)からなる4人組ロックバンド。2008年、TVアニメ『黒執事』オープニングテーマ「モノクロのキス」でメジャーデビュー。 2010年の東京ドーム公演では4万人を動員。2013年、初のベストアルバムをリリースし、オリコンウィークリー1位を獲得。 同年、横浜スタジアムで10周年記念ライブを開催。夏は初の野外ツアーで4都市5公演で5万人を動員し大成功を収める。2014年、香港・台湾を含む全国ツアーを開催。2018年、バンド結成15周年とメジャーデビュー10周年のアニバーサリーイヤーとして、計50本以上もの全国ライブハウス公演やアジアツアーを行ったのち、 2019年3月にグランドファイナルとして横浜アリーナ公演を大成功に終えた。2021年、5月に河口湖ステラシアターで開催したスペシャルライブ「SID LIVE 2021 -Star Forest-」の同タイトルのテーマソング「Star Forest」をリリース。2022年3月23日にニューアルバム『海辺』をリリース。InformationNew Release『海辺』(収録曲)01. 軽蔑02. 大好きだから…03. 13月04. 街路樹05. 液体06. 騙し愛07. 白い声08. 慈雨のくちづけ09. 揺れる夏服10. 海辺2022年3月23日発売*収録曲は全形態共通。(通常盤)KSCL-3353(CD)※各盤の品番ご確認ください。¥3,190(税込)(Poetic盤:初回生産限定盤))KSCL-3348~49(CD+BOOK)¥4,950(税込)【BOOK】・ハードカバー 上製本仕様・マオによる全曲解説などを含む、全100ページの『海辺』ブックレット。(Artistic盤:初回生産限定盤)KSCL-3350~52(CD+BD+PHOTO BOOK+BOX仕様)¥6,490(税込)【PHOTO BOOK】全40ページに及ぶメンバーの写真を収めたフォトブックレット。【Blu-ray 収録内容】01.“騙し愛” Music Video02.Making of Music Video “騙し愛”03.“海辺” Music Video04.Photo Session & Making of Music Video “海辺”取材、文・かわむらあみり
2022年03月25日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第104回は、付き合ってはいるものの、なかなか結婚へと進まないじれったい男性と付き合ってしまうNGカップルの特徴をお届けします。1. なかなか結婚を言い出さない男【結婚引き寄せ隊】vol. 104気になると人と恋が進展し、やっと付き合えてうまくいっているはずなのに、あれれ?と思っている間に、女性が望む結婚が遠のいていたという話は少なくありません。筆者のまわりのカップルを見ても、そもそも女性側は感情移入しやすく、男性側は合理的な考えをしがち。もちろん性格によってもさまざまな対応をする男性がいるわけですが、こういうタイプの彼氏は困ったものです。「すぐにでも結婚したい!」と思うほど好きな彼氏なのに、なかなか向こうからは結婚を言い出さない男性も存在します。付き合い始めならまだしも、ある程度長く付き合っていると、自然と将来の話をしたくなるもの。ですが、思い切って女性のほうから結婚を切り出してみても、あまりピンと来ていない様子だったりするのです。それも彼氏が「ちゃんと考えてるから」などと、経済的にしっかりしてから、結婚を計画立てているようならまだいいのですが、「まだ将来のことは考えられないから」などと、まるでふたりの関係が“これ以上は進展なし”とする態度の彼氏もいて、彼女としては頭が痛いところ。少しでも結婚を考えている男性なら、口や態度に出すこともあるでしょうが、自分からは結婚のことについて言い出さない男性とは、恋自体も長く続かないかもしれません。2. 同棲はしたいけど先がない男なんとなくノリで同棲することになったのか、経済的にどうしようもなくて一緒に住むことになったのか、どちらかが頼み込んでそうなったのか。どんな理由があるにしても、同棲したがるような男性は、楽をしたいタイプが多いようです。でも、女性側としては、「一緒に住んでるんだからもうこっちのもの」ぐらいに勘違いしてしまうタイプもいて、実際のところ同居人という立場ながら、もう妻になったようなつもりで振る舞ってしまう人も。そうなると、男性側としては結婚しなくても、結婚生活が透けて見えてきてしまうため、まったく新鮮味が感じられません。そもそもカジュアルに一緒に住むような男性は、もともと結婚のような責任感が伴うことは荷が重すぎて、及び腰になってしまう場合も。そんなタイプだからこそ、彼女が掃除や洗濯までなんでもやってくれればくれるほど、便利な存在としか思えなくなることだってあるようです。彼女がもし結婚願望が強いのなら、この手の彼氏とは別れて、自立して一人暮らしをして、本当に自分を幸せにしてくれる男性を探したほうがいいでしょう。3. 結婚話をするわりに親に会わせない男長く付き合っていると、普通なら、結婚話が出てくることだってあるはず。なかなか結婚のことを口に出さない彼氏に失望する状況とは違うものの、結婚話をするわりに、現実的にまったく話が進展しないという場合もあります。まるで軽口をたたくかのように、あっさり結婚話をしてくるわりに、その気がないように感じる彼氏は、その通り真剣ではありません。もとより結婚だとか、恋愛についても、ちょっといい加減なところがあるのかも。もしくは、すでに現状に満足してしまっているため、いつかそのうちに……という気持ちがまったくないわけではないものの、それ以外のことのほうが優先されてしまうんです。本人たちの意思が一番ですが、結婚となると親との付き合いもあるため、親に会うという機会が必ずあるはず。ですが、彼女が頼んでも親に会わせない彼氏は、自分優先か結婚が面倒なタイプなので、どこかのタイミングで見切りをつけたほうがベスト。恋愛するだけでよければ、いろいろなタイプの男性でもいいのかもしれませんが、きちんと結婚を見据えたお付き合いがしたいなら、付き合ってからの様子も見極めましょう。くれぐれも、みなさんが未来ある恋ができますように。文・かわむらあみり©jacoblund/Getty Images©PeopleImages/Getty Images©PeopleImages/Getty Images
2022年03月18日フォレスト出版株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役:太田 宏)は、新宿二丁目で話題沸騰のオネエ占い師待望の初書籍『オネエ占い師 むらっち占い』(むらっち・著)の刊行を記念して、期間限定キャンペーンを実施中です。キャンペーンでは、テレシスネットワーク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:鷹石 惠充)が運営する占いコンテンツポータル「うらなえる」での、オネエ占い師むらっちによる「インドの神様占い」を無料公開、さらに書籍プレゼント企画もご用意しています。『オネエ占い師 むらっち占い』出版記念キャンペーン▼オネエ占い師むらっち『インドの神様占い』無料公開サイト オネエ占い師として高い口コミ評価を得る占い界大注目のむらっちの最新鑑定『インドの神様占い』の無料占いを特別公開!生年月日からあなたを守護するインドの神様を導き出し、あなたの基本的な性格や秘めた能力、生まれもった運勢について詳しく鑑定できます。『オネエ占い師 むらっち占い』出版記念キャンペーン1さらに、キャンペーン期間中、『オネエ占い師 むらっち占い』【24枚のインドの神様カード付き】(フォレスト出版・刊)の書籍プレゼント企画も実施中です。『オネエ占い師 むらっち占い』出版記念キャンペーン2▼書籍プレゼント応募ページ 『オネエ占い師 むらっち占い』【24枚のインドの神様カード付き】書籍を抽選で5名様にプレゼントいたします。誰でも応募可能ですので、ぜひ、このチャンスをお見逃しなく!■キャンペーン期間2022年3月10日(木)~4月8日(金)12:00まで≪注≫オネエ占い師むらっち『インドの神様占い』は、申し込み登録の必要がなく、無料公開サイトにて誕生日を入れることで無料鑑定を利用できます。書籍プレゼントは、フォームからのお申し込み応募が必要です。『オネエ占い師 むらっち占い』【24枚のインドの神様カード付き】大きな愛とちょっぴり毒を織り交ぜ、性別や一般常識を超えた的確アドバイスが大人気のオネエ占い師が24枚の「インドの神様カード」と「生年月日」でズバッと占う、大注目の占い「むらっち占い」、待望の書籍化です。「むらっち占い」は、「インドの神様カード」と「生年月日」で鑑定する占いです。本書巻末には、24枚の【インドの神様カード】がついており、恋愛・結婚、仕事、人間関係、お金などの悩みについて、自分はもちろん、大事な人、気になる人の運勢を占うことができます。『オネエ占い師 むらっち占い』(むらっち・著)フォレスト出版【書籍概要】書名 : オネエ占い師 むらっち占い著者 : むらっちページ数: 200ページ価格 : 1,980円(税込)出版社 : フォレスト出版株式会社ISBN : 978-4-86680-157-5発売日 : 2022年2月20日URL : 【著者プロフィール】むらっちオネエ占い師。タロット占い師。「むらっち占い」創始者。新宿二丁目の紹介制ゲイバー「kunoichi(クノイチ)」のママ。1982年5月25日、東京生まれ。20歳から新宿二丁目で働きはじめ、2010年10月に紹介制ゲイバー「kunoichi(クノイチ)」を立ち上げて10年以上。2020年にYouTubeチャンネル「占い女子」のMCを務めたことをきっかけに、占いスクールに通い、オネエ占いタレントとしてデビュー。その後、日本におけるインド占星術研究の第一人者・ミス・ペルセフォネーの監修のもと、「むらっち占い」を完全体系化。現在、ジェンダーレスの立場から繰り広げられる、大きな愛と少しの毒を織り交ぜた、歯に衣着せぬ的確なアドバイスが、多くの女性たちを中心に人気を博している。■会社概要商号 : フォレスト出版株式会社所在地 : 〒162-0824 東京都新宿区揚場町2-18 白宝ビル5F設立年月日: 1996年4月1日代表取締役: 太田 宏業務内容 : 出版物の企画・制作及び販売URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月18日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第103回は、恋活や婚活をしているとできる女友達についてのエピソードです。なかでも、嫌味な言葉をぶつけられてモヤッとした出来事をお届けします。1.「まだ頑張ってるんだ?」と上から目線【結婚引き寄せ隊】vol. 103出会いを探して恋活や婚活をしていると、同じ境遇だからと婚活友達ができることもあります。でも、なかには「本当に友達!?」と思わせる、嫌味な言葉をぶつけてくる女性も…。そんなモヤッとした出来事のひとつめは、飲み会で彼氏ができた女性のことです。世の中には、恋愛体質の女性がいますが、まさに「常に彼氏がいないとイヤ」というタイプが、その女性。常に彼氏を切らしたことがない彼女でしたが、なぜかいつも長続きせず、1年も経たずに別れてしまいます。20代後半ぐらいから、「結婚したい!」と言っていたわりに、婚活して出会っても続かない状態が続き、すでに30代半ばになっていました。あるとき、30代の独身の男女が集まる合コンがあり、彼女はそこで気の合う男性と付き合うことになりました。やっとの彼がうれしいのか、婚活友達たちに、「彼氏できたよー!」「結婚の話も出てて〜(デレデレ)」という聞いてもいない報告を細かくしてくるようになりました。最初はみんなで喜んでいたけれど、デートのたびに聞いてもいないのに報告してくるのがしんどくなって、だんだんと婚活友達同士でも集まらなくなっていたとき、久しぶりに集まることに。婚活中のグチや悩みを言い合う婚活女性たち同士で、「まだいい人に巡り会えないんだよね」と話していると、「あれー?まだ頑張ってるんだ?」と上から目線でひとこと、彼女がキツい言葉を投げかけてきたのです。一瞬シーンと静まり返り、モヤモヤがどんどん溜まっていき、二度と彼女は集まりに呼ばれなくなったのでした。自分もシングルだったんだから、もうちょっと場の空気を読んでほしいところです。2.「その男はダメだね」と勝手にジャッジそれは独身アラサー&アラフォー女性が集まっていたときのこと。みんなバリバリ仕事をしているものの、忙しさもあって、つい恋愛はおろそかになりがちなタイプでした。「出会わないよねー!」と言っては、女性同士でビールを一気飲みするのもなかなか楽しくて、それはそれとして面白い集まりではありました。ところが、あるとき、ひとりの30代の女性が「取引先の男性にアプローチをされた」という話に。どんな男性なのか、性格は、今度連れてきてなど、大盛り上がりになりました。でも、盛り上がる私たちをよそに、いつものようにひとり黙々とお酒を飲んでいた40代のキャリアウーマンの女性がぽつりと、「その男はダメだね」というのです。アプローチされてちょっとハイテンションになっていた30代の女性は、「なんで?」とすぐ突っ込むと、「だってさあ…」と「そもそも仕事がらみで恋愛なんてどうかと思う」などと、一意見というよりも、だんだんとなぜか説教モードに変化する発言にまわりで聞いていた私たちがモヤッ。そのやりとりを見つつヒヤヒヤしながらも、要はちょっとうらやましいみたいだな、と感じました。確かに、フリーの女性同士で団結しているように思えて、急に浮いた話が出るのも不快かもしれないけれど、他人の幸せは素直に喜んであげたいなと思ったのでした。3.「なんか私がいいって」と順調自慢婚活パーティで空振りだったことはよくあるのですが、ときどき、参加していた女性と友達になって、お互いに飲み会の情報などを交換するようなこともあります。そんななかで、けっこう前に連絡先を交換していた婚活友達から、久々に連絡がありました。婚活で頑張っている女性同士でランチに行くというので、そのひと以外は初対面ながら、婚活女性4人でおしゃれなカフェへ集合。最近行ったパーティなどの話をしていたら、初対面のうちのひとりの女性が、「実は」と、パーティで出会った男性から「また会いたいですと迫られている」と言うのです。良かったねえと喜んでいたら、気分がよくなってきたのか、「やっぱりさあ、会ったときからなんかいい感じだと思ったの」と言う女性。それでそれで?とみんなで興味津々に聞いたこともあるからか、しまいには「タイプだったみたいで、絶対に私じゃないといやだとかで、なんか私がいいんだって」とのことで、その子以外の3人でモヤモヤ度MAXに。もともと自慢げに話すように見えてしまうタイプなのか、うっかり鼻高々に話してしまったのかは初対面なのでわかりませんでしたが、その子以外のみんなで顔を合わせながら、「よ、よかったねえ」とひきつった笑顔で祝福したのでした。ちょっとのことなら喜べるけれど、あんまり長々とのろけられても、なかなか難しいなあと思ったのでした。婚活していると、いろいろなタイプの女性にも出会うことがあります。くれぐれも、みなさんも良い女友達にも巡り会えますように!文・かわむらあみり©LordHenriVoton/Getty Images©taseffski/Getty Images©Carlo107/Getty Images
2022年03月11日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第102回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その34をお届けします。1.他人の評価を気にする男【結婚引き寄せ隊】vol. 102それは婚活サイトで出会いを探していたときのこと。40代半ばの堅実そうなサラリーマンの男性とやりとりするようになり、実際にふたりで会うことになりました。当日、待ち合わせ場所として指定されたカフェへ到着すると、その男性は写真で見た堅実な印象そのままで、休日ながらスーツ姿で待っていました。「ここのカフェ、初めて来たんですけど、口コミで上位だったから、どうですか?」と、今日のためにお店をサイトで調べて予約したと話す男性。ありがたいものの、なんとなく違和感も。話をしていると、だんだんと違和感の正体がわかった気がしました。男性が着てきたスーツについて、「気に入っていないんだけど、ショップの人に絶賛されて買ったスーツなんです。似合ってます?」という問いかけがありました。唐突だなあと思いつつも、「似合いますよ」と言うと、満面の笑みになる男性。さらに、半年前まで付き合っていた女性がいたというので、別れた理由をたずねると「僕はいいかなと思っていたんですけど、友人にイマイチだなって言われたんで別れました」という、驚きの返事が。周りに言われて別れたのが本当ならドン引きだし、しかもその理由を初対面の私に言う感覚もわからず、それによく考えれば、お店選びも口コミで選んだり、自分が気に入らなくても人にいいと言われたらスーツを買ったり……他人の意見を聞くのも大事だし、参考にはするけど、この男性は、他人の目を気にしすぎかもと思いました。やっぱり、自分軸がない男性に、それ以上いい印象を持てなくなったのは言うまでもありません。婚活サイトやアプリなどではいい感じで進んでいっても、やっぱり会ってみないとわからないものだな、と痛感したのでした。2.良妻賢母を探す男それは30代と40代の男女が集まる婚活パーティに参加したときのこと。男女ともに清潔感のある人たちが参加していて、いい出会いがあったらいいなと、期待していました。ほぼフリータイムだったそのパーティでひとり、熱心に質問してくる男性がいました。「どんなお仕事してるんですか?」「休みの日は何をしてますか?」と聞かれ、素直に答えていましたが、矢継ぎ早に質問するなかで、「貯金はいくらですか?」という質問が。初対面で貯金額聞くの!?と唖然としていたら、空気を読んだのか、「あ、じゃああの、結婚したら家庭に入りますよね?」と、今度は仕事をやめること前提での質問をしてくる始末。さらに、はあ?という不快感が顔に出てしまっていたのか、「いや、もう大丈夫です〜」とヘラヘラ笑いながら目の前からいなくなりました。しばらくして我にかえった私がふと遠くのテーブルを見ると、その男性につかまった女性が何か質問されているようで、見ていてすぐわかるぐらい、すぐいやそうな顔つきに。きっと同じ質問してるんだろうなあと思いながら、あとでその女性とも話をしてみると、どうやらその男性は「妻になる女性は良妻賢母がいいから」と言っていたそう。だったら、パーティでひとりずつ女性を当たっていくよりも、結婚相談所に登録して条件に会う人だけに絞ったほうがいいのにと謎。それに、その男性にとっては、貯金があって家庭に入る女性が良妻賢母と思っているなんて…遠い目をした私たちなのでした。自分の価値観を突きつけてくる人なんて、女性側からも御免です。3.決め手に欠ける男それは結婚相談所で紹介された男性と、お見合いすることになったときのこと。高い入会金を支払っているだけあって、ベテランのアドバイザーのもと、希望条件に近い男性を紹介してくれたことに喜んでいました。私が入会していた結婚相談所では、大手企業と提携していたこともあって、それなりにエリートだけど仕事ばかりしていて出会いがないという、堅実なサラリーマンの方も多く登録していました。そんななかで紹介されたのは、30代後半の男性。穏やかそうな雰囲気ながら、とくに特徴のない印象で、きっと次の日にすれ違っても気づかないかも……と思ってしまいました。顔合わせ自体、結婚相談所の一室を借りての時間となるため、合コンや婚活パーティとは違った緊張感もあります。だからなのか、あまりカジュアルな話をする感じになはならず、終始仕事と趣味の話で終わりました。高収入で経済力はあるものの、それ以外にとくに惹きつけられるものはないという出会いに、「結婚は生活なんだから経済力さえあれば」と思っていたけれど、やっぱり私の場合はフィーリングも大事だなと実感。いい人なのに、決め手に欠けて見送ったため、さらにまた婚期が遅れていったのでした。とほほ。婚活していると、いろいろなタイプの男性に出会うことがあります。人生のパートナーに何を求めているのか、事前にわかっていると、男性選びもスムーズにいくのかもしれませんね。文・かわむらあみり©Mike Kemp/Getty Images©Thomas Barwick/Getty Images©Stephen Zeigler/Getty Images
2022年03月04日祇園に立つラーメン店「祇園麺処むらじ」では、京都の観光地であり、高級料亭が立ち並ぶ祇園の街の雰囲気漂う裏路地で、女性店主によるこだわりのラーメンをご提供しております。この冬も日に日に寒さも増して参りました。是非、当店のラーメンとおもてなしにて、ココロもカラダも温まりながら京都を感じることのできる一杯を気軽に味わいにいらしてください。祇園麺処むらじこだわりのラーメン女性店主が営む「祇園麺処むらじ」は、コンセプトに「女性が喜ぶラーメン」を2015年のオープン以来掲げ、以来、営業しております。そもそも、祇園という立地を選んだのも、高級なお店が多くある街の特徴の中、魅力溢れる地に足を運んでいただきながら女性の方や若い方にもラーメンであれば気軽に来ていただけるのではという想いから。そんなむらじのラーメンは、鶏ガラを6時間煮込み、女性でも罪悪感なく飲み干せるコラーゲンたっぷりの濃厚白湯にてスープを仕上げているのが特徴です。試行錯誤によりたどり着いたのは、濃厚ながら後味さっぱりの味わい。現在も多くの女性にリピートいただきながらご来店いただいております。祇園麺処むらじ祇園麺処むらじの人気ラーメン濃厚白湯スープを使用して作るむらじでは、開店当初からむらじを支える2種類のラーメンが人気です。鶏白ラーメン¥830円(税抜き)濃厚白湯スープを塩をベースに仕上げた、こだわりのスープの風味をダイレクトに感じていただけるむらじの看板商品です。濃厚なスープと喉越しのよいストレート麺がよく絡む一杯は、どの世代の方にも愛されています。盛り付けも花をイメージしていますので、味はもちろん、見た目でもお楽しみください。王道の鶏白ラーメン檸檬ラーメン¥880円(税抜き)レモンの酸味と濃厚スープの相性がクセになる女性のお客様に人気のオリジナルラーメンです。スープの表面を覆い尽くすスライスレモンはこの時期のイメージにも合った美しさを見せ、器の中で冬を演出。皆様を楽しませてくれます。お召し上がりの前に撮影すれば、形にも残る思い出にもなります。女性に人気の檸檬ラーメン祇園は神社仏閣の宝庫、歴史散策のお供にむらじのラーメンを京都においての人気観光地であり、八坂神社や知恩院、清水寺をはじめとする有名な神社仏閣が集中する祇園の中心地の近くに暖簾を構えるのが、女性店主による「祇園麺処むらじ」です。この時期の祇園は荘厳な雰囲気が街に流れ、歴史的な建造物との美しい融合を果たします。コロナ禍に入って以降、祇園も例に違わず観光に来られる人出は減りましたが、今だからこそゆったりと散策することが可能になりました。そうして望む歴史的な建物。路地へと入れば石畳の上に京町家が並ぶ祇園。「祇園麺処むらじ」のすぐ傍には、祇園の街並みを象徴する巽橋も架かり、写真にも大変美しく写ります。この祇園の中の祇園とも言える絶好の場所にて、ラーメンというかつて無かった文化の定着を目指しながらおもてなしを行うむらじ。温かな一杯は皆様の貴重な時間を包みます。祇園の名所・八坂神社浄土宗総本山 知恩院■『祇園麺処むらじ』店舗概要住所:京都府京都市東山区清本町373-3TEL:075-744-1144営業時間:ランチ:11:30〜15:00ディナー:17:00〜21:00【土・日・祝】11:30〜21:00本リリースに関するお問い合わせ先メディア掲載・取材に関するお問い合わせは以下までお願いいたします。株式会社インデンスタイル広報担当Mail: pr@inden-style.jp 〒604-8166京都市中京区三条通烏丸西入御倉町85-1KDX烏丸ビル4FTEL 075-256-5511/FAX 075-256-5558 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月21日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第101回は、韓国ドラマで根強い人気を誇る名作ラブストーリーの男性主人公から見る、男性タイプ別の恋愛のコツをお届けします。『キム秘書はいったい、なぜ?』のエリート系主人公U-NEXTにて配信中© STUDIO DRAGON CORPORATION【結婚引き寄せ隊】vol. 101現在、第4次韓流ブームといわれるなか、韓国ドラマに注目する方が増えていますよね。ヒューマンストーリーからアクションものまで、さまざまな作品がありますが、女性に人気があるのはやっぱりラブストーリー。とくに人気の高い名作は、男性主人公の個性が際立ち、実際の恋愛でも「その手のタイプの男性ならこうすべきかも!」と参考になりそうなポイントも見受けられます。U-NEXTにて配信中© STUDIO DRAGON CORPORATIONそこでまず、映画『パラサイト 半地下の家族』(2019年)でのカメオ出演や、日本での第4次韓流ブームの立役者となった韓国ドラマ『梨泰院クラス』(2020年)の主演、今後マーベル・スタジオの映画『ザ・マーベルズ(原題)』の公開が控えるなど世界的な俳優として飛躍を見せている、パク・ソジュンさんのシンデレラ・ラブコメディ『キム秘書はいったい、なぜ?』(2018年)からご紹介。U-NEXTにて配信中© STUDIO DRAGON CORPORATION容姿も頭脳も良く完璧な財閥の副会長イ・ヨンジュン(パク・ソジュン)は、ある日、退職したいと言いだした敏腕秘書キム・ミソ(パク・ミニョン)に大ショック。ヨンジュンは遊園地貸し切りデートやプライベートの花火など、あの手この手でミソを引き留めようとするうちに、だんだんとふたりの心の距離が縮まっていくのです。U-NEXTにて配信中© STUDIO DRAGON CORPORATIONヨンジュンのようなエリート男性は、有能ゆえになんでも自分の思う通りにいくと思いがちなところがあり、恋愛だって思うがままという勘違いをしていることも。実際にエリート男性はハイスペックでモテ男の確率は高いからこそ、思い通りにいかない女性に魅力を感じやすく、手に入れようと必死になるため、気づくと夢中になっているという構図。この手の男性には、ちょっとクールに接するぐらいがちょうどいいでしょう。『コーヒープリンス1号店』の浮き草系主人公U-NEXTにて配信中©MBC, iMBC All Rights Reserved.続いては、アジアにトッケビシンドロームを巻き起こした韓国ドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(2016年)の主演なども務めながら、30代からは映画『82年生まれ、キム・ジヨン』(2019年)ほか社会派作品に数々出演。近年では、韓国で「国民の彼氏」と呼ばれるパク・ボゴムさんと共演した映画『SEOBOK/ソボク』(2021年)も大ヒットするなど、実力派トップスター俳優コン・ユさんのラブコメディの決定版『コーヒープリンス1号店』(2007年)をご紹介。U-NEXTにて配信中©MBC, iMBC All Rights Reserved.頭が良く気配りもできるが自由気まますぎて、定職に就かずふらふらとしていた大企業の御曹司チェ・ハンギョル(コン・ユ)は、イケメンしか雇わないカフェ「コーヒープリンス1号店」を経営することに。家計を支えるために男装し、イケメンカフェで働き始める女性コ・ウンチャン(ユン・ウネ)に次第に惹かれ、悩むハンギョル。一見BL展開となる複雑な恋の行方は……!?ハンギョルのような浮き草系男性は、しばられることが嫌いで、恋も直感的。たとえうまく恋愛関係に持ち込んでも、結婚へと進むかは気分次第かも。実際に浮き草系男性は、理詰めでないぶんピュアに感じられて、女性からすると放っておけないと思わせる魅力があります。この手の男性は、女性もルールにうるさいタイプではなく、個性的な女性や甘えられる女性に惹かれるため、自立した女性であることをアピールするといいでしょう。『星から来たあなた』のミステリアス系主人公U-NEXTにて配信中©HB ENTERTAINMENT最後は、韓国ドラマ『太陽を抱く月』(2012年)で人気を博し、近年では日本の韓流ブームを牽引した『愛の不時着』でのカメオ出演や『サイコだけど大丈夫』(ともに2020年)の主演など、注目を浴び続ける、キム・スヒョンさんのファンタジー・ラブコメディ『星から来たあなた』(2013年)をご紹介。同作は、今年、福士蒼汰さんと山本美月さんによる日本版ドラマとしても公開されるため、日本でも再注目されています。U-NEXTにて配信中©HB ENTERTAINMENT17世紀初頭、銀河系の彼方から朝鮮に来た宇宙人のト・ミンジュン(キム・スヒョン)は、現代では大学教授となり、正体を隠して長い年月を生きていました。いよいよ故郷の星に帰る日が迫るなか、マンションの隣の部屋に引っ越してきたのは、人気女優のチョン・ソンイ(チョン・ジヒョン)。傍若無人なソンイにあきれながらも、ミンジュンは彼女を守るようになっていきますが、地球を離れる日が近づくのです。ミンジュンのようなミステリアス系の男性は、ポーカーフェイス気味なのが特徴です。実際に、ミステリアス系の男性は何を考えているのかつかみどころがないため、どんなアプローチをしていけばよいのかも作戦を立てづらいところ。この手の男性は、自分のペースに合わせてくれる女性や理解しようとしてくれる女性に魅力を感じやすいため、まずは聞き上手な女性を演出しながら、距離を縮めるといいでしょう。もし今回ご紹介した韓国ドラマの登場人物のようなタイプの男性に出会ったら、参考にしてみてくださいね。たくさんある韓国ドラマから、自分の道しるべになる作品を見つけてみるのも、おもしろいかもしれません。みなさんに素敵な恋が訪れますように!文・かわむらあみり文・かわむらあみり
2022年02月20日【音楽通信】第103回目に登場するのは、歌に芝居に大活躍するなか、今年デビュー20周年というアニバーサリーイヤーを迎える、森山直太朗さん!心象風景は子どもの頃に舞台袖から見た景色【音楽通信】vol.1032002年10月、ミニアルバム『乾いた唄は魚の餌にちょうどいい』でメジャーデビューし、2022年10月でデビュー20周年を迎える、森山直太朗さん。これまで胸に響く数々の名曲を世に送りだすアーティストとして、ドラマや映画では鮮烈な印象を残す役者として、わたしたちにたくさんの感動を届けてくれています。そんな直太朗さんが、2022年3月16日、オリジナルアルバム『素晴らしい世界』をリリース、その収録曲から「愛してるって言ってみな」が2月14日に先行配信されたばかりということで、あらためて音楽的なルーツなどを含めて、お話をうかがいました。――あらためまして、そもそも森山さんが幼い頃、音楽に触れたきっかけはなんですか?ずっと心象風景として心に残っているのは、子どもの頃、母のコンサートに行った際、舞台袖を通るときに、ふと舞台を見ると、照明がたかれて真っ白くなったあの景色を子どもながらに覚えています。今では普通の風景になりましたが、あの時のそういう原風景に未だに心を焦がしているというか、音楽というよりも、舞台というものの魅力や、神秘的な場所という感覚が強かったのかもしれません。そのあと紆余曲折あって、音楽は親がやっていることだから、音楽なんか絶対やるもんじゃないと、どこかすごく斜めに見ていた時期もありましたね。――自然とご家族から、音楽的な影響を受ける機会は多くなりますよね。5歳上の姉からも、いろいろな音楽を聴かされました。僕が小学校4年生の頃、岡村靖幸さんやTHE BLUE HEARTS、大江千里さんとか。当時はバンドブームでしたし、ニューミュージックも盛り上がっていた時期で、好きとか嫌いといった分別がつく前の段階で、ライブにも連れていかれました(笑)。あとはたまに母がカレッジフォークのイベントに出ると、古き良きフォークシンガーたちが一堂に会していて、ギター1本持って、みんなで歌ったりハモったりしているのが、自分の原風景です。音楽に対して、斜め後ろから見ていた時期には、玉置浩二さんが家によく来ていました。その度に、ザ・ビートルズの曲とか、玉置さんが何か酔っ払って、ギター弾いて歌うんです。歌詞とかは、今思い返すとめちゃくちゃなんだけど(笑)、もうね、それでも素晴らしいんですよ。だから、そういうものを間近で見られたっていうのは、すごく貴重な体験でしたし、心のどこかで「こんなふうに声を出せたら、さぞ楽しいし、気持ちいいだろうなあ」という憧れはありましたね。だから、影響を受けたといえば、玉置さんじゃないかなと思います。ーー最初に演奏された楽器は、ギターですか。幼稚園と小学校の頃、ピアノのレッスンを受けていました。でも不真面目で、いつもピアノの先生にキャッチボールしてもらって遊んでいましたけど(笑)。能動的に楽器をやりだしたのは、中3ぐらいから始めたギターになりますね。――今年はデビュー20周年というアニバーサリーイヤーとなりますが、あらためて振り返っていかがですか。正直、実感がないというか……。でもこうやって新しいアルバムを作ったり、取材をしていただいたりするなかで、「いよいよもう20年か」と。取材を受けながら、ちょっとずつ帯を締め直している状態です。感覚としての意味でいえば、20周年は、通過点ですね。パーソナルな20周年のオリジナルアルバム――2022年3月16日にニューアルバム『素晴らしい世界』をリリースされます。いつ頃から制作されていたのですか。昨年の今頃には、今年の3月にリリースするということは決まっていました。制作でいうと、レコーディングスタジオでプリプロみたいなものをやりだしたのは9月下旬。でもそのきっかけになったのは、「素晴らしい世界」という曲ができたことが、すごく大きかったんじゃないかな。――アルバムのタイトル曲「素晴らしい世界」が、一番思いのこもった曲となるのでしょうか。そうですね。「素晴らしい世界」という曲ができたときに、「これでアルバムを作っていける」と感じた今作の軸となる曲です。それは狙ってもできないですし、限られた時間の中で探していくしかない。自分の思いや姿勢を表せるものが、アルバムの指針となります。昨年の夏に僕がコロナになって、寝込んでいたとき、大袈裟かもしれないけど、外に出れず、誰とも会えず、社会と断絶された孤独のようなものも体験して、すごく不安でした。でも、社会や人間関係から遠ざかって、音楽をするしないどころじゃない状況で、同時に今まで縛られていたしがらみのようなものから解かれていく感覚もありました。結局、孤独や大きな闇の向こうにあったのは、ただの“解放”だったんです。まるで無重力で宇宙に浮いているような感覚。それは普段の生活では毛頭得られないものですから、どこか思考がぶっとんでいるんです。すべてのことがどうでもよくて、何にも気にならなくなる。解放された後は、いつもならなんでもない景色が、本当に懐かしく、あたたかく自分の目に飛び込んできて感動したんですよね。それは感情的な感覚ではなくて、シンプルに「ただ生きているんだ」という実感。そうなったときに、(共作者の)御徒町凧から渡されていた「素晴らしい世界」という言葉の響きがピンときて、メロディがふと降りてきました。どうやら世界は「自分自身の外側にあるものではなくて、内側に存在しているものなんだな」と。――今回先行配信される「愛してるって言ってみな」は、森山さんによる作詞曲のポップチューンですね。タイトル曲の「素晴らしい世界」とは相反する曲調でありながらこの2曲は、共通する思いがあるのですか。この曲は、アルバムの軸となる「素晴らしい世界」という曲ができたときに、寝込んでいるベッドの中で「愛してるって言ってみな」をふと思い出したんです。10年前ぐらいから自分の中にモチーフにあった曲なんですが、当時はあまりにもポップな曲なので、自分らしくないかな、カッコ悪いかなと思ってリリースにまで至らなかった。だけど、もう自分の中で自意識みたいなものが良くも悪くも気薄になっているから、「素晴らしい世界」と「愛してるって言ってみな」という、この対照的な2曲がアルバムの指針になると、その時なぜか実感していて(笑)。いつもサポートしてくれるピアニストの櫻井大介くんにアレンジしてもらって、さらに確信が深まりました。今回、この2曲がどれだけ励みになったか計りしれません。「いつか体が良くなったら、この2曲をレコーディングするんだ」という思いが自分の唯一のモチベーションでした。――アコースティックな新曲の6曲目「boku」と10曲目「papa」も、では寝込んでいるときにひらめいて……?いえ、10月ぐらいかな。「boku」という曲を作り始めて、ちょっと時を遅れて「papa」という曲ができました。実は「papa」という曲は、20歳ぐらいからモチーフがあって、最初は「mama」というタイトルだったんです。母性に対する、言葉にならない普遍的な感覚を歌う曲なのかなぁと思いながら形にならない時期を経て、ある意味パーソナルでもある今回の20周年のアルバムができる中で、この曲を見つめ直すきっかけがありました。この曲をアルバムに入れようとなったときに、「待てよ、自分の中にある強烈なコンプレックスや愛情は、もしかしたら親父に向いているものなのかもしれない」という思いに気づいて、「mama」ではなく迷わず「papa」に変換してみたら、いろいろなことがつながったんです。例えば、お母さんと娘って独特じゃないですか、ある時はライバル、ある時は姉妹みたいに。父と息子にも、そんなような言葉にはできない“つながり”みたいなものがあって、自分で今まで掘り下げることを避けてきたけれど、ここを通らないとダメだなって、音楽だったら答えが見つけられるんじゃないかなと。昔だったら、その答えにたどり着いていなかったかもしれない。さまざまな経験を経て、自分の中に抱いていた大きなしがらみのようなものから抜けられたんです。雨に濡れて重たくなった荷物をおろした感覚。今まで人間関係や曲作りなどで、踏み込んだり向かったりすることをしているつもりで、できていなかった部分があるんだなと、今回のレコーディングでわかりました。今までとはちょっと違う世界観にはなりましたが、今だからこそというものにもなったんじゃないかなって。その象徴が「papa」や「boku」という曲。でも、もう45歳にもなって、20周年のアルバムで“パパ”と“僕”っていう曲があるなんて、やばくないですか(笑)?でも、そういう気持ちさえも、もう、どうでもいいやっていう感覚なんですよね。最後のアルバムだと思って(笑)、リリースします。――今年から来年にかけて、全国を100本もまわるツアーを開催されるそうですね。どんなステージになるのでしょうか。新作からの曲はもちろん演奏しますし、大きくは自分のルーツを辿っていくようなツアーになるんじゃないかなと思います。「100本」というのは、とてもわかりやすい数字ですし、母親もそうですがフォークシンガーの先輩たちは、ギター1本持って100本でも200本でもツアーをやっていた時代があったんですよね。こういう時期ですから、各会場で細心の注意と準備をして、「前編、中編、後編」の3段階に分けて、違う種類のステージをいろいろな楽しみ方で披露していく全国ツアーを100本まわろうと思っているんです。まずは、インディーズ時代によくお世話になった、東京の吉祥寺にある「曼荼羅」というライブハウスで6月5日から、スタートする予定です。どんなときも粛々と歌を届けていきたいーーお話は変わりますが、音楽活動以外のときは普段、なにをしていますか。日課やご趣味があれば教えてください。日課といえば、飼っている小鳥の世話になりますね。あとはビールより日本酒派なので、家でゆっくり日本酒を飲むこともあります。趣味は、家具屋巡りでしょうか。古着や古家具を見るのがすごく好きで、やっている音楽もそうですが、アンティークなものがとても好きなんですよ。誰かにとってのゴミみたいなものが、誰かにとっての宝物になる、という瞬間が良いなって。骨董市などに行くと、そういうものがたくさんあって、たとえば「こののっぺらぼうの木彫りの仏像、なんか訴えかけてくる……」というようなものが好きなんです(笑)。休みになると、そういうところに赴いて、ぶらぶらしていますね。――ステージ衣装などもおしゃれな印象がありますが、ファッションへのこだわりはありますか。とくに普段も意識しているところはないんですよ。衣装は、スタイリストさんについていただいていて、ステージでは、アーティストをどう見せるかではなく「曲がよく伝わるにはどんな背景が一番良いのか?」ということを考えることが大事なので、曲によって自分がどういう立ち位置でいられるかという観点で衣装を選んでもらっています。――いろいろなお話をありがとうございました。では最後に、今後の抱負をお聞かせください。このような状況下でもありますから、どうなっていくかはわかりませんが、とにかくどんな状況でも最善の注意と感度を保ちながら歌っていけたらと思っています。今年は100本ツアーがありますから、始まってしまうとめまぐるしい毎日だと思うので、それまでにどれだけ準備ができるかなのだとも思っています。何より行った先々で、みなさんにお会いできることを楽しみにしています。取材後記2022年にメジャーデビュー20周年という、記念すべき年を迎えた、森山直太朗さん。ananwebの取材では、新作のお話から普段のご様子まで、時に凛々しく時に楽しくお話ししてくださいました。「20周年は通過点」と語る直太朗さんのこれからのご活躍も応援しています。そんな直太朗さんのニューアルバムをみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。写真・北尾渉 取材、文・かわむらあみり森山直太朗PROFILE1976年4月23日、東京都生まれ。少年時代より一貫してサッカーに情熱を傾ける日々を送るが、大学時代より本格的にギターを持ち、楽曲作りを開始。その後、ストリートパフォーマンス及びライブハウスでのライブ活動を展開。2001年3月、インディーズレーベルより“直太朗”名義でアルバム『直太朗』を発表。2002年10月、ミニアルバム『乾いた唄は魚の餌にちょうどいい』でメジャーデビューを果たし、2003年「さくら(独唱)」のヒットで一躍注目を集めた。2005年に音楽と演劇を融合させた劇場公演『森の人』を成功させ、2006年は御徒町凧の作・演出による演劇舞台『なにげないもの』に役者として出演。劇場公演としてはその後も2012年『とある物語』、2017年『あの城』を上演。音楽だけにとどまらない表現力には定評がある。2018年10月~2019年6月まで、全51公演のロングツアー、“森山直太朗コンサートツアー2018~19「人間の森」”を全国各地で開催。2020年1月からNHK土曜ドラマ『心の傷を癒すということ』、4月からNHK連続テレビ小説『エール』に出演し、その演技力が評価された。2021年8月からテレビ東京ドラマプレミア23『うきわ -友達以上、不倫未満-』に俳優として出演。9月には、歴代名だたるアーティストがカバーしてきた名曲「遠くへ行きたい」、10月には同年1月に全国公開され、森山も出演した映画『心の傷を癒すということ』主題歌として書き下ろした「カク云ウボクモ」、11月にはテレビ東京系ドラマ24『スナック キズツキ』エンディングテーマ「それは白くて柔らかい」を配信リリース。2022年2月14日、シングル「愛してるって言ってみな」配信。3月16日にオリジナルアルバム『素晴らしい世界』をリリース予定。6月5日から「全国100本ツアー」を開催。10月には、デビュー20周年を迎える。InformationNew Release「愛してるって言ってみな」2022年2月14日配信New Release20周年オリジナルアルバム『素晴らしい世界』(収録曲)01. カク云ウボクモ02. 花(二〇二一)03. 愛してるって言ってみな04. 素晴らしい世界05. boku06. papa07. 落日(Album Ver.)08. すぐそこにNEW DAYS09. 最悪な春(Album Ver.)10. さくら(二〇一九)11. されど偽りの日々12. それは白くて柔らかい2022年3月16日発売*収録曲は全形態共通。(通常盤)UICZ-9213(CD)¥3,300(税込)*ダブル紙ジャケット仕様。*初回プレス出荷終了次第、同価格の通常仕様(UICZ-4598)に切り替わります。(初回限定盤)UICZ-9207(CD+詩歌集)¥5,500 (税込)【初回限定盤特典】・ボーナストラック3曲:さくら(二〇二〇合唱)、最悪な春(弾き語り)、ありがとうはこっちの言葉。・「森山直太朗 詩歌集」(全100曲、約200ページ)。*紙ジャケット&スリーブケース仕様。(ファンクラブ限定盤)D2CT-1737(CD+詩歌集+DVD)¥7,700(税込)*ボーナストラック、詩歌集は、初回限定盤と同内容。【ファンクラブ限定盤特典】・DVD(森山直太朗ファンクラブツアー2020「十度目の正直」ツアーファイナル配信公演 完全収録)・ファンクラブ限定盤オリジナル ビジュアルしおり。*ファンクラブ盤はファンクラブ会員限定販売。写真・北尾渉 取材、文・かわむらあみり
2022年02月14日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第100回は、恋活や婚活中に見聞きしてわかった、せっかく恋が進展している気配なのに、なぜかモヤモヤしてしまうその理由をご紹介します。1.なかなか連絡がこない【結婚引き寄せ隊】vol. 100気になっていた男性や、恋活・婚活で出会った男性とデートするなど、うまくいっているように思える状況なのに、なぜか心のどこかで何かがひっかかってモヤモヤした経験はないでしょうか。会っているときは相手の男性も優しいし、一緒にいるとすごく楽しい!だから女性側も気持ちがどんどん入っていくのに、「あれ?」という状況がまたやってくると、モヤモヤが増大。たとえば、「ちょっと声が聞きたいな」と思って連絡しても、全然連絡がつかないとき。電話しても出なくて、折り返しの連絡もかかってこないとか、LINEをしても既読にすらならないようなとき、ましてや既読スルーされてしまうときって、はたしてタイミングがわるいだけなのでしょうか。相手の男性が仕事中だったり、大事な用事があったりするともちろんスピーディに対応することは難しいですが、大事な存在の女性だとしたら、向こうの時間ができたときに必ず、「何かあった?」などと連絡をしてくるものです。女性側から連絡をして、たまたま相手の男性の都合があったり、興味が向いているときだけ会えたとしても、大事な女性を放っておいて平気な男性はあまりいないものです。気づいたら、女性側からだけしか連絡していない、いつも向こうの都合に合わせてしまっているというような状態なら、それは大事な存在ではないということ。しっかり相手の真意を見極めたいものです。2.こちらの話をすぐ忘れる好きな人とふたりで会話した内容を忘れてしまうことって、ありますよね。でもそれは、うれしくてテンションが高くなってしまったり、逆に緊張して頭が真っ白になってしまったり、相手の男性との交流がまだ慣れない時期にはたまにはあるかもしれないというぐらい。ですが、もう何度も会っているとか、けっこう話し込んだはずのことでも覚えていない、前にも話したことと同じ話をしているのにすぐに忘れてしまっているような男性の場合、もしかすると相手の女性に興味がないのかもしれません。もっとひどいパターンだと、こちらの話を忘れるだけではなく、なんとなくしか覚えていないために、ほかの女性とした会話と混同しているような男性も。気になる女性や、大切にしたい存在だとしたら、相手の話したことや考えていることは、忘れたくないものです。とはいえ、人によってはあまり覚えることがニガテなタイプもいるので、もともと忘れっぽいだけなのか、興味がないからインプットされないだけなのか、よく見ておくといいでしょう。3.聞いていた話と違うたとえば、仕事熱心で、毎日忙しく過ごして休みの予定も立てづらいはずなのに、偶然、女友達が街で彼がぶらぶらしているのを見かけたと聞く。または、いい会社に勤めていて経済力があるらしく、デートのときに来てくる洋服もブランドものっぽいと思っていたら、実は借金もあって、見栄をはっていたとわかる……。筆者のまわりで聞いた、いい感じになっている男性が「聞いていた話と違った」というお話ですが、こういった内容ではないとしても、過去に聞いていた話と違っていて、相手の男性に対して不信感を持つようになってしまったという女性も少なくありません。相手の男性も、最初から嘘をつこうと思って言ったわけではなく、ちょっと自分を大きく見せようとして言った話が、だんだんとその設定を忘れて話のつじつまが合わなくなってしまうこともあるのでしょうか。悪気がなくそうなってしまっただけなのか、ただの嘘つきなのか、しっかりと見定めたいものです。気になる男性に出会っても、ふたりでいてどこか違和感を覚えるようなことがあったら、勢いで進まずにちょっと立ち止まってみるのもいいかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、運命の恋をつかんでくださいね!文・かわむらあみり©Zinkevych/Getty Images©stock-eye/Getty Images©Vincent Besnault/Getty Images
2022年02月12日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第99回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その33をお届けします。1.自分のことしか話さない男【結婚引き寄せ隊】vol. 99それは30代と40代が集まる婚活パーティへ参加したときのこと。年齢的にも大人の男女が多かったことから、会場は落ち着いた空気に包まれていました。まず1対1で自己紹介をしながら、女性は着席のまま、男性はひとつずつ隣りの席へずれていきます。女性参加者は30代のほうが多いようでしたが、男性参加者は40代が多く、自己紹介を聞いていても安定している感じでした。ただ、20代や30代前半の男性のように、イメージとしては「なんとしても女性をつかまえるぞ!」というような勢いはあまりなく、少し物足りなさもありました。そんななか回ってきたある40代前半の男性は、仕事のこと、普段の様子、思い描く家庭像などを短い時間に一気に力説。他の参加者がゆったりしたテンポだからか、その男性のアピール力に、本気度が高いのだと感じ、その後のフリータイムで話しかけにいくことにしました。こちらがちょっと質問したことにも、3倍ぐらいの答えが返ってくるその男性。最初はじっくり話を聞いていましたが、こちらが話をしようとすると、会話をさえぎってまで「そうえいば僕もね」と自分の話をしてくるのです、それも何度も。次第に、おや…?と強烈な違和感を覚えた私。そうです、この男性は本気度が高いから自己アピールに熱心なのではなく、ただ単に“自分のことしか話さない男”だったのです。こちらは名前しか言っていないのに、なにも質問してこず、相手になる女性は誰だっていいんだろうなという印象。とにかく自分の話を聞いてくれる人がほしいだけで、ひたすら自分の生い立ちを話す男性の話が長くなりそうだったので、トイレに行くのでと伝えて、その男性のもとを去りました。一面だけ見ると好印象でも、深掘りすると「違った…」と感じることも少なくない婚活。道のりは長いなと感じたのでした。2.市場価値を気にする男それは30代がメインの婚活パーティに参加したときのこと。フリータイムが多めで、立食タイプのスタイルをとっていたため、テーブルに置いているソフトドリンクを自分たちで取りにいきながら、気に入った男女で自由に会話するというような場でした。パッと見たところ、清潔感のある服装できれいにしている女性がたくさん参加していて、男性もさわやかな印象の参加者ばかり。とはいえ、とくに第一印象でピンとくる参加男性もいなかったことから、できればまんべんなく会場にいる男性と話をしていこうと思い、会話の輪ができているところへ少しずつ顔を出しながら、相手の人となりを観察していきました。ひとつの輪を離れ、次にどの男性のところへ行こうかと思っていたら、目の前の男女が会話を終えたのか、女性がちょうどその男性のもとからサーっと別の男性のところへと去っていく様子。そこに残った白いシャツ姿の男性のところへ行くことにして、会話をしていたら、「今日でだいたい僕の市場価値がわかった」と言ってくるのです。え?と思って聞き返すと、婚活パーティに参加するのは乗り気ではなかったが友人に連れられて初めて来たということ、仕事ばかりで女性と縁がないため自分のポジションを確認するつもりで来たということ。どうやら本気で婚活しているというよりも、「俺ってどのくらいのもんかな?」という力試しでの参加のようでした。私がうっかり話しかけにいってしまったように、他の参加女性も何人か話しかけに来たことから、自分はモテる、そこそこの価値がある、と解釈している様子。でもそれって、違いますよ、ただ単に婚活パーティだから話しかけているだけでモテているわけではないんじゃあ…とは、初対面の男性に言えるわけもありません。さっきこの男性と会話していた女性がサーっとこの場を去ったのも、真剣に婚活していたらこの手の男性の力試しに付き合っている暇はない、と判断したのでしょう。そういう私も、話はそこそこにすぐ別の輪へと移動したのでした。3.「若いね」を連発する男それは30代から40代の男女が参加していた飲み会に参加していたときのこと。とくに出会いを探す人たちに向けた会ではなかったものの、週末ひとりでいるのが寂しい男女が集まる飲み会だからと、婚活の女友達に誘われて、仕事のあとに遅れて合流しました。すると、すでに少しお酒が入っていてゴキゲンぽい人もチラホラいて、こっちはまだしらふだったために冷静に参加者を確認。すると、目の前に座っていた30代後半ぐらいの男性が、横に座っていた同年代ぐらいの女性に向かって「いやあ、なんかキミ、若いね」と言っています。とりあえずビールを飲みながらその様子を見ていたら、またもや「若いね」という男性。その女性が童顔なわけでもなく、どちらかといえばちょっと年上風で、どうやら言動が幼いための皮肉で「若いね」と言っているらしいということが判明しました。そんなことを言われて女性もうれしいわけではなく、ムッとした表情で、友人と思われる女性がいる別の席へ移動。じっとその様子を見ていた向かいに座る私の視線に気づき、その男性から「なんの仕事してるの?」「今日はなんで来たの?」と質問攻めに。あわてて応えていたら、しばらくして「…若いねえ」という言葉。聞かれたからフツーに応えただけなのに…「はあ?」とつい口から出てしまい、ちょっとびっくりした顔になったその男性を尻目に、さっさと席移動したのは言うまでもありません。婚活していると、いろいろなタイプの男性に出会うことがあります。くれぐれも、みなさんも素敵な人に巡り会えますように。文・かわむらあみり©Westend61/Getty Images©Cavan Images/Getty Images©praetorianphoto/Getty Images文・かわむらあみり
2022年02月05日記念すべき【音楽通信】第100回目に登場するのは、日本のみならず海外でも高い評価を受け世代を超えてリスペクトされ続ける、アーティスト活動40周年を迎えた日本を代表するギタリスト、布袋寅泰さん!14歳のときにロックミュージックと出会った【音楽通信】vol.100日本のロックシーンへ多大なる影響を与えた伝説的ロックバンド「BOØWY」のギタリストとして躍進し、1988年のバンド解散後、アルバム『GUITARHYTHM』でソロデビューを果たした、布袋寅泰さん。以降、国内外でソロアーティストとしてはもちろんのこと、吉川晃司さんと結成したロックユニット「COMPLEX」としての活動や、他アーティストへの楽曲提供やプロデュース、映画やCMへの出演などさまざまなシーンで脚光を浴び続け、数多くのミュージシャンからもリスペクトされ続けている存在です。昨年アーティスト活動40周年を迎えた布袋さんが、2022年2月1日に20枚目のニューアルバム『Still Dreamin’』をリリースされたということで、音楽を始めたきっかけや普段のご様子なども含めて、さまざまなお話をうかがいました。――あらためまして、布袋さんの幼い頃の音楽環境やギターを始めたきっかけから、お聞かせいただけますか?僕は幼稚園からずっとピアノのレッスンを受けていましたが、ピアノは練習曲の連続で譜面通りにしっかり弾くという、基本の練習が長くて少し飽きていた部分もあってやめて。そのあとエレクトーンを習ったら、楽しかったですね。そんな14歳のときに、ロックミュージックと出会ったんです。ロックは自由で、どんな音を出してもいい世界。どんどんロックに惹かれていって、ギターにも興味を持つようになりました。でも、その時代はYouTubeもビデオもない時代だったので、ギターを練習するとしたら、レコードを聴きながら合わせて自己流で練習するしかなかったんですね。それから地元である群馬の高崎で、高校の仲間とバンドを組んだりしながら、17歳でプロを夢見て上京しました。はじめはバンドもなかなかうまくいかず、やりたいことすら見つからないような状況のときに、BOØWYのメンバーと出会い、そこから19歳でライブハウスデビューしたんです。6年間 BOØWYをやっていましたが、売れたのは最後の2、3年。最初はまったく売れず、貧困生活を送っていたときは、毎日マヨネーズごはんを食べていました(笑)。そこから、気がつけば昨年40周年を迎えて、いろいろな経験をしてきましたね。昨年はコロナ禍でライブ活動も制限されたなか、ポーズボタンを押して立ち止まるだけではなく、僕も布袋チームも「制約があるなかでも、やれることを力を合わせてやろう!」という気持ちで行動していました。――私が初めて布袋さんのライブに行かせていただいたのは、約30年前ぐらいの「COMPLEX」の大阪城ホール公演でした。「布袋さんだ!」とそのステージに圧倒されまして……。よく「実在するんだ」とか言われますが(笑)。たとえ当時を知らない方でも、最近ではCOMPLEXの1989年の曲「BE MY BABY」が、2019年に川口春奈さんが出演されていたシャンプーのCMで聴いたこともある方や、映画『キル・ビル』(2003年)のテーマ曲「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY(新・仁義なき戦いのテーマ)」は、いろいろなバラエティでもかかっていますよね。今井美樹さんの「PRIDE」という曲は僕の作詞作曲なので、20代の方でも、カラオケに行ったら歌うこともある曲なんじゃないかなと。僕も若い頃、雑誌『anan』を見ていましたし、ananwebをご覧になる若い読者の方は、世代でいえば僕のライブを見たことがない、アルバムを聴いたことがない方もいるでしょう。もし僕の姿を知らなくても、きっとみなさん、どこかで曲は聴いたことがあると思います。そういう方々にも、ぜひいまの自分を伝えたいですね。ライブをやっていても、昔は男性のファンの方が多かったのですが、だんだん女性も増えてきました。親御さんに小さい頃にライブへ連れてこられた子たちが大きくなって来てくれていて、10代や20代の方も多いんですよ。男性は「布袋―!」とこぶしをあげて野太い布袋コールを変わらず送ってくれるのもうれしいんですが、女性の方は一人ひとりが感じるままに踊ったり、楽しんでくれていたりするのもすごく伝わるので、もっと若い方や女性の方にもライブに来ていただきたいですね。――昨年の「第72回 紅白歌合戦」や「東京2020パラリンピック」開会式にもご出演されて、ロックファンの方は布袋さんの姿を見てうれしかったと思いますし、年齢問わず幅広い層の方々も布袋さんのご活躍を目にする機会となりました。「布袋」という名前を聞くことはあっても、実際にギターを弾く姿を見て、やっと「布袋寅泰」だと一致した方も多かったでしょうね。僕のギタースタイルは尖っていて、鋭角的な曲が多いから、「布袋」というと尖ったイメージの方も多いかもしれません。パラリンピックのときの曲は、このために書き下ろした「TSUBASA」「HIKARI」の2曲ということもあって、普段の僕のライブでは見せない、多くの部分を伝えられるいい機会でした。やさしかったり、力強かったり、すごく高揚する部分と静寂の部分、音楽的なギタリストとしての表情を見せることができましたね。そして紅白も、ソロで出演するのは初めてでしたが、今回はコロナ禍でとにかくみんな疲れていて、年が開けて「またがんばるぞ!」という気持ちになってほしい一心での出演でしたので、伝わるものも大きかったと思います。生まれ故郷の群馬の高崎で制作したアルバム――2022年2月1日に20枚目のニューアルバム『Still Dreamin’』をリリースされましたね。いつから制作されていたのですか。昨年の8月からですね。十数年前からイギリスに住んでいるので、ここ数年はイギリスでの音楽制作が多かったのですが、昨年のパラリンピック前から僕ひとりでロンドンから帰国して一人暮らしをしているので、家族とは7か月会っていないんです。コロナ禍で帰れない、予想のつかない状況になっているから、腰を据えて、いまでこそ伝えたいことも必ずあるはずだということで、今作は日本で制作しました。生まれ故郷の群馬の高崎に戻って、曲を書き始めたんですね。パラリンピックの少し前からです。――アルバムの表題曲でもある、1曲目「Still Dreamin’」は、歌詞もサウンドも鼓舞してくれるような力強い楽曲ですね。今回のアルバムは、コロナや環境など問題が山積みの世界のなかで、1日のスタートを軽快に前向きにスタートしようというメッセージを込めた曲が多いんです。いままでの作品には1度もなかった「ハッピー」がテーマ。能天気な意味合いではなく、とにかくうつむいていては何も始まらない、こんなときこそ音楽を聴いて気持ちをポジティブに、元気になってほしいという思いがあります。「Still Dreamin’」の「Still」は「いまもなお」という意味もありますが、思えば10代の頃にプロになりたくて、いつかギターで世界中を旅したくて、その夢を見たときから、僕の音楽家人生は始まりました。そしていまもなお、人から見ると長いキャリアでいろいろなものをつかんだように見えるかもしれませんが、いまだに「もっと知らない世界に向かって冒険していきたい」という思いがあふれていて。ワールドツアーを成功する夢はかなっていませんからね、いまだに夢を追い続けているんです。10代、20代の頃の気持ちを忘れずに、こうやって60代を迎えることができました。だから、同世代や長年のファンのみなさんはもちろん、さまざまな世代の方にも、ストレートにスッと受け入れていただける曲が多いアルバムになっていると思います。――2曲目「Do you wanna dance?」は、実は40年前に作っていた曲だそうですね。BOØWY時代に作っていた曲ですが、そのときのバンドのやりたい方向性と少しずれていて、そのまま引き出しに閉まったままだったんです。昨年になって、ふとこの曲のことを思い出して「待てよ、いまこそ響く曲なんじゃないかな」と再構築しました。でも瞬間冷凍したように、曲を作ったときの自分の生々しい感触は残っていますし、それが色褪せるどころか、むしろデジタル音楽が主流となりつつある現在、この曲が非常に新鮮に響いたので、アルバムに収録しました。――以前作られた曲も膨大な数をお持ちですよね?そう、だから作った曲はいちいち取っておかないで、ボツになるにはボツになる理由があるので(笑)、そういう曲は捨てますけどね。新しい曲もどんどん生まれてきますし。――この曲に限っては、違ったんですね。そうですね。40周年で原点回帰という思いと、群馬で曲を作っていたということもあって、バンド時代に曲を作っていたときのことも、いろいろと蘇ってきたんですよ。これまで作った曲はメッセージ性のあるものが多くて、とにかく夢をあきらめず、自分らしく毎日を自己更新していこう、というメッセージがおもだったんです。でも今回は、コロナ禍のなかでの家族への思いや自分のなかにあるやさしい気持ちも入っていて、いつもより表情豊かなアルバムですし、4曲目の「Starlight」や5曲目の「コキア」といった女性に向かって歌った曲も多いので、布袋は男のものと思わず(笑)、ぜひ女性も聴いてください。布袋というと、ロックギターの印象から荒々しいイメージかもしれませんが、実はどことなく女性的な部分もあるんですよね。今井美樹さんの「PRIDE」なんて、どこか自分のなかで「ギタリスト布袋」ではなく「ピアニスト布袋」という部分があって、できた曲ですし。ようやくいい意味で、表現力のバランスがよくなってきたところもあるので、これからは柔らかい音楽や、柔らかい気持ちも伝えていきたいですね。――昨年発売されたEP『Pegasus』から、アコースティックナンバーの12曲目「10年前の今日のこと」などの2曲がAlbum versionとして収録されています。「10年前の今日のこと」は、いい曲ですよね。この曲は、ロックダウンのなか、ロンドンの家でひとりでマイクを立てて、録音もすべて自分でやって作りました。“十年ひと昔”という言葉もありますが、東日本大震災から10年ということもありましたし、自分たちがイギリスへ移住してから10年ということもありましたし。母が旅立ったり、愛犬もいなくなったり、そんな寂しいできごとの一方で、娘は今年20歳になります。この10年の間にいろいろなことがありました。でもこの先の10年を考えたときに、きっとこれからAIやメタバースの時代になり、世界は変化していくと思いますが、振り返ったときに「いまの自分がどういうふうに映るだろうか」ということも思ったり。この曲は、前のことを振り返りながら、先のことを歌った曲でもあるんですよね。この曲は、みなさんが自分のことと重ねてじっくり聴いてくれる曲なので、ライブでもこぶしをあげて楽しむものとは違うんです。僕のライブはいろいろな表情がありますから、とくにコロナ禍のライブはみなさん声援は出せない、歌えないという状況。昨年のツアーでは、途中でアコースティックコーナーを設けて、この曲や懐かしい曲をアコースティックギターで披露したら、それが逆にすごく新鮮だったようです。笑っている人がいたり、泣いている人がいたり、こちらもすごく胸が熱くなりました。――ツアーといえば、5月に群馬の高崎芸術劇場から始まる全国ツアー「HOTEI the LIVE 2022 “Still Dreamin’ Tour”」はどんなステージになりますか。今回のアルバム『Still Dreamin’』からの曲や、ライブ映えする曲をやります。加えて、昨年の40周年ツアーは制約があって各会場に半分のお客さんしかご覧になれなかったから、そんなみなさんも含めて久しぶりに以前の曲も聴きたいでしょうし、懐かしい曲も披露します。ベストツアープラス『Still Dreamin’』という感じですね。最初から最後まで、おもしろいツアーになると思います。――さらに2月4日から2週間限定で、映画『Still Dreamin’ ―布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズム―』が全国公開となりますが、ドキュメンタリー映画なのですね。僕の40年を辿るような内容になっています。少しファンタジーな部分もあって、自分と自分が向かい合って対話するという、普通のドキュメンタリーとは違う、おもしろい作りなんですよね。いま見るとかわいいもんですが(笑)、ヤンチャで暴れん坊で、でもまっすぐ夢を目指している鋭い目があった若い頃の自分も見れて、昔ながらのファンの方には懐かしい映像もあります。ananwebの読者の方や若い世代の方、僕の名前は知っているけれど僕のことをそれほど知らない方にも、ご覧になっていただきたい。こういう時代だからこそ、音楽が非常に力を持っているということ、また、夢は若者たちだけのものではなく、大人になってもずっと追い続けるものなんだぞ、というメッセージが伝わる映画です。それこそ、ご家族で、親御さんと一緒に見てもけっこう楽しめる映画だと思います。みなさんが元気になる音楽を続けていきたい――アルバムリリースの2月1日は、60歳のお誕生日でしたね。イギリスの家族のもとに帰れないので(笑)、まさか60歳の誕生日をひとりで迎えるとは思いませんでしたね。でも、この日は映画のプレミア上映会があったので、ファンのみなさんとも会えて、ひとりじゃなかったです(笑)。せっかくいい作品を作ったので、ひとりでも多くの人に観てほしいですし、聴いてほしいですし、ここが踏ん張りどきなのでもうちょっとの我慢ですから、がんばります。――音楽活動以外のときの布袋さんのご様子がまったく想像できないのですが、どのように過ごしていらっしゃいますか?そうですよねえ、想像できませんよね。僕は、みなさんがびっくりするぐらい、おだやかな毎日を過ごしていますよ。いまは予期せぬ一人暮らしということもあって、料理も洗濯も掃除も自分でやりますし、花を買うのも好きですし。人目につかないように散歩することもあります。寂しいですが、いまは人に会えないですからね。映画やテレビばかり観ているかといえばそうでもなく、音楽ばかり聴いているかといえばそうでもなく。――お部屋でだらんとされているイメージがまったくないです。いえいえ、そんなときもありますよ(笑)、いつもきっちりしていないです。僕を知っている人たちは、ステージのときだけ、シャキーンとするイメージでしょうね。どちらかというと普段は、ほんわかしたイメージだと思います。いつもみなさんのお目に留まるときは、テレビなど一番オンなときですからね。でも、音楽を聴いてもらえば、僕のイメージの向こう側といいますか、人となりみたいなものも伝わればいいなと思います。――布袋さんは常に日本のロックシーンを牽引し続け、誰もがその背中を追う存在ですが、そのバイタリティはどこからくるものでしょうか。また、夢をかなえるモチベーションを持ち続けるには、どうすればよいと思われますか。夢を目標と置きかえてみても、あまり大きな夢を持ちすぎてもかなわないような気もしますし、かといって、小さな目標は夢と呼ぶにはふさわしくないような印象もありますよね。夢というのは心躍る言葉だけれども、なかなか自分から言葉にできない部分もあると思うんです。止まぬ雨はないわけで、明日は必ず来るわけで、そのときにどんな気持ちで明日を迎えるかが大事ですよね。我慢しなければならないことも多い現代のなかで、立ち止まってじっくり考えることも大事だけれど、ずっと足踏みをし続けるわけにもいかない。やっぱり、一歩前に踏み出す勇気だと思うんです。立ち止まりすぎてもろくなことを考えないですから、扉を開けたり窓を開けたり、同じ通学路や通勤路でも、昨日とちょっと違う気持ちで何かを探そうとすれば、いきいきとする自分もいるはずなんですよね。モチベーションというと、僕は「この先には何があるんだろう?」という好奇心が強くて、ひとつのゴールを超えても「さて、次は何があるか?」と、気持ちを切り替えます。命に関わることではない限り、人生って、どうにかつながっていきますよね。だから、大なり小なり迷った時は、自分のなかの声を聞く。そのほうが、おもしろいことにつながっていくと思うんです。とくに若いうちは、絶対そのほうがいいと思いますし、大人になったときのことを考えなくても、気がつけば大人になっているから。――いろいろなお話をしていただき、ありがとうございました。では最後になりますが、今後の抱負をお聞かせいただけますか。まずは新しく決まった全国ツアーをしっかりやりたいです。そしてコロナ禍によって、予定にあったヨーロッパツアーやアメリカツアーといったワールドツアーの夢が一度閉ざされている部分もあるので、一段落つき次第イギリスに戻って、夢に向かって活動を継続していきたいです。音楽が好きでやっているので、1日でも長くいきいきとみなさんが元気になるような音楽を続けていきたいですし、心身ともにムキムキにはなりたくないですが(笑)、ヘロヘロにはならないように、コントロールしていきたいなと思います。取材後記偉大なるギタリストである、布袋寅泰さん。ananwebの撮影時、布袋さんが部屋に入られる前に、ご準備いただいた幾何学模様のギターを先に拝見しただけでもBOØWY〜COMPLEX〜ソロとそのロックを聴いて育った筆者は息をのみました。「象徴的なあのギターを見るだけで僕だとわかりますし、いろいろな音が聴こえる、歴史を刻んだギター。宝物ですし、僕の身体の一部です」と布袋さん。ステージではカッコよく、お話しされる際はジェントルマンな布袋さんのニューアルバムと映画をみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。写真・北尾渉取材、文・かわむらあみりヘアメイク・原田忠(資生堂)スタイリスト・井嶋 一雄(Balance)スーツ ¥621,500、シャツ ¥69,300、ベルト ¥99,000、チーフ¥29,700/すべて ブルネロ クチネリ(ブルネロ クチネリ ジャパン株式会社)(問い合わせ先)ブルネロ クチネリ ジャパン株式会社 03-5276-8300布袋寅泰PROFILE1962年2月1日、群馬県高崎市生まれ。日本のロックシーンへ大きな影響を与えた伝説的ロックバンドBOØWYのギタリストとして、1982年にアルバム『MORAL』でデビュー。1988年のバンド解散後、同年にアルバム『GUITARHYTHM』でソロデビューを果たす。また、吉川晃司と結成したユニットCOMPLEXとして1989年にシングル「BE MY BABY」でもデビューし1990年に解散。以降、ソロアーティストとして、そして同時に他アーティストへの楽曲提供、プロデューサー、作詞作曲家としても才能を高く評価されており、映画やCMへの出演などさまざまなシーンで活躍している。クエンティン・タランティーノ監督からのオファーにより提供した「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY(新・仁義なき戦いのテーマ)」 が映画『KILL BILL』(2003年)のテーマ曲となり、世界的にも大きな評価を受け、いまもなお世界で愛されている。2012年よりイギリスへ移住し、4度のロンドン公演を成功させる。2014年にザ・ローリングストーンズと東京ドームで共演を果たし、2015年に海外レーベルSpinefarm Recordsと契約。インターナショナルアルバム『Strangers』がUK、ヨーロッパでCDリリースされ、全世界へ向け配信リリースもされた。2021年にアーティスト活動歴40周年を迎え、日本武道館公演を無観客配信にて開催。また、同公演を完全パッケージした映像作品『40th ANNIVERSARY Live “Message from Budokan”』やEP『Pegasus』をリリース。8月24日には、東京2020パラリンピック開 会式にて「TSUBASA」「HIKARI」の2曲を制作/出演。圧倒的なパフォーマンスが世界中から高評価を受けた。2022年、2月1日に20枚目のニューアルバム『Still Dreamin’』をリリース。2月4日から映画『Still Dreamin’ ―布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズム―』が全国ロードショー。5月から8月までは全国ツアー「HOTEI the LIVE 2022 “Still Dreamin’ Tour”」を開催する。InformationNew Release『Still Dreamin’』(収録曲)01. Still Dreamin’02. Do you wanna dance?03. Let’s Go04. Starlight05. コキア06. オペラ07. Pegasus (Album version)08. 理由09. Rock & Soul Music10. Pure11. 世界は夢を見ている12. 10年前の今日のこと (Album version)2022年2月1日発売(通常盤)TYCT-60190(CD)¥3,300 (税込)(初回生産限定盤)60th Celebration EditionTYCT-69229(3CD+フォトブックレット+グッズ)¥6,600 (税込)<付属>・29曲合計約150分 2枚組ライブCD・60Pフォトブックレット・メモリアルピックセット・三面デジパック+三方背スリーブケース仕様。写真・北尾渉 取材、文・かわむらあみり ヘアメイク・原田忠(資生堂) スタイリスト・井嶋 一雄(Balance)
2022年02月03日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第37回は、まだ終わりが見えないコロナ禍の影響を受けるママたちの状況をお届けします。1. 園や小学校が休みになり困るママ新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか「まん延防止等重点措置」の対象地域も増えて、10代以下の子どもたちの感染も広がっているようです。お子さんのいるご家庭では、まず大人が感染しないこと、そして知らずに感染して子どもにうつさないなど、気を配るママやパパも多いはず。そんななかで、お子さんの通う保育園や幼稚園、小学校のクラスにひとりでも感染が確認されると、まわりの子どもたちも濃厚接触者となり登校禁止になるなど、集団感染を避けるための影響が拡大してきているようです。筆者のまわりでも、「会社の先輩のお子さんが通う小学校が突然学級閉鎖になった」など、休園や学級閉鎖の話を度々耳にするようになってきました。事前にわかっていれば子どもの預け先をきちんと確保できることもありますが、本人が感染していなくても、園や学校の状況によっていきなり休みとなってしまうため、準備ができなくて困るママが続出。はやくコロナ禍が収束することを祈るばかりです。2. いきなり「濃厚接触者の疑い」になってしまったママ外出自粛が続くいま、感染者が増加することにともなって、濃厚接触者も増えています。たとえPCR検査をして陰性で無症状だったとしても、一度濃厚接触者に該当してしまえば、自宅待機を余儀なくされてしまいます。濃厚接触者の定義といえば、現時点では陽性者の同居者、マスクなど適切な感染防護をせずに陽性者と接触した人などいろいろな線引きはありますが、身に覚えがないのに保健所から突然連絡が入ると驚いてしまうこともあるかもしれません。今年に入って、休園となる保育園が相次ぎ、過去最多となったといわれていますが、まわりのご家庭でも「子どもの通う保育園が休園になった」というママや、「子どもが濃厚接触者とされる人と接触して自分も濃厚接触者の疑いが出た」という話も。PCR検査で陰性であればひとまず安心ではあるものの、のちの再検査で陽性になるケースも少なくないようで、ここまで感染拡大が続くと、いつどこで誰が感染してもおかしくありません。引き続き、ママはもちろん、子どもら家族全体で、厳重な感染対策を行いたいものです。3. リモートワークも滞るママ今年に入って、全国でオミクロン株による第6波が懸念される状況で、子どもたちが通うところがいきなり休園したり学級閉鎖になったりと、仕事を持つママは頭の痛いところ。急きょ子どもの一時預かり先を探すために奔走することとなり、それを見て戦々恐々としているワーママも増えているようです。ここにきてあらためて保育園のありがたさを実感するワーママや、外部の預け先が見つからずに急きょ両親を頼って子どものお世話をしてもらうことにしたワーママなどさまざま。とはいえ、お子さんの年齢によって、そこからさらに違いがあるようです。自身の勤め先も在宅ワークが可能となり、かろうじて自宅での子どもの見守りができて安心するワーママでも乳幼児の場合は手がかかるため、リモートワークが滞ってしまうことがあります。混乱してしまうママもいるかもしれませんが、世界的にコロナ禍となる今、自分だけではなくみんな同じだと思って、なんとかこの状況を乗り切っていけたらいいですよね。新型コロナウイルスの感染状況や防止策、定義などについての詳細は、その都度きちんと厚生労働省やお住まいの都道府県のサイトなどの最新情報を見て、確認しておくと安心です。みなさんが健全なママライフを送れますように。文・かわむらあみり©nicoletaionescu/Getty Images©Nando Martinez/Getty Images©SDI Productions/Getty Images
2022年02月01日【音楽通信】第98回目に登場するのは、声優としてアニメやゲームなどで数多くの作品に携わりながらも、音楽活動やドラマ出演でも注目を集める、増田俊樹さん!高校生の頃に聴いたロックサウンドが音楽的ルーツ【音楽通信】vol. 992011年から声優活動を本格的にスタートし、『アイドリッシュセブン Third BEAT!』和泉一織役、『僕のヒーローアカデミア』切島鋭児郎役、『ヴィジュアルプリズン』ディミトリ・ロマネ役ほか、洋画の吹き替えやナレーション、舞台など、数多くの作品で活躍中の増田俊樹さん。アーティストとしては、2019年から音楽活動をスタートされた増田さんが、2022年1月26日に1stシングル「Midnight Dancer」をリリースされるということで、お話をうかがいました。――声優では2011年に『遊戯王 ZEXAL』(2011〜14年)で初レギュラーを獲得され、2013年にアニメ『サムライフラメンコ』(2013〜14年)で初主演を務め、その後数多くの作品でご活躍中です。そもそも増田さんが声優を目指されたきっかけ、影響を受けた作品から教えてください。高校生の頃に観たアニメに影響を受けて、「僕もこんなカッコいいことをやってみたい」という思いを持ちました。以前から芸能界に憧れもあったのですが、多感な時期で顔を出すことに抵抗があり、「顔を出さない声優なら自分にも目指せるかも」と興味を持ったことが声優になったきっかけです。TVアニメ『天元突破グレンラガン』(2007年放送)や『コードギアス反逆のルルーシュ』(2006年〜07年放送)などの作品に大きく影響を受けました。ゲームなども好きだったので、こういった「ひたすらカッコいいアニメに出たい!」という気持ちが強かったです。――その後、ご自身名義での音楽活動を2019年3月に発売の1st EP「This One」で開始され、2021年9月リリースの2ndアルバム『origin』も好調です。声優だけでなく、音楽活動をすることになった経緯と、そもそもの音楽的なルーツもお聞かせください。レコード会社のトイズファクトリーとご縁があり、マネジメント所属することになった後、音楽活動に興味はあるかと聞いていただいたことが、音楽活動をすることになった直接の理由です。音楽的なルーツといえば、もっとも自分に影響があると思うのは、高校生の頃に聴いていたロックバンドのサウンドですね。もともとBUMP OF CHICKENさんの楽曲が好きだったので、偶然にも同じレーベルであるトイズファクトリーで音楽に挑戦できるというのは、幸運だと思っています。初めてTVアニメのオープニングテーマを担当――2022年1月26日に、1stシングル「Midnight Dancer」をリリースされます。1月12日から放送中のTVアニメ『殺し愛』(毎週水曜24:00 TOKYO MXほか)のオープニングテーマでもありますね。初めてTVアニメのオープニングテーマを担当するということで、とてもプレッシャーを感じた制作でした。ただ、大変だったぶん、タイアップさせていただいた『殺し愛』のイメージを壊さない世界観を作れたのではないかと思っています。ミュージックビデオやジャケットなどのヴィジュアル面においても、原作を読んでいる方々にも気づいてもらえたらうれしい要素を含んでいるので注目してみてください。――冒頭からホーンがカッコいいアーバンジャズとなっている表題曲ですが、ご自身ではどのようなイメージで今作を歌っていますか。グルーヴ感を大事に、かつダーティな世界観を感じていただけるように、少しスレた歌い方をしているかもしれません。『殺し愛』という作品名から感じるセンシティブなイメージから「どんなストーリーが展開されるんだろう」と、曲と合わせて想像していただけたらうれしいです。――2曲目のバラード「ひび」は、どんな思いを込めて歌っていますか。今回、カップリング曲を作るということも初めてで、タイアップ曲と同じCDに収録されるもうひとつの曲と考えると、どんなバランスで作るのがいいのだろうかと悩みました。最終的には、発売日が冬だということと、1曲目「Midnight Dancer」が持つシリアスさとの対比を狙って、2曲目「ひび」はゴリゴリのウインターソングに仕上げています。みなさんが冬を感じるときに、この曲を聴いてくれたらうれしいですね。――増田さんの音楽活動において、声優として役になって歌を歌うのではなく、ご自身として歌う場合に、心がけていることはありますか。僕と制作チームが一緒に作る音楽を、聴いてくれる方々にしっかり届けたい、という気持ちがより強いです。音楽は、人生に少し変化を与えてくれるスパイスになればいいな、とも思っていますね。どんなときも気分が前を向く作品を作っていきたい――音楽活動の一方、1月クールの連続ドラマ『パティシエさんとお嬢さん』(毎週金曜23:00 テレビ神奈川ほか)に、功至役として出演されますね。どのような役どころとなりますか、また、ドラマの見どころもお聞かせください。パティスリーを舞台にしたラブストーリーなのですが、僕はアルバイト店員として、パティシエさんの奥野丈士(崎山つばさ)や、店長の帯刀稜(村井良大)に茶々を入れる、楽しい役どころです。出演シーンもおもにこの3人でのカットだったので、少しふざけた場面が多いかもしれません(笑)。お互い気になっているのに打ち明けることができず、一向に進展しない丈士と“お嬢さん”こと波留芙美子(岡本夏美)の恋の行方をやきもきしながら見られるドラマになっています。――お話は変わりますが、増田さんはおうち時間をどのように過ごしていますか。ここ2年ほど、自分がふと仕事以外でやっていることを思い返すと、ジムに行くか、家でゲームをするかでしたね(笑)。外食も減り自炊することも増えましたが、どれも自分にとってはこだわりの強いものなので、充実した日々を過ごしています。――楽曲ではさまざまなシチュエーションの歌を歌ったり、アニメ作品ではいろいろなキャラクターになったり、恋物語に触れることもありますが、増田さんが思うすてきな女性像をお聞かせください。男女問わずですが、新しいことも吸収し、努力できる人がすてきな人ではないでしょうか。――では最後に、増田さんの声優としての、そして音楽活動をするうえでの今後の抱負を教えてください。これからも引き続き、見てくださる方に夢を与え、一瞬でもまた頑張ろうと思っていただけるような作品づくりに参加したいです。音楽も同じように、楽しいときも辛いときも気分が前を向くような作品を作っていきたいですね。取材後記声優としてはもちろん、現在放送中のドラマでも俳優としてその姿を見せ、音楽活動でも新たな顔を見せてくれている、増田俊樹さん。今後も、ジャンルレスに活躍の場を広げて、活躍されるのが楽しみですね。そんな増田さんのニューシングルをみなさんも、ぜひチェックしてみてください。取材、文・かわむらあみり増田俊樹PROFILE1990年3月8日、広島県生まれ。出演作に、アニメは『コタローは1人暮らし』(狩野役)、『アイドリッシュセブン Third BEAT!』和泉一織役、『僕のヒーローアカデミア』切島鋭児郎役、『ヴィジュアルプリズン」ディミトリ・ロマネ役、その他洋画の吹き替えやゲームなど、数多くの作品に出演。増田俊樹名義での音楽活動は、2019年3月に1st EP「This One」をリリースし、スタート。2022年1月26日、1stシングル「Midnight Dancer」をリリース。InformationNew Release「Midnight Dancer」(収録曲)01.Midnight Dancer02.ひび03.Midnight Dancer (Instrumental)04.ひび(Instrumental)2022年1月26日発売*収録曲は全形態共通。(通常盤)TFCC-89723(CD)¥1,430(税込)(初回生産限定盤)TFCC-89721〜2(CD+BD)¥2,420(税込)<初回生産限定盤付属 BD 収録予定内容>「Midnight Dancer」Music Video、BEHIND THE SCENE「ひび」/Recording Documentary(期間生産限定盤)TFCC-89724(CD)¥1,430(税込)取材、文・かわむらあみり
2022年01月21日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第36回は、ママ友の知り合いが増えると出てくる、あまり「近づきたくない」と思うタイプをご紹介します。1. 習い事自慢をするママ【ママライフばんざい!】vol. 36子どもが通園・通学をしていると、どうしても関わりができてしまうのが、親同士のつながり。そんな親同士の交流のなかで、なるべく「近づきたくない」ママ友のエピソードをご紹介します。まずひとつめは、「習い事自慢をするママ」です。コロナ禍となっている現在は、あえて人の多い教室へ通う習い事を控えているママも多いようですが、なかには習い事もひとつのブランディングのように考える方もいて、子どもの習い事に熱心なママも変わらず存在します。そういったタイプのママの場合、すでに子どもがお腹のなかにいるときから、例えば英語を聞かせるなどの教育がスタートし、子どもが小さいうちはのびのびとさせるという考えを持たない人が多いように思います。だからこそ、習い事の数も、成長するにつれてどんどん増えていくようです。習い事自慢をするママと関わると、「今日もお稽古事で忙しい」などと、いつも何かしらの子どもの習い事の予定が入っていて、ママも忙しさをアピールしていることも。さらに、「おたくはどんな習い事をしているの?」と、まわりのママ友にもすかさず習い事の有無をリサーチ。たまたま同じ習い事をしていたら、今度はどのくらい進んでいるのか、子どもの様子を聞いてくるなど、付き合いきれません。習い事自慢をするママとは、なるべくお近づきになりたくないものです。2. 洋服のブランド確認をするママ続いては、「洋服のブランド確認をするママ」です。ママ自身の服装はもちろんのこと、自分の子どもの服装にも気合を入れつつ、まわりの家庭の子どものファッションにも目を光らせているタイプのママも存在します。子どもが通う幼稚園や小学校に制服があるときは、まだそれほど表立ってブランド確認をしていないママも、いざプライベートで遊ぶときの子どもの洋服のブランド確認は欠かしません。「いい服ねえ、それどこのブランド?」などと、褒めていると見せかけつつ、すかさずチェック。子どもが私服で園や学校に通う場合は、この手の確認が、さらに日々のものとなります。クラスの誰よりも自分の子どもがステイタスのあるファッションをしていることが自慢になるママの場合、いかに目に見える持ち物で勝負をするのかが、重要なようです。本来は子どもの健やかな成長や、友だち同士との交流、園や学校での学びなどが主軸のはずですが、それ以外のところでマウンティングを取ろうとするママ友には、お近づきになりたくないものです。3. 勉強のできを強調するママときどき、自分の子どもの「賢さを強調するママ」もいるようです。「クンはここまでしかできなかったらしいけど、うちの子はこんなに進んでいるんです」といったことを、さりげなくアピールしてくるといった、勉強ができる自慢をしてしまうタイプ。こういったママは、とにかく子どもの優秀さを誰かにホメてもらいたい意識が強いよう。ですから、近くにこの手のママ友がいたら、「すごいですねえ〜」などと適当にホメつつ、持ち上げておけば問題なし。とはいえ、それが毎回のことだと、辟易してしまうこともあるでしょう。それに、たとえそのママの子どもより自分のところの子どものほうが優秀であっても、あえてそれを言わないほうが無難。なぜなら、よけいにやっきになって勝とうとしてくるかもしれないからです。その影響がそのママ友の子どもにも及んで勉強漬けになると、なんだか気の毒ですよね。いずれにしても、度を過ぎた言動のママ友には、お近づきにならないのが、健全なママ友ライフを送るコツかもしれません。ママになると、どうしても出てくる子どもから派生するお付き合いですが、なるべくそこでは無理をしたくないものですよね。とはいえ、ママによってはいろいろな考え方があるので、さまざまな価値観の違いもあるんだなと、受けとめておくといいかもしれません。みなさんが親子で楽しい生活が送れますように!文・かわむらあみり©FatCamera/Getty Images©Zinkevych/Getty Images©SDI Productions/Getty Images
2022年01月21日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第98回は、したくてしているわけではないけれど、気づくとイマイチな男性に夢中になっていたり、自分自身の恋愛のクセから恋をつかみそこねてしまう、ダメ恋に陥りやすい女性の特徴をお届けします。1.つい見返りを求めてしまう【結婚引き寄せ隊】vol. 98妙な男性には絶対に引っかからない女性もいれば、まわりから心配されてアドバイスを受けたとしても、どうしてもダメな男性にばかり思いを寄せてしまう女性もいます。また、相手の男性のタイプにかかわらず自分自身の恋愛のクセによって、なかにはダメな恋を続けてしまったり、せっかくのご縁さえも遠ざけてしまったりする女性も。そんなダメ恋をつかんで時間を無駄にしないためにも、事前にこんな特徴があったら改善したいものです。ひとつめは、相手に「つい見返りを求めてしまう」タイプ。実際のところ、あまり自覚がない場合も多いようですが、何かをしてあげることでそのぶんのリアクションを期待してしまうタイプが当てはまります。とくに相手の男性が喜んでもいないのに、自分自身の勝手な思い込みで親切の押し売りをしてしまったり、尽くしすぎてしまったり。そうされることがうれしいタイプの男性ならその行為も喜んで受け入れられるはずですが、そうではないことに気づかず見返りを期待してしまうと、うまくいくはずの恋でも、うまくいかなくなってしまいます。もしもそういった傾向があると感じたら、改めたいものです。2.人を見かけだけで判断する「人を見かけだけで判断する」タイプの女性は、外見的要素のみで恋に落ちたり、相手を遠ざけたりしてしまいがちです。よくあるのは、イケメン好きで相手の男性を顔の好みだけで選んでしまい、付き合ったはいいが浮気されて全然幸せな恋ができなかったり、そもそも自分自身がセカンドや遊びの立場だったとしても甘んじてそれを受け入れてしまうような、はたから見ると自ら不幸を選んでいる場合です。ルックスの良し悪しは別としても、パッと見た感じがものすごく“いい人そう”に見えるのに、実は裏ですごく遊んでいた……など、外見的要素を重視しすぎると、思わぬ結果を招いてしまうこともあるでしょう。確かに相手を表す要素として、表に出ているものは判断材料にしやすいものではありますが、あくまでも参考程度にしたいところ。知り合った段階から、できれば相手の男性の内面的な部分をしっかりと知っていくプロセスを経てから、どんな人なのかを再確認したり、幸せな恋ができそうなのかを把握したりできると安心です。見かけだけで恋心をスパークさせてしまうと、あとが大変になりますよ。3.おごられ癖がある続いて、恋をつかみそこねてしまったり、男性から敬遠されたりしがちなのが、「おごられ癖がある」タイプの女性。まだ若くて相手の男性の保護本能をくすぐるようなタイプは、守ってあげたいと思わせると同時に、食事などの際のお会計でも自然と「ごちそうしてあげたい」と思ってもらえることもあります。そういった場合や、女性にお金を出してもらうことに抵抗のある男性の場合は、そのまま金銭的な面はお任せでいてもいいかもしれません。ですが、一度ならともかく、何度もお茶や食事に行く機会があっても、お会計のときにあえてトイレに立って支払わなくて済むようにする女性や、一緒にレジに行ってもたとえポーズでさえ自分のお財布すら出さないという女性も。こういったタイプの女性は、男性から敬遠されてしまいます。本当にお金がない、という理由でおごられ癖がある場合もあるでしょうが、若い頃おごられすぎてある程度年齢を重ねても昔の気分のまま支払わない癖が残っている女性、金銭面にルーズな女性、相手への感謝が足りない女性と思われてしまうこともあるでしょう。毎回が難しい場合でも、せめて何度かに一度は自分からごちそうしたり、ふたりの仲を進展させたいなら手料理を振る舞う機会を作るなど、感謝の気持ちを見せられるようになると、恋の展開も変わってくるかもしれませんね。いい恋がしたいなら、相手探しも大事ですが、自分自身のことを振り返ってみると、何かヒントがあることも。くれぐれも、みなさんにとって素敵な恋ができますように。文・かわむらあみり©JackF/Getty Images©martin-dm/Getty Images©Drazen Zigic/Getty Images文・かわむらあみり
2022年01月17日結成10周年を迎える、マカロニえんぴつ。確かな演奏力と構成力から生み出されるサウンドとエモーショナルなボーカルが、心を捉えて離さない。メジャーファーストフルアルバム『ハッピーエンドへの期待は』でも、その抜群のセンスが光る。「インディーズ時代も入れると実は3枚目のフルアルバム。カラフルで面白い作品ができました」(田辺由明・Gt&Cho)「個性の強い14曲を収録しています。昨年の活動は思わぬことの連続だったので、今年何かを始めたら、できればそれは全部ハッピーエンドで終わりたい、という期待をタイトルに込めていて。同名曲は映画『明け方の若者たち』主題歌ですが、作りがいがありました」(はっとり・Vo&Gt)煌びやかなタイアップ曲や新曲を含む今作。メンバーそれぞれの持ち味を堪能できる楽曲が揃った。「僕が作曲した『トマソン』は、デモの段階ではジャズが少し入った楽しい曲。でも変化をつけたくて、サビはバンジョーのようなフレーズをギターで弾いていて。ドラムもサンバのようなリズムにするなどいろいろなアイデアがありました」(高野賢也・Ba&Cho)「もともと僕が作っていた『好きだった(はずだった)』は、昨年『王様のブランチ』テーマソングにとお話をいただいた際、みんなで再構築しました。うまくハマってくれたのでうれしかったです」(田辺)「コロナ禍の自粛期間に作った『ワルツのレター』が『news23』の新エンディングテーマになりました。作曲当時、ライブが延期や中止になり暗い気持ちになった不安感を曲にしていて。エレクトリックピアノの音色を加工し、息苦しい宇宙で歌い、最後はサビで解放されるイメージで作り、明日への一歩になるよう願いを込めています」(長谷川大喜・Key&Cho)『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』主題歌「はしりがき」やDISH//に提供した「僕らが強く。」のセルフカバー、ファン待望の弾き語り楽曲の音源化「キスをしよう」他、心に残るメロディと珠玉のポップネスがはじける。「国民的アニメに携われて光栄でしたし、どの世代にもそれぞれのメッセージが刺さる作品で、一緒に走らせてもらったような感覚もあって、映画を観て感動しました。セルフカバーについては、しないアーティストもいると思いますが、僕らはフラットです。『キスをしよう』はもともと姉の結婚式のために作った曲。式場で反応が良く、ライブでも反響があり、ラジオで歌っても評判になったので収録しました」(はっとり)サウナをテーマにハードロックが轟く新曲「TONTTU」にはバンドの奥深さとスタンスが垣間見える。「タイアップの曲ばかりだと、真面目すぎる盤になるので」(田辺)「全体のバランスを考えた結果です(笑)。今年の活動のイメージとしては、2月から全国ツアーがあるので実のあるものにしたい。できれば年末は『紅白歌合戦』にも出演したいですね」(はっとり)メジャー1stフルAL『ハッピーエンドへの期待は』。リード曲「なんでもないよ、」他、全14曲。【初回生産限定盤(CD+Blu‐ray)】【初回生産限定盤(CD+DVD)】各¥5,500【通常盤(CD)】¥3,300(TOY’S FACTORY)左から、長谷川大喜(Key&Cho)、高野賢也(Ba&Cho)、はっとり(Vo&Gt)、田辺由明(Gt&Cho)。2012年、神奈川県で結成。メンバー全員が音大出身。日本武道館2Daysを皮切りに、2月15日から全国14か所を回るツアーを予定。※『anan』2022年1月19日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・髙田勇人ヘア&メイク・飯束ゆうこ取材、文・かわむらあみり(by anan編集部)
2022年01月16日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第97回は、婚活していると出会う“女性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っているちょっと勘違いしている女性の特徴をお届けします。1.上から目線がデフォルト【結婚引き寄せ隊】vol. 97出会いを探しているなかで、時に遭遇するのは、「自分はモテている」と勘違いしている女性。でも、ふたを開けたら実はけっこう、イタい女性だったりする場合もあるようです。そんな女性の特徴のひとつめは、上から目線がデフォルトのタイプ。女友達がみんな自分より下のレベルだと決めつけているような態度で、恋愛の話を女性同士でしていても、「うん、うんわかるよー」と肯定から入りながらも、「でもそれはすればになるから」など、なぜか常に上から目線で恋愛アドバイスをする場合も。アドバイスをするほど経験豊富ならまだしも、そうではない場合がほとんどのようです。さらに、飲み会などで男性と知り合うと、その場にいるみんなが連絡先の交換をしているなかで、ひとりだけ「私の連絡先を聞くなんて早すぎる」などと、妙にミステリアスを気取る場合もあります。男性たちがその手の女性をたいして気にしているわけではなくても、「私のこと気になってるでしょ!?」と、謎の自信をまとう始末。冷静にそんなタイプの女性を見ているまわりは、あちゃーと思ってしまうのでした。2.自慢話が多いイタい女性といえば、自慢話が多いタイプも、手に負えないことがあるかもしれません。いつも片想いの男性に呼び出されるのが夜中という女性がいて、「この間もすぐ来いって連絡されてさあ」と、それを自慢げに語っていました。「いつでも会いたくなっちゃうみたいで」などと話していましたが、まわりの友人たちは、いやいやそれは都合のいい女では…と、心配。でも、それとなくまわりが忠告しても、恋に落ちているその女性は聞く耳を持ちません。それどころか、他にも誰々が私に気がありそうだ、などと、どういう解釈なのか、自分がモテているアピールがすごいのです。「〇〇くんはこんなコトをしてくれた」といった、いかに相手の男性が自分のためにやってくれたことがあるか自慢もしばしば。たとえ勘違いじゃなかったにせよ、モテていることをあからさまにアピールすると、まわりにいる人たちはシラけてしまいます。とはいえ、それはそれで、勘違いしても幸せそうだから意外と本人はいいのかも、と思ったのでした。3.セクシーすぎるセクシーすぎる女性に遭遇したときも、いろいろな意味で、大丈夫かな?と心配になってしまいます。自分のことではないのにヒヤヒヤしてしまうのは、とくに飲み会の席での、セクシーすぎる女性。たいがい肌の露出の多いファッションをしているその手の女性は、天然なのかわざとなのか(きっとわざとでしょうね…)、胸が見えそうなトップスでまわりの男性を翻弄。見るに見かねた友人が「見えそうだよ!」と教えても、「ああ平気、平気〜」と、どこ吹く風。まあ、もともとファッションを気にする女性なら、お酒が入る場で、露出の高い服装はしませんよね。こういったタイプの女性は、肌にぴたっとフィットしすぎるファッションも好きだったりと、自分のカラダに自信があるのでしょうか。ボディアピール大の女性は、男性の視線を集めると、「今日もまた飲み会でみんなが私を見てくるの」と、女友達には、なぜかモテて困った風に、かつどこかうれしげに申告。いやあもう、勘違いも度が過ぎると、同性同士でも何も言えませんよね。本当に幸せはいずこへ…。出会いを探していると、男女問わず、さまざまなタイプに出会うことがあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、素敵なご縁をつないでくださいね!文・かわむらあみり©FG Trade/Getty Images©Justin Case/Getty Images©Juanmonino/Getty Images
2022年01月10日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第96回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その33をお届けします。1.故郷暮らし前提の男【結婚引き寄せ隊】vol. 96それは婚活サイトで知り合った男性と初めて会う約束をしたときのこと。サイトに掲載されていた自己紹介欄には、年齢や職業、出身地、趣味といったリストがありました。その男性は、地方出身のサラリーマンで、大学卒業後に入社した会社で20年近く働いている真面目そうなタイプでした。事前に何度かメールでやりとりした後に、実際に都心のカフェで会うことになり、その男性はサイトで見ている通りの堅実そうな印象を受けてひと安心。というのも、サイトに掲載されていた写真と実物が全然違うことがあるので、このときはそのままの雰囲気の男性でした。結婚相手なら真面目な人がいいなと思っていたので、普段の様子から将来のことまで、初対面ながら順調に話が進んでいきました。そのうち子どもの頃の話になると「って行ったことありますか?」と、その男性が生まれ育った地方について質問され、「両親が向こうに住んでいて僕は長男だから帰るつもりなんです」と、突然切り出してきました。帰省という意味で、お休みなどに帰るのかと思いきや、「結婚したら故郷で暮らしたいのでいいですよね?」と、なかなかに重大な決断が要ることをサラッと聞いてきます。相手の男性の故郷についていくなんてまったく考えていなかった私は、「それはちょっと難しいかもしれません」と正直に答えると、無言になる男性。その後は、それまでの順調な会話がウソのように、とってつけたような世間話をちらっとしただけで、解散することになりました。どうやらその男性は、一緒に故郷で暮らす女性を探していたようで、ガッカリした様子。いやいやいや、だったら、手間もかかるんだから、最初からサイトに明記しておいてくれたらお互い無駄骨折らずに済んだのに。まあ、最初から書いてしまうと会える人が狭まるからなんだろうけど、なんとも消耗した1日なのでした。2.半ズボンの男それは20代から40代まで、幅広い世代が集まる飲み会に参加したときのこと。店内には大きめのテーブルがいくつかある程度のこぢんまりとした洋風居酒屋に集まって、わいわいと和やかに食事やお酒を楽しんでいました。奥のほうの席に座っていた短髪にソフトマッチョな外見で、いかにもスポーツマンタイプの男性は、ニコニコ笑顔を振りまいていて、そのテーブルのムードメーカーといったところ。その男性がトイレで席を立つときに気づいたら、真冬なのに半ズボン姿だったのが印象的でした。飲み会ではとくに出会い探しの場ではなかったものの、同じテーブルについた男女ともに、自然と仲良くなっていく感じでその飲み会の後日、同じ参加者でまた飲み会があるという知らせが。仕事終わりに急いで行くと、お店の前でばったり、そのスポーツマンタイプの男性と遭遇しました。もはや安定の半ズボン姿で、「ここに来るまで何駅分か走ってきた」というその男性。その日の飲み会も楽しく過ぎたけれど、とりあえず恋につながりそうな出会いはなく知り合いが増えただけでした。ですが、知り合いが増えたらそこからまた紹介の話などにつながる場合もあるので、今後に期待しようと思ったのでした。3.肩が白い男それは婚活パーティに参加したときのこと。おもに30代の男女が集まるそのパーティでは、決まった時間設定があるというよりも、フリータイムを何度か行って自力で交流するというスタイルで、とりあえず近くで目にした輪の中に入りました。男女5、6人が輪になったその場所では、飲み物を片手に、ざっくばらんに自己紹介がスタート。ひとりずつが話しているときに、ちょいちょい合いの手のようなものを入れる、スーツ姿の男性が笑顔で好印象でした。最初は気づかなかったのですが、しばらくしてから、スーツ姿の男性の肩がなんだか白いものが見えて、なんだろう?と凝視。ただ、あまり見すぎても気があると思われてもなんだし、とチラチラその男性の方を盗み見していました。なぜかその男性の横にいた女性が、右、左と、続いて「では〜」と別のグループへと移動していったので、どうせ空いているからと男性の横に行くと……。遠くから見ると、その男性の方に白いものが見えている気がして、糸くずでも落ちているのかと思ったら、なんと白いフケが肩にびっしり。至近距離でフケを確認してしまい、ムリ……と思ってすぐその場を離れたのでした。身だしなみは気をつけたつもりでも、どうしようもないときって、ありますよね。もしかしたら、体質の問題を抱えていたのかもしれません。でも、それなら目立たない色の服を着てくればいいだけで、初対面の相手と会う席では、なるべくきれいにしていきたいものです。婚活していると、さまざまなタイプの男性に出会うことがありますが、くれぐれも、みなさんもお気をつけて、運命の恋をつかんでくださいね!文・かわむらあみり©PeopleImages/Getty Images©Dusan Stankovic/Getty Images©JohnnyGreig/Getty Images文・かわむらあみり
2022年01月05日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第35回は、関わりたくないママ友たちの特徴をお届けします。1.気に入らないママ友だけ連絡しない【ママライフばんざい!】vol. 35保育園や幼稚園に子どもが通っていると、ママたちとの付き合いが何年間か固まってしまうものですよね。だからこそ、多少イヤなことがあっても、できれば穏便に過ごしたいところ。ですが、人がたくさんいればいるほど、自分とは合わないママ友だって出てくる可能性は高まります。そんな関わりたくないママ友エピソードのひとつめは、「気に入らないママ友だけ連絡しない」人。これはママ友との交流だけに関わらず、明確に「気に入っている人」「気に入らない人」に分けて人と接しているタイプのママ友だと、そのクセは学生時代から続いている場合もよくあります。もともとグループに分かれることを好み、物事が正しいか、そうでないかということではなく、自分自身が好きか、嫌いかという二択だけで人を判断しがちなタイプがママになって、いい大人になっても同じようなことを繰り返していることが多いもの。こういったタイプがまったく関係のない立場のママ友ならほうっておけばいいですが、同じクラスに子どもが通う保護者同士だと、まったく関わらないわけにはいかなくて困ってしまいます。たとえ自分がその手のママ友に気に入ってもらったとしても、いつどんなタイミングで気に入らないチームに区分けされるかわかりません。この手のママ友には、なるべく普段から距離を詰めすぎずに、接していけるといいですよね。2.やたらと委員を強調するあるママ友の場合、もともとまわりを取り仕切るような役割が大好きなタイプで、クラス委員に率先して立候補している人がいました。他のママ友たちにしても、いつもお世話になっている園や学校に役立ちたいという思いはありながらも、ママ友たちの家庭事情はさまざまで、委員になると忙しくなることもあってどちらかといえばやりたくない人も。そんななかで毎年、率先してクラス委員になって、常にクラスのことを考えているそのママ友は、ありがたい存在でもあります。ただ、他のママ友は知っているのに、自分の耳には入ってこないような情報があると「クラス委員なのに連絡がきてませんけど」と、トゲのある言い方で報連相を強いてくるのだとか。確かに、クラスの何かに関わる重大なことなら、クラス委員に報告するでしょうが、けっこうどうでもいいような「くんのところが今度旅行に行くらしい」という世間話まで、クラスの間のすべての動きを知りたがるようです。それはもともとの性格なのか、それとも長年クラス委員をやっているから、知らない間にクラスの人たちの詳細をつかもうとするようになってしまったのかは謎。いずれにしても、あまり肩書きばかりを強調するようにはならないほうが、健全なママ友付き合いができそうですよね。3.そもそも感じが悪いこれを言ったらおしまいですが、そもそも感じが悪いママ友って、あまり近づきたくないですよね。とはいえ、自分自身では特定のママ友と会うと「感じが悪いな…」と思ったとしても、同じように感じない人もいるかもしれません。感じが悪い、苦手だな、と感じるママ友がいたとしても、もっと踏み込んで交流してみれば、意外と話のわかるママ友というパターンもなくはない話。ですが、言葉で言わなくてもだいたい肌で感じる雰囲気は、当たっているときもあるのかもしれません。なんであのママ友だけ仲良くなれないんだろうなと、思い悩んで頭を抱えていては体に悪いものですし、歩み寄ろうと努力してもなんともタイミングが合わない人だってこの世にはいます。そんなときは、ただ相性が合わないだけということ。100人いたら100通りの考え方や好みがあるので、全員と良好でいられるようにするのは難しいものです。感じが悪いママ友がいても、そしてママ友ではなくてもそれが感じの悪い知り合いだったとしても、人生のなかでそんな人たちと触れ合うのは、ほんのひとときだけのことと知っていれば、なんとかやりすごすことができることもあるのではないでしょうか。ママになると、さまざまな人たちと交流する場合もあるはず。でもそんなときになるべく穏やかな生活が送れるといいですよね。みなさんが健やかなママライフを送れますように!文・かわむらあみり©Sima_ha/Getty Images©draganab/Getty Images©Highwaystarz-Photography/Getty Images
2021年12月31日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第95回は、婚活していると出会う、ちょっと遠慮しておいたほうがいい男性の特徴をお届けします。1.自分はイケてると思っている【結婚引き寄せ隊】vol. 95出会いを探しているときは、いろいろ出会いの場所へ足を運ぶ機会も多いはず。そうしていくなかで、「おや?」と思ってしまう男性のひとつめは、「自分はイケてると思っている」タイプ。つまり、自分で自分をカッコいいと思っている男性です。ある男性は、その場にいたみんなが初めましてで自己紹介をするときに、聞いてもいないのに「よく俳優のに似てるって言われるんだよね、そんなに似てるとは自分では思わないけど」と、自ら俳優レベルのビジュアルであることを申告。しかも20代の若手人気俳優の名を口にしたその男性は、30代後半……。もし似ていたとしても、まわりに気づかれて「似てるよね?」と言われるならともかく、誰にも聞かれていないのになんだかなあと。全然似てないよ、とはさすがに言えない雰囲気で、「……言われてみれば(苦笑)」となぜかフォローする人も。さらには、連絡先の交換をしようという話になった際、「僕の連絡先をほしい人!」と、ノリノリで携帯をふりかざしていた姿を見て唖然。そんなにあなたの連絡先が人気だと思っているのですか……と、心のなかでつぶやいたのは私だけではないでしょう。のらりくらりと交わし、結局その男性の連絡先は聞きませんでした。やっぱり、妙に勘違いしている人って、厳しいですよね。2.強引すぎる楽しい飲み会のはずが、「強引すぎる」タイプの男性のおかげで、うんざりしてしまったこともありました。お酒が入ると、ある程度気が大きくなってしまうところは誰にだってあるかもしれませんが、それが周りを楽しくする振る舞いかそうでないかによって、ずいぶん印象が変わってくるものです。「彼女募集中」だと言うある男性は、隣りに座る女性を見境なく口説いていくという、軽々しさ。最初に座った女性は、まだその男性の本性がわからなかったため、「こんなかわいい子と出会えるなんて運命かも」という歯の浮くような台詞なのに、だんだんとまんざらでもない雰囲気になっていっていました。ただ、女性がトイレで席を立つと、他の女性に対しても同じような言葉でその男性が口説きだして、相手に「はあ?」と怒られそうになると、サーっとその場を離れるという逃げ足のはやさ。少し離れた場所でその光景を見ていた女性陣からは、「アイツ要注意!」の警報発令。一部警戒する女性陣がいることをわかっているものの、相変わらずそばにいる女性を口説く強引なその男性。「俺に口説かれたら誰だってうれしいはず」という謎の自信で、強引すぎて敬遠する女性多数ながら、そのぐらいの空気の読めなさがあるほうが本人は幸せなのかもしれないと思いました。3. 頼られていると思っているときどき遭遇することがある、自分は「頼られていると思っている」男性。本当に頼り甲斐があって、周りから信頼されている男性もなかにはいるのですが、そうではない勘違い系の男性だっています。その様子がよくわかるのは、アルバイト先や職場といった、働く場所かもしれません。ある男性は、誰も頼んでいないのに、「どうした?悩みがあったらいつでも言ってくれていいから!」と、一方的に連絡先を書いたメモを渡してくることがありました。確かに本当に悩んでいて誰にも言えないタイプに寄り添うなら、そのアプローチは正しいかもしれないものの、そうではないタイプにもグイグイと悩みごとを話すように迫っていくのは違うんじゃないのと思う人が続出。“どんどん頼ってくれ”と、頼ってもいないのに発してくる男性は、もしかすると善意で行動しているのならいいことでもあるため、なかなかハッキリと嫌だと言いづらいこともあります。本当に頼られている男性ならいいのですが、頼られていると思っている男性は、ちょっと厄介かもしれませんね。恋活や婚活をしていると、ちょっと変わったタイプの男性にも遭遇してしまうことも。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、素敵な恋をつかんでくださいね。文・かわむらあみり©Minerva Studio/Getty Images©aleksle/Getty Images©Moon Safari/Getty Images
2021年12月20日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第94回は、彼氏が浮気男なのに別れたくない彼女に着目。そんな不幸を呼ぶ習慣を断ち切って幸せになろう!という理由を3つご紹介します。1.「付き合ってもらっている」【結婚引き寄せ隊】vol. 94シングルの時は出会い探しが大変なものの、いざ恋人ができたからといって、いつも安泰とは限りません。なかでも、相手が浮気男だったら最悪です。そんな男性を彼氏に持つ女性は、浮気男なのに別れないでいても、けっして幸せには見えません。恋人同士は対等なはずなのに、彼女のほうがなぜか「付き合ってもらっている」という、自分を低い位置に見ている意識があると、なかなか浮気されてもすぐ別れよう、という思考回路にならないこともしばしば。付き合う前はどちらかの片想いだったとか、いわゆるふたりの気持ちの強さに違いがあったとしても、いざ付き合ってしまえば、ふたりは恋人同士なわけですから、妙に下手に出る必要はありません。付き合う前の経緯なのかそれとも、付き合ってからのふたりのパワーバランスなのかはわかりませんが、相手が浮気をしても平気だという女性以外は、傷つく心に気づかないふりをしないでいたいもの。しっかりと事実に向き合うほうが、自分で自分のことを守れるだけでなく、その恋はもちろん、未来の恋の行方を左右するはず。暗い恋をするよりも、明るい恋をするほうが、女性は輝きます。2.「モテるから仕方ない」ときどきいるんですよね、彼氏がほかの女性と浮気をしていることが周囲に知れ渡っているような状態でも、彼は「モテるから仕方ない」なんて、浮気男を野放しにしている女性。もしかすると、そもそも彼女も最初は浮気相手から恋人へと昇格したという流れがある場合もありますし、そうではなくひたすら彼氏のことが好きすぎて、目をつぶっているのかもしれません。いずれにしても、モテるからって、本当に自分以外の女性と関係のある男性が、いいんでしょうか?確かにモテると恋のライバルも多いですし、そこまで異性に魅力がある人なら、諦めの境地に達するときもあるかも。でも、本音を言えばやっぱり「自分だけを大切にしてくれる人がいい」という女性がほとんどです。それに、そんな男性を将来のパートナーに選ぶよりも、もっと誠実でもっと愛してくれる素敵な男性が、この世にいるかもしれません。そのときに、「本当の幸せ」の意味を知ることになるのでしょうか。モテるから遊んでいてもいいなんて本音じゃないなら、一刻も早く浮気男とは別れましょう。そうすると、心から笑顔になれる日が多くなります。3.「尽くしたいだけ」女性のなかには一定数、男性のお世話をすることが好きだというタイプが存在します。いまの時代は、昔で言うところの亭主関白タイプはウケず、自立した女性を尊重してくれるような男性や、むしろ女性側が男性を引っ張るような組み合わせも出てきました。そんななか、甲斐甲斐しく彼氏のことをお世話するタイプの女性は、仕方なくそうなっているのではなく、実は自分が「尽くしたいだけ」ということが少なくありません。同じ目線に立って、肩を並べて発展させていく…というようなのびのびとした恋よりも、尽くして喜ばれることが好き、尽くしている自分が好きということも。それはもしかすると、何かをしてあげたことによって得られる見返りが好きなこともあるでしょうし、そんなことはなくただ単に、つい手を差しのべてあげたくなってしまうだけという、奉仕精神が強いのかもしれません。ただ、尽くせば尽くすほど図にのってしまう男性もいて、それが当たり前の状態になると、浮気だって平気で許されると思ってしまうことも。一見、尽くしたい彼女と尽くされてOKの彼氏は円満風ですが、よく考えればそれってすごく理不尽。もし尽くすなら、尽くし甲斐ある男性を厳選すべきです。心にスキマ風が吹いていることに気づいたら、ふたりの恋を見直しましょう。恋をしていると、つい目の前にいる相手のことが冷静に見れなくなってくることもあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、素敵な恋で笑顔になってくださいね。文・かわむらあみり©Neustockimages/Getty Images©tool51/Getty Images©Kathrin Ziegler/Getty Images
2021年12月14日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第93回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その31をお届けします。1.旅行が好きな男【結婚引き寄せ隊】vol. 93それは20代から40代までの幅広い年代が集まる、カジュアルな婚活パーティに参加したときのこと。まずは自己紹介タイムで会場にいる人たちと、数分間会話をする際、自分の名前や仕事、趣味などを書いた簡単なプロフィールカードを相手と交換します。初対面同士ゆえに、プロフィールカードは重要で、そこにある「仕事」や「趣味」などから最初の会話のとっかかりをつかむことがほとんど。このときは、30代のサラリーマンの男性と会話する番になり、プロフィールカードを見ると「趣味」に「旅行」と書いてありました。さっそく旅行についてたずねてみると、「時間があれば国内外にひとりで旅行してしまう」とのこと。「もし結婚したら家族で旅行できるからいいですね」と言うと、「え?家族で……旅はひとりだからいいんですよ。家族ができてもひとりの時間は大事ですから」という返事が。え?と思いながらもすぐ次の人との会話の時間になり、結局旅行好き男性とはそれっきり。ひとりの時間はもちろん大事ですが、自分の愛する家族と一緒にいても旅の思い出を分かち合いたいという気持ちより、自分優先で独身時代のままのような気持ちが強すぎるなんて、こりゃないなと即断。逆の立場でよく男性は、海外旅行が好きな女性を嫌がる、と聞きますがそれは「お金がかかりそうだ」と思うから。でも男性が(しかも自分ひとりだけが)旅行好きというのも、経済力があったとしても、家族と共有していくやさしさが足りない気がして、なんだかなと思ったのでした。2.カッコよすぎる男それは30代がメインの婚活パーティに参加したときのこと。その会を開催している会社のパーティには、それまでにも何度かいろいろな種類に足を運んだことがあったものの、このときは久しぶりに参加していました。すると、パッと見ただけでも明らかにカッコよすぎる男性がひとり、参加していたのを発見。その男性は、長身で甘いマスクのさわやかな印象で、その日の参加者のなかでダントツに目立っていました。まわりの参加女性たちもその男性を見て笑顔になるなど、見た目で圧勝しているような雰囲気に。ただ、恋活ならまだしも婚活なので、あまりにカッコよすぎる男性は女性関係で苦労したり、経済力は比例しないこともしばしば(イケメンでお金持ちなら婚活するまでもなく女性が寄ってくることが多いので)。ということで、カッコよすぎる男性が気になりながらも、婚活会場にその手のタイプがいることに少し不思議だなあと思っていました。その日のパーティの終盤、参加男女が、希望する相手の番号を書いてカップリングしたらその後連絡先を交換したり、一緒に帰ったりというタイミングになって、意外にもそのカッコよすぎる男性は誰ともカップリングせずの結果。帰りは入り口に近い人から席を立つため、たまたま出るのが最後になった私がふと、婚活パーティのスタッフの方が並ぶ場所を見ると、あのカッコよすぎる男性がスタッフと談笑しているではありませんか。まさか、サクラだったのかな…もしくは、男性の頭数が足りなくて頼まれて参加しただけなのかな、だからあえてカップリングしないよう番号書かなかったのかもねと、イケメンが婚活にまぎれこんでいた理由が最後になんとなく腑に落ちたのでした。とはいえ、スタッフの方に「サクラだったんですか?」と聞くこともなく、事実はわからないので、本気で出会いを探していたカッコいい男性だったのかもしれません。3.長髪の男それは飲み会に参加したときのこと。友達の友達がまた友達を呼んでくる……といったかたちで、なるべくシングルの男女が集まるようにと企画された飲み会の場。職業や年齢で区切ったものではなかったため、さまざまなタイプの男女が集合していました。とりあえずテーブルごとに鍋を食べることになって、それぞれ食材を入れていく人、おしゃべりしている人など自由な感じ。そんな同じテーブルに、ヘアゴムで無造作に髪を結んでいた、長髪の男性がいました。「バンドでもやってるの?」と、隣にいた男性に聞かれた長髪の男性は、「まさか」と即答。気になっていたので、向かいに座っていた私も聞き耳を立てていました。「じゃあ、クリエイターかなんか?」と聞かれ、面倒くさそうに「違う」と言う長髪の男性。なんだか聞いてはいけない雰囲気を醸し出していたから、質問していた男性は「……ふーん」と言ったきり、もう長髪男性には興味がなさそうに、鍋を食べ始めました。それを見ていた同じテーブルの女性が、「なんで髪をのばしてるんですか?」とすかさず質問したら、笑顔で「長い髪が好きなんだ」とひとこと。理由が言いづらかったというよりも、女性に話しかけられたら笑顔で返すということは、単に女好きなのかなと思いながら、ただわいわいと食事をして何も収穫なく終わったのでした。婚活していると、必ずしも気になる人と出会えるわけではないので、こんなときもあります。出会いを探していても、すぐにハッピーエンドに結びつくとは限りません。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、運命の恋をつかんでくださいね!文・かわむらあみり©ajr_images/Getty Images©GlobalStock/Getty Images©kali9/Getty Images文・かわむらあみり
2021年12月06日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第92回は、ついダメ恋をつかんで時間を無駄にしがちな女性の特徴をお届けします。1.バンドマンがスキ【結婚引き寄せ隊】vol. 92いわゆるダメンズウォーカーといわれる女性は、まわりから心配されアドバイスをされたとしても、それでもなぜか心配になってしまうような男性(ダメンズ)に思いを寄せたり、ダメな恋を続けてしまったりする傾向があります。そんなダメ恋をつかんで時間を無駄にしないためにも、これからご紹介する特徴を知ってピンときたら回避して、楽しい恋をする参考にしてみてくださいね。まずひとつめは、「バンドマンがスキ」という女性。プロアマ問わず、ステージに立つその姿は、思わず惹きつけられてしまう魅力にあふれているものです。中学生ぐらいまではクラシックが好きで、以降はロックにハマり、ライブハウスなどにせっせと足を運んでいた筆者のまわりにも、当時からバンドマンが好きな女性はたくさん存在しました。そのバンドを応援することは素晴らしいことですし、バンドマン自身も悪いわけではありませんが、あまりにもバンドマンにのめり込んでしまって視野が狭くなる女性は、ダメ恋に陥りがちなようです。ステージでパフォーマンスするボーカリストや、カッコいいサウンドを響かせるプレイヤーに夢中になるほど、実際にまわりにそんな男性がゴロゴロ転がっているはずもなく、理想と現実の壁にモヤモヤ…。つまりは、その人が一番カッコよく見える場所で恋してしまうため、日常生活でバンドマン風なタイプの男性を探してもなかなかいない、いたとしてもその人はステージに立つ仕事ではないのであんまり気持ちが入らないということも。とはいえ、別にカッコいい男性じゃなくても、自分のことを大切に想ってくれる男性のほうが楽しい恋ができるのは言うまでもありません。2.追いかける恋がスキ「今日は目が合った!」と喜んでいたり、「なんとしてでも振り向かせてみせる!」と息巻いていたり、追いかける恋がスキだという女性は一定数います。追いかけること自体が悪いわけではなく、受け身な恋よりも能動的な恋を好むからこそつかめる恋もあるでしょうから、絶対にそれがダメ恋だとは限りません。ただ、相手から好かれてアプローチされる場合に比べて、自分から追う恋は間違いなく労力を使うことが多いもの。好かれて付き合うとスムーズに進展するところ、相手との関係を縮めることからトライして、さらにとっておきの存在である恋人というポジションになるためには、努力だけではどうにもならないことも…。たとえ魅力的な女性でも、相手の男性のタイプではない場合もあれば、すでに恋人がいる場合もあるでしょうし、そもそも恋愛に興味のない男性なのに追い続けて、しまいには嫌われてしまうリスクもはらんでいます。気づくと、その男性が好きなのではなく、“追いかける感覚がスキ”になっている可能性も。そうこうするうちに、貴重な時間がどんどん過ぎてしまいますから、追いかけ傾向のある女性は「そろそろ見切りをつけよう」と区切って、新しい恋にも目を向けましょう。3.尽くす自分がスキもともと気配りができるタイプの女性は、まわりの人たちを自然とサポートしてしまう面がありますよね。そんなタイプの女性が恋をすると、気持ちが入るため、よりいっそう相手の男性に尽くしてしまうようです。相手のためだと思って、なんでもやりすぎてしまうと、そのうちそれが当たり前だと思って、相手を付け上がらせてしまうことにもなりかねません。それが付き合う前ならなおさらのこと、ただの便利な人扱いされてしまう危険もあり、尽くすことが必ずプラスになるとは限らないパターンも。そしてつい尽くしてしまう女性は、実は、尽くしている自分がスキ、という場合もあるんですよね。その見極めはけっこう難しいかもしれません。いずれにしても、尽くしすぎていいことはありませんから、恋がうまくいかないときは、少し立ち止まって冷静に振り返ってみるといいですよ。出会いを探していると、つい自分の好みに振り回されてしまうこともあるかもしれません。そんなときはひと息ついて、心を新たにより幸せになるようなご縁をつかんでくださいね。©PeopleImages/Gettyimages©The Good Brigade/Gettyimages©nensuria/Gettyimages
2021年11月28日【音楽通信】第94回目に登場するのは、「奏(かなで)」「全力少年」ほか数々のヒット曲を世に送り出している、ソングライターのふたりからなるユニット、スキマスイッチ!バンド活動を経てあるきっかけでユニット誕生写真左から、大橋卓弥、常田真太郎。【音楽通信】vol. 94大橋卓弥さんと常田真太郎さんという、素晴らしいソングライターのおふたりからなるユニット、スキマスイッチ。1999年に結成し、2003年のメジャーデビュー後は「奏(かなで)」「全力少年」「ボクノート」、近年ではドラマ『おっさんずラブ』シーズン1(テレビ朝日系 2018年)や劇場版(2019年公開)の主題歌「Revival」など、数々のヒット曲をわたしたちのもとに届けてくれていますよね。そんなスキマスイッチが、2021年11月24日にコンセプトオリジナルアルバム『Hot Milk』と『Bitter Coffee』を2枚同時にリリースされるということで、音楽的なルーツなどを含めて、おふたりにお話をうかがいました。――あらためて、まずはおふたりが影響を受けたアーティストから教えてください。大橋それは中学生の時にファンクラブに入っていて、一番ハマったアーティストだといえる、ザ・ビートルズです。ただ、学生時代はまわりのみんなが聴いているのと同じようにJ-POPも好きで、ヒットチャートの上位になっていたMr.Childrenやスピッツ、B’zなども聴いていました。常田僕もタクヤと同い年なのですが、早生まれなので学年は違うものの、同じような音楽環境でしたね。カラオケで歌える曲を聴くというのも、当時、音楽を聴く上での指針だったと思います。上位ランキングのアーティストやDEEN、ZARDといったみんなで歌える曲をCDショップで借りてきたり、ワゴンセールで買ったり、というのがひとつの流れというか。まだ洋楽は聴いていませんでした。大橋卓弥(オオハシタクヤ/Vocal, Guitar)。1978年5月9日生まれ。――1999年にスキマスイッチを結成されて、2003年7月にシングル「view」でメジャーデビューされましたね。結成のいきさつから、デビューにいたるまでの経緯をお聞かせください。大橋僕たちは別のバンドをやっていたのですが、おたがいの出身が愛知県で一緒だったので、僕の中学校の先輩に、シンタくん(常田さんの呼称)を紹介してもらいました。もともと僕はこの先輩とバンドを組んでいて上京したんですが、バンド活動がうまくいかなくなって、解散したんです。その後、ひとりで何かできないかなと、20、21歳ぐらいのときは渋谷の公園通りのあたりで、ストリートミュージシャンとして演奏していました。最初は路上で弾き語りをしていても、誰も足をとめてくれる人がいなくて、場所を変えたり試行錯誤していて。そのうち聴いてくださる方も増えてきて、そんな方たちに何か作品を作って、持って帰ってもらいたいなと考えるようになったんです。その頃、シンタくんはアマチュアのバンドさんたちに、アレンジや録音をやりますよ、という募集をかけていました。それを知っていたので、当時お金がないなかでどうやってCDを作るか考えた末、安く制作してもらえないかなと、シンタくんに1曲レコーディングしてもらったんですよ。シンタくんはそういった録音以外にも、いろいろなバンドをかけもちしていたなかで、知り合いのアレンジャーさんに自分の録音した作品などのワークスを持って、売り込みにいくことがあったみたいで。その前日に僕のお願いした曲が完成して、ワークスの最後に僕の曲を一応入れたら、その曲だけが、アレンジャーさんにひっかかったんです。常田真太郎(トキタシンタロウ/Piano, Chorus, Organ, Other instruments and total sound treatment)。1978年2月25日生まれ。そのときに、「この子と一緒に活動してるの?」と聞かれて、シンタくんは「やってる」って言ってしまったみたいで。僕としては一緒にやってなかったんですけど(笑)。これがきっかけで、ふたりの活動もやるけれど自分の活動と並行してやろう、どうせ自然とだめになっていくだろうしなと思っていたんですよ。でも、ふたりで活動しだしたら、シンタくんも曲も歌詞も書くので、自分だけでは作らない曲の広がり方、世界観が面白いなと思って。あるとき自主制作のCDを作ろうとなって、ユニット名をつけることになったんです。バンドを組んでいたときは意気込んで横文字のかっこいい名前にしていたんですが、かっこいいとされるものは時代とともに変わっていくこともあり、ちょっととぼけた感じのものはずっと残っている気がしたんです。ふたつのワードをひっつけて名前にしようと、目についたものをおたがいに言ってみて、糸が垂れて引っ張るタイプの電気を見て「スイッチ」というワードが出て、「響きがいいね」となりました。そのときは下積みの貧乏な時代だったので、アパートもボロボロで窓や襖のたてつけも悪く隙間があいていたので、それを見て「スキマ」というワードも出て、「とぼけた感じでいいね」と。それで「スキマスイッチ」というユニット名が誕生しました。それからはふたりで活動しながら、あるオーディションに参加したときに、僕らを見つけてくれたのがいまの事務所で、その流れでデビューへとつながりました。2枚のアルバムは“入門編”と“いま出したいもの”――2021年11月24日に、約3年半ぶりとなるコンセプトオリジナルアルバム『Hot Milk』と『Bitter Coffee』が2枚同時にリリースされます。コンセプト別の楽曲を収録しているそうですが、それぞれのアルバムの特徴を教えてください。常田もともと複数枚リリースは、前作『新空間アルゴリズム』(2018年)の制作が終わってすぐアイデアとして出ていました。いまは音楽を手軽に聴ける時代になって、端末で配信曲も聴けて、僕らとしてもリリースがはやくなってきてレスポンスもすぐにわかるという利点があるものの、届いたあとのことを考えると、曲を“所有していない感”が強いのかなと。それはCDというかたちになっていないからだと、ずっと思ってきていることで、今後もこだわっていきたいところでもあるんですが、所有感を感じてもらうにはCDが多いほうが面白いかなと。そしてスキマスイッチをあまり知らない人への情報として、複数枚出すことで目に留まることもあるのではということから、今回の2枚同時リリースとなりました。以前は、一度に4枚5枚ぐらいでジャンル分けして、スキマスイッチの魅力をバラード集やアップテンポ集などに分けて、こちらから届けてみようかというアイデアもあったんです。ただ、そうなると曲をたくさん作らないといけなくて、そのなかでもよく聴く曲、聴かない曲と偏りが出てきたらよくないから、何枚出すかは決めないでとりあえず曲をたくさん作ろうとしていたなかで、コロナ禍になって時間ができて、デモがいつもより多くできました。できている曲の中で、先にタイアップがついて世に出ていく曲もあって。あとは新しい作り方で、「こんな曲書いてみない?」という、スタッフが僕たちに希望しているようなテイストで作ってみました。僕たち以外の因子とそうでないもので分けられた感じがあって、でもそこでタイアップ曲やスタッフの意見を取り入れたものは明るい、自分たちのエゴで作った曲は暗い、というのはいやだったので、ちゃんと1枚のアルバムとして確立させてリリースしようと決まったのが、昨年の秋ぐらいです。1枚に7曲ぐらいが聴きやすいですし、それをもう1枚の計2枚のリリースにして、『Hot Milk』はタイアップや引き出してもらったもの。『Bitter Coffee』は、自分たちが「いま出したいね」と話していた曲、自分たちのなかで流行っている音やジャンル。そんなかたちで、分けさせてもらいました。大橋もしかするとananwebの読者のみなさんのなかには、CDやCDプレーヤーを持っていない方もいるかもしれないですよね。便利な世の中なので音楽は手軽に聴けますし、検索すれば無料で聴けることもある。携帯に入っているものもあれば、聴きたいときに検索して聴いたら終わり、という方も多いと思うんです。でも僕らの世代では、音楽やアーティストが作ったものに対して、もう少し大事にする感覚があって。CDショップに行ってCDを買って、帰りの電車のなかで先に歌詞カードを見ようかな、でも家に帰ってからCDを聴きながら見ようかな、というような楽しさをいま少しでも、こちらから提案できたらいいなと。それにはあまりにも内容の濃い作品じゃないほうがいい。『Hot Milk』はもしかしたらどれかはテレビでちょっとぐらい聴いたことがある曲も入っていて、手に取りやすいんじゃないかなと。7曲なら聴くのに時間もそんなにかからないし、もしそこでスキマスイッチに触れてみて、ちょっと好きなところがあるなと思ったら、『Bitter Coffee』も聴いてみてもらったりと、つながっていけばいいなという思いはあったんですよね。それがひとつのきっかけになって、音楽に対するものの考え方が、少しだけ変わったなら、僕たちの世代のやり方として間違っていないのではないかなと。あともうひとつは、アルバムを聴いて僕らは育ってきたので、ザ・ビートルズもそうですが、曲順が変わるだけで違和感があるんですよ、何回もアルバムを聴いてきているので。「この曲の後にこのイントロが鳴ってくれないと気持ち悪い」とか。それぐらい聴きこんだんですよね。それぐらいなるべくCDというもので、僕らが考えたこの曲の並びで聴いてもらって、「どんなメッセージが込められているのかな?」と考えてもらえたら。CDには歌詞カードもついているので、歌詞には書かれていなくても、歌詞カードの行間にこめられた思いがあって。良くも悪くもいまの音楽がファッション的なものになっているところをもう少し、何かのメッセージや表現を感じてもらえたらいいなと思っています。――『Hot Milk』収録曲の7曲目、「されど愛しき人生」の俳優の柄本時生さんが出演しているミュージックビデオが公開されていますね。大橋いろいろなアイデアが出たなかで、登場人物が全部同じ顔をしながら自分はこんな人生でもあり、また違うこんな人生もあった可能性がある、という見せ方をする物語のアイデアがあって、面白そうだねと決まりました。そこでキャスティングとなったときに、物語にも合うどこか哀愁のある人がいいとなって、柄本さんの名前が上がったのでぴったりだと思ってオファーしたところ、快諾してくれました。――おふたりでいつも曲作りはどのようにしているのですか。大橋ふたりでゼロから作るときもありますし、どちらかがベースを持ってきて、「これいいね」となったらそこからブラッシュアップしていくときもあります。『Hot Milk』の1曲目「OverDriver」の場合は、シンタくんがデモとして持ってきたものを聴いて、「これカッコいい」となって、それをふたりでちょっとメロディを変えていったり、構成やサウンドはこんな方向でいこうとか話していったり。常田驚くほど、手作りです。――いいですね。おふたりでじっくり作られた思いは聴き手側にも伝わってきます。大橋なかには、家でパソコン1台あれば曲を完成させるというミュージシャンもいるかもしれませんが、僕らはプロのミュージシャンの方々の力を借りて、作り上げていきます。まずは自分たちだけで、プライベートスタジオでパソコンを使ってシミュレーションをしてみて、そのときから「このギターは〇〇さんに弾いてほしい」というようにイメージしていきます。そこから正式にオファーさせていただいて、スタジオでセッションしながら作っていくんですよ。――『Bitter Coffee』は大人っぽい雰囲気から始まって、4曲目「いろは」のように美しいメロディにのるセンチメンタルなナンバーもあれば、6曲目「フォークで恋して」はまるでドラマのような展開で続きが知りたくなる歌詞、おしゃれなサウンドが印象的です。いつ頃から制作されたのでしょうか。常田古いデモもありますが、昨年の秋からアルバムを見据えて作り始めて、今春から制作をスタートしました。『Bitter Coffee』に関していうと、ほぼ新曲なので、僕たちのテンションもどんどん上がっていっています。『Hot Milk』は入門編かなと。『Bitter Coffee』は、知らない曲でも絶対こっちがいいと言わせてやるという、目に見えないテンションの高さも込められています(笑)。――12月22日には日本武道館公演、2022年2月からは全国ツアーを開催されますが、どんなステージになりそうですか。大橋12月の武道館公演では特別な企画ものをやりたいと思っていて、この日のためだけに書き下ろした音楽と映像をお届けします。アルバムの『Hot Milk』と『Bitter Coffee』を引っ提げたライブは、来年2月から7月まで「SUKIMASWITCH TOUR 2022 “café au lait”」と題して全国をまわるので、楽しみにしていてほしいですね。スキマスイッチのライブに足を運んでみてほしい――新作がコンセプト違いの2作品ということで、おふたりの「オン/オフ」の2面性についても教えてください。大橋2面性というと、僕らふたりはまったく真逆の性格ですが、音楽だけは同じ方向を向いています。僕はAB型なんですが、スタジオに入った瞬間にスタッフは「今日はA型だな」とか、「今日はB型の日だな」とかがわかるらしいです(笑)。僕自身はそんなに違うキャラクターというつもりはないんですが、言わんとしていることはわかるかもしれない、意識してはいないのですが。スキマスイッチがみなさんにどこまで浸透しているかはわからないですが、ananwebの読者のみなさんが思っているよりも、イメージが逆な気がしますね。――イメージというと?大橋シンタくんのほうがなんか……。常田ガサツですね、ズボラだし。大橋それはイメージ通りのはず(笑)!常田その通り(笑)。だとすると、なんか僕は、職人ぽく言われることが多いんですが、全然そんなことはないんです。大橋たぶんですが、パブリックイメージとして、僕のほうが優等生なイメージがあって、シンタくんのほうがちょっと昔ヤンチャしていたようなイメージですが、それは逆ですね。――大橋さんはヤンチャしていたんですか?大橋僕はヤンチャではないです(笑)。常田……してたかなあ(笑)。大橋シンタくんも僕もすごい真面目です(笑)。――続いては、おうち時間が長い昨今ですが、最近ハマっていることはありますか。常田ありますね。壊れたものの修理にハマったんですよ。先日は、コピー機が壊れていたので、自分で直しました。昔から分解癖があって、よく修理していたのですが、直ったら得も言われぬ達成感があって(笑)。けっこう自分で修理できるのが、おもしろいです。大橋僕は家で映画を観ていて、最近は、Netflixを観ることが多いですね。世の中ではいま韓国作品が流行っているじゃないですか。それこそ大ヒットした韓国ドラマ『愛の不時着』とかもありますが、僕はラブロマンスがあまり得意ではないので、観やすいものを探したらけっこうありました。『イカゲーム』や『梨泰院クラス』、『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』や『マイネーム:偽りと復讐』あたりも観ましたね。これまで韓国作品は全然通ってこなかったんですが、最近になって観てみると、独特な雰囲気がおもしろかったです。韓国のドラマって、日本にはない、韓国ならではの慣習のようなものを感じ取れますよね、先輩を敬う感じとか。最初はそこに入り込めなかったんですが、文化がわかってくると、2本目3本目とだんだん観るようになってきましたね。――いろいろなお話をありがとうございました。では最後になりますが、来年の抱負をお聞かせください。大橋来年は全国ツアーがあります。このままの状態でいけば、お客さんと一緒に会場で楽しめそうなので、もし興味があればananやananwebを読んでいるみなさんにも来ていただきたいです。10代の読者の方の場合、お父さんやお母さんがスキマスイッチを聴いていて、家にはCDがあるという方もいるかもしれないですよね。常田車でスキマスイッチがかかっていたとかもね。大橋最近どこにも外出していないな、という読者の方がいたら、僕らのライブを口実にしてもらっていいので、友達や家族で過ごす時間をスキマスイッチのライブで提供していければいいなと思います。取材後記誰もが耳にしたことがあるであろう、ポップスの名曲を次々と生み出している、スキマスイッチ。ananwebの取材でも、大橋卓弥さん、常田真太郎さんの音楽に対する深い想いをお聞かせくださいました。これから生まれてくる楽曲にもまた期待が募るスキマスイッチの2枚のコンセプトオリジナルアルバムをみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。写真・安田光優取材、文・かわむらあみりスキマスイッチPROFILE大橋卓弥、常田真太郎のソングライターふたりからなるユニット。2003年7月、1stシングル「view」でメジャーデビュー。「奏(かなで)」「全力少年」「ボクノート」「Revival」など数々のヒット曲を生み出し、全国区での人気を獲得する。2021年11月24日、コンセプトオリジナルアルバム『Hot Milk』『Bitter Coffee』を2枚同時にリリース。12月22日、「スキマスイッチ”Soundtrack”」と題した日本武道館公演を実施。2022年2月10日から、「SUKIMASWITCH TOUR 2022 “café au lait”」と題した全国ツアーを開催。InformationNew Release『Hot Milk』(収録曲)01. OverDriver02.吠えろ!03.青春04.Ordinary05.東京06.スイッチ!07.されど愛しき人生2021年11月24日発売*収録曲は全形態共通。(通常盤)UMCA-10087 (CD)¥2,500(税抜)(初回限定盤)UMCA-19065 (CD+Blu-ray付)¥3,500(税抜)*スリーブケース仕様。<Blu-ray内容>・Hot Milk盤:「Documentary of“Recording”」 レコーディングドキュメント+メンバーインタビュー映像。New Release『Bitter Coffee』(収録曲)01.I-T-A-Z-U-R-A02.G.A.M.E.03.風がめくるページ04.いろは05.SINK06.フォークで恋して07.あけたら2021年11月24日発売*収録曲は全形態共通。(通常盤)UMCA-10088 (CD)¥2,500(税抜)(初回限定盤)UMCA-19066 (CD+Blu-ray付)¥3,500(税抜)*スリーブケース仕様。<Blu-ray内容>・Bitter Coffee盤:「Documentary of “Studio Live”」 *収録曲のスタジオライブを撮り下ろしで収録。写真・安田光優 取材、文・かわむらあみり
2021年11月23日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第34回は、ママたちがギョッとした、コロナ禍なのに周囲にまったく気を配らない人たちのエピソードをお届けします。1.お店で食事中に大声でおしゃべりする人【ママライフばんざい!】vol. 34最近はやっと新型コロナウイルスの感染者数が減ってきましたが、まだ油断できない状況が続いていますね。家庭にお子さんのいるママは、自分だけでなく子どものことも考えると、コロナ禍での行動は以前よりも気をつけるようになったことでしょう。現在、海外では12歳以下のお子さんも対象とした新型コロナワクチン接種の臨床試験が実施されているところもあるようですが、日本では12歳以上が接種対象となっています。日本の12歳以下のお子さんの重症率はいまのところ少ないですが、コロナにかからないわけではなく重症化することもゼロではないため、引き続き注意は必要です。そんななか、街中でママが遭遇したギョッとした出来事のひとつめは、お店で食事中に大声でおしゃべりする人。飲食をする際にマスクをとるのは仕方ないにしても、そのままノーマスクでおしゃべりを続ける人がいます。入店の際の体温測定や消毒など、感染症対策をしているお店でも、客として席にいる人たちがマナー不足だとどうしようもありません。飲食店だと、同じ空間で他の人たちもマスクをはずすときがあるため、無言ならまだしも、ノーマスクでおしゃべりに熱中しているような人たちは最悪です。コロナ禍だということを忘れずに行動したいものです。2.鼻マスクをやめない人時にまだ街中で遭遇するのが、なぜか「鼻だけ出す」という、鼻マスクをやめない人です。たとえばメガネをかけていると、マスクをすることによってレンズが曇ることがあるため、人がいないところでは鼻だけ出す人もいるよう。ですが、これだけ自粛期間が続いているとメガネが曇りにくいマスクが発売されていたり、曇り止めをレンズに塗るという手段もあるので、持病などの特別な理由がないのに口しかマスクをしないというのは腑に落ちません。咳で飛沫が飛ぶから口だけはマスクをする、という人もいるかもしれませんが、鼻だけ出していると、誰かのくしゃみを鼻から吸ってしまい、知らない間に感染してしまった…というように感染リスクを上げることになるわけですから、口だけでなく、鼻もしっかりとマスクでカバーしてほしいものです。さらに最悪なのは、一応マスクをつけているというポーズなのか、鼻も口も出しっぱなしで顎にマスクをひっかける、顎マスクの人。もしも顎にウイルスが付着していたら、顎マスクを口元にずらしたときに、口から入ってくることもあるかもしれません。いずれにしても、しっかりとマナーを守って装着してほしいですよね。3.ノーマスクを掲げる人これはきっと少数派なのだと思いますが、ノーマスクを掲げている人が存在します。マスクの着用に限らず、どんなことだって、人それぞれ考え方が違うことは仕方がありません。ですが、マスクがいらない、という考えに特化して、街中でノーマスクでおしゃべりしている人たちもいるようです。ウイルスの飛沫感染を防ぐためにはマスクは必須だと考える人がほとんどです。せめてノーマスクならしゃべらない、人がいないところでひとりで過ごすなどの配慮をするならまた別かもしれませんが、それもなく大勢いるような場所でノーマスクでの会話は、飛沫感染のリスクが伴いますよね。たとえば、風邪気味で咳が出るようなときでもマスクを着用するのは、エチケットです。新型コロナウイルスも、マスクをすることで、少しでも自分やまわりの人たちを守れるならいいと思いませんか。ママになると、自分のことだけでなく、子どもや家族の健康にも気を配りますよね。大事な人たちを自分の手で守れるように、みなさんが健やかなママライフを送れますように!©gpointstudio/Getty Images©Lubo Ivanko/Getty Images©Orachon Paksuthiphol/Getty Images
2021年11月22日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第91回は、素敵な恋や結婚がしたいと願っているのに、なかなか出会いがつかめない女性の特徴をご紹介します!1.「年収万円以上」と言う女性【結婚引き寄せ隊】vol. 91シングルから脱出したいと「彼氏がほしい」「そろそろ結婚して落ち着きたい」と思っても、なかなか出会いをつかむのが難しいときもありますよね。それはタイミングによりけりということもありますが、実のところ、理想の人に出会えないのは相手に対する条件が厳しすぎたり、自分のことを客観的に見ることができていなかったりすることも。そういった出会いを逃しがちな理由のひとつめは、相手の経済力を重視しすぎることです。ただ恋がしたいだけ、彼氏がほしいだけといった場合ならまだそこまで経済力を求めない女性もいるものの、これがいざ婚活や結婚相手となると、そうもいきません。「年収万円以上じゃないとね」と、相手の男性の経済力はマストだと考える女性は多いですし、筆者も以前は希望年収を掲げて、結婚相談所でのいわゆる“条件の良い”男性とのお見合いをしていた時期もありました。将来のことを考えると、経済力があるに越したことはないのですが、そこに固執してしまうと、目の前にある良いご縁をみすみす逃してしまうこともあります。出会ったときは相手の経済力がなくても、結婚後に順調に出世して力をつける男性もいますし、女性に依存するわけではなくきちんと働く真面目な男性なら、女性側も自立していればふたりで家計を回すこともできますよね。未来を見据えた人選がベストだといえるでしょう。2.「イケメンしかイヤ」という女性外見だけで人を判断しちゃいけないとか、容姿が良いからといって内面まで良いかはわからないとか、男女ともにルックスだけを重視することについては、さまざまな視点がありますよね。芸能人やモデルのような整った顔立ちを好む人もいれば、はたから見るとそれほど…と思われるような顔立ちでも、本人がときめくようなルックスであれば、その人にとっては相手がドンピシャのタイプだといえるわけです。とはいえ、なんだかんだ言っても、やっぱり“好み”ってあると思うんです。やっぱり「イケメンしかイヤ」だという女性もいて、相手の容姿を優先順位の上位にとらえている場合もあります。ただ、その理想を追い求めてしまうと、イケメンはモテるため、ライバルの存在や、本人が遊び人の可能性も浮上し、恋が短命に終わったり結婚にまで結びつかないといった場合も少なくありません。親密になる相手なのだから、理想のルックスで! というのもわからなくはないのですが、容姿を最優先して相手選びをして内面を二の次にすると、あとで痛い目に遭うこともあるかもしれません。筆者も昔は「1に顔、2に顔、3に顔」というぐらいイケメン好きでしたが、相手がモテすぎると心配事もいっぱい。とくに結婚となると、一緒に生活をしていく仲ですから、もっとも重視すべきは内面だと実感しているうちのひとりになりました。3.片想いが長すぎる女性誰かのことを一途に思い続けるって、良いことですよね。あの人が良いかな、この人も良いかもと移ろいやすい想いよりも、ただひとりの男性に想いを寄せ続けるなんて、少女漫画の主人公のような尊さを感じてしまいます。ただ、片想いもどのくらいの期間し続けているのかによって、見方が変わってくることも。以前、半年間片想いを続けている女性を「え?半年も進展ないなんてもう次だよ!」と励ましていた場面に遭遇しました。でもまだ半年なんて序の口で、1年、2年…と、年単位で片想いをし続ける場合も。ひとりの人を想っている期間に、そんな自分のことを気に入ってくれている男性がいてもアプローチに気づきにくくなりますし、それこそ誰かからの紹介で他の男性に出会う機会や、恋活や婚活をして新しい出会いをつかめる機会など、長すぎる片想いがあると自らそれらのチャンスをつぶしてしまっていることもあるわけです。一途さは尊い面もありますが、何事も、ほどほどが一番だといえるでしょう。出会いを探していると、さまざまなタイプの男女に会うこともあるかもしれません。みなさんもお気をつけて、未来へと続くご縁をつかんでくださいね!文・かわむらあみり©boytsov/Getty Images©Davor Radicev/Getty Images©taseffski/Getty Images
2021年11月14日