映画館で味わう世界の美術展『アート・オン・スクリーン Season3』より予告編が解禁。さらにフィル・グラブスキー監督からのコメントも到着した。本作は、“映画館の大画面で美術を楽しむ”という新たなアート体験を堪能できるアートドキュメンタリーシリーズ。シリーズ第3弾となる今回は、ルネサンス三大巨匠の一人・ラファエロの真の姿に迫る『ルネサンスの巨匠ラファエロのすべて』、印象派の父と呼ばれるカミーユ・ピサロの人生を丁寧に描いていく『ピサロ―印象派の父』、そしてゴッホが残した「ひまわり」の謎に迫る『ゴッホ「ひまわり」に隠された謎』の3作品が公開される。この度解禁された予告編では、作品に登場する数々の名画はもちろん、専門家の解説、大型美術展の舞台裏、画家直筆の貴重な手紙、絵画の科学的な分析といったシーンを取り入れ、実際に美術展で楽しむアート鑑賞とは一味違った、映画館で楽しむ本作ならではの見どころを凝縮した映像となっている。1作品に収録される名画は50点以上。歴史に名を残す偉大な芸術家の情景、そして大胆で繊細なタッチまでも大画面で観ることができるのは映画館ならでは。これまでにない“没入型”のアート鑑賞を体験できるだろう。そして、イギリスBBCをはじめ30年以上にわたりドキュメンタリー制作に携わり、英国アカデミー賞など数多くの受賞経験を持つ『アート・オン・スクリーン』プロデューサーであり、『ルネサンスの巨匠 ラファエロのすべて』の監督も務めている、フィル・グラブスキー氏のコメントが到着した。<フィル・グラブスキーコメント>私は文化、人々、食べ物、その他もろもろ含めて、日本が大好きです。芸術に関して言えば、日本が芸術愛好家の国であることは明らかです。だからこそ、私たちのユニークな受賞作の映画シリーズ“アート・オン・スクリーン”が、日本で人気になると思っています。シーズンごとに素晴らしい作品をリリースしていますが、今シーズンは、残念ながらコロナ禍のため全世界でわずかな人しか鑑賞できなかった過去最大規模のラファエロ展への独占取材による“ルネサンスの巨匠 ラファエロのすべて”、印象派の父カミーユ・ピサロの驚くべき生涯を描いた特別企画作品“ピサロ―印象派の父”、そして数々のアワード受賞作のフィンセント・ファン・ゴッホと彼のひまわりの絵への情熱に迫る“ゴッホ「ひまわり」に隠された謎”という、3作品お届けします。世界中で大成功を収めている、これらの映画は必見です。ルネサンス、印象派、そしてゴッホに興味がある方なら、この3本の映画を間違いなく楽しむことができるでしょう。親子で、友だち同士で、ぜひお近くの映画館に足をお運びください。フィル・グラブスキー『アート・オン・スクリーン』プロデューサー/監督『アート・オン・スクリーン Season3』は2023年1月20日(金)よりT・ジョイPRINCE品川にて特別先行公開、3月3日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アート・オン・スクリーン 2021年1月29日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© Succession Picasso/DACS, London2018 © Nickolas Muray Photo Archives
2022年12月14日株式会社BACON(べーこん)は、可愛いフェイクスイーツの合同写真展&物販展「スイーツアートの世界展 2023 in 名古屋」をTODAYS GALLERY STUDIO.NAGOYA(名古屋市中区)にて2023年1月21日(土)~2023年2月12日(日)に開催します。人気クリエイターの新作発表はもちろん、季節感満載の“バレンタイン&ホワイトデーギフト”にも最適なグッズが勢揃いいたします!甘い香りが思わず漂う、フェイクスイーツだけを集めたイベントが名古屋に上陸!!本展では、SNSでフェイクスイーツ作品を公開するクリエイター30組が大集結!Instagramでフォロワー数が5万人を超える「petite.fleur(@__petite.fleur__)や「sugar poet(@sugarpoet_2021)らが新作を披露するほか、立体作品としても「Mi・mi※(@mimi_fakesweets)」が本展のためだけに制作したチョコパフェを初展示いたします。※Mi・miさんの「・」は白抜きハートです。気になる物販は、ミニチュアスイーツが話題の「S*Forest(@sacchi_moka)」が日本ならではの季節をテーマにした作品を展示・販売するほか、「甘花(@amahana_sweets)」や「*cute*(@cute_ruu17)」がバレンタインやホワイトデーのギフトにも最適なスイーツ雑貨を限定販売します!さらに、会場内では「プリマトルテ -クレイ洋菓子店-(@primatorte)」特製のガチャガチャも併設。リアルなクレイスイーツの作品が楽しめるほか、当たりが出ると豪華スイーツ作品をゲットできるかも!?ミニチュアスイーツだけを集めたPOP UP EVENTも同時開催!会場内の特設ブースでは、ミニチュアのフェイクスイーツ作品だけを集めた特設ブースも併設。「綿菓子(@joe.maple7) 」や「Patisserie Petit(@patisserie_petit.little_sweets)」などが本展だけのために制作した作品を展示・限定販売いたします。■驚異の制作過程が分かるメイキング映像を初公開!スイーツやケーキのフェイクスイーツ作品がどのようにして作られているのか、出来上がりまでの制作過程を会場内にてご覧いただけます。制作過程が見られる動画コーナーは必見です!■来場者特典は先着特典ポストカードを配布!先着1,000名限定で、Mi・mi(@mimi_fakesweets)特製の甘い香り漂うオリジナルポストカードをプレゼントいたします!■ココでしか買うことのできない、リアルでかわいい限定グッズが登場!<Masaming>プリンセス作品から新作が登場!・プリンセスいちごとクリームのカゴパイ(ネックレス、バッグチャーム)5,500円~<カンパネラ>ショコラの可愛い雰囲気が感じられる!・ミニパンケーキ(イヤリング・ピアス)2,310円<S*Forest>細かなところまでこだわった和菓子の作品!・たい焼きセット1,450円その他詳細は公式サイトをご確認ください。【企画展概要】企画展名:フェイクスイーツの合同写真展&物販展「スイーツアートの世界展 2023 in 名古屋」開催日時:2023年1月21日(土)~2月12日(日) 11:00~18:00休館日:毎週月・火曜日会場:TODAYS GALLERY STUDIO. NAGOYA〒460-0007愛知県名古屋市中区新栄1丁目17-12入場料:600円/3歳以下は入場無料出展者:30組主催:株式会社BACON※上記は予定のため、内容は変更になる可能性があります。(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2022年12月13日ホテル雅叙園東京は、ランチやアフタヌーンティーと企画展の入場券がセットになった期間限定プラン「着物ランチ~アートと文化財見学~」を2023年1月11日(水)から3月12日(日)まで提供する。食事と文化財見学を“着物”で楽しむプラン「着物ランチ~アートと文化財見学~」は、着物のレンタル&着付、食事、そして館内の東京都指定有形文化財「百段階段」をめぐる企画展の入場券がセットになった特別なプラン。豊富なラインナップから選んだお気に入りの着物を身に纏いながら、ホテルならではの本格的な食事やアフタヌーンティー、伝統的な文化財建築を堪能することができる。約100種類の着物や帯は組み合わせ自由着物は、初春の装いにぴったりな正統派の柄を中心に、約100種類の着物や帯から好みの組み合わせを選べる。着付けは経験豊富なスタッフが行うので、着付け初心者でも安心して楽しめるのも嬉しいポイントだ。アフタヌーンティーorランチは館内レストランで食事は、アフタヌーンティーまたはランチを用意。ランチは本格的な味わいを上質な空間で提供する館内レストランの中から、好みに合わせて日本食や洋食、中華のうちいずれかを選ぶことができる。企画展「めでたづくし×百段階段」も入場可能館内で行われる「めでたづくし×百段階段」は、部屋中を埋め尽くす366体の招き猫や、七原しえによる神々をモチーフにしたイラストなど、大小種類も様々な縁起物が東京都指定有形文化財「百段階段」の空間に集結する文化財企画。情緒豊かな風景が広がるホテル雅叙園東京の中で好みの一着を身にまとい、お腹も心も満たされる優雅な1日を過ごしてみては。【詳細】「着物ランチ ~アートと文化財見学~」開催期間:2023年1月11日(水)~3月12日(日)※1月30日(月)、31日(火)を除く場所:ホテル雅叙園東京住所:東京都目黒区下目黒1-8-1内容:館内レストランでの食事(ランチまたはアフタヌーンティー)、文化財企画「めでたづくし×百段階段」入場券、着物レンタル一式、着付、簡易ヘアセット料金:<ランチ>・New American Grill “KANADE TERRACE” 17,000円・中国料理「旬遊紀」/RISTORANTE “CANOVIANO” 17,500円・日本料理「渡風亭」18,000円<アフタヌーンティー>・Cafe&Bar「結庵」17,000円※いずれもサービス料込時間:・受付:10:00~12:30※受付は利用レストランに関わらず日本料理「渡風亭」で行う・食事:ランチ 11:30/14:00、アフタヌーンティー 14:30オプション:・袴 9,000円・写真撮影 ワンカット 5,500円【予約・問い合わせ先】TEL:050-3188-7570(レストラン総合案内 10:00~19:00)
2022年12月10日「バンクシーって誰?展」福岡展実行委員会が主催する展覧会「バンクシーって誰?展」が、2022年12月17日(土)〜福岡アジア美術館(福岡県福岡市)にて、いよいよ開幕いたします。本展覧会は、ただ絵をみるだけではない、バンクシーの作品が実際のスケール感で描かれた世界の街並みを歩きながらご体感いただける新感覚の没入型展覧会となっており、全国4都市で42万人を導入した展覧会です。福岡展では、公式サポーターに女優の筧美和子さんが就任した他、バンクシーの世界観をご自宅にお持ち帰りいただける福岡展限定のプレゼントや、グルメマガジン「ソワニエ+」とのスペシャルコラボメニューが誕生するなど、「バンクシーって誰?展」最終開催地となる福岡展を盛り上げる企画も盛り沢山。ここでしか体感することができない素敵な展示をお楽しみください。■ ■「バンクシーって誰?展」福岡展| ■ ■体感せよ!街角(ストリート)のバンクシー。“壁に絵を描く”という行為に、人類は先史以来、魅了されてきました。学校の教科書で目にする洞窟壁画はアートの始まりであり、祖先の高い表現能力を示す芸術です。その痕跡は、数万年前のものとは思えないほど自由そのものです。そのような絵をハッと思い出させてくれるのが、現代のストリートで表現を続けるアート界の異端児“バンクシー”です。2018年に、少女と赤い風船を描いた作品が高額落札されるや、額に仕込まれたシュレッダーで突如細断。瞬く間に世界中で報道され、話題をさらいました。日本では、バンクシー作品と思われるネズミの絵が発見されると、大手メディアやSNSで拡散、認知度が上がりました。しかし創作活動の全貌や動機など、その真相が分かる者は依然少なく、謎に包まれた存在です。本展は、世界各都市を巡回し人気を博した「ジ・アート・オブ・バンクシー展」の傑作群を、日本オリジナルの切り口で紹介する意欲的な展覧会です。プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品の展示とともに、活動の主戦場である“ストリート” に焦点を当て、テレビ局ならではの街並み再現展示で没入空間を体感していただきます。それはまるで“映画のセット”。ストリート・アーティストの先人であり、現代アートの巨匠でもあるヘリングやバスキアの次世代として、いま世界で最も注目を集める時代の先駆者“バンクシー”。その活動の意味を、幅広い世代に楽しく理解していただける貴重な機会となります。動画1: ■ ■みどころ<映画のセットのような新感覚の没入型展覧会>世界中に分散するバンクシーのストリート・アート。その代表作品を選りすぐって、テレビスタジオの舞台美術チームが、美術館とは異なる会場空間でリアルサイズに再現します。バンクシーのストリート作品を見るために世界一周の旅へ出なくとも、活動の3大地域と言われるヨーロッパ、アメリカ、そして中東の街並みをこの会場でご体感いただけます。故郷イギリスのブリストルからロンドン、映画にもなったニューヨークでの活動や自主企画で一世を風靡したロサンゼルス、そして幾度も訪れては作品を残し続けている中東。映画のセットのようなリアルな街並みを会場に出現させ、全面撮影OKの新感覚没入型展示を創出します。<プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品が初お目見え>街なかや美術館でも通常は見ることのできない、プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品を一挙公開いたします。バンクシーに代わって作品の真贋を認証するペスト・コントロールにより本物認定された作品の数々で、バンクシーの足跡とその謎に迫ります。会場でリアルサイズに再現するストリート作品と、コレクターからお借りする額装作品の比較展示は、本展でしか見られない貴重な体験となります。また、キャンバス、段ボール、鉄板、木板、紙、石の彫刻、リトグラフ、ポスター、アルバム・ジャケットほか、バンクシーの作品制作風景を収めた写真を含め、多種多様な表現手法や出展品にもご期待ください。そして今回、特別出展として、イギリスのファッション・デザイナーで、アートに造詣が深くバンクシー好きで知られる、ポール・スミス氏からお借りする希少な油彩画《コンジェスチョン・チャージ》も必見です。■ ■「バンクシーって誰?展」福岡展限定|TOPICS(1)公式サポーターに女優の筧美和子さんが就任!<プロフィール>筧 美和子(かけいみわこ)1994年3月6日生まれ。東京都出身。女優2013年フジテレビ系「テラスハウス」に出演し注目を浴びる。現在は女優として幅広く活躍中。(2)先着順!オリジナルバルーンをプレゼント「バンクシーって誰?展」福岡展開幕を記念して、期間中にご来場いただいたお客様(各日先着100名様)にオリジナルバルーンをプレゼントいたします。対象期間:12月17日(土)~25日(日)、1月2日(月・祝)~9日(月・祝)(3)「バンクシーって誰?展×ソワニエ+」スペシャルコラボメニューが誕生!「バンクシーって誰?展」と福岡の食を伝えるグルメマガジン「ソワニエ+」のスペシャルコラボメニューが誕生!福岡の人気店7店がバンクシーの作品をモチーフにオリジナルメニューを手掛けます。 (掲載誌:ソワニエ+11.12月号)スペシャルコラボメニュー販売期間:12月16日(金)~3月26日(日)参加店舗:磯貝 天神店/Pizzeria Nao/パンストック天神店/Patisserie Rui/Mensa“A TAVOLA!!”/須崎屋台 かじしか/BISTROT MITSOU■ ■「バンクシーって誰?展」福岡展|概要表1: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月09日現代アートチーム・目[mé]による企画展「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES vol.5『目[mé]』」が2023年1月13日(金)から3月24日(金)まで東京・渋谷スクランブルスクエアの展望施設「渋谷スカイ(SHIBUYA SKY)」で開催される。現代アートチーム・目[mé]の企画展「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES」と題して、本格的な企画展を定期的に開催している渋谷スカイ。5回目となる今回は、世界の見方を変容させる現代アートチーム・目[mé]による企画展「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES vol.5『目[mé]』」が行われる。企画展に向けて目[mé]が掲げる展示コンセプトは、“都市の運動から抜け出し「ただ、眺める」”。現実の不確かさを見つめる目[mé]自身の視点と、非日常から世界を眺めることを可能にする渋谷スカイの視座を重ね合わせることで、普段の景色から解放された、ただ物事のありのままを眺める体験を創出する。【詳細】SKY GALLERY EXHIBITION SERIES vol.5『目[mé]』開催期間:2023年1月13日(金)~3月24日(金)開催場所:渋谷スカイ 46階「SKY GALLERY」住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12参加方法:イベント当日の渋谷スカイ入場チケット、もしくは年間パスポートを所持者は、誰でも鑑賞可能。入場チケットの購入についての詳細は公式サイトを要確認。※渋谷スカイチケットは、事前に入場日時を指定して購入できる「WEBチケット」と、入場当日の窓口にて時間を指定して購入する「当日窓口チケット」がある。「WEBチケット」は購入日の4週間先の日付まで販売している。※渋谷スカイチケットは数量限定。希望日時のチケットが完売の場合は購入できない。※入場後の滞在時間に制限を設けていないが、退場後の再入場はできない。■チケット料金渋谷スカイ 入場チケット・窓口チケット(当日券のみ)購入方法:14階チケットカウンター料金:大人(18才以上) 2,000円、中・高校生 1,600円、小学生 1,000円、幼児(3~5才) 600円、3才未満 無料・ウェブチケット(チケット予約)購入方法:公式オンラインサイト料金:大人(18才以上) 1,800円、中・高校生 1,400円、小学生 900円、幼児(3~5才) 500円、3才未満 無料※再入場及びチケットの払い戻し不可。※来場時にチケットカウンターにて障がい者手帳提示で、障がい者手帳保持者とその介助者(1名まで)は半額。※当日の混雑状況により、チケットの購入、入場までに待ち時間が発生する場合あり。
2022年12月04日大阪万博のシンボル《太陽の塔》や渋谷駅のパブリックアート《明日の神話》、さらに「芸術は爆発だ」など多くのアートや名言で知られる岡本太郎。彼の大回顧展が、上野の東京都美術館で開かれています。カラフルでパワフルな会場の様子や東京展での見どころなど、学芸員さんの話もまじえてレポートします!「本職は人間!」岡本太郎のすべてを紹介【女子的アートナビ】vol. 272『展覧会 岡本太郎』では、今なお人気を誇り、特に若い世代にも愛されている芸術家、岡本太郎(1911-1996)の絵画や立体作品、生活用品なども含め、初期から絶筆までの多彩な作品が一堂に集結。亡くなるまでアートを描き続けた彼の人生のすべてを紹介する、過去最大規模の展覧会です。この展覧会のポスターやチラシには、「本職?人間だ。」という文字が大きくプリントされています。これは、アート制作だけでなく、本の執筆やプロダクト製造、テレビ出演などさまざまな活動をしていた岡本が、「本職は何か」と問われたとき、「人間――全存在として猛烈に生きる人間」と答えた言葉からとられたもの。本展では、猛烈に生き抜いた彼の人生を、作品を通してガッツリ体感できます。作品とぶつかり合う…!『展覧会 岡本太郎』展示風景では、展示の様子をご紹介。会場の入り口を抜けるとすぐに、強烈な作品群に囲まれます。最初のフロアでは、初期から晩年までの代表作が集められています。本展を担当された東京都美術館学芸員の藪前知子さんによると、岡本太郎は「常に現在と自分の作品をどうぶつけるか、どう対峙するかと考えていた」とのこと。最初の展示室では、時代やテーマにしばられずに作品が並べられ、作品同士がぶつかり合う構成で順路もありません。まず、ここで岡本太郎の作品との強烈な出合いを味わえます。パリ時代の謎が明らかに…『展覧会 岡本太郎』展示風景続く第1章からは、時系列に作品が紹介されています。1929年、家族でヨーロッパに渡った岡本は、その後ひとりでパリに残り芸術家を目指します。大学で学問を学びながら、絵画を制作。しかしドイツ軍がパリに侵攻し、やむなく帰国します。その後、徴兵されて出征し、終戦後は長安で俘虜生活を送った後、1946年から活動を再開。20代のときにパリで描いた作品は戦時中に焼失していたため、岡本は戦後すぐに自身で再制作しました。今回の展覧会では、パリ時代の貴重な再制作作品4点すべてを展示。今まで、明らかにされていなかったパリでの創作活動を知ることができ、本展の見どころとなっています。ドキドキ…!坐ることを拒否する椅子『展覧会 岡本太郎』展示風景第4章「大衆の中の芸術」では、油彩画だけでなく、椅子や時計、ネクタイなどのプロダクトも登場。カラフルでかわいいグッズが展示され、ワクワクする展示室です。1950年代になると、岡本は前衛的な新しい絵画を創作するのと並んで、外側への発信も開始。パブリックアートなども手がけるようになります。『展覧会 岡本太郎』展示風景より《坐ることを拒否する椅子》なかでも、目を引くのが《坐ることを拒否する椅子》。めちゃくちゃかわいいです!れっきとした作品ですが、座ってもいいそうです。大きな目玉の上に座るなんて、ドキドキします。この章の作品について、藪前さんは次のように解説しています。藪前さん岡本太郎は、生涯作品を売りませんでした。なぜなら、売ったら一部の金持ちだけのものになってしまうから。「芸術は大衆のもの」という考えを持ち、1954年に立ち上げた現代芸術研究所で大衆に作品を広めていく方法を研究するいっぽうで、彼らが手に入れることができるようなプロダクトを作りました。ゆかたやネクタイ、スカーフなど、どれも岡本太郎の作品なのです。《坐ることを拒否する椅子》も、椅子はゆったりくつろぐものではなく、椅子そのものが人間に挑んでくるような雰囲気。椅子は、「戦いの連続である人生のちょっとした休息のためだけのもの」という彼らしいメッセージが込められています。超有名な作品も登場!『展覧会 岡本太郎』展示風景第5章では、岡本太郎の代表作、《太陽の塔》と《明日の神話》にフォーカス。日本万国博覧会(大阪万博)のシンボル《太陽の塔》は、1/50サイズの立体作品と内部模型、さらに構想スケッチが展示されています。いっぽう、《明日の神話》は、渋谷駅コンコースにあるパブリックアートの1/3サイズの下絵。岡本は、この2つの作品を同時並行的に制作していました。渋谷駅で、《明日の神話》を目にしている方も多いと思いますが、作品に何が描かれているか、テーマまで知っている方は少ないかもしれません。藪前さんは次のように解説しています。藪前さん《明日の神話》は、原爆と水爆をめぐる人類の関わりを描いています。人間の進歩に対して警鐘するかのように、ビキニ環礁での水爆実験で被ばくした第五福竜丸や、中心には原爆の火に焼かれている人間もいます。ただ、警鐘だけではなく、異なる力がぶつかり合うなかで悲劇を越えて人類が新しく生まれ変わるのだ、というメッセージも込められています。東京展は12月28日まで!岡本太郎のエネルギーをたっぷり浴びられる展覧会は、12月28日まで開催。その後、愛知に巡回します。ぜひ会場で、彼の力強い作品と対峙してみてください。Information会期:~12月28日(水)※日時指定予約制休室日:月曜日会場:東京都美術館開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)夜間開室金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)※最新情報などの詳細は展覧会公式HPをご覧ください観覧料:一般¥1,900、大学・専門学校生¥1,300、65歳以上 ¥1,400作品はすべて岡本太郎記念現代芸術振興財団
2022年12月04日滋賀県立陶芸の森陶芸館では、特別展「静中動:韓国のスピリットをたどる―開かれた陶のアート」展を9月17日より開催しています。当館レジデンス事業の30周年を記念として開催した本展は、やきものを中心に韓国の伝統から現代まで一堂に会します。また11月11日より、陶芸館ギャラリーで「Marty Gross編集 ‘韓国の陶工 作業工程1974’」の連携映像も特別放映しています。1. 展覧会名特別展「静中動:韓国のスピリットをたどる-開かれた陶のアート」2. 主催滋賀県立陶芸の森、京都新聞3. 監修東京藝術大学美術学部 教授 片山まび氏4. 後援駐日韓国大使館 韓国文化院、滋賀県教育委員会、甲賀市、NHK大津放送局5. 協力甲賀市国際交流協会、在日本大韓民国婦人会 滋賀県地方本部、京セラ株式会社6. 協賛山田牧場7. 助成ARTS for the future! 2 公益財団法人ノエビアグリーン財団 ロゴ8. 会期令和4(2022)年9月17日(土)~12月18日(日) (80日間)9. 利用情報開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)休館日 :毎週月曜日(9月19日/10月10日(月・祝)は開館し翌日振替休館)10. 入館料一般750円(600円)/高大生560円(450円)/中学生以下無料※( )内は20人以上の団体料金 ネット割引券利用で10%off■展覧会概要激変する歴史の中で他文化と交流しながら、独創的な世界観を生み出してきた韓国アート界には、静の中に潜められる動のエネルギー、「静中の動」の精神が垣間見える。とりわけ、人・文化の交流を通じた変容により、新たな美が生まれる一方、その動きの中で相対的に浮かび上がるアイデンティティや、変わらない伝統の精神性なども根底にうかがえる。その精神性の代表例の一つとして挙げられるのが、朝鮮白磁の「満月壺(MOON JAR)」です。満月壺は近年ジャンルを問わず、韓国のアーティストたちに通底する美・文化のキーワードとしてたびたび登場します。本展では、静中動の視点から伝統を踏まえて、様々な表現・理論へと展開された韓国アート、主に陶を素材にした作品を中心に紹介し、その根底にある精神性と魅力について、歴史的に多くの接点を持つ日本のやきものとの関わりを通じて浮き彫りにします。■展示構成・出品作家 約130点序章 「精神性の根源」:時を越えて見出されるもの青磁・粉青沙器・白磁・甕器の名品、藤本巧(写真)、Marty Gross(映像)第1章 「静」:静に潜められた動のエネルギー具本昌(写真)、申相浩、李秀鐘、李康孝、裴泳和、劉炳豪、尹柱哲、尹豪浚、金愛榮、李寶那第2章 「中:関係性」-物と空間、平面と立体、韓国と他国李禹煥(絵画)、李承煕第3章 「動」-動きの中で浮かび上がるアイデンティティ元慶煥、禹寛壕、林美岡、金鉉淑、呂宣九、玄尚哲第4章 「静中動をこえて:いま、ここ」-同時代の動きの中で裴世眞、趙光勲、李允姫、河明求、裴相順(絵画)※“裴”は正しくは、「裴」の上にけいさんかんむり※“允”は正しくは、「允」の横におうへん※“寛”は正しくは、旧字体■関連イベント1. 本展監修者の片山まび氏のスペシャル・トーク+アーティスト・トーク※参加費無料、要事前申込・日時:11月6日(月) 13時~15時30分・場所:滋賀県立陶芸の森 信楽産業展示館 ホール2. 出品作家・河明求氏の野焼きイベント「未来へのおくりもの―はにわメッセンジャー」参加者の完成作を作家の作品と併せて展示予定制作:8月6日(土)/焼成:8月21日(日)※協力:世界にひとつの宝物づくり実行委員会3. 韓国の食と器:キムチとオンギ(1)オリジナルのキムチ壺づくり・日時:10月9日(月)・講師:玄尚哲(出品作家/信楽在住の韓国人陶芸家)(2)キムチを漬けてみよう!・日時:11月26日(土)・場所:一般社団法人シガラキ・シェア・スタジオ・講師:李美姫(在日本大韓民国婦人会 滋賀県地方本部 会長)※特別協力:在日本大韓民国婦人会 滋賀県地方本部、甲賀市国際交流協会、しがらきマルシェ4. ギャラリートーク(学芸員による展示解説)※申込不要、要入場券・日時:9月25日(日)、10月23日(日)、11月20日(日)いずれも13時30分~5. 陶芸館ギャラリー「Marty Gross編集‘韓国の陶工 作業工程1974’」令和4(2022)年10月11日(金)~12月18日(日)本展に併せて陶芸館ギャラリーでは、韓国を代表する保存容器・甕器(オンギ)づくりの1974年の映像を、マーティ・グロス(Marty Gross)の編集による特別映像を放映しています。今では見ることのできないソウルにある2か所のオンギ工場で土の水簸から焼成まで細かい工程(約60分)を当時の状況を知っている韓国の陶芸家によるコメント入りでご確認できます。6. 地元企業協賛企画 山田牧場 POP UP SHOP!自慢の牛乳を使用した商品を陶芸館前にて販売。開催日:会期中の土曜日・日曜日・祝日(雨天中止)7. その他同時期開催の「朝鮮の工芸」をテーマにした展覧会・日本民藝館(東京):「柳宗悦と朝鮮の工芸 陶磁器の美に導かれて」9月1日~11月23日・韓国文化院ギャラリー MI(東京):「『朝鮮とその藝術』刊行100周年記念 柳宗悦の心と眼―日本民藝館所蔵 朝鮮関連資料をめぐって―」9月14日~10月1日■プレスリリース画像「白磁壺」朝鮮時代(18世紀) 日本民藝館所蔵「粉青刷毛目鉄絵草花文俵壺」朝鮮時代(15世紀後半―16世紀前半) 日本民藝館所蔵李康孝(LEE, Kang hyo)《粉青山水》2014年 個人蔵李承煕(LEE, Seung hee)《Tao_Kyoto(13)》2018年 個人蔵李承煕(LEE, Seung hee)《Tao_Kyoto(15)》2018年 MUSEUM 李朝所蔵金愛榮(KIM, Ye young)《Pivot Series_瀬戸際の風景3》2022年 個人蔵禹寛壕(WOO, Kwang ho)《一万個のプレゼント》2014年 滋賀県立陶芸の森陶芸館蔵 ※“寛”は正しくは、旧字体呂宣九(YUH, Sun Koo)《瞳の世界》2018年 滋賀県立陶芸の森陶芸館蔵河明求(HA, Myeong gu)《Happy Tiger》2021年 個人蔵裴世眞(BAE, Se jin)《Waiting for Godot 324426-325556》2022年 個人蔵 ※“裴”は正しくは、「裴」の上にけいさんかんむり裴相順(BAE, Sang sun)《The Chandelier5》2018年_Archival pigment print 個人蔵 ※“裴”は正しくは、「裴」の上にけいさんかんむり 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月21日猫の合同写真展&物販展「ねこ休み展 冬 2022 in 福岡」が、2022年12月3日(土)から2023年1月15日(日)まで福岡のトゥデイズ ギャラリー スタジオ フクオカにて開催される。250点以上の展示作品が会場を埋め尽くす“ねこまみれ”の空間これまで100万人以上を動員した「ねこ休み展」は、可愛らしい猫クリエイターの写真展示や、猫モチーフのグッズ販売を行うイベントだ。福岡で行われる冬の新作展は、トータルSNSフォロワー数が驚異の300万人超えのスター猫たちが一堂に会する“猫の祭典”。クリスマスを意識した作品から、新年の幕開けを感じる作品など、250点以上の展示作品や、2,000点以上のグッズが会場を埋め尽くす“ねこまみれ”の空間を楽しむことができる。会場内には、九州初上陸となる、新たなスター猫の仲間として、へそ天の寝姿が可愛い「ころもくん」や、クスッと笑えるエキゾチックショートヘア3匹の表情が人気の「Bocco・Zuu・Mr.P」など、新たなスター猫たちが集結。貴重な作品を生で鑑賞することができる。ほかにも、Twitterのフォロワー数が累計33万人を超える「ホイちゃん」や、出版した写真集も人気の「うに」、アザラシのようなお腹の「よもぎ」、島ねこ写真家の「あおいとり」など、SNSで人気の作品を多く展示する。「世界をめぐる羊毛フェルト猫」の限定イベントもまた会場内の特設ブースでは、羊毛で作る手のひらサイズのミニチュア猫を制作するクリエイター「MEBARU」とのコラボレーションイベントを限定開催。のんびりと世界中を旅しているかのような、羊毛フェルト猫作品を展示・限定販売する。【詳細】猫の合同写真展&物販展「ねこ休み展 冬 2022」開催日時:2022年12月3日(土)~2023年1月15日(日)会場:トゥデイズ ギャラリー スタジオ フクオカ住所:福岡県福岡市中央区薬院2-2-4 1F入場料:600円※3歳以下は入場無料。営業時間:11:00~18:00休館日:月曜日、火曜日※1月9日(月)は開館、1月11日(水)は振替休日。出展者:56組(予定)グッズ例:<ぢゅの>・サメにゃんの腹時計 3,410円・コクーングラス 1,430円・木蓋つきステンレスタンブラー350ml 2,970円<福嶋吾然有>・作品集「コラージュシリーズ 2018-2021」 2,200円・タイル原画 14,300円・大きめポストカード 各330円・妖精猫の型抜きカード 各330円<灯さかす>・木製看板型クリップ 各660円・ましまろうぬいぐるみ 4,180円~・ミニ原画 7,700円~<ホイ主>・オリジナル卓上カレンダー(ポストカード付き) 1,400円<あおいとり>・猫カレンダー「気まま猫2023」 1,320円<Mai>・ザビエル首輪 各種1,870円<アップルココ>・ファー付きコート 各2,200円<MEBARU>・羊毛フェルトの猫 71,500円<yura felt>・手のひらの猫 キジトラ・エキゾチック 22,000円・フレーム小窓のちいさな猫 8,800円・Pocketo Animal バッジ 5,500円<ナルカワマナミ>・ジュエリーフェイスブローチ 5,500円・眠り猫のブローチ 5,700円<joan.4747>・招きねこさん 3,630円~・お酒ねこさん 9,350円~・メタボねこさん(風呂上がり) 13,200円※上記は予定のため、内容は変更になる可能性あり。
2022年11月18日本物そっくりのカラフルで精巧なクリームやキャンディ、フルーツなどを用いたインスタレーションや現代アート作品を制作する作家、渡辺おさむ氏の展覧会【渡辺おさむ展お菓子の美術館】を11月19日(土)から酒田市美術館【山形県酒田市】にて開催いたします。開催期間中に関連イベントも多数実施いたしますので、渡辺おさむの作品とあわせてお楽しみください。酒田市のシンボル獅子頭作品酒田市のシンボル獅子頭作品■酒田のシンボル、獅子頭もスイーツになって登場!渡辺おさむは、樹脂などを材料に本物そっくりに作られた“スイーツ”を使い、デコレーションするスイーツデコの技術をアートに昇華させた現代美術作家です。思わずたべたくなるようなホイップクリームやマカロン、キャンディなどカラフルな“スイーツ”を用いて、動物や建築物の模型にデコレーションを施し、可愛く気品溢れる作品を創り出しています。また、ロダンの≪考える人≫やフェルメール≪真珠の耳飾りの少女≫など、有名な絵画や彫刻も渡辺おさむの手にかかれば、美味しそうな作品へと変化します。本展覧会では、酒田の赤ちゃん獅子をデコレーションした≪スイーツ獅子頭-blue cream-≫≪スイーツ獅子頭-pink cream-≫など、酒田ならではの作品も登場します。まるで魔法のようなお菓子の美術館をお楽しみください。■関連イベント●渡辺おさむギャラリートーク日時:11月19日(土)11:00~、14:00~定員:各回20名程度(先着)費用:無料(但し、要観覧券または年間券)●渡辺おさむワークショップ 「クリスマスオーナメントを作ろう」日時 :11月20日(日)11:00~、14:00~場所 :美術館ミーティングルーム定員 :各回8名(先着)対象 :小学4年生から大人まで (小学生は保護者同伴必須)費用 :1,000円(材料費込み)申込み:11月9日(水)9:00から美術館電話申込み※当日は汚れても良い服装でお越しください。●おしゃべりなアート鑑賞会学芸員と展示室内をめぐって対話型の鑑賞を行います。日時:11月27日(日)、12月4日(日) 各日11:00~13:30、14:00~14:30定員:各回10名程度(先着)費用:無料(但し、要観覧券または年間券)●ぬいぐるみお泊まり会お気に入りのぬいぐるみが美術館を探検。お泊まりの様子は美術館のSNSで公開します。お迎え日には皆で泊まった様子をスライドショーで鑑賞します。お預かり :(1)11月26日(土) (2)12月11日(日) 各日11:00お迎え&鑑賞会:(1)12月3日(土) (2)12月17日(土) 各日14:00定員 :各回先着5名(1人1体)費用 :500円対象 :どなたでも場所 :美術館ミーティングルーム参加条件 :ぬいぐるみの大きさは15cm~30cm程度。ぬいぐるみと1週間離れても大丈夫なこと。申込み :11月20日(日)9:00から美術館電話申込み酒田市美術館ホームページ: ■渡辺おさむ氏コメント誰もがみた事のある美術の名品が、お菓子で表現された不思議な美術館へ皆様をご招待いたします。クリームでデコレーションされた絵画は本来の意味や概念から離れ、新たなストーリーをつむぎ始めます。本展では、酒田市をイメージした巨大なお菓子のジオラマや、お菓子の水族館、お菓子が並ぶ7mの晩餐会テーブル、3mのお菓子のメリーゴーラウンドなど、美術館じゅうに不思議な世界が広がっています。ぜひお菓子の美術館であなただけの物語を見つけてみてはいかがでしょうか。■渡辺おさむについてスイーツデコの技術をアートに昇華させた第一人者として「東京カワイイTV」(NHK)や「徹子の部屋スペシャル」(テレビ朝日)等、多くのメディアに取り上げられています。その作品は、国内はもとより海外でも注目を集め、中国、インドネシア、イタリア、ベルギー、トルコ、アメリカ、韓国などでも個展が開催され、話題を呼んできました。また作品集や著書が出版されたほか、大原美術館や笠間日動美術館など国内8ヶ所の美術館に作品がコレクションされています。渡辺おさむホームページ: ■開催概要会期 :2022年11月19日(土)~2023年1月22日(日)休館日:12月から月曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日(木)~2023年1月3日(火)時間 :9:00~17:00 ※入館は16:30まで会場 :酒田市美術館〒998-0055 山形県酒田市飯森山3丁目17-95観覧料:一般1,000円(900円)、高校生500円(450円)、中学生以下無料※( )内は20名以上の団体料金※大学・専門学生は一般料金となります。※障がい者手帳をお持ちの方、およびその介助者1名の観覧料は半額となります。※お得な年間券は、3,300円で3名様まで1年間何度でもご利用できます。主催 :公益財団法人さかた文化財団 酒田市美術館共催 :酒田市、酒田市教育委員会協力 :渡辺おさむアトリエ企画協力:M&M Color 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月10日アートアクアリウム美術館 GINZAは、秋イベント「生命の宿る金魚アート」を開催。「アートアクアリウム美術館 GINZA」で金魚アートを鑑賞「アートアクアリウム美術館 GINZA」は、“百華繚乱~進化するアート~”をテーマにした、金魚アートの常設施設だ。色とりどりの金魚とともに、光や音、香りの演出を施した、幻想的な空間を楽しめる。館内では、様々な色合いで輝く個性豊かな水槽作品を多数展示。光と色が交錯する水槽のなかで、金魚たちが優雅に泳ぐ、非現実的な美しい景色を堪能することができる。金魚×デジタルのアート作品秋イベント「生命の宿る金魚アート」では、芸術の秋に向けて、金魚をテーマにしたアートや伝統工芸作品を複数展示する。中でも注目なのは、「女性と金魚/鯉」をモチーフにしたデジタルアートだ。新進気鋭の様々なアーティストとコラボレーションした、幻想的なアート作品を間近で鑑賞できる。チョークで描いた金魚作品また、チョークアーティスト・Moecoによるチョークで描かれた金魚作品や、歌川国芳による金魚や鯉を描いた作品20点余りを集めた「歌川国芳コレクション」なども取り揃えている。日本の伝統を感じらえる作品そのほか、日本の伝統工芸である江戸切子の中で金魚が優雅に泳ぐ「金魚の飾り棚」や、京都の伝統的な織物・西陣織、日本の伝統芸能である能のお面、盆栽など、日本の伝統美に触れることのできる作品も用意している。とらやとのコラボ羊羹もさらに、アートアクアリウム美術館 GINZAのミュージアムショップでは、とらや(TORAYA)とコラボレーションした「小形羊羹」を販売。とらやを代表する小倉羊羹「夜の梅」を含む5種類の羊羹を、アートアクアリウムオリジナルのパッケージで提供する。【詳細】アートアクアリウム美術館 GINZA「生命の宿る金魚アート」開催日程:2022年11月1日(火)~場所:銀座三越 新館8階住所:東京都中央区銀座4-6-16営業時間:10:00~19:00(変更になる場合あり)休館日:銀座三越の休館日に準ずる ※不定期で休館の場合あり料金:WEBチケット 2,300円、当日券 2,400円【問い合わせ先】銀座三越TEL:03-3562-1111(代表番号)
2022年11月05日’20年夏に認知症を公表するも“最後の絵画展”を開催するために一念発起!?今回は、絵画展のための作品を描きながら、脳も活性化できる一石二鳥の“脳活アート”に挑戦した蛭子能収さん(75)。はたして作品は完成するのだろうか……。■蛭子さんになんとか絵を描かせたい!認知症になった蛭子さんの展覧会をやりたい──。そんな『女性自身』の編集デスク・吉田のムチャぶりを受け、私、「蛭子能収の人生相談」の担当記者・山内は悩んでいた。認知症を公表して2年。最近の蛭子さんのやる気は低下の一途。「絵を描いてください」と頼んでも「いや~、面倒くさいですね」と頭をかきながら笑ってごまかす。画材を用意しても、ペンを持って10分ほどで「大丈夫?次の仕事があるから」と、マネージャーを見ながらペンを置いてしまう。仕事などないのに……。認知症という病気は、サブカル界のカリスマ“芸術家・蛭子能収”の才能と集中力を奪い去ったのか。悩める私にある日、ひとつのアイデアが浮かんだ。それが「臨床美術」だ。彫刻家の故・金子健二さんが、医療や福祉の専門家とともに開発した日本初のアートプログラムメソッド。認知症の予防や改善だけでなく、子どもの感性教育、社会人のメンタルヘルスケアなどにも取り入れられている。「認知症の予防や症状改善を目的とした臨床美術には、誰もが楽しみながら作品をつくれるように考えられたプログラムがあり、創作活動を通して脳が活性化します」そう語るのは「芸術造形研究所」の臨床美術士・大倉葉子さん。これまでも認知症患者の意欲と潜在能力を引き出してきたベテラン臨床美術士である。彼女の手にかかれば、「面倒くさい」とペンを投げ出す蛭子さんのやる気も、引き出してくれるかもしれない──。■会話で蛭子さんの心を解きほぐす!いよいよ蛭子さんに臨床美術にチャレンジしてもらう日が来た。「今日は絵を教えていただこうと思ってやってきました」臨床美術士の大倉葉子さんは、蛭子さんにこう語りかけた。初対面の人の前ではいつも表情が硬くなる蛭子さんの目元が少しゆるんだ。「蛭子さんの本を3冊読ませてもらいました。好きなものも知っています。カレーライスにラーメンですね」と語る大倉さんに、蛭子さんは「そうですね」と笑顔を見せる。「私は蛭子さんの描く人の顔が好きなんですよ。見る人によって悲しそうにも、うれしそうにも見えますよね。どうやって描くんですか?」と、大倉さんは紙とペンを取り出した。脳を活性化させる「臨床美術」だが、まずは蛭子さんの心を開いていくコミュニケーションが重要のようだ。「どうやったかな……」と、頭をかきながら蛭子さんが自らペンを手にした!知らない人の前だとモジモジして何事も出だしが遅くなる蛭子さんだが大倉さんとの自然な会話で心がほぐれたのか、スムーズにペンを動かした。■ネガティブ思考でペンの動きが止まるその次に、蛭子さんの目の前に、展覧会用のイラストボードが用意された。ただならぬ雰囲気に蛭子さんの表情が固まった。すかさず大倉さんは、バッグから競艇専門誌『ボートボーイ』を取り出し「今日は大好きなものを描きましょう」と話しかけた。たちまち目を細めてページをめくり始める蛭子さん。「オレは、ボート走って行くときに、波があがるところが好きなんだよね」と、イラストボードの中央に競艇のボートを描き始めた。認知症になってから蛭子さんの絵は、紙の隅に小さく描かれるのが特徴だった。大胆な構図が魅力の蛭子さんが戻ってきた?そんな矢先、「実は、オレは競艇でずいぶん負けました。家族にも怒られたんですよね」とぽつり。蛭子さんの手が止まった。絵を描いていくうちに競艇に対するネガティブ思考が充満してきたようだ。表情も硬くなる。こうなると絵は進まない。さあ、どうなるか?【後編】“最後の絵画展”蛭子さんの今が描かれた作品が完成!へ続く※今回、蛭子さんが体験したのは臨床美術の手法によるコミュニケーションを通した絵画制作であり、実際の臨床美術のプログラムとは異なります。
2022年10月24日【前編】蛭子さん“最後の絵画展プロジェクト”のため、脳活アートに挑戦!から続く’20年夏に認知症を公表するも“最後の絵画展”を開催するために一念発起!?今回は、絵画展のための作品を描きながら、脳も活性化できる一石二鳥の“脳活アート”に挑戦した蛭子能収さん(75)。はたして作品は完成するのだろうか……。■「おやつタイム」で大復活!順調に展覧会用の作品を描いていた蛭子さんだが、競艇で負けたときの記憶がよみがえり、ペンがいっこうに進まない。これまでなら「蛭子さん、がんばって、ほら、ここに線を描けばいいですよ」と急かしていた。ところが大倉さんは「そうなんですね」と蛭子さんのネガティブ思考を受け入れた。ペンを置いた蛭子さんをそっと見守る。そして「蛭子さんが東京に来て驚いたことはなんですか?」と話しかけた。「富士山ですね、本物を見たときの衝撃は忘れられませんね」「どんな富士山でした?雪はありました?」「え~とですね、こんな富士山でした」蛭子さんがスラスラと雄大な山を描きはじめた。ネガティブ思考ではなく、楽しかった思い出や感情を掘り起こして、それを絵として表現していく。これが臨床美術では重要なようだ。大倉さんは、その手元よりも蛭子さんの表情をよく見ている。蛭子さんの表情が曇りがちになると、奥さんのこと、映画やテレビ出演のことなど、蛭子さんにとって楽しい思い出を掘り起こしていく。■苦手の色つけを始めた!「富士山に色をつけていきませんか?」と大倉さんが、16色セットのオイルパステルを置いた。その誘いに、蛭子さんは、迷うことなくピンク色のパステルに手を伸ばした。「山なら青か緑じゃないですか」と、私が口出ししようとしたとき、それを遮るように大倉さんが「いいですね、赤富士ならぬ桃富士!」と声をかけた。「色を自分で選ぶだけでも脳が活性化するんですよ」と小さな声で付け足した。蛭子さんが52年前に見た日本一の山の記憶は、いま桃色となって心に残っているのかもしれない。そっくりに描かなくてもいい。心のおもむくままに描きたいものを、塗りたい色で仕上げていくことが臨床美術の重要なポイントだ。「色をつけるのは面倒くさい」が口癖だった蛭子さんがいま、夢中になって富士山を桃色に輝かせていく。安心して没頭できる環境作り、心を揺り動かすコミュニケーションによって、蛭子さんはスイッチが入ったように創作に取り組んでいる。大倉さんは、臨床美術士は伴走者だと話していた。「ヒモを引いて誘導するのではなく、その人が持っている感性を引き出すことです」認知症で記憶は失われるかもしれないけれど感情は残る。その人らしさに寄り添い続けることを忘れてはいけないようだ。■絵が完成!蛭子さんが一言「売れますかね?」豪快に滑走するボートに色づけをしていた蛭子さんが、手にしていたオイルパステルを置いた。上気した顔にはいつもの笑みが戻っている。自由奔放な色彩と不思議でエネルギッシュな絵柄。一世を風靡した蛭子さんのヘタウマ画風が戻ってきた。大倉さんは、蛭子さんのやり切った笑顔に満足している。蛭子さんの才能はまったく涸れていない。感性を刺激して自信を持たせればいいのだ。「いい絵ですね。蛭子さんの絵は人を引きつけますね」と褒められた蛭子さんは、頭をポリポリしながら、「いくらで売れますかね?」お金を稼ぐどん欲さは認知症になってもならなくても変わらない。「これからも描いていきましょう」。大倉さんは蛭子さんのやる気スイッチをまたひとつ見つけたようだ。蛭子さんの展覧会は夢物語ではなく、実現に一歩近づいた。〈おわり〉※今回、蛭子さんが体験したのは臨床美術の手法によるコミュニケーションを通した絵画制作であり、実際の臨床美術のプログラムとは異なります。
2022年10月24日多種多様な植物が生い茂る大阪のオアシス、長居植物園に今夏、チームラボが手がける屋外型の夜間常設展がオープン。日没後は、幻想的な光が彩るアート空間へと変貌する。夜の植物園に現れる自然と人と光が織りなすアート。大きな光のOvoid(卵形体)が高密度に立つ「自立しつつも呼応する生命の森‐ユーカリ」。訪れた人はOvoidに触れ、分け入り、遊ぶ。自然とアートが交差する異次元の空間へ。未来に向けて、植物が生き生きと生育できる環境を整え、5か月の休園期間を経て今春に再オープンした「長居植物園」。約24万平方メートルの広大な敷地には、1200種類もの植物が茂り、季節ごとにさまざまな表情を見せる。7月末からスタートした夜間の常設展「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」は、のどかな昼間の雰囲気から一転。闇に包まれた植物園には、チームラボの美しくファンタジックな光のアートが浮かび上がる。ラクウショウの並木道から、サルスベリの広場、ツバキ園…。夜空の下で園内を散策すると、エリアごとに配された作品は、風や雨、空を飛ぶ鳥、そして訪れる人たちなどの動きに呼応し、周りに波及しながら、その色や輝き、音色をどんどん変えていく。自然や人間と相互的、かつ連続的に影響を受けて、永遠に変容する姿は、まるで生命を宿しているかのよう。そんなアート空間にいると、時間や場所の感覚がボーダーレスになって、異世界へ迷い込んだような気分に。「ツバキ園の呼応する小宇宙‐固形化された光の色」。ツバキ園に密集するOvoidは、太陽の下では世界を映し出し、陽が沈むと自ら光り輝き出す。Ovoidは、傾くと立ち上がりながら光を変え、色特有の音色を響かせて、周りにも波及していく。「具象と抽象‐二次林の入口」。人が作品の中に入り、立ち止まると、線の集合が新たに生まれ、広がりながら重なり、森は平面の層に。「森に描かれる空書‐ワンストローク、二次林」。森の中に現れる連続した一筆の「空書」は、幾層にも重なり、交差し、回転しながら、やがては消える。「大池に浮遊する呼応するランプ」。池に浮かぶランプは、人が立ち止まったり、風に吹かれて傾くと、強く輝き、音色を響かせる。入り口からすぐの「生命は連続する光‐ラクウショウ」。チームラボ ボタニカルガーデン 大阪デジタルアートが世界的に大人気のチームラボが手がける、国内では最新となる常設展示。コンセプトは“Digitized Nature”。デジタルテクノロジーによって自然を破壊することなく、「自然そのものが自然のままアートになる」プロジェクトを提案。大阪府大阪市東住吉区長居公園1‐23TEL:06・6699・5120日没~21:45(最終入場20:45)※季節によって変わる。第2・4月曜休※『anan』2022年10月26日号より。写真・原 祥子構成、文・野尻和代(by anan編集部)
2022年10月22日日本のメディアアートの未来を創造するクリエイター陣が集結したアート展『WAVE 2022』が11月12日(土)から27日(日)まで 3331 Arts Chiyoda にて開催される。今年で第5回目を迎え、海外プロジェクトとして2021年から2023年にかけて、ロサンゼルス、サンパウロ、ロンドンへも巡回中している『WAVE 2022』では、アート、グラフィックアート、イラストレーションなど創作の領域を超えた作品が一堂に集結。会場となる3331 Arts Chiyoda には、友沢こたお、島田萌、寺田克也、空山基、永井博、tupera tupera、吉田ユニ、浅野忠信、田名網敬一など、豪華クリエーター107人による唯一無⼆の空間が広がっている。アートプロデューサーである住吉智恵は『WAVE 2022』開催に際し、「個人の完成度の実現より、他者や自然とのバランスを意識すると、石や鉄や点が丁寧に置かれた「場」の包容力や広がりが清々しい。グラフィック作品もまたそういった世界観を内包し得るし、「美」の本質の問題にもつながる気がしている」とコメントを寄せている。<コメント全文>WAVE2022 によせて。アートプロデューサー/RealTokyoディレクター 住吉智恵美術史専攻の学生時代から2000年代くらいまで、李禹煥と「もの派」のいかつい芸術には惹かれなかった。石でしょ。はい鉄ね。ただ目が捉えるまま、能動的に思考する努力を放棄していたのだろう。さまざまな重苦しい出来事が起こった2010年代頃からどういうわけかいいなあと思う。枯れてきたのだろうか。近年「サステイナブル」(持続可能な)と呼ばれるような、心打たれる健康な平常さと関係があるのかもしれない。個人の完成度の実現より、他者や自然とのバランスを意識すると、石や鉄や点が丁寧に置かれた「場」の包容力や広がりが清々しい。グラフィック作品もまたそういった世界観を内包し得るし、「美」の本質の問題にもつながる気がしている。禅とかじゃなくて、もっと当たり前の美しさに。【開催概要】『WAVE 2022』【会期】2022年11月12日(土) ~ 11月27日(日) 11:00 - 19:00 ※最終日は18:00閉館【会場】3331 Arts Chiyoda / 1F メインギャラリー(〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14)【料金】一般1000 円 / 学生500円 / 中学生以下無料 ※障害者手帳をお持ちの方とその付き添いの方1名は無料【内容】アート作品の展示・販売【主催・運営】株式会社エンライトメント WAVE2022実行委員会【企画・キュレーション】高橋キンタローヒロ杉山Web site : <Artists>EYE(ボアダムス)、 青山哲士、 青山 夢、 赤、 赤津ミワコ、 秋元 机、 朝倉世界一、 浅野忠信、 鮎川陽子、 荒井良二、 あわい、 安斎肇、 anna choi、 eve、 石浦 克(TGB)、 伊藤桂司、 井上嗣也、 今関絵美、 岩間有希、 上田風子、 上田三根子、 牛木匡憲、 後 智仁 、 宇野亞喜良、 えつこミュウゼ、 榎本マリコ、 大竹笙子、 岡田将充 、 小川 泰 、 小渕もも、 角田麻有 、 影山 徹 、 片寄優斗、 加藤崇亮 、 河村康輔、 川元陽子 、 菊池虎十、 北沢夕芸 、 北見 隆 、 木原未沙紀 、 薬指ささく 、 くるはらきみ、 小林紗織 、 坂口隼人 、 逆柱いみり、 佐々木香菜子、 笹部紀成、 SARUME 、 ジェニーカオリ 、 七戸 優 、 島田 萌 、 しりあがり寿、 スージー甘金 、 スガミカ 、 snAwk 、 SUMIRE、 外山奏瑠、 空山 基、 高橋キンタロー 、 竹内みか、 田名網敬一 、 田中麻記子 、 田辺ヒロシ、 谷田一郎、 チョウ・テイ、 都築まゆ美 、 tupera tupera 、 手島 領 、 寺田克也、 時吉あきな 、 冨沢ノボル、 友沢こたお 、 永井 博 、 中島友太、 中原昌也 、 那須慶子、 抜水摩耶、 野々上聡人、 長谷川雅子、 HAMADARAKA 、 平井豊果 、 ヒロ杉山 、 廣瀬祥子、 深谷良一、 藤田淑子、 本田 誠、 前田 麦 、 前田 裕、 牧かほり 、 益山航士、 真々田ことり 、 水野健一郎 、 ミック・イタヤ 、 ミヤギユカリ、 本 秀康 、 森口裕二 、 矢野恵司 、 山口はるみ 、 山崎由紀子 、 湯村タラ、 湯村輝彦TERRY JOHNSON、 吉岡里奈 、 吉實 恵 、 吉田ユニ、 吉村宗浩 、 YOSHIROTTEN 、 米原康正
2022年10月21日あべのハルカス近鉄本店では、イラストレーター鈴木英人氏の原画・版画を展示販売する「~風と光のアート~ 鈴木英人の世界展」を開催します。色彩豊かでリアルな独特のタッチで、アメリカのリゾート地やクラシックカーを題材に1980年代からレコードジャケットなど音楽に関連したイラストを描き、今もなお版画作品を発表し活躍している鈴木英人氏。1970~80年代の日本のポップスがシティポップとして世界から注目されたことで、レコードジャケットや音楽雑誌のカバーを手掛けた作品が若い世代からも支持されています。本展では、有名なアーティストのCDジャケットや雑誌の表紙を飾った往年の作品から最新作までの原画・版画100余点を展示販売します。■ <催事概要>【期 間】11月17日(木)~22日(火)【場 所】あべのハルカス近鉄本店 ウイング館9階催会場【営業時間】10:00~20:00 ※最終日は、15:00閉場■ <内容>〇1980年代初期から2000年までの貴重なパントーン原画と、1985年から2022年の最新作を含む版画を100余点展示販売します。往年のEIZINファンから、若い世代までお楽しみいただけます。●鈴木英人作品の魅力音楽で言えばイージーリスニング。眉間に皺を寄せることのない楽しいアート。英人の絵は“理屈無し”に画面の中の世界に引き込み、100%プラス思考にさせるエネルギーが満ちています。それぞれの作品(版画)の40~50色の多色刷りによる色彩の鮮やかさは、長い時間をかけて英人と刷り師との細かく緻密な連携作業によって成し遂げられます。その作品は、洗練された色彩のハーモニーを生み出し、独創的な世界を創り上げています。また、最近の作品は、刷り工程までも自らの工房で自らの手で刷り機を使って仕上げています。(この技法がEMグラフです)●鈴木英人の原画の特長英人の原画は、下絵の上に色数の多いパントーンオーバーレイ(画材名)というフィルムを、貼り込んでいます。英人はスミ線でトーンラインを描き、パントーンオーバーレイをカッターで切り、細かな部分はルーペで見ながらカットし、30~50色くらいのオーバーレイフィルムを貼って仕上げていきます。パントーンオーバーレイは、2000年で生産中止になり、その後、パントーン原画の制作ができなくなったため、今ではたいへん貴重なものとなりました。会場では、1980年代初期から2000年までのパントーン原画を約30点展示販売いたします。また、原画制作工程の資料も展示します。販売作品の一例【原画】「ライトフォールズ オブ ボードウォーク」 1991年(パントーン原画 タテ47.5×67cm)4,180,000円「ラジオアイランド」1982年(パントーン原画 タテ43.7×32.6cm)1,320,000円【版画】「ANR―261」 1988年(リトグラフ タテ47.8×67.3cm) 660,000円「サンディービーチ」2004年(EMグラフ タテ46.5×ヨコ54.5cm)253,000円「此処より永遠に」2019年(EMグラフ タテ41.5×ヨコ62.4cm)242,000円「フロンティア」2022年(EMグラフ タテ33.3×ヨコ46.6cm)198,000円〇往年の世代には懐かしく、若い世代には新しく感じる特別展示コーナー【鈴木英人 コラボレーション作品】表紙を担当した雑誌FMステーション、カバーを担当した山下達郎のレコードジャケットなど、懐かしく貴重なグッズ展示や、山下達郎のCDカバー、桑田佳祐のレコードジャケットのEM原画を展示します。(展示品は全て非売品です)〇作品集・グッズコーナー「鈴木英人 ALL TIMES 作品集」 3,960円「鈴木英人作品集 2013-2017」 2,200円その他、コースター(5種類1セット)、マグカップ、クリアファイル、財布、コインケースなど、EIZINオリジナルグッズを販売します。〇お買いあげプレゼント【1】会期中、原画・版画をお買いあげの方先着30名様に「額装ミニプリント」をプレゼントします。(お買いあげの方先着31名様からは、オリジナルレターセットを進呈)【2】原画・版画をお買いあげの方に「鈴木英人直筆サイン入り EIZINオリジナルシート」をプレゼントします。■ <鈴木英人プロフィール>1948年福岡県博多生まれ。1971年頃より広告デザインを手掛け、デザイナー、アートディレクターを経て、1980年イラストレーターとしてデビュー。山下達郎のレコードジャケット、FMステーション誌のカバーデザイン等数多くのイラストレーションを描く。以後、商業デザインの世界にとどまる事なく、1985年「EAST ALBUM」のタイトルで、版画(リトグラフ)30作品を、東京と大阪の5箇所の画廊で同時に発表。現代アート作家としての地位を築き上げる。以後、精力的に版画作品を制作発表し、現在作品数は300点を超え、継続的に全国の百貨店等で個展開催。※表示価格には消費税が含まれています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月18日東京文化会館、11月19日(土)に「リラックス・パフォーマンス~世代、障害をこえて楽しめるコンサート~」開催Upload By 発達ナビニュース東京文化会館は2022年11月19日(土)に「リラックス・パフォーマンス〜世代、障害をこえて楽しめるコンサート〜」を開催します。「リラックス relaxed」とは“寛容な”という意味。「リラックス・パフォーマンス」は、障害の有無や年齢などにかかわらず、あらゆる人が安心して音楽を楽しめる公演です。聴覚障害のある方、発達障害があり劇場や音楽ホールでの音楽鑑賞に不安がある方、小さなお子さん(4歳以上)、そのほか「クラシック音楽公演は鑑賞マナーが厳しくて行きにくい」と思っている方でも安心して鑑賞できる公演です。リラックス・パフォーマンスには、以下のような特徴があります。●客席の照明を完全に暗くしません。●上演中に休憩が必要になった場合は、客席外に出ることができます。●公演の約3週間前に、プログラムとご家族・介助者のためのガイドをウェブサイトに公開します。●聴覚障害のある方も楽しめるよう、ヒアリングループ席や身体で音楽を感じられる体感音響席があります。これまで劇場や音楽ホールでの音楽鑑賞には不安があった方も、このコンサートでは、安心してプロの音楽演奏を楽しむことができます。この機会に親子や友人どうしなどで参加してみるのもおすすめです。※クリックすると発達ナビのサイトから東京文化会館の公式サイトに遷移します<詳細>日時:2022年11月19日(土)14:00~15:00(13:15開場)※休憩なし場所:東京文化会館 小ホール対象:4歳以上の方料金:指定1,100円(車椅子席、車椅子移乗席、体感音響席、ヒアリングループ席〈受信機貸出あり/貸出なし〉あり)●体感音響席振動を身体に伝える体感音響システム「ボディソニック」が使用されており、難聴の方は、ヘッドフォンやヒアリングループ(磁気ループ)からの音と一緒に全身で音楽を楽しむことができます(ろうの方は、振動によって音楽を楽しむことができます)。●ヒアリングループ席「ヒアリングループ」(「磁気誘導ループ」、「磁気ループ」とも呼ばれます)を用いると、マイクを通した音声を直接補聴器や人工内耳へ伝えることができ、声や音楽をクリアに聞くことができます。ループの音は補聴器や人工内耳のTモード、または専用受信機で聞くことができます。主催:東京都/公益財団法人東京都歴史文化財団 東京文化会館特別協力:パイオニア株式会社申込はこちらから※クリックするとチケットぴあの購入ページに遷移します【発達ナビ×フェリシモ CCP】発達ナビユーザーの声からコラボ商品開発進行中!過去大人気商品のリニューアル発売もUpload By 発達ナビニュース発達ナビとフェリシモCCPがコラボし、困りごとをサポートする商品づくり第4弾がスタートしました。200名以上の発達ナビユーザーの方から回答いただいたアンケートの内容から、『バッグインウォレット』と『透ける収納ボックス』の2アイテムの販売が予定されています。『バッグインウォレット』は中身が見やすいお出かけ用バッグで、じゃばらポケットやループ、マチ付きポケットがついており、収納がしやすくなっています。また『透ける収納ボックス』は、名前の通り中身が透けて見える収納ボックスで、間仕切りが調整できる、薬袋が立てて入れられる、などの工夫が施されています。また、新商品開発に伴い、これまでに販売した商品の中で、特に大人気だった2アイテム、『ポケットの中が見えるメッシュリュックインナー』と『タスクチェッカー』のリニューアル発売が決定しました。便利なツールを使用する、などの環境調整により、発達障害特性による苦手なこと、難しいことは軽減されることもあります。今回ご紹介したような商品を使用することで、日常生活の困りごとが少しでも改善されるかもしれません。※クリックすると発達ナビのサイトからフェリシモCCPのオンラインストアに遷移します。活字の読み上げを行う視覚支援デバイス『OrCam Read(オーカムリード)』販売開始Upload By 発達ナビニュースオーカムテクノロジーズは9月1日に新商品「OrCam Read(オーカムリード)」を発売しました。「オーカムリード」とは、高齢の方、学習障害(ディスレクシア等)のある方、視覚障害のある方など、文字を読むことに困難のある方々のために、活字の読み上げを行う視覚支援デバイスです。レーザーを当てることで、新聞、本、ディスプレイ、レストランメニューなどあらゆる活字を、瞬時に読み上げることができます。オーカムリードには以下のような特徴があります。●インターネット環境が不要●有線イヤホン、Bluetoothイヤホンとの接続が可能●日本語と英語の2言語の読み上げが可能(翻訳不可)●撮影したテキストの中から、知りたい情報だけを抽出して読み上げる「スマートリーディング機能」搭載●44.5グラムのコンパクト・軽量設計。図書館や自治体などでも導入が検討されているほか、日本語と英語を読み上げることが可能なので語学教育分野での活用も期待されています。文字を読むことに困難がある方々は、こうした商品を活用することで、日常生活の不便さが改善されるかもしれません。※クリックすると発達ナビのサイトから「オーカムテクノロジーズ」の公式サイトへ遷移しますヘラルボニー、10月19日~阪急うめだ本店にて原画展やアートプロダクトが楽しめる「ヘラルボニーアートコレクション」を開催Upload By 発達ナビニュース「異彩を、 放て。」をミッションに、 福祉を起点に新たな文化の創出を目指す福祉実験ユニット、ヘラルボニーが、2022年10月19日(水)~10月31日(月)の期間、阪急うめだ本店9階祝祭広場にて、「へラルボニーアートコレクションーー異彩と出会う、新たな感動。ーー 」を開催します。ヘラルボニーは、主に知的障害のある作家とアートライセンス契約を結び、さまざまな事業を展開し、作品を通して社会実装を進めています。今回のイベントでは、関西在住の作家を中心とする原画の展示のほか、アートライフスタイルブランド「HERALBONY」の出店、「アートクルーズイベント」などの関連プログラムが複数開催されます。大阪初出店となるヘラルボニーのイベントに足を運び、力強く自由なアートの世界を堪能してみるのはいかがでしょうか。<詳細>タイトル:「へラルボニーアートコレクションーー 異彩と出会う、新たな感動。ーー」期間:2022年10月19日(水)〜2022年10月31日(月)場所:阪急うめだ本店 9階祝祭広場内容:・原画展 「HERALBONY GALLERY in Hankyu」・作家アトリエスペース「異彩衣笠泰介のアトリエ・HERALBONY(ファッション・インテリア)POP UP出店・スペシャルコラボレーション(ファッション)POP UP出店・そのほか、会期中毎日、会場をめぐる「アートクルーズ」が開催されます。(10/29(土)は手話通訳付きでの開催予定)■ヘラルボニー両代表の松田崇弥氏・松田文登氏がガイドを務める「アートクルーズ スペシャル」日時:2022年10月19日(水)11:00-11:30 / 16:00-16:30場所:阪急うめだ本店 9階祝祭広場参加費:無料■公開アート制作「異彩 衣笠泰介のアトリエ」日時:2022年10月19日(水)13:30〜 アトリエ制作活動開始(終了時間未定)場所:阪急うめだ本店 9階祝祭広場 「異彩 衣笠泰介のアトリエ」ゲスト:京都市の「ギャラーミラクル」で活動する作家・衣笠泰介氏※10/20(木)以降、月・水・土・日制作予定( 時間未定)国連障害者権利委員会、日本政府に対し「障害児の分離教育」の中止を要請2022年8月、スイス・ジュネーブの国連本部にて、日本政府は「障害者の権利に関する条約」に関する審査を受けました。これを踏まえ、9月9日に国連の障害者権利委員会は日本政府に総括所見(勧告)を出し「特別支援教育により、障害児は分離され、通常の教育を受けにくくなっている」ことから、特別支援教育の中止を日本政府に要求し、「すべての障害のある児童生徒が、すべての教育レベルで合理的配慮や個別の支援を受けられるよう」国家的な行動計画を採用することを求めました。障害者権利条約は、障害がある人の権利を保障するための条約であり、2006年に国連が採択、日本は2014年批准しました。条約締約国は、定期的に条約の内容に反していないか審査を受ける必要があり、日本は今回、2014年の批准以降、初めて審査を受けました。審査は通常、障害者権利委員会の質問に政府が回答する形式で行われるのに加え、当事者の声を反映するため「別枠」が設けられています。今回日本からは審査に際して、当事者約100名が渡航し、障害者教育を取り巻く日本の現状について訴えました。国内でも現在、さまざまな意見が交わされています。日本の教育制度は、一学級あたりの生徒数が多く、教師の数が少ないなど、さまざまな課題があります。この勧告を機に今一度既存の教育制度全体を見直す必要があるのかもしれません。国連障害者権利委員会からの総括所見(勧告)はこちらからご確認ください。知的障害のある人の自立のためのコインケース『ニコニコイン』株式会社夢育て&NPO法人ユメソダテが販売開始Upload By 発達ナビニュース「数字として金額の大小」は分かるのに、「硬貨の種類・枚数の情報」を数字に変換することが難しく買い物ができない。知的障害のある人の中には、このように「自分でお金を扱うことができない」という困りごとを抱えている人がいます。こうした困りごとを解消するために、2021年から、株式会社夢育て&NPO法人ユメソダテで開発が進められていた『知的障害のある人の自立のためのコインケース』の販売がスタートしました。コインケースは、横から見ると笑顔に見えることから、「ニコニコイン」と名づけられました。左から百の位、十の位、一の位と硬貨を並べられるため、硬貨の種類・枚数が視覚的に分かりやすく、金額への変換がしやすいという特徴があります。障害のある方だけでなく、小さなお子さん、高齢者、視覚障害のある方、などさまざまな方にとって使いやすいコインケースになっています。※クリックすると発達ナビのサイトから株式会社夢育て&NPO法人ユメソダテのオンラインストアに遷移しますニコニコインの使用方法はこちらからご確認いただけます。※クリックすると発達ナビのサイトからNPO法人ユメソダテの公式YouTube動画「ニコニコイン」に遷移しますまた、株式会社夢育て&NPO法人ユメソダテでは、実際にニコニコインを使っている様子を撮影した動画を募集しています。詳細はこちらからご確認ください。※クリックすると発達ナビのサイトからREADYFORのサイトに遷移しますLITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2022年10月14日上野の森美術館で、『長坂真護展 Still A “BLACK” STAR Supported by なんぼや』が開催中です。廃棄物を使ってアートをつくる美術家、長坂真護(ながさかまご)さん。アートの力で世界を変えていこうとしている彼の力強い作品と、本人のコメントをご紹介!長坂真護さん、登場!長坂真護さん【女子的アートナビ】vol. 260『長坂真護展 Still A “BLACK” STAR Supported by なんぼや』の開幕前日、プレス内覧会が実施され、作家本人が出席。作品解説やフォトセッションが行われました。1984年福井県生まれの長坂さんは、2007年にアパレル会社を起業しますが1年で倒産。その後、路上アーティストとなり、世界を回りながら作品を描いていきます。2017年、ガーナの首都近くにあるスラム街・アグボグブロシーを初訪問。“世界最大級の電子機器の墓場”といわれるその場所で、彼は先進国が捨てた電子機器を燃やすことで生計を立てている人たちと出会います。電子ゴミを燃やすとき大量に発生する有毒ガスにより、30代の若さで亡くなっていく現地の人々の惨状を知り衝撃を受けた長坂さんは、アートの力で現実を変えていこうと決意。スラム街の子どもを描いたり、投棄された廃棄物を使ったりしてアートをつくりはじめます。作品が売れるとガスマスクを現地に届け、さらにその後も作品の売上をもとに完全無料の私立学校や文化施設をスラム街に設立。長坂さんの活動は、エミー賞受賞歴のある監督率いるクルーが撮影し、ドキュメンタリー作品『Still A “BLACK” STAR』も製作されました。自身の活動について、長坂さんは次のように述べています。長坂さん僕らだけで文化芸術を楽しんでいてはダメなんです。先進国の僕らだけが幸福でいいわけがない。2018年にはじめて展覧会をしたとき、僕は「スラムを変える」と言いました。そのときのメンバーは、僕だけでした。声を上げたとき、正直、自信はなかったです。でも声を上げてチャレンジすることと、声を上げずに後悔する生き方、後者だけはしたくないと思い、毎日一生懸命描いてきました。僕は100億円集めて、ガーナに最先端のリサイクル工場をプレゼントします。ここで得たものをガーナに返しに行きます。僕は絶対にやります。僕らは先進国の人間なので、みんなで集めれば100億だって集まると思うのです。経済大国の人間である僕らが、世界のスラムをはじめて撲滅したメンバーになる。それを僕が必ずやるので、どうか応援してください。美しい湿地帯に廃棄物が…《真実の湖Ⅱ》について解説する長坂さんまずは、本展のメインビジュアルにもなっている《真実の湖Ⅱ》について、長坂さんの解説をご紹介。長坂さんスラムを知るきっかけとなったアグボグブロシーの大地、そこをはじめて訪れたときの思いを表現した作品です。真ん中にいるのはアビドゥーという男の子。実際、このスラム街はもともと美しい湿地帯で、湖があり野鳥がいるような場所でした。そこに16年間、毎年のように60万トンの違法廃棄物が置かれるようになった。ゲーム機のコントローラーやテープ、パソコンなど、もしかしたら僕やみなさんが使ったものがスラムにあるかもしれない。先進国のゴミが堆積しているのに、それでもなお、この純真無垢な男の子はスラムの中で笑顔を咲かせている。この笑顔を表現したかった。ここから僕の画家としての人生が大きく変わったのです。コロナ前につくられた“ワクチン”作品《世界平和のワクチン》について解説する長坂さん続いてご紹介するのは、《世界平和のワクチン》。2018年に生み出された作品です。本作について、長坂さんは次のように述べています。長坂さん国の首相や大統領がテーブルに集まっていますが、よく見るとテーブルは3脚。脚が1本ないのです。テーブルの上に描かれているのは、もともと湖だったアグボグブロシー。この首脳たちが手を離すと、テーブルが傾きすべてが流れ落ちる。無理矢理、今の社会を保っている様子を表しています。地球を脅かす何者かが現れると、僕らは一致団結するんじゃないかなと考えてタイトルを「世界平和のワクチン」にしたら、コロナがきた。僕らは今、一致団結して社会を変えようとしている。まさに過渡期に僕らは立たされているのです。小豆島にもゴミが…長坂真護《向日葵》2022年2021年、長坂さんはスラム街の人たちに仕事を提供する必要性を感じ、農業事業を展開するため瀬戸内海の小豆島でオリーブ栽培の勉強をはじめます。そこで彼が遭遇したのは、島に流れ着いたマイクロプラスチックやシーグラスのゴミでした。長坂さん現地でビーチクリーニングを行い、そのときの廃材やシーグラスを使って、ひまわりをモチーフにした作品をつくりました。今回の新作です。ほぼゴミだったものが芸術品になりました。持続可能でパワフルなアート『長坂真護展』展示風景ちなみに、今回ご紹介した長坂さんの《向日葵》や《世界平和のワクチン》など、さまざまな作品原画(1点もの)は、展覧会のオンラインショップで購入可能です。作品の売上や入場料の収益の一部が、ガーナのリサイクル工場建設や、開拓農地の取得などの支援につながるシステムになっています。先進国が出した電子ゴミがもたらす惨状に衝撃を受けたことからスタートした長坂さんのアート活動は、わずか数年で億単位の売上を記録。デジタルなNFTアートの分野でも、300点出品したものが即日完売するという人気ぶりで、彼の創作活動は世界が注目しています。展示室で作品解説する長坂さん産業廃棄物や環境問題などの社会課題をアートの力で解決するという彼の活動もすばらしいですが、作品が発するエネルギーも半端ではありません。絵画だけでなく、立体作品や貯金箱のようにお金を投入できる作品もあり、単純に見ていて楽しいですし、パワーや元気をもらえます。「アートの力で世界を変える」なんて、文字だけで見たら胡散臭く、キレイごとのように思えるかもしれません。でも、本当に実行した人の軌跡を本展で体感できます。ぜひ一度、足を運んでみてください。Information会期:~11月6日(日)※会期中無休会場:上野の森美術館開館時間:10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)※最新情報などの詳細は展覧会公式HPをご覧ください観覧料:一般 ¥1,400、大学・高校生・専門学校生 ¥1,000、中学・小学生¥600
2022年10月01日アートプロジェクトを通じて国内外でクリエイティブな価値づくりを推進している、一般社団法人クリエイティブクラスターは、東京都の源流域にあたる檜原村を中心とした地域回遊型アート展「ひのはらアート2022~生活藝術とむらのよさ(Hinohara Art 2022, Living art in a village of Tokyo)」を、2022年10月22日(土)~11月23日(水・祝)までの一か月間、檜原村内にある複数の特設会場を中心に開催します。2021年に開催した「アーツキャンプひのはら」での実験展示より本プロジェクトは近年社会や地球環境、テクノロジーとの連結でより一層、表現とそれにともなうポジティブなインパクトの可能性を拡張する現代アートとその作家による創造力を通じて、源流から投射するこれからのTOKYOのクリエイティブな可能性とくらしの姿、そしてなぜ多くの首都圏の人々は「檜原村」「秋川渓谷」をいいというのか?というほんわりとしたものを、anno lab、チームラボ、中谷健一、佐野文彦、池城安武など12組以上による作品を同地に展示展開することで解き明かします。公式WEBサイト 特に最後の文化庁メディア芸術祭となった2021年度アート部門大賞のanno labによる新たなアプローチによる展示や、八重山の風土を切り取ったモチーフで沖縄の新たなカルチャーアイコンとなっている版画家の池城安武が檜原村の自然と風土から創る作品、工芸アートに新風を吹き込む中谷健一やNanaAkuaによる檜原の木を大胆に活かした作品など、源流を舞台にTOKYOの表現が交響する回遊型展覧会となります。また、あわせて可能性を広げるため一般公募で出展作家を募る「オープンコール」を開催中です。【実施概要】●タイトル「ひのはらアート2022~生活藝術とむらのよさ」(英文表記 Hinohara Art 2022, Living art in a village of Tokyo)●会期2022年10月22日(土)~11月23日(水・祝) ※月・火休●出展作家 12組超を予定第1次決定作家 ※第2次決定作家および作品は詳細を御案内する次報にて紹介しますanno lab(メディアアートコレクティブ・福岡)/中谷健一(彫刻家)/池城安武(版画家・八重山)/佐野文彦(彫刻家・建築家)/NanaAkua(デザイナー)/林智彦(クリエイティブディレクター・ロボット作品)/森山泰地(現代美術家)/菅谷杏樹(現代美術家・檜原村)チームラボ(デジタルアートコレクティブ)●会場ひのはらアーツキャンプ(本部会場) 檜原村4258樋里コミュニティセンター 檜原村4331へんぼり会場 檜原村1616 ほか東京都檜原村を中心とする秋川渓谷流域●公共交通機関JR五日市線「武蔵五日市」駅より、西東京バス(「藤倉」「小岩」「数馬」行き)で各会場へ※「新宿」駅からJR中央線経由で「武蔵五日市」駅まで75分●お車の場合あきる野市「五日市」を経由して檜原村へ※東京都心からの高速は中央道「八王子」ICが最短です●全会場回遊パス 1,000円(中学生以下無料)●公式サイト ●主催 一般社団法人クリエイティブクラスター●後援 檜原村文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業●本展キュレーター 岡田智博(クリエティブクラスター)【本件に関する問い合わせ先 (ひのはらアート事務局)】e-mail: tokyo@creativecluster.jp 電話 : 050-5216-0876【あわせて出展作家を公募する「オープンコール」を実施!】キュレーションによって選ばれた作家やプロジェクトのほか、出展公募「オープンコール」も実施中です。選ばれた作家には、村での展示にかかる費用もお支払いします。●応募対象者2022年10月20日より11月23日まで、本企画にて継続して展示できる個人または団体。年齢・経歴は問いません。●審査員四方幸子 キュレーター/武居利史 美術評論家・アートエデュケーター・前府中市美術館学芸員/岡田智博 「ひのはらアート2022」ディレクター●応募締切2022年9月30日(金)公募内容と応募フォームは募集サイトをご覧ください 【テーマコンセプト】「グレートリセット」に例えられるような大きな変化が起こる中、私たちの「くらし」や「価値観」に大きな変化が起こっています。そんな変化の中、多くのTOKYOの人々が「檜原はいい」「秋川の渓谷はいい」と語り、実際にさまざまな人が拠点を移し、新たな「クリエイティブ」や「くらし方」「しごと」が生まれはじめています。私たちはつい「檜原はいい」「秋川はいい」と口にします。しかし「なにがいいか」と問われるとぼんやりしてしまいます。「ぼんやり」しているけど「いい」と感じる、TOKYOの源流なのです。その「よさ」って何なのでしょうか?アートを「よい」という「山郷」で展開することにより、その「よさ」を実感できる「場」であり「時間」が「ひのはらアート」です。作品や体験とともに包まれる環境、そこにあなたの「いい」がみつかることでしょう。●3つのいいひのはらアートの特徴(みどころ)は、「むらのよさ」から「生活藝術」の可能性を実感でできる、3つ「いい」にあります。・いい1 山郷に溶け込むアートに触れるTOKYOの「むら」である檜原村を源流とする秋川は、多摩川となり、世田谷を経て羽田へと東京を貫きます。その源流の自然と中世まで遡れる村の風土と交響する作品を古くからある屋敷等で展開、山郷を見立てに多彩な鑑賞体験が得られます。最後となった今年の文化庁メディア芸術祭・アート部門大賞作家であるanno lab(あのラボ)による水滴が光を奏でるテクノロジー作品、秘仏のように古民家に鎮座するチームラボの作品といった、テクノロジーが幽玄に溶け込む作品をはじめ、「いい2」で触れる「山の恵み」から生まれる彫刻やインスタレーションなど、自然と風土に変幻に溶け込むアートを紅葉の秋川渓谷を巡りながらたのしめます。『float』 anno lab・いい2 「生活藝術」が広げる可能性に触れる現代アートがあらゆるかたちで注目されている現在。それを担うアーティストたちは、常に生活の中から着目を得、さまざまなマテリアルで創造を営んでいます。また、中世にまで遡れる秋川流域の人々の営み、たとえば木を植え育むことといった、持続的継続からうまれる諸象もまた、創造的なものということでできます。このような山郷で持続的に積み重ねられた創造に、アーティストによる新たな創造が結びつくことにより、新たな営み「生活藝術」が生まれ、新たな持続的創造と文明のサイクルが少しずつ動きます。本展では、彫刻家の中谷健一が村の木を用いて深き森の息吹を伝える作品を展示、八重山の営みを版画とした作品で沖縄の気鋭として南国のアイコンとなり富裕層の旅行者が作品を買い求める池城安武が舞台を変え、源流の風土にインスパイアされた作品を展開します。『虚歪民藝』中谷健一開催にあたり作家が「むら」を訪問、作品づくりにとりかかります。訪問作家の詳細や取材申し込みは、問い合わせ先に御照会ください。・いい3 TOKYOの源流の体験価値を高める鑑賞だけではなく「生活藝術」を反映した、TOKYOの源流ならではの体験を提供するプログラムを会期中に展開します。立体プラバンアートの第一人者として知られ、日常のなかのさまざまな素材を誰もがつくれるクリエイティブへ昇華させている NanaAkua(ナナアクヤ)は、村の木の加工から生まれる木くずをアップサイクル、秋川の木のねんどをつくりました。彼女の作品だけではなく、実際に子どもからあらゆる人が、木のねんどで創作体験できるワークショップを会期中開催します。檜原村在住の20歳代の現代美術家・菅谷杏樹は秋川流域の恵みを発酵・その成果を振る舞います。また、現代化とともに潰えてしまった村の「うるし」づくりを復興させる取組や、「生活藝術」から生まれた作品を販売するマーケットまで、藝術と風土、自然から生まれるTOKYOの源流の恵みをもとにした新たな体験価値を本プロジェクトより提供していきます。NanaAkua 作品イメージ(新作)ワークショップや催事の内容は、次報の詳細版でお知らせします。最新の動向はホームページ もしくは、問い合わせ先に御照会ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月21日「アートはみんなのもの」は、香港の社區文化發展中心(CCCD)と共同で、イベント『アートとインクルージョンと多様性の祭典 ヨク(※1) - 紗鴎(※2)麗 越界 SEAM - SAORI Crossborders:多元共融國際藝術節 International Festival for Arts, Inclusion and Diversity (IFAID) ◎ 香港 Hong Kong』を2022年9月1日(木)から10月9日(日)まで香港のジョッキークラブアーツセンターで実施しております。そのメインイベントとして国際シンポジウムを行います。※1 糸へんに或※2 鴎(區に鳥)タイトル■国際シンポジウム 開催日時2022年9月24日(土曜日) 第一部 16時~18時 第二部 20時30分~22時30分日本時間 9月25日(日曜日) 第三部 16時~18時 第四部 20時30分~22時30分香港での展示このシンポジウムは、アートにおいてすべての人は平等であるという理念のもと、アジアのVSArtやさをり織りに関わった人を中心に開催した、2021年に実施した福祉から社会参加へ『アジアの障がい者が実践する芸術の効果』に関する国際シンポジウムから、2022年2月にフィリピンでの開催は実現しませんでしたがオンラインで行った「アートとインクルージョンと多様性の祭典」を通し、学びを深めてまいりました。今回は4つのテーマについて、様々な取り組みを学びあいます。I) さをり織り、芸術による独立した生活 9月24日(土曜日) 16時~18時紗鴎麗、藝術與獨立生活SAORI, Arts and their implications on Independent Living▼日本からの登壇者萱野 智篤 北星学園大学経済学部教授 フェアトレード北海道「フェアトレードタウン札幌の挑戦。地域に根ざした、アートを通じたマイノリティらの自立とインクルージョン」(仮)II) 災害時におけるさをり織り及びアートによる心の健康 9月24日(土曜日) 20時30分~22時30分災後重建中的紗鴎麗、藝術治療與身心靈健康SAORI in Reconstruction after Natural Disaster, SAORI in therapy, SAORI and well-being▼日本からの登壇者東山 高志 社会教育士 アートはみんなのもの副代表 ツナミクラフト代表共同研究者 イザンベール 真美 大和大学准教授「東日本大震災とスマトラ島沖地震における、さをりによる心の癒し」III) インクルーシブアートのリーダーシップ 9月25日(日曜日) 16時~18時共融藝術中的領導Leadership in Inclusive Arts▼日本からの登壇者竹樋 秀康 特定非営利活動法人煌の会 代表理事「GEZELLIG(ヘゼリヒ)のブランディング(仮)」IV) インクルージョン、多様性を手で届ける 9月25日(日曜日) 20時30分~22時30分共融、多元及通達Inclusion, Diversity and Accessibility▼日本からの登壇者月嶋 紫乃 GID劇団 トランス☆プロジェクト 主宰「GID劇団 トランス☆プロジェクトの20年以上の取り組み」(仮)『桃源の門にて』大阪公演ダイジェスト映像<参加フォーム>日本語 : こちらから該当ページへ中国語・英語: <主催>アートはみんなのもの 社區文化發展中心 Centre for Community Cultural Development (CCCD) <助成>日本万国博覧会記念基金万博ロゴ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月15日鹿児島県霧島アートの森では、2022年10月14日(金)~12月11日(日)の期間に、特別企画展 チェ・ジョンファ展「生生活活(せいせいかつかつ)」~あらゆるものは、輝くだろう~を開催いたします。チェ・ジョンファ展「生生活活(せいせいかつかつ)」~あらゆるものは、輝くだろう~1 事業名開館20周年記念特別企画展 チェ・ジョンファ展「生生活活(せいせいかつかつ)」~あらゆるものは、輝くだろう~(英語表記:Choi Jeong Hwa Life,live All that shining)2 企画趣旨強烈な色使いやダイナミックな造形によって国内でも広く知られている韓国を代表する現代アーティスト チェ・ジョンファの個展を開催します。本展は、2020年夏に開館20周年の展覧会として企画しましたが、新型コロナウイルス感染症拡大により2度の延期を余儀なくされました。そのような状況にあって、チェは韓国や鹿児島で収集した日常の事物から着想を得て非日常的な作品へと昇華させた新作に加え、「人類世」や「相利共生」の視点に着目したインスタレーションなどを展示します。ここでしか見ることのできないチェ独自の輝くような美しさを味わうものとなるでしょう。3 会場鹿児島県霧島アートの森 アートホール4 会期展示2022年10月14日(金)~12月11日(日)51日間 月曜日休園(祝日の場合は翌日休園)公開制作:9月24日(土)~10月5日(水)10日間 9/26(月)、10/3(月)は休み5 開園時間9:00~17:00(入園は16:30まで)6 観覧料一般:800(600)円/高大生:600(400)円/小中生:400(300)円( )内は前売り又は20人以上の団体料金*公開制作は、入園料のみで観覧可7 主催鹿児島県文化振興財団/南日本新聞社/MBC南日本放送/KTS鹿児島テレビ8 協力湧水町/一般社団法人霧島山麓湧水町観光協会/第一交通産業株式会社/日置市/霧島市教育委員会/南九州市教育委員会/湧水町教育委員会/姶良市歴史民俗資料館/串木野市漁業協同組合/串木野市本浦沿岸組合/枕崎港国際化対策推進協議会/琴鳴堂 四元誠/新湯温泉霧島新燃荘/湯治の宿 田島本館/湯治の宿 妙見館/有限会社高山金属/NPO法人PandA9 特別協賛トヨタカローラ鹿児島10 助成公益財団法人花王芸術・科学財団11 関連事業(予定)(1)あなたこそモニュメント(野外作品《あなたこそアート》をテーマにしたスナップ写真の募集・インスタレーション)*募集は2021年3月終了(2)フルーツツアープロジェクト(野菜や果物、花をかたどったバルーン作品の館外展示):9/23(金・祝)~9/25日(日)各日10:00~16:00 会場:宝山ホール・鹿児島市中央公民館前 *雨天の場合中止(3)ワークショップ「あつめよう あつまろう」:10/9(日)13:30~(2時間程度)(4)オープニングセレモニー :10/14(金)14:00~(5)アートパフォーマンス :10/14(金)14:30~参加アーティスト :コンタクト・インプロビゼーショングループCIco(6)トークイベント :10/15(土)14:00~15:30南條史生(森美術館特別顧問・エヌ・アンド・エー株式会社 代表取締役)×チェ・ジョンファ(7)学芸員によるギャラリートーク:11/6(日)、11/13(日)、11/23(水・祝)、12/4(日)14:00~12 作家紹介 チェ・ジョンファ(崔正化 Choi Jeong Hwa)1961年生まれ。弘益大学校絵画科卒業。2005年ヴェネツィア・ビエンナーレ韓国館代表作家。2018年平昌パラリンピックでは開・閉会式のアートディレクターを務めた。日本での主な展覧会に「横浜トリエンナーレ」(2001/神奈川)、「チェ・ジョンファ OK!展」(2009 十和田市現代美術館/青森)、「六本木アートナイト」(2010 2016 2019/東京)、「瀬戸内国際芸術祭」(2013/香川)、「福岡アジア美術トリエンナーレ」(2014/福岡)、「チェ・ジョンファ Blooming Matrix 花ひらく森展」(2019-2020 GYRE GALLERY/東京)など。2002年に本館のレジデンス事業でワークショップを実施。本館コレクション作家。13 展示概要「生生活活」をキーワードに鹿児島県内で収集した資料による新作や韓国のポップな立体物によるボーダーレスな独自の空間を構成(立体・インスタレーション等約20点)14 展示(広報)イメージ《Fruits tour》2020《Blooming Matrix》2018《Infinity(Iron)》2019《あなたこそアート》2000(霧島アートの森蔵)撮影:東花行15 参考関連事業関係者プロフィール○オープニングパフォーマンス参加アーティストコンタクト・インプロビゼーショングループCIco2000年東京に設立。国内各地、アジア、欧米、アフリカなどでコンタクト・インプロビゼーションの活動を展開。東日本大震災後に鹿児島県に移住。「芸術と自然と人間の生活」をテーマに、ダンスアーティストの新しい社会的役割を見出している。国際ダンスフェスティバルi-Dance Japan主催、TEDxKagoshimaなどに登壇、ユニークベニュー活用促進事業で霧島アートの森にてイベント実施(2021)など。2020年以降は、身体性とふれあいのあり方を再構築。人間がウィルスによる急激な変化をどう乗り越えるのか。その答えが身体の芸術にあると信じて、鹿児島からの提案を目指す。○トークイベント登壇者南條史生 (なんじょう ふみお)森美術館特別顧問/エヌ・アンド・エー株式会社 代表取締役1972年慶應義塾大学経済学部、1977年文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。国際交流基金等を経て、1990年ナンジョウアンドアソシエイツ株式会社(現エヌ・アンド・エー株式会社)設立。2002年より森美術館立ち上げに参画、2006年11月から2019年まで館長、2020年より特別顧問。1990年代末よりヴェニス・ビエンナーレ日本館を皮切りに、台北、横浜、シンガポール、北茨城、ホノルル、北九州等国際展で総合ディレクションを歴任。1997年~1999年霧島アートの森作品選定に関わる。著書として「アートを生きる」(角川書店、2012年)等。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月14日猫の合同写真展&物販展「ねこ休み展 秋 2022」が、2022年9月17日(土)から10月10日(月・祝)まで、名古屋のトゥデイズ ギャラリー スタジオ(TODAYS GALLERY STUDIO.)にて開催される。猫の写真&作品250点以上、スター猫が集う癒しの祭典「ねこ休み展」は、これまで100万人以上を動員した可愛らしい猫クリエイターの写真展示や、猫モチーフのグッズ販売を行うイベントだ。展示作品は、秋の新作を含め250点以上にのぼり、スター猫たちの最新作が揃う。会場内には、名古屋初上陸となる、へそ天の寝姿が可愛い「ころもくん」や、愛嬌たっぷりのエキゾチックショートヘア3匹の猫「Bocco・Zuu・Mr.P」など、新たなスター猫たちが集結。初上陸、初展示となる貴重な作品を鑑賞することができる。また、Twitterのフォロワー数が33万人を超えるスター猫「ホイちゃん」や、TikTokでも話題の「ちくわちゃん」、Instagramで人気の「ねこの寅次郎と小梅」などのスター猫たちの最新作も展示。SNS未公開作品も多数紹介する。世界をめぐる羊毛フェルト猫のポップアップイベント限定開催会場内の特設ブースで開催されるクリエイター「MEBARU」とのコラボレーションイベントにも注目。ブース内では、世界を旅しているかのような気分を味わえそうな羊毛フェルト猫作品を展示・限定販売する。さらに、来場者特典として名古屋ギャラリー5周年を記念したスター猫オリジナルポストカードの配布も行われる予定だ。【詳細】猫の合同写真展&物販展「ねこ休み展 秋 2022」開催日時:2022年9月17日(土)~10月10日(月・祝)会場:トゥデイズ ギャラリー スタジオ ナゴヤ住所:愛知県名古屋市中区新栄1-17-12入場料:600円※3歳以下は入場無料。営業時間:11:00~18:00休館日:月曜日、火曜日※9月19日(月)は開館、9月21日(水)は振替休日。出展者:58組(予定)グッズ例:・<ぢゅの>デスクトップひっかけぬいぐるみ 各1,650円・<ぢゅの>スマホリング 各1,100円・<jiji&R>猫刺繍ハーバリウムボールペン 1,800円・<torachanthecat>レース編みのつけ襟 2,970円※上記は予定のため、内容は変更になる可能性あり。
2022年08月29日フェイクスイーツの合同写真展&物販展「スイーツアートの世界展 in 福岡」が、2022年9月10日(土)から10月2日(日)まで、福岡のトゥデイズ ギャラリー スタジオ フクオカ(TODAYS GALLERY STUDIO. FUKUOKA)にて開催される。”まるで本物”フェイクスイーツの作品展&物販展「スイーツアートの世界展」は、見ているだけで甘い香りが漂ってきそうな“フェイクスイーツ”の作品展&物販展だ。会場では、本物と見間違えるほど精巧に作られたハンドメイド作品の展示に加えて、写真作品も展示。館内は写真撮影OKなので、キュートなスイーツ作品を写真に撮って楽しむことができる。人気クリエイター全36組が一堂に集結今回の福岡会場では、総勢36組のフェイクスイーツクリエイターが一堂に集結。リアルでかわいいいフェイクスイーツアクセサリーで人気の「とも」や、アニマルモチーフのフェイクスイーツが話題の「Runasweets.」が初出展する。また、精巧なミニチュアアート作品が人気の「Yukari」や、食品サンプルのインストラクターとしても活躍する「Maison de CIRCUS」が、福岡限定で新作を初披露。ふわっと優しいパステルカラーのフェイクスイーツを得意とする「Mi・mi」は、思わず手に取りたくなるほどかわいい作品を展示する。会場限定グッズの販売も会場でしか手に入らない、限定グッズも見逃せない。動物を模ったクッキーのキーホルダーや、メロンソーダをモチーフにしたキャンドル、フルーツタルトのメモスタンドなど、クリエイターこだわりのアイテムがラインナップする。そのほか、会場ではスイーツアート作品が出来上がるまでの制作過程を限定公開。また、先着1,000名限定で、「Mi・mi」特製の“甘い香り漂う”オリジナルポストカードをプレゼントする。【詳細】「スイーツアートの世界展 in 福岡」会期:2022年9月10日(土)~10月2日(日)※9月19日(月)は祝日のため開館、9月21日(水)振替休日休館日 : 月・火曜日場所:トゥデイズ ギャラリー スタジオ フクオカ住所:福岡市中央区薬院2-2-4 1F時間:11:00〜18:00入場料:600円、3歳以下無料出展者:36組※内容は変更となる場合ありアイテム例:・<zuzuringo>アニマルじゃらじゃらキーホルダー 2,200円・<nyam candle ayumi>メロンソーダキャンドル(Melon Soda candle) 1,000円・<甘花>フルーツタルトのメモスタンド 3,850円
2022年08月19日自由な発想や伝統的技術に基づいて、アートを身近に感じられる空間作りの企画・制作・受注行うESPACE et CREATEUR(エスパス エ クレアトゥール)は、サロンドートンヌ入選画家・五島アサミによる幾何学刺繍+墨アート展『ジオメトリックな森 展』を2022年9月2日(金)~10月1日(土)、杏林大学病院内ギャラリー・アートスペースに於いて開催いたします。【samsaraの森】 幾何学刺繍+墨アート五島は以前、日本芸術療法学会(創設者:徳田良仁先生)の芸術療法研究会に参加していた経緯から、芸術の癒し効果に深い関心を持っています。また、幾何学模様が人を癒す効果があるという理論に基づき、「幾何学刺繍+墨アート」の技法を創案。病院でアートを発表することにも意義を見出し、今回の展覧会開催に至りました。『日本画家でもある私は、よく森の中に入って取材をします。自然界を観察していると、“フラクタル”と呼ばれる幾何学模様に出会うことがある。その模様が見る人を癒す効果があると知り、試行錯誤の末に創案したのが、“幾何学刺繍+墨アート”の表現技法です。コロナ禍の時代に、心身共に不調和を抱える方が増えている昨今、幾何学芸術の力で少しでも癒しを感じて頂けると本望です。(五島アサミ)』幾何学刺繍と墨で、森や自然界に生きる生き物を、モノクロームでドラマチックに表現します。*フラクタルとは、図形の部分と全体が自己相似になっているものなどを言う。雪の結晶や貝殻、樹、鉱物などあらゆるところで観察することが出来ます。■糸と墨で描く『幾何学刺繍+墨アート』幾何学模様の繊細な刺繍技法と墨で、モノクロームの美しい世界を表現しています。直感的に墨を入れ、糸を刺すことで、思いのままに独自の宇宙観をクリエイションしています。■幾何学刺繍+墨アート『ジオメトリックな森 展』 概要入場料:無料会期 :2022年9月2日(金)~10月1日(土)月-土 8時30分~17時00分会場 :杏林大学病院内 ギャラリー・アートスペース〒181-8611 東京都三鷹市新川6-20-2■問い合わせ先Website : Mail : asami@espace-createur.com Lesson information: SINGULART Gallery : VIMEO(動画) : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月19日リモワ(RIMOWA)の世界巡回展「AS SEEN BY」が、2022年8月26日(金)から29日(月)まで東京・バツアートギャラリーにて開催される。リモワの“アルミスーツケース”を使ったアート作品「AS SEEN BY」は、リモワと、アート集団「The Community」がキュレーションした展覧会。リモワのスーツケース製造に使用されるアルミニウムなどの原材料をアーティストに提供し作品制作を委託する、「AS SEEN BY」シリーズの作品が展示される。日本では、建築デザイナー・関祐介や、永瀬二郎などの日本人アーティストが、本展のために制作した作品を展開。“角”が映えたようなものや、格子状でスカスカになったスーツケースなど、ユニークな作品が並ぶ。また、ファッションブランド・ダブレット(doublet)が手掛けた作品も展示される予定だ。なお、「AS SEEN BY」は、東京以降、開催地各国のローカルアーティストによる作品を追加しながら最終開催地ドイツ・ベルリンに巡回する予定となっている。詳細リモワ世界巡回展「AS SEEN BY」会期:2022年8月26日(金)~8月29日(月)時間:11:00~20:00会場:バツアートギャラリー住所:東京都渋谷区神宮前5-11-5※入場料無料※8月10日(水)以降、リモワ公式LINEアカウントより優先入場予約開始。【問い合わせ先】リモワ クライアントサービスTEL:072-994-5522
2022年08月13日常設型の体験型アート展『NAKED FLOWERS FOR YOU』の会場内にあるNAKED FLOWERS CAFEに新メニュー「ブーケソフト」と「NAKED富士山カヌレ」が登場した。ブーケソフトは、バター風味のサブレ生地を使用したコーンにソフトクリームを花びら形に盛ったもの。コーンも花束をイメージしたデザインで、ミルク、フラワーフレーバー、ミックス(ミルク×フラワーフレーバー)の3種類から選ぶことができる。フラワーフレーバーは、北海道ソフトクリームをFLOWER(花)のフレーバーシロップで色づけたもので、現在は見た目にも涼しい“青バラ”が使用されているが、今後は季節でフレーバーが変更される予定だ。富士山カヌレは、住所非公開のレストラン「atirom Tokyo(アティロム・トーキョー)」と、世界最速でミシュラン一つ星を獲得した「TIRPSE(ティルプス)」が共同で生み出した和のカヌレ。本場ではラム酒を使うカヌレを、金沢最古の酒蔵「福光屋」の新鮮な酒粕を生地に練り込むことで、日本風にアレンジ。唯一無二の味に仕上がっている。テイクアウト用は5個入りだが、カフェでは1個単位で販売。テイクアウト用は金沢21世紀美術館で開催中の「NAKED meets 千利休」内で展示されているアート『茶筅(ちゃせん)』がモチーフの限定デザインパッケージで販売される。『NAKED FLOWERS FOR YOU』は、京都、東京、香港、韓国などで開催されてきた体験型アート展『NAKED FLOWERS』初の国内常設展。「PHYTOTHERAPY(フィトセラピー)」(植物療法)を取り入れたプロフィール診断と画像解析によるパーソナルデータを活用し、5つのガーデンを巡りながら自身の魅力と向き合うことのできる花のアート体験を楽しめる。『NAKED FLOWERS FOR YOU』東京都千代田区有楽町2丁目7−1 有楽町マルイ 8F11:00~20:00最終入場:19:30休館日は有楽町マルイの休館日に準ずる■チケット情報
2022年08月13日寺田倉庫が運営する現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT MUSEUM(ワットミュージアム)」にて、『OKETA COLLECTION「YES YOU CAN −アートからみる生きる力−」展』が8月6日(土)に開幕。コレクターの桶田俊二・聖子夫妻が、約20年前より収集してきた骨董や現代アートのコレクションを展示する同展。好評を博した前期「Mariage −骨董から現代アート−」展に続き、後期は「YES YOU CAN −アートからみる生きる力−」をテーマに、桶田夫妻の現代アートコレクションの原点でもある草間彌生をはじめ、近年注目を集めている近藤亜樹やジャデ・ファドジュティミ、山下紘加などの若手作家を含む国内外の女性作家を中心に、36点の現代アート作品が展示されている。ジュリア・チャン《YES YOU CAN》2019釉薬、陶磁器、釘(c)Julia ChiangCourtesy of NANZUKA桶田夫妻が作品をピックアップする際に大切にしているのは「一目ぼれ(Love at First Sight)」だという。その精神が示すように、会場には力強く生きるエネルギーに満ち、楽しさと鮮やかさにあふれた作品群が集結。ジュリア・チャンの作品から引用された展覧会のタイトル「YES YOU CAN」というメッセージには、不安定な社会情勢にありながら、自分を信じて前向きに生きていく女性アーティストたちの姿勢がはっきりと表明される。同時に、この作品で表現される9つの文字は繊細な陶磁器でもあり、希望と壊れやすさが表裏一体であることも示唆している。ちなみにチャンの夫は、現代アート界のスター的存在であるKAWS(カウズ)だ。山下紘加《Red Mountain》2020アクリル、油彩、キャンバス(c)THE CLUB山下紘加《菖蒲の夢》2019アクリル、油彩、キャンバス(c)THE CLUB現在、岡山を拠点に活動する山下紘加の作品群は、西洋画に日本画の特徴的な画面構成を織り交ぜることで、色彩同士が透明に重なり合うという“日本的な儚さ”が特徴的。自然と人間との関係性、そこから生まれる命の営みや気づきがキャンバスに描き出される。山下と同世代のジャデ・ファドジュティミは、史上最年少となる27歳でテートのコレクションに作品が収蔵された注目のアーティストだ。自身の記憶や体験を投影したアブストラクトな要素で構成された、独創的で色彩豊かな画面。そこから浮かび上がるジャデ自身のアイデンティティの探求を間近で体験してほしい。ジャデ・ファドジュティミ《A Bellyful》2019油彩、アクリル、キャンバス(c) Jadé Fadojutimi /Courtesy of the artist and Taka Ishii Galleryコロナ禍以降、新たな素材や技法に挑戦し、表現方法はさらに多彩に。さらなるエネルギーと生命力にあふれているファドジュティミの作品写真左が《I can’t erase my dreams》2021(c) Jadé Fadojutimi /Courtesy of the artist and Taka Ishii Gallery長引くコロナ禍の影響で「この2年半ほど、海外に行けずにいる」という桶田夫妻だが、その間、国内アーティストのコレクションに注力した結果、2人が出会ったのが近藤亜樹の作品だ。本展覧会のメインビジュアルに起用された「ネバーランド」をはじめ、約227×545cmの大作「星、光る」など計5点を展示。まるで絵筆に導かれたような自由で衝動的な筆致が生み出す、想像力と生命力あふれる色鮮やかな世界が、見る者に希望と喜びといった“目に見えない栄養”を与えてくれるようだ。近藤亜樹《星、光る》2021アクリル、キャンバスCopyright the artist.Courtesy of ShugoArts.もちろん、桶田夫妻がコンテンポラリーアートの本格的なコレクションに踏み出すきっかけをなった草間彌生の作品も大きな見どころ。およそ200号のサイズで見る者を圧倒する《南瓜》(2015年)をはじめ、《Infinity Nets TMPQ》(2012年)、《Infinity Nets SPQOC》(2014年)などを展示。また、ニューヨークでパフォーマンスをしていた1960年代の草間を、細江英公が撮影した貴重な写真作品も見ることができる。清川あさみ《imma(identity)》2020ユニーク(c)Asami Kiyokawa草間彌生、近藤亜樹、ジャデ・ファドジュティミ、山下紘加に焦点を当てた展示スペースに加えて、アイ・チョー・クリスティン、キャサリン・バーンハート、クレア・タブレ、川内理香子、鍵岡リグレアンヌ、清川あさみら異なる個性と視点を持ったアーティスト11名の作品を展示するグループショーも見応えたっぷり。「女性がこれまで以上に活躍し、力を発揮しやすい時代になった。ぜひ、そんな作品たちを見ていただければ」と語るのは妻の聖子さん。さまざまなバックボーンを背負いながら、時代を切り開こうと表現を追求し続けるアーティストたち。彼女たちが育む、前向きなエネルギーにぜひ直接触れてほしい。展示風景より。キャサリン・バーンハートによる映画「E.T.」をモチーフにしたユニークな作品も展示風景より。ジェネシス・ベランジャーの立体作品も取材・文・撮影:内田涼【開催概要】『OKETA COLLECTION「YES YOU CAN −アートからみる生きる力−」展』2022年8月6日(土)~10月16日(日)、WHAT MUSEUMにて開催
2022年08月09日「六本木アートナイト2022」が、2022年9月17日(土)から9月19日(月・祝)までの3日間、開催される。「六本木アートナイト」約100のアートプログラム「六本木アートナイト」は、六本木の街を舞台に開催される、アートの饗宴だ。「六本木アートナイト2022」では、「マジカル大冒険 この街で、アートの不思議を探せ!」をテーマに、美術館をはじめとする文化施設、大型複合施設、商店街が集積する六本木の街全域を会場として、ペインティングやインスタレーション、音楽、パフォーマンス、映像、トークなど、約100もの多様なアートプログラムを展開。メインプログラム・アーティストとして、現代アーティスト村上隆を迎える他、約70組に及ぶアーティストが参加する。村上隆ら現代アーティストによる「ドラえもん」注目のメインプログラムでは、「ドラえもん」をモチーフにした賑やかなアートが登場。村上隆が手がけた「ドラえもん」を六本木ヒルズアリーナ、東京ミッドタウンに展示するのに加え、村上隆がキュレーションした12組のアーティスト達による「ドラえもん」も展示される。六本木ヒルズアリーナには、細川雄太、くらやえみ、ob(オビ)、村田森、青島千穂、T9G(タクジ)&ナカザワショーコの「ドラえもん」を展示。また、国立新美術館にはMr. / ミスター、大谷工作室、TENGAone(テンガワン)、Kasing Lung、タカノ綾、ラピロス六本木にはMADSAKI(マサキ)がそれぞれ手がけた「ドラえもん」が登場する。各アーティストの個性やタッチを反映した、ユニークな「ドラえもん」アートが勢揃いしている。六本木ヒルズでインタラクティブなインスタレーション六本木ヒルズでは、インタラクティブなインスタレーションを展開。風に揺れる稲穂にインスピレーションを受けたTANGENTの《INAHO》は、人が近づくと穂が揺れLEDが点灯し、人が離れると光と揺れが消える。過去にミラノ、ニューヨーク、パリなど世界各都市で展示されてきたが、今回日本で初めての一般公開となる。また、スポーツ観戦の応援などで使用されているスティック型バルーンを用いたデイジーバルーンのインスタレーション《Wave》や、自転車のペダルを漕ぐことで万華鏡のように目の前の風景を変化させていくことのできる、井口雄介が手がけた“鑑賞者参加型”作品《KALEIDOSCAPE》などを楽しめる。この他、邦楽ライブやダンスパフォーマンス、タップアーティストの足音と“氷の溶ける音”のセッションなどライブパフォーマンスも開催される。東京ミッドタウンにもアートを展示東京ミッドタウンにも目を引く作品の数々が集結する。宇宙のはじまりをイメージしたキムスージャの《演繹的なもの》は、全ての始まりの“無”や異次元にぽっかり開いた穴を思わせる漆黒のオブジェ。様々な角度から見ることで不思議な感覚を味わえる。また、松田将英による、攻殻機動隊で知られる「笑い男」と、ネット上の絵文字「笑い泣き」をマッシュアップしたシリーズ作品「THE LAUGHING MAN CLUB」、第六感をテーマにしたmagmaのコラージュ作品 《ROCK’N》なども登場。イセタン サローネでは、アーティスト・SKYをメインに「アート&キャラクター」をテーマにした展示を実施する。六本木エリアの美術館で展覧会もまた、森美術館や国立新美術館、サントリー美術館、21_21 デザインサイトなど、六本木エリアの各美術館にて開催される展覧会もあわせて要チェック。六本木エリアを周遊しながら、アートに浸ってみては。〈六本木アートナイト会期中の主な展覧会〉■東京シティビュー「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展-ベルばらは永遠に-」■森アーツセンターギャラリー「特別展アリス ―へんてこりん、へんてこりんな世界―」■森美術館「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」■サントリー美術館「美をつくし―大阪市立美術館コレクション」■21_21 デザインサイト「クリストとジャンヌ=クロード "包まれた凱旋門"」■国立新美術館「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション」■国立新美術館「国立新美術館開館15周年記念 李禹煥」【詳細】六本木アートナイト2022開催期間:2022年9月17日(土)~9月19日(月・祝)10:00~22:00 ※19日のみ18:00まで※9月3日(土)~ 一部作品は先行展示開催場所:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 デザインサイト、国立新美術館、 六本木商店街、その他 六本木地区の協力施設や公共スペース、デジタル(公式ウェブサイト、公式YouTubeチャンネル RAN TV)入場料/視聴料:無料(但し、一部のプログラム及び美術館企画展は有料)※開催詳細、参加アーティスト情報などは今後随時発表予定。※実施内容などは、予告なく変更または中止する場合あり。【問い合わせ先】六本木アートナイト実行委員会ハローダイヤル TEL:050-5541-8600(9:00~20:00)
2022年08月07日2023年夏、現代アートをテーマにした国際アートフェア「Tokyo Gendai」が日本ではじめて開かれます。世界各地から一流のアートが集まる注目のイベントですが、そもそもアートフェアとは何でしょうか。誰でも入れるのでしょうか。「Tokyo Gendai」でフェアディレクターを務めるEri Takaneさんに、お話を聞いてきました!アートのプロ、Eri Takaneさんにインタビュー!Eri Takaneさん @ Yusuke Abe【女子的アートナビ】vol. 253Eri Takaneさんは、「Tokyo Gendai」のフェアディレクター。アメリカに約13年間滞在し、世界的なアーティストやコレクターのアートコンサルタントとして活動しながら、Google Arts & Cultureの日本部門を4年間担当。また、Tokyo FMのラジオ番組で司会をされていたこともあり、幅広い分野で活躍されています。――まず、アートフェアとはどういうものか、教えていただけますか?Takaneさん各ギャラリーが小さい展覧会をブース内で行う、という感じで、展示会のアートバージョンです。ギャラリーが個々にテーマを決め、作品を展示して販売します。いわゆる見本市とは違い、個人のお客さまが作品を買える場所です。――これまでもアートフェアは国内で開かれてきたと思いますが、「Tokyo Gendai」の特徴は何ですか?Takaneさんここ数十年間は、国内的なアートフェアを多く開催してきたと思います。今回は日本で初めて世界規模で行われる世界基準のアートフェアとなります。参加するギャラリーのうち、約80パーセントが海外のギャラリーというのは珍しいと思います。「Tokyo Gendai」の開催期間は4日間で、1日目はVIPのご招待日、2日目から4日目まで一般のお客さまをお迎えします。作品を販売するだけでなく、作品と連動してアーティストやキュレーターの方のトークプログラムがあったり、文化施設を回るツアーがあったりして、大きなアートの祭典となります。――Takaneさんは、ディレクターとして具体的にどんなお仕事をされているのですか。Takaneさんインフラを整えています。アートフェアは、販売なども含め、国として大きなイベントをやるということ。もちろん、海外のギャラリーさんを誘致する仕事は優先すべきことですが、それ以外にもトークプログラムでは誰をお招きするか、VIPツアーはどのようにするか、政府や省庁との関係はどうするか、なども大切なことで、そのようなインフラを整えています。――すごく大変そうなお仕事ですね。Takaneさんもともと、前職ではGoogle Arts & Cultureを担当していましたが、それもインフラの整備でした。こうしたほうがいい、とか、これとこれを合わせるとおもしろい、ということを自分で作り出していく感じです。ある意味、自由度があるのでおもしろいですね。アートフェアって楽しいの…?Taipei Dangdai 2019 Courtsey of The Art Assembly――アートフェアは、富裕層がアートを買う場所というイメージがあるのですが、anan読者のような若い女性が行っても楽しめる場所なのですか?Takaneさん楽しいですよ!行かれたことがないと想像できないと思うのですが、世界のトップレベルのギャラリーが一堂に集まり作品が展示されているので、それを見るだけでも本当に圧倒されます。通路にインスタレーションが配置され、ギャラリーさんがつくる各展示ブースもすばらしく、すごく刺激を受けると思います。きっと、会場に入った瞬間に「オーッ」という感じになると思います(笑)。――見るだけの目的で行っても大丈夫でしょうか。Takaneさん見るだけでも大丈夫です。十年後、二十年後に作品を買いたいと思ってくれればうれしいですね。私自身、20代のときは作品を全然買えませんでしたが、ギャラリーやアートフェアに行くのが大好きで、見るだけでワクワクしました。――では、アートフェアに行って、もしも欲しい作品に出会った場合、初心者はどうすればよいですか?Takaneさん一番いいのはギャラリーの方に話を聞いてみることです。プロなので、アーティストのこともよく知っていますし、説明もしてもらえます。ギャラリーの方は、みなさん気さくに話してくれますので、勇気をもって聞いてみてください。それで、本当に納得されたら、それから買うかどうか決められたらいいと思います。――アートの相場はわかりづらく、失敗するのではないかと心配になります。失敗しない買い方はありますか?Takaneさん例えば今回の「Tokyo Gendai」は、申し込んできたギャラリーすべてが出展できるわけではありません。選考委員会があり、基準を超えた国際レベルのギャラリーしか参加できませんので、安心してご購入いただけます。あとは、自分次第。自分が作品をすごく好きになって買ったのであれば、失敗したと思わなければ失敗しません。値段だけを考えてしまうと、もしかしたら後々下がるということがあるかもしれませんが、自分にとって本当に意味のあるものであれば、その人にとってはずっと価値がありますよね。そこがアートのおもしろいところ。一点しかないものですから。――購入したい作品が自分の予算を超えていた場合、値切ることもできるのでしょうか。Takaneさん値段交渉もできますよ。ギャラリーさんも各国の方々の買い方などに慣れていますから、値切るなど値段についてお話しすることも可能です。衝撃を受けたアートは…Taipei Dangdai 2019 Courtsey of The Art Assembly――なぜTakaneさんはアートのお仕事をされるようになったのですか?Takaneさん私は18歳のときニューヨークに渡ったのですが、そのときは英語を話したいなという気持ちぐらいで、大学でも心理学を学んでいました。それまで、自分で絵を描くのは好きでしたが、ギャラリーや美術館の仕事については全然知らない状態でした。アメリカ、特にニューヨークではギャラリーがあちこちにあり、生活のなかにアートが溶け込んでいる感じなのです。それで、単純にギャラリーやアートフェアに行くのが大好きになりました。アートの仕事をするきっかけとしては、ダイチプロジェクトというギャラリーがあり、そこに見に行ったときに衝撃を受けたのです。ギャラリーは作品を売る場所というイメージでしたが、そこにはトラックがひっくり返った作品があり、これは売り物?とすごく驚きました。エンタメの要素がとても強いのです。そんな世界を知り、大学院でアートビジネスも学び、15年ほどアートの仕事をしています。――ジャンルとしては、現代アートがお好きなのですか?Takaneさん昔の作品もリスペクトしています。でも、私は今一緒に生きている作家さんの作品が好きです。アートを見ると、そのときの社会状況、政情がわかります。特に現代アートは、作品に時代が反映されているので、いろいろ考えさせられます。アートはクエスチョンを投げかけるものですが、その答えはありません。自分のなかでストンと納得できればそれでいいし、わからないと思ったままでもいい。そこがおもしろいところですし、それだから夢中になれるのだと思います。アート中毒!?――Takaneさんにとって、アートとはどんな存在ですか?Takaneさん中毒になるもの(笑)。犬はボールを投げたらボールに向かって走り出しますが、それと同じでアートがあるところに向かってしまうし、行かずにはいられないのです(笑)。中毒性がありますね。――なぜ、そこまで夢中になれるのですか?Takaneさんアートは、わからないから駆り立てられるのです。ゴールがないのです。次から次へと新しいアーティストが出てくるし、次々とおもしろいギャラリーが出てきて、アートを通して出会う人たちもさまざまな方がいらっしゃいます。コレクターさん、アーティストさん、政府や美術館の方々などともお会いでき、とてもおもしろい世界です。――今回お話をうかがい、私もアートフェアに行ってみたくなりました。Takaneさんアートフェアは本当に楽しい場所ですし、「Tokyo Gendai」は世界規模のギャラリーの展示を日本でまとめて見られるまたとない機会です。私が20代のときにアートを見て感じたワクワクを、若い方々にも体験していただきたいですね。――興味深いお話を聞かせていただき、ありがとうございました!インタビューを終えて…10代で単身アメリカに渡り、Googleや国際交流基金でもお仕事をされていたというTakaneさん。すごいご経歴の方ですが、笑顔がとてもステキなフレンドリーな女性で、大好きなアートのお話をされるときは目がキラキラと輝いていました。「Tokyo Gendai」の開催は、約一年後。これから情報がどんどんアップされていくと思いますので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。Information日時:2023年7月7日(金)~7月9日(日)*7月6日(木)はVIPプレビュー会場:横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)〒220-0012神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1主催:The Art Assembly(ジ・アート・アセンブリー)
2022年08月04日ディズニーの名作に登場する“犬&猫”のキャラクターに着目した展覧会「ディズニー キャッツ&ドッグス展」が、大丸京都店6階・大丸ミュージアムにて開催。期間は、2022年8月11日(木・祝)から29日(月)まで。ディズニー作品の“犬・ねこ”にフォーカス東京・福岡などに続き、京都に巡回する「ディズニー キャッツ&ドッグス展」は、ディズニーの名作の数々から、“犬・ねこ”のキャラクターにフォーカスした人気展覧会だ。今回会場に集合するのは、ミッキーマウスの相棒・プルートをはじめ、『わんわん物語』のレディ、トランプ、『101匹わんちゃん』、『おしゃれキャット』の子猫・マリーなど。また『ふしぎの国のアリス』のチェシャ猫、『ベイマックス』のモチなど、印象深い犬&猫のキャラクターもピックアップし、愛嬌たっぷりに描かれたキャラクター達の仕草や表情の魅力に迫る。約300点のアートを展示期間中は、デジタル化された貴重なアート作品約300点を展示。これらの作品は、ディズニーすべてのアニメーション作品に関連するあらゆる資料を所蔵し、デジタル化してアーカイブしているアニメーション・リサーチ・ライブラリーの全面協力のもと実現したものだ。オリジナルグッズも多彩なアート作品の数々はもちろん、展覧会オリジナルグッズも要チェック。マリーやレディ、ラッキーのぬいぐるみをはじめ、物語のシーンを彷彿させる巾着、アート風のクッションカバーなどが一堂に揃う。【詳細】ディズニー キャッツ&ドッグス展<大丸京都店>期間:2022年8月11日(木・祝)~29日(月)場所:大丸京都店6階・大丸ミュージアム住所:京都府京都市下京区立売西町79入場時間:10:00~18:30(19:00閉場)※最終日は16:30まで(17:00閉場)※いずれも入場は閉場の30分前まで入場料:一般・大学生1,000円(800円)、中高生800円(600円)、小学生500円(300円)、小学生未満無料オリジナルグッズ付き前売り券:2,500円(数量限定販売〈先着順〉券種1種。前売券のみ。※なくなり次第終了。)※未就学児は必ず保護者(18歳以上)同伴で入場。※( )内は前売料金およびディズニー★JCBカード、大丸・松坂屋のクレジットカード、大丸・松坂屋アプリ会員のサファイアランク、大丸松坂屋友の会カード、ブライダルサークル会員証の優待料金。 また、ディズニー★JCBゴールドカードの人は無料で入場可。※物販コーナーへの入場には、展覧会入場券が必要。※大丸京都店での前売り券・グッズの販売はなし。※入場券販売の詳細は公式ホームページを参照。<オリジナルグッズ例>・巾着 1,100円・ぬいぐるみ 各6,050円・ゴブラン織りクッションカバー 4,400円※商品は数に限りあり。売り切れ次第終了。
2022年08月04日これまでに約5万人以上を動員した“ふともも”をモチーフにアート作品を撮り続ける写真家ゆりあ氏の写真展&物販展「ふともも写真の世界展」の最新作を、2022年8月11日(木・祝)~9月11日(日)にギャラリーTODAYS GALLERY STUDIO.NAGOYA(愛知県・名古屋市)にて開催します。名古屋での開催は2019年以来3年ぶりとなり、今年撮影された新作も展示される予定です。展示作品1詳細: ■フェティシズムアートの真骨頂!?「ふともも写真の世界展」とは?「ふともも写真の世界展」は、女性の“ふともも”をモチーフに作品を撮り続ける写真家ゆりあ氏による作品展です。2016年に初開催され、地方巡回展を含めてこれまでに約5万人を動員。“ふともも”に対する見方は老若男女、人によってさまざまです。そんなフェティシズムの追求からアートへと昇華した本展は、性別や嗜好を超えて楽しめる内容になっています。気になる物販は、ここでしか買えないオリジナルグッズが展開されるほか、数量限定の公式限定図録なども販売される予定です。■著者ゆりあ氏によるサイン会を開催!著者ゆりあ氏のサイン会を下記の日程で開催いたします。在廊日は、書籍類(公式図録含む)購入者限定で直筆サインがもらえます。撮影秘話など直接聞くことができる貴重な機会です。2022年8月11日(木・祝日) 13:00~2022年9月11日(日) 13:00~※時間は変更になる場合がございます。詳細は公式ページをご確認ください。【ゆりあプロフィール】2011年から本格的に“ふともも”を撮り始める。2014年11月のデザインフェスタ出展で注目を集め、2015年1月、2月に連続で写真集を出版。2015年7月に初の個展「曖昧☆ふともも写真館」を開催。2016年4月から2017年1月までに3度にわたり開催された個展「ふともも写真の世界展」では延べ2万5千人以上を動員。2017年3月には6冊目となる写真集『ふともも写真館3』を発売。“ふともも”をモチーフにした写真活動を続けている。<著書>『ふともも写真館』(リンダパブリッシャーズ)『ふともも写真館2』(リンダパブリッシャーズ)『ふともも写真館3』(リンダパブリッシャーズ)『ふともも写真館 夏の日』(トランスワールドジャパン)『ふともも写真館 制服写真部』(一迅社)『ふともも写真館 制服写真部 ~夏~』(一迅社)Webサイト: Twitter : 【企画展概要】企画展名: 「ふともも写真の世界展 2022 in 名古屋」開催日時: 2022年8月11日(木・祝)~9月11日(日) 11:00~18:00休館日 : 毎週月曜・火曜会場 : TODAYS GALLERY STUDIO.NAGOYA〒460-0007 愛知県名古屋市中区新栄1丁目17-12入場料 : 800円(税込)※オリジナルポストカード付き主催 : ふともも写真の世界展実行委員会URL : ※内容は予定のため、変更になる可能性があります。■会場内での新型コロナウイルス対策に関して当社主催の企画催事では、新型コロナウイルス等感染予防に関して、厚生労働省のガイドラインなどを参考に、政府発表をふまえ、引き続き慎重に検討してまいります。会場入口での検温、マスク着用での入場をお願いしておりますので、ご協力いただきますようお願いいたします。■株式会社BACONとは国内・海外への質の高い展覧会の開催・提案・普及活動、集客数の増加、イメージの向上等を目的とした展覧会企画の提案を行なっています。作家との交渉から内装、展示レイアウト、作品のプリント、広告・宣伝にわたるまで、企画催事をプロデュースする。URL: ■TODAYS GALLERY STUDIO.とは2014年7月に東京・浅草橋にてオープン。誰でも気軽にアートを楽しめることを目的に「ミニチュア写真の世界展」、「変わる廃墟展」、「うさぎしんぼる展」、「鼻ぺちゃ展」など、他にはないオリジナリティ豊かな主催企画を数多く手掛ける。代表的な企画、猫の合同写真展&物販展の「ねこ休み展」は、地方開催含めて累計来場者数100万人を突破するほどの人気催事に。東京のほか、名古屋、福岡にも常設ギャラリーをオープン。URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月28日