セレクトショップ「湯布院 ジャズとようかん」から、大人のチョコレート羊羹「ジャズ羊羹 ショコラ(chocolat)」が、2019年12月から3月中旬までの冬季限定で登場。湯布院本店では2019年12月1日(日)、オンラインストアでは12月2日(月)より発売する。「ジャズ羊羹」は、旅や音楽など暮らしを豊かにしてくれるモノやコトを提案するセレクトショップ「湯布院 ジャズとようかん」の看板商品。“音楽のある風景”を多くの人に届けたいという想いのもと、2014年に誕生した。和菓子の代名詞とも言える羊羹に、モダンなジャズの要素を掛け合わせた、“ピアノ柄”の見た目も楽しい一品だ。そのなかでも毎年恒例で登場し、多くのファンをもつ「ジャズ羊羹 ショコラ」。白餡にクーベルチュールチョコレートをたっぷりと練り込み、3種のドライフルーツを混ぜ合わせたチョコレート羊羹で、しっとりと滑らかな舌触りと、濃厚でありながらも甘すぎない味わいに仕上げられている。2019年は職人たちの深いこだわりの末、より美味しくなって登場する。また、「ジャズ羊羹 ショコラ」は、珈琲だけでなくお酒との相性が良く、中でもワインとの相性は抜群。そのほかウィスキーやブランデーなど洋酒全般、加えて日本酒ともよくあう。なお、12月には、スペシャルセット「ショコラとストロベリーの2棹セット」も数量限定で販売される。“ショコラ”とともに展開される“ストロベリー”は、苺のピューレとドライストロベリーを白餡にたっぷりと練り込んだいちご羊羹。紅茶はもちろん、シャンパンや白ワインとのマリアージュをおすすめしたい。【詳細】ジャズ羊羹 ショコラ<冬季限定>発売期間:2019年12月1日(日)~3月中旬取り扱い:湯布院本店※オンラインストアでは12月2日(月)~3月中旬発売。オンライン予約は2019年11月14日(木)~受付。価格:2,592円(税込)■12月限定「ショコラとストロベリーの2棹セット発売期間:2019年12月1日(日)~12月31日(火)※オンラインストアでは12月2日(月)~12月26日(木)。オンライン予約は2019年11月14日(木)~受付。価格:5,508円(税込)
2019年11月21日アイルランドのロックミュージシャン、スティーヴ・ウォールが主演し、ジャズの歴史に輝かしい功績を残したチェット・ベイカーの知られざる最期の数日を描く『マイ・フーリッシュ・ハート』。この度、ジャズ界のレジェンドから悲しきジャンキーへと堕ちた孤高の天才の場面写真がシネマカフェに到着した。1950年代のジャズ・シーンに彗星のごとく現れ、唯一無二の魅惑を湛えたトランペットの清冽な音色と中性的な歌声によって“巨人”マイルス・デイヴィスを凌ぐほどの人気を獲得したチェット・ベイカー。ウエストコースト・ジャズのスーパースターから、悲しき孤独なジャンキーへと堕ちていったチェットは、その極端に起伏の激しい人生そのものまで伝説化されてきたが、彼が58歳の時にオランダ・アムステルダムのホテルから転落死した際の真相は、未だベールに包まれている。“ボサ・ノヴァの神様”も惚れ込んだ伝説的ジャズミュージシャンチェットは1952年、当時最高峰のアルト・サックス奏者のひとりであったチャーリー・パーカーに認められ、彼の西海岸ツアーに参加。その後バリトン・サックス奏者ジェリー・マリガンとコンビを組み、楽器編成はバリトン・サックス、トランペット、ベース、ドラムスと、ピアノが参加していない(ピアノレス)ことも当時のジャズ界では異彩を放った。だが、マリガンの薬物トラブルにより、そのバンドは約1年で解散。チェットはピアニストのラス・フリーマンをパートナーに、新バンドを結成する。巨人マイルスを抜き、ジャズ専門誌の人気投票でトップに輝いたのもこの時期。また54年には、初のヴォーカル・アルバム「チェット・ベイカー・シングス」も制作。ライヴ会場は女性客で溢れ、ハンサムな容姿、語りかけるような歌声やトランペットの優しい音色に嬌声があがったという。そのチェットが大きな影響を与えたのが、ボサ・ノヴァを創成したとされ、“ボサ・ノヴァの神様”と称されたジョアン・ジルベルトだ。チェット登場以前の“歌うトランペッター”といえば、ルイ・アームストロングに代表されるように、野太く声量たっぷりに歌い、並はずれた肺活量と唇の強さを誇るかのように高音を吹きまくるスタイルが主だったが、チェットはそれと正反対のアプローチをとった。決して力まず、クールに。そのスタイルはジョアン・ジルベルトのみならず、現在もティル・ブレナーやアンドレア・モティスのパフォーマンスに受け継がれ、マライア・キャリーなど多くの人気アーティストがその音源をサンプリングしている。『マイ・フーリッシュ・ハート』は11月8日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年10月28日マンハッタン・ジャズ・クインテット(MJQ)が本日9月17日、ビルボードライブ東京で「結成35周年記念 MJQジャパン・ツアー2019」を行う。MJQはピアニストのデビッド・マシューズを中心に1984年、日本で企画されたジャズバンドである。デビッドはファンクの帝王、ジェームス・ブラウンのアレンジャーとしても活躍し、77歳となる現在までジャズを中心とした演奏を続けている。本日の公演は結成35周年ツアーの一環。グループの特徴である、モダンながらポップなサウンドは今も健在だ。デビッドの円熟したテクニックと音色はもちろん、それぞれのメンバーのソロやアンサンブルにも期待が高まる。サックス、トランペット、ピアノ、ベース、ドラムスの王道編成で繰り広げられるライブは、ジャズの空気感を楽しむのにはもってこい。はじめてジャズクラブに行く、という方に自信を持っておすすめしたい公演だ。■公演情報マンハッタン・ジャズ・クインテット「結成35周年記念 MJQジャパン・ツアー2019」場所:ビルボードライブ東京1stステージ:開場17:30/開演18:302ndステージ:開場20:30/開演21:30MJQメンバー:デビッド・マシューズ / David Matthews (Piano)マイケル・ロドリゲス / Michael Rodriguez (Trumpet)クリス・ハンター / Chris Hunter (Saxophone)リッキー・ロドリゲス / Ricky Rodriguez (Bass)クリフ・アーモンド / Cliff Almond (Drums)
2019年09月17日昨年まで4年間にわたって人気を博してきた“シンフォニック・ジャズ”のコンサート「N響JAZZ at 芸劇」が、今年は装いも新たに「NEO-SYMPHONIC JAZZ at 芸劇」として登場する。クラシックとジャズを融合させた“シンフォニック・ジャズ”の定番曲、ガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』が初演されてから95年。その後も様々なシンフォニック・ジャズが作られてはきたが、コンサートで紹介される機会は非常に少ない。そこで「ガーシュウィンやバーンスタイン以降の優れた作品を採り上げ、さらに新作も発表するコンサート」として企画されたのが「NEO-SYMPHONIC JAZZ at 芸劇」だ。コンサート全体の構成を考えプロデュースするのは、ニューヨークを拠点にワールドワイドに活躍するジャズ作・編曲家の挾間美帆。ジャズ界で最も権威のある米・ダウンビート誌が特集した"未来を担う25人のジャズアーティスト"において、アジア人で唯一選出されたジャズ界の逸材だ。タクトを握るのはアメリカのメジャー、シンシナティ交響楽団でアソシエイト・コンダクターを務める原田慶太楼。近年、日本でも多くのオーケストラに客演、進境著しい活躍をみせている。今回の公演では、第一部でシンフォニック・ジャズの偉大な先達ガーシュウィンとバーンスタインの作品、さらにそのふたり以降の重要人物クラウス・オガーマンとヴィンス・メンドーサの作品を採り上げる。そしてこのコンサートに華を添えるのが、昨年ECMからアルバムをリリースしたイスラエル出身でニューヨーク在住の奇才ジャズ・ピアニスト、シャイ・マエストロ。コンサートの第二部は彼がフィーチャーされ、自作曲(挾間美帆の編曲によるオーケストラ版)と、東京芸術劇場が委嘱した挾間美帆の新作ピアノ協奏曲でもソリストを務める(世界初演)。アメリカを拠点に活躍する3人のアーティスト(3人とも30代前半!)が奏でる、新たなるシンフォニック・ジャズ「NEO-SYMPHONIC JAZZ」に期待したい。◆公演概要8月30日(金)東京芸術劇場コンサートホールNEO-SYMPHONIC JAZZ at 芸劇●挾間 美帆(構成・作編曲)Miho Hazama●シャイ・マエストロ(ピアノ)Shai Maestro, Piano(C)Gabriel Baharlia昨年、マンフレート・アイヒャーのプロデュースによるECMからの第一弾アルバム『ドリーム・シーフ』をリリースしたシャイ・マエストロ(1987年イスラエル生まれ)は、同世代で最も才能があるジャズ・ピアニストである。5歳でクラシック・ピアノを始め、8歳の時にオスカー・ピーターソンを聴いてジャズに開眼、テルマ・イェリン国立芸術高等学校でジャズとクラシックを学び、その後ボストンのバークリー音楽大学へ入学した。2006年、19歳で世界的なベース奏者アヴィシャイ・コーエンのトリオに抜擢され、ブルーノートへの2作品を含む4作品のアルバム録音に参加。2010年に自身のユニットを結成し、2011年春、トリオのデビュー・アルバム「シャイ・マエストロ・トリオ」をフランスのLaborieからリリースした。また並行してテオ・ブレックマンとのコラボレーション、マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット等でも才能を発揮してきた。現代ミュージック・シーンでひときわ輝きを放つイスラエル・ジャズの中心に立つひとりである。現在は拠点とするNYで業界やメディアから絶大な評価を受けながら、ジャズ・クラブや音楽ホールで著名ジャズ・アーティストとの共演を行う他、クラシック音楽のリサイタルも開くなど積極的な音楽活動を展開している。
2019年08月26日「音楽のまち」を街づくりのテーマに掲げる川崎市。「ジャズは橋を架ける」を合言葉に5回目の開催となる「かわさきジャズ」は、9月から11月にかけて市内全域をステージに行なわれる、有料無料あわせて約50公演を核とする都市型フェスティバルだ。7月8日にミューザ川崎にて、出演者の国府弘子(ピアノ)、文梨衛(ふみなしまもる・サックス)と、顧問の福田紀彦・川崎市長らが出席して概要の発表会見が行われた。【チケット情報はこちら】フェスは3つのミッションを軸とする。「音楽公演」「地域連携」「人材育成」。人気ミュージシャンが名を連ねる音楽公演が音楽の架け橋なら、商店街や企業とのコラボによるさまざまな地域連携企画が街と人に橋をかけ、学校や公共の広場などで行なわれるワークショップやレクチャーは、音楽の未来へ橋をかける人材育成だ。フェスのメインとなるのは11月7日(木)~17日(日)に開かれる9つの音楽公演。公共ホールやライブハウス、ショッピングモール、市内の音楽大学などを会場に、スタンダードからボーカロイドまで、個性的な公演が目白押しだ。今年は若手奏者や女性アーティストが多数出演するのが目を引く特徴で、幅広い世代のファンが楽しめるラインナップとなっている。ミューザ川崎の「佐山雅弘メモリアル・コンサート」(11月16日(土))は、昨年急逝したジャズ・ピアニスト佐山雅弘の追悼コンサート。彼が発掘した若手プレーヤーたちや、特別編成のトリビュート・バンド(ゲスト・ヴォーカル:May J)が集まり、誰からも愛された佐山の人柄を偲ばせる一夜になるにちがいない。かつてミューザで、佐山が仕掛け人となって実現した「ジャズピアノ6連弾」からの4人のメンバー、国府弘子、小原孝、塩谷晢、佐藤允も出演。会見に出席した国府弘子は次のように語った。「なんとも酔狂でゴージャスなコンサートに、佐山アニキに呼んでもらった。その同じステージの上で、4人で6人分の気持ちを込めてプレイしたい」一方、昨年スタートした、冠レース開催とともにジャズ・ライヴが楽しめる「川崎競馬ジャズナイト」(9月6日(金))や、生演奏とともに海から人気の工場夜景を眺める「ジャズクルーズ」、川崎駅周辺の店舗やストリートをまるごとジャズで染める「ジャズ・ジャック・デー!」(11月16日(土))などの好評企画はもちろん今年も。これらの地域連携プロジェクトを盛り上げるのが、「キーアーティスト」に任命されている若手サックス奏者で、会見のもう一人の出席ミュージシャンの文梨衛だ。地元川崎出身。祭りに若い力は欠かせない。街に出ればジャズと出会える。川崎の秋は今年も熱い。取材・文:宮本明
2019年07月16日ニューヨークを拠点に活躍するジャズ作曲家・挾間美帆。権威のある米国のジャズ誌『ダウンビート』の「未来を担う25人」に、アジア人で唯一選ばれた注目のアーティストだ。この夏、新たに始まる「ネオ・シンフォニック・ジャズ at 芸劇」をプロデュースする。【チケットの詳細はこちら】シンフォニック・ジャズとは、ガーシュウィン《ラプソディ・イン・ブルー》(1924年)を発端とする、クラシック音楽のオーケストラ編成によるジャズのこと。「とにかくオーケストラが好きで、エレクトーンでオケの曲ばかり弾いているような子供だったので、今でも頭の中で最初に鳴るのはオケの音なんです」大学まではクラシックの作曲を学んでいた。「音楽のジャンル分け自体がもはやナンセンス」と、クラシックとジャズを分けて考えることはないが、ジャズの特徴に「即興演奏」があることはポイントとして挙げる。「私も作曲科の学生時代、ジャズは敷居が高いというか、音符が書かれていない音楽への恐怖心がありました。実際には即興は努力とトレーニングのたまものなのですが、当時は、天才たちが、降って来たものをそのまま演奏していると思っていたんですね」だからクラシック奏者のための作品では、基本的に即興を用いないし、今回も、通常のクラシック・オーケストラ編成で演奏できる曲だけを集めた。ガーシュウィン、バーンスタインから、シンフォニック・ジャズの「中興の祖」的な重要作曲家クラウス・オガーマン(1930~2016)とヴィンス・メンドーサ(1961~)。そして挾間自身の新作《ピアノ協奏曲第1番》の世界初演。「初演から90年以上。でもいまだに《ラプソディ・イン・ブルー》ばかりが演奏されて、シンフォニック・ジャズの発展はストップしている。『その次』として残せるような、スタンダードとして末長く楽しんでもらえる作品を作りたい」と意気込む。独奏者にはイスラエル出身の世界No.1ジャズ・ピアニスト、シャイ・マエストロを迎え、ピアノのカデンツァ部分は彼の即興に委ねる。「ゆくゆくはクラシックのピアニストでも弾けるように楽譜を書きますけれども、今回はジャズ・ピアニストとクラシック・オーケストラのバランスをうまくとって作曲したいと思っています」クラウス・オガーマンも彼女の「推し」。この取材の数日後にあった関連レクチャーでは、オガーマンの紹介に多くの時間を割いていた。アントニオ・カルロス・ジョビン、ビル・エヴァンスらとの仕事で知られる名アレンジャーであり、クラシカルな現代作品も手がけた作曲家。挾間いわく「オガーマン、マジ良い!」ジャズやクラシックに限らず、あらゆる音楽ファンに入り口のあるコンサートだと語る「ネオ・シンフォニック・ジャズ at 芸劇」は、8月30日(金)、東京芸術劇場で。原田慶太楼指揮・東京フィルのクールなサウンドで、シンフォニック・ジャズの歴史を浴びる一夜。取材・文:宮本明
2019年06月21日『1927-1941レビュー ニッポン・モダン・タイムス』は、日本でのポピュラー音楽の起源をたどるコンサート。昭和のはじめにモダン文化が花開き、ジャズが日本にやってきた頃から昭和16年にジャズが禁止される頃までの歴史が、歌とダンスで綴られる。ステージ上にはスタンドマイクとビッグバンド。まるでタイムトラベル感覚で、当時の音楽と雰囲気に浸れるというからワクワクする。【チケット情報はこちら】出演者の安奈淳は「父がハリー・ジェームスやベリー・グッドマンのレコードをかけていて、そんなジャズとともに育ちました。この時代のジャズはお洒落で実にかっこいい」と、音楽の魅力を語る。中原丈雄は「僕はデューク・エイセスの事務所で勤めたことがあり、彼らが『シング・シング・シング』や『恋人よ我に帰れ』『ビギン・ザ・ビギン』など歌っていたのを思い出しました。名曲ぞろいの時代ですね」と振り返る。予定ナンバーは『ダイナ』『雨に唄えば』『上海リル』『インザムード』『煙が目にしみる』『スイングしなけりゃ意味がないね』『キャリオカ』などなど。 “ジャズ”と言っても、戦前はシャンソンやタンゴなどまでが一括りにされていたため、ラテン音楽やハワイアンまで幅広く含まれているのが興味深い。安奈は『夜も昼も』『ザ・マン・アイ・ラブ(私の彼氏)』『私の青空』を歌う予定。また中原は『私の青空』でウクレレの弾き語りを披露する。その他、20名以上の宝塚歌劇団出身のスターたちが、フレッド・アステアやジンジャー・ロジャースのレビューをイメージしたステージを華やかに彩る。安奈は「『ベルサイユのばら45』でも宝塚の方々と集まりましたが、宝塚にいて良かった!と思いました。みんな家族みたいで、世代が離れていても自然と和気藹々してまとまります。今回も楽しみ」と、このステージが待ち遠しそう。唯一の男性出演者となる中原は「いやぁ、僕は花園に迷い込んだ黒一点ですね」と笑わせた。このショーで観客の皆さまに届けたいものを聞くと、「こんな素敵な歌があったことを知っていただけたら。今も古さを感じさせないし、今の音楽の礎であることを実感できます。初めて聴く歌もたくさんあると思うので、この経験をきっかけに背景などを調べてみて、音楽の世界を広げてみてはいかがでしょうか」(安奈)。「まさに大人の歌を味わえますから、一緒に時間を共有したいですね。日本の音楽史を体験できる舞台は、滅多にありません。懐かしさを楽しむもよし、日本にはこういう音楽があったのだと出会いを楽しむもよし。僕自身、ものすごく楽しみです」(中原)公演は奇しくも昭和の日、平成最後の日、そして新元号の初日に開催される。時代の変わり目に古き良きレビューを味わってほしい。4月29日(月・祝)から5月1日(水・祝)まで、東京・イイノホールにて。チケット好評発売中。取材・文:三浦真紀
2019年04月04日ソロはもちろん、世界的ミュージシャンとの競演やビッグバンド形式のライブなど幅広く活躍中。ピアニスト・小曽根真が、クラシックやジャズへの想いを語ってくれた。【チケット情報はこちら】クラシックとの出会いは5歳で始めたピアノレッスン。それまでもジャズ音楽家だった父の影響で、家にあるハモンドオルガンには自由に触れていたが、「バイエルが苦手で、クラシックは嫌いになってしまった(笑)」。その後、12歳でジャズピアノを始めてからもクラシックとは遠ざかったまま。再びクラシックと関わり始めたのは1983年のデビュー直前。「作曲の参考に慌ててクラシックを聴き始めたんですけど、その時はまだ自分が演奏するつもりはなくて。2003年に札幌交響楽団の定期演奏会に呼ばれた時が初めてのクラシックコンサートでした。予想外にモーツァルトをと言われて驚いて(笑)。“俺、弾けないよ。キャンセルできない?”なんて話した記憶が(笑)。それで猛勉強して、コンチェルトの9番を弾いて。すごく緊張したんですけど、それ以降いろんな演奏会に呼んでいただけるようになったんです。今では年間の4分の1くらいがクラシックコンサート。弾く音が決まっている分、そのもっと深いところで自分を表現していくことができる楽しさがようやくわかってきた感じかな。音楽の本質を改めて教えて貰ってる感じで、この10数年、すっかりクラシックにはまっています」今回のコンサートでは、世界的トロンボーン奏者・中川英二郎をゲストに迎える。「彼はアンドロイドというあだ名がつくくらい(笑)超絶技巧で吹くんです。ふたりでバッハにも挑戦してみようかと。バッハの音楽って、あまりにも幾何学的で完璧で、どの1音をずらしても辻褄が合わなくなるからと、これまであえて取り上げなかったんです。でも今回は、バッハにお伺いをたてつつ(笑)、どこまでアレンジできるか、あるいは変えずにいくのか…、ふたりで考えながらワクワクしています」コンサート後半はジャズの即興をメインにふたりのオリジナル楽曲が中心となる。「ジャズはアドリブの会話のようなもの。同じ曲でも毎回違うアプローチになります。ただ、慣れてしまってアドリブが“段取り”になってしまうと面白くない。聴く人をハッピーにすることが僕らの喜びだけど、そのためには僕ら自身が楽しんでいないと。ずっと同じことをやっていてもダメ。勉強して練習して新しいことに挑戦して。そんな“怖いところへいく”気持ちで自分自身を刺激し続けることがやっぱり楽しいんですよね。そのエネルギーが必ずお客様へ伝わると思います。福岡シンフォニーホールは世界の中でもかなり好きなホールのひとつ。音の広がりを実感できますし、本当に自分でも楽しみ。コンサートは2時間の運命共同体。ぜひお客様も僕らと一緒に楽しんでいただければ嬉しいですね」11月29日(木)福岡シンフォニーホールにて開催。チケットは発売中。
2018年11月13日「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2019」が、2019年秋に東京・日本橋室町エリアにて開催される。世界3大ジャズフェスティバルの1つであり、50年の歴史を誇るスイスのモントルー・ジャズ・フェスティバル。その伝統あるジャズフェスと提携し、日本独自のプログラムで刺激的なライブを体感できる都市型音楽フェスティバルとして2015年にスタートした「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン」。これまでの恵比寿・代官山エリカから日本橋室町エリアに会場を移しての開催となる今回も、ジャズのみならずロック界からもアーティストが参戦するなど、人種や国籍、世代、音楽ジャンルを超えたジャズフェスティバルとなる。【開催概要】「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2019」開催時期:2019年秋開催エリア:東京・日本橋室町エリア
2018年11月05日東京・表参道の岡本太郎記念館にて、10月17日から2019年2月24日まで、企画展「瞬間瞬間に生きる -岡本太郎とジャズ-」が開催される。《顔のスピーカー》1971 年岡本太郎は、生前「オレは過去も無視して、未来も無視して生きている。現在この瞬間瞬間に爆発して生きるんだから」と語っていた。そんな過去にすがらず、未来に甘えない、そんな岡本太郎の人生観を体現する音楽がジャズだ。ジャズの本質は即興と対話。ジャズには “いま” しかない。 すぐれたジャズが放射するのは情熱、スリル、そして生命力。 岡本芸術と同じである。同展では、これまでの展示とは趣向を変え、「音」を展示する。 音を媒介にした岡本絵画とジャズの邂逅。 これまでとは一味ちがう体験空間を楽しむことができる。第1展示室では、歌、声、ダンスなど「音」にまつわる絵画を展示。中心にはおよそ半世紀前に岡本太郎が自ら制作した「顔のスピーカー」(1971)が初登場。本展のために修復されたスピーカーから、名曲「枯葉」を唄う岡本の声が聞こえてくる。第2展示室では、大阪万博後の70年代に革命期を迎えた日本のジャズが大音量で流れる「音」の展示。片倉真由子会期中には、第一線で活躍するジャズ ミュージシャンを招いた「スペシャルライブ」も開催。10月25日には片倉真由子(ピアノソロ)、11月16日は市原ひかり(トランペット)&松尾由堂(ギター)のデュオ、12月21日には須川崇志(ベース・チェロ ソロ)、1月25日には井上銘(ギター)& 塩田哲嗣(ベース)のデュオの開催を予定している。各日18時45分開場、19時スタート、要予約。また、各界で活躍するジャズ好きの面々がレコードをかけたり、トークをしたりする「スペシャル “店番”」 も実施。詳しくは記念館公式サイトまで。また、ギャラリートークも開催予定。10月25日、11月15日、12月13日、1月17日、2月21日の各日14時から15分程度、予約不要で参加が可能。【イベント情報】瞬間瞬間に生きる -岡本太郎とジャズ-会期:10月17日〜2019年2月24日会場:岡本太郎記念館住所:東京都港区南青山6-1-19時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)料金:一般 620(520)円、小学生 310(210)円 ※()内は 15 人以上の団体料金
2018年09月18日1953年にアメリカ・メジャー・レーベル・デビューを飾り、1999年には日本人初の「国際ジャズ名声の殿堂」入りを果たすなど、60年以上に渡って世界的に活躍しているジャズ・ピアニストの秋吉敏子。この度、ジャズ・サックス&フルート奏者の巨匠で、彼女の夫君でもあるルー・タバキンとの共演歴が50周年を迎え、その記念公演を「奇跡の音響」と称えられる東京文化会館 小ホールで開く。【チケット情報はこちら】公私共にパートナーであるタバキンとの関係を、秋吉は次のように語る。「彼とはデュオ以外にも、カルテットやビッグ・バンドなど様々な形で数え切れないほど共演してきました。サックスとフルートを同じくらいの高い水準で吹きこなせる奏者は、世界的にも類がないと思います。来年は結婚生活も金婚式ですが、長続きの秘訣は、“お互いに干渉しないこと”。ニューヨークの自宅での生活の大半は、ルーが地下室、私が2階と分かれて練習していて、彼が階段を上がってくるのはお腹が空いた時だけなんですよ(笑)」注目のプログラムは、ふたりのデュオと各々のソロを織り交ぜた多彩な内容。近年の秋吉の公演の慣例通り、『ロング・イエロー・ロード』で幕を開け、『ヒロシマ~そして終焉から』の第3楽章『HOPE』で締め括る流れを予定しているという。「私が渡米した頃は、日本人がジャズをするのはハンディキャップと思われていた時代。そこで単身、差別の中で成功を目指す決意の曲として、1961年に書いたのが『ロング・イエロー・ロード』でした。以来50年以上も弾き続けていますが、その“長い私の道のり”は今も続いています」そしてトリの『HOPE』。この作品にも彼女らしいメッセージが込められている。「親交のある広島のご住職の依頼で作曲し、原爆の3日後に撮影したという女性の写真にインスピレーションを受けました。初演は2001年8月6日(広島市)だったのですが、その直後の9月11日にアメリカで同時多発テロが起こって。以来、私は平和への祈りを込めて、公演の最後に必ずこの作品を演奏するようになりました」プライベートでは著名なワイン・コレクターでもある秋吉&タバキン夫妻。『ロング・イエロー・ロード』のイメージにふさわしい銘柄を尋ねると、さすが納得の答えが。「フランス・ボルドーの『シャトー・オーブリオン』。ボディが厚く、ポテンシャルが十分に発揮されるまでに長い熟成を必要としますから」公演は9月15日(土)東京・東京文化会館小ホールにて。チケットの一般発売に先がけて、現在プリセールを実施中。受付は5月25日(金)午後11時59分まで。取材・文:渡辺謙太郎
2018年05月21日野外フードイベント「博多メシ!」が、2018年5月3日(木)から5日(土)まで、音楽イベント「高槻ジャズストリート 2018」内の特設会場にて開催される。会場では、2014年の「ミシュランガイド」における安くてオススメの店”ビブグルマン”にも選出された福岡「ピッツェリア・ダ・ガエターノ」のイベント限定ピザや、2017年にミシュラン1つ星を獲得した名店「北新地 again」の豚骨ラーメン、日本で初めて明太子を製造販売した「ふくや」の明太からあげなど、食の街・博多の絶品グルメの数々が楽しめる。今回「博多メシ!」の会場となる「高槻ジャズストリート 2018」は、都市型のジャズフェスティバルとして、日本最大規模の動員数を誇る音楽イベント。総勢4,000人を超えるミュージシャンが出演する音楽に溢れた会場で、ここでしか味わえない“博多メシ”を堪能してみては。【開催概要】「博多メシ!」開催日:2018年5月3日(木)〜5日(土)開催時間:10:00〜18:00会場:高槻ジャズストリート 2018内、ハイネケン J:COM ステージ(高槻市立第一中学校グラウンド 特設会場:大阪府高槻市城内町 1-35)料金:入場無料、飲食代別途、食券制(250円/枚)出店店舗:食店舗9店舗、九州物産4〜5店舗
2018年05月05日飛騨エリア初開催!「飛騨高山ジャズフェスティバル2018」2018年5月26日(土)岐阜県高山市にて、飛騨エリアで初となる本格ジャズフェスティバルが開催!TOKU、小沼ようすけ、paris matchなど世界で活躍しているミュージシャンや、こだま和文、YOSHIHIRO OKINO(Kyoto Jazz Massive)、Tamaya Honda ICTUS trio、JiLL-Decoy associationなど、日本の音楽を切り拓いてきた豪華メンバーがフェスを盛り上げます。重要文化財「飛騨の里」で行われる自然と音楽の響宴「飛騨の里」は重要文化財である合掌造り家屋が並び、昔の飛騨の暮らしを再現した集落博物館です。屋内外に全4ステージを特別設営して「飛騨高山ジャズフェスティバル2018」を開催します。会場内にはフードエリアも併設し、飛騨高山の名店の味を堪能できます。ミュージシャンのパフォーマンスは14:00~26:00まで行われ、終日滞在も可能。会場内でのキャンプ泊や車中泊はできないので、高山市内の宿泊施設を予約してください。キャッシュレスで開場を楽しめる「さるぼぼコイン」「飛騨高山ジャズフェスティバル2018」では、2017年より飛騨地域(高山市・飛騨市・白川村)にて利用可能となった電子地域通貨「さるぼぼコイン」を導入。事前にスマホアプリにチャージをすれば、会場内の全店舗にてキャッシュレスで支払いができます。JR高山本線「高山駅」より、濃飛バスセンター高山市内線「さるぼぼバス」で10分。17時~26時半まで無料のシャトルバスを運行しています。自然と重要文化財家屋に囲まれた会場でミュージシャンが奏でる音楽に酔いしれてみては?イベント情報イベント名:飛騨高山ジャズフェスティバル2018催行期間:2018年05月26日 〜 2018年05月26日住所:岐阜県高山市上岡本町1−590 飛騨の里電話番号:なし
2018年03月27日ワインセラーがある居酒屋で料理を味わおう札幌・円山公園エリアにある「炭焼きとワイン 円山すだち」は、料理とワインが楽しめる居酒屋です。入口を開けると、店内は大きなカウンターがあり、奥には4人掛けテーブルが2つと個室が1つあります。清潔感のあるお店には、店主自慢のワインセラーがあります。ワインは、味も種類も様々。食べる料理に合わせてワインを探すことができるのも魅力の一つです。お店の場所と店主の出身地が店名になっていた!こちらのお店は、2016年10月にオープンしました。店名はお店のエリア名である円山と、店主の出身地である徳島県の名産品「すだち」が由来です。店内は落ち着いた雰囲気でジャズが流れているのが特徴。一人でも気軽に入りやすく、ゆっくりと食事を味わえるのでつい長居したくなります。お店は深夜26:00まで営業しているので、終電帰りにも立ち寄れるのもうれしいポイントです。トマトと梅酒のコラボレーションにハマる人続出!お店に着いて、最初に頼んでほしい料理が、「フルーツトマトの梅酒漬け」です。梅酒のジュレがトマトの甘さを引き立てています。料理を一口食べると、口当たりが良く爽やかな味わいが広がり、トマトと梅酒の相性も抜群です。グラスの器に入っている見た目もきれいで、つい写真を撮りたくなるでしょう。SNSで投稿した時も写真映えするメニューです。素材の味を引き出した料理をワインと一緒に味わう!お店ではお酒に合う前菜が色々ありますが、一押しメニューは「生ハムとアボカド オリーブ醤油ドレッシング掛け」です。味付けをあえてシンプルにすることで、素材本来の味を引き出しています。店内にあるワインセラーには数多くのワインがあり、実際にセラーを見ながら飲みたいワインを選ぶこともできます。種類も味も様々あるので、飲み比べするのも楽しいでしょう。ジャズを聞きながら上質な料理を堪能「炭焼きとワイン 円山すだち」では、大人の落ち着いた雰囲気の中でおいしい料理やお酒を堪能できます。また、日によっては旬の食材を使った料理が出てくることもあります。リーズナブルな価格で上質な料理を味わえるがお店の魅力。普段気軽に立ち寄れるのはもちろんのこと、特別な日に大事な人との食事の場として選んでみてはいかがでしょうか?こちらのお店は、市営地下鉄東西線「円山公園駅」5番出口から徒歩10分程の場所にあります。周辺には「円山児童会館」や、多くのマンションが立ち並ぶ閑静な住宅街です。種類豊富なワインと絶品炭焼き料理を味わいに、ぜひ訪れてみてください。スポット情報スポット名:炭焼とワイン 円山すだち住所:北海道札幌市中央区北1条西23-1-47 円山シャトー桂和 1F電話番号:011-676-9262
2017年10月31日元吹奏楽っ子(担当:Euphonium)の音楽好きharakoが、大人になってから、改めて音楽の楽しみ方を見つける連載です。第5回目は、トランペット演奏を生かしながら、俳優活動をされている澤田 和宏さんに、仕事と音楽が共に成長していく秘訣を教えていただきました!トランペットを、憧れの日野皓正さんに師事。【大人の音楽LOVER♪】vol. 5harakoトランペットを始めた経緯と、プロへのレッスン経験について教えてください。澤田さん初めて触ったのは、学生時代の部活動。高校で、音大に進もうかとまで考えたんですが、入試のピアノ実技の壁にぶち当たり、その道は一回諦めたものの、“自分を表現すること” にどうしてもこだわりがあったので、俳優を目指しエキストラ事務所に入るために、上京を決意したんです。今でこそ、主演映画の役をいただくようになりましたが、当時は、本当に脇役で……。ある映画の撮影で、同じシーンではなかったものの、ジャズクラブのマスター役で、昔からファンだった日野皓正さんが来る!という情報を小耳に挟み、なんとか理由をつけて現場へ行ったんです。「トランペットをやっているんですが、どうしたら日野さんに習えますか?」と聞いてみたら、「俺は、弟子をとってないんだ。たまに、スタジオで若いミュージシャン達とセッションしているから、遊びに来てみる?」と言われたのですが、聴くだけじゃなくてレッスンをしてもらいたかったので、結構しつこく何度も何度も他の選択肢があるか聞いたんですよね。そしたら、奇跡が起こって「紙とペンあるか?」って……!住所と連絡先をもらって、日野さんのご自宅へ伺い、ジャズの基本となる音楽理論から教えていただきました。あのとき、弟子を取らないという言葉を聞いて、すぐに引き下がっていたら、今の私はないですね。そこで学んだ、日野さんの “音楽観” は、私の人生にすごく影響を与えてくれたと、日々実感しています。表面と中身がリンクするから生まれる、“質”。harako弟子を取らないと公言する日野さんにレッスンをしていただいたのは、本当に貴重な体験ですね。どんな内容だったんですか?また、俳優業と楽器の関係性は、どこにあるのでしょうか?澤田さん楽器のテクニックや基礎も大切ですが、日野さんから教わったことで一番印象にあるのは、楽器のテクニックではありません。よく練習終わりのドライブをしていたんですが、車内でこんな話をしてくれたんです。「良い音を出したいなら、人間的なものを大切にしなさい。喜怒哀楽や、感情がお前の一音を作るんだ。人を包むことができる器が大きいほど、自分の中から出るものが大きい。そして、人間的に本当に大きくなったとき、人を感動させる演奏をすることができるだろう」って。俳優の仕事もそうだなって、今になって感じていますよ。結局、演じることや誰かに何かを本気で伝えたいと思った時、表面的なことは二の次なんです。人の痛みがわかるから、人に優しくできるし、辛い経験をしたことがあるから労わることができる。テクニックより、中身のが何倍も大事なんですよね。楽器だけでなく、俳優業に置き換えてみましょうか。例えば、この前だと警察官の役で、制服を着てもやっぱり中身は自分のままで違和感があるんですよ。これって、表面的なことですよね。次に、その人の生活スタイルや性格、人間関係のポジションなどを想像して、「この人だったら、こんなことを感じるかな?」と深く役に入り込むんです。テクニックから、人間性を深く考察していくというか……。楽器も俳優も “テクニックや基礎力で埋められない技量” は、人間性だと思います。そんな「本物の質」を、日野さんから肌で感じることができたと思います。定期的に行う「男磨き」とは?harako「本物の質=人間性」なんて、カッコイイですねっ……! 澤田さんは、具体的に自分を高めるために、何か取り入れていることはありますか?澤田さんこの前も、北海道にホタテを捕りに漁師をしばらくしていました(笑)。仕事じゃなくて、男磨きのために。漁師って、荒い波の中で、船から落ちたら本当に命を落としかねない職業なんです。そんな状況に自ら身を置くことで、日頃の生活では体験できないようなことを、頭と心に叩き込むことができましたね。ほかに、滝に打たれて、精神統一したこともあります(笑)。「人は、人の中身で感動する」と学んだ、あの日。それ以来、私はこれからも自分をアップデートしていくことを忘れないでしょう。harako私が感じた澤田さんの印象は、「ガラスのような心」。まっすぐでクリアなのに、強烈な芯の硬さを感じる不思議な感覚に胸を打たれました。そして、そのアップデートを通して、現在では、主演映画がすばらしい賞をいただいたということで、有言実行を感じますね。これからも、男気パワーでご活躍を願っております!今回の音楽LOVERは……♪澤田 和宏さん俳優・トランペット奏者♪音楽を、ひと言で表すと?「今までの、生きざま」富山県南砺市出身。18歳で俳優を志し上京したのち、学生時代から吹いていたトランペットで、世界的ジャズトランペッター・日野皓正氏に弟子入り。特技を生かして、トランペットも吹ける俳優としてマルチに活動中。近日では、網走オールロケーションの主演映画『冬が燃えたら』にて、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017短編コンペティション部門、最優秀作品賞を受賞する。『冬が燃えたら』オフィシャルサイト charliemarcos/Gettyimages(C) peshkov/Gettyimages
2017年08月28日元吹奏楽っ子(担当:Euphonium)の音楽好きharakoが、大人になってから、改めて音楽の楽しみ方を見つける連載です。第4回目は、クラシックからジャズへ方向転換した、サックス奏者・指導者の横原由梨子さんに、ジャズの楽しさについて教えていただきました。クラシックからジャズに転向【大人の音楽LOVER♪】vol. 4harakoもともと、ジャズをやりたいと思っていたのですか? それとも、全くの予想外でしょうか?横原さん中学の吹奏楽でサックスに出会ってから、13年くらいクラシックサックスでした。大学に入っても、クラシックを続けていたんだけど、大学卒業間近で、たまたま聴きにいったジャズライブをきっかけに魅了されていったんです。クラシックしかやったことがない私からすると、ジャズへの印象は “わけがわからない” の一点。聴いて楽しむポイントもわからないし、どこで拍手をするのかもわからない。どんなルールがあるのか疑問ばかりだったので、初めは自分がジャズを始めるなんて思っていなかったですね。でも、だんだん聴く音楽が徐々に変化し、楽器もビンテージのものにして、奏法が混乱するからクラシックの依頼は全て断るまでになっていました。本場のジャズを肌で感じるために、ニューヨークにも行き、今では、クラシックから180度違う、ジャズの世界に浸っている毎日ですね。理論より、感覚から入る大切さharakoジャズを始める時に、どこから手をつけたら良いか謎です……。オススメの切り口はありますか?横原さんクラシックは、楽譜に細かいアーティキレーションが書かれているけど、ジャズは基本的にキーとコード進行以外は、個々の表現の自由なんです。アクセントひとつとっても、正解がないのが難しいところだと思います。それもあって、“ジャズの演奏=聴いた量” と言われるくらい、耳でニュアンスを感じることが大切。日本でもCDやライブで聴いていましたが、本場ニューヨークでは、無料の音楽イベントがたくさんあるんですよ。しかも、ジャズクラブでは、夜中の3時〜4時まで素晴らしい演奏を聴くことができて、とても充実していましたね。一日中、音楽があふれている感覚。英語でもそうですが、文法から入るより、まずは好きなフレーズを話してみる、とか言いますよね。同じ要領で、全くジャズをやったことがない人の場合は、自分の好きなフレーズを、まずは真似てみて感覚を掴んで欲しいですね。理論は本当に後からついてくるもので、私も演奏経験を重ねていくうちに、ジャズ理論への理解が深まっていきました。いきなり理論から入っていたら、難しくて挫折してたかもしれません……(笑)。人と積極的に合わせることharakoニューヨークに突然行かれた時は、どんな感じで演奏を学ばれたんですか?横原さんニューヨークに行った目的は、とにかく演奏を聴きに行こうと思って、学校に入学はしなかったんです。事前にレッスンを受けたい人にアポイントだけとって、あとは自分のインスピレーションを大事に行動したのが、現場を肌で感じるために功を奏したと思っています。そこで、体感したことのひとつですが、“一緒に演奏しない?” と誰かから誘われるのを待っていたら、一生演奏できないと言うことを学びましたね(笑)。日本人に多い傾向で、大丈夫です! 私なんて……。とモジモジしてしまうと、ただ見てるだけで本当に終わってしまう。初めはすごく勇気がいることですが、ニューヨークでセッションしている場面をみたら、自ら楽器を持ってステージに上がらないといけないんです。見知らぬ人たちに混じって、いきなりステージに上がるって、けっこう勇気がいると思いませんか? 私は、この感覚に慣れるまで2週間かかりました(笑)。でもそれを乗り越えて、だんだんなじんでいった時は、とっても嬉しかったですよ。もちろん、急にそんなことができなくても良いと思いますが、まず楽器で音を出したら、一緒に合わせてみることが大切ですね。失敗したり恥をかいたりしても、他の楽器の方と演奏し、自分の演奏を感じることで、ジャズの楽しさをより早く見つけ出せると思います。ジャズは個性のぶつかり合いharakoクラシックと比べて、ジャズは個人戦のイメージがすごくあります。その場で楽しもう、という傾向が強そうですね!横原さんそうですね。ジャズは、けっこう孤独かも。クラシックと大きく違うのは、毎回メンバーが初対面のケースが多いと言うことです。メンバーで活動しているなら別ですが、基本的にはその場その場で、どんな演奏や曲を行うかもわからないスタイル。だから、この人の演奏スタイルと、この人が合わさったら、化学反応が起きて良さそう!と、個性をぶつけていく感覚でおもしろみはすごくありますよ。今日は、どんな演奏になるんだろう?と、感性を磨きにいくのが、とても楽しいですね。あとは、リーダーライブと言って、自分が演奏したい場所、選曲、人選まですべてセレクトするライブは、お気に入りの空間を作れる楽しさがあります。毎回変わる内容って、とにかく刺激的。新しいものが生まれる感じを経験できるんです。普段は練習に励み、感性を磨くことが大切。そして、定期的なセッションでまた新しい自分に出会って行く。終わりのない、ジャズ人生を歩みたいとのことでした……♡今回の音楽LOVERは……♪横原由梨子さんサックス奏者・指導者♪音楽を、ひと言で表すと?「長い階段」静岡県浜松市出身。 中学校の吹奏楽部をきっかけにサックスをはじめる。 第15〜17回浜松国際管楽器アカデミー受講生。 全日本ジュニアクラシック音楽コンクール審査員賞受賞。 中部読売新人演奏会出演。平成22年度、日演連推薦/新人演奏会オーディションに合格し、名古屋フィルハーモニー交響楽団とJ.イベールの室内小協奏曲を共演する。 そして、大学卒業後に訪れたジャズクラブで初めてジャズに出会い、2015年、16年と単身ニューヨークに渡り研鑽を積む。現在は、中部、関東地区などのジャズクラブを中心に活動中!(C) piola666/Gettyimages(C) erlucho/Gettyimages(C) guigaamartins/Gettyimages
2017年08月24日ホテルニューオータニは、ティー&カクテル「ガーデンラウンジ」にて、ビュッフェスタイルの食事とともにアーティストによるジャズ生演奏を楽しめる「SUMMER NIGHT BUFFET & JAZZ」を開催。毎週木・金・土曜日および2017年8月20日(日)に、生演奏を聞くことができる。8月26日(土)までの期間開催される、ジャズと美食の饗宴だ。ホテルニューオータニの中心に位置する「ガーデンラウンジ」は、大きな窓から400年の歴史を持つ1万坪の日本庭園を眺めることができるロケーション抜群の空間だ。夜間ライトアップされる日本庭園の眺めと、デュオ編成のアーティストによるのジャズ生演奏が優雅な雰囲気を盛り上げ、上質なディナー空間を演出する。約40種類にも及びビュッフェの料理は、サラダバーや前菜、パスタなどはもちろんアメリカンビーフ最高クラスの「USプライムローストビーフ」のカッティングサービスも含まれる豪華なラインナップとなっている。今回新登場の、パティスリーSATSUKIの傑作「スーパーメロンショートケーキ」にも注目だ。【詳細】ホテルニューオータニ、「SUMMER NIGHT BUFFET & JAZZ」開催会期:2017年7月20日(木)~8月26日(土)の毎週木・金・土曜日および8月20日(日)場所:ホテルニューオータニティー&カクテル「ガーデンラウンジ」住所:東京都千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニ ガーデンタワー ロビィ階時間:18:00~21:00※2時間制生演奏:18:30~、19:40~、21:00~(40分)料金:大人 5,700円+税 子供(4~12歳) 3,400円+税※サービス料別、カバーチャージ無料、ドリンク別■ビュッフェメニュー例<シェフサービス>プライムローストビーフ カッティングサービス<COLD>きびなごのフリット 甘辛エスニック風味パテ・ド・ヴォライユとコンディメントシーフードとカラフル野菜のサラダ グルマンデーズ<HOT>伊佐木のプランチャ香草風味と南仏煮込み野菜インドネシア風炒飯“ナシゴレン”煮込みミートのラケと茸入りペンネのグラティナート<DESSERT>ホテル特製デザート(スーパーメロンショート他)旬フルーツシャーベット&バニラアイスクリーム【問い合わせ先】TEL:03-5226-0246(ガーデンラウンジ直通)
2017年08月18日ドラマチックな空間の食事とジャズで特別な夜を新橋のジャズバー「Bells grill&jazz」。デザイナーが入って作り上げたという空間は、キャバレーのようにドラマチックで華やか。赤いソファー席がぐるりと囲むように配置され、開放的なのに個室のように落ち着いた雰囲気で過ごせます。また、段差を設けることで抜け感を演出していて、飲食店ながらまるで1960年代のジャズのクラブに来たかのよう。自然と会話も弾みます。平日は毎日19:30から30分ごとにグランドピアノとベースによるジャズライブを開催。食事を邪魔しない大人のジャズは、ディナータイムを格別の時間に仕立て上げます。空間づくりだけじゃない! こだわり抜いたメニューの数々ラグジュアリーな空間にもかかわらず、お手軽に食事を楽しめます。500円から頼める豊富なメニューはコスパ抜群!また、添加物を一切使わない飼料で育てられた長野県の「安曇野ポーク」などのメニューもあり、最高の豚肉を楽しめます。フォトジェニックなメニューもラインナップ♡女子会やデート向けに「Bellsサラダ」を花束の形にアレンジしてくれたり、ハート型のピザ「愛と欲望のピッツァ」を提供してくれたりと、お店側でサプライズしてくれることもあるそう。見るだけでテンションが上がりますし、インスタ映えすること間違いなしです!大人女子会はお会計もスマートに楽しかった女子会のお会計はわりかんアプリ「ペイモ(paymo)」を使ってスマートに。レシートを撮影して、QRコードを読み取り、その場でみんなに請求するだけ。キュートなスタンプとメッセージとともに素敵な女子会の思い出を。お得なキャンペーン開催中!お支払い金額から毎回5%円分ポイント還元中!わりかんアプリ「ペイモ(paymo)」のダウンロードはこちら取材・文/萩原かおり取材協力:AnyPay株式会社企画編集:ルトロン編集部スポット情報スポット名:Bells grill&jazz住所:東京都港区新橋2-6-1さくら新橋ビルB1電話番号:03-3504-2111
2017年05月30日「デビュー37年目になりますが、その中ですばらしいジャズに触れる機会もたくさんあって、いつか私も機会があったらジャズの歌を歌ってみたいなって思っていたんですけど、それが今回、このように実現したってことですよね」 3月30日に放送された『SONGS』(NHK)でそう語ったのは、松田聖子(55)。3月29日、自身初となるジャズアルバム『SEIKO JAZZ』をリリースした。 タッグを組んだのは、グラミー賞の常連プロデューサーのデビッド・マシューズ。アルバムはチャップリンの『スマイル』や『追憶』、『イパネマの娘』など、スタンダードからボサノヴァまで名曲のカバーで構成されている。これは永遠のアイドルからの脱皮だ、と指摘するのはレコード会社関係者だ。 「美空ひばりさんも晩年、ジャズを歌ったように50代も半ばを迎え、情感をしっかり歌う大人のシンガーを目指したんだと思います」 今回、彼女はこの渾身のアルバムを引っさげ、全米でも勝負に出る。5月12日に米名門ジャズレーベル『Verve Records』から『SEIKO JAZZ』を出すことが決まっているのだ。 「プロモーションを米国でも行う予定なのですが、今回が最後のアメリカ挑戦になると思います」(前出・音楽関係者) これまでもアメリカで存在感をアピールしてきた聖子だが、過去の“挑戦”は必ずしも満足のいくものではなかった。しかし、最近相次いだ日本人アーチストたちの成功がそんな聖子を刺激したという。 「宇多田ヒカルが去年リリースした『Fantome』は、全米iTuneチャートで3位まで行きました。さらにピコ太郎の『PPAP』が大ヒットし、ビルボードのシングルチャート77位を記録したとき、マスコミが90年の聖子の57位を引き合いに出したんです。聖子さんも“夢よ、もう一度”と、改めてアメリカに挑戦したいと考えたのでしょう」(前出・音楽プロデューサー) 大人のシンガーとしてアメリカで勝負したいという聖子だが、彼女がジャズに転向したのは別の理由があったと話すのは、レコード会社関係者だ。 「彼女は例年、アリーナツアーを行って来ましたが、最近は『赤いスイートピー』などの曲で、若いときには普通に出せていた高音のサビを歌うのに苦労するようになっていました。声を張り上げる部分では客席にマイクを向けて歌わせるように、うまく逃げるようになったんです。そこで、高い声を無理に出さなくてもよくて、歳をとっても長く歌えて感情も込めて歌うことができるジャズで勝負しようと思ったのでしょう」 55歳の女性にとって、声帯の“異変”は切実な問題だ、と耳鼻咽喉科の音声専門医師もこう話す。 「女性の場合、閉経が関与しているとされ、50代になり女性ホルモン(エストロゲン)が減ると、声帯はむくんで太くなります。そうすると声が低くなるんです。さらに喉の潤滑油が乾いてきて、声帯に潤いがなくなると、高い声は出せなくなりますね」 声質が変わり、シンガーとしても新たな方向性を模索し始めた聖子。その妥協なき姿勢は私生活にも及んでいるという。アルバムのレコーディング終了後、聖子はアメリカでの再挑戦に備えて、のどを守るなど体調を整え、日常生活にも気を使ってきた。 「故郷・久留米名物の“八女茶”はテアニンをたっぷり含み、リラックス効果にいいからと、毎日何杯も飲んでいるようです。そのおかげか睡眠もたっぷりとれて、気力・体力とも充実しているようです」(芸能関係者) 声帯に負担をかけないようにと、食生活も野菜中心に変えたという。 「聖子さんは、3月に亡くなった大物プロデューサー、トミー・リピューマ氏(享年80)の縁もあって、今回の名門レーベル入りを果たしました。『絶対に全米で成功したい』と、彼女はすでに渡米しているそうです」(前出・音楽プロデューサー) 背水の陣で全米に挑む聖子は、声の衰えを乗り越えることができるか。“最後の挑戦”が注目される。
2017年04月06日「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」が、施設全体で302店舗・店舗面積約45,700m2を誇る日本最大のアウトレットモールとして大規模なリニューアルを実施。2017年9月25日(月)に、既存棟・第5期増床棟と合わせて100店舗が新規出店、47店舗が移転リニューアルオープンを迎える。「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」とは「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」は、「ナガシマリゾート」の一角に位置するアウトレットモール。周辺には、遊園地の「ナガシマスパーランド」、温泉施設の「湯あみの島」、花と食のテーマパーク「なばなの里」の他、高級温泉旅館「ホテル花水木」など観光集客施設が集積した、東海エリア屈指の一大レジャーゾーンに位置する。2016年7月には「ジャンボ海水プール」内に日本初&世界最大級の大型複合ウォーターアトラクション「ジャパーン」が新たにオープン。加えて、2017年春には「ナガシマスパーランド」に4Dスピンコースター「嵐」も導入予定となっており、ますます注目を浴びるスポットである。ラグジュアリー・インターナショナルブランドを誘致した日本最大約280店舗今回の大規模リニューアルで、サンローランやメゾン マルジェラ、バレンシアガなどの高感度なラグジュアリー・インターナショナルブランドを誘致。さらに、エッグスンシングスやジェラートピケカフェ クレープリーなどの人気飲食店舗やファッション・生活雑貨など、多彩なニーズに応えた302店舗を構える日本一のアウトレットモールとなる。また、壁面デザインやオブジェの変更など環境デザインもリニューアル。モールの利便性をより高めるため、エレベーターやエスカレーター等の増設・移設も実施する。また、近年海外旅行者が増えてきていることもあり、お祈りを必要とする人のためにプレイヤールーム(祈祷室)の設置される。【施設概要】「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」第5期リニューアルオープン:2017年9月25日(月)住所:三重県桑名市長島町浦安368アクセス:車:伊勢湾岸自動車道「湾岸長島 IC」よりすぐ、東名阪自動車道「長島 IC」より約10 ㎞公共交通機関:名古屋駅(名鉄バスセンター)発 長島温泉行きバスで約40分、または近鉄名古屋線・JR関西本線「桑名駅」よりバスで約20分第5期(9/25)開業店舗■第5期増床棟 新規アヴィレックス デポ/ビショップアウトレット/バブアー 期間限定店舗/ビルケンシュトック/デンハム /ディッキーズアウトレットストア/ヘンリーコットンズマリーナヨッティング/ハーレーアウトレットストア/マッキントッシュ トラディショナルウェザーウエア/プチバトー/オロビアンコ/ワールドアウトレット/エースアウトレット/アワーパッション/インターナショナルシューズギャラリー/ジンズ/マンハッタンニューヨークデポ/ピーチ・ジョン・ザ・ストア/アグ/チャンピオン/コールマン/キーン/ニューバランスファクトリーストア/アフタヌーンティー・リビング/マツモトキヨシアウトレット/エッグスンシングス/コンパーテス/ジェラートピケカフェ クレープリー/BAYCREW’S ベーカリー新業態/モロゾフカマダシチーズケーキ/朝日屋/クア・アイナ/羽根つき焼小籠包 鼎’s(Din’s) ディンズ■第5期増床棟 移転リニューアルアーノルドパーマータイムレス/フレッドペリー/マーガレット・ハウエル エー.ジー.オー./フェリージアウトレット/オニツカタイガー/フランフラン バザー/ザ・ノース・フェイス/ヘリーハンセン/アンダーアーマーファクトリーハウス■既存棟 新規アズ―ルバイマウジー ※オープン済/バレンシアガ ※2017年6月オープン/ブルーレーベル/ブラックレーベル・クレストブリッジ/ブルックスブラザーズ ※2017年冬オープン/バーバリー/ブルネロ クチネリ/エストネーション ※2017年9月オープン/フェアファクス/ガリャルダガランテ ※2017年9月オープン/ジョゼフ ※2018年春オープン/マッキントッシュロンドン/マッキントッシュフィロソフィー/メゾンマルジェラ ※2017年9月オープン/マーキュリーデュオ/ミツミネ ※2017年5月オープン/ナチュラ ル ビューティー ベーシック/プロポーショ ン/フリーズマート ※2017年9月オープン/ポールスミス ※2017年夏オープン/サンローラン ※2017年夏オープン/ステラ マッカートニー ※2017年秋オープン/タトラス アンド ストラダエスト ※2018年春オープン/トッズ 期間限定店舗/タケオキクチ ※2017年5月オープン/ヴェルサーチ ※2017年秋オープン/ダブルクローゼット/エクストララージ/エックスガール ※2017年秋オープン/松坂屋 ※2017年5月オープン/シチズン/ダイアナ/ドクターマーチン ※2017年9月オープン/ゲンテン ※2017年9月オープン/ハンター/ニクソン ※2017年6月オープン/マドラス/マイケル・コース メンズ ※2017年6月オープン/モーダクレア アウトレット ※2017年9月オープン/セルジオ ロッシ ※2017年夏オープン/スケッチャーズ ※2017年冬オープン/ファミリア ※2017年冬オープン/メゾピアノ ※2017年冬オープン/イデア セブンス センス ※2017年9月オープン/ザコスメティックスカンパニーストア ※2017年9月オープン/フジヤスイーツファクトリー/ミオバールバルケッタ ※2017年6月オープン■既存棟 移転リニューアルアドーア ※2017年9月オープン/アプワイザー・リッシェ ※2017年9月オープン/ベーセーストック/ボス アウトレット/ボッテガ ヴェネタ/チャオパニック/ドゥドゥ バイ パル グループ アウトレット ※2017年夏オープン/ダックス/ダブルスタンダードクロージング ※2017年9月オープン/エルメネジルド ゼニア/イネド/リーバイスアウトレット/ニューヨーカー ※2017年夏オープン/マジェスティックレゴン/モンクレール ※2017年夏オープン/ポロ ラルフ ローレン ファクトリーストア/ストラスブルゴ ※2018年春オープン/ストロベリーフィールズ ※2017年9月オープン/ユナイテッドアローズ アウトレット ※2017年冬オープン/アニヤ・ハインドマーチ/バリー ※2018年夏オープン/ケイト・スペード ニューヨーク ※2017年冬オープン/フェイラー ファクトリー アウトレット/フクスケアウトレット/フルラ ※2017年6月オープン/グンゼ/ジミー チュウ/レスポートサック ※2017年7月オープン/ロンシャン/スワロフスキー/トリンプ/ワコールファクトリーストア ※2017年9月オープン/アディダス ファクトリーアウトレット/ビラボン ※2017年5月オープン/ダンスウィズドラゴン ※2017年夏オープン/ル・クルーゼ ※2017年9月オープン/東洋軒
2017年02月05日12月初旬、都内ホテルで伊勢丹の顧客に向けたレセプションが開催された。今回、そこで舞台に立ったのは、NYを拠点に活躍するジャズトランペッターの黒田卓也氏。9月に発売されたニューアルバム「Zigzagger(ジグザガー)」の日本ツアー直前の黒田氏に、アルバムの制作秘話やクリスマスの過ごし方について話を聞いた。ジャズトランペッターの黒田卓也ーー前作「RISING SON」から、約2年半ぶりにリリースされた「Zigzagger」は、黒田氏のセルフプロデュース作となり、趣が大きく変わった印象を受けました。アルバム制作は、どのように進められたのでしょうか?黒田さん:前回と比べ、今回は時間的な余裕があったので、自分の作曲ややりたい音楽をとことん追求しようという意気込みがありました。本番のスタジオ収録前に、バンドメンバーに自分が作ったデモ音源を聴いてもらって、アルバム全体のイメージを固めていった感じです。アルバム「Zigzagger(ジグザガー)」ーー色鮮やかなジャケット写真はどのように作ったのでしょうか?黒田さん:アルバムのジャケット写真は、友人のモロッコ出身のカメラマン、ハッサン・ハジャージ(Hassan Hajjaj)に撮ってもらいました。ただトランペットを持ってクールな感じで佇んでいる、みたいなものは過去の作品でやったことがあったので、見た人が“何コレ!?”と思うようなインパクトのある写真がいいな、と思って。衣装も彼が用意してくれて、こんな奇抜なジャケットになりました。今回のアルバムは、音楽もファンキーで尖ったものに仕上がったので、ジャケットもそれと連結していると思っています。NYでは、周りにスタイリストやカメラマン、デザイナーの友達がたくさんいるので、いつも手伝ってくれるんですよね。チームにはすごく恵まれていると思います。ーークリスマスや年末はどのように過ごしますか?黒田さん:クリスマスはいつもツアーやライブが入ったりして、仕事をしていることが多いかもしれません。正月は帰省して、地元で過ごします。僕の生まれ育った神戸にジャズクラブがあって、毎年31日には、そこのカウントダウンパーティでライブをやるんです。僕は中高とジャスのビッグバンドに所属していて、その中にはプロになった人もけっこういて、みんな帰ってくるので、集まってライブをやるとけっこう豪華な顔ぶれになるんですよ(笑)。ーークリスマスの1曲といえば、何をおすすめしますか?黒田さん:ダニー・ハサウェイ(Donny Hathaway)の「This Christmas」ですね。クリスマスの曲は、季節もののネタという印象が強くて、実はあまり好きじゃないんですが…。この曲はもともと好きで、自分流にアレンジして演奏してみたらしっくりきました。「Zigzagger」では、リラックスした気持ちで自分らしい音作りが出来た、と語る黒田氏。お気に入りの1曲は、9曲目の「グッド・デイ・バッド・ハビット」だそう。12月23日、20時からは、新宿駅新南改札外の「Suicaのペンギン広場」にて、音楽イベント「Station LIVE in Shinjuku」に出演予定。クリスマスの一夜は、ステキな音楽を聴いて過ごしてみてはいかがだろうか。
2016年12月20日この冬、ジャズ史に残る名演奏で長く語り継がれ、いまなお絶大な人気を誇るジャズトランペッターを題材にした2作品が続々公開となる。『アベンジャーズ』シリーズや『ホテル・ルワンダ』のドン・チードルは、ジャズ界の帝王と呼ばれたマイルス・デイヴィス、『6才のボクが、大人になるまで。』のイーサン・ホークは、甘いマスクと歌声を持つ伝説の異端児チェット・ベイカーをそれぞれ熱演。天才たちの光と影を描き、その漂うカリスマ性と破天荒な生き様に魅了される、この2作品に迫った。●ドン・チードルが“帝王”マイルス・デイヴィスに!『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』(12月23日公開)マイルス・デイヴィス没後25年に初の映画化となった本作は、名優ドン・チードルが主演・共同脚本・製作を務め、監督デビューを飾った渾身作。ジャズ・ミュージックの歴史を語るうえで欠かすことのできない巨人であり、既存のジャンルやスタイルの枠を軽々と打ち破り、革新的なサウンドを創造したマイルス・デイヴィス。本作では、マイルスのキャリア空白期にスポットをあて、偉大なる”帝王”の音楽と人生の本質に迫る。創作活動を休止していたマイルスの自宅に、彼のカムバック記事を書こうとしている音楽記者デイヴ(ユアン・マクレガー)が押しかけてくる。ドラッグと酒に溺れるマイルスは、創作上のミューズでもあった元妻フランシスとの苦い思い出にもとらわれ、キャリア終焉の危機に瀕していた――。物語は、スリリングなクライム・アクション風の現在と、ロマンティックでムーディーな過去が交錯し、史実とフィクションを織り交ぜながらスリリングに展開。常に型破りで革新的だったマイルスの生き方、パッションにしびれる人間ドラマエンターテインメント作品となっている。●イーサン・ホークが“異端児” チェット・ベイカーに!『ブルーに生まれついて』(現在公開中)まるでジェームズ・ディーンを彷彿とさせる甘いマスクとソフトな歌声で人気を誇ったトランペット奏者チェット・ベイカー。黒人アーティストが主流のモダン・ジャズ界において、マイルス・デイヴィスをも凌ぐ人気を誇るといわれ一世を風靡。しかし、麻薬に身を滅ぼし過酷な日々を送っていた…。そんなチェットがある女性との出会いによって再生する姿を描いた本作は、どうしようもなく破滅的でありながら、純粋で愛すべき男をイーサン・ホークが渾身の演技で挑み、オスカー有力と絶賛を浴びた話題作。低迷期からのカムバックにスポットを当て、彼を支えた女性との痛切なラブストーリーを織り交ぜ、愛と孤独、救済といった普遍的なテーマをエモーショナルにあぶり出していく。ともにオスカーにノミネートされた経験のある実力派の2人は、それぞれトランペットの猛特訓を経て撮影に臨んだという。迫真の演技はもちろんのこと、『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』では豪華アーティストたちが集結した圧巻のエンディング・ライヴシーン、『ブルーに生まれついて』では「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」などをしっとりと歌い上げるイーサンの歌声も必見。ジャズミュージシャンの人生の光と影が映し出された、単なる伝記映画とはひと味違う全身で体感したい音楽映画となっている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブルーに生まれついて 2016年11月26日(土)よりBunkamura ル・シネマ、角川シネマ新宿ほか全国にて公開(C) 2015 BTB Blue Productions Ltd and BTBB Productions SPV Limited.ALL RIGHTS RESERVED.
2016年12月05日ここだけのオリジナル“cafe105.4エール”クラフトビールは料理メニューと同様に季節に合わせて常時6~7種類がタップにスタンバイ。これらは平日11:30~14:00のランチメニュー注文時にはプラス540円で提供され、ランチビアを楽しむ方も多く見かけます。ここではぜひ、オリジナルペールエールの“104.5エール”をご堪能あれ。世界一売れている国産のクラフトビール「常陸野ネストビール」の蔵元・木内酒造と共同開発された褐色のエールは、フランス原産ブルゴーニュホップと茨城県産の蜜柑の皮が用いられ、フルーティーな香りが豊かで、キレもある、爽やかな味わい。日本地ビール協会主催インターナショナルビアコンペティション2013で金賞に輝いた、お店のイチ押しです。このボトルドビアもあり、エピスリーコーナーでおみやげとして購入も可能。ここでしか売っていない貴重なオリジナルビールです。ボリューム満点! 眺めるだけでお腹がすく盛り合わせビールのお伴には、和豚もちぶたの盛り合わせ“ビアンオールスターズ”を。こだわった環境で育った銘柄豚の生ハム、コッパ、ボンレスハム、ウィンナー、チョリソー、ミートパテが味わえる大満足なプレートは、どのビールともベストマッチ。希望すればエピスリーで持ち帰り用も購入できます。エピスリーには104.5エールのボトルのほか、専属パティシエが毎日つくるパウンドケーキや焼き菓子などが用意されています。とくに塩味の効いたサブレフロマージュは、ビールとの相性ぴったり。クラフトビール好きも唸らせる塩サブレなので、ちょっとしたお土産にしても喜ばれそう。取材・文/武位教子スポット情報スポット名:cafe 104.5住所:東京都千代田区神田淡路町2-101ワテラスタワー 2F電話番号:03-3251-1045
2016年10月03日音楽、アート、外光が居心地いい食空間古書店街や秋葉原も近く、カルチャーが集まっている街・神田淡路町。ここに2013年に複合施設“WATERRAS”タワーの開業とともに誕生したのが、「cafe104.5(カフェイチマルヨンゴー)」。南青山にあるジャズクラブ「ブルーノート東京」直営の、カフェ&エピスリーです。1991年よりフランス各地のレストランで研鑽をつみ、現在はブルーノート東京およびグループシニアシェフとして料理を手がける長澤シェフが、さまざまな旬の食材を用いてフレンチをよりカジュアルに仕立てます。そんな親しみやすい本物の食とともに音楽やアートも身近に感じられる上質な空間を作ろうと、同店が生まれました。木とレンガを貴重にした広々とした空間、窓からは緑と光が楽しめ、ランチもカフェもディナーもゆったりと楽しめます。「ブルーノート東京」直営ならでは 音楽を堪能するイベントもディナータイムは予約がおすすめ。不定期開催でDJやミニライブ、月1回ヨガと音楽とランチが楽しめる休日のブランチなど、ライブ感あるイベントが企画されているのも同店ならでは。開催予定はHP、Facebookでチェックしてみてください。取材・文/武位教子スポット情報スポット名:cafe 104.5住所:東京都千代田区神田淡路町2-101ワテラスタワー 2F電話番号:03-3251-1045
2016年10月02日過激なイスラーム原理主義の影響で衰退の危機に立たされたパキスタンの伝統音楽が、ジャズの世界と大胆な融合を果たすドキュメンタリー『ソング・オブ・ラホール』。このほど、馴染みのあるジャズの名曲「テイク・ファイヴ」が、伝統楽器によって奇跡の変身を遂げていく予告編が、シネマカフェにて解禁となった。長い歴史と豊かな文化を誇るパキスタン・イスラム共和国の街ラホール。イスラーム原理主義の影響で音楽文化は衰退し、伝統音楽家たちは転職を余儀なくされた。危機感をつのらせた彼らは聴衆を取り戻すため、畑違いのジャズに挑戦し世界に打って出る!伝統楽器を用いてカバーし、ネットにアップした「テイク・ファイヴ」のプロモーション映像はまたたく間に世界を駆け巡り、100万を超えるアクセスを記録。その噂を聞きつけ、天才トランペット奏者のウィントン・マルサリスの招待で、彼が率いる本場NYのビッグバンドと共演することになるが…。本作は、故郷ラホールからニューヨークへ、パキスタンで文化や芸術が委縮し続ける中、居場所を取り戻すため立ち上がった「サッチャル・ジャズ・アンサンブル」の超絶演奏が世界中を虜にするまでの紆余曲折を追うドキュメンタリー。監督は、本年度2度目のアカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞したパキスタンが誇る女性監督シャルミーン・ウベード=チナーイと、ニューヨーク在住のアンディ・ショーケンが務め、音楽への情熱と愛にあふれる彼らの人生と圧巻の演奏をカメラに収めていく。今回解禁された予告編には、自国に音楽を披露する場が少なくなっていく中で、パキスタンの伝統音楽を守ろうとする熟練音楽家たちが、畑違いのジャンルであるジャズに挑戦し、世界に打って出ていく姿が描かれる。だが、同時に、なかなか本場NYジャズとうまく融合できない彼らの焦りも伝わってくる。マルサリスによる「ジャズも虐げられた者たちの音楽」とのコメントとともに、彼らが奏でるパキスタン音楽の素晴らしい音色や、画期的な挑戦、そして圧倒的な演奏力が垣間見え、音楽の楽しさや高揚感が伝わる予告編。特に、パキスタンの伝統楽器でアレンジされたジャズの名曲「テイク・ファイヴ」は必聴だ。『ソング・オブ・ラホール』は8月13日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月13日パキスタン伝統音楽とジャズのビッグバンドがまさかの融合を果たす、珠玉の音楽ドキュメンタリー『ソング・オブ・ラホール』が、この夏、日本公開されることに決定。ポスタービジュアルが解禁となった。かつて芸術の都だったパキスタン・イスラム共和国の街ラホール。いまではタリバンにより音楽を禁じられ、世間から忘れ去られた熟練音楽家たちは、自分たちの音楽と聴衆を取り戻すため、畑違いのジャズに挑戦し世界に打って出ることに!彼らが伝統楽器を用いてカバーし、YouTubeにアップした「デイヴ・ブルーベック・カルテット」の名曲「テイク・ファイヴ」のプロモーション映像は、またたく間に世界を駆け巡り、100万を超えるアクセスを記録。そのうわさを聞きつけた天才トランペット奏者のウィントン・マルサリスの招待で、彼が率いる本場ニューヨークのビッグバンドと共演することになるが…。故郷ラホールから、ニューヨークへ。文化が委縮し続ける故郷の地で、居場所を失った芸術家と観客を取り戻すため立ち上がった「サッチャル・ジャズ・アンサンブル」が、伝統楽器を用いた超絶演奏で世界中を魅了するまでの紆余曲折を追うドキュメンタリー。監督は、先の「第88回アカデミー賞」において『A Girl in the River: The Price of Forgiveness』(原題)で自身2度目の短編ドキュメンタリー賞を受賞したパキスタン出身のシャルミーン・ウベード=チナーイと、ニューヨーク在住のアンディ・ショーケン。音楽への愛にあふれる彼らの人生と圧巻の演奏を、カメラに収めている。このたび解禁されたポスタービジュアル上でも、パキスタンの伝統楽器を手にする熟練音楽家たちと本場ニューヨークのジャズバンドが融合し、その音色がいまにも伝わってくるかのような様子が描かれている。さらに、全米屈指のジャズピアニストにして音楽家デューク・エリントンの「スイングしなけりゃ意味ないね」をもじった「スウィングしなけりゃ“あと”がない」のコピーも相まって、伝統音楽を必死で守ろうとする彼らの意気込みが感じられるビジュアルとなっている。パキスタンに初のアカデミー賞をもたらし、2012年には「TIME」誌が選ぶ「世界でもっとも影響力のある100人」にも選ばれた女性監督がとらえた、再起をかけた音楽家の奇跡の一夜。その幕を開けを楽しみにしていて。『ソング・オブ・ラホール』は今夏、渋谷ユーロスペースほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月20日1951年のプロデビュー以来、日本のジャズシーンを牽引してきた北村英治。2月8日には『徹子の部屋』にも出演し、「星に願いを」などをクラリネットならではの温かな音色で聞かせ、お茶の間の注目を集めた。4月1日(金)に東京・サントリーホールで催される『北村英治 米寿コンサート』は、米寿を迎える北村を祝って国内外の著名アーティストが集合するステージだ。多彩な企画を考え中という北村に、見どころを聞いた。第1部は、北村英治カルテットからスタート。続いて花岡詠二と谷口英治を加えた「エイジキューブ」、さらに本邦初となる谷口英治らとのクラリネット六重奏にも注目だ。盟友スコット・ハミルトン(テナーサックス)とは、「恋人よ我に帰れ」などを披露する。第2部は、北村がクラシック界の重鎮・村井祐児(クラリネット)と中島由紀(ピアノ)と共に「メンデルスゾーンのコンチェルトピース」に挑戦。村井は北村が51歳の頃から師事している恩師だとか。クラシックとジャズの垣根を飛び越え、“師弟”による貴重な共演が実現する。人気ピアニスト小曽根真と北村との予測不能なジャズ・セッションを経て、日本最古のビッグバンド、森寿男とブルーコーツオーケストラで盛り上がり、最後はオールスターによる「シング・シング・シング」でフィナーレだ。豪華なゲスト陣について、「中学生の頃から知っている小曽根真や仲間たちが手伝ってくれるのがありがたい」と顔をほころばせる北村。中でも異彩を放つのは、クラシック・クラリネットの権威である村井との共演だろう。「僕はクラリネットを正式に教わったことがなかったのでね。本来の音と吹き方を知りたいと思って、村井先生に『教えてください』と、半ば無理矢理お願いしたんです」と北村は言う。「指導は厳しかったですが(笑)、基礎を学んだおかげでクラリネットの世界が広がった。なにごとも基本は大事だと実感しました」と、北村は充実の表情だ。戦後すぐの慶応大学時代には、クラリネットを買うことができず、「竹ぼうきの柄をクラリネットに見立てて指使いの練習をしていた」という北村。「“いま出来ることはやらなければ”の一心でね。本物を買えるまでに1年かかりましたが、おかげで指使いは上達して、楽器を買った後は吹き方だけを習得すればよかった。僕には合っている練習法でしたね」と笑う。「ほうきの柄でも、自分の耳にはクラリネットの音色と聴衆の歓声が聞こえていた」という北村は、後年、世界中のステージでその光景を現実のものとする。「本当に好きなものをひとつだけ。人はそれだけで幸せになれるんじゃないでしょうか」とは北村の言。豊かな人生経験に裏打ちされたそのステージを、本番では心ゆくまで堪能したい。3月19日(土)午前10時より追加席の発売決定。取材・文佐藤さくら
2016年03月18日1951年のプロデビュー以来、日本のジャズシーンを牽引してきた北村英治。2月8日には『徹子の部屋』にも出演し、「星に願いを」などをクラリネットならではの温かな音色で聞かせ、お茶の間の注目を集めた。4月1日(金)に東京・サントリーホールで催される『北村英治 米寿コンサート』は、米寿を迎える北村を祝って国内外の著名アーティストが集合するステージだ。多彩な企画を考え中という北村に、見どころを聞いた。第1部は、北村英治カルテットからスタート。続いて花岡詠二と谷口英治を加えた「エイジキューブ」、さらに本邦初となる谷口英治らとのクラリネット六重奏にも注目だ。盟友スコット・ハミルトン(テナーサックス)とは、「恋人よ我に帰れ」などを披露する。第2部は、北村がクラシック界の重鎮・村井祐児(クラリネット)と中島由紀(ピアノ)と共に「メンデルスゾーンのコンチェルトピース」に挑戦。村井は北村が51歳の頃から師事している恩師だとか。クラシックとジャズの垣根を飛び越え、“師弟”による貴重な共演が実現する。人気ピアニスト小曽根真と北村との予測不能なジャズ・セッションを経て、日本最古のビッグバンド、森寿男とブルーコーツオーケストラで盛り上がり、最後はオールスターによる「シング・シング・シング」でフィナーレだ。豪華なゲスト陣について、「中学生の頃から知っている小曽根真や仲間たちが手伝ってくれるのがありがたい」と顔をほころばせる北村。中でも異彩を放つのは、クラシック・クラリネットの権威である村井との共演だろう。「僕はクラリネットを正式に教わったことがなかったのでね。本来の音と吹き方を知りたいと思って、村井先生に『教えてください』と、半ば無理矢理お願いしたんです」と北村は言う。「指導は厳しかったですが(笑)、基礎を学んだおかげでクラリネットの世界が広がった。なにごとも基本は大事だと実感しました」と、北村は充実の表情だ。戦後すぐの慶応大学時代には、クラリネットを買うことができず、「竹ぼうきの柄をクラリネットに見立てて指使いの練習をしていた」という北村。「“いま出来ることはやらなければ”の一心でね。本物を買えるまでに1年かかりましたが、おかげで指使いは上達して、楽器を買った後は吹き方だけを習得すればよかった。僕には合っている練習法でしたね」と笑う。「ほうきの柄でも、自分の耳にはクラリネットの音色と聴衆の歓声が聞こえていた」という北村は、後年、世界中のステージでその光景を現実のものとする。「本当に好きなものをひとつだけ。人はそれだけで幸せになれるんじゃないでしょうか」とは北村の言。豊かな人生経験に裏打ちされたそのステージを、本番では心ゆくまで堪能したい。3月19日(土)午前10時より追加席の発売決定。取材・文佐藤さくら
2016年03月18日三越伊勢丹は、顧客の声を具現化したオリジナル商品を紹介する「オンリー・エムアイ(ONLY MI)春のキャンペーン」のメンター(助言者)にジャズピアニストの上原ひろみを起用する。同キャンペーンは、3月2日から15日まで、三越や伊勢丹を含む同社グループ各店で開催される。同キャンペーンのディレクションテーマは「日常の進化と革新」。何気ない日常の中で、顧客が真に望み、感動するモノやコトが三越伊勢丹オリジナル商品を通じて提案される。キャンペーンでは主に「ノームコア」と「ハッカソン」スタイルを紹介。ノームコアでは“丁寧、簡潔、誠実”をキーワードに、モノに込められた美意識を自分のアイデンティティーを大切にしながら自身を魅せていくアイテムを紹介する一方、ハッカソンでは“ひらめき、遊び心、偶然性を楽しむ共創”をキーワードにオリジナル商品を紹介していく。今回、同社はキャンペーンのメンターに上原ひろみを起用。起用理由について、同社宣伝部の担当者は、「上原さんはジャズピアニストとして世界的に高い評価を受けていることはもちろん、彼女自身、周囲に影響を与えていく強いパワーをお持ちで、彼女自身の“変えるのは自分、変えないのも自分。日々、変わっていく自分を楽しんでいく”という言葉に込められた価値観がオンリー・エムアイの原点である“自分らしく暮らす”というコンセプトに合致した」とコメントしている。尚、同社による上原ひろみへの単独インタビューの様子は、Youtube動画で公開され、彼女自身の音楽に対する想いや自身の世界観が語られている。上原ひろみは、1999年、ボストンバークリー音楽院に入学。在学中にジャズの名門テラークと契約し、2003年にアルバム『Another Mind』で世界デビュー。2010年アンソニー・ジャクソン、サイモン・フィリップスとの「上原ひろみザ・トリオ・プロジェクト」を結成し、2011年には参加アルバムがグラミー賞を受賞している。「オンリー・エムアイ春のキャンペーン ジャズピアニスト・上原ひろみインタビュー」動画引用元: (YouTube ISETAN 伊勢丹 公式チャンネル:
2016年02月29日タワージャズ、パナソニック・タワージャズ セミコンダクター(TPSCo)、PIXELPLUSの3社は1月15日、TPSCoの65nm CMOSイメージセンサ(CIS)プロセスで、HD・FHD SoCセキュリティセンサを共同生産すると発表した。今回、PIXELPLUSは、イメージ シグナル プロセッシング(ISP)およびHDアナログ伝送機能をひとつのCMOSイメージセンサ(CIS)チップに集積することに成功。HD伝送機能をCMOSイメージセンサに組み込むことにより、500m以上先まで同軸ケーブルで画像データを伝送することが可能となった。通常は多くの熱とノイズが発生するため画質の劣化が起こるが、TPSCoの65nm CISプロセスを用いることで、画質を落とすことなく、独立した3個のチップを1つのCMOSイメージセンサに集積することができたという。同センサは防犯/監視カメラ市場で高いニーズが見込まれており、暗電流が低いため、特に暗所において防犯センサに求められる高い性能が実現するとしている。中でも中国市場に対する期待が大きく、タワージャズは「PIXELPLUSと当社の関係を拡大し、特に我々が先頭に立ちたいと望んでいる中国の防犯カメラ市場で見込まれる好況を支えていくことを楽しみにしています」とコメントしている。
2016年01月15日