エイミー・アダムス主演のNetflix映画『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』より、戦慄に満ちた展開の一端が収められた予告編が公開された。家の外に出ることを極端に怖がる広場恐怖症を抱え、独りで籠りきりの生活を送る心理学者のアナ(エイミー・アダムス)。向かいの家に越してきたジェーン(ジュリアン・ムーア)と知り合い、その夫アリスター(ゲイリー・オールドマン)との生活を覗き見始めるが、ある日、ジェーンが恐ろしい暴力に遭遇する瞬間を目撃。通報するもアリスターは何も起きていないと主張し、警察も病を抱えるアナの証言を受け入れず、さらにはジェーンを名乗る別な女性までもが現れ、自分自身への疑心暗鬼に陥ってしまう――。本作は、A・J・フィンによる全世界100万部突破の人気同名小説が原作。広場恐怖症を抱え、籠りきりの生活を送るアナが、隣人の恐ろしい事件を目撃したことから、不可解な出来事に翻弄されていくサスペンス・スリラー作品。到着した予告編は、衝撃的な事件を目撃し、どんどん不安定になっていくアナの姿が描かれていく。事件を目撃したのは彼女だけ。本当に起きたことなのか、それとも彼女の幻覚なのか…終始、手に汗握ること必至の映像だ。広場恐怖症を抱えるアナを演じたエイミーは「闇と秘密を抱えて葛藤する、というアナのキャラクターに興味を持ちました。ライト監督のことも大好きで、前々から一緒に仕事をしたかったので、すごくワクワクしたし、作品のテーマにもものすごく惹かれるものを感じました」と思いを明かす。一方ジュリアンは、初共演のエイミーについて「私は彼女のファンだったので、共演のチャンスに飛びつきました。彼女は傑出した役者だし、人柄も素敵。彼女と仕事ができることにスリルを感じました」とふり返っている。エイミーとジュリアンのほかにも、本作には名優ゲイリー・オールドマンや、アンソニー・マッキー、ワイアット・ラッセルらが出演している。Netflix映画『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』は5月14日(金)より独占配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年04月10日映画は知らない世界への扉だと言われる。ドキュメンタリーは特にそうだ。新型コロナウィルスの影響が色濃くなったここ1年は、心がざわつく作品とは少し距離を置いている。気がつけば勇気づけられる作品を好んで観るようになった。最近のお気に入りドキュメンタリーはファッション映画だ。生きた芸術とも言われるファッションへの好奇心と、クリエイションへの好奇心、そのどちらも満たされるものだから、つい繰り返し観てしまう。『メットガラドレスをまとった美術館』は、US「VOGUE」編集長で、メット理事でもあるアナ・ウィンターが、年に一度、服飾部門の活動資金調達のために行う世界最大のファッションイベントの制作過程を追っている。メットガラの席料は一人25,000ドル(約275万円)。招待状を入手できるのは、マドンナ、ジョージ・クルーニー、アン・ハサウェイ、ジュリアン・ムーアらアナに影響力を認められた人のみだ。絢爛豪華な祭典の様子も見物だが、私が惹かれたのは前日譚。次々に降りかかる問題を、アナとキュレーターのアンドリュー・ボルトンが、あの手この手で乗り越えていく。アナが頭を抱える姿は、彼女の日常に密着した『ファッションが教えてくれること』からは想像できない。必然性のない提案にNOを出し、5万ドルかけた撮り下ろしも容赦なくボツにする。マリオ・テスティーノやオスカー・デ・ラ・レンタのような大物にすら忖度なし。即断即決の彼女が思い悩む姿を見ていると、「躓いたって立ち上がればいい」という気になるのだ。デザイナーを追った作品には、アナの作品同様にお仕事映画的側面が感じられるものも多く、そのプロフェッショナリズムに心が震える。『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』では、パンクと優雅さを融合させたファッションで、無一文から世界を手中にしたヴィヴィアンの人生が紹介されている。デザイナー、実業家、母親、妻、環境&人権保護活動家としてのボーダーレスな活躍、エネルギー溢れるプライベートライフには目を見張る。『ディオールと私』では、オートクチュール未経験のラフ・シモンズが、パリのメゾンでベテランのお針子たちと1枚の布に魂を注ぎ込もうと奮闘する姿に胸が熱くなった。もちろん、コレクション完成が終点ではない。発表後、デザイナーたちを待ち受けるのは賞賛か酷評か。『マックイーンモードの反逆児』では、ある人物がこの業界にいると心のバランスを崩すと言っていた。華やかなファッション業界の過酷さを象徴するひと言だ。創り手の思いを知るほどに、ファッションを短いシーズンで区切ることへの違和感が募る。だからこそ、私のお気に入りは『ドリス・ヴァン・ノッテンファブリックと花を愛する男』だ。彼は流行と戦い続けている。何着か我が家のクローゼットにあるドリスの服は、なるほど何年経ってもお気に入りだし、飽きることがない。確固とした自分軸を持つ彼は、世界的に成功した今もアントワープに邸宅を構えている。アンティークや花、自家菜園で採れた野菜を慈しむ姿に、トレンドとは別の価値観で生きるドリスの精神を感じ、彼の服にますます愛着を感じることとなった。ドリス同様「アントワープの6人」の一人であるマルタン・マルジェラの映画『We Margiela マルジェラと私たち』は、素顔を隠してセンセーショナルな作品を発表し続けたマルタンが、突然表舞台から姿を消した理由を探る。理想と現実、創作と資金のバランスに常に悩まされていた現実には驚かされた。彼がブランドについて語る際、常に“I”ではなく“We”と言い続けた理由も明かされる。それは、『ライフ・イズ・カラフル未来をデザインする男ピエール・カルダン』の冒頭でカルダン氏が明かした、「ブランドについて三人称で語る理由」と同じだ。カルダン氏は、「自分はブランドにおいてあくまでもひとつの要素にすぎない」と言う。そのスタンスを貫き、2020年に設立70周年を迎え、今も巨大コングロマリットと距離を置き、設立者本人が幸せそうに采配を振るう姿に励まされるデザイナーは多いはずだ。数あるファッション映画の中でも大好きなのが『アルマーニ』だ。一代で帝国を築き上げたジョルジオ・アルマーニの鬼気迫るこだわりと、それが具現化されたミニマルな服、そして美しい暮らしぶりには圧倒された。だが、その裏で彼が犠牲にしてきたものにも気づかされる。“道”を極める覚悟を垣間見ている気もするのだ。無から美を生み出そうとする人々のたゆまぬ努力は、覚悟のひとつのカタチなのだろう。だからこそ、彼らを見ると身が引き締まる。勇気をもらえるのだ。さあ今日も、お気に入りの一着を身に纏ってがんばろう。(text:June Makiguchi)
2021年04月09日3月31日は「国際トランスジェンダー認知の日」で、アメリカでは「女性史月間」の最終日でもあった。この日、LGBTQの人々に対する差別的表現などをメディアモニタリングしている「GLAAD」は、トランスジェンダーの女性・少女へのサポートを表明する公開状を公式サイトに掲載。「言葉の暴力は特に黒人、ラテン系のトランス女性に対する殺人・暴力事件を助長しています。2020年は44人以上のトランス女性が殺害されるという、トランス・コミュニティにおいて、史上最悪の記録を更新しました。今年は少なくとも9人が殺害されています」と悲惨な現状を説明し、「トランスジェンダーの女性・少女に対する暴力(法律的、身体的、社会的、そして言葉の)の長い歴史を終わらせるときがきました」と訴えかける内容だ。「私たちみんなは、トランスジェンダーの女性・少女の前に立ちはだかる、無用で非倫理的な壁と戦わなければなりません」と闘志を込めた力強い文章がつづられている。公開状には内容に同意し、署名したセレーナ・ゴメス、ハル・ベリー、ブリー・ラーソン、ジュリアン・ムーア、エミリア・クラーク、シンシア・エリヴォ、カーラ・デルヴィーニュら465人以上の著名人の名前が記載されている。「GLAAD」は一般女性およびノンバイナリーの人々にも「ぜひ署名を」と呼びかけている。署名は氏名とEメールアドレスを入力するだけで簡単にできる。(Hiromi Kaku)
2021年04月01日ブルース・ウィリスが19日、66歳の誕生日を迎えた。元妻のデミ・ムーアが、インスタグラムに草むらに倒れた木の上に乗ってノリノリでポーズを取っているデミ、ブルース、3人の娘たちが写る、昨年5月に投稿したお気に入りの家族写真を再掲。「誕生日おめでとう、BW(ブルース・ウィリス)!あなたは唯一無二の存在!一緒に3人の美しい娘たちをもてたこと、混合家族になれたことにとても感謝している」と祝福した。1987年にブルースと結婚したデミは、3人の娘をもうけるも2000年に離婚。その後、デミはアシュトン・カッチャーと結婚(のちに離婚)、ブルースはエマ・ヘミングと再婚して2人の娘をもうけた。離婚後もデミと子どもたちは、ブルースと良好な関係を築いており、コロナ禍の自主隔離生活を一緒に送ったほど。また、デミとエマもお互いの娘たちが「姉妹」であることを強く意識し、「団結した母親たち」として仲がよいという。デミはエマのことを「家族に献身的な美しいお母さん。本当に素敵でゴージャスな女性」とインスタで絶賛している。ブルースの誕生日から2日後の今日は、ブルース&エマの結婚記念日で、エマはインスタで「結婚と呼ばれるこのクレイジーなものは、彼以外の人とは経験したくない」「12周年おめでとう」とブルースへの思いをつづった。(Hiromi Kaku)
2021年03月22日3月15日(月)から31日(水)まで、渋谷駅東口のB7出入り口付近に期間限定でジュリアン・オピーのパブリックアートが展示されている。これは、開催中の「SHIBUYA FASHION WEEK」のスペシャルアートプロジェクトとして展示されている作品。ロンドンを拠点に国際的に活躍している現代美術家ジュリアン・オピーの新作で、漆黒の背景にカラフルな色彩をまとった人々の姿をシンプルに表現。パンデミックが暗い影を落とす時代にあっても、人々の生命エネルギーが輝き、生き生きと街を彩るさまが描かれている。劇的な変化を遂げつつある渋谷駅周辺の景観と現代アートとのコラボレーションをぜひ体感してみてほしい。ジュリアン・オピー 《Night City》2021年展示期間:3月15日(月)~3月31日(水)展示場所:東急電鉄田園都市線東横線・東京メトロ半蔵門線副都心線渋谷駅B7出入口付近21番エレベーターSHIBUYA FASHION WEEK
2021年03月16日映画『秘密への招待状』より、主演のジュリアン・ムーアとミシェル・ウィリアムズの2ショットインタビュー映像が公開された。本作は、2006年にアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『アフター・ウェディング』を、ジュリアンと彼女の夫で監督のバート・フレインドリッチが製作に乗り出し、豪華ハリウッドリメイク。孤児の救済活動をするイザベルに多額の寄付が舞い込むが、それは資産家のテレサが愛する家族のために仕掛けた秘密の計画で――。ラストに明かされる驚きの真実に、心が震える感動のヒューマンドラマだ。今回到着したのは、億万長者の会社経営者テレサを演じたジュリアンと、社会の不平等と戦う理想主義者のイザベルを演じたミシェルの本音で語った必見インタビュー。女優であり母親でもある2人。劇中のそれぞれ2人の選択について問われると、ミシェルは「選択が正しいかは別として、この映画は2人の決断を批判するものではないと思う。2人は自分たちの子供にとって最善の選択をしただけ」と説明。ジュリアンは「彼女の選択には感動した。テレサと同じことをする人々を見てきたから」と言い、「撮影前には多くの人たちから話を聞いた。テレサはそれが自分にとって正しい決断だと信じてる。映画の中で迷いを口にする場面もあるけど、彼女はそうするべきと信じてる。すごく複雑で人間味にあふれた選択に心から感動を覚えた」とコメント。また、孤児たちの姿を見て胸が痛んだというインタビュアー。日々孤児たちと向き合う中でイザベルが取った選択について質問されると、ミシェルは「インドに残って救援活動を続けるべきか?救える人数は少ないけど孤児たちと触れ合うことができる。あるいはインドを離れるべきか?そうすればより多くの孤児たちを救える一方で彼らには会えない。彼女はインドや孤児たちに愛着を感じてるし特に気にかけてる少年もいる。だけど頭では理解してる。大きな変化をもたらすためには3人の面倒を…」と話したところで、すかさずジュリアンが「(ネタバレになりそうで)危なかった!」と笑う。さらに、本作への出演を決めた理由をジュリアンは「とにかくストーリーが気に入った」と答え、夫でもあるフレインドリッチ監督とは4度目のタッグとなるが、「夫に打診された役柄を断ることも少なくない。大切なのは魅力を感じるかどうか」と出演作を決める基準を語っている。『秘密への招待状』は2月12日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:秘密への招待状 2021年2月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© ATW DISTRO, LLC 2019
2021年02月07日ジュリアン・ムーア、ミシェル・ウィリアムズの共演で、デンマークの女性監督スザンネ・ビアの『アフター・ウェディング』をハリウッドリメイクした『秘密への招待状』。本作の撮影で使用されたニューヨークの数々の名所について、ロケーションマネージャーのインタビューとともに場面写真が到着した。本作のロケ地について語るのは、ロケーションマネージャーのジリアン・ストリッカー。各地を選んだ理由、そしてジュリアン夫妻の人脈についてなど、本作に欠かせないニューヨークの美しきロケ地について、語った。★セレブが集まる!バワリーホテルとラドロウホテル「ニューヨークらしくてトレンディ。誰もがお金があるなら泊まりたいと思う、最もイケてるホテル!」とジリアンが語るのは、バワリーホテルとラドロウホテル。アメリカ国内はもとより、海外からも大勢のアーティストやセレブが集まるホテルとしても有名。「ここは、テレサ(ジュリアン・ムーア)がイザベル(ミシェル・ウィリアムズ)をインドから呼び寄せて泊まらせるホテルです。イザベルは、インドや孤児院などの自分の居心地の良い場所から、このニューヨークに連れ出されます。だからこのホテルに足を踏み入れることによって、“これまで自分がいたところとは違うんだ”と感じさせられるような場所にしたかったのです」と語る。「バワリーホテルのペントハウスは天井までの窓があり、ニューヨークシティを見渡せます。イザベルが部屋に入ったとき、『わあ!』と驚きを感じられるような場所ですね」と、大都市ニューヨークらしいホテルを選んだ理由を明かした。★いま「N.Y.で一番素敵なレストラン」Le Cou Cou「テレサがどんなレストランでランチをするか、どのような場所にいるのを好むのを考えて、N.Y.で一番素敵なレストランをリサーチしました」とジリアンが選んだレストランは、「ニューヨークで一番素敵!」と太鼓判を押す「Le Cou Cou」。ブラッド・ピットなど著名人が多く訪れることで有名なこのレストラン、オーナーがジュリアンのファンということもあり、「撮影に理解があって、楽しんで協力してくれました」と語る。★テレサのオフィスも高級感あふれるビルほかにも、大都市にある高級感あふれるテレサのオフィスをイメージしてロケ地に選ばれたのは、「horizon media」という会社のビル。このオーナーは、ジュリアンの夫であるバート・フレインドリッチ監督の友人だという。ジリアンは、ニューヨークで敢行したロケについて、ジュリアンとフレインドリッチ監督の人脈に大いに助けられたという。「この映画のロケーションは、ジュリアンと監督無しでは実現しなかったでしょう。愛すべき人物で人脈が豊富。この映画のスタッフはみな彼らとの仕事を希望していたし、街の誰もが、彼らの映画だと知ると、『何かできますか?』と聞いてくるのです。こんなことは滅多にありません!」と、キャラクターに最も相応しい場所でロケーションできた秘密を明かしてくれた。また、イザベルが住むインドでのロケーションや、テレサの自宅として使用した邸宅が有名な造園デザイナーが所有するものだったりと、見どころがたくさんの本作。海外旅行には出かけられないいま、ロケーションのエピソードにも思いを馳せてみて。『秘密への招待状』は2月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:秘密への招待状 2021年2月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© ATW DISTRO, LLC 2019
2021年01月31日『アフター・ウェディング』をジュリアン・ムーア製作・主演でリメイクしたヒューマンドラマ『秘密への招待状』より、ジュリアンとミシェル・ウィリアムズの緊張感あふれる対面シーンが公開された。2006年にアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた、デンマークのスザンネ・ビア監督の『アフター・ウェディング』。これに惚れ込んだジュリアンと、夫で監督のバート・フレインドリッチが製作に乗り出し、ハリウッドリメイクが実現。男性2人が主人公のオリジナル版とは異なり、ハリウッド版では女性2人に変更されている。今回到着した本編映像では、インドで孤児たちの救援活動に人生を捧げるイザベル(ミシェル・ウィリアムズ)が、メディア会社を経営する支援者のテレサ(ジュリアン・ムーア)のオフィスを訪ね、寄付を受けるための活動内容を説明している。しかし、そんなイザベルに対し、「もう少し精査させて欲しい」と渋るテレサ。さらには、取引には全く関係なさそうな“娘の結婚式”に強引に招待する始末。話をまとめ、一刻も早くインドの孤児たちの元へ帰りたいイザベルだが、寄付のためには承諾するしか無いのだった。そしてこのあと、家族の衝撃的な真実と新たな秘密が明かされていく。『秘密への招待状』は2月12日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:秘密への招待状 2021年2月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© ATW DISTRO, LLC 2019
2021年01月24日2006年にアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『アフター・ウェディング』のハリウッドリメイク『After the Wedding』(原題)。この度、邦題を『秘密への招待状』として日本公開することが決定、そのポスタービジュアルと予告編が届いた。あらすじインドで救護活動に人生を捧げるイザベルと、ニューヨークでメディア会社を経営するテレサ。イザベルがテレサに自身の孤児院を支援してもらうためにニューヨークを訪れるが「少し時間が欲しい。娘の結婚式に来てくれればもっと話せる」と招待を受け、訝しげに参列するイザベル。しかし、そこで出会ったテレサの夫はイザベルが過去に別れた恋人、オスカーだった。さらに、目の前の新婦グレイスがオスカーとの間にできたイザベルの娘だと気づく…。2006年にアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた、デンマークのスザンネ・ビア監督の『アフター・ウェディング』。この作品に惚れ込んだオスカー女優のジュリアン・ムーアと彼女の夫で監督のバート・フレインドリッチが製作に乗り出し、オリジナル版では主人公は男性2人だったが、女性2人に変更し、豪華ハリウッドリメイクが実現した。ジュリアン・ムーアが演じるのは、億万長者の会社経営者テレサ。一方、社会の不平等と戦う理想主義者のイザベルを『ブルーバレンタイン』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』などでアカデミー賞に4度ノミネートされたミシェル・ウィリアムズが演じ、生みの親と育ての親という立場になり、愛と葛藤に引き裂かれていく姿を繊細かつエモーショナルに表現した。さらに、テレサの夫でイザベルの元恋人のオスカーを『20センチュリー・ウーマン』のビリー・クラダップ、オスカーとイザベルの間にできた娘のグレイスを『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のアビー・クインが演じ、脇を固めている。今回届いたポスタービジュアルは、「繋がりはじめたふたりの人生」というコピーを間に挟み、テレサとイザベルの姿が。そして、家族の衝撃的な“真実”と、新たな“秘密”が明かされた結婚式の様子が切り取られている。予告編では、インドで救護活動に人生を捧げるイザベルと、ニューヨークでメディア会社を経営するテレサという、住む世界も考え方も全く異なる2人が出会うシーンから始まる。元恋人、そして娘の存在が明らかになり、結婚式の後に繋がりはじめたふたりの人生。そしてテレサの「助けて」という言葉の真意は一体何なのか。彼女たちの秘密の奥に隠されたもう一つの真実の行方に注目だ。『秘密への招待状』は2021年2月よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(伊藤ももこ(cinemacafe名義))
2020年11月18日『ビッグ・リボウスキ』や『トゥルー・グリット』で知られるジェフ・ブリッジス(70)が、悪性リンパ腫を患っていることをSNSで公表した。ジェフは「深刻な病気ではあるけれど、素晴らしい医療チームに恵まれ、予後も良好とのことで幸運だと思う」とつづり、治療を始めていることを伝え、回復までの経過を都度知らせると約束した。家族や友人のサポートと愛、ファンからのお見舞いメッセージや祈りに感謝を述べるとともに、大統領選挙に行き、投票するよう呼びかけた。コメント欄にはファンや俳優仲間から激励メッセージが多数寄せられており、バーブラ・ストライサンドは、「ちょうど先週インタビューで、(過去に共演した)『マンハッタン・ラプソディ』について、あなたの素晴らしさや撮影がとても楽しかったということを話したばかりだった。あなたは生きる喜びにあふれている人。少し立ち止まることになっても、乗り切れる」と励ました。その他、『ドア・イン・ザ・フロア』でジェフの娘役を演じたエル・ファニング、MCU映画繋がりのマーク・ラファロ、ジェレミー・レナー、『ビッグ・リボウスキ』と『セブンス・サン 魔使いの弟子』で共演したジュリアン・ムーア、『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』で共演したミシェル・ファイファー俳優仲間がエールを送っている。(Hiromi Kaku)
2020年10月21日キャメロン・ディアスにベンジー・マッデン、リアム・ペインにシェリル・コールなど、女性のほうが年上の年の差カップルも珍しくなくなった現代のハリウッド。女優のデミ・ムーアは、そんな年の差カップルの先駆けともいえる存在でしょう。16歳年下のアシュトン・カッチャーとの結婚、そして離婚でも注目を浴びた彼女の現在とは…。波乱万丈だったデミ・ムーアの若い頃今や押しも押されもせぬ大女優となったデミ・ムーアですが、決して順風満帆な人生を歩んできたわけではありませんでした。 View this post on Instagram From the archives. #tbt : @matthiasvriensmcgrath A post shared by Demi Moore (@demimoore) on Apr 23, 2020 at 8:18am PDT View this post on Instagram #FBF A post shared by Demi Moore (@demimoore) on May 22, 2020 at 6:51am PDT2019年に発売した自叙伝『Inside Out』で、母親のたび重なる自殺未遂や、10代半ばで受けた性的暴行、しかも原因は母親であることなど、筆舌に尽くし難いほどの壮絶な幼少期を明かしたデミ・ムーア。16歳になり、母親から独立したデミ・ムーアはモデルとして活動を始め、その後、現在の女優として成功を収めますが、母親が亡くなるまで2人の関係性が修復されることはありませんでした。映画『ゴースト』で人気女優の仲間入りを果たしたデミ・ムーア女優デビュー後、数年間は目立ったヒット作に恵まれなかったデミ・ムーアですが、1990年公開の映画『ゴースト/ニューヨークの幻』で人生の転機を迎えます。ウーピー・ゴールドバーグが『アカデミー賞』助演女優賞を受賞するなど、世界的ヒット作となった『ゴースト/ニューヨークの幻』。同作で主演を務めたデミ・ムーアは、一躍トップ女優の仲間入りを果たし、今も彼女の代表作として高い人気を誇ります。映画の役作りのためデミ・ムーアが坊主頭に『ゴースト/ニューヨークの幻』のヒットにより女優として成功を手にしたデミ・ムーアですが、作品に恵まれたことだけが、名女優と呼ばれる理由ではありません。1997年公開の映画『G.I.ジェーン』で、アメリカ海軍情報局に所属する女性大尉を演じたデミ・ムーアは、役作りのため坊主頭を披露したことでも話題に。劇中で繰り広げられる過酷な訓練も『G.I.ジェーン』の見どころの1つですが、そのあまりに厳しい訓練内容に、デミ・ムーアは、「すべてを自ら演じる必要はない」と周囲から助言されていたといいます。しかし、「やり遂げなければ、誰からも認められなくなる」と感じたデミ・ムーアは、心身ともに追い込まれるも『G.I.ジェーン』の撮影をのりきったのだとか。そうした作品にかける思いの強さこそ、デミ・ムーアが名女優といわれる理由の1つなのかもしれません。映画『チャーリーズ・エンジェル』では全身整形を経て撮影にデミ・ムーアの役作りにかけるストイックな姿勢が伝わるエピソードはほかにもあります。2003年公開の映画『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』に出演したデミ・ムーアは、出演にあたって2600万円以上もかけて全身整形を施したのは有名な話。そのかいもあってか、劇中では美しいビキニ姿を披露するなど、主演のキャメロン・ディアスやドリュー・バリモア、ルーシー・リューに引けを取らない美貌を披露しました。一方で、全身整形を受けたことが議論を呼んだのも事実。しかし、自らの肉体に人工的に手を加えることも厭わない姿勢は、プロ根性のあらわれともいえます。役作りの方法のよし悪しは置いておくとして、そのストイックさは称賛に値するのではないでしょうか。デミ・ムーアの現在は?これまでに三度の結婚・離婚を経験しているデミ・ムーア。3番目の夫となったアシュトン・カッチャーと離婚後、新たな恋の噂は聞こえてきませんでした。…しかし!2020年、新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威をふるう中、デミ・ムーアが公開した外出自粛中の写真が話題を呼びました。なぜなら、写真には2番目の夫であり、2000年に離婚したブルース・ウィリスの姿が! View this post on Instagram A post shared by Demi Moore (@demimoore) on Apr 7, 2020 at 9:11am PDT View this post on Instagram balancing act ⚖️ A post shared by Demi Moore (@demimoore) on May 8, 2020 at 11:16am PDTしかし、デミ・ムーアとブルース・ウィリスの仲が復活したというわけではありません。ブルース・ウィリスは2009年に女優のエマ・ヘミングと再婚しており、2人の子宝にも恵まれています。また、再婚後もデミ・ムーアとの関係性は良好なようで、家族同士の仲もいいとのこと。事実、元夫婦同士の家族ショットに対して、ブルース・ウィリスの妻であるエマ・ヘミングも好意的なコメントを残しており、この奇妙な外出自粛生活は妻の理解の上で成り立っている様子。ネット上では、離婚後も仲のいいデミ・ムーアとブルース・ウィリス元夫妻の関係性を「理想」とする声も出ており、多くのファンを笑顔にさせました。一方で、女優業はというと、2017~2018年にかけて放送されたドラマ『Empire 成功の代償』のシーズン3・4への出演を最後に、新たな出演情報は聞こえてこないデミ・ムーア。今もなお輝きを放ち続ける名女優、デミ・ムーアに『隠居』という言葉は似合いません!またどこかで彼女の活躍を目にしたいものです。[文・構成/grape編集部]
2020年10月05日ジュリアン・ムーアとエイミー・アダムスが『Dear Evan Hansen』に出演することになった。ブロードウェイミュージカルを映画化するもので、主演は舞台版でトニー賞を受賞したベン・プラット。プラットが演じるティーンエイジャーのエヴァン・ハンセンは、自殺した生徒と親友だったと嘘をつくことからトラブルに巻き込まれる。ムーアの役はプラットの母。アダムスは別の生徒の母を演じる。監督は『ワンダー 君は太陽』のスティーブン・チョボスキー。舞台版同様、作詞作曲は『ラ・ラ・ランド』のベン・パセックとジャスティン・ポールのコンビが手がける。製作、配給はユニバーサル。文=猿渡由紀
2020年09月02日コロナによるロックダウンをテーマにしたオムニバス映画の製作が進んでいる。短編を集めたオムニバス映画で、タイトルは『With/In』。それぞれの短編は、巣篭もりの間にスターや監督たちが撮影した、手作り的な映画。参加した人々には、クリス・クーパー、ジュリアン・ムーア、ドン・チードル、デブラ・ウィンガー、エミリー・モーティマー、レベッカ・ホール、ジーナ・ガーションなどが含まれる。トータルの上映時間は2時間になる予定。収益の一部はチャリティに寄付されるとのことだ。文=猿渡由紀
2020年07月31日スティーヴン・スピルバーグ&ケイト・キャプショーの末娘デストリー・アリーン(23)が、インスタグラムで婚約したことを発表した。「親友と共に人生を歩めることに、すごくワクワクする! 最高の日! 大好き!」と絵文字で飾ったキャプションと婚約者のゲンク・レグランドのツーショットを掲載。ゲンクの首に手を回し、頬にキスしているデストリーの左手薬指にはダイヤモンドの指輪が光っている。2枚目の写真には2人が繋いでいる手が写っており、指輪もよりクローズアップされている。コメント欄にはエル・ファニングが「あああ!! おめでとう、美しいカップル」と祝福メッセージを寄せ、ジュリアン・ムーア、ケイトリン・デヴァーらも祝いの言葉を贈った。交際開始時期は不明だが、2人のインスタグラムには、2017年10月頃からツーショットが掲載されるようになっている。両親同様、数年前から映画業界で女優、監督、プロデューサーとして活動しているデストリー。お相手のゲンクはスイス出身の俳優で、キャリアを求めてロサンゼルスに移住。リー・ストラスバーグ・シアターで2年間の演技コースを修了したという。(Hiromi Kaku)
2020年07月06日6月12日(金)のテレビ東京「午後のロードショー」は、シルベスター・スタローン、アントニオ・バンデラス、ジュリアン・ムーアら出演、暗殺者同士の死闘を描いたハードボイルドアクション作『暗殺者』を放送する。自身が書き上げた脚本でアカデミー賞に輝いた『ロッキー』とそのシリーズ作品を筆頭に、80年代には孤独なベトナム帰還兵を主人公にした『ランボー』シリーズもヒットさせ、2つのシリーズで世界的スターの地位を確立。2010年代に突入すると『エクスペンダブルズ』『大脱出』と新たなシリーズを生み出し、さらには『ランボー』最新作の公開を控えるなど、70歳を超えていまだアクション俳優として一線に立ち続けるシルベスター・スタローン。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』『デスペラード』などのヒットで注目され、ファミリーで楽しめるコミカルな『スパイキッズ』シリーズや『シュレック』シリーズの声優などで活躍するアントニオ・バンデラス。『ブギーナイツ』でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞の助演女優賞にノミネート。『エデンより彼方に』ではヴェネチア国際映画祭女優賞を受賞、『アリスのままで』でアカデミー主演女優賞に輝き、最近では『ハンガー・ゲーム』シリーズも話題を呼んだジュリアン・ムーア。それぞれに圧倒的な存在感を放つ3人が集結した本作。スタローン演じる殺し屋のロバート・ラスは闇の世界でナンバーワンと言われていたが、そろそろ引退を考えていた。ラスが最後の仕事に選んだのは正体不明の雇い主“ザ・コントラクター”からの依頼だった。しかしラスを殺し屋ナンバーワンの座から引きずり降ろそうと野心を抱く若き殺し屋、ミゲル・ベイン(アントニオ・バンデラス)がターゲットを先に殺害。次にザ・コントラクターから届いた指令はヘロインの調合方式を掴み売り渡そうとするハッカーと、その相手のバイヤーを殺し、方式を収めたディスクを奪うというものだった。実はそのバイヤーはインターポールのおとり捜査官で、しかもまたしてもベインに先を越される。ベインはもう1つのターゲットである女性ハッカーのエレクトラ(ジュリアン・ムーア)を殺そうとするもラスは彼女を助け、2人は手を組みディスクを組織に買い取るよう交渉するのだが…という物語。午後のロードショー『暗殺者』は6月12日(金)13時35分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年06月12日「クリミナル・マインド」シリーズのデレク・モーガン役で日本でも人気の俳優シェマー・ムーアが主演する「S.W.A.T. シーズン3」が、6月26日(金)より放送。この度、東京ロケを敢行した第13話のスタントのメイキング&キャストインタビュー映像が日本独占で公開された。米CBSで2017年秋に放送スタート、映画並みの迫力あるアクションシーンが話題となり、放送直後から人気を獲得しているいま大注目のアクションドラマ「S.W.A.T.」。今回到着した映像では、ホンドー役のシェマーとゲストの福島リラが、プロレスの試合会場に見立てたロボットレストランで対峙する華麗なアクションシーンのリハーサル、綿密なスタントのトレーニングシーンなど、本編への期待を煽るシーンが満載。またインタビューでは、「多くのスタントを自らやっていて、自分たちも含め凄いアクションがある」と言うシェマーが、東京に送還した犯人をどう連れ戻すかが見どころのひとつだと示唆する。ディーコン役のジェイ・ハリントンは「スタントのトレーニングはストレッチと準備万端でいることが重要。ただ殴って、ひっくり返ってみたいな時もあるけど、せっかくの東京での撮影を最大限活用すべき」と意欲を見せ、シェマーは「日本のスタントチームだから、もっと武術的な要素が含まれている。違ったスタイルで楽しい」と東京での撮影をふり返っている。一方で「僕たちはひよっ子じゃないからやり遂げられるけど、やっぱりキツイね。年齢の衰えに、ちょっと待ってくれよって思っている」と思わず本音を漏らし苦笑するシェマーの姿も収められている。さらに、事件の鍵を握る人気の女子レスラー・リオ役を演じた福島さんは「初めてレスラー役を頂いて、すごくいい経験」と興奮気味に語っている。なお、最新シーズン「S.W.A.T. シーズン3」の独占日本初放送に先駆け、秋葉原、東京タワー、新宿、歌舞伎町のロボットレストラン、増上寺など東京を舞台に撮影が行われ、小澤征悦、福島リラら日本人俳優がゲスト出演するこの第13話「液体らしく」は、6月21日(日)21時より先行放送される。第13話「液体らしく」ストーリーS.W.A.T.チームのホンドー、ディーコン、タン、ヒックスはロサンゼルスでヤクザのキムラを確保、警視庁へ引き渡すために来日する。しかし輸送途中でキムラが逃走。チームは警視庁の責任者ヨシダや特殊部隊と共に逃走の協力者を探しながら犯人を追跡することに――。「S.W.A.T. シーズン3」は6月26日(金)よりスーパー!ドラマTVにて独占日本初放送。<【二カ国語版】毎週金曜日22時ほか、【字幕版】毎週金曜日24時ほか>「S.W.A.T. シーズン2」全23話一挙放送は6月13日(土)12時~放送開始。(cinemacafe.net)
2020年05月21日テレビ東京「午後のロードショー」枠の4月22日(水)放送回は、ジュリアン・ムーアがFBI捜査官を演じ、アンソニー・ホプキンス演じる天才的殺人鬼を追う『ハンニバル』を放送する。先日本番組でオンエアされた『羊たちの沈黙』の続編となる本作。原作はトマス・ハリスによる同名人気スリラー小説となり、前作から10年後、FBI捜査官として活躍するクラリスと偽名で逃亡を続けるハンニバル・レクターが再び対決していく。全米中を恐怖の渦に落とし入れた“バッファロー・ビル事件”から10年。事件の解決に協力した直後に脱走した、天才的な頭脳を持つ元精神科医で凶悪殺人犯のハンニバル・レクター博士(アンソニー・ホプキンス)は逃亡を続けていた。当時はFBIの訓練生だったクラリス(ジュリアン・ムーア)も、いまでは捜査官として第一線で活躍していたが、大物麻薬ディーラーを逮捕する際に多数の死傷者を出してしまったことで、現場の指揮をとっていた彼女は責任をとらされることに…。そんな彼女の窮地に目をつけたのが、レクターのターゲットの中で唯一生き残っていた大富豪メイスン・バージャー(ゲイリー・オールドマン)だった。メイスンはクラリスを餌にレクターをおびき出そうと、政界入りを狙っている司法省のポール・クレンドラー(レイ・リオッタ)を利用し、彼女をレクター捜査へ復帰させる。その頃レクターはイタリアのフィレンツェでフィル博士と名前を変え、司書の仕事についていた。この10年クラリスの動向を追い続けていたレクターは、彼女に1通の手紙を出す。“いまも羊たちの悲鳴が聞こえるか?”というメッセージを記した――という展開。前作のジョディ・フォスターに代わりクラリスを演じるのは『アリスのままで』でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞をはじめ世界の映画賞を総なめにし、『ことの終わり』『マグノリア』『エデンより彼方に』など数々の名作に出演してきたジュリアン・ムーア。本作ではその恐ろしさにより磨きがかかったハンニバル・レクターは、前作に引き続きアンソニー・ホプキンス。2人を再び引き合わせることになる大富豪メイスン・バージャーには『ハリー・ポッター』シリーズのシリウス・ブラックでお馴染みゲイリー・オールドマン。午後のロードショー『ハンニバル』は4月22日(水)13時35分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年04月22日ブルース・ウィリスとデミ・ムーアの三女タルーラ・ウィリスがインスタグラムに投稿した写真が話題となっている。ブルースとデミは1987年に結婚、2000年に離婚しているが、離婚後も友好的な関係を築いていることが知られていた。今回公開された写真から、その仲良しぶりが実によく分かる。タルーラ、彼氏のディロン・バス、ブルース、デミ、愛犬が、みんな同じ緑×白のストライプのパジャマを着て1枚の写真に収まっている。ブルースとデミが真ん中でお互いの腰に手を添え、ブルースはガッツポーズ、デミはサムズアップをして笑顔。タルーラはその後ろのソファの上でY字バランス、ディロンは小さな犬を抱えてカメラから目線を外して真顔…という、タルーラの添えたキャプション通りの「混沌にして中立」な様子を感じさせる。この写真を見たある人から、おそらくブルースとデミたち家族が“一時的に”一緒にいるのだと察し、「社会的距離が取れていない」との指摘があった。これに対し、タルーラは明るく「ハイ!」とあいさつし、「私たちは(新型コロナウイルス感染)予防のためにみんなで自主隔離することにして、もう27日も一緒に過ごしています。家にこもり、手を洗ってください!」とコメントを返している。デミのインスタグラムでは、さらに家族のメンバーと犬が増えて迫力満点の1枚がアップされている。(Hiromi Kaku)
2020年04月08日黒人映画批評家サークル賞が発表された。作品賞を手にしたのは、『ルディ・レイ・ムーア』。今作ではエディ・マーフィが主演男優賞、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフが助演女優賞を受賞。またアンサンブル部門も受賞している。主演女優賞は、『アス』のルピタ・ニョンゴ。助演男優賞は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブラッド・ピット。外国語映画賞は『パラサイト 半地下の家族』。監督賞は、『ハリエット』のカシ・レモンズと『アイリッシュマン』のマーティン・スコセッシのタイだった。文=猿渡由紀
2019年12月20日「たまに、自分でおにぎりを握って食べてたんだけど、それを加瀬くんに“ご苦労さん”って渡したりしてましたね。あいつ、すごい悩んでたし、大変そうだったから」あの渡辺謙(60)が、自らおにぎりを握る。意外すぎるが、思わずほっこりする話だ。これは、公開中の映画『ベル・カントとらわれのアリア』で共演した加瀬亮(45)とのエピソード。渡辺は本作で、オスカー女優のジュリアン・ムーア(58)とも初共演を果たしている。2人のハリウッドスターは、現場でどんな会話をしたのだろうか。「そんな代わり映えしませんよ(笑)。最近見て面白かった映画の話とかね。ただ、劇中では言葉の壁があって、うまく意思疎通がはかれない関係という設定だから、そのもどかしさとか距離感は、カメラが回っていないところでも、お互いすごく意識していましたね」(渡辺・以下同)本作のストーリーは、’96年にペルーで起きた、日本大使公邸占拠事件にヒントを得ている。実は、ちょうどそのころ、渡辺も撮影のためペルーに滞在していたのだという。「僕が帰国してちょうど1週間後に事件が起きて。もし、少しでもスケジュールがずれていたら、僕もその場にいたかもしれない。人質とテロリストとの間で友情が芽生えたという話もすごく鮮明に記憶に残っていて。だからこそ、僕がやらないといけない仕事なのかなと思いました」武装したテロリストにとらわれるなか、渡辺演じるホソカワは、既婚者にもかかわらず、ジュリアン演じる憧れのオペラ歌手と激しい恋に落ちてしまう。2人の間にあったのは、本当の愛といえるのだろうか。「もちろん、極限状態に陥ったからこそ、惹かれ合ったというのはあるかもしれない。かといって、一時の過ちというわけではないと思う。僕だったら?いやあ、こういう状況にはなかなかならないからなぁ(笑)」
2019年11月25日リドリー・スコットが製作総指揮を、アリシア・ヴィキャンデルが主演を務める映画『アースクエイクバード』がNetflixでの配信を開始する。本作は1980年代の日本を舞台に展開されるミステリアスなドラマを描いているが、脚本と監督を務めたウォッシュ・ウェストモアランドは、本作最大のミステリーは「主人公ルーシーの心の中」だと語る。ウェストモアランド監督は英国で生まれ、テレビやドキュメンタリーの世界で活躍した後、私生活上のパートナーでもあるリチャード・グラッツァーと共同で映画『アリスのままで』を監督した。若年性アルツハイマーを発症して自分が誰なのかわからなくなる恐怖とたたかう主人公を描いた本作は高い評価を得て、主演のジュリアン・ムーアにオスカーをもたらしたが、授賞式の後、グラッツァーは筋萎縮性側索硬化症(ALS)でこの世を去る。その後、ウェストモアランドはキーラ・ナイトレイを主演に迎え、夫の抑圧に屈することなく自分の進むべき道を見出していく女性を描いた映画『コレット』を発表。彼が本プロジェクトに参加したのは、それよりも少し前だ。「今から2年ほど前にスコット・フリー・プロダクションズのプロデューサー、マイケル・A・プルスさんが声をかけてくれて本を手渡されたんです。“あなたが気に入ってくれる話だと思うのですが”って。それは1989年の日本が舞台の物語で、実は僕も89年に日本で暮らしていたんですよ。それが始まりでした」プルスが手渡したのは、同じく日本在住経験のある英国人作家スザンナ・ジョーンズが書いた小説『アースクエイク・バード』だった。彼はプロジェクトへの参加を決めて、脚本執筆に取りかかった。本作の冒頭、日本で暮らす外国人女性ルーシーは警察から聴取を受けている。彼女の友人リリーが行方不明になり、その容疑がかけられたのだ。刑事の執拗な取り調べにルーシーは毅然とした態度で語りだす。自身の哀しい過去を振り切るために異国の地・東京にやってきた彼女はある日、写真撮影を愛する日本人テイジに出会う。やがて彼女は友人から紹介された女性リリーと行動を共にするようになり、ルーシーとリリー、そしてテイジは不思議な三角関係に発展していく。映画は、行方不明になったリリーはどこに行ったのか?そして犯人は一体誰なのか?を探る展開になってはいるが、ウェストモアランド監督は「それは物語の表層的なものに過ぎません」と言い切る。「私は原作になった小説を読んで“東京ノワール”を描くことができる可能性を感じました。僕の考えるノワールは、通常のスリラーとは違って、犯罪、確固たるスタイル、そして心理描写……この3つがミックスされたものです。ですから、この作品も犯人は一体誰なのか?は表層にあるかもしれませんが、一番のミステリーは、主人公ルーシーの心の中=心理状態です。この作品は、ルーシーの抱えている哀しみや罪悪感、罪を償おうとする道のりを描く物語だと最初から考えていました」本作では、アリシア・ヴィキャンデル演じるルーシーの過去や心情が少しずつ明らかになっていく。必死に生きているだけなのに、彼女の周囲では悲しい出来事が起こり、自身も回復できないほどの心の傷を負ってきた。ウェストモアランド監督は劇中でサスペンス的な状況を描く際にも主人公の表情の微細な変化や心理描写を意図的に優先して描いている。「ルーシーの瞳の奥にあるもの、つまり彼女が本当は何を感じているのか描くことが本作の最大の目的でした。ですから、ストーリー上で何らかの危機やサスペンス的な出来事が起こった場合も、観客が向き合うのはあくまでも彼女の内面であり、彼女の過去なわけです」過去に囚われて自分を見失ってしまったルーシーを描く本作を監督は「トリロジー(三部作)のひとつ」だと説明する。「『アリスのままで』はアルツハイマーを患って自分のアイデンティティを手放したくない女性が“未来”への恐怖と向き合う話でした。『コレット』の主人公は、力を持った夫の下で自分のアイデンティティを作り出そうと“現在”の自分と向き合います。そして本作では、自分の新しいアイデンティティを生み出すために“過去”に対する恐怖心と対峙する女性の物語です。どれもジャンルも違うし、コンテクスト(文脈)は違いますが、人生の中で起こるさまざまな出来事の中で、自分というものを手放したくないともがく主人公を描いた三部作だといえるでしょう」なぜ彼は同じ主題を描き続けるのか?そこにはウェストモアランド監督自身の想いや経験が大きく影響している。「私はイングランドの北部で生まれて、ゲイの男性として生きてきました。しかし、幼い頃は自分が何者なのか見つける際に手助けしてくれる人がまったくいない状態で育ち、成長する中で自分が何者なのか改めて見出していく喜びを経験しました。だから僕の映画に登場する主人公たちは、自分が何者なのか?を自分で探して、自分で手にしていく人たちなのかもしれません。そして、ご存知かもしれませんが、私は4年ほど前にパートナーを病気で失いました。私は時間が経った現在もなお、哀悼の気持ちを抱え続けています。『アースクエイクバード』の物語に出会った時、私は現在の自分が向き合っている感情と同じようなものを発見したのです。その点で本作は自身の視点や世界観が、これまでで最も表現できたと思っています」前に進みたいのに進めない、自分を見つけ出したいのに何かが障害になっている。そんな状況を描くために本作では“アースクエイクバード”が象徴的に登場する。タイトルにもなっているこの鳥は、劇中でテイジが語ったところによると、地震が発生した後にだけ鳴く鳥らしい。思い返してみると地震は予告なく人々を襲い、私たちの日常を揺さぶる。家具や家財道具は揺れてガタガタと音を立て、人々は何の準備もないまま恐怖の中に放り込まれる。そして地震は予告なく止み、静寂が戻ってくる。しかし、それは地震が起こる前とまったく同じ状況だろうか?アースクエイクバードは本当に存在するのか?それは本当に鳥の鳴き声なのか?それとも過去や恐怖がエコーのように自分を取り巻いているのか?「その通りです!アースクエイクバードは存在するのかもしれないし、ルーシーの頭の中で鳴いているだけの存在なのかもしれないのです!本作は全編を通じて、ふたつの視点が並行して描かれています。ひとつはとても理性的で現実的な視点。そしてもうひとつは超自然的な視点です。リリーとルーシーの間に心理学的な転移が起こったり、手相から未来が占われたりと、ルーシーは超自然的な状況に巻き込まれながら、理性的な視点を手放したくなくてもがくわけです。つまり、アースクエイクバードが存在するかしないかは……観る人次第というわけです(笑)。ちなみに本作ではサウンドミックスにも細心の注意を払っていて、本当に小さな音も入れてあります。観ていただく際は、耳をそば立ててみてください!」異国の地に逃げるようにしてやってきた女性がさまざまな事件や危機的な状況に立ち向かう本作は、主人公の内面へと深く分け入っていくミステリアスな作品になった。あなたの耳には“アースクエイクバード”の鳴き声は聞こえるだろうか?Netflix映画『アースクエイクバード』本日より独占配信開始
2019年11月15日ジュリアン・ムーア、渡辺謙、加瀬亮の共演でAmazonベスト・ブック・オブ・ザ・イヤーに輝くベストセラー小説を映画化した『ベル・カント とらわれのアリア』。この度、本作のテーマや作品のテーマをジュリアンらが語り、渡辺さんの撮影秘話も交えたインタビュー映像が解禁となった。1996年にペルーで起きた日本大使公邸占拠事件からヒントを得て、テロリストと人質たちの予期せぬ交流を描いた本作から、今回解禁となったのは、ポール・ワイツ監督や脚本家/プロデューサーのアンソニー・ワイントラーブ、主演のジュリアンらが語る特別映像。アン・パチェットの小説「ベル・カント」に深く共感し、映画化を進めたプロデューサーのワイントラーブは「絶望的な状況下で、何かを成し遂げた人々がいる。ある人質事件の物語だ。極限状態で人はどうなるか。犯人をナイフで刺したり銃で撃ったり逃げ道を探したりする選択肢もある。しかし彼らと向き合い真の姿を見極め、理解し、友人になる道もある」と、本作に込めたテーマをふり返る。そして、「この物語で音楽の果たす役割は大きく、皆を一つにする求心力のあるキャラクター」と彼が語るように、オペラ歌手ロクサーヌ・コスを演じたジュリアンも「極限状態だけれど、人々の行動はいたって普通で普段と変わらない」と言う。その言葉通り、劇中のコスはテロリストの若い女性に対しても感謝を忘れない一面を見せる。さらに、ワイツ監督が渡辺さんとの撮影について、「渡辺謙演じる日本人実業家はオペラ愛好家で、オペラ歌手ロクサーヌ・コスの大ファンでもある。謙が提案してくれたセリフはすばらしかった」とふり返り、「“あなたの歌がオペラだ”。彼がなぜそこにいて、なぜ彼女のファンなのか簡潔に言いあらわしている」と絶賛を贈る。「“人間とは何か”をオペラが問いかけている。必ず終わる人生に何の意味があるのか。死に直面した時、愛はどんな役割を果たすか」と語る監督。分断の時代のいまだからこそ心に響く、そんな1本となりそうだ。『ベル・カント とらわれのアリア』は11月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベル・カント とらわれのアリア 2019年11月15日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2017 BC Pictures LLC All rights reserved.
2019年11月14日おとな向け映画ガイド今週のオススメはこの4作品。ぴあ編集部 坂口英明19/11/11(月)イラストレーション:高松啓二この週末に公開の作品は26本(ライブビューイングを除く)。全国のシネコンで拡大上映されるのは『ブライトバーン/恐怖の拡散者』『エンド・オブ・ステイツ』『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』『影踏み』の4本。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が22本です。この中から厳選して、おとなの映画ファンにオススメしたい4作品をご紹介します。『ベル・カント とらわれのアリア』渡辺謙が主演のハリウッド映画です。海外で絶賛される俳優という意味で、かなりさかのぼり『グラン・プリ』の三船敏郎を思い出しました。その三船以来のかっこよさ。この作品ではジュリアン・ムーアを相手に、しっとりとラブシーンも演じています。1996年にペルーで起きた「日本大使公邸占拠事件」。それに発想を得たベストセラー小説を映画化しています。南米某国。大型工場建設を計画中のホソカワという日本企業のトップが渡辺謙です。政府は誘致への接待として、彼が敬愛する世界的なソプラノ歌手ロクサーヌ・コスのサロンコンサートを副大統領邸で開きます。ここをテロリストが襲撃、占拠。事件は長期化します。映画は、実際の事件で「リマ症候群」と名付けられた心の動きを描いています。長い監禁状態で人質と犯人とのあいだに、気持ちが通い始めるのです。それは様々な国籍、立場の違う人質たち同士も同じです。そのきっかけになったのがコスが歌ったアリアでした。歌を勉強したいという兵士や、ホソカワの通訳ゲンに外国語を教えてほしいという女性兵士も出てきます。ふたりはやがて親密な関係になっていきます。ゲンを演じているのは、加瀬亮。彼も外国映画の出演が多い国際派です。公邸の外を軍隊が取り囲み、緊張した日々が続くなか、人質とテロリストはくつろいでサッカーまで始めるのですが……。コス役ジュリアン・ムーアの歌声の部分は、「当代随一のソプラノ」といわれるルネ・フレミングが担当。こちらも大きな「聴きどころ」です。『影踏み』山崎まさよしが扮する主人公真壁は「ノビ師」。業界用語で、深夜に人の家に忍び込み金品を盗む泥棒のことです。彼は、ステータスのある家を専門に仕事をしているのですが、地元警察からは「ノビカベ」の異名で呼ばれています。ある時、忍び込んだ県会議員宅で殺人放火未遂事件に遭遇します。そこになぜか彼を尾行していた刑事が居合わせ、逮捕されてしまうのです。不可解な事件です。2年後、出所した真壁は、納得できない事件の真相を調べ始め……。つまりこれは泥棒が探偵役というミステリーなのです。警察小説の名手・横山秀夫による同名小説の映画化です。横山原作ですからいつものように舞台は群馬。地方都市らしい警察、検察、裁判所などのダークな人間関係がからむ事件の謎と、真壁の、幼馴染の恋人久子との屈折したラブストーリーが並行して進みます。久子役は尾野真千子。他にも、真壁の母親役に大竹しのぶ、幼馴染でありながら真壁を追う刑事役に竹原ピストル、滝藤賢一や田中要次、鶴見辰吾など個性的な役者が出演。それぞれの人間群像や、幾層ものドラマが重なり合った、観ごたえのある作品になっています。北村匠海演じる真壁を慕う「弟分」の、影のような存在も気になります。そのあたり、リアルな犯罪ものというだけではありません。ファンタジーの味わいもあります。篠原哲雄は、森田芳光や金子修介作品の助監督をしながら、自主制作もてがけ、PFFで特別賞を受賞したこともある監督です。1996年の初長編『月とキャベツ』の主役が山崎まさよし。それ以来のコンビ復活です。『完璧な他人』イタリア映画『おとなの事情』はよくできたブラック・コメディで、どこかでリメイクされると思っていましたが、ついに韓国で作られました。これがいい感じ!です。新居祝いということで、月食の夜に、幼馴染の男友達4人がカップルで集まります。美容外科医と精神科医、弁護士と専業主婦、失敗を繰り返す事業家と若手の獣医、今はニートの元教師は同伴者なしといった顔ぶれ。同じ郷里の料理を楽しみ、ワインやマッコリ、チャミスルで宴が進みます。月食が始まるころ、ふとしたことがきっかけでゲームが始まります。スマホを皆テーブルの上に置き、これから着信する電話やメール全てを公開するというゲーム。自分は秘密なんてありません、と、半ばその場の空気に押され、このゲームを始めたのですが……。それぞれの家庭のお恥ずかしい事情とか、個人の密やかなお楽しみ事情などが次々と露見し、ウソがウソをよんで、月が見えなくなる頃にはパーティは修羅場となってしまったのです。『毒戦 BELIEVER』のチョ・ジヌンや『タクシー運転手〜約束は海を越えて』のユ・ヘジンなど、実力派の役者たちが繰り広げるドタバタ会話劇。感情表現の豊かさは、イタリアも韓国もピカイチです。東京は11/15(金)からシネマート新宿ほかで公開。名古屋は11/16(土)からシネマスコーレで公開。関西は11/15(金)からシネマート心斎橋で公開。『盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲』こんなインド映画は初めて。盲目を装ったピアニストが殺人事件を目撃した、というサスペンスコメディです。理由はともかく「装った」というのがミソ。結婚記念日のサプライズとして往年の映画スターに出張演奏を頼まれた主人公アーカッシュが、邸宅で「見た」のは妻とその浮気相手の警察署長、そして銃弾に倒れたそのスターでした。署長は、彼の目の前で、死体をこっそり他の場所に運び、別の殺人事件をでっちあげるのですが……。どんどん深みにはまっていくアーカッシュ。予測がつかない展開の連発です。偽装殺人、拉致監禁、臓器密売までからんでくるのですから。つっこみどころもいっぱいなのがまた魅力。踊りはありませんが、インドで大ヒット。インド人もビックリ、です。
2019年11月11日Netflix映画『アースクエイクバード』が11月15日(金)からの全世界同時配信に先駆け、10月29日(火)に第32回東京国際映画祭の特別招待作品として上映。主演のオスカー女優アリシア・ヴィキャンデルと監督のウォッシュ・ウェストモアランドが来日し、共演者の小林直己と共に記者会見に参加した。本作は、日本在住経験のあるイギリス人作家スザンヌ・ジョーンズによる同名ミステリー小説を、『ブレードランナー』『エイリアン』シリーズの巨匠リドリー・スコットが製作総指揮、『アリスのままで』『コレット』のウェストモアランドが監督をつとめて映画化。舞台は1989年の東京。日本に住む外国人女性リリーが行方不明になり、その友人だったルーシーに容疑がかけられる。この日、記者会見では「おはようございます」(ウェストモアランド)、「皆さん、こんにちわ。今日は本当にありがとうございます。日本に戻って来れて嬉しいです」(ヴィキャンデル)と来日した2名が日本語で挨拶すると、小林さんは「Hi,everyone.」と英語で挨拶した。小林直己「アリシアはとても箸の使い方が上手」完成した作品を「私にとって特別な作品」と語るウェストモアランド監督も日本在住経験があり、「日本に来た外国人が、どういう気持ちになるかが、描かれている作品です」と紹介。アリシアも「“西洋で観たことがないような独創的な作品だ”と監督に電話をかけました。日本では、出会う方々が皆さん、素晴らしかった」とふり返ると、小林さんは「日本を尊重する監督、キャスト、クルーと仕事ができて嬉しいです。英語を話す作品を素晴らしい皆さんと撮影できて光栄です」と語った。劇中では多くの日本語も披露しているアリシア。「先程の短い日本語の挨拶でも緊張してしまったのですが、撮影現場は、安心して話せる環境でした。もともとスウェーデン語が母国語なので、英語で演技するのは直己さんと同じでチャレンジです」と語り、「日本語を話すということは、日本の文化を知ることだと思いました。おソバを食べたり、日本の文化を体験して、たくさんの冒険をしました」とコメント。すると、小林さんが「アリシアはとても箸の使い方が上手でした」と明かした。さらに、『アリスのままで』でジュリアン・ムーア、『コレット』でキーラ・ナイトレイと組んできたウェストモアランド監督は、「本作のルーシー役には、すぐにアリシアを思い浮かべました。必ず彼女ならこの役を引き受けてくれると思っていました。彼女は日本語だけでなく、チェロも習得したんです」と明かす。小林さん演じる日本人カメラマン・禎司と三角関係になる、「ルーシーと真逆のキャラクター」リリー役を演じたライリー・キーオについても「スカイプで話してエネルギーを感じました。ルーシーとリリーの明暗をうまく演じ分けてくれていると思います」と言及した。「役者を続けた方が良い」リドリー・スコットが太鼓判これまで、役者として『たたら侍』や『HiGH&LOW』シリーズに出演してきた小林さんだが、本作でついにハリウッドデビュー。「禎司は日本人として、共感するところがありました。日本の文化や日本人の価値観について、ウォッシュとたくさん話して役作りをして、アリシアともたくさん役を超えて役者として話しました」と語り、「ロンドン映画祭で、製作総指揮を務めたリドリー・スコットと会って『映画にとって必要な存在感があるから、役者を続けた方が良い』と言われました」と打ち明ける。本作で演じる禎司は、アリシア演じるルーシーをモデルにするカメラマンで、ダンスシーンも登場する。「禎司が何を撮りたいのか?を考えて撮影しました」と小林さん。「ダンスも向き合う時間が必要です。なので、カメラとも向き合うために禎司が使用している1980年代のオリンパスのカメラをフィルムで撮影して、現像もしました」という。また、「ダンスは、大好きなシーンで、あのシーンは物語にとって、とても重要なシーンです。監督から黒澤明監督の『酔いどれ天使』から衣装や踊りのスタイルをインスパイアされたシーンだと言われました」と語った。アリシア、小林直己は「ストーリーを目で語れる方」そんな小林さんについて、アリシアは「事前に監督から直己のことを聞いていました。どれだけ準備をしたんだろうと感じました。英語で演技をするという大きなチャレンジもありましたが、直己はいつも禎司のようにカメラで撮影していました」とコメントし、「目の奥にストーリーがある方だと感じました。ストーリーを目で語れる方だと。お互いに助け合いました」と“恋人”を称賛。ウェストモアランド監督も「直己さんのオーディションを見て、激しさや、複雑さ、闇、いろいろな要素があって彼に“スターパワー”があると思いました」と絶賛を贈った。Netflixでは190か国以上で世界配信される本作。「できるだけリアルに日本の1989年を描きたかった」というウェストモアランド監督は、「プロダクションデザイナーの種田陽平さん、ヘアメイクの吉原若菜さん、衣装デザイナー小川久美子さんといった多くのコラボレーターたちに協力してもらいました。とにかくストーリーをリアルに描きたかった」と語り、タランティーノ作品などでも知られる種田氏ら日本有数のスタッフとのコラボに手応えを覗かせていた。『アースクエイクバード』は11月8日(金)よりアップリンク渋谷・吉祥寺ほかにて劇場公開。11月15日(金)よりNetflixにて全世界独占配信開始。(text:cinemacafe.net)
2019年10月30日11月5日公開の映画『ベル・カント とらわれのアリア』のジャパンプレミアが9日、都内で行われ、渡辺謙、加瀬亮が出席した。Amazonのベスト・ブック・オブ・ザ・イヤーにも輝いたアン・パチェットのベストセラー小説『ベル・カント』を、『アバウト・ア・ボーイ』のポール・ワイツ監督が実写映画化した本作。ハリウッドを代表する女優のジュリアン・ムーア、『ラスト サムライ』 以降国際的に活躍してミュージカル『王様と私』でトニー賞にノミネートされた渡辺謙、クリント・イーストウッドら名匠に愛される実力派俳優の加瀬亮をメインキャストに、1996年にペルーで起きた日本大使公邸占拠事件からヒントを得たテロリストと人質の予期せぬ交流を描く。日本のファンに初めて披露されたこの日は、試写会前に舞台あいさつ。渡辺は「2年半ちょっと前にニューヨークとメキシコでこの映画を撮ってきました。中々ハードな内容なんですけど、色んな人間の機微が描かれている人間ドラマになっていると思います。そんなに長い映画にはなっていませんが、たっぷりと楽しんでいただければと思います」とアピールし、加瀬も「今日ようやく日本でも見てもらえることになってうれしく思います」と笑顔を見せた。劇中では渡辺が英語が喋れない実業家、加瀬が何カ国語も話せる通訳を演じている。英語にスペイン語、フランス語にドイツ語、ロシア語を話す通訳を演じた加瀬について渡辺は「目が三角になっていましたよ」と笑いを誘うも、「向こうの映画は土日が休み。気分転換にご飯でも行こうかと誘おうと思いましたが、とりあえず集中して(語学の勉強を)やらせてあげようと思い、たまにおにぎりを差し入れしながら心から『頑張れよ』と応援してました」と加瀬を気遣ったという。加瀬は「演技云々の前に語学の勉強をやっていて、本当に大変でしたね。朝、楽屋に行くと謙さんが握ってくれたオニギリが置いてあり、励まされましたね」と感謝した。2006年に公開された映画『硫黄島からの手紙』以来の共演となる渡辺と加瀬。2人は外国の作品にも積極的に出演している。海外の映画に出る意味を問われた渡辺は「あまり関係ないですよ。面白いと思う映画なら海外でも日本でも作品の大小に関わらずどこでも行くつもりです。やりやすさという意味でも変わりませんね。呼ばれたら飛び出てジャジャジャーンみたいな、ハクション大俳優みたいな感じで頑張っています」と語り、加瀬も「僕も分けてないつもりですけど、全然文化の違うところで育った人たちと喋ったりやり方を間近で見るのはすごく楽しいですね」と話していた。映画『ベル・カント とらわれのアリア』は、11月5日より全国公開。
2019年10月10日映画『ベル・カント とらわれのアリア』が、2019年11月15日(金)に全国公開。ジュリアン・ムーア×渡辺謙×加瀬亮共演。テロリストと人質―なぜ、正反対の立場の彼らが心を通わせたのか?映画の原作は、2001年に出版されたのち、Amazonのベスト・ブック・オブ・ザ・イヤーを含む数々の賞を受賞した小説『ベル・カント』。過去に、TIME誌の“世界で最も影響のある100人”に選出された作家のアン・パチェットが、1996年にペルーで起きた日本大使公邸占拠事件からヒントを得て、テロリストと人質の“予期せぬ交流”を描いた物語だ。舞台となるのは、南米某国の副大統領邸で開かれたパーティー。日本人の実業家・ホソカワとその通訳士・ゲンが招かれたその会場には、女神のような声を持つ世界的なオペラ歌手・ロクサーヌ・コスのコンサートが開催されようとしていた。しかしそこには突然テロリストたちがなだれ込み邸を占拠。危機的な状況下で、<テロリストと人質>正反対の立場に置かれる彼らは、コスの美しい歌声を通して、心を徐々に通わせていく…。豪華キャストが勢ぞろい映画化にあたって集められたのは、ハリウッドや日本映画界を代表する名優たち。オペラ歌手にジュリアン・ムーア物語のカギを握る世界的なオペラ歌手・ロクサーヌ・コス役を演じるのは、『アリスのままで』でアカデミー賞主演女優賞を獲得したジュリアン・ムーア。女性が解放される中、著名人であるために人質としてとらわれるも毅然とふるまうコスを情感豊かに演じた。また劇中で披露されるその美しい歌声は、『シェイプ・オブ・ウォーター』の挿入歌も担当した世界的なオペラ歌手 ルネ・フレミングが声を当てている。渡辺謙が実業家に崇拝するコスを守ると共に、独自の美学を貫く実業家のホソカワ役は、『ラスト サムライ』でアカデミー賞にノミネートされた渡辺謙。ハリウッドからも高い評価を得る渡辺が、これまでの人生のバックグラウンドをも感じさせる、厚みのある演技でみせる。通訳役に加瀬亮そして渡辺演じるホソカワの通訳を務めるゲン役は、『硫黄島からの手紙』『ライク・サムワン・イン・ラブ』に出演した加瀬亮。聡明で沈着冷静な男が、英語を通してテロリストたちと心を通わせていく姿を繊細に演じる。監督はポール・ワイツ監督は、『アバウト・ア・ボーイ』でアカデミー賞脚色賞にノミネートされたポール・ワイツ。「映画の最初の部分では、キャラクターたちは敵対している。でも、彼らの違いは、経験や恋愛、音楽や死すべき運命を共有し合うことで徐々になくなっていく。彼らは互いに絆を結んでいく。これこそが、まさにオペラ的なテーマだ」とコメントを寄せている。【詳細】映画『ベル・カント とらわれのアリア』公開日:2019年11月15日(金)出演:ジュリアン・ムーア、渡辺謙、セバスチャン・コッホ、クリストファー・ランバート、加瀬亮原題:BEL CANTO原作:アン・パチェット/山本やよい訳『ベル・カント』(早川書房より10月下旬刊行予定)配給:キノフィルムズ/木下グループ<ストーリー>実業家のホソカワは通訳のゲンと共に招かれた、南米某国の副大統領邸でのパーティーを心待ちにしていた。ホソカワの会社の工場誘致を目論む主催者が、彼が愛してやまないソプラノ歌手のロクサーヌ・コスのサロンコンサートを企画したのだ。現地の名士や各国の大使も集まり、女神のようなロクサーヌの歌声が流れたその時、突然テロリストたちがなだれ込み副大統領邸を占拠する。収監中の同志の解放を求める彼らは、赤十字のメスネルを介して政府と交渉するが平行線が続く。そんな中、ロクサーヌの歌をきっかけに、貧しく教育など受けられるはずもなかったテロリストたちと、教養に溢れた人質たちの間に、親子や師弟のような交流が生まれ始める。しかし、かりそめの楽園に終わりの時が近づいていたー。
2019年09月21日ジュリアン・ムーア、渡辺謙、加瀬亮ら日米豪華キャストの共演で、1996年にペルーで起きた日本大使公邸占拠事件に着想を得た、アン・パチェットのベストセラー小説を映画化した『ベル・カント とらわれのアリア』の日本版予告編が解禁された。本作は、パーティーが開かれている南米某国の副大統領邸をテロリストたちが占拠し、危機的状況に置かれる中で人質たちとテロリストたちが交流を図っていく…というストーリー。ジュリアンはパーティーに招かれ事件に巻き込まれた世界的オペラ歌手のロクサーヌ・コスを、渡辺さんはロクサーヌの大ファンの実業家ホソカワを、加瀬さんはホソカワの通訳のゲンをそれぞれ演じている。今回解禁された予告編は、煌びやかなパーティーでロクサーヌとホソカワが出会う場面から始まる。その後、出席者たちがロクサーヌの美しい歌声に聴き入る中、突然、銃声が鳴り響き、テロリストたちが乱入。出席者たちを人質にして立て籠るテロリストたちは拘束された政治犯の釈放を要求し、交渉役に入った赤十字職員を介して政府と交渉する緊迫した時間が流れる。その一方で、ロクサーヌとホソカワが次第に距離を縮め、ピアノの前に座った2人が手を重ねる場面や、テロリストたちと人質たちの関係に変化が生まれ、次第に心を通わせていく様子も見られ、ひと時も目が離せない内容になっている。そんな予告編を彩るロクサーヌの歌声は、『シェイプ・オブ・ウォーター』の挿入歌「ユール・ネヴァー・ノウ」でも知られる、当代随一のソプラノ・オペラ歌手、ルネ・フレミングが吹き替えを担当。そのレコーディングに立ち合ったジュリアンは、彼女からソプラノ歌手の歌い方、姿勢、身振りを学び取り、役作りに生かしたそう。予告編でも短いながらもその圧倒的な歌唱シーンを見ることができる。『ベル・カント とらわれのアリア』は11月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月18日デミ・ムーアが自身の半生をふり返った回想録「Inside Out」(原題)が、今月24日に発売される。「New York Times」紙によると、デミは壮絶な環境で育った子ども時代、レイプ、流産、薬物依存などについて赤裸々に語っているもよう。特に注目されているのが、アシュトン・カッチャーとの交際&結婚話だ。デミとアシュトンは2005年に結婚し、2011年に破局。2013年に正式に離婚した。同書の中で、デミは2003年から2005年のアシュトンとの交際期間中に、妊娠6か月で流産(日本においては死産)を経験していたことを明らかにしている。赤ちゃんは女の子でチャップリン・レイちゃんと名付け、ベビー用品もそろえていたという。子どもを失ったことで、デミはアルコールに溺れて自分を責めた。結婚後、2人で不妊治療に取り組むもうまくいかず、デミはますますアルコールに依存し、薬物のバイコディンも多用するようになったそうだ。ほかにもアシュトンが浮気をしたことで結婚生活が終わったと暴露する一方で、18歳で初めて結婚したときには自分の不倫で離婚に至ったこと、ブルース・ウィリスとの離婚は、デミが女優のキャリアを築くことにブルースが前向きでなかったことなど、スキャンダラスな事柄が綴られている。現在56歳のデミは、アルコールも薬物も完全に断ち、健康的な生活を送っている。(Hiromi Kaku)
2019年09月13日ジュリアン・ムーア、渡辺謙、加瀬亮の日米豪華キャストで、Amazonベスト・ブック・オブ・ザ・イヤーに輝くベストセラー小説を映画化した『ベル・カント とらわれのアリア』が11月15日(金)に公開決定。ポスタービジュアルが到着した。1996年にペルーで起きた日本大使公邸占拠事件からヒントを得て、テロリストと人質の予期せぬ交流を描いた作家アン・パチェットの小説「ベル・カント」を、『アバウト・ア・ボーイ』でアカデミー賞脚色賞にノミネートされたポール・ワイツ監督により映画化。テロリストに占拠される南米某国の副大統領邸に居合わせた実業家のホソカワに、『ラスト サムライ』以降国際的に活躍し、ミュージカル「王様と私」でトニー賞にもノミネートされた渡辺謙。彼の通訳・ゲンに、マーティン・スコセッシ、ホン・サンスら名匠に愛される実力派俳優・加瀬亮。そして、『アリスのままで』でアカデミー賞主演女優賞を獲得したハリウッドを代表する女優ジュリアン・ムーアは、ホソカワが大ファンであるオペラ歌手のロクサーヌ・コスに扮し、彼女の歌声を当代随一のソプラノ歌手と称えられるルネ・フレミングが吹き替える。ワイツ監督は、「私にとっての鍵は、脚本をジュリアン・ムーアに送り、彼女に私と一緒にこの映画を作りたいと思ってもらうことだった」とキャスティングについてコメント。さらに「渡辺謙には素晴らしいユーモアのセンスがあり、物腰に気品がある。この映画のほとんどで、彼から目が離せないだろう」と高く評価。ほかにも『ブリッジ・オブ・スパイ』のセバスチャン・コッホや『ヒトラーと戦った22日間』のクリストファー・ランバートらベテラン俳優が物語に深みをもたらす。今回併せて解禁となったポスタービジュアルには、オペラ歌手ロクサーヌ、実業家のホソカワ、さらに通訳ゲンが並び、「彼らの運命は、その女神のような歌声に託された―。」という印象的なコピーが配された。危機的状況の中、ロクサーヌの歌声がテロリストと人質たちにどんな影響を与えたのか。“力”ではなく、美しい芸術や温かな交流が人の心を救うことをそっと教えてくれる人間ドラマがついに日本に上陸する。『ベル・カント とらわれのアリア』は11月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年08月21日プチバトー(PETIT BATEAU)から、イラストレーターのジャン・ジュリアンとコラボレーションしたカプセルコレクションが登場。大人&ベビー&キッズ向けのウェアが、2019年9月20日(金)より、全国のプチバトー直営店で販売される。ジャン・ジュリアンは、フランス人のイラストレーター兼グラフィックデザイナー。これまでに世界各地のギャラリーや美術館で展覧会を開催したほか、雑誌『ザ・ニューヨーカー(The NewYorker)』や、ヨーロッパの鉄道・ユーロスター、パリのセレクトショップ・コレットなどに自身のイラストを提供してきた。プチバトーとのコラボレーションのために描き下ろしたのは、ネコ、イヌ、ヒツジ、シマウマといった動物たち。またジャン・ジュリアンは“この動物たちが自分たちの体の縞模様やドット模様を描いたらどんな風になるだろう”とイメージを膨らませることにより、オリジナルのグラフィックも生み出している。縞模様やドットといったオリジナルグラフィックは、プリントでは無く、直接コットンニット生地に編み込むことによって表現。このアイデアは、ジャン・ジュリアンがフランス・トロワにあるプチバトーの工場を訪問し、職人の巧みな技術を目にしたことから生まれたものだ。大人向けのスウェットプルオーバーや、キッズのワンピース、ベビーのロンパースといった展開アイテムには、このジャカード編みのグラフィカルな模様が入った、柔らかで身体にぴったりとなじむコットンジャージー生地を使用した。ホワイト&ダークネイビーのシックなウェアには、動物たちのフェイスワッペンも施されている。【詳細】プチバトー カプセルコレクション「プチバトー X ジャン・ジュリアン」発売日:2019年9月20日(金)展開店舗:全国のプチバトー直営店(※アウトレット店舗除く)、公式オンラインブティックアイテム例:■大人スウェットプルオーバー S,M,L 12,000円+税■ベビーロンパース 6M,12M,18M 8,000円+税長袖ボディ3枚組 6M,12M,18M,24M 6,000円+税■キッズワンピース 3-5A 8,500円+税、6-12A 9,000円+税チュビックカーディガン 3-5A 11,000円+税、6-12A 12,000円+税【問い合わせ先】プチバトー・カスタマーセンターTEL:0120-190-770
2019年08月02日