展覧会「ジュリアン・オピー」が、2019年7月10日(水)から9月23日(月)までの期間、東京オペラシティ アートギャラリーにて開催される。1980年代よりヨーロッパのアートシーンで頭角を現したジュリアン・オピーは、イギリスを代表するアーティストの一人。作品には、伝統的な絵画の素材の他に、LEDディスプレイなど普段から目にする工業製品を使用。それらで表現されるのは、はっきりとした輪郭線、黒い点で表現した目など、最小限の視覚言語のみのシンプルながら生き生きとした人物像や風景作品だ。展覧会「ジュリアン・オピー」は、日本の美術館で11年ぶりに開催されるジュリアン・オピーの大型展覧会。自らが選んだ絵画や彫刻、映像などの作品を新作を中心に並べる。「Telephone」は、人物の全身を側面から表現した平面作品。ジュリアン・オピーの近作は、タイトルも含め極限まで簡略化することで、世界中どこの都市にもみられる普遍的な人物を表現している。また、LEDによって動きを表したものや立体作品など、最新の作品世界を存分に楽しめる内容となっている。【詳細】展覧会「ジュリアン・オピー」会期:2019年7月10日(水)~9月23日(月)会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3丁目20−2開館時間:11:00~19:00(金・土は20:00まで/最終入場は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、8月4日(日・全館休館日)入場料:一般1,200(1,000)円/大・高生800(600)円/中学生以下無料※同時開催「収蔵品展067 池田良二の仕事」「project N 76 末松由華利」の入場料を含む※収蔵品展入場券200円(project N を含む / 割引無し)もあり※()内は15人以上の団体料金※障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料。※割引の併用および入場料の払い戻しはできません。【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年05月20日イギリスを代表するアーティスト、ジュリアン・オピー(Julian Opie)の日本の美術館では11年ぶりとなる大型個展が、7月10日から9月23日まで東京オペラシティ アートギャラリーにて開催される。Julian Opie. Telephone. 2018. Patinated bronze with stone base. Large点と線という最小限の視覚言語によって、生き生きとした人物像や風景を表現する作風で知られているジュリアン・オピー。1980年代よりヨーロッパのアートシーンで頭角を現し、その作品は世界の主要な美術館に所蔵され、現代美術を語るうえで欠かせない、重要なアーティストのひとりだ。作品の素材には、伝統的な絵画や彫刻の素材だけでなく、LED ディスプレイや看板など、私たちがふだん目にする工業製品も含まれ、ありふれた素材から生み出される真新しい視覚表現が人々を魅了。グラフィックデザインやピクトグラムともシンクロするオピーの平面作品は、絵画という枠にとどまらないハイブリッドな魅力に満ち溢れている。また、オピーは日本の浮世絵やアニメのセル画のコレクターとしても知られ、輪郭線を強調した彼の特徴的な作風には、そこからの影響を感じることができる。Julian Opie. Towers. 1. 2018. Auto paint on aluminium. Large日本の美術館では11年ぶりとなる今回の大型個展は、作家自選による絵画、彫刻、映像など、本展で初めて公開される新作を中心に構成し、ジュリアン・オピーの現在を紹介するものとなる。ジュリアン・オピーといえば、輪郭線のはっきりした、目を黒い点で表現しただけの実にシンプルな、それでいてモデルの個性や性格が的確に伝わってくる、1990年代後半から2000年代半ばのポートレイトを思い浮かべるかも知れない。だが近年のオピーは、都市の通りを行き交う人々を表現した絵画や映像、都市のビル群やカラスの立体、田園風景や羊の彫刻、ジョギングする人々など、幅広い作品を制作している。また近作では、以前のような顔だけを描くポートレイトに代わって、人物の全身を側面から表現した作品が多くなっている。はっきりした輪郭線と透明感のある平明な色彩による表現は変わらないが、顔はただ丸く描かれ、単純化、簡略化の傾向が強くなっている。タイトルも同様に、刺青のある男性は《Tattoo》、ヘッドホンをして歩く女性は《Headphone》、携帯電話を手に持って歩く女性は《Phone》と簡素化。表現もタイトルも徹底的に抽象化されることで、世界中どこの都市にもみられる普遍的な人物が表現されているといえる。Julian Opie. Running 1. 2018LEDによって動きを表した《Running 1》と《Running 2》では、表現はさらに単純化されている。画面の中を忙しく走る人物たちはどこか滑稽に見えてくるが、それは慌ただしい現代社会に生きる私たちの姿なのかも知れない。また、会場内にBGMのように聴こえてくる音楽もオピーの作品の一部。平面作品と立体作品に大胆に分けられた会場構成とともに、ジュリアン・オピーの最新の作品世界を存分に楽しむことができる。【展覧会情報】ジュリアン・オピー(Julian Opie)会期:7月10日〜9月23日会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2 時間:11:00〜19:00(金・土は20:00まで、最終入場は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、8月4日(全館休館日)料金:一般1,200円(1,000円)、大・高生800円(600円)、中学生以下無料※( )内は15名以上の団体料金、障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料
2019年05月17日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿・外苑前のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『MEMORIA』Chad Mooreライアン・マッギンレー(Ryan McGinley)のアシスタントを経て、ニューヨークを拠点に現在はファッションなどを中心に活躍するフロリダ出身の気鋭フォトグラファー、チャド・ムーア。友人らを主な被写体とし、ニューヨークのユースカルチャーをドリーミーに表現した世界観は多くの支持を集め、次世代を担う気鋭の写真家として世界でも高く評価されている。本書は、アニエスベー(agnès b.)のギャラリーで開催された同名展覧会に合わせて出版された本書には、チャド・ムーアのこれまでの作品が「Memoria」というタイトルに沿って集約されている。アニエスベーは、同社が経営するパリのギャラリー「デュ ジュール(Rue du Jour)」で、チャド・ムーアにとってアメリカ国外初となる個展をサポートした。【書籍情報】『MEMORIA』写真:Chad Moore出版社:agnès b.、Pacific言語:英語ハードカバー/160ページ/290×220mm発刊:2019年価格:6,400円■Shelfオフィシャルサイトで『MEMORIA』を購入する
2019年04月06日キーラ・ナイトレイが『アリスのままで』のウォッシュ・ウェストモアランド脚本・監督のもと主演を務める『コレット』(原題:Colette)が、5月17日(金)より全国公開されることが決定した。フランス文学界で最も知られ、時代を作り上げたアーティストとして、いまなお人々を魅了し続ける女性作家シドニー=ガブリエル・コレット。片田舎に生まれ育った自由奔放な少女が、いかにしてフランス屈指のベストセラー作家と呼ばれるようになったのか。彼女が“本当の自分”を見つけるまでの波乱と情熱に満ちた半生を、実力派キャストとスタッフにより映画化。■キーラ・ナイトレイ、慣習やジェンダーを打ち破るアイコン的女性を熱演魅力溢れるコレットを体当たりで演じたのは、人気英国女優キーラ・ナイトレイ。知性と行動力を持ち合わせるエネルギッシュなコレットの19歳から34歳までを演じた。監督を務めたのは、『アリスのままで』でジュリアン・ムーアにオスカーをもたらしたウォッシュ・ウェストモアランド。かねてよりコレットに想像力を掻き立てられてきたウェストモアランド監督は、公私ともにパートナーだった故リチャード・グラッツァーと16年以上に渡って脚本を推敲したほど、思い入れの強い意欲作となっている。■ココ・シャネルに愛され、オードリー・ヘプバーンを見出した自著作品を舞台化する際には、当時無名だったオードリー・ヘプバーンを主役に大抜擢し、オードリーを一躍スターにした立役者として、またファッションデザイナーのココ・シャネルや詩人ジャン・コクトーら多くの芸術家に愛された唯一無二の存在として知られるコレット。男性優位の時代でも慣習やジェンダーにとらわれることなく、力強く生きた彼女は昨今の#MeToo運動をはじめ、女性の自立や自由が叫ばれる現代において先駆け的存在ともいえる。あらゆる分野で才能を開花させたコレットの姿は、いまだからこそ観るべき1作となっている。■ストーリーフランスの田舎町で生まれ育ったコレット。14歳年上の人気作家ウィリーと結婚し、それまでとは別世界のパリへと移り住む。“ベル・エポック”真っ只中の活気にあふれていた1890年代のパリ。コレットは夫とともに芸術家たちの集うサロンで、享楽の世界に浸っていた。そんななか、コレットの才能にいち早く気が付いたウィリーは、自身のゴーストライターとして彼女に小説を書かせることに。その後、コレットが執筆した「クロディーヌ」シリーズは、社会現象を巻き起こすほどの一大ブームとなる。いつしか、世間もうらやむようなセレブ夫婦として注目されるコレットとウィリー。しかし、コレットは自分が作者であることを世間に認められない葛藤と夫の度重なる浮気と抑圧に苦しめられることとなる。激動の時代に流されることなく、心の声に従って愛と自由を手にしたひとりの女性。ありのままの自分でいるため、あらゆる困難と闘いながらも、最後まで自分自身に正直であり続けようとする意志は揺らぐことはなかった。自らの力で切り開いた道の先にコレットが見つけた“希望”とは――。『コレット』は5月17日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年02月08日2017年ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した映画『ジュリアン』が、来年1月25日(金)より日本公開。この度、本作に出演する“フランス映画界最注目の子役”トーマス・ジオリアのデビュー前のオーディション映像がシネマカフェに到着した。両親が離婚したため、母ミリアム(レア・ドリュッケール)と姉と暮らすことになった11歳の少年ジュリアン。離婚調整の取り決めで親権は共同となり、隔週の週末ごとに別れた父アントワーヌ(ドゥニ・メノーシェ)と過ごさねばならなくなった。母はかたくなに父に会おうとせず、電話番号さえも教えない。アントワーヌは共同親権を盾にジュリアンを通じて母の連絡先を突き止めようとする。ジュリアンは母を守るために必死で父に嘘をつき続けるが、それゆえに父の不満は徐々に溜まっていき…。本国フランスで40万人動員のロングランヒットを記録した本作は、家族の関係を描いた繊細な人間ドラマでありながら、張り詰めた緊張感が観る者を襲う傑作サスペンス。フランス映画界の新星グザヴィエ・ルグラン監督の衝撃のデビュー作だ。2019年1月は、初めて演技に挑んだリュス・ロドリゲスが主人公を演じる『マチルド、翼を広げ』や、5000人のオーディションから選ばれたインドの子役ハルシャーリー・マルホートラが出演する『バジュランギおじさんと、小さな迷子』など、次期スター間違いなしの子役が活躍する注目作が公開を控える。そんな中、同じく1月に公開される本作にも注目の子役が登場!それは、離婚した両親の間で葛藤する主人公ジュリアン役のトーマス・ジオリア。本作が映画初出演となったトーマス。到着した映像では、当時5年生だったトーマスが自己紹介するオーディション映像から始まる。そして無事オーディションを突破し、撮影中のトーマスが、父親役のドゥニ・メノーシェについて「すばらしい人だよ。ちょっとプレッシャーをかけてくるけど…とにかくカンペキなんだ!」と印象を語ったり、「つまり僕はママのボディーガードってこと」と自身の役柄について考えを話す様子も映し出されている。また、本作のメガホンを取ったルグラン監督は、「(トーマスは)映画のテーマをしっかり理解している。この年で上手くやろうせず“受け”の演技をわかっているんだ」と絶賛。難役に挑戦したトーマスの演技、そして家族が迎える衝撃の結末に注目だ。『ジュリアン』は2019年1月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2018年12月01日映画『ジュリアン』が、2019年1月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国の劇場で順次公開される。離婚した両親の間で揺れ動く少年、サスペンスを超えた家族ドラマ映画『ジュリアン』は、離婚した両親の間で揺れ動く少年ジュリアンを主人公に、張り詰めた緊張が走る繊細な家族関係を描いたサスペンス。本作が長編監督デビュー作となるフランスの新星グザヴィエ・ルグランが監督・脚本を務めた。脚本執筆時には、ロバート・ベントン監督・脚本の『クレイマー、クレイマー』、スタンリー・キューブリックによる傑作ホラー『シャイニング』を念頭に置いていたと語っており、その2作品を彷彿させる、ドラマ性の高さと濃密なサスペンス要素が絡む作品となっている。“子どもが何か言うのではなく、何かを隠さなければならない状況”「子どもが何か言うのではなく、何かを隠さなければならない状況を大事にした」とはルグランの言葉で、口を真一文字に結んだジュリアンの苦悩する表情からも伝わる“物言わぬ名演技”も、見所の一つとなりそうだ。賞レースにおいては、第74回ヴェネチア国際映画祭で最優秀監督賞にあたる銀獅子賞を受賞。また、本国フランスでは40万人を動員するロングランヒットを記録しているほか、アメリカの有名映画批評サイト「ロッテン・トマト」でも94%の高評価を得ている。ストーリー両親が離婚したため、母ミリアム、姉と暮らすことになった11歳の少年ジュリアン。離婚調整の取り決めで親権は共同となり、彼は隔週の週末ごとに別れた父アントワーヌと過ごさねばならなくなった。母ミリアムはかたくなに父アントワーヌに会おうとせず、電話番号さえも教えない。アントワーヌは共同親権を盾にジュリアンを通じて母の連絡先を突き止めようとする。ジュリアンは母を守るために必死で父に嘘をつき続けるが、それゆえに父アントワーヌの不満は徐々に溜まっていく。家族の関係に緊張が走る中、想像を超える衝撃の展開が待っていた。作品情報映画『ジュリアン』公開日:2019年1月25日(金)監督・脚本:グザヴィエ・ルグラン出演:レア・ドリュッケール、ドゥニ・メノーシェ、トーマス・ジオリア、マティルド・オネヴ原題:Jusqu’a la garde
2018年09月14日『レディ・プレイヤー1』も大ヒット中のスティーヴン・スピルバーグ監督が贈る、超人気『ジュラシック』シリーズの第2作『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』が、5月25日(金)今夜放送の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」に登場する。スピルバーグ監督といえば、1972年にテレビ映画として作られた『激突!』が世界じゅうで話題となり、『ジョーズ』『未知との遭遇』『E.T.』『A.I.』など超メガヒット作を連発。また『インディ・ジョーンズ』シリーズなどの人気シリーズも生み出す一方で『シンドラーのリスト』『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』など社会性の高い作品も世に送り出し続けてきた。そんな監督が生み出した超人気シリーズの1つが『ジュラシック・パーク』だ。1993年に第1作『ジュラシック・パーク』が公開された後、97年に公開されたのが本作『ロスト・ワールド』。第1作から4年後。恐竜を育成していた孤島では野性の恐竜が繁殖を続けていた。4年前の惨劇から生還したマルカム(ジェフ・ゴールドブラム)は、恋人のサラ(ジュリアン・ムーア)が調査のため現地に乗り込んだことを知り救出するため島へ向かう。島に到着したマルカムはサラを連れ帰ろうとするが、恐竜に魅せられたサラは拒否。マルカムは、島に上陸していた娘のケリー(ヴァネッサ・リー・チェスター)だけでも連れ帰ろうとする。だがそこにハモンド(リチャード・アッテンボロー)からインジェン社の実権を奪い取ったルドロー(アーリス・ハワード)が“恐竜狩り”にやってくる。ルドローの目的は恐竜を連れ帰りサンディエゴに新たな“ジュラシック・パーク”をオープンすることだった…という物語。前作から引き続きイアン・マルコム役のジェフ・ゴールドブラムをはじめ、ジョン・ハモンド役のリチャード・アッテンボローが続投。今作からジュリアン・ムーア、ピート・ポスルスウェイトらが出演している。この夏にはシリーズ5作目となる『ジュラシック・ワールド/炎の王国』も公開予定。「金曜ロードSHOW!」では公開を記念して2001年公開の『ジュラシック・パークIII』と2015年公開の『ジュラシック・ワールド』の放送も予定しているとのこと。『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』は5月25日(金)21時~日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」にて放送。(笠緒)■関連作品:ジュラシック・ワールド 2015年8月5日より全国にて公開© 2015 Universal Pictures.
2018年05月25日社会派の映画を紹介するBe inspired!のシリーズ『GOOD CINEMA PICKS』では今回、ジョージ・クルーニーXコーエン兄弟製作の新作コメディ、『サバービコン 仮面を被った街』をピック。人種差別問題を抱える50年代アメリカの「郊外ユートピア」を舞台に巻き起こる異常な事件の謎解きに、笑っていいのかだめなのか混乱しつつも、スリリングなエンターテイメントが楽しめるだろう。しかしある日、中産階級の白人家族しかいないその街に、一組のアフリカ系アメリカ人家族が引っ越してくる。「白人のためのユートピア」にそのマイヤーズ一家が越してきたことで街は狂い始めてしまう。ロッジ家のニッキーは、マイヤーズ家の息子アンディと野球を通して仲良くなっていくなか、住民たちは「アフリカ系アメリカ人一家の存在」が悪影響、脅威だと人種差別を正当化し、「自分たちが平和に暮らす権利」のためになんとしてでも一家を追い出そうと、悪質な嫌がらせを始める。この映画はそのマイヤーズ一家が越してきてから嫌がらせがピークに達するまでの狂気の1週間に平行してロッジ家に襲いかかる、異常な事件を描いている。また、コメディといえどもこの映画は私たちの社会でも起こりうる本質的な問題を捉えているといえるだろう。サバービコンの街で起こる「アフリカ系アメリカ人家族に対する住民の嫌がらせ」は現実に存在する街で起きた事件を元にしているのだ。その街とはレヴィットタウン。レヴィットタウンは1947年、不動産開発者・建築家 ウィリアム・レヴィットによる「家の大量生産」の先駆けとなった例である。17,000軒の同じデザインの家が立ち並ぶ郊外の街。当時、ニューヨークの都心は家賃が高すぎるため中産階級の白人ですら快適に住むことができず、レヴィットタウンはそんな人々の「楽園」として大々的に宣伝されていた。それは白人のための「アメリカン・ドリーム」を体現していたのだ。実際、12年間は住民の100%が白人だった。(参照元:The Gurdian)しかし1957年、アフリカ系アメリカ人家族のウィリアムとデイジー(本作のマイヤーズ一家のモデルとなった家族)が越してきたことで住民による大々的な“プロテスト”が始まった。彼らの家の前で一日中居座り騒音を立てたり、十字架を燃やしたり、やがてその“プロテスト”はエスカレートし、警察が介入しなければならないほどになった。▶︎これまでの『GOOD CINEMA PICKS』・9作目:「エイズ問題」を見て見ぬふりをする政府や、製薬会社に抗議する若者を生々しくエモーショナルに描いた映画『BPM ビート・パー・ミニット』・8作目:摂食障害、セクシュアリティ、鬱。ティーンエイジャーの友情と葛藤をパンクに描いた映画『チーム・ハリケーン』・7作目:偽善的な世の中に波紋を起こす。「命を奪うことを楽しむ人間」の姿を非批判的に描いた映画『サファリ▶︎オススメ記事・日本とルーマニアという“鎖国”をしていた国をルーツに持つ彼女が、「日本の多様性」について考えたこと・どこで生まれても“ハーフ”はつらい。24歳の混血児ラッパーが「社会への怒り」を前向きに発信する理由All photos via ©2017 SUBURBICON BLACK, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.Text by Noemi Minami ーBe inspired!
2018年05月01日5月25日(金)の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」では、『ジュラシック・パーク』シリーズ第2作『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』を放送する。本作は、『E.T.』『インディ・ジョーンズ』シリーズなどで知られ、話題作『レディ・プレイヤー1』の日本公開が間近に控えるスティーヴン・スピルバーグ監督が贈る、最強の恐竜エンターテインメント作品。1997年公開、『ジュラシック・パーク』に続くシリーズ2作目となる本作では、恐竜たちが生息する驚異のテーマパークで起きた惨劇から4年。絶滅したはずの恐竜たちが増殖、野生化し再び人間界で暴れまくる様子を描く。キャストには、前作から引き続きイアン・マルコム役のジェフ・ゴールドブラム、ジョン・ハモンド役のリチャード・アッテンボローが続投するほか、ジュリアン・ムーア、ピート・ポスルスウェイトらが新たに参戦している。またこの夏、「金曜ロードSHOW!」ではクリス・プラット主演のシリーズ最新作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(7月13日公開)の公開を記念して、『ジュラシック・パークIII』と『ジュラシック・ワールド』の放送を予定。なお、放送日時などは決定次第発表されるようだ。金曜ロードSHOW!『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』は5月25日(金)21時~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2018年04月17日本日4月10日は、アメリカの一部地域で祝日になっている“兄弟姉妹の日”。ということで、今回ジョージ・クルーニー監督、ジョエル&イーサン・コーエン脚本最新作『サバービコン 仮面を被った街』から、ジュリアン・ムーアが演じる双子の姉妹の場面写真が到着。なんとこの姉妹、ジュリアンが一人二役に挑戦しているのだ。マット・デイモンが平凡なファミリーマンの顔の裏に驚きの秘密を隠したクセモノの主人公を演じる本作は、1950年代に実際に起こった人種差別暴動を基に、理想のニュータウンの裏側をブラックに描く問題作。ジュリアンが演じるのは、マット扮するガードナー・ロッジの妻であり双子の妹・ローズと脚の不自由なローズのために家事を手伝っている姉・マーガレットの2役。家族4人で仲良く暮らす幸せな様子の双子姉妹だが、ジュリアンは「ローズはとびきり幸せな人ではなく、結婚にも不満がある。交通事故に遭って車椅子の生活を強いられているが、そのことで夫を責めている。かたやマーガレットはローズよりも優しく、単純な女性というイメージがある」と双子姉妹を分析。そして、「双子は見た目が一緒だから、立ち振る舞いや人相に工夫をこらさなければならなかった」と話している。『サバービコン 仮面を被った街』は5月4日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:サバービコン 仮面を被った街 2018年5月4日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2017 SUBURBICON BLACK, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年04月10日この春の話題作『ワンダーストラック』!【映画、ときどき私】 vol. 1521977年、ミネソタ。母親を交通事故で亡くし、伯母の家で暮らすこととなった少年ベン。父親とは一度も会ったことはなく、しかも母は名前すら教えてくれなかった。ところがある夜、母の遺品から父親の手がかりとなるものを発見。落雷事故によってベンは耳が聞こえなくなってしまうものの、父を探すためにひとりでニューヨークへと向かうことに。1927年、ニュージャージー。生まれつき耳の聞こえない少女ローズ。母親はおらず、厳しい父親によって育てられていた。そしてある日、ローズは心の支えでもある憧れの女優リリアンがニューヨークの舞台に出演すると知り、ひとりでニューヨークへと旅立つのだった。新たな一歩を踏み出したベンとローズを結ぶ謎の絆とは……?そこで今回は本作の監督を務め、「新境地にして最高傑作」といわれるほどの注目を集めているこちらの方にお話を聞いてきました。それは……。ハリウッドの名匠トッド・ヘインズ監督!『アイム・ノット・ゼア』や『キャロル』など、これまでも国際的に高い評価を得ているヘインズ監督。約20年ぶりとなる来日で、この作品の撮影秘話や自らの思いを語ってもらいました。監督にとっては初めて子どもを主人公に迎えた作品となりましたが、意識したことは?監督そもそも本作の原作者であり脚本も手掛けたブライアン・セルズニックが、若くて幼い子どもたちのマインドを心からリスペクトしているんだ。つまり子どもたちがどんなに大きな挑戦でも、大人から見ても怖いような状況でも向き合って前に進んでいく、そうやって自分の人生を歩んでいくことができるという彼らの力をきちんと描いているんだよね。2人の子どもが聴覚を失ったなかでもそれぞれの人生を突き進んでいくんだけど、それだけではなくて、50年という時を隔てた形で物語が展開していくというコンセプトもすごく美しいなと惹かれたところなんだ。それに、この物語を描くためには、セリフ以外の”言語”をたくさん持ち合わせている映画というメディアが必要なんじゃないかというふうにも感じたからなんだよ。本作ではニューヨークが舞台の中心となりましたが、監督自身にも思い出があれば教えてください。監督僕が初めてニューヨークに行ったのは9歳のときで、祖父母と一緒だったんだ。ロス育ちだった自分にとって、当時の大都市といえばニューヨークやサンフランシスコだったから、とにかくスリリングでワクワクしていたよ。ビジネスマンやいろいろな人が足早にぶつかったりして、すべてがものすごいスピードで動いているなという印象を受けたね。あとは、やっぱりタクシーかな。乱暴な運転と何百万人が座ったんだろうというレザーの匂いとかね(笑)。でも、本当に生命力や人、アクションにあふれている街だと感じたよ。では、そういうところも作品には反映させていましたか?監督そうだね。もちろん反映しているけれど、自分が子どものときに体験したニューヨークと今回のベンとでは体験の仕方にずいぶん違いがあるよね。というのも、ベンにはちゃんとミッションがあって、ものすごい覚悟と強さを持って突き進んでいるからなんだ。僕みたいに車やスピード感がどうのこうのということに目が行っているのではなく、答えを求めてそこに到達するためにまい進しているわけで、そこが物語としてはおもしろいと思うんだよね。実はローズにも同じようなところがあって、自分の気持ちを止めることができないんだけど、逆に言えば、それが子どものときならではの資質というか、ひとつ決めたらそこにまっすぐ行くというものを反映しているように思うよ。今回の見どころといえば、何と言っても子どもたちのみずみずしい演技。本作に登場するのは、天才子役といわれているベン役のオークス・フェグリーくん(写真・左)とベンと親しくなる少年ジェイミー役ジェイデン・マイケルくん(写真・右)、そしてこの作品に欠かせないのはローズ役のミリセント・シモンズちゃん(写真・下)。彼女だけは実際に聴覚障害を持っているようですが、キャスティングした決め手は何でしたか?監督全米の聴覚障害者の子どもからオーディションテープを送ってもらっていて、そのなかにミリーがいたんだけど、彼女はあるフリップを持って映っていたんだ。そこには、「私についての2つのこと。1、私は家族をとても愛しています。2、私は耳が聞こえないことが大好きです。手話は最高でとても美しいものなのよ」と書いてあったんだよ。テープのなかでは、この内容を手話でもやってくれていたんだけど、ミリー自身が感じていることを体でどう表現しているのか、というのをこの目で見ることができたんだ。そのときにあふれる生命力や彼女の持つ強さみたいなものをすごく感じて、「ああ、特別な子に巡り合えた!」とひとめぼれしたんだよね。そのときは助監督と一緒にいたんだけど、普段はまったく感情を顔に出さない彼がそれを見て泣いていたくらいなんだよ(笑)!ということは、すぐに彼女で決定したのですか?監督とはいえ、オーディションテープを見ただけでは、映画作りというプロセスをちゃんと乗り切ってもらえるのか、他の役者と並んだときに負けないか、そしてカメラが回っているという状況で果たして演技ができるのかということは未知数だったんだ。でも、彼女とオーディションをやっていくなかで、なるべく客観的に見るようにしていたら、どんどん彼女の強さというものを感じることができて驚かされたよ。本人はエネルギーがあふれている女の子なんだけど、カメラに映るときはものすごい落ち着きと存在感を持っているんだ。それは経験値のあるプロの役者さんにもめずらしい資質。彼女は役者としては新人で、子どもで、しかも聴覚障害を持っているのに本当にすごいと思ったよ。当代随一の女優であり、共演者でもあるジュリアン・ムーアも「ミリーは奇跡ね」と言っていたくらいなんだ。撮影中の子どもたちの様子はいかがでしたか?監督実はちょっとしたエピソードがあって、撮影しているときにミリーとジェイデンの間に少し恋が生まれていたんだ。それで、撮影中の週末にお互いの両親と一緒に遊園地へ遊びに行ったんだけど、アトラクションの列に並んでいたら、なんと2人の後ろにオークスも並んでたんだって(笑)。別にオークスはデートの邪魔をしたわけではなくて、すごい偶然だねって喜んだみたいだけどね。劇中で3人が同じシーンはないんだけど、現場ではみんないつも一緒で、特にジェイデンは手話を本当に学んでいてすごく上手だったんだよ。オークスも手話ができるから、それでコミュニケーションを取っていたみたいなんだ。今回、聴覚障害を体験するために、ノイズキャンセリングヘッドフォンをつけてニューヨークの街を歩いたというオークスくんと監督。その体験が作品を作るうえで活かされたところはどんなところですか?監督いまでもくっきりとはっきりと覚えているくらい思い出深い経験だったよ。雑多なニューヨークの街のなかで自分の見ている情報というのが視覚に直結してみえるような感覚だったんだ。それから嗅覚とか触覚とかの感覚が鋭くなっているなというのもあったよ。とはいえ、健常者が3時間くらいヘッドホンをして「ほかの感覚が鋭くなってね」というのは簡単なんだけど、本当にそういう感覚を味わったし、ほかのものから隔離されているような感じもあったんだよね。だから、それを映像で表現するときには、たとえばベンが何かを見ているシーンなら、通常なら全体的に焦点を合わせていたものを、前景と背景が多少ぼやけていてもいいから彼が見ているものだけに焦点を当てるようにしたんだ。あとは、バスのなかで聞こえてくる人の声も奇妙な音にしているんだけど、それも自分たちが聞いたのと近いものにしたんだよ。劇中ではオスカー・ワイルドの名言が壁に貼ってありますが、監督にとって大事な言葉があれば教えてください。監督僕も書斎の壁にはいろいろなものを貼っていて、たとえばデヴィッド・ボウイが亡くなったときの素晴らしい記事とか、いま温めている企画がフロイトについてだからその資料とか、あとは『キャロル』のものもまだあったりするよ。ただ、何かひとつのモットーや誰かの名言みたいなのは特にないかな。でも、きっと1時間後くらいに「ああ言っておけばよかった!」って思い出すのかもしれないね(笑)。迷える大人たちにこそ広がる感動!小さな体にも関わらず、大きな一歩を踏み出す子どもたち。その力強い姿からは、人生でどんな壁にぶつかったとしても、乗り越える力は誰にでもあることを教えてくれるはず。新生活を迎えたばかりで不安な気持ちを抱えているなら、子どもたちの勇気に背中を押されてみては?心に響く予告編はこちら!作品情報『ワンダーストラック』4 月 6 日(金)、 角川シネマ有楽町、新宿ピカデリー、ヒューマント ラストシネマ渋谷他全国ロードショー配給:KADOKAWAPHOTO : Mary Cybulski© 2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC大人になると子どもの見本になるような存在でいなければいけないと思いがちですが、実際は大人でも子どもたちから学ぶことは多いもの。そこで、今回は自らの力で道を切り開こうとする子どもたちを描いた映画をご紹介します。それは……。
2018年04月05日ジョージ・クルーニー監督×ジョエル&イーサン・コーエン脚本で贈る映画『サバービコン 仮面を被った街』。マット・デイモン、ジュリアン・ムーア、オスカー・アイザックら豪華キャストが出演する本作から、この度、不穏な空気感じる特報映像&ポスタービジュアルが到着した。明るい街、サバービコンへようこそ!そこはアメリカン・ドリームの街。しかし、そこに住むロッジ家の生活は、自宅に侵入した強盗により一転。一家の幼い息子、ニッキーの運命は予想もつかない方向へ…。時を同じくして、この町に引っ越してきた黒人一家の存在が、笑顔溢れるニュータウンの住人たちのドス黒い一面をあぶりだす。街の人々と家族の正体にただ一人、気がつくニッキー。事件は、想像を超える結末へと急展開する!果たして、幼いニッキーの運命は?サバービコンの行く末は!?到着した特報映像では、1950年代の古き良きアメリカ・カルチャーを感じさせるかわいい街並みやファションが登場。前半、レトロな雰囲気漂う平和な街で暮らす家族の物語かと思いきや、突然マットに大爆発が襲いかかる…!?布に液体を染み込ませそれを嗅がせるシーンや、顔面パンチ、なにやら錠剤のようなものを粉砕する場面など、気になるシーンが次々登場する本映像。平和で美しい街であるはずの“サバービコン”で一体何が起こるのか、ロッジ一家に起こる大事件とは――。あわせて公開されたビジュアルには、2人並んで佇むマットとジュリアンの姿が。しかしその表情は対照的で、カップを手に笑顔を見せるジュリアンに対し、マットは険しい顔でワイシャツの襟にはなぜか血痕が。また、そんな2人を遠くから眺める息子ニッキーも、どこか違和感を感じさせる。『サバービコン 仮面を被った街』は5月4日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年03月30日『96時間』シリーズのリーアム・ニーソンとジャウマ・コレット=セラ監督による『トレイン・ミッション』の公開を記念して、3月17日(土)のフジテレビ系「土曜プレミアム」枠では2014年に公開された『フライト・ゲーム』を地上波初放送する。■あらすじNY発ロンドン行旅客機の警備のため、客を装って乗り込む航空保安官のビル。真夜中、彼の携帯に指定の口座に送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺すというメールが届く。悪戯か本気か半信半疑でいるうちに、1人目の犠牲者が出てしまう。ビルは乗客を拘束して荷物や携帯を調べるが、何ひとつ手掛かりは見つからない。乗客名簿を調べた保安局は、「全員問題ない。お前以外は」とビルを疑う。彼には暗い過去があり、いまもある問題を抱えていた。さらに犯人の指定口座がビルの名義だと判明する。2人目、3人目と犯行は繰り返され、機内の疑惑と緊張感が頂点に達するなか、次のタイムリミットが迫る──!■豪華キャスト集結『シンドラーのリスト』ではアカデミー賞候補となり『スター・ウォーズ』シリーズのクワイ=ガン・ジンをはじめ『ダークナイト』シリーズや『96時間』シリーズなど数々の作品に出演してきたハリウッドを代表する俳優・リーアムさんが主人公のビルを演じるほか、『ハンニバル』『エデンより彼方に』『アリスのままで』などで知られるジュリアン・ムーア、「ダウントン・アビー」などのミシェル・ドッカリーらが出演する。今回の地上波初放送ではリーアムさんの最新作『トレイン・ミッション』の映画本編映像が公開に先駆けてテレビ初公開されるとのこと。こちらもお見逃しなく。■リーアム・ニーソンが来日決定!『トレイン・ミッション』リーアムさんとジャウマ監督による最新作『トレイン・ミッション』は、通勤電車を舞台に放つサスペンス・アクション。主演を務めるリーアム・ニーソンは、本作のプロモーションのために、13年ぶりに来日することが決定している。60歳の保険営業マンのマイケルは10年勤めた会社から突如解雇を宣告される。悲嘆にくれる彼がいつもの通勤電車で帰路に就くと、車内で見知らぬ女がマイケルに話しかけてくる。女は終点到着までに100人の乗客の中からある人物を見つけ出せば多額の報酬を支払うといい、この任務は常連客の顔を把握しており元警察官の経歴を持つマイケルに適任だという。半信半疑のマイケルだったが女が指定したトイレで前金の25,000ドルを見つけたことから、この怪しげな仕事に加担することを決めてしまうが、標的を探すのは容易ではなく諦めかけたその時、突如子供から渡された袋の中身を見て衝撃を受ける。そこにあったのは妻の結婚指輪。マイケルの家族は人質にとられていた…というストーリー。『トレイン・ミッション』は3月30日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。土曜プレミアム『フライト・ゲーム』は3月17日(土)21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:フライト・ゲーム 2014年9月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2014 TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S. - STUDIOCANAL S.A.トレイン・ミッション 2018年3月30日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© STUDIOCANAL S.A.S.
2018年03月17日俳優であり『グッドナイト&グッドラック』などで監督としても注目を集めるジョージ・クルーニーと、2度のアカデミー賞脚本賞に輝くジョエル&イーサン・コーエンがドリームチームを結成した『Suburbicon』(原題)が、『サバービコン 仮面を被った街』の邦題で5月4日(金)より日本公開されることが決定した。■あらすじ明るい街、サバービコンへようこそ!そこはアメリカン・ドリームの街。しかし、そこに住むロッジ家の生活は、自宅に侵入した強盗により一転。一家の幼い息子、ニッキーの運命は予想もつかない方向へ…。時を同じくして、この町に引っ越してきた黒人一家の存在が、笑顔溢れるニュータウンの住人たちのドス黒い一面をあぶりだす。街の人々と家族の正体にただ一人、気がつくニッキー。事件は、想像を超える結末へと急展開する!果たして、幼いニッキーの運命は?サバービコンの行く末は――!?■見どころは?クルーニーが監督・製作・脚本を、コーエン兄弟が脚本を手がけた本作は、1950年代の郊外住宅で実際に起きた人種差別暴動をモチーフに組み入れ、理想的な家族、理想的な街、そして理想的なアメリカのメッキがはがれていく過程をスリリングに描く。2017年のべネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』と人気を分け合った話題作だ。主演は『オーシャンズ』『ボーン』シリーズや『オデッセイ』のマット・デイモン。今回は平凡なファミリーマンの顔の裏に驚きの秘密を隠したクセモノの主人公を演じている。そして、その妻と双子の姉の2役に挑戦するのは、『エデンより彼方に』『アリスのままで』のジュリアン・ムーア。またコーエン兄弟監督の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス名もなき男の歌』で脚光を浴びたオスカー・アイザックが元々クルーニーのために書かれた保険調査員役で出演している。『サバービコン 仮面を被った街』は5月4日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年03月13日近年、洋画のビッグタイトルが矢継ぎ早に公開を迎え、日本でも話題を集めているが、2018年も注目作品が目白押し。特に今年はスパイ映画が豊作で、往年の人気シリーズ待望の続編や、新たに公開される注目作品まで、さまざまな作品が公開を控えている。見逃せない4作品を紹介しよう。○■『キングスマン:ゴールデン・サークル』日本公開:1月5日コリン・ファースやタロン・エガートンによるスタイリッシュかつスマートなスパイアクションでファンを獲得した『キングスマン』(2014)待望の続編。新たにチャニング・テイタム、ハル・ベリー、ジュリアン・ムーアなど豪華キャストが加わり、さらにパワーアップ。超過激で爽快なアクションを見て2018年のスタートを切ろう。○■『ブラックパンサー』日本公開:3月1日『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』へつながる重要な位置づけとなるマーベル・スタジオ最新作。超文明国ワカンダを治める国王でありながら、漆黒のスーツを身にまとったヒーロー"ブラックパンサー"でもある、2つの顔を持つ新ヒーロー初の単独映画作品だ。ワカンダの秘密を守るため、世界中へ自国のスパイを放ち国内外の敵と戦うなど、マーベル・スタジオ作品ではこれまでになかったスパイアクションの要素も取り入れられた異色作となる。○■『レッド・スパロー』日本公開:3月30日『世界にひとつのプレイブック』、『X-MEN』シリーズのジェニファー・ローレンスが、『ハンガー・ゲーム』シリーズを共に作り上げたフランシス・ローレンス監督と再びタッグを組んだ、元CIA工作員という経歴を持つジェイソン・マシューズの同名小説の実写化作品。誘惑と心理操作を武器にしている主人公、女スパイ・ドミニカをジェニファー・ローレンスが演じる。そのセクシーでミステリアスな予告編にも注目が集まっている。○■『Mission: Impossible 6(原題)』日本公開:未定(アメリカ公開:2018年7月27日)言わずと知れたスパイ映画の代名詞、「ミッション:インポッシブル」シリーズ最新作。もちろん主役イーサン・ハントを演じるのは、トム・クルーズだ。2015年に公開され大ヒットと遂げた前作『ミッション:インポッシブル/ローグネイション』にも出演していたレベッカ・ファーガソンや、シリーズではおなじみのサイモン・ペッグ等も続投予定。トムがどんなアクションを見せてくれるのか、世界中の注目が集まる。(C)Marvel Studios 2017
2018年01月08日2018年公開される映画の中からシネマカフェライターが期待している作品No.1をご紹介!黒豆直樹:『マザー!』『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキー監督×ジェニファー・ローレンス&ハビエル・バルデムによるサイコスリラーと聞いただけで、ゾクゾク! …が、まさかの日本公開中止!?理由も不明?何とかならないんでしょうか…?『マザー!』(C) 2017 Paramount Pictures. All rights reserved.内田涼:『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』スピルバーグの新作2本、ピクサーの新作2本、パシリム2、ジュラ2、インフィニティ・ウォー、SWハン・ソロ…。洋画は超豪華ラインナップで盛り上がり必至!特に前作が傑作すぎた「ファンタビ」第2章はいまから楽しみ。作品の成否はジョニデ次第か?『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(C) 2017 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights(C) JKR.赤山恭子:『キングスマン:ゴールデン・サークル』マスコミ試写で拝見、試写なのに最高すぎて半分お尻を浮かして叫んでしまった。マシュー・ヴォーンのファンタスティックな演出は無論冴えわたり、新キャラのジュリアン・ムーア&エルトン・ジョン(!)が、あの癖のあるキャスト勢を食わんばかり。期待値、上げに上げても裏切られない。『キングスマン:ゴールデン・サークル』(C) 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation新谷里映:『グレイテスト・ショーマン』ヒュー・ジャックマンの『レ・ミゼラブル』超えなるかという期待はもちろん、久々にミュージカル作品出演のザック・エフロンの歌声も楽しみ。サントラを買って映画に登場する全9曲のミュージカル・ナンバーはすでにチェック済み。待ち遠しい!『グレイテスト・ショーマン』(C) 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation渡邉ひかる:『犬ヶ島』敬愛するウェス・アンダーソンの新作である上に、舞台は日本。メガ崎市?コバヤシ少年?学校牛乳?和太鼓がドンドコ鳴り響くファニーなアンダーソン・ワールドに身悶えながら、グサッとくる物語に出会える予感。可愛い(気がする)犬たちに、すでに夢中。ウェス・アンダーソン監督/『Isle of Dogs』(原題)明美トスト:『A Star Is Born』(原題)新年もとにかく大作目白押しで色々迷った挙句、王道の『アベンジャーズ』とかはやめまして、ブラッドリー・クーパーとレディガガの豪華コラボによる往年大ヒット作リメイクの『A Star Is Born(原題:スター誕生)』に期待度イチバン決定!ブラッドリー・クーパー&レディー・ガガ(C) Getty Images牧口じゅん:『女は二度決断する』大好きな『ソウル・キッチン』のファティ・アキン監督が描く社会派スリラー。テロにより愛する家族を失った女性が主人公。対立が激化する世界をどう描いているのかが気になるところ。また、各国の賞レースでも絶賛されたダイアン・クルーガーの演技に注目したい。『女は二度決断する』(C) 2017 bombero international GmbH & Co. KG, Macassar Productions, Pathe Production,corazon international GmbH & Co. KG,Warner Bros. Entertainment GmbH賀来比呂美:ディズニー実写版『くるみ割り人形』(『The Nutcracker and the Four Realms』)『トワイライト』のレネズミ役少女が美しく成長し、クララ役で主演。名門バレエ団のソリストやキーラ・ナイトレイ、モーガン・フリーマンなど錚々たるキャストに監督はラッセ・ハルストレム。ディズニーならではの幻想的な世界観溢れる予告編からも期待が高まるばかり!冨永由紀:『犬ヶ島』ウェス・アンダーソン監督のストップモーション・アニメ。近未来の日本でその名も犬ヶ島に隔離された犬たちと、飼い犬を探しに島にやって来た少年の物語。見事に構築された世界、ブライアン・クランストンから野田洋次郎まで、豪華な声のキャスト陣も楽しみ。『犬ヶ島』石井隼人:『ミッドナイト・バス』名匠のもとで助監督経験を積んできた竹下昌男監督による、約14年ぶり2作目となる長編映画監督作。加藤正人の重厚な脚色と竹下監督の尋常ならざる演出力によって、原田泰造、山本未來、小西真奈美、葵わかなが魅せる!大人の鑑賞に堪えうる稀有な邦画と断言!『ミッドナイト・バス』(C) 2017「ミッドナイト・バス」ストラーダフィルムズ/新潟日報社編集部:『リメンバー・ミー』ここ数年で、唯一泣いてしまった映画。少年ミゲルの冒険を、壮大で美しくカラフルな情景とともにドラマティックに描く「家族の絆」がテーマのディズニー/ピクサー作品。卒業や就職などライフステージの変化がなにかと多い3月、劇場できっとあなたの大切な人たちの意味を気付かせてくれるだろう。『リメンバー・ミー』(C)2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.(text:cinemacafe.net)
2018年01月03日日本での公開に先駆け、アメリカほか各国でNo.1ヒットを記録して、再び世界をブッ飛ばした最新作『キングスマン:ゴールデン・サークル』。すでに構想が練られているというシリーズ第3弾での活躍もうわさされる、世界基準でゴージャスなキャストたちによる強烈な新キャラたちを紹介しておこう。常に観客を驚かすことを考えているマシュー・ヴォーンにとって、自身初の“続編”を監督する機会となった本作。「観客は前作を気に入ってくれたが、同じことをやったら退屈だし、独創性に欠けてしまう。最初の作品とは全然違うプロセスがあったし、続編のほうが非常に難しいと感じたよ」と明かすように、再び世界を驚愕させるアクションとストーリー展開のため、イギリス文化を色濃く反映させたキングスマンと対照的に、極端にアメリカナイズされたステイツマンや、新たなる敵対組織ゴールデン・サークルなど、強烈な個性を放つ新キャラクターを多数登場させることにしたと語る。前作が映画デビューだったエグジー役のタロン・エガートンは本作の豪華キャストについて、「最高だよ。僕からしてみれば、ピーコック(ウェールズにあるデパート)で働いていたと思った矢先に、次の瞬間にはジェフ・ブリッジス、コリン・ファース、チャニング・テイタム、ハル・ベリーのテーブル向かいに座っているんだからね。同席していることが不思議な感覚だった」とコメント。しかも、「才能ある役者たちがとても活気に溢れ、アクの強い目立ちたがりのキャラクターを素晴らしく演じきっていた」と、彼らのハジケ演技にすっかり魅了された様子だ。では、その強烈キャラたちをチェックしていこう。アカデミー賞俳優から世紀のポップスターまで!“アクが強すぎる”キャストたち巨大麻薬組織:ゴールデン・サークル■ボス・ポピー間違ったアメリカのスウィートハート演じるのは、『アリスのままで』で第87回アカデミー賞主演女優賞を受賞したジュリアン・ムーア。「明らかに社会病質者よ。私が気に入ったのは、彼女の欲望ね。このとても英国的なスパイの世界のなかで、典型的なアメリカらしいアイディアをもて遊んでいる」という、世界を恐怖のどん底に陥れるサイコパスに。今回のオファーはコリン・ファース経由だったという事実も!囚われの世界的ポップスター■エルトン・ジョンまさかの本人役をキレッキレに怪演!エルトンのような大物の特別出演にも関わらず、驚くほどガッツリと出演シーンが用意されており、「昔の衣装を着せられてね。(撮影は)最高に楽しかったよ!」と本人もご満悦。ポピーの悪趣味に付き合わされるエルトンのハジケっぷりを、スクリーンで堪能すべし。アメリカのスパイ機関:ステイツマンキングスマンと同盟関係■エージェント・テキーラ自身満々な熱血問題児『ローガン・ラッキー』『マジック・マイク』でシリーズのチャニング・テイタム自身も、「拝み倒しででもこの映画に参加したかったね。カウボーイ役なら、これまでやったことがないという役でもなかったし(笑)」とハマり役を自覚するテキーラ。劇中では元ストリッパーという異色の経歴を存分に生かした謎のダンスシーンも!■メカ担当・ジンジャー頭脳明晰なステイツマンの紅一点『007/ダイ・アナザー・デイ』でボンドガールも経験し、『チョコレート』で第74回アカデミー賞主演女優賞を受賞したハル・ベリーが「マシューの大ファンだから、彼の映画はやるべきだと分かっていたの。人からいつも期待される領域から出るというのほど、アーティストとして素晴らしい機会はないと感じたわ」と明かす、クールなメカ担当・ジンジャー。チャニングに言わせれば、「史上最も美しいオタク」!■リーダー・シャンパン威厳に満ちた豪快なリーダーアル中を克服したいまでも、酒を愛して口にしている豪快すぎる男。アカデミー賞に7度のノミネートを誇る名優ジェフ・ブリッジスが「私はこの続編に招待されて、飛びついたよ。これは楽しいパーティになると思ったんだ」と嬉々として参加したことを告白、ステイツマンのリーダーを貫禄たっぷりに演じている。■エージェント・ウイスキーレーザー式投げ縄の使い手であるエース立派な口髭を蓄え、ステイツマンのエースとして一流の腕を持ちながら、陽気な性格で女性を口説くのも大好き。Netflix「ナルコス」やHBO「ゲーム・オブ・スローンズ」など人気TVシリーズで注目を集めたペドロ・パスカルが、くせのあるキャラを好演。「マシュー・ヴォーンは僕に地獄を味わわせてくれたよ(笑)。一度は役を逃して、その後、手に入れたんだ」と恨み節も!?彼らによりさらにパワーアップした『キングスマン』が、新春早々に日本もブッ飛ばしてくれそうだ。『キングスマン:ゴールデン・サークル』は2018年1月5日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月02日映画『ワンダーストラック』が、2018年4月6日(金)より全国ロードショー。トッド・ヘインズ監督がブライアン・セルズニックの小説を映画化本作は、映画『キャロル』を手がけたトッド・ヘインズ監督が、『ヒューゴの不思議な発明』でも知られる作家・ブライアン・セルズニックの同名ベストセラー小説を映画化したものだ。モノクロ×カラー、NYで交差する2つの世界舞台は、ニューヨーク。主人公は、1977年に生きる少年と1927年に生きる少女だ。それぞれの特別な理由で大事な人を探しにたった1人でニューヨークへと旅立った2人。そして、大停電が起きた夜、ある不思議な奇跡が起こり、50年もの離れた時代に生きる2人は謎の絆によって引き寄せられてゆく。見所は、2つの時代特有の空気が混ざり合うその幻想的な映像世界だ。70年代の少年のパートは”カラーで音あり”、そして20年代の少女のパートは”モノクロでサイレント”で表現。この2つの世界がニューヨークの街で交差する。そんなどこかキュンとするように懐かしく、そして胸が踊るようにファンタジックな演出を是非劇場で体感したい。キャストキャストには、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のミシェル・ウィリアムズや、『アリスのままで』のジュリアン・ムーアなどが抜擢。豪華な役者陣の演技にも注目だ。トッド・ヘインズ監督来日トッド・ヘインズ監督が2018年3月に来日。1998年12月に日本公開された作品『ベルベット・ゴールドマイン』以来、約20年ぶりの来日となる。ストーリー1977年、ミネソタ。母親を交通事故で失った少年ベン。父親とは一度も会ったことがなく、なぜか母は父のことを語ろうとはしなかった。 ある嵐の夜、母の遺品の中から父の手掛かりを見つけたベンは、落雷にあって耳が聞こえなくなりながらも、父を探すためひとりニューヨークへと向かう。 1927年、ニュージャージー。生まれた時から耳が聞こえない少女ローズは、母親のいない家庭で厳格な父親に育てられる。憧れの女優リリアンの記事を 集めることで寂しさを癒していたローズは、リリアンに会うためひとりニューヨークへと旅立つ。新たな一歩を踏み出したふたりは、謎の絆 に引き寄せられてい く。そして、大停電の夜、何かが起ころうとしていた――。詳細映画『ワンダーストラック』公開日:2018年4月6日(金) 全国ロードショー監督:トッド・ヘインズ脚本・原作:ブライアン・セルズニック出演:オークス・フェグリー、ジュリアン・ムーア、ミシェル・ウィリアムズ、ミリセント・シモンズ配給:KADOKAWA© 2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC
2017年12月30日新たにチャニング・テイタム、ハル・ベリー、ジュリアン・ムーアらを迎え繰り広げるスパイ映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』。本作の見どころのひとつとなっているのは、音楽界の“キング”エルトン・ジョンが“本人役”で出演しているということ。この度、公開に先駆けその出演シーンが到着した。米経済紙フォーブスが発表した「今年最も稼いだミュージシャン」の2017年版ランキングで、1位から10位にはビヨンセやジャスティン・ビーバー、アデルなどいま第一線で活躍しているアーティストが名を連ねる中、11位にランクインしているエルトン。彼のような大物が特別出演しているというと、ほとんどの場合、顔見せ程度の出演シーンしかないことが多いが、本作では驚くほどガッツリと出演シーンが用意されているのだという。今回は、その一端が垣間見える特別映像が“日本のためだけに”到着!マシュー・ヴォーン監督&エルトンのインタビューと、エルトン出演の本編シーンなどを交互に映し出した本映像。監督はエルトンについて、「実は前作のときにもオファーをしていたんだ。今回、映画をパワーアップするためぜひ彼に出てほしかった」と明かし、今回その念願が叶ったのだと言う。今作ではなんと“本人役”で出演するエルトン。自らその役どころについて、“誘拐”されて「劇場で歌わされる」と説明し、「最高に楽しかった」とふり返っている。また映像には、全力疾走してみたり、敵を殴ったりと、キレッキレな動きで怪演している場面が登場!さらに後半では、コリン・ファース演じるハリーと共闘し、敵のロボット犬と戦っているシーンも確認できる。そして、「次作ではキングスマン役がいい」と出演を熱望するコメントも飛び出した。 一方、映画全体について今作には“全て”がそろっていると明かし、「最高のスパイ映画」と大絶賛している。『キングスマン:ゴールデン・サークル』は2018年1月5日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月26日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Shadows on the Wall』Peter Lindberghタイヤメーカーのピレリ(Pirelli)が50年以上にも渡りプロモーション用に制作しているカレンダー、通称「ピレリカレンダー」は毎年、超一流フォトグラファーと美しいモデルの起用で世界中に多くのファンを持つ。その2017年版に起用されたのがファッション写真界の巨匠ピーター・リンドバーグ(Peter Lindbergh)。リンドバーグはニコール・キッドマン(Nicole Kidman)、ユマ・サーマン(Uma Thurman)、シャーロット・ランプリング(Charlotte Rampling)、ジェシカ・チャステイン(Jessica Chastain)、ジュリアン・ムーア(Julianne Moore)ら14人の女優をモデルに、一冊のカレンダーのために3万7,000枚以上のカットを撮ったという。その大部分が発表されないままになっていた膨大なカットから作品をセレクト、編集したのが本書である。大女優らの内面や人生を投影したような美しいモノクロームポートレートを満載した、ボリュームたっぷりの大判写真集。【書籍情報】『Shadows on the Wall』写真:Peter Lindbergh出版社:Taschen言語:英語、ドイツ語、フランス語ハードカバー/292ページ/360×260mm発刊:2017年価格:1万4,450円■Shelfオフィシャルサイト『Shadows on the Wall』購入ページ
2017年12月23日全世界が熱狂した『キングスマン』から2年、超個性的な新キャラクターを加え、アメリカほか各国でNo.1大ヒットを記録した『キングスマン:ゴールデン・サークル』が2018年日本に上陸。この度、本作の日本語吹き替えキャストが決定し、前作より木村昴と森田順平が続投し、加えて中村悠一と田中敦子が参加することが分かった。■エグジー&ハリーを木村昴と森田順平が続投! 今作では師弟の共闘シーンも前作に引き続き、木村さんと森田さんの2人が続投するのは、主人公エグジー(タロン・エガートン)とハリー(コリン・ファース)。英国紳士らしいスマートなスーツに身を包みスパイ・ガジェットを駆使する超絶アクションがトレードマークとなる、キングスマンのスパイエージェントたちだ。街のしがないストリートキッズから一流エージェントへと上り詰めた主人公エグジーと、その恩師であり前作で死んだと思われたものの、驚きの復活を遂げるハリー。前作では見ることの叶わなかった、師弟の共闘シーンも用意されている。■エグジー役・木村「恋の行方にも是非注目して」、ハリー役・森田「まさか生きかえるとは」「ドラえもん」のジャイアン役で知られる木村さんは、「またエグジーを演じさせて頂きとっても光栄な気持ちでいっぱいでございます」と続投への喜びを述べ、「礼節を重んじ、紳士的なエグジーを意識したつもりではありますが、やはりエグジーはエグジー。ルールに縛られない彼らしい一面は見所でもあり、意識した部分です!」とコメント。また「エグジーの礼節がとにかく良くなっています(笑)新たな仲間や敵も登場します。ニューアイテムを使った爽快なアクションや、エグジーの恋の行方にも是非注目してください!」と見どころポイントも明かした。前作のほかにもコリン・ファースの吹き替え声優を長年担当している森田さんも、「まさか生きかえるとは思ってなかったですね。もうエグジーとは会えないと思っていたので嬉しかったです」と喜び、「前回にも増して、これでもかという位のハチャメチャの展開。エルトン・ジョンも加わって、今回も見どころ満載です」と話している。■本作から登場の新キャラには声優界のトップらを起用そして、キングスマンと手を組むことになる同盟スパイ機関「ステイツマン」のエージェントであり、無骨でアメリカンな風貌のテキーラ(チャニング・テイタム)を、「マクロスF」「おそ松さん」などのアニメ作品はもちろん、クリス・エヴァンスやリアム・ヘムズワースの吹き替えを多く担当する中村悠一。本作でキングスマンを壊滅させる、柔らかな物腰と裏腹に超サイコな敵・ポピー(ジュリアン・ムーア)を、「攻殻機動隊」シリーズの草薙素子役や、ニコール・キッドマンをはじめ、多くの海外作品の吹き替えを務める田中敦子が担当。さらに、ステイツマンのリーダー・シャンパン(ジェフ・ブリッジス)を菅生隆之、ジンジャー(ハル・ベリー)を本田貴子、ウイスキー(ペドロ・パスカル)を宮内敦士、そして観客が驚愕すること請け合いの怪演を見せつけるエルトン・ジョンを岩崎ひろしと、盤石の豪華布陣が実現した。『キングスマン:ゴールデン・サークル』は2018年1月5日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月07日表の顔はロンドンの高級テーラー、その実態は世界最強のスパイ機関・キングスマンが英国から世界に飛び出し、よりパワーアップした最新作『キングスマン:ゴールデン・サークル』。このほど、マシュー・ヴォーン監督からの熱烈な要望により制作された日本版オリジナルポスターが到着した。テーラーメイドスーツに身を包み、キレッキレの超絶アクションを見せる彼らが帰ってきた!今回は世界のポップスター、エルトン・ジョンや、アカデミー賞俳優4人を含む超豪華キャストが集結し、すでにアメリカほか各国でNo.1大ヒットを記録している本作。そこで、公開を控える「日本のファンのために」と、マシュー・ヴォーン監督の熱烈な要望により制作されたのが、この日本オリジナルポスター。監督も一発OKを出したその本ポスターのテーマは、“クレイジー・アクション&ポップ”。背後のキングスマンシンボルの奥に覗いているのは、強大な敵ゴールデン・サークルのボスであり、ヴォーン監督が“間違ったアメリカのスウィートハート”と称するポピー(ジュリアン・ムーア)と、彼女が50年代のアメリカを意識して造らせた拠点・ポピーランド。『グリース』や『アメリカン・グラフィティ』を彷彿とさせる世界に、巨大なドーナツの看板をはじめ、おもちゃ箱をひっくり返したような、カラフルで可愛らしいアイテムが大量に飛び出し、ポピーランドで繰り広げられる激しくブッ飛んだ展開が予想されるものとなっている。そんなポピーランドを背景にするのは、前作で街のチンピラだった面影はどこへやら、鮮やかなジャケットを纏い、すっかり一流エージェントの風格を漂わせる主人公エグジー(タロン・エガートン)、そして、彼の師であり前作で死んだと思われたものの本作で驚きの復活を果たすハリー(コリン・ファース)。さらに、教官兼メカ担当のマーリン(マーク・ストロング)、本作で出会うアメリカの同盟スパイ機関:ステイツマンのメンバーであるシャンパン(ジェフ・ブリッジス)、テキーラ(チャニング・テイタム)、ジンジャー(ハル・ベリー)が登場。いまにもスクリーン狭しと暴れ出しそうな仕上がりとなっている。熱烈な日本のファンにリスペクトを示したヴォーン監督は、「(前作は)イカれた映像だったせいで人々は楽しんでくれたけど、元になったのはストーリーなんだ。今回もクレイジーでクールなアクションシーンになっているところはいくつもあるけど、私がやろうとしていることはどれも必然性があるんだ」と語り、続編となる本作にもストーリーの核となるものがあることを強調。前作以上に常識破りな展開と、過激アクションが繰り広げられることを期待させている。『キングスマン:ゴールデン・サークル』は2018年1月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月04日タロン・エガートン、コリン・ファースらが世界最強のスパイとして闘いを繰り広げる様に全世界が熱狂した前作から2年、満を持して公開される最新作『キングスマン:ゴールデン・サークル』。このほど、個性豊かなキャラたちとその秘密兵器が勢ぞろいしたポスターが到着した。ファンが首を長くして待っていたシリーズ続編となる本作は、イギリスから世界に飛び出し、キレッキレの超絶アクションやギミック満載のスパイ・ガジェット、超個性的な新キャラクターと見どころ満載でパワーアップを成し遂げた。アカデミー賞俳優4人を含む超豪華キャストだけでなく、世界のポップスター、エルトン・ジョンまでも怪演を披露しており、アメリカほか各国でNo.1大ヒットを記録している。このほど到着したキャラポスターは、彼らの所属機関ごとに色分けされ、それぞれを象徴する様々なガジェットが背後に覗くデザインに。コードネーム“ガラハッド”を受け継いだ主人公エグジー(タロン・エガートン)や、その恩師ハリー(コリン・ファース)、教官兼メカニック担当のマーリン(マーク・ストロング)、エグジーの同期エージェントであるロキシー(ソフィー・クックソン)といった、前作から引き続き登場するイギリスのスパイ機関:キングスマンの面々は、英国紳士の品格を感じさせる厳かなエンジの背景。一方、同盟を結ぶスパイ機関:ステイツマンのエージェントである、シャンパン(ジェフ・ブリッジス)、テキーラ(チャニング・テイタム)、ウィスキー(ペドロ・パスカル)、メカニック担当ジンジャー(ハル・ベリー)のバックにはワイルドで無骨な彼らにうってつけの濃灰色、さらに本作の強大な敵ゴールデン・サークルのボスであるポピー(ジュリアン・ムーア)は不気味なほどの深紅があしらわれており、それぞれの対比が鮮烈に際立つ仕上がりだ。また、1人ひとり、そのキャラクターが伺えるスタイリッシュな衣装に身を包んでいるだけでなく、多種多様なガジェットがギッシリ並べられているのも見逃せないポイント。メガネ、ジャージ、酒瓶、投げ縄など、ひと目でキャラクターを象徴する特徴的なものがズラリと配されるなか、ハリーの後ろの蝶の標本、ポピーの後ろのボーリング玉・ピンやハンバーガーといった謎のアイテムも登場するなど、あれこれ想像するだけで楽しい、遊び心あふれるデザインとなっている。前作に引き続きメガホンを取るマシュー・ヴォーン監督は、ギミック満載の超過激スパイアクションの続編となる本作について「アメリカとイギリスは同じ言語を使うが、文化的には大きく違っている。この特別な関係を扱ってみたかったんだ。前作で傘を使ったアクションがあったように、本作では、投げ縄を使ったアクションを作った。彼らには、とんでもなくクールな鞭や十二連発に改造した銃を持たせたんだ」と語っており、これらのガジェットが駆使されるであろうアクションシーンやブッ飛び展開への期待は高まるばかり!早くも本編でのエグジーたちの活躍が待ちきれない本作だが、まずはこちらのポスターをくまなくチェックしてみて。『キングスマン:ゴールデン・サークル』は2018年1月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月16日『エデンより彼方に』『キャロル』のトッド・ヘインズ監督の最新作にして、第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された『Wonderstruck』(原題)が、『ワンダーストラック』として2018年4月より全国公開されることが決定した。1977年、ミネソタ。母親を交通事故で亡くし、おばさんに預けられる少年ベン。実父を知らないベンは、母の遺品から父のある手がかりを見つける。その50年前の1927年、ニュージャージー。両親が離婚し、厳格な父に育てられる聴覚障害のある少女ローズは、いつも孤独だった。憧れの女優リリアン・メイヒューの記事をこっそり集めたスクラップブックがローズの宝物。ある日、ベンは会ったことのない父を探して、ローズは憧れの女優に会うため、それぞれニューヨークへと向かう。異なる時代に生きた2人の物語は、やがて謎めいた因縁で結びつけられ、1つになっていく――。本作は、マーティン・スコセッシ監督『ヒューゴの不思議な発明』原作者ブライアン・セルズニックの同名ベストセラー小説の映画化。アメリカでは先週10月20日(現地時間)にニューヨークとロサンゼルスの2都市4スクリーンで限定公開され、館アベレージ2万ドル弱の好スタートを記録した。ヘインズ監督の最新作にして、アカデミー賞6部門にノミネートされた『キャロル』に続いてカンヌコンペティション入りを果たし、第55回ニューヨーク映画祭の目玉となるセンターピース作品として上映されるなど、世界中の映画ファンの熱い注目を集めている本作。「まさに、完璧」(Indie Wire)、「独創的な傑作」(Hollywod Reporter)、「優しくて愛にあふれた感動作」(Playlist)など、海外メディアからも好評で、今後の映画賞レースの大本命との呼び声も高く、アカデミー賞最有力候補のひとつとなっている。これまでも人種差別や、同性愛など社会的マイノリティをテーマにしたドラマを描いてきたヘインズ監督。本作では、1977年・ミネソタの母を亡くした少年ベンと1927年・ニュージャージーの聴覚障がいの少女ローズという疎外された2人の子どもたちを主人公に、それぞれが見失ってしまった大切なものを探しに旅に出るという2つの物語が交互に語られていく。本作で脚本家デビューを果たした原作者のセルズニックは、ローズのパートは「白黒でサイレント」、ベンのパートは「カラーで音あり」で描くなど、独創的にその世界観の違いを表現。ヘインズ監督は、脚本の最初の1ページを読むや、瞬く間にその類まれな映画的アイデアに満ちた内容に惹かれたことを明かし、セルズニックの脚本家としての手腕を絶賛している。少年ベンを演じるのは、『ピートと秘密の友達』で注目を集めた天才子役オークス・フェグリー。少女ローズ役には、自身も聴覚障害を持ち、今回映画初出演となる13歳のミリセント・シモンズが大抜擢。この2人をつなぐ重要な役どころとなる人物を演じるのは、映画『SAFE』『エデンより彼方に』『アイム・ノット・ゼア』に続き、ヘインズ監督と4度目のタッグとなるオスカー女優のジュリアン・ムーア。また、少年ベンの母親役には、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞助演女優賞ノミネートの実力派ミシェル・ウィリアムズ。製作には、『6才のボクが、大人になるまで。』のジョン・スロスと、『キャロル』『アリスのままで』のクリスティーン・ヴェイコンとパメラ・コフラーが名を連ね、アマゾン・スタジオとロードサイド・アトラクションズにより全米配給される。『ワンダーストラック』は2018年4月、角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月24日コリン・ファースにタロン・エガートン、マーク・ストロング、さらに新たにチャニング・テイタム、ハル・ベリー、ジュリアン・ムーア、エルトン・ジョンまで超個性的な豪華キャストを迎えた『キングスマン:ゴールデン・サークル』。このほど、超豪華キャスト勢揃いの本ポスターが完成、見れば見るほど展開予測不能の場面写真が一挙に公開された。本作に集結した豪華キャストが一堂に会した本ポスターは、超過激スパイアクションのさらなる進化を予感させる仕上がり!いまや一流エージェントの風格をまとったエグジー(タロン・エガートン)を中心に、前作で死んだと思われたものの驚きの復活を果たすハリー(コリン・ファース)、教官兼メカ担当のマーリン(マーク・ストロング)の「キングスマン」チームが凛々しい姿のほか、本作で出会うアメリカの同盟スパイ機関「ステイツマン」のメンバーであるテキーラ(チャニング・テイタム)のワイルドな出で立ち、謎の敵ゴールデン・サークルのボスであるポピー(ジュリアン・ムーア)のキュートさが逆に不気味な笑顔、さらに彼らの背にデカデカとそびえる「キングスマン」マークにはシャンパン(ジェフ・ブリッジス)、ジンジャー(ハル・ベリー)、ウィスキー(ペドロ・パスカル)、チャーリー(エドワード・ホルクロフト)が映し出され、“秒でアガる”こと間違いなし。また、人気を博した前作の人気キャラクターも、本作から登場する新キャラクターも、それぞれ非常にユニークな活躍を見せる瞬間が収められた場面写真の数々にも興奮必至。トレードマークの傘の手さばき、さらに拳銃の構えからもハリーの英国紳士たる立ち居振る舞いは健在であり、エグジー&師匠ハリーとの共闘という胸アツ場面のほか、スーツで密林に突入し、強力なロボットアームを操るチャーリーとの激闘、マーリンと3人で酒樽風のエレベーターに乗り込む姿など、今回もバラエティに富んだ見せ場が待ち受けている様子。「ステイツマン」のメンバーであるウイスキーのコテコテにアメリカンなパイロット姿や、最大の敵ポピーのアジトとなるポピー・ランドはまるでテーマパーク!?50年代アメリカのノスタルジーを漂わせ、ポップに表現されている。さらに、ポピーの忠実な僕となる、不気味な美容ロボと、見るからに狂暴そうなロボット犬など、ただならぬ雰囲気満載。これらがどう繋がり、観る者を再び興奮の渦に巻き込んでくれるのか、まったく予測不能の場面カットばかりとなっている。前作に引き続きメガホンを取った“映画ファンを裏切らない監督”マシュー・ヴォーンは、「前作『キングスマン』は、続編が作れるように計画したよ」と初めから続編制作が念頭にあったことを激白。「前作の監督を大いに楽しんだから、続編を作りたいと思ってはいたけど、続編を作るということはひと筋縄ではいかないものなんだ。観客の皆さんは前作を気に入ってくれたけど、同じことをやったら退屈だし独創性に欠けてしまうからね」と、前作を凌駕するほどのアイディアと熱意を注ぎ込んだことを明かしている。よりパワーアップして帰ってくる『キングスマン』が、ますます楽しみになってきた。『キングスマン:ゴールデン・サークル』は2018年1月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月23日「クリミナル・マインド」のシーズン11で降板したデレク・モーガン役のシェマー・ムーアが、シーズン13の第5話に登場するという。米放送局の「CBS」が公式ページで発表した。現地での放送日は今月25日。シェマーはシーズン12の最終話にもゲスト出演していた。同作では、シェマー演じるモーガンと、カーステン・ヴァングスネス演じるペネロープ・ガルシアの仲良しぶりがファンに人気だった。今回は窮地に陥ったガルシアをサポートするためにモーガンが駆けつけるようだ。モーガンがガルシアを「ベイビー・ガール」と呼ぶ姿もまた見られるに違いない。シェマーは2005年から2016年までFBI捜査官モーガンとして252話に出演する主要キャストであったが、さらなるキャリアを追い求めて卒業を決意。長年仕事を共にしてきたキャストやスタッフとは関係も良好で、「シーズン全話とか、永遠に出演するなんてのは無理かもしれないけど、機会があれば戻ってくるから!」とゲストとしてカムバックすることに前向きだった。俳優としてステップアップするためにシェマーが次作に選んだ「S.W.A.T.」(原題)は、「クリミナル・マインド」と同じく「CBS」で11月2日(現地時間)から放送開始となる。(Hiromi Kaku)
2017年10月13日エイミー・アダムスやジェイク・ギレンホールを迎え、世界的ファッションデザイナーのトム・フォードが『シングルマン』以来、7年ぶりに監督を務めた『ノクターナル・アニマルズ』。自身で脚本も手掛けたスリリングでミステリアスな展開と、細部までこだわった映像美には世界中が絶賛を贈っており、ヴェネチア国際映画祭では審査員グランプリ、助演のマイケル・シャノンがオスカーにノミネートされ、同じくアーロン・テイラー=ジョンソンがゴールデン・グローブ賞に輝いている。ファッション界のみならず、映画界でも類まれなる才能を発揮するトム・フォードとは、どんな人物なのか、その魅力に迫った。■「グッチ」を立て直したファッション界の生きる伝説1961年8月27日、テキサス生まれのトム・フォードは、ニューヨーク大学で美術史を専攻後、編入したパーソンズ美術大学で建築を学ぶ。あまり知られていないが、在学中に俳優を志し、CM出演も果たしている。70年代のニューヨーク、ビアンカ・ジャガーやデヴィッド・ボウイ、マイケル・ジャクソン、トルーマン・カポーティなど錚々たるメンバーが足を運んだ最先端のナイトスポット「スタジオ54」に出入りし、アンディー・ウォーホルら時代の寵児たちと親交を深め、ファッションやアートの世界にも傾倒していく。その後、キャシー・ハードウィックとペリーエリスのもとファッション業界で才能を発揮し、注目を集める。94年、「グッチ(GUCCI)」のクリエイティブディレクターに就任。しかし、当時の「グッチ」は深刻な業績不振で経営が危ぶまれており、トム・フォードは立て直しに奮闘。それまでのクラシックなイメージを一新し、セクシーでゴージャス、かつモードな「グッチ」を確立させた。その成果は、トム・フォードがクリエイティブディレクターに就任してから10年で、売り上げをおよそ13倍に伸ばしていることでもわかる。この復活劇は「トム・フォード シンドローム」と呼ばれ、ファッション業界では伝説として語り継がれている。2000年には「イヴ・サン=ローラン(Yves Saint-Laurent)」と「グッチ」グループ全体におけるクリエイティブディレクターに就任。05年、自身の名を冠したブランド「トム・フォード(TOMFORD)」を設立。14年には、ファッション業界のアカデミー賞にあたるCFDA賞のジェフリー・ビーン生涯功労賞を、15年にはメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーなど、これまで7度の受賞に輝き、不動の地位を確立した。■ジェームズ・ボンド着用スーツとして知られるデザイナーとしてはもちろん、経営的な観点も併せ持った才能で長年ファッション業界の第一線を走ってきたトム・フォード。そんな彼のブランドは、『007 慰めの報酬』から、ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドが着るスーツを衣装提供していることでも知られる。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』では、トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)が「(アイアンマンのスーツはないけど)「トム・フォードのなら」と話すシーンもあった。また、アカデミー賞などの場でも着用する俳優やセレブは多く、最近では『ベイビー・ドライバー』で主演を務めたアンセル・エルゴートがオフィシャルイベントで身に着けていたことが記憶に新しい。「トム・フォード」がお気に入りと公言しているオスカー女優ジュリアン・ムーアは、監督デビュー作『シングルマン』に出演するなど、多くのハリウッドスターから愛されている。■映画監督デビュー作でコリン・ファースがヴェネチア男優賞!ファッション界で成功を収める一方、2005年、映画製作会社フェイド・トゥ・ブラックを設立し、長年熱い想いを秘めていた映画の世界へ進出。09年に、クリストファー・イシャーウッドの小説に基づく『シングルマン』で映画監督デビューを果たし、同作では共同脚本、製作も務めた。同作での独特の映像美と世界観は絶賛され、主演のコリン・ファースは、ヴェネチア国際映画祭男優賞、英国アカデミー賞主演男優賞を受賞。アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞など多数の賞にノミネートされ、トム・フォード自身も初監督作品とは思えない、異例の高評価を得た。■最新作は究極まで感覚を刺激される美しくも危ういミステリー監督2作目となる『ノクターナル・アニマルズ』は、ヴェネチア国際映画祭審査員グランプリほか、ゴールデン・グローブ賞では監督賞、脚本賞にノミネートされ、賞レースを席巻。米作家オースティン・ライトの原作に惚れ込んだトム・フォードが1人で脚本を担当。20年前に別れた夫から送られてきた1冊の“小説”と、“過去”、そして“現在”が複雑に絡み合い、曖昧になっていくミステリアスな物語を描き出し、映画祭では脚色賞も受賞するなど、才能を発揮している。ファッション同様、一切妥協をしないトム・フォードこだわりの映像美と緻密な脚本で映し出される極上のミステリー作品。天が二物どころか、幾つもの才能を与えたトム・フォードが、新たに生み出した傑作を、スクリーンで体感してみて。『ノクターナル・アニマルズ』は11月3日(金・祝)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月03日米BOX OFFICE MOJOは9月22日~9月24日の全米週末興業成績を発表した。前週まで2週連続トップに立った『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』を僅差で下し、今週公開の『キングスマン: ゴールデン・サークル』が初登場首位。2015年公開のイギリスのスパイ映画『キングスマン』の続編で、"キングスマン"のメンバーがアメリカのスパイ組織"ステイツマン"と手を組み、共通の敵"ゴールデン・サークル"に立ち向かう姿を描く。前作に続いてマシュー・ヴォーンが監督を務める他、主役のコリン・ファースをはじめ、タロン・エガートン、マーク・ストロングが続投する他、ジュリアン・ムーア、ハル・ベリー、チャニング・テイタムといったハリウッドスターたちが新たに出演している。3位も初登場の『レゴ ニンジャゴー ザ・ムービー』。ブロック玩具「レゴ」をモチーフにした、2011年から放送されているテレビアニメシリーズの映画版で、悪の支配者による破壊から平和な街を守るために、立ち上がる6人組レゴ忍者たちを描いた作品。忍者たちの師匠役でジャッキー・チェンが出演している他、『グランド・イリュージョン』のデイブ・フランコ、『アントマン』のマイケル・ペーニャらが声優として参加している。前週2位の『American Assassin(原題)|』は4位にランクダウン。『マザー!』も3位から6位、『Home Again(原題)』も4位から5位へと順位を落とした。日本では今年2月に公開されたドイツ製作のサスペンススリラー『デッド・フレンド・リクエスト』が7位に初登場。テレビドラマ『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』のアリシア・デブナム=ケアリー主演で、SNSを通して広がる呪いの連鎖を描いた作品だ。その他9位の『Stronger(原題)』も今週初登場。デヴィッド・ゴードン・グリーン監督、ジェイク・ジレンホール主演で、2013年のボストンマラソン爆破テロ事件を題材にした伝記映画だ。
2017年09月25日世界的大ヒット作となった『キングスマン』から2年。待望の新作『キングスマン:ゴールデン・サークル』の初お披露目となるワールドプレミアが、9月18日(現地時間)夕刻、ロンドンのレスター・スクエアにて開催された。公開を間近に控え、いままさに“キングスマン旋風”が巻き起こっている“聖地”ロンドンでの開催だけあり、会場にはスーツと黒縁メガネを身に纏い、キングスマンになりきった多くのファンが集結。そして、本作に出演する超豪華メンバーが次々にレッドカーぺットに顔を揃えた。1作目で街の不良少年から英国紳士へと成長を遂げ、本作ではキングスマンとして活躍するエグジー役で英国No.1若手俳優となったタロン・エガートンに、前作で死んだと思われたキャラクター:ハリーとして謎に包まれた復活を遂げたアカデミー賞俳優コリン・ファースが登場すると、集まったファンたちからは大歓声が!さらに、本作でかつてないサイコパスな悪役を演じるアカデミー賞女優ジュリアン・ムーア、前作からのファンも多いダンディ俳優マーク・ストロング、“ステイツマン”のエージェントを演じるチャニング・テイタム、TVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」などで高い人気を得たペドロ・パスカル、アカデミー賞俳優のジェフ・ブリッジス、同じくアカデミー賞女優のハル・ベリー、そして1作目から続投のマシュー・ヴォーン監督らも登場。個性的な豪華キャストと監督が顔をそろえ、キングスマンの聖地であるロンドンを熱気で包んだ。そして、本作への出演が発表されると世界中で大きな話題を呼んだ、エルトン・ジョンも降臨!まさかの大物アーティストの登場に観客も一気にヒートアップ。キャストたちはそれぞれ丁寧にファンサービスに応じ、途絶えることのない歓声に包まれながらレッドカーペットを闊歩した。レッドカーペットに続いて、世界初上映となったワールドプレミア。全世界を熱狂の渦に巻き込んだ前作から、さらにパワーアップしたスピード感とウィットに富んだストーリー展開に客席からは笑いが起こり、英国の“キングスマン”と米国の“ステイツマン”が繰り出すキレッキレアクションの連続には歓声と拍手の嵐。超過激でド派手な作品に負けず劣らずの絢爛豪華なプレミアは、興奮さめやらぬ中、幕を閉じた。『キングスマン:ゴールデン・サークル』は2018年1月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月20日ジョージ・クルーニー監督、ジョエル&イーサン・コーエン脚本最新作『サバ―ビコン 仮面を被った街』が、2018年5月4日(金)に公開される。白人だけが住む閑静な街「サバービコン」に暮らす、ある一家に降りかかる事件を描いたストーリー。理想的な家族、理想的な街、そして 理想的なアメリカのメッキがはがれていく過程をスリリングに描き出す。コーエン兄弟が手掛けた脚本ならではの、シニカルな要素満載のサスペンス作品だ。マット・デイモンが主演を務め、名女優ジュリアン・ムーアやオスカー・アイザックらが共演している。活躍が続くマット・デイモンが主役を演じる主演は、アカデミー賞主演男優賞にノミネート映画『オデッセイ』が話題を集めた、マット・デイモン。ボーンシリーズ『ジェイソン・ボーン』や、人類が13cmに縮小&社会風刺を効かせたドラマ『ダウンサイズ』など話題作への出演が続く。監督はジョージ・クルーニー俳優としての活躍はもちろん、ここ最近は監督としての活躍も目覚ましい。『グッドナイト&グッドラック』や『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』でアカデミー賞にノミネートされている。『サバ―ビコン 仮面を被った街』は、そんなジョージ・クルーニー監督の長編第6作となる。脚本はコーエン兄弟脚本を手掛けるのは、ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン兄弟。『ノーカントリー』でアカデミー作品、監督、脚色賞を受賞、そのほかでも『バートン・フィンク』『ファーゴ』など数多くのアワードに輝いている。コーエン兄弟は80年代から『サバ―ビコン 仮面を被った街』の企画を温めていたという。豪華スタッフ・キャスト陣らがレッドカーペットに第74回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門にも出品されており、公式上映前のレッドカーペットにジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ジュリアン・ムーアらが登場。上映は夜に予定されているにも関わらず、レッドカーペットの前では朝から長蛇の列ができていた。ファンの期待に応えるため、上映開始時間より、およそ20分ほど遅れてのスタートとなってしまったそう。ストーリー明るい街、サバービコンへようこそ!そこはアメリカン・ドリームの街。しかし、そこに住むロッジ家の生活は、自宅に侵入した強盗により一転。一家の幼い息子、ニッキーの運命は予想もつかない方向へ・・。時を同じくして、この町に引っ越してきた黒人一家の存在が、笑顔溢れるニュータウンの住人たちのドス黒い一面をあぶりだす。街の人々と家族の正体にただ一人、気がつくニッキー。事件は、想像を超える結末へと急展開する!果たして、幼いニッキーの運命は?サバービコンの行く末は!?作品詳細映画『サバ―ビコン 仮面を被った街』公開日:2018年5月4日(金) TOHO シネマズ日比谷ほか全国ロードショー原題:Suburbicon監督:ジョージ・クルーニー脚本:ジョエル&イーサン・コーエン ジョージ・クルーニー グラント・ヘスロヴ出演:マット・デイモン、ジュリアン・ムーア、オスカー・アイザック配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES(c)2017 Paramount Pictures. All rights reserved.
2017年09月07日