台本なしのリアルな女子トークが斬新!と放送当時、人気番組だった『グータンヌーボ』が7年を経て、新MCに長谷川京子さん、田中みな実さん、滝沢カレンさん、西野七瀬さんを迎えて関西ローカルで再始動。それぞれ違うフィールドで活躍するキャラの立った4人が、どんなトークを繰り広げるのか注目です!――それぞれどんな印象ですか?長谷川:やっぱりみな実ちゃんが一番全体を見てくれてるよね。私が暴走すると突っ込んでくれるから、のびのびできる。田中:長谷川さんが突っ込みやすい隙をお持ちなのが、意外でした。西野:私も、4人でいることに少しずつ慣れてきて安心しています。滝沢:もはや、姉妹ですね。田中:2回目で、早くない?(笑)滝沢:こんな姉妹がいたらいいなって思って。私、一人っ子だから。田中:一人っ子ならではの独特感は、確かにありますね。長谷川:いつもひとりで空想して遊んでたのかな?滝沢:虫と遊んでました。――チームワークはどうですか?長谷川:最初はみな実ちゃんが毎回、回し役だと思ってたんだよね。でも順番制だとは。西野:私はこれまで回し役をやってこなかったから、ちょっと不安。田中:大丈夫!この前できてたよ。カレンちゃんも、ロケで誰にもマネできない切り込み方をしているのが可笑しくて、スタジオで大爆笑!長谷川:いつも友達とどう会話しているのか、心配だけどね(笑)。滝沢:基本、話を聞く役です。恋愛相談はみんな私にしてくるんです。私、本当に口が堅いので。田中:え、安心!――4人で女子会をしたら、やっぱり滝沢さんが聞き役ですか?滝沢:この方々が相談してくるかどうかはわからないですけどね。田中:あはは(笑)、この方々って…。さっきまで姉妹だって言ってたのに、急に突き放すよね。全員:あはは!(笑)西野:私は恋愛の相談も意見もできないけど、理想なら乃木坂46のメンバーと語り尽くしてきました。田中:夢は、男の子と待ち合わせしたいんだよね?西野:そうなんです。自分が先に着くパターンと、あとから着くパターン、両方経験したいんです。――恋に悩む読者にアドバイスを!西野:私は経験がないから…みなさんと一緒に頑張りたいです。滝沢:辛い恋愛もあとから振り返れば懐かしい思い出。振り返りながら進んでほしいです。長谷川:結局、成就する前が一番楽しいよね。今は辛くても、それを含めて恋愛を楽しんでほしいな。田中:悩むから楽しいんですよね。『グータンヌーボ2』密室空間での3人のガールズトークを見ながら、MCが独自の意見を繰り広げるという当時のスタイルはそのままに、パワーアップしたトークが見どころ。毎週火曜24:25~関西テレビで放送。Amazon Prime Videoなどで配信中。たなか・みなみ1986年、ニューヨーク生まれ。TBSテレビのアナウンサーとして活動後、2014年にフリーに。TV、ラジオ、雑誌など、幅広い分野で活躍中。はせがわ・きょうこ1978年、千葉県生まれ。モデルとして活躍後、女優に。ドラマ『ミストレス』(NHK総合)が4月19日にスタート。にしの・ななせ1994年、大阪府生まれ。2018年12月31日をもって乃木坂46を卒業。2月24日に京セラドームで卒業コンサートを開催する。たきざわ・かれん1992年、東京都生まれ。モデル。3月11日公演の舞台『ふんだりけったり』では脚本・演出に初挑戦。田中さん・ワンピース¥28,000(クラネ/クラネ デザインTEL:03・5464・2192)イヤリングは本人私物長谷川さん・トップス¥22,000(イロットTEL:050・5328・7133)西野さん・シャツワンピース¥42,000(HATRA TEL:03・6659・9471)イヤリング¥16,000(L’Attitude/ルイールコーポレーションTEL:03・6427・5521)滝沢さん・ジャケット¥74,000トップス¥23,000(共にPINKO/ピンコ ジャパン TEL:03・5778・9861)ニットパンツ¥33,000(AULA/コードナイン TEL:03・6712・6270)その他はスタイリスト私物※『anan』2019年2月27日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2019年02月22日こんにちわ。渋谷です。わが家ではわりとテレビに子育てを手伝ってもらってる部分が大きいのですが、さすが民放放送、CMの嵐、嵐、嵐。うまいモンで、子どもがほしがりそうなツボを押さえてくるんですよね。年ごろのみったんも強くてかわいい女児向けアニメに大ハマり。そりゃもう「アレほしい」「コレほしい」の大騒ぎです。■次々に新発売! アニメキャラグッズどれだけ欲しい欲しい言われても金持ちではないのでそうポンポン買ってられません。娘よ、これが現実だ。でもね、あなたが嫌いだから買ってあげないとかそういうわけじゃないのよ。あなたには物を大事にする気持ちをわかって欲しい。お金の大切さを学んで欲しい。いろいろな気持ちがあってお母さんは「買わない」という選択肢を選んでいるの。そして…■本当のことを言うと…ぶっちゃけ自分が欲しいんですよね!!!!!!いかんせんオタクなので1個買うとコンプしたくなってしまう。最近の女児向けグッズってかわいいし安いのにクオリティ高いし見てるだけで心が幼女に戻ってしまうんです。子どもにダメだと言い聞かせつつ自分にも言い聞かせているのです…。どうせ今持ってるおもちゃも新しい番組が始まったら飽きるんだろうな~!! もったいないからお母さんが代わりに遊ぶからね!! グヘヘ
2019年02月10日すっかり恒例となった年末の世界タイトルマッチ開催。今回予定されている中から、注目選手をご紹介。『ボクシング・ビート』編集長の島篤史さんに見どころを伺った。まずは初の世界戦に挑む井上拓真。現WBAバンタム級王者“モンスター”井上尚弥の弟だ。「兄が世界的にもずぬけた存在なので、プロデビュー時から注目されていましたが、もちろん実力もあり、勝つ可能性も高いと思います。同じ階級で同時期に兄弟で世界王者というのはあまり前例がないですね」次は、井岡一翔。’17年大晦日の電撃引退から、’18年7月に現役復帰を発表。9月、復帰戦に勝利し、今回2戦目で4階級制覇に挑む。「階級を上げて通用するにはテクニックがないと難しいのですが、復帰戦でも、さすが井岡という技術の高さ。スキルは全然錆びてなかった。体格的にもフィットしていましたし、4階級制覇、期待していいのでは」最後はメイウェザー。元世界最強の王者が総合格闘技「RIZIN」のリングで、キックボクサーの那須川天心とエキシビションマッチを行う。二人に体重差がある時点で、ボクシングからは逸脱と前置きした上で、「那須川選手がメイウェザーに当てられるか?そこに注目して観るファンも多いのでは」と、島さん。井上拓真念願の世界戦初挑戦、兄弟王者なるか!?WBC世界バンタム級4位。12戦12勝。今回は、同級2位のペッチ・CP フレッシュマートと対戦。当初、2 年前にデビュー9戦目で世界戦が予定されていたが怪我で中止に。WBC世界バンタム級暫定王座決定戦。12/3019:00~フジテレビ。井岡一翔現役復帰2戦目で世界戦、日本人初の4階級制覇へ!WBC世界スーパーフライ級シルバー王者。24戦23勝。元WBC・WBA世界ミニマム級統一王者。さらに、ライトフライ級、フライ級の3階級を日本人最速で制覇した。WBO 世界スーパーフライ級王座決定戦。12/3118:00~TBS。フロイド・メイウェザー伝説の最強ボクサーが総合格闘技のリングに元WBC世界スーパーフェザー級、同ライト級、同スーパーライト級、同ウェルター級、同スーパーウェルター級王者。50戦無敗で5階級制覇を達成した伝説のボクサー。©ロイター「RIZIN.14」12/3118:00~フジテレビ。※『anan』2019年1月2・9日号より。写真・アフロ(by anan編集部)
2018年12月28日おうちのインテリアの中心ともいえるテレビボード。テレビの周りは意外とごちゃつきやすく、生活感も出てしまいがち。そこで、よりお部屋に合うおしゃれなテレビボードにするためのDIYアイデアやリメイク術、収納術を大公開!こだわりの一台を手に入れて、テレビ周りの空間をよりおしゃれにアップグレードしちゃいましょう♪テレビボードの選び方!リビングの顔ともいうべきテレビ台用ローボード。長く使用し部屋のイメージにも関わる家具なので、サイズ感や丈夫さ、デザインも良く考えて購入したいですよね。こで20~50代の主婦50人を対象に、テレビ台用ローボードについてアンケート調査をしてみました。ローボードを購入した経験のある主婦のリアルな声はきっと皆さんの参考になるはず!【テレビ台用のローボードを買う時のポイント】まずはテレビ台として使うローボードを購入する際、主婦のみなさんがどんなところに注目しているのか聞きました。アンケートの結果、最も多かったのは「大きさ」を重視するという意見。■「上に乗せるテレビとのバランスや部屋に置いた時の大きさのバランスって重要」(40代・パート)部屋やテレビとの大きさの「バランス」をとることがポイントとなります。邪魔にならず、物理的・見た目の両面においてテレビの存在をしっかり支えられるようなサイズ感が好まれることがわかりました。次いで気になるポイントは「雰囲気」。北欧風、西海岸風などインテリアの好みに合ったものにしたいというのは、女性ならではの意見ですね。「素材」も雰囲気に関わるので見逃せません。テレビを見ると必然的に目に入ることになるローボード。部屋の雰囲気から浮いてしまわないものを選ぶ必要があります。シンプルだけどデザイン性にも優れたものがテレビ台としては最適です。また、収納や機能性に優れたローボードは便利に使用できます。テレビはどこの家庭にでもあるものなので、単なるテレビを置く台にしておくのはもったいないですね。■「テレビ関係のものが増えすぎたのでその辺りをスッキリ収められるようなものがいい」(20代・専業主婦)■「素材や大きさ、雰囲気も大切ですが、一番は使いやすさ」(20代・専業主婦)という意見も。テレビボードを購入する際の参考にしてみてくださいね。▼詳しい記事はこちら▼主婦50人に聞いたローボード(テレビ台)の選び方&ニトリ商品を紹介組み合わせるだけの簡単テレビボードDIY術とはいえ、欲しいデザインやサイズのテレビボードをいざ探してみると、なかなかお気に入りが見つからないという悩みも。そんな時は自分で作っちゃいましょう!wagonworksさんは、元のパイン材を再利用して、テレビボードをDIYされたそうです♪こんなにおしゃれなテレビボード、規制品ではなかなか見つけられませんよね?しかも、基本的な構造は2個のボックスを組み合わせるだけというのだから驚きです。収納したいアイテムに合わせて引き出しをつけたり、扉をつけたり。これぞDIYの醍醐味ですね。▼詳しいアイデアはこちら▼欲しいテレビボードが見つからなかったら!2個のボックスと2枚の板だけで収納抜群のテレビボードを作ろう!シンプル男前なテレビボードのお手本macahomeさんのこちらの作品は、足場材を天板にリメイクしたアイデアです。あとは角材と、合板、これだけで男前なテレビ台を作ることができますよ♪脚を黒く塗ったおかげでアイアン風に見えなくもないという点がお気に入りとのこと。収納力もバツグンなので、ぜひ参考にしてくださいね。▼詳しいアイデアはこちら▼簡単!足場板を天板に使っておしゃれで男前なテレビ台をDIY!ヴィンテージ感がおしゃれなインテリアに!+ForestBook+MayuInoueさんは、ヴィンテージ感のある樽っぽいテレビ台を目指して格安で家具を作ってみたとのこと。既製品のテレビ台の寸法を参考に設計図を作り、制作費を抑えるために、「どの木材がサイズが合うか」ではなく「この木材でどう合わせるか」から入るのが+ForestBook+MayuInoueさん流。1×4と30×40の杉の角材のみで作られたそうです!リンクから詳しい作り方や工程をチェックできますよ♪▼詳しいアイデアはこちら▼樽っぽいテレビ台チキンネットがおしゃれテレビボードのワンポイントにDIYで作ったテレビボードに、チキンネットで扉をつけたyukaさん。タッカーを使えば簡単にカッコイイ扉を簡単に作ることができるそうです。存在感のあるテレビボードだからこそ、ちょとした工夫でインテリア全体が締まります。DIYされた方も、これからトライする方も、空間全体のイメージを考慮しながら作ってみましょう!▼詳しいアイデアはこちら▼チキンネットで扉DIY!タッカーを使って簡単にカッコイイ扉を作るテレビボードに欠かせない!収納力UP術♪テレビのほか、デコーダーやプレイヤーなど、テレビボードに収納したいアイテムはいっぱい!既製品の場合、入れたいものの大きさに合わなかったり、容量が足りないんてこともありがちですがDIYならシンデレラフィットなテレビボードを作ることができます。maacoさんは木材を組み合わせて作ったテレビボードに、キャスターをつけて可動式に。手持ちのレコーダーに合わせて棚を作ったとのこと。木材はワンバイフォー材を使ったので、強度も抜群!▼詳しいアイデアはこちら▼テレビラックの収納DIY!【テレビレコーダーの可動式ラック編】テレビ周りの天敵!コード類をすっきり収納するおしゃれDIYテレビ周りのオードのごちゃつき問題に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?HANDWORKS*RELAXさんのアイデアなら、一気に解消されますよ♪コード類を収納するボックスをスペースにきれいに収まるようにDIYしたアイデア。一見、ティッシュボックスのようなこちら、DIYだからこそ家庭それぞれのサイズに見直せる収納グッズとして使うことができそうです。余った端材で作ることができるので、コスパにも優れています。▼詳しいアイデアはこちら▼コード類のごちゃごちゃを解決!端材でケーブルボックスをDIY!ひと味足りない……テレビボードを大胆リメイク!規制のテレビボードを、リメイクしておしゃれに大変身!icchiさんのアイデアは、もとのテレビボードを生かすので、初心者でもトライしやすいのがポイントです。ちなみに、もとのテレビ台がこちら。見違えるように大胆にリメイク!アンティークの風合いが素敵なテレビボードに生まれ変わりましたね♪▼詳しいアイデアはこちら▼テレビボードをDIY‼️シンプルな市販テレビボードが、ウッディなおしゃれ家具に大変身!比べてみると一目瞭然!あーつんさんは、既製のシンプルなテレビボードを木材を使ってリメイクされたそうです。引き出しもつけたことによって、DVDやCDなどもスッキリ収納できるようになったとのこと。このように、もとを生かしてDIYをすれば、サイズ間違いなどもなく、簡単にリメイクすることができます。今のテレビボードに満足していないという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。▼詳しいアイデアはこちら▼【テレビ台DIY】ニトリのシンプルなテレビ台をリメイクDIYで大変身!いかがでしたか?ここで紹介したアイデアを参考に、みなさまのお部屋のテレビボードを自分好みにしてみてくださいね♪
2018年12月24日朝の情報番組『ビビット』での、視聴者に寄り添いながらも自身の意見をズバリと表明する嘘のない姿勢が、多くの人の共感を得ている。率直で飾らない真矢ミキさんの素顔とは。――伝統を重んじる宝塚に、次々と新しい価値観を持ち込んだのが真矢さんだったといわれていますけれど、自覚はありましたか。真矢:ないですね。ただ、いま下級生と劇場で会ったりして、あの時に真矢さんにこんなことを言われて、って話を聞いて、自分でびっくりすることも多いんです。ある時、私のところに電話がかかってきて、「生きるのが嫌んなっちゃった」って言われたことがあって、その時の私ったら、「私には必要だから生きてね。じゃあ私、忙しいから切るわね」って切ったんだそうです。その電話の主には、「いろんな人から言われたどの言葉より、あの時に“生きなきゃ”って焦りました」って感謝されるんだけど。でも、そういうところあるんですよ。あんまり自分の意見を人に熱く語ったりするタイプじゃないんです。だから、気が合えば最高だけど、受け入れられない人もいるんだろうと思います。その方々には申し訳ないんだけれど。――『ビビット』でも、ご自身の言葉で語ろうとされていらっしゃるところが素敵だなと思います。真矢:あるがままなんです。だから時に言いすぎちゃったり、しゃべっているうちに何が言いたかったのかわからなくなってしまうこともあって…あの番組の2時間の間に、結構落ち込んだりしています。ぬいぐるみを置いて去ろうかと思ったこともありますから(笑)。――堂々とした印象があって…。真矢:それはこれまで演じてきた役のイメージが大きいと思います。そもそも私、カッコ悪い人間なんですよ。あるがままでいすぎて、失敗も多いし、失言も多いし。そんな自分に、唯一カッコいいところがあるとしたら、そのカッコ悪さを包み隠さずに言えるところだと思っています。――ナーバスな話題にも、無難なコメントで終わらせようとせずに、きちんと意見を表明するところがすごいなと思っています。真矢:私、無難っていうのが好きじゃないんです。それは自分のダメなところでもあるんですけどね。うちの母はずっと私に「普通に生きろ」と言い続けてきました。でも、言われるたびに「普通って、一番興味ないんですけど」って心の中で思ってたんですよね。母が他界してから、うっすらとわかってきたのは、人生って激動だから、いつも普通にいられるような考えでいろ、っていう意味だったんじゃないかってこと。忘れられないのは、私が初めて主役をもらった時、両手いっぱいの花束を抱えて帰ってきた私に、母がすぐに、「その花束を置いてゴミを出しに行ってきて」って言ったんです。その時には、なんでいまなのって思ったけれど、当時の母の心境としては、どんどん大きな役をもらうようになっていた私が過信するのを止めたかったのかもしれません。私が調子に乗っているのがわかると、いつも隣でそれを諌める人でしたから。だからいまも、ちょっと調子に乗りそうになると母の声がどこからか聞こえてくるんです。宝塚時代、悔しい気持ちが頑張るバネになってくれた。――宝塚でトップスターに上り詰めるには、ある意味、自分を信じることも必要だったのでは。真矢:でも、最後までそうは思えなかったです。代わりに悔しさがバネになってくれていました。周りのいろんな人に、どうせ上にはいけないんだからって言われるほど、いまに見てろっていう気持ちになって。当時の私は、ゆるーいアウトローみたいな感じ。あまり役がつかなかった時に、上層部の一番偉い方に、「なんで私に役がつかないんですか?」って言いに行ったこともありました。「できないからだよ」ってあっさり返されたうえ、一部始終をみんなに聞かれて、あれは恥ずかしかったぁ。そんなカッコ悪いことをいっぱいやってきているんです。――そんなふうに自分に正直に生きられたらと思う若い女性たちは多いんじゃないでしょうか。真矢:周りにいる若い子たちを見ていると、物事を逆算して考えて進んでいける賢さがあって、勇気も正義感もあって、すごいんです。彼らに足りないのは、あとはコミュニケーションだけじゃないかと思います。いまの時代って、興味があることは検索すればすべて出てきますよね。便利だけど、逆に自分の好きなことしか入ってこない。無駄だと思うかもしれないけれど、人としゃべったり、テレビやニュース番組とか、雑誌や新聞を見てほしいと思う。無駄なものがたくさんあるかもしれないけれど、その無駄なものから得られることっていっぱいありますから。自分の興味とは離れたところに新しい発見があって、それを手に入れたら、いまの若い子たちは鬼に金棒じゃないかしら。まや・みき広島県生まれ、大阪府育ち。1981年に宝塚歌劇団に入団し、’95年に花組トップスターに就任。宝塚の男役スターとして初めて日本武道館でソロライブをおこなうなど、高い人気を博した。’98年の退団後は女優に転身。ドラマや映画、舞台など幅広く活躍。’15年より『ビビット』(TBS系)の司会を務める。真矢さんの主演するドラマ『さくらの親子丼2』は、毎週土曜23時40分~、東海テレビ・フジテレビ系で放送中。全8話。自ら営む古本屋で、行き場をなくした子供たちに無償で親子丼を振る舞う九十九さくら(真矢)を主人公に、’17年に放送された『さくらの親子丼』の続編。今回は、古本屋から「子どもシェルター」に場所を移し、食事スタッフとして子供たちと向き合っていく。共演に名取裕子、柄本時生、相島一之ほか。※『anan』2018年12月19日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・石野美穂ヘア&メイク・平 笑美子インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年12月14日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、「テレビの中の人もちゃんと敬う女」になりきり。敬称をつけるのは、日本の素敵な文化です。タモリさんを呼ぶとき、みんな必ず“さん”づけをしますよね。にもかかわらず、私は子どもの頃にテレビを見ながら呼び捨てにしてしまったことがあり、母親に「年上の人には、ちゃんと“さん”をつけなさい」と注意されました。たしかに、街ですれ違った方から「横澤夏子だ!」と呼び捨てにされると、親しみを込めて呼んでくださっていることは理解しながらも、怖い印象があって振り向けなかったりします。逆に、「横澤夏子さんだ」と言われると振り返りたくなるし、そういうふうに呼んでくれる人には素敵な女性が多い気がします。これは、芸能人に限らず、友人や知人同士の会話でも同じことがいえると思うんです。特に、本人がいないところで話題にするとき、「〇〇がさぁ」と呼び捨てにするより、「〇〇ちゃんがさぁ」と言うほうが、マイルドに聞こえますよね。万が一、本人にとってよくない会話を聞かれたとしても、名前の後ろに何かつけていれば、印象が多少はやわらぐのでは。それに、呼び捨てがクセになっていると、本人の前でポロッと言って、“え、そんなふうに呼んでたんだ”ということにもなりかねません。敬称をつけるというのは、日本の素敵な文化。それがちゃんとできている大人になりたいものですよね…!テレビに出ている人を“さん”づけで呼ぶようにすると、ちゃんとクセがついてよさそうです。それに、「梅沢富美男さんが言ってたんだけど…」などと話すと、自分が芸能人と近しい存在になった気分が味わえるのも楽しい。あと、“おうどん”“お野菜”のように、物に“お”をつけて、ていねいに呼ぶトレーニングをするのもいいかもしれません。失礼な人にならないよう、日々、意識して過ごそうと思います!よこさわ・なつこ芸人。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。初の著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。※『anan』2018年12月19日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年12月12日わが娘、とあるアニメのキャラクターが大好きでぬいぐるみを毎晩抱いて寝るほどなのですが…。 同じシリーズなのに、突然今までのカワイイ路線からホラータッチにフルリニューアル。こんなに演出が変わるなんてあるんですね。ギャー! ビー! とあまりにも騒がしい。そうそう、怖ければ消せば良いのだ。ということで、TVを消すことにしたのですが…。ものすごい形相でにらみつける娘のその様はまるで「妖怪アリッサ」! なにかにとりつかれているのはあなたでは…?怖ければ見なきゃ良いのに、それでも見たいわが娘。パパンが部屋に戻ってもドッタン! バッタン! リビングとパパンの仕事部屋を行ったり来たり。もう仕事にならならないレベルです(汗)。最終的にはパパンが一緒に見て解説するというなんとも本末転倒な状態に…。お願いです!元の演出にに戻してぇ〜(泣)。
2018年11月23日和に関するさまざまな物事を取り上げ、日本の素晴らしさを伝えてきた人気番組『和風総本家』が、放送開始から約10年の節目を機にリニューアル。“和風総本家の二代目”こと跡取り息子として、鈴木福くんが新レギュラーに加わることに。「お芝居以外のお仕事で、レギュラーメンバーとして番組に出演させていただく経験は初めてなので、とても楽しみです。僕は先代の『和風総本家』を見て、日本を支えているプロフェッショナルの人たちのすごさを知りました。“作る”ことは僕自身も大好きなので、番組を通じていろいろな体験がしてみたいです」リニューアルした番組が新しく取り組むテーマは“未来への継承”。実は福くん自身も、日本の伝統文化に深い縁を持っているそうで…。「父が和楽器の仕事をしていて、母と祖父母、親戚にも琴や尺八の演奏家がいます。ただでさえ、小さい頃から“昭和顔”と言われる僕ですが(笑)、最近はそういう和のものにより興味を持つようになりました。日本の職人さんは手作りで、しかも世界に認められる技術を持っているのがすごいと思うところ。もし僕が職人さんになるとしたら、バットやグローブだったり、大好きな野球にまつわる道具を作ってみたいです」ところで、福くんの腕の中でおとなしく抱かれているのは、番組のマスコットキャラクター、豆柴の「豆助」。はじめて対面した感想は…?「耳が垂れててかわいいと思います(笑)。スタジオで共演する機会はないけれど、これから豆助と一緒に番組を盛り上げていきたいです!」『二代目和風総本家』オリジナルメンバーの萬田久子さん、東貴博さん(Take2)に鈴木福くんが加わり、“ニッポンの良さを伝える・語り継ぐ”というテーマで日本の魅力を紹介。毎週木曜21時より、テレビ東京系列にて放送中。すずき・ふく2004年6月17日生まれ、東京都出身。1歳で芸能界デビューし、子役として活躍。ドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)や、『映画 妖怪 人間ベム』など出演作多数。※『anan』2018年11月14日号より。写真・土佐麻理子インタビュー、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2018年11月12日筆者の自宅マンションのテレビがいきなり映らなくなるという事態が発生しました。リビングだけでなく寝室のテレビも映らないため、恐らく共用部の設備で何らかの故障が発生したものと思われます。間違いなく管理会社には電話が何本も掛かっているはずで、対応に追われるフロントのことを思って筆者自身はおとなしくしていました。このように突発的な設備トラブルが発生するとフロントは大変です。■ 誰かがやってくれる場合とそうでない場合があるU-taka / PIXTA(ピクスタ)多くの家庭が共同生活を送る場であるマンションには数多くの機械が設置されており、管理会社のフロントはいつ発生するかわからない故障に怯えることになります。夜間や休日に発生することもしょっちゅうであったため、常に連絡がとれる体制になっておかなければならず、筆者も業務用携帯と筆記用具を常に肌身離さず持ち歩いていたものです。例えトラブルが発生してもフロントが何もしなくてもいいケースもあれば、全ての予定をキャンセルしてでも現場に飛んでいかなければならない場合もあるのです。■ 何もしなくていい場合とは?チンク / PIXTA(ピクスタ)エレベーターや機械式駐車場の場合はそれぞれ管理会社が別にあり、故障が発生してもそちらで対応してくれるので気分的には楽でした。管理室の警報盤が時間外に発報した場合も警備会社が対応してくれることになっており、出動したガードマンが一段落つくくらいのところまでは処理しておいてくれます。そのため、翌日会社に出社して初めて故障の発生を知ることも普通にあります。出動したガードマンの手に負えない事態であれば、当然ながらフロントに連絡が来ます。■ テレビの受信障害のケースはかなり厄介ABC / PIXTA(ピクスタ)今回の筆者のようなテレビが映らないという場合、その住戸のテレビの故障か設備面でのトラブルかがまず問題になります。そのため他の部屋で同様の障害が発生していないかどうか、管理員に頼んで居住者に聞いてもらったりしました。受信障害が複数の部屋で発生している場合は間違いなく設備面の問題で、業者に出動してもらって原因を調査することになりますが、当然ながらその間テレビは映らないままです。den-sen / PIXTA(ピクスタ)アンテナで受信した電波を途中で増幅するブースターが経年劣化により故障したという事例が大半でしたが、アンテナに積もった雪が原因ということも1回だけありました。nao&ken / PIXTA(ピクスタ)ブースターは高価であるため発注にはそれなりの段取りが必要であり、交換まではかなり時間がかかります。長期間テレビが映らないという事態を避けるためとりあえず業者から中古品を借用し、正式発注して交換が完了するまでそれでもたせたように記憶しています。■ すべての予定が飛んでしまう漏水YNS / PIXTA(ピクスタ)フロントにとって最も厄介なのが上階から下の階への漏水で、原因を特定して水漏れを止めることが他のいかなる業務より最優先されました。まずは通報のあった部屋に急行して状況を確認し、次いで真上の部屋を訪問して水回り部分を調査します。原因を特定して水漏れを止める措置が取れれば、それで一段落ですが、これは夜間や休日といったどうしようもない場合を除きフロントが自ら出向かなければならない業務とされていたため、漏水が発生するとその日は予定が全て飛んでしまうことを覚悟しなければなりません。上階の人が常に在宅とは限らず、尚且つなかなか連絡が取れない方の場合は大変でした。■ 意外に早く障害が解消したGraphs / PIXTA(ピクスタ)テレビの受信障害が発生した場合、手配した業者が現場に到着して調査が完了するまで通常でも数時間かかります。筆者の自宅のテレビはついたり消えたりを繰り返した後、1時間ほどで正常に復旧したため、その早さにひたすら驚いています。恐らくブースターの劣化だったと思いますが、いずれにせよ管理会社のスピーディーな対応には感謝しかありません。
2018年11月08日『忘却のサチコ』が連続ドラマ化。主演・高畑充希さんにお話を伺いました。ドラマを見て、お腹がすく人が増えたら嬉しいです(笑)。原作は阿部潤さんの人気グルメ漫画。以前、ドラマスペシャルとして放送された『忘却のサチコ』が、テレビ東京の「ドラマ24」枠で連続ドラマ化。ついに放送がスタートした。主演を務める高畑充希さんは、もともと原作漫画の大ファンだったそう。「ドラマのお話をいただく前から、『この漫画を連ドラにしたら面白いだろうな』と勝手に思っていたので、いざ自分が演じると決まった時はとまどいましたね。『幸子さん役ならもうちょっと身長が欲しいな』とか、見た目に関しては自分とは全然違うイメージだったのですが、これも何かのご縁ですし、少しでもお芝居で近づけたらいいなと思って挑戦させていただきました」演じる主人公の佐々木幸子は、出版社に勤める文芸誌編集者。完璧な仕事ぶりと感情を見せない冷静な性格で周囲から“鉄の女”と称されるが、自分の結婚式当日、新郎に失踪されるという災難に見舞われる。その存在を忘れるため美食に目覚める幸子だが、ふとした瞬間に彼のことを度々思い出してしまう。「我慢強い性格で、辛いことがあってもあまり人に言わない。そういう不器用なところが幸子さんの可愛らしいところだと思います。私自身は悩んだらすぐに身近な人に相談してしまうので、幸子さんにはあまり似ていないかも。ただ、ごはんが好きなところはすごく共感します」普段の自分とは真逆の役を演じる苦労は、演技にも表れているそう。「幸子さんは動きが常にテキパキしていて姿勢もいいので、意外とインナーマッスルが必要なんです。そしたら先日、別のCMの撮影があったのですが、監督から『姿勢が良すぎる』と怒られてしまいました(笑)」連ドラでは、妄想で繰り広げられるコスプレやミュージカル風の演出など、単発ドラマ版以上のはじけっぷりが楽しめるとのこと。そしてもちろん、毎回出てくる幸子の美食シーンも見どころの一つだ。「先日、食べ方の大先輩の松重豊さんと現場が一緒で、松重さんに『食べるシーンのコツを教えてください』と聞いたんですけど、『絶対内緒』って(笑)。でも昔から周りの人に『美味しそうに食べるね』と言われることは多いので、あまり難しいことは考えずに目の前のメニューと向き合いたいと思います。深夜0時を過ぎてからの放送ですが、ドラマを見ながらお腹がすく人が増えるといいなと思います(笑)。美味しそうな料理の数々を見て、テレビの前でぜひのたうち回ってください!」たかはた・みつき1991月12月14日生まれ、大阪府出身。猫の声を担当する映画『旅猫リポート』が10月26日に、映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』が12月28日に公開。11月に、2019年度版カレンダーが発売。シャツ¥37,000パンツ¥43,000(共にPONTI/ハルミ ショールームTEL:03・6433・5395)その他はスタイリスト私物『忘却のサチコ』くせ者ぞろいの作家たちや、空気の読めない新入社員など、個性豊かな登場人物にも注目。共演には早乙女太一さん、葉山奨之さん、吹越満さんなど。毎週金曜24時12分より放送。※『anan』2018年10月24日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・杉山まゆみヘア&メイク・市岡 愛インタビュー、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2018年10月22日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデルで女優の宮本茉由さんです。女優活動を本格化!新たな才能が輝くクール美女。「以前は目立つことが苦手でした」という宮本さん。「大学生でモデルの仕事を始めたときは、注目されるのに慣れなくて、学校ではあえてダサイ服装に丸メガネをかけていたんです(笑)」。今後は女優業も本格的にスタート。10月から始まるドラマがデビュー作に。「好きなことは究める性格で、演技に夢中!出番直前に緊張してしまうタイプなので、きちんと準備をして臨みます」。今後の目標は「バラエティに出ることも増えてきたので、トーク力も身につけたい。プライベートでは趣味を何か見つけたいな」。ウーバーイーツでも頼んじゃいます。『UMAMI BURGER』のマンリーバーガーが絶品で、リピート中です!冷麺を食べるために焼肉に行くほど大好き!透明より茶色の麺、キムチたっぷりが好み。お酢もいっぱいかけます!時間ができたらふらっと映画館へ♪観るのは洋画が中心。ポップコーンを片手に、友達とよく観に行きます。みやもと・まゆ1995年生まれ。新ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子』(テレビ朝日系)で女優デビュー。オフの姿がわかるInstagram(@mayu_miyamoto_official)も必見!※『anan』2018年10月3日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2018年09月28日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は年代ごとに髪型が違う柔軟性のある女になりきり。似合わないスタイルも楽しめる姿勢が大切です。ヘアスタイルは、女性にとって重要なもの。思うようにきまらないと“今日一日、終わりだ…”と落ち込んだり、似合わなかったときのことを考えて、新しい髪型にするのが怖いという人も多いはず。私自身、高校生のときに前髪をぱっつんにしたら、好きな人に「気持ち悪いよ」と言われ、すぐ横分けにした経験が…。髪型のバリエーションが増えるので切ってみたいと思いながら、できないままになっています。だからこそ、色々な髪型に挑戦する女性に会うと、すごいなって思うんです。きっと、日頃から“あのスタイル、やってみたい!”とリサーチを欠かさないし、いざ見つけたらトライするフットワークの軽さも素晴らしい。きっと、髪型もファッションの一部だと考えている人だろうし、たとえ失敗したとしても、その似合わない時期さえも楽しむことができる柔軟性を持っているのだと思います。昔の写真を見たときに“こういう髪型の時代もありました”と言えるのって、素敵じゃないですか!?新しいスタイルに挑戦するなら、信頼している美容師さんに、自分が似合いそうな髪型を2パターン出してもらって選んでみるのはどうでしょうか。もっとチャレンジしたいときは、あえていつもは選ばないほうを選ぶと新しい一歩が踏み出せそう。ちなみに、髪型は、“巻き髪は甘え上手”“ショートへアは決断力がありそう”など、印象や性格に影響を与えるものなので、自分のなりたいイメージに近づくために、取り入れてみるのもよさそう。以前、“断捨離(R)できる女になりたい”と思って髪をばっさり切ったのですが、家にあるいらないものを思い切って捨てられるようになりました。たとえ失敗しても、髪はすぐに伸びるもの。勇気を出して楽しみたいですね!よこさわ・なつこ芸人。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。初の著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。※『anan』2018年9月5日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年08月30日氣志團の綾小路翔さんと親友の森山直太朗さんがMCを務める音楽トーク番組『深夜喫茶スジガネーゼ』。音楽はもちろん、トークも実力抜群のふたりだからこそ、超豪華な“スジガネ”入りのミュージシャンのゲストたちから、ディープな音楽話や普段は見られない素をどんどん引き出します。ふたりだから集う!豪華ゲストと深夜のたっぷりトーク。――収録中、おふたりのマシンガントークが止まりませんでしたね。綾小路:俺、ほんとは緊張しいなんですよ。いつもテレビや雑誌の仕事のときは、直太朗がいたら…と思ってるくらい。この番組では、直太朗がいてくれるから楽しくやれますね。森山:翔やんの気持ち、すごく嬉しいんだけど、このインタビュー、ドッキリじゃないですよね…?綾小路:俺もそれ思ってたんだよ。『アンアン』がこの番組に来てくれるはずないって。真面目に答えてるとこOAされたらどうしよ…。――ドッキリじゃないです(笑)。森山:ほんとに大丈夫ですね?その確認が取れればめっちゃ語ります。綾小路:脱ぐのも辞さない!――ぜひ、語りの続きを(笑)。綾小路:俺は予定調和が嫌いで、全然関係ない話を仕掛けたり、余計なことして現場を困らせちゃうんですよ。直太朗は、脱線もするんだけど、言わなきゃいけないこともしっかり言うし、バランス感覚がすごい。俺だけだったら、石橋凌、横山剣……という、とてつもないゲスト相手に、何も話せないですね。森山:よく言えばオールラウンダーなのかな。家族に個性が強い人が多いから、ここでふざけたことを言うと場が和むかなとか、人の顔色を窺いながら生きてきた結果ですね。綾小路:俺は、テレビに対する恐怖心から、キャラクター作っちゃうところがあるんだけど、昔のガールフレンドに「そういうの誰も求めてないから」って説教されて。森山:いい元カノ!綾小路:この番組は唯一、うまく運ぼうとも、必死で笑い取ろうとも思わずやれる。直太朗とのんきに過ごせる場所なんだよね。森山:平たく言うと、普段バーで飲んでる延長線上にある番組。――清春さん、BUCK‐TICK、GLAYのHISASHIさんまで、ゲストがほんとうに豪華です。綾小路:「直太朗と綾小路だったらいいか」と来てくださるのが嬉しいですね。ゲストは神様!プロモーションの方もいますけど、あえて新曲について聞かないこともある。この番組では、ミュージシャンの日常だとか、普段見えないチャーミングな部分を引き出せたらと思ってます。森山:ミュージシャンって、表現が難しいんだけど、“イッちゃってる”んですよ。その紙一重の面白さや、日常的な部分を垣間見ることで、きっと視聴者の方々は、彼らがすごい音楽を作っているその“すごさ”を、改めて感じられると思いますよ。(直近のゲストの)KREVAくんも、やんちゃな部分とか、素が出れば出るほど一筋縄ではいかない感じとかがわかって、面白かった。綾小路:KREVAくんは氣志團とデビューが同じ年で、直太朗はその翌年。僕らなんて当時、鳥肌実の隣にCDが置かれていたようなバンドで(笑)、ヒップホップ代表の彼には、尊敬も嫉妬もライバル心も共感もあった。そんな人と時を経て3人で話せるってすごい。森山:今だから話せることがたくさんあったね。――スタッフに偉人が憑依してトークするコーナーは、バカバカしさが最高です!綾小路:ミュージシャンは忙しいんで、なかなかスケジュールが合わない。予算もないしどうする?ってところから、融通がきくビッグなゲストといったら、死んでる偉人じゃないかと始まったんです。亡くなってるからNGなくざっくばらんに話してもらえそうですし(笑)。森山:あんだけ会議して、新しい風を入れようと始まったけど、和田さん(憑依される元プロデューサー)の底が知れてきたんで、そろそろ終わるんじゃないかな。今日の収録も、段取り全部すっ飛ばしてた(笑)。綾小路:最初はフレディ・マーキュリーとかミュージシャンだったけど、そのシバリもなくなって、戦国武将とか出てきちゃったし!――(笑)。前身番組を含めると、7年続いてます。綾小路:改編時期はいつも「これで最後」とみんな思ってるのに、改編の嵐が吹き荒れても残ってる(笑)。森山:「いつまで続くの?」って不安視されてる割に続いてる(笑)。綾小路:『ウォーキング・デッド』にも、すぐ死ぬと思ってたのに全然死なず、気づいたら憎めなくなってるキャラっているじゃないですか。そういう立ち位置の番組なんでしょうね。やっていくうちに制作側が愛着持っちゃって、マニアックなファンがいてくれるみたいな。――番組で成し遂げたい野望は?森山:「番組グッズ作って予算を潤そう」とか言ってるけど、実現したためしがない。作ったところで大量の在庫抱えるだけでしょう(笑)。綾小路:始まった頃は、ゴールデン進出とかあったけど、もうないなあ。森山:深夜帯を漂ってるのがいい!『深夜喫茶スジガネーゼ』 綾小路さんがマスター、森山さんがバイトの喫茶店に、ミュージシャンが訪れトークを展開。毎週土曜25:45~フジテレビにて放送中。フジテレビNEXT(CS放送)で、未公開分を含めた1時間完全版〈延長営業〉を月1放送。あやのこうじ・しょう4月26日生まれ、千葉県出身。’01年、氣志團のメインボーカルとしてメジャーデビュー。キャッチコピーは“房総の狂犬”。ニューシングル『週末番長』が8/8に発売されたばかり。もりやま・なおたろう1976年4月23日生まれ、東京都出身。’02年メジャーデビュー。翌年発表した『さくら(独唱)』が大ヒット。8/22、新曲「人間の森」を収録したニューアルバム『822』がリリースされる。※『anan』2018年8月15・22日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年08月17日桜沢鈴さんの4コマ漫画『義母と娘のブルース』が実写ドラマ化。フーテンのダメ男・麦田章を演じる佐藤健さんにお話を伺いました。たとえ血が繋がっていなくても、愛さえあれば家族になれる。物語は、綾瀬はるかさん演じるキャリアウーマンの主人公・岩木亜希子が、竹野内豊さん扮する子持ちのサラリーマンと結婚するところから始まる。血の繋がらない娘に母親と認めてもらうため、畑違いの慣れない家事や育児に奔走しながら、家族との愛や絆を深めていく10年間の軌跡を描く。「原作を読ませていただいた時から、物語の軸がしっかりしたとてもいい作品だと思いました。それに、制作チームも3年前に出演したドラマ『天皇の料理番』などでお世話になったメンバーと全く同じだったので、撮影が始まる前から、きっと重厚感のあるドラマになるだろう、という予感と安心感があったんです」佐藤健さんが演じるのは、フーテンのダメ男・麦田章。長きにわたって亜希子家族に大きな影響と被害を与える台風の目のような役どころだ。「麦田は原作にも登場しますが、大まかな設定以外はほぼドラマオリジナルのキャラクター。仕事が長続きしなくて、毎回登場するたびに職業が変わっているようなダメ男です。だらしなくてバカなんですけど、なぜか憎めない。一緒にいるだけで笑えたり元気になれるような、かわいいやつです。実はしばらくこういう役をやっていなかったので、撮影前からワクワクしていました」そんな“バカだけど憎めないダメ男”を演じる上で、こんな工夫を。「麦田の行動や発言は、何事もピュアさゆえ。少なくともその一瞬は彼なりに一生懸命だと思うので、それが伝わるように熱量やテンションは普段よりも上げて演じています。一話ごとに職種も違うため、登場したときにインパクトを与えられるよう、服装や髪型も毎回変えているんです。これが演じる上で大変なところでもあるんですけど、その分、楽しみに見てもらいたい部分でもあります」回を重ねるにつれ、麦田は外見だけでなく、亜希子家族との距離感や心情、その生き方まで変化していく。「麦田は前半、物語の本筋に全く絡まないんです。だから見ている人からすると、“こいつは一体何者なんだ?”“ただの賑やかしか!?”と思うはず。実際、前半はそう思われるようなことしかしていないんですけど(笑)。でも後半は、役としての責任感も増え、きちんと意味のあるキャラクターになっていきます。僕自身もその変化を楽しみにしているので、見ている方にも麦田がどのように話の本筋に絡んでいくのかを楽しみにしていただければと思います」慣れない育児に悪戦苦闘しながらも、ただ一生懸命に娘を愛する亜希子。その姿に、佐藤さん自身も大きく心を動かされたという。「亜希子は仕事はめちゃくちゃできるけど、母親の経験がないから家事や育児に関してはものすごく不器用なんです。それでもとにかく一生懸命で、母として認めてもらうことを絶対に諦めない。たとえ血が繋がっていなくても、愛さえあればどんなことも乗り越えられる、家族になれるというところに、僕自身とても感動しました。みなさんにもこの思いを共有してもらえたら嬉しいです」『義母と娘のブルース』血の繋がりのない母と娘の、10年間に及ぶ愛と成長を描いた、笑いあり、涙ありのハートフルな物語。出演/綾瀬はるか、竹野内豊、佐藤健、浅利陽介、浅野和之、麻生祐未ほか。TBS系毎週火曜22:00~放送中。さとう・たける1989年3月21日生まれ、埼玉県出身。俳優。主演映画『億男』は10月19日、『ハード・コア』は年内公開予定。NHK連続テレビ小説『半分、青い。』にも出演している。※『anan』2018年8月8日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・吉本知嗣ヘア&メイク・MIZUHO(vitamins)インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2018年08月04日不動産業というものは生活全般に関わるものです。そのため世の中の動きの影響をもろに受けることもあれば、お客様の動きから世の中の意外な流れに気付かされたりすることもあります。今回は世の中の動きが仕事に影響した意外な事例を3つご紹介します。■ 1.若者の車離れがマンションの一般会計を直撃ニングル / PIXTA(ピクスタ)若者の車離れが進行しているといわれています。車を持とうとしないどころか車そのものに興味を持たない、更には教習所に通うのは金と時間がかかるから免許も取らないという、車好きの筆者にとっては信じられないような世の中になっています。これは自動車業界にとって深刻な問題となっていますが、実はマンションの管理組合にとっても重大な問題なのです。YNS / PIXTA(ピクスタ)マンション内の駐車場使用料は管理組合にとって管理費に次ぐ収入の柱であり、空き区画が増えることはその分だけ一般会計の収支が悪化することにつながります。マンションの駐車場はおおむね稼働率7割~8割くらいを想定しています。郊外のマンションの場合まだまだ問題になっていないようですが、筆者が担当していた都心部のマンションでは5割以下になってしまったところが多く、一般会計が大幅赤字になって繰越金が年々減少し、対応に苦慮したものです。■ 2.若者のテレビ離れも相当なものがあるUshico / PIXTA(ピクスタ)車離れほど話題になっていないようですが、若者のテレビ離れも相当なものがあるようです。駅前の不動産会社に勤務していた時、地元のケーブルテレビと提携して「引っ越し時に無料でチャンネル調整をやります」というキャンペーンを展開したことがあります。kou / PIXTA(ピクスタ)お客様と日時を打ち合わせたうえで訪問してテレビのチャンネル調整をするというものですが、その際にしれっとケーブルテレビの新サービスを紹介するのが真の目的です。ケーブルテレビ会社から紹介料がもらえることもあって積極的に告知しましたが、1Kタイプを契約した人の約半数が「テレビを持っていないので別にいいです」と言ってきたのは驚きでした。■ 3.リーマンショックが半年後に筆者の歩合給を直撃オカキ / PIXTA(ピクスタ)最後に、世の中の動きが仕事に影響した事例といえば、やはりリーマンショックです。アメリカの歴史上最大規模の企業倒産であるリーマンブラザーズの経営破綻が発生したのは2008年9月15日でした。筆者はその頃賃貸マンションの仕事をしていましたが、9月という比較的ヒマな時期であったこともあり、クビになった社員が段ボールを抱えて次々とビルから出てくるニュース映像をそれこそ他人事のように見ていたものです。しかしこれをきっかけとして発生したリーマンショックと呼ばれる世界規模の金融危機が直ちに日本を直撃し、さらに半年後には筆者の歩合給を直撃しました。maruco / PIXTA(ピクスタ)賃貸マンションの営業といえば1~3月がとにかく忙しく、特に3月は賃料の高いファミリータイプのマンションが法人契約の借り上げ社宅としてガンガン動くため、1年で最も大切な月になります。生命の危険を感じるほど忙しくなるのが常ですが、その分だけ歩合給も相当な額になります。しかし景気が悪くなれば企業はまず福利厚生に関する支出を削減します。2009年の3月はファミリータイプの法人契約がほぼなくなり、そのためとても3月とは思えない売上になってしまいました。チンク / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか。マンション管理という仕事は景気変動の影響を受けにくいといわれていますが、電気料金の値上げや消費税増税が組合会計を直撃し、それが管理委託費の減額要求に結び付いたこともあります。生活と直結している仕事であるためいつも気が抜けませんでした。
2018年08月01日小5から40年間同じ男性に片想いしている人、大人のお店で倒れてしまった人…めったにできない体験をした人を“激レアさん”と呼び、サンプルとして、笑いを交え研究するバラエティ番組『激レアさんを連れてきた。』。研究員の若林さんとのコンビで“激レア”な一般人を研究中!弘中綾香アナウンサーには研究助手として、激レアさんの激動の人生を、ポイントを押さえながら紹介するという重要な任務がある。メインMCで研究員の若林正恭さんにも激レアさんにも物おじせず、ぐいぐい迫る姿が新鮮!「研究助手という肩書はありますが、意図的にキャラを作ったり、普段と違うことをしている自覚はないんです。この番組における私の役割は、サッカーで言うところのボランチ。『次は○○○です』『VTRをどうぞ』といった進行役を超えて、私、若林さんやゲスト、激レアさんの3者の中で、誰がボールを持つ=話すと最も効果的に驚きや笑いが生まれるのか考えつつパスを回して、場面に応じて攻守を変えているつもりです。ボランチの喩えがわかりやすかったですか?そう言っていただきありがとうございます!最近覚えた言葉なんです(笑)」番組冒頭の若林さんとのテンポのいいトークも魅力!「共演するにあたり、若林さんをリサーチしたら、しきりに人見知りだと仰っていたので、私から積極的にいったほうがいいのかと思っていましたが、最初の収録から若林さんに対する安心感があり、『何を言っても大丈夫!』と感じました」激レアさんの波瀾万丈な人生から感じることも多いそう。「私にとっておじいさんおばあさんにあたる世代の方も出てくださるのですが、終戦後の混沌とした時代を身一つで生き抜いてこられた強さやハングリー精神に、勇気をいただいてます」もし弘中さんが激レアさんとして番組に登場するなら、どんなテーマになりそう?「“なぜかテレビに出ている人”、でしょうか。大学時代、得意なことが何もなかったはずの私が、いまアナウンサーという仕事についていて、すごい方々とご一緒していることそのものが、激レアなんです」『激レアさんを連れてきた。』 激レアさんの人生を紹介するボードは弘中研究助手の手書き。模型もスタッフと共に作製。毎週月曜23:15~、テレビ朝日系にて放送。※地域によって放送時間が異なります。ひろなか・あやかテレビ朝日に入社した2013年から『ミュージックステーション』を担当。『激レアさんを連れてきた。』での“研究助手”ぶりが話題に。※『anan』2018年8月1日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年07月30日ドラマ『dele』は、山田孝之さん演じる坂上圭司と、菅田将暉さん演じる真柴祐太郎のバディもの。彼らの任務は、依頼人の死後に、パソコンやスマートフォンなどに遺されたデジタル記録をすべて“内密に”抹消すること。フリープログラマーの圭司が携わっていたこの仕事を、何でも屋として生計を立てていた祐太郎が手伝うことに。いきなりタッグを組むことになった圭司と祐太郎の相性、そしてW主演で密度の濃い撮影を進めている山田さんと菅田さんの相性はいかに?言葉のやり取りからも、ふたりの相性を垣間見ることができる対談となりました!――圭司と祐太郎は真逆なタイプという印象を受けますが、バディとしての相性を、おふたりはどんなふうに捉えていますか?菅田:僕が演じる祐太郎と、(山田さん演じる)圭司が初めて会ったとき、圭司が今まで組んだ人たちとはうまくいかなかったことを知るんですけど、その後のふたりの様子から察するに、相性はいいんじゃないですかね。圭司はいろんな人とうまく付き合えるタイプではないだろうし、はたから見ると怖かったりもする。どう関わるべきかわからないところがあるんですけど、祐太郎はそういう人にもガツガツ行けるから、圭司のことをいじったりするんです。この人はきっといじられたことがないんだろうなと思いつつ、それによって新しいコミュニケーションが生まれている気がします。山田:圭司と祐太郎は真逆に見えるかもしれないけれど、内面はわりと近いところがあると思うんです。圭司は意外と情に厚くて、感傷的になりやすいからこそ、情に流されないように切ってきた人なんじゃないかな。過去に一緒に仕事をした人たちのなかにも、祐太郎みたいに単純に物事に興味があって、いろんなことを聞いてくるようなタイプはいたはずだろうし。菅田:たしかに祐太郎は、圭司に対してドラえもん的な感じで何でも聞いちゃうところがあるよね。山田圭司はうざったそうにするわけでもなく、意外と饒舌にしゃべってる。自分の豊富な知識を、誰かに聞いてほしかったのかも。菅田:圭司の難しい話が祐太郎にはよくわかっていなかったりもするんだけど、その熱意はちゃんと伝わってる感じがしますしね。山田:そう思うと、今まで圭司と一緒に仕事をした人たちとは、何が合わなかったんだろう。菅田:自分がやるべきことと任せられることのイメージが、単に違っていたのかもしれない。山田:圭司は当たりが強めだから、「明日からもう来なくていいよ」みたいなことをはっきり言っちゃってるとは思うけど、本気で拒絶しているわけではなかったんじゃないかな。もし相手がその言葉にムカついて、本当に来なくなったとしても、それはそれでいいかなってくらいの気持ちで。圭司と祐太郎の関係性も劇的に変わっていくわけではないので、祐太郎に限らず誰かと接するときは基本的にこういうスタンスなのだと思います。だけどまあ、圭司だけでなく祐太郎も他人に深入りするタイプではない気がするけどね。菅田:そう言われると、祐太郎のほうがプライベートが謎だなあ。仕事以外の時間にいろんなことをしてそうな感じはするけど、何をしているのかが見えてこない。――おふたりご自身は、仕事をする上での相性とプライベートの相性は別ものだと思いますか?山田:そもそも求めるものが違いますからね。友だちには一緒に楽しめたり、何かを共有できたり、相談できるような関係を求めていると思うんですけど…。菅田:別ものとして考えたことがなかったけど、言われてみると全然違うかもしれない。山田さんの言う通り、求めるものが違うっていうことに尽きるのかな。山田:そんなにきっちり区別しているわけでもないけどね。一緒に仕事をしている人とカラオケに行っても、友だちみたいに「イエーイ!」って楽しんだりするし。菅田:そういう人もいつつ、仕事場でしか会わない人もいますね。仲が悪いわけではないし、一緒に気持ちよく仕事をしているけれども、連絡先を知らないような人もたくさんいます。――俳優の仕事をしている中で、相性の良さを感じられるのは、どういう存在の人ですか?山田:役によって現場でのあり方が毎回変わるので難しいですね。菅田:…朝イチでめっちゃ元気な人はどうですか?山田:ああ俺ダメだなあ、それ!菅田:俺もダメなんですよね。山田:朝から元気なのはいいことかもしれないし、元気を出していきたい気持ちもわかるけど、そうじゃない人もいるから、全員にそれを求めないでくれっていうね。菅田:ほんとにそう(笑)。山田:そこはプライベートでも一緒だな。具体的に言いますと、玉山鉄二という人がいてですね…。菅田:わはは!山田:昔から仲が良くて、男6人とかで旅行したこともあるくらいなんですけど。そういうとき、僕なんかは明け方までお酒を飲んで、鉄さんは大体早く寝ちゃうんですよ。当然僕は起きるのが遅くなるんだけど、彼はそれをわかっていて朝早くから「はい起きて!起きるよ!!」って手を叩いて大声でやってくるんだよね。「あなたは自分のタイミングで早く寝たんだから、無理やり起こすのは違うだろ!」って何度も言ってるんですけどね。だから、あえてやめようとしないんだろうけど(笑)。菅田:いい関係ですね。山田:そのぶん僕は夜のほうが元気なんだけど、だからといって人に絡んだりはしないです。菅田:絡みが上手い人と下手な人っていますよね。絡まれても全然嫌じゃない人もいるし、ほんとにほっといてくれって思うこともあるし(笑)。同じことをされているのに、こっちの感じ方が違うのもやっぱり相性なんでしょうね。山田孝之さん1983年10月20日生まれ、鹿児島県出身。1999年にドラマ『サイコメトラーEIJI2』で俳優デビュー。主演映画『50回目のファーストキス』が公開中。また、同じく主演を務める映画『ハード・コア』が2018年公開予定。菅田将暉さん1993年2月21日生まれ、大阪府出身。2009年にドラマ『仮面ライダーW』で俳優デビュー。現在はミュージシャンとしても活躍。8月17日公開の映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』では、前作に引き続き志村新八役を務める。金曜ナイトドラマ『dele(ディーリー)』デジタルデバイスに遺された“不都合な記録”をめぐる、1話完結型の人間ドラマ。小説家の本多孝好が、完全オリジナルドラマの原案&脚本に初挑戦していることでも話題に。ほかにも金城一紀、瀧本智行、青島武、渡辺雄介、徳永富彦などが各話の脚本を担当。コムアイ(水曜日のカンパネラ)、野田洋次郎など多彩なゲストにも注目。7月27日(金)スタート。テレビ朝日系、毎週金曜23:15~※一部地域を除く※『anan』2018年8月1日号より。写真・吉田 崇(まきうらオフィス)スタイリスト・澤田石和寛(SEPT/山田さん)二宮ちえ(菅田さん)ヘア&メイク・灯(山田さん)HORI(BE NATURAL/菅田さん)取材、文・兵藤育子若山あや(by anan編集部)
2018年07月29日映画にドラマに歌にプロデュース業に、多方面すぎるほどの活躍を見せる山田孝之さんと菅田将暉さん。この夏注目のドラマ『dele』で、俳優としてW主演を果たすふたりの相性とは。山田さん&菅田さんに、“相性” をテーマにした共通の質問にお答えいただきました。同じQだからこそ見えてくる考え方の違いや、意外なところで通じ合っているふたりの姿が浮き彫りに…!?山田さん×菅田さんの相性を分析すると、どんな関係ですか?山田孝之:ちょうどよい距離感を保てる関係。共演者としての相性は、いいと思いますよ。僕は自分のペースでしか動かないような人が苦手なんですけど、彼はほどよく気をつかってくれるので。かまってほしいときと、そっとしておいてほしいときを何となくわかっている気がします。菅田将暉:僕からすれば、山田さんは刺激的な存在。何度か共演して飲んだり話すうちに、山田さんはどうかわからないけど、僕は刺激的な関係だと思った。いつも何かしらのヒントをくれるんです。ちなみに、初対面での山田さんの印象は、何を考えてるかわからないでっかい塊でした(笑)。今回のドラマ収録中に相手との相性を意識した場面は?山田孝之:「そば、そうめん、冷やし中華」の三択。暑い日のロケ中に、僕が「そば、そうめん、冷やし中華」って言ったら、菅田くんは「そうめん」って答えたんです。ちなみに僕は「冷やし中華」の気分だったんですけどね(笑)。そののち、彼は前日に冷やし中華を食べてたことがわかりました。菅田将暉:待ち時間の山田さんの話が面白すぎる!待ち時間の会話で意識するかも。今日も撮影現場に蟻がいっぱいいてふたりで見てたら、山田さんが「こいつらこのスピードで周りを見て判断してるって、動体視力すごくない?」と言い出して。山田さんの話が面白くて、僕はいつも大爆笑!ドラマ「dele」内での、ご自分と役柄との相性はどうですか?山田孝之:感覚的に近いところはあるのかな。セリフのリズムをつかむのが難しかったりするのですが、圭司の考えや振る舞いは、感覚的に近いところがあるかもしれません。といっても「なんでこういう考え方になっちゃうんだろう?」って疑問に思うことももちろんありますけど。菅田将暉:演じていて否定するところがないですね。僕と真柴祐太郎の家庭環境が違うので理解しにくいですが、彼には、動物や植物など、生き物の“あたたかみ”みたいなものを大事にできるところがある。演じていても否定するところがないということは、相性はいいんじゃないかな。山田孝之さん1983年10月20日生まれ、鹿児島県出身。1999年にドラマ『サイコメトラーEIJI2』で俳優デビュー。主演映画『50回目のファーストキス』が公開中。また、同じく主演を務める映画『ハード・コア』が2018年公開予定。菅田将暉さん1993年2月21日生まれ、大阪府出身。2009年にドラマ『仮面ライダーW』で俳優デビュー。現在はミュージシャンとしても活躍。8月17日公開の映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』では、前作に引き続き志村新八役を務める。金曜ナイトドラマ『dele(ディーリー)』デジタルデバイスに遺された“不都合な記録”をめぐる、1話完結型の人間ドラマ。小説家の本多孝好が、完全オリジナルドラマの原案&脚本に初挑戦していることでも話題に。ほかにも金城一紀、瀧本智行、青島武、渡辺雄介、徳永富彦などが各話の脚本を担当。コムアイ(水曜日のカンパネラ)、野田洋次郎など多彩なゲストにも注目。7月27日(金)スタート。テレビ朝日系、毎週金曜23:15~※一部地域を除く※『anan』2018年8月1日号より。写真・吉田 崇(まきうらオフィス)スタイリスト・澤田石和寛(SEPT/山田さん)二宮ちえ(菅田さん)ヘア&メイク・灯(山田さん)HORI(BE NATURAL/菅田さん)取材、文・兵藤育子若山あや(by anan編集部)
2018年07月29日これといった理由がなくても、「この人といるとなぜか楽しい気分になれる」とか「この人と一緒なら、新しいことにも挑戦できそう」などと感じることは、多かれ少なかれあるはず。1対1だとぎくしゃくしてしまうような関係でも、グループでいるとその人の長所が見えてくる、なんてことも。仕事をする上での相性とプライベートでの相性は「そもそも別もの」と捉えている、山田孝之さんと菅田将暉さん。といっても明確な区別があるわけではなさそうで、いろんな人物になりきる俳優らしく、ふたりとも感覚的なところを大事にしている様子。性格、考え方、話し方や行動のリズムは人それぞれで、それが自分にとって心地よく感じる相手とそうでない相手がいるのは当然のこと。組み合わせによっていろんな化学変化が起きるのが、コミュニケーションの面白さで、居心地の良さと相性の良さは必ずしも比例しないのが不思議なところでもあり…。では一体、相性の良し悪しは何で決まるものなのか?W主演を務めるドラマ『dele』で、バディとしてさまざまな難題に挑むふたりと一緒に、相性について考えてみましょう!ふたりの共通点も差異も浮き彫りに。相性に関する、4つの質問に答えていただきました。“相性”の良し悪しはあると思いますか?山田孝之:好みの一致だけではない何かがあるはず。あると思います。好きな音楽や映画、よく行く店とか、共通点が多いほど相手との距離が縮まって、仲間意識が生まれやすいので。単に好みが一致するだけでなく、相手の気持ちを理解できるかどうかも、相性を考える上で大事ですよね。菅田将暉:第一印象で、相性を感じてしまいます。確実にあると思う。僕は敏感なほうで、第一印象でだいたいの相性は感じてしまうし、その印象はその後も変わることがありません。もし、どちらかがイライラしていたタイミングに出会ってしまったとしても、それも含めて相性なのかな。相手との相性の良さを感じるのは、どんな瞬間ですか?山田孝之:タイミングが合ったとき。猫は別だけど。関係性にもよりますが、タイミングが合ったときじゃないですかね。たとえば猫って、いてほしいときにいなくて、いてほしくないときにじゃれてきたりする。そういうのが多いのはちょっと…。といっても僕は、猫が好きですけど(笑)。菅田将暉:相性のいい人は、言わずと感じるもの。相手によるし、ひとくくりには言えないんですが…そうだな、その人とじゃなければ成立しない時間を作れたときかな。相性がいいと感じる人とは、実はコミュニケーションはそれほど必要なくて、言わずとも感じ合えるものなんでしょうね。相性が悪いと思う人にはどんなふうに接しますか?山田孝之:あえてその人と接してみます。その相手がいる場に、あえて行ってみることはあります。何かが変わることを期待している部分も多少あるし、絶対に合わないと決めつけるのがもったいないから。やっぱり合わなかったとしても、それはそれで嫌な気持ちにはならないので。菅田将暉:コミュニケーションが必要だと思っています。とくに仕事だと、お互いの目指す方向によってここは僕が黙って従ったほうがいいなってときもあれば、ちょっとこっち来いよって呼び出して話し合うときもあります。相性の悪い人とは、コミュニケーションが多く必要だと思いますね。自分と似ている人と真逆の人、どちらが相性がいいと思いますか?山田孝之:似ている人だとは思うけど…。自分の言動は、自分ではベストだと思ってやっていることが多いので、似ている人のほうが相性はいいと思います。だけど僕は優柔不断なところがあるので、同じようなタイプと一緒にいると、物事がなかなか決まらないかもしれないですね。菅田将暉:探らずともわかるのは、自分と似ているから。どっちだろう、難しいな(笑)。でもやっぱり、自分に似ている人のほうが相性はいいのかな。あえて探ろうとしなくても、ファーストコンタクトでなんか気が合うと感じるのは、どこか自分と似ている部分があるからなんでしょうね。山田孝之さん1983年10月20日生まれ、鹿児島県出身。1999年にドラマ『サイコメトラーEIJI2』で俳優デビュー。主演映画『50回目のファーストキス』が公開中。また、同じく主演を務める映画『ハード・コア』が2018年公開予定。菅田将暉さん1993年2月21日生まれ、大阪府出身。2009年にドラマ『仮面ライダーW』で俳優デビュー。現在はミュージシャンとしても活躍。8月17日公開の映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』では、前作に引き続き志村新八役を務める。金曜ナイトドラマ『dele(ディーリー)』デジタルデバイスに遺された“不都合な記録”をめぐる、1話完結型の人間ドラマ。小説家の本多孝好が、完全オリジナルドラマの原案&脚本に初挑戦していることでも話題に。ほかにも金城一紀、瀧本智行、青島武、渡辺雄介、徳永富彦などが各話の脚本を担当。コムアイ(水曜日のカンパネラ)、野田洋次郎など多彩なゲストにも注目。7月27日(金)スタート。テレビ朝日系、毎週金曜23:15~※一部地域を除く※『anan』2018年8月1日号より。写真・吉田 崇(まきうらオフィス)スタイリスト・澤田石和寛(SEPT/山田さん)二宮ちえ(菅田さん)ヘア&メイク・灯(山田さん)HORI(BE NATURAL/菅田さん)取材、文・兵藤育子若山あや(by anan編集部)
2018年07月29日新ドラマ『サバイバル・ウェディング』でヒロインを演じる波瑠さん。役柄は、3か月後の30歳の誕生日に挙式を控え、勤め先の出版社を幸せいっぱいで寿退社したその夜、フィアンセの浮気が発覚して婚約破棄されてしまう女性・黒木さやか。一夜にして全てを失った彼女に毒舌ナルシストの超変人編集長が突きつけた復職の条件は、なんと“半年以内に結婚すること”だった!“もう一度恋愛を頑張ってみよう” と思っていただけたら。「初めて脚本を読ませていただいたとき、とにかく面白くて続きが気になりました。これからの展開が楽しみだなって。ある程度仕事を頑張ってきた女性が、その次に考えることは、結婚して家庭を持つこと。私のまわりでも、仕事と結婚の間で悩む女性は多いので、同年代としてさやかの気持ちはすごくよくわかるんです。だからさやかには、本当に幸せになってもらいたいなって」そんなさやかにありえない復職条件を突きつけるのは、伊勢谷友介さん演じるカリスマ編集長・宇佐美博人。海外有名ブランドのマーケティング戦略を応用した恋愛テクニックを教示する型破りなキャラクターだ。「さやかに恋愛テクニックを説く宇佐美の見事な演説は、このドラマの見どころの一つ。脚本を読んでいるときから“早く見たい!”と思っていたんですけど、撮影のときも伊勢谷さんの演技に圧倒されてしまいました。宇佐美は常に全身をハイブランドで固めていて見た目も個性的なのですが、言っていることは当を得ていて納得せざるを得ないんです」宇佐美のセリフには婚活女子の心に突き刺さる名言も多数。なかでも波瑠さんが印象的だったというのが、“お前の客は誰だ?男だ!”。「これから恋愛していく異性をお客さん呼ばわりするなんて!と思う一方で、妙に納得してしまう自分もいて(笑)。こういうマーケティングを応用した恋愛格言以外にも、宇佐美のセリフには勉強になることがたくさんあるんです。海外ブランドの歴史であったり、こだわりであったり、私は知らないことだらけだったので、ただそれを聞いているだけでも楽しくて。伊勢谷さんはセリフの量が多くて本当に大変そうなので、カメラが回っていないときもあまり話しかけられませんでした。お邪魔したら悪いかなと思って(笑)」不器用ながらもスパルタ婚活に奮闘するさやかの姿に、背中を押される女性もきっと多いはず。「恋愛啓発ドラマと言ってもいいほど、たくさんのメッセージが盛り込まれています。さやかは決してお手本になるような女の子ではありませんが、この作品を見て、もう一度恋愛を頑張ってみようと思っていただけたら嬉しいです。恋愛模様だけでなく、婚活という取り組みを通して人としても成長していくさやかの姿を、ぜひ見守ってください」『サバイバル・ウェディング』フィアンセに婚約破棄され、仕事も恋も失ったヒロインが、スパルタ婚活に奮闘する姿を描く。出演/波瑠、伊勢谷友介、吉沢亮、高橋メアリージュン、ブルゾンちえみ、風間俊介ほか。NTV系毎週土曜22:00~放送中。はる1991年6月17日生まれ、東京都出身。主演映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』が10月26日公開予定。出演映画『コーヒーが冷めないうちに』も9月21日公開。衣装協力・ステラシフォンTEL:03・6407・8461※『anan』2018年7月25日号より。写真・女鹿成二スタイリスト・三好マリコヘア&メイク・岩根あやの(スタジオまむ)インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2018年07月22日町の小さな産婦人科医院で起こるできごとを通して、一人の看護師見習が「命」を見つめるドラマ『透明なゆりかご』。大人気コミック待望の連続ドラマ化となった今作で17歳の主人公アオイを演じるのは清原果耶さん。弱冠16歳でドラマ初主演。「最初に聞いた時はただただ驚いて。でも家族に報告したら喜んでくれて、じわじわ実感がわいてきました」作品の舞台となる産婦人科は16歳の清原さんにとっては「未知の世界」。劇中では中絶や死産といった産婦人科の“陰”も描かれる。「自分の知らない場所で、こういう時間が流れている現実を噛みしめています。“お母さん”になるって、大変なこと。作品には母親になれなかった女性や『こんな親になるはずじゃなかった』という女性も登場します。そしてその家族や恋人も描かれている。産婦人科は全ての人にかかわる場所なんです」だからこそ、このドラマは「性別、年齢問わず、全員に届けたい!」と清原さん。「もちろん男性にも、私と同世代の人にも見てほしい。その上で妊娠、出産に期待や不安を抱く女性を支える、そんな作品にしたいです」一言、一言。自分の言葉で思いを口にする清原さん。女優としての佇まい同様、素顔も16歳とは思えない落ち着き。撮影の合間は和食とスーパー銭湯が息抜きと頬をゆるませる。「最近は共演の水川あさみさんに教えていただいた海鮮丼のお店が気になっています。オフは友達と温泉で人生について語り合って過ごしています(笑)」そんな清原さんにとって、感受性豊かで少し不器用なアオイは「自分とは違う女の子」。「でも違うからこそ、知りたいという気持ちがわいてくるんです。普段の生活でもアオイならこうするかな、なんて思いながら。でも固めすぎず挑みたい。演じるなかでアオイも成長すると思うから」アオイ同様、清原さんも主演という大きな経験を積んで、心身ともに進化する自分を感じている。「毎日世界が広がり、気持ちも更新されています。そのせいか、最近物事を決めつけなくなりましたね。“なりたい女優像”とかも意識せず、『お芝居が楽しい!』という今の思いのまま進んでいきたいです」きよはら・かや2002年1月30日生まれ。’15年、NHK連続テレビ小説『あさが来た』で女優デビュー。映画『3月のライオン』『ちはやふる‐結び‐』など話題作に出演し注目を集めている。『透明なゆりかご』沖田×華さん作、大ヒットコミックが連続ドラマに。感性豊かな看護師見習い・アオイの目を通して、産婦人科の日常が描かれる。明るく、切なく、心にくる命の物語。7月20日、毎週金曜22:00~、NHK総合で放送スタート。※『anan』2018年7月25日号より。写真・菅原景子インタビュー、文・大澤千穂
2018年07月20日最新映画を様々な角度からディープに切り取り、発信する情報バラエティ番組『ムビふぁぼ』。MCを務めるのは、人気声優の内田真礼さんと、注目の若手俳優、健太郎さん。仕事帰りにふとテレビをつけた時、気楽に見られる楽しい番組にしたい。――二人のMCは笑いが多くて楽しそうです。初対面だったんですか?内田:そうなんです。お会いするまでは硬派な方だと思って緊張していたんですが、話し始めたらこんなにイケメンなのにノリがよくて。私のコメントにもちゃんと突っ込んでくれるので、これはいける!と最初から攻めていきました(笑)。健太郎:実は僕、人見知りなんですが、内田さんが初対面の時にものすごい笑顔で登場されたので、すっと心が開けたんです。――MC経験は豊富ですか?内田:MCの経験は少ないですね、普段は声優同士の仕事が多いので、俳優さんと話す機会も少ないんです。今回、新しいチャレンジに飛び込んでみました。健太郎:僕は物心ついた時から、しょっちゅう映画が流れている環境にいて映画好きになったので、オファーをもらった時はうれしかったですね。アニメも大好きだから、声優さんとご一緒できるのも楽しみで。内田さんは声が本当にキレイ。タイトルコールの「ムビふぁぼ」も内田さんの声なんですよ。内田:声優としてお芝居をしている時は気持ちをぶつけて戦っていくような感覚なんですが、この番組のMCはラフにできてすごく心地いい。映画の新情報まで知れるし、私自身どんどん映画が好きになってます。前回の収録のあと、23時ぐらいからレイトショー観に行っちゃいました。健太郎:そうそう、僕たちがワイプに映っている時にも、実は音声を拾って流しているのを後で知りまして。内田:そう、オンエア見て、声入ってる!って。それで2回目からはワイプ中でしゃべりだしてね(笑)。健太郎:そんなラフな感じもまた気持ちがいいんです。視聴者のみなさんにとっても、仕事から帰ってきてふとテレビをつけた時にラクな気持ちで見られる番組になるといいです。内田:あともう1つ、健太郎さんが出演する映画も取り上げるので、健太郎さんの役者の顔とMCの素の顔、Wの魅力を堪能できると思います!健太郎:これ、見出しにしてください!(笑)うちだ・まあや1989年12月27日生まれ、声優、女優、歌手。2012年に放送された『中二病でも恋がしたい!』の小鳥遊六花役でブレイク。以降、人気声優として活躍する。現在「Magic Number」ツアー2018の真っ最中。けんたろう1997年6月30日生まれ、俳優。ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』で役者デビュー。9月公開予定の映画『コーヒーが冷めないうちに』に出演。8月1~8日に「GALLERY BY PARCO」にて写真集『G 健太郎』写真展が開催決定。最新映画の魅力を、内田真礼さん、健太郎さんの明るく軽快なトークで掘り下げる『ムビふぁぼ』は、毎月1回TBSにて放送中。次回は7月16日(月)24:58~25:28。民放公式テレビポータルアプリTVerでも配信。※『anan』2018年6月27日号より。写真・内山めぐみスタイリスト・陶山沙織(内田さん)Yoppy(Juice/健太郎さん)ヘア&メイク・井原結衣(フリンジ/内田さん)島 徹郎(Juice/健太郎さん)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2018年06月23日電話鑑定、メール鑑定など多種多様な占いサービスがあるなか、ついにテレビ局が登場。暇つぶしにスマホを見るだけで、未来がすこしわかっちゃうかも!?占いサービスの最新進化形!?独自企画が目白押しです。動画配信サービスが群雄割拠するなか、占いに特化したテレビ局が、昨年開局。その名も“占いTV”。「弊社は20年にわたりテキストコンテンツの占いを提供してきましたが、市場やニーズを鑑みて、動画サービスを考えました。また、テレビさながらの番組を放送することで、それまで占いへの興味が低かった方にも楽しんでもらえるのではないかと」(株式会社ザッパラス執行役員・野村亮介さん)放送はなんと24時間。人気占い師はもちろん、キングコング西野亮廣さん、アーティスト集団「Chim↑Pom」のエリイさんなど、占いのイメージのあまりなかった著名人たちも、多数出演。また今年7月にはパワーアップリニューアルを予定しているそう。「人の背中を押すような、見るだけでテンションがアガる放送局にしていきたいと思っています」今回は注目の2番組をPICK!『こちら西麻布占い相談所』電話やネット上のコメント欄から占い相談を行える、視聴者参加型番組。なかなか鑑定を受けられない、人気占い師も多数出演。「リアルタイムで占ってもらえるとあって視聴者からコメントが殺到することも。気軽に参加できるので、これまで占いに馴染みがなかった人たちに、関心を持ってもらえるきっかけになれば嬉しいです」『ロザンのズバッと的中! 何が起こるでshow』人気占い師や芸能界のクイズ王が競い合う、新感覚クイズバラエティ。MCはロザンの菅広文。相方の宇治原史規もパネラーで出演。“この後、何が起きるのか?”“この後、誰が勝つか?”など未来に関する問題。占い師ならではの予想が続出!「パシンペロンはやぶささんが競馬で三連単を的中させるなど、ミラクルが起きています」※『anan』2018年6月27日号より。(by anan編集部)
2018年06月22日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、女の命ともいわれるパーツをケアする女になりきり。髪の毛は人のイメージや好感度を左右します。自分がおろそかにしがちなこともあって、髪の毛をきちんとケアしていたり、きれいに巻いたりとセットをしている女性に出会うと、“すごいな~!”“何時に起きて、それやってるの!?”と思わず尊敬してしまいます。というのは、髪は、その人の努力が表れる場所だと思うからです。トリートメントアイテムを活用する、ドライヤーで乾かしてから寝るといった日々の自宅ケアはもちろん、美容院に行ってこまめにカットやカラーをするなどプロの力を借りたりと、人手とお金をかけて作り上げることで美しくなる。セットやヘアアレンジも、日頃から雑誌や動画を見て勉強をしたり挑戦しているからこそできることですよね。以前、結婚式に参列したときに、すごくきれいにアレンジをしている友人が「自分でやったよ」と言っているのを聞いて、普段から頑張っているんだなと驚きました。私は今、毎日、トリートメントアイテムを使ったりしてケアしていますが、“もっと早くからやっておけばよかった…”と後悔しています。それに、髪の毛は、その人のイメージを決める大事な要素のひとつ。少女漫画に出てくる主人公の髪は、ファサーッときれいな場合がほとんどですよね。髪がしっかりと潤っている人は男女ともに好感度が高いし、それゆえに、人生も潤っているに違いありません…!そんな髪になるには、当然のことですがしっかりとお手入れをすることが第一歩。まずは美容院に行ったときに、美容師さんにケア方法を聞いてみるのはどうでしょうか。せっかくタダで聞けるチャンスを活用しない手はないですよね!プロだからこそ知っている方法やアドバイスを教えてもらえるはず。髪の毛は、実はメンテナンスしやすい場所。肌と同様に、きちんとケアしたいと思います!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年6月27日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年06月22日ここ数年、最もテレビでブレイクした落語家と言っても過言ではない、立川志らくさん。’16年に『ひるおび!』のコメンテーターに抜擢されて以来、様々な番組から引っ張りだこ。――2年前、ワイドショーのコメンテーターになられたとき、「落語家の方が?!」と正直驚きました。どんなきっかけで、テレビに出ることになったのですか?志らく:実は、事務所を自ら移籍したんです。テレビ出演の機会を探して。――ということは、テレビにお出になりたかったんでしょうか?志らく:ううん、ずっとテレビには出たくなかった。20代の頃は出てたんですよ、深夜番組も持ってましたし。自分で言うのもなんですが、すごく人気もあったんです。でもその結果、来る仕事はレポーターとかばっかりで、落語の会をやれば客席は10代の女の子だらけ。アンケートを見れば「落語の筋はわからなかったけど、着物の柄は素敵でした」みたいなことが書いてある。なんか、途中で不愉快になっちゃったんですよ。自分は落語をやるためにこの世界に入ったのに、なんだよこれはって。それでもうテレビには魂を売らないと決めて、テレビは辞める宣言をしたんです。もし『笑点』のオファーが来たって、断ってましたね。――それがなぜ、こんなにテレビに出るように?志らく:’11年に亡くなった、師匠・立川談志の、「なんで志らくはもっと売れないんだ」という言葉があったから、ですかね。もっと自分が世間的に売れている人間だったら、談志は喜んだだろうし、もっと私に売れてほしかったんだということに、師匠が死んでから気がついた。そういうのって、だいたい死んでからわかるんですよ。思い出してみると確かに、昔私がテレビに出ていたとき、師匠は嬉しそうだった。それで、自分ももう50代半ば、テレビに出られるチャンスもここ5年から10年くらいしかないだろうから、ラストチャンスのつもりで事務所を移籍して。――師匠である、故立川談志さんは、落語に詳しくない人でもその名を知っている、偉大な落語家です。なぜ談志さんに弟子入りを?志らく:私は大学時代に落語家になろうと決めたんですが、当時の談志はまだ40代で、私はもっと年上の、名人と呼ばれる人たちの落語のほうが好きでした。でも生で談志の芸を見たときに衝撃を受けて。落語が面白く、また造詣が深く、そして何より愛がとても深い。私が追い求めていた“名人”が年を重ねて亡くなっていく中で、談志からは“名人になる匂い”が出ていた。それで、もう一人の私の師匠である放送作家の高田文夫先生にご紹介いただいて、弟子にしてもらうことになったんです。――今でも、心のどこかに、師匠に喜んでほしい、という気持ちはあるんでしょうか?志らく:ありますよ。ネットなんかに、「志らくはテレビばっかり出てないで、もっと落語の稽古しろ。天国で談志が泣いてるぞ」とか書かれたりしますが、今師匠が生きていたら、「志らくはテレビで遊んでるんだよ。このくらいのことやるに決まってるだろう」って、ニコニコ笑いながら言ってくれるに違いない。談志が泣くわけないだろって思ってます(笑)。――師匠と弟子って、恋愛とも友情とも違う、特別の間柄だと思うんです。あえて言葉にするとしたら、何なんでしょうか?志らく:恋愛感情に近いのですよ、やっぱり。でも、異性への気持ちだと、そこに見た目とか他の要素が入ってくるじゃないですか。「顔がかわいいから好き」とかね。でも師匠に対して、「二の腕がたまらないから憧れる」とか、絶対ないじゃないですか(笑)。なんでしょうね、もっと純な部分で惚れるというか。そして、好きな人のそばにいたいから、弟子入りするわけ。もちろん長く一緒にいると、恋人や夫婦と同じように、師匠と弟子の間柄も“情”になり、「師匠のところに顔を出すのは三月(みつき)にいっぺんでいいや」となっちゃうもんなんですけれど、私はそうならなかった。死ぬまでずっと思いが冷めなかった。だからこそ、いろんなことを教えてくれたと思うし、最後までかわいがってくれたんだと思ってます。もし自分にもこういう弟子がいたら、すぐ二つ目にしてあげるのにねぇ(笑)。――志らくさんが、最後まで談志さんに恋愛感情を持てた、つまりは気持ちが“情”に変わらなかったのは、なぜでしょうか?志らく:それは、うちの師匠がずっと進化し続けていたから。普通は50代半ばくらいから“守りの芸”になるもんなんです。そこからは老いていくだけ。長く見続けている客はそれを、「味がある」とか「いぶし銀の芸だ」とか言って、ノスタルジーを含めて評価するけれど、落語を知らない若い客からしたら、それはおじいさんの独り言にしか聞こえないんですよ。でも談志は、死ぬまで進化し続けていた。写実主義だったのが印象派になって、私が入門した頃はゴッホ、その後はピカソになった。死ぬ前は一筆書きみたいになっちゃったけれど、常に“今やる落語が最も面白い”人だった。だから私はずっと恋い焦がれていたんだと思います。――ご自身も、落語家としては変化し続けていきたいですか?志らく:もちろん。だから今テレビに出て受けている刺激は、とても貴重だと思ってます。落語家にとっては、経験値こそが大事ですから。ただ、ピカソみたいになろうとは思いません。苦悩しすぎるのはイヤですからね(笑)。たてかわ・しらく1963年生まれ、東京都出身。’85年、立川談志に入門。’88年に二つ目、’95年に真打ちに昇進。舞台演出家、脚本家、映画解説者としても活躍。テレビ『ひるおび!』(TBS系)の午前の部に、レギュラー出演中。主宰する劇団・下町ダニーローズの最新公演『人形島同窓会』(下北沢 小劇場B1)は6月7日(木)~17日(日)。5月25日(金)公開の山田洋次監督の最新作『妻よ薔薇のように家族はつらいよIII』に、刑事の役で出演中。今回のテーマは“主婦への讃歌”。嫌みばかり言う夫の言葉に、妻の怒りが爆発し家出!!そんな家族の大騒動を描く。出演は橋爪功、吉行和子、西村まさ彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優ら。※『anan』2018年5月30日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)インタビュー、文・河野友紀(by anan編集部)
2018年05月29日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、感激するのが上手な好感度の高い女になりきり。母性と甘え上手な面を備えた女性が、男心を掴む!デートで「何が食べたい?」と聞かれたときに、「オムライス!」と答える女性って、かわいいと思いませんか?これは友だちのことなのですが、彼女はレストランではなく洋食屋さんを選ぶんです。そこに健気さを感じるし、単価がそこまで高くならないメニューであることに好感が持てます。それに、ご飯をモリモリ食べそうな健康的なイメージがありますよね。オムライスの卵の黄色とケチャップの赤という色の組み合わせって、子供のころ親しんできたからか、どこか懐かしくて愛らしく思えます。でも、その一方で、出てきた瞬間のふわトロな姿には拝みたくなるような神々しさが漂っていますよね。そんな2つの違った魅力を持っているオムライスを愛する女性は、オムライスの見た目と同様に甘え上手でありながら母性にも満ちあふれるという、男心をくすぐる人なのではないでしょうか。そんなふうに、さまざまなキャラクターを持った人は、リアクションもきっと上手。オムライスが出てきたタイミング、スプーンを入れたとき、食べた瞬間と、それぞれに「うわぁ~」と感激。“今日、1食目?”と周囲が思うくらいの、いい反応をしてくれるに違いありません!そういう、感激屋さんなところも、周りの人から愛されそうですよね~。まずは、インスタグラムで、「#オムライス」で検索をしてみてください。めちゃくちゃ美味しそうなオムライスや、オムライスを楽しんでいる人たちの画像がたくさんアップされているので、自然といろんなタイプのオムライスにくわしくなりそう。仲良くなりたい人に、「気になってるオムライス、食べに行かない?」と自然に誘ってみてはどうでしょうか。私も、『たいめいけん』のオムライスが食べたくなりました!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年5月16日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年05月13日ハイサワー美尻グッズは、どうしてこんなに気になるのか。丸くて健康的なお尻に目を奪われるのは、老舗飲料メーカー博水社が販売する「ハイサワー」のグッズ。累計5万5000部を超えるカレンダーをはじめとするアイテムを手がけるのは、社内の“美尻グッズ部”のみなさん。「『タモリ倶楽部』で取り上げていただいた記念に、番組の象徴であるお尻をテーマにしたポスターを作成したことがきっかけでした。部員は全員が女性。使用する写真は毎年10か月かけ、20万~30万枚から選びます。選考基準は“強炭酸ハイサワーのようにパッとはじけるお尻”。ヘルシーなお尻は見ていると元気になれるし、お尻がきれいな人は、くびれや太ももなどのパーツ全体が美しいと思うんです」(広報・原口彩也香さん)コレクターも多く完売アイテム続出。気になる人は即チェックを。25万点以上から選ばれた美尻を採用!年ごとにテーマが変わるカレンダー。’18年度版で9作目を迎えるカレンダー。“はじけるお尻”という基本コンセプトに加え、毎年テーマを決めている。たとえば2010年は“ボリューミーなお尻”なのに対し、2012年は“小悪魔?ツンデレ?”というテーマの引き締まったお尻。今年は創業90年ということで“キュッ(9)と引き締まった丸(0)い美尻”だそう。※『anan』2018年5月2・9日号より。写真・田尻陽子(Topic 05)イラスト・藤田 翔取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年04月28日‘90年代に多くの若者を魅了した、新井英樹の漫画が原作のドラマ『宮本から君へ』が放送中。主人公の営業マン・宮本浩役を務めるのは、21歳のときに漫画を読み、宮本を演じたいと思ったという池松壮亮さん。宮本浩は僕のヒーロー。こんな人間でありたかったです。「1か月のうちに知り合い2人から“お前がやったほうがいい原作がある”と言われて読み、衝撃を受けました。その後、映像化のお話を頂いて、傲慢かもしれないけど、これは運命だなと感じたし、やるしかないと思いました」営業スマイルもうまくできず、生き方に不器用な宮本浩。そんな彼だが、池松さんにとっては特別な存在。「宮本浩という人間は、ヒーローであり、スターです。言葉にするのは難しいですけど、神にも抗っているような人だと思うんです。周りに流され、自分が持っている信念というものが変化していくのが当たり前とされている世の中にいながら、闘い続け、核の部分は絶対に変わらない。こういう人間でありたかったなと思います。多分、原作が好きだという方たちも、本当はこうありたかったという自分を、宮本に託しているんじゃないでしょうか」作品に取り組むうえで、真利子哲也監督と話し合うことも。「監督自身、『宮本から君へ』という作品にものすごく触発され、バイブルにしてきた方です。真利子さんは作品を宮本浩の成長物語にしようとしていたんですが、僕が思う宮本は、いろいろなことがありながらも、ずっと変わらずに叫び続けている人。だから、そういう部分で話をすることはありました」主題歌は、主人公の名前の由来になった宮本浩次さんがボーカルを務める、エレファントカシマシが担当。「僕は自分の体の2割がエレカシでできているんじゃないかと思うくらい、エレカシが好きなんです。宮本さんは50代なのに青春をしている感じがしますね。僕が言うのは失礼かもしれないですけど、ずっと人間讃歌を歌い続け、何を歌っていても祈っているように聞こえます。変わらないというところでは宮本浩と同じだと感じます」そんな楽曲と同様、「この作品も誰かの応援歌になってくれれば嬉しいです」と池松さん。「きっと、自分を問うということの意味がないと感じられがちな今の時代なので、それをし続ける宮本浩が幼稚に見えたり、苦手に思う人もいると思います。でも、彼のように人生を模索したり、壁にぶつかったりと、人間らしさを抱えている人には、必ず響くものがあると思います」いけまつ・そうすけ1990年7月9日生まれ。福岡県出身。主演を務める映画『君が君で君だ』が7/7に公開される。そのほかにも『万引き家族』(6/8~)、『散り椿』(9/28~)と出演作の公開が控える。自らの未熟さゆえ、社会で生きていく意味について思い悩む営業マンの宮本浩。ある日、通勤途中に一目惚れした甲田美沙子(華村あすか)に決死の思いで声をかけるが…。毎週金曜24時52分~、テレビ東京で放送中。©「宮本から君へ」製作委員会※『anan』2018年4月18日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年04月12日岡崎体育の「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「CDを売る方法」です。ぶっちゃけ、別に売れなくてもいいと思います。CDというパッケージにこだわらず、聴き放題で聴いたり、配信をダウンロードして購入したり。音楽の手に入れ方は、今の時代に沿ったものをみんながそれぞれ自由に選んでいいと思うんです。ただ、僕はめちゃくちゃこだわってますね、CDの売り上げに。僕は僕の音源をCDで売りたいんです。今の時代、CDは売れないといわれていますが、バンバン売れている人もいる。それはどうやって売れているのかというと、握手会だとかの特典をつけたり、初回限定盤やバージョン違いのものを出したり、そういうやり方が主流です。ファンの方が多ければ、売れる。もっと言えば、ヘビーに応援がんばってくれてるファンの方が多ければ多いほど売れる。フェスでは人気やし、ライブの需要あるのにCDの売り上げはいまひとつ伸びないってミュージシャンも少なくない。今の時代、音源を買うことは、ファンのお布施行為になっているんだと思います。好きなアーティストを応援するためにわざわざ買うっていう流れ。その売れ行きの良し悪しは、アーティストがメジャーレーベルに所属し続けられるかどうかを左右する条件であることをみんなもう知ってしまっているんですよね。だから作り手はCDを売るために必死でがんばるし、ファンの方も応援したい気持ちで貯めたお小遣いや働いた給料からやりくりして買ってくれるんだと思います。かっこいいはずのミュージシャンが、CD売りたくて必死になるなんて、最初はめちゃくちゃカッコ悪いと思ってたんです。でも、いざ自分がミュージシャンという立場になったとき、どんな方法でも試せるなら試していいんじゃないかと思えるようになったんです。僕自身も、バズりやすい曲を意識して作るし、ネタ曲がテレビやSNSで話題になったらうれしい。もちろん、それだけでいいのかと思うときもあります。僕が大学生とかだったら、岡崎体育って全然おもんないわって居酒屋で言うてるはずだし、そう思われがちなことも理解してる。でもそれよりも、僕がやっている音楽をいいと思って音源を買ってくれている人がいる以上、誠心誠意気持ちを込めてやらんとあかんと思うんです。どんだけおちゃらけた音楽でも、全力でやりきる。そのがんばる姿勢がCDの売り上げにもつながると僕は信じています。おかざき・たいいくNHK Eテレ『天才てれびくんYOU』に出演中。全国6会場7公演、ワンマンツアーが3/25・仙台を皮切りにいよいよスタート!※『anan』2018年3月14日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2018年03月11日昨夏に出版され、すでに190万部を突破している、『漫画 君たちはどう生きるか』。原作は、80年前、児童文学者の吉野源三郎により書かれた小説。主人公をめぐる主な物語を羽賀翔一さんが漫画化し、新たに生まれ変わらせた。大泉洋さん、劇作家の根本宗子さん、ドラマやCMで活躍中の鈴木梨央さんと、世代の違う3人がこの本を読んで考えた「ものの見方」をテーマに話します。鈴木:この本のなかで、コペル君(主人公)がおじさんと街に出て、自分は世界のなかの一部だと気がつく場面がありますよね。私も、ちょっと前までは自分中心の考え方をしていて周りがあまり見えていなかったんです。でも最近になって、周りの同級生のことがちょっとだけ見えてくるようになったんです。大泉:すごいな。僕なんて、いまだに自分中心に考えてしまうところがあるから、この本を読んで耳が痛くて…(笑)。鈴木:(笑)。周りが見えてきたと言っても、「何々ちゃんはこんなことをがんばっているんだ」って思ったり、「誰々君はこういう自分を持っているんだな」って気づくようになったというだけなんです。でも、そう考えるようになってから、もう少し自分も大人にならなきゃなって思うようになって。根本:そうありたいと思っていても、なかなか難しいですよね。大泉:とくに僕らみたいな仕事をしていると、事務所のスタッフをはじめとした周りの人たちが、僕を中心に考えて動いてくださるから、余計にね。でも、僕の場合、家族という、まったく自分中心に回らない場所を持ってるからね(笑)。実際、マネージャーに無理言って1週間の休みを取って家族旅行した時も、最後の2日はものすごくマネージャーに会いたくなりましたからね!(笑)だって全然僕の行きたい場所に行けないし、昼飯ですら希望が通らないわけです(笑)。だから「あいつら(マネージャー)といたら、行きたいとこ行けるのになぁ…」ってね(笑)。根本:ふふ。私はひとりっ子で、家が自分中心で動いているようなところがあったんですよね。でも中学1年の時、モーグルで大きな怪我をして、数年間、車椅子生活になったんです。学校を長期で休んだから、せっかく仲良くなった友達からも置いていかれるような気持ちになるし、病院では周りが年配の患者さんばかり。それまで自分中心だった世界が、別のところで回り始めたというか、そこで物事に対する考え方が変わった気がします。自分とは違う世代とか、違う立場の人と触れ合ったことで、自分の価値観とは違う人がたくさんいるんだってことを知ることができました。正義の気持ちがあっても結果の良し悪しは別の話。鈴木:この本のなかで、浦川君という子が出てきますが、味方になってくれたガッチンと自分をいじめていた山口君が喧嘩になった時に、止めるじゃないですか。浦川君は、自分がいじめられていたから、みんなから攻撃される気持ちがわかって止めたんだと思うんです。でも私は、そう思えたとしても浦川君のような勇気が出せないかもって思うんです。根本:うーん。実は私、小さい時は正義感が強くて、いじめっ子に注意したりするような子だったんです。でも、大人になるに従って、他人の揉め事に巻き込まれたくないっていう気持ちが芽生えてきちゃって、見て見ぬふりをすることも増えてきました。いま思うと、あの頃は、何も知らずに正義が正しいって思えていたからできていたんだなって。だから大人になるほど、逆に難しくなることもあるかもしれません。大泉:ただ、事態が良くなればと思ってやったことが必ずしもいい結果になるとは限らないと思うんですよ。僕が首をへんに突っ込んだことで、誰かの立場が危うくなったり、ややこしい状況になってしまうこともあるでしょ。この本にも、“ナポレオンは英雄ではあるけれど、実際に彼が何を成し遂げたかを検証することが大事”っていう部分があるけれど、正義を振りかざせばそれが本当に正しいのか、そこも考えなくちゃいけないですよね。『漫画君たちはどう生きるか』原作 吉野源三郎、漫画 羽賀翔一1300円(マガジンハウス)原作・吉野源三郎1899年生まれ。編集者、児童文学者。東京帝国大学文学部哲学科を卒業後、陸軍、東京大学図書館などを経て岩波書店に入社。雑誌『世界』初代編集長を務めたほか、岩波少年文庫の創設などにも尽力。’81年没。『君たちはどう生きるか』は’37年に刊行。漫画・羽賀翔一漫画家。茨城県出身。2010年「インチキ君」で第27回MANGA OPEN奨励賞受賞。翌年にデビュー作「ケシゴムライフ」が週刊モーニングにて短期集中連載。’14年に単行本が発売に。近刊に『昼間のパパは光ってる』(TOKUMA COMICS)。おおいずみ・よう俳優。文章にも定評があり『大泉エッセイ 僕が綴った16年』(角川文庫)も刊行。2009年の本公演「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」では演出と脚本を担当。ねもと・しゅうこ1989年生まれ。’09年に劇団・月刊「根本宗子」を旗揚げ。その全公演の脚本・演出を手掛ける。また女優として、舞台やドラマにも出演。4月には劇団公演が控える。すずき・りお2005年生まれ。5歳の時に芸能活動を開始。おもな出演作にドラマ『Woman』『八重の桜』『あさが来た』。また、これから公開予定の主演映画『こどもしょくどう』なども。※『anan』2018年3月7日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・国府田 圭(鈴木さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年03月06日