映画『ルース・エドガー』が、2020年6月5日(金)に公開される。少年は“優等生”か、それとも“テロリスト”なのか『ルース・エドガー』は、誰からも称賛される少年の“知られざる真実”を巡って展開するサスペンスフルなヒューマンドラマ。主人公でアフリカ系黒人のルース・エドガーは、成績優秀なスポーツマンで、誰とでも分け隔てなく接するオープンな性格の持ち主。幼少期に、戦場へ駆り出された過酷なトラウマを見事克服し、自由の国アメリカで希望を象徴する存在へと成長した。ある日、同じアフリカ系の女性教師ウィルソンに危険な過激思想に染まっているのではという疑惑をかけられる。若きバラク・オバマの再来とも称されるルースは“完璧な優等生”か、それとも“恐ろしいテロリスト”なのか。謎めいたルースの内面に迫ることで、人間の謎めいた本質とアメリカの現実をリアルに描きだす。ナオミ・ワッツら豪華キャスト陣本作には、アカデミー賞にノミネート歴のある実力派が勢揃い。主人公のルースを演じるのは、映画『WAVES/ウェイブス』でも主演を務め、次世代スターとして注目を集めるケルヴィン・ハリソン・Jr.。また、ルースを育てた白人の養父母を、ナオミ・ワッツとティム・ロスが演じる。さらに、ルースに疑念を持つ女性教師ウィルソンに、『シェイプ・オブ・ウォーター』で好演したオクタヴィア・スペンサーが抜擢された。あらすじアフリカ、エリトリア出身のルース・エドガーは文武両道に秀でた17歳の高校生。彼は幼少期に戦場へ駆り出された過酷なトラウマを克服し、自由の国アメリカで希望を象徴する存在へと成長した。そんなルースは、ある課題のレポートをきっかけに、同じアフリカ系の女性教師ウィルソンと対立し、順風満帆の日常が大きく揺らぎ出す。ルースが危険な過激思想に染まっているのではというウィルソンの疑惑は、ルースの養父母である白人夫婦エイミーとピーターの胸にも疑念を生じさせていく。そして、奇妙な事件がウィルソン教師の身に降りかかることに。はたしてルースは本当に“完璧な優等生”なのか、それとも世間を欺く“恐ろしいテロリスト”になり得るのだろうか…。【詳細】『ルース・エドガー』公開日:2020年6月5日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開監督・脚本:ジュリアス・オナー製作:ジュリアス・オナー出演: ナオミ・ワッツ、オクタヴィア・スペンサー、ケルヴィン・ハリソン・Jr、ティム・ロス配給:キノフィルムズ/東京テアトル
2020年03月14日モデルのナオミ・キャンベルが10日、ロサンゼルス空港に防護服、ゴーグル、マスク、ゴム手袋という姿で現れた。世界規模での新型コロナウイルス感染拡大を受け、ナオミは完全防備で空の旅に臨んだようだ。ナオミは全身を写した写真をインスタグラムに投稿し、「安全第一もさらなるレベルに。動画ももうすぐYouTubeにアップするわ」とコメント。以前から潔癖症として知られるナオミは、移動の時にはゴム手袋と除菌ウエットティッシュを持ち歩いていると話しており、飛行機に搭乗した際には、最初に座席、テーブル、画面のリモコン、窓のシャッター、ひじ掛けなどを掃除することが習慣となっているという。昨年YouTubeに投稿した動画の中でナオミはこう話している。「除菌ウエットティッシュ。手に触れる全ての物を綺麗にするの。手が触れるだろうものは全て。(座席に取り付けられたリモコンを拭きながら)手を置くところはどこでもね。飛行機に乗る時には毎回こうするの。他人にどう思われようが気にしないわ。自分の健康のためだし、こうすることで気分が良くなるの」続いて、持参したブランケットを取り出し、座席にカバーとしてかけ、「これは毎週替えるの」「空港で買って、宿泊するホテルで手洗いして替えるのよ。いろいろな色があるわ。ハッピーになれる色を選ぶの」と説明。仕上げにマスクを着用し、「最後にはこうやって(マスクをつけて)到着まで座るの。プライベートでも一般でも、どんな飛行機に乗ろうが、人は咳したりクシャミしたりするものでしょ。私には無理なのよ。だからこのマスクで周りの咳やクシャミから自分を守るのよ」と語っていた。(C)BANG Media International
2020年03月13日17歳の高校生ルースの知られざる内面に迫り、人間の謎めいた本質とアメリカの現実をえぐるサスペンスフルなヒューマンドラマ『ルース・エドガー』から、ポスタービジュアルと予告編が解禁となった。今回解禁された予告編は、拍手喝采の中、ケルヴィン・ハリソン・Jr.演じるルースが大勢の人々の前で演説するシーンから始まる。ナオミ・ワッツ演じるルースの養母エイミーは、オクタヴィア・スペンサー演じる女性教師ウィルソンとの面談で、ルースのロッカーから違法で危険な花火が見つかったこと、提出したレポートに「意見の対立は銃で解決する」という表記があったことから、彼は危険人物の疑いがあると告げられる。ウィルソンの疑惑は、ルースの養父母にも疑念を生じさせていく。最後は、ルースがウィルソンに向けた「先生は“僕”という人間を全く分かっていない」というセリフで締めくくられ、隠された彼の本性に注目が集まる予告編に仕上がっている。予告編と同時に解禁されたポスタービジュアルでは、ルースが大勢の観客に向けて演説する後ろ姿が、本国ビジュアルに付け加えられている。顔の左半分は隠された意味深なルースの表情と壇上に立つルースの後ろ姿、どちらも彼の顔ははっきりとは提示されない。まさにルースという謎めいたキャラクターの表裏、二面性が伝わるビジュアルとなっている。『ルース・エドガー』は5月15日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年03月11日成績優秀でスポーツマン、学校の人気者の高校生の知られざる内面に迫り、人間の謎めいた本質とアメリカの現実をえぐり出し、サンダンス映画祭などで絶賛された『ルース・エドガー』(原題:LUCE)が5月15日(金)より公開決定。場面写真2点が解禁となった。バージニア州アーリントンの高校生ルース・エドガーは文武両道、スピーチやユーモアのセンスにも長けた17歳の少年。アフリカの戦火の国で生まれた過酷なハンデを克服し、様々なルーツを持つ生徒たちの誰からも慕われている彼は、養父母のもと自由の国アメリカで希望を象徴する存在へと成長した。そんなルースがある課題のレポートをきっかけに、同じアフリカ系の女性教師ウィルソンと対立、彼の順風満帆の日常が大きく揺らぎ出す。ルースが危険な過激思想に染まっているのではというウィルソンの疑惑は、ルースの養父母である白人夫婦エイミーとピーターの胸にも疑念を生じさせていく。はたしてルースは何者なのか。本当に“完璧な優等生”なのか、それとも世間を欺く“恐ろしい怪物”なのか…。2019年のサンダンス映画祭でプレミア上映されるや批評家の絶賛を博し、全米の賞レースで20を超える賞のノミネートを達成。その年の最も優れた独立系作品を選定するインディペンデント・スピリット賞でも監督賞、主演男優賞、助演女優賞の主要3部門に名を連ねた本作は、深刻な矛盾をはらんだアメリカ社会の現状をリアルにえぐり出し、謎のベールに覆われた人間の本質に鋭く切り込んだヒューマン・ドラマ。模範的な若者として学校や地域の誰からも愛され、称賛される少年の“知られざる真実”をめぐって展開するサスペンスフルなストーリーは、観る者の好奇心をかき立てるにとどまらず、私たちの内なる潜在意識を揺さぶり、先入観を根底から覆していく。『ルース・エドガー』の最もユニークな特徴は、全編出ずっぱりの主人公ルースが真意不明のミステリアスな存在であること。成績優秀なスポーツマンで、誰とでも分け隔てなく接するオープンな人柄の持ち主。アフリカ系の移民であり、白人の養父母の愛に育まれてトラウマを克服したルースは、若きバラク・オバマの再来とも称され、まさに現代のアメリカン・ドリームそのもの。しかし、J・C・リーの戯曲「Luce」の映画化である本作は、観る者に強烈な問題提起を突きつける。ルースの“完璧な優等生”というイメージは、彼に期待する両親や校長らが一方的に押しつけたものではないのか。そして、それとは真逆の過激思想を持った“恐ろしい怪物”という見方も、極端に偏った思い込みなのではないか。人種、容姿、性別、階級、学歴、思想、信仰……いったい人間の“価値”とは、何によって決定されるのか。本作では、アメリカという国の歴史や政治をも取り込み、その理想と現実をあぶり出していく。注目の次世代スター×実力派キャストの“真実”をめぐるアンサンブル主人公ルース役は、終末スリラー『イット・カムズ・アット・ナイト』における迫真の演技で注目されたケルヴィン・ハリソン・Jr.。同作品のトレイ・エドワード・シュルツ監督と再び組んだ「A24」配給『WAVES/ウェイブス』に主演、『ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏』ではクリステン・スチュワートの恋人役を務め、英国アカデミー賞EEライジング・スター賞の候補にも選ばれるなど、いまブレイク中の新星が、まだアイデンティティが確立されていない17歳の少年の葛藤を生々しく体現する。プライベートに問題を抱えながら、ルースと激しく敵対する教師ウィルソンを演じるのは、『ドリーム』『シェイプ・オブ・ウォーター』のオクタヴィア・スペンサー。また、ナオミ・ワッツとティム・ロスが愛する息子への思いがけない疑念に動揺するリベラルな夫婦に扮し、観客の視点を担う役どころに説得力を与えている。オバマ大統領の時代に上演された原作の戯曲に感銘を受け、監督・製作・共同脚本を務めたのは『クローバーフィールド・パラドックス』のジュリアス・オナー。自らもナイジェリア出身のアフリカ系移民であり、物語の舞台となったバージニア州アーリントンで育った。この新鋭監督は、洗練されたシャープな語り口と、キャラクターの繊細にして多面的な心理描写を披露。その絶え間なくスリリングで心揺さぶる映像世界は、観る者を白熱のクライマックス、深い余韻を残すエンディングへと誘い、私たちそれぞれの想像力によって変わる“真実”を浮かび上がらせる。『ルース・エドガー』は5月15日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年02月10日「ゲーム・オブ・スローンズ」前日譚ドラマの製作をHBOがキャンセルした。ショーランナーのジェーン・ゴールドマンが、製作陣やキャストたちにメールで伝えたという。「The Hollywood Reporter」などが報じた。タイトル未定だった同ドラマはナオミ・ワッツを主演に据え、ジェイミー・キャンベル・バウアー、ミランダ・リチャードソン、ナオミ・アッキーらが出演するパイロット版を今夏撮り終えていた。製作にGOサインがでれば、原作者のジョージ・R・R・マーティンが物語、ゴールドマンが脚本を担当し、オリジナル版「ゲーム・オブ・スローンズ」の数千年前を舞台とし、ウェスタロスの歴史の恐ろしい秘密、ホワイト・ウォーカーの真の起源、人とホワイト・ウォーカーの初めての戦いなどが描かれる予定だった。関係者は、HBOがパイロット版の出来に満足せず、キャンセルをする前に編集をし直すよう求めていたと明かしている。ナオミ版の前日譚は製作されないことになったが、「ゲーム・オブ・スローンズ」から2番目の前日譚ドラマの製作が発表された。こちらはオリジナル版から300年前を舞台とし、ターガリエン家に焦点を当てたドラマ。タイトルは「House of the Dragon」(原題)で、マーティンとライアン・コンダルが企画し、コンダルはミゲル・サポチニクとショーランナーを務める。HBOはすでに10エピソードをオーダーしたと発表している。(Hiromi Kaku)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2019年10月30日22日(現地時間)、開催された第71回エミー賞授賞式でベストドレッサーに名前が挙がった俳優たちをチェック。「Cosmopolitan」誌など、多数のメディアでベストドレッサーに選ばれたのは「THIS IS US 36歳、これから」のマンディ・ムーア&スーザン・ケレチ・ワトソン。マンディは「ブランドンマックスウェル(Brandon Maxwell)」、スーザンは「バッジェリーミシュカ(Badgley Mischka)」とブランドとデザインは違うものの、ピンク×レッドのカラーブロックという点が共通。今年のエミー賞では少なくとも5人の女優がピンク×レッドのドレスを着用していた。コメディ部門で作品賞、主演女優賞、脚本賞を受賞したフィービー・ウォーラー=ブリッジも、美しいプリンセスライクのドレスで注目の的に。ブランドはブライダルドレスを得意とする「モニーク・ルイリエ(Monique Lhuillier)」。どの媒体でもずば抜けて評価が高かったのは、ゼンデイヤの「ヴェラ・ウォン(Vera Wang)」のグリーンのドレス。シアーなコルセット、サイハイスリットと露出度はかなり高いのに、エレガントに着こなした。ドレスのデザインと赤みがかったヘアの相乗効果で「リアル・アリエルみたい」との声も。そのほか、ミシェル・ウィリアムズ、ジャミーラ・ジャミル、キム・カーダシアン、ナオミ・ワッツ、ケンダル・ジェンナーらのドレスが人気だった。男性では、今年のアカデミー賞でタキシードドレスを着用して話題を集めたビリー・ポーターが、再び個性的な装いで登場。上下に13万個以上のミニクリスタルを施した「マイケル・コース(Michael Kors)」のキラキラスーツに、「スティーブン・ジョーンズ(Stephen Jones)」のアシンメトリーなつばのハットを合わせていた。(Hiromi Kaku)
2019年09月24日6月1日、23歳の誕生日を迎えたトム・ホランドが、「今日はぼくの誕生日。それと、発表の日」というキャプションと動画をインスタグラムに投稿した。トムは動画で誕生日はダイビングを楽しみ、素晴らしい1日だったと語り、お祝いメッセージを送ってくれたファンに感謝を述べた。「発表の日」については、トムの両親が運営しているチャリティー団体「The Brothers Trust」が開催したコンテストの優勝者について発表を行った。トムは、実生活では4人兄弟の長男でありながら、スパイダーマンを演じている『アベンジャーズ』シリーズでは最年少の末っ子キャラ。ソー役のクリス・ヘムズワースから「誕生日おめでとう、おまえは最高だ」、スター・ロード役のクリス・プラットからは「かわいい弟、トム。誕生日おめでとう。きみの将来性はすごいよ。素敵な一日を!!」と祝福コメントが寄せられた。ほかにも『アベンジャーズ』シリーズのほか『スパイダーマン:ホーム・カミング』で共演したロバート・ダウニー・Jr、『スパイダーマン』シリーズのゼンデイヤもトムの誕生日を祝った。『インポッシブル』でトムの母親役を演じたナオミ・ワッツは、同作のタイでの撮影現場から懐かしの写真を掲載。「切り傷やあざを作っても、すごく楽しかったよね。フェイクの傷もあったし」とふり返り「お誕生日おめでとう。大好きよ」と綴った。(Hiromi Kaku)
2019年06月03日全世界に大旋風を巻き起こしたディズニーの名作を実写映画化した『アラジン』から、ジャスミンを演じたナオミ・スコットと、監督のガイ・リッチーが新しいジャスミンのキャラクターの秘話を語ったコメントがシネマカフェに到着した。人生を変えたいと願う貧しい青年アラジンと、自由に憧れる王女ジャスミンの身分違いのロマンスを描いた本作。ジャスミンを演じたナオミ・スコットは『パワーレンジャー』でピンク・レンジャーを演じ、11月に全米で公開予定の『チャーリーズ・エンジェル』ではエンジェルのメンバーに選ばれるなど、いまハリウッドが最も注目している女優のひとりだ。アニメーション版の『アラジン』を観て育ったというナオミは、「私と同じような濃い色の目と髪、肌の色を持つ外見のディズニープリンセスの登場はすごく大きな出来事だったわ!」と語り、「今回の映画では、ジャスミンの主な目的はアグラバーの民を守ることと、正当に扱うことよ。そして彼女は物語の中で成長を遂げて、欲しいものを欲しがるだけではなくて、自分自身で手に入れるように変わってゆくの」と、アニメーション版からさらに進化したジャスミンのキャラクターの秘話を明かした。主題歌“ホール・ニュー・ワールド”のバラードに乗せて、アラジンと共に魔法のじゅうたんで夜空をかけるあの有名なシーンの実写化は、クールでスタイリッシュなガイ・リッチー監督の演出により、後世に語り継がれる名シーンになることが予想される。しかし、ナオミのコメントからはジャスミンがロマンスパートだけのキャラクターではないことが伺える。ガイ監督は、「今回のジャスミンは、より成熟したキャラクターで、おそらく当時の典型ではなかった存在なんだ」と語り、ナオミの言葉を裏付けた。アニメーション版のDNAを引き継ぎながらも、より現代的に進化した“新生”ジャスミン。アラジンとの恋、そして魔法のランプを巡る大冒険に彼女がどのように関わってくるのか?是非スクリーンでチェックしてみて。『アラジン』は6月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アラジン(2019) 2019年6月7日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年05月31日「ゲーム・オブ・スローンズ」のプロデューサー&脚本家のブライアン・コグマンが、Amazonオリジナルドラマ「ロード・オブ・ザ・リング」のコンサルタントに起用されたことが明らかになった。すでに昨年の9月にAmazonと契約を交わしていたという。「Variety」誌などが報じた。コグマンは、同ドラマの脚本家J・D・ペインとパトリック・マッケイとともに、コンサルタントとしてドラマ「ロード・オブ・ザ・リング」を作り上げていく。「ゲーム・オブ・スローンズ」では、クリエイターのデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスのアシスタントからスタート。原作者のジョージ・R・R・マーティンが描いた小説版の舞台ウェスタロスに関するけた外れの知識量を買われ、計11話の脚本を担当した。最後に手掛けたのはファイナルシーズン第2話の脚本。ナオミ・ワッツが主演を務める「ゲーム・オブ・スローンズ」の前日譚シリーズの脚本も担当するかとみられたが、先月、コグマンは「自分のプロジェクトが展開することはなかった」とコメントしている。真相やいかに。そのほか、コグマンはディズニーの実写版『王様の剣』の脚本を執筆することも発表されている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2019年05月22日「きっと来る~」の音楽でお馴染み、ジャパニーズホラーの原点にして金字塔である『リング』シリーズ。5月は、中田秀夫監督が20年ぶりにシリーズでメガホンを取り、池田エライザを主演に迎えた最新作、その名も『貞子』が世に放たれる。白いワンピースをまとい、古井戸やテレビ画面から這い出てくる黒髪ロングヘアの怨霊・貞子は、いまや誰もが知る恐怖のアイコン、平成時代を代表するホラーヒロイン。なんと先日、「世界が尊敬する日本人100」に“怨霊”代表として選出されるという快挙も果たした。そんな貞子を過去に演じてきた女優たち、そして貞子に翻弄されてきた“絶叫”女優たちには、現在も活躍する人気女優たちが勢ぞろいしている。貞子、「世界が尊敬する日本人100」のひとりに原作となったのは、“見た者は1週間後に呪い殺される”という“呪いのビデオ”の恐怖を描いた鈴木光司のホラー小説。「リング」(1991)、続く「らせん」(1995)、完結編「ループ」(1998)の3部作は平成を代表するベストセラーホラーとして知られている。1995年製作の“2時間ドラマ”を経て、1998年に公開された中田監督、高橋洋脚本による映画『リング』に登場した貞子は、彼女の呪いそのままに、その姿を目にした者に圧倒的な恐怖を植え付けた。『リング』と後日談『らせん』は2本立てで公開され、興行収入20億円を超える大ヒットを記録。2002年以降、ハリウッドでもリメイクされており、貞子は日本、いや世界で最も有名な怨霊にして最恐ホラーヒロインの代名詞となった。そんな貞子が、4月30日号の「ニューズウィーク日本版」にて発表された「世界が尊敬する日本人100」に、怨霊として初めて選出された。プロテニスプレイヤーの大坂なおみ、元メジャーリーガーのイチローなどが選ばれる中、貞子は“Rest of the Best”(学者から役者まで、世界が驚いた日本人)として、『名探偵コナン』の原作者・青山剛昌、芸術家の草間彌生、そしてVTuber(バーチャルYouTuber)として近年若者から絶大な人気を誇るキズナアイといった著名人たちと肩を並べている。この快挙に対して貞子は、「大変光栄です!言葉と文化の壁を越えて評価いただいたとのことで、あの時、ブラウン管の壁を超えておいて本当に良かったな、と井戸より深く感じ入る次第です。鈴木光司先生、中田秀夫監督はじめ、これまで『リング』シリーズを育てていただいた皆様に、心より御霊申し上げます」と謙虚にコメント。では、そんな貞子が生み出した“恐怖”の変遷を見ていこう。全ての始まり…松嶋菜々子主演『リング』初の被害者は竹内結子『リング』(1998)の主人公は原作の新聞記者の男性から女性TVレポーター・浅川玲子に変更され、現在NHK連続テレビ小説(以下、朝ドラ)「なつぞら」に出演中の松嶋菜々子が演じた。同「ひまわり」のヒロインで知名度のあった松嶋さんは本作でさらにブレイク、以降、「GTO」や「救命病棟24時」「魔女の条件」「やまとなでしこ」などで人気女優となっていく。浅川とともに調査に臨む大学講師・高山竜司を演じたのは真田広之。そして山村貞子(伊野尾理枝)の最初の犠牲者となる、浅川の姪で女子高校生・大石智子を演じていたのが、初めての映画出演だった当時17歳の竹内結子。その2年後に朝ドラ「あすか」のヒロインに抜擢された竹内さんだが、押し入れの中で見つかった“その姿”はトラウマになりそうなほど衝撃的…。以来、ホラーが苦手になってしまったらしい竹内さんは、『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』ではホラー映画引退宣言(!?)も飛び出したほど。『らせん』ヒロインの“超能力少女”は中谷美紀『リング』と同時上映された『らせん』では、高山竜司の助手で超能力を持つ高野舞が主人公となった。カルト的作品「NIGHT HEAD」の飯田譲治が監督を務めた本作は、医師・安藤(佐藤浩市)が謎の死を遂げた友人・高山(真田さん)を司法解剖したことから、あるウイルスに関わる事件に巻き込まれていく。貞子役は『アサルトガールズ』『僕はイエス様が嫌い』などの佐伯日菜子が務め、『リング』に引き続き舞、そして復活した貞子の二役を演じた中谷美紀もミステリアスな雰囲気がハマり、その後「ケイゾク」シリーズ、『電車男』『嫌われ松子の一生』などでトップ女優となる。『リング2』深田恭子も呪いのビデオの被害者だった中谷さん演じる高野舞を主人公に、貞子の悲劇や怨念により迫るオリジナル脚本(高橋洋)で描かれたもう1つの続編『リング2』(1999)も、興行収入42億円を記録する大ヒットに。本作でつい呪いのビデオを見てしまい、犠牲者となる女子高校生・沢口香苗を演じていたのが、この前年、ドラマ「神様、もう少しだけ」でHIVに感染する女子高生を熱演して注目を集めていた深田恭子だ。また、松嶋さんと真田さんも『リング』『らせん』と同じ役で特別出演しているが、『リング』で友人の智子(竹内さん)を襲った貞子の呪いを目の当たりにしながら奇跡的に生き残った倉橋雅美役で佐藤仁美が出演。そのトラウマから精神病院に入院しており、体内に貞子の怨念が宿っていることが分かっていた。なお、今回の最新作『貞子』にて、佐藤さんは20年ぶりに同役でシリーズに再登場!池田エライザ演じる主人公・茉優が勤める精神病院の患者であり、茉優に異常な執心を燃やす女性となるという。「そういえば私!生きてた!!!」と最新作のオファーに驚く佐藤さんは、「20年ぶりの生き残りがどうなったのか、楽しみにしててください」と期待を煽っている。なお、本作で精神科医師を演じていたのは、「HERO」でブレイクする前の小日向文世。TVドラマ版・貞子は木村多江が話題に!1999年には映画『リング』の好評を受けて、連続ドラマ「リング~最終章~」も制作された。柳葉敏郎や長瀬智也ら豪華キャストに加え、貞子役を演じて注目を集めるようになったのが「後妻業の女」や「あなたの番です」の木村多江だ。貞子の母・山村志津子と二役を務めた。木村さんは本作の後、「救命病棟24時」(2期)「大奥」などで活躍しながら、リリー・フランキー共演の映画初主演作『ぐるりのこと。』(2008)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ数々の賞を受賞するまでに。また、映画版とは異なるストーリーでドラマ「らせん」も登場。TVドラマ版の高野舞/復活した貞子役は矢田亜希子が務め、須藤理彩らも二役で貞子を演じていた。『リング0 バースデイ』仲間由紀恵が若き貞子に2000年には、仲間由紀恵が映画初主演を務めた『リング0 バースデイ』が公開。鈴木氏の原作「バースデイ」のエピソードに映画独自の設定を盛り込んだ、誰もが知る貞子が誕生するまでを描いた“エピソード0”だ。劇団・飛翔の看板女優が怪死を遂げ、次の公演の主役に新人の山村貞子(仲間さん)が抜擢される。稽古場ではその後も次々と怪現象が起き、貞子に疑いの目が向けられ…。監督は「ほんとにあった怖い話」を手掛けている鶴田法男。10代の貞子をまだあどけなさの残る仲間さんが演じたが、ラスト、井戸に落とされたときの後味の悪さは半端ない。仲間さんは本作の直後にドラマ「トリック」の山田奈緒子役に抜擢され、2002年「ごくせん」のヤンクミで大ブレイクする。ナオミ・ワッツ主演でハリウッドリメイクも!2002年といえば、ナオミ・ワッツ主演で1作目『リング』をハリウッドリメイクした『ザ・リング』が公開に。新聞記者の主人公を演じたワッツは、本作により世界的に名を知られるようになり、翌年『21グラム』でアカデミー賞にノミネートされた。監督は後に『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』から『ワールド・エンド』までシリーズを手掛けたゴア・ヴァービンスキー。続くハリウッドリメイク作『ザ・リング2』(2005)は完全オリジナル・ストーリーながら、中田監督がメガホンをとりハリウッドにて監督デビュー。『リング』と貞子(サマラ)はジャパニーズ・ホラーの代表格として地位を確立する。さらに2017年には、原作者・鈴木氏が「ハリウッドで作られたリングシリーズ史上、もっとも原作に忠実で、もっとも怖い」と評した『ザ・リング/リバース』が登場。スペインの新星F・ハビエル・グティエレス監督、イタリアの新進女優マチルダ・ルッツというフレッシュなコンビで、原点回帰にしてパソコンやスマホにも呪いが増殖していく現代らしい視点が取り入れられた。なお、韓国でもリメイクされ、東京国際映画祭で『リング・ウィルス』(1999)として上映(劇場未公開)。韓国版貞子、パク・ウンソはいまや国際派女優のペ・ドゥナが演じていた。最恐ホラーヒロインがアイコン化!『貞子3D』2012年には、現代版貞子が3Dとなってスクリーンから飛び出す『貞子3D』が公開された。石原さとみが“呪いのビデオ”ならぬ“呪いの動画”により教え子を失い、事件に巻き込まれていく女子高教師・鮎川茜、瀬戸康史がその恋人・安藤役で出演し、監督は「賭ケグルイ」『ヒロイン失格』の英勉と、まるで胸キュン青春映画のような布陣。そして、本作で貞子役を演じていたのは、映画『告白』(2010)で一躍注目を集めていた若手女優・橋本愛だ。原作者・鈴木光司の書き下ろし小説「エス」を基に、約12年ぶりにスクリーンに復活した貞子が、人々を再び死の恐怖に陥れた。また、『リング』シリーズ史上初、“実体化”した貞子が舞台挨拶に登壇し、質疑応答に応じたことも。石原さんの「おいくつですか?」には監督を介して「享年17。ざっくり高2」と返事が…。瀬戸さんの「今回は呪いの動画になってますが」という問いには「ビデオテープはいま売ってない。IT革命」などと珍解答が発せられ、会場が笑いに包まれることに。ほかにも「ハローキティ」や「ケロロ軍曹」とのコラボや、始球式への登板など、コミカルな宣伝路線が若年層の心をつかんだ。スマホアプリとの連動上映も『貞子3D2』翌2013年には、橋本さんが貞子役を続投し、ヒロイン・安藤楓子役に『風立ちぬ』で声優を務めた瀧本美織を迎えた『貞子3D2』が公開。前作から5年後、安藤兄妹の周囲で再び“呪いの動画”による死亡事件が発生していく。画期的だったのは、無料スマートフォンアプリと本編を連動させた映画史上初の「スマ4D」という上映方式。貞子から着信があったり、カメラのフラッシュが突然光ったりと、映画鑑賞のマナーを思えばよろしくない機能ばかりだったが、現在の応援上映のように“アトラクション”として映画を楽しむ先駆け的な企画だったといえる。2大ホラーキャラが共演『貞子vs伽椰子』『リング』と『呪怨』という日本を代表する2大ホラーシリーズが、エイプリルフールのをきっかけに(?)コラボしてしまった『貞子vs伽椰子』(2016)。“呪いのビデオ”を入手したために貞子の標的となる女性・有里役を山本美月、“呪いの家”で伽椰子と俊雄の母子霊に脅かされていく鈴花役を玉城ティナが熱演した。このときにも貞子、伽椰子&俊雄が始球式に登壇、寸劇風のパフォーマンスを繰り広げたことが話題に。また、総選挙ならぬ“総選恐”として、貞子と伽椰子の人気投票が実施され、双方合わせて13万に及ぶ票を集めた。結果は僅差で貞子の勝利。物言わぬ彼女は舞台挨拶に立ち、敗者の伽椰子&俊雄は罰ゲームとして渋谷の街でゴミ拾いを行うという、シュールで攻めた宣伝は本編の怖さとのギャップが人気となった。『貞子』池田エライザが絶叫ヒロインに仲間入り『リング』シリーズの最新作『貞子』では、ハリウッド版『ザ・リング2』以来、14年ぶりとなる中田監督の手により、“呪いの動画”からまたも恐怖が拡散していく。中田監督は、初代『リング』を知る世代には「『そうそう!』と肯いてもらえるものを、観てはなくとも貞子の風貌、動きは知っているティーンたちには、『今度の貞子はここが違う、スゴい!』と驚愕してもらえるものを目指した」と語っており、リアルタイム世代やその子世代もそろって楽しむことができそうだ。『貞子』は5月24日(金)より全国にて公開。「リング」Blu-ray(¥3,800+税)発売中。発売:KADOKAWA販売:ポニーキャニオン(C)1998「リング」「らせん」製作委員会(text:Reiko Uehara)■関連作品:貞子3D 2012年5月12日より角川シネマ有楽町、角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2012『貞子3D』製作委員会貞子3D2 2013年8月30日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2013『貞子3D2』製作委員会貞子 2019年5月24日より全国にて公開©2019「貞子」製作委員会
2019年05月07日映画『ガラスの城の約束』が、2019年6月14日(金)より新宿 シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMA 他にて全国公開ブリー・ラーソンと『ショート・ターム』のデスティン・クレットンが再タッグ2016年に『ルーム』でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、その後も華々しい活躍を見せる女優ブリー・ラーソンと、当時まだ無名だった彼女のブレイクするきっかけとなった『ショート・ターム』のデスティン・ダニエル・クレットンが再びタッグを組んだ本作は、ホームレスの両親に育てられた女性の半生を綴った全米ベストセラー小説を映画化した作品。原作の名は、ジャネット・ウォールズの自叙伝「The Glass Castle」。子供たちにとってカリスマ的存在だが、アルコールへ依存から手が付けられなくなくなる父親と、自分の理想を追い求めるあまり、結果的に育児を放棄してしまうアーティストの母親。単に“毒親”とはカテゴライズ出来ない、正邪併せ持つ両親に育てられたジャネットの壮絶な半生を赤裸々に告白した自叙伝だ。あらすじ「ニューヨーク・マガジン」で活躍する人気コラムニストのジャネットは、恋人との婚約も決まり、順風満帆な日々を送っていた。ある日、ジャネットは車道に飛び出してきたホームレスの男性に遭遇する。それは、なんと彼女の父・レックスだった――。レックスは、いつか家族のために「ガラスの城」を建てるという夢を持つエンジニア、妻のローズマリーはアーティスト。彼らは定職につかず理想や夢ばかりを追い求め、自由気ままに暮らしていた。物理学や天文学などを教えてくれる父・レックスは、幼い頃のジャネットたち兄弟にとってカリスマ的な存在で、聡明なジャネットのことを彼は「チビヤギ」と呼び、愛情を注いでいた。しかし、仕事が上手くいかないレックスは次第に酒の量が増え、家で暴れるようになっていく。やがて、高校生になったジャネットは大学進学をきっかけに、ニューヨークへと旅立ち、両親との関係を断とうとするが…。主演ブリー・ラーソン、ウディ・ハレルソン&ナオミ・ワッツが両親役に主人公のジャネット役を務めるのは、アカデミー賞女優ブリー・ラーソン。両親への複雑な感情を心の内に秘めながらも、高級ブランドのスーツと隙のないメイクで武装し、幸せを掴み取ろうと邁進する主人公を好演。また、その両親レックス&ローズマリー役を、名優ウディ・ハレルソンとナオミ・ワッツが演じている。原作本がハヤカワ文庫で発売発売以来、全米で350万部を突破した原作本「The Glass Castle」が、映画の公開に先駆け、映画と同名タイトル「ガラスの城の約束」として5月2日(木) にハヤカワ文庫にて発売。原作者であるジャネット・ウォールズ は、「時が過ぎるうちに、両親から得た純粋な愛情の素晴らしさは、どんな家族にも存在 し、全ての家族に物語があるということをより強く思うようになりました。私のことを楽 観的過ぎると非難する人もいるけれど、私たち兄弟は大変な時期を乗り切って、喜 びを探してきたのは事実です。本を執筆して得られた喜びのひとつは、私が伝えたか ったことを読者の方が受け取ってくれるだけでなく、時には語ったこと以上の想いを感 じてくれることです。」とコメントを寄せている。作品情報映画『ガラスの城の約束』公開日:2019年6月14日(金)監督:デスティン・ダニエル・クレットン(『ショート・ターム』)脚本:デスティン・ダニエル・クレットン、アンドリュー・ラナム原作:ジャネット・ウォールズ 「ガラスの城の約束」(ハヤカワ文庫)出演:ブリー・ラーソン(『ルーム』、『キャプテン・マーベル』)、ウディ・ハレルソン、ナオミ・ワッツ原題:The Glass Castle©2019 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2019年03月11日『キャプテン・マーベル』で注目を集めるアカデミー賞女優ブリー・ラーソンが、自身の出世作『ショート・ターム』の監督と再タッグを組んだ『The Glass Castle』。その邦題が『ガラスの城の約束』に決定し、ポスタービジュアルと予告編が到着した。■あらすじ「ニューヨーク・マガジン」で活躍する人気コラムニストのジャネットは、恋人との婚約も決まり、順風満帆な日々を送っていた。ある日、ジャネットは車道に飛び出してきたホームレスの男性に遭遇する。それは、なんと彼女の父・レックスだった――。レックスは、いつか家族のために「ガラスの城」を建てるという夢を持つエンジニア、妻のローズマリーはアーティスト。彼らは定職につかず理想や夢ばかりを追い求め、自由気ままに暮らしていた。物理学や天文学などを教えてくれる父・レックスは、幼い頃のジャネットたち兄弟にとってカリスマ的な存在で、聡明なジャネットのことを彼は「チビヤギ」と呼び、愛情を注いでいた。しかし、仕事が上手くいかないレックスは次第に酒の量が増え、家で暴れるようになっていく。やがて、高校生になったジャネットは大学進学をきっかけに、ニューヨークへと旅立ち、両親との関係を断とうとするが…。■ブリー・ラーソン×ウディ・ハレルソン×ナオミ・ワッツが親子にホームレスの両親に育てられた女性の半生を綴った全米ベストセラー小説を映画化した本作。原作となったジャネット・ウォールズの自叙伝「The Glass Castle」は、華麗なセレブのイメージをかなぐり捨て、過酷な子ども時代の思い出を赤裸々に描いたことが話題を呼び、2006年にはアメリカ図書館協会のヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)が主催するアレックス賞を受賞。発売から10年以上経った現在もなお売れ続けている全米ベストセラー小説。主演は、2016年に『ルーム』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソン。最新作となる本作では実在の女性ジャーナリスト、ジャネット・ウォールズ役を演じる。両親への複雑な感情を心の内に秘めながらも、高級ブランドのスーツと隙のないメイクで武装し、幸せをつかみ取ろうと邁進する主人公を好演。日本公開を控える『キャプテン・マーベル』では、マーベル映画史上初の女性ヒーロー単独主役を務めており、世界的にも話題沸騰中だ。また、単純に“毒親”とは言い切れない、正邪併せ持つ両親を演じたのは、『スリー・ビルボード』のウディ・ハレルソンと『インポッシブル』のナオミ・ワッツ。監督には、『ショート・ターム』でブリーと組んだデスティン・ダニエル・クレットンが務める。■いまの幸せがあるのは大嫌いだった父のおかげだった…予告編では、ニューヨークで自立し幸せに暮らす主人公ジャネットが、関係を断ったホームレスの父との再会をきっかけに、いままで隠して生きてきた子ども時代の想い出を呼び起こしていく映像が続く。父との想い出をたどる中で、「自分らしく生きる幸せ」を教えて育ててくれた父の想いに気づき、“本当の幸せ“を掴むために再び人生を歩み出す物語を予感させる。ポスタービジュアルには、青空の下で父に肩車をされている幼いころのジャネットを、大人になった彼女が思い出している姿が描かれ、“「自分らしく生きる幸せ」を教えてくれたのは、大嫌いだった父”というコピーに呼応して、父と娘が築いてきた関係性を想像させられるビジュアルとなっている。過去とともに忘れようとした父の、正しくはないけれど強烈で深い愛が観る者の心を震わし、一歩前へ進む勇気をくれるヒューマンドラマに、引き続き注目していて。『ガラスの城の約束』は6月14日(金)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年03月08日ナオミ・ワッツが「ゲーム・オブ・スローンズ」(以下、「GoT」)の数千年前の時代を描く、前日譚シリーズの主演を務めることが決定した。「Variety」誌などが伝えた。ナオミが演じるキャラクターについて詳細は明らかになっていないが、「暗い秘密を隠し持つ上流階級の人」だという。ストーリーは「GoT」の舞台となった大陸ウェスタロスの歴史にある恐ろしい秘密や、ホワイトウォーカーの真の起源に触れるようだ。本家「GoT」は来年ファイナルシーズンが放送され、幕を閉じることが決まっている。しかし、新たに「GoT」つながりのドラマシリーズが5つ企画中であると報じられており、その続報が待たれていた。ナオミが主演するのはそのうちの1つのシリーズで、「GoT」の原作者のジョージ・R・R・マーティンと、『キングスマン』シリーズのプロデューサー&ライターのジェーン・ゴールドマンが製作総指揮と脚本を担当する。マーティンは、これまでに、企画中の5つのドラマシリーズはそれぞれ「GoT」の前日譚であることを強調し、「GoT」のメインキャラクターは登場しないと明かしている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2018年10月31日8月29日から9月8日まで開催中のヴェネチア国際映画祭に、世界各国から映画人が集結。金獅子賞の行方も気になるところだが、今回は映画祭中盤の現時点でSNSやメディアで話題になった奇抜&不思議なファッションをご紹介!まずはリメイク版『サスペリア』で映画音楽家デビューを果たしたレディオヘッドのトム・ヨーク。正装でキメる俳優陣の中、ブルーのグラデーションが鮮やかなスーツに足元はサンダル、髪型はマンバンとカジュアルないで立ちで登場。「ワーストドレッサー」の称号を与えるメディアもあれば、「クレイジーだけどトムだからこその着こなしだ!」と褒めるメディアも。続いては同じくリメイク版『サスペリア』のクロエ・グレース・モレッツ。レッドカーペットで「Miu Miu」の衣装を選ぶことが多いクロエは、今回も「Miu Miu Resort 2019」のポロシャツとワイドパンツをチョイス。しかしポロシャツのサイズが合っておらず窮屈そうで、ワイドパンツの裾についているファーが「まるでイエティ(雪男)みたい」と不評だった。最後は審査員の1人、ナオミ・ワッツ。ピンクの「Armani Prive」のドレスは「Mirror」紙などのメディアが「ベストドレッサー」と称える一方、ツイッターでは「ナオミがふせん紙に埋もれてる」との声が上がっている。(Hiromi Kaku)
2018年09月04日◼︎新たなる人生を歩き出す人へ贈る、ある家族の愛と希望の物語DRESS読者のみなさん、こんにちは!本日ご紹介する作品は『アバウト・レイ16歳の決断』です。『リトル・ミス・サンシャイン』で黄色いバスに乗った落ちこぼれ家族を、『サンシャイン・クリーニング』で事件現場の清掃を行う崖っぷち姉妹を描いてきた製作チームが再び集結した本作。女の子の身体と男の子の心を持った16歳のレイと、その母親で恋多きマギー、レズビアンの祖母ドリーの3世代を、ユーモアたっぷりに描く家族の物語です。■『アバウト・レイ16歳の決断』ストーリー女の子の身体を持って生まれたが、中身は男の子のレイ(エル・ファニング)は、シングルマザーのマギー(ナオミ・ワッツ)、レズビアンの祖母ドリー(スーザン・サランドン)、ドリーのパートナーのフラリーと4人で暮らしていた。「男の子として生きたいーー」たったひとつの願いを叶えるため、16歳になったレイはホルモン治療を希望する。治療に成功したら、誰も女の子だった頃の自分を知らない学校に転校して、人生をやり直したい、それがレイの唯一の希望だった。レズビアンの祖母・ドリーは、レズビアンの自分と、トランスジェンダーのレイの何が違うのかが、理解できない。「レズビアンじゃだめなの?」と質問するドリーに、レイの母親のマギーは「彼女は男の子なのよ」と言い返すのだった。自分はレイの一番の味方、そう思っている母親のマギーだったが、いざホルモン治療の同意書を渡されると心が揺れ、なかなか書類にサインができないのだった。さらに困ったことに、もう何年も会っていない元夫でレイの父親であるクレイグのサインも必要だと言われ、尻込みしてしまう。そんなある日、とある事件をきっかけに、ついに書類にサインをする決心を固めたマギーは、役所から聞き出した元夫・クレイグの家に向かうのだが……。■エル・ファニングがトランスジェンダーのレイを熱演!16歳のレイを演じるのは、『マレフィセント』でオーロラ姫役を演じ、ソフィア・コッポラ最新作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』の公開も待ち遠しいエル・ファニングです。『ネオン・デーモン』『20センチュリー・ウーマン』『パーティで女の子に話しかけるには』と、これまでもたびたび紹介してきたエル・ファニングですが、本作ではその可憐さを封印し、髪を短く切り、身体を鍛え、トランスジェンダーのレイを熱演しました。■レイ、マギー、ドリー。親子3世代の演技合戦に注目!エル・ファニング演じるレイと、レイの母親マギー、祖母ドリーの演技合戦にも注目です。レイの母親マギーを演じるのは、デヴィッド・リンチ監督の『マルホランド・ドライブ』(01)で主役に抜擢され、『21グラム』(03)、『インポッシブル』(12)でアカデミー主演女優賞にノミネートされたナオミ・ワッツ。恋多きひとりの女性でありながら、母親として、レイがトランスジェンダーであることを頭では理解しながらも、心が追いつかずに揺れるマギーを見事に演じ切ります。また、祖母ドリーを演じるのは、『デッドマン・ウォーキング』でアカデミー主演女優賞を受賞した名優、スーザン・サランドンです。自身もレズビアンで、パートナーの女性フラニーと暮らしながらも、孫のレイがトランスジェンダーであることはイマイチ理解できず、娘であるマギーと衝突してしまう「少しやっかいな母親」役はピッタリ!貫禄ある演技をみせてくれます。何年も会っていない別れた夫・クレイグに、マギーが会いに行ったことから、まさかの"秘密”が明らかになってしまう本作。果たしてレイは無事にホルモン治療を受け、新たな一歩を踏み出せるのか。寒い季節にぴったりな心温まる物語をぜひチェックしてみてくださいね。◼︎『アバウト・レイ16歳の決断』公開情報『アバウト・レイ16歳の決断』2月3日(土)より、新宿ピカデリー他全国公開監督・脚本・製作:ゲイビー・デラル出演:ナオミ・ワッツ『マルホランド・ドライブ』『ヤング・アダルト・ニューヨーク』、エル・ファニング『ネオン・デーモン』『20センチュリー・ウーマン』、スーザン・サランドン『依頼人』『デッドマン・ウォーキング』配給:ファントム・フィルム上映時間:92分公式サイト:©2015 Big Beach,LLC.All Rights Reserved.
2018年02月05日エル・ファニングがトランスジェンダーの男の子役に挑戦したことで話題を呼ぶ『アバウト・レイ 16歳の決断』。本作で自慢のブロンドヘアをカットし、身体も鍛えてトランスジェンダー(FTM)の主人公・レイを熱演したエルのコメントがシネマカフェに到着した。『リトル・ミス・サンシャイン』『サンシャイン・クリーニング』の製作チームが再び集結し、エル、ナオミ・ワッツ、スーザン・サランドンと3世代の女優たちの豪華競演も見どころとなる本作。エルが演じたトランスジェンダーの男の子レイは、言動が破天荒なレズビアンの祖母ドリー(スーザン・サランドン)とその同性のパートナー、フランシス、恋多きシングルマザーのマギー(ナオミ・ワッツ)の4人暮らし。レイは16歳の誕生日を機に、身体的にも男の子になろうとホルモン治療を始めようとするが、母マギーは動揺、祖母のドリーもレイの決断についていまひとつ理解できないでいる。しかも、何年も会っていない父に同意のサインをもらう必要があった。エル・ファニング「この映画は家族の物語」エルは「ティーンエイジャーは様々な悩みを抱えているけど、それに加えて、レイは女性の体をもって生まれてきた。しかし脚本はこういった問題や、悩みだけに焦点を当てていない。トランスジェンダーの話ではなく、家族の話になっていることが気に入った」と本作と出会ったときの印象を語る。母親のマギーを演じたナオミについて、エルは「彼女は最高よ! あんなに優しい人は知らない。“レイは何歳の時に(トランスジェンダーであることを)カミングアウトしたか”とレイのバックストーリーも何パターンか考えて、ナオミとリハーサルをしたの」と明かし、「彼女が相手だとそういう話し合いも自然とできる。彼女が母親役で本当に良かった。理想の母親ね」と大絶賛。そして「普段はすぐ撮影に入ることが多いけれど、1週間ほどかけて撮影の準備をした。各シーンを細かく見て、セリフの言い回しや、言葉遣いについて話し合った」と本作にとって重要な自然な家族の雰囲気づくりについて熱く語ると、続けて「この映画はトランスジェンダーではなく、家族の物語。ある家族の日常を切り取っているの。シングルマザーの悪戦苦闘ぶりに共感する人がいるかもしれない。私は祖母と暮らしているからレイに共感できる。どこか自分との共通点が見つかるはず。もし心に響いたら、是非、周りの人と語ってほしい」と、本作の魅力について自らの実感も込めながら語っている。『アバウト・レイ 16歳の決断』は2月3日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月04日こんばんは、古山エリーです。先日の大雪にはじまり大寒波が続いておりますが、風邪やインフルにかかっていないでしょうか。ひとり暮らしで体調を崩したときは、誰も頼れる人がいない…心細くて切なくなります。せめてもの救いは、かかりつけのクリニックやコンビニがすぐ近くにあること──って言うと、なんとも寂しい女に聞こえますが、身体が弱っているときは本当にそれが救い、有難いことなんです。大寒波真っ只中の今宵もたわごとお付き合いくださいませ。相変わらずコレといった趣味はなく淡々と日々を過ごしていますが、楽しみはあります。少し前に、ものすごく自分好みの洋服がセレクトされた古着屋を見つけまして。1950~70年代のメイドインジャパンの古着がメイン。レトロ好きにとっては、たまらない空間です。何度か通っているうちにお店の人と話をするようになって教えてもらったのですが、1950~70年代は既製品ももちろんありましたが、仕立てていた人も多かった時代。オーダーメイドで作ったけれど、よそ行きだったからあまり着なかったのか、お金持ちの人が作ったまま忘れていたのか──とにかく状態のいいビンテージの洋服が揃っている。縫製がとても丁寧で美しく、日本人の手仕事に惚れ惚れします。基本どれも1点ものなので、その日にどんな洋服と出会えるのかは運命のようなもの。もちろん何も買わずに帰ることもありますが、今日はどんな洋服と出会えるかなというワクワク感、出会ったときの運命感、たまりません(それを恋愛にも活かしてください、自分…)。洋服は女性らしくても中身は四十路のオッサンと化しつつあることが(かなり)心配ですが、まあそれも私らしさです。自分らしさと言えば、『アバウト・レイ 16歳の決断』というとても素敵な映画と出会いました。身体は女の子、心は男の子として生まれたレイ(エル・ファニング)が主人公です。16歳になったレイは、心も身体も男の子になるためにホルモン治療をして、晴れて男の子になったら新しい学校に転校して、本物の人生を始めたい──と思っているのですが、周りの大人たちがなかなかどうして、受け止めることができない。治療のためには、両親のサインが必要なのですが、母親のマギー(ナオミ・ワッツ)はシングルマザー、父親のサインも必要で過去と向きあうことに。一緒に暮らしているマギーの母親、レイのおばあちゃんのドリー(スーザン・サランドン)はレズビアンでパートナーと暮らしていますが、「レズビアン(同性を愛すること)と何が違うの?」と、理解してもらえそうで難しい。そんな3世代の家族のなかで、レイが自分らしく生きていく姿が描かれる感動作です。この映画の何が素敵かって、レイの強い意志と、母マギーの愛情と、娘と孫を温かく見守る(ときどき話をややこしくするけれど…)おばあちゃんのドリー、みんな悩みながらも自分らしく生きようと一生懸命なところです。ユーモアもある! 彼氏が欲しいとか、結婚できないとか、ぐずぐず愚痴をこぼし続けている四十路の自分が情けなくなるほど、彼らは魅力的。特にレイには、自分自身に正直に生きることを教えてもらいました。というわけで、独身だっていいじゃなーい! 自分らしくていいじゃなーい! と、開き直っております(影響され方がどうも間違っているような…)。そして気づけば、もうすぐバレンタインデー! 気になる人に(誰に?)渡せるように、デパ地下へGO! 自分へのご褒美チョコも忘れずに買おうと思います。今宵はここまで、また次回。(text:Elie Furuyama)(Elie Furuyama)
2018年01月26日初代『リング』公開から20年。国内外で数々の続編、リメイクが制作され、軒並み大ヒットを記録してきた傑作シリーズの最新作『ザ・リング/リバース』が1月26日(金)、日本に上陸する。主演を務めるマチルダ・ルッツは、なんと本作がハリウッドデビュー。これまでシリーズに出演してきた人気女優たちに続く、新ヒロインに注目した。鈴木光司によるベストセラー小説を原作に、1998年に公開された映画『リング』(監督:中田秀夫、脚本:高橋洋)。観た者を必ず死に至らしめる“呪いのビデオ”という斬新な設定と、TV画面から這い出る“貞子”の姿は世界中に衝撃を与え、ジャパニーズ・ホラーの代名詞として不動の地位を獲得した。その後、日本はもちろんハリウッドでも続編やリメイクが製作され、軒並み大ヒットを記録してきたシリーズが20年の節目に放つ最新作が本作。“呪いのビデオ”を見てしまった主人公ジュリアが、ビデオの呪いを解き明かすべく奔走するという原作に忠実なストーリー構成に加え、現代ならではの要素も取り入れつつ、バージョンアップを遂げた恐怖シーンの数々は、原作者である鈴木氏もハリウッドで作られた『リング』シリーズ史上「もっとも怖い。驚いた」と絶賛するほど。■本作がハリウッドデビューの新鋭!「まるで夢を見ているような感覚」その本作で主人公ジュリアを演じるのが、イタリア出身の若手女優マチルダ・ルッツだ。「ミュウミュウ(MiuMiu)」のキャンペーンでミューズを務めるなどファッションモデルとしての顔も持ち、母国語のほかにも英語とフランス語の3か国語を操る多才ぶり。美貌と知性を兼ね備える彼女だが、女優としてはほぼ無名に近い。本作で主演を務めるにあたって、「まるで夢を見ているような感覚だった。子どもの頃に何か怖いものを見て、今度はさらに新しい世代にそれを伝えていくことは、“呪いのビデオ”をコピーして誰かに見せることに、ちょっと似ているのよね」と語っている。■『リング』シリーズ主演は人気女優への登竜門実は、この『リング』シリーズで主演を務めた歴代女優たちには、ある共通点が存在する。“主演女優はその後、必ず売れる”のだ!初代映画版『リング』主演の松嶋奈々子しかり、ハリウッドリメイク第1弾『ザ・リング』のナオミ・ワッツしかり、両者ともに出演をきっかけに大ブレイクを果たしている。そのほかにも、『リング』の後日談にあたる『らせん』の中谷美紀、『リング0バースデイ』仲間由紀恵、『リング2』深田恭子、『貞子3D』石原さとみ、『貞子3D2』瀧本美織、『貞子vs伽椰子』山本美月など、錚々たる面々が主演を飾ってきた同シリーズ。彼女たちの美しい顔が恐怖に歪む姿が『リング』の恐怖を倍増させてきたことは言うまでもなく、その点においてはマチルダ・ルッツも負けていない。恋人を救うためとはいえ、自ら呪いのビデオを引き受けてしまったジュリアに次々と襲い掛かる呪いの恐怖。彼女の熱演が、我々観客を恐怖に突き落としていく。マチルダは、主演を務めるフランス発アクション・スリラー『Revenge』(原題)がサンダンス映画祭で上映されたばかり、リチャード・マッデン主演のTVミニシリーズ「Medici: Masters of Florence」(原題)にも出演するなど、間違いなく今後も目が離せない存在となりそうだ。『ザ・リング/リバース』は1月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月22日エル・ファニングがトランスジェンダーの少年役に挑み、ナオミ・ワッツ、スーザン・サランドンと共演を果たす『アバウト・レイ16歳の決断』。エルは現在、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督の『パーティで女の子に話しかけるには』が世界に先駆けて公開中、年が明けたら、本作とソフィア・コッポラ監督のカンヌ受賞作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』と話題作の公開が続く。人気、実力ともに若手No1.女優エルの怒涛の出演作に注目した。『I am Sam アイ・アム・サム』で姉ダコタの幼児時代を演じてスクリーンデビューしたエル。『ベンジャミン・バトン数奇な人生』ではケイト・ブランシェットの少女時代を演じ、さらにスティーブン・スピルバーグ製作×J・J・エイブラムス監督の『SUPER 8』でも注目を集めた。ディズニー映画『マレフィセント』のオーロラ姫で、現在の人気を確立。2017年はニコラス・W・レフン監督の『ネオン・デモーン』、ベン・アフレック主演・監督の『夜に生きる』、マイク・ミルズ監督の『20センチュリー・ウーマン』、声優を務めた『フェリシーと夢のトウシューズ』が公開に。いまや、巨匠から鬼才まで、さまざまな映画人に愛される若手実力派の1人だ。『アバウト・レイ16歳の決断』2018年2月3日(土)公開Story16歳になり、身体も本当の自分になることを決断したトランスジェンダーの少年レイ。恋多きシングルマザー・マギー(ナオミ・ワッツ)、破天荒なレズビアンのおばあちゃん・ドリー(スーザン・サランドン)は“レイの決断”に戸惑うが、レイは髪を短く切り、身体を鍛え、少しずつ“本当の自分”に近づいていくことで生き生きとしてくる。そんな姿を見たマギーは意を決して、ホルモン治療の同意書のために別れた夫に会いにいくが…。ココをチェック!エルの新たな一面が見られる意欲昨。心のみならず、身体も男性として生きていく決意をするも、周りに理解されず、苦悩し、葛藤するトランスジェンダーの主人公・レイの繊細な心の動きを見事に演じている。髪も大胆にカットし、体当たりで挑んだエルの迫真の演技に注目!『パーティで女の子に話しかけるには』公開中Storyパンクなのに内気な少年エン(アレックス・シャープ)は、偶然もぐりこんだパーティで、反抗的な瞳が美しい少女ザンと出会う。大好きな「セックス・ピストルズ」やパンク・ファッションの話に共感してくれるザンと、たちまち恋におちるエン。だが、2人に許された自由時間は48時間。彼女は遠い惑星へと帰らなければならないのだ。大人たちが決めたルールに反発した2人は、危険で大胆な逃避行に出るのだが…。ココをチェック!エルが演じたのは、不思議な魅力を持つ、遠い惑星からやってきた美少女ザン。パンク少年エンに心惹かれていき、初恋を経験する。劇中では、“地球人”とはまた違った愛情表現にも要注目。表情豊かな、最高にキュートなエルを堪能できる。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』2018年2月23日(金)公開Story南北戦争期、負傷した北軍兵士(コリン・ファレル)を治療するため、男子禁制の女子寄宿学園では彼を招き入れるが、女性に対し紳士的でかつ美しい男性と触れ合う中で、誰もが彼に心を奪われていく。やがて、情欲と危険な嫉妬に支配されてしまう彼女たち。秩序を守るか、欲望を取るか、彼女たちが最後に下した決断とは――。ココをチェック!ソフィア・コッポラ監督との待望のタッグ2作目は、可愛らしさとダークな一面を併せ持つ小悪魔な10代女子生徒に!学園長役のニコール・キッドマンや、キルスティン・ダンストとの共演にも注目。『Mary Shelley』(原題) 日本公開未定小説「フランケンシュタイン」の原作者である女性作家、メアリー・シェリーの半生と恋愛模様をエルが演じる。トロント国際映画祭で初お披露目された。共演にはダグラス・ブース、ベル・パウリー、メイジー・ウィリアムズら。そのほか、セレーナ・ゴメス、ティモシー・シャラメ、ジュード・ロウらと共演するウディ・アレンの『A Rainy Day in New York』、「ゲーム・オブ・スローンズ」のピーター・ディンクレイジと世界にたった2人だけ生き残った男女を演じるSFドラマ『I Think We’re Alone Now』(いずれも原題)などが控えており、エルの時代はまだまだ続きそうだ。『アバウト・レイ 16歳の決断』は2018年2月3日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月09日今回は今注目の100均〔ワッツ〕から、かわいい大人気キャラクターのポチ袋をご紹介します。新年のお年玉もこれで決まりですね!小さなお子さんがいるご家庭にぴったりですよ♪おなじみのキャラクターたちがポチ袋に!お正月といえば、お年玉。お年玉といえば……そう、ポチ袋。今回は、人気急上昇中の100均〔ワッツ〕で見つけた、かわいいキャラクターが描かれているポチ袋をご紹介します。ポチ袋は、お年玉にはもちろんですが、ちょっとした御礼を渡すときにも使えて便利ですよね。いろんなポムポムプリンが見られるポチ袋最初はこちらのポムポムプリンのポチ袋。花と戯れていたり、ハチと遊んでいるかわいらしいポムポムプリンが描かれていますね!どのポムポムプリンがお気に入りなのか、お子さんと話してみると楽しいかもしれません♪宇宙でのほほん、スヌーピーのポチ袋こちらはスヌーピーのポチ袋。宇宙でのほほんと楽しんでいるかわいらしいスヌーピーがたまりません♡パステルカラーがかわいい♪シナモンロールのポチ袋こちらはシナモンロールのポチ袋です。ちょこんと座っているシナモンロールがかわいらしいですね♪優しい雰囲気のパステルカラーが基調となってるポチ袋です。お正月にかわいいキャラクターポチ袋を!お正月には欠かせないポチ袋。少し値段が張ってしまいがちのキャラクターグッズも100均だと手軽に手に入りますよね♪〔ワッツ〕に立ち寄った際にはぜひチェックしてみてくださいね。
2017年12月08日いつも映画のスクリーンの中で、キラキラ輝きを放っている海外セレブたち。実年齢より相当若く見えて、肌もピチピチで髪もつやつや。『プリティーウーマン』で一世を風靡した、今年50歳のジュリア・ロバーツが、当時と全く変わらない容姿でTVに出ていたのを見た時は、かなり衝撃を受けました。「でもそれって、ハリウッド女優だから特別でしょ?」なんて言うのはナンセンス!彼女たちだって私たちと何ら変わらない、一人の女性。「外見から年齢を感じさせないような努力」を、毎日のルーティンとして取り入れているんです。そこで今回は、そんな海外セレブたちが日ごろから実践している、エイジングレスな自分になるためのテクニックをご紹介します。即効性が欲しいなら、前髪とポニーテールで小じわ隠しPhoto by Pinterestまず誰でも簡単に取り入れられるのが、ヘアスタイルを変えること。アンジー世代の女性ならリアルタイムで映画館で観た人も多い、映画『キューティーブロンド』で、日本での知名度を一気に上げたリース・ウィザースプーン。今年41歳の彼女ですが、『キューティーブロンド』時代の可愛らしさをそっくりそのままキープしています。そんなリースが意識しているのが、常に前髪のあるヘアスタイルをキープすることなのだそう。セレブご用達のヘアスタイリストMarc Anthony(マーク・アンソニー)によると、前髪のあるスタイルは別名「フレンチ式リフトアップ」とも呼ばれ、額に出るイヤな横じわをカバーするのに最適なのだとか。その他、たれた目元や目じりの小じわを隠す効果も期待できるとのこと。とにかく、すぐにエイジングケアの効果が欲しい!という場合に是非試してみたいテクニックですね。また、リフトアップ効果を高めたい時は、頭のてっぺんで結ぶポニーテールもおススメだと語るMark。前髪までまとめてひっつめることで、肌のハリをアップさせてしまおうというこの方法、とても古典的ですが、私の周りの外国人の間でも実践している人が多いテクニックです。無駄にエステに通うよりも、実用的で効果があるかも?さらにロングヘアの場合は、レイヤーをサイドから後ろにかけて入れることがマスト。「短いほうがアクティブで若く見えそう?」と思いがちですが、ロングヘアでも十分エイジングレスな印象にすることは可能。軽さと動きを出すたことが大切ですが、逆に髪の色を明るくし過ぎると、一気に老けて見えるので、やりすぎには注意が必要です。ぼさぼさで潤いのないロングも、「オバサン化」に一気に拍車をかけてしまいます。ヘアオイルやクリームでしっかり栄養を与え、普段から抜かりなく手を打っておきましょう!30代からは、ファンデの前の保湿ケアは必要不可欠!Photo by Pinterest養子3人、実子3人を含む、合計6人の子供の世話に毎日明け暮れながら、女優としての仕事と社会慈善事業を見事に両立させているが女優のアンジェリーナ・ジョリー。ファッションモデルとして数々のブランドアンバサダーを務めてきた42歳の彼女ですが、透き通るような肌は未だに健在。セレブリティご用達のメイクアップアーティストTroy Jensen(トロイ・ジェンセン)は、健康的で若々しいフレッシュな肌を演出するために、ベースメイクの前にまずは素肌をしっかり保湿することが大切だと語っています。美容液と保湿クリームで素肌がしっかり潤ったら、その次に軽いタッチのファンデーションで、素肌の質感がそのまま浮き出るように仕上げるのがポイントなのだそう。仕上げのフェイスパウダーは、あえて避けるようにアドバイスしているTroy。「パウダーは肌のつやを鈍らせて、数時間後には粉っぽくなって肌に残ってしまう」とのこと。シミやくすみが気になるからと言って、コンシーラーや重めのファンデーションを塗りたくるのはNG。少しくらいのシミなんて気にせず、それよりも薄づきのファンデーションで軽めにキメたほうが、逆に若返って見えるんですね。 今日からファンデのべたべた塗り、やめてみようと思います。エイジングレスな表情に必要なのは明るいビビッドカラーPhoto by Pinterest朝の出勤前は時間との戦いで、ブラシで丁寧にハイライトを入れている時間なんてない!という女性がほとんど。けれども前出のTroyは、「ブラシを使って顔に明るい色をのせることこそが、エイジングレスなメイクに欠かせないテクニック」と主張。ちょっと明るすぎる?というくらいの色味を頬骨の上に入れると、はっきりとしたリフトアップ効果も得られるのだとか。なかなか冒険しにくいチーク&ハイライトのカラーも、ここは思い切って大胆な色をチョイスしたいものです。いつも洗練されたクールなファッションスタイルが定評のモデル、オリビア・パレルモも、頬に大胆なオレンジのチークを入れています。また、10代20代の頃に大活躍したキラキラのグロスも、エイジングレスメイクには欠かせないアイテム。但しグロスの全塗りはNG。大人の女性の使い方は、唇の真ん中にポンポンと軽くのせるだけ。こうすることで唇に立体感が生まれ、ゴージャスな印象が出てくるのだそう。ついつい10代、20代の頃の癖で、くれぐれもべたべた全体に塗ってしまわないよう気をつけましょう。アイライナーで目元の印象が一気に華やかになるPhoto by Pinterest苦手な人が多い、目元のアイライナー。私も20代の頃から、アイライナーに何度も挑戦しては挫折して……を繰り返しているほど、アイライナーを引くのが上手ではありません。しかし、ニューヨークを拠点に活躍するメイクアップアーティストのErica Whelan(エリカ・ウェラン)によると「アイライナーを的確に入れることで、年齢と共にぼやけた印象になってしまう目元を、力強く演出することができる」と語っています。まつげの一番先端から、まぶたの上の縁を、細目のアイライナーでしっかり線を入れていけばOK。50歳を余裕で超える女優のナオミ・ワッツも、アイライナーをくっきり入れただけで、目元がとっても活き活きした印象になっています。上級編として、ただはっきりと際立たせるだけじゃなく、目元をもっとゴージャスに演出したい場合は、ヌードカラーのアイライナーが大活躍してくれます。下まぶたの内側に沿ってスーッと線を入れていきましょう。もう面倒くさいなんて言っていられません!今日から早速、アイライナーのテクニックをマスターしたいと思います。10代、20代の頃はつけまつげをしっかり盛って、ゴージャスな目元を演出していたけれど、30代、40代からは、洗練された落ち着きのある華やかさを取り入れていきたいものです。海外セレブが密かに取り入れている、エイジングレスな印象作りに欠かせないテクニック。ヘアスタイルやメイクにちょっと取り入れるだけで、驚くほど若々しい自分になれるかも。どれも手軽に始められるので、是非今日から意識してみてくださいね。【参考文献】『Celebrity Anti-Aging Secrets』
2017年11月18日エル・ファニングがナオミ・ワッツ、スーザン・サランドンと共演し、トランスジェンダーの男の子役に挑戦する『アバウト・レイ 16歳の決断』。この度、日本版予告編&ポスタービジュアルが公開され、ショーン・メンデスによる主題歌がお披露目された。『リトル・ミス・サンシャイン』の製作チームが集結し、新たな人生を歩き出す人の背中を押す希望の物語となる本作。エルがプラチナブロンドのロングヘアーをカットし、本当の自分になることを決断したトランスジェンダーの主人公・レイを熱演。アカデミー賞2度のノミネートを誇るナオミが母親、アカデミー賞女優スーザンが祖母を演じ、戸惑いながらもレイの理解者となっていく。予告編では、男の子として生きたいと決断したレイ(エル・ファニング)のため、ホルモン治療の同意書を医者から受け取り、戸惑う恋多き母親マギー(ナオミ・ワッツ)、そして「レズビアンでいいじゃない」とイマイチ理解ができていないおばあちゃんのドリー(スーザン・サランドン)という家族の掛け合いから展開されていく。同意書には元夫(テイト・ドノバン)のサインも必要だったが、レイがホルモン治療を受けることに困惑しサインを拒絶される。一方、「自分に正直に生きたいんだ」と、いますぐにでも治療を始めたいと母親に訴えかけるレイ。映像では、レイとマギーが抱きしめ合う姿や、ベッドではしゃぐ姿など仲の良さがうかがえるも、レイがいじめに遭ったり、泣き叫ぶシーンも収められ、ぶつかり合いながらも、寄り添っていく母と子の葛藤がうかがえる。また、予告編で使用されているテーマソングを歌うのは、甘く切ない歌声で大人気の19歳の若き天才シンガー、ショーン・メンデス。動画サイトに歌を投稿したのち、歌手デビューを果たし、「タイム」誌の「最も影響力のあるティーンエイジャー」に3年連続で選出。本作で披露している主題歌「life of the party」の歌詞は、「とにかく自由に振る舞って 周りのことは気にもしないで」「“普通”でなくてもかまわない どうせ失敗するのなら」といった、レイの生き方を後押しするような印象深い楽曲となっている。合わせて解禁されたポスタービジュアルは、黄色を基調としたポップな仕上がり。正真正銘の男の子になりたいレイ、恋多き母親、レズビアンのおばあちゃんの3人をメインにした、それぞれのキャラクターの個性を感じさせるビジュアルとなっている。『アバウト・レイ 16歳の決断』は2018年2月3日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月16日製作国アメリカでの公開延期に伴い、日本公開も延期になっていたエル・ファニング主演の『アバウト・レイ 16歳の決断』(原題:3 Generations)が、2018年2月3日(土)より日本公開されることが正式決定!合わせて、日本語字幕入りの本国版予告編も到着した。本作は、「誕生日の願いごとは毎年同じだ。“男になれますように”」というトランスジェンダーの主人公レイが、恋多きシングルマザー、レズビアンのおばあちゃんと共に繰り広げる、不器用で愛おしい家族の物語。アカデミー賞主要2部門受賞の『リトル・ミス・サンシャイン』で、黄色いオンボロ車に乗った落ちこぼれ家族を、エイミー・アダムス×エミリー・ブラント共演『サンシャイン・クリーニング』で、事件現場のクリーニングをする崖っぷち家族を描いてきた製作チームが再び集結した。『マレフィセント』のオーロラ姫役で一躍人気を博し、ソフィア・コッポラの新作『The Beguiled』(原題)など出演作が相次ぐエルが、トレードマークのロングヘアから一転、本当の自分を求め、心も身体も男になると決断したトランスジェンダー(FTM:Female To Male)の主人公・レイを熱演。そして、アカデミー賞に2度のノミネートを誇るナオミ・ワッツが、そんなレイに寄り添おうとする恋多きシングルマザーのマギーに、名優スーザン・サランドンが、パートナーと一緒に暮らす破天荒なレズビアンのおばあちゃん・ドリーに扮する。最初は「レイの決断」に戸惑いながらも、次第に誰よりもレイの一番の理解者となっていく2人。ぶつかり合い、傷つけ合っても、家族だから何度でもやり直せる。3世代で織りなす、新しい時代の新しい家族の形は観る者に大きな愛を与えてくれるはずだ。『アバウト・レイ 16歳の決断』は2018年2月3日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月06日シャイリーン・ウッドリーが主演を務め、ベロニカ・ロスの世界的ベストセラー原作を映画化したシリーズの最終章『ダイバージェントFINAL』。8月19日(土)からの日本公開に先立ち、これまでのストーリーと本作の見どころが5分間に凝縮されたダイジェスト版予告が公開された。舞台は、近未来のシカゴ。人類が「無欲」「平和」「高潔」「勇敢」「博学」の5つの派閥に分類・管理される社会体制が、大規模なクーデターによって崩壊し、新たな支配者たちが勢力を拡大していた。巨大なフェンスに囲まれ、重いゲートで閉鎖されていたシカゴの街。混迷の中、「異端者(ダイバージェント)」であるトリスは仲間と共に外の世界へ脱出することを決意する。だが、そこに待ち受けていたのは、「異端者」にまつわる驚愕の事実と、人類の記憶を消去し世界を“リセット”させようと企む巨大組織の恐ろしい陰謀だった…。未知の世界への脱出、友情と裏切り、人類の命運をかけた激闘など、怒涛のアクションと衝撃の展開が、シリーズの最後に待ち受けている本作。ベロニカ・ロスのベストセラー「ダイバージェント3 忠誠者」(角川文庫)を原作に、前作に引き続きロベルト・シュヴェンケが監督を務めた。主人公トリスを演じるのは、本シリーズや『きっと、星のせいじゃない。』、話題の海外ドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」でも熱演を見せるシャイリーン。トリスの恋人フォーをイケメン英国俳優テオ・ジェームズが務めるほか、エドガー・ライト監督の新作『ベイビー・ドライバー』主演で大きな注目を集めているアンセル・エルゴート、『セッション』『ビニー/信じる男』のマイルズ・テラー、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』「ビッグ・リトル・ライズ」のゾーイ・クラヴィッツ、さらにナオミ・ワッツ、オクタヴィア・スペンサー、ジェフ・ダニエルズら若手から実力派までが揃い、脇を固める。今回の映像では、1作目『ダイバージェント』、2作目『ダイバージェントNEO』までを解説するダイジェスト映像を楽しみながら、完結編となる本作につながるストーリーを一気におさらいできる。世界興収2億6,000万ドルを突破し、全米のみならず世界中を熱狂させたシリーズの序章『ダイバージェント』では、最終戦争から数世紀を経て、ディストピア化したシカゴにおいて「適性によって人類が5つの派閥に分類・管理される近未来」が描かれ、どの派閥にも分類されない「異端者(ダイバージェント)」である少女トリスが、自らの力に覚醒する姿を描いた。ド派手な映像に加え、“たった一度の性格診断で未来が決まる”という新機軸や「自分だったらどの派閥に所属するのだろう?」と観る者を引き込む、巧みなストーリー展開、さらに、オスカー女優ケイト・ウィンスレットが初めて挑戦したという“悪役”なども見どころ。続く『ダイバージェントNEO』では、トリスが追われる身となり、たった1人で巨大権力に立ち向かう姿や、息を飲むアクション・シーン、圧巻の映像世界が冴えわたる。完結編で最大のキーとなる「壁の外の世界」の存在も明らかとなり、物語は『ダイバージェントFINAL』へ。前作を遥かに上回る圧倒的スケールで描かれる本作では、これまで謎に包まれていた壁の外の世界とダイバージェントの関係が遂に暴かれていく。シリーズを通してヒロイン・トリスが少女から強い女性へと成長していく姿や、フォーとの関係、仲間たちとの壮絶な闘いも見逃せない。まさに、その魅力がふんだんに詰まったダイジェスト映像でシリーズをふり返ってみて。『ダイバージェント FINAL』は8月19日(土)より角川シネマ新宿、角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダイバージェント 2014年7月11日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開(C) 2014 Summit Entertainmet, LLC. All Rights Reserved.ダイバージェントNEO 2015年10月16日より全国にて公開(C) 2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2017年07月07日WOWOWにて7月22日(土)より放送予定の「ツイン・ピークス The Return」。クーパー捜査官役カイル・マクラクランの来日が決定するなど、日本でも盛り上がりをみせる本作の放送に合わせ、9時間もの特別ラインナップによる無料放送が決定した。カナダ国境に近い田舎町で、ビニールに包まれた女子高生ローラ・パーマーの無惨な遺体が発見される。FBIのクーパー捜査官は地元保安官ハリーらとともに捜査に取り組むが、やがてローラの知られざる裏の顔を知るとともに、この平穏で小さな町には愛と欲望、憎しみと裏切りにみちた人間関係があることに気づいていく。また、常識を超えた怪現象も次々と起こり…。1990年代から現在にかけ、世界各国で社会現象を巻き起こし、日本全国にファンを生み続けている伝説の海外ドラマシリーズ「ツイン・ピークス」。その最終話、殺されたローラがクーパー捜査官に「25年後に会いましょう」と語った通り、前シーズンから25年後を舞台に描かれるのが今回の新シーズン。企画・製作総指揮、および全18章の監督を務めるのは、奇才デヴィッド・リンチ。前作の25年後を描くという以外、物語を一切明かさないという秘密主義を徹底した一方、クーパー役のカイル、ローラ役のシェリル・リーなど旧作の出演陣が多数再登場することに加え、新キャストとしてローラ・ダーン、アマンダ・セイフライド、ナオミ・ワッツ、アシュレイ・ジャッド、モニカ・ベルッチ、日本人女優の裕木奈江などが参加する。5月21日から全米ショウタイム局で放送されているが、日本ではWOWOWが独占初放送。その見どころや魅力を、ジョン・カビラをMCに、ゲストの関根勉、椿鬼奴、『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』の入江悠監督という「ツイン・ピークス」マニアの著名人と共に語り尽くすほか、VTRで石井竜也、泉麻人、菊地成孔、木村佳乃、サンプラザ中野くん、辛酸なめ子、滝本誠、竹中直人、「DIR EN GREY」薫も出演。前日譚にあたる映画『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間』や、同作の未公開シーンを監督・編集し、1つの映像作品としてまとめた「ツイン・ピークス もうひとつのローラ・パーマー最期の7日間」、伝説のはじまり「ツイン・ピークス 序章」、さらに待望の「ツイン・ピークス The Return 第1章」を本放送に先駆け無料放送する。MCを務めるカビラさんは、「『ツイン・ピークス』がWOWOWで放送された当時、レーザーディスクのBOXセットを買うくらいドハマリしました。視聴者を動かすような現象を生み、さらに外伝が出るくらいドラマの世界が派生していくというのが『ツイン・ピークス』の魅力であり凄いところだと思います」と、“ガチ”ファンぶりをコメント。また、ゲストの関根さんも「リンチ監督の普通の人と違う感覚の世界観にどっぷりとハマりました」と語り、「あれから25年経って『ツイン・ピークス 序章』を改めて見直し、そのまま新作に突入できると思うと、いまからニヤツキが止まりません」と、その期待感を語る。鬼奴さんも「いままでに見たことのない世界観にハマって友達の間でもかなり話題になったころを覚えています。今回の収録を通して、もう一度見直したいという気持ちになりました」と当時をふり返りながらコメントを寄せている。伝説として語り継がれる「ツイン・ピークス」の新たな物語。その魅力を、彼らとともに体験してみて。「『ツイン・ピークス』新シーズン独占!WOWOW9時間無料放送」は7月1日(土)13時~放送。【番組ラインナップ】13時35分~『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間』16時15分~「ツイン・ピークス もうひとつのローラ・パーマー最期の7日間」18時30分~「ツイン・ピークス 序章」20時45分~「ツイン・ピークス The Return 第1章」「ツイン・ピークス The Return」は7月22日より【二カ国語版】毎週土曜21時~/【字幕版】毎週金曜23時~WOWOWプライムにて放送。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ツイン・ピークス [海外TVドラマ]
2017年06月19日部活のノリで街を救う高校生がスパイダーマンとなり、アイアンマンに導かれて真のヒーローになっていく『スパイダーマン:ホームカミング』。いま、本作で新スパイダーマンこと主人公ピーター・パーカーを演じるトム・ホランドの驚異の身体能力が、大きな注目を集めている。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に本格参戦し、スパイダーマンとアイアンマンとの競演でも話題となっている本作。主人公ピーター・パーカー/スパイダーマン役を演じるのは、英国アカデミー賞でライジングスター賞を受賞した新進気鋭の英国俳優、トム・ホランド。『リトル・ダンサー』のミュージカル版「ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー」で2008年から2010年まで主演を務め、スタジオジブリ作品『借りぐらしのアリエッティ』(’11)で神木隆之介が演じた青年・翔の英国版の吹き替え声優として映画デビュー。ナオミ・ワッツ、ユアン・マクレガーと共演した『インポッシブル』で一躍注目を集め、クリス・ヘムズワース主演『白鯨との闘い』などでも確かな演技力を披露した。スパイダーマンの生みの親スタン・リーには、「トム・ホランドはスパイダーマンの役をやるために生まれてきた」と言わしめるほどの逸材。そんな彼のスパイダーマンばりの身体能力が、いま注目の的だ。先日、出演した米国の超人気番組「リップシンクバトル」では、リアーナの「アンブレラ」を本気の“口パク”&ダンスパフォーマンスで披露!その驚異的なポテンシャルの高さに世界中のファンたちが熱狂し、あの日本を代表する歌姫・宇多田ヒカルも、放送後に公式Twitter上で「The best part of my day so far:discovering Arthur Russell’s album "Another Thought" and Tom Holland’s rendition of "Umbrella"(本日のハイライト:アーサー・ラッセルのアルバム『アナザー・ソート』を発見&トム・ホランドによる『アンブレラ』の演出)」とつぶやくなど、その注目度は日に日に増すばかり。実際の撮影現場でも、ジョン・ワッツ監督がスタントの多くをトム自身にやってもらったと語っており、トムは撮影に向けさまざまなトレーニングを積んだという。「毎日できる限りたくさん腹筋をしたんだ。そのおかげで、ワイヤーからぶら下がっているときもバランスをうまく保つことができたよ。体操選手は信じられないくらい強い体幹を持っているけれど、それは何か失敗をして頭から落下しても、身体がきゅっと締まって怪我をしないためなんだ。だから僕も体幹を鍛えたんだ」と語っている。「でも今回一番役に立ったトレーニングは、ボクシングだった」とトム。「ボクシングのおかげで、朝から晩まで元気でいられる体力をつけることができたんだ。1日15、16時間撮影する日もあったからね。ボクシングが土台になっているんだ」と語る一方で、短期間で贅肉を落とすEMS(電気による筋肉刺激/Electrical Muscle Stimulation)なども取り入れるなど、肉体づくりにはかなり気を使っていた様子だ。6月1日に21歳の誕生日を迎えたトム。彼の公式インスタグラムには、肉体美を作る姿やアクロバティック映像が数多く投稿されており、劇中でもどんなアクションを披露しているのか、いまから気にならずにいられない。『スパイダーマン:ホームカミング』は8月11日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2016. (C) 2016 CTMG. All Rights Reserved.
2017年06月04日奇才デヴィッド・リンチが手がけた海外ドラマの原点にして頂点「ツイン・ピークス」の新作が、「ツイン・ピークス The Return」とのタイトルに決定。放送日も7月22日(土)に決定し、懐かしのキャストたちが姿を見せる新ビジュアルも公開された。1990~91年に全米ABCネットワークで放送され、社会現象化したTVドラマ「ツイン・ピークス」。『エレファント・マン』『ブルーベルベット』のリンチ監督が製作総指揮として初めて手がけた伝説のTVシリーズだ。カナダ国境に近い田舎町ツイン・ピークス。ビニールに包まれたローラ・パーマーの無惨な遺体が発見される。ハイスクールでも人気者だった美少女ローラ。いったい誰がローラを殺したのか?町にやってきたFBIのデイル・クーパー捜査官は地元保安官ハリーらと捜査に取り組むが、やがてローラの知られざる裏の顔を知るとともに、一見、平穏な小さな町には愛と欲望、憎しみと裏切りにみちた人間関係があることが分かる。また、常識を超えた怪現象も次々と起こり…。日本でも、WOWOW開局時の目玉として1991年から初放送された「ツイン・ピークス」。レンタルビデオの普及とともに一気に人気に火がつき、実際のロケ地まで出かけるほどの“ピーカー”と呼ばれる熱心なファンが出現。“カルト”“ハマる”といった言葉が使われ始め、海外ドラマブームの火付け役ともいわれた。そんなTVシリーズの最終回、ローラがクーパー捜査官に「25年後に会いましょう」と告げた通り、25年後の世界を描くという新作。前作同様、リンチ監督が手がける本作は、まもなく米SHOWTIME局で5月21日(現地時間)にスタート。第70回カンヌ国際映画祭の70周年記念イベントでは、最初の2エピソードがお披露目されるという。クーパー捜査官役のカイル・マクラクランはもちろん、主要キャストが再び同じ役を演じるとともに、アマンダ・セイフライド、ナオミ・ワッツ、モニカ・ベルッチなどの参戦組も含め、217人ものキャストが発表されてはいるが、内容は謎のまま。期待は膨れ上がるなか、今回、新たなキービジュアルと場面写真、メイキング写真も解禁。ついに日本上陸する「ツイン・ピークス」の新作を、その目で見届けて。「ツイン・ピークス The Return」は7月22日(土)21時~WOWOWプライムにて独占放送(全18話・第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ツイン・ピークス [海外TVドラマ]
2017年05月17日2008年1月に亡くなったヒース・レジャーをテーマとしたドキュメンタリー映画「I Am Heath Ledger」(原題)が完成した。ヒースの一番上の姉ケイトさんが、オーストラリアのテレビ番組「The Project」から取材を受け、この映画に対する心境を語っている。映画には、主にヒースが撮った自分の映像が使われており、「ヒースはものすごくプライベート主義な子だったから、ほとんどの映像が見たことのないものばかりで、とても感情が揺さぶられました」とのこと。「初めて見たときは、ずっと叫んだり泣いたり…。精神が浄化されるような経験でしたね。特に、私たち家族にとっては」。ケイトさんを含むヒースの家族は、ヒースをよく知るナオミ・ワッツ、エミール・ハーシュ、アン・リー監督らと共に映画の中でもインタビューを受けているそうだ。映画の仕上がりには「満足している」とし、監督のエイドリアン・ブイテンホイスとデリク・マレーに感謝の意を伝えた。先月トライベッカ映画祭で初上映された「I Am Heath Ledger」は、今月17日(現地時間)にアメリカの「Spike TV」局で放送予定。(Hiromi Kaku)
2017年05月12日シャイリーン・ウッドリーが主演を務める世界的ベストセラーの映画化第3弾にして、完結編となる『ダイバージェント FINAL』が、8月19日(土)より日本公開されることが決定、その予告編が解禁となった。近未来、人類が「無欲」「平和」「高潔」「勇敢」「博学」の5つの派閥に分類・管理される社会体制が大規模なクーデターによって崩壊、新たな支配者たちが勢力を拡大していた。混迷の中、どの派閥にも属さない「異端者(ダイバージェント)」トリスは仲間と共に、巨大なフェンスの向こう側=外の世界へと脱出することを決意する。だが、そこに待ち受けていたのは、「異端者」」にまつわる驚愕の事実と、人類の記憶を消去し世界を“リセット”させようと企む巨大組織の恐ろしい陰謀だった…。ベロニカ・ロスの原作「ダイバージェント」シリーズを、注目の若手キャストや実力派を揃えて映画化した第3弾にして完結編。『ダイバージェントNEO』(‘15)に引き続き、ロベルト・シュヴェンケが監督を務め、前作を遥かに上回る圧倒的スケールで、これまで謎に包まれていた壁の外の世界と「異端者(ダイバージェント)」の関係がついに暴かれる。解禁となった予告編では、ついに壁の外の世界へ踏み出したトリスたちが、それぞれの正義のため別々の道を歩む様子が描かれており、胸高鳴るアクション・シーンでは、近未来の世界観を追求したビジュアルにさらに磨きがかけられている。未知の世界への脱出、友情と裏切り、人類の命運をかけた激闘など、怒涛のアクションと衝撃の展開は、シリーズを締めくくるにふさわしい興奮とスリルがたっぷり。主人公の「異端者(ダイバージェント)」トリスを演じるのは、『ファミリー・ツリー』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、『きっと、星のせいじゃない。』でも主演を務めたシャイリーン。トリスの恋人フォーを演じるのは、『アンダーワールド』シリーズのテオ・ジェームズ。さらに、『きっと、星のせいじゃない。』でシャイリーンと息の合った演技を見せたアンセル・エルゴート、『セッション』での熱演も記憶に新しいマイルズ・テラー、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で印象的な演技を魅せたゾーイ・クラヴィッツ、「NIKITA/ニキータ」のマギー・Q、『ヤング・アダルト・ニューヨーク』などのナオミ・ワッツ、『Hidden Figures』(原題)のオクタヴィア・スペンサーらが脇を固める。第16回ティーン・チョイス・アワードで4冠を達成したほか、第42回ピープルズ・チョイス・アワードで“お気に入りアクション映画賞”を受賞するなど、高い人気を博し、日本でも多くのファンを有する本シリーズの完結編に、引き続き注目していて。『ダイバージェント FINAL』は8月19日(土)より角川シネマ新宿、角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月28日ジェイク・ギレンホールが交通事故で妻を失うも泣くことができず、感情を失くしてしまった男を演じる映画『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』。この度、本作のスペシャル映像が公開された。デイヴィス(ジェイク・ギレンホール)は、出世コースに乗り、富も地位も手に入れたウォールストリートのエリート銀行員。高層タワーの上層階で空虚な数字と向き合う、味気ない日々。そんな会社へ向かういつもの朝、突然の交通事故で美しい妻を失った。しかし一滴の涙も出ず、哀しみにさえ無感覚になっている自分に気づいたデイヴィス。彼女のことを本当に愛していたのか?僕の心はどこにいってしまったんだ?「心の修理も車の修理も同じことだ。まず隅々まで点検して、組み立て直すんだ」。義父からの言葉が引き金となり、デイヴィスは、身の回りのあらゆるものを破壊しはじめる。会社のトイレ、パソコン、妻のドレッサー、そして自らの結婚生活の象徴である「家」さえも…。あらゆるものを破壊していく中で、デイヴィスは妻が遺していた幾つもの“メモ”を見付けるのだが…。『ダラス・バイヤーズクラブ』『わたしに会うまでの1600キロ』のジャン=マルク・ヴァレ監督が描く本作は、何事にも無感覚になってしまい、妻の死に対しても何の感情もわき起こらない男デイヴィスが主人公の物語。交通事故で妻を失ったデイヴィスはその夜、病院の自動販売機でチョコレートを買おうとするも、うまく作動せず、そのことに対する苦情の手紙を(何故か、妻への本当の想いも交えて)書く。その手紙を顧客担当責任者のカレン(ナオミ・ワッツ)が対応したことがきっかけで、2人は出会い次第に惹かれ合うのだ。このほど到着した映像では、そんな妻を失ったにも関わらず、悲しむことのできないデイヴィスと、不器用に生きるシングルマザーのカレンの心の交流を描いたシーン。ある日カレンと出かけたデイヴィスは、海辺にあるいまは営業していないメリーゴーランドを見つける。妻を失ってから破壊行動に駆られているデイヴィスは、「解体する予定だ」と告げる店主に、自分にやらせてくれと志願するも、変わり者だと笑われてしまう。その帰り道、突然デイヴィスは海へと全力で走り出す。そしてカレンが追い、デイヴィスがカレンを肩車!名曲「ラ・ボエーム」の音楽をバックに、子どもの頃に戻ったかのようにはしゃぐ2人の姿は、まるでお互いの心の隙間を埋め合うかのようだ。2人の関係について監督は、「事故を体験し、デイヴィスは子どものようにふる舞うのさ。そしてカレンも子どものようで、2人は共に人生の意味を探し始める。純粋な心を持ってね。僕は感情をさらけ出すことができる人々を称賛したかった。僕は幸せを表現したかったわけじゃない。人生はつらく、暗いものだ。でも僕はその美しさを表現したかった」と語っている。『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』は2月18日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:雨の日は会えない、晴れた日は君を想う 2017年2月18日より新宿シネマカリテほか全国にて公開(C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation, Demolition Movie, LLC and TSG Entertainment Finance LLC. All Rights Reserved.
2017年02月08日