ジム・キャリーとジェフ・ダニエルズが出演する『帰ってきた Mr.ダマー バカ MAX!』が間もなく公開になる。前作から20年から経過したが、スクリーンに登場するハリーとロイドは成長するどころか、想像以上にバカだった! PRのために来日したボビー・ファレリー監督は「それこそがこの映画の狙いさ」と笑う。その他の写真本作はボビー&ピーター・ファレリーが監督を務めた『ジム・キャリーはMr.ダマー』の20年ぶりの続編で、ひたすらバカなことしかないロイドとハリーの名コンビが、腎臓病になってしまったハリーの病気を治すべく旅立ち、行く先々で騒動を巻き起こしていく。前作がつくられたのは今から20年前。通常であれば多くの観客がその存在を忘れてしまうが、本作はアメリカで繰り返しテレビ放映され、着実にファンを増やしてきた。「前作が人気になったのは、何回観ても笑えることだから、そのフィーリングは新作でも追及したかった」というファレリー監督は、“ふたりが変わっていない”ことにこだわった。「これだけ時間が経ってるのに、彼らは成長していないし、学んでいないし、バカなままなんだ。それこそがこの映画の最大の見せ場だと思うよ」しかし、監督は出演者も20も歳を重ねた。ファレリー監督も「最初は本当に前作みたいなことが彼らにできるのか心配していた」と振り返るが、ジム・キャリーとジェフ・ダニエルズは撮影初日から「その姿を観た瞬間に『これは大丈夫だ!』と思える出来だった」という。「基本的な流れを踏襲しながら、どれだけ新鮮なユーモアを盛り込めるかが勝負だったよ。僕らの映画は派手な視覚効果を使わないクラシカルなスタイルだから、20年前に観た観客と、初めて観た観客の両方に受け入れてもらえる映画にしたかったし、20年後にも笑ってもらえるような映画を目指したよ」ちなみに本シリーズは熱狂的なファンが多く存在するが、監督は「好きでいてくれるのはうれしいけど、ハリーとロイドのマネはしない方がいいよ!」と笑う。「でも、この映画でふたりがやっていることは、僕ら兄弟が昔にやったバカなことが元になっていたりするんだ。人間みんな、バカなところはあるから、これで笑ってもらえたらうれしいね。聞いたんだけど、ある病院では患者に僕たちの映画を見せているらしいんだ。コメディはバカにされがちだけど、笑うことは人の気分を良くさせるし、すごく重要なことだと思うよ」『帰ってきた Mr.ダマー バカ MAX!』11月20日(金)より全国順次ロードショー
2015年11月17日映画『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』(公開中)で、ピーターパンの名前に隠された意味が明かされる本編映像がこのほど、公開された。本作は、孤児院で暮らしていた少年ピーターが、ピーターパンになるまでを描いた物語。母と再会するためネバーランドへと旅立ったピーターが、若き日のフック船長やタイガー・リリーとの出会い、ネバーランドを牛耳る海賊・黒ひげとの戦いを通して成長していく。公開された映像では、黒ひげの元から逃げ出したピーターとフックたちは、タイガー・リリーら先住民たちに、海賊と間違えて捕らえられてしまう。そのピンチを救ったのが、ピーターが母と分かれた時から肌身離さず身につけていたパンパイプのネックレス。ピーターがこのネックレスを持っていることを知った先住民の族長が「その少年はパンの印をつけていた」と2人を釈放する。また、フックの「"パン"って何だ?」という問いに、タイガー・リリーは「"最も勇敢な戦士"よ」と答える。本作では、少年ピーターが試練を乗り越え、ネバーランドを救う勇敢な戦士"パン"になれるのか、その冒険を描く。同映像では、若き日のフック船長とタイガー・リリーの淡い恋模様も描かれている。戦いの最中に、フックに「2人きりでお会いしたかった」と言われ、うれしそうにほほ笑むタイガー・リリー。芯の通った強い女性である彼女が一瞬見せる笑顔を捉えている。(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年11月14日ジム・キャリーとジェフ・ダニエルズが出演する傑作の20年ぶりの最新作『帰ってきた Mr.ダマー バカ MAX!』の本編映像が公開になった。キャリーとダニエルズが20年のギャップをまったく感じさせないアクションとギャグと顔芸を連発している。その他の画像/本編映像本作はボビー&ピーター・ファレリーが監督を務めた『ジム・キャリーはMr.ダマー』の20年ぶりの続編で、ひたすらバカなことしかないロイドとハリーの名コンビが、腎臓病になってしまったハリーの病気を治すべく旅立ち、行く先々で騒動を巻き起こしていく。このほど公開になったのは、パーティ会場にハリーが現れるも、なぜかニンジャ軍団のナイフ攻撃でピンチに陥り、そばにいたロイドがニンジャ軍団と戦い、ついにはヒーローに変身する……という説明していてもバカな気分になってくる場面だ。映像でキャリーとダニエルはアクションの合間にも、ギャグと変顔を休むことなく連発。前作のファンにはふたりの帰還を確信させる、初めて本シリーズを観た人にはあまりのおバカさとテンションの高さに呆然となる場面だ。本作には、ふたりの他にも前作に登場したあのキャラクターや、強烈な新キャラクターなどが次々に出演。20年経っても続編が待望される“伝説のコメディ映画”の新作に期待が高まる。『帰ってきた Mr.ダマー バカ MAX!』11月20日(金)より全国順次ロードショー
2015年11月04日だれもが知るピーター・パンのだれも知らない過去を描いた物語『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』(10月31日公開)が誕生した。母と再会するためにネバーランドへと旅立った少年ピーターが、若き日のフック船長やタイガー・リリーとの出会い、宿敵・黒ひげとの戦いを通して成長していく。一般的に知られているピーター・パンの敵はフック船長だが、同作では、若き日のフックはピーターの仲間であり、敵は、強烈な存在感を放つヒュー・ジャックマン演じる黒ひげだ。驚きと感動のストーリーはもちろん、その舞台となるネバーランドのカラフルな世界もこの作品の大きな魅力。光り輝く妖精や美しい人魚、原色が鮮やかな先住民の村、そして、冒険心をくすぐる海賊船……大人も童心に戻れる世界が広がっている。そんな新しいピーター・パンの世界を作り出したジョー・ライト監督に、個性際立つキャラクターや夢の国ネバーランドを、どのような思いでどのように作り出したのかインタビューした。――少年ピーター、戦うプリンセスのタイガー・リリー、若き日のフック船長、そして、強烈なビジュアルのヒュー・ジャックマン演じる海賊・黒ひげと、キャラクターたちがとても豊かで魅せられました。監督にとって、キャラクターを仕上げていくという作業はどういうものなのでしょうか?キャラクター作りが大好き! それを考えていくと、だんだん可能性が無限だと思って、その作品が自分の傑作だと思ってくるんです(笑)。そして、現実にぶつかり、妥協しなければならない部分が出てくるんだけれども。――この作品のキャラクター作りで、一番ワクワクしたところはどこですか?だれって人を挙げてしまうと、自分の子供の中でだれが一番好きって言っているようなもので、それぞれ違うからすばらしく、それぞれ特別なんです。でも、そうはいっても今回、黒ひげというキャラクターはものすごいワイルドな悪役だったので、ヒュー・ジャックマンという偉大な俳優と一緒に作り上げたことは楽しかった。――ヒュー・ジャックマンさんとのやりとりで印象に残っていることは?最初に彼が全部の衣装を着て、メイクをして現れた時の印象はすごく強い。でも、髪の毛を本当にそるとは思わなかったです。彼が丸刈りにしたのは、メイクの時間を1時間短縮できるから、つまり、1時間ベッドに長くいられるという理由でした(笑)――そういう理由だったんですね(笑)。ピーター役のリーヴァイ・ミラー君の演技にも感動しました。オーディションの時に「彼は輝いていた」とおっしゃっていましたが、実際に一緒に仕事をしていかがでしたか?彼はとにかく、ものすごい仕事に熱心。そして、ものすごく人の話を聞く。それって俳優にはすごく重要なことなんです。彼の初めての映画作品で一緒になれて、彼の驚きや現場のすばらしさを一緒に楽しむことができてよかったと感じています。――今回、海賊船、先住民たちの村、採石場など、できる限り実際にセットを作られたそうですが、CGに頼るのではなくセットにこだわる理由を教えてください。CGの映画が初めてだったので、怖いと思ったんです。そして、リーヴァイの初映画ということで、彼が没入できる、セットがあってそこにいると感じられるような環境にしてあげたいと思いました。確かにCGはすばらしいですが、俳優にとってはやりにくいと思います。何もない空間で演技をするというのは。特に彼のような新人には大変なことだと思います。――今回のセットの中で特にこだわったものは?一番こだわったのは、先住民の村もある森を作ること。実際のジャングルのようなところで撮影しようと思っても、明かりが足りないので、セットを作りました。イギリスで室内で作られた一番大きなセットになりました。私は、あそこの村に住んでもいいっていうくらい好きで、キャンプをしようかなと思っています(笑)。そうはいっても、クリスタルの洞窟の空間はCGで、あのシーンは非常に気に入ってますし、CGが好きになりましたね。――音楽や踊りも印象的でした。世界中の要素を取り入れたとのことですが、"世界"というのは意識したところなのでしょうか。意識しました。私はとにかく、この地球上のいろんな文化が好きだし、相違点や共通点を見るのも好きなんです。妻がインド人なのでよくインドにも行きますし、いろいろな世界の音楽も大好きなので、そういうものを全部映画の中で子供たちに見せたいと思いました。――キャストの方やスタッフの方のコメントを読ませてもらい、みなさんジョー・ライト監督との仕事が「楽しい」とおっしゃっていました。ヒュー・ジャックマンさんも「真の意味でビジョンをもつ監督。これは一番楽しい映画撮影体験の一つになった」と。みんなが「楽しい」と振り返るその現場を作られた監督は、何を意識して指揮をとられているのでしょうか。私が心がけているのは、できるだけハッピーな環境を作ること。リラックスしている時が一番創造性が豊かになると思うので、恐怖や緊張感を取り除くようにしています。それぞれの人がこの映画を作った一人なんだと感じ、より頑張って自分を出せるような環境にできたらと思っています。こういったインタビューだと、まるで自分が何でもわかっているように話してますけど、現場に行くとわかっていないことがたくさんあるんですよ(笑)。――最後に、この作品を観客のみなさんにどのように楽しんでもらいたいと思っていますか?子供たちには、冒険として見て楽しんでもらいたい。例えば、自分の息子にも、ピーターのように勇気と想像力、信念を持って恐怖を乗り越えられるんだということを学んでほしいし、大人の方には子供心を取り戻してほしいと思います!■プロフィールジョー・ライト監督1972年、イギリス・ロンドン生まれ。セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アートで美術・映画・ビデオを学んだ後、テレビのミニシリーズなどを監督。2005年に『プライドと偏見』で長編映画監督デビューし、米アカデミー賞4部門にノミネート。その後、『つぐない』、『路上のソリスト』、『ハンナ』、『アンナ・カレーニナ』などで監督を務め、2013年には舞台劇『Trelawny of the Wells』のドンマー・ウェアハウス公演の演出を行い、演劇界デビューも果たした。(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年10月31日全世界興収2億5,000万ドルを上げるスマッシュヒットを記録した『ジム・キャリーはMr.ダマー』の20年ぶりの続編『帰ってきたMr.ダマー バカMAX!』より、主演のジム・キャリーが披露するコスプレ写真が解禁となった。20年もの間、精神病院に入院しているロイドを見舞うハリーは自身が腎臓病を患ったことをロイドに打ち明ける。これまで一切反応を示さなかったロイドが突然飛び起き、「病気のふりをしていただけ」とハリーをだましていたことをばらす。ハリーはしてやられたと、笑い転げた。二人はハリーの腎臓病を治すため提供者を探す旅にでるが、そこにはおバカなやつらが待っていた!『マスク』の記録的大ヒットでコメディ俳優としての地位を確立し、『トゥルーマン・ショー』『マン・オン・ザ・ムーン』でゴールデングローブ賞を受賞したジム・キャリー主演最新作となる本作。主人公ロイド役のジムをはじめ、ロイドの相棒ハリー役にジェフ・ダニエルズ、監督にはボビー&ピーター・ファレリー兄弟と、20年前の一作目と同様のスタッフ&キャストが再集結している。本作では、20年ぶりにロイドを演じたジム・キャリーが数々のコスプレを披露。本編より、厳選されたジムのコスプレ4種類写真が公開された。■ダンボールスカートにティアラ頭にティアラを乗せて、なぜか両手に巨大なNo.1ウェーブハンドを着用しているジム。段ボールでできた巨大なスカートは真っ赤なサスペンダーでしっかりと固定され、ボロボロに汚れた姿で、ゴミ箱を指さしている。■軍人真っ白な制服を着て敬礼をするジムにはカッコイイの一言!その熱い視線にはキュンとしてしまうかも?■ヒーロー真っ赤なネオンが扇状に放射され、スーパーマンの「S」ならぬ胸に大きなロイドの「L」の字が光るヒーローコスチューム姿のジム。得意顔で仁王立ちするロイドに、いったい何が?■卒業ガウン相棒のハリーと一緒に、アメリカの大学生が卒業式に切るガウンを切るジム。しかし、IQ8のロイド&ハリーが大学を卒業するわけがない!これは後半で娘を探しに旅に出る大事なシーンのひとつ。2人はこの変装で、とんでもない失態をしでかすことに…。ますます本編への期待が高まるコスチューム写真の数々。ハロウィーンに向けて、ロイドのコスプレを参考にしてみては?『帰ってきたMr.ダマー バカMAX!』は11月20日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月28日90歳になった今も精力的に舞台を作り続けている演出家ピーター・ブルック。9月にパリで発表したばかりの『バトルフィールド』が早くも来日公演を行う。舞台『Battlefield』チケット情報「私は30年以上前、古代インドの叙事詩『マハーバーラタ』を演劇にしましたが、今回の『バトルフィールド』はその後の物語です。つまり、主人公ユディシュトラの疑問は『マハーバーラタ』の勇者アルジュナのように、“私は戦争をしない”ということではなくて、“我々は戦争をしてしまった”というところから始まっている。歴史をさかのぼることはできない、戦争は終わってしまった――これって、世界のあらゆる場所での真実でしょう?だとしたら今、我々に何ができるのか。ひとつの方法としては、それが人間の深い本性だと理解して、悔い改める。でも『マハーバーラタ』の『バトルフィールド』は、いや、それでは簡単すぎる、と語っているのです」劇場空間に入った途端、パーッと目に入るのはテラコッタ色というか赤に染まった床だが、物語が語られるうちに、これは大戦争で死んだ人々の血で染まった大地だとわかる。「インドでは昔から語り手はたったひとり。そういうやり方で、現代もそれが続いている。彼はそこに座って、百人の人々が彼を囲んでこれから何が起こるんだろうとワクワクしているんです。彼はたった一本、棒を持って、それを使って語り始める。“ここに王がいます”というように。私たちの演劇もやはり何らかの方法で物語を語るものでしょう。重要なのは、少ない人数の役者たちで――今回は4人ですが――多くの人物を演じる時は、まるでリレーのように次々に違う人物を演じる、ということですね。時には蛇や川までをも」大戦争の後の、哲学的な命題も突きつけられている物語だというのに、『バトルフィールド』は、意外なくらいに笑いに包まれる。「私は、神が人間に与えたもうた最も大きな贈り物は何かと考えた時、それは笑えることだろうと思うんです。笑いはすべてを救います。だからこそ演劇では、何か厳しかったり、困難だったり、悲痛なことがあっても、同時にいつでも笑うことができるのも大切だな、と。日本の方にも笑ってほしいですね」11月25日(水)から29日(日)まで東京・国立劇場 中劇場にて。チケット発売中。
2015年10月15日『マスク』の大ヒットでコメディ俳優としての地位を確立し、『トゥルーマン・ショー』『マン・オン・ザ・ムーン』でゴールデン・グローブ賞を受賞するなど演技力も高く評価されているジム・キャリーの、20年越しの“原点回帰”作『帰ってきたMr.ダマー バカMAX!』。このほど、まさかの全米1位を獲得した本作に、日本でも現在、最新主演作がスマッシュヒットとなっている、ある大物俳優がカメオ出演していることが分かった。本作は、全世界興収2億5,000万ドルを上げるヒットを記録し、熱狂的ファンを獲得した『ジム・キャリーはMr.ダマー』の20年ぶりとなる続編。主人公ロイド役にジム・キャリー、ロイドの相棒ハリー役にジェフ・ダニエルズ、そして監督はボビー&ピーター・ファレリー兄弟と、オリジナル同様、おなじみのスタッフ・キャストがそろい、相も変わらず爆笑のバカMAXなコメディを作り上げた。そんな本作にふらっと登場するのは、コメディアンとしても知られ、かつて“ゴーストをバスターズ”していた、あのビル・マーレイ!最近ではソフィア・コッポラ、ウェス・アンダーソンなどの作品に引っ張りだこで、日本公開中の主演作『ヴィンセントが教えてくれたこと』では第72回ゴールデングローブ賞にノミネートされた。そんな彼が扮しているのは、決して素顔を見せない男“アイス・ピック”。ロイドが20年間、精神病のふりをして相棒のハリーを騙していた間、ハリーの同居人として生活していたのだ。彼はアパートで麻薬精製をしているという謎の人物で、その姿は人気海外ドラマ「ブレイキング・バッド」の主人公のようでもあり、ロイドが20年ぶりにアパートに戻った際には、バスターズ・ポーズでロイドを歓迎する!?実はこの撮影、監督のピーター・ファレリーいわく「ビル・マーレイはホットラインを持っていて、そこに電話をすると、だいたいいつも1か月以内に返事が来るんだ」、ボビー・ファレリーいわく「今回もギリギリに返事が来て、出てもらえることになったんだよ」という経緯があったとのこと。ジム・キャリーは大先輩ビル・マーレイのことが大好きで、撮影中は小学生のようにはしゃいでいたという。『帰ってきたMr.ダマー バカMAX!』は11月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月12日『マスク』の記録的大ヒットでコメディ俳優としての地位を確立し、『トゥルーマン・ショー』『マン・オン・ザ・ムーン』でゴールデン・グローブ賞を受賞するなど、その演技力が高く評価されているジム・キャリー。その彼の最新作『帰ってきたMr.ダマー バカMAX!』の公開日が11月20日(金)に決定し、テンションMAX&楽しさMAXな予告編とポスタービジュアルが解禁となった。20年もの間、精神病院に入院しているロイドを見舞うハリーは、自身が腎臓病を患ったことをロイドに打ち明ける。すると、これまで一切反応を示さなかったロイドが突然飛び起き、「病気のふりをしていただけ」とハリーをだましていたことをばらす。「してやられた」と笑い転げる2人は、ハリーの腎臓病治療のための提供者を探す旅に出るが…。本作は、全世界興収2億5,000万ドルとなるスマッシュヒットを記録し、カルト的なファンを獲得した『ジム・キャリーはMr.ダマー』の20年ぶりとなる続編。主人公ロイド役には、もちろんジム・キャリー、相棒のハリー役にはジェフ・ダニエルズ、そして監督はボビー&ピーター・ファレリー兄弟と、オリジナル同様のスタッフ・キャストが集結。前作をはるかにしのぐ爆笑の“バカMAX”なコメディを繰り広げ、全米では『ベイマックス』を抑えてまさかの初登場1位を獲得する大ヒットとなった。完成したポスタービジュアルには、オリジナル版にも登場したワンワンカーが採用され、そこに乗車するロイド&ハリーの表情は、最強の珍道中を予感させている。さらに予告編映像では、ジム・キャリーお得意の“顔芸”が炸裂!ロイドの相棒ハリーの美人な娘の写真を見て魂を奪われたり(相棒の子どもなのに!)、お互いの股間を殴り合って目を丸くさせたりと、彼の底力(!?)を改めて見せつけている。「20年経って何が変わった?」「な~んも!」というロイド&ハリーのやりとりが、何とも可愛らしく、おバカすぎる2人の“娘探し”の珍道中の行方は?まずはこの予告編から、そのMAXなおバカぶりを確かめてみて。『帰ってきたMr.ダマー バカMAX!』は11月20日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月18日歌手の松田聖子が、実写版ピーターパン『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』(10月31日公開)の日本語吹替版主題歌を担当することが決定し、楽曲「永遠のもっと果てまで」を使用した予告編が15日、公開された。松田が洋画楽曲を担当するのは、今回が初めて。デビュー35周年記念シングルとなる「永遠のもっと果てまで」(10月28日発売)は、作詞:松本隆、作曲:呉田軽穂(松任谷由実)、編曲:松任谷正隆という再コラボレーションで誕生した。この作家陣での新曲は、1984年2月1日発売のシングル「Rock’n Rouge」以来、31年ぶりとなる。松田は「物語の素晴らしさ、そして映像の美しさにとても感動しました。ピーターが仲間や家族を信じて頑張る姿に胸がいっぱいになりました。一番の魔法は信じる気持ちなんだなあという事が、この映画を見て本当に分かりました」と本作の感想を語り、「私もこの素晴らしい映画の一部になる事ができて本当に幸せです」と喜んでいる。配給元のワーナー・ブラザースは「原作では永遠の少年であるピーター・パン。松田聖子さんもデビュー当時から変わらない人気と歌声を持ちながら活躍されている姿を見て、本作の主題歌を担当するに最もふさわしいと思い依頼しました」と起用理由を説明。「"あなたへと伝えたいこの涙の重さを"に代表される作品の感動を広げる素晴らしい歌詞、『永遠のもっと果てまで』という主題歌タイトルは作品の世界観にぴったり合っております」と太鼓判を押す。10月1日には、ヒュー・ジャックマン(黒ひげ役)、リーヴァイ・ミラー(ピーター役)、ジョー・ライト監督が来日するジャパンプレミアに松田も参加することが決定。豪華共演を前に、ヒュー・ジャックマンは「日本で大変有名な歌手、松田聖子さんが日本語吹替版に主題歌を提供してくださったと聞いて、とてもうれしく思います! ありがとうございます」と熱いメッセージを送っている。『ハリー・ポッター』シリーズのスタジオが贈る本作は、今まで語られることのなかったピーターパンの過去を描いた物語。今回公開された映像では、空飛ぶ海賊船やネバーランドの美しい風景、そして、人間ドラマが描かれ、少年ピーターが仲間との出会いや絆、敵との闘いを通して、"いちばんの魔法は信じるきもち"ということを学び成長していく姿が見られる。(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年09月15日英国バレエを代表する振付家、ピーター・ダレルによる『ホフマン物語』。日本での上演機会が少ないこの作品を、新国立劇場バレエ団が今シーズンのオープニング作品に選んだ。昨年から新国立劇場の舞踊芸術監督に就任した大原永子は、ダレルが設立したスコティッシュ・バレエで長くプリンシパルを務め、「ダレルのミューズ」とも呼ばれたダンサー。今作に登場する3人の女性すべてを踊った経験もある。ダレルの薫陶を受けた彼女が、新国立劇場バレエ団にその踊りを直伝する。【チケット情報はこちら】『ホフマン物語』はバレエでは珍しい、男性が主役の物語。タイトルロールのホフマンを演じる男性ダンサーは、ひとりで20代から初老までの年代を演じることとなる。また、1幕では人形オリンピア、2幕では病弱なアントニア、3幕では魔性の女ジュリエッタと、それぞれの幕でホフマンがまったく違うタイプの女性に恋をするため、観客は幕ごとに変わる3人の女性ダンサーによる多彩な踊りを楽しむことができる。「3作のまったく違う演目を観ているような気分になるのが『ホフマン物語』の魅力。悲劇でありながらファンタジックな部分もあり、ビジュアル的な要素にも優れている作品です。今回は衣裳も装置も新制作で、すばらしい世界をお届けできると思います」と自信をのぞかせる大原。今回は大原はもちろん、ダレルの振付を世界中で教えているコレオロジストのジュリー・ヘイドンも参加する。ホフマンを踊る福岡雄大は「一幕ごとに違う女性に恋をしては振られる役。幕ごとに異なった表現ができれば」と意気込む。アントニア役のプリンシパル小野絢子は「先日、ジュリーさんがひとりひとりの役に関して時代背景や性格などを話してくださいました。アントニアはどんな性格か、理解して踊りたい。そして今この時期に、このバレエ団に『ホフマン物語』を持ってきてくださったことに感謝したい」と感慨深げ。同じくアントニアとジュリエッタの二役を踊るプリンシパルの米沢唯は一転、「ジュリエッタは自分の髪で演じることになるのですが、人生初のパーマをかけるのが楽しみです」と会場を笑わせた。「私はバレエに行き詰っていたときにダレルに出会い、“私が踊りたいバレエがここにあった!”と感じました。彼がいなければ今の私はありません。かつての私のように、今回のダンサーたちにも今作を通じて何かを見つけてほしいと思います」と語る大原。新しい「ホフマン物語」の歴史がいまはじまろうとしている。公演は10月30日(金)から11月3日(火・祝)まで東京・新国立劇場 オペラパレスにて上演。チケットは発売中。取材・文:釣木文恵
2015年09月11日『マスク』の記録的大ヒットでコメディ俳優としての地位を確立し、『トゥルーマン・ショー』『マン・オン・ザ・ムーン』でゴールデングローブ賞を受賞するなど、その演技力が高く評価されているコメディ界の天才俳優ジム・キャリーの最新作『Dumb and Dumber To』(原題)が、『帰ってきたMr.ダマー バカMAX!』として、今秋公開することが決定した。本作は全世界でスマッシュヒットを記録し、熱狂的ファンを獲得した『ジム・キャリーはMr.ダマー』の20年ぶりとなる続編。オリジナルと同様、ボビー&ピーター・ファレリー兄弟が監督を務め、ジム・キャリー演じる主人公ロイドと、ジェフ・ダニエルズ演じる相棒ハリーのコンビが復活した。20年もの間、精神病院に入院しているロイド。見舞いに来たハリーは、自身が腎臓病を患ったことを打ち明ける。これまで一切反応を示さなかったロイドだったが、突然飛び起き、「病気のふりをしていただけ」とハリーをだましていたことをばらす。ハリーはしてやられたと、笑い転げた。ふたりはハリーの腎臓病を治すためドナーを探す旅にでるが、そこにはおバカなやつらが待っていた…。『ベイマックス』を超え、全米で初登場No.1を記録した本作。天才コメディ俳優ジムが原点回帰で最強のバカに扮した、最強・爆笑のバカMAXなコメディ作品となっている。さらに本作は、今秋開催される「第8回したまちコメディ映画祭in台東」のオープニング作品に決定しており、9月19日(土)には、ボビー・ファレリー監督が7年振りに来日し、オープニングセレモニーに登場する予定だ。『帰ってきたMr.ダマー バカMAX!』は2015年秋、TOHOシネマズ六本木ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年08月20日毎夏、子どもたちと、かつて子どもだった大人たちを夢いっぱいのネバーランドへ誘っているミュージカル『ピーターパン』が今年35周年を迎える。現在9代目ピーターパンとして空を元気に飛び回っているのは、2012年ホリプロスカウトキャラバンで審査員特別賞を受賞した唯月ふうかだ。6月某日、その唯月をはじめ、初代・榊原郁恵、5代目・笹本玲奈、7代目・宮地真緒、8代目・高畑充希の歴代ピーターパンが顔を揃え、経験者ならではの話に花を咲かせた。チケット情報はこちら「ピーターパンって、体力的にツライんですよ…」という高畑の言葉に全員が大きくうなずき、一気に場は同窓会の雰囲気に。「でも先輩たちが生きて卒業されていったというのを励みにやっていました(笑)」と高畑。確かに歌もダンスもあり、しかもフライングもある。それを若い女優が演じるのは並大抵のことではないだろう。「フライングのための装置を背負って踊るなんて、他の舞台では経験したことがないですね」と笹本も苦労を話す。そんな中、榊原は「私の場合は、もちろん大変だったけれど、初めてのことで比較するものがなかった。でもこの作品がいい舞台だという自負があったから頑張れたの」と初代ならではの重みのある言葉。見どころとなるフライングにもそれぞれの思いがあるようで「私はすごく好き!ずっと飛んでいられればいいのにって思った。お腹に力が入るから、声もしっかり出るんですよ」と明るい声で話したのは宮地。笹本も「飛んでる間ってリラックスできるんですよね」と同意の声を上げる。一方で唯月は「私は実はジェットコースターとかも苦手で、最初は怖くて…。1年目は酔い止めを飲んで飛んでいました」という秘話を明かし、周りを驚かせていた。他にも劇中に登場する銀色の“妖精の粉”が必ず家まで付いてきてしまい、お風呂に入ると浮かんでくる…という話や、空から落ちる夢を見てしまうという話など、同じ役を演じていたもの同士、大いに盛り上がる一同。最後に現役・唯月が「35周年という年にやらせていただくのが光栄ですし、責任感をもって挑みたい。歌もダンスもフライングもすべて、少しでも成長したものを見ていただいて、子どもたちのヒーローになれれば」と意気込みを語ると、4人の先輩は可愛い妹を見つめるかのような優しい視線で「身体にだけは気をつけて」「体力をつけてね」「夏だから余計にね」と口々にエールを贈った。「毎年やっていると、どんどんお客さまの期待も高まっていく。でも次々と(代替わりし)みんながやっていくピーターパンがそこで生きている。どんどん膨らんでいくピーターパンをみていきたい」と榊原。35年間変わらず夢と冒険を客席に届けているこの物語は、彼女らの努力で実は進化し続けている。そんなところが、35年愛され続けている理由なのだろう。公演は7月20日(月・祝)から30日(木)まで東京国際フォーラム ホールC、8月2日(日)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールで上演される。チケットは発売中。
2015年06月17日ピーターパンの新たな物語を実写で描く『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』の日本公開日が、9月12日から10月31日に変更となった。また、リーヴァイ・ミラー演じる主人公ピーターの笑顔輝く場面写真が12日、公開された。同作は、『ハリー・ポッター』シリーズのスタジオが贈る、今まで語られることのなかったピーターパンたちの誕生のストーリー。カラフルな不思議の世界ネバーランド、そして、妖精や海賊といった魅惑のキャラクターたちが描かれ、少年ピーターと仲間たちが感動の物語を繰り広げる。公開日変更の発表とともに、今最も美しい少年と称されるリーヴァイ・ミラー演じるピーターの写真が公開。以前公開された、海賊・黒ひげに追われている緊迫した場面での表情とは真逆の、幸せそうな笑顔を見せている。ネバーランドを牛耳る海賊・黒ひげを演じるのは、スキンヘッドにひげという強烈なインパクトですでに話題となっているヒュー・ジャックマン。そして、若き日のフック船長はギャレット・ヘドランド、美しき女戦士タイガー・リリーはルーニー・マーラが演じる。なお、監督は、『プライドと偏見』や『つぐない』などでアカデミー賞の多数ノミネート経験を持つジョ-・ライトが務める。(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年06月12日奇妙な仮面をかぶった「精霊」によるパレードで有名なお祭り「ピーターコーン・フェスティバル(Phi Ta Khon Festival)」が、2015年6月26日~28日に、タイ北部のルーイ県ダーンサーイ市内で開催される。この奇妙なお祭りには、地元民はもちろん、市外や海外からの見物客も集まる。写真提供:タイ国政府観光庁「ピーターコーン」とは?ピーターコーン・フェスティバルは、仏教の説話がもとになっており、厄払いの意味や、ご利益を得る祭りとして毎年行われてきた。また、これからの収穫の時期を迎える前の、雨乞いの祈りも込められている。「ピー」は霊、「ター」は目、「コーン」は仮面劇という意味。このお祭りの目玉は、その言葉の通り、奇妙な仮面を纏った人々によるパレードだ。写真提供:タイ国政府観光庁この派手な仮面は、ココナッツの樹木から作られている。頭の上には、カラフルな色を施した巨大な蒸し籠を乗せ、そこには枝の細工が飾られる。男性たちはこの鮮やかな衣装に身を包み、「精霊」に仮装して町を練り歩いて行く。パレードは、2015年は6月27日に開催予定。写真提供:タイ国政府観光庁パレードの他にもダンスコンテストや、OTOP(一村一製品運動)のマーケットが開催されたりと、見応えのあるものになっている。場所が少々不便なこともあり、日本からの観光客にはあまり知られていないイベントだが、ローカルはもちろん、現地在住日本人の間でも有名なお祭りの一つ。この時期にタイへ旅行を考えている人は、ぜひ足を伸ばしてこの奇祭を目撃してみては?写真提供:タイ国政府観光庁ピーターコーン・フェスティバル2015年のスケジュール◆2015年6月26日(金)4:00:ポーンチャイ寺院で僧侶による特別行事6:00: ポーンチャイ寺院前にて僧侶への托鉢8:30: チャオポークアンハウスにて特別儀式10:00:ポーンチャイ寺院にて、カルチュラル・セレモニー&ケオアーサー通り沿いにてピーターコーン・パレードとコンペティション11:00:ダーンサーイ区役所前にてステージ・パフォーマンス◆2015年6月27日(土)10:00:ダーンサーイ区役所前にて、グランド・オープニング・セレモニー&ダーンサーイ区役所より、ポーンチャイ寺院までパレード13:00:ダーンサーイ区役所前にてステージ・パフォーマンス&ピーターコーン・コンテスト(ファイナル・ラウンド)15:00:チャオポークアンハウスにて特別儀式15:30:バンファイ(ロケット花火)の打ち上げ&ポーンチャイ寺院ワンウーン船着き場にて、ピーターコーン・マスクの厄払い儀式19:00:ポーンチャイ寺院にて読経◆2015年6月28日(日)4:00:ポーンチャイ寺院にて、13人の僧侶による読経&ダーンサ―イ区のすべての村による特別なパレード※現地の事情により、予告なくプログラムが変更なる場合があります。
2015年06月06日長い手足を使ってスピンし、優雅にセクシーに踊りまくる。史上最年少でそんな“踊るフック船長”を、昨年、ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」で魅せた、ダンサーの大貫勇輔。今年は初の連続ドラマにも出演し、注目を集めた彼が、再び、「ピーターパン」で大暴れする。役にかける思いを聞いた。ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」チケット情報「昨年一年間、歌と芝居をみっちり勉強して、両方とも進歩したと思います」と、自信をみせる。昨年の取材時には、「歌は課題で特訓中」と話していたが、「前よりは少し自信はつきました。でも、あるオーディションで『もっと聞いていたくなるような歌声を目指して』といわれて。歌を歌うのに精いっぱいでそこまで考えたことがなかった。感動させる歌声というステップに上がろうと奮闘しています」。「ピーターパン」では、一人二役で、ウェンディの父親ダーリング氏も演じる。フック船長としてはワイルドに、一方、ダーリング氏としては、飼い犬を追いかけながらゆるいテンションで踊ったりと、何の苦労もなく二役をこなしていたように見えたが、「実は、これまでの人生で一番キツイ舞台でした(笑)。とくに、フック船長での殺陣のシーンは、重い衣装とカツラを身に着けたまま、歌って踊り、えらそうにセリフを言わなくてはいけない。ゼーハーゼーハーと息をしたいのを我慢して演じているので、舞台裏では倒れ込んでいたんです(笑)」。また、ピーターパンと戦うシーンでは「子どもたちから『やめてー!』と声がかかり戸惑い、セリフが飛んだことも(笑)。今年はもっと余裕を持って自然にセリフを返したいですね。それに、僕は『アンパンマン』を見ていても、バイキンマンを応援するひねくれた子どもだった(笑)。怖いけど子どもたちにマネされるフック船長が目標です」。今年はドラマ「セカンド・ラブ」に出演し映像でも活躍。「今まで歌うポジション、歩き方のポジションなど、ダンサーの立場から演技をしていた。今の演技のままでは、内面の動きが足りないことを実感。心のポジションを確立しないことには、いい演技はできないと感じました」。芝居の面白さにさらにはまり「早く『ピーターパン』で実践したくてたまらない」という。その表情や姿勢は、グングンと伸びていく新芽や木々を思わせる。「アダム・クーパーやヒュー・ジャックマンのような何でもできるエンターテイナーになるのが夢。目の前のことをひとつひとつ大切にこなせば、いつかたどり着けると思うんです」。大きく成長した彼を目撃してほしい。ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」は、7月20日(月・祝)から30日(木)まで東京・東京国際フォーラム ホールC、8月2日(日)には大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。東京公演のチケットは発売中。大阪公演は5月30日(土)の一般発売に先駆け、5月17日(日)23:59まで先行先着「プリセール」実施中。取材・文:米満ゆうこ
2015年05月14日アクネ ストゥディオズ(Acne Studios)が彫刻アーティストのピーター・シュレッシンガー(Peter Schlesinger)とコラボレーション。ピーター・シュレッシンガーの名作を紹介するアートブックとパジャマコレクションを発売する。ピーター・シュレッシンガーは、ロサンゼルス出身の陶芸彫刻家。ペインターとしての活動を経て、その後28年間に渡ってオーガニック形状の彫刻作品を手掛けている。彼の作品独特のアブストラクトなシェイプとパターンは、ペインターとしてのバックグラウンドにインスパイアされたもの。93年には「Tiffany Foundation Award」も受賞している。今回のコラボレーションはピーター・シュレッシンガーが、ブランドが展開するファッションマガジン『Acne Paper』でのコラボレーションで、アートディレクターのジョニー・ヨハンソン(Jonny Johansson)と親交を深めていたことから実現したもの。今回発売されるアートブックでは、ピーター・シュレッシンガーが80年から現在までに手掛けた150点以上のアートワークを紹介。スウェーデンで制作された同作の表紙には日本製の紙に加え、素材が際立つラスティックな生地が用いられた。また、ピーター・シュレッシンガーの一番好きな衣服が“パジャマ”であることから、極上のシルクを用いたパジャマコレクションも同時展開。ピーター・シュレッシンガーによるプリントパターンをもとに、ジョニー・ヨハンソンがデザインを手掛けた。カラーパレットは、ピーター・シュレッシンガーの作品で見られるセラミックゆう薬からインスピレーションを得ている。今回のコラボレーションについて、ピーター・シュレッシンガーは「彼の自由なスピリットは、 私が見出さなかったであろう可能性と方向を開いてくれました。 それこそが、最も豊富な創造力だと感じます」とコメントを寄せている。一方、ジョニー・ヨハンソンはピーター・シュレッシンガーについて、「ピーターは良き友であると同時に、私は長い間彼の創作に魅了されてきました。彼は自身が生み出す全てに対してとても正直で、トライバル感と上品さ、歴史とモダン、冷酷さともろさなど様々なものが同時に共存するのが彼の作品の特徴です」と語っている。アートブック、及びパジャマコレクションは4月30日にGreene Street in New York、Eastern Columbia Building in Los Angeles、Dover Street in London、Quai Voltaire in Paris、Norrmalmstorg in Stockholmの5店舗及び、東京・青山店で発売される。
2015年05月01日ロベルト カヴァリ(Roberto Cavalli )の新クリエーティブディレクターにピーター・デュンダス(Peter Dundas)が就任する。彼はエミリオプッチのクリエーティブディレクターを15-16AWまで7年間務めていた。以前2002年から05年まで同ブランドで働いていたデュンダスは、「まるで帰郷する様な感じ。ロベルトカヴァリの素晴らしい世界観を進化させることはとても光栄なことで非常にエキサイティングしている」とコメント発表している。彼はウィメンズ、メンズ、アクセサリーコレクション、ライセンス部門を担う。加えて、マーケティング、コミュニケーション戦略にもかかわる見込み。デビューコレクションは9月の16SSミラノファッションウィークで発表される。
2015年03月20日実写版ピーター・パン『PAN(仮題)』が2015年秋に日本公開されることがこのほど、明らかになり、ヒュー・ジャックマン演じる"黒ひげ海賊"がピーター・パンに迫る場面写真が7日、初公開された。ヒュー・ジャックマンは、『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャンのような善人を演じることが多かったが、本作では、冷酷無比の海賊"黒ひげ"役を怪演。髪の毛を剃ってスキンヘッドにし、本物のひげをたくわえるなど、見た目からも徹底的に役作りし、超極悪の"黒ひげ"になりきった。その変貌の様子は、自身のInstagramで紹介され、世界中のファンから「強烈なインパクトだ」などと反響を呼んでいる。そして、"黒ひげ"と対決する運命を背負ったピーター役に大抜擢されたのは、新人リーヴァイ・ミラー。オーディションで見事この役を射止め、早くも注目を集めている。また、装いも新たに登場する海賊フック役にギャレット・ヘドランド、インディアンのタイガー・リリー役にルーニー・マーラが決定。さらに、妖精ティンカー・ベルに加え、だれも出会ったことのない個性豊かなキャラクターたちが登場する。監督は、『プライドと偏見』や『つぐない』などでアカデミー賞の多数ノミネート経験を持つジョー・ライトが務める。(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年01月07日誰もが知る、世界的に有名な冒険物語『ピーター・パン』。ヒュー・ジャックマンやルーニー・マーラなど豪華キャストを配して製作された“実写映画”『PAN(仮題)』が、日本で2015年秋に公開されることが決定!さらに、ヒュー演じる“黒ひげ海賊”の姿を収めた劇中ビジュアルも解禁となった。本作は、『ハリー・ポッター』シリーズのワーナー・ブラザースが再び魔法とファンタジーの世界を描いたもの。物語の多くはベールに包まれているが、これまでの「ピーターパン」のイメージを覆すようなカラフルでゴージャスな世界観で、“前日譚”が描き出されるとのこと。また今回お披露目されたビジュアルは、黒ひげ海賊がピーター・パンに迫る様子を映し出した劇中のワンシーン。ヒューは、その人柄から『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャンのような善人を演じることがこれまで多かったが、本作では超極悪キャラクターとなる冷酷無比の黒ひげ海賊を演じることとなる。ストイックな役作りでも知られているヒューだが、本作では見た目から徹底的に役作りしたそうで、髪の毛を剃りスキンヘッドに、さらに本物のヒゲをたくわえるなど、役者魂を注ぎ込んだ渾身の役となっており、その変貌ぶりを自身のインスタグラムにアップした際には世界中のファンから「強烈なインパクト!」と大反響を呼んだ。その黒ひげと対決する運命を背負ったピーター役に大抜擢されたのは、新人リーヴァイ・ミラー。オーディションで見事この役を射止め、早くも注目を集めている。そして装いも新たに登場するキャラクターたちには、海賊フック役にギャレット・ヘドランド、インディアンのタイガー・リリー役にルーニー・マーラがそれぞれ抜擢。また妖精ティンカー・ベルに加え、まだ誰も出会ったことのない個性豊かなキャラクターたちもまだまだ登場するとのこと。さらなる続報に注目が集まりそうだ。『PAN(仮題)』は2015年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月07日大ヒット映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ、そして、その60年前を描いた『ホビット』シリーズのすべての作品の監督を務めたピーター・ジャクソン監督が8日(日本時間9日)、ハリウッド殿堂入りを果たし、受賞セレモニーにオーランド・ブルーム、イライジャ・ウッドらキャスト陣が祝福に駆け付けた。受賞セレモニーは、アカデミー賞の授賞式が行われることでも有名なドルビー・シアター前のハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムで開催。レゴラス役のオーランド・ブルームや、フロド・バギンズ役のイライジャ・ウッド、ゴラム役のアンディ・サーキス、タウリエル役のエバンジェリン・リリー、バルド役のルーク・エバンス、トーリン役のリチャード・アーミティッジ、スランドゥイル役のリー・ペイスが見守る中、ピーター・ジャクソン監督が2538番目となるハリウッド殿堂入りを果たした。監督は「最初にここに来たのは、1974年、12歳のときでした。40年前、両親が旅行で連れてきてくれたのです。当時12歳だった僕は、ニュージーランドで8ミリビデオで3、4年間くらい自主映画を作っていて、この道を歩いて、ウォーク・オブ・フェイムの星たちを眺めていました」と振り返り、「でもまさか、今日このように、自分が星を実際受け取るなんて思いもしなかったです。信じられないし、夢のようです」と喜びを語った。また、「このことは、未来のフィルムメイカーたちへのメッセージでもあると思います。勤勉に働き続け、夢を追い続ける限り、私のようにその夢はきっとかなうと思います」と伝え、制作に関わった人々や家族にも感謝。そして、「素晴らしい役者のみなさん、こんなに長い間映画製作を一緒にしてくれてありがとう。仕事を共にして17年になります。一番大事なことはわれわれが友達になったことです。感謝しております。今後も末永くこの友情が続くように願っております」とキャスト陣にメッセージを送った。『ホビット 決戦のゆくえ』(12月13日公開)を最後に完結する『ホビット』シリーズは、映画史上最高額となるシリーズ総製作費800億円を投じたことでも話題に。また、『ロード・オブ・ザ・リング』から連なる前作『ホビット 竜に奪われた王国』までの5本の全世界興行収入は48億ドルを超え、シリーズものとして史上最高の興収を記録している。さらに、過去5本で17のアカデミー賞を含む385の映画賞を受賞。今回のハリウッド殿堂入りは386個目の勲章となる。
2014年12月10日「メゾンキツネ(MAISON KITSUNE)」は、デンマーク人デザイナーのピーター・イェンセン(Peter Jensen)とのコラボレーションによる、ホリデーシーズンに向けたカプセルコレクションを発売する。コレクションは70年代のグラマールックを取り入れ、センシュアルで洗練された印象。メンズはクリームカラーのコーデュロイスーツ(8万円)やパンツ(3万円)、ウィメンズはファーコート(8万6,000円)やラメジャージー素材のボーダードレス(5万6,000から5万8,000円)などがラインアップした。また、ピーター・イェンセンのブランドアイコンであるラビットとメゾンキツネのブランドアイコンであるフォックスのワッペンが施されたギンガムチェックシャツ(3万2,000円)、カーディガン(4万6,000円)、スウェットトップスなど、チャーミングなアイテムも多数登場。ブラックレザーに、ラビットとフォックスが型押しされたウォレット(2万円)とクラッチバッグ(3万2,000円)も見逃せない。本コレクションは、11月27日よりメゾンキツネブティック及びオンラインショップで発売。
2014年11月25日『ロード・オブ・ザ・リング』から続く13年間に及ぶサーガの最終章となる、ピーター・ジャクソン監督作『ホビット 決戦のゆくえ』が、いよいよ12月13日(土)に公開となる。このたび、総製作費約800億円ともいわれる史上最高額を投じてきたシリーズの完結編となる本作の本予告編が完成。今週末11月15日(土)より、全国の劇場にて解禁されることになった。ホビット族のビルボ・バキンズ(マーティン・フリーマン)は、魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)と13人のドワーフたちの仲間とともに、危険な冒険の旅に出た。レゴラス(オーランド・ブルーム)らエルフたちとも出会い、衝突を繰り返しながらも進む彼らの目的は、1頭で国を滅ぼす恐ろしい竜“スマウグ”から、奪われた王国を取り戻すこと。しかし、その先には、さらなる試練が待ち受けていた――。今回解禁となる、世界中が涙した『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』を彷彿とさせる2分28秒もの映像には、ホビットとドワーフ、エルフ、そして人間たちの種族を超えたエモーショナルなドラマと、映画史に残る圧倒的スケールで繰り広げられるラストバトルが凝縮。トーリン(リチャード・アーミティッジ)やバルド(ルーク・エヴァンス)など『ホビット』シリーズのお馴染みのキャラクターはもちろん、オーリー演じるエルフの王子レゴラスを始め、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズにも登場したケイト・ブランシェット演じる美しいエルフのガラドリエル、ヒューゴ・ウィーヴィング扮する裂け谷の領主エルロンド、そしてクリストファー・リーが扮する白の魔法使いサルマンの姿も見える。そして、仲間同士の対立が深まり、冥王サウロンが大軍を従えて甦ろうとする中、「始まるぞ…」というレゴラスの決戦の幕開けを知らせる言葉、さらに「共に戦うのだ。命尽きるまで」と呼びかける、イアン・マッケラン演じる灰色の魔法使いガンダルフの姿も捉え、興奮と感動のラストへ向けた期待を高めている。だが、映像の最後には、黄金に輝く“あの指輪”を手にするビルボが。彼の運命は?また、世界を二分する壮大な決戦のゆくえは…!?1995年から企画がスタートしたという本シリーズ。のべ20年間にも渡ってシリーズの世界を創り上げてきたジャクソン監督は、撮影が終わったときは「心を揺さぶられる瞬間だった」とふり返り、特に最も感慨深い瞬間として、マッケランのクランクアップをあげている。「イアン・マッケランとの別れが一番辛かった。彼の最後の日がね。彼とすべてのことを経験した後だからね。ガンダルフとして彼が演じた最後のショットでは、『これで本当に終わりだ』と感じた。『もうその格好をすることはない』とね。『あなたの出番は終わった』って言った。『僕らはまた会うことになるけど、ガンダルフはこれで終わりなんだ』と感じたんだ」と、渾身のシリーズへの深い思いを語る監督。いくつもの出会い、そして数え切れない危機を乗り越え、自分でも気づかない勇気を与えてくれた冒険の旅路。やがて、固い友情で結ばれていた旅の仲間たちとの、心引き裂かれる最後の別れ。長らく読み継がれてきた “物語”のピリオドの瞬間を、こちらから確かめてみて。『ホビット 決戦のゆくえ』は12月13日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて3D/2D/IMAX3D同時公開(一部劇場にてHFR3Dも公開)。(text:cinemacafe.net)
2014年11月12日『つぐない』(’07)『アンナ・カレーニナ』(’12)などで知られるジョー・ライト監督がメガホンを取る、「ピーター・パン」の前日譚を描く映画『Pan』(原題)で、主役となるピーター・パンを演じる少年が決定した。ピーター・パンを選考する大掛かりなオーディションが行われると、米映画情報サイト「EmpireOnline」などが報じたのが2月のこと。2月23日の英ウェンブリー・アリーナを使った一般オーディションを経て、ついにライト監督は“ピーター・パン”を見つけたようだ。本作は、米ワーナー・ブラザースが手がける3D作品で、脚本は『アイス・エイジ4 パイレーツ大冒険』(’12)のジェイソン・フックスが執筆することになっている。キャストは、黒ひげ役にヒュー・ジャックマン、フック船長役に『トロン:レガシー』(’10)のギャレット・ヘドランドが決定し、『ドラゴン・タトゥーの女』(’11)のルーニー・マーラがピーター・パンが訪れるネバーランドに住むインディアンの娘・タイガーリリーの役を交渉中だと噂されている。米エンタメ情報サイト「Variety」によると、今回、主人公ピーター・パン役に大抜擢されたのは子役俳優のレヴィ・ミラー。これまでに短編映画『Great Adventure』(原題)、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めたTVシリーズ「Terra Nova ~未来創世記」に出演経験がある。物語は海賊によって誘拐され、ネバーランドに連れられてきた孤児のパンが、悪い海賊に立ち向かいネバーランドを救うさまを描いたものになるという。全米公開は2015年7月17日(現地時間)を予定している。(text:Mieko Nakaarai)
2014年03月20日「ラコステ(LACOSTE)」は、ブランドが80周年を迎えるのを記念して、アートディレクターのピーター・サヴィル(Peter Saville)デザインの限定ポロシャツを11月末に発売する。ベースのモデルはブランドを代表するポロシャツ「L.12.12.」。8種類から選べる「クレイジーなワニ」のロゴは、サヴィルによりワニだと認識できなくなるほどシンプルに抽象化されたデザイン。メンズとウィメンズを800枚ずつ用意しており、カラーはホワイトのみ。価格は2万4,150円。また、メンズとウィメンズ各80枚限定のリミテッド・エディションも登場。それぞれに付けられたロゴはすべて異なり、サヴィルのサインとシリアルナンバー入り。こちらは日本未展開。英国出身のサヴィルは、1979年から1993年までの間、ファクトリー・レコードの共同創立者として、ジョイ・ディヴィジョンやニュー・オーダーなど数多くの有名なレコード・ジャケットを制作。その後、山本耀司やマルティーヌ・シットボン(Martine Sitbon)、ジル・サンダー(Jil Sander)、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)、ジバンシィ(Givenchy)ともコラボレーションしてきた。2004年にはイギリス・マンチェスター市のクリエーティブディレクターに任命され、10年にはサッカー・イングランド代表チームの新ユニフォームのデザインを担当。ラコステの80周年ロゴデザインも手掛けている。
2013年11月14日「そこに俳優さえいれば劇空間は生まれる」──“何もない空間”に豊穣な時間を創り出す現代演劇の巨匠、演出家ピーター・ブルックの『ザ・スーツ』が、11月にパルコ劇場にやってくる。昨年の来日公演でも絶賛された『魔笛』のクリエーションチームによる最新作(2012年4月パリで初演)である。ピーター・ブルックの『ザ・スーツ』チケット情報舞台のもととなっている南アフリカ出身の作家キャン・センバの小説は、奇妙な味わいの物語だ。妻の浮気現場に遭遇した主人公は、愛人が残した“スーツ”を、まるでお客でもあるかごとくに遇するよう、妻に命じる。裏切りの記憶をけして忘れないように。数客の椅子とテーブル、スチールの洋服かけだけというミニマムな装置。修練を積んだ俳優たちが、目の前の空間で生き生きと生き始める。椅子や洋服かけがあるときは空を見上げる窓なり、混雑するバス停となって、南アフリカの中流市民の、何気ない生活の断片が浮かび上がっていく。そこで起こる小さな悲劇──。罪のために、食事の時も散歩の時も“スーツ”をもてなし続けねばならない妻は、次第に追い詰められていく。愛したり、怒ったり、傷ついたり、そして孤独でもある人間。それゆえに起こる小さな悲劇を、ブルックは繊細な手つきでクローズアップしてみせる。遠い宇宙の彼方から未知なる生物の営みを観察するような、不思議な感動におそわれるステージだ。間違いをおかしてしまう人間のいとおしさを際立たせるところに、ブルック・マジックの真髄がある。物悲しい中にも時にユーモアを交えて進行する物語を、俳優の歌と3人のミュージシャンの生演奏が彩る。とりわけ生へのパッションを感じさせる、南ア出身の女優ノンランラ・ケズワの歌声が魅力的だ。ピーター・ブルックの『ザ・スーツ』は11月6日(水)から17日(日)まで、東京・PARCO劇場にて。チケット発売中。取材・文:進藤 芳
2013年09月09日新人女優の唯月ふうかが主演するミュージカル『ピーターパン』が7月18日、東京国際フォーラム ホールCで東京公演の幕を開けた。ミュージカル『ピーターパン』チケット情報唯月は2012年ホリプロタレントスカウトキャラバンで歌唱力が高く評価され、審査員特別賞を受賞、9代目ピーターパンに大抜擢された。『ピーターパン』は7月14日からKAAT神奈川芸術劇場で公演をスタート、唯月は「自分にとって初めての主役で初めての舞台、初めてづくしだった」と振り返りながらも「KAATでたくさん拍手をもらえたので、KAATでやってきたことを生かして、素敵な舞台を作り上げられたら」と気負いはない。舞台の見どころのひとつ、フライングについては「ジェットコースターが苦手で、内臓が浮く感覚が嫌い」だったというが、「歴代のピーターパンのDVDを見て飛んでいる姿を研究して」苦手を克服。「バランスを取りながら歌を歌うのは難しいが、フライング中はお腹が締まるので声が出やすく、フライング中の方がむしろ歌いやすい」と余裕のコメント。そんな唯月に対し、共演者は絶賛。ウェンディ役の仁藤萌乃は「本番中も引っ張ってもらってます」。フック船長役の橋本じゅんは「初めてとは思えない堂々たる演技。『ピーターに慣れてきた』と本人はいうが、最初からピーターだった」「ピーター頼むで」と話すと、唯月は「任せて!っていう気持ちです」「『ピーターパン』を大成功させて、来年もこの舞台に立てたらいいなと思っています」と意気込みを語った。公演は7月28日(日)まで東京国際フォーラム ホールC、8月3日(土)・4日(日)に梅田芸術劇場 メインホールにて。チケット発売中。
2013年07月22日ヒュー・ジャックマンを始め、オールスター“ゴージャス”キャストを徹底的に無駄遣いし、全米をドン引きさせた映画『ムービー43』の予告編と場面写真がついに解禁。映倫がかろうじて「R-15指定」と判断するほど、放送禁止用語&場面がヒド過ぎてこれ以上は踏み込めないという、その内容の一部が明らかになった。『レ・ミゼラブル』のヒューや、『タイタニック』のケイト・ウィンスレット、『キック・アス』のクロエ・グレース・モレッツ、『アメイジング・スパイダーマン』のエマ・ストーン、さらにハル・ベリーやリチャード・ギア、ジェラルド・バトラー、ユマ・サーマン、ナオミ・ワッツといった、超豪華トップスターたちが名を連ねている本作。ところが、興行的には大惨敗で、有名な映画評論サイト「ロッテン・トマト」では支持率わずか4%という絶望的な数字を記録。辛口の大物批評家、故ロジャー・エバートからも「観てから5分後には早くも後悔する」「観たことを記憶から消したくなるほどの映画」という、最大限の酷評を浴びせられている。そして今回予告編と同時に公開されたのがヒューが喉を抑えているビジュアル。何か詰まらせている様子で、ついつい「どうした!?」と心配してしまう。そもそもの始まりは、これまで弟のボビーとともに『メリーに首ったけ』『愛しのローズマリー』などのヒット作を世に送り出してきたピーター・ファレリー監督が、本作の企画を立ち上げたこと。そのプロジェクトは、製作資金を提供するはずだったスタジオが、あまりに非常識すぎる内容に怖じ気づいて撤退するなどの迷走を重ねながらも、構想&撮影に6年間もの歳月を費やし公開に至ったのだ。ピーター・ファレリーほか、『ラッシュアワー』のブレット・ラトナー、『スーパー!』のジェームズ・ガンなど、総勢10人のキレ者&クセ者監督が腕によりをかけて製作したはずが、彼らの意図とはまったく異なる形で、もはや都市伝説と化してしまった本作。「これで公開していいの?」と思わず叫びたくなる、前代未聞の3G(下品、下劣、下衆)コメディの衝撃度を、この予告編で確認してみて。『ムービー43』は8月10日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。※『ムービー43』の予告編映像はcinemacafe.net記事ページよりご覧いただけます。(C) 2013 Relativity Media(text:cinemacafe.net)■関連作品:ムービー43 2013年8月10日より全国にて公開(C) 2013 Relativity Media
2013年06月21日ディズニーの名作『ピーター・パン』が“ダイヤモンド・コレクション”として20日(水)にリリースされる。今回のブルーレイは生誕から60年を経たフィルムを丁寧に修復し、臨場感のある音声を蘇らせた高画質・音質のディスクになるという。その他の写真全米では1953年に、日本では1955年に公開された本作は、美しい映像や、ピーター・パン、ティンカー・ベル、フック船長、チクタクワニなどの魅力的なキャラクター、そしてファンタジックなストーリーで世界中を魅了した。今回、ブルーレイをリリースするためにスタッフたちは“公開時の状態を蘇らせる”ことにこだわった。そこでまず、保管庫で眠っていたオリジナルのネガフィルムをフルハイビジョンの4倍ある4Kで1コマずつスキャンした後、フィルムについているホコリやゴミ、変色や消えてしまったインク線を1コマずつチェックして完全に修復。スタッフがチェックしたフレーム数は11万880フレームに及んだ。さらに同じく保管されていたオリジナルの磁気音声マスターも同様にデジタル化され、最新の音響技術を駆使して臨場感のある音響を再現している。さらに本作にはディズニーの中でも伝説的な存在となっている“ナイン・オールド・メン”の素顔をさぐるドキュメンタリーや未公開シーンなど豊富な特典映像が収録されている。『ピーター・パン』ダイヤモンド・コレクションブルーレイ1枚+DVD1枚セット3990円(税込)『ピーター・パン&ピーター・パン2』Movie Collectionブルーレイ2枚組 6090円(税込)3月20日(水)発売発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
2013年03月05日全米公開から60周年を迎えるディズニーの名作『ピーター・パン』が“ダイヤモンド・コレクション”として、来年3月20日(水)に初のブルーレイとなって発売される。『ピーター・パン』予告編全米では1953年に、日本では1955年に公開された本作は、美しい映像や、ピーター・パン、ティンカー・ベル、フック船長、チクタクワニなどの魅力的なキャラクター、そしてファンタジックなストーリーで世界中を魅了した。2008年からは、ティンカー・ベルを主人公とした作品がシリーズとして製作されるなど、時代を越えて愛され続けるディズニーの代表作だ。このたび発売される“ダイヤモンド・コレクション”は、最新のデジタル修復技術によって、製作当時の美しい映像や臨場感あふれる音声を再現しているほか、ボーナス・コンテンツとして、『ピーター・パン』の未公開シーン&未発表曲の数々が収録される。さらに、ウォルト・ディズニー・スタジオに在籍し、多大なる貢献を果たした伝説的なアニメーターたち“ナイン・オールド・メン”のインタビュー映像『素顔のナイン・オールド・メン』や、製作の舞台裏に迫る『メイキング・オブ ピーター・パン』などが盛り込まれ、名作をより深く楽しむことのできる内容となっている。『ピーター・パン』ダイヤモンド・コレクション2013年3月20日(水)発売ブルーレイ1枚+DVD1枚セット3990円(税込)『ピーター・パン&ピーター・パン2』Movie Collection2013年3月20日(水)発売ブルーレイ2枚組 6090円(税込)発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
2012年12月12日ピーター・ジャクソン監督が世界中を席巻した『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続き、英文学者J・R・R・トールキンのベストセラーを映画化した『ホビット 思いがけない冒険』がついに完成。1日に“ジャパン・ホビット・フェスティバル”と銘打ち、都内で来日記者会見とジャパンプレミアが開催され、来日したジャクソン監督をはじめ、主人公ビルボ・バキンズ役のマーティン・フリーマン、ドワーフのトーリン・オーケンシールドを演じるリチャード・アーミテージ、ゴラム役のアンディ・サーキス、フロド・バキンズに扮するイライジャ・ウッドが新たな“冒険”の幕開けをファンと祝した。その他の写真トールキンの『ホビットの冒険』を原作に、『ロード…』から60年前の“中つ国”を舞台にした壮大な冒険を描くファンタジー巨編。「再び冒険に出た理由? それは他の誰にも『ホビット』は渡したくなかったからさ(笑)。私が再び中つ国に戻る方法は、この映画を撮る以外ない。実際、今までで一番楽しい冒険だったよ」(ジャクソン監督)。ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと挑む旅路が、最新鋭の3D技術、HFR3D(ハイ・フレーム・レート3D)で撮影され、「映画鑑賞の手段が増えた現在、映画館で映画を観る理由を求めていた。観客の皆さんを映画館に呼び戻す機会になれば」と期待を寄せていた。大役に抜擢されたフリーマンは、「世界レベルの大がかりな作品なのに、まるで学生映画を撮っているような和気あいあいとした雰囲気。僕が迷ったときには、常に誰かが手を差し伸べてくれる親密な現場だった」。アーミテージはもともと『ロード・オブ・ザ・リング』のファンだったといい、「責任や期待の重さも感じたのは事実。それでも(ロケ地)ニュージーランドでの18か月は人生で最も思い出深い、貴重な時間だった」と振り返った。一方、『ロード…』3部作から続投したサーキスとウッドは、「ニュージーランドの旧友との再会ほどうれしいことはない。それに僕にとってゴラムは一生の友人だからね」(サーキス)、「フロドは原作には登場しないから、今回映画に出演できるのは文字通り“思いがけない”こと。フロドとして戻れたことが大きな贈り物になったよ」(ウッド)と感無量の面持ちだった。『ホビット 思いがけない冒険』12月14日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー『ホビット スマウグの荒らし場』2013年12月13日(金)、全国ロードショー『ホビット ゆきて帰りし物語』2014年7月18日(金)、全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2012年12月03日