女優の永作博美が12月21日(水)、都内で開催された「第36回報知映画賞」表彰式に出席。『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』、『八日目の蝉』での熱演が高く評価されて「生まれて初めての主演賞です」(永作さん)。特に『八日目の蝉』への思い入れは格別のようで、共演した子役・渡邉このみちゃんから花束を手渡されると、「この子がかわいい分、罪悪感も増してしまって、撮影中は押しつぶされそうだった。いま思い出しても泣けてきます」と感極まり号泣する場面もあった。一方、『武士の家計簿』、『日輪の遺産』、『ツレがうつになりまして。』の3作品で主演を務めた堺雅人は、こちらも初となる主演男優賞を受賞。“ツレうつ”で共演した宮崎あおいとともに登壇し、「いくら感謝してもしきれない」(堺さん)、「ただただ嬉しいの一言」(宮崎さん)とここでも夫婦愛の強さをアピールしていた。また、『武士の家計簿』を手がけた森田芳光監督の突然の訃報には、堺さんも驚きを隠せない様子。「ご一緒したんだという気持ちを胸に、来年も一歩一歩、現場で汗をかきたい」と故人に思いを馳せていた。『阪急電車片道15分の奇跡』で4年ぶりの映画出演を果たした宮本信子は、助演女優賞を獲得。「わずか15分の間、電車に乗ったり降りたり、引き返したり(笑)。楽しんで演じることができた」と笑顔でふり返り、「今年はいろいろなことがあった年。やり切れない思いや、立ち止まってしまったうつろな時間をこの映画が優しく包み込んでくれた」と語った。花束ゲストとして、共演の中谷美紀が登壇し「撮影中は、私たちはもちろん、エキストラの方にも気を配っていらっしゃった。懐の大きな方で、憧れの存在です」と尊敬の眼差しを向けた。俳優のでんでんは、園子温監督の大ヒット作『冷たい熱帯魚』で猟奇殺人鬼を怪演し、見事に助演男優賞を受賞。「よう、みんな元気かい?」と役柄そのままに、豪快な挨拶をしたかと思えば、今度は「こんな私を選んでくださり、審査員の方もさぞ勇気がお要りだったことでしょう。還暦過ぎて、いきなりこんな名誉ある賞をいただけるなんて」と低姿勢に徹し、カメレオン俳優の面目躍如。園監督も監督賞を受賞し、同作が2冠を達成している。<受賞一覧>作品賞・邦画部門:『八日目の蝉』(成島出監督)作品賞・海外部門:『マネーボール』(ベネット・ミラー監督)監督賞:園子温監督(『冷たい熱帯魚』)主演男優賞:堺雅人(『武士の家計簿』『日輪の遺産』『ツレがうつになりまして。』)主演女優賞:永作博美(『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』『八日目の蝉』)助演男優賞:でんでん(『冷たい熱帯魚』)助演女優賞:宮本信子(『阪急電車片道15分の奇跡』)新人賞:砂田麻美監督(『エンディングノート』)特別賞:新藤兼人監督(『一枚のハガキ』)、原田芳雄(『大鹿村騒動記』)■関連作品:一枚のハガキ 2011年8月6日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2011「一枚のハガキ」近代映画協会/渡辺商事/プランダスマネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開エンディングノート 2011年10月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011「エンディングノート」製作委員会大鹿村騒動記 2011年7月16日より全国にて公開© 2011「大鹿村騒動記」製作委員会冷たい熱帯魚 2011年1月29日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開© NIKKATSU阪急電車片道15分の奇跡 2011年4月29日より全国東宝系にて公開© 2011「阪急電車」製作委員会八日目の蟬 2011年4月29日より全国にて公開© 2011「八日目の蟬」製作委員会ツレがうつになりまして。 2011年10月8日より公開© 2011「ツレがうつになりまして。」製作委員会酔いがさめたら、うちに帰ろう。 2010年12月4日よりシネスイッチ銀座、テアトル新宿ほか全国にて公開© 『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』製作委員会■関連記事:J・クルーニー、レオ、ブラピの3大スター対決!ゴールデン・グローブ賞候補が発表第36回報知映画賞、『八日目の蟬』が作品賞&主演女優賞の2冠!ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、新たな養子縁組を計画中?ベン・スティラー、次回主演作の通行人役をチャリティ・オークションで募集ブラッド&アンジー、息子・パックスの故郷ベトナムを家族で訪問
2011年12月21日ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが中米のコスタリカで新しく家を購入する準備を進めている。今年のクリスマス休暇は6人の子供たちと新居で過ごす計画だという。イギリスの「The Sun」紙上で関係者は「ブラッドが広大な農場を見つけたんです。普段の生活から離れて、しばし家族水入らずで過ごすにはパーフェクトな場所だと考えたようです」と語る。「田舎が大好きなブラッドは、コスタリカで土地を買おうと考えています」とのこと。23日にはアンジェリーナの初監督作『In the Land of Blood and Honey』(原題)が全米で公開となる。初日を迎えた直後のクリスマスの準備は抜かりなく進められているようだ。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO■関連作品:In the Land of Blood and Honey (原題)■関連記事:アンジェリーナ・ジョリー、初監督作のプロットをめぐりクロアチア人記者に訴えられるブラッド&アンジェリーナ、マリブの自宅を売却へブランジェリーナ、『ハリポタ』に夢中の子供たちと列車チャーターの旅アンジェリーナ・ジョリー、ボスニアの映画祭で表彰され、温かい拍手に感激の涙
2011年12月13日公開中の映画『ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊』の特別動画がこのほど公開され、ジョージ・ミラー監督のインタビューや、声の出演を務めたブラッド・ピット、マット・デイモンのアフレコ収録風景が公開された。『ハッピーフィート2…』特別動画『ハッピーフィート』は、“心の歌”を歌うことが重要視される社会の中で、歌が歌えないペンギンのマンブルが、自らの足で繰り出す軽快なリズムとダンスで仲間の心を動かし、自らの進む道を見出していく姿を描いた作品。続編では、踊る理由を見つけられずにいたマンブルの息子エリックが、空飛ぶペンギンのスヴェンと出会い、自らも「空を飛びたい」と奔走する姿を描く。ハイクオリティなCG映像と、愛らしいキャラクター、そして感動的な物語でオスカーを受賞したミラー監督は、最新作でまず「世代交代がある」という。このほど公開された特別動画では、監督、マンブル役のイライジャ・ウッド、グローリア役の“PINK”ことアリシア・ムーア、マンブルの友人ラモンとラブレイスを演じたロビン・ウィリアムズが本作の物語や、基本設定を解説。さらに、食物連鎖に反旗を翻して群れを飛び出すオキアミのウィルとビルを演じたピットとデイモンが登場。ふたりが録音ブースで収録を行う場面や、デイモンが自身が演じた役について解説する映像も収録されている。『ハッピー フィート2 踊るペンギン レスキュー隊』公開中
2011年12月09日現在全米公開中のジョージ・クルーニー主演最新作『ザ・ディセンダンツ(原題)』が、ワシントンD.C.映画批評家協会賞に5部門ノミネートを果たし、主演男優賞と脚色賞を受賞したことが発表された。その他の写真本作は、ハワイのオアフ島で家族と順調に幸せな生活を送っていた主人公が、妻の事故をきっかけにもう一度人生を見つめ直して再生していく姿を描いた作品。監督を務めたのは、『アバウト・シュミット』や『サイドウェイ』などを手がけたアレクサンダー・ペインで、実に5年ぶりの新作となる。今回クルーニーが獲得した主演男優賞は、デッドヒートを繰り広げているブラッド・ピットを抜いての受賞となることからも、彼の盤石とも言える強さが伺える。さらに、この賞レースの結果に比例して、全米ではわずか500館強の公開規模にも関わらず、公開館数が3000、4000館にもなる大規模公開の作品と並ぶ中でどんどんランキングを上げているという。なんと10位からはじまり、現在は7位まで数字をたたき出しているそうだ。各国の批評家だけでなく、観客にも支持を得ていることはこの数字を見れば一目瞭然。まもなく発表されるゴールデングローブ賞や、早くも来年度のアカデミー賞主要賞のノミネートが確実視されている本作に、今後もさらなる注目が集まることは間違いないだろう。本作は、日本では2012年に公開予定。『ザ・ディセンダンツ(原題)』2012年 TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー(C)2011 Twentieth Century Fox
2011年12月06日『プリティ・ウーマン』、『バレンタインデー』など恋愛映画の名手として知られるゲイリー・マーシャル監督が、ハリウッドスターを集結させて贈るオムニバス映画『ニューイヤーズ・イブ』。12月23日(金・祝)の日本公開を前に、豪華キャストのひとりで若い女性を中心に人気を集めるハリウッドスター、ザック・エフロンが急遽来日することが決定した。ザックを始め、ミシェル・ファイファー、サラ・ジェシカ・パーカー、アビゲイル・ブレスリン、リー・ミッシェル、アシュトン・カッチャー、ジョン・ボン・ジョヴィなど、ベテランから若手まで錚々たるスターが集まっている本作。大晦日のニューヨークを舞台に、男女の悲喜こもごものドラマが描かれる。TV映画『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』での華麗なる歌とダンスでたちまち女性たちのハートを射止め、世界的なブレイクを果たしたザックだが、一昨年に『セブンティーン・アゲイン』のプロモーションで来日した際には、成田空港に女子中高生500人が殺到するという熱狂的なファンを持つ人気ぶり。その来日以来、2年7か月ぶり4度目の来日を果たす運びとなった。12月14日(水)に都内で行われる舞台挨拶付き試写会に登壇し、翌15日(木)には来日記者会見を行う予定。親日家としても知られるザックは、来日に向けて「日本は大好きな国のひとつなんだ。日本に行くのを楽しみにしているよ!」とのコメントを寄せている。先日のブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリーの来日に続き、年末に向けて、暗雲の立ち込めていたハリウッドスターの来日にようやく日差しが傾いてきたが、今回のザックの久しぶりの来日にも多くの女性ファンが沸くことは間違いないだろう。『ニューイヤーズ・イブ』は12月23日(金・祝)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:ニューイヤーズ・イブ 2011年12月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:“ほっとけない男子”俳優No.1は岡田将生!人気子役・鈴木福は僅差で3位ハリウッドスター大集結!『ニューイヤーズ・イブ』試写会に15組30名様ご招待デミ・ムーア、浮気夫アシュトン・カッチャーと離婚へ。財産分与で徹底抗戦の構えアシュトン・カッチャーのTwitterアカウントが炎上、本人がつぶやき自粛を宣言【ハリウッドより愛をこめて】レディ・ガガ、10枚アルバム出すまでは結婚はナシ?
2011年11月29日年末の国内外の映画賞レースがスタートする中、先陣を切ってこのほど「第36回報知映画賞」の全9部門が発表された。栄えある作品賞・邦画部門に選ばれたのは角田光代原作、成島出監督の『八日目の蟬』。本作の主演を務めた永作博美が主演女優賞に輝き、本作が2冠を達成した。『八日目の蟬』と同じく2冠に輝いたのはスマッシュヒットを記録した衝撃作『冷たい熱帯魚』。本作以外にも『恋の罪』、『ヒミズ』と次から次へと話題作を繰り出す園子温監督が監督賞、本作で猟奇的な演技を見せたでんでんが助演男優賞を獲得した。主演男優賞の堺雅人(『武士の家計簿』、『日輪の遺産』、『ツレがうつになりまして。』)は2008年の助演男優賞に続き2度目の受賞。同じく、主演女優賞の永作さんも2007年の助演女優賞に続き2度目、さらに助演女優賞の宮本信子(『阪急電車片道15分の奇跡』)は1984年の特別賞に続き2度目の受賞を果たした。新人賞を獲得したのはドキュメンタリー『エンディングノート』で余命宣告された自身の父親をユーモアを交えて映し出した女性監督の砂田麻美。新人賞に監督が選ばれるのは12年ぶりの快挙となる。さらに、『大鹿村騒動記』が遺作となった名優・原田芳雄、日本最高齢の現役監督、新藤兼人監督(『一枚のハガキ』)に特別賞が授与された。そして、先日のブラッド・ピット来日で注目を集めた最新主演作『マネーボール』が作品賞・海外部門に選ばれた。今後の賞レースに顔を並べるメンバーはいかに?これからの展開が楽しみなところ。同賞表彰式は12月21日(水)、ザ・プリンス パークタワー東京にて開催される予定。第36回報知映画賞 受賞一覧作品賞・邦画部門:『八日目の蟬』監督賞:園子温監督主演男優賞:堺雅人主演女優賞:永作博美助演男優賞:でんでん助演女優賞:宮本信子新人賞:砂田麻美監督作品賞 海外部門:『マネーボール』特別賞:新藤兼人監督、原田芳雄■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開大鹿村騒動記 2011年7月16日より全国にて公開© 2011「大鹿村騒動記」製作委員会一枚のハガキ 2011年8月6日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2011「一枚のハガキ」近代映画協会/渡辺商事/プランダスエンディングノート 2011年10月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011「エンディングノート」製作委員会阪急電車片道15分の奇跡 2011年4月29日より全国東宝系にて公開© 2011「阪急電車」製作委員会武士の家計簿 2010年12月4日より全国にて公開© 2010「武士の家計簿」製作委員会ツレがうつになりまして。 2011年10月8日より公開© 2011「ツレがうつになりまして。」製作委員会日輪の遺産 2011年8月27日より全国にて公開© 2011『日輪の遺産』製作委員会冷たい熱帯魚 2011年1月29日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開© NIKKATSU八日目の蟬 2011年4月29日より全国にて公開© 2011「八日目の蟬」製作委員会■関連記事:ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、新たな養子縁組を計画中?ベン・スティラー、次回主演作の通行人役をチャリティ・オークションで募集ブラッド&アンジー、息子・パックスの故郷ベトナムを家族で訪問ブラッド・ピット、若者に「常識を疑え」とメッセージ!ブラピ&アンジー揃い踏みに4,800人熱狂!一家で野球をやるならポジションは?
2011年11月29日ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが新たに養子を迎えることを考え始めているようだ。現在、10歳のマドックスを筆頭に、7歳のパックス、6歳のザハラ、と3人の養子を実子3人(5歳のシャイロと双子で3歳のノックスとヴィヴィアン)を育てているブラッドとアンジェリーナだが、ザハラの生地であるアフリカのエチオピアからもうひとり養子を迎える考えがあるという。情報提供者は「Daily Star」紙上で「ブラッドとアンジーは数年前にザハラと約束したんです。彼女の出身地からもう1人子供を引き取り、親しく感じられるきょうだいになれるように」と語る。実子3人は文字通り血のつながったきょうだい、そしてカンボジア出身のマドックスとベトナム出身のパックスは共にアジア系。アフリカ系のザハラがひとり、疎外感をおぼえてしまうことを心配しているらしい。実現すれば、子供は7人の大家族になる。「“7”はブラッドのラッキーナンバーなんです。彼もアンジーも(養子を迎えることが)幸運と幸せをもたらすと考えています」。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ベン・スティラー、次回主演作の通行人役をチャリティ・オークションで募集ブラッド&アンジー、息子・パックスの故郷ベトナムを家族で訪問ブラッド・ピット、若者に「常識を疑え」とメッセージ!ブラピ&アンジー揃い踏みに4,800人熱狂!一家で野球をやるならポジションは?ベネット・ミラー監督インタビュー『マネーボール』で描きたかった“真髄”とは?
2011年11月28日3Dアニメーション映画『ハッピー フィート2 踊るペンギン レスキュー隊』が11月26日(土)に公開を迎え、日本語吹替え版の声優を務めた鈴木福、劇団ひとり、クリスタル ケイ、バナナマン(設楽統&日村勇紀)が舞台挨拶に登壇。福くんは劇中歌である「ブリッジ・オブ・ライト」の一節を生で披露し、客席からは「かわいい!」と歓声が飛んだ。南極に住むペンギンたちが歌とダンスを繰り広げる人気アニメーションの第2弾となる本作。前作で天才的なタップダンスを見せた皇帝ペンギンのマンブルの息子でダンスが嫌いなエリックの大冒険が描かれる。映画公開という晴れの舞台に福くんはかわいらしい蝶ネクタイ姿で登場。「がんばった映画が公開されて嬉しいです」と笑顔で挨拶した。「早口で言わなくちゃいけないところや口の動きに合わせるのが難しかった」と収録をふり返ったが、“父”劇団ひとりさんは「声だけでもこんなにかわいいのかと思った」と息子の奮闘を絶賛。ひとりさんから「天才だもんね?」と語りかけられると、福くんは照れくさそうに首をかしげた。そのひとりさんは実生活では昨年、娘が生まれたばかりだが「息子っていいなと思いました」とニッコリ。「こないだ『息子もほしい』って言ったら、ニュースで『劇団ひとり子作り宣言!』って書かれて、家で(妻でタレントの大沢)あかねに『子作り宣言したの?』って言われましたよ」と苦笑していた。母親役を演じたクリスタル ケイは「お母さん役ということでどうやって温かみを出そうかって思いましたけど、福くんがかわいくてママっぽさが自然と出ました」と福くんのおかげで母性に目覚めたよう?劇中では80年代のヒット曲を日本語で歌っているが「踊りながら歌ってました」と笑顔でふり返った。バナナマンの2人も福くんを意識して(?)、揃って蝶ネクタイをつけて登場したが「着てる感じは同じなのに全然違う!」と苦笑い。2人が演じたオキアミのコンビは、オリジナル版では何とブラッド・ピットとマット・デイモンというハリウッドきってのスターが演じているが「収録のとき、監督に『じゃあブラピとマットって呼びますね』とか言われたけど結局、1回も呼ばれなかった」(設楽さん)、「バカにされてるのかと思いましたね」(日村さん)と怒り心頭の様子。それでも設楽さんは「息づかいやコンビネーションは20年以上やってるので僕らの方が上!」と強調していた。その後披露された福くんの生歌にひとりさんは「涙出てきそうですよ」と感動しきりでクリスタル ケイさんも「上手だよねー」と大絶賛。福くんは「歌は大好きだから。学校でも授業の間の5分休憩のときに練習したりしました」と明かした。最後に福くんが「心が温かくなるので友達にも伝えてください」と呼びかけると、会場は拍手に包まれた。『ハッピー フィート2 踊るペンギン レスキュー隊』は全国にて公開中。■関連作品:ハッピー フィート2踊るペンギン レスキュー隊 2011年11月26日より全国にて公開© 2011 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:劇団ひとり&鈴木福インタビュー“ペンギン親子”を演じたふたりが憧れる人物とは?子供に大人気のハッピーセット『ハッピー フィート2』のおもちゃを3名樣にプレゼント鈴木福、本物のペンギンに「可愛い!」ひとり&クリスタル・ケイ“父母”も目を細めるバナナマン、コンビネーションでブラピに「負けてない!」と自信鈴木福くん、懸命に映画をPR!キュートな『ハッピー フィート2』予告編が到着
2011年11月26日先週、主演作『マネーボール』のプロモーションのため、家族全員で来日したブラッド・ピット。日本からプライベートジェットで一家が向かった先は7歳の息子、パックスの故郷であるベトナムだった。彼らがベトナムを訪問するのは、2007年にパックスを養子として迎え入れて以来。11日昼、ブラッドとパートナーのアンジェリーナ・ジョリーはパックスだけを連れてホー・チー・ミン市内のレストランで食事をしていたという。週末にブラッドとアンジェリーナはホーチミン市の南約200キロにあるコンダオ諸島を訪問した。群島の中で最大のコンソン島にはフランス植民地時代に造られ、通称“トラの檻”と呼ばれた刑務所跡地があり、いまは博物館になっている。2人はここも見学した。今年はアンジェリーナがルイ・ヴィトンの広告撮影のためにカンボジアを訪れた際も、末っ子の双子を除く4人の子供が同行した。彼女は「子供たちはそれぞれの文化を誇りに思っているし、互いに学び合っているのよ」と、それぞれのルーツを尊重する教育方針を「Financial Times」紙に語っているが、まさに有言実行。週明けにブラッドは再び『マネーボール』プロモーション活動に戻り、韓国を初訪問した。先日、オーストラリアのTV番組「60 minutes」で「3年後には俳優業を辞める」と衝撃の発言をしたが、まだ当分はスターのお役目を果たす日々が続きそうだ。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ブラッド・ピット、若者に「常識を疑え」とメッセージ!ブラピ&アンジー揃い踏みに4,800人熱狂!一家で野球をやるならポジションは?ベネット・ミラー監督インタビュー『マネーボール』で描きたかった“真髄”とは?ブラッド・ピット、アンジーと6人の子供たちを連れて2年ぶりの来日【ハリウッドより愛をこめて】2012年アカデミー賞はビッグネームの対立に?
2011年11月16日ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ……。豪華キャストの共演で話題を呼んだ映画『オーシャンズ11』が、宝塚歌劇で世界初のミュージカル化。11月11日、兵庫・宝塚大劇場で星組公演として開幕した。宝塚歌劇星組『オーシャンズ11』チケット情報ラスベガスを舞台に、ダニー・オーシャンと10人の仲間が、ラスベガス最大のカジノから売上金を強奪するサスペンス・アクション。服役中の天才詐欺師ダニー・オーシャンは、仮釈放と同時にラスベガスへ向かう。大胆な計画を実行すべく、さまざまな分野のエキスパートたちを集め、計画に挑んだ……。小池修一郎の演出によりラスベガスと宝塚歌劇が掛け合わされたステージは、イリュージョンなども取り入れてより華やかにショーアップされている。刑務所から一転、ラスベガスでのシーンでは、男役が黒いスーツでのダンス。スタートから色気全開で観客をひきつける。ほかにも、トップスター柚希礼音率いるスター11人が並んで歩く姿や、11人でのダンスなど惚れ惚れするシーンが満載。観客がスリルを味わえるようテンポよく遊び心ある演出で展開しつつ、さらに、人情味も感じられる物語として仕上がっている。柚希が演じるのはもちろん、ジョージ・クルーニーが演じたダニー。歌、ダンス、演技ともに思わず見惚れてしまうほどに色気たっぷり。大胆かつ落ち着いた雰囲気を持ち合わせたダンディな大人の男を魅せ、新たな魅力を開花させた。また、ダニーに離婚を求める妻テスを演じるのは娘役トップスターの夢咲ねね。意思のある知的な女性を、寂しさを漂わせながら表現している。男役2番手の涼紫央は、ダニーの右腕、ブラッド・ピットが演じたラスティー役。クールで頭のキレる男でありながら、どこかかわいらしさもある印象だ。ほか、カジノのディーラー・フランクを演じる夢乃聖夏、ラスベガス最大のカジノのオーナー・ベネディクトを演じる紅ゆずる、伝説のスリの息子・ライナスを演じる真風涼帆ら、個性的なスターたちが役の個性を掴んで熱演。巧妙でコミカルな展開は前のめりで観てしまいそうになる。今回は1本ものの大作のため、フィナーレはラスベガスをイメージしたショーがコンパクトに繰り広げられる。それぞれのスターの個性を生かしたダンスのほか、男役の群舞、柚希と夢咲のデュエットなどを披露。柚希のしなやかでキレのあるダンスはもっと観ていたいと感じるほどだ。公演は同劇場にて12月13日(火)まで上演。その後、2012年1月2日(月)から2月5日(日)まで東京宝塚劇場にて上演。チケットは兵庫公演は発売中。東京公演は12月4日(日)より発売開始。
2011年11月14日「ぴあ」調査による11月11日、12日公開の映画・満足度ランキングは、野球界の異端児ビリー・ビーンの半生を描いたブラッド・ピット主演作『マネーボール』がトップに輝いた。2位にドイツにおける原子力の実態に迫ったドキュメンタリー『アンダー・コントロール』が、3位に孔子の生涯を壮大なスケールで描いた伝記映画『孔子の教え』が入った。2位以下の写真はこちら1位の『マネーボール』は、メジャーリーグの弱小チームを独自の理論で改革したビリー・ビーンの実話を基に描いた人間ドラマ。出口調査では「前例のない方法でチャレンジし、信念を曲げない主人公の姿勢に感動した」「選手のトレードなど野球チームの裏側を見られ、ビジネスのシーンも多くて興味深い」「葛藤し苦悩する人間くさいブラッド・ピットの演技がよかった」「今までの野球映画と違う、全く新しい観点から描かれていておもしろい」など、幅広い世代から高い満足度を獲得した。2位の『アンダー・コントロール』は、3年間に渡ってドイツの原子力発電所施設の内部と作業の実態を取材した記録。アンケート調査では「客観的な映像が多く、コメントにも偏りがないので自分でよく考えることができた」「“観る本”という印象。日本人と全く違う原子力への考え方を目の当たりにした」などの声が寄せられた。(本ランキングは、2011年11月11日(金)、12日(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2011年11月14日主演最新作『マネーボール』のプロモーションで8度目の来日を果たしたブラッド・ピットが10日に都内ホテルで行われた記者会見に出席。3月11日の東日本大震災以来、初めて日本の地を踏み「心からお見舞いを申し上げます。復興に向けた、日本の皆さんの粘り強い姿は忘れないし、僕を含めて世界中がインスピレーションを受けている」とエールを送った。その他の写真本作は、膨大なデータ分析に基づく新たな野球理論「マネーボール理論」を提唱し、低予算の弱小球団を常勝チームに作り上げたメジャー・リーグ球団、オークランド・アスレチックスのゼネラル・マネージャー、ビリー・ビーンの偉業を描いた伝記ドラマ。ピットは主人公のビリーを演じているが「実は、僕自身は野球に詳しくないんだ」。それでも「もちろん野球は人生のドラマそのものだし、100年以上の歴史を誇るスポーツだ。この作品では野球界を舞台に、僕らが常識と考える“価値観”を改めて探っている」とアピールする。劇中では、資金力がある球団が優れた選手をかき集めてしまう現状や、一度“敗者”とレッテルを貼られた選手たちが路頭に迷う現実に疑問が投げかけられ「過去のルールが現代に通用するものなのか、今こそ見つめなおすとき。ぜひ日本の若者にも考えてほしい」。ピット自身、俳優としてのキャリアを振り返りながら「成功の次には敗北もあるし、その逆もそう。たったひとつの出来事で、すべてが決まってしまうわけじゃないからね。信念を貫き、壁を打ち破ったビリーには心から敬意を表するよ」と作品にこめたメッセージを語った。試合シーンの美しい映像も見どころだといい「こんな映像、野球ファンも見たことないと思うよ。すべてはメガホンをとったベネット・ミラー監督のおかげ。彼とは素晴らしい仕事ができた。笑える部分もあるから、純粋に楽しんでほしい」と胸を張る。会見にはムービー20台、スチール100台、記者300人が駆けつけ、相変わらずの人気ぶり。会見後には東北楽天ゴールデンイーグルスのスカウトを父に持つ女優の吹石一恵が登場し、ピットに花束を手渡した。『マネーボール』11月11日(金)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2011年11月10日主演映画『マネーボール』を携えて来日したブラッド・ピットが11月10日(木)、都内で記者会見に臨んだ。メジャーリーグの「オークランド・アスレチックス」の実話をマイケル・ルイスの同名著書に基づいて映画化。ブラッド扮するゼネラル・マネージャーのビリー・ビーン主導でこれまでにない独自の野球理論を用いた貧乏球団が常勝軍団に成長していくさまを痛快に描き出す。野球をよく知らない人でも楽しめると評判の本作だが、ブラッド自身「あまり野球について知らないままにこの映画に参加しました」と告白。「野球界が背景にありますが、この映画が描いているのは“正義”の物語。これまで負け犬のレッテルを貼られていた人々、そうした価値観が本当に正しいものだったのか?ということを探っていく作品です」とアピールした。周囲から圧力をかけられつつもこれまでにない理論を実践し、ビリーは成功を収めていくが、ブラッドは「僕自身もそう感じるんだけど、瞬間、瞬間の成功で全てが決まるのではない。ある成功が敗戦につながることもあるし、それがまた成功を呼び込むこともある。ビリーにとっての勝利はトロフィーでも新聞の見出しでもなく、もっと私的なものなんだ。僕はそこに敬意を表するよ」と自らの思いを重ね合せる。劇中、ビリーは、あまりに感情移入して判断を誤ってしまうからという理由で生で試合を観戦しないようにしているが、ブラッド自身はそうしたジンクスについて尋ねられると「家族と一緒ではなく一人で飛行機に乗るときは、必ず何か家族のものを持って行くようにしてるよ」と明かし「家族を持ったことには強く影響を受けてるよ。日々、戦いの場で様々なチャレンジがあるけど、家に戻るとホッと一息つける。そうやってバランスを取ってるんだ」と笑顔を見せた。さらに若い人々へのメッセージを求められると「まず、常識とされていること、システムがそれで正しいのかと疑問を持つこと。いま企業の利益が先立ち、多くの人がフラストレーションを抱えているけど、システムの問題点を理解し、解決法を見出していくことが大切」と訴えた。東日本大震災の発生以降、ハリウッドスターの来日が激減する中で、一家そろっての来日を果たしたブラッド。「僕は世界中のあちこちに出向いていますが、いろんなところで日本のみなさんの粘り強さ、努力について耳にしています。みなさんが懸命に復興に向けて力を注いでいることに我々もインスピレーションを受けています」と真摯に語りかけた。この日は、元プロ野球選手の父を持つ女優の吹石一恵がゲストで来場。「ゴージャスでセクシーでドキドキします」と生ブラピに感激した様子だった。『マネーボール』は11月11日(金)より全国にて公開。■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ブラピ&アンジー揃い踏みに4,800人熱狂!一家で野球をやるならポジションは?ベネット・ミラー監督インタビュー『マネーボール』で描きたかった“真髄”とは?ブラッド・ピット、アンジーと6人の子供たちを連れて2年ぶりの来日【ハリウッドより愛をこめて】2012年アカデミー賞はビッグネームの対立に?ブラッド・ピット、誘拐され12年間奴隷として生きた男の実話を映画化、出演も
2011年11月10日ブラッド・ピット最新主演作『マネーボール』のジャパンプレミアが9日に東京国際フォーラムで開催され、昨日家族そろって来日したピットが、パートナーのアンジェリーナ・ジョリーと共に出席した。その他の写真詰めかけたファンから大きな歓声のあがる中、ふたりはレッドカーペットを練り歩き、サインや握手を求める観客に笑顔で応じた。ピットは、そのあとの舞台あいさつにも登壇。製作に4年をかけた本作でピットは、実在の人物ゼネラルマネジャーのビリー・ビーンを演じているが「彼に実際に会うと気が合って、笑い話もできたので、彼の物語を公平に伝えることができたと思う」と語り、本作が賞レースで注目を集めていることについては「映画を作るときは、いまの時代に合うメッセージであるかどうかを考えている。賞はそれについてくるもの」とだけ回答した。本作は、被災地の野球少年を応援するプロジェクトを行っており、野球ボール4159個が日本全国から集まった。当日はピットが、代表として登場したリトルシニア東北連盟宮城県支部の野球少年たちに、自身のサインを入れたボールを贈呈し「震災のことをニュースで知りとても驚き、心が痛みました。野球選手などのアスリートたちや映画に関わる我々が少しでも“癒しの時間”を提供できれば」と励ましの言葉をおくった。本作は、膨大なデータ分析を駆使して新たな野球理論を提唱し、低予算の弱小球団を最強のチームに作り上げたメジャー・リーグ球団、オークランド・アスレチックスのゼネラル・マネージャー、ビリー・ビーンの偉業を描いた伝記ドラマ。『マネーボール』11月11日(金)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2011年11月10日昨日、来日したブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが11月9日(水)、都内で開催された映画『マネーボール』のジャパン・プレミアに揃って出席。会場に詰めかけた計4,800人あまりのファンの歓声に笑顔で応えた。映画はメジャーリーグの「オークランド・アスレチックス」が貧乏球団ながら独自の野球理論で上位に進出していくさまを描いており、ブラッドは実在のゼネラル・マネージャー、ビリー・ビーンを演じている。ブラッドにとっては2009年の『イングロリアス・バスターズ』のプロモーション以来の来日。一方のアンジーは昨年7月、『ソルト』を携えて双子のノックスとヴィヴィアンを除く4人の子供たちと来日して以来となる。今回は子供6人全員を連れて一家8人での来日となった。アンジーは真っ赤なドレス、ブラッドは目元を微妙に隠す洒落たメガネとラフなジャケット姿で、2人揃ってエスカレーターを下ってレッドカーペットに登場。サインや握手を求めるファンの声に気さくに応じた。ハリウッド最強カップルの久々のツーショットに詰めかけたカメラマンもフラッシュを浴びせた。その後、ブラッドは舞台挨拶へ。大歓声に迎えられると「日本に来られてすごく嬉しいよ。この映画は4年かけて作ったんだけど、きっとみなさんに気に入ってもらえると思う。もし気に入らなかったとしても何も言わないで(笑)」と愛嬌たっぷりに日本のファンに挨拶。もしも一家で野球チームを作るなら?という問いには「(9人には)あと一人足りないね。僕(のポジション)はショートかな。みんなと接することができるからね」と語った。さらにアンジーのポジションは?と尋ねられると「それは彼女が決めるよ」とニッコリ。アカデミー賞有力とも評される本作。今後の賞レースに向けて期待が膨らむが、ブラッドは「そういううわさは嬉しいけど、僕が考えているのはとにかく、良い作品を作るということだけ。そういうものは後からついてくるもの」と冷静に語った。この日は東日本大震災の被災地の野球少年たちも招待されており、ブラッドはその一人一人と握手を交わし、ボールにサインを書き込んでプレゼント。「震災が起きたときはニュースを見て驚き、世界中のどこにいるときも日本のことを常に気にかけていました。そしてみなさんの頑張りや粘り強さには僕らも強い影響を受けています。アスリートや我々、エンターテインメントに携わる人間が少しでも癒しの時間を与えることができればと思っています」と日本に向けてエールを贈った。『マネーボール』は11月11日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ベネット・ミラー監督インタビュー『マネーボール』で描きたかった“真髄”とは?ブラッド・ピット、アンジーと6人の子供たちを連れて2年ぶりの来日【ハリウッドより愛をこめて】2012年アカデミー賞はビッグネームの対立に?ブラッド・ピット、誘拐され12年間奴隷として生きた男の実話を映画化、出演も6児のパパのブラッド・ピット、「まだまだ子供が欲しい」
2011年11月09日ブラッド・ピットがめまぐるしく動き回る。新たな選手獲得の交渉のために電話をかけて各地を飛び回り、負け続けるチームのロッカールームで怒りを爆発させ、その合間を縫って別れた妻との間の娘に会う。実話に基づいた映画『マネーボール』で彼が演じたのは、全く新しい理論で野球界に革命をもたらし、貧乏球団をプレーオフの常連に育て上げたゼネラル・マネージャー(GM)、ビリー・ビーン。いまなおオークランド・アスレチックスの名物GMとして活躍する男である。監督を務めたのは、2005年に『カポーティ』でアカデミー賞監督賞の候補に名を連ねたベネット・ミラー。野球界の異端児の物語をどのように映画化したのか?来日を果たした彼に話を聞いた。真実とは、その人物の“真髄”を描くこと映画の原作となったマイケル・ルイスによって書かれた書籍「マネーボール 奇跡のチームをつくった男」は、伝記や小説というよりも、ビジネス書、マネージメントの書といった色合いが濃い。映画ではブラッド演じるビリーのドラマに焦点を当てているが、映画として物語を構築していくのは決して簡単ではなかった。「そう、原作はいわゆるケーススタディを解析し、数学的観点を用いて説明するというものだ。その本を映画化するというのはチャレンジングな試みだったよ。ただ、その中にもビリーについての個人的なエピソードが少しだけ描かれています。注意深く読むと、実際にアスレチックスに何が起こったかという部分に加え、ビリーがどのように様々なことを理解し、取り込んでいったかが分かる。そうした部分を抽出し、原作の神髄とも言える部分を維持しながら作っていったんだ」。ミラー監督はドキュメンタリー映画『The Cruise』(原題)で監督デビュー。2作目の『カポーティ』では作家トルーマン・カポーティが名作「冷血」を描き上げる過程を鮮やかに映像に綴ったが、人物や出来事に寄り添い、その裏側を描き出すというスタイルは本作にも継承されている。「実在した人物を扱うということで、当然のことだけど真実の扱いに対する責任が生じる。でもこの“真実”というのは本当に厄介なものなんだ(笑)。映画の中では真実なんてどのようにも取れるからね。私が考える“真実の在り方”の描き方は2通りある。ひとつ目は文字通り、伝記的に彼が何を言って何をしたかを描いていくというやり方。もうひとつは彼の真髄、どういう人物だったかを伝えるという方法。その場合、実際に彼が何をしたかの詳細を辿ることが重要なのではなく、彼がどんな動機によって動かされたか?そして、その人物が成し遂げた事柄そのものをたどっていくことが重要なんだ」。主人公とブラッド・ピットの共通点とは?2005年に『カポーティ』が公開されると、映画の中で描かれているようなことが実際に起きたのか?という議論が巻き起こった。そのときの出来事が監督にその思いをいっそう強くさせたという。「あのとき、『アラバマ物語』の著者であるハーパー・リー(※作家でカポーティの幼なじみ。カポーティの取材に同行しており、映画『カポーティ』にも登場する)から手紙が届いたんだ。手紙には『作品の中の出来事は加工されているかもしれないが、それは映画を作る過程でのことであり映画はカポーティの真実を語っている』とあった。映画にも登場している人物からの言葉として、これ以上のほめ言葉はなかったよ」。翻って『マネーボール』。かつて超高校級のスター選手として将来を嘱望された10代、選手として大成することなく挫折を味わった20代の若き日々を織り交ぜつつ描き出される“人間”ビリー・ビーン。短気で負けず嫌いで情熱的かつナイーブなGM、そしてひとりの父親をブラッド・ピットは魅力的に演じ上げる。中でも印象的なのは、精力的にあちこちを動き回りつつ、彼が常にムシャムシャと何かを食べている姿と、時間ができるとたった一人でグラウンドやトレーニングルームに赴き、自らの肉体を酷使し鍛え上げる姿。たびたび描かれるこうした描写について、監督はその意図をこう説明する。「食べることと運動することは、とどまることを知らない彼の人物像を表しているんだ。ビリー・ビーンは常に消費し続け、自分自身を疲労させ続ける。彼は自分がどういう状況に置かれていて、何を求めているのかを自問自答しているんだ。実際のビリーも常にハングリーで、落ち着かずにソワソワしているようなところがあるんだけど(笑)、その中で自分が辿りつきたい場所がどこなのかを探っているんだよ」。リスクを厭わず、常にハングリーという点でビリーとブラッドを似ていると監督は語る。ブラッドが体現した、上昇し続ける男のドラマを体感してほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ブラピ&アンジー揃い踏みに4,800人熱狂!一家で野球をやるならポジションは?ブラッド・ピット、アンジーと6人の子供たちを連れて2年ぶりの来日【ハリウッドより愛をこめて】2012年アカデミー賞はビッグネームの対立に?ブラッド・ピット、誘拐され12年間奴隷として生きた男の実話を映画化、出演も6児のパパのブラッド・ピット、「まだまだ子供が欲しい」
2011年11月09日ブラッド・ピットが8日、最新主演作『マネーボール』のプロモーションのために来日。パートナーのアンジェリーナ・ジョリーと6人の子供たちも一緒に、プライベート・ジェットで東京・羽田空港に到着した。詰めかけた500人を超えるファンと取材陣の見守る中、午後3時25分頃に姿を現わした一家は数日前まで、ブラッドが最新作『World War Z』(原題)を撮影中のハンガリーのブダペストに滞在していた。長旅で少しお疲れの様子も見えたが、「ウェルカム・トゥ・ジャパン!」というファンの歓迎の声援に笑顔で手を振って応えていた。ブラッドは次女・シャイロ(5歳)と末っ子の双子のノックス(3歳)と、アンジーは次男・パックス(7歳)と双子のヴィヴィアン(3歳)と両手で子供たちと手をつないでいて、サインに応じるのは不可能な状態だったが、その分ゆっくりとした歩調でファンの声援に応えていた。6人の子供たちの最年長で、すっかり少年らしくなった10歳のマドックスが自立した様子で歩く姿、長女にあたる6歳のザハラがノックスの手を引いている姿もお姉さんらしくてほほえましい。双子のノックスとヴィヴィアンを除く4人の子供たちは昨年7月、アンジーが主演作『ソルト』のプロモーションで来日したときにも同行している。ブラッドとアンジーの2人が揃って来日するのは、2年前のブラッド主演作『ベンジャミン・バトン数奇な人生』のジャパン・プレミア以来。今回は9日(水)に『マネーボール』のジャパン・プレミア、翌10日(木)に記者会見を行ない、同夜に帰国予定。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ブラピ&アンジー揃い踏みに4,800人熱狂!一家で野球をやるならポジションは?ベネット・ミラー監督インタビュー『マネーボール』で描きたかった“真髄”とは?【ハリウッドより愛をこめて】2012年アカデミー賞はビッグネームの対立に?ブラッド・ピット、誘拐され12年間奴隷として生きた男の実話を映画化、出演も6児のパパのブラッド・ピット、「まだまだ子供が欲しい」
2011年11月09日ブラッド・ピット主演作『マネーボール』を手がけたベネット・ミラー監督が、11月11日(金)からの公開を前に来日。前作『カポーティ』とはまったく異なる“野球”という題材に挑んだ最新作について語った。その他の写真統計学に基づく“マネーボール理論”を武器に、貧乏球団オークランド・アスレチックスを強豪に生まれ変わらせた名物GM、ビリー・ビーンの実話の映画化。球界の常識を打破しようとする反逆児の挑戦記、世間を見返そうとする負け犬集団の奮闘劇、さらにビーンがトラウマを克服して再起を図るドラマなど、多様な側面を持つ作品に仕上がった。「今、君が挙げてくれた3つの要素のうち、最も深く掘り下げたのは3つめのビーンの個人的なドラマだ。映画の前半でビーンの反抗的な性格を描き、彼が負け犬集団を率いている状況を見せていく。そこから徐々にビーンが単に野球の試合に勝ちたいのではなく、自分の心の内側にある問題を解決したいと願っていることが明らかになっていくんだ。いわば究極的には、これは“救済”の物語なんだよ」その“救済”というテーマに関わる重要なエピソードが、ビーンと離ればなれに暮らす娘との交流だ。とりわけ中盤、楽器店を訪れたビーンが娘のギターの弾き語りに聴き入るシーンが印象深い。「この映画では、様々な“価値観”について問いかけている。過大評価もしくは過小評価された野球選手の価値、そして収入や家族との暮らしなどの人生における価値。あの楽器店の場面は、ビーンの胸の内に迫り、彼にとって人生の大切なものは何かを探るシーンなんだ」ハリウッドの野球映画には、きらびやかな光や色彩に満ちた映像、興奮を煽る勇ましい音楽が付きものだが、本作はまったく違う。人生と格闘する主人公の情熱や孤独を繊細なタッチであぶり出し、野心的なまでに陰影豊かな作品になった。この問いを受けて「ある意味、これは野球映画ではない」と切り出した監督は、静かに、きっぱりと次のように続けた。「これは体制に立ち向かい、既存の価値観を覆そうとした男の物語。だからこそ従来とは異なるアプローチがふさわしいと考え、この手の野球映画、スポーツ映画にありがちな要素を排除することにしたんだ」そして我ら日本人の誇りたるイチローについて。ビーンが空港で野球中継に見入る何気ないシーンで、そのモニターにイチローの姿が映るのだ。これは決して日本の観客向けのサービスショットではない。「中継カメラがアップで捉えたイチローとそれを見つめるビーンの図は、まるで西部劇の決闘みたいだよね。このときビーンは主力選手を引き抜かれ、新たな選手を獲得したいのにお金がない。ビーンにとってイチローはぜひとも欲しい選手だが、高給取りの彼には手が届かないんだ。イチローはそんな苦しい立場のビーンに脅威を与える“敵”のようにも見える。そんな雰囲気を感覚的に表現してみたかったんだ」『マネーボール』11月11日(金)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー取材・文:高橋諭治
2011年11月07日3Dアニメーション『ハッピー フィート2 踊るペンギン レスキュー隊』の日本語吹替え版の声優を務めるバナナマンの設楽統と日村勇が11月6日(日)、都内スタジオで行われたアフレコ収録の様子を公開した。南極大陸に暮らす皇帝ペンギンたちの冒険を描いた人気作の続編で、タップダンスの達人・マンブルの息子のエリックの成長が描かれる。子役の鈴木福がエリック、劇団ひとりが父親のマンブルの声を担当するほか、母親をCrystal Kayが演じている。バナナマンの2人はペンギンたちの物語と並行して大冒険を繰り広げるオキアミのウィルとビルのコンビの声を担当。何とハリウッド版ではブラッド・ピットとマット・デイモンが声を担当しており、設楽さんは「僕らにとってはハッピーですが、『いいのかな?』と思いました」とオファーに驚いた様子だ。それでも設楽さんは「ブラッド・ピットを意識してクールに大胆に(笑)」と自信満々。一方の日村さんは「なるべくマット・デイモンに迷惑をかけないように…」と相方とは対照的に低姿勢で笑いを誘っていた。とは言え、2人の掛け合いのシーンに関しては「ずっとコンビでやって来ているので僕らの方が上」(設楽さん)とハリウッドのトップスターに負けていないことを強調。ブラピはまもなく『マネーボール』のプロモーションで来日するが、設楽さんは「機会があれば会いに行って『I’m Will.』と言いたい」。日村さんも「『My name is Bil. What’s your name?』と言いたい」と面会を熱望していた。この日、2人は「さまぁ〜ず」の大竹一樹と中村仁美アナウンサー(フジテレビ)の披露宴の司会を務めたが、日村さんは「2人とも真面目な方なのでいい結婚式になると思う」とコメント。式の内容については「まだ把握してない」(設楽さん)と苦笑いだったが「お世話になっている先輩なので末永く幸せに」と祝福した。『ハッピー フィート2 踊るペンギン レスキュー隊』は11月26日(土)より全国にて公開。■関連作品:ハッピー フィート2踊るペンギン レスキュー隊 2011年11月26日より全国にて公開© 2011 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:鈴木福くん、懸命に映画をPR!キュートな『ハッピー フィート2』予告編が到着福くん声優初挑戦!『ハッピー フィート2 』舞台挨拶付き試写会に10組20名様ご招待大人気子役の鈴木福、子ペンギンを可愛く熱演…でも好きな動物はリスザル!鈴木福&劇団ひとりが『ハッピーフィート2』吹き替えで親子役に!『ハッピーフィート2』特報が到着!あの2人もボイスキャストで参加!?
2011年11月07日アカデミー受賞アニメ『ハッピーフィート』の続編『ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊』が26日(土)から公開される前に、日本語吹替版キャストを務める人気子役、鈴木福のメッセージ付き予告編が公開された。その他の写真『ハッピーフィート』は、“心の歌”を歌うことが重要視される社会の中で、歌が歌えないペンギンのマンブルが、自らの足で繰り出す軽快なリズムとダンスで仲間の心を動かし、自らの進む道を見出していく姿を描いた作品。続編では、踊る理由を見つけられずにいたマンブルの息子エリックが、空飛ぶペンギンのマイティ・スベンと出会い、自らも「空を飛びたい」と奔走する物語を描く。このほど公開された予告編は、冒頭に鈴木が観客にメッセージをおくる映像があらわれ、その後に作品の予告編が登場。踊りの苦手な小さなペンギン、エリックの大冒険や、巨大氷山によってペンギンたちが閉じ込めらてしまう危機、さらに空を飛ぶことに憧れたペンギンたちが勇猛果敢に飛翔を試みる!…も失敗するコミカルなシーンが編集されている。また、予告編内で“主役奪取宣言”まで飛び出す新キャラクター“オキアミ”も登場。オリジナル版ではブラッド・ピットとマット・デイモンが声を務めているが、日本語吹替版ではバナナマンの設楽統と日村勇紀が声のキャストを務める。『ハッピー フィート2 踊るペンギン レスキュー隊』11月26日(土)より全国ロードショー2D・3D同時公開
2011年11月01日天才子役として人気沸騰中の鈴木福と劇団ひとりがボイスキャストを務めることで話題を呼んでいる3Dアニメーション映画『ハッピー フィート2 踊るペンギン レスキュー隊』の予告編がこのほど解禁!予告編映像の冒頭には、福くん本人がかわいく映画をPRする映像もお目見えに。2006年アカデミー長編アニメ映画賞を受賞した『ハッピーフィート』に続くシリーズ第2弾となる本作。タップダンスの達人として仲間からも一目置かれるマンブルの息子でありながら、ダンスも歌も嫌いという子ペンギン・エリックが南極に住む様々な動物たちとふれあい、成長していく姿を描く。今回、届いた映像では予告編映像の前に、“宣伝隊長”として懸命に映画をPRする福くんからの可愛いメッセージを特別に収録。さらに、本編の一部がお目見えになる予告編では主人公の子ペンギン・エリックへと早変わりし、その天才子役ぶりが存分に発揮されている。親子役として父親・マンブルを演じる劇団ひとりとの掛け合いもバッチリ!こちらに加え、オリジナル版でブラッド・ピットとマット・デイモンのハリウッドきってのビッグスターが演じる2匹のオキアミ役を、日本語吹替え版ではお笑いコンビ「バナナマン」の2人が担当していることも先日明らかに。オキアミの兄貴分・ウィル役(ブラッド)を設楽統、弟分・ビル役(マット)を日村勇紀が担当しているのも見どころとなる。軽快な音楽に乗せて、氷に囲まれた大自然を冒険する可愛いエリックにドキドキハラハラさせられそうだが、まずはこちらの映像でひと足先に動物たちの口ずさむ音楽でいっぱいの南極の楽しさを味わってみては?『ハッピー フィート2 踊るペンギン レスキュー隊』は11月26日(土)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ハッピー フィート2踊るペンギン レスキュー隊 2011年11月26日より全国にて公開© 2011 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:福くん声優初挑戦!『ハッピー フィート2 』舞台挨拶付き試写会に10組20名様ご招待大人気子役の鈴木福、子ペンギンを可愛く熱演…でも好きな動物はリスザル!鈴木福&劇団ひとりが『ハッピーフィート2』吹き替えで親子役に!『ハッピーフィート2』特報が到着!あの2人もボイスキャストで参加!?
2011年11月01日11月に突入し、年末がぐっと近づいてきましたね。ということは、アワード・シーズン本番もまもなく到来!そう、ハリウッドにとっては一年の中でも最も盛り上がってくる時期がやってきたわけですが、既に各所の映画評論やエンタテインメント誌、ウェブサイトでは、来るアカデミー賞に向けて各々が受賞を有力視する名前を発表しています。それによれば、2012年のアカデミー賞は“ビッグ・ネーム”の対決の場となりそうですよ。まず、主演男優賞の有力候補との呼び声高いのは、以下の錚々たる豪華俳優勢。ジョージ・クルーニー(『ザ・ディセンダンツ』<原題>)、ブラッド・ピット(『マネーボール』)、レオナルド・ディカプリオ(『J・エドガー』<原題>)、ゲイリー・オールドマン(『Tinker Tailor Soldier Spy』<原題>)、マット・デイモン(『ザ・ズーキーパー』<原題>)、ジャン・デュジャルダン(『The Artist』<原題>)。次に主演女優賞の有力候補として挙げられているのは次の6名のレディたち。メリル・ストリープ(『The Iron Lady』<原題>)、ミシェル・ウィリアムズ(『My Week With Marilyn』<原題>)、グレン・クローズ(『アルバート・ノッブス』)、ルーニー・マーラ(『ドラゴン・タトゥーの女』)、シャーリーズ・セロン(『Young Adult』<原題>)、ジョディ・フォスター(『Carnage』<原題>)である。さらに、監督賞ですが、こちらは“巨匠”勢と無名の新鋭監督のバトルが見られそうです。スティーヴン・スピルバーグ(『戦火の馬』)にウディ・アレン(『Midnight in Paris』<原題>)、クリント・イーストウッド(『J・エドガー』)という巨匠から、ミシェル・アザナヴィシウス(『The Artist』)、アレクサンダー・ペイン(『ザ・ディセンダンツ』)、ジョージ・クルーニー(『The Ides of March』<原題>)まで、こちらも錚々たる名前が挙がっています。そして、栄えある作品賞についてはいまのところ、『The Artist』と『ザ・ディセンダンツ』の候補入りが確実視されていますが、そのほかにも『戦火の馬』に『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』、『マネーボール』、『J・エドガー』、『ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜』、『Midnight in Paris』、『And possibly』(原題)といった作品が名を連ねています。ここに挙げた作品について、詳しい内容を知らない方がほとんどかと思いますが、ご心配なく。まだアメリカでもほとんどの作品がこれからの公開なのですから、また評価も変わってくるのかもしれませんが、これまでの“評論”によれば、ここに挙げた作品がどうやら有力そう。次回のコラムでは、この有力作品たちについて深堀りしていきたいと思っていますので、お見逃しなく!(text:Lisle Wilkerson)(英語原文)Well, everyone as we get closer to the end of the year, you know what this means....AWARDS SEASON!!!!Yep, Hollywood’s favorite time of the year is right around the corner.And OF COURSE there are already various movie critics and entertainment magazines, websites that have already called out the names of who THEY think might be walking away with the Golden Statue come Oscar night.It looks like Academy Awards 2012 might just be the year of the BIG NAME nominee.For Best Actor, the nominees may include:George Clooney(The Desendants),Brad Pitt(Moneyball),Leonardo DiCaprio(J. Edgar),Gary Oldman(Tinker,Tailor, Soldier, Spy),Matt Damon(We Bought a Zoo),Jean Dujardin(The Artist).And for Best Actress:Meryl Streep (The Iron Lady),Michelle Williams(My Week With Marilyn),Glenn Close(Albert Nobbs),Rooney Mara(The Girl With The Dragon Tattoo),Charlize Theron(Young Adult),Jodie Foster(Carnage).As for best Director, it looks like it might be a mixed bag of "old time" directors" teaming up with more unknown directors.Steven Spielberg (War Horse),Woody Allen(Midnight in Paris),Clint Eastwood(J. Edgar),Michel Hazanavicius(The Artist),Alexander Payne(The Descendants),George Clooney(The Ides of March).And as for the most conveted Best Picture award....so far people seem to agree that The Artist and The Descendants will be a shoo-in for nominations.Some of the other very likely nominees will be:War Horse,Extremely Loud and Incredibly Close,Moneyball,J. Edgar,Midnight in Paris,And possibly,The Girl With The Dragon Tattoo,The Help.Now readers I am sure that you haven’t even heard of most of these films...DON"T WORRY. Most of them haven’t even been released here in the US either! However according to the "current buzz" of the film, critics are saying that these are the forerunners.In my next article I will go into more depth on some of the nominees, so STAY TUNED!!!!■関連作品:The Ides Of March (原題)戦火の馬 2012年3月、全国にて公開© Dream Works II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.J・エドガー (原題) 2012年1月28日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.アルバート・ノッブス© Morrison Films / Chrysalis Films 2011 マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開ザ・ディセンダンツ (原題) 2012年、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century FoxTinker Tailor Soldier Spy (原題)My Week With Marilyn (原題) 2012年、全国にて公開■関連記事:ジョージ・クルーニーの元カノが「私たちの関係は父と娘のようだった」と告白【TIFFレポート】仏『最強のふたり』に栄冠日本『キツツキと雨』は審査員特別賞ブラッド・ピット、誘拐され12年間奴隷として生きた男の実話を映画化、出演も6児のパパのブラッド・ピット、「まだまだ子供が欲しい」ジョージ・クルーニーが一歩リード?オスカー前哨戦の火蓋が落とされる!
2011年11月01日第24回東京国際映画祭が10月30日、各賞を発表し閉幕。フランス映画『最強のふたり』が最高賞にあたる“東京サクラグランプリ”と最優秀男優賞の2冠を達成したほか、役所広司と小栗旬が初共演した日本映画「キツツキと雨」(沖田修一監督)が審査員特別賞に輝いた。沖田監督は「今回、コンペティション部門で日本映画は一本だけだったので、大きなプレッシャーだった。『頑張って』と言われても、もう映画は作り終わっているし……。お客さんの良い反応を見て、もう十分と思う反面、やはり無心ではいられなかった。地方ロケをお手伝いしていただいた皆さんにお礼が言いたい。また、ここに帰ってこられるように頑張りたい」と受賞の喜びを語った。2部門を制した『最強のふたり』の関係者は来日を果たせなかったが、エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ両監督が「日本公開に合わせて、ぜひ東京にうかがいます。とってもうれしいです。ありがとう東京」とメッセージを寄せた。同作は実話を元に、事故で首から下が麻痺した富豪と、彼の介護をすることになった出所したての黒人青年の衝突と交流を描いたヒューマンコメディ。授賞式終了後には、コンペティション部門の審査員が総評会見を行い、審査委員長のエドワード・R・プレスマンをはじめ、女優のファン・ビンビン、小林政広監督らが出席。「『最強のふたり』『キツツキと雨』『プレイ』の3本が最終候補となり、賞を絞り込むのが大変だった。結果には満足している。」(プレスマン氏)。「私は秘密を保ち続けることが苦手。だからやっと最終日になりホッとしています。受賞結果は、完璧なエンディングを迎えることができた」(ビンビン)と語る一方、小林監督は「芸術性に富んだ刺激的な作品はほとんどなかった」と厳しい意見だ。実際、満場一致だった賞はないといい、プレスマン氏も「どれも水準が高い分、抜きん出た作品がなかったのは確か」と分析。最終的には政治性、作家性、エンターテインメント性といった要素の“バランス”を重要視したと説明した。ちなみにプレスマン氏によると、「素晴らしい作品だが、『キツツキと雨』はグランプリを与えるにはライト過ぎた」とのこと。今年は東日本大震災を受けて「信じよう、映画の力」をテーマに掲げた東京国際映画祭。9日間の会期中、315回の映画上映が行われ、観客動員は4万1648人。TIFFCOMをはじめとする関連イベントに約17万人を動員した。依田巽チェアマンは「来年25回を迎える中で、今年は確実な進化を感じた」と手応え十分。今後も映画祭のテーマである作品力、情報発信力、そして“日本の力”を世界にアピールしたいとし、閉幕を宣言。公式クロージング作品として、ブラッド・ピット主演最新作『マネーボール』(ベネット・ミラー監督)が上映された。
2011年10月31日最新主演作『マネーボール』のプロモーションで11月に来日予定のブラッド・ピットが、19世紀に誘拐され奴隷として12年間過ごした男性の自伝を映画化した『Twelve Years A Slave』(原題)を製作、出演もすることが明らかになった。南北戦争前の1841年、ニューヨークで「自由黒人」として暮らしていた男性が仕事で訪れたワシントンD.C.で誘拐され、南部の農園で奴隷として働かされ、1853年に救出されるまでの12年間の体験を綴ったソロモン・ノーサップの実話を描くもの。主演は『ソルト』のキウェテル・イジョフォーが務める。ブラッドの製作会社「Plan B」が製作にあたり、監督は『Shame』(原題)のスティーヴ・マックィーン。同作で本年度ヴェネチア国際映画祭主演男優賞を受賞したマイケル・ファスベンダーが出演する。配役は不明だが、ソロモンを救い出すカナダ人の大工を演じるのは彼かブラッドになると思われる。脚本は『ボビー』(製作)、『スリー・キングス』(原案)のジョン・リドリーとマックィーンが共同で手がける。現在はプリプロダクションが始まった段階。完成および公開は2014年を予定している。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:6児のパパのブラッド・ピット、「まだまだ子供が欲しい」アンジェリーナ・ジョリー、UNHCR親善大使としてリビアを訪問ブラッド・ピット主演最新作『マネーボール』試写会に20組40名様をご招待アンジェリーナ・ジョリー、子連れでセレブママ友、グウェン・ステファニー宅を訪問シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第19回)“駆け引き上手そうな”俳優は?
2011年10月27日現在、6児の父親であるブラッド・ピットだが、もっと子供が欲しいと話している。パートナーのアンジェリーナ・ジョリーと、3歳から10歳までの子供6人を育てているブラッドだが、イギリスの「OK!」誌のインタビューで、もっと子供が欲しいかと聞かれて「たぶん、そうなると思う」と、今後も家族が増える可能性を匂わせた。「子育ては僕の人生で最も素晴らしく重要で、力を尽していることなんだ。なぜここで止める必要がある?」と語るブラッドは「子供たちはひとりずつ扱うほうが簡単だよ」と子だくさんパパの極意を明かす。「子供たちと一対一で過ごす時間が大好きなんだ。あの子たちは僕にとって、世界一面白い存在なんだよ」。現状を楽しんでいると話したうえで、彼は「僕は、人は犯した失敗で定義できると信じているんだ」と自身の人生哲学も語った。「失敗から実際の自分自身を理解することができる。自分の過ちや選択の責任は自分にあるんだ。両親にではなくね。親密さや知覚も大切だ。きちんと生きなければいけないと思っているよ」。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:アンジェリーナ・ジョリー、UNHCR親善大使としてリビアを訪問ブラッド・ピット主演最新作『マネーボール』試写会に20組40名様をご招待アンジェリーナ・ジョリー、子連れでセレブママ友、グウェン・ステファニー宅を訪問シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第19回)“駆け引き上手そうな”俳優は?東京国際映画祭を若者にアピール!イケメン3人衆「TIFF BOYS」結成
2011年10月24日コンパーテスショコラティエより、アンジェリーナジョリー、ブラッドピット夫妻をはじめ数多くのハリウッドセレブに愛されている、トリュフチョコレートをご紹介。5種類のスカルデザインに加えて、ブルーのストライプ模様やコロンとかわいい丸いチョコレートなど、見た目にも楽しいセット内容。ココナッツ、アールグレイ、ストロベリーなど、一粒一粒違った味を楽しめるのも特徴。さっそく紅茶を淹れて、素敵なアフターヌーンティーを演出してみては。商品名:オリジナルトリュフ10個セット価格:¥3,150※味は、シナモンラテ、ラズベリーローズ、キャラメル、ココナッツ、アールグレイ、マンゴーパッション、ストロベリー、オリジナル、エスプレッソ、トロピカルの10種類。この他に、スカルデザインを集めた「スカルデザイントリュフ5個セット」もある。お問い合わせ: コンパーテスショコラティエ公式サイト
2011年10月22日アンジェリーナ・ジョリーが11日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)親善大使としてリビアを訪問。同地で復興支援にあたっているUNHCRや国際医療援助団体「国境なき医師団」らと面会し、支援物資を届けた。アンジェリーナは2日間の滞在中、首都・トリポリと、2月から始まった内戦の激戦地の1つであるミスラタを訪れ、41年間に及んだカダフィ大佐の独裁政権が崩壊状態となった9月以降、人々はどのように暮らしているかを視察した。AP通信の取材に「リビアに来た理由はいくつもあります。あらゆる点で過渡期にある国を見ること、そしてアラブの春の約束を実現させるために行われている努力を見ることです」と話し、「国内には行き場をなくした難民の人たちがいます。法、治安、衛生、教育、健康など人道的な支援も必要とされています」と目の当たりにしたリビアの現状について語った。リビアの様々な勢力の代表者とも話し合うが、「それよりもまず地元の人々の話を聞くつもりです。彼らとの連帯を示すために私はここに来ました。復興作業がリビアの未来を決めるのです」と支援活動に意欲を見せるアンジェリーナは、パートナーのブラッド・ピットと共に、飢饉に苦しむソマリアの人々のために34万ドルの寄付も行っている。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ブラッド・ピット主演最新作『マネーボール』試写会に20組40名様をご招待アンジェリーナ・ジョリー、子連れでセレブママ友、グウェン・ステファニー宅を訪問シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第19回)“駆け引き上手そうな”俳優は?東京国際映画祭を若者にアピール!イケメン3人衆「TIFF BOYS」結成ブラピ最新作がご当地オークランドでプレミア上映。松井秀喜選手も参加
2011年10月13日現在パートナーのブラッド・ピットが新作『World War Z』(原題)の撮影のため、家族そろってイギリスに滞在中のアンジェリーナ・ジョリー。26日には子供たち4人(6歳のザハラ、5歳のシャイロ、双子で3歳のヴィヴィアンとノックス)を連れて、ロンドンにあるシンガーのグウェン・ステファニーの家に遊びに行った。グウェンと夫のギャヴィン・ロスデイルには5歳と3歳の息子がいるので、アンジーの子供たちとちょうどいい遊び相手。夜になり、プリムローズ・ヒルにあるグウェンの家から帰るときは、グウェンと長男のキングストンが見送った。笑顔で楽しそうなキングストンに対して、シャイロをはじめアンジーの子供たちはちょっと仏頂面。どこへ行くにもついてくるパパラッチに辟易しているようだ。ちなみにこの日は次男のパックス共々、アンジーたちとは別行動だった長男のマドックスは数日前、サリー州ハンプシャーでアンジーが飛行機操縦レッスンを受けるのに同行していた。イギリス生活を満喫しているブランジェリーナ一家だが、まだしばらくイギリス滞在は続きそう。アンジーが『127時間』のダニー・ボイル監督の新作へ出演が決まったと大衆紙「The Sun」が報じているが、そのため半年間滞在を延長し、子供たちも地元の学校に通い始めているという。交互に映画の撮影をこなしながら、子育てをするのがブランジェリーナ流。今度はアンジーに代わって、ブラッドが子供たちを連れてロンドンの街のあちこちに出没することになりそうだ。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第19回)“駆け引き上手そうな”俳優は?東京国際映画祭を若者にアピール!イケメン3人衆「TIFF BOYS」結成ブラピ最新作がご当地オークランドでプレミア上映。松井秀喜選手も参加ブラッド・ピット、南仏の自宅防犯のため元イギリス陸軍特殊部隊チームを雇うブランジェリーナにG・クルーニー、マドンナなどトロントに豪華スター集結!
2011年09月28日ショーン・ペンが、2009年7月からイランで禁固刑となっていたアメリカ人男性2人の釈放に尽力していたことが明らかになった。イランでハイキング中に逮捕された2人のアメリカ人男性はその後拘束され、スパイ罪で禁固8年の判決を受けていた。ロイター通信によれば、ペンはベネズエラを訪問し、同国のチャベス大統領からイランへの仲介を頼んだという。ペンは数年前から雑誌の取材や映画の企画などを通じて、ベネズエラおよびチャベス大統領と親交を深めている。「ペンはこの件にとても深く関わっています。数か月前に首都・カラカスを訪れてチャベス氏にこの問題を伝え、その後も熱心に取り組み続けました」と情報提供者は語る。ペンから話を聞いたチャベス大統領は「アメリカの友人」から働き掛けられたとして、イランのアハマディネジャド大統領とこの問題について協議した。ともに29歳のアメリカ人青年は21日、100万ドルの保釈金を支払って解放された。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:ツリー・オブ・ライフ 2011年8月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010 Cottonwood Pictures, LLC. All Rights Reservedフェア・ゲーム 2011年10月29日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.■関連記事:イラク戦争に隠された真実とは…?『フェア・ゲーム』試写会に15組30名様ご招待アンジェリーナ・ジョリー、「子供たちに普通の観光旅行をさせたい」S・ペン、『ツリー・オブ・ライフ』で「どう演じるべきだったか、いまも考えている」ブラッド・ピット動画インタビュー到着!寡作の名匠の驚きの演出法を絶賛ブラッド・ピット、アメリカにおける同性婚支持を改めて表明
2011年09月26日今年で24回目を迎える東京国際映画祭(TIFF)の開幕を前に、21日に会場となる六本木ヒルズで記者会見が行なわれ、東京国際映画祭チェアマン依田巽、事務局長の都島信成らと、特別ゲストとしてコンペティション部門に選出された『キツツキと雨』の沖田修一監督と主演の役所広司が登壇した。会見のもよう今年の東京国際映画祭は、公式オープニング作品にポール・W・S・アンダーソン監督のアクション超大作『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』と、特別オープニング作品として、来日も予定しているジャッキー・チェンが主演と総監督を務めた『1911』で幕を開ける。映画祭の柱、コンペティション部門はエントリー作品975本の中から選ばれた15作品が最高賞“東京 サクラ グランプリ”などの各賞を決定するほか、日本未公開作品を集めた「特別招待作品」や、アジア圏で製作された「アジアの風」など、さまざまなジャンルの作品を9日間上映。クロージング作品には、ブラッド・ピット主演の『マネーボール』が決定している。今年で就任4年目となる依田チェアマンは、「“信じよう。映画の力。”ということで、映画の力を全面に出し、東日本大震災の被災者の方々も含め日本に多くの勇気と力を届けたい。また作品力、交流力、情報発信力、をテーマに、もっと若い人にも映画祭の魅力をアピールするため、TIFF BOYS(佐藤永典、竹内寿、牧田哲也)を結成しました。ここ数年、東京国際映画祭の個性として打ち出している“グリーン”“エコ”のイメージも継続しつつ、社会的な使命も果たすべくTIFFを成功させたい」と意気込みを語った。役所は「沖田監督の前作『南極料理人』を観てぜひ一緒に仕事をしたいと思った。初めてお会いしたときは学生さんみたいに若くてビックリしたが、現場ではスタッフやキャストをその気にさせる“魔力”を持った素晴らしい人」と話し、沖田監督は「必死でやってるだけ。出来上がったばかりの作品が、コンペティション部門という注目される場で上映していただけるのでとても興奮しています」とコメント。サプライズとして、出演者のひとりである小栗旬から会場に届けられたメッセージ「この作品は映画製作を知らない人に、こんなふうに映画は作っているんだと知ってもらえる作品。まさに映画を作る人たちが集まる映画祭で上映されることはとても意味のあることです」を読み上げた。「第24回東京国際映画祭」期間:10月22日(土)から30日(日)まで会場:六本木ヒルズほか都内各所で開催
2011年09月21日