アジアンな空気感が漂う、現地屋台の風情東京・北区十条にある「どんちゃんハウス A1肉骨茶(エーワン バクテー)」は、マレーシア料理「肉骨茶(バクテー)」の専門店です。日本のものとは違ったアジアテイストのちょうちんが並び、どことなく異国情緒が香る外観が目印。木目を基調とした店内のテーブル席にはスチール製の銀のイスが並び、現地の食堂を彷彿とさせます。中国・福建省からの移民が生んだマレーシア名物こちらのお店は、2014年に肉骨茶の専門店としてオープンしました。マレーシア料理の「肉骨茶」は、豚のあばら肉の煮込みを、漢方薬剤としても使用されるスパイスと中国醤油を使って煮込んだものです。元々は出稼ぎに来ていた福建省出身の中国人が、食肉の解体で廃棄された骨を使って作った料理。にんにくと漢方で煮たスープをご飯にかけて食べたのがはじまりと言われています。薬膳料理としてデトックス効果も期待され、エスニック好きの方を筆頭に人気となっています。うまみたっぷりのホロホロ肉がたまらない「バクテー」店名にもなっているメインメニューの「バクテー」は、スパイスをたっぷりと使った漢方スープでじっくり煮込まれています。箸で簡単にほぐれるホロホロのやわらかいお肉はうまみがギュッと中に閉じ込められており、噛むほどに深い味わいが広がります。そのまま食べた後は専用のソースにつけて食べ、最後はご飯と一緒に雑炊のようにして食べるのがおすすめです。コラーゲンたっぷり! 「豚珍味バクテー」「豚珍味バクテー」は、豚足や「ミミガー」の名で知られる豚の耳など、珍味とされる部位を使用したバクテーです。コラーゲンたっぷりのお肉は、プルプルの食感がたまりません。たっぷりスパイスが入ったスープとの相性も抜群! 薬膳のデトックス効果とコラーゲンのアンチエイジング効果の両方が期待できる、女性におすすめのメニューです。絶品「バクテー」はこだわりの厳選素材からつくられる素材にもこだわっている「どんちゃんハウス A1 肉骨茶」。使用している18種類のスパイスはマレーシアにある大手スパイスメーカーから取り寄せており、豚肉は「麦富士」と呼ばれるカナダ産高級豚肉のスペアリブを使用しています。「バクテー」を日本で味わうことができるお店は、そう多くはありません。このお店は、その中でも厳選された素材を使って、ていねいに作り上げられた肉骨茶が食べられる本格派の専門店です。「どんちゃんハウス A1 肉骨茶」は、JR埼京線「十条駅」を下車。北口を出て右に進み、徒歩1分ほどのアーケード内にあります。本格的なマレーシア料理の「バクテー」をぜひご賞味ください!スポット情報スポット名:どんちゃんハウス A1 肉骨茶住所:東京都北区十条2-30-9電話番号:03-6325-7789
2017年11月21日マレーシアの屋台みたい! お店とお客さんが近い店「馬来風光美食(まらいふうこうびしょく)」は、荻窪駅から徒歩5分、雑居ビルの地下にあります。アジアの十字路ともいえるマレーシアは、多民族国家として中国・インドの影響も取り入れた独特の料理文化が花開きました。オーナーのエレンさんはそんなマレーシアの中でも中華系マレー料理を特に得意としています。マレーシアの屋台のように明るくてアットホームな雰囲気で、メディアにも多数取り上げられた「馬来風光美食」は予約が必須の人気店です。母から教えてもらった伝統的なマレーシア料理24歳で来日後、2000年にお店をオープンしたエレンさんは、レストランで働いている母の傍らで12歳から料理を作ってきました。そんなエレンさんが作る料理はまさにマレーシアの家庭料理。母に教わったレシピを元に、現地のスパイスを直輸入して作ります。化学調味料を一切使わない料理は、ひと口食べると「体が喜ぶ」感覚を覚えることでしょう。明るく活気にあふれ、スパイスの香りに満ちた店内は、マレーシアを旅してその味に魅せられた人や、日本在住のマレーシア人が故郷の味を求めて集まります。独自に調合した7種類のスパイスで体ポカポカ!鯛の頭から出るダシが効く「咖哩魚頭(フィッシュヘッドカレー)」はお店の名物料理。酸味と辛さがクセになる味でご飯が進みます。レッドペッパーなどのスパイスと、レモングラスやミントといったハーブを使い、弱火で40分煮込めば完成。暑い地域の料理独特の風味がやみつきになる自慢のメニューです。スパイシーなだけでなく、オクラ、なす、トマトなど野菜もたっぷりで、食べるだけで元気が湧いてくるようです。タレに漬け込んだ鶏肉を紙に包んでフライする珍しい調理法その他人気のメニューが「紙色鶏(ペーパーチキン)」。秘伝のスパイスに1日漬け込んだ鶏肉をクッキングシートに包み、そのまま油で揚げた料理です。紙で包むことで味が閉じ込められ、肉質もやわらかくジューシーな仕上がりになっています。肉の中まで味がしみ込んだ漬けダレは、オーナーが母親から教わった伝統的なもの。醤油系のしっかりした味付けです。また、「肉骨茶(バクテー)」も外せない一品。なつめや八角など20種類もの漢方を使ったスープで豚肉を3時間以上トロトロに煮込んだ鍋料理です。スープは優しい味わいで、体にしみ込むおいしさです。今日の裏メニュー? 料理と一緒に会話も楽しんでお店定番の人気メニューの他、マレーシア料理の代表格「ナシゴレン」や「サテ」など豊富なメニューに迷ってしまいますが、実は毎日裏メニューがあるそう。その日の仕入れにより内容は異なりますが、気になる人はぜひエレンさんに聞いてみましょう。エレンさんはお客さんと話をすることが大好き。お店に来たお客さん全員に声をかけています。料理と会話でマレーシアをもっとよく知ってもらいたいと思っているからです。お店にはエレンさんの料理と人柄に惹かれて多くの人が集まり、遠くから通う常連さんも多いそうです。「馬来風光美食」は、JR中央線「荻窪駅」北口から徒歩約5分。青梅街道を新宿方面に向かい、天沼陸橋手前の左側にあるビルの地下1階です。テレビや雑誌に取り上げられお客さんも増えているので、ぜひ予約をしておでかけしましょう。スポット情報スポット名:馬来風光美食住所:東京都杉並区天沼2-3-7 SAKAIビルディングB1F電話番号:03-5938-8633
2017年10月10日アジアンリゾート感が溢れる店内でゆったりと過ごす大淀南にある「Malaysia Boleh(マレーシア ボレ)」。入り口のマレーシア国旗が目印です。店内はオーナーが現地より持ち帰ったアジアン家具と雑貨で統一され、入った瞬間からアジアンリゾート、マレーシアを感じられる空間です。BGMのマレーシアラジオが心地よく落ち着いた雰囲気で、ゆったりと食事を楽しむことができます。普段のランチやディナーとしてはもちろん、誕生日会や歓送迎会などのパーティーにも対応することができるお店です。ニョニャ料理をベースにした本格マレーシア料理開店から10年以上、地元の人を始め、本場マレーシアの人からも愛されているお店です。中国とマレーシアの料理が融合したニョニャ料理をベースにしているため、日本人にも食べやすい味が特徴。あっさりと食べやすいものから本格的な辛みを堪能できる料理まで、幅広く楽しめることが大きな魅力です。調味料は現地から調達したものを使用。本場の味を堪能することができます。マレー料理と言えばこれ! 「ナシゴレン」を堪能ボレを訪れたらぜひ食べて欲しい「ナシゴレン」(980円 税込)は、中華の要素を取り入れた日本人好みの味で、お店の看板メニューの1つです。カラッと炒められた炒飯にはごろりとしたエビやイカが盛り込まれ、ピリ辛味が食欲をそそります。のせられた半熟卵の自然な甘みと相性もぴったり。添えてあるチップスやレタスに包んで食べるのもおすすめです。ピーナッツソースが美味しいマレー風焼き鳥「サテー」「サテー」(800円 税込)はマレーシア風の焼き鳥です。鶏肉は丁度いい焼き加減で香ばしく、ジューシー。日本にはあまり馴染みのないピーナッツソースを付けていただきます。濃厚なソースが鶏肉の優しい甘みを引き立たせ、一度食べれば癖になる美味しさです。シンプルな本場マレーシアの味を堪能することができる一品で、アルコールともよく合います。こだわりの調味料とインテリアで本格派料理を楽しむ料理を食べる間だけでもマレーシアを感じながらリラックスして料理を楽しんでほしいという思いから、現地から調味料やインテリアの調達を行うというこだわりを持っています。また、イスラム教徒の人でも安心して食べられるよう食材はすべてハラール商品を使用。気軽に本場のマレーシア料理を楽しむことができるお店です。店舗はJR各線「大阪駅」より徒歩7分、JR大阪環状線・阪神本線「福島駅」より徒歩10分ほどで、梅田のシンボルであるスカイビルの南側にあります。アジアンリゾート空間で頂く、本格的なマレーシア料理をぜひご賞味ください。スポット情報スポット名:Malaysia Boleh住所:大阪府大阪市北区大淀南1-4-20電話番号:06-6450-1128
2017年10月05日2015年12月末、フォトグラファーの須藤夕子さんは当時4歳だった愛娘を連れてマレーシアの首都、クアラルンプールに飛び立ちました。なぜ彼女は、父親と離れて母子だけで海外暮らしをする「親子留学」の道を選んだのか。1年半近くが経った今、その決断の背景や現地で暮らすメリットとデメリット、そして娘さんの教育に対する思いを聞きました。■今しかない、娘との濃厚な時間を大切にしたい―― まず、親子留学を決意した理由を教えてください。須藤:私は20年以上フリーランスのフォトグラファーをしており、出産直前まで大きなお腹を抱えて仕事をしていました。子どもが1歳になったころから仕事に本格復帰、次第に「このままでいいのかな」と疑問を抱くようになりました。仕事は充実していましたし、保育園にも入ることができてずいぶん楽になった。でも子育ては10年後には終わっているわけで、「この貴重な時間をもっと濃厚に過ごしたい」と考えるようになったんです。いろいろな国に行った経験から、「すべては教育や経験から価値観が生まれて、人と違うことでアイデンティが育つ」という考えが私の根底にはあります。娘にも、英語をただ身につけるだけでなく、なぜ他言語が必要なのかを肌で感じ、コミュニケーション能力を高めて欲しい。自身の仕事についてはもう十分やりきったという思いがあったので、日本でのキャリアは90%以上捨てる覚悟を決めました。―― 旦那さんは、育児に大変協力的だったと聞いています。離れて暮らすことに、反対はなかったのでしょうか?須藤:実は妊娠中から「子どもが小学校に上がる前に、家族で1年くらい別の国で暮らしたいね」と話していたんです。夫は歯科医院の開業が急に決まったため日本を離れられなくなってしまいましたが、「娘と私だけで距離的に近くて時差が少ない国に住み、行ったり来たりすればいいよね」と話がまとまりました。周囲のママ友からは「なんでパパと離れるの?」「子どもがかわいそう」「怖くないの?」とネガティブな反応ばかりでしたが、何も怖くはなかったですね。―― マレーシアに決めた理由は、距離の近さでしょうか。須藤:それもありますが、アジアのエネルギーを感じられる国だというのも大きいですね。マレーシアは今、昭和30年代の東京のようにどんどん新しい道ができ、ビルが建ち、近代的になっているんです。これからはアジアの時代ですし、ロサンゼルスやパリなどの完成された都市ではなく、変化していく様子を見届けたい。また、物価が安く生活費が東京の3分の1程度ですむことや、医療設備が充実していることも決め手になりましたね。■「おうちに帰ろう」と泣く娘。眠れない夜を超えて一歩ずつ前へ!―― パパと離れることについて、娘さんの反応はどうだったのでしょうか。須藤:パパと離れて最初の一週間は、大きな涙をポロポロ流しながら「ママ、飛行機に乗っておうちに帰ろう」などと言うことがあり、私も泣きたくなりました。これがトラウマになって、明るい性格の娘が変わってしまったらどうしよう、という不安に囚われ、眠れない夜もありました。でも、自分を奮い立たせて、幼稚園選びや住居探しなどをひとつひとつの課題を決断しクリアしていくことで、私も娘も成長できたと思います。ようやく幼稚園が決まったときには、緑いっぱいのお庭で楽しそうに遊ぶ娘を見て張り詰めていた糸が切れ、涙がこぼれたことを覚えています。娘はパパが大好きなので、こちらでの生活に慣れた今でもパパと離れるときには泣いてしまいます。でも私は「寂しい」という感情がマイナスだとは思っていなくて、それを力に変えられることを知っているので、悪いことをしているとは思いません。辛いことがあれば会ったときの喜びが大きいですし、家族が同じ方向を向いていれば何も問題はない気がしています。それに、今はLINEなどでいつでも顔を見ながら話せますし、動画や画像でマメに様子を知らせることもできる。LCCを使えば数千円で行き来できるので、1カ月に1度のペースでパパと会っています。ひと昔前の親子留学とは、状況がだいぶ変わっているのではないでしょうか。―― 幼稚園はインターナショナルスクールに通われているそうですが、英語力はどのくらい伸びたのでしょうか。須藤:子どもの吸収力は本当にすごくて、通い始めた2カ月後には先生やお友達と流暢に話せるようになっていました。4カ月が過ぎた頃には日常的に自然と英語が出てくるようになり、私が日本語で「早く洋服を着なさい」と言うと「I don’t want to change my clothes」と英語で返事をすることも。6カ月後には、アイスクリーム屋さんなどで「Can I have an ice cream?」と英語でオーダーできるようになっていました。―― 須藤さんの英語力はいかがでしょうか。須藤:私はクアラルンプールで2カ月間語学学校に通い、生活に困らないくらいには話せていました。でも、娘の英語力に比べると伸び悩みを感じ、滞在10カ月目にセブ島へ一週間のプチ留学をすることにしたんです。たった一週間でしたが、私はスピーチができるレベルに上達しましたし、娘も書くことやダンスを習ってとても有意義な経験だったと思います。マンツーマンが中心の授業では、自分の意見を持つことの大切さや、人と意見が違うことを伝え合う楽しみなど、語学以外の学びもありました。とはいえ一週間ではやはり足りないので、今後もクアラルンプールやセブ島の学校で英語を学ぶつもりです。 ■社会全体が子どもに優しく、毎日が発見の連続―― 1年半近くを過ごした今、マレーシアでの子育てについてどう感じていますか。須藤:私も夫も、もう日本で子育てをする事が考えられないくらいマレーシアが好きになりました。社会全体が子どもに優しく、娘と外出をすると何人もの方が「What’s your name?」「How old are you?」などと声をかけてくれます。レストランや公共の乗り物内で話しかけてくれる行為は、ただ興味があるではなく「君はここにいていいんだよ。みんなの宝物、未来人さん」と思ってくれているような気がします。ここで育った娘は、 きっと大人になったら同じように優しくするでしょう。また、マレーシアは多民族国家なので、毎日いろんな国の人と会話をするチャンスがあります。イスラム教やヒンドゥ教のお祭りを国中でお祝いする姿は平和そのものに見えますし、「もうすぐラマダンだ!」と断食を楽しみにしているムスリムたちの価値観に触れることもできました。毎日が発見の連続で、とても面白いですね。最初は小学校までの2年間だけの予定でしたが、2017年9月から160年続くイギリスの名門校のマレーシア校(インターナショナルスクール)に進むことが決まり、長くここに居る事になりそうです。―― 日本と比較して、デメリットはないのでしょうか。須藤:比べたらキリがないですし、「なぜ、いただきますを言わずにバラバラに食べるんだろう」「暑いから外遊びが少なく、体力づくりができない」など愚痴を言っている日本人のママもいます。でも、果たして日本が正解なのでしょうか。長いタオルを首から下げて、その半分をテーブルの上に置き、そこにお弁当箱を乗せて食べている幼稚園がありますが、世界見たら不思議な光景です。その場所から動かずこぼさず大人の手を焼かないように食べろ、と言っているように見えます。みんなと同じ事が月齢通りにできる子どもが良い子どもではないと、私は思います。もちろん、日本は自分が育った場所ですし、良いところもたくさんあります。例えば、季節の移り変わりを感じられないのは残念ですし、それを感じることで日本文学の美しさも分かると思います。アイデンティの育て方など、これから手探りでもひとつずつ取り組んでいこうと思います。―― 須藤さん自身も、マレーシアで勉強を続けていくのでしょうか。須藤:自分が変わらなければ、子どもは変わりません。私もコラムを書いたり本を出したりと今できる限りの仕事をしつつ、娘が通う小学校の近くの大学に通うつもりです。夫も休みの日は学会などに行って勉強していますし、LCCを使ってマレーシアやほかの国への移動も楽しんでいます。もし日本でずっと暮らしていたら、ただダラダラと一緒にいただけかもしれません。年を重ねると好奇心はどんどんすり減っていいますが、「やりたい!行きたい!」と思えることがあるのなら、やるべきだと思います。親子留学は誰にでもできることではない。2世帯に分かれて生活できる経済力と、家族の理解・協力。その両方を得るのは、多くの人にとって現実的ではないだろう。しかし、日本にいてもできることはある。「今しかない濃密な子育ての時間を大切にしたい」という彼女の思いと自分で切り開いていく行動力、家族それぞれが成長していこうとする姿は、迷いながら子育てをしている私たちのヒントになるかもしれない。須藤夕子(すどうゆうこ)1974年2月8日生まれ。広告代理店など三年間のOL生活を経てカメラマンへ転身。ポートレート撮影を得意としてリチャードギア、渡辺謙など撮影した著名人は1000人以上。雑誌、広告などフリーランスフォトグラファーとして活躍。また「笑顔泥棒」と称しパリ、NY、マイアミ、沖縄など世界中の子供達の笑顔を撮影し個展や写真集などで発表している。canon、FUJIFILMなど不定期で写真教室講師をしている。2011年女の子を出産、一児の母でもある。HP: Facebook: twitter: @egaodorobou"
2017年06月22日子連れで旅をするとき、特にまだ子どもが小さいときは何かと気をつかうもの。公共の乗り物でベビーカーを使っても大丈夫?ホテルで子どもが騒いじゃったらどうしよう?そんな不安を一身に背負うのはママ、ということが多いのではないでしょうか。日本にいたって気をつかうのに、まして海外なんてとんでもない!そんなあなたにおすすめなのが、マレーシア。「え!?世の中に子ども嫌いな人なんているの?」と誰もが言っちゃうくらい、ファミリーフレンドリーな国民性で、どこへ行っても子どもは大歓迎です。ママだって旅先では楽しみたいもの。そんな希望を叶えてくれるのがクラブメッド何もかも“込み”の安心感「オールインクルーシブ」とはそんなマレーシア、中でもクラブメッド・チェラティンは子連れ旅に何度もリピートする人がいる人気の旅先です。クラブメッドといえば日本から現地までの交通費から食事、アルコールを含む飲み物やアクティビティまで、ほとんどのサービスが“すべて込み”の「オールインクルーシブ」システム。もともとカリブ海沿岸地域の国々で起こったシステムで、滞在中にかかる費用をすべて宿泊費に含めてしまおうというもの。そこにさらに日本から現地までの渡航費用まで含まれているのがクラブメッドです。帰国後に「意外とお金使っちゃってた!」なんて青くなる心配のない、独特な旅行スタイルが大きな魅力。世界約80か国にリゾート展開しており、マレーシアのこのチェラティンビーチはアジアで最も広い敷地を誇ります。敷地内には空中ブランコにアーチェリー、ハーネスをつけて驚くほど高く飛ぶことができるバンジーバウンス、大玉に乗ってバランスをとりながらころころ転がして前に進む大玉転がしなど、アスレチックなアクティビティがいっぱい。遊園地?と思われるほど大規模な遊具の数々ですが、これももちろんインクルーシブ。どれから遊ぼうか、と大人もついウキウキしてしまうことは請け合いです。某遊園地でパスポートとは別料金だったこのバウンスも当然インクルード2歳から入れる「プティ・クラブメッド」でお楽しみママはのんびり羽を伸ばして大玉転がしなどは小さな子でも大人が同伴することで一緒に遊ぶことができますが、ここはぜひともちびちゃんを2歳から入れるプティ・クラブメッドに預けてみて。せっかくの家族旅行なのに、と思うなかれ。アドベンチャーやアートなど、毎日テーマの違うアクティビティが満載なうえに、いろいろな国からやってきた同年代のお友だちと一緒に遊ぶことができ、お楽しみがいっぱいです。G.O(General Organizer)と呼ばれるスタッフたちの中でもお世話係をするのは保育に関する資格保有者だったり、豊富な経験のある人ばかりで安心。近所にあるウミガメ保護センターへ見学に行くこともあり、遊んでいるうちにあっという間に1日が過ぎてしまうはず。4か月の赤ちゃんから預かってくれるベビーシッティングや夕方のディナータイムに預かってくれるサービスなどもありますから、ところどころで上手に利用することで、家族全員がリゾートを存分に楽しむことができるでしょう。4歳以上のお子さんにもそれぞれの年齢層に合わせたクラブがあり、こちらは無料ですので、ティーンのお兄ちゃんやお姉ちゃんにもおすすめ。G.Oやほかのお友だちと英語で会話をするのも、プチ留学体験としていいかもしれません。みんなで敷地内を探検。キッズクラブに子どもを預ける人が多いので、こちらもちょっと気軽ウミガメセンターではシーズンが合えばウミガメの赤ちゃんを海に帰すアクティビティにも参加できるミルクも離乳食も心配ご無用!スタッフの助けも心強いパスタやハンバーグなどの洋食や点心、炒飯、また創作料理ふうの和食もありとにかくよりどりみどり3食の食事は基本的にビュッフェスタイルのメインダイニングでいただきます。ここではとにかく料理の種類が多く、和食のチョイスもあるので数日の連泊でも飽きることはありません。誰でも必ず好きなもの、食べたいものが見つかりますが、それは赤ちゃんだって同じこと。ダイニングのすぐ近くに簡易キッチンがあり、市販のベビーフードがあるほか、粉ミルクを溶くお湯、電子レンジなどがセットされているので、簡単なものではありますが、赤ちゃん用のごはんを自分で作ることができます。歯の生えそろったばかりの子向けの離乳食だって、カウンターに並んでいるお料理から選んでスタッフに「小さく刻んで」なんてお願いしたら快く引き受けてくれるのがうれしいところ。南国ゆえ、フレッシュフルーツをジューサーにかけてもらうこともできました。本当に子ども大歓迎のリゾートなのだなぁとジーンとしてしまう瞬間です。赤ちゃんから大人まで、どのゲストも平等に楽しめるのがクラブメッド。やみつきになる人がいるのも納得です。清潔な設備が整っていて、夜中でもアクセス可能なベビーフードキッチンクラブメッド・チェラティンビーチ29TH MILES, JALAN KUANTAN-KEMAKUANTAN PAHANG DARUL MAKMUR 26080Malaysian Archipelago マレーシアクアラルンプールからクアンタンまで空路45分、スタッフに出迎えられ、そこからリゾートまで車で約1時間。「遊びに来てね~!」敷地内には猿やリス、大きなトカゲ(おとなしいです)などの動物もいっぱい<文・写真:フリーランス記者岩佐史絵>
2017年02月21日三越伊勢丹の連結子会社がマレーシアで展開するクアラルンプールLOT10内に10月27日、日本の暮らしやこだわりを海外に届ける新たなスペシャリティストア「ISETAN The Japan Store Kuala Lumpur」がオープンした。同ショップでは、日本の歴史や文化、テクノロジー、多様性、暮らしの様式などを、海外の人々の日常に取り入れてもらえるように“本物の日本”を提案していく。店内は6層で構成され、約200を超える初進出ブランドを展開。高品質な日本発、地方発のアイテムが取りそろえられた。ストアの設計・デザインは、伊勢丹新宿本店の再開発において環境デザインを手がけた株式会社 丹下都市建築設計の代表取締役社長 丹下憲孝と、GLAMOROUS co.,ltd.代表取締役社長の森田恭通が担当。従来の百貨店型から脱却し、フロア全体を回遊式日本庭園に見立て東屋を配置する、海外店舗では初めてのストアデザインとなった。1階ではファッションカルチャーを提案し、アジアファッションピープル向けの情報発信スペースも設置。2階では美しく健康的な日本の生き方や暮らし方を紹介し、3階では「感じる」「知る」「創る」という3つのゾーンを設置し、心や体に刺激を与える日本文化を提案する。4階は“和食”を味わえるスペースとなっており、総合和食、寿司、焼鳥、とんかつ、焼肉などの約6店舗が出店する。なお、レストランフロアは2017年1月頃のオープンを予定している。11月末まではオープニング特別企画として、伝統と革新を続ける古都・京都を取りあげた伝統と革新を続ける古都・京都を取りあげた「trans-kyoto」を実施。伝統を重んじながらも次代をつくる人物と商品のコラボレーションやイベントを、独自の切り口・編集力より構成し、各フロアにて展開する。また、メインコンテンツとなる3階では、蜷川実花が今回のために撮り下ろした新作も発表された。
2016年10月28日夏休みを利用してサマースクールを体験した姉妹、フミちゃんとマオちゃん 著者撮影カメラマン須藤夕子です。私と娘(4歳9ヶ月)が住んでいるマレーシア、クアラルンプール(KL)には、たくさんのインターナショナルスクールや、幼稚園、保育園があり、日本との違いや、サマースクールの参加の仕方などについて今回はお話したいと思います。 娘のセイラ 著者撮影私の娘も4歳3ヶ月になるまで日本に住んでいましたが、待機児童という事で1年以上保育園を待たされた経験があり、働く事も困難になりました。保育園に入れてからも様々な疑問点があり、幼児期の一番大切な時期にこれで良いのだろうか?悩んでばかりいないで、日本が駄目なら他の国はどうなんだろう?と思い、外を見よう!と子供にとってベストな場所を探す事にしました。 条件のそろった留学先、クアラルンプールロングステイ、教育移住にも人気の都市クアラルンプール 著者撮影留学先の条件として、・英語圏である事・日本からの距離、近さ(羽田〜KLフライト時間6時間半)・LCCを利用することで飛行機代が安い(羽田〜KL1万円前後)・治安が良い事・日本食も食べられて日系のスーパーがある事(KLにはイオン、伊勢丹あり)・病院なども日本語が通じる場所もある安心な場所をポイントに探していたわけですが、物価も安く、広いマンションに住めるクアラルンプールに最終的に決めました。 現地での保育園探し保育園探しは、拍子抜けするくらい意外と簡単で、現地の日本人向けのフリーペーパーはいくつもあり、ネットにも沢山の情報が書いてありますので、学校の情報はすぐに得られました。保育園の窓口へママと子供のパスポートを持参すれば即日入る事が出来たので、本当に驚きました。(※インターナショナルスクールや幼稚園は母子共に語学力が必要)Primerose Hill(プリムローズ・ヒル) 著者撮影ツインタワーのすぐ横にアベニューKというショッピングモールがあり、その中にある保育園「Primerose Hill(プリムローズ・ヒル)」は、英国にて20年以上歴史がある学校の海外初拠点の学校です。 短期間からOK!日本からサマースクールに参加Primerose Hillでは、毎年夏休みの期間「サマースクール」で生徒を受け入れいます。この夏は、日本から友達のお子さん2人が3日間のプチ留学体験でやってくる事になりました。フミちゃん(10歳) 著者撮影マオちゃん(8歳) 著者撮影横須賀在住お母さんとフミちゃんマオちゃん 著者撮影フミちゃんは中学受験をするために、毎日、塾通いが忙しい日々を送っていましたが、お母さんは、クーラーの効いた部屋で、ただひたすら勉強をさせるよりも、海外に行った事のない二人に、「海外を経験をさせてみたい!」、そして「なぜ英語が必要なのか?英語を勉強する意味を外国で、肌で感じてもらえたら!」という思いで、母娘三人でクアラルンプールにやってきました。 いざ、サマースクールに申込み!カウンターで参加の申込書を記入するところからスタート。3枚程の用紙に、連絡先や、アレルギーや、子供の健康状態を詳しく記入。全て英語なので、辞書を引きながらお母さんが記入されていました。(事前に学校から送ってもらう事も可能)パスポートを見せて、支払いはカードでもキャッシュでもOK。すぐに入る事が出来ます。サマースクールに限らず、通常の保育園も、同じように0歳から11歳までのお子さんなら、いつでも入園可能です。 通常1ヶ月単位の支払いが基本ですが、1日150リンギット(約3,750円)でなんと1日だけの入学も可能との事。1ヶ月での支払いの方がお得で、1,500リンギット〜(約37,500円〜)。住んでいる場所によっては、送迎もつきます。 サマースクールのカリキュラムは?夏休み中のカリキュラムは、ほとんど勉強する事はなく、ダンスやゲーム、外遊びを通じて英語を学ばせるスタイルで、日本の学校のような席はありません。英語が全くできない二人にとっては、緊張する事もなく、すぐに友達も出来、日常会話を覚えられて良かったのではないでしょうか?手作りフラッグなど毎月変わる教室内の装飾 著者撮影登校時間は、だいたい8時くらいか9時半くらいの間にパラパラと集まって来る感じです。朝は、軽い朝食(スナックタイムがあり、パンやワッフルやフルーツが出ます)が出て、ランチもあり、午後3時くらいにまたスナックタイムがあります。Roham先生 著者撮影先生達はダンスが得意で、毎日、ダンスレッスンをみんなに教えています。(セレクト曲もテイラー・スウィフトのshake it offなど)Violy先生 Asya先生 Natash先生 Grace先生 著者撮影全てが英語の世界、先生達は、二人にゆっくり話してくれます、日本人の生徒も多いので、少し日本語が話せる先生もいます。英語の映画を見て、内容や感想を話し合ったり、ヨガをやったり、屋上があるので、外でボール遊びをしたそうです。著者撮影フミちゃんとマオちゃん、友達を作るために日本から沢山折り紙を持って来て、みんなに作ってあげたそうです。折り紙が繋ぐ友情 著者撮影帰宅後に、「これ、あげる」とか「一緒に作ろう」などと簡単な言葉が言えなくて、悔しかった様子で、お母さんに「なんて言うの?」と聞いていました。英語は、人から人へ伝えて、聞いてを繰り返さなければ、絶対に覚えられません。机の上で何回も書いたとしても、それは実際には使える英語ではなく、記号の意味を知っているに過ぎませんね。 マレーシアの子ばかりでなく、イギリスや中国、韓国、アラブ系など、たくさんの国の子供達が一緒に勉強しています。日本人以外の友達が出来、今後は手紙をやり取りしたり、skypeやラインで話したりする友達が出来ただけでも、かなりの収穫だったのではないでしょうか? いつもの海外旅行や国内旅行のスタイルを変えて、お子さんと英語を学ぶプチ留学、次のバケーションは、マレーシアはいかがでしょうか? Primerose Hill(プリムローズ・ヒル)・住所 : AvenueK (KLCC), Level 2&3, 156 Jalan Ampang, Kuala Lumpur・時間 : 7:00~19:00(月-金)/ 10:00~18:00(土日)※登園時間は両親の希望による・対象年齢 : 0歳〜11歳・料金 : 1ヶ月料金-週5回5時間コース 1,500リンギット(約37,500円)-週5回10時間コース 2,250リンギット(約56,250円)-1日から利用可能(1日 150リンギット 約3,750円)※送迎あり希望者によって、バレエやピアノやテコンドー水泳などのクラスがあり、各習い事は1ヶ月200リンギット(約5,000円程)。専門の先生に習う事が可能で、水泳は水泳教室が開かれるプールまで先生達が送り迎えをしてくれます。フルタイム10時間で預けている子供は、学校でシャワーも先生が浴びさせてくれ、夕方ご飯も出ますので、働くママにとっては、助かりますね! (text & photo : 須藤夕子) 笑顔泥棒の母子留学日記その他の記事を読む>
2016年08月26日タイ、シンガポール、マレーシアでは夏を前にして、国を挙げての大規模なセールが一斉にスタート。事前にチェックして、お得な旅行を計画しよう! タイ「アメイジング・タイランド・グランド・セール」2016年6月15日~8月15日©Tourism Authority of Thailand タイの一大セール「Amazing Thailand Grand Sale(アメイジング・タイランド・グランド・セール)」は、2016年6月15日~8月15日の期間、タイの7地域で開催される。首都バンコクでは、最大級の盛り上がりを見せるサイアム地区(Siam Paragon、Siam Center、Siam Discoveryなど)を筆頭に、ラチャプラソン地区(Central World、Gaysorn Plaza、Big C Rajdamri、Central Chit Lom、Central Embassy Emporium、EmQuartier department storesなど)も最大80%ディスカウントを実施。舞台はバンコクの他、チェンマイ、プーケット、ハジャイ、パタヤ、ホアヒン、ウドーンターニーの全7地域。それぞれ地元店やチェーン店、ブランド店から、スパやホテルまで、あらゆる施設が一斉に値引きする。特設サイトにて、今後詳しい参加店舗等やキャンペーン等がアップデートされる予定。Amazing Thailand Grand Sale期間:2016年6月15日~8月15日場所:バンコク、チェンマイ、プーケット、ハジャイ、パタヤ、ホアヒン、ウドーンターニーURL: シンガポール「グレート・シンガポール・セール」2016年6月3日~8月14日©Singapore Tourism Board シンガポール最大級のセール「The Great Singapore Sale(グレート・シンガポール・セール)」は、2016年6月3日~8月14日までシンガポール全土で開催。最大70%オフになることもあるこのセール期間、ショッピング通り「オーチャード・ロード」はもちろん、チャイナタウンやカンポングラム、リトルインディアの街までもが一斉にGSS(The Great Singapore Saleの通称)の文字で埋め尽くされる。その盛り上がりは国民にとどまらず、世界中のショッパホリック達が心待ちにするほど。The Great Singapore Sale期間:2016年6月3日~8月14日場所:シンガポール全土URL: マレーシア「ワン・マレーシア・メガ・セール・カーニバル」2016年6月27日~8月31日写真提供:マレーシア政府観光局 マレーシアで年に3回行われる大規模規模のセールの一つ「1Malaysia Mega Sale Carnival(ワン・マレーシア・メガ・セール・カーニバル)」。2016年6月27日~8月31日の約2か月間、マレーシア全土で開催される。2015年は期間に合わせて「the Kuala Lumpur Fashion Week (KLFW)」や「Time Kulture」などのファッション関連のイベントも開催された。会期中にはラマダン明けのお祝い「ハリラヤ・プアサ」の祝日や、独立記念日「メルデカ・デー」も含み、本年も大変な盛り上がりを見せそう。詳細は今後特設ページに掲載予定。1Malaysia Mega Sale Carnival期間:2016年6月27日~8月31日場所:マレーシア全域URL: マレーシアのセールに関する記事はこちら>
2016年05月04日写真提供:マレーシア政府観光局マレーシア・ボルネオ島。ネコ好きならば、訪れてみたい街がある。サラワク州の州都、クチンはマレー語で「ネコ」の意味を持ち、近年観光地として注目されている。 人口60万人ほどの都市はサラワク川沿いに広がる。街の中心部はコンパクトなので、主要観光スポットは徒歩、または船で巡ることが可能。街歩きだけでも楽しく、極彩色が美しい中国寺院や白人王統治時代の歴史的建造物、黄金のドームが輝くイスラム教モスクなど、この街のミックス・カルチャーを感じることができる。写真提供:マレーシア政府観光局サラワク川のウォーターフロントには約900メートルの遊歩道が整備され、オープンカフェや売店がずらり。周囲には対岸にある「マルゲリータ砦」をはじめ見どころも多く、ロマンティックなサンセットと合わせて散策したい。写真提供:マレーシア政府観光局“ネコの街”という名前の由来には諸説あるが、実際にはネコとは無関係で、中国語で「港」の意味を持つ「コチン」に由来するという説と、ライチに似た果物でマレー語でネコの目を意味する「マタクチン」の木が数多く自生していたから、という2説が有力。写真提供:マレーシア政府観光局しかしながら、現在ではネコが街のシンボルとしてすっかり定着し、クチンの街には至る所にネコにまつわるモニュメントが。毎年8月第一土曜日にはネコの仮装パレードで盛り上がる「ネコまつり」もクチン名物だ。 写真提供:マレーシア政府観光局数あるネコスポットの中でも有名なのは、中国系ショップハウスが軒を連ねる「パドゥンガン通り」の白いネコの像と、「グランドマルゲリータホテル」前のロータリーのネコたち。またクチン北市庁舎内に設置された「ネコ博物館」は規模は大きくないものの、ネコをモチーフにした絵や置物から古代エジプトネコのミイラまで、あらゆるネコグッズが所狭しと展示されている。招きネコやドラえもん、ハローキティなど日本からの展示品も置かれ、ネコ好きにはたまらないだろう。写真提供:マレーシア政府観光局郊外には珍しい動植物が見られる国立公園や保護区があり、観光の拠点としてクチンを訪れる人も多い。オランウータンを野生に戻すための保護区「セメンゴワイルドライフセンター」や、オランウータン、ワニ、マレーグマなど絶滅危惧種を保護するための施設「マタンワイルドライフセンター」はどちらも市内から車で40分。南シナ海に面したサラワク州最古の国立公園「バコ国立公園」では海とジャングルの大自然を満喫することができる。写真提供:マレーシア政府観光局 ネコ博物館(Cat Museum)・住所:Bukit Siol, Jalan Semariang, Petra Jaya, 93050, Kuching, Sarawak, Malaysia・開館時間:9:00~17:00・入館料:無料(カメラ持ち込みRM3、ビデオ持ち込みRM5) セメンゴワイルドライフセンター(Semenggoh Wildlife Center)・開園時間:8:00~12:00 / 14:00~16:15*餌付け時間は9:00~10:00、15:00~16:00の1日2回・入園料:大人RM3、子供RM1.5 マタンワイルドライフセンター(Matang Wildlife Center)・開園時間:8:00~17:30*餌付け時間は9:00~10:00、15:00~16:00の1日2回・入園料:大人RM3、子供RM1
2016年04月15日©MISF今年で7回目を迎える靴の祭典「マレーシア・インターナショナル・シュー・フェスティバル2016」が、クアラルンプールにて2016年4月29日~5月1日の3日間開催予定。国内外ブランドのフットウェア販売の他、新作のショーや、ジミー・チュウ氏との握手会も予定されている。 靴天国マレーシアで開催するアジア最大級の靴イベント©MISF 東南アジアの中でも特にクオリティーが高く、コストパフォーマンスに優れた靴が豊富と評判高いマレーシア。実はあの世界的有名デザイナー、ジミー・チュウ氏もマレーシア出身だ。そんな靴天国、マレーシアのクアラルンプールで7度目の開催を迎えるのが「Malaysia International Shoe Festival (MISF) 2016(マレーシア・インターナショナル・シュー・フェスティバル)」。世界各国から約50社のフットウェアブランドと、約100社のアクセサリーやケア商品などのフットウェア関連企業が集結。毎年平均で約5万人を記録する来場者の中には、この時期を狙ってマレーシア旅行の計画を立てるファンもいるほど。 靴好きにはたまらない!ショーや展示も充実©MISF 期間中は、最先端のトレンドを押さえた靴をお得な価格で買い物することがでいるので必見!会場にはブランド別の販売ブースの他、ステージやギャラリー、ヴィンテージ・ミュージアム、企業同士のビジネスマッチングのコーナーも設けられる。さらに販売だけでなく、充実したイベントプログラムも魅力のMISF。2016年は「the mood of Stylish Chic(お洒落であか抜けた雰囲気)」をテーマに、靴職人によるデモンストレーションや、新作の靴のショー、国内トップデザイナーのトークショーや作品展示など、靴に纏わる様々な催しを予定。 ©MISF ジミー・チュウ氏の回顧展や、サイン&握手会も企画され、まさに靴好きにはたまらない3日間になりそう。イベントスケジュールはこちら> 会場のPWTC(プトラ・ワールド・トレード・センター)はクアラルンプールの中心地に位置し、空港から車で1時間弱。ペトロナス・ツインタワーから車で10分ほど。 7th Malaysia International Shoe Festival 2016(第7回マレーシア・インターナショナル・シュー・フェスティバル)・日時:2016年4月29日(金)~5月1日(日)10:30~20:30・会場:Putra World Trade Centre (PWTC)、ホール4・料金:無料
2016年03月24日写真提供:マレーシア政府観光局知る人ぞ知るショッピング天国のマレーシアでは、1年で3度も、国中でバーゲンセールが開催されている。年明け最初に開催されるのが、毎年3月頃開催される「マレーシア・スーパーセール」。更に、夏には3つのバーゲンの中でも最大規模の「マレーシア・メガセール・カーニバル」、年末には「マレーシア・イヤーエンドセール」が開催される。期間中は、高級ブランドから小さな店舗までほとんどの店舗が商品を値引きし、国中セール一色に。最大70%OFFの商品も並ぶ。マレーシアでは、2012年より、ほとんどの外国製品の関税が撤廃されているので、わざわざ免税店にいかなくても、デューティーフリーでショッピングを楽しめる。高級ブランドや、欧米で話題のカジュルブランド、化粧品なども日本に比べてお得に買い物できるのだ。ちなみに、マレーシアの首都クアラルンプールは、NY、東京、ロンドンについで世界第4位の買い物天国※と言われる街。※CNN Travel 2014年発表「World’s 12 best shopping cities」より年に3回開催されるバーゲンセールに合わせて、マレーシア旅行を計画してみるのもおすすめだ。 2016年のスケジュールマレーシア・スーパーセール3月1日〜3月31日マレーシア・メガセール・カーニバル6月27日~8月31日マレーシア・イヤーエンドセール11月14日〜2017年1月3日 ※上記はあくまでも予定で、予告なく変更になる可能性があります。
2016年03月11日写真提供:マレーシア政府観光局マレー半島中央部Pahang(パハン)州の北西に位置する「Cameron Highlands(キャメロンハイランド)」は、マレーシアを代表する高原リゾートの一つ。英国の田舎情緒漂うのんびりとした雰囲気と、年間を通した快適な気候で、避暑地や長期滞在先としても注目を集めている。農作物の栽培が盛んな高原写真提供:マレーシア政府観光局1885年、この地を初めて訪れたイギリス人調査官William Cameron(ウィリアム・キャメロン)の名前にちなんで名付けられた「キャメロンハイランド」。海抜約1,500メートルの高原に位置する丘陵は、年間を通して16℃程度という、熱帯の国とは思えない快適な気温を保つ。避暑地、またロングステイ先としても近年人気の高まる、注目の高原リゾートだ。様々な農作物の栽培が盛んで、特に紅茶の生産地としてはマレーシア最大と言われている。丘陵地単位で点在するのどかな町写真提供:マレーシア政府観光局キャメロンハイランドには、丘陵ごとにいくつかの町が点在している。Ringlet(リングレット)は、タパ(Tapah)から1時間程度のエリア。海抜1,200メートルに位置し、キャメロンハイランド屈指の農業地帯。中でもBertam Valleyでは、高原一の野菜と花の生産量を誇る。写真提供:マレーシア政府観光局「平地」を意味するTanah Rata(タナ・ラタ)は、国内外から多くの観光客が訪れるキャメロンハイランドの町。海抜約1,440メートルに位置し、平均気温が16℃~24℃という過ごしやすい気候で、ホテルやロッジ、銀行、レストランなども充実している。散策にちょうど良いトレイルも整備され、レストランやホテルなどでは散策マップも配布されている。イチゴの栽培も盛んで、ジャムはお土産にも人気。写真提供:マレーシア政府観光局キャメロンハイランド第2の村Brinchang(ブリンチャン)はタナ・ラタから約5キロ北上した地域。週末や祝日に開催される観光客にも人気のナイトマーケットでは、地元の名産が販売され、ローカルフードの屋台も出現。中華系、マレー系の料理を提供するレストランも多く、グルメも楽しめる。標高が高いため、度々濃い霧に覆われることも。晴れた日には高原から観る山々の絶景を堪能できる。写真提供:マレーシア政府観光局ブリンチャンを越え北に進みBlue Valleyへ。この道もマーケットや農園、花園、蜂園、バタフライガーデンなどの観光スポットが多く点在する。Sungai Palas tea plantationでは、目の前に広がる雄大なプランテーションを眺めながら、紅茶を楽しんでみて。そのまま北上すると、トリンカップ(Tringkap)、クアラテルラ(Kuala Terla)、カンプン・ラジャ(Kampung Raja)など、農業地帯が続いていく。英国ののどかな田園風景を感じさせる高原「キャメロンハイランド」。都心の熱帯から逃れて、高原の爽やかな風を感じてみては?Cameron Highlands(キャメロンハイランド)・アクセス方法:クアラルンプールのプドゥ・ラヤ・ターミナルからバスやタクシーを利用して約4時間半。もしくはタパまで電車、そこからタクシー、バス等を利用。
2016年02月29日マレーシア・ペナン島の旧市街ジョージタウンは、ストリートアートの街として注目を浴びています。古びた路地に描かれたポップな壁画やアイアンワークは、観光客にとって絶好のフォトスポット。また、アートな雰囲気のおしゃれカフェも人気です。街歩きが楽しいジョージタウンの魅力を紹介します。■世界遺産の街をいろどるユニークな壁画大航海時代から200年近くにわたってイギリス領だったマレーシア・ペナン島。西洋風のコロニアル建築が数多く残されている旧市街ジョージタウンは、ユネスコ世界遺産に登録されています。街なかの古びた路地を歩いていると、思わず目がクギづけになってしまうのが現代的な壁画です。よーく見ると本物の自転車やブランコがはめ込まれていたりと、とってもユニーク!壁画に描かれているのは、子どもや老人、動物など。どこか懐かしく、思わず笑みがこぼれてしまうものばかり。観光客も足をとめて壁画をバックに自撮りをしたり、自分も壁画の人物になったかのようなおもしろフォトを撮る人も。こうした自由さこそ、街角アートの魅力ですね。 ■まるで路上の漫画!? トリビア満載のアイアンワークジョージタウンの街をおもしろくしているのは壁画だけではありません。まるで線画のようにみえる鉄製のアイアンワークがいたるところでみられます。その数は52カ所にもおよんでいて、どれも街の人々の風習や通りの由来などがひとコマ漫画風に描かれています。それぞれの説明書きには、ちょっとしたトリビアが込められています。たとえば、「この通りは、英国領時代のメイン通りのひとつですが、今はバックパッカーたちのメイン通りです」「この場所で、靴デザイナーのジミー・チューが靴職人の丁稚見習いをはじめました」などなど。世界のファッション界で活躍するジミー・チュウ氏は、ここジョージタウンの出身だったんですね。こうしたユーモアたっぷりのトリビアとおちゃめな絵のタッチに、つい顔がほころんでしまいます。■街歩きの休憩もアート感覚あふれるおしゃれカフェへここ数年、ジョージタウンにはアート感覚あふれるおしゃれなカフェが急増しています。なかでもオススメの2軒を紹介しましょう。・Cozy in the Rocket Caffe(コジー・イン・ザ・ロケット・カフェ)木のボードにペイントされたポップな絵画、レトロなキャンパス風のインテリアが高感度。なのに気どらない雰囲気が人気のお店。手打ちパスタやサラダ、自家製デザートなどフードメニューもおいしいと評判です。 ・China House(チャイナ・ハウス)アートギャラリーやワインバー、ミニシアターなども併設する多目的カフェ。どのスペースもインテリアのコンセプトが異なり、店内を見て歩くだけで異空間にトリップしたかのよう。10種類以上の自家製ケーキも人気です。 ジョージタウンに街角アートがお目見えするようになったのは、2012年のこと。毎年おこなわれている文化フェスティバルのプログラムとしてでした。しかし、その評判があまりにも高かったため、いまも新しい街角アートが誕生し続けています。なんど訪れてもおもしろい発見がある楽しい街として、世界中の旅行者を魅了しています。
2016年02月16日一年中常夏なマレーシアでは、至る所でフレッシュジュースのお店を目にします。大きなショッピングモールには、必ずと言っていい程ジューススタンドが入っているし、カフェやレストラン、フードコートにも搾りたてのフレッシュジュースを提供するお店が多くあります。私もマレーシアに住み始めて、フレッシュジュースを飲む機会がグッと増えました。今回ご紹介するのは、マレーシアで人気のコールドプレスジュースのお店です。LA JUICERIAKLCCやミッドバレーメガモールに店舗がある「LA JUICERIA」。ウッディな外観と店頭に並んだカラフルなボトルがとってもオシャレな雰囲気です。このお店のジュースは、保存料や添加物を一切使わず、100%生の果実と野菜から作られているんだそうですよ。この日私が選んだのは「PAM」。パイナップルとリンゴのフルーティなジュースにほんのりミントが効いていて、とっても美味♡フレッシュジュースって、ドロッとして飲みにくいものも多いですが、ここのコールドプレスジュースは、どれを飲んでもサラッとしていてゴクゴク飲めちゃいます。ジュースはもちろん、アーモンドミルクやシャリシャリのスムージーもオススメ。外食続きでどうしても野菜不足になりがちな海外旅行。ヘルシーなコールドプレスジュースで美味しく栄養補給してみてはいかがですか?
2016年01月22日©TRIPPING! マレーシア国産車のタクシーシンガポール、タイ、インドネシアなど東南アジアの国々を旅行するときに欠かせない移動手段がタクシーだ。多くの場合、トヨタやホンダなどの日本ブランドの自動車がタクシー車両として導入されている。旅行先でトヨタやホンダが走っている姿を見て日本人として誇らしい気持ちになったひとは多いのではないだろうか。©TRIPPING! バンコク市内のタクシー東南アジアのほとんどの国では国内自動車メーカーを有しておらず、トヨタ、ホンダ、ベンツ、ヒュンダイなどの海外ブランドに頼るしかないのだが、東南アジアで1カ国だけ国内自動車メーカーを有している国がある。マレーシアだ。マレーシアで人気の車種は国産車マレーシアの国産車主要メーカーは2社ある。「Proton(プロトン)」と「Perodua(プロドゥア)」だ。©TRIPPING! プロトンプロトンは、マレーシアのマハティール元首相が1980年頃から三菱系の支援を受けて立ち上げた国産車メーカー。マレーシア国産車第1号は、プロトンが三菱の「ミラージュ」をベースに開発した「SAGA」。SAGAの生産は1985年頃から開始。その後、業績が上がるにつれフランスのシトロエンやイギリスのローバーとも提携し、自動車開発のノウハウを蓄積してきた。近年ではほとんどを自社開発している。©ASEAN-Japan Centreプロトンの自動車一方、プロドゥアはダイハツとの合弁で1993年に設立された国産車メーカーだ。プロドゥアは当初プロトンとの産別化を図り小型車専門で生産を行っていたが、プロトンが2005年に小型車「IRIZ(アイリズ)」を市場に投入したことから、競合することになった。プロドゥアの主力は小型モデル「MyVi(マイヴィ)」。プロトンとプロドゥアがマレーシア市場でどれほど人気なのか、マレーシア自動車協会による最新統計(2015年10月のメーカー別乗用車の新車販売)で確認しておこう。当月最大の販売数を計上したのは1万7305台を販売したプロドゥアだ。52カ月連続のトップとなった。2位は8504台販売したホンダ。そして、プロトンが8026台を販売し3位だった。ちなみに4位は6325台販売したトヨタ、5位は3216台販売した日産だった。プロドゥアの販売台数が最も多いのは、マイヴィ人気が大きく寄与している。マイヴィは価格が150万円ほどと手頃なだけでなく、地元金融機関で特別ローンが組めるということもあり、マレーシアの若者に人気が高い。マレーシアに旅行した際はぜひ走っている車を確認してみてほしい。MyVi人気が実感できるはずだ。マレーシアの国産車メーカーが参画するASEANカー構想写真提供:マレーシア政府観光局マレーシアの人口は3000万人弱と市場としてそれほど大きくない。このため、プロトンなどはASEAN全体を一つの市場と捉え、将来的に域内で増える中間層を狙って競争力の高いモデルを投入する計画だ。実際プロトンは、マレーシアとインドネシアが共同で自動車を開発する「ASEANカー」構想に参画。中国の自動車会社との提携などを通じて、ASEAN市場向けに競争力の高い自動車を開発していく計画だ。今後、競合が増えていくASEAN自動車市場で日本車メーカーが生き残るには、プロトンが巨大市場インドネシアを狙ってASEANカー構想に参画したように、地元政府やメーカーとの連携が重要になってくるだろう。雇用創出や技術移転などなんらかの形で地元市場に恩恵をもたらすスキームを組むことができれば、日本車メーカーもASEAN市場で広く受け入れられシェアを維持・拡大することができるかもしれない。©TRIPPING! バンコク市内の渋滞の様子これまで東南アジアでは日本車を見かけることが多かったが、その様子は大きく変わろうとしている。旅行や出張で東南アジアを訪れる機会があれば、どのような自動車が走っているのか少しだけ意識して見てみることで、東南アジアの急速な変化を実感できるのではないだろうか。(text : 細谷 元)ビジネスコラム「アジBiz ~1分で読める東南アジアのビジネス情報」>その他の記事はこちら
2015年12月22日先日、タイの3連休を利用して、バンコクからマレーシア・ジョホールバルにある「レゴランド・マレーシア」へ遊びに行ってきました。バンコクからはクアラルンプール経由、シンガポール経由でアクセス可能なほか、運航日は限られますがバンコク・ドンムアン空港・ジョホールバル・スナイ空港間の直行便もあり、バンコク在住のタイ人ファミリーには気軽な旅行先として人気の場所です。大人も楽しめるアトラクション多数2012年にジョホールバルにオープンしたレゴランド。敷地内にはテーマパークのほか、ウォーターパーク、ホテルがあり、1日を通してレゴの世界観を楽しむことができるようになっています。レゴだけに小さな子ども向けのテーマパークなんだろうなと現地に着くまでは思っていたのですが、大人も楽しむことができるアトラクションが意外に豊富なのに驚き。園内では子連れのファミリーに限らず、カップルや友人同士で遊びに来ている大人の入場者をたくさん見かけました。テーマパークで大人が皆写真撮影に夢中になっていたのが、レゴでアジアの有名な建造物を作った作品が並ぶコーナー。作られた過程を想像すると気が遠くなりそうです・・。こちらは「スターウォーズ」ファンにはたまらない展示「スターウォーズ・ミニランド」。各エピソードのメイン場面をレゴで詳細まで再現した素晴らしい展示の数々。子どもよりも大人のほうが夢中になってしまいます。また、数は多くないですが、テーマパーク・ウォーターランドともに絶叫系のアトラクションも用意されています。パーク内は混雑していないため、日本のテーマパークのような待ち時間が無いのも嬉しいところ。絶叫系アトラクションではかなりびしょびしょに水に濡れてしまうマシンもあるので、濡れても良い服装・ビーチサンダルで思いっきり遊ぶのがおすすめです。宿泊は隣接するレゴホテルがおすすめ!テーマパーク・ウォーターランドの両方を十分に満喫したいという場合におすすめなのが、隣接するレゴホテルの宿泊と2つのパークの入場券2日分のパッケージ購入。こちらのチケットがあれば両パークに入退場が自由なので、時間帯に応じてパークを行き来したり、疲れたり着替えが必要な場合も気兼ねせずホテルに戻ることができます。チェックアウト後に無料で荷物を預かってもらうことができるのも便利です。ホテル内は客室・ロビー・廊下、レストランに至るまでレゴ・レゴ・レゴ。テーマパークが閉園した後も、ホテルで引き続きレゴの世界を楽しむことができますよ。ロビーではレゴブロックを使って自由に遊ぶことができます。こちらでも黙々と作品づくりに励む大人が多数。日常を忘れ、大人も童心に返って思いっきり遊ぶことができるレゴランド。大人のツーリストの皆様にもおすすめです!
2015年11月01日写真提供:マレーシア政府観光局創業160年、世界最大のピューター(白目)会社「ロイヤル・セランゴール社」。入口の巨大なビールジョッキが目印の、クアラルンプールにあるビジターセンターでは、ピューター製品や、製造工場を常時見学することができる。予約をすればピューター製品手作り体験も可能。ギフトショップでは「ロイヤル・ピューター」との称号を持つ、王室お墨付きのピューター製品も販売されている。巨大ビールジョッキがお出迎えマレーシアの特産品の一つ「ピューター」は、主成分が錫(すず)から成る合金の一種。世界最大のピューター製品会社ロイヤル・セランゴール社は、世界20か国以上でホームウェア、キッチンウェアを販売する1855年創業の老舗だ。その工場を見学できる「ロイヤル・セランゴール・ビジターセンター」は、クアラルンプールの人気観光スポットの一つ。入口の巨大なビールジョッキが目印だ。この巨大ジョッキももちろんピューター製。高さ約2メートル、重さ1,557キロ、中にはなんと2,796リットルもの液体が入る大きさ。カナダやオーストラリア、シンガポールで展示されたこともあり、ビジターセンターのシンボルになっている。見学は無料。別途料金でピューター製品作り体験も写真提供:マレーシア政府観光局入口を入ったら玄関ロビーで見学の受付をすませよう。見学自体は無料。更にガイドの必要を聞かれ、運が良ければ日本語スタッフによるガイドも受けられる。センター内には、様々なピューター製品が展示され、ペトロナス・ツイン・タワーや、ここで働く職人たちの手形も。ウェルカムドリンクはマレーシアのローカルスポーツドリンク「100PLUS」で、もちろんピューター製のコップでいただけるのが嬉しい。事前に申し込めば、ピューター製品の手作り体験もできる。(別途料金RM63.60)※ピューター製品手作り体験はこちらモダンなピューター製品をお土産に見学を終え一段落したら、併設のカフェThe Café at the Royal Selangor Visitor Centreで休憩することもできる。ドリンクの他、パスタやサンドイッチなどの軽食も提供している。ピューターのお土産ショップも併設していて、マレーシア随一の品揃えを誇る。モダンなホームウェアは、お部屋のインテリアにもおすすめだ。尚、ビジターセンターはクアラルンプールの他にペナン島にもある。※Penang Visitor Centreの詳細はこちらRoyal Selangor Visitor Centre(ロイヤル・セランゴール・ビジターセンター)・住所:4, Jalan Usahawan 6, Setapak Jaya, 53300 Kuala Lumpur.・営業時間:9:00-17:00・電話:(+60)3 4145 6122・入場料金:見学のみは無料※製品作り体験は別途RM63.60・アクセス方法:プトラLRTのWangsa Maju駅で下車し、タクシーで数分。主要ホテルからシャトルバス有。
2015年10月25日マレーシア最大級のウェルネスと音楽、ダンスの祭典「マレーシア・アーバン・リトリート・フェスティバル」が2015年11月13日~15日開催される。会場兼オフィシャルホテルは「Pullman Kuala Lumpur Bangsar」。ヨガやダンス、食などの専門家たちが、都会に暮らす人々へ向けてバランスの取れた健康的な生活を提唱する体験型の癒しの3日間を楽しもう。都会人のための癒しの時間© MURFEST (M) SDN BHD今年で2回目の開催となる「Malaysia Urban Retreat Festival(マレーシア・アーバン・リトリート・フェスティバル)」。都会に暮らす人々のために「癒し」をもたらす3日間は、専門家たちによるヨガやフラフープダンスなどのプログラムが用意される。バランスの取れた人間らしい生活を送るためのあらゆるノウハウをワークショップを通じて提唱。プログラムの中から興味のあるワークショップに出席する仕組みだ。日頃の都会の喧騒を忘れ、自分を見つめなおす癒しの3日間になること間違いない。個性的なプログラムと世界的インストラクター世界中から2,000人もの参加者が集う3日間。期間中、朝は早くて8時から夕方まで、ぎっしりとプログラムが予定されている。ダンス、音楽、トークショー、癒し、健康、ヨガの6種類にカテゴライズされたワークショップは、なんと80以上。11月13日(金)15:30からは、音楽に合わせてヨガをする「Yo-Gancy Flow」、14日(土)14時からは初心者向けのベリーダンス「The Art of Belly Dance」、15日(日)16時からは、ローフードとエッセンシャルオイル(精油)の効能についてのワークショップも。日本人のインストラクターには、チャクラワーク協会主宰のMasumi Lacoste先生が初めてインターナショナルフェスティバルへ参加、また、アンダー・ザ・ライトヨガスクールからマイルズ・マエダ(眞榮田マイルズ)先生のクラスも。 (*全てのクラスは全て英語で行われます。)初心者から経験者まで幅広く対象とした、一流インストラクターによる贅沢なプログラムは、体力の許す限り参加したい。オフィシャルホテルはあのリゾート今回会場になるのは、世界3800ものホテル、17ブランドを展開するアコ―グループのホテルの一つ「Pullman Kuala Lumpur Bangsar(プルマン・クアランプール・バンサー)」。全513部屋は都会のリゾートとして宿泊客を迎える。尚、オフィシャルホテルのプルマンホテルに滞在すれば、ヨガマットが部屋に1つずつ用意される。プログラムを終えた一日の終わりには、トップアーティストたちによるスペシャルコンサートも開催予定。日常を忘れ、自分の身体と向き合う3日間。素晴らしい会場と、世界トップクラスのインストラクターが作り出す癒しの空間に身を委ねてみては?© MURFEST (M) SDN BHD
2015年10月22日煉瓦造りの街並みが下町情緒漂う「マレーシア・ブリックフィールズ」。KLセントラルの一等地にありながら、インドポップスが流れる南インド料理の名店や、雑貨店、インドの食材を取り扱うスーパーなどが溢れるここは正に「リトル・インディア」。歴史的寺院や観光スポットを巡るガイドツアーにも参加したい。災害に強い煉瓦造りの街写真提供:マレーシア政府観光局煉瓦造りの街並みが雰囲気のあるBrick Fields(ブリックフィールズ)は、かつて1881年にクアラルンプールで起きた大洪水と火災の後に復興を遂げた地区。災害後の建物には、水や火にも強い煉瓦が採用された。このエリアは、植民地時代に鉄道のメインステーションとして開発され、後にこの駅はKLセントラルステーションとなる。昔からのインド系の人々の街だったわけではなく、2009年にかつて他の場所にあったリトル・インディアがこの地に移り、現在はインド人文化の中心地となり、多くの観光客でも賑わいを見せている。インドの珍しい物品が手に入る写真提供:マレーシア政府観光局ブリックフィールズには、インドからの珍しい品々が集結。インドポップスが流れる店先には、サリーなどの服飾品や、カラフルな生地、雑貨等が所狭しと並ぶ。インドからの輸入品を扱うスーパーでは、本場インドのスパイスなども手に入り、お土産にも◎。クラン川近くのJalan Berhala(ジャラン・ベルハラ)のTFAビルには南インド料理の名店が。散策の途中でお腹を満たしたい。ガイドツアーに参加しようブリックフィールズには、観光名所も多数。1904年建立の修道院「Vivekananda Ashram(ヴィヴェーカーナンダ・アシュラム)」では、ヨガや講和、お祈りが行われる。スリランカン・ヒンズー寺院や、スリカンダスワミ寺院などの寺院も見どころ。毎週第一、第三土曜日には、英語でのガイド付きツアー「ブリックフィールズ・ウォーキングツアー」が開催。参加には、朝9:30にYMCAに集合しよう。Malaysia Brick Fields(マレーシア・ブリックフィールズ)・アクセス方法:KLセントラル駅から徒歩約7分(「Little India」の標識に従って向かおう)※タクシーの場合、ドライバーに「リトルインディア」と言うと旧リトルインディアへ向かってしまうことも。「ブリックフィールズ」と告げよう。
2015年10月21日アジアリサーチ総研は10月6日、マレーシアにおいて、18歳以上のマレーシア在住者104名を対象に、各メディア(テレビ・ラジオ・雑誌・新聞・WEBサイト・モバイルアプリ・屋外)の広告効果についての調査を行い、その結果を日本やシンガポールとの比較と合わせて公表した。これによると、マレーシアで「広告を見て、実際に何度も購入したことがある」と回答した人の割合が高いメディアは、1位がWebサイト(76.47%)で2位がテレビ(68.27%)となり、Web広告が伝統的なテレビ広告をしのぐほどになっているという結果が得られた。一方、日本では、1・2位がほぼ同率でWebサイト(63.5%)と雑誌(63.2%)。シンガポールでは、1位がWebサイト(53.6%)で2位がテレビ(47.0%)となった。アジアリサーチ総研によると、アジア各国においてWeb広告の影響力はとても大きなものになっており、エリアによっては日本以上にもなり得ることがうかがえるという。なお、同調査は、マレーシア在住者(18~34才:69.2%/35~54才:27.9%/55才以上:2.9%)を対象にWebアンケートで実施したもので、日本の調査データは、ネオマーケティングから提供を受けたものとなる。
2015年10月07日本日より展示がスタートした世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2015(JATA Tourism EXPO Japan 2015)」に、マレーシア政府観光局のパビリオンがお目見えした。今年のマレーシア・パビリオンのテーマは「カンポン・スタイル」。「カンポン」とはマレー語で“村”を意味し、マレーシアの長閑な田舎の風景をイメージさせる仕上がりとなった。パビリオン内ステージの多彩なラインナップに注目9/26(土)、9/27(日)の2日間に渡りパビリオン内のステージでは、様々な催し物が予定されている。マレーシア民族舞踊のショーや、ボルネオ島に位置するサバ州独自の民族舞踊、更にはオランウータンの着ぐるみが登場し撮影会が実施される。詳しいスケジュールは、パビリオンでチェックしてみよう。参加型のアトラクションは、どれも体験したいものばかり更に、マレー文化を直接体験できる文化体験コーナーも人気。美しい紋様が目を引くヘナアートや、錫の工芸品「ピューター」のデモンストレーションコーナー、似顔絵コーナーが用意されている。『マレーシア 100万人プロジェクト』が再始動ツーリズムEXPO2015の開幕と同時に、一般社団法人日本旅行業協会とマレーシア政府観光局は、ディスティネーション開発戦略『マレーシア 100万人プロジェクト』の推進継続へ向けた覚書の調印式フェーズ2を行い、マレーシアへの年間渡航者数100万人達成に向けて改めてスタートを切った。2012年4月から2015年3月にかけて取り組まれたフェーズ1では、3年間で150%増の55万人を達成(2014年)。フェーズ2では2019年までに、その数字を2倍、3倍へと増やして行けるようパートナーシップが強化されるため、旅行者にとっても快適なマレーシアへの旅が期待できる。週末はツーリズムEXPO2015のマレーシア・パビリオンを訪れて多彩な文化に触れてみてはいかがだろうか?ツーリズムEXPOジャパン2015 (JATA Tourism EXPO Japan 2015)一般公開日: 2015年9月26日(土)~27日(日)会場: 東京ビッグサイト当日券 大人:1,300円、学生:700円(税込)前売券 大人:1,100円、学生:600円(税込)※保護者同伴の小学生以下と中・高生無料(学生証提示)詳細: & text:Ai Tanaka)
2015年09月25日NTTデータは9月4日、同社の子会社であるNTT DATA Asia Pacific(NDAP)を通じ、マレーシアにおけるPCおよびモバイルを通じたEC決済代行事業において最大シェアを持つというiPay88と、同社の株式を取得し子会社化することで合意したと発表した。今回の提携によりNTTデータは、アジア・太平洋市場におけるEC決済ビジネスの足掛かりを獲得し、CAFISなどで培ってきたペイメント分野のソリューションやノウハウと、iPay88の強みである加盟店および金融機関向けの決済代行事業や顧客基盤を組み合わせた、先進的かつ競争力のある各種決済サービスの提供を目指すという。これにより、マレーシアを含むアジア・太平洋地域全般でのペイメント事業について、一層の拡大を目指すとしている。なお同社は、これまでAPACのペイメント分野において、2011年にベトナムで決済端末を使用する請求書払いサービスを開始、2012年にはタイで金融機関向けカード業務処理ビジネスに参入、2014年にはASEANの決済基盤となるAsian Payment Network(APN)に参画するなど、アジア・太平洋地域の各国の状況に合わせた決済ビジネスの展開と、同地域全体を睨んだビジネスを展開してきたとのことだ。
2015年09月15日マレーシアのマレー半島東海岸の沖には絶品ビーチをもつ島々が点在しています。そのひとつ、レダン島の水面下には濃厚な魚影にハード&ソフトコーラルの園が広がっています。島にはセレブリティがお忍びで訪れるラグジュアリーなリゾートも。ただし、11~2月の雨期はNG。レダン島へ、急ごう!ソフトコーラルの色鮮やかな群落に、テンジクダイの群れがカスミソウのように群れ、まるで巨大なブーケのよう世界各国からリゾーターが訪れ、バカンスを楽しむ「レダン島」アジアであることを忘れせるビーチの美しさ。こちらは島の東側、リゾートホテルやバンガローが集まるロングビーチマレー半島東海岸、トレンガヌ沖約45キロに位置するレダン島。周囲の海は海洋公園に指定され、透明度の高い海と真白な白砂ビーチに恵まれています。そんな絶品ビーチを求めて、世界各国からリゾーターが訪れ、バカンスを楽しんでいるもよう。気になる水面下は?レダン島周辺には8つの島々が点在し、30カ所以上のダイビングスポットを数えます。基本的にはボートダイブ。ほとんどのスポットへの移動時間は15~30分程度です。海の特徴としては、多彩なハードコーラル&ソフトコーラルの森が広がっていて、スケルトンなテンジクダイの仲間がたっぷりと群れている、夢見心地な風景。ガラスハゼや甲殻類、ウミウシ、イカ&タコも数多く生息しています。運が良ければ、アオウミガメやバラクーダの群れ、ナポレオンにも会える!視界のかぎり続くハードコーラルの森北側にある代表的なダイビングスポット「タンジュン・トコン」では水深5~10m付近の浅場に、泳いでも、泳いでもハードコーラルが広がっています。ただし、潮流がやや強いのでご注意を。憧れリゾート「ザ・ターラス・ビーチ&スパ・リゾート」レダン島のあこがれリゾートは、テロッ・ダラムという入り江を占有する「ザ・ターラス・ビーチ&スパ・リゾート」。高みから絶景ビーチを見下ろすクリフエリアと、ビーチまで徒歩1分のビーチエリアに客室が分かれ、どちらも魅力的!ビーチ近くと、海を見下ろす高台に展開するザ・ターラス・ビーチ&スパ・リゾート。レダン島Pulau Redang■レベル:浅い水深のところにサンゴ礁が広がっているので中性浮力が必要。レギュレーター類はコンパクトにまとめておくこと。■ダイビングスタイル:ボートダイビングが主流。午前中に2ダイブ、午後に1ダイブのケースが多い。■ベストシーズン:オンシーズンは3~10月。雨季の11~2月はリゾートがクローズしているところが多い。年間平均気温は26~27℃、日中は31~33℃まで上昇する。ウエットスーツは3~5mmでOK。情報、画像提供:マリンダイビング日本で最初に創刊されたスクーバダイビングの専門誌『マリンダイビング』(毎月10日発売)。アジアをはじめ、国内外のダイビングエリア紹介、海辺の生き物、ダイビングスクールガイドのさまざまな情報を盛り込んでいます。これからダイビングを始めたいと思っている人はもちろん、すでにダイビングを楽しんでいるダイバーの皆さんや、ダイビングに関わるすべての方々に向けた雑誌です。女性向けの姉妹誌『La SCUBA』も要チェック!水中の楽園 Diving in ASIA supported by マリンダイビングその他記事を読む>
2015年09月11日マレーシアで食の祭典「Malaysia International Gourmet Festival 2015(マレーシア・インターナショナル・グルメ・フェスティバル)」が2015年10月1日~31日開催。世界中から有名レストランが集結しこの期間のための特別メニューを解禁する、美食家たちのための夢の祭典。9月5日~6日のプレビュー・フェスティバル、「Taste MIGF(テイスト・MIGF)」にも注目!きっかけはタウン誌の1コーナーMalaysia International Gourmet Festival 2015(以下MIGF)の発端は1990年代、首都クアラルンプールのタウン情報誌「Vision KL」上に連載されていた「The Gourmet Club」というコーナー。当時のクアラルンプールには、世界レベルのレストランが多数あったのだが、これをなかなか広く知らせる方法がなかった。そんな時、Vision KLは大手メディアグループに、このグルメコーナーをきっかけとした食のイベントを開催しないかと話を持ち込み、ついに2001年に第一回目「KL Gourmet Festival」を開催。たった13のレストランの参加であったが、この反響は想像以上で、瞬く間に参加レストランが大ヒット。2003年に「KL International Gourmet Festival」、2006年には「Malaysia International Gourmet Festival」と名を変え、回を重ねるごとに大きく成長。参加レストランも100を越え、現在では名実ともに世界規模のグルメ祭に発展している。今年のテーマは、"Galactic Chefs! 2015: A Food Odyssey"(銀河のシェフ!2015:食の旅)。ウェスタンクラシック料理、和食、タイ料理、フレンチ、スリランカ料理、モダンフレンチ、コンテンポラリーイタリアンなど、有名シェフによる様々なジャンルのお料理がいただける食の祭典は1か月続く。出店レストランはこちらを参照。プレビューイベント「Taste MIGF」を楽しもうMIGF開催前に催されるプレビューイベント「Taste MIGF(テイストMIGF)」では、有名シェフのメニューがお得にテイスト(試食)できる。「Super Gourmet Safari(スーパー・グルメ・サファリ)」コーナーでは、参加レストランによる世界中の味が楽しめる他、有名シェフのクッキングクラスやワインテイスティングなどのワークショップに参加することも。2015年9月5日、6日にBerjaya Times Square Hotel Kuala Lumpurで開催。「Epicure International Gourmet Village(世界のグルメ村)」では、「Taste Italy」や「Taste New Zealand」などの各国のコーナーが設けられ、ご当地ワインやチーズをお得に購入することができる。尚、フード試食やワークショップ参加には、イベント専用通貨「Gourmet Dollars」を購入しよう。当日会場でも購入できるが、事前にネットで購入すると5%割引が付いてお得。MIGFの詳しい情報はこちら。どちらのイベントも、ドレスコードはスマートカジュアル。タンクトップやサンダルは入場を断られる場合があるので、注意して。年に一度の東南アジア最大級フードフェスティバル。世界のグルメをお得に楽しもう!©All photos to the Malaysia International Gourmet Festival
2015年09月07日日本語留学のために来日したマシータさん。在日30年を迎える現在は、マレー語やマレーシア料理の講師、マレーシア人代表としてのTV出演、講演など、多方面で活躍中。活動の原動力となっているのは「マレーシアの良さを多くの日本人に知ってほしい」という強い思い。いつも前向きでエネルギーあふれるマシータさん。その裏には、長年詰み重ねてきた地道な努力がありました。■これまでのキャリアの経緯を教えてください。私が日本に興味をもったのは14歳のときです。海外青年協力隊の日本人がホームステイをしたのがきっかけ。1980年ごろ、マハティール元首相が提言した「ルックイースト」政策の影響で日本がブームに。日本が憧れの国になりました。ちょうどそのころ、父の友人が日本語教室を開いたので、ホテルで働きながら、日本語の勉強を始めました。日本語はマレー語と発音が似ているので、ちょっと話せるだけでも「うまいね」と褒められましたね。また、勤務先のホテルに日本人のお客さんが宿泊していたので、毎日1回は日本語で話しかけて自主特訓。その努力の甲斐あって、いつしか日本人に「日本語が話せるマシータを呼んで」と指名されるようになりました。それからホテルを辞めて、日本人観光客向けのバスガイドに。観光スポットのモスクや王宮を日本語で案内する仕事です。この経験のおかげで、マレーシアの文化にも詳しくなりました。1987年、もっと日本語がうまくなりたい、と思い、とうとう日本にやってきました。21歳のときです。バスガイドで必死に貯めた30万円で、日本語学校と大学の夜間講座に通いました。その後、日本人男性と結婚して、3人の子どもに恵まれました。現在は、マレー語やマレーシア料理の講師、マレーシアについての講演、テレビ出演など、幅広い分野で活動しています。先日はTV番組「未来世紀ジパング」に出演し、大規模都市計画「イスカンダル」についてコメントしました。「ネプ&イモトの世界番付」「SMAP×SMAP」にも出演経験があります。また、日本に訪れるマレーシア人観光客の受け入れも行っています。30年も日本に住んでいるので、日本も私のふるさとです。このふるさとの良さをマレーシア人に知ってほしい。FacebookなどのSNSを通して、日本の文化を発信していくことにも力を入れています。■現在のお給料について教えてください。会社に属していないので、収入は定期的ではありませんし、金額は多くありません。でも、自分のやりたい仕事をしているので不満は全くありません。この仕事が好きだから、やめられないんです。■今の仕事で気に入っているところ、満足を感じる瞬間は?マレー語教室に7年間ずっと通ってくれる日本人の夫婦がいます。彼らは「マレーシアは僕らのふるさと」と言ってくれるくらい、マレーシアが大好き。そういう日本人に出会えるのは、とてもうれしいです。また、埼玉県の消防学校の英語教師を20年近く務めていますが、先日教えに行ったら、20年前の教え子が教官になっていました。長く続けていると、そういう出会いがあって楽しいです。■逆に今の仕事で大変なこと、嫌な点は?マレーシア人観光客が集合時間にルーズなのは困りますね。ゆっくり観光したいのはわかるのですが、私も同じマレーシア人なので、日本の客先に恥ずかしくて……。板挟みになります。もうひとつ、講演を頼まれて、その時間が短すぎると困ります。たとえば、持ち時間が1時間以下の場合、何を話すべきか非常に迷います。マレーシアは、料理もおいしいし、多民族の国ですし、日本と違う魅力がたくさんあるのです。マレーシア料理を作ってマレーシアを感じていただくこともできますし、マレー語学習もできるので、できれば1日すべて私に時間をください。1日が無理なら、すくなくとも3時間は欲しいですね~。■ちなみに、今日のお昼ごはんは?渋谷のマレーシア料理店「マレー・アジアン・クイジーン」でラクサを食べました。ラクサとは、マレーシアのスープヌードル。ラクサは色々な種類があり、この店のラクサはココナッツミルクがたっぷり入ったカレー味。ニョニャスタイルだと思います。ちなみに、私の故郷ジョホールのラクサは、スパゲッティの麺を使い、魚スープと野菜を一緒に食べる料理です。日本食でたとえるなら、冷やし中華に近いかな。■日本でカルチャーショックを受けたことがありますか?初めて山手線に乗ったとき、終点で降りようと思ったら、どれだけ乗っていても終点にならなかった。終点が無い電車って、あるんですね。あと、日本人はレストランや道端にいるときは、とても明るくて、友達とワイワイ話しているのに、電車に乗ると、どうしてあんなに静かになるんですか? マレーシアでは電車の中でもにぎやかですよ。また、電車で寝ている人がいるのもびっくり。それも自分が降りる駅ではかならず目を覚ますでしょう。あの能力はすごすぎる!■日本人のイメージは?あるいは理解しがたいところなどありますか?日本人は、時間に正確で礼儀正しいですね。そういうところが私は好きです。理解しがたいというか、気になるのは、自殺が多いこと。先日も電車に乗っていたら、人身事故で電車が止まってしまいました。マレーシアは日本に比べて自殺は少ないと思います。■休日の過ごし方を教えてください。私の住んでいる場所は、緑が多くて空気もおいしい、素晴らしいエリアです。家の庭にはバナナの木があり、家庭菜園もしています。でも、実を言いますと、私の生まれ育った家は都会にあるんです。緑なんてひとつも無い、コンクリートに囲まれた町。ですので、休日は東京に出てきて、都会の空気を吸います。都会が、マレーシアの故郷を思い出させてくれる懐かしい空気なんです。■将来の仕事や生活の展望は?夢は2つあります。1つは、マレー語の本を作ること。現地ですぐに使える日常会話を中心にした本です。マレーシアは英語が通じる国ですが、マレー語が話せると、マレーシア人ともっと仲良くなれます。また、マレーシア人とのコミュニケーション方法にはコツがあり、それを本に書きたいです。たとえば、マレー語の会話では、イエスかノーかを初めにハッキリ伝えることが大事。日本語の会話では遠回しに伝えることが多いのですが、マレーシアの場合はそうではありません。2つめは、マレーシア人観光客を日本の田舎に連れていきたい。日本の良さは東京だけではありません。たとえば、私が暮らしている埼玉県の行田には、伝統工芸である和紙の工房や古い町並み、忍城には侍もいます。マレーシア人を忍城に連れて行き、侍を見せるととても喜ぶんですよ。日本の伝統的な文化をマレーシア人に伝えていきたいと思っています。
2015年09月01日フード天国マレーシア!マレー、中国、インドなど様々な民族の料理が楽しめるのは、多民族国家マレーシアならではの魅力です。今回ご紹介するのは、私も大好きなインド系ローカルフード。マレーシア人の朝ご飯やおやつとして親しまれている「ロティ・チャナイ」です。ロティ・チャナイ(Roti Canai)ロティ・チャナイとは、小麦粉の生地を薄く伸ばして焼いたもの(=ロティ)に、カレーソースをつけていただくマレーシアの定番朝食。マレーシアの人気ローカルフードの1つです。見た目はナンよりも薄く、クレープのよう。パイのように何層にもなっていて、焼きたてはサックサク!セットのカレーソースにつけながら食べるのが、一般的な食べ方です。写真はマレーシアの南インド料理のチェーン店「BESTARI」のもの。メニューの左下、「PRATA」というのがロティ・チャナイの事。 写真のプレーン以外にも、卵入りやチーズ入りなど味のバリエーションも豊富。バナナやミロ味は子供にも人気です。マレーシア名物の甘いミルクティー、「テ・タレ(Teh Tarik)」と一緒に頂くのがオススメです♪ロティ・チャナイは、1.4RM(約45円)!テ・タレ1.9RM(約60円)と合わせても、たったの100円ちょっとというお値段も魅力的。朝ご飯にはもちろん、ちょっと小腹が空いた時におやつとして食べるのも◎。マレーシアに来たら、是非食べてみて下さいね!※日本円表記は、2015年8月14日現在の為替レートに準じます。
2015年08月17日あまり知られていませんが、マレーシアは知る人ぞ知る靴天国!世界的な靴デザイナー、JIMMY CHOO(ジミー・チュウ)氏も、マレーシア出身なんですよ。マレーシアでは靴の製造が盛んで、履き心地が良く、トレンドもしっかり抑えた靴たちが、1000円~5000円程度で買えちゃうんです!今回は、そんなマレーシアで若者に大人気の靴ブランドをご紹介します。「VINCCI (ヴィンシー)」オシャレローカルにはもちろん、日本人駐在者にも愛用者の多い人気靴ブランド「VINCCI (ヴィンシー)」。マレーシア発のブランドで、日本にはまだ未上陸ですが、タイやインドネシアなど東南アジアの各国に進出しています。クアラルンプールの主要ショッピングモールには、ほとんどと言っていい程店舗があり、いつも多くの女性たちで賑わっているマレーシアを代表するブランドです。こちらの靴は、とにかくサンダルのバリエーションが豊富。ビーチで履きたいリゾートサンダルやスポーティなメタリックサンダルなど、さすが南国マレーシア!な品揃え。サンダルはもちろん、歩きやすいフラットシューズや、オフィスで使えるパンプスまで幅広いラインナップが人気の秘密です。人気のアイテムはすぐに売り切れてしまうことも多いので、お気に入りを見つけたら即買いが鉄則です。お土産に一押しなのは、こちらのプチプラサンダル達。なんと、2足で69RM(約2,200円)!1足1,000円ちょっとなので、友人とお揃いにしたり、色違いで購入しても惜しくないお値段ですよね♪「VINCCI」では靴以外に、バッグやアクセサリーの取り扱いもあり。靴に合わせてコーディネートを楽しむのもオススメです。高クオリティでトレンド感たっぷりの靴が、リーズナブルに手に入るマレーシア。あなたのお気に入りの一足を是非探してみて下さいね!※日本円表記は、2015年8月10日現在の為替レートに準じます。
2015年08月10日同発表は、マレーシアのナジブ・ラザク首相が、フランス(BEA)やオーストラリア(ATSB)、中国当局などの確認を受けてのもの。マレーシア航空は乗客・乗務員の家族に哀悼の意を表するとともに、引き続き最新の情報を提供するほか、事故調査について関係当局に協力するとしている。同便は乗員乗客239名を乗せて2014年3月8日(現地時間)の午前0時41分にクアラルンプール空港を北京に向かって飛び立ったが、その50分後の午前1時30分頃に管制との連絡が途絶えた。
2015年08月06日写真提供:マレーシア政府観光局2015年8月7日~9日に渡って、マレーシアの首都クアラルンプールでGTマシンの国際レース「KL CITY GRAND PRIX(クアラルンプール・シティ・グランプリ)」が開催される。舞台は、ペトロナスツインタワーをはじめとした高層ビルが立ち並ぶクアラルンプール中心地。期間中は道が封鎖され、一般道がサーキットに早変わり。全長約3.2kmのコースを25周走り計80kmのタイムを競う。GTマシンが市街地でレースを繰り広げることは珍しく、クアラルンプールでは初めての試み。クアラルンプールの街中で、200km以上のスピードで繰り広げられる暑い戦いは必見だ。更に、ランボルギーニ・スーパートロフェオ2015のアジアシリーズやフォーミュラマスター中国シリーズ、更にV8スーパーカーレースも同時開催予定。車好きならずとも見逃せない世界的なスーパーカーの祭典となる。尚、レース会場は、通行止めになるため、中心地へ出かける際は車は避け、高架鉄道などを利用するのが安心。KL City Grand Prix(クアラルンプール・シティ・グランプリ)・期間:2015年8月7日(金)~8月9日(日)・場所:KLCC一帯の一般道(詳しくはこちら)・チケット:詳しくはこちら
2015年07月30日マレーシアの首都クアラルンプールで、オリジナリティあふれるパーティーのコーディネートで人気の「MINT Events & Soirées(ミントイベント&ソワレ)」。ここで働くイベントデザイナー兼プランナーのミン・イー・タンさんを取材しました。ウェディングパーティーだけでなく、子供の誕生日会の依頼も多いというから驚き。日本ではまだあまり馴染みのないサービスですが、近年クアラルンプールでは、個人的なパーティーでもプランナーにお願いするという発想が浸透しつつあるようです。■これまでのキャリアの経緯は?大手家電メーカーのセールス&マーケティング、食品会社のマーケティングを経て、主人の仕事の関係で3年間上海に暮らしました。その後、グラフィックデザイナーの妹2人が2013年に始めた「MINT Events & Soirées(ミントイベント&ソワレ)」に加わり3年目です。イベントデザイナー兼プランナーとして、立案、準備、当日の進行まで、完全オーダーメイドでイベントのコーディネートをするのが現在の仕事です。ウェディングパーティーに加えて最近増えているのが、子供の誕生日会の依頼。クアラルンプールではショッピングモールなどにある子供用の遊戯施設が提供するパーティープランを利用したり、コンドミニアムのプールサイドにエアー型滑り台などをレンタルして誕生日パーティーを行うケースがトレンドになりつつありますが、さらにワンランク上のユニークな誕生日会をしたいという人達が私達のもとを訪れます。■現在のお給料は以前のお給料と比べてどうですか?フルタイムで働いていた会社員時代と自分達で経営する今の仕事とでは全くタイプが違うし、上海にいた3年間は働いていなかったので比べるのは難しいですね。現在の給料について不満はありませんよ。5歳と3歳の息子がいるので、融通が利く今のワーキングスタイルが合っています。■今の仕事で気に入っているところ、満足を感じる瞬間は?私達の強みは何といってもデザイン力。パーティーのテーマに沿ったロゴをデザインし、ユニークな会場デコレーション、テーブルセッティングを考えます。ゲストに配られるスイーツからグッズまですべてオリジナルデザインのパッケージでラッピングします。名前やイニシャルが入ったデザインは、今、とても人気があるんですよ。私達が一からデザインしたすべての物が、実際に形となって出来上がり、イメージ通りにセットされたパーティー会場を目にした時にはいつも感動します。そしてスムーズにパーティーが進み、お客様が楽しんでくれる姿を見て安心し、満足します。■逆に今の仕事で大変なこと、嫌な点は?とにかくいろんなお客様がいることですね。マレーシアには様々な民族、宗教の人がいますが、モダンなパーティーを希望して私達に依頼するので、宗教や伝統的な儀式の縛りはほとんどありません。それでもパーティーのテーマ、イメージ、予算、希望はホストの数だけ様々です。それを一つ一つ実現することがこの仕事の最大の魅力。やりがいもありますが、大変ですよね。私達のサービスの内容は一律ではなく、ホテルも食事の手配も、依頼されれば何でも対応するので仕事の幅は広いです。先週も次のイベント会場となるランカウイに出張してきました。一度きりのパーティーで失敗は許されませんから、会場の下見にも手が抜けません。最近は国内のリゾート地やシンガポールなど、クアラルンプール以外からの依頼も増え、うれしい悲鳴ですが、人手が足りず忙しいですね。■ちなみに、今日のお昼ごはんは?オフィスの下のショッピングモール「パブリカ(Publika)」内のカフェでステーキサラダ(Warm steak salad/RM30)を食べました。「パブリカ」内にはレストランも、フードコート、スーパーもあるのでランチには困りません。日本食が大好きなので、週2回は日本食を食べますよ。■日本人のイメージは? あるいは、理解し難いところなどありますか?礼儀正しい、あとは綺麗好きなイメージです。日本食がとにかく大好きなので、日本といえば日本食! 昨年北海道に旅行に行きましたが、イクラ、ウニ、刺身……口に入れるものすべておいしくて最高でした。雪もフワフワでびっくりしました。■休みのとりかたは?基本は土日祝日休みなのですが、そうはいってもパーティーは週末がほとんどなので、働くことが多いです。主な連休はクリスマスと旧正月です。連休はまたぜひ北海道に行って、美味しいものをいっぱい食べて、息子たちにはスキー教室に挑戦してほしいですね。■将来の仕事や生活の展望は?おかげ様で、お客様の口コミやインスタグラムのフォロワーなどを中心に依頼が増え、オフィスも手狭になったので、広くし、スタッフも増やす予定です。まだ設立して2年なので、しっかりと続けていって、このサービスでクアラルンプールでトップといわれる会社になるのが目標ですね。同時に、大切にしたいのは仕事と家庭のバランスです。難しいことですが、このバランスは何より大事ですよね。
2015年07月07日