バリアフリーリフォームは国が後押ししている工事になるので、補助金だけではなく税制上の優遇まであるのです。知らなかった方が多いと思いますが、ケースによってはかなりの金額が浮く計算になります。バリアリフォームの種類やそれに対する優遇制度をご紹介します。バリアフリーのリフォーム費用を抑える方法とは?バリアフリーという言葉が一般的になってから30年以上はすでに経過しています。しかし、バリアフリー対応の住宅に住んでいる人は……と言えば、実はまだまだ多くの人が十分な環境で住んでいるのが実状でしょう。「廊下に手すりを付けたいわ」「おじいちゃんが車椅子だから玄関スロープを付けてあげたいのだけど」などのバリアフリーの要望はあるものの、やはり二の足を踏む大きな理由はお金ですよね。でも、超高齢化を迎える日本において、国はさまざまな減税制度や補助金を準備しています。これらの制度を有効に活用すれば、比較的小さな負担でバリアフリーリフォームを行えるのです。バリアフリーリフォームの減税とは?新築の住宅をローンで購入すると減税の恩恵を受けられるケースがあります。この制度は一般的に知られたものなのですが、実はリフォームの場合でも同じようなメリットを享受できます。あなたが一般企業に勤めているとしましょう。そしてある一定以上の収入があると仮定すると、その収入の中から所得税を支払っているはずです。その本来支払うべき所得税の範囲内でお金が戻ります。50万円の所得税を支払っている人であれば、その範囲内で10万円とか15万円とかが戻るのです。そこで気になるのは戻ってくる金額です。年末のローン残高を上限としますが、250万円を上限に所得税から控除となります。さまざまな条件があるのですが、ひとまずこの金額を覚えておきましょう。100万円のリフォームローンを3年で組んだとしましょう。この場合ですが残念ながら減税は受けられません。減税を受ける条件の一つとして、5年以上の償還期間が必要になります。少しでも早く返したいという考えならば仕方がないのですが、4年間で組もうと考えているならば、5年以上のローンにした方が結果的に特をする場合がありますので注意しましょう。100万円のローン残高が年末にあったとしましょう。頭金なしのフルローンを組んだので、工事代金もほぼ100万円です。控除金額は工事代金の2%が上限と定められているので、たとえば、100万円のリフォームローンを組み、5年以上のローン期間などを満たしていても、控除される金額は2万円ということになります。100万円のリフォームローンを10年で組んだとします。この場合でも、10年間にわたってこの控除を受けられるわけではありません。控除期間は5年と決められていますので、6年目以降は所得税の還付金はありませんので気をつけましょう。まれな事例ですが3000万円のリフォームローンを10年で組んだとしましょう。この場合、工事代金の2%は60万円にもなりますので、5年間の総額はおそらくかなりの金額になるでしょう。しかしこの控除金額にも限度があり、250万円と定められています。ここで疑問となるのは「ローンを組まずに自己資金でまかなったら減税はないの?」ということ。手持ちの現金を出して余裕がなくなるのに加えて減税もない、というのは不公平な気がします。でも、自己資金の方も安心してください。自己資金でリフォームをした場合もしっかりと減税の恩恵を受けられます。控除期間は居住を開始してから1年間で、控除対象額も200万円と少し少なくなりますが、控除率が工事費の10%となるのが魅力です。バリアフリーリフォームで受けられる助成金制度とは?自治体によって金額にはばらつきがあるのですが、バリアフリーリフォームを行うと一定の助成金がもらえます。東京都の事例ですが、耐震リフォームを行うとその費用の50%~100%が補助金として出ます。ただ実際に補助される金額は50万円~300万円と決められているので注意をしてください。全体的にみると地震に対するリフォームは手厚い傾向があり、やはり東日本大震災から続く各地の大震災が大きく影響しているのではないでしょうか。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!バリアフリーリフォームの減税・補助金の事例を5つ紹介!場所によって若干費用が変動しますが、よくある階段の手すり設置の目安は以下のような感じです。1階から踊り場を経て昇っていく形式の階段の場合、おおよそ6万円みれば大丈夫です。また、一直線に昇っていく鉄砲階段の場合ではここから10%ほど安くなるでしょう。この工事で6万円かかったとしましょう。この場合の補助金は三分の一にあたる2万円となります。浴室の改良で一般的なバリアフリーリフォームは手すりの設置ですが、事故で全身まひに近い障害を負った方がお風呂にリフトを付けるバリアフリーリフォームをしたケースを取材したことがあります。この時に掛かった工事費用は80万円。三分の一を目安とすると26万円なのですが、補助金の上限があったので実際の補助金額は18万円でした。車いす生活になると従来のトイレでは不都合が生じます。車いすで室内のトイレを使用するには、入り口の幅を広くする必要がありますし、入り口のドアも引き戸にしないと使えません。さらには、トイレ内で車いすごと転回できるスペースを確保しないと、使い物ならないと考えられます。このようにどうしても大掛かりな工事になるのがトイレのバリアフリーリフォームなのです。でも、このような全面リフォームをすると、その費用はふくらむのですが、バリアフリーリフォームには工事代金への補助金支給という恩恵だけではなく、税制上の優遇もあるのです。たとえば200万円をかけてトイレのバリアフリーリフォームを行ったとしましょう。そして、この費用を全額5年返済のリフォームローンで組んだとします。この場合、年間の所得税控除額12万5,000円を上限として、5年間合計で62万5,000円の控除が受けられます。ただし、対象者が50歳以上であるとか合計所得が3000万円以内であるなどもろもろの条件はあります。もっとも基本的なバリアフリー工事といえますね。室内段差は1cmあれば転倒して大けがの要因となりますので、少しでも不安があれば急いで行うべきリフォームです。古い住宅を見ると廊下から居室に入る部分に段差が見られることが多いですね。わずかな段差ですが、この段差をなくす工事をした場合、3万円~20万円くらいで済みます。段差部分に三角形の部材を当ててスロープをつくるのであれば、極めて安価でできますのでおすすめです。年齢を重ねると切実に感じるのが階段の勾配。建築基準法で一定の基準は定められているのですが、法律施行以前の古い建物だとどうしても急こう配な階段が目立ちます。また、建築基準にギリギリ合致した階段勾配では、一般的な感覚からみると「もう少し何とかならないかな~」という感じがします。建築基準法はあくまでも最低限のレベルを示したものにすぎません。階段を緩やかにするにはその分のスペースがないと工事ができないのですが、そのあたりの問題がないと仮定してお話をします。現状の急な階段を20%程度改善した工事をした場合にかかる費用は30万円程度から。ただし、これは壊す部分が少なく余分な廃棄物の処理が少ない場合です。ですから、全く同じ工事であっても、階段周りの状況によってかなり違うと思ってください。この工事代金に対しても補助金が10万円近く出るのですが、ここでは少し視点を変えてみましょう。補助金が出るだけでも随分とお得なのですが、固定資産税が軽減されるケースもあるのです。一軒家には毎年固定資産税がかかってくるのですが、階段のバリアフリーリフォームを行うと翌年の固定資産税の三分の一が減額されます。対象者が65歳以上、床面積が280㎡以下などの条件はありますが、これは見逃せない制度だといえるでしょう。バリアフリーリフォームは減税・補助金を使ってお得に!業者から出た見積もりを見て二の足を踏むのではなく、実際にはそこからかなり割安でできます。安全で快適な生活の実現をこの機会に目指しましょう。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!プロフィール森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。森住宅コンサルタント(株)
2019年02月22日一般的に床のリフォームといえば、フローリングにすることが多いですが、今の生活環境や用途によって他の材質も一度検討してみてはどうでしょうか?材質別の特徴や費用をはじめ、冬の寒い時期にとっても魅力的な床暖房についてもご紹介しています!床のリフォームは材質によって変わる床のリフォームと聞いて頭に浮かぶのはフローリングでしょう。しかし、床リフォームにはさまざまな種類があって、それぞれその使い勝手は全く異なるのです。床材はフローリングだけではなく、ワインの栓としておなじみのコルクも床に適した素材ですし、カーペットという選択もあります。小さなお子さんがいる家では汚してしまわないか気を使いますが、あの高級感といいますかラグジュアリーな感じはカーペットならではの魅力です。このように床のリフォームをする前に、まずは自分の生活スタイルを確認するとともに、どんな素材が自分にあっているかを吟味してから取り掛かりましょう。また、床暖房を入れてみようとお考えの場合は、床材が特殊なものになってくることも知っておく必要があります。下から高温の熱が伝わることになりますから、一般的なフローリングでは片側が乾燥して木材が反り返ってしまうのです。記事の後半で床暖房についてもご紹介しているので、参考にしてくださいね!床のリフォームといえばこれ!王道はフローリングでしょう。用途に応じてさまざまな種類や材質がある床リフォームですが、大多数の方はフローリングを選択します。掃除のしやすさや維持の簡単さでは抜群のフローリングの種類は無数にあります。色目などは自分が好きなものを選べばいいのですが、材質は微妙に違いますので用途をよく考えましょう。ウォールナットは重厚な感じで濃い茶色から黒に近いような茶色の材木です。フローリングや家具などに使われる定番の材質の一つといえます。使い込むとやや明るい茶色や赤茶に変化する特徴があり、私も個人的には大好きな材質です。もう一つご紹介しておきましょう。シカモアという木があります。この名前を聞いたことがある人はあまりいないと思いますが、バイオリンなどにも使われることで知られた木です。心材ともに乳白色でとても美しい明るさがあり人気です。加工が容易ということもあり、住宅の床材として好んで使われるのですが、虫に弱いという欠点を持ち合わせています。6畳程度の和室をフローリングにすると10万円程度から可能ですが、素材によっては30万~50万円くらいになります。リビングとして使わない単なる洋室へのリフォームであれば、そんなにお金をかけることもないでしょう。コルクの商品説明は不要ですね。ワインの栓といえばだれもが思い出すあの素材です。ポルトガルが世界最大の産地で、首都のリスボンや第二の都市であるポルトに行くと、あちらこちらでコルク製のハンドバックやカバンが売られています。そのコルクですが、赤ちゃんがいる家庭などではもってこいの素材です。非常に柔らかいというのがコルクの特徴だからです。費用は6畳程度であれば10万円~15万円と、さほど高くはありません。ただ、耐久性があまり高くないのは事実でしょう。先の鋭利なもので傷つければどうしてもボロボロになりやすい傾向はあります。ただ、ワインの栓のようなコルクとは仕上げが違うのでそこまで神経質になることはないと思います。材料を合わせてつくりあげる合板や集成材とは異なり、丸太から使用する形状をそのまま切り出した木材のことです。木材をそのまま使用するので、自然そのままの木目やワイルド感を楽しめ、アウトドア派の人からは高い支持を得る代表格の床材となります。ただ、自然を売りにしているだけに、材質に均一性がなく場合によっては節などが目立ち気になることもあるようです。しかし、それが無垢材のいいところで、結局は好き好きということですね。無垢材と聞くと高額な費用が掛かるイメージを抱く人が多いのですが、実際にはそこまで高くはありません。また、ものによっては無垢材の方が安く抑えられるケースもあるほどです。無垢材の㎡単価は1万円〜1.5万円くらい見れば大丈夫です。それに工賃や手間賃などを加えるわけですが、6畳程度であれば15万円程度が最低ラインの目安といえます。昭和40年~50年にかけての高級住宅はリビングがおしなべてカーペットだったような気がします。いまでもお金持ちの家では、リビングや寝室をカーペットにしている人が多い印象があるカーペット。使い勝手やメンテナンスなどのことを考えると、フローリングに軍配が上がると思いますが、やはりカーペットの何とも言えない高級感には心惹かれるものがあります。そんなカーペットですが、現状がフローリングの洋室をカーペット仕様にリフォームしたら、一体どの程度のお金がかかるのでしょうか。6畳の洋室を想定しますが、その金額は8万円~20万円になります。カーペットからカーペットへの張替えであればもっと安くできる事例もありますが、フローリングや畳からのリフォームでは、既存材料の撤去が絡んできますので、それなりの値段になると考えましょう。カーペットの材質上、年月が経つとくたびれ感がどうしても出てきます。これは仕方がないので、5~6年ほど経過したら、交換する必要があるでしょう。また、経年劣化だけではなく、コーヒーをこぼした、熱いものを落として表面を溶かしてしまうなど突発的な事故が起こりることもありますよね。気を付けていくしかないですが、こういったときもリフォームするいい機会かもしれません。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!床暖房にリフォームするのはどれくらいの費用がかかるの?床暖房を一度でも使ったことのある人は「これは手放せない!」というほど魅力的な機能です。かくいう私もまったく同じ意見の持ち主なのですが、私が以前住んでいた東京の日暮里にあった賃貸マンションは、URの物件でしたがしっかり床暖房がついていました。東京ですからさほど寒くないということもあったのですが、それでも床暖房さえつけていれば、そのほかの暖房器具を付けなくても十分に過ごせた記憶があります。形式として電気、ガス、灯油で回すパターンがあり、それぞれ特性があるのですが、15畳程度のリビングいっぱいにこの工事をする場合の費用は、おおむね70万円~110万円でしょう。ただ、注意してほしいのが床材。新築の場合は最初から床暖房に対応した床材を使用して施工するので問題ないですが、古い住宅に床暖房を追加する場合は、その床材は床暖房に対応していません。ですから、床材も一緒に変えることになってしまいます。ただ、既存の床をはがさずにそのまま工事する【重ね張り】という方法もあるので、そちらと並行検討をしてください。今あるフローリングの上に新たに貼っていく手法ですにで、これならば工事期間も1日で済みます。床リフォームで快適な暮らしを♪【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!どの部屋にも床があります。ベッドで寝ているときとお風呂に入っているとき以外は、人間の体のどこかが床と触れています。そんな大事な床のリフォームはとても重要なことだとは思いませんか?赤ちゃんにやさしいのがコルク床だと書きましたが、コルク床はペットの股関節も守ります。とくに子犬や子猫は足元がおぼつかないので、コルク床は彼らにもやさしい素材なのです。フローリングが床材リフォームとして選ばれるケースが大多数なのですが、床材の種類や性質は枚挙にいとまがないほど豊富で、しかも、新品のときと変わらない見栄えを10年経っても保ち続ける材質もあれば、10年経過すると味わい深い色に変化し、輝かしい光沢を発するものもあります。このように、ただ単純に【床】ととらえるのではなく、普段の生活を一変させるほどの影響を持っているのです。プロフィール森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。森住宅コンサルタント(株)
2019年02月21日新築で家を持つにも、条件のいい土地の減少や、資材の高騰などで手に入れにくくなっている状況もあいまって近年は、中古一戸建て住宅を購入しリフォームをすることも増えているようです。中古一戸建てを買うときに気をつけるポイント、リフォームする場合も最低限行わないといけないリフォームや相場などをご紹介します。新築の購入を検討している人も、中古一戸建てを買ってリフォーム+自分でDIYするのもいいかもしれませんよ!中古一戸建てが選ばれる理由は?「夢のマイホームは新築で!」というのが当たり前の時代だったのは昔の話。ここ数年でこの辺りの事情は一気に変わってきました。誰もができることなら新築の家に住みたいと思うのが本音でしょう。しかし、建築資材の高騰や職人不足の影響で工事費用が高くなったことや、好条件の土地が出にくくなってきたことなどの要因から新築案件に手が出にくくなってきました。さらに、政府が危機感を持っているのが空き家問題。世帯数の減少などによって、今後は膨大な空き家物件が全国にあふれかえってきます。しかし、中古案件が増えるということは値段が下がることを意味します。つまり、丹念に中古物件を探せば掘り出し物といえる家に巡り合う可能性も増すのです。中古一戸建て住宅が選ばれる理由の一つです。中古一戸建てのデメリットや失敗事例は?失敗から学べることはたくさんありますよね!ここでは、中古一戸建てを購入したさいの失敗談をいくつかご紹介します。このように中古一戸建ては供給数が激増するので買う側にとってはメリットだらけに感じますが、慌てて購入すると後で大きく後悔することにもなりかねないので注意をしましょう。代表的なデメリットは建物の内部状況がわからないことにつきます。実際にあった事例では、「築35年の中古住宅を12月に購入して住み始めたのですが、暖房をいくら焚いても寒くて寒くて仕方がない」という話がありました。専門家に相談して外壁の中を調べてもらったのですが、本来はあるべきグラスウールという断熱材が壁体内で大きく下にずり落ちていて、正常な能力を発揮できない状態になっていたのです。築23年の中古一戸建てを購入した直後に震度5強の地震に見舞われました。この程度の地震だと周囲の家を含めて外観上は何も問題が見当たりません。しかし、この方の家にはある異変が発生。地震直後から部屋の中の引き戸が軋んだり閉まらなくなってしまったのです。通常では考えられないことなのですが、おそらくは新築当初の問題であった可能性が否定できません。もちろん、こちらの事例も実話です。中古一戸建ては外観より中身をチェックこの例からもいえるように、中古住宅購入の際には見える部分より見えない部分のチェックが重要なのです。建物の外壁や内装の綺麗さ、または新しいキッチンが入っているなどということは見ればわかります。しかし、壁の中の断熱材の施工レベルなどは、外からの目視では絶対にわかりません。多少の費用は掛かりますが、もっとも有効な対策は物件購入前に専門家へ依頼して調査をしてもらうことでしょう。そして、こうした調査をしてもらうことで、入居前のリフォームもスムーズになります。もし、中古住宅を購入後にキッチンを新しいものに変えるリフォームを考えたとします……古い小さなキッチンを新しいより大きなキッチンへリフォームする場合には、その重さに床が耐えられるかを検討しなくてはなりませんが、専門家にチェックしてもらえればしっかりしたアドバイスがもらえます。中古一戸建てをフルリフォームするのにかかる費用は?ごく一般的な30坪~35坪の中古住宅をフルリフォームするときの費用を考えていきましょう。ただ、いわゆるリノベーションと原状回復を目的としたリフォームでは、その目安が大きく異なります。中古住宅をフルリフォームして、ほぼ新築同然の姿に戻すことを念頭に置くとその予算は1000万円を超えるとみるべきでしょう。ただ、部分的なリフォームやクロスの交換といった比較的簡単にできるリフォームを中心に考えるならば、300万円以内で十分可能です。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!中古一戸建てなら部分リフォームがおススメできることならばお金をふんだんにかけたフルリフォームをしたいのですが、予算があまりに高くなると新築購入との差がなくなり、中古住宅を買ったメリットが薄れてしまいます。こう考えると、部分リフォームを行って予算を抑えることが賢明ですよね。たとえばキッチン。中古住宅を購入してキッチンをリフォームする人は非常に多いのですが、料理がものすごく好きでなおかつ腕に自信のある奥様なら、予算を上げてでもキッチンリフォームのグレードを上げるべきでしょう。そのかわりに、本来予定していたハイグレードの壁紙の質をワンランク下げるなどの対応をとればよいのです。総予算を変えずに、こだわりたいところに予算を集中させた方が暮らしの満足度は必ず上がると断言できます。最低限必要な中古一戸建てのリフォーム箇所とその費用壁紙のリフォームは必ずしなくてはならないという場所ではありません。しかし、もっとも安価かつ気分を一新できるので、気軽にできるリフォームとしてとてもおすすめです。6畳ならば5万円もみれば十分に可能ですので、ぜひ検討してみてみてくださいね。物件にもよりますが築20年以上の一戸建て中古住宅を購入した場合、防犯面に気を使った仕様が施されていることはあまりないと思われます。ドアフォンがない住宅であれば新規購入したほうがいいでしょう。配線工事込みでも5万円で十分設置できます。また、泣き砂利を購入して撒くのも防犯リフォームの一つです。泣き砂利を敷くだけなら業者に頼まなくても自分でできます。1kgあたり2000円前後で購入できるので、泥棒が侵入しそうな場所にピンポイントで撒けばコストも抑えられます。住宅の大敵は結露。これは誰しもが認める原理原則。つまり、一戸建て中古住宅を購入した際には必ずチェックすべきことの一つでもあります。ただ、購入した段階では居住していないので、実際に結露が起きるかどうかはわかりません。ワンシーズンを過ごしてみて、サッシに結露の発生を確認したらすぐにサッシの交換リフォームをしてください。リビングによくみられる幅1軒の掃き出し窓であれば、断熱効果の高いLowーE(ローイー)複層ガラスを使った場合でも30万円まではいかないはずです。1か所だけでこの値段だと家全体のサッシを変えるとかなりの金額になるため、すべてリフォームをというわけにはいかないでしょう。そういう場合は、リビングや寝室などを優先してリフォームを検討してください。中古一戸建てなら「耐震リフォーム」は優先度高め!その費用は?費用と時間がかかるリフォームの代表格ですが、住宅で最も大事なことは【命を守る】ことです。この視点で考えると昭和56年度以前に建築された旧耐震仕様の中古住宅を購入した方は、耐震リフォームは喫緊の課題です。また、昭和56年度以降の住宅の場合、震度6弱の揺れで建物が崩壊する確率は極めて低いと推測されますが、それでも早めのリフォームをお勧めします。昭和56年以降の建物であれば150万円以内で収まると思いますが、それより古い物件では直す箇所も増えるため200万円近くになるでしょう。DIYしてもいい中古一戸建てリフォーム箇所とその費用中古一戸建て物件を自分でDIYしてリフォームすることもできます。業者に頼むよりも値段を安く抑えることができ、自分の好みに仕上げることができるのでDIYの経験がない人も、これを機に挑戦してみるのもいいでしょう。手軽に取り組めるおすすめリフォーム箇所をご紹介します。住宅業者に任せても大きな金額にならないのですが、DIYレベルでも十分にできますので、楽しみながらそのうえ安く上げるにはもってこいでしょう。6畳程度であれば予算は3万円。もう少し足せば業者にも頼めますが、部屋数が増えると結構な金額になるのと、すべての部屋を一気にやらなくても自分のペースで模様替えをできることが魅力です。部屋の雰囲気を劇的に変化させるのがカーテン。中古一戸建てを購入した場合、各居室のカーテンレールはごく一般的な高さに取り付けられているはずです。これを天井から直に吊るす仕様にリフォームするのです。工事自体は比較的簡単で、カーテンボックスを新たに購入して天井に取り付ければいいだけです。やはり天井からカーテンがかかっていると見た目がゴージャスになります。カーテンボックスやその他の費用は3万円もあれば大丈夫。問題となるのはカーテン生地。これに関してはピンキリなのでお好きなものを選んでください。良質な中古一戸建て住宅のリフォームがおすすめ!いかがでしょうか。新築住宅を購入することが一般的だと思われてきた日本ですが、ここ数年で考え方は劇的に変化しています。良質な中古一戸建て住宅が激増しているので、これを購入してリフォームすることが当たり前の時代になってきていますよ。プロフィール森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。森住宅コンサルタント(株)
2019年02月20日リフォームが決まったら、自治体のHPなどを確認し、お得な補助金制度や減税制度がないかを調べてみましょう。特に、介護・省エネ・耐震などの特定分野のリフォームは要チェックです。申請時の注意点や次世代住宅ポイント制度についても紹介します。リフォームにより受け取れる補助金を知ろう省エネ化やバリアフリー化など、特定のリフォームをすると、国や自治体から補助金を受けられます。補助金が交付されるには、決められた条件を全て満たすことが前提です。補助金を上手に活用して、リフォーム費用を少しでも安く抑えましょう♪リフォームに関する『補助金制度』は、工事前に補助金を申請すると工事費の一部を負担してもらえる制度です。制度の主体は国と各自治体の2つに分けられます。太陽光発電など、環境に配慮した省エネ住宅を推進するためや、家の老朽化を防ぎ耐震性を強化するため、高齢者の自立を目指すためなど、さまざまな理由から補助金を交付しているのです。このように、リフォームの補助金には、特定の『目的』があるため、定められた『要件』を全て満たしている住宅が対象となります。リフォーム補助金は、年間を通して常に申請できるわけではありません。補助金制度の申請期間があり、受理日の早い順に補助金の交付対象が決まっていくのが通常です。補助金の申請期間内でも、補助金の予定総額を超えてしまった場合は、途中で終了になるケースがあるので注意しましょう。補助金の募集については、各省または自治体の公式HPなどで発表されます。内容によっては応募者が殺到する可能性があるため、希望者はスピーディーな準備が必要です。以下の点は早めに確認をしてくださいね!●併用不可の補助金を受けていないか●補助金対象外のリフォーム会社に委託していないか●着工は補助金の期限内かどうかバリアフリー化のリフォームの場合バリアフリー化のリフォームは、障がい者や高齢者が生活していく上で障害になるものを取り除き、より安全・安心な住まいを目指します◎介護保険にもかかわってくるため、補助金を受け取るには内容や要件をしっかり把握しておきましょう。バリアフリー化のリフォームにおける補助金は、『介護保険制度』と関係があります。『介護保険制度』とは、高齢者の介護に対する公的制度で、本人の介護レベルによって必要な支援が受けられる仕組みです。介護保険制度の補助金には『居宅介護(介護予防)住宅改修費』があります。古くなった外壁の修理など、単に生活を快適にするリフォームは制度の対象外で、高齢者・障がい者の生活の安全・安心にかかわるリフォームに限られます。また、本人の『自立した生活』や『介護者の負担の軽減』も目的であることを忘れないでくださいね。具体的なリフォーム内容については以下の項目で解説します♪介護保険制度の『居宅介護(介護予防)住宅改修費』は、要支援1~2、要介護1~5のいずれかに認定された被保険者が受給できる補助金です。●補助金の対象:介護保険被保険者証に記されている住居●補助金内容:被保険者一人につき1回、改修費用20万円を上限に、9割(所得によっては7~8割)の費用が補助される。補助金の利用回数は指定されておらず、1回で20万円を使っても、数回に分けてもOKです。自治体によっては独自の制度を設け、上乗せして支給しているケースもあります。詳しくはお住まいの市町村の窓口で確認しましょう!介護保険の補助金対象になるリフォームは、屋内だけでなく屋外も含まれます。なお、新築や増築工事は支給の対象にならないという点に注意しましょう。●手すりの取り付け(廊下・便所・浴室・玄関など)●床の段差解消●転倒や滑りの防止(床や通路の素材の変更など)●扉・ドアノブの取り換え(引き戸をアコーディオンカーテンなどに変える)●洋式便器への取り換え『手すりの取り付け』に関しては、身体を支え、転倒を防止する『福祉用具貸与』に該当するものに限られます。また、『便器の取り換え』は、和式から洋式に変更する場合に限られ、洗浄などの『付加機能』のみが目的の取り換えは認めない自治体がほとんどです。介護保険制度の補助金を申請する方法補助金の申請から受給までの流れを解説します。ここでは、横浜市の例をご紹介しますね。自治体ごとにルールや必要な書類が異なるケースがあるので、お住まい市町村の窓口、またはケアマネージャーに相談するのが安心です。介護保険住宅改修費の申請に必要な以下の書類をそろえ、『区役所保険年金課(自治体によって異なる)』に提出します。●介護保険給付費支給申請書●明細入力票●住宅改修が必要な理由書●介護保険給付の申請・受領委任状(受領委任払い事業者に工事を依頼した場合)●見積書および見積額内訳書●日付入りの施工前の写真●完成予定の状態がわかる写真や図また、賃貸住宅の場合は、『賃貸契約書の写し』と『住宅改修に関する承認書(賃貸人のサイン)』が必要です。書類のフォームは、自治体のHPからダウンロードができますよ◎申請を行う前に、ケアマネージャーにリフォームを行いたいと相談しましょう!上記の必要書類にある『住宅改修が必要な理由書』は、ケアマネージャーが作成する必要があるためです。ケアマネージャーがいない場合は、区役所の高齢・障害支援課(自治体により異なる)などに相談します。その後希望者は、工事がはじまる前に市町村の区役所保険年金課に相談し、『住宅改修費の申請』を行います。申請が承認される前に着工すると、補助金が支給されないケースもあるので注意しましょう。工事完了後に『支給申請(払い戻しの申請)』を行うことではじめて補助金が支給されます。おおよその流れはどの自治体も同じですが、書類の作成方法や流れが異なる場合もあるので、個別の相談をおすすめします♪省エネ化のリフォームの場合『省エネ化リフォーム』とは、エネルギーの無駄を省き、効率的な利用を目指すリフォームのことです。代表的なものに、太陽エネルギーの利用や断熱性能の向上などが挙げられます。これらを住宅に活用すると、どのくらいの補助金が受けられるのでしょうか?国または自治体から支給される省エネリフォームの補助金は、補助金受給の申請期間が決まっており、予算が達した時点で締め切りになるものがほとんどです。自治体の中には、省エネリフォームの補助金を出していないところもあるので、事前に確認してくださいね。受け取れる金額はリフォームの内容によって異なります。『太陽光発電システムの設置』では『1kWあたりの金額』で補助されるケースもあれば、『1件あたりで定額』というケースもあります。たとえば、福岡県遠賀郡遠賀町の場合、2018年度は、10kW未満の太陽光発電の工事を対象とし、2万円/kW(上限7万円)の補助を行っています◎省エネ効果の高いエコキュートなどの『給湯器導入』については、工事費の何割かを負担してくれる自治体もありますよ。省エネリフォームの補助金対象になるリフォームは、以下のようなものがあります♪●太陽光発電システムの導入●高効率給湯器の設置(エコキュート・エネファームなど)●高性能建材による断熱リフォーム(窓・壁・屋根)●LED照明・蓄電システム・潜熱蓄熱材の設置●節水型トイレへの交換●節湯水栓の設置窓や断熱材などは、補助対象製品が指定されている場合があります。省エネリフォームについて、大阪府茨木市の例をみてみましょう。茨木市は、太陽光発電システム(10kW未満)の設置費用の一部を負担する『住宅用太陽光発電システム等設置事業補助制度』を導入しています。補助金額は1万2,500円/1kW(上限4kW・5万円)で、申請は電力会社と電力の受給契約を開始した日から6カ月以内に行わなければなりません。太陽光発電システムのほかに、以下のような補助もあります。●太陽光発電システムと同時申請の家庭用燃料電池(エネファーム):4万円●自然循環型太陽熱温水器:3万円●強制循環型ソーラーシステム:4万円耐震化のリフォームの場合国や自治体では、将来的な地震の被害を最小限に食い止めることを目的とし、『耐震診断』や『耐震補強工事』に対する補助を行っています。ここからは対象となる住宅や補助の概要について解説します♪耐震化のリフォームは、主に『1981年以前の耐震基準で建築された戸建て住宅』が対象で、耐震化リフォームによって、現在の耐震基準に適合させるのが目的です。古い家全てが合致するわけではなく、プロの建築診断士の『耐震判断』によって、耐震性が不足していると認められたものだけになります。申請できる建物の条件や基準は自治体ごとに異なるため、事前の確認が必要です。また、倒壊する恐れのあるブロック塀の解体・撤去を行ってくれる自治体もあります◎千葉県市川市の耐震改修工事の助成制度は、戸建て住宅だけでなく、分譲マンションも対象になります。『専用部分の区分所有者が2人以上』や『耐火建築物または準耐火建築物』など、いくつかの条件を満たす必要があり、建物だけでなく『補助金交付対象者』に対する条件も定められています。申請は設計・工事前に行う必要があり、予算枠を超えると、早めに終了する可能性があるので注意しましょう。補助金申請が承認されると、耐震改修設計・工事・工事監理費用の一部が補助金として支給されます♡次世代住宅ポイント制度将来的に住宅の購入・リフォームを考えている人は、『次世代住宅ポイント制度』が活用できます。2019年より創設される新たな制度で、国の予算は1,300億円が見込まれています。この制度をうまく使えば、家計の大きな助けになりますね♪2019年10月に消費税引き上げが行われることが決まっています。増税前の駆け込み需要が多くなると、増税後は消費が落ち込む傾向があり、この反動の差を埋めるために、国土交通省では一定の住宅取得者に対する『次世代住宅ポイント制度』を創設しました◎これは、税率10%で住宅の新築・新築分譲住宅の購入・リフォームをする人に対し、商品と交換できるポイントを発行する制度です。若者・子育て世帯がリフォームまたは住宅の購入を行う場合は、付与されるポイントが高めに設定されている点も見逃せませんね♪次世代住宅ポイント制度の対象になるリフォームを確認してみましょう。●断熱改修(窓・ドア・屋根・外壁・天井など)●耐震改修●バリアフリー改修●エコ住宅設備の設置●家事負担軽減に役立つ設備の設置(食器洗い機、宅配ボックスなど)●既存住宅の購入に伴う一定規模以上のリフォーム工事(若者・子育て世帯が対象)基本的には2019年10月の増税後に引き渡される住宅や、19年4月~20年3月に請負契約・着工をしたものが対象ですが、特例的に対象となる住宅もあります。次世代住宅ポイント制度でもらえるポイントは、主に、省エネに優れた商品・防災関連商品・子育て関連商品・健康関連商品などに利用できます。具体的な商品内容については、これから公募によって決定される予定です。1ポイントは1円相当で、戸建ての住宅リフォームの場合、最大ポイントが30万ポイント(特例以外)、すなわち30万円相当の商品と交換ができることになります♡住んでいる地域の補助金制度を知るには?補助金制度の内容は各自治体によって異なるため、個別の確認が必要です。お住まいの地域の補助金制度を積極的に調べ、リフォームの負担を少しでも減らしましょう!検索には、インターネットの『支援制度検索サイト』などを活用するのが便利です♪お住まいの都道府県・支援分類・支援方法などの条件にチェックを入れると、該当するものが表示されます。補助金制度は年度ごとに内容・申請期間が変わるため、最新版を利用しましょう。支援制度検索サイトのほかに、各自治体のHPを確認する方法もおすすめです。正確な最新情報が入手でき、わからない部分があれば、窓口に電話して詳細を聞くこともできます。積極的な行動により、さまざまな補助金制度や優遇制度が見つかるかもしれませんよ♡減税の手続きも忘れずにリフォームに関しては、補助金制度のほかに『減税制度』があるのを知っていますか?一定の要件を満たす工事をすると、所得税が控除されるお得な制度です◎ただし、工事費用をどう工面するかで条件が変わる点に注意しましょう。所得税の減税制度には自己資金でリフォームをした人が対象の『投資型減税』と、ローンを組んだ人のための『ローン型減税』の2つがあります。『省エネ改修リフォーム』を行った場合の控除額と期間を確認してみましょう。『投資型減税』の控除率は工事費の10%で、控除対象限度額は200~250万円(あわせて太陽光発電設備を設置する場合は300~350万円)です。控除期間は改修後、居住を開始した1年間分のみとなっています。一方、『ローン型』は、返済期間5年以上のローンが対象です。工事費用の2%(または1%)が所得税から控除されます。控除限度額の年間上限は12万5,000円ですので、5年間で最大62万5,000円の控除が受けられることになります♡10年以上にわたり、分割返済をする住宅ローンを組んだ場合にも税制上の優遇措置があります♪『住宅借入金等特別控除』は、マイホームを新築・取得・増改築した場合が対象の減税措置です。条件を満たすと実際に居住した年分以後の各年分の所得税額から、ローンの年末残高の合計額を基として計算した額が控除されます。なお、バリアフリー改修工事・省エネ改修工事・多世帯同居改修工事のどれかを含む場合は、『住宅借入金等特別控除』に代わり『特定増改築等住宅借入金等特別控除』が適用になります。(選択可能)減税の申請は『確定申告時』です。『住宅借入金等特別控除額の計算明細書』や『住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書』などの必要書類を添付し、税務局に提出しましょう。住宅借入金等特別控除の詳細はコチラ♪住宅リフォームには一定の要件を満たせば、1年間の固定資産税が減額される『固定資産税の減額』があります。対象は、耐震リフォーム・省エネリフォーム・バリアフリー化リフォームを行った場合です。たとえば『省エネリフォーム』の場合、翌年分の固定資産税額(120平米相当分)の3分の1が減額になりますが、『賃貸住宅でないこと』『工事後の床面積が50平米以上280平米以下』『家屋の床面積の半分以上が居住用の家屋であること』など、いくつかの要件を満たさなければなりません。補助金制度はさまざま!下調べはしっかり行いましょう♪リフォームや増築にかかわる優遇制度は、意外にも多いことがわかりました。一方で、対象になる工事や併用の可否など、条件がやや複雑なので十分な下調べが大切です♪特に、補助金制度においては申請期間があり、工事をする前に申請しなければならないので、情報収集を怠るとチャンスを逃してしまうかもしれません。大きな修繕やリフォームを行う前に、自治体のHPなどを確認するようにしてくださいね。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!
2019年02月19日毎日使うトイレだからこそ、いつでも快適に使いたいものです。トイレリフォームを考えている人に向けて、商品・床材・壁紙を選ぶポイントや費用をまとめました。各メーカーが商品に搭載している、おすすめの機能も紹介します。トイレリフォームは本当に必要?日常生活と切っても切れない関係のトイレですが、リビングなどに比べると家の中ではそれほど目立つ空間ではありません。そのため「使えるならリフォームしなくてもいいかな」と考えている人も多いのではないでしょうか?しかし、トイレは大きな進化を遂げているのです!さまざまな企業が技術を反映させ、掃除のしやすさや節水機能、さらにはバリアフリー化など、時代の流れに合わせたいろいろなトイレを販売しています。リフォームを考えているなら、候補に挙げておきたい場所といえそうです♪タイミングがなかなかつかめず、トイレのリフォームに取り掛かれていないという人もいるでしょう。トイレは、陶器製であれば壊れない限り使用できるため、使うだけであれば100年超えても問題ありません。ですが、長く使っていると汚れが落ちにくくなったり、新型のものに比べると掃除がしにくかったりと、いろいろ不便な面が目に付くようになります。トイレには問題がなくても、内蔵されているタンクの部品は10年、配管やパッキンは20年が寿命です。生活するうえで使いにくさを感じていたり、すでに20年が経過していたりという場合は、リフォームのタイミングかもしれませんよ。トイレは企業努力により、どんどん機能が向上しています。衛生面だけではなく、節水機能にも注目するべきでしょう。一例として、流すときの水量が13Lの家庭が、水量6Lの節水機能が高いトイレにリフォームした場合、なんと約60%もの節水効果が期待できるというデータがあるのです!家庭にもよりますが、4人で暮らす家族の平均的な水使用量を考えると、水道代は年間で約12,000円も節約できることになります♪将来の生活を考え、バリアフリー化するのもおすすめです。今あるトイレに手すりを取り付けたり、段差のない引き戸にしたりすれば、転倒する危険を減らすことができます。もちろん、現時点で介護の必要な家族がいる場合は、リフォームすることでより日常生活が快適になるでしょう。要介護者がいる家庭がバリアフリー工事をすると国から補助金が出るため、費用面でもリフォームのハードルはぐっと下がりますね♪各市町村の自治体でも独自に補助を出している場合があるので、一度確認することをおすすめします。トイレリフォームのポイントいざトイレリフォームの検討を始めても、最初はどこをどう変えられるのかわかりませんよね?ここからはトイレのタイプや人気の床材や壁紙についてご紹介します。トイレのタイプは大きく分けて2種類です。タンク式トイレは昔からのタイプであり、その名の通りタンクと便器が一体化しています。タンクに溜まった水を流して洗浄する仕組みのため、停電していても動くうえに、マンションの上層階のような水圧が低い場所でも問題なく使用可能です。しかし、タンクがある分スペースが狭くなり、掃除がしにくいのが難点でしょう。さらに、一度水を流すと、タンクに十分な水が溜まるまでは洗浄できないのも不便な点です。タンクレストイレは、デザイン性が高いのが魅力です。スタイリッシュでモダンなトイレ空間を実現できます。さらに、タンクがない分空間がスッキリするため、掃除しやすいのもメリットです♪一方、デメリットは、停電時や断水時に水を流せないことが挙げられます。また、水道管から直結するため、マンションの高層階などでは水圧が弱く、設置が難しいケースも多いです。そのため、家の構造や家族の希望に合ったトイレタイプを選びましょう。床材は、自分がどんなトイレに仕上げたいか、目的に合わせて選ぶのがポイントです。多くの人が求めるのは、掃除がしやすくて清潔感が保てるトイレですよね♪防汚効果や凹凸がない床材のほか、掃除に使う水や洗剤で変色しないような、水をはじく床材をおすすめします。以上のポイントを押さえ、最もトイレの床に適しているとされるのがセラミックタイプの床材です。耐久性はもちろんのこと、耐水性にも優れています。光沢があり高級感が出るのもうれしいですね。壁紙の色や柄によって、一気に空間の印象が変わりますよね!ポイントは、おしゃれ感と同時に清潔感を持たせることです。柄は、主張しすぎない小さなモチーフが入っているものだと、落ち着いた空間に仕上がります。「個性的に仕上げたい!」という人は、壁の1面のみを大柄にするなどして、アクセントをつけるといいですよ♪とはいえ、全面を大柄にすると落ち着かない空間になりやすいでしょう。カラーは、清潔感のあるホワイトや、ベージュといった優しい色合いのほか、薄いパステルカラーなどがおすすめです。さらに、トイレ特有の臭いを軽減してくれるような消臭機能付きの壁紙も人気です。臭いの元のガスを消臭剤が吸収・分解し、消臭効果は約10年続くといわれています。リフォームの際には、ぜひ検討したいですね♡トイレリフォームにかかる費用実際にトイレリフォームを実行に移そうとしたとき、やはり一番気になるのは費用面ですよね。一般的には、撤去から設置まで行うと、どのくらいかかるものなのでしょうか。全体の費用と、価格を抑えるコツ、他の住宅設備と合わせたセットプランの場合など、お金にまつわる疑問にお答えします。リフォーム業者や設置する商品、ケースによって価格は変動しますが、トイレリフォームの費用の相場はどうなっているのでしょうか。タンクレストイレに交換する場合、費用は30〜50万円ほどかかるとされています。トイレ全体をリフォームする場合は、タンク式トイレでも20〜100万円ほどかかる見込みです。価格に大きな幅があるため、いくつかの業者で相見積もりをとるのをおすすめします。ホームセンターや電気・水道工事店のほか、設備店や電気量販店、リフォーム専門店などで相談できますよ♪最近では、リフォームに対応している商品が販売されています。これによりトイレの交換の際に床をはがして配管工事を行うといったような、今まで必要だった工程がなくなり、床上のみの工事で済むようになりました。工事の工程が減ることから、費用が格段に抑えられるのです!さらに工期が短くなるため、しばらくトイレが使えないといった困りごとも解消されますよ♪会社によってはキッチンや風呂をトイレとセットにして、水回り設備のリフォームプランとしているところがあります。セットプランの場合、運搬の費用や人件費などの共通する費用が1回分で済むので、ばらばらに頼むよりも安くなりやすいでしょう。さらに、リフォーム会社が、新規顧客を集めるためにお得なセット商品として売り出しているということもあります。トイレ以外のリフォームも検討している人は、ぜひ有効に活用してくださいね♪最低限付いていてほしい、おすすめ機能せっかくトイレをリフォームするのであれば、今までにはついていなかった便利機能がほしいですよね。トイレを利用するときに、最低限付いているとうれしい機能を2つ紹介します。あるとないでは大違いです!きっと、今までよりも快適になりますよ♪冬の時期、トイレに入り便座に腰掛けると、あまりの冷たさに思わず身震いした、という経験がある人も多いのではないでしょうか。瞬間暖房便座は、トイレの便座を温かくし座ったときの不快感を無くしてくれる機能です。トイレに入ると、ほんの少しの時間で便座が温まる仕組みなので、使用していないときに無駄な電気代がかかりません。〔TOTO〕〔LIXIL〕〔Panasonic〕などの大手メーカーから、瞬間暖房便座が販売されているため、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。最近は、省エネに注力した商品が多く発売されています。トイレにも節電制御機能が付いている商品があるため、年間の電気代をよりお得にしたい場合は検討してみるとよいでしょう♪自動節電機能とは、毎日の使用習慣からトイレ自らが学習する機能です。トイレの使用時間が短い時間帯には、ビデやウォシュレットなどの温水洗浄に使う水の温度を下げて節電します。必要なときにだけ温度を上げるので、無駄な電気代がかからないのです。ほかにも、トイレに近づいた際にセンサーが感知し、便器の蓋が開閉する機能もあります。暖房により温められた便座の熱が逃げないため、節電に繋がるのです。メーカー独自の家事時短機能が魅力的各メーカーが出しているトイレには、さまざまな機能が備え付けられています。従来よりもぐっと掃除がしやすくなっている魅力的な商品ばかりです。大手メーカー3社の商品に搭載されている、便利な機能を紹介します。〔TOTO〕から発売されている《セフィオンテクト》というトイレは、便器の内側の表面部分に特殊なガラスコーティングを施しています。なんと100万分の1mmというナノレベルにまで滑らかさにこだわり、汚れはおろか雑菌も入り込めません。耐久性も高いため、毎日のトイレ掃除でも傷がつきにくく、防汚性が長続きします。商品ページ〔Panasonic〕からは、自動でトイレ掃除が完了する《アラウーノ》という商品シリーズが発売されています。洗浄時に泡と水流を使って汚れを落とすやり方で、お掃除してくれます。また、便器の内側は水アカの汚れをはじく有機ガラス系素材が使われているため、自分で掃除するときも楽チンです♪商品タイプによって価格の幅があるので、気になる人は一度公式HPでチェックすることをおすすめします。商品ページ〔LIXIL〕からは、《SATIS》という商品が販売されています。汚れが付きにくい素材であるアクアセラミックの採用も魅力ですが、注目したいのは泡クッションという機能です。溜まった水の表面に泡を張り、使用中の飛沫汚れを抑えてくれます。床や壁の気になる汚れも抑えられるでしょう。《SATIS》の中でもGタイプと呼ばれるものに搭載されているので、購入時はよく確認するようにしましょう!商品ページトイレリフォームで日々の生活を快適に♪リフォームして新型の商品を設置することで、節電・節水効果が期待できるのはもちろんのこと、搭載された新機能により、今までよりずっと家事がラクになりますよ。目的と予算に合わせて、自分にぴったりのトイレリフォームを目指しましょう♪
2019年02月15日キッチンが使いやすくなれば、調理の時間も快適になりますよね。思い切ってリフォームしたいと考えている人のために、キッチンリフォームの種類やかかる費用、業者選びのコツのほか、おさえておきたい注意点をまとめました♡キッチンをリフォームするときのポイントいざキッチンをリフォームしようと決めたとしても、最初は知らないことが多くて戸惑ってしまいますよね。数多くあるリフォーム会社の中から、どんな基準で選べばいいのか、人気のあるメーカーはどこか、どんなキッチンがおすすめか、順番にまとめました。リフォーム会社を選ぶときには、それぞれの特徴をおさえて目的ごとに選ぶのをおすすめします♪大手ハウスメーカー系の会社は、リフォーム部門を持っていることが多いです。大規模な全面リフォームを依頼するときに向いています。リフォーム専門会社は、内装から水回り、増築など、小規模なものから大規模リフォームまで対応可能です。最近は、家電量販店やホームセンターにも、リフォーム専用の相談窓口があります。利用を決めたら一度訪ねてみるのも良いアイデアです♡設計事務所系は、建築士やデザイナーによるリノベーションなどの大規模工事が得意分野です。デザインにこだわりたい人から多く選ばれています。キッチンのリフォームで人気のあるメーカー系企業は〔LIXIL(リクシル)〕と〔TOTO〕といえるでしょう。〔LIXIL〕は、住宅設備を幅広く取り扱う大手企業です。水が流れるたびにシンクがきれいになる排水口や、独自のドアポケット収納など、魅力的な機能がたくさんあります♪一方〔TOTO〕は、水周りの住宅設備を得意としている会社だけあって、キッチンの水回りにも工夫が施されています。洗いものやシンク掃除などの作業をラクにしてくれるうえに、節水まで実現してくれるのがありがたいですね!キッチン収納にはさまざまな種類があります。吊戸棚、食器棚、引き出し収納やシンク下などがメインで、調味料や調理器具、食品などの収納物に合わせて使うのが一般的です。使う頻度が多い調味料を取り出しやすくする小物用ポケットや、引き出しの中にスライドの棚をダブルで取り付けるなどの工夫があれば、必要なものがすぐに取り出せる便利なキッチンになりますね!古くなったキッチンにかかるリフォーム費用キッチンリフォームの際に最も気になるのは、費用面ですよね。まずは、古くなったキッチンのリフォームにどれくらいの費用がかかるのか、相場を知ったうえで予算を決める必要があります。キッチンの新調にかかる一般的な費用と、キッチン周りの床や壁紙を新しくする場合にかかる費用をそれぞれまとめました♪1例として、L型のシステムキッチンの取り替えを想定し、壁面は古いタイル張りからキッチンパネルにリフォームする場合を紹介します。材料や業者、工事範囲によって金額は変動するため、あくまで目安と捉えてくださいね。まずは、キッチンリフォームの全体の流れを知りましょう。最初に、キッチン以外の場所に傷がつかないように室内を養生してから、キッチンを解体します。その後、水や電気などの配線を行い、内装下地の工事や補強をします。それからキッチンを組み立て、配管や配線を行い、最後に内装を仕上げて終了です。あくまでも一般的な目安ですが、キッチンの解体・設置には、材料費や手間賃のほか、配管・ガス管工事・電気配線を含めて90万円程度かかる見込みです。床の張り替えを行う場合、10㎡のクッションフロア張りの工事に2万円程度かかります。壁の工事には、下地となる石膏ボードと壁になるキッチンパネルの材料費・手間賃で、約7万円かかる見込みです。実際に張り替える面積は5㎡を仮定し計算しているため、これよりも広くなる場合はもう少し多く見積もった方が無難でしょう。床と壁紙の張り替えを合わせて、合計約9万円かかる見込みです。素材は何を選べば良いの?システムキッチンに使われる素材はさまざま。手入れを簡単にしたい、安全性を高めたいといった目的のほか、見た目をより美しくしたいなど、目的に合わせて色々な素材の選択肢があります。ガステーブル天板・シンク・キッチンカウンターや調理台の3カ所について、使用される代表的な素材を紹介します♪ガステーブルの天板で使われる素材は主に3つです。1.「ホーロー素材」は、天板の中では安価であり耐久性が高い点がメリットですが、何年か経つと表面の塗装が剥げたり、衝撃を受けて破損すると錆が発生したりするのが難点でしょう。2.「ガラスコート素材」は、ホーロー用の鋼板にガラスコーティングしたもので、カラーバリエーションも豊富です♪ガラスの良さを活かした素材ですが、こちらもひび割れから錆が発生するというデメリットがあります。3.「ガラストップ」は、現代においてガステーブル天板の主流となっている素材であり、耐久性も耐熱性も優秀です♡難点は、重いものを落とした場合には破損する可能性があることと、他の2つの素材に比べて高価なことが挙げられます。シンクの多くは、ステンレス・人工大理石・ホーローの3種類に分けることができます。1.最もポピュラーなのがステンレス製で、昔からの定番ですね!耐久性があり、食器などを落としても割れにくいのがメリットといえます。耐熱性も耐摩耗性も高く、近年はさらに傷に強く、手入れのしやすい新商品が出ています。基本的にカラーはシルバーのみです。2.人工大理石は、なんといっても高級感ある美しさが特徴でしょう!手入れがしやすく、大理石よりも安価で、見た目にも清潔感にもこだわりたい人にはぴったりです♪3.ホーローは、主に海外のキッチンでよく見られます。国内では取り扱っている会社が少ないですが、耐水性・耐熱性・耐久性に優れ、手入れもしやすいという魅力のある素材です。キッチンカウンターや調理台の素材は、人工大理石や天然石、ステンレス、タイル、メラミンなどさまざまです。1.人工大理石は色柄が豊富です。キッチンカウンターに使うと、面積が広い分より華やかさが増すでしょう。天然石も同じく美しさが魅力ですが、天然素材なのでサイズ制限があること、価格も跳ね上がる傾向があります。2.ステンレスは水にも熱にも強い素材です。シンクと接合すれば継ぎ目もなくなり、清潔を保ちやすいのがうれしいですね♪3.タイルは、一般的なモザイクタイルから大判のタイルまでサイズがあり、タイプによって印象がガラッと変わります。壁のタイルと統一すると雰囲気に一体感が出るでしょう。耐水性・耐熱性に優れています。4.メラミンは、硬度が高く液体が染みにくいうえに、低コストが魅力です♡色も豊富なので、インテリアとのバランスがとりやすいでしょう。家事をラクにするキッチンリフォームキッチンをリフォームする際、せっかくなら今までになかった設備を取り付けて、家事をラクにしたいと思う人も多いですよね♪まず一番に思いつくのは、洗いものの手間を無くしてくれそうな食洗器ではないでしょうか。ほかにも、今のキッチンが狭くて器具や材料が置ききれず、調理の効率が落ちているという人は、新たにスペースを確保したいと感じているかもしれませんね。実際に食洗器を導入すると、手洗いの場合と比べてどれくらいの違いがあるのか、また仮置きスペースを作ることでどのようなメリットがあるかを紹介します。食洗器は昔と比べて格段に品質が良くなっています。手洗いでは落ちないようなしつこい汚れを強力に落とし、使われる洗剤が高い除菌力を発揮するため、とっても衛生的♪小さな子供やお年寄りがいる家庭にもうれしい設備です。製品や家庭での使用頻度にもよりますが、給湯器で40℃のお湯を出しながら1回につき65Lの水量を使う手洗いを、食器洗い乾燥機に切り替えた場合、年間の差額は約1万円になります。ガス代が電気代に置き換わるものの、かなりの省エネが期待できるでしょう。節約にもつながるため、キッチンリフォームの際には食洗器の導入は十分に検討する価値があるといえますよ♡調理中は、まな板や調理器具、調味料や食材などがキッチンカウンターに広がるため、スペースを確保するのが大変です。そんな問題を解決するには、キッチンカウンターの頭上の空間を有効活用しましょう。レストランの厨房のように小さな棚を取り付ければ、下ごしらえした食材や切り終わった野菜などを、一時的に置くことができます。スッキリした調理台で効率よく料理が作れますね♪キッチンのレイアウトを変更する場合の注意点リフォームするなら「思い切ってキッチンのレイアウトを変えたい!」という人もいるかもしれません。規模が大きくなる分、費用面はもちろん、工事の際にはさまざまな注意が必要です。例えば、壁付けされたキッチンを周囲に壁のないアイランド式にしたり、片側にしか壁のないペニンシュラ式にしたりする工事は、配線・配管などの位置を変更する分費用が高くなる傾向があります。150〜250万円程度が相場といえるでしょう。キッチンにばかり気をとられていると、リフォーム後にキッチン周りのスペースが狭くなってしまった、というケースもあるので注意が必要です!壁付けタイプをペニンシュラ式やL字型に変更すると、スペースを多くとられてしまうため、かえって調理スペースや通路の幅が限られてしまいます。マンションの場合は要チェックマンションのキッチンをリフォームする場合は、特に注意が必要です。自分が購入したマンションであっても、管理規約や構造上の問題から、リフォームできないケースがあります。マンションの管理規約は、その建物全体の世帯に影響を持っています。1例として、ガスコンロをIHに変更したい、といったケースでは、住宅そのものの電圧を上げる必要が出てくるのです。その場合、マンションの管理組合に確認をとる必要があります。電気やガスの容量変更のほかにも、リフォーム工事中の期間や搬出入など、他の住人に影響する工事は規約の対象となっていることが多いです。リフォームの前には、工事業者と一緒に管理規約の確認をすると安心ですね♪マンションの配管・配線はある程度決められています。そのため、キッチンの位置を移動させたい場合には、住宅の床下にある程度の余裕が必要です。配管の勾配も確保しないといけないので、詳細を決める際は図面をもとに業者に相談すると良いでしょう。情報収集をして理想のキッチンリフォームを!はじめてキッチンをリフォームする人のために、リフォーム会社を選ぶコツや費用の相場、注意するポイントをまとめました。事前にしっかり情報を集めて、後悔しない理想のキッチンリフォームを実現しましょう♪
2019年02月14日もし自宅を好きなようにリフォームできるとしたら、あなたはまずどこを直してみたいと思いますか?今回は、リフォーム情報サイト「リフォーム速報」が25歳以上の男女800人を対象に実施した「一番こだわりたいリフォーム」についてアンケート調査結果をご紹介しましょう!■ 女性と男性ではリフォームにこだわる場所が違う?調査ではまず、「次の箇所をリフォームするとして、一番こだわりたいのはどこですか?」と尋ねました。すると、男性と女性の回答が微妙に異なることが判明!まず女性の回答を見てみると、以下のようになりました。1位が「キッチン」(36.4%)、2位「リビング」(23.2%)、3位が「浴室」(15.7%)で、圧倒的にキッチンが1位という結果となりました。やはり、「台所は女性の城」と言えそうですね。Ushico / PIXTA(ピクスタ)さて、それに対して男性の結果はどうだったのでしょうか?男性は、1位こそ「キッチン」(23.9%)で同じですが、2位は女性よりかなり多い確率で「浴室」(21.9%)、3位が「リビング」(18.6%)という結果となりました。マハロ / PIXTA(ピクスタ)■ 男性と女性が「家に求めるもの」とは?結果を見ると、女性の回答は主婦が頻繁に使うと思われるキッチンが圧倒的多数を占めました。男性もキッチンの重要さは認めているものの、浴室が僅差で2位につけているところを見ると、男性にとっては家の中でお風呂の優先順位が女性よりも上にあることが分かります。また、寝室のパーセンテージも女性より男性の方が圧倒的に高いことから、女性は家にまず「使い勝手の良さ、機能」を求め、男性は帰宅後の「癒し、休息」を求めているようですね。しかし、反対に男性が多くキッチンに立つ家庭では、この逆の現象が見られるかもしれません。Graphs / PIXTA(ピクスタ)お互いがパートナーのそんな気持ちを理解していれば、「家のどこをリフォームするか」でケンカになった……なんて事態が避けられるかも!?■ アメリカでは家のどこをリフォームするとお得?家をリフォームするなら、ただやみくもにお金をかけるのではなく、住宅の価値が上がるように行いたいもの。筆者が住むアメリカでは、ポイントを絞って不動産評価が上がるリフォームだけを行う場合も多いのです。アメリカでは住宅のどこに、どれくらい費用をかけてリフォームすると良いといわれるのでしょうか?urotatsu / PIXTA(ピクスタ)アメリカで大人気の住宅関連ケーブルテレビ局『HGTV』電子版では、投資した額に比較して住宅不動産価値が最も上がるといわれるリフォームを下記のように紹介しています。1位……小規模な浴室の改装(102%)8×10 / PIXTA(ピクスタ)タイルを張り替えたり、バスタブを新しいものにしたりする小規模な浴室の改装をすると最も住宅価値が上がるという結果に。投資額に対し102%のリターンがあるそうです。小規模改装の予算ですが、ここでは約110万円とされています。2位……庭(100%)Cotswolds / PIXTA(ピクスタ)2位は意外にも「庭」。確かに、庭を見栄え良くすることで住宅の印象は一変します。投資額すべてにあたる100%のリターンがあるそうです。前庭や裏庭にアウトドアを楽しめるテラスを設置しても素敵。予算は約50万円と見積もられています。3位……小規模なキッチンの改装(98.5%)ABC / PIXTA(ピクスタ)キッチンは3位でした。小規模のキッチン改装予算は、ここでは約150万円程度とされています。150万円もあればキッチンのキャビネットやシンク、カウンター等を一新することはできそうですよね。投資額に対し98.5%のリターンと見積もられています。saki / PIXTA(ピクスタ)以上、自宅のリフォームに対する男女の意識の違いと、住宅価値が上がるリフォームについてお伝えしましたがいかがでしょうか?リフォームをする際はまず家族のニーズや予算、実現したいインテリアのイメージをじっくり考えてみてくださいね!【参考】※ 【アンケート結果】一番こだわりたいリフォームは?男性は1日の疲れを癒す空間に力を入れたい※ Top 15 Home Updates That Pay Off – HGTV
2019年01月27日自宅介護において、介護する側・される側両方の負担を軽減し、より過ごしやすくするために導入したいのが「介護リフォーム」です。個人の状態によって、難しいと感じる活動内容は大きく変わります。だからこそ必要な場所に適切なリフォームを行えば、できることが大幅に増え、介護する側・される側双方の生活の質が上がることもしばしば。今回は介護リフォームを取り入れる時のポイントや制度、設置箇所や相場などをご紹介します。介護リフォームとはそもそも、自宅介護の際に検討される「介護リフォーム」とはどのようなものかご存知ですか。脳卒中や脳梗塞が有名な脳血管疾患は、介護が必要となる原因疾患の第1位と言われています。脳血管疾患から回復した人は体に麻痺が残ることが多く、ちょっとした段差であっても障害となることもあります。こうした生活の基盤となる自宅の障害を軽減するために行うリフォームを総じて、介護リフォームといいます。介護リフォームの具体的な例としては、手すりやスロープといった道具の設置による、自由度の向上があります。他にも、転倒防止のためにお風呂場を滑りにくいタイルにする、トイレの空間を広くするなどの空間の完備といった方法も含まれます。 介護リフォームのポイント自宅介護を行うからと、安易にリフォームに踏み込むことはおすすめできません。導入のやり方によっては、リフォームしたことを後悔したり、失敗したと感じてしまったりするケースも。リフォームを実施する前に、介護リフォームの際に押さえておきたいポイントをしっかりと理解しましょう。介助者される人の自立をサポートする環境に介護リフォームを行うそもそもの理由を忘れてはいけません。介護リフォームは介護を受ける人の自立度を上げたり、自宅内の危険を減らしたりして、安全安心に暮らせるようにするために行うものです。適切にリフォームするためには、今の自宅ではどこが危険なのか、どんな部分が不便なのかを専門家と話しながら把握することが大切です。リフォームを検討する時はまず、介護に関する専門家であるケアマネージャーに相談するのがおすすめです。介助者の視点もしっかり取り入れたリフォームに介護される側の目線に立ってリフォームを行うことは大前提ですが、それだけに留まっていてはいけません。介助をする側の目線も取り入れなければ、リフォームの成功には繋がらないものです。介助のしやすさを高めるためにリフォームを行い、介護の負担を減らすことも、介護リフォームの目的の一つです。例えば、トイレや廊下のスペースを広げるというリフォーム事例があります。これは、介助を必要とする人の動きやすさのためだけでなく、介助する人が安全に介助する動線を確保するためのリフォームでもあるのです。身体状況にあったリフォーム内容にする介護リフォームを行う場合、取り入れるアイテムや行う場所がパターン化されています。しかし、実際の導入に際しては、パターンどおりのやり方だけでは通用しないことがほとんどです。介助される人、介助する人にとって利用しやすいものや方法で導入しなければ、リフォームの成功には繋がりません。一つ例をあげてみていきましょう。手すりをつけるリフォームを行う場合、必要になるのは手すりのみで、設置したら終わりと考える人もいるでしょう。しかし、その手すり一つであっても、握りやすい直径・素材・形のものを選ぶ必要が出てきます。また、握りやすく安全性のもっとも高い高さに設置するなどの、細かな設計も求められるのです。長期的なプランでリフォームを行う介護リフォームを検討するタイミングは、介護が必要になった時がほとんどです。介護度に合わせてリフォームを行うことは、最低限必要なことだといえるでしょう。また介護が必要になる前、介護予防のためにリフォームを行う人もいます。そうした人も含めてリフォームをより成功させるポイントは、その後数年・数十年という単位でどんなサポートが必要になり得るのかを検討することです。今できていることがだんだんと難しくなることもあるからこそ、長期的なプランでリフォーム内容を検討することが大切になるのです。 介護リフォームで利用できる制度実際に介護リフォームを行う際には、まとまった費用が必要になります。介護や老後のために貯金をしているという人ももちろんいますが、お金の準備が難しい人もいるでしょう。そんな人に向けて介護リフォームを実施する人が利用できる制度が準備されていますので、詳しくみていきましょう。介護保険制度を利用する介護リフォームの際に利用できる制度の名前は「介護保険」です。介護保険は介護を必要とする人にサービスを利用するための費用を給付する公的保険です。介護保険で利用できるサービスのなかには、住宅改修に関するものもあり、条件に該当する人が指定されている住宅改修を行なった際には、費用が支給されると定められています。住宅改修が必要な理由書などを含めた書類と申請書を提出し、工事後に領収書などのリフォームにかかった費用がわかる書類を提出するのが、一般的な住宅改修による費用を受給流れです。やむを得ない事情がある場合を除き、リフォーム実施よりも先に申請する必要があります。支給限度基準額は、ひとり生涯で20万円まで。実際の支給額はその9割(18万円)が上限となります。要介護状態の区分が3段階以上重くなった場合や、転居した場合は、再度20万円までの支給限度基準額が設定されます。制度を利用できる対象者介護保険の住宅改修の給付金を受け取るためには、介護保険が適用される対象者である必要があります。介護保険では加入者を、65歳以上の人が該当する第1号被保険者と、40歳から64歳までの医療保険加入者に該当する第2号被保険者の2つに区分しています。第1号被保険者は原因を問わず、要介護認定または要支援認定を受けた時に介護サービスを受けられます。一方、第2号被保険者の場合は、老化に伴う特定疾患によって要介護・要支援認定を受けた場合にのみ適応されます。つまり、介護保険を利用するめには要介護認定または要支援認定を受けていることが大前提です。次に、介護を必要とする人の年齢が何歳であるのかを確認しましょう。64歳以下の場合は、特定疾患に該当するかどうかの確認をし、該当するようなら制度利用が可能です。利用できるリフォーム条件制度を利用できる対象者であるかどうかの確認を終えたところで、今度は制度の対象リフォームに該当するかを確認する必要があります。介護保険制度の対象となる住宅改修の種類は以下のとおりです。・手すりの取付け・段差の解消・滑りの防止および移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更・引き戸等への扉の取替え・洋式便所等への便器の取替え・その他前各号の住宅改修に付帯して必要となる住宅改修福祉用具・住宅改修(参考資料)|社会保障審議会 介護保険部会(第60回)より引用付帯して必要となる住宅改修の具体例としては、手すりや扉設置のための壁や柱の補強、便器取替えに伴う給排水設備の工事などがあげられます。一方で住宅改修に含まれないリフォーム内容としては、明記されている場所以外のリフォームはもちろんのこと、階段や段差へのリフト設置なども含まれます。 介護リフォーム場所と費用相場それでは、介護リフォームを行う場合の、場所ごとの相場を見ていきましょう。玄関のリフォームと費用相場玄関のリフォームでは、スロープの設置や手すりの設置など、段差へアプローチを行うリフォームが一般的です。スロープ設置はおよそ20万円程度から、手すりの設置は本数や使用する手すりの種類にもよりますが、6万円程度から行えます。トイレのリフォームと費用相場トイレのリフォームは実施できる箇所が多いため、どの程度リフォームするかによってリフォーム費用が大きく違ってきます。一般的なトイレリフォームで想像しやすい、和式から洋式トイレへの変更は18万円程度、すでにある洋式トイレにウォシュレットを取り付ける場合は7万円程度、新規で暖房やウォシュレットがある便器を付ける場合は15万円程度からが相場とされています。他にもトイレ内の手すり設置で5万円から10万円、トイレの扉の取替えに10万から20万程度かかる傾向にあります。お風呂のリフォームと費用相場お風呂のリフォームは他の場所に比べ一つ一つのリフォーム内容の価格が高い傾向にあります。浴室を大きくする際にはリフォーム後の大きさによるものの、40万円程度が相場となりますし、バスリフトの設置を考える場合は30万円程度が必要となる場合があります。他にも滑りにくい床材に変更するのに5万円程度、手すりの設置に5万円程度など、お風呂全体を快適にするとリフォーム代がかさんでしまう傾向にあります。階段のリフォームと費用相場階段でもっとも行われるリフォーム内容は、手すりの設置です。階段の状態によって安全に昇降するために必要とする手すりの本数や長さが変わってくるため、相場に幅がありますが、10万円から30万円と言われています。また、今ある階段に手すりをプラスする方法ではなく、階段自体を作り直し安全性を高めた緩やかな階段にするリフォームを行う人もいます。その場合は30万円以上が相場とされています。 必要な場所を賢くリフォームしよう介護が必要となった場合、長期に及ぶ場合も少なくありません。そうしたケースで自宅介護が必要になった時には、介護を受ける側・介護をする側の両方に配慮した住宅環境に変えて負担を減らすことも介護を続けるための大切なポイントとなります。介護リフォームには、公的介護保険制度が利用できるケースもありますので、介護者の負担を減らし、介護される側の自由度を高められる介護リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。 参考:必ず知っておきたい!介護リフォーム成功のための基礎知識住宅改修|熊本県八代市の介護用品・福祉用具レンタル・介護リフォーム|ケアパーク株式会社介護保険における住宅改修福祉用具・住宅改修(参考資料)公的介護保険制度の現状と今後の役割介護保険制度について介護リフォームのサポート体制について | 中井建設株式会社脳梗塞 | 生活習慣病の調査・統計 | 一般社団法人 日本生活習慣病予防協会
2019年01月23日トイレやお風呂、キッチンなど、家の中でも使用頻度の高い水回りは汚れも多く傷みやすいもの。リフォームの要望や事例も多い場所です。永年経過による修繕や交換以外にもリフォームのきっかけは各家庭さまざまで、使い勝手を良くしたい、もっとオシャレなデザインにしたい、家族が増えたからといった要望も増えています。そこで今回、リフォームとして人気の高いトイレやキッチン、お風呂といった水回りのリフォーム事例を、費用と併せてご紹介します。生活に欠かせない場所だからこそ、水回りのリフォームは優先度高め!国土交通省が行った住宅市場動向調査によると、平成29年度に行われたリフォームのうち、トイレやキッチン、お風呂といった水回りのリフォームは、トータル85.2%と断トツ。水回りは永年経過による汚れや傷みが目立つため、部分別に見ても、毎年外壁と並んで多くリフォームされている場所です。ではさっそく、水回りのリフォーム事例を見ていきましょう。平成29年度住宅市場動向調査(国土交通省)デザイン、機能、衛生に優れた最新式トイレはリフォーム事例も豊富!トイレリフォームの多くは便器の交換ですが、同時にトイレ空間全体をリフォームする事例も多数あります。便器交換のみの場合、ノーマルな洋式トイレから暖房便座や温水洗浄便座への変更で、10万~20万円程度が費用の目安です。また、最新式のタンクレストイレや全自動洗浄機能付トイレに交換した場合では、20~30万円程度が相場といわれています。シンプルなデザインで掃除がしやすいタンクレストイレは、トイレ空間をすっきり見せるメリットも。トイレのリフォーム事例を見ても近年人気なのが見て取れます。さらに、便器に加え壁紙や床面を張り替える場合では、4~5万円程度の費用がプラスされます。明るく華やかな壁紙や、消臭効果・防カビ効果・防汚効果といった機能を備えた壁紙・床材は、トイレリフォームの事例でも多く取り上げられるほどです。ちなみに、これらのリフォームに手洗い場の設置を追加となると、トイレ全体のリフォーム費用は総額50万円程度となるでしょう。費用に幅はありますが、毎日使うトイレだからこそ満足のいくリフォームプランを考えたいですね。ただし、和式から洋式トイレへ交換する場合は、リフォーム事例を見ても工事費が高額になりがちです。工期もかかるため、施工会社にあらかじめ相談してみるとよいでしょう。システムキッチンへのリフォーム事例多数。家事の効率をアップしようキッチンのリフォームは、大半の事例がシステムキッチンへ変更するケースです。費用はどんな設備を選ぶかにより、100万円~150万円程度と幅広なのが特徴。また、キッチンのレイアウトも一緒に変えたいという要望も多く、給水管の交換するリフォーム事例もあるそう。排水管の交換ともなると費用が200万円を超えることもあるため、予算内で満足のいくリフォームを希望する場合は、どこをどう直したいのか、あらかじめ家族や施工会社の方とよく相談することをおすすめします。ちなみに、家族の顔が見える対面式のキッチンやオープンキッチンは今も根強い人気です。また、近年は家族で料理を楽しむ家庭やホームパーティを行う家庭が増え、リフォーム事例を見てもキッチンスペースに変化が見られる模様。キッチンのリフォームは家事の効率アップにもつながります。デザイン性や機能面だけでなく、家事の動線も含めリフォームを計画するとよいでしょう。システムキッチンへのリフォーム無料で見積もりを依頼!お風呂のリフォームはユニットバスが主流。嬉しいオプション機能もお風呂は、浴室全体を気密性と断熱性に優れたユニットバスに交換するリフォームが主流です。ユニットバスとは、浴槽や壁、床、天上がすべて一体化しているお風呂のことをいいます。一体化なのでお手入れがしやすく、現場での設置が簡単。工期が短く、費用も抑えられるといったところがユニットバスのメリットです。一般的なユニットバスへの交換費用は100万円程度が目安。お風呂のリフォームは、事例を見てもわかるように、浴室暖房乾燥機やミストサウナ、浴室テレビ、ジェットバスといったオプション機能が豊富です。「せっかくリフォームするなら」と、内装をグレードアップしたくなってしまうかもしれません。選ぶオプションにもよりますが、費用は150万円程度考えておくとよいでしょう。一方で、浴槽や水栓、内装など、好みのパーツを一つ一つ自由に選んで浴室を作るリフォーム事例もあります。この従来工法と呼ばれるリフォームを選んだ場合、浴槽や壁にタイルを張ったり、デザイン性のある水栓を取り付けたり、オリジナルのお風呂にリフォームすることが可能です。ただし、その費用は200万円を超えることもありますので、施工会社と細かい打ち合わせをし、見積もりを出したもらうことをおすすめします。オシャレで機能的な洗面台で毎日の身だしなみチェックが楽しみに!?お風呂のリフォームに合わせ、洗面所や脱衣所をリフォームする事例も多くみられます。壁紙を張り替えるだけなら数万円ほどでリフォーム可能ですが、洗面台まで交換する場合、洗面台のグレードにより費用の幅が出てきます。洗面台で人気なのは、掃除のしやすいものや化粧台としても使える鏡の大きなもの、シャンプーなどもできる洗面ボウルの大きなものなど。その費用は10万円~70万円程度と要望により幅があるようです。リフォーム事例などを検索し、自分の要望に近いケースを調べてみるのもよいでしょう。まとめリフォームはまとまった費用が必要となりがちですが、使用頻度の高い水回りは、家族全員が毎日使う場所です。リフォームをすることで家族みんなが気持ちよく、便利になったと感じながら快適な生活を送れることが、なにより嬉しいことではないでしょうか。「タウンライフリフォーム」にご相談ください「タウンライフリフォーム」では、リフォームのご相談をお受けしています。・リフォームのアイディアやアドバイスが欲しい・実際のリフォーム費用が知りたい・リフォームプランを提案してほしいまた「タウンライフリフォーム」では、全国の優良リフォーム会社によるリフォーム計画書の作成依頼が、登録無料にてご利用できます。リフォームに関するご相談やお見積り等、さらに詳しくお知りになりたい方は、「タウンライフリフォーム」にアクセスください。タウンライフリフォームで無料見積もりをトライ!
2018年12月28日リフォームを考える場所として多いのが、使用頻度の高い水回り。そのなかでも浴室は、家族が毎日のように出入りする場所です。その分、痛みも目についてしまいます。浴室リフォームを考えている方へ、かかる費用の相場や注意点、補助金などについて解説します。浴室リフォームの種類とは?浴室に限りませんが、リフォームを行う際には、居住している建物の構造を知ることが重要です。新築と違って古い建物の構造部分を触ることになるリフォームの場合、梁(はり)を勝手に取り外したり、柱を何も考えずに取ったりはできないからです。鉄骨造や2×4工法の家に住んでいて、その浴室をリフォームするケースもありますが、現状では、在来木造住宅の浴室リフォームが圧倒的多数を占めています。そのため、ここでは「在来工法とは何か」という点から話を進めていきましょう。在来工法、在来軸組み工法など、呼称はいろいろあるのですが、簡単にまとめると、日本古来の伝統工法の延長線上にあるもと考えてもらえれば問題ありません。街中を散歩していると、たまに新築の工事現場を見かけることがあります。下の写真をご覧いただきたいのですが、このように木の柱が立ち並び、その間を斜めに渡された筋交いと呼ばれる木材が配置されています。これが在来工法と呼ばれるものですが、在来工法には様々な特徴があります。2×4工法、軽量鉄骨構造、パネル工法、ユニット工法など、いろいろな工法があります。その中で、2×4工法で建てた住宅を20年後にリフォームしようとすると、かなりの制限がかかります。それは、在来工法と違ってパネルで建物を構成しているので、そこに穴をあけたりすると強度低下の問題があり、難しいからです。仕口(しくち)などは、一般では使わない専門用語ですが、木材と木材をつなげる部分に金物を使って補強するという意味です。在来木造の場合は、木材の接合部分に金具が取り付けられています。羽子板ボルト、ホールダウン金物などが使われていますが、これらの金物は、構造を強くするための補強です。この金具のおかげで、大きな地震が来ても耐えられるようになっているのです。在来工法以外のハウスメーカーなどもアピールしてはいますが、やはり在来工法の自由性が高いことには異論がないところです。このメリットから考えると、複雑で凝った間取りの住宅を新築したい方は、在来工法を選択するべきです。また、将来的なリフォームまで頭に描いている場合も、新築時には在来工法を選ぶことをお勧めします。【無料】リフォーム費用を一括見積もり比較してみる!ユニットバスへの浴室リフォームよほど凝った高額注文住宅や、お風呂だけは檜風呂にしたいというケースでなければ、現在ではユニットバスが新築住宅の大半で採用されています。味気ないという意見も稀に聞きますが、機能性やお手入れの楽さを考えると、今後もどんどんと採用比率は上がっていくでしょう。防水性の高い素材で天井、浴槽、床などを作成し、それを現場で組み立てるもので、それまでのように現場でタイルを貼り付けるなどの作業がまったく不要になりました。施主には関係ない話ですが、工事業者にとっては施工時間が格段に速くなり、大きなメリットをもたらしたと言えるでしょう。しかし、居住者にとっても大きなメリットをもたらしたのがユニットバス。昔ながらのスタイルで、壁をタイルで仕上げたお風呂はどうしても経年劣化の問題が発生しますが、ユニットバスはその心配が大幅に減少しました。タイルとタイルの間は、コーキングと呼ばれる充填剤で埋めることになるのですが、この部分は時間が経つとどうしてもひび割れなどが発生します。外観上の問題だけならばまだ目を瞑れますが、その隙間から水分が中へと染み込んでいくことになります。こうなると建物本体への影響が懸念されます。その点でユニットバスは、このような懸念や危険性がほぼないと言えます。現場工事の簡略化と問題発生リスクの激減が、ユニットバスを爆発的に普及させたのです。最後にユニットバスの歴史について触れておきましょう。1964年開催の東京オリンピックを目指し、当時の東京は高速道路などのインフラ整備を急ピッチで行っていました。外国人の宿泊施設確保も急務だったわけですが、ホテルニューオータニの新築工事もその一環。ところが、従来の方式で風呂を作っていては工期に間に合わない状況だったのです。そこで開発されたのがユニットバス。突貫工事の甲斐もあり、無事に間に合いました。これがユニットバスの始まりで、ここから遅れること3年後に外国でユニットバスが開発され、今に至っています。【50万円以下】でできる浴室リフォーム事例もっとも安価な浴室リフォームは、シャワーヘッドやカランの交換でしょう。総額も5万円以内で間違いなく大丈夫です。簡単な工事ですが、多機能なシャワーヘッドに取り換えるだけでも快適さは全く違います。予算を少し上げて15万円程度になると浴室暖房機を付けられます。最近では、新築の家だけではなく、賃貸マンションでもごく一般的についている仕様です。また、浴室の全面リフォームは厳しいのですが、在来工法で作った風呂の浴槽だけを交換するのであれば、50万円の予算で可能です。商品選択の幅は狭くなりますが、本体価格や下地の補強などを入れても間に合うでしょう。【50万円~100万円】でできる浴室リフォーム事例予算をここまで取れれば、可能なリフォーム工事も増えてきます。古いユニットバスを新しいものに交換することが可能です。豪華なユニットバスや1.25坪タイプを超えるような商品の選択は難しいですが、ごく一般的な商品を選べば、工事費を含んでもいろいろな選択が可能となります。【100万円~150万円】でできる浴室リフォーム事例古いユニットバスを広くて多機能な商品に代える浴室リフォームの場合が、このゾーンに該当します。カタログ等を見るとわかりますが、ユニットバス単体で100万円を超えるものもたくさんあります。もう一つは、在来工法の家で昔ながらのお風呂を交換するケース。古くてもユニットバスからの交換であれば工事も比較的簡単ですが、在来工法のお風呂をユニットバスに交換するリフォームでは、解体工事が発生します。解体工事をすれば発生するゴミは産業廃棄物になり、合法処分しなくてはいけませんし、ユニットバスを支えるための工事も必要です。【無料】リフォーム費用を一括見積もり比較してみる!浴室リフォームにおける注意点「年を取った両親へのプレゼントとして浴室リフォームをしました」というケースをよく耳にするのですが、工事業者とよく相談をしないと大失敗することもあるので要注意です。とくにユニットバスに関しては幅、高さ、奥行きなどのサイズが決まっています。現状の家のサイズをしっかりと計測したうえで進めなければ、ユニットバスは現場に収まったものの、脱衣洗面所からお風呂に入るときに想定以上の段差ができてしまい、またがないと洗い場に入れない……ということも考えられます。高齢の両親へのプレゼントのつもりが、バリアフリーに逆行するようなお風呂を押し付けることにもなりかねません。また、当初は150万円と見積もられた工事が、いざ解体すると「土台が思った以上に腐っているので30万円ほど追加工事代金が必要です」となり、トラブルになる可能性もあります。浴室リフォームの補助金、バリアフリーについて水回りのリフォームは安くはありません。これは仕方がないのですが、お風呂のリフォームに関しては意外な補助金があるので細かく調べたほうが賢明です。国は中古住宅市場の充実を推進しています。すなわちリフォームに関する補助金も充実しているのですが、お風呂に関してもいろいろな補助金が存在します。例えば、高断熱浴槽。わかりやすく言うと“魔法瓶浴槽”となるのですが、お湯を入れてから4時間経過しても温度が2.5度しか下がらない性能を持った浴槽に代えると、24,000円の補助金が出ます。さらには、高効率給湯器に交換すると、こちらも同じく24,000円の補助金がでます。また、防水性のあるユニットバスを入れると30,000円。脱衣室の耐水性仕上げには8,000円。さらには、床下点検口を設置すると3,000円の補助金がでます。では、バリアフリーを絡めたお風呂リフォームの補助金はどうなっているのか見ていきましょう。お風呂におけるバリアフリーリフォームは、「段差の解消」と「手すりの設置」の2点になります。いずれもかかった工事費の90%まで(上限20万円)が補助金として交付されます。一般的な浴室リフォームに必要な期間浴室リフォームにかかる日数ですが、浴槽の交換だけならば、1日で終わるケースが大半でしょう。ユニットバスからユニットバスへの交換ならば、4日程度あればまず大丈夫。問題は解体工事を必要とするお風呂リフォームですが、7日程度は見ておいた方が無難です。浴室リフォームで快適なお風呂空間を浴室のリフォームは、工事期間中に外風呂にせざるを得ないこともあり、どうしても億劫になりがちです。とはいえ充実した補助金もありますし、最長でも1週間ほど我慢するだけでその後はずっと快適になるのです。浴室は日本人にとってとても重要な空間。あなたもこれを機に浴室リフォームを検討してはいかがでしょうか。今すぐリフォーム費用を無料で徹底比較!プロフィール森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。
2018年12月18日最近は、一軒家のみならずマンションのリフォームをする方も増えています。今の住まいを快適に暮らしやすくしたいと考えるとき、まず気になるのが費用ですよね。相場がどれくらいなのかも交えてみていきましょう!マンションリフォームで住みよい空間に高度経済成長はすでに40年以上前の話。そのころに建築されたマンションでは、経年劣化や使い勝手の悪さが目立つものも増えてきています。新築重視の時代は終焉を告げつつあります。お住いのマンションを売って新しいマンションを購入するのもいいのですが、住み慣れた場所をそのままにしてマンションリフォームをする選択もあるのではないでしょうか。6畳程度を念頭に置きますが、費用は20万円~25万円で大丈夫です。ただし、これは床の張替えだけ。古い畳を処分してフローリングを貼る工事をする場合の話です。実際には、床だけの張替えのみでは壁紙とのコントラストが合わない場合もあり、ついでに壁紙も変えてしまうケースが多いようです。もしも壁紙と天井まで交換するとなると、さらに10万円~15万円ほどがプラスされます。決して安いリフォームではありませんが、古い和室を洋室に変えるリフォームは人気の高いものがあります。若い時は畳の部屋で座る暮らしをしていたものの、夫婦ともに高齢となり、座ることがきつくなってきた……。このような時にこそフローリングにして、床に直接座らない生活空間に変えるのです。畳からフローリングにリフォームをすると、家具も変わります。椅子を置けば座ったり立ったりが格段に楽になりますし、寝室であれば布団生活からベッドにライフスタイルを変えられます。さらには掃除の面からもフローリングはお勧め。クイックルワイパーなどを使えば簡単に拭き掃除ができますし、濃い目の床であれば埃が見えやすいので、汚れたらすぐにふき取ることができて清潔です。特に花粉症などを患っている方には最適。畳だと埃の有無までは見えませんし、畳の目などにどうしてもゴミや埃がたまってしまい、アレルギー症状を起こしやすくなります。収納スペースの不足は、生活する上での不満ポイントNO.1と言ってもいいでしょう。しかし、マンションや戸建てを購入してからそれに気づいても、対処のしようがありません。子供が独立すると、子供部屋として使っていた部屋が空きます。そのような空間を収納としてリフォームすることも、大いに検討の価値があるでしょう。問題はその費用です。例えば、クローゼットドアに鏡面仕様の素晴らしいものなどを使えば、それだけで100万円を簡単に超えてしまいます。ここでは、一般的な材料を使用する場合の金額の目安を示します。安価にできて使い勝手が良くなる代表格が階段下収納でしょう。もちろんスペースが空いている場合となりますが、この工事にかかる費用は10万円程度です。では、6畳の部屋を丸ごとウォークインクローゼットに変えるリフォーム工事では、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。ひとまずの目安としては40万円程度を考えるとよいでしょう。もちろん、中に作る棚の数によって、大きく金額が動きます。あくまでも一般的な棚の数とお断りをしますが、このくらいの金額を目安にされてください。また、新築住宅を購入すると、キッチンには床下収納がほぼついています。一升瓶などを収納できるので大変便利なのですが、醤油やらお酒などのビンをたくさん持っていると、「もう一ヶ所欲しいな」となっても不思議ではありません。床下収納を増やす工事の概算費用は10万円強。少し迷う値段ではありますが、床下収納は思ったより便利ですので、リフォームの際にはぜひご検討を!リビングは、家族が大いにくつろげる空間でありたいもの。とはいえ、何をもって“くつろぎ”とするのかは人によって違うので、リビングのリフォームは多種多様なバリエーションがあると言えます。ここでは、照明を題材に上げましょう。リビングのイメージを変えるのに、照明は大変効果があります。照明そのものを変えることになりますが、かかる費用はピンキリです。シーリングスポットライトひとつをとっても、数万円から数十万円幅がありますので、予算に合わせてリフォーム業者へ相談するとよいでしょう。お風呂のリフォームは、在来工法のお風呂をユニットバスへ変えるケースと、古いユニットバスを新しいユニットバスへ変えるケースで費用が変わってきます。また、古いお風呂を取り除いたとき、床下や壁などが想定よりもひどく腐っていれば、予想よりも費用が掛かってしまいます。このような不確定要素はありますが、浴槽だけの交換で済む場合、50万円あれば大丈夫です。また、100万円の予算が出せれば、低〜中価格帯のユニットバスならばリフォームは可能でしょう。お風呂のリフォームはどうしても値が張りますが、毎日使う場所です。お風呂好きならなおさらでしょうが、水回り空間が新しく変わると生活も一変します。また、ミストサウナ機能を装備したユニットバスをリフォームの際に採用した女性の満足度がかなり高いと聞きました。本来ならば外にある民間施設に出向いて体感しなくてはいけないミストサウナが毎日自宅で体験できるならば、一考する価値があるのではないでしょうか。リフォームを考える場合の対象スペースとして、キッチンを思い浮かべる方も非常に多いでしょう。キッチンメーカーからはどんどん新商品が出てきますし、昔はなかったような工夫を凝らした機能も搭載されています。キッチンリフォームにかかる費用も、選ぶ商品によって変わってくるわけですが、I型キッチンの安価なものを選択すれば、工事費込みで60万円程度を見込んでおけば大丈夫でしょう。ただし、同じ商品でも対面型キッチンになると、工事費として+20万円程度を見てください。キッチンのリフォームはどうしても商品本体だけに目が行きますが、私がお勧めしたいのはコンセントの増設です。現在のキッチンでコンセント数に不満を持っていない方は、まずいないはず。キッチンのリフォームをするのであれば、ぜひコンセントの増設も検討してください。キッチンをせっかく新調したのにタコ足配線だらけ……。それではリフォーム後の満足度は低くなってしまうことでしょう。【無料】リフォーム費用を一括見積もり比較してみる!マンションリフォームにかかる費用の相場リビングリフォームにおいてのボリュームゾーンは50万円から100万円です。凝った仕様にするには予算不足ですが、この程度の費用を見込めば、すっきりしたリフォームは十分にできます。寝室のリフォームは20万円もあれば十分でしょう。ただ、これはクロスの張替えのみとお考えください。フローリングなども変えれば、最低でも50万円程度になります。最後に玄関のリフォーム費用の相場を見ていきましょう。玄関リフォームのボリュームゾーンは20万円~30万円です。この金額を出せば、ある程度の玄関リフォームができると考えます。キッチンリフォームは50万円〜100万円あたりがメインゾーンです。費用をできるだけ抑えたい場合は、IKEAなどに出向いて、20万円程度のキッチンを選ぶのも手でしょう。トイレのリフォーム相場は20万円~30万円です。この予算があれば、便器本体に加えてクロスの張替えも十分にできます。浴室に関してはどうでしょうか。ユニットバス本体が50万円程度のものを選べば、既存の撤去費用などを入れても100万円かかることはありません。洗面台のリフォームも20万円~30万円で十分でしょう。とはいえ、せっかくリフォームをするのならば、タオルを置けるような棚を設置するなど、収納も計画したほうがいいですね。【無料】リフォーム費用を一括見積もり比較してみる!マンションリフォームでの間取り変更マンションであっても、間取りを大きく変更することが可能だとご存知の方は、意外にも少ないかもしれません。単なる間仕切りなどであれば、問題なく除去できます。基本的な構造部分は無理ですが、ほぼ気にしなくても大丈夫だと言えるでしょう。子供が就職や結婚で家を出ていくと、部屋が余るケースが出てきます。そのような場合、壁を取り払って大きな空間を作るリフォームが考えられます。その場合の費用として、25万程度は見ておいた方がよいでしょう。LDKへの全面リフォームは、工事面積が広くなるために、その費用はどうしても大きくなってしまいます。クロスの張替えをするだけといった最低限のリフォームでも、100万円近くの出費は覚悟した方が無難でしょう。では、一般的に皆さんはどの程度の費用をかけてリフォームをしているのでしょうか。ボリュームゾーンとしては200万円~400万円になります。クロスはもちろんですが、LDKの全面リフォームをする方は、間接照明などにもお金をかけることが多い印象です。間接照明を取り入れる場合は、造作工事が必要となりますし、照明自体も新たに購入しなければなりません。照明は値段も様々ですが、上記のような金額にはなってしまいます。さらに、壁一面に腰壁を作ったり、窓そのものを取り換えたりすれば金額が増しますし、カーテンをすべて交換すれば、20万円~50万円程度の出費増となります。こだわった分だけ、上限は青天井と言えるでしょう。【無料】リフォーム費用を一括見積もり比較してみる!マンションリフォームに活用できる補助金昔と比べて、最近は国の補助金も増えてきました。マンションリフォームも同様で、廊下に手すりを設置したり、お風呂をバリアフリー化するなどのリフォーム工事には、もらえる補助金がいろいろあります。国交省のホームページや居住地域の自治体のホームページを調べれば、リフォームに関する補助金の情報が掲載されています。これらを丹念に調べて、利用できる補助金を賢く活用しましょう。国土交通省【各税制の概要】国土交通省『住まいづくりの支援策』今すぐリフォーム費用を無料で徹底比較!プロフィール森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。
2018年12月17日新しく家を建てるときやリフォームを行うときには「こんな間取りの家に住みたいな」という希望をベースにして、なるべく自分の理想に近づけていくものだと思います。しかし、いざとなると、どこが譲れない希望で、譲れるポイントは何なのかを見極めるのに苦労することも……。今回はつくってよかった間取りについてリサーチ。そこで出てきた4つの意見についてご紹介します。■ 1.「対面キッチン」料理中にも子どもの様子を見られるのがいい!「料理中も孤立感がないのが良いです」(30歳/パート)「食器を洗いながらでも、子どもの勉強を見てあげることができるのが嬉しいですね」(34歳/パート)ABC / PIXTA(ピクスタ)リビングと一続きになっている対面キッチンなら、料理中に孤独や疎外感を感じることはありません。いつでも家族との会話に参加することができます。また、来客時にお茶を用意するときなどにもお客様をひとりにすることがないため、お互いに安心感があるというのもメリットといえるのではないでしょうか。■ 2.「リビング横の畳スペース」急な来客にも便利!「お腹がいっぱいになったら、家族みんなでゴロンと横になれるスペースが欲しかったんです」(40歳/正社員)「急な来客時など、なにかと使い勝手がいいんです」(36歳/専業主婦)TATSU / PIXTA(ピクスタ)この他にも部屋のアクセントになったという声や、ひな人形など年中行事のアイテムを飾るスペースとして使用するのに役立つという声も挙がりました。■ 3.「仕事・趣味部屋」他の部屋が散らからない!「仕事や趣味の道具が他の部屋に散らからないので助かっています」(39歳/パート)xiangtao / PIXTA(ピクスタ)同じ空間にいると自然と会話が増えたりするので、夫婦円満のカギとなることもあるのではないでしょうか。■ 4.「ウォークスルークローゼット」家族全員分の服を収納できる!「玄関までの通路と並行するように家族全員の荷物を収納できるウォークスルークローゼットを作りました。だいたいの用がそこで足りるので探し物をすることも減り、予想以上に重宝しています」(42歳/パート)YUZ / PIXTA(ピクスタ)これはパパのもの、これはママの洗濯物、こっちは子どもたちの……洗濯物を取り込んだ後の手間というのはけっこう面倒なもの。洗濯物を振り分ける手間が省けるので、家事の時短にもなりそうですよね。忙しい主婦、ママさんには嬉しい限りです。いかがでしたか?自分にとって、また家族にとって必要で譲れないポイントはどこなのか、しっかりと見極めることが、理想の家づくり(家探し)の第一歩といえるのではないでしょうか。
2018年10月27日キッチン専業メーカーのクリナップ株式会社は、自宅のリフォーム経験がある40~60代既婚女性300名を対象に、「リフォームの理想と現実」に関する調査を実施。その結果、こだわる人が最も多いにも関わらず、リフォーム後に劣化を感じる人が多いのは「キッチン」であることが判明した。リフォームでこだわった場所1位は「キッチン」!しかし……子どもが独立したり、自分の老後を考えたり...ライフスタイルの変化に合わせ、検討する人が多くなる自宅のリフォーム。決して安くはない買い物だけに、リフォーム後「やっぱり使いづらかった」「ここにお金をかければよかった」などの後悔がないようにしたいものだ。そこでクリナップ株式会社では、「リフォームの理想と現実」のギャップについて、5年以上前に持ち家(戸建て・マンション)のリフォームを行った40~60代既婚女性を対象に調査を行った。はじめに、リフォームにおいてこだわった場所をきくと、1位「キッチン」(44%)、2位「トイレ」「バス」(39%)、4位「リビング」(27%)が続き、水回りが上位を占める結果となった。一方、リフォーム後から現在までで「すでに劣化しはじめていると感じる場所」をきくと、1位「キッチン」(22%)、2位「バス」(21%)、3位「トイレ」(14%)となり、「こだわりの場所」であるはずのキッチンが「すでに劣化しはじめている場所」でも1位、という結果になっている。具体的に「キッチン」において後悔しているポイントをきくと、「水回りの使い勝手が悪くなってきている」(42歳)、「とにかく全体的に古い!昭和を感じる」(45歳)などの声があがり、「キッチン」は長く過ごす場所だからこそ“劣化”を感じやすい場所であると言えそうだ。リフォーム経験者83%が「理想のキッチン」と回答、新システムキッチン「ステディア」クリナップ株式会社が今年9月に発売したシステムキッチン「ステディア」は、サビ、水・油汚れ、熱にも強い「ステンレスエコキャビネット」、大容量のオールスライド収納の「フロアキャビネット」、ファンとフィルターを自動洗浄できるレンジフード「洗エールレンジフード」などの便利な設備を整え、時代を経ても輝き続けるキッチンだ。「ステディア」の情報をリフォーム経験者に見てもらい、その感想をきいたところ、8割超が「理想的なキッチンだと思う」(83%)と回答。具体的には「見えない構造体の部分までステンレス製であること」に対しては9割以上が「サビや汚れに強そうな構造だと思う」(94%)と答えており、7割の人が「自分のキッチンにも採用したかったと思う」(70%)と感じている。また、「洗エールレンジフード」に関しては、「いつもきれいに保てそうだと思う」(93%)という評価ポイントが高く、「知らずに損したと思う」(50%)人も半数見られるという結果となった。近年インテリアトレンドは多様化し、個性を演出しつつ空間コーディネートを楽しむ傾向にある。「ステディア」は機能性はもちろんのこと、フロアコンテナ(足元収納)の意匠を一新し、LDK空間に馴染むデザインに進化している。リフォーム経験者もオススメする「ステディア」を、ぜひ次回のリフォーム候補に入れてみてはいかがだろうか。【参考】※ステディアURL
2018年09月26日2018年7月17日(火)、18日(水)に東京ビッグサイトで『リフォーム産業フェア』が開催されました。昨年に引き続き夏水組とのコラボが実現。LIMIAが考える5つのインテリアトレンドを発表しました!会場の様子をレポートします。これからリフォームや模様替え、DIYを考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね♪1. エリソンナチュラルLIMIAでは昨今のトレンドとして「エリソン・インテリア」を挙げていました。そこにナチュラル要素を取り入れた、よりくつろげるテイストの「エリソンナチュラル」が今の気分。「エリソン=ハリネズミ」の白、ベージュ、グレーを基調に、黒をアクセントとした、あたたかみのある空間です。素材にはナチュラルウッドを取り入れたいところ。グリーンも多めに飾りましょう。もし「エリソンナチュラル」を意識してリフォームするなら、こんなウッディなドアを選んでみるのはいかがでしょう。こちらは〔クラフトレーベル〕シリーズのワイルドオーク柄。ドアを変えるだけで、まるで南仏の邸宅のような雰囲気に格上げされますね。〔クラフトレーベル〕はこちらをチェック♪夏水組が提案する床材の切り返しはぜひ真似してみたいテクニックです。今回フローリングと合わせているのはフレンチアンティークのクッションフロア。広いフロアでなくても、例えば洗面所やトイレの床などに貼りやすいクッションフロアを部分的に使ってみる“プチリノベ”なら簡単にトライできますね!2. ニュージャポニズム19世紀にヨーロッパでもてはやされた「日本趣味」が再びブームの兆し。ただ和室に仕上げるのではなく、大胆に明るい色を取り入れたり、空間に遊びを持たせましょう。例えば壁紙をビビッドな色柄のものにしてみるだけでも印象は変わります。琉球畳をモザイク状に敷いてみるのもいいですね。和室だからといって家具も和のものにとらわれる必要はありません。低めのソファ&カフェテーブルを置いてみるのはいかが?和室で面積を占めているのが襖。ニュージャポニズムを再現するなら、ありきたりな襖紙ではなく、「派手すぎるかな?」と思うぐらいの柄を選んでみることをおすすめします。いくらでも張り替えられるのが襖紙のいいところですから、季節ごとに替えてみるのもありですね!ブースに登場したこちらの壁紙は、〔大場紙工〕と夏水組とのコラボアイテム。題して「月に鶴」とまさにニュージャポニズムにぴったりのデザインです。ご紹介した襖紙の購入はこちらから♪ ミニマルリュクス家具も小物もできるだけ最小限に。色味も抑えてシンプルに。そんなミニマリストたちの部屋にも変化の兆しが。リュクスな小物をポイント使いするのがトレンドのようです。素材はゴールドや真鍮であったり、大理石などのソリッドなものがベストマッチ。これらはモノトーンインテリアがお好きな方にもぜひ取り入れていただきたいテイストです。お部屋のトレンド感が一気に増しますよ。まずはパウダールームなどの小スペースからリュクスに仕上げるというのも◎。水栓金具や鏡、タオルのフックなどをゴールドに替えてみたり、パーツからトライしてみましょう。ちなみにこちらのラグジュアリーな洗面台は〔KOHLER〕のもの。まるで海外のおしゃれなホテルのようで、気分が高まりますね♪KOHLER アフリカンパッションファッションのみならずインテリアでも注目されているのは、熱っぽくてエネルギッシュなアフリカンテイスト。家の雰囲気をガラリと変えたいと思っている方にはぜひチャレンジして欲しい!夏水組セレクトのこちらの輸入壁紙のように、ビビッドで個性的な柄のものを大胆に貼ってみましょう。ラグやクッションカバーなどのファブリックでも表現できますね。動物モチーフのものもぜひ探し出して飾りたいアイテム。スツールがあればインパクト大ですが、卓上やキャビネに飾れる小さな置物でも十分。そして、グリーンは多すぎるくらいがちょうどいい感じ。手入れの手間のかからないフェイクグリーンも織り交ぜてみてください。ボタニカルを通り越して、アフリカのワイルドな自然を部屋の中で再現しましょう!5. アウトドア&トラベルブームが高まっているキャンプですが、ご家族で本格的に道具を揃えてアウトドアを楽しんでいる方も多いのでは?それならばいっそおうちの中にもアウトドアの要素を取り入れてしまいましょう!男前なカートやスーツケースをそのまま家具として使ってみたり。食器も、キャンプで使用するものをそのまま食卓に並べるのもいいですね♪お子さんの遊びスペースとして、お部屋の中にハンモックを吊るしたりミニテントを据えても楽しそうです。家族でワイワイとキャンプ気分で過ごせる空間をぜひ作り上げてみてください。もし本格的なリフォームをご検討中なら、こんな風にリビングにレンガを用いてみるのもいいかも!?手っ取り早く再現したいならクッションフロアを敷いちゃいましょう。DIYした男前な家具もピタリとはまるインテリアです。あなたが好きなインテリアは?投票はこちらから!空間デザインを手がける夏水組とのスペシャルコラボで実現した、LIMIA発の2018-2019インテリアトレンド。5つのテイストをご紹介しましたが、あなたの好みはどれですか?下記のアンケートからぜひご回答ください!みなさまの投票をお待ちしています!あなたが好きなインテリアは?投票はこちらから!●デザイン、施工:夏水組●家具協力:MONTAGE●雑貨提供:DecorInteriorTokyo夏水組 Interior Tokyo
2018年08月10日「リフォームって、どこに頼めばいいの?」初めてのリフォームは、未知の世界。TVなどで見かける、欠陥住宅の事例が頭をよぎり、どのリフォーム会社に依頼すればいいのか、悩みますね。そこで、リフォーム会社を決めるときに失敗しないための3つのポイントを、我が家にとってはじめてのリフォームだったユニットバスリフォームを例に挙げながらご紹介したいと思います。■ 1.情報を比較すること!見積もりは複数の会社からもらうはじめてのリフォームは知識が乏しいと思いますので、比較からはじめることをオススメします。ネットなどで事前に情報を集めることは大切ですが、あくまでもそれは一般的な情報。自宅のリフォームの条件と同じとは限りません。“自宅の場合”を比較するには、複数のリフォーム会社から見積もりをもらうことで可能になります。ucchie79 / PIXTA(ピクスタ)比較サイトを選ぶリフォーム会社を比較するには、比較サイトを利用すると手軽です。ただ、その比較サイト自体が数多くあり、まずは比較サイトを選ぶという作業が発生してきます。Google検索で“リフォーム比較サイト”などと入力して、上位に表示されているものから、いくつかピックアップして登録しました。リフォーム業者選び比較サイトに登録し、条件を入力すると、数社のリフォーム会社をピックアップしてくれます。その業者のホームページなどの情報を見ながら、大手リフォーム会社、個人経営の工務店など、規模や形態にバラツキを持たせ5社にしぼりました。■ 2.見積もりを取ることで知識が豊富になる!SoutaBank / PIXTA(ピクスタ)ピックアップが済んだら、次に見積もり依頼。リフォーム箇所をチェックしてもらいます。このとき、大手リフォーム会社から順に頼むといいかもしれません。というのも、大手会社は営業担当者が見積もりに来ることが多く、リフォームに関する説明、資料がしっかりしているので、予備知識ゼロの状態から、一気に情報通になることができます。見積もり1社目にきちんとした情報を得られると、それをもとに「価格」「工事日数」「工程」などを比較できるので、2社目以降の会社とのやりとりが、グッとスムーズになります。■ 3.不具合が生じたとき対応してくれるかを確認見積もり時に必ず確認したいのは「施行後、何らかの不具合が生じたとき、どのような対応をしてもらえるのか」ということ。ABC / PIXTA(ピクスタ)不具合が生じたとき、どのような対応をしてくれるのか、補修なのか、工事のやり直しなのか、対応してくれる期間はいつまでかなど、少々不躾だと思われるような質問もしてみました。これによって、責任の所在が曖昧なリフォーム会社、対応してくれるかどうか信頼できないリフォーム会社などをふるいにかけることができます。見積金額に40万円近い差が5社が見積もりのために自宅に来ることは、とても負担に感じます。しかし、1週間程度で各社から届いた見積書には、最大40万円近い差がありました。その見積書の内容についても、事細かに内訳が記入されているところと、ざっくりとした金額しか記入されていないところ、内容はさまざまです。■ 番外編・疑問を担当者に直接ぶつけてみて見積もりと担当者の印象などから2社にしぼりましたが、そのどちらにするか、悩みました。担当者も見積書もすべてにおいて信頼できる、と感じたA社。担当者は良かったけれど、見積もりがザックリしていて、価格が安いB社。KY / PIXTA(ピクスタ)迷っていた時に、頻繁に連絡をくれるA社の担当者に「心情的には頼みたいと思っているが、価格が安いB社と迷っている」ことを直接ぶつけてみたところ、専門家目線で、当該工事のチェックポイントのアドバイスをもらうことができました。担当者との信頼関係ができたと感じたら、ぶっちゃけ話をしてみることも一手かもしれません。リフォームは金銭的にも時間的にもかなりの負担があります。失敗しないために、きちんと比較検討し、ときにはやや突っ込んだ質問もぶつけてみながら、頼んでよかったと思えるリフォーム会社を選びたいですね。
2018年06月17日家の新築やリフォームなど家を建てるときに、間取り決めと同じくらい慎重になるのが「設備」と「建材」選びです。これらを見学できるショールームが、日本全国にたくさんあります。しかし、あまりにも数が多くて、どこをどのように見たらいいのか、初心者には分かりづらいかもしれませんね。そこで、上手に利用するためのポイントを、ハウスメーカーでのインテリア設計、住宅情報誌の編集長を経て、フリーのエディター&ライターとして活躍している住設備のスペシャリスト岩間光佐子さんが指南!ショールームを上手に巡るための8つのポイントをご紹介いたします。POINT1. 場慣れするために、アイテムにこだわらず、一度行ってみる!ショールームには数多くの商品が、広いスペースに展示されているため、初めて訪れた人は、あまりの情報量の多さに圧倒されてしまいます。まずは、場慣れするためにも、近場にあるショールームに行ってみるのがいいでしょう。kou / PIXTA(ピクスタ)受付でショールーム自体の資料やフロアガイドをもらい、分からないことは質問しましょう。ショールームのつくりを把握し、必要な展示や情報がどこにあるのかを確認すれば、効率的に見学できます。近年のショールームは、実際の暮らしの空間を提案する空間展示が多く、よりイメージをつかみやすくなっています。POINT2. 最初は、アイテムの種類・量が分かる「総合型」ショールームへイグのマスタ / PIXTA(ピクスタ)「これから家を建てようかな」という場合、キッチンやバスなど、個別に細かい部分を見るのではなく、まずは家全体を見渡し、理解することが大事です。「総合型」のショールームなら、キッチンやバス、建材などのアイテムがひととおり展示されているので、家を建てるために「どれほど多くのアイテムを、決めなければならないか」が理解できます。住宅設備であるキッチンやバスは想像できても、窓や室内扉といった建材などのアイテムも選択して決めなければならないことは見落とされがちです。POINT3. 行くまえに「何を見るか」を、事前にネットなどでリサーチショールームに行く前に、そのメーカーのホームページで、取り扱っている商品やデザインの傾向、価格帯などを大まかに把握しておくことをオススメします。こうした理解のうえで、実際に「何を見るべきか」を頭に入れておけば、ショールームに足を運んだときに無駄な時間を省けます。施工が進むと、ハウスメーカーや工務店の担当者同行でショールームに行き、キッチンやバスなどのアイテムを決めなければいけない時期が来ます。このときに、「これがいい!」と自信を持って言えるようにしておきたいですね。自然素材を用いたいなど、こだわりのある人ほど、「何を見るか」という目的を明確にして、ショールームを訪れるべきです。POINT4. オシャレは無用!疲れるので動きやすい格好、歩きやすい靴で。Graphs / PIXTA(ピクスタ)ショールームによっては、1日ですべてを見て回るのが無理なほど、膨大な量のアイテムが展示されています。だから、ただ見学するだけでも、疲れてしまうもの。また、見るだけでなく、空間に入って体験したり、設備を操作したり、様々な動作をするので、動きやすい格好、歩きやすい靴で出掛けたほうがいいでしょう。キッチンの高さを確認するため、靴を脱いだりする場面も多いので、女性でもヒールは避けたほうが良さそうです。ショールームはショッピングの場ではありませんから、オシャレの必要はありませんよ。POINT5.図面、筆記用具…etc.ショールームに行くときの必需品とは?CORA / PIXTA(ピクスタ)ひと昔前までは、ショールームに行くならメジャーは必須の持ち物でしたが、現在は貸し出してくれる場合もあります。もちろん、使い勝手のいいメジャーを持っているなら持参するといいでしょう。自分が使いたい設備やアイテムのサイズ、動きやすい空間スペースなどを確認しておきましょう。freeangle / PIXTA(ピクスタ)家づくりの状況にもよりますが、そのほかには、図面や筆記具やノート、カタログやパンフレットを持ち帰るための手提げ袋。事前にチェックした資料も持参すれば、よりアイテムの理解が進むはずですよ。POINT6. 体感しなきゃソン!何でも実際に触ってみて、試せる設備は、すべて試そうカタログで勉強するのも大事ですが、実物を見て、触ったり動かしてみなければ、実際の使い勝手や質感は分かりません。それを可能にするのがショールーム。どんな設備やアイテムでも、遠慮なく触れたり操作してみましょう。床や壁は暮らしの中で直接触れるものなので、触って質感を確かめましょう。また、トイレやバスなどの素材感やサイズ感、掃除のしやすさは現物を見ないと分かりません。ショールームのトイレには、現品が備え付けられ実際に使用できます。また本当に入浴できるショールームもあります。試せるものは、すべて試したほうがいいですね!POINT7. 全部を持ち帰るには重すぎ!カタログ、資料は選んで持ち帰ろう!!anju / PIXTA(ピクスタ)ショールームにはカタログやパンフレットが大量に用意されており、「せっかくだから」「必要かもしれないから」と大量に持ち帰ってしまいがち。ところが、もらってくるだけで満足してしまったり、情報量が増えて、かえって混乱してしまうケースが多いのです。そうならないためには、ショールームでしか手に入らないカタログだけを持ち帰ればいいのです。あとで取り寄せることもできるので、どうしても欲しいなら、大枠を理解できる総合カタログや、流行を把握できる新商品のカタログを選べばいいでしょう。POINT8. 家の基本性能に関わるアイテムは、地味だけど要チェック!pearlinheart / PIXTA(ピクスタ)電気やガスなどの設備機器や、窓ガラスなどのショールームは家の基本性能に大きく関わるアイテムなので、ぜひ行ったほうがいいと思います。naka / PIXTA(ピクスタ)例えば、ペアガラスなどの断熱ガラスと普通のガラスの断熱効果の違いは数字だけではピンと来ませんが、ショールームでは肌で違いを感じられます。家の基本性能は、長年暮らしていく住まいのランニングコストに大きくかかわってくるもの。この種のショールームは、建築のプロの同行が前提のところもありますが、一般の人でも入ることができます。新築やリフォームなどをする際は、住宅設備機器メーカーのショールームを見学する前に、ぜひこれらのポイントを確認してお役立てください。海道建太=イラストこちらの記事は、住まいの設計2017年3-4月号にも掲載中!【巻頭特集】快楽的!住宅設備・建材生活家族が毎日健康に過ごせる設備や家事を楽しむための工夫など。現代の家をバージョンアップする設備や建材情報が満載です!
2018年05月03日中古住宅を買って、自分好みにリフォーム・リノベーションする人が増えています。うまくいけば新築よりも手頃な価格で間取りや内装を自分好みに変えられる点が魅力のリフォーム・リノベーションですが、工事を依頼する業者を間違えると、取り返しのつかないことになることも……。今回は、リフォーム・リノベーションで後悔しないために、「こんな業者に頼んじゃダメ!」なNGポイントについてお話ししたいと思います。SoutaBank / PIXTA(ピクスタ)■ NGポイント1.建築士などの資格者がいない木造2階建てやマンションのリノベーションの場合、増築をしなければ、多くの場合確認申請が要りません。確認申請がないということは、第三者の検査やチェックがないということです。freeangle / PIXTA(ピクスタ)行おうとしているリフォーム・リノベーションが構造・設備的にも適切なものか、判断しようがありません。建築士がリフォーム・リノベーションプランを設計し、きちんと監理を行う会社を選ぶことをオススメします。■ NGポイント2.サービスの有料、無料についての説明が曖昧最初の打ち合わせで、どの相談から有料になるのかを説明してくれない営業マンがいます。何度かプランを提示されたあと、お断りをするとします。タカス / PIXTA(ピクスタ)そのときに、今までかかった経費を請求される場合があります。もちろん経費を請求してくること自体は悪いことではないのですが、「本プラン以降は有料になります」など事前の説明は必要です。どこまでが無料で、どこからが有料になるかの説明を、事前にきちんと説明してくれる会社を選びましょう。■ NGポイント3.実績と経験が少なく施工レベルが低い業者を決める前に、どれぐらいの施工レベルなのかは、ぜひ知りたいところです。施工業者のホームページには、たいてい過去の施工事例などが掲載されていますが、写真だけではわからない部分もあります。freeangle / PIXTA(ピクスタ)現在施工中の現場があれば、見学できないか確認してみましょう。モデルルームなどがあれば、そこで確認するのも良いでしょう。具体的な施工現場について、見学や説明などきちんと対応してくれる会社を選びましょう。■ NGポイント4.事業者団体に加盟していない、建設業許可などを得ていないリフォーム・リノベーション工事の請負金額が、500万円(一式の場合1,500万円)未満であれば、建設業の許可が不要です。建設業の許可とは、国土交通大臣または都道県知事によって出される営業許可のこと。建設工事に関して専門性を有しているか?金銭的信用があるか?などを審査されます。ucchie79 / PIXTA(ピクスタ)リフォーム・リノベーション業者の中には、要件を満たしていないため、建設業の許可をとっていない業者も存在します。また、建築工事保険、賠償責任保険、リフォームかし保険など、万が一のトラブルに備えて保険に加入している会社を選びましょう。トラブルがあった場合、工事に対して賠償金が支払われます。■ NGポイント5.工事の補償やアフターサービスが充実していないリフォーム・リノベーションが終わった後で、不具合が起きたり、欠陥が発覚したりすることがあります。その際の補償・範囲・期間などは、リフォーム・リノベーション業者によって異なります。また、欠陥がなくてもアフターサービスが1か月・3か月・半年・1年と、充実していることが大切です。工事の補償やアフターサービスについて、事前に文書などにより十分確認し、補償内容や範囲・期間が充実している会社を選びましょう。さわだゆたか / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか?新築よりも、手軽で安価に見えるリフォーム・リノベーションですが、残念ながらトラブルが多いのも事実です。きちんとした物件と工事業者を選んで、失敗のないリフォーム・リノベーションを実現してくださいね。(しかまのりこ)
2018年05月01日そろそろリフォームしなければ……。とお考えの方、リフォームでもらえる補助金があることをご存じでしょうか?全額自費でリフォームするところを、補助金を活用することができればとてもお得ですよね。平成30年度も利用できる補助金制度をご案内します。認定長期優良住宅にする場合は200万円の補助も?「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が施行されたのは2009年。この法律は長期優良住宅の促進により、環境負荷の低減と将来世代に良質な住宅ストックを残すことを目的として、当初は新築住宅に対しての優遇制度でしたが、リフォームにも補助金が出るようになったのは2014年からです。長期優良住宅化リフォーム推進事業は、質の高い住宅ストックの形成、子育てしやすい環境の整備、三世代同居の実現などに関連するリフォームの推進を目的としています。補助の対象は、劣化対策・耐震性・省エネ対策・三世代同居改修工事などにかかるリフォーム費用です。補助額は上限を100万円(認定長期優良住宅にする場合は200万円)として工事費やインスペクション費用などの合計額の1/3以内です。※三世帯住宅の場合は、上限が50万円上乗せされ150万円(認定長期優良住宅は250万円)になります。※平成29年度の申請提出期限は平成30年3月23日まで延長されています。自治体による住宅リフォーム支援制度地方自治体によって、省エネルギー化・耐震化・バリアフリー化・環境対策に関連するリフォーム支援を実施しています。主な支援制度に以下のようなものがあります。(1)高齢者福祉住環境整備高齢者の方が住み慣れた自宅で自立して安全に暮らせるよう、改修工事費の一部を給付する制度です。介護認定を受けていない65歳以上の人が対象となり、限度額は20万円です。工事内容は、手すりの取り付け・床段差の解消・滑りの防止や移動の円滑化のための床材の変更・引き戸等への扉の取り替え・洋式便器への変更・これらに伴う付帯工事・福祉用具など。また、自治体によっては、各設備(浴槽・流し台・洗面台・洋式便器・IHクッキングヒーター・階段昇降機やホームエレベーター等の改修工事の給付を実施しているケースもあります。対象者は同じく65歳以上のご家庭で、日常生活の動作などに困難があり、介護予防や自立支援の観点から設備の改修が必要と自治体が認めた場合に限ります。給付限度額は自治体によって異なります。(2)木造一般住宅簡易補強工事助成金地震による建物の倒壊などを未然に防ぎ、安心・安全な住まいや町づくり実現を目的として耐震診断や耐震性向上のための補強工事などへ助成が実施されています。この助成金の対象となるは昭和56年5月31日以前に工事着工した旧耐震基準の建築物です。中央区の場合、耐震補強工事の助成金は、工事費用の1/2(限度額300万円)、高齢者や身障者のいる世帯は工事費の全額(限度額300万円)。簡易補強工事(1部屋補強など)の助成金は、工事費用の1/2(限度額150万円)、高齢者や身障者のいる世帯は工事費の全額(限度額150万円)。助成金を利用するには、耐震診断や補強工事の契約前に申請が必要です。また、地域の業者に工事を発注することなどが条件になっています。(3)新エネルギー・省エネルギー機器等設置費補助金地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの低減を目的として、新エネルギー・省エネルギー機器等を導入する場合、費用の一部が補助される制度です。例えば新宿区の場合、太陽光発電システムは1kWあたり10万円(上限30万円)、太陽給湯システムは本体価格の20%(上限は30万円)、太陽熱温水器は本体価格の20%(上限10万円)、エコキュートやエネファームの設置は定額10万円、高反射率塗装2,000円/㎡(上限20万円)、雨水利用設備本体価格の50%(上限2万円)、断熱窓改修は施工費の25%(上限10万円)となっています。上記の他にも、自治体によってさまざまなリフォーム支援のための助成制度や補助金制度が実施されています。リフォームをお考えの方は、まずお住まいの自治体にどのような支援制度が実施されているのかホームページなどで確認し、賢いリフォームにつなげてください。
2018年03月03日暗い雰囲気になりがちなトイレ。でも、100円ショップのアイテムで、簡単にリフォームすることができますよ。あまり器用ではない方でも手軽にできる、トイレをリフォームするポイントを紹介していきます。トイレのリフォームのポイント①/タンクにシールを貼るタンクに好きなデザインやキャラクターのシールを貼ると、お手軽に雰囲気を変えることができます。フタを閉めるとイラストが見えるので、温水洗浄便座などには、節電効果も期待できますね。トイレのリフォームのポイント②/トイレットペーパーをつつむ100円ショップには、ワックスペーパーやペーパーナプキンが売られています。どちらを買っても、トイレットペーパーを包むのには問題ありません。ただし、ワックスペーパーのほうが水や汚れに強いので、トイレに向いているかもしれませんね。包んでみると、とってもおしゃれになりました。生活感がなくなり、すっきりとした印象に変わりますね。ラッピング用紙やペーパーナプキンなどで、雰囲気を変えてみてはいかがでしょう。トイレのリフォームのポイント③/紐でぶらさげる麻紐に好きなデザインのカードをくっつけて、オリジナルの飾りを作れます。自作に自信がない方は、そのままぶら下げることができるこのようなアイテムがおすすめ。あらかじめ紐と飾りがついているので、簡単に飾りができますよ。少したるませるかまっすぐにするか、左右を止める位置によって雰囲気を調節できます。セロハンテープで壁に固定すると、壁と自然にマッチします。つけた跡が目立たないし、壁に穴を空けることもないので、賃貸住まいの方にもおすすめ。トイレのリフォームのポイント④/タンクにお花を飾る寂しくて、暗い印象になりがちなトイレ。でも、お花があると、イメージがぱっと明るくなります。100円ショップの造花なら、枯れる心配がなく、お手入れも不要です。生花よりも、気軽に扱うことができるので、ズボラな方にもぴったりですね。トイレのリフォームのポイント⑤/リメイクできるアイテムを使う賃貸にお住まいの方は、シールになっているリメイクシートを使うのは、剥がしにくくなる可能性があるので要注意。でも、ラッピング用紙なら手軽で安心。セロハンテープで壁に貼ることができ、剥がすときもラクラク。トイレ全体を、手軽にリフォームすることができます。レンガ風やレトロ風、アメリカンなど、さまざまなデザインが勢ぞろい。自分好みの空間が簡単に作れますよ。トイレのリフォームで失敗しないために……持ち家なら、雑に壁紙を剥がしてしまっても問題ありませんが、賃貸物件には原状回復という義務があります。リメイクシートは長期間貼っていると、剥がしにくくなることも。そのため、賃貸にお住まいの方は注意が必要です。そのような人は、手持ちの家具や冷蔵庫などでリメイクシートを使うのがおすすめです。まとめ100円ショップのアイテムなら、気軽にリフォームすることができます。シールやテープなど、手先が器用じゃなくても、簡単に作業ができるアイテムがそろっています。ぜひ、トイレのリフォームにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
2018年02月07日2017年の住宅リフォーム市場規模は、6.3~6.6兆円を予測する。現時点(2017年第3四半期)で、前期比増で推移する見込みである。「増改築工事(10平方メートル超+10平方メートル以下)」は、前期比11.9%減となったものの、「設備修繕・維持関連」が同10.4%と2桁増となっていることから、2017年は通年でプラス成長になるものと考える。出典:(株)矢野経済研究所「住宅リフォーム市場に関する調査(2017年)」(2017年7月7日発表)上記調査を行った矢野経済研究所はさらに、2025年の住宅リフォーム市場規模を7.2兆円、2030年を7.1兆円と予測しています。このように近い将来、成熟期の到来が見込まれている市場のため、当面は大手企業によるシェアの奪い合いや、中小企業が独自の市場セグメントを切り開くなどの動きによって市場が形成されていくことが予想されます。2017年、消費者の動きそれでは消費者の視点でみたとき、2017年のリフォーム市場にはどのような動きがあったのでしょうか。下記は「リフォームO-uccino」利用時に、消費者がフリーワード入力した「希望するリフォーム内容」のなかから、頻出度の高い単語を抽出したものです。▲ワードクラウド2017年・2016年比較※UserLocalテキストマイニングで分析消費者によるリフォームへの積極的な参加2017年の特徴のひとつに、リフォーム依頼者が「工事の一部分を自分たちで行いたい」と希望するケースが多くあったことが挙げられます。「自分たちでできる部分はDIYで行おうと思っています」「自分で張り替えるので現在のフローリングをはがしておく所までお願いしたいです」「DIYが趣味なので工事が終わったら自分でやるつもりです」といった内容です。自分で行うのはコスト削減を期待することももちろんですが、リフォームに積極的に参加したいという気持ちの表れ、DIYが趣味として広く一般化していることなどがあるでしょう。会社選びの事前準備の充実これまで「リフォームO-uccino」のようなリフォーム会社比較サイトは、リフォーム会社選びの最初の1手として使用されることがほとんどでした。これが徐々にではありますが、リフォーム検討者が独自に取得した見積もりやプランとの比較のために利用される件数が増えてきています。この場合、依頼の段階から予算や見積もり金額がリフォーム会社に提示され、条件を満たせる会社のみ現地調査を依頼する、という流れになります。消費者の情報収集力の向上により、より良い条件でリフォームを行える会社が選ばれるようになっています。「新しい・欲しい」から「良い・安い」へ▲特徴語マップ2017年・2016年比較※UserLocalテキストマイニングで分析2016年は「新しい」ものや「欲しい」ものをリフォームの希望内容としてあげる人が多かった一方、2017年は「良い」もの、「安い」ものがより多く求められていました。工事条件が同じではないなかでの比較のため一概には言えませんが、見積もりの相場や適正価格が分からない、施工が適正に行われるか不安など、不透明で曖昧な点が課題のリフォーム業界にあって、消費者が判断する「良い」もの、「安い」ものを工事内容に反映させることを求めている傾向がうかがえます。2018年の注目ポイント!「モノ」だけでなく「コト」が新たな市場を作る!?国の住宅施策が、新築から既存(ストック)重視へと移行し、2016年策定の住生活基本計画では「住宅ストック活用型市場への転換」と住生活産業の活性化として、「既存住宅流通・リフォームの市場規模を倍増」を具体的な目標に設定しています。2018年もこの方針の延長線上にあるため、市場としては追い風がある、と捉えてもよいでしょう。中古買取再販事業の活性化。住まいの選択肢の充実平成30年度税制改正大綱では、住宅関連の多くの制度が延長されるなか、「買取再販で扱われる住宅の取得に係る特例措置」については拡充要望が出ています。具体的には買取再販事業者が既存住宅を取得し一定のリフォームを行う場合、敷地に係る不動産取得税を減額する、というものです。これまで住まい選びは新築か中古かがまずあり、ここ数年はこれに「中古を買ってリノベーション」という選択肢が浸透してきました。買取再販事業は「リフォームした中古」というまた別の選択肢です。2017年12月には買取再販事業の最大手のカチタスが東証一部へ上場しています。買取再販という形でリフォームが行われる物件は、今後増加していくことが予想されます。消費者への提案で差別化を図るリフォーム会社リフォームの現場では消費者への提案内容や情報提供の仕方に各社の特徴が表れています。例えば大京リフォーム・デザインでは、リフォーム予定の実際の室内に立ちVRゴーグルを使用すると、現状の部屋が一瞬でリフォーム後に変わるような感覚を体験できる「バーチャルリフォーム」サービスの提供を10月から実施しています。積水化学工業は「ムスメの気持ち」という新しい展開を開始しました。建築当初より家族構成が変化し、夫婦ふたりだけで暮らすニア層をターゲットにしたものです。提案の軸足がハード(家の築年等)からソフト(ライフステージ)へ移行していることが分かります。リフォーム会社OKUTAでは工事中の様子をスマホで確認できる「見守りサービス」を期間限定で実施。施工監理体制の強化と、現場の品質向上を狙いとしていました。いずれも業界内で他社との差別化を図る要素となっていて、今後も新しい技術を活用した提案内容、情報提供方法によって、各社の特徴がより鮮明になっていくことでしょう。自分でリフォームしたい消費者へ寄り添えるか2017年の動きでもあった消費者がDIYというスキルでリフォームの一部を自ら行おうとする流れは、今後も増えていくことが予想されます。タレントのヒロミさんが築30年超の自宅をリフォームする番組は20%近い視聴率だったそうです。お笑いコンビ「バッファロー吾郎」の竹若さんがDIYで家を作った様子も多くの反響を呼びました(「家は自分の手でつくる。」主婦の友社刊)。職人さんが直接レクチャーする漆喰の壁塗りや壁紙の張り替えなどのワークショップは、小規模ながらも全国各地で行われていて人気を博しているようです。リフォームもまた「モノ消費」だけでなく「コト消費」が新たな市場を作るキーワードとなるかもしれません。そうした流れに対し、リフォーム会社がどのように消費者に寄り添い、新たな提案を行えるかは、2018年の注目ポイントのひとつにあげられます。
2017年12月27日マンションを売却するときには、できるだけ高い金額で売却したいものです。そのため、マンション売却前にリフォームをする方も多いようです。しかし、「どうせ売却するのだから、お金をかけてリフォームするのはもったいないのでは?」といった疑問や、反対に「生活の跡がにじみ出て、古ぼけた印象では査定額が低くなってしまうかも……」といった懸念も出てきます。そこで今回は、マンション売却前にリフォームするメリットやデメリットをまとめてみました。マンション売却前にリフォームするメリットはじめに、売却前にリフォームをする場合のメリットから見ていきます。中古マンションを購入しようと考えている方の多くは、できるだけ新しく、かつ安い物件を購入したいと考えています。もちろん、間取りや立地など購入する方のニーズに合っていることが基本ですが、同じような間取りと立地で同じような金額であれば、きれいな物件のほうが選ばれやすくなるでしょう。つまり、マンションを売却前にリフォームする一番のメリットは、購入を検討している方に選んでもらいやすい物件にできることです。マンションを売却したくても、売却相手が現れなければ売れないことを考えると、選んでもらいやすいことは重要なポイントの1つといえます。また、購入者にとっては、住宅ローンに上乗せしてリフォームの費用まで準備することは大きな負担となります。そのため、リフォーム費用が必要なくなることは、購入する方にとっても大きな利点となるのです。このように、マンションを売却する前にリフォームすることは、購入を検討している方に好印象を与え、成約率を高めることに役立ちます。マンションの価格を無料査定してみるマンション売却前にリフォームするデメリットそれでは、売却前にリフォームすることには、どのようなデメリットが挙げられるでしょうか。リフォームをするにはその範囲と内容にもよりますが、それなりの費用がかかります。マンションを売却しようとしている方にとって、そのリフォーム費用自体が大きな負担になることがあります。そのため、リフォーム後に売却する場合、リフォーム費用分を上乗せして売却できるかどうかが大きなポイントとなってくるのです。しかし、不動産業者の中には、あらかじめリフォーム料金を含んだかたちで中古マンション売り出している場合があり、このような中古マンションと競合してしまうと、売りたいマンションを思い通りの価格設定で売却できない可能性も出てきます。つまり、売却前にリフォームを行っても、リフォーム代金を回収できないリスクがともなうのです。また、中古マンションを購入しようとしている人の中には、自分の思い通りにリフォームしたいためにあえて、高価な新築ではなく安価な中古を選択する方もいます。そのほか、キッチンの設備や壁紙など、好みが大きく影響するリフォームの場合は、リフォームしたことでかえって、選ばれにくくなってしまう可能性もあります。このように、マンション売却前のリフォームには、コスト負担のリスクや購入者の趣向にともなうリスクがデメリットとして挙げられるのです。売却前にリフォームすべきケースやポイントは?では、マンション売却前のリフォームは、どのような場合に検討したほうがいいといえるのでしょうか?マンションを売却しようとする場合には、相場をよく調べたうえで売値を決めることが必須条件です。そのうえで、同じような金額の物件の中から、自分が売り出した物件を選んでもらわなければなりません。そのためには、買い手にいい印象を与えることが重要となります。水回りがサビやカビで汚れていたり、壁紙がシミや汚れで古ぼけていたりなど、購入希望者が内覧したときに悪い印象を持ってしまうような部分には、最低限手を加えておく必要があるといえるでしょう。キッチンや間取りにまで手を加えるリフォームをするのではなく、あくまでも、購入者に選んでもらえるよう、ほかの物件よりちょっとだけいい印象を与えられるリフォームをすることがポイントです。清潔感の感じられる住み心地がよさそうな印象を意識してポイントを絞り、コストを抑えたリフォームなら、売り手の負担も最小限に抑えられます。壁紙などを張り替える場合も、凝ったデザインのものは避け、できるだけ清潔感のあるシンプルなものにするのがおすすめです。また、それほど傷みや汚れがひどくない部分は、ハウスクリーニングでも十分きれいにできます。手を加える場所を見極めて、リフォームとハウスクリーニングをうまく併用することも、ポイントだといえるでしょう。まとめいかがでしたか?マンションを売却するなら、できるだけ高い値段で売りたいものです。そのために、買い手にいい印象を持ってもらうためのリフォームは、有効な手段だといえます。とはいえ、素人には、どこまで手を付ければいいかの判断はなかなか難しいでしょう。専門家の意見も聞き入れながら、コストパフォーマンスを意識したリフォームをしていくことをおすすめします。まずはマンションの価格を無料査定してみる
2017年11月12日外壁塗装は内装リフォームとは違い、仕上がりだけを見ても手抜きがわかりにくい工事です。高額なため安易に塗り直しもできないからこそ、見積もり段階でしっかりと業者を見極めることが大切になります。まずは、外壁塗装の見積もりの取り方など、基礎知識から学んで備えることからはじめてみましょう。外壁塗装の見積もり手順下記は依頼先別の一般的な見積もりを依頼するときの手順例です。【自分で業者を探して見積もりを依頼する場合】1.業者を探す2.1社ごとに見積もりを依頼3.現場調査4.見積もり提出【一括見積もりサイトから依頼する場合】1一括見積もりサイトへ見積もりを依頼2.サイトのサービススタッフが業者へ連絡3.業者からお客様に現場調査日決定に関する相談を連絡4.現場調査5.見積もり提出【相談サイトなどから依頼する場合】1.相談サイトへ見積もりを依頼2.サイトのサービススタッフが外壁の状況やお客様の希望をヒアリング3.サイトのサービススタッフが業者を選定4.簡易見積もりを提出自分だけで業者を探すのは大変な場合は、まずはネット上の一括見積もりサイトなどを利用して厳選してみるのも1つの方法です。いきなり業者にコンタクトを取るのは断りにくくなりそうで不安…という場合も、無料の相談サービスなどを行っているサイトであれば、相談内容に合った業者を選んで紹介してくれます。外壁塗装の見積もりで注意すべき3つのポイント【ポイント1】必ず複数社へ見積もり依頼すること初めから業者を1社に絞ってしまうと「追加工事になってしまった」「予算を大幅にオーバーしてしまった」「手抜き工事だった」などのトラブルが発生する可能性があります。外壁塗装業者の種類は、地元の塗装業者をはじめ、リフォーム会社や工務店など多様です。業者によって提案内容も異なるので、「現場調査」と「見積もり」を通して自分の要望に添った工事をしてくれる業者をしっかり選ぶことがスムーズな外壁塗装の近道になります。現場調査で時間を取られることを考えると、3~5社程度に絞って依頼するのが適切でしょう。【ポイント2】現場調査での見方をしっかりと見ておくこと現場調査は、外壁の痛み具合はもちろん必要な塗料面積、その他に必要な修繕箇所などあらゆる点をチェックするものです。適切な見積もりを出してもらうために最も大切な要素なので、以下の点をきちんとクリアしているかどうかを確認しましょう。・工事に詳しい専門の職人が行っているか・傷やヒビ、汚れなどを細かく確認しているか・外壁以外の雨どいや室外機のホース、パイプなどの痛み具合も確認しているか現場調査を行わずに本見積もりを出す業者もありますが、よほどの理由がない限りは選ばない方が良いでしょう。【ポイント3】金額ではなく見積もり内容で判断すること実際に複数の業者から見積もりを出してもらうと、どうしても費用の安い業者に頼みたくなります。もちろん費用は大切な判断基準の1つですが、納得のいく工事をしてもらうためには、費用だけでなく下記のような総合的な内容によって判断することをオススメします。・見積もり項目は工程ごとに必要面積や単価、内訳が記載されているか・塗料などのメーカー名や商品名が記載されているか・塗装箇所が細かく記載されているか使用する塗料によっても費用は大きく変わります。「なぜその塗料なのか」「どのような見た目になるのか」しっかりと説明してもらい、吟味した上で判断をしましょう。また、家の劣化状況を正確に把握するために「調査診断書」「仕様書」をもらっておくことも大切です。外壁塗装の費用を無料で比較外壁塗装の見積もりの失敗例初めて外壁塗装を依頼する方が陥りやすい失敗例をご紹介します。中には良かれと思ってしたことが裏目に出てしまうこともあるため注意が必要です。【case1】知り合いの紹介の業者に依頼して断りづらくなる家によって必要な塗装の条件は異なるため、「知り合いの紹介だから大丈夫そう」と見積もりを依頼しても、納得のいかない内容になるケースは多々あります。知り合いの手前断りづらい状況になってしまうことがあるので、できれば避けるようにしましょう。【case2】あらかじめ予算を伝えてしまった見積もり前に最初に安すぎる予算を伝えてしまうと、予算内でできることしか提案してもらえない場合があります。まずは要望を伝えて適切な提案をしてもらい、そこから改めて予算を相談するのが妥当です。【case3】工事費を大幅に値切ってしまう相見積もりを取ると、当然「A社とB社ではA社の方が安い」という状況が出てきます。かと言って、家電購入時に値切り交渉をするような感覚でB社に「A社と同じくらい安くしてほしい」と頼むと、B社にとっての相場以下で工事をお願いすることになるので、注意が必要です。優良業者であればあるほど値切ることができる部分は少なくなるので、人件費を削ったり工期を短縮したり、工程ごとの細かな部分で手抜き工事を行ってしまうなど、トラブルを招く可能性が高くなってしまいます。値段交渉をしたい場合は、見積もり内の必要のない部分を業者に確認しながら行いましょう。まとめ外壁は家の外観を決める最も大きな要素となる部分です。外壁塗装は安くはない買い物です。だからこそ、納得のいく予算と内容で工事してもらいたいものです。そのためには、事前に知識を学んでおくことも大切。見積もりは無料でできるので、学んだ知識と照らし合わせながら、ある程度時間をかけてもじっくりと吟味したいものですね。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月29日普段あまり使わないサービスは、そのサービスの金額が高いのか安いのかの判断がしにくい……。その一例が、「リフォーム」だと思います。自分の家の状況と全く同じ事例を探すのは難しいし、リフォームの専門家である業者さんに言われるがまま……ということもしばしば。そこで今回は、リフォームの相場を確かめる“ある裏技”をご紹介していきます。「リフォーム」といっても、いろいろな種類があるんです「リフォーム」と聞くと、『大改造!!劇的ビフォーアフター』のような、壁をぶち抜いて天井も……みたいなことを思ってしまうかもしれませんが、あれは大規模なリフォームです。もちろん、その規模のリフォームも存在しますし、トイレの便器を交換するような1日で終了するリフォームもあります。10日間ほどでサンルームを設置するようなリフォームもあるでしょう。だから、一概に「リフォーム」といっても規模やそれに伴う金額が、バラバラなんです。リフォームの価格ってどうやって決まるの?基本的には、リフォーム価格は「材料費」「人件費」「諸経費」の3つに分けることができます。【①材料費】一番想像しやすいのが、この材料費でしょう。例えば、トイレのリフォームであれば、便器や水道管などといった、実際の工事で使う際の材料になるものです。【②人件費】工事をしてくれるスタッフや材料を運搬する人など、リフォームにはさまざまな人が関わっています。つまり、人件費が発生するということです。大きな工事であればあるほど工数がかかるため、人件費は増えていきます。【③諸経費】材料を送付する経費など、上記2つ以外でかかる費用です。すでに設置してあった物品の処理代なども含まれます。ちなみに、どのような質の材料を使うのか、何が得意な工事なのかによって見積額が大きく変わることを覚えておいてください。リフォームの金額の相場って、どんな感じ?このように、リフォームの内容やお願いするリフォーム会社によって金額は大きく変わるのですが、例えばトイレや洗面所であれば20万円~、屋根塗装であれば50万円~が相場だそうです。しかしながら、「この部分のリフォームはどれくらいが相場なの……?」と迷ってしまいますよね。「サンルーム設置を200万円でやります!」と言われても、それが高いのか安いのか、瞬時に判断できないのが現状なのではないでしょうか?だからこそ、リフォームの見積もりは複数社からもらうのがおすすめです。複数社からの見積もりであれば、判断しやすいですよね♪とはいっても、一から全部さまざまな会社のHPを調べて、同様の内容のフォームを送って、返事を待って、やり取りをして……という手続きも、正直、手間です。そんなあなたにおすすめしたいのが、今回ご紹介する《リショップナビ》。最大5社同時に見積もりを依頼できる、画期的なサービスなんです!無料見積もりを依頼してみる♪《リショップナビ》がおすすめできる、3つの理由《リショップナビ》が多くのお客さまから選ばれている3つの理由があります。■理由その①「まとめて“最大5社”のご紹介!安心して見積もりができる!」《リショップナビ》の一括見積もりサービスは、専門スタッフが800社の中からあなたに合った会社を最大5社選び、見積もりがもらえる仕組み。専門スタッフがあなたのお悩みや気になることを丁寧にヒアリングしてくれるので、「こうしたい!」という明確な希望がなくても、大丈夫。リフォームってそんなに身近なものでもないからこそ、その道のプロである専門スタッフがしっかりサポートしてくれるのが、うれしいポイントですよね◎【無料】わが家のリフォーム見積もりはこちらから♪■理由その②「紹介企業は“厳しい審査”を通過した優良会社のみ!」「理由その①」にもある通り、最大で5社に見積もりをまとめて依頼できますが、「数」に重きを置いたサービスではありません。どういうことかというと、《リショップナビ》から紹介される企業は全て、過去の実績や保証内容など、《リショップナビ》独自の「厳しい基準を通過した会社のみ」。あなたの要望をかなえるリフォームを実現させるために、自信と責任を持ってリフォーム会社さんを紹介してくれます。■理由その③「補償制度があるので、安心してリフォームを依頼できる!」《リショップナビ》の紹介するリフォーム会社は全て「安心リフォーム保証制度」のある会社のみ。いくら腕が良くても「100%」ということはありえません。だからこそ、再工事費用もカバーしてくれる「安心リフォーム保証制度」のある会社のみをご紹介する《リショップナビ》がおすすめなんです!まずは無料で見積もり依頼をしてみよう♪リフォームに興味はあったけど良い機会がなかった方、この記事を読んで少しでもリフォームに興味を持った方、一括見積りを活用して”お得に”リフォームしてみてくださいね!【無料】最大5社からあなたに合ったリフォーム会社をご紹介
2017年09月01日旭ファイバーグラスが、省エネ・快適・健康を実現する断熱リフォーム製品の「リフォエコ」シリーズから、優れた断熱性能を有する真空断熱材(VIP)を用いた「リフォエコVIP(ビップ)」を、7月21日(金)より発売しました。ワンランク上の省エネ・快適・健康を実現断熱リフォームを部屋単位で、短期間で施工可能である「リフォエコボード」の特長はそのままに、真空断熱材を内蔵することにより断熱性能を大きく向上させた、「リフォエコVIP」が新たにラインアップ。真空断熱材は、気体による熱伝導を限りなくゼロに近づけ、高い断熱性能を実現しています。同社では、住宅で使用するため、従来に比べて性能劣化の少ない真空断熱材を開発し、「リフォエコVIP」に採用。住宅の断熱性能と健康との関わりを示唆する研究報告も増えており、住宅の断熱性能を高めることは、省エネルギー効果だけでなく、健康面にも大きな効果が期待されています。※「リフォエコ」は旭ファイバーグラス株式会社の登録商標です。冬の寒さ対策効果の例・壁の表面温度が木造住宅で約3.5℃上がります。※同社実験値(外気温-1~-2.5℃、室内温度を23℃一定にした場合)施工方法・既存の室内壁の上にビス止めまたは接着剤で施工します。・リフォエコVIPが施工できない部分には、リフォエコボード18mmを施工します。・目地のパテ処理後、内装材で仕上げます。商品仕様・グラスウール断熱材「Aclear(アクリア)」に圧縮プレスを施した高密度ボードと真空断熱材を複合させた製品です。費用の目安・約6畳間の壁2面(窓2個所)の工事込みの設計価格は約60万円です。(内装仕上げ費用含みません)商品概要■発売時期:2017年7月21日(金)予定■発売地域:省エネルギー基準の地域区分4地域~7地域(離島を除く)■規格表、設計価格(設計価格は税抜価格です)<製品区分>リフォエコVIP:断熱リフォーム用ボード(補助部材)リフォエコボード:断熱リフォーム用ボード<使用部位>リフォエコVIP:壁(補助部材)リフォエコボード:壁<寸法>リフォエコVIP:厚さ18mm、幅910mm、長さ1,820mm(補助部材)リフォエコボード:厚さ18mm、幅910mm、長さ1,820mm<材料・熱伝導率>リフォエコVIP:・真空断熱材0.004W/(m・K)※中心部初期値・アクリア高密度グラスウール0.041W/(m・K)(補助部材)リフォエコボード:アクリア高密度グラスウール0.041W/(m・K)<設計価格>リフォエコVIP:32,600円/平方メートル、54,000円/枚(補助部材)リフォエコボード:22,350円/平方メートル、37,000円/枚問い合わせ先【営業時間9:00~12:00/13:00~17:30(平日のみ)】旭ファイバーグラス株式会社カスタマーセンターTEL:0120-99-6388
2017年07月25日家具やインテリアを中心に、ライフスタイルのコーディネートを提案し続けるROOMDECOがリフォームブランド「REZM」を展開しています。そんな「REZM」が人気のテレビボードシリーズから新サイズを発表。特注家具・造り付けの家具や内装までを幅広く手がけています。ROOMDECOってどんなお店?ROOMDECOは家具をはじめ、カーテン・内装・インテリア雑貨までを提案するライフスタイル型インテリアの専門ショップである。取り扱い商品カテゴリの幅が広いのはもちろん、オリジナル商品から有名ブランドまでを取り扱う。創業から63年とROOMDECOの歴史は古く、老舗専門店という顔も持っている。ルームデコが展開するREZM(リズム)ってどんなブランド?REZM(リズム)は家具をはじめ壁紙・照明・カーテンなどのエレメントからリフォームまでをワンストップで提供するインテリアのトータルブランドだ。デザインは「ウォームモダン」。飽きのこないシンプルモダンデザインを基調に木の質感、ファブリックの質感などを合わせ永く付き合うことのできるデザインをコンセプトとしている。REZMの家具の特徴はサイズ感REZMオリジナルの家具はプロダクトデザイナーと共同開発している。REZMの家具を手がけたデザイナーによると特意識したのはマンションライフだという。従来の家具で一般的とされていたサイズ感よりほんの少しだけコンパクトに設計されており、一見するとその違いはわかりづらい。例えばテーブルの奥行を浅く設計し、それに合わせるチェアもコンパクトにすることでスペースを有効活用できるようになっている。テレビボードは奥行を浅くし、大型の画面が広く普及したため高さはやや低めに設定している。人気のテレビボードシリーズ「ripple」から新サイズを発表REZMブランドのアイテムの中でも絶大な人気を誇るのがテレビボードだ。洗練されたデザインと天然木の質感が魅力だが、それとあわせローボード68,000円税込という価格も人気のポイントと言える。「ripple」シリーズはテレビボードだけではなくチェストやキャビネットも展開しており特注家具として自由なサイズにこのデザインの面材を使用することも可能だ。「ripple」シリーズから新サイズの180センチタイプが発表された。カラーはウォールナットとオークの2種類でどちらも価格は88,000円税込。REZMはROOMDECOの店舗で見ることができるREZMの家具はROOMDECOの店舗で展開されており、トータルインテリアとライフスタイル提案はROOMDECO幕張新都心店2階にREZMのショップで受けることができる。ちょっとしたお部屋のカスタマイズから気軽に相談でき、インテリアを通して暮らしをアップロードできる。特注家具も予算に合わせて相談できるのが嬉しい。REZM
2017年06月27日こんにちは、金融ライターの齋藤惠です。今回はリフォームをお考えの方に朗報です。住居のバリアフリー化やソーラーパネルの設置などさまざまな理由でリフォームしなければいけなくなったとき、思い出していただきたい情報をご紹介します。「工事費や初期投資が高額だから家には無理」と思っていた方の夢も現実へと近づくかもしれません。●リフォームしたいなら、まずは自治体で補助金をチェック!「家をリフォームしたい」と考え始めたら、まずは自治体へ問い合わせてリフォームに関する補助金について聞いてみましょう。リフォーム会社やハウスメーカーよりも先に自治体へ聞いたほうが安心 です。なぜなら、あなたが受け取れる補助金の種類やおおよその額を知った上で、具体的な内装・設備を考えた方が費用面で心に余裕が持てるからです。メーカーに行けば、いやおうなしに魅力的なイメージが頭に浮かんでしまいます。そこから料金について考えてしまうと、当初の見積りより予算オーバーになったり余計な注文をしてしまったりということが起こり得ます。お金に余裕があれば大丈夫でしょうが、一般的にリフォーム費用はとても高額で無駄な出費は防ぎたいものです。ですからメーカーで具体的な相談をする前に、「予算はいくらまでにするか」「補助金はいくら受けられそうか」「最低限どんなリフォームが必要か」などを明確にすることが無駄遣い防止のポイントです。●リフォームに関する補助金5つリフォームによって補助金が受けられる可能性があるのは、主に以下の通りです。(1)老朽化した住宅のリフォーム(2)バリアフリー化によるリフォーム(3)エコハウス化によるリフォーム(4)自治体独自の対象によるリフォーム(5)リフォーム減税いずれも各自治体が相談窓口になっているようです。(1)から(3)まではどの自治体も共通して行っているようです。(4)は自治体によってあるところとないところに分かれるようなので、しっかり確認しておきましょう。さらに、(5)の税金対策も忘れずに!補助金とは別に工事完了後の確定申告によって所得税控除の措置が受けられます 。●補助金を受け取るための注意点は?なによりも、(1)から(4)の補助金をもらうためには「事前に申請を行う」ことが最重要です。工事の着工前やメーカーとの契約前に自治体へ申請しないと補助金が受け取れない可能性が高くなってしまいます。他にも細かい条件がついていることもあるので、やはり最初の項目でも述べたように、リフォームに関心がある方は最優先で自治体に問い合わせを行いましょう。【参考リンク】・住宅のリフォームに利用可能な公的制度一覧 | 京都市()・住宅リフォームを対象とした税の優遇措置の概要 | 一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会(PDF)()●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)●モデル/前田彩(桃花ちゃん)
2017年05月22日リフォームを検討中の方のためにリフォームに関する様々な情報をご紹介します。費用・相場はもちろん、ローンや場所別の事例まで!この記事を読んで賢くリフォームしましょう!リフォームの前に知っておきたいことリフォームをする際に、最近よく聞く「リノベーション」との違いを知っておきましょう!しっかりと区別するとリフォームする際に戸惑うことがなくなります。まずリフォームとは古くなった建物を新築の状態に戻すことを指します。外壁の取り換えやクロスの張替え、水回りの取り換えなど古くなった特定部分を新築の状態の戻す意味として使われますが、大規模な改修や増築をする際にはフルリフォームと言われます。またオール電化など新しく設備を追加する際にも使われます。そしてリノベーションとは古くなった建物を新築の時よりも性能や価値を高めることを指します。間取りを大幅に変えたり、デザイン性をよくする意味として使われます。双方の意味をきちんと理解して、自分が考えているのが「リフォーム」なのか「リノベーション」なのかを把握し、適切な業者に問い合わせましょう!リフォーム箇所ごとの価格帯はいくら?壁紙のリフォームは6畳間で4~6万円、10畳間で7~10万円程度で比較的低予算で部屋の雰囲気が変えられるので人気です!しかし選ぶ素材や既存のものを剥がす費用などの諸費用もかかってきます。これはリフォーム会社によって異なるためあらかじめ確認しておきましょう!フローリングの張替えは集成材フローリングの場合は6畳で55,000円~10万円、無垢材フローリングの場合は6畳で12~25万円程度です。また畳からフローリングの張替えは8畳で20~30万円程度となっています。ドアは交換であれば3〜5万円程度、塗装補修は2〜3万円、ダイノックシートを貼る修理であれば4〜6万円程度でできます。和室から洋室へのリフォームは壁・床・天井・ドア・家具など全て変えるとしたら8畳で55~90万円程度です。この場合はかなり高額になってくるので予算に合わせてリフォームを行う箇所を決めると良いでしょう。内装リフォームにかかる費用・相場を徹底解説リフォームの費用見積もりポイントは?リフォームをする際にとりあえずドアだけ、とりあえず壁だけというように部分的にリフォームを行うケースが多くみられます。しかし別々にリフォームすればするほど、材料費や人件費が増え、まとめてリフォームをするよりも割高になってしまうことがあります。お得にリフォームをするなら部分的にやるのではなく、全体リフォームをオススメします!リフォームをする箇所が決まったら、まずは相場を知りましょう。相場を知ることで不当に高い費用を見積もる業者から身を守ることができます。その後、複数の業者から見積もりをとりましょう。その際、一社一社見積もると大変なので一括見積もりをオススメします!見積もりが出たら内訳を把握しましょう。しっかり把握することで適切な値段交渉を行うことができます。そして値段交渉です。これは工事日程を業者さんに合わせるので安くしてほしい、他の箇所と一緒にリフォーム工事を依頼するので安くしてほしいなど、ポイントを絞って交渉してみましょう。資金計画を立てましょう。リフォームを行う際に、見積もり通りにいかない場合もあります。フローリングの張り替え時に床を開けてみたら下地が傷んでいて、急遽下地補修工事費用がかかるなんてことは珍しくありません。なので、資金計画を立てる際に追加料金が発生する可能性をきちんと視野に入れて計算しましょう。トイレリフォームの費用見積もりポイント4選!損のないリフォームにするコツリフォームローンって何?リフォームローンは改装や増築、修繕などのリフォームに適用されるローンのことです!大規模のリフォームの場合、多くの費用がかかることもありますよね。そんな時に頼れるのが金利負担の少ないリフォームローンです。有担保リフォームローンは借入額を大きく設定できるので、大規模リフォームに向いています。一般的に、住宅金融支援機構などのような公的機関と銀行などでも取り扱いがあります。無担保リフォームローンは比較的に手続きが簡単で抵当の必要がないのがメリットです。しかし無担保のため金利が高いので、短期間で返済できる小規模リフォームに向いています。主に銀行での取り扱いです。借入額が300万以下の場合はクレジットカードのリフォームローンを検討してみてはいかがでしょうか。実質金利は銀行ローンよりも高めですが必要書類を取得する必要がない上に、ローン審査の時間も短くでスピーディーに借りることが可能です。なので小規模リフォームやすぐにリフォームが必要な場合に便利です。リフォームローンとは?金利や手間はどれくらいかかる?賢くリフォームローンを活用する方法を大公開リフォームローンを申し込んだら避けては通れないのが審査です。まず、リフォームローンの審査は「仮審査(事前審査)」と「本審査」の2段階に分けて行われます。仮審査で通っても本審査で通らないという可能性もゼロではありません。抵当の必要がない無担保のリフォームローンの場合は、仮審査の結果は大体、当日~翌日中に、本審査も早ければ翌日中に回答が来ることがあります。有担保のリフォームローンの場合も審査期間は基本的に短めで、本審査の結果が出るまで1~2週間程度です。リフォームローンの審査期間はどれくらい?審査が遅いときは不利なの?補助金制度国が行う支援の対象になる「長期優良化リフォーム」って知っていますか?国では「長期優良住宅化リフォーム推進事業」というものが行われています。「長期優良住宅」というのは地震に強く、耐久性があり、管理が容易で、リフォーム時には簡単に施工ができ、断熱性が高い省エネ対策の取れている、安全性・機能性ともに高い住まいが推奨されています。この「長期優良住宅」を目指す上でのリフォームならなんでも助成の対象になるわけではありません。個人の好みによって行われる外壁工事や、壁紙や床の張り替えなどの内装工事、システムキッチンの設置や交換、家具や設備機器の設置や交換などは補助対象外となります。長期優良化リフォームとは?補助金対象となるリフォームの条件や補助内容を徹底解説次に耐震リフォームにおける補助金です。こちらの補助金は自治体や国から支給されるもの。これも補助を受けられる対象の条件があります。それは新しい耐震基準に達してないこと、木造住宅であること、所有者個人で居住していることが挙げられます。また、自治体の予算を超過していたり、税金の滞納があると補助を受けられないこともあるのでチェックしておきましょう。頻発する地震に備えて、補助金で耐震リフォームをしよう!最後はマンションリフォームにおける補助金です。マンションリフォームを行う際に受けられる補助金はバリアフリーリフォーム補助金、省エネリフォーム補助金、耐震リフォーム補助金です。また自治体によってはそのほかにも補助金制度を設けているところもあるので、チェックしてみてくださいね♪補助金制度を利用して、お得にマンションリフォームをしよう!実際のリフォーム例を部位別にチェック♪ここでは実際のリフォーム例を部位別にご紹介いたします。リフォームする場所が決まっている方は参考にしてみてはいかがでしょうか?まだ決まってない!なんて方も、実例を見てリフォームする場所を決めてもいいかもしれません♪トイレこちらの例は、タンクレストイレに変え、壁クロスをレンガ模様にし、新しくドレッサーをつけることでおしゃれ空間へと変わりました♪2階も1階同様にタンクレストイレにし、既存の手洗い器に扉を取り付けることで、こちらもおしゃれにリフォームされています。トイレリフォームの費用相場は大体20〜60万円です。便座交換だけなら安くすみますが、くみ取り式の和式トイレから水洗の和式トイレへリフォームする場合は最低でも80万円かかると言われています。トイレを、”お洒落なレストルーム”に変身させませんか?トイレをリフォーム!費用の相場はどのくらい?事例別にご紹介お風呂こちらは浴室と一緒に脱衣室も一緒にリフォームされています。タイル張りだった浴室から、木に変わり、脱衣室も木になったことで温かみが感じられる素敵な空間になりました。実は古いお風呂をリフォームするといくつかメリットがあります。バスタブは従来に比べ性能が上がり、お湯の温かさが続くようになっていたり、安全性が高くなっています。また新しくすることでガス代も安くなるんです!お風呂のリフォームの相場は90〜300万円です。幅が広い理由として、柱や床の痛み、水漏れなどは解体しないとわからないため、はじめてから追加費用がかかる場合があるからです。最初から柱などの補強工事などを考えておくと想定外の出費を抑えることができるので、見積もり時に気にしてみてくださいね♪スタッフおすすめ浴室改修!心地いいお風呂であったかスッキリ。在来工法で浴室リフォーム!費用・相場はどれくらい?キッチンこちらはマンションのキッチンをフルリフォーム!お部屋の雰囲気合わせて無垢の木でのオーダーキッチンだそうです。収納も増え、電子コンベックも入りました。キッチンのリフォーム費用はリフォームの仕方によって大きく変わってきます。ミニキッチンの場合は交換が25万円程度、新設は100万円程度、キッチンを移動する場合は同一階で80万円以上、違う階で200万円以上です。また、オープンキッチンにする場合は壁撤去の他に場所を移動するかしないかでまた費用が変わってきます。キッチンをリフォームする際は気をつけて見積もりを行ってください!無垢の木でつくるキッチンリフォームキッチン移動にかかるリフォームの費用・相場って?気になる工事内容もチェック!ミニキッチン(コンパクトキッチン)のリフォーム費用・相場はいくら?オープンキッチンリフォームのメリットと費用・相場は?具体的な工事内容や事例もご紹介玄関ドア強風によって歪んでしまった玄関の取り替えです。同型から選び、使える旧部品(子扉、鍵、ドアクローザー、ドアノブ)を使用しているそうです。費用を抑えるには素材のグレードダウンなどが挙げられますが、きちんとあったものを選ばないとグレードダウンしたがゆえに他をリフォームしなければならなくなり、余計に費用がかかってしまうこともあるので注意して選びましょう!玄関ドア部分交換玄関ドアリフォームの費用を抑えるコツをご紹介!激安・格安の施工をしよう♪外壁外壁塗装は築後10年前後が塗り替えの目安です。外観の美しさはもちろんですが、紫外線などから建物を保護することで建物の寿命が伸びるそうです!塗装でお住まいが新築のように甦ります!マンションリフォームの相場は?期間は?マンションのフルリフォームをする際に気になるのは相場はもちろん、近隣の居住者の方に配慮しながら行わなければならないので期間も気になりますよね!マンションの水回りやキッチンを含めた全室を含めてリフォームした場合の相場は200万円から800万円と言われ、中心の価格帯は300〜400万円台だそうです。費用と手間をかけてできるリフォームもありますが、定額パックがあり比較的安い値段でフルリフォームを行うこともできます。次に気になる期間ですが、戸建てのリフォームに比べて長くかかるのがマンションのフルリフォームです。理由として申請や手続きを管理者経由で行うため手間がかかるのと、共同住宅ゆえに騒音・振動への配慮で工事できる日程や時間が限られているからです。工事にかかる期間は内容によって異なりますが、大体10〜40日ほどと言われています。そのほかにも管理者への連絡や近隣への挨拶を含めると着工までに2〜4ヶ月かかると言われています。これらの準備期間を含めて計画を立てると良いでしょう!マンションのフルリフォームにはいくらかかる?相場の傾向や工事の内訳別費用をチェックマンションリフォームにはどのくらいの期間がかかる?目安はどれくらい?最後に実例のご紹介です!こちらは築16年の中古マンションをリフォームしたそうです。住居内の間取りやインテリアをいちから計画できる完全オーダーメイドのリフォーム。みなさんも参考にしてみてはいかがでしょうか?「中古購入+リフォーム」という選択肢まとめいかがだったでしょうか?リフォームと一口に言ってもたくさんの事例がありましたね!みなさんもリフォームを計画する際に、ぜひ参考にしてみてくださいね♪リフォームのアイデアをもっと見る
2017年03月24日新築・中古住宅の購入やリフォームで利用できる減税制度では、所得税、登録免許税、不動産取得税、固定資産税などが減税できます。所得税の減税制度には、ローンを組んだ場合に利用できるローン型と、自己資金で購入・リフォームを行った場合に利用できる投資型がある点がポイントです。補助金と違い併用できる制度が多いため、もれなく申請しておきましょう。■新築住宅購入で利用できる減税制度新築受託を購入した際に利用できる減税制度には、以下の種類があります。【所得税の減税】住宅ローンを利用して新築住宅を購入した場合は、「住宅借入金等特別控除」、通称住宅ローン減税が利用できます。おもな要件としては、以下が挙げられます。■10年以上のローンを組んだ場合■その年の合計所得金額が30,000,000円以下■新築または新築住宅取得の日から6カ月以内に入居したこと控除額は、入居した年が平成26年4月1日~平成31年6月30日までの場合、「各年末のローン残高×1%」の計算式で算出します。控除期間は10年で、上限は400,000円です。さらに低炭素住宅、長期優良住宅の場合は、上限が500,000円になります。手続き方法は、1年目と2年目以降で異なります。■1年目確定定申告書に「(特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書」などの書類を添付して、納税地の所轄税務署長に提出します。■2年目以降提出書類が減るほか、給与取得者(自営業以外)は年末調整による適用が可能です。住宅ローンではなく自己資金で新築住宅を購入した場合は、「認定住宅新築等特別税額控除」を受けられます。対象は低炭素住宅および長期優良住宅(以下、認定住宅)です。おもな要件としては、以下が挙げられます。■住宅の床面積が50平方メートル以上であり、床面積の2分の1以上が居住用に使われていること■その年の合計所得金額が30,000,000円以下■新築または新築住宅取得の日から6カ月以内に入居したこと控除額は、認定住宅の認定基準に適合するために必要となる標準的なかかり増し費用の10%です。「認定住宅の標準的なかかり増し費用」とは、1平方メートル当たり43,800円に、その認定住宅の床面積をかけて計算します。標準的なかかり増し費用の限度額は6,500,000円で、控除期間は最初の1年間のみです。手続き方法は、確定申告書に「認定住宅新築等特別税額控除額の計算明細書」などを添付して所轄の税務署に提出します。【登録免許税の減税】正式には「住宅に係る登録免許税の軽減措置」といい、新築住宅を購入した場合は以下それぞれの登録免許税が軽減されます。■所有権の保存登記にかかる税率本則の0.4%から0.15%に軽減されます。要件は住宅の床面積50平方メートル以上であることです。■所有権の移転登記にかかる税率本則の2.0%から0.3%に軽減されます。要件は、個人が居住に使っている部分の床面積が50平方メートル以上であることです。■抵当権の設定登記にかかる税率本則の0.4%から0.1%に軽減されます。新築住宅であれば床面積などの条件はありません。なお長期優良住宅および認定低炭素住宅の新築にかかる登録免許税の税率は、平成30年3月31日までは一律0.1%(戸建ての長期優良住宅の移転登記については0.2%)に軽減されます。手続きは特に必要ありません。【不動産取得税の減税】不動産取得税とは、住宅を建築するなどして不動産を取得した際に課税される制度です。都道府県に納税します。新築住宅を購入した場合は、この不動産取得税も軽減されます。新築住宅を取得した場合における不動産取得税軽減のおもな要件は、床面積が50平方メートル~240平方メートルであることです。控除額は、上限12,000,000円(価格が12,000,000円未満である場合はその額)で、認定長期優良住宅の新築の場合については、さらに上限が13,000,000円まで引き上げられます。また、住宅を新築したときの土地についても不動産取得税が軽減されます。要件としては、住宅について上記の床面積条件を満たしているとともに、土地を取得したタイミングによってそれぞれ条件を満たしている必要があります。住宅の新築より先に土地を取得した場合は、以下の条件を満たしていることが必要です。■土地を取得後3年以内にその土地の上に住宅が新築されていること住宅の新築よりあとに土地を取得した場合は、以下の条件を満たす必要があります。■住宅を新築した人が、新築後1年以内にその敷地を取得していること■新築未使用の住宅とその敷地を、新築後1年以内に同じ人が取得していること控除額は、以下のいずれか高い方の金額となります。■45,000円(税額が45,000円未満である場合はその額)■土地1平方メートル当たりの価格×住宅の床面積の2倍(一戸当たり200平方メートルが限度)×税率(3%)手続き方法は、住宅や住宅用土地を取得した日から60日以内に、不動産取得税申告書に売買契約書や登記事項証明書などの書類を添えて、所管する都税事務所に申告します。新築住宅を購入した場合は、市町村に支払う住宅用家屋の固定資産税が軽減されます。おもな要件としては、以下が挙げられます。■居住部分の床面積が1戸当たり50平方メートル~280平方メートル■平成29年3月31日までのあいだに新築された住宅控除額以下のとおりです。■床面積が120平方メートル以下の場合…2分の1■120平方メートルを超え280平方メートル以下の場合…120平方メートル分について2分の1控除期間は一般の住宅は3年間、長期優良住宅は5年間です。さらに二世帯住宅を新築した場合は、「各世帯が壁やドアによって遮断され、他方の世帯と構造上独立していること」などの条件を満たしていれば、2戸それぞれに固定資産税の減額措置を受けられます。また、住宅を新築した場合の土地(住宅用地)の固定資産税も、課税標準額の減額という形で減税されます。要件は特にありません。減額後の課税標準額は以下の通りです。■200平方メートル以下の小規模住宅用地その土地の価格の6分の1(200平方メートルを超える場合は住宅一戸当たり200平方メートルまでの部分)■上記以外の一般住宅用地その土地の価格の3分の1手続きは市町村によって異なるため、お住まいの市町村で確認をするようにしましょう。■中古住宅購入で利用できる減税制度中古住宅の購入で利用できる減税制度には、以下のものがあります。【所得税の減税】中古住宅を購入した場合も住宅ローン減税が利用可能です。おもな要件としては、以下のものが挙げられます。■家屋が建築された日から購入した日までの期間が20年以下■一定の耐震基準を満たしていること■耐震改修が必要な住宅の場合は、改修の結果耐震基準を満たすと証明されていること■その年の合計所得額が30,000,000円以下■住宅の床面積が50平方メートル以上■10年以上のローンを組んでいること計算方法や控除期間は新築住宅の場合と同様です。なお低炭素住宅、長期優良住宅の適用はありません。【登録免許税の減税】中古住宅を購入した際も、登録免許税が軽減されます。おもな要件は以下となります。■床面積50平方メートル以上■耐震性の基準を満たしていること■購入時において、新築された日から10年以上経っていること■リフォーム工事が行われ、建物価格に占めるリフォーム工事の総額の割合が20%以上税率に関しては、本則2%から0.1%に軽減されます。手続き方法は、登記申請のタイミングで、登記事項証明書に住宅用家屋証明申請書を添えて市町村に提出します。【不動産取得税の減税】中古住宅の購入についても不動産取得税の減税措置があります。おもな要件は、耐震基準を満たしている点などです。控除額はその中古住宅の新築した日によって決定され、1,000,000円~12,000,000円となります。また、耐震基準に満たない中古住宅に対しても、取得後6カ月以内に耐震工事が行われるなどすれば、不動産取得税が減税されます。その場合の控除額は、その中古住宅が新築された日によって決まり、30,000円~126,000円です。さらに、耐震基準を満たしている中古住宅であれば、土地の取得についても不動産取得税が軽減されます。ただし、以下の要件を満たす必要があるので注意しておきましょう。■住宅より先に土地を取得した場合土地を取得して1年以内にその土地の上に建っている住宅を取得していること■住宅よりあとに土地を取得した場合住宅の取得後1年以内にその敷地を取得していること控除額や手続き方法は、新築住宅購入で土地を取得した場合と同様です。■住宅リフォームで利用できる減税制度住宅のリフォームを行った際に利用できる減税制度としては、以下のものが挙げられます。【所得税】所得税の減税制度には、耐震改修をした場合、バリアフリー改修を行った場合、省エネ改修を行った場合、同居対応を行った場合それぞれについて減税制度があります。このうち、耐震改修をした場合の所得税減税は、自己資金でリフォームを行った場合の投資型減税制度のみが利用できる点に注意しましょう。その他の改修については、投資型と住宅ローンを組んだ場合のローン型から減税制度を選択できます。〇耐震改修をした場合耐震改修をした場合の所得税減税における要件としては、以下が挙げられます。■昭和56年5月31日以前に着工されたものであること■現行の耐震基準に適合しないものであること控除額は、平成26年4月1日以降に耐震改修を行った場合、標準的な工事費用相当額の10%となります。標準的な工事費用相当額の上限は2,500,000円です。〇バリアフリー改修をした場合バリアフリー改修をした場合には、以下の4つのうちいずれかに該当する必要があります。■50歳以上■要介護または要支援の認定を受けている■障害者■要介護または要支援の認定を受けている家族、障害者、65歳以上の家族のいずれかと同居している対象となる工事のおもな条件は、バリアフリー改修工事費用から補助金などを控除した額が500,000円超であることなどです。控除額に関しては投資型の場合、平成26年4月1日以降に入居したケースでは、工事にかかる標準的な工事費用相当額の10%となります。標準的な工事費用相当額の上限は2,000,000円です。また、ローン型の控除額は以下の計算式で算出します。(対象となるバリアフリー改修工事費用-補助金など)×2%+該当部分の年末ローン残高×1%」このうち、「対象となるバリアフリー改修工事費用-補助金など」部分の上限は2,500,000円で、控除額全体の限度額は10,000,000円です。控除期間は5年となっています。〇省エネ改修をした場合省エネ改修をした場合には、以下の要件を満たす必要があります。■住宅の引き渡しまたは工事完了から6カ月以内に入居■床面積が50平方メートル以上対象となる工事のおもな条件は、すべての居室における窓全部の断熱工事を含む省エネ改修工事であることです。投資型の控除額は、平成26年4月1日以降に耐震改修を行った場合、標準的な工事費用相当額の10%となります。標準的な工事費用相当額の上限は2,500,000円です。また、ローン型の控除額以下の計算式で算出します。(対象となる省エネ改修工事費用-補助金など)×2%+該当部分の年末ローン残高×1%このうち、「対象となる省エネ改修工事費用-補助金など」部分の上限は2,500,000円で、控除額全体の限度額は10,000,000円です。控除期間は5年とされています。〇同居対応改修をした場合同居対応改修をした場合における所得税減税のおもな要件には、以下の項目があります。■住宅の引き渡しまたは工事完了から6カ月以内に入居■床面積が50平方メートル以上対象となる工事のおもな条件は、「調理室や浴室、便所、玄関いずれかの増設」などです。投資型の控除額は、工事にかかる標準的な工事費用相当額(上限:2,500,000円)の10%です。なお、耐震改修工事や省エネ改修工事、およびバリアフリー改修工事を併せて行った場合、標準的な工事費相当額の上限は9,500,000円となります。ローン型の控除額は、以下の計算式で算出します。(対象となる同居対応改修工事費用-補助金など)×2%+該当部分の年末ローン残高×1%このうち、「対象となる同居対応改修工事費用-補助金など」部分の上限は2,500,000円で、控除額全体の限度額は10,000,000円です。控除期間は5年となっています。これらの所得税減税の手続きをする際は、確定申告の際、増改築等工事証明書などの書類を所轄の税務署に提出しましょう。また、住宅ローンを利用してリフォームを行った場合は、住宅ローン減税制度を利用することも可能です。模様替え、耐震改修、バリアフリー改修、省エネ改修など、さまざまな工事が対象となります。ただし建築士、指定確認検査機関、登録住宅性能評価機関、住宅瑕疵担保責任保険法人により「増改築等工事証明書」が発行されていることが条件です。控除額は「リフォームローンの年末残高-補助金など×1%」の計算式で算出します。上限は、入居した日が平成26年4月~平成31年6月の場合、4,000,000円です。控除期間は居住を開始した日から10年です。手続きについては、新築住宅購入を行った場合の住宅ローン減税申請方法と同様です。【固定資産税】固定資産税についても、耐震改修、バリアフリー改修、省エネ改修をした場合に減額されます。〇耐震改修をした場合耐震改修の場合の要件としては、昭和57年1月1日以前から存在する住宅であることが必要です。工事の対象は以下の通りです。■現行の耐震基準に適合させるための耐震改修であること■改修工事費用から補助金などを控除した額が500,000円超であること控除額は、居住する家屋にかかる固定資産税額の2分の1です。ただし、1戸当たり家屋面積120平方メートル相当分が上限となります。控除期間は1年間です。〇バリアフリー改修をした場合バリアフリー改修のおもな要件としては、以下が挙げられます。■要介護もしくは要支援の認定を受けている者、障害者、65歳以上の者のいずれかが居住する住居であることまた、工事の対象は以下となります。■指定のバリアフリー改修工事であること■改修工事費用から補助金などを控除した額が500,000円超であること控除額は居住する家屋にかかる固定資産税額の3分の1です。ただし1戸当たり家屋面積100平方メートル相当分が上限となります。控除期間は1年間です。〇省エネ改修をした場合省エネ改修の場合の要件は以下のとおりです。■平成20年1月1日前から存在する住宅であること■床面積50平方メートル以上対象となる工事のおもな条件としては、「窓の断熱工事を含む省エネ改修工事であること」などがあります。控除額は居住する家屋にかかる固定資産税額の3分の1です。ただし1戸当たり家屋面積120平方メートル相当分が上限となります。控除期間は1年間です。手続き方法は、改修工事完了後3カ月以内に「固定資産税減額申告書」および必要書類を市区町村に提出します。■まとめいかがでしたか?購入する住宅の条件やリフォームの内容によって、さまざまな減税制度が適用されることがわかったのではないでしょうか。減税制度は補助金制度と違い、併用できる点がポイントです。今回ご紹介した内容を参考に、もれなく申請しておくようにしましょう。
2017年03月01日新築住宅や中古住宅の購入、リフォームの際には、国の補助金を申請できます。申請者の収入や申請住宅の設備などについて要件があるため、細かくチェックしましょう。補助金額は30万円ほどのものから200万円を超えるものまで幅広くあります。なかでも近年は三世代同居に対応した住宅(二世帯住宅)への補助が厚くなっている傾向にあります。■新築住宅購入で利用できる補助金一覧新築住宅を購入する際に利用できる補助金には以下のものがあります。【すまい給付金】消費税率引き上げの負担を軽減するため、引き上げ後の税率が適用される住宅を購入する人を対象に現金を給付する制度です。平成26年4月から平成33年12月まで実施されます。不動産登記上の持分があれば配偶者でも給付金を受け取れる点、住宅ローン減税と併用可能な点がポイントです。住宅所有者が直接申請し、給付を受けます。一般的な要件のほかに、以下の独自の要件があります。1.収入が一定以下であること。・8%時:収入額の目安が510万円以下・10%時:収入額の目安が775万円以下2.住宅ローンを利用しない場合は、年齢が50才以上であること。さらに10%時には、収入額の目安が650万円以下であること。3.引き上げ後の消費税率が適用される住宅であること。4.床面積が50平方メートル以上の住宅であること。5.住宅ローンの利用がない場合は、フラット35Sの基準を満たす住宅であること。フラット35Sの基準は以下のいずれかに該当することです。1.耐震性に優れた住宅(耐震等級2以上の住宅または免震建築物)2.省エネルギー性に優れた住宅(一次エネルギー消費量等級4以上または断熱等性能等級4または省エネルギー対策等級4)3.バリアフリー性に優れた住宅(等級3)4.耐久性・可変性に優れた住宅(劣化対策等級3、維持管理対策等級2等)給付額は、住宅取得者の収入によって決まる給付基礎額と、不動産登記上の持分割合で、以下の計算式により決定します。給付額=給付基礎額×持分割合補助金額上限は、消費税率8%の場合最大30万円、10%の場合最大50万円です。手続き時期は入居後随時(入居後1年3カ月以内)です。【住宅ストック循環支援事業】エコ住宅への建て替えに対して補助金を申請できる事業です。建設業者や宅建業者が補助金を申請し、給付を受けます。業者が受け取った補助金は、住宅所有者に還元されます。要件は一般的な要件のほかに、以下のような独自の要件があります。1.耐震性のない住宅を除却すること。2.エコ住宅に建て替えること。補助金額は30万円~50万円です。手続き時期は補正予算成立後(10月頃)~同年度3月末日までです。【地域型住宅グリーン化事業】地域における木造住宅の生産体制を強化する目的で実施されている補助金事業です。三世代住宅(二世帯住宅)への対応に対して補助金が加算される点がポイントです。施行事業者などからなるグループが補助金を申請し、給付を受けます。補助金は住宅所有者に還元されます。以下のいずれかの要件を満たす必要があります。なお、いずれも木造建築が条件です。1.長寿命型(長期優良住宅の認定を受けたもの)2.高度省エネ型(認定低炭素住宅の認定を受けたもの)3.高度省エネ型(性能向上計画認定住宅の認定を受けたもの)4.高度省エネ型(ゼロ・エネルギー住宅の認定を受けたもの)補助金額は以下のとおりです。1.長寿命型:100万円2.高度省エネ型(認定低炭素住宅):100万円3.高度省エネ型(性能向上計画認定住宅):100万円4.高度省エネ型(ゼロ・エネルギー住宅):165万円さらに地域材を利用した場合は20万円を上限に補助金額が加算、三世代同居に対応した場合は30万円を上限に加算されます。手続き時期は4月~6月頃です。【ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業】住宅における年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロとなる住宅(ZEH)に対して出される補助金です。住宅所有者が直接申請し、給付を受けます。一般的な要件のほかに、以下のような独自の要件があります。1.ZEHロードマップにおける「ZEHの定義」を満たしていること。《ZEHの定義》(1)住宅の外皮性能が地域区分ごとに定められた強化外皮基準以上であること。(2)設計一次エネルギー消費量が再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から20%以上削減されていること。(3)太陽光発電システムなどの再生可能エネルギーシステムを導入すること。(4)設計一次エネルギー消費量が、再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から100%以上削減されていること。2.申請する住宅はSII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)に登録されたZEHビルダーが設計、建築または販売を行う住宅であること。3.導入する設備は本事業の要件を満たすものであること。4.要件を満たすエネルギー計測装置を導入すること。補助金額は以下のとおりです。1.交付要件を満たす住宅:125万円2.交付要件を満たし、寒冷地特別外皮強化仕様である住宅:150万円3.設計一次エネルギー消費量が、再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から75%以上削減されている住宅:125万円さらに蓄電システムを導入する場合には、補助金額が以下のとおり加算されます。1.蓄電システムの補助金額:蓄電容量1kWh当たり5万円2.蓄電システムの補助金額上限:補助対象経費の3分1のまたは50万円のいずれか低い金額手続きは年度内に随時行えます。【民生用燃料電池導入支援事業】家庭用燃料電池システム「エネファーム」を住宅に導入する場合、その購入費用の一部を支援してもらえる補助金制度です。一般的な要件のほかに、以下のような独自の要件があります。1.申請者は燃料電池システムを購入し、実際に使用する人であること。2.設置予定の燃料電池システムが、「FCA(燃料電池普及促進協会)が指定した燃料電池システム(補助対象システム)」であること。3.「補助対象システム」を6年間以上継続して使用できること。4.他の国庫補助金と重複して補助を受けない(受けていない)こと。5.補助対象システムの設置などに関するFCAへの情報提供に同意できること。6.個人(個人事業主を除く)が申請する場合、排出削減事業への参加を表明できること。住宅所有者が直接申請し、給付を受けるタイプの補助金です。補助金額は、補助の対象となるエネファームの機器価格と工事費の合計価格(補助対象経費)の大きさによって以下のとおり変わります。1.合計価格が基準価格以下の場合固体高分子形(PEFC):15万円固体酸化物形(SOFC):19万円2.合計価格が基準価格を上回り、裾切価格以下の場合固体高分子形(PEFC):7万円固体酸化物形(SOFC):9万円さらに設置対象の燃料種別がLPガスの場合や、補助対象システムが寒冷地仕様の場合は、3万円ずつ補助金額が追加されます。基準価格は、固体高分子形(PEFC)は127万円、固体酸化物形(SOFC)は157万円です。また裾切価格は、固体高分子形(PEFC)は142万円、固体酸化物形(SOFC)は169万円と定められています。なお基準価格や裾切価格は、使用や燃料種別によって変動するため、詳細については個別に確認が必要です。手続きは年度内に随時行えます。【地方公共団体の補助金事業】国だけでなく、都道府県や市町村でも、さまざまな補助金事業が実施されています。お住まいの地域で受けられる補助金がないかチェックしてみましょう。■中古住宅購入で利用できる補助金一覧中古住宅を購入する際に利用できる補助金には以下のものがあります。【すまい給付金】すまい給付金は中古住宅の購入も対象になります。ただし給付の対象となる中古住宅は、売主が宅地建物取引業者である中古住宅(中古再販住宅)だけである点に注意が必要です。これは売主が個人の場合には、同給付金の根拠となる消費税が課税されないためです。おもな要件は新築住宅購入の場合と同様です。【住宅ストック循環支援事業】良質な既存住宅の流通を促進する目的から、中古住宅の購入の際にも同事業の補助金を申請できます。新築住宅を購入する場合とは要件が異なるため気をつけましょう。宅建業者やインスペクション事業者が補助金を申請し、給付を受けます。業者が受け取った補助金は、住宅所有者に還元されます。要件は以下のとおりです。1.若者(40歳未満)が既存住宅を購入すること。2.売買に際して、インスペクションを実施し、既存住宅売買瑕疵保険に加入すること。インスペクションとは、専門家が第三者的な立場から、住宅の劣化状況や欠陥の有無などをチェックすることを指します。補助金額は以下のとおりです。1.インスペクション5万円2.リフォーム工事内容に応じて定める額(定額)上限はインスペクションとエコリフォームの合計で50万円(耐震改修を行う場合は65万円)です。手続き時期は補正予算成立後(10月頃)~同年度3月末日までです。【地方公共団体の補助金事業】中古住宅を購入する場合も、都道府県や市町村の補助金が利用できることがあります。積極的に問い合わせてみましょう。■住宅リフォームで利用できる補助金一覧住宅リフォームで利用できる補助金には以下のものがあります。【住宅ストック循環支援事業】エコリフォームを行う場合は、同事業の申請が可能です。リフォーム会社が補助金を申請し、給付を受けます。リフォーム会社が受け取った補助金は、住宅所有者に還元されます。要件は以下のとおりです。1.エコリフォームを実施すること2.リフォーム後に耐震性が確保されること補助金額は、リフォーム工事内容に応じて定める額(定額)が支給されます。上限は30万円(耐震改修を行う場合は45万円)です。手続き時期は補正予算成立後(10月頃)~同年度3月末日までです。【地域型住宅グリーン化事業】新築住宅の購入だけでなく、リフォームを行う場合も要件を満たせば同事業の補助金を申請できます。補助金の受け取り方法や補助金額などは新築住宅購入の項目における「4.高度省エネ型(ゼロ・エネルギー住宅)」と同様です。要件はゼロ・エネルギー住宅に認定された木造の住宅であることです。【ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業】新築住宅の購入だけでなく、リフォームの場合も同事業を利用できます。なお補助金額など要件以外の内容は新築住宅購入の場合と同様です。一般的な要件以外に、以下の独自の要件が定められています。1.既築住宅は住宅全体の断熱改修を含み、導入する設備は原則としてすべて新たに導入すること。【民生用燃料電池導入支援事業】リフォームでも同事業を利用できます。詳細は新築住宅購入の場合と同様です。住宅所有者が直接申請し、給付を受けます。【住宅省エネリノベーション促進事業】住宅の省エネ化を促進するための補助金事業です。一般的な要件のほかに、補助対象となる製品について以下のとおり独自の要件があります。1.住宅の省エネルギー改修(省エネリノベーション)に有効な高性能建材・設備としてSIIの定める要件を満たした製品であること。2.未使用品であること。補助金額は以下のとおりです。1.高性能建材(ガラス・窓・断熱材):補助対象費用の3分の1以内、上限150万円2.蓄電システム:5万円/kWh、上限額は補助対象費用3分の1または50万円のいずれか低い金額3.高効率給湯機:補助対象費用の3分の1以内、上限15万円手続きは年度内に随時行えます。【長期優良住宅化リフォーム推進事業】既存住宅の長寿命化を目的とした補助金事業です。三世代同居のためのリフォームは補助金がアップします。住宅所有者が直接申請し、給付を受けます。あるいはリフォーム会社が補助金を申請して給付を受け、その補助金を住宅所有者に還元することも可能です。要件は以下のとおりです。1.リフォーム工事前にインスペクションを行うとともに、工事後に維持保全計画を作成すること。2.下記性能項目のいずれかの性能向上に資するリフォーム工事または三世代同居改修工事を行うこと。劣化対策、耐震性、省エネルギー対策、維持管理・更新の容易性、高齢者等対策(共同住宅のみ)、可変性(共同住宅のみ)、三世代同居改修工事3.リフォーム工事後に少なくとも劣化対策と耐震性の基準を満たすこと。補助金額は、リフォーム工事に必要な費用の合計額の3分の1以内、上限は100万円が基本です。ただし三世代同居改修工事を実施する場合は150万円が上限となります。なお認定長期優良住宅とする場合はプラス100万円が上限になります。手続きは年度内に随時行えます。【市町村の補助金事業】住宅リフォームについても、都道府県や市町村の補助金を受けられる場合があります。ぜひ調べてみてください。■まとめいかがでしたか?補助金にはそれぞれに要件や特徴があることがわかったかと思います。住宅の購入やリフォームにはお金がかかりますが、補助金事業を賢く利用して、費用を抑えたいところですよね。住宅の購入やリフォームを検討する場合には、利用できる補助金がないかどうか、ぜひチェックしてみてください。
2017年02月24日東京アサヒ販売が、長年取り組んできた「トイレリフォーム」のさらなる可能性を追求し、日々の暮らしがもっと楽しく、心地よくなる「新しいトイレルームのカタチ」を全国に向けて提案するため、デザイントイレルーム専用WEBサイト『東京トイレットラボ』を開設しました。なお、先着5名様(東京23区限定)に半額で施工のオープニングキャンペーンも実施中です。「トイレ空間」を「第2のリビング」に長年「リフォーム本舗」にて水廻りのリフォームを手がけている、東京アサヒ販売。機能性や清潔さはもちろん、コンディションを整えたり、リラックスして一息つく、日々の暮らしにかかせない「トイレ空間」を「第2のリビング」に楽しく変身させてくれます。そんな東京アサヒ販売から、デザイントイレルーム専用WEBサイト『東京トイレットラボ』が開設されました。『東京トイレットラボ』1.「デザイン力」がスゴイ!毎日を過ごすトイレルームを第2のリビングと考え、インテリアデザイナーの斬新な発想から生まれたデザインで、個性を描き出します。9つのデザインからセレクトでき、費用は装備・工事・デザイン込みで、248,000円(税込)から。トイレの固定概念を打ち破るワクワクするトイレルームが完成!9つのスタイルのトイレルームからチョイスできます。◎シャビーウッドスタイル◎大人フェミニンスタイル◎フレンチナチュラルスタイル◎シンプルモダンスタイル◎エレガントボタニカルスタイル◎フレンチポップスタイル◎モロッコオリエンタルスタイル◎ブルックリンスタイル◎アメリカンポップスタイル2.「技術力」がスゴイ!壁紙から電気工事までトイレにまつわる工事をすべてたった1日でこなしてしまう「多能工」であり、総工事数2万件以上を誇る「トイレマエストロ」と呼ばれる専属のトイレ職人たちが、理想のトイレルームをカタチにします。3.「サポート力」がスゴイ!デザインの力で小さなトイレ空間が宝物に!「トイレデザイナーチーム」が描くトイレルームはサポート力も充実。『東京トイレットラボ』の保証システムは、メーカー保証と当社工事保証のダブル保証で工事完了後も安心!問い合わせ先東京アサヒ販売株式会社Tel:03-5963-4662(代表)
2017年02月01日