映画『るろうに剣心 最終章 The Final』(公開中)大ヒット舞台挨拶が4日に都内で行われ、佐藤健、武井咲、青木崇高、土屋太鳳、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。この日は「The Beginning」の公開日であり、 「The Final」も興行収入33億円を突破と大ヒット、さらに1日に全国の映画館が再スタートしてからの新たな公開となり、大友監督は「地方の方達が、東京・大阪の皆さんに届けるまで自分たちが『るろうに剣心』を支えるんだと、何十回も観るといった方が多くて、感動する日々を過ごしておりました。ぜひ『The Beginning』と同時に『The Final』も。どっちの順番で観ても大丈夫だと思います」と感無量といった様子だった。シリーズを通して出演する「The Final」のおなじみメンバーがそろった舞台挨拶に、佐藤は「嬉しい限りです。さすがに今日がこのメンバーでこうやって一堂に会して何かするのは最後ですか? 最後ですか!?」と語りかけ、青木も「どうなんですか!?」とのっかる。佐藤は「最後です!」と断言し、「となると、寂しくもなりますけど、最後のこの時間を噛みしめながら、幸せを感じながらやってきたいと思います」と心境を明かした。一方、この日は全国的に大雨。『京都大火編』イベントも大雨だったことから、雨男疑惑をかけられた佐藤は「なんで!? 監督なんじゃないですか?」と監督へ振るも、全員が「晴れ女」「晴れ男」を主張する。佐藤は「晴れ男とか晴れ女議論ってなんなんだよ、と思ってるけど、さすがに自分の主演作の完成披露とか、ほぼほぼ雨なんですよ。思いが天に伝わったのかなあと思って、『よかった、雨だ』と思いました」と苦笑していた。
2021年06月04日実写版『るろうに剣心』シリーズが『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』をもってついに完結する。これを記念してシネマカフェではキャスト陣のリレーインタビューを敢行! 今回、登場するのは、“人斬り抜刀斎”の人生を大きく変えることになる女性・巴を演じた有村架純。主演の佐藤健に言いたいor聞きたいこと、さらにアンケートで寄せられた読者からの質問にも回答してもらった。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。出演の理由「一緒に挑戦させていただきたい」――本作からの参加となりましたが、映画『るろうに剣心』シリーズ、もしくは原作について、どのようなイメージを抱いていましたか?私は『るろうに剣心』は映画で初めて拝見させていただいて、アクションといえば『るろうに剣心』が一番という印象を持っていました。(1作目の)公開当時は既にこの業界には入ってましたが、まだ技術的なところに関しては知らないことがいっぱいあって、とにかく圧倒されました――技術的なことなんて考えることもなく、ただ圧倒された思い出があります。それぞれの役者さんが演じられているキャラクター像、インパクトも本当にすごかったですね。作風も作品自体もキャラクターも。みなさんの熱量というか、インパクトや勢いがすごく強いというイメージでした。――ファンの間でも人気の高い幕末のエピソードで、しかも剣心の愛する存在である巴を演じることに決まった時の心境を教えてください。最初にマネージャーさんから話を聞いて、「はい、やります」とはすぐには言えませんでした。土足で足を踏み入れていいのか? などいろんなことを考えたんですけども、大友(啓史)さんと再びお仕事ができるという喜びのほうが自分の中で勝りました。健さんも共演したことのある方でしたので、一緒に挑戦させていただきたいなと思い、その覚悟の上でお受けしました。――巴を演じる上で大切にされたこと、意識されたことはどんなことですか?巴が清里(窪田正孝)と出会う前、出会ってからどういうふうに生きてきたのかなということを自分なりに想像して、清里のことを思いながらも、ただただ剣心に対する復讐心だったり、憎しみだったり、そういった微妙な気持ちの動きなどを常に思いながら撮影をしていましたね。あんまり余計なことは考えていなかったかもしれないです。巴は剣心に対する復讐心で生きているみたいな感じだったので、余計なことはあんまり考えず、剣心と過ごす日々を大事に生きていましたね。演じた巴役を回顧「苦しかったんじゃないかな」――有村さんから見て、巴という女性の魅力はどのようなところにあると感じますか?巴は決して強い人ではないと思うんです。けれども一輪の花のような美しさもあって、凛とした、凛々しい女性でもあって、すごく本当に言葉にするのが難しいんですよね。わかりやすいキャラクターでもないし、多面的な部分があるので。でも人としての危うさだったり、ツンっとつつけば崩れ落ちてしまうような脆さだったり、そういったところが、魅力なのかなって思ったりしましたね。――特に剣心と巴が一緒に暮らす日々の2人の様子がかわいらしくて印象的でした。あのシーンはどのような心境で臨んだのか? 撮影のエピソードなど教えてください。剣心と一緒に過ごせば過ごすほど、巴の中で自分を憎みそうになるというか、もともとはやっぱり清里を思って始めたことだったはずが、それが思いもよらぬ方向に行ってしまい、たぶん自分でも驚いていた日々だったのかなと思って…。剣心に対して想いを寄せても、清里への想いが消えるわけでもないし、かといってそれを美化することはできないし、常にずっと揺れ動いている日々だけど、人間ってずっとそういった嫌なことを考えて生きていないと思うんですよね。とある瞬間に忘れることってあって、それが2人で暮らす中でいっぱいあったんでしょうね、きっと。巴を演じながらも「あ、居心地がだんだん良くなってきたな」とか思う瞬間もいっぱいあって、だけど、ひとりになった時とか、ふとした瞬間にきっと清里のことが頭をよぎったりして、そういう葛藤の日々だったから、巴としては本当に剣心と一緒に過ごせば過ごすほど苦しかったんじゃないかなと思います。――クライマックスの剣心の頬に刃を立てるシーンは佐藤さんと打ち合わせなどはしたんですか?たしか前日にリハーサルだけやって、アクションを含めて2~3日かけて撮ったんですよね、場当たりをしただけで、全然打ち合わせとかは何もせずでした。――アニメとか原作漫画とかに近づけようとかそういう意識でもなく、2人でその場のやり取りの中で生まれたという感じでしょうか?そうですね。原作とはまたちょっと違いますもんね。そこは自然とそうなったっていう感じでしたね。佐藤健の意外な一面とは?――読者からの質問です。「巴の役は難しかったと思いますが、 撮影の合間、他のキャストの方と何をして過ごしていましたか?」とのことですが、基本的に佐藤さんとのシーンが多かったかと思います。現場でどんなことをお話されたんですか?夜遅くや、朝まで撮影することもあったので、お互いに眠気を誤魔化すように、合間に喋りながら過ごしていました…。でも、そんなに口数多くしゃべってはないですね。ぽつぽつお互い喋って…みたいな感じで。作品の雰囲気もありましたし、あんまりキャッキャッできるような感じでもなかったので、喋りたいときに喋っていた感じです(笑)。あと、お互いに食事制限をしていたのでお腹が空くんですよ。なんか嚙みたいなっていう時に、節分の豆、乾燥した大豆をジップロックに入れて持っていたので、それを2人でもぐもぐ食べてました。――もうひとつ、読者からの質問で、「『るろうに剣心』の共演者の方の意外な一面を見つけていたら教えてください!」とのことですが、これも佐藤さんになりますよね。そうですね。意外でもないかもしれないですけど、食事制限をしていたので、健さんは1日に1粒、2粒食べるチョコを楽しみに現場を過ごしていらっしゃったので、意外と甘いものというか、そういうものを食べるんだなって。あんまり甘いものを食べてるイメージが『何者』の時はなかったので、「あ、チョコレート好きなんだ」って思いましたね。その時だけかもしれないですけど。――「座長・佐藤健に今だから言えること、聞きたいこと」を教えてください。今作の撮影で健さんは、『The Final』を撮影してて、『The Beginning』を撮影した後て、また『The Final』の撮影に戻られてたんですよ。『The Final』の時の容姿と『The Beginning』では当然容姿も違いますし、そういう気持ちをキープする方法、メンタルとか集中力、持続力はどこからわき出てくるものなのか知りたいですし、聞いてみたいですね。(text:Naoki Kurozu)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年06月04日プレッシャーがあろうがなかろうが、やるべきことは変わらない佐藤健に、プレッシャーという言葉は似合わない。10年に及ぶシリーズの歴史のエンドマークとなった『るろうに剣心 最終章 The Beginning』。主演の双肩には、作品の成功と、興行としての成功、その両方が重くのしかかる。これだけビッグバジェットの作品ならなおさらだ。けれど、佐藤健は常にクールだ。プレッシャーに怖気づき、戸惑う姿など想像できないほどに。「これまでプレッシャーを乗り越えるという思考になったことがないですね。プレッシャーがあろうがなかろうが、やるべきことは変わらないじゃないですか。それよりもやるべきことは、自分が何をしなくちゃいけないのかを明確にすること。それがわかったら、あとはやるだけ。だから、プレッシャーについて考えたことがないんです」明晰な言葉で、そう自分の思考回路を説明する。それは、俳優の言葉というより、むしろ有能なビジネスマンのプレゼンテーションのようだった。「『るろうに剣心』で言えば、初めて実写化の話をいただいたとき、あれだけ魅力的な漫画を実写で表現できるのかなと思ったんです。けれど、監督といろいろ話をさせてもらう中で、いけるかもと思った瞬間があった。それが、アクションチームがつくったアクションムービーのようなものを見せてもらったときでした。あそこで、自分の目指すべきものを提示してもらった感覚になった。そして、自分のやるべきことも見えた。僕のやることは、このムービーにあるような動きを身につけること。そうとわかれば、あとはひたすら練習に打ち込むだけ。自分にできるかなんて恐怖心は関係ないんです」不要なものに心をとらわれない。その精神は、よく研ぎ込まれた刀のように美しい。演技アプローチも、確かなロジックが土台となっている。「『The Beginning』に関しては、今までの剣心とはアプローチがまったく違っていて。今回は最も力を抜いた状態で現場にいました。これまではずっと少年ジャンプの漫画原作ということもあって、キャラクターをリアルな人間として落とし込むことを大切にしてはいるものの、ある種のエンタメ感、漫画感を意識していたんですね。でも、今回は違う。『The Beginning』では、そういった漫画感を一切意識していませんでした」では、佐藤健は何に心を置いて『The Beginning』の人斬り時代の剣心を生きたのか。答えは、時代劇においても生身の人間でいる、という精神だ。「『The Beginning』では、生身の人間でいたかった。あの幕末の時代に本当にこの人は生きていたんじゃないかと思えるものを目指していました。『The Beginning』は日常の生活をしているシーンが多く出てくるので、そこでの所作を丁寧にやっていくというのは当然のこととして、いちばんはいわゆる無理をしないこと。何もしないで、ただいる。感じたままその場にいる、ということをしていました。俳優を受け身の仕事だと思ったことはない新しい時代をつくるため、人を斬って、斬って、斬り続けた剣心。血塗られた道を歩む中で出会ったのが、雪代巴だった。眠りに就いているときでさえ、片時も刀を離さず、敵の気配を敏感に感じ取っていた剣心が、巴のそばでは穏やかな寝息を立てることができた。『The Beginning』は、剣心と巴のラブストーリーだ。「巴という人と出会って、剣心は幸せを知り、そこで初めて人間となれた。序盤は巴が剣心を追い、それに対して剣心は俺に構わないでくれと巴を追い払う。それが、中盤以降、ふたりで山小屋で一緒に住むようになって、初めて幸せを見つけたあたりから、剣心がどんどん浮き足立っていく。そして今度は巴がこの人と幸せになっていいのだろうかと葛藤し始める。向いていたベクトルが中盤から入れ替わるというか、パワーバランスが真逆になると、映画の構造として悲しいだろうなと考えていました」山小屋での剣心は、とても優しい顔で笑っている。その柔和な笑顔がのちに訪れる悲劇へとつながっていくことを観客もわかっているため、余計に胸が苦しくなる。「あの山小屋のロケ地は本当に穏やかな時間が流れているような場所でした。おかげで、そこで生活している日々は、僕自身も穏やかだったんですよ。巴の葛藤なんかつゆ知らず、楽しいなと浮かれていた。あの幸せな撮影をしているときの記憶がいちばん残っていますね」最大の見せ場となるのが、剣心の左頬についた十字傷の謎が明かされるクライマックス。真っ白な雪景色の中、滴り落ちる赤い鮮血。刀を振り下ろした剣心の構えがあまりにも美しくて、観客の心に悲しみの血しぶきが噴き出す。「あのシーンはアクションチームの方がやってくださった斬り方が最高だったんですよ。それを見て、僕もいけると思って現場に臨んだんですけど。現場は山なので日が落ちるのも早く、時間がなくて、最後の引きの画を撮らずに進みそうになったのですが、引きの画は撮りましょうという話はしました。あの画は絶対に必要だと思ったので」演じることが、俳優の仕事。一般論として、監督やスタッフに意見することをよしとしない向きもある。だが、佐藤健は恐れない。それは決して我が強いからとか、そんな理由ではない。ものづくりに携わる者としての信念があるからだ。「純粋にいいものをつくりたいんです。そのために意見をした方がいいと思うことがあればする。それはもうずっと前からやっていることですね。別に何かを言いたいわけでもなくて。実際、自分が言わなくても、いい作品になっていっているときは何も発言しませんし。思ったことがあるのに言わないのは、ものづくりをする上で真摯じゃないと思うから。疑問に感じることがあるなら、ちゃんとそれを伝えたいんです」時に、俳優は受け身の仕事とも言われる。だが、それも佐藤健の考えとは異なる。「僕は受け身の仕事だと思ったことはないですね。もちろんそうおっしゃる方がいるのも知っていますし、その考えを否定したいわけでもありません。ただ、僕の考え方とは違うということです」作品選びのポイントは、どこに勝算を持てるか佐藤健という俳優が、今や同世代と一線を画す存在となっているのは、こうした彼独自のイズムがあらゆる仕事に行き届いているからだろう。その20代を振り返っても、連ドラは『Q10』『とんび』『天皇の料理番』と寡作ながら良質な作品に出演。映画では、『バクマン。』のようなエンタメ性の強い作品から、『亜人』のようなアクション、そして『8年越しの花嫁 奇跡の実話』のような感動ラブストーリーまでジャンルレスに活躍。そして、『半分、青い。』『義母と娘のブルース』とテレビドラマの王道に返り咲いたのち、『恋はつづくよどこまでも』で場外ホームランを放った。その歩みには、明確な意志が感じられる。「この作品はどこに勝算を持てるか、ということは毎回考えますね。やっぱり勝算が見えないとなかなか踏み出せない。ポイントは何でもいいんです。脚本が素晴らしいからでも、僕がやればよりいい作品になりそうと思うからでもいい。それは作品ごとに違いますけど、勝算を見つけられるかは僕にとって非常に大事です」特に20代の頃は、タイミングを重視していたと言う。「まだ世にあまり知られていない頃は、よくも悪くもイメージがつきやすい状態。偏った仕事ばかりをしていたら、一定のイメージがついてしまうなと思って。それを避けるために、今回ライトな作品をやったから、次はまったく違う方向の作品をやろうとか、そういうことを20代の前半から中盤まではよく考えていました」佐藤健が過ごした20代。それは、俳優としての地盤を固める時間だった。「とにかく20代前半は自分のステージを高めることに重きを置いていましたね。この作品をやったことで、さらに上のステージに行けるかもしれない。そうやって自分の価値を上げていくことが重要でした。それが、20代後半になるとある程度地盤ができて、そこに自信も持てたので、遊べる余裕が生まれた。自分の好きなことをやっても、ある程度イメージが崩れることもないかなと思って、やりたいことをやるようになりました」現在32歳。これから先の未来は、どんなイメージを描いているのだろうか。「より自分のやりたいことをやっていきたいですね。露出の頻度というのは特に意識していないです。自分がいいと思えるものをやっていく。そうやってキャリアを積み重ねていければ」YouTubeチャンネルにSUGAR、アパレルブランド『A』の立ち上げ。思えばこの1年あまり、多くの人が佐藤健から飛び出すさまざまなアイデアに驚かされてきた。おそらくすでに佐藤健の頭の中にはこれからのビジョンがはっきりと見えているはずだ。次のカードは何を切るのか。その戦略は、彼しか知らない。だけど、ひとつだけ確かなことがある。それは、これからも私たちは佐藤健に驚かされていくということだ。『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国公開。取材・文/横川良明
2021年06月04日映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』の写真集が『The Beginning』公開と同じ明日6月4日(金)に発売。この度、その中から一部の写真が公開された。本写真集は、2部作連続公開となるシリーズの最新作の撮影に密着し、撮り続けた50万枚に及ぶスチール写真の中から厳選されたカットで構成。『The Final』では明治の時代を流浪人として生きる剣心を、『The Beginning』では幕末を人斬りとして生きる抜刀斎を、佐藤健がそれぞれに演じ分けている姿は、この写真集の見どころのひとつ。そして、10年にわたって『るろうに剣心』シリーズに取り組んできた佐藤さん、大友啓史監督へのロングインタビューも掲載。原作者・和月伸宏の直筆メッセージイラストも収録と、まさに完全永久保存版。今回、発売に先駆けて公開されたのは、2作品それぞれの持つ魅力を端的に表した写真の一部。剣心と縁が死闘を繰り広げるシーンや、一方で佐藤さんと新田さんの撮影の合間のオフショットも到着。サプライズ登場が話題となった宗次郎(神木隆之介)や、池田屋事件で剣を振るう斎藤一(江口洋介)、酒処で絡まれる巴(有村架純)などの姿もとらえられている。『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国にて公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。「映画 るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning 写真集」は6月4日(金)発売。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年06月03日佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(6月4日公開)の場面写真、及びスポット映像が3日、公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。今回公開された場面写真は、有村架純演じる人斬り抜刀斎・緋村剣心へ近づく謎の女・雪代巴の姿を切り取ったもの。現在公開中の『るろうに剣心最終章 The Final』では、神谷道場の仲間たちと平和に暮らしていた剣心のもとに、シリーズ最恐の敵・雪代縁が現れ、剣心に関わるすべてを奪おうと東京に総攻撃を仕掛ける。そして剣心は、縁の姉であり自身の妻だった巴を斬殺していたという過去が明かされ、互いの譲れない想いがぶつかりあうエモーショナルな最終決戦が描かれる。4日公開となる『るろうに剣心 最終章 The Beginning』では動乱の幕末を舞台に「不殺の誓い」を立てる前の"人斬り抜刀斎"時代の剣心と巴が辿る運命が描かれている。ある夜、剣心が敵を殺めたとき、目の前に立っていた1人の女性が雪代巴。暗殺の現場を目撃された剣心は、口封じのため巴を傍に置き共に暮らすことを決意する。人の心を失っていく姿を傍らで見ていた巴は、「このまま人を殺め続けるのか」「平和のための戦いなど、本当にあるのか」と問いかける。巴の優しさは剣心の心に波紋を広げ、「新時代」のために人を斬ることに葛藤しはじめ、次第に本当の幸せの意味に気付いていく。互いに惹かれあう巴と剣心だったが、ある日突然、巴は姿を消してしまう。実は巴の真の目的は“緋村剣心への復讐”で、彼女は同じく剣心の命を狙う幕府直属の隠密組織「闇之武」の首領・辰巳(北村一輝)の指示で動く内通者だった。今回解禁された新たな場面写真からは、今にも消えてしまいそうな儚さを見せながら揺るがない意志と強い芯を携え剣心に近づく巴や、憎しみと愛情の狭間に立ちながら穏やかな表情で剣心を見つめる巴の姿、さらに強い決意の目で雪の中に佇む姿などが写し出されている。合わせて到着したスポット映像からも、人斬りだった剣心に大きな影響を及ぼし、その後「不殺の誓い」を立て今の剣心へと生まれ変わった、運命を変える巴との出会いがドラマチックに描かれる。(C)和月伸宏/ 集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心最終章 The Beginning」製作委員会
2021年06月03日現在公開中の、映画『るろうに剣心 最終章 The Final』。和月伸宏の同名コミックを佐藤健主演で実写化した大ヒット作『るろうに剣心』シリーズの最新作にして最終章で、すでに興行収入30億円を超えるヒットを記録している。原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに、剣心と縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれている。5月22日からはシリーズ初となる副音声上映を実施中だ。副音声上映は、無料のスマートフォン専用アプリ「HELLO! MOVIE」をダウンロードし、副音声データを事前に入手、本編上映前にアプリを劇場で起動しイヤホンを装着することで、映画の音声を認識し映像に合わせて音声が再生される。劇場で作品を鑑賞しながら、イヤホンで副音声を楽しめる仕様だ。ちなみに、例えば音量をいじろうとして途中でうっかり終了させてしまっても、またアプリを立ち上げれば自動的にシーンに戻るので慌てなくても大丈夫。副音声上映に参加するのは、剣心役の佐藤健、大友啓史監督、谷垣健治アクション監督の3人。シリーズの1作目から10年間、共に作品を作り続けてきた3人なだけあり、「The Final」だけではなくこれまでの裏話も満載となっている。縁が剣心と最初に対峙するシーンが、実はこれまでのシリーズにも出てきた神谷道場の近くの場所だったり、そこに決まるまでに紆余曲折あったり……といった制作時の話や、実はとあるキャラクターは阿佐ヶ谷姉妹をイメージしているといった驚きのエピソードも飛び出した。気心が知れているだけあり、佐藤もリラックスした様子で、大友監督が「今のシーンって、剣心はどういう気持ちなの?」と、まるで修学旅行のような楽しい空気も。佐藤自身も見ながら「かわいそう、剣心!」とファンのように心配し、「このシーンは意識が……」と意外なシーンでの苦労を明かす一幕も。宿敵となった縁の冒頭のアクションについても、佐藤は「大変よろしいです」としみじみし、神木隆之介演じる瀬田宗次郎のサプライズ登場には大盛り上がりとなっていた。また、ぜいたくなのがアクションを見ながら解説を聞けること。「ここの動きは実はこのシーンとつながっている」「ここで刀の鞘を取って……」と、普通に見ていたらスピードがすごすぎて目が追いつかないようなアクションも、よりクリアに見えるような気分になること間違いなし。途中に挟まれる剣心の過去の回想シーンについては、「『The Beginning』の副音声の時に……」と、まだまだ裏話が続きそうで、2部作合わせるととんでもない情報量になりそうだ。『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の副音声上映は6月19日より実施予定となっている。
2021年06月02日佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Final』(公開中)の特別映像が1日、公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。4月23日より公開された『るろうに剣心 最終章 The Final』は、4月25日より発令された緊急事態宣言により、東京、大阪などの主要都市の映画館が営業休止となり、当該地域に住む者は長らく作品を観ることができない状況が続いていたが、ついに本日6月1日より、映画館が再オープン(※一部劇場は土日休業や時短営業)。緊急事態宣言の影響で鑑賞できる地域が限られていたにも関わらず興行収入が30億円という大台を突破、公開6週目となる5月29日~30日の週末映画ランキングでは、第1位を獲得している。この度、本作が全国の映画館で楽しめるようになったことを記念した特別映像が公開された。一部休業を余儀なくされていた映画館が再オープンし、全国の映画館で『るろうに剣心 最終章 The Final』が”本当の公開”となることを記念して作られた映像で、公開から1カ月間待ちわびていたファンへの感謝が込められている。4月23日の初日の様子を映し、作品を鑑賞したファンからの熱いメッセージに感謝、「ここまでやってこられたのは、支えてくれた皆様がいたからです」(佐藤)、「お客さんに届ければ奇跡が起きる」(大友啓史監督)、「10年、薫を演じられてとても幸せに思っています」(武井咲)と、ファンへの想いを吐露している。佐藤の「この映画が皆様の希望の光となれば幸いです」という言葉には、映画というエンターテインメントの持つ力を信じて、本作を完成させた製作陣、キャスト陣の想いが凝縮された。そして、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』公開日となる6月4日から、『るろうに剣心 最終章 The Final』の入場者特典が配布されることも決定した。神谷道場メンバーをはじめ最終章2作、過去作3作品に出演した豪華キャスト陣が集結した、「10周年メモリアルバナービジュアルミニポスター」で、シリーズ10年の歴史を感じることができる特典となっている。特典は数量限定、なくなり次第配布終了。6月4日には「『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』グランドフィナーレイベント」の開催も決定。イベントは、『The Final』の出演キャストが登壇する1部と、『The Beginning』の出演キャストが登壇する2部の、2部構成に。全国の上映劇場にて、ライブビューイングも実施される。さらに、本作の再始動を記念して、佐藤健と武井咲の撮影現場でのオフショットも公開された。
2021年06月01日和月伸宏氏の人気コミックを実写化した映画『るろうに剣心』シリーズが、ついに最終章を迎える。2012年の『るろうに剣心』に続き、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作で、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた緋村剣心(佐藤健)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描いている。コロナ禍での延期を経て公開を迎えた『るろうに剣心 最終章 The Final』(公開中)、公開を控えている『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(2021年6月4日公開)は、原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶編」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。シリーズを通して、アクション監督を務めているのが、香港に渡りドニー・イェンの元で多くの作品に関わってきた谷垣健治氏だ。谷垣アクション監督の指揮のもとで生まれた『るろうに剣心』のアクションは日本のアクションの水準を塗り変えたとも言われているが、そんな谷垣アクション監督から見て、佐藤健をはじめとした『るろ剣』役者のアクションのすごさとはどこにあるのだろうか。○■「息をするようにアクションする」俳優達——アクションにおけるスタイルの違いなどもあると思いますが、谷垣アクション監督から見て今回の佐藤健さん、新田真剣佑さんはどのような違いがありますか?佐藤健くんの剣心はこれまでに3作やってるから、ある程度完成しているところがあるし、それを彼が1番わかっています。彼がすごいのは、佇まいですね。立ち回りや動きはある程度教えられるけど、佇まいは教えられない。佐藤健自身の凄さとしか言いようがないです。新田真剣佑くんの縁は今回初めてだったから、色々トライアンドエラーをして、撮りながら作っていたところがありました。剣心を破壊したいアグレッシブな縁と、彼を思いとどまらせたいがために受け止める剣心という構図があったので、縁のパワーや猪突猛進なところがちゃんと出せればと思っていました。だから、たまに縁のことを剣心からのPOV(視点ショット)で撮っています。観ている方もパワーを感じやすいと思うし、また剣心が受け止めたりギリギリ避けたりするのがすごくうまいから、よく伝わっていると思います。——『るろうに剣心』に出演する方に共通してすごいところなどはありますか?『るろ剣』の役者全体に言えることですが、よくある「アクションに挑戦しました」ということがない。『るろ剣』はもう、動けて当たり前なんです。アクションを「挑戦するもの」として分離させるような感覚ではなく、「息をするようにアクションする」「息をするように芝居する」という域に持っていってるのがすごいところです。それにはやっぱり役者さんにちゃんとアクション練習をやってもらって、練習の時点からキャラクターになっていることが大事です。アクションを「挑戦するもの」として捉えないぐらい、役に馴染ませているところがすごいんですよね。——それだけできる方が集まってるというのも、この作品の凄いところですね。本当に、どうやってここまで揃えられらんだろうと思います(笑)。■谷垣健治1970年生まれ、奈良県出身。倉田アクションクラブで学び、1993年に単身香港へ渡る。ドニー・イェンの元で多くの作品に関わる。ジャッキー・チェンが会長を務める香港動作特技演員公會の唯一の日本人会員で、日本では日俳連アクション部会委員長を務める。主な作品は、『捜査官X』(11年)、『るろうに剣心』シリーズ(12年/14年)、『新宿スワンII』(17年)など。
2021年05月31日現在、2部作連続で公開中の映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』より、主演の佐藤健、大友啓史監督、主題歌を担当した「ONE OK ROCK」Takaの豪華鼎談が実現した「ボクらの時代」が5月30日(日)に放送される。毎回様々なジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくトーク番組「ボクらの時代」。あえて司会者を置かないことにより、ゲストたちの普段の顔や会話が垣間見られるのが見どころ。そして、『るろうに剣心』シリーズの10年間で初となるこの鼎談。本作を語る上では欠かせない3人が、それぞれの子ども時代やエンターテインメントの道に進んだきっかけ、プライベートについてなど、幅広いテーマで語り合う。なお、Takaさんの地上波のトーク番組の出演は、シリーズ史上を含め初めて実現。これを含めても貴重な鼎談となっている。佐藤健&「ONE OK ROCK」Taka&大友啓史監督出演「ボクらの時代」は5月30日(日)7時~フジテレビ系にて放送。『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国にて公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月29日緋村剣心が、人斬りから流浪人となるきっかけとなった、雪代巴との物語を描いた「追憶編」を実写化した映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』がいよいよ公開を迎える。先に公開された『るろうに剣心 最終章 The Final』がド派手なアクションシーン満載の壮大なエンターテインメントだとすれば、本作は重厚な人間物語。そんななかでも、新選組一番隊長・沖田総司と剣心のバトルシーンは、これまでの逆刃刀との闘いとは一線を画した緊張感が伝わってくる名シーンだ。撮影が行われたのは、2019年2月。極寒の京都・御室八十八ヶ所霊場。新選組が池田屋襲撃を果たすなか、桂小五郎の窮地を救うために剣心が現場に向かう途中に、沖田と遭遇し、剣を交えるシーン。尊王攘夷を唱える志士たちを取り締まる新選組の一番隊長と、そんな幕府の要人を斬りまくる〈人斬り抜刀斎〉。そんな2人の初顔合わせとなる場面。沖田に扮するのは村上虹郎、剣心演じるのはもちろん佐藤健だ。台本のト書きには「沖田との壮絶な戦いが始まる」と書かれているだけだが、アクションシーンだけでも約30カットもあるという。立ち位置から、動きのチェック、さらにはカメラ位置など、入念なチェックだけでも膨大な時間を費やすが、その一つ一つにも、何とも言えぬ緊張感が漂う。本シーンの演出について大友啓史監督は「これまでの逆刃刀は、どちらかというと打撃。叩いて倒すというイメージですが、今回の真剣だと斬った相手からは血が出るわけで、瞬殺の闘い。剣心が刀を抜くと、既に相手は斬られている。アクションというよりは、より時代劇に近い所作や立ち回り」とコンセプトを明かしていたが、まさに佐藤さんと村上さんの対峙する場面では“間”によって観客が引き込まれるような独特の空気が漂う。さらに、本シーンの足場は砂利だったため、勢いがつけばつくほど、思った立ち位置で止まることができない。テストを含め、何度も確認をするが、迫真の殺陣であればあるほど、難易度も上がる。それでも、まったくの妥協がない現場では、佐藤さんも村上さんも何度も動きをモニターでチェック。ときにはアイデアを出し合いながら、シーンを構築していた。沖田を演じた村上さんに対して大友監督は「猫みたいでしなやか」と表現すると「これだけ長くシリーズを続けると、役者同士でも佐藤健に飲まれてしまう部分があるのですが、彼はそういったところが全然ない」と度胸の良さを賞賛。さらに大友監督は、剣心の繰り出す剛の剣に対して、柔らかい村上さんの剣さばきは、「これまでの『るろうに剣心』シリーズでは観たことのないような魅力を放つ、独特のシーンに仕上がっている」と太鼓判を押していた。前述したように『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は、剣心と巴という2人の心の奥に宿る思いを、丁寧にスクリーンに活写した人間物語であり、ラブストーリーという側面が強い。だからこそ、沖田と剣心が剣を交えるこの闘いは、エンターテインメント性を作品に与える非常に貴重なシーンと言える。極寒のなか、ト書き1行のために妥協なく膨大な時間を費やすキャスト、スタッフの姿を見ていると、映画というものは、作り手の作品に対する愛で形作られているのだと痛感させられる。新型コロナウイルス感染拡大による3度目の緊急事態宣言が発出されるなかでの船出となってしまった『るろうに剣心 最終章』だが、“るろ剣愛”に溢れる人々が作り上げた作品は、是非とも大きなスクリーンで堪能してほしいと思えるほど素晴らしい映画になっている。(text:Masakazu Isobe)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月29日先行き不安な日々を送るなか、改めて自分の生き方を見直している人も多いと思いますが、そんなときだからこそオススメしたい1本は、人と人とのつながりを描いた注目作『のさりの島』です。今回は、主演を務めたこちらの方にお話をうかがってきました。藤原季節さん【映画、ときどき私】 vol. 383映画『佐々木、イン、マイマイン』や『くれなずめ』、大河ドラマ『青天を衝け』など、話題作への出演が続き、大きな注目を集めている藤原さん。本作ではオレオレ詐欺の男がある老女と出会うことで、徐々に変化していく姿を繊細に演じています。そこで、舞台となった熊本・天草での思い出や自身が抱える葛藤について、語っていただきました。―まずは、この作品に出演したいと思った理由から教えてください。藤原さん撮影したのは2年ほど前ですが、実はその当時の僕は直接的な言葉があふれている世の中でいろいろな状況に圧迫されてしまい、窒息しそうな状態に陥っていたときでした。そんなときに、目に見えないものを映そうとしているこの作品に出たいと思ったんです。劇中で「人にはまやかしが必要なときあるんだよ」というセリフがあって、僕がすごく好きな言葉なんですが、事実だけでなく、まやかしや嘘のなかにも救いがある場合もありますからね。なので、この作品に助けられました。天草で撮影をするなかで少しずつ回復していきましたが、そんな僕のありのままの姿も映画には映っていると思います。―当時は、何が藤原さんをそこまで追い込んでいたのですか?藤原さんこれはきっとみなさんにもあることだと思いますし、僕もいまでもありますが、普通に生きているだけでも何かに追われて息が詰まりそうになることはありますよね。そういう苦しさは、物心ついたときからある気がしています。―今回、藤原さんが演じた男は居場所もなく孤独を感じさせる人物でしたが、ご自身と重なるような部分もありましたか?藤原さん最初に脚本を読んだときにいいなと思ったのは、主人公に名前がないところでした。そんなふうに、名前のなさというのは、僕自身もずっと感じていたことだったからです。代わりのきかない存在になりたくて東京に来たのに、誰にも影響を与えられず、居場所をずっと探し続けている感覚はずっとありました。実際、居場所を見つけるために、日本中を歩いて旅してみたことも。でも、それが今年に入ったころから変わってきたような気がしています。大事なのは、変わっていくことをどう見つめていくか―何か解放されるきっかけがあったということですか?藤原さん自分を必要としてくれる人が増えてきていることが、僕に居場所を与えてくれているのだと感じています。もしかしたら、それもまやかしかもしれないですけど、「感動しました」と言ってくれる瞬間の言葉は本物ですからね。―本作の撮影を終えてから2年ほどが経っているそうですが、この2年で環境も大きく変わったと思います。現在のブレイクを肌で感じることもあるのでは?藤原さんどこに行っても、誰と接していても、すべてが変わったような気がしています。でも、僕自身が自分を強く信じて、自分を保っていれば、どんなに周りが変化していても、魂が迷うことはないのかなと。ただ、自分が変わっていくことを否定するとおそらくそこに強烈な違和感が生まれて、また窒息状態に陥ってしまうこともあるので、大事なのは変わっていくことをどう見つめていくか、だと思います。と偉そうなことを言ってしまいましたけど、ブレイクしているなんて自分ではまったく思っていませんからね(笑)。―そんななかで、支えになっているものといえば何ですか?藤原さんそれは、映画ですね。映画を観ている瞬間はすごく解放的で、世界の核心や真実に近づけているような高揚感がありますから。この感覚だけは昔から変わっていない部分ですね。―影響を受けている作品があれば、教えてください。藤原さん子どものころから好きなものでいうと『スタンド・バイ・ミー』が大好きです。最近観たものだと、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』も素晴らしかったですね。人は誰しもこの世で何かを表現したり、何かを残したりする役割があると思いますが、僕はいい作品を観ると、そういう気持ちを取り戻すことができるんです。そんなふうに自分の原点に立ち返ることができるような作品や俳優に出会うと、「自分もいつかこういう作品を必ずやるんだ」と強く思います。原さんと自分との時間はまだ終わっていない―本作では、名女優・原知佐子さんとのやりとりが非常に素敵でした。残念ながら原さんにとっては遺作となりましたが、原さんの印象について教えてください。藤原さん原さんは本当に美しい方でした。この映画を観ると元気な原さんと会うことができるので、僕のなかではまだ生き続けている感覚です。僕と原さんの時間はまだ全然終わっていないといいますか。―忘れられない原さんとのやりとりはありますか?藤原さんいま思うと、最後のお別れをしたときにただならぬ緊張感があったので、ひょっとしたら原さんにはこれが最後になるかもしれないという思いがあったのかもしれません。そのときはきちんと挨拶をして、ハグをしてお別れをしたんですが、実は東京に帰る前にもう一度会えるかもしれないというチャンスがあったんです。なので、会いに行こうとしたら、原さんから「あの挨拶をしたんだから、会わなくていいの」と。そこで、あの挨拶には大切な意味があったんだなということを知りました。ただ、僕はまた会えるだろうと簡単に考えていたので、それを思うと胸が苦しくなるところはあります。いまでも、天草に行ったら原さんと会えるような気がしています。―劇中のおふたりが食卓を囲む様子が本当にリアルで、好きなシーンのひとつです。何か意識されたこともありましたか?藤原さん印象的だったのは、リハーサルで玉子焼きを食べたとき。すごくおいしかったので、「誰が作ったんですか?」とスタッフさんに聞いたら、原さんが「違うわよ、これは私が作ったの」といたずらっぽい微笑みを浮かべておっしゃったんです。そのときに、原さんが物語を信じる力強さは圧倒的だなと。おかげで「これはばあちゃんが作ったご飯なんだ」と心から信じることができました。天草の魅力にとりつかれている―天草での撮影を振り返ってみて、いま思い出すことといえばどんなことですか?藤原さん本当にたくさんあるんですけど、とにかく食事がおいしかったです。お昼は地元の方が作ってくださった豪華な料理が現場に並んでいましたね。天草の味が忘れられなくて、いまでも僕の家では九州から送ってもらっている白みそ、白だし、しょうゆ、柚子胡椒などを使っていて、すべて九州の調味料でそろえています。あとは、天草酒造で作られている米焼酎がお気に入りで、現場で会う大好きな人たちに「飲んでください!」と言って配っているほど。勝手に天草観光大使をしているところです(笑)。―相当影響を受けていらっしゃるんですね。藤原さん天草の魅力にとりつかれています(笑)。ただ、撮影の後半は「このまま食べ続けると太ってしまう」と思って、断食したんですけど、本当に耐えるのが苦しかったです。いまでも、役作りで痩せないといけないときに、天草の料理が並んでいる夢を見ることがあります。おそらく、あのときに食べられなかったトラウマがいまでもずっと残っているんでしょうね。だから、早く天草に行って、あのときのリベンジをしたいです!―天草の料理、食べてみたいです。あと、天草の街の雰囲気も心が浄化されるような素敵なところだと感じました。藤原さん確かに、そういうところはありましたね。僕は商店街にある旅館に泊まっていたのですが、静かで不思議な場所でした。撮影がお休みの日は、15時間くらい寝て、おいしいご飯を食べて過ごしていましたが、そのおかげで自分が生き返っていくような感覚があったので、天草が僕を蘇生させてくれたんだと思います。すべて天からの授かりものだと考えるようになった―ただご出身は北海道なので、北と南でまったく違うのではないでしょうか?藤原さん天草に気持ちが傾いているところですが、北海道にもがんばってほしいです(笑)。―(笑)。とはいえ、北海道でも今回のようにがっつりと撮影したいのでは?藤原さんそれができたら最高ですね。僕の夢でもあります。ちなみに、僕は自分の夢のなかで札幌が舞台の『探偵はBARにいる』の4のシナリオを書いて、勝手に続編を作ってしまったことも。―ぜひ、観たいです。タイトルにある「のさり」とは、いいこともそうでないことも、自分のいまあるすべての境遇は、天からの授かりものとして否定せずに受け入れるというという意味だそうですが、藤原さんがこの言葉から学んだことはありましたか?藤原さん「のさり」という言葉を意識するようになると、いいことも悪いこともすべてが「のさり」につながっていることに気がつきました。自分に待ち受けている苦難や立ちはだかる壁も天からの授かりものなんだと捉えて受け入れるというのは、僕にとっては強い考え方になっているかもしれません。ある意味、コロナ禍のこの状況も「のさり」なのかなと思うこともあります。実際、僕自身はコロナがあったことによってこの作品に対する見方が変わりました。というのも、自宅で時間を過ごすなかで、生きている人たちや亡くなった人たちの目に見えない思いがいかに大事なのかということに気がついたからです。この映画では、そういった人々の思いや目に見えない大切なものをなんとか映し出そうとしている作品なので、こういう時期を経験したことで、作品をより深く感じられるようになったんだと思います。―確かに、この1年を経験したからこそ、劇中の「まやかし」というセリフも違う響きを持っているように思いました。藤原さんそうですね。言ってしまえば、映画自体も嘘ではありますが、僕はその嘘に助けられてきたんだなと。劇中で「魂がおろついた」という言葉が出てきますが、2年前の僕は魂がおろおろしていたので、本当にこの作品に出演できてよかったです。僕にとっては、旅のような時間だったと思います。いろいろな感情と向き合いながら続けていきたい―28歳になって、30代やその先のことも考えるようになりましたか?藤原さんさすがに考えるようになりましたね。たとえば、これまで感じていた精神的な苦しさが30代になって楽になるのかなとか、逆に楽になっていいのかといった疑問を抱くようになりました。ただ、俳優という職業を続けるうえで、失ってはいけない苦しみや悲しみがあるんだろうなとも思うので、そう考えると少し不安な気持ちにもなりますが、いい映画を観て憧れを取り戻すことで突き進むことができたらいいなと。30代になっても、40代になっても、そういう気持ちを失わずに、さまざまな感情と向き合ってきたいですね。―そういう意味では、藤原さんにとって映画自体が「のさり」なのかもしれないですね。藤原さん本当にそうかもしれないです。映画と出会ったことで、いいことも悪いことも味わうことになりましたから。ただ、僕はどの職業を選んだとしても、きっと同じようなことを考えていたと思うので、たまたま出会ったのが映画だったというだけかもしれません。―藤原さんはキアヌ・リーブスに憧れていると聞いていますが、海外に挑戦してみたいお気持ちもありますか?今後、どのようなことをしていきたいのかを教えてください。藤原さんキアヌ・リーブスは大好きですね。実はアクションをやりたいんですが、残念ながら僕は運動の才能は授からなかったので、なかなか難しいんですが(笑)。『るろうに剣心』の佐藤健さんに憧れて部屋にポスターを貼っていたこともあるくらいです(笑)。ジャッキー・チェンにも憧れているので、諦めずにアクションにも挑戦していきたいと思っています。インタビューを終えてみて……。人柄が表れるような言葉の選び方とユーモアを交えつつ、興味深いお話をたくさん聞かせてくださった藤原さん。映画や役と真摯に向き合う姿に、俳優としての覚悟を垣間見た気がしました。今後もさまざまな作品で、どんな顔を見せてくれるのか楽しみです。“のさりの精神”に救われる人との絆が希薄になりがちな現代に生きる私たちに、忘れていた大切なものをそっと届けてくれる珠玉のストーリー。優しい嘘が生み出す優しい時間に包まれながら、心がじんわりと温かくなるのを感じられるはずです。写真・山本嵩(藤原季節)取材、文・志村昌美ストーリーオレオレ詐欺の旅を続ける若い男がたどり着いたのは、熊本・天草にある寂れた商店街。老女の艶子は、若い男をオレオレ詐欺の男とわかっているのかいないのか、なぜか孫の“将太”として男を招き入れる。男も優しい嘘に居場所を見つけ、いつの間にか“将太”として艶子との奇妙な共同生活を送ることに。そんななか、地元FM局のパーソナリティを務める女性・清らと一緒に商店街で行われる上映会の企画をすることになる。そこで、“将太”は艶子の持っていた古い家族アルバムにある写真を見つけるのだった……。心に染みる予告編はこちら!作品情報『のさりの島』5月29日(土)より、ユーロスペースほか全国順次公開製作/配給:北白川派©北白川派写真・山本嵩(藤原季節)
2021年05月28日シリーズ完結編となる佐藤健主演映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』。この度、主題歌を担当する「ONE OK ROCK」Takaのスペシャルコメント映像が到着した。先日行われた「ONE OK ROCK」YouTube Livestreamにて、『るろうに剣心最終章 The Beginning』のために書き下ろした主題歌「Broken Heart of Gold」をニューシングルとして、本日サプライズリリースすることを発表した。グループのボーカルTakaさんは、来月公開予定の『The Beginning』について「圧倒的に一番好き」と語り、「この好きな自分の映画に、自分たちが作った曲のタイトルを入れていただくという監督の愛を感じました」と第1作目の主題歌「The Beginning」とシリーズ完結作の本作のタイトルが同じになっていることへの感謝を口にする。一方で「僕らがやらない方がいいんじゃないかという所まで一回いきました」と、相当な重圧を感じていたそうだが、剣心役の佐藤さんから「それはありえない」と言われていたというエピソードも披露しながら、「健にしか出来なかったなと、この映画を観る度にすごい感じるんですよね」とリスペクトも語った。さらに、『るろうに剣心』の新作が出る度に、「ONE OK ROCK」も新しいチャレンジをしている段階だと明かし、「時代を変えるために前に突き進んでいく、そのため剣を振るって相手を倒していく。圧倒的に孤独であって、優しさも寂しさも持ち合わせている。そんな剣心自身の人間性にフォーカスを当てて、今のバンドとしての向いている方向性みたいのものをリンクさせながら曲を作っていきました」と楽曲への思いも述べている。『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国にて公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月28日映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(6月4日公開)の主題歌を務めるONE OK ROCK・Takaのスペシャルインタビュー映像が28日、公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。27日に行われたYouTube Livestreamにて、『るろうに剣心最終章 The Beginning』の為に書き下ろした主題歌「Broken Heart of Gold」をニューシングルとして、きょう28日0時(日本時間)にサプライズリリースすることを発表したONE OK ROCK。『るろうに剣心』シリーズへの感謝、そして盟友である佐藤健への想い、佐藤が10年間演じてきた緋村剣心の心情や人間性など、『るろうに剣心』と共に歩んできた10年間の全てを主題歌に込めているという。スペシャルコメント映像では、Takaが並々ならぬ想いを語る様子が映し出されており、『The Beginning』について「圧倒的に一番好きです。この好きな自分の映画に、自分たちが作った曲のタイトルを入れていただくという監督の愛を感じました」と表し、1作目の主題歌「The Beginning」とシリーズ完結作の本作のタイトルが同じになっていることへの感謝も口にした。しかし、本作の楽曲制作についてTakaは「僕らがやらない方がいいんじゃないかという所まで一回いきました」と相当な重圧があったことを吐露。そんなTakaに対し佐藤から「それはありえない」と言われていたことを明かし、2人の強固な信頼関係を感じるエピソードが語られた。盟友である佐藤に対して「健にしか出来なかったなと、この映画を観る度にすごい感じるんですよね。求められるアクションのクオリティもどんどん上がっていって、相当しんどかったと思います」と、10年間緋村剣心を演じ続けてきたことへのリスペクトも。「『るろうに剣心』の新作が出る度に、新しいチャレンジをしている段階なんですよ『ONE OK ROCK』って」と、常に高みを目指し、伝説を築き上げてきた『るろうに剣心』と「ONE OK ROCK」の関係性についても語っている。主題歌に込めた想いについては「時代を変えるために前に突き進んでいく、そのため剣を振るって相手を倒していく。圧倒的に孤独であって、優しさも寂しさも持ち合わせている。そんな剣心自身の人間性にフォーカスを当てて、今のバンドとしての向いている方向性みたいのものをリンクさせながら曲を作っていきました」と緋村剣心の抱える想い、そして“ONE OK ROCK”というバンドの想いが一つになって出来上がった楽曲だと胸を張った。また、30日にはトーク番組『ボクらの時代』(フジテレビ系 毎週日曜7:00〜)にて、『るろうに剣心』シリーズの10年間で初となる、主演:佐藤健、シリーズ全ての主題歌を担当したTaka、そしてメガホンをとった大友啓史監督による鼎談が放送される。Takaの地上波のトーク番組の出演は、『るろうに剣心』シリーズ史上を含め初めて実現し、貴重な鼎談となっている。それぞれの子ども時代や、エンターテインメントの道に進んだきっかけ、プライベートに関する話題など、幅広いテーマで語り合う。
2021年05月28日実写版『るろうに剣心』シリーズが『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』をもってついに完結する。これを記念してシネマカフェではキャスト陣のリレーインタビューを敢行! シリーズ完結への思い、いまだから言える“あの”話、主演の佐藤健に言いたいor聞きたいことなどについて語ってもらい、さらにアンケートで寄せられた読者からの質問にも回答してもらう。今回、ご登場いただくのは斎藤一を演じる江口洋介。『The Beginning』で新選組時代の斎藤を演じての感想や、斎藤のトレードマークとなっているタバコへの熱い思いなど、たっぷりと語ってもらった。斎藤一は「死神のようなイメージ」――今回、これまでのシリーズから時間をさかのぼって、幕末の「新選組三番隊組長・斎藤一」を演じましたが、維新後ではなく、この時代の斎藤を演じるにあたって意識したことを教えてください。『The Final』までの4作は斎藤一ではあるんですけど、(維新後に)藤田五郎と名前を変えて、警察に身を置いているというスタンスで、そこで斎藤なりの「悪・即・斬」を貫いてやってきたんですが、今回の『The Beginning』では新選組というところに身を置いていた時代でして。新選組といってもいろいろ表現がありますけど、『The Beginning』では武士に憧れ刀を持ち、腕っぷしに自信のある人間がある思想の下で相手を斬りつけていくわけですからね。ものすごく残虐であり「悪」と「正義」というひと言では表せない、死への恐怖を感じさせない部分をリアルに考えてやっている部分はありました。斎藤は(維新後と)髪型も違いますし、衣装も新選組の(一般によく知られている)誠と書いてある水色に白みたいなものとはまた違ったデザインになったんですよね。「死」を覚悟してるというか、死神のようなイメージで自分ではやらせてもらいましたけどね。見たことがない新選組っていうのを意識していました。よくよく掘り下げていくとそっちがリアルじゃないかなと僕は思っていたんで、ちょっと全然違った気分で演じていましたね。いままでのシリーズはアクション映画っていう感じだったんだけど、これはもうちょっと“気配”の映画というかね、役作りも全然違う考え方をしましたね。同じシリーズとは思えない別の作品をやっている感じでした。――今回、新選組隊士として、敵同士の関係で佐藤健さん演じる剣心と対峙された感想を教えてください。ずっと一緒にやってきてるんですけど、今回の『The Beginning』での立ち位置がまた全然違うので、こっちは新選組、向こうは長州の用心棒みたいな感じで、お互いの思想が全く違う敵役ですよね。2人ともある種、その時代の最も底辺にいる人間だと思うんですね、戦という部分では。そういう意味では似た者同士という感じもあり、斎藤はそこで“同じ匂い”のする人間を確認してしまったんだろうなという感覚。それからは、剣心をずっと追い続けていくような人生で、斎藤は斎藤で新選組の時代が終わって、(維新後は)警察に身を置いていて、ちょっとスパイ的な要素もこの人間は持っていて、新選組時代もそういうエピソードがあるらしいですけど…。剣心も、ある意味で(かつての人斬りという姿を)カモフラージュしたような存在でもあって、そこから始まる2人の関係っていうのを噛みしめながらやってましたね。(維新後を描くシリーズ)4本が、ここから続くんだなっていうスタートとして。「タバコと刀」は「斎藤には切っても切れないもの」――2012年から10年近くにわたって(数年を間に挟みながら)ひとつの役を演じ続けてみていかがでしたか? シリーズを通じて、最も印象深い出来事、エピソードなどを教えてください。漫画原作の実写化ということで、最初はどういう世界観になるのかまったくわからずにスタートしてるわけです。立ち回りもこんなスピーディな映像になるとは知らずに。でもアクションのトレーニングをしてて、普通の時代劇にはならないなっていう、アクションをメインにした漫画原作なんだけれども、ある種リアリズムを持って、そこに存在するかのように俺たちがやらないと、これはうまくいかないんだろうなと思いながらやっていました。最初にやった剣心との立ち回りのシーンは覚えていますね、まだ。雨の中でね、(維新後に初めて剣心と斎藤が)出会った後なんですけども、剣心は「もう斬らない」という意思で、斎藤は「悪は斬る」という。一度、人斬りとして生きた人間は不殺には行けないはずだという、斎藤の思想があって。シリーズ冒頭ですれ違うシーンですね。そこは印象深く覚えてます。あとは、毎回強力な敵が出てきて、日本を揺るがすという。そういう意味では立場は違っても同じ正義という、立ちはだかるものを潰していくっていう意味では一緒だったんですけど。まあ“同志”のような感じでね、やってくんだけど。あとは『The Beginning』ですかね。最初に出会って剣を合わせなかったところのシーンが上手くつながっていれば、後は大丈夫だろうというような思いでしたね。そこは大事にやったつもりですし、いまでもやはり印象深いですね。――「るろうに剣心」シリーズがこれで終わってしまう、斎藤を演じるのが最後になってしまうことへの寂しさはありますか?そうですね、しばらくはタバコ吸わなくていいんだろうなっていう…(笑)。でも、もともと、ヘビースモーカーで、昔は自分のところに来たあらゆる役をタバコ吸う設定にしてもらって、ドラマでも映画でもバンバン吸ってましたね。タバコを吸う芝居に慣れてるっていうか、喋りながらタバコを吸うことはよくやってきてるんですよね。ある時期から(武士にとっての)刀じゃないけど、タバコを劇中で吸う事が難しい時代になって、(このシリーズで)また得意なタバコを吸えたんでね、俺としてはこの役はどんどん広げられたつもりではいるんですけど、「タバコと刀」というのは斎藤には切っても切れないものですね。そういう意味で芝居をするにしてもすごく印象的だったし、ここまで深く関わった作品も初めてだったんで、寂しさはありますよね。終わってしまった寂しさっていうのはありますけど、やり切った感もあります。――読者からの質問で「タバコを吸いながら戦っているところがカッコいいです。実際に吸いながらアクションをしてるのですか?」、「タバコを落とさずに演技する上で難しかったこと、困ったことなどがあれば教えて下さい」など、タバコに関する質問が多かったんです。あれは実際に本物の巻きタバコを使っていて、本当においしいタバコを自分で選んで、それを現場に持って行って巻いてもらって吸ってるんですけど。(普通、撮影では)ネオシーダー(※タバコと同じ形状で微量のニコチン・タールを含んだ、咳止めの医薬品)とか偽物のタバコとかをよく使うんだけど、煙の出方が全然違うし呼吸も変わっちゃうんだよね、火薬部分が多すぎて。ちゃんとゆっくりブレスして、本物のタバコを味わいながら芝居をするという、その味わい深さが斎藤の人を煙に巻くようなムードを出しているんじゃないかなと思って。本当に一本一本味わって吸いながら撮影していました。さっきも言いましたけど、自分でもタバコを吸いながらいろんなことをやっていたしね。タバコをくわえながら何か作業していたり、車とかバイクが好きだったんでバラしたり、掃除したり、料理したりとか。時代もあると思うんだけど、タバコ吸いながら何かをするっていうのが何の抵抗も難しさもなかったんですね。ただ「ここで捨てよう」とか「ここであれしよう」とか、そういう間はなんとなく自分で決めてやってはいましたけどね。『るろ剣』チームは“戦友”のような存在――「座長・佐藤健に今だから言えること、聞きたいこと」を教えてください。そうですね。デビューしてすぐの頃は、『仮面ライダー』をやってた男の子という、まだ色が付いていない俳優さんだったと思うけど、やっていくうちにどんどん主役として、座長としてね、成長する姿を見てきて…。俺なんかもそうだったけど、作品がヒットすると、それが自分にとってずっと枷となってしまって、それとの戦いになってくると思うんです。シリーズがヒットしたプレッシャーを感じながらずっとやってきていると思うし、たぶん、これから先も重圧となるし、また逆に彼の俳優としてのパワーにもなると思います。ヒット作があるっていうことはすごく怖いことでもあって、それをこれから噛みしめてやっていくんだろうなっていうような感じはすごくしますよね。本当に現場では、剣心と斎藤のような寡黙な2人なんで、そんなに雑談もせず、撮影の打ち合わせはしますけど、そういったようなことは撮影中に話すことはなかったですけど、彼を見ていてそういうふうに思いますね。聞いてみたいことは、(役者として)ここからどっち側に振っていくのか? どっち側の役をやっていくのか? 同じことをずっとやり続けるのか、真逆なこと、例えばコメディなんかをやりたいって思うのか…今度はこれ(『るろうに剣心』のヒットのイメージ)を壊していく作業になっていくと思うので、そこで出てくる彼の表現は、とてつもないエネルギーを持っていると思うから、とても楽しみに、影響されながら見ていきたいなと思いますね。――最後に改めてご自身にとって、映画『るろうに剣心』シリーズ、そして制作チームはどういう存在ですか?このシリーズを通じて江口さんが得たものを教えてください。10年、ほぼ一緒のスタッフで、『1』がヒットしたら次『2』、『3』とよりハードルを上げていかなきゃならない、もう追っかけっこみたいなことで、さっきの健くんの話じゃないけど、支持されればされるほど、その次はそれを超えていく事への戦いになるわけで…。毎回、全力でやってるんだけど、もっと全力でやらなきゃいけない、っていうことで最後までやってきた仲間なので、どの現場で会っても、そのときのモードになるというか、もう同じ映画作りの戦場を共にした、“戦友”的な感覚ですよね。そういう意味では、他の作品とはちょっとレベルが違うっていうか、大変さ、時間、制作費、能力、俺たちの熱量っていうものが、普通の作品づくりとはあまりにもかけ離れている『るろうに剣心』独特の熱があるんですよね。でも結局、みんなこの物語が好きなんでしょうね。この物語が好きで、この物語をどうリアルに現実化させて、どう届けるかっていう。映画を観た人が興奮して、夢にまで出てきちゃったっていう話を聞いたりするんだけど、ただのエンターテイメント、活劇で楽しいよっていうだけじゃなく、こんなふうに生きていた人間が昔はわんさかいたんだよっていうような、武士に対しての憧れみたいなものをもたらした作品なんだなと思います。でも『求める』ということは、そういうことであって、それは若い子たちにも通じていると思うんですよね。そんなふうに感じてね、楽しんでもらえたらいいなって思います。特にこういう時代ですからね。(text:Naoki Kurozu)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月28日2021年4月30日付のYouTubeチャンネル『佐藤 健 / Satoh Takeru』にて、佐藤健さんのアクショントレーニングの様子が初公開されました。この動画は、漫画家の和月伸宏さんが原作を手がける『るろうに剣心ー明治剣客浪漫譚ー』の実写版、映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』に関するものです。第1作が2012年8月25日に公開されて以降、シリーズ化されており、主人公は佐藤さん扮する『緋村剣心』で、佐藤さんの代表作として知られています。今回のシリーズは、2020年に最終章2部作『るろうに剣心 最終章 The Final』とともに連続公開される予定でしたが、いずれも新型コロナウイルス感染症によって延期に…。『最終章 The Final』は、2021年4月23日付で既に公開され、この『最終章 The Beginning』は、6月4日に公開予定です。佐藤さんといえば、役作りがストイックなことで知られており、危険なアクションシーンもワイヤーなしで撮影するとか。この動画でも、佐藤さんの『本気ぶり』が、とてもよく伝わってきます。早速、トレーニングの様子をご覧ください。主役である佐藤さんが、これほどのハードなトレーニングをしているからこそ、まるで本物の『緋村剣心』のような、躍動感あふれる映画に仕上がるのでしょう。何をやってもカッコイイ佐藤さんのアクションシーン、ぜひとも劇場で観たいものですね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年05月28日俳優の佐藤健が主演を務める『るろうに剣心』全5部作が、第24回上海国際映画祭にて海外初のシリーズ一挙上映となることが25日、明らかになった。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。今年公開の「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。4月23日より公開されている映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は、 23日時点で動員数200万人を突破するなどさらなるヒット中の同シリーズ。アジア最大級の映画祭である「上海国際映画祭(SIFF)」のムービーフランチャイズ部門にて、全5の招待上映が決定した。2016年に新設された本部門はこれまで、『ハリー・ポッター』『007』『ミッション・インポッシブル』といった世界中にファンをもつハリウッド大作シリーズのみが招待されていたが、今年、『るろうに剣心」シリーズが日本実写映画初の本部門での上映となる。また『るろうに剣心』シリーズにとっても、海外で初のシリーズ一挙上映に。現在公開中の『るろうに剣心 最終章 The Final』と来月4日公開の『るろうに剣心 最終章 The Beginning』はこれがインターナショナルプレミア上映(海外初の上映)となる。今回海外での上映に対してシリーズで主人公・緋村剣心を演じた佐藤は「武士の心」と「日本の昔ならではの美術」を、同じくシリーズで斎藤一を演じた江口は「日本の様式美と美意識」を、大友監督は「色々なスタイルをミックスした、「るろ剣」ならではのソードアクション」「濃厚なドラマ」を海外のファンの皆さんに楽しんで欲しいと語る。5作目の『The Beginning』で雪代巴としてシリーズ初参加を果たした有村は、「一視聴者として拝見していた頃から、圧倒的なアクションと映像美と迫力」に圧倒されていたと、シリーズを通じて海外からも高い人気を誇る本作の魅力を表した。同映画祭のプログラミング・ディレクターである徐昊辰は、「ハリウッド映画とは全く違う、東洋ならではの“究極”のエンタテインメント」と本作の上映を歓迎している。
2021年05月25日映画『るろうに剣心』が、アジア最大級の映画祭「第24回上海国際映画祭」にて海外初のシリーズ一挙上映&『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』のインターナショナルプレミア上映が決定。主演の佐藤健をはじめ、有村架純、江口洋介そして大友啓史監督からコメントが到着した。今回シリーズが招待上映されるのは、シリーズ作品を上映するムービーフランチャイズ部門。2016年に新設され、同年には『007』シリーズ、昨年は『ハリー・ポッター』シリーズが上映。これまでは、世界中にファンをもつハリウッド大作シリーズのみが招待されていたが、今年は本シリーズが日本実写映画初の本部門で上映!『るろうに剣心』シリーズにとっても、海外で初のシリーズ一挙上映。さらに、最新作『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』はこれが海外初の上映となる。シリーズを通して主人公・緋村剣心を演じた佐藤さんは「武士の心」と「日本の昔ならではの美術」を、斎藤一役の江口さんは「日本の様式美と美意識」、大友監督は「色々なスタイルをミックスした、『るろ剣』ならではのソードアクション」「濃厚な『贖罪』のドラマ」と、海外のファンに楽しんで欲しいとそれぞれコメント。一方、もうすぐ公開を迎える『The Beginning』にて、雪代巴を演じ、シリーズに加わった有村さんは「初めて参加させて頂いた時に、現場に参加するのは初めてだったので、これまでの現場がどういったように進んでいたか分からないんですけど、監督が全然違った作品になるということを仰っていて、それが『The Beginning』ではドラマチックに、より心情の部分を表現するということだったので、自分は初めて参加させてもらった『るろうに剣心』の雰囲気としては、とても静かで丁寧に一歩ずつ撮影していったという感覚です」と撮影をふり返っている。またシリーズどこから観るのが良いかと聞かれると、佐藤さんは「強いてオススメを聞かれたら一作目から観て頂くのがいいのではないでしょうか」とコメントした。キャスト・監督コメント佐藤健Q:海外のファンの方には、どのようなところを楽しんでいただきたいですか?アクションは当然ですけど、登場人物全員が持っている、武士の心といいますか。それはきっと剣心やサムライ達だけじゃなく、女性の登場人物とかも、(原作者の)和月さんの描かれるキャラクターは、全員に共通した芯の強さを持っていると思うので、そういうところを日本の昔ならではの美術と合わせて楽しんでもらえたら嬉しいなと思います。Q:どこから見ても楽しめるシリーズだと思いますが、何作目から観る事がオススメでしょうか?一作目(パート1)からですかね。もちろんどこからでも良いんですよ。強いてオススメを聞かれたら一作目から観て頂くのがいいのではないでしょうか。有村架純Q:今回初のシリーズ参加となりましたが、海外でも人気の「るろうに剣心」シリーズにはどのようなイメージをお持ちでしたか。実際に参加されてみて「るろうに剣心」シリーズへの印象に変化はありましたか。私は一視聴者としてこの作品も拝見させて頂いていて、圧倒的なアクションと映像美と迫力、あとは出演されている方々のエネルギーみたいなものが、何の弊害もなくそのままストレートにぶつかってくるというか、それぐらいの勢いを感じる作品です。当時、観たときは技術面だったりとかの知識が全くなかったですが、このお仕事をさせて頂いて、そういったことも踏まえて観てみるともっともっと、シリーズで続けていくことの大変さだったりというのが、皆さんに対してのリスペクトの意味も込めてものすごく想いが大きくなっていきました。実際に「The Beginning」で初めて参加させて頂いた時に、現場に参加するのは初めてだったので、これまでの現場がどういったように進んでいたか分からないんですけど、監督が全然違った作品になるということを仰っていて、それが「The Beginning」ではドラマチックに、より心情の部分を表現するということだったので、自分は初めて参加させてもらった「るろうに剣心」の雰囲気としては、とても静かで丁寧に一歩ずつ撮影していったという感覚です。江口洋介Q:どこから見ても楽しめるシリーズだと思いますが、何作目から観る事がオススメでしょうか?日本では「The Beginning」が最後に公開されますけど、「The Beginning」から観るのが一番いいのかなと思います。上海のアクション映画で「グリーン・デスティニー」もワイヤーアクションで世界にはすごい映画がいっぱいありますけど、日本の様式美と美意識は、中国の時代劇とは違う世界観が、色々な部分に散りばめられていると思いますので、その辺りを侍映画と思って見てもらえたら嬉しいですね。大友啓史監督Q:海外のファンの方には、どのようなところを楽しんでいただきたいですか?まずはやっぱりアクションですかね。色々なスタイルをミックスした、「るろ剣」ならではのソードアクション。剣の一振り一振りに、登場人物たちそれぞれのエモーションが感じられると思います。と同時に、剣心という魅力的な主人公をめぐる濃厚な「贖罪」のドラマ、ですね。そしてそれらを支える美術や撮影、音楽など、一作一作毎に新たな機材や手法も取り入れ、まったく違う挑戦を重ねてきました。完結作となる「The Beginning」に向かって、どんどんパワーが加速していきます。日本製のエンターテイメントを存分に味わってほしいですね。『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国にて公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心 2012年8月25日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2012「るろうに剣心」製作委員会るろうに剣心 京都大火編 2014年8月1日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 和月伸宏 / 集英社 (C) 2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」るろうに剣心 伝説の最期編 2014年9月13日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月25日和月伸宏氏の人気コミックを実写化した映画『るろうに剣心』シリーズが、ついに最終章を迎える。2012年の『るろうに剣心』に続き、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作で、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた緋村剣心(佐藤健)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描いている。コロナ禍での延期を経て公開を迎えた『るろうに剣心 最終章 The Final』(公開中)、公開を控えている『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(2021年6月4日公開)は、原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶編」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。シリーズを通して、アクション監督を務めているのが、香港に渡りドニー・イェンの元で多くの作品に関わってきた谷垣健治だ。谷垣アクション監督の指揮のもとで生まれた『るろうに剣心』のアクションは日本のアクションの水準を塗り変えたとも言われており、「最終章」ではさらに進化した映像を見ることができる。一方で、鑑賞者としては「何かすごいことはわかるんだけど、何がすごいのか具体的にはわからない……」ということも多いだろう。今回は、そんなアクション初心者に向けて、撮影の面から『るろ剣』アクションの面白さについて話を聞いていく。○■剣心の刀はもはやカメラを狙う――『るろうに剣心』のアクションでは、「マスターショット」という、カットを切るのではなく長回しで撮影する手法が採用されてるということですが、どんな利点があるのでしょうか?マスターショットは元々大友監督も取り入れられていますが、「本当に戦っている」ように見せることができる点が大きいですね。伝統的な香港映画などのように、最初に1手~3手までやってカット、次に4手~7手まで……と撮っていったら、カットごとに決めが入る完璧なアクションにはなるんですが、呼吸感などもメカニカルになってしまう。もちろん、その完璧さで勝負する映画もありますけど、『るろ剣』に求めているのは完璧な振りではなく、本当に戦っている感じ、ということなんです。ちゃんと決まった手はあるんだけど、それを通してやることで生まれるものが、映像に出ている。例えば、役者が少しバランスを崩したけど、そこをリカバーして次の動きに行くとか、そういう「いいアクシデント」は僕らの大好物で。全てカットを割って決め決めで撮影すると、そういう映像にはならないんです。ただ、マスターショットだけでやっているわけでもありません。マスターだけで撮っていると、いろんな情報が流れてしまうこともあるんですよね。しかも、例えば3台のカメラでずっと撮りっぱなしにしていると、互いに映り込まないようにある程度距離を取らなきゃいけない。映画には閉じた構図と開いた構図というのがあって、群衆の外から撮ることもあれば、中に入って撮る場合もあるわけじゃないですか。だから、僕らはまずマスターで撮って、その後にピックアップショットを撮ります。中に入って「この動きだけを撮る」というのがとても重要なんです。ピックアップショットを撮るときにも、マスターショットの良い影響があって、役者さんはすでに1手から30手目までを演じて嗅覚を覚えてるから、「さっきの5手から8手目を寄りで撮りたい」と言ったら即興で簡単にできるし、切り取り方にもつぎはぎ感がなくなります。――たとえば『HiGH&LOW』では乱闘アクションの撮影で、坊主だらけの学生達に交じるために撮る方も坊主にして…という話も聞いたことがありますが、そういうこともあるんですか?『HiGH&LOW THE WORST』の場合は、カメラマンではなくアクション部の鈴村正樹君が、高校生達の戦いを撮るときに、群衆の中でカメラをカメラマンに引き継ぐというサポートをしていたんですね。でも、カメラが引いたら鈴村君の姿が見えてしまうから、40歳を超えてるんだけど、高校生に見えるように坊主にして中に入っていた(笑)。そういう風にアクション部がカメラマンのサポートをすることはよくあります。カメラマンがバランスを崩さないように両脇に立って誘導したり、戦っているときにカメラの横で葉っぱを降らせたり、なんてことまでしています。『るろ剣』で中に入り込む例だと、剣心の「龍槌閃」。あれはもう、佐藤健はカメラの石坂(拓郎)さんを狙ってますから(笑)。彼はそこの思い切りが良くて、ちゃんと当ててくれる。結局、そこまで思い切ってくれないと我々もOKを出せないんです。そして、そういうアクションのために、ハード面から、安全な模擬刀を開発しました。○■道具が安全だから、気持ちがリアルになる――『るろ剣』のアクションは刀を実際に当てていることもポイントで、そのために安全な模擬刀を開発されたと伺っています。厳密に言うと『るろ剣』で開発したのではなく、1度『GANTZ』で使っていたというのを聞きつけて、改良して取り入れさせてもらいました。伝統的な撮影用の刀でいうと「竹光」があるんですが、ケガのリスクがあって、戦う時に近くに入っていけないんです。でも『るろ剣』には、素手で戦うくらいの距離感が欲しい。新たな刀を使うことによって、立ちまわりの種類は画期的に変わりました。もちろん、当たって痛くないわけではありません。でも、致命的な怪我にはならない。僕らはよく言うことですが「本当に相手を斬る気持ちになってほしい」から、安全を求めるんです。矛盾してるように聞こえるかもしれないですけど、例えば真剣を持たされて「相手は絶対に避けるから、斬りに行ってください」と言われても、斬れないんですよ。だって「万が一、相手が避けられなかったら?」と考えてしまう。でも模擬刀だと、思いっきりいけるじゃないですか。よくアクション映画で「リアリティ」という言葉を使うけど、そのリアリティというのはどこから生まれるのか……本物の日本刀を持ったら、道具としてはリアルでも、役者の気持ちはリアルにならないんですよね。安全な刀だと、相手を斬りに行く気持ちはリアルになる。どちらが大事かというと、後者でした。過去作でも瀬田宗次郎(神木隆之介)は、剣心の懐に入って刀を避けますけど、竹光だったらあんなことは指示できないです。本気の気持ちで芝居に行ってほしい、いろんなことを気にしないで芝居に集中してほしい、という気持ちから生まれたものなんです。○■『るろ剣』はカメラが役者に合わせて動く映画――スピード感のあるアクションとして、「ジャンプカット」と呼ばれる、あえて前後をつながない編集の仕方もされているとか。そんなに大げさなことではなく、編集していると、けっこう「ジャンプカット」は出てくるんですよね。もっと言うと、バラエティもジャンプカットだらけじゃないですか。お店の前のカットの次にはもう中に入っている、とか。アクションを立ち回り通り真面目につなぐのではなく、呼吸感やリズムを気にしてつなぐと、自然とジャンプカットになっているという感覚です。「The Final」では、縁のアジトに入った時に剣心が一対多数で戦っていて、上から飛び降りてくる敵をカンカンカンカーン! と倒しているけど、音に合わせて画は飛んでいます。現場ではちゃんと段取りがあってきっちりやっているんだけど、編集しているうちに耐えられなくなって(笑)。忠実につなぐというよりも、気持ち良いか気持ち良くないか、イケてるかイケてないかというところで編集します。最初から決めるのではなく、膨大なアクションから編集の時点でどんどん切り落とす。最初から「ここを落とす」と決めて撮っていたら、絶対スカスカになってしまいます。――そうなると、本当に撮影にすごい時間が必要になりますよね…。大変ですよもう、本当に(笑)。――剣心と縁の最終決戦では、大友監督から「感情が見えるアクションにしてほしい」というリクエストがあったとのことですが、今までのような手法があってのアクションだったのでしょうか?「感情が見える戦い」というのは大友監督がシリーズを通してずっと言っている話なので、今回だけに限らないんですけども、特に剣心と縁との戦いは心がけました。今までに話してきた道具や撮り方も、そもそもすべてのことは「役者の感情を途切れさせない」ことがスタートなんです。照明、衣装、殺陣にしても、やっぱり、「役者が何も気にせず集中するために」というのが1番で、僕らは立ち位置もほとんど決めません。僕らが「work for camera」と呼んでいる"カメラに合わせて役者が動く"映画と、"カメラが役者に合わせて動く"映画、2種類あるとしたら『るろ剣』は"カメラが役者に合わせて動く"。「役者の気持ちで動くんだから、バミリなんかつけるんじゃないよ」という感覚があります。そうすると照明やカメラは大変で、必死に動くことになるんだけど、でもやっぱり1回はそれでやってみる、ということが大事。いつも「自分もアクションをするつもりで撮ってほしい」と言っているんですが、すべては役者の気持ちを作るためなんです。■谷垣健治1970年生まれ、奈良県出身。倉田アクションクラブで学び、1993年に単身香港へ渡る。ドニー・イェンの元で多くの作品に関わる。ジャッキー・チェンが会長を務める香港動作特技演員公會の唯一の日本人会員で、日本では日俳連アクション部会委員長を務める。主な作品は、『捜査官X』(11年)、『るろうに剣心』シリーズ(12年/14年)、『新宿スワンII』(17年)など。
2021年05月21日爽やかショートナチュラルな毛流れで男の色気を放つ!お洒落メンズにオススメなビジネスヘア!サイドと襟足に刈り上げツーブロックを含んだベリーショート。全体的に毛先がランダムに柔らかく動くように設定。また、どこから見てもカッコいい フォルムコントロールをしてあるので、外国人風な奥行き骨格補正もOK!爽やかさと大人の色気をゲット!カットだけで再現性しやすい髪型になっているので忙しい朝でも朝ラク 簡単セット!!!20代〜30代の社会人の方だけでなく、40代〜50代の大人男子もお洒落にキマります。もちろん、10代〜20代の学生さんまでOK◎ショートカットが得意なサロンだからこそできる、お客様1人ひとりに似合わせるテクニックでオリジナルショートを提案します。西島秀俊さんなど好きな方にもオススメです。ナチュラルな毛流れで男の色気を放つ!を見る王道マッシュショート爽やかマッシュヘア爽やか好感度抜群なメンズ髪型!ビジネスシーンでもプライベートでも好印象なニュアンス マッシュスタイル。人当たりの良さもGOOD。サイドにソフトツーブロックを入れ、骨格・髪質に合わせをカットするので、ショートが得意なサロンの補正テクニックが際立つ!カット&パーマでデザイン・フォルムを楽しむメンズスタイル。ペタッとし易い方や、スタイリングが苦手な方はROOTSオリジナル・ウィービングパーマがお勧め。簡単にお悩みを解消します。校則が厳しい10代〜20代の学生から、30代〜40代の社会人まで似合わせ可能!!!お洒落学生さんからクリエイティブの社会人にオススメです。山崎賢人さんなど好きな方にもオススメです。爽やかマッシュヘアを見る韓流センターパートトレンド・前下がりグラデーションボブ!お洒落で爽やかなメンズスタイルにチャレンジしたい方にお勧めなスタイル!耳上と襟足を刈り上げたツーブロックマッシュスタイル。トップにレイヤーを少し入れて柔らかく色気のある質感に!バングをセンターパートにして作りすぎない自然な毛流れが男を上げる!センターパートの前下がりグラデーションベースで小顔効果と骨格補正が可能デザイン!簡単にお悩み解消できます。どこから見てもカッコいい フォルムコントロールをしてあるので、外国人風な奥行き骨格補正もOK!艶仕上げで大人男子のこなれ感・好感度UP!忙しい朝でも気軽にパワーオイルを塗布するだけで簡単セット!!!お洒落な10代〜20代学生さんや、20代〜30代の社会人、40代〜50代の大人男子もセクシーにキマります。ショートカットが得意なサロンだからこそできる、お客様1人ひとりに似合わせるテクニックでオリジナルショートを提案します。BTSなどKPOP好きな方にもオススメです。トレンド・前下がりグラデーションボブ!を見る爽やかショートパーマスタイル爽やかツーブロックショートとことん楽しむツーブロックのベリーショート!前髪をランダムになるように短くして、サイドをツーブロックを含んだベリーショート。トップは短いながらに、毛先が柔らかく動くようにシェイブカットを施す。どこから見てもカッコイイ フォルムコントロールをしてあるので、外国人風な奥行き骨格補正もOK!トップに施したスパイラルパーマで再現性バツグンなので、忙しい朝でも簡単セット 『朝ラクスタイリング』可能です。スポーツ男子の10代〜、お洒落な20代〜30代の社会人の方から〜、40代〜50代の大人男子も似合わせOK!!!男っぽくお洒落なベリーショートにチェンジしたい方にオススメ◎ショートカットが得意なサロンだからこそできる、お客様1人1人の顔型や骨格に似合わせるテクニックでオリジナルショートをご提案させて頂きます。佐藤健さんなど好きな方にもオススメです。爽やかツーブロックショートを見るマッシュ×パーマでモテ髪ゲット!ツーブロックを含む外国人風パーマヘア今旬・外国人風パーマ ヘアスタイル!耳上と襟足をソフト刈り上げたツーブロックマッシュレイヤー スタイル。トップにレイヤーを入れて柔らかく色気のある質感に!作りすぎない自然な毛流れが男を上げる!パーマはスパイラルのミックスパーマ。ラフな動きは小顔効果と骨格補正が可能デザイン!簡単にお悩み解消できます。どこから見てもカッコいい フォルムコントロールをしてあるので、外国人風な奥行き骨格補正もOK!カット&無造作パーマをかけることで再現性しやすいので、忙しい朝でも簡単セット。お洒落な10代〜20代学生から20代〜30代の社会人、40代〜50代の大人男子も爽やかさににキマります。横浜流星さんなど好きな方にもオススメスタイルです。ツーブロックを含む外国人風パーマヘアを見るセンターパートでつくるパーマスタイル前髪長めのセンターパートで外国人風ヘア今旬・前髪長めセンターパートの柔らかパーマスタイル!カットは耳上と襟足を刈り上げたツーブロックマッシュレイヤー スタイル。トップに少しレイヤーを入れて柔らかく色気のある質感に!バングをセンターパートにわけ、作りすぎない自然な毛流れで男を上げる!根元の立ち上がりと毛先のワンカールを狙うパーマをかけて大人男子のこなれ感・好感度UP!ラフな動きは小顔効果と骨格補正が可能デザイン!簡単にお悩み解消できます。どこから見てもカッコいい フォルムコントロールをしてあるので、外国人風な奥行き骨格補正もOK!無造作なパーマをかけることで再現性しやすいので、忙しい朝でも気軽に簡単セット!!お洒落な10代〜20代の学生や20代〜30代の社会人、40代〜50代の大人男子にもセクシーにキマります。成田凌さんなど好きな方にもオススメです。前髪長めのセンターパートで外国人風ヘアを見るアッシュカラーで爽やかヘア爽やかさ抜群!かきあげベリーショートお洒落メンズにオススメなビジネスヘア!サイドと襟足に刈り上げツーブロックを含んだベリーショート。全体的に毛先がランダムに柔らかく動くように設定。また、どこから見てもカッコいい フォルムコントロールをしてあるので、外国人風な奥行き骨格補正もOK!カラーは深みのあるアッシュグレーでシックにキメる。爽やかさと大人の色気をゲット!カット&カラーで再現性しやすい「メンズ髪型」になっているので忙しい朝でも朝ラク 簡単セット!!!20代〜30代の社会人の方だけでなく、40代〜50代の大人男子もお洒落にキマります。もちろん、10代〜20代の学生さんまでOK◎ショートカットが得意なサロンだからこそできる、お客様1人ひとりに似合わせるテクニックでオリジナルショートを提案します。窪田正孝さんなど好きな方にもオススメです。爽やかさ抜群!かきあげベリーショートを見るグレージュカラーで作る外国人風スタイル前髪下ろしのマッシュ短髪ショート!お洒落短髪ショートの登坂風ヘアにチャレンジしたい方にお勧めなスタイル!ツーブロックを含んだマッシュベースにレイヤーを入れ、柔らかく動くように設定。全体的に軽さを出ししっかり動きをつけてペタッとせず簡単にスタイリングがキマります。カラーで赤味を取る上品なナチュラルグレージュで透明感UP!どこから見てもカッコイイ フォルムコントロールをしてあるので、外国人風な骨格に奥行き補正OK!カットだけでも再現性バツグンなので、忙しい朝でも気軽に朝ラクスタイリング。20代〜30代の社会人の方から〜40代の大人男子もOK!!!また、お洒落に興味ある10代〜20代の学生さんも似合わせOK◎カットが得意なサロンだからこそできる、お客様1人1人に似合わせるテクニックでオリジナルショートを提案します。白濱亜嵐さんなど好きな方にもオススメです。前髪下ろしのマッシュ短髪ショート!を見るウィービングカラーで立体感アップ!最旬ウルフのカジュアルショート!人と差を付けたいお洒落男子のショートウルフスタイル!マッシュとウルフスタイルのミックスで、初めての方もトライし易いスタイル。レイヤーが入っているのでアレンジ自由自在。ワイルド感が強いウルフという感じではなく、さりげなく、品よく・爽やか男子なので、誰にでも似合わせ可能な仕上がり!トリプルカラーリングをミックスすることによって柔らかさ・束感・立体感もプラス。カット&カラーリングの甘辛スタイルでなので、10代〜20代学生さんからクリエイティブな社会人30代〜40代の方までOK◎お洒落で遊び心たっぷりの大人男子の方にもトライしてもらいたいショートスタイル。塚本隆史さんなど好きな方にもオススメです。最旬ウルフのカジュアルショート!を見る
2021年05月21日俳優の佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Final』(公開中)のメイキング映像【『るろうに剣心 最終章 The Final』 Road To Kenshin~スペシャルエディション~】が21日、公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。2019年6月まで約7カ月以上に渡り、京都・奈良・滋賀・三重・ 兵庫・熊本・広島・栃木・埼玉・静岡など全国43カ所という大規模ロケを敢行し2作連続で撮影された本作。その中で、佐藤健を中心としたキャストたちがこれまでの10年の積み重ねを凝縮させて完成したメイキング映像「Road To Kenshin」(佐藤健公式You Tubeチャンネルで配信中)から、『The Final』の撮影の日々をまとめたメイキング映像【『るろうに剣心 最終章 The Final』Road To Kenshin~スペシャルエディション~】が公開となった。2018年11月、シリーズお馴染みの赤べこでの撮影からクランクインとなった神谷道場メンバーの和やかなシーンから撮影がスタートした『The Final』について、「これまでで一番難しい撮影になる」と語っていた佐藤は撮影の2カ月前からトレーニングを開始。前作から5年の歳月が空いた本作の撮影だったが、トレーニングを経て、徐々に佐藤の体に緋村剣心が呼び起こされていく。佐藤が今回過去最高のものを作り上げようと挑んだアクションシーンには、監督も邦画史上最大のスケールの舞台を用意し、細かいところにもこだわりを見せながら1カット1カット撮影を進めていく。佐藤の魂のアクションには、アクション監督の谷垣健治率いるアクションチームから驚きの声が上がる場面も。そして、本作で剣心の前に立ちはだかるシリーズ最恐の敵・雪代縁役の新田真剣佑もクランクインし、当初「自身の縁が想像できなかった」と語る新田に対して、佐藤は「期待を裏切らない存在感を現場で感じていた」と語る。『るろうに剣心』オールスターズも撮影に合流し、より濃密になっていく撮影の日々が映し出され、撮影中盤の縁軍が東京を襲撃するシーンでは、実際に櫓を爆破するなど本物に拘り、500本以上のプロパンガスを使用するなど規格外のセットで撮影された。過去のシリーズでも披露された剣心の屋根走りや代名詞でもあるドリフトシーンは、佐藤をはじめ、スタッフ全員が一丸となって挑み本作ではさらにアップグレードさせている。そんな全力で挑んでいる撮影中にも、佐藤はクライマックスに向けた多数の敵を相手にするシーンのトレーニングも実施。その中で佐藤が自ら出したアクションのアイデアは実際に本編に採用された。「現場にいたくてしょうがない、幸せの日々だった」と語るアクションシーンの撮影もついにクライマックスとなり、数々のアクションシーンをこなしてきた佐藤をもってしても、「手数が多すぎる」と話す、剣心VS縁のラストバトル撮影の様子も映像にとらえられた。
2021年05月21日佐藤健主演のシリーズ最新作『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』が現在2部作連続で公開中。この度、この『The Final』の撮影の日々を綴ったメイキング映像「Road to Kenshin ~スペシャルエディション~」が完成した。現在、佐藤さんの公式YouTubeチャンネルでは、シリーズの激闘の日々を追い掛けたアクションドキュメンタリー「Road To Kenshin」が配信中(全10回)。今回完成したスペシャルエディションでは、2018年11月、神谷道場メンバーの赤べこでのクランクインから始まる、『The Final』の撮影の日々がまとめられている。アクション満載の本作だが、完結編は和やかなシーンから撮影がスタート。神谷道場メンバーの穏やかな表情が映し出されている。そして今作では、「これまでで一番難しい撮影になる」と語っていた佐藤さんは、撮影の2か月前からトレーニングを開始。最高のアクションシーンを実現するために用意された、邦画史上最大のスケールの舞台も覗くことができ、そこで思わず息を呑むアクションシーンが撮影されていく様子が公開。過去シリーズでも披露された剣心の屋根走りや、代名詞でもあるドリフトシーンはさらにアップグレードされている。一方、全力で挑んでいる撮影中にも、佐藤さんはクライマックスに向けた多数の敵を相手にするシーンのトレーニングを実施。その中で佐藤さんが自ら出したアクションのアイディアは、実際に本編に採用された。また映像では、剣心の前に立ちはだかるシリーズ最恐の敵・雪代縁役の新田真剣佑のクランクインの様子も覗け、数々のアクションシーンをこなしてきた佐藤さんをもってしても、「手数が多すぎる」と話す“剣心vs縁”のラストバトルに期待がかかる。そんな新田さんは、当初、自身の縁が想像できなかったそうだが、佐藤さんは期待を裏切らない存在感を現場で感じていたと語り、圧倒的に作り込まれた縁のクオリティには、鑑賞者たちからも絶賛の声が上がっている。キャスト・スタッフ全員がシリーズの集大成として一丸となって作り上げた本作。その熱量がひしひしと感じられる映像となっている。『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国にて公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月21日現在上映中の映画『るろうに剣心 最終章 The Final』に続き、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が6月4日(金)より公開となる。この度、本作の撮影の日々を綴ったメイキング映像「『るろうに剣心 最終章 The Final』 Road To Kenshin~スペシャルエディション~」が完成し、5月21日(金)8時より解禁された。観客動員数1,150万人を超え、日本映画の歴史を変えたエンタテイメントの頂点として君臨するアクション感動大作『るろうに剣心』シリーズがついに完結。かつて誰も体験したことのない衝撃的なスピードで繰り広げられる圧倒的な超高速アクションと、心を揺さぶるエモーショナルな人間ドラマが融合した『るろうに剣心』シリーズは日本だけでなく世界中を熱狂させ、世界100カ国以上で配給。50以上の国際映画祭に出品され絶賛されている。2019年6月まで約7カ月以上に渡り、京都・奈良・滋賀・三重・ 兵庫・熊本・広島・栃木・埼玉・静岡など全国43カ所で大規模ロケを敢行し2作連続で撮影された本作。その甲斐もあり『るろうに剣心 最終章 The Final』はシリーズ2作目『るろうに剣心京都大火編』を超え、本年度実写映画でオープニング興収1位のヒットとなった。公開されたのは、メイキング映像は2018年11月、シリーズお馴染みの赤べこでの和やかな撮影からクランクインする。『The Final』について「これまでで一番難しい撮影になる」と語っていた佐藤健は、撮影の2カ月前からトレーニングを開始。前作から5年の歳月を空けての撮影だったが、トレーニングのなかで徐々に佐藤の体に緋村剣心が呼び起こされていく。佐藤が今回、過去最高のものを作り上げようと挑んだアクションシーンだが、その想いに呼応するように監督も邦画史上最大のスケールの舞台を用意。現場では細かいこだわりを見せながら進んでいった。佐藤の魂の演技に谷垣健治率いるアクションチームからも驚きの声が上がる場面も。そして、本作で剣心の前に立ちはだかるシリーズ最恐の敵・雪代縁役の新田真剣佑もクランクイン。当初、自身の縁が想像できなかったと語る新田に対して、佐藤は期待を裏切らない存在感を現場で感じていたとコメント。圧倒的に作り込まれた縁のクオリティには映画を鑑賞した人たちからも絶賛されている。撮影中盤の縁軍が東京を襲撃するシーンでは、実際に櫓を爆破するなど本物に拘り、さらに500本以上のプロパンガスを使用するなど規格外のセットで撮影された。過去のシリーズでも披露された剣心の屋根走りや代名詞でもあるドリフトシーンもさらにアップグレード。そんな撮影と並行して、佐藤はクライマックスに向けた多数の敵を相手にするシーンのトレーニングも実施していた。そして数々のアクションをこなしてきた佐藤も「手数が多すぎる」と話す、剣心と縁のラストバトルは圧巻。体が悲鳴を上げながらも、シリーズ屈指の名シーンが誕生したのだった。『るろうに剣心 最終章 The Final』公開中『るろうに剣心 最終章 The Beginning』6月4日(金)公開
2021年05月21日2012年、2014年に公開され、いずれも大ヒットを記録した映画『るろうに剣心』シリーズの最終章2部作の1つ『るろうに剣心 最終章 The Final』が、2021年4月23日、ついに公開されました。佐藤健さん、有村架純さんをはじめ、吉川晃司さんや武井咲さんなど、新旧の実力派俳優が集結した同シリーズ。『るろうに剣心 最終章 The Final』では、瀬田宗次郎役を演じる神木隆之介さんがサプライズ出演しており、映画Twitterで場面写真が公開され、ファンの反響を呼びました。【敵か、味方か―?】「お久しぶりです。緋村さん」『 #るろうに剣心最終章 The Final』に、瀬田宗次郎役 #神木隆之介 さんがサプライズ登場剣心の前に立ちはだかった目的とは…? pic.twitter.com/uRriIY8iPj — 映画『るろうに剣心 最終章』公式アカウント (@ruroken_movie) May 13, 2021 神木さん演じる瀬田宗次郎は、物語のカギを握る重要な役の1つ。原作でもファンが多いキャラクターです。すでに映画館で『るろうに剣心 最終章 The Final』を観た人からは「最高だった」「心の中で叫びました」と喜びのコメントも。また、まだ観ることができていないファンからは「早く映画館で観たい」と興奮気味な声が上がっています。なお、『るろうに剣心最終章 The Beginning』は、同年6月4日に公開を控えており、グランドフィナーレを目前に控え、ファンの熱量はすでに最高潮に達している様子。2021年は、るろうに剣心ブームが日本中を席巻しそうな予感です。[文・構成/grape編集部]
2021年05月18日映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』10th アニバーサリーイベントが17日に都内で行われ、佐藤健、有村架純、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。今回、「The Beginning」で剣心の元妻である巴を演じた有村について、佐藤は「巴ぐらいミステリアスなんですよ。本当に心の奥底で何を考えているのかがわからないというか、何か隠し持っているんじゃないかと思わせるような。もっと知りたいと人に思わせるような人ですね」と表す。それに対し首を横に振っていた有村は、佐藤について「現場で一緒に過ごす中で心強い、身を委ねられる」と表し、佐藤は「身なんか委ねてたの?」と疑問を持った様子。有村が「撮影中、剣心さんに気持ちを寄せて1カ月間過ごしてたんですけど、伝わってないですか?」と尋ねると、佐藤は「それはもちろん伝わってますけど、本当にセリフも間違えたことない。全シーンくらい巴と一緒にいたんですけど、どんなに長いセリフも最初から1回も間違えない」と振り返る。「『身を委ねて』と言ってくれましたけど、めちゃくちゃ1人でちゃんと立ってましたよ。めちゃくちゃ自立してましたよ」と言う佐藤に、有村は「そっか」と納得していた。また、作品に因みそれぞれの「運命的な出会い」は……という質問では、佐藤が『るろうに剣心』シリーズについて語る中、有村が「う〜ん、そうですね、私は……お寿司」と意外な回答を見せる。有村はさらに「もちろん人とか作品とかいっぱいあるんですけど、ここはちょっとお寿司を選ばせていただきます」ときっぱり。「お寿司が世界で1番大好きです。自分が作品を走り切ったぞ、と思った時にだけ食べられるんです」とマイルールを明かした。今作が終わった時には食べたのか聞かれると、「食べた……? 食べました」と答え、佐藤は「やりきってくれてる。良かった」と安堵していた。
2021年05月18日ベビーカレンダーは、2021年4月生まれの男の子5,332名を対象に、4月生まれの赤ちゃんの名づけトレンドを調査しました。2021年4月生まれの男の子に人気の名前TOP10をランキング形式でご紹介いたします。 4月生まれの男の子の名前では、春を感じさせる「はる」というよみを含む名前が4つもランクインしていました。1位湊 (主なよみ:みなと)2019年名前ランキングでは2位、2020年5位にランクインした「湊 (主なよみ:みなと)」。2021年1月は首位、2月・3月は3位と引き続き人気の名前です。 「湊」は船や人が集まる場所を意味することから、雄大でありつつも、穏やかなイメージを受けるようですね。男らしい「一文字ネーム」の一つです。 1位陽翔(主なよみ:はると、ひなと)2019年、2020年と2年連続名前ランキング3位の「陽翔(主なよみ:はると、ひなと)」。1月は9位、2月は4位、3月は5位とTOP10入りを続け、4月ついに1位になりました。 あたたかな太陽を連想させる「陽」と、翔を大きく広げて飛び舞う様子を意味する「翔」を組み合わせた名前です。 厳しい冬が終わり、暖かい太陽の光が降り注ぐ中、空高く羽ばたくようなイメージを受けるようで、ぽかぽかと暖かい陽気の4月にピッタリの名前です。 3位朝陽(主なよみ:あさひ)2019年の名前ランキングでは11位、2020年は10位の「朝陽(主なよみ:あさひ)」。2021年1月には3位、2021年2月は9位、3月は6位にランクインしました。 「物事が始まる様子」「さわやか」という意味がある「朝」に、暖かい太陽を意味する「陽」を組み合わせた名前。春の朝に差し込む、あたたかな日差しを連想させるような名前ですね。 4位蒼(主なよみ:あおい、あお)2019年名前ランキングでは8位、2020年は2位にランクインした「蒼(主なよみ:あおい、あお)」。2021年3月の9位から大きくランクアップしました。 草木が生い茂る様子を意味する「蒼」には、植物のようにすくすくと成長してほしいという想いが感じられるようです。明るくおおらかな印象を持つ「あ行ネーム」の一つでもあります。 4位蓮(主なよみ:れん)2018年、2019年、2020年と3年連名前ランキング首位を獲得している「蓮(主なよみ:れん)」。涼しげで洗練されたイメージの「蓮」は「蓮(はす)の花」を意味します。泥水の中から育ち美しい花を咲かせることから、周囲に染まらない清らかさを感じさせるようですね。 大人気アニメ『鬼滅の刃』の主題歌である「紅蓮華」にも「蓮」が使われているため、多くの人に親しまれている漢字の一つでもあります。 6位暖(主なよみ:だん、はる)2019年名前ランキング29位から、2020年は20位へとランクアップした「暖(主なよみ:だん、はる)」。3月18位から、4月は6位へ人気が急上昇しています。「あたたかい日差し」、「やわらかなさま」「やさしい」という意味があることから、穏やかな気候が増え暖かくなる4月にもぴったりです。 「豊かで不自由しない」という意味もあり、「周囲を元気づけるあたたかな男の子に育ちますように」という願いを込めて名づけてもいいですね。力強さを感じる「濁音ネーム」の一つです。 7位新(主なよみ:あらた、しん)2019年名前ランキングでは12位、2020年は16位にランクインした「新(主なよみ:あらた、しん)」。「新」はその漢字の通り、「物事の始まり」「最初」を意味し、新鮮で生命力に溢れエネルギッシュなイメージを受けるようです。 「これからの新しい時代に、希望ある未来を切り開ける子になりますように」という願いを込めて名づけてもいいですね。俳優の井浦新さんが同名で活躍されています。 7位大翔(主なよみ:はると、ひろと)2019年名前ランキングでは7位、2020年は6位にランクインした「大翔(主なよみ:はると、ひろと)」。1月は7位、2月・3月は6位と、今年に入ってからTOP10にランクインし続ける近年注目の名前です。 翔を広げて大空を羽ばたく様子をイメージするような名前で、「翔」がつく男の子に人気の「飛翔ネーム」の一つです。 7位颯真(主なよみ:そうま、ふうま)2019年名前ランキングでは16位、2020年は14位の「颯真(主なよみ:そうま、ふうま)」。2021年1月は7位、2月・3月は9位にランクインしていました。風がさっと吹くさまを表し、爽やかなイメージの「颯」に、誠実で真面目な印象を受ける「真」を組み合わせた名前です。 「颯」は2020年の漢字ランキング11位、「真」は6位にランクインしており、人気漢字を組み合わせた名前でもあります。落ち着いた印象の「ま止めネーム」の一つです。 10位樹(主なよみ:いつき、たつき)2019年、2020年と2年連続で名前ランキング4位にランクインした「樹(主なよみ:いつき、たつき)」。「樹」という漢字はその字の通り「生えている木」を意味し、「大樹」「樹木」「樹林」など木々が生い茂る様子をイメージすることから、「たくましくのびやかに育ってほしい」という願いを込めて名づけてもいいですね。 2020年3月は首位を獲得しており、新芽が出てくるこの時期にピッタリの名前です。 10位大和(主なよみ:やまと)2019年名前ランキング9位、2020年は17位にランクインした「大和(主なよみ:やまと)」。「やまと」というよみは2020年のよみランキング56位にランクインした人気のよみ。 「大和魂」「大和男児」「戦艦大和」「大和撫子」などにも使われており、昔から日本人に親しまれています。力強さやたくましさも感じさせるような名前です。 10位悠真(主なよみ:はるま、ゆうま)「悠真(主なよみ:はるま、ゆうま)」は2019年名前ランキングでは6位、2020年は7位にランクインした名前。遥か遠くのんびりしている様子を意味する「悠」に、真面目で誠実な印象を受ける「真」を組み合わせた名前。 「はるま」は2020年のよみランキングでは32位、「ゆうま」は26位にランクインしています。「誠実にのびのびと育ってほしい」「真面目で落ち着いた人になって欲しい」という想いが感じられるようですね。 10位律(主なよみ:りつ)「律(主なよみ:りつ)」は2019年名前ランキング5位、2020年は9位にランクインした名前。「りつ」というよみも2020年のよみランキング33位にランクインしています。 2018年に放送されたNHKの朝ドラ『半分、青い。』で人気俳優の佐藤健さんが演じた役名に使われて以降、人気の名前に仲間入り。「旋律」「音律」や「規律」「自律」などの熟語に用いられることから、どことなく賢くて芸術的センスのあるイメージを受ける名前です。 2021年4月生まれの男の子の名前には「陽」「暖」「新」など、あたたかな春の始まり・新年度のスタートをイメージさせる漢字を用いた名前が人気という結果に。また、春を感じさせる「はる」というよみを含む名前が4つもランクインしていました。これから男の子の名前を考えられる方、ぜひ参考になさってくださいね。<調査概要>調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方調査期間:2021年4月1日(木)~2021年4月25日(日)調査件数:10,560件(女の子:5,228件/男の子:5,332件) 文/福島絵梨子
2021年05月18日5月17日(月)、映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の公開を前に、シリーズ10thアニバーサリーイベントが開催、主演の佐藤健や、有村架純、江口洋介、大友啓史監督が登壇。シリーズ全作の主題歌を手掛ける「ONE OK ROCK」Takaからのスペシャルメッセージも到着した。本イベントでは参加した佐藤さんらが、『るろうに剣心』シリーズ完結編である本作についての想いを改めて語った。この日の模様はYouTube、LINE、Twitter、Instagramの各プラットフォームにて配信され、抽選で選ばれたファンの方がリモートで参加、キャストや監督が質問にも直接回答する場面も。さらに、本作の予告映像がイベント内で初解禁され、『るろうに剣心』の全主題歌を担当してきた「ONE OK ROCK」のTakaからのスペシャルメッセージも披露されるなど、盛りだくさんの内容となった。まず、現在公開中の『The Final』が26億円を超える大ヒットを記録していることについて、佐藤さんは「本当に支えてくださって感謝です」と改めて深く感謝。「僕の友人もまだ『The Final』を観れてない。本当の公開日は緊急事態宣言が明けて“真の初日”を迎えられたらと思っています。その公開に向けて大きな花火を打ち上げたいです」とコメント。それを受け、監督は「観たくても観れてない方々がいるので、俺も健くんの言う通りだと思います。公開に向けて僕も何でもします!!(笑)」と、まだまだ盛り上がりを見せる本作をまだ目にしていないファンに向けて語った。佐藤健&有村架純、共演は「不思議な夢の中のような感覚」『The Beginning』の撮影をふり返り、佐藤さんは「最初から監督とは気持ちを共有できていた気がします。今までとは違う作品になると思っていたので、現場での居方も自然と変わっていました」と回顧。そして、佐藤さんとの共演について、「撮影は健さんとほとんど一緒の撮影で、一つ一つを丁寧に紡ぐことができたと思います。1か月~1か月半の撮影期間が長かった一方で、あっという間にも感じました。とても不思議な夢の中のような感覚でした」とふり返る有村さん。すると、佐藤さんも「僕もです。同じ夢の中にいたのかもしれない(笑)ふわふわした不思議な感覚でした」と共通の思いだったことを明かした。続けて、「地に足を着けて撮影に挑んだのに、現実なのか幻想なのか、あまりにも美しくて曖昧でした。不思議な世界観で映画が続いていき、そのままその感覚が画に映っていたと思います」と他シリーズとは異なる体験となったよう。お互いの印象について尋ねられると、佐藤さんは有村さんを「巴と同じくらいミステリアス。心の底で何を考えているかわからない。『もっと知りたい』と人に思わせてくれるような人」と表現。一方、有村さんは「現場で安心して身をゆだねられる方」とコメント。それを聞いた佐藤さんが、「ゆだねてた!?(笑)有村さんはセリフを間違えたことない。どんなに長いセリフも言えていて、1人でちゃんと立っていた。自立していた(笑)」と会場の笑いを誘った。江口洋介「『るろうに剣心』に戻ると現場はいつも戦場」また、『The Final』と『The Beginning』は時代背景の全く違う作品であり、2作品とも出演している江口さんは「撮り終える前に、また長い旅が始まるねって健君と話したことを覚えています。7~8か月、別作品の撮影も挟みながら、緊張感をずっとキープしないといけないのは大変でした。『るろうに剣心』に戻ると現場はいつも戦場で(笑)無事に、この2作品を皆さんに観てもらえたら、おいしいお酒が飲めるかなと思います」とコメント。監督は1作目当時は本シリーズの構成はなかったものの、「志々雄と剣心は描きたいと思っていた。ただ、健くんと『The Beginning』はやらなきゃいけないねと話したのは覚えています」と当時をふり返った。そして今回、この場で特別に『The Beginning』の予告が初披露。江口さんは「今回僕がこの作品で演じた斎藤一は、もうすでに死んでいるような雰囲気をまとっている。この作品での新選組は人斬りの集団。本当はものすごく凄い時代に生きていたという、他作品とは違った“新選組”の生き方を描いているのかなと思います」と語り、そのほかの新選組を描いた作品とは一線を画す作品に仕上がっていると期待を込めた。ワンオクTaka「『るろうに剣心』は共に歩んできた同志」とメッセージ映像にあわせて「ONE OK ROCK」の主題歌も流れ、その楽曲を手掛けた『るろうに剣心』シリーズには欠かせないメンバーである「ONE OK ROCK」のTakaさんよりスペシャルメッセージが到着。【ONE OK ROCKのTakaからのメッセージ】僕は圧倒的に『The Beginning』が一番好きです。この大好きな映画に自分たちが作った曲のタイトルを入れていただけたということにも、監督の愛をすごく感じました。緋村剣心は健にしかできなかったって、『The Beginning』を観るたびに思うんです。だから僕らはそこに寄り添って、彼の心情を掬ってあげるような気持ちで、最後に曲を届けられればいいなっていうのをイメージして、今回の楽曲を作りました。『るろうに剣心』は共に歩んできた同志です。これは健に対しても、剣心に対してもそうですし、そこはふたつでワンセットなんですけど。本当に……ありがとう、っていう感じです。すると佐藤さんは「本当にいい曲です。作品毎にそう思いますが、今回の『The Beginning』の楽曲が一番好きかもしれないです。Takaが『The Beginning』を観て、“この作品が一番好きだわ”って言ってくれた。Takaも侍魂を持っているので、この時代に生きる人間たちに共感してくれたのかなと思います」と語った。また、巴がある理由で剣心に近づき、それが究極の出会いへと繋がっていくというストーリーにちなみ、“究極の出会い”を尋ねられた佐藤さんは、「もちろん、『るろうに剣心』ファミリーとの出会い」と言い切る。江口さんも「この『るろうに剣心』という作品に出会えたことは大きい。よく10年後に“あの映画のあの場面のように…”と後々の作品に影響してくる時があるんですが、この作品もそうなると思います」と確信を語る。監督は「撮影していて、現場で二度と出会えない瞬間との出会いがあって。奇跡的に芝居や風向き、カメラワークなどすべてが合致した瞬間」と語り、「この作品でも剣心と斎藤一の出会ったシーンなど素晴らしいカットがたくさんある。中でも10年前の一作目のカットを繋いでいるシーンがあります。そんなことができる作品はそうそうない。奇跡だと思います」と本作への期待を高まらせた。自分の中に剣心という人が下りてきた感覚最後、江口さんは「この作品に10年携わって、最初は全く『るろうに剣心』を知らず原作を読むところからでした。シリーズ毎に予想を超える作品が完成して…今回もまたすごい作品に仕上がっています。まだ『The Final』を観れてない方は2作品連続で観れる喜びがあると思うので、ぜひ大画面で楽しんで欲しいです」とコメント。監督は「10年もの間、『るろうに剣心』という作品で戦ってきました。改めて美しいプロジェクトだったと思うし、公開を迎える最後まで皆さんと一緒に走り抜けたいと思っています」と熱い想いを口にする。有村さんは「この10年間、キャスト&スタッフが命を懸けて撮影をしてきて、皆様のもとへ届けてきた作品だと思います。熱い思いが込められた、そんな作品に一緒に挑戦させていただき、皆様に届くのは緊張しますが、ぜひ見届けていただけたら嬉しいです」とコメント。そして「『The Beginning』は非常に描きたいエピソードで、これを描かずに『るろうに剣心』シリーズを描いたとは言えないと思っていました」と佐藤さん。「どのように剣心の十字傷がついたか、なぜ消えないのか…そこには深い悲しみや感情が刻み込まれています。頬に十字傷がある限り剣心は悲しいんです。今までの過去作では、その想いを心に秘めて剣心を演じてきました」と明かす。「『The Beginning』を撮影している時間は本当に夢のような時間でした」と改めてふり返った上で、「今までは剣心という“キャラクター”を演じている、という感覚でしたが、『The Beginning』の撮影をしながら、『幕末の時代に、剣心という人が本当に存在していたんじゃないか』と思うくらい、自分の中に剣心という人が下りてきた感覚になりました。ここまで役と一体化したのは初めての経験。自分にとって特別で、皆さんの期待に応えられるような作品になっていると思います」と熱く語り、イベントを締めくくった。『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国にて公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月18日●テレビ出演で感じた東大ブランドの無力5月9日が「謎解きの日」として、日本記念日協会に認定された。申請したのは、最近の“謎解きブーム”をけん引する松丸亮吾が代表取締役を務める謎解きクリエイター集団・RIDDLER(リドラ)で、松丸は「謎解きを文化として残していきたいと思っています」と鼻息が荒い。彼がここまで“謎解き”の活動に情熱を注ぐのはなぜか。その背景には、落ちこぼれだったという自身の幼少期の体験と、今の子供たちに対する思いがあった――。○■ネット普及・学習トレンド・コロナ禍背景にブーム化昨今の謎解きブームが起こった要因を聞くと、「1つは、インターネットやスマホの普及によって、全国どこからでもスターになれる可能性が出てきたこと。動画を上げて、視聴100万人超えみたいなことがあるじゃないですか。それによって、自分のオリジナリティやアイデアが試される時代になってきたというのをすごく感じます。そんな中で、今まで行われていた知識を問うクイズよりも、ひらめきとか発想を試されるほうに、需要が高まっているんじゃないかと」という松丸。さらに、「小学校の学習指導要領も、今まで学んできたことから応用して答えを導き出すという形に変わって、中学受験でも謎解きっぽい算数や理科の問題が増えているんですよね。そういった点で“謎解き的な思考”というのが、今トレンドになっているのかなと感じています」と見解を語る。そこに、コロナ禍における“おうち時間”も後押しに。「もともと予定していた謎解きのライブイベントなどがコロナで全滅してしまったんですけど、その一方で急激に増えたのがテレビの出演でした。家族で一緒に見れる番組って非常に少ないんですけど、謎解きは親子関係なくその場のひらめきで楽しめるということで、コミュニケーションツールとしても良かった。だからこそ、コロナ禍で一気に謎解きが注目されて、ブームが爆発したのかなと思います」と分析した。○■『今夜はナゾトレ』きっかけに小学校でバズるテレビ出演のきっかけは、2016年にスタートしたフジテレビのクイズ番組『今夜はナゾトレ』(毎週火曜19:00~)。謎解き問題の「東大ナゾトレ」コーナーを担当している。「当時、AnotherVisionっていう東京大学の謎解き制作集団のリーダーをやっていたんですが、学業と両立するためにあまり対外的な活動はやってなかったんですね。そんな中で、2年から3年に上がるときに書類申請をミスりまして(笑)、『君、もう1回2年生だよ』って言われて。そこで1年ただ学費を払うだけなのも変な話なので1年休学して、やりたいことを全部やろうということで、謎解きに全ベットしたんです。そのときは、謎解きが仕事になると思ってなかったし、ましてやブームになるとは想像もしていなかったんですが、お願いされた対外的な依頼は全部やろうと思ってイベントをいっぱい仕掛けていくうちに、『AnotherVisionが巷でウワサになってる』と評判になって、フジテレビの木月さん(※『今夜はナゾトレ』企画・演出・プロデューサー 木月洋介氏)が白羽の矢を立ててくれたんです。それに応える形でコーナーを作ったら子どもたちにすごく人気が出て、気づいたら本がベストセラーになって…という感じです」問題本はシリーズ累計150万部を突破。今や松丸と京大出身・宇治原史規とのバチバチぶりも名物になっているが、番組に出演したことで、テレビの影響力の大きさを感じたという。「今、20代や30代はテレビ離れと言われたりしますが、子供たちにとっての影響力は絶大で、放送の次の日に小学校の黒板とかで謎解きの問題を出す子が出てきて、他の子たちがそれを解いて楽しむという現象がどんどん連鎖していって、テレビをきっかけに学校内での“バズり”が始まっていったんです。小学生から『謎解きの作り方の本を出してほしいです』とお便りを頂くようになって、かなり変化したなと思いましたね」そうするうちに、出題する子や、解くのが速い子がクラスのヒーローになっていくそうだが、それに該当するのは決して学力に比例するわけではないようだ。「コロナで修学旅行に行けなかった6年生の子たちに思い出を作ってあげるために、RIDDLERの慈善事業の一環としてボランティアで小学校に行って、謎解きを仕掛けるというイベントを開催したんです。15校くらい行ったんですが、中にはトップにいた子が全然勉強好きじゃないという事例もあって、勉強では割り切れない尺度や人の発想力というのがあるんだなと確信しました。また、テレビの世界に入ってからは、自分の持ってる東大という肩書きが本当に何の役にも立たなくて、トークのスキルとか場を盛り上げる力、機転が利くかどうかというのが、勉強とは全く関係ない“頭の良さ”なんだと思ったんです。そういうことからも、謎解きが得意ということが、1つ社会的なスキルとして認められるようになると、面白いんじゃないかなと思います」●謎解きが「異常なほど強い」佐藤健テレビ出演するようになって、様々な芸能人の謎解き力を見てきたが、特にすごさを感じるのは、俳優の佐藤健。「健さんは異常なほど強いです(笑)。謎解きが好きすぎて競技としてやってる人たちが参加する大会にも参加して普通にクリアしちゃうくらいですから」と評する。今年放送された謎解き特番では佐藤が次々に即答したことから、ヤラセ疑惑のゴシップ記事も出たが、「健さんを知ってる人からすると、何を言ってるんだという話です。健さんの実力からすると、逆に遅いくらいだと思いながら見てましたから(笑)」と、その実力を明かした。○■「自分は何のためにいるんだろう」から「自分、天才じゃね?」に謎解きは、「勉強が苦手な子を勉強好きにするきっかけとして、とても有効な手段」と強調する松丸。「国語・算数・理科・社会、どれをとっても最初に知識のインプットがいりますよね。勉強って必ず何かハードルが設定されていて、そのハードルを越えられた人が頭を使う楽しさを分かるという、ちょっと振り落としの構造があったりするのがもったいないと思うんです。でも、謎解きは知識ではなくひらめきなので、勉強が苦手だなと自信をなくしていた子が自分の頭で考えて、先生に教わるわけでもなく、答えにたどり着いた瞬間、自信を取り戻したのをたくさん見てきました。そういった意味でも、謎解きは“頭を使うことは怖いことじゃない、難しいことじゃない”というのを教える力を持っていると思うんです」と訴える。こう語るように、謎解きの活動の大きな原動力として子供たちへの思いがあふれて伝わってくるが、その背景には落ちこぼれだった自身の経験があった。「僕は4人兄弟で一番上がDaiGo(メンタリスト)なんですけど、ケンカすると当然知識もないからいつも負けて、悔しくて部屋で泣いてるということがずっとありました。クイズ番組を見てても知識を問うのでお兄ちゃんたちのほうが答えるんですけど、小学3年生の頃にやってた『IQサプリ』(フジテレビ)という番組の問題は、家族で僕が一番先に答えられたんです。それまでは、お兄ちゃんに勝てない自分はダメな子だと思って、当時は勉強も得意じゃないし、自分は何のためにいるんだろうと考えちゃうときもあったんですけど、謎解きで勝った瞬間に、初めて『自分、天才じゃね?』って思ったんですよ。実際にそうであるかは置いといて、子供自身がそうやって自己肯定感を持つことがすごく大事なんです。僕は自分の得意なことが見つかったからこれを極めようと思って、ずっと謎解きをやって結果、一番花開いたものなので、今の子供たちに対してもそういうきっかけになるようなことを、1つでも多く提供してあげたいという思いがあります」松丸自身、それをきっかけに勉強の面白さに目覚めたそう。「勉強は苦手だったけど、頭を使うことって案外楽しいことなんだなという意識にまず変わったんです。そこから勉強のハードルがグッと下がって、『ちょっと公式を覚えてみよう』とか、“ちょっとやってみよう”が積み重なるとすごい力になるんですね。勉強がどんどん好きになって、気づいたら中学受験に合格してたんです」と実体験を語り、「だから『うちの子は謎解きが好きなんですけど、勉強が苦手で…』という親御さんがいたら、すごくいい第一歩を進んでるから、うまく勉強にアシストしてあげてほしいなと思いますね」と呼びかけた。●謎解きクリエイターを「当然の職業に」今年1月に放送された日本テレビ系『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?』(毎週金曜19:00~)で全問正解した松丸は、賞金の1千万円で、「みんながいつでも謎解きを楽しめるアプリを作りたい」と話していたが、それも子供たちが楽しめるものを作りたいという思いで開発に着手。しかし、「試算したら5~6千万円くらいになっちゃうことが分かって(苦笑)。だからどうにかして1千万で収めるか、出資を募るのか、プロジェクトとして今、岐路に立たされてるんです」と現状を明かす。それでも、「子供たちが一番楽しめる形にしたいから、会社としては利益をアプリの実装に全ベットする可能性もあります」と諦めきれない思いがある。このように、経営者とクリエイターの両立は「大変ですね。時間が全然足りないので、1日40時間くらい欲しいです。番組収録の休憩中の楽屋で、謎解き問題の確認とか修正とかやったりするんですけど、的確に伝えられているのかと不安になることもあります」と吐露しながらも、「社員の子たちがすごく支えてくれて、僕のいないときにいろんな問題のアイデアも出してくれるので、かなり助けられてますね」と感謝した。「RIDDLER」という会社が事業を順調に回していくことは、“謎解きクリエイター”が職業として確立されることにもつながる。「例えば、映画が当たり前になったことで映画監督という職業が認められたわけなので、謎解きが当たり前になれば謎解きクリエイターも当然の職業になって、子供たちも夢を持ちやすくなるし、親としても安心できると思うんです。8月に、有岡(大貴)くんとコラボして謎解き演劇をやるんですけど、そういう形で有名な人が謎解きのイベントをやっているというのをどんどん当たり前にしていきたいですね。謎解きってどこでもやってるし、何とでもコラボできるんだとなることで、仕事として成立してるなという意識が働けばいいと思います」○■「謎解き」を学校の教科の1つに改めて、今後の活動の展望を聞くと、「今、謎解きが持っているイメージが、単純に“楽しいもの”と捉えられたり、一過性のブームと思われたりしてしまっているところがあるんですけど、先ほども言ったように教育的な価値がすごく高いし、自分が参加することによる体験的価値も非常に高いんです。だからこそ、もっともっと面白いアイデアでいろんな人が参加することで盛り上がっていくのかなと思うので、クリエイターも解く人も、どんどん増やしたいです」と意欲。さらに、“謎解き”を学校の教科の1つにするという野望も。「藤村女子中学という学校で、謎解きが科目として2021年の入試問題に出たんです。今後は、そうした学校が増えていくと思うのですが、謎解き的な問題を作る専門家が教育の場にいないので、僕らのエッセンスを加えれば、もっともっと良い問題ができると思っています。自分で考える『自考』という科目として、謎解きが認められてくると、すごく面白いなと思いますね」と、目を輝かせていた。●松丸亮吾1995年生まれ、千葉県出身。麻布中学・高校を卒業後、東京大学工学部に入学。同大学の謎解き制作集団・AnotherVisionの2代目代表を務め、『今夜はナゾトレ』(フジテレビ)で「東大ナゾトレ」のコーナーを担当し、番組本はシリーズ累計150万部を突破した。謎解きクリエイター集団・RIDDLER(リドラ)株式会社の代表取締役を務め、『ゼロイチ』(日本テレビ)、『あさイチ』(NHK)、『おはスタ』(テレビ東京)といったテレビ番組や、謎解きイベント、YouTubeチャンネルなどで活動する。
2021年05月18日映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』10th アニバーサリーイベントが17日に都内で行われ、佐藤健、有村架純、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。公開中の「The Final」は現在26億円を超えるヒットとなっているが、佐藤は緊急事態宣言で東京都などの映画館も休業中のため「こういった状況ですけど、地方の方々が特にこの映画を支えてくださっていることに感謝ですね」としみじみ。佐藤はさらに「僕は本当の公開日は、緊急事態宣言が明けて6月に入ってからだと思っているので、6月から真の初日みたいな形で何かできたらいいなと思ってます」と宣言する。「僕は東京に住んでて、やっぱり僕の友達とかはほとんど見れてないんだよね、映画館がやってないから」と明かし、「ぜひ6月以降どこかでまた大きな花火を打ち上げられたらいいなと思っております」意欲を見せた。この言葉に大友監督も「左に同じ。東京も大阪もまだ見れてない、見たくても見れない方もいると思うし」と慮り、「とにかく全力を尽くす。なんでもしますよ、もう」と熱い気持ちを示した。イベントでは抽選で当たったファンともリモートでつながり、直接質問も。小学校3年生の男子は佐藤に「学校で(剣心の)ドリフト走りの練習をしているけど、うまくできないからコツを教えてください」と質問する。すると佐藤は「あれは学校では出来ないんだよ」と本気の回答。「お兄さん、ワイヤーつけて何回も練習してやってるの」とマジレスする佐藤に、質問した男子はテンションが下がってしまった様子。「壁だったら走れるから、壁走りの練習したらいいよ」というアドバイスに、「はーい……」と力なく答えていた。
2021年05月17日2作連続で公開中の佐藤健主演『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』。この度、巴との壮絶な過去と剣心の十字傷に秘められた真実が明らかになる、来月公開予定の『The Beginning』より本予告映像が到着した。本日開催されたオンラインイベント「『るろうに剣心最終章 The Beginning』10thアニバーサリーイベント」にて、本予告映像が初披露。舞台は時空を超え、明治から動乱の幕末へ、「るろうに剣心」始まりの物語が描かれる『The Beginning』。公開された映像では、「新時代のため、あなた方には死んでもらう」と、容赦なく侍たちを斬り捨てていく剣心の衝撃的なシーンから幕を開ける。そして、新選組に追われる身となっていた“人斬り抜刀斎”剣心は、ある夜に巴(有村架純)と出会い、口封じのため共に暮らすことを決意。巴の優しさは剣心の心に波紋を広げ、次第に巴に心を開き本当の幸せの意味に気づいていくが、ある日突然、巴は姿を消してしまう。実は巴には、剣心に近づく別の目的が。また「どんなことがあろうと、あなただけは、絶対に斬りはしない」と誓うものの、なぜ、妻を斬殺しなければならなかったのか、そしてなぜ、2度と人を斬らないと誓ったのか。剣心と巴の観る者の胸を打つ濃密な人間ドラマが、壮大なグランドフィナーレを彩る。本作でも主題歌を手掛けた「ONE OK ROCK」ボーカルのTakaは「僕は圧倒的に『The Beginning』が一番好きです」と言い、「緋村剣心は健にしかできなかったって、『The Beginning』を観るたびに思うんです。だから僕らはそこに寄り添って、彼の心情を掬ってあげるような気持ちで、最後に曲を届けられればいいなっていうのをイメージして、今回の楽曲を作りました。『るろうに剣心』は共に歩んできた同志です。これは健に対しても、剣心に対してもそうですし、そこはふたつでワンセットなんですけど。本当に……ありがとう、っていう感じです」と思いを語っている。『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国にて公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月17日映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』10th アニバーサリーイベントが17日に都内で行われ、佐藤健、有村架純、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。各プラットフォームで配信もされた同イベント。剣心役の佐藤は、巴役の有村とともに登場し、階段で手を取ってエスコートする。10周年のイベントにSNSやコメントで実況しているファンからも「泣いてる」という反応が多く、佐藤は「音楽が流れるとは思ってなかったので」と自身もグッときていることを明かした。一方で、佐藤が有村をエスコートしたことでコメントも盛り上がり「エスコート、フゥ〜!」という反応を教えられた2人は照れ笑いを浮かべていた。『The Beginning』で剣心の元妻である巴を演じた有村は「1カ月から1カ月半の撮影だったんですが、長く感じました。だけどあっという間に終わってしまったし、何と言うのか、夢の中のみたいな感覚でした。とても不思議な感じでした」と振り返る。佐藤は「本当に僕もそうなんです。我々は同じ夢の中にいたのかもしれません」と応え、有村も「夢だったのかな?」と苦笑。佐藤は「ふわふわした不思議な感覚だったんですよ、撮影期間中はずっと。この前もコメンタリー収録で改めて見させてもらったんですけど、地に足をつけて作品を作ったはずなんですけど、どこかこの世界が現実なのか幻想なのか曖昧なふわふわしてるというか、あまりにも美しくて」と作品への印象を語った。
2021年05月17日