9月26日から10月12日までの期間、写真家・浅田政志による新作写真展『浅田撮影局』が渋谷パルコ4F「PARCO MUSEUM TOKYO(パルコミュージアムトーキョー)」にて開催される。2009年に写真集『浅田家』で第34回木村伊兵衛写真賞を受賞した写真家・浅田政志。同作と『アルバムのチカラ』を原案とした映画『浅田家!』の公開も控える中、新作写真展『浅田撮影局』が開催される。この写真展は本邦初公開となる最新作写真集『浅田撮影局 まんねん』の世界が広がる。浅田政志自身の息子に付けた名前「朝日」は、縁起のよさそうな人に出会い、その場所に赴くことで、「千年。万年と末長く幸せに過ごしてほしい」と願う父親としての普遍的な願いが込められていますが、現実に千年、万年と生きることは叶わないため、巡る命を写真で伝えていく思い出の形や、自身の父・章の遺影写真と向き合い模索する様をありありと写し出している。さらに、会場内に設えられた写真館風撮影スポットでは、今日という特別な一枚を撮影できる思い出付き。会場では、浅田自身が地元の撮影局の二代目に扮し、家族みんなの力を借りながら、家族写真・記念写真の新たな可能性を追求した最新作写真集『浅田撮影局 まんねん』先行販売も行われる。展覧会『浅田撮影局』会 場 :PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷パルコ 4F)期 間 :9月26日(土)~10月12日(月)11:00〜21:00※入場は閉場の30分前まで ※最終日18時閉場※営業日時は感染症拡大防止の観点から変更の可能性があります。※渋谷PARCO営業日時をご確認ください。入場料 :一般500円/学生400円/小学生以下無料●最新作写真集『浅田撮影局 まんねん』PARCO MUSEUM TOKYO先行販売一般発売:2019年10月初旬書名:浅田撮影局 まんねん著者:浅田政志アートディレクション:祖父江槙判型:B5ヨコページ数:72ページ+BOOK in BOOK 20ページ+おまけ 4ページ予価:本体2600円+税ISBN:978-4-86152-817-0 C0072
2020年09月03日滋賀県で発酵食めぐりを楽しむ旅京阪電気鉄道は9月1日から12月31日まだの期間、「長寿の国・滋賀 醗酵(ハッコー)めぐりはハッピーめぐり!」を実施する。健康はもちろん美容にも効果があるとされる醗酵食に着目したお得で楽しい企画である。110円や1100円の優待価格で発酵食グルメを堪能!今回の企画では、大津線沿線に多数ある醗酵食品を取り扱う店舗のうち、14店を厳選して紹介するパンフレットを制作。さらに京阪グループ開業110周年記念企画として、乗車券をパンフレット掲載店舗にて呈示すると、「110」にちなんだ110円や1100円の特別価格で購入できる優待特典が受けられる。110円や1,100円といった低価格で近江牛 肉みそセットや酒粕、スイーツなど発酵食品を使った商品が購入できるのが魅力だ。優待特典の対象となる乗車券は、次の3種類となっている。1つ目は、京阪電車 大阪・京都・びわ湖1日観光チケット。2つ目は、京都・びわ湖チケット。3つ目は、京阪電車 びわ湖1日観光チケット。厚生労働省が発表している最新の都道府県別生命表によると、滋賀県の平均寿命は男性が全国1位、女性が全国4位にランクインしている。県民の長寿を支えている要因の一つが、郷土料理「鮒ずし」をはじめとする醗酵食文化だといわれている。滋賀県の観光を楽しみながら、郷土料理を始めとする発酵食品の店舗をめぐってキレイを目指す旅。秋の観光シーズンにおすすめの企画だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※京阪電気鉄道株式会社のプレスリリース
2020年08月31日ユニクロ(UNIQLO)のグラフィックTシャツブランド「UT」が、2020年秋冬コレクションを発表。今季は、脚光を浴びている写真家のひとり、ライアン・マッギンレーとの初コラボレーションを始め、ジャン=ミシェル・バスキアが描くスーパーヒーローやキース・ヘリングが描くミッキーマウス、新作映画への期待が高まるマーベル(MARVEL)など、世界中の今を表現するポップカルチャーが集結し、豪華なラインアップとなっている。■ライアン・マッギンレー今最も脚光を浴びる写真家、ライアン・マッギンレーとUTが、初コラボ。近年「米国で最も注目されるカメラマン」と評されているライアン・マッギンレーは、ニューヨークを拠点に活動する写真家だ。繊細で洗練された写真作品が特徴的で、今の若者の日常を捉えた写真など、象徴的な作品が、UTのアイテムに落とし込まれている。彼独自の視点から切り取られた写真と、テキストグラフィックとの組み合わせにより、ストリートな雰囲気が漂う、新しいコレクションが誕生した。ライアン・マッギンレーとのコラボコレクションは、メンズTシャツ6柄(各1,500円)の展開。8月31日より、ユニクロの一部店舗と公式オンラインサイトにて販売。本コラボコレクションの詳細は、オンラインサイト()から。■マーベル・ユニバースヒーローとダークヒーローがUTに集結したエキサイティングなコレクションがローンチ! マーベルが誇るヒーローとダークヒーロー、二者を1枚のUTで表現したエキサイティングなコレクションが誕生した。新作映画が公開予定のヴェノムやモービウスなど、世界で注目を集めるキャラクターたちも登場。まるで映画のワンシーンのような、他では見ることのできない貴重な対決シーンを描いたデザインは、ファンならずとも必見。マーベル・ユニバースとのコラボコレクションは、メンズTシャツ6柄(各1,500円)、メンズパーカ5柄(各2,990円)の展開。9月7日より、ユニクロの一部店舗と公式オンラインサイトにて販売。本コラボコレクションの詳細は、オンラインサイト()から。同サイトは、8月31日より公開。■ジャン=ミシェル・バスキア×ワーナー・ブラザースバスキアが独自のスタイルで描くワーナーの人気キャラクターが登場! 美術史や音楽、ポップカルチャーに影響を受けた作風で、1980年代にニューヨークのアートシーンを席捲したジャン=ミシェル・バスキア。幼少期にDCコミックスのスーパーヒーローたちやワーナー・ブラザースのルーニー・テューンズに影響を受けたバスキアは、のちにそれらを題材として彼の代表作品の中で取り上げている。今回は、アーティストとキャラクターたちとの関係を描き出したUTならではのコラボレーションをリリース。ジャン=ミシェル・バスキア×ワーナー・ブラザースのコラボコレクションは、メンズTシャツ6柄(各1,500円)、メンズパーカ5柄(各2,990円)の展開。8月21日より、オンラインサイトにて先行販売中。なお、9月18日からは、ユニクロの一部店舗でも販売。本コラボコレクションの詳細は、オンラインサイト()から。■ミッキーマウス×キース・ヘリングヘリングが強く影響を受けたミッキーマウスの世界観をポップに表現したグラフィックがチャーミング! 幼少期からウォルト・ディズニーの作品に影響を受け、祖母の家にあった本「ミッキーマウスの描き方」から絵を学んだというキース・ヘリング。「ミッキーマウスこそが、アメリカを象徴するそのもの」と語り、十代の頃はディズニーで働くことを夢みていたヘリングの深い愛を感じられるコレクションとなっている。なお、このコラボコクションは、メンズ、ウィメンズ、キッズのアイテムで展開される。メンズTシャツメンズTシャツメンズスウェットメンズスウェットウィメンズTシャツウィメンズTシャツキッズTシャツキッズTシャツミッキーマウス×キース・ヘリングのコラボコレクションは、メンズTシャツ6柄(各1,500円)、メンズスウェット5柄(各1,990円)、ウィメンズTシャツ6柄(各1,500円)、キッズTシャツ4柄(各990円)の展開。9月28日より、ユニクロの一部店舗と公式オンラインサイトにて販売。本コラボコレクションの詳細は、オンラインサイト()から。この秋冬の新作UTもイットなアイテムがそろい踏み! ぜひ、好みのグラフィックアイテムをゲットして。>>その他のユニクロの記事はこちらから
2020年08月28日女優・森七菜のファースト写真集『Peace』(ギャンビット)が、31日発売を前に緊急重版が決定した。森が19歳を迎える誕生日に発売される同写真集は、16歳から18歳の高校時代を撮り続けた膨大な写真を352ページにわたって収録。出身地・大分での高校生活と女優業の両立をしながら、東京と大分の往復生活を繰り返す中での日々成長していく姿を捉えた。発売が発表されて以降、予約注文が殺到していることから緊急重版に。また、8月31日から9月13日まで、HMV&BOOKS SHIBUYA、HMVパークプレイス大分で刊行記念パネル展の開催も決定した。HMV通常特典(ポストカード)に加え、会場限定購入特典として、絵柄の異なる限定オリジナルポストカードが付く。
2020年08月24日展覧会「写真家ドアノー/音楽/パリ」が、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて、2021年2月5日(金)から3月31日(水)まで開催される。ドアノー作品に流れる“音楽”20世紀のパリを舞台に、数多くの傑作を生み出した写真家、ロベール・ドアノー。『ヴォーグ』誌や『ライフ』誌でファッション写真などの作品を発表して注目を集めたドアノーは、とりわけパリの庶民の日常を捉えた写真で名を馳せた。そうしたドアノーの写真は、いわば音楽的な感覚を特徴としている。1枚の肖像写真や風景写真に捉えられた軽やかな動きは言わずもがな、撮影する場所や被写体、時代が変わろうとも、それらすべてが音楽の流れを生み出すかのような効果を生むのだ。約200点の作品で巡る“パリの音楽散歩”展覧会「写真家ドアノー/音楽/パリ」は、ドアノー作品における“音楽”に着目。パリの街中に溢れるシャンソンやジャズといったさまざまな音楽の情景を題材に、1930年代から90年代にかけて撮影された写真作品約200点を8章のテーマに分けて展示する。パリの街角にあふれる音楽本展は、パリの街角にあふれる音楽と、パリの芸術シーンを彩ったアーティストたちの写真を中心に構成。下町のビストロや酒場でシャンソンを歌う“街の音楽家”を収めた《流しのピエレット・ドリオン》や《音楽好きの肉屋》では、日常の中に音楽が溶け込むシーンを切り取っている。これらの写真からは、ドアノー独自の音楽的感覚が窺えるだろう。時代を彩ったアーティストたちの素顔また、ドアノーはシャンソンの名曲「枯葉」の作詞で知られるジャック・プレヴェールや、当時のナイトクラブで活躍した歌手アーサ・キットなど、様々なジャンルで活躍した音楽家の姿を撮影。20世紀を代表するソプラノ歌手マリア・カラスのレコーディング中の様子を収めた1枚は、彼女のリラックスした表情が印象的だ。ドアノーのフィルターを通して、パリの音楽シーンを彩ったアーティストたちの素顔も垣間見ることができる。展覧会概要展覧会「写真家ドアノー/音楽/パリ」会期:2021年2月5日(金)〜3月31日(水)会場:Bunkamura ザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F開館時間:10:00~18:00(入館17:30まで)※毎週金・土曜日は21:00(入館20:30)まで料金:一般 1500円(前売 1300円)/大高 700円/中小 400円※すべて税込※大高、中小は当日券のみの取り扱い。※学生券購入の場合は、学生証の提示要(小学生は除く)。※障がい者手帳の提示で、本人と付き添い1名は半額(一般 750円、大高 350円、中小 200円)。当日窓口で購入。※未就学児は入館無料。チケット販売場所:Bunkamura ザ・ミュージアム、Bunkamura チケットセンター、オンラインチケット MY Bunkamura※前売券販売期間:2020年11月21日(土)~2021年2月4日(木)※土日祝に限り、オンラインによる入場日時予約が必要【問い合わせ先】Bunkamura(ハローダイヤル)TEL:050-5541-8600
2020年08月14日二宮和也主演映画『浅田家!』が、10月2日(金)に公開される。この度、一般の方々から“自慢の家族写真”をエピソードとともに募集する、“映画『浅田家!』公開記念 この夏、家族写真を撮ろう!”キャンペーンが実施されることが分かった。本作の監督は、『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太。写真家・浅田政志を主人公に、彼の人生と彼を支えた家族を、ユーモアたっぷりに温かく描き、なぜ彼が“家族”というあまりにも身近な存在を被写体として選んだのか、そして撮り続けるのか、一人の写真家の人生を通して、家族の絆や、写真が持つ力を映し出していく。主演の二宮にくわえ、妻夫木聡、、平田満が、風吹ジュン、黒木華、渡辺真起子、野波麻帆、北村有起哉らがキャストとして集結した。この度発表された“映画『浅田家!』公開記念 この夏、家族写真を撮ろう!”キャンペーンは、“家族写真”がテーマの本作にちなみ、「〇〇家!」というタイトルをつけた家族写真を、映画公式ホームページ内の特設サイトから応募すると、映画本編映像とともに“特別プロモーション映像”に使用されるかもしれないというもの。また、“特別プロモーション映像”は、映画公式サイトでも期間限定で公開予定。特別審査員を務めるのは、本作のモデルとなった写真家・浅田政志と中野量太監督。選ばれた写真は、ふたりのコメントとともに公式ホームページにも掲載される。さらに、応募者の中から『浅田家!』オリジナルグッズが当たるチャンスも。そして、キャンペーン終了時には二宮の総評もあるという。■キャンペーン概要【募集期間】8月3日(月)〜9月6日(日)予定【特設ページ】 asadake_familyphoto/8月3日(月) AM10:00〜オープン『浅田家!』10月2日(金)公開
2020年08月03日「うちの山を守りたい!」日本の林業は厳しい時代の流れにのまれかけている。価格の下落に、外国産の杉の流入。このままでは、祖父が、父が愛した杉の森が崩壊してしまうかもしれないーー。野中優佳さん(28)が一念発起し、実家の林業を継いだのは21歳のとき。100年続く「山主」(山の所有者)の家系に生まれた彼女は、イチから林業を学び、愛情を注いだ杉材を世に送り出してきた。夢は、林業の未来を明るく照らすこと。野中さんの一歩は、きっと100年先に続いている。そんな野中さん。実は、思春期の頃は実家の手伝いよりも都会での夜遊びに夢中になっていたという。高校は寮に入ったが、寮生活に耐えられず、友達や先輩の家を泊まり歩いて、家にも帰らなくなった。結局、高校は半年で退学。その後、通信制の高校に入学したが、同時に山鹿市内で一人暮らしを始めている。「一人暮らしになったら、もっと遊びたくなりますよね(笑)。友達を呼んで、騒いでいたら、1カ月で追い出されました。結局、山鹿市内も入れて4回、アパートを追い出されています」バイトはファストフードやガソリンスタンド、工場での金型作り、水商売も経験したが、どれも続かない。当時、金髪に染め、指にタトゥーも入れていた。「遊んでお金がなくなったら、また新しいバイトの繰り返しでした。親に申し訳ないという思いはずっとありました。お母さんが泣いているとつらいし、いけないことしてるなぁと思いながらも、遊ぶのが楽しくて、やめられなくて……」そんなある日、両親そろって、優佳さんが熊本市内に借りたアパートに娘の様子を見に行った。温厚が作業着を着て歩いていると言えるほど、ふだんは口調も佇まいも穏やかな父は、このときだけは別人だった。「そうそう、生まれて初めて(父に)ぶたれて……。これはヤバイ、変わらないかんなと思いました」時給600円で、父の山仕事を手伝うようになったのも、同じころだったろうか。父と一緒に山に入ると、直行さんはよく祖父や曽祖父の話をした。「あのあたりは、じいちゃんが『ドル箱の山だ』と言ってたんだよ」「ひいじいちゃんは、間伐する木を吟味するために上ばかり見て歩いていて、よくコケてたよ」そんな話を聞くと、先祖たちがいかに山を大事に守ってきたのか、ヒシヒシと伝わってくる。「お父さんのあと、この山はどうなるんだろう。お父さんが死んじゃったら、この山には誰もこなくなる……。そんな思いがグシャグシャと募っていった感じです」そのころ、父から本を渡された。タイトルは『奇跡の杉』(船瀬俊介著・三五館)。「それまで本なんて手にしたこともなかった私が、その本だけは一気に読めたんです」45度の超低温で木材を乾燥する技術「愛工房」を開発した伊藤好則さんの取り組みを描いた本だった。木の栄養素や酵素を守り、良い材木を作り出す。100度で一気に乾燥させ、木に負担をかける、主流の方法とは大違いだった。読み終わったとき、優佳さんは、自分に誓った。「おじいちゃんたちがずっと守ってつないできた木は、私が守る!」優佳さんは、3〜4時間かけて、夢中で長文メールを打ちまくり、開発者の伊藤さんに送った。「文章がいいわけでも、美辞麗句があるわけでもない。でも、彼女の訴える力はすごかった!」伊藤さんも、すぐさま優佳さんに電話を入れ、2カ月後には、野中家を訪ねている。13年11月のことだった。「愛工房」による丁寧で木々に優しい乾燥技術。また、山を守りつつ林業を行っていくという、野中さんのスピリッツ。それらは着々と実を結び、日々前進し続けている。そんななかで、負けず嫌いの野中さんはこう言った。「山のために、大型機械を導入しない。木のために、バイオマスに興味を示さない。そんな私たちに、ほかの林業従事者は『まぁ、頑張れ』『やってみたらいいよ』と、冷ややかです。それが悔しい。まだ、何も動かせていないということだから。私は、『あいつら、ヤバいな』と煙たがられる存在になりたい。そうして、山を守る重要性をもっと広く伝えていきたいんです」「女性自身」2020年7月21日号 掲載
2020年07月13日写真集『世界のダンジョン 冒険をめぐる情景』が、2020年8月19日(水)に刊行される。“ダンジョン”のような景色に着目した写真集本書は、危険を冒してでも一度は目にしてみたくなる、ゲームやアニメーションに登場する“ダンジョン”のような景色に着目した写真集だ。まるで異界へと続く道のような恐ろしさと美しさが共存するアメリカ「カールズバッド洞窟」に、人の手を離れ荒れ果てたドイツの街「ベーリッツ・ハイルシュテッテン・サナトリウム」、埼玉県春日部市にある世界最大級の地下放水路「首都圏外郭放水路」、米ソ冷戦時代に造られたウクライナの秘密潜水艦基地「825 CTS(バラクラヴァ秘密潜水艦基地跡)」…。それぞれの場所はいかにしてダンジョンに変化していったのか。写真と併せて紹介している各スポットの歴史に思いを馳せながら、冒険心をくすぐる“ダンジョン探索”を楽しんでみてはいかがだろう。書籍情報『世界のダンジョン 冒険をめぐる情景』発売日:2020年8月19日(水)定価:本体1,850円+税仕様:A5判変型(175×146mm)/ソフトカバー/192ページ(Full Color)ISBN:978-4-7562-5382-8 C0072編著:パイ インターナショナル発売元:パイ インターナショナル
2020年07月12日年齢を問わず楽しめる「休暇のコンシェルジュ」リソル生命の森株式会社が運営する「Sport & Do Resort リソルの森」(千葉県長柄町)が、2020年7月1日より「グランヴォー スパ ヴィレッジ」の営業を再開します。JR外房線「誉田駅」からバスで約20分の場所にある「Sport & Do Resort リソルの森」は、100万坪にも及ぶ広大な敷地を誇る体験型リゾート施設。東京駅からおよそ70分という立地を活かし、近郊で休暇を過ごす「ステイケーション」を楽しめる施設として徹底した感染症防止対策のもと本格オープンします。7月の宿泊に限り、プール利用が無料!今回営業を再開する「グランヴォー スパ ヴィレッジ」は、天然温泉と自然体験を楽しめるグランピング宿泊エリア。天然温泉「紅葉乃湯」は、「グランヴォー スパ ヴィレッジ」と「ホテルトリニティ書斎」の宿泊者専用。可動サッシにより半露天にもなる内湯と、中庭の緑に囲まれた露天風呂では炭酸水素ナトリウムを豊富に含んだお湯につかりながら四季折々の風景を楽しめます。グランピングエリアでは「テントキャビン」「テラスハウス」「グランテラス」という3種類の宿泊施設を完備。多角形の「テントキャビン」は最大71平方メートル。カップルや友達同士、ファミリーでゆったりと宿泊できます。森に張り出すテラスとハーブプランターのある前庭のある「テラスハウス」では、アウトドアリビングのある生活を体験できます。「グランテラス」はリビングルーム・キッチン・ベッドルーム完備で長期滞在に最適です。「グランヴォー スパ ヴィレッジ」では、本格オープン記念として7月中の宿泊限定でデイタイムのプールを無料で利用可能。スイスの国際リゾート・レマン湖をかたどった全長130メートルの大型屋外プールで開放感あふれる時間を過ごせます。(画像はプレスリリースより)【参考】※リソル生命の森株式会社のプレスリリース/PR TIMES※Sport & Do Resort リソルの森
2020年06月26日元フリーアナウンサーの小林麻耶(40)が6月24日に、占いサイト『小林麻耶の幸せ数秘』を開設した。“数秘”とは古代ギリシャの数学者・哲学者のピタゴラスに由来し、生年月日などから人生を読み解く占いだという。「友人に数秘を見てもらったのがきっかけ」という小林は、数秘の資格を取得したこともサイト内の動画で明かした。また数秘と出会ったことで、「今まで自覚していなかった『本当の自分』を知り、心が楽になりました」という。「シンプルでわかりやすい!幸せになれる数秘をたくさんの人に知っていただきたいです」と勧めている。09年3月にTBSを退社し、その後フリーになった小林。しかし16年に、過労による体調不良で1年ほど休業した。18年7月には一般男性と結婚。一時は引退を報じられたこともあったが、19年には舞台『罪のない嘘』に抜擢されるなど幅広く活躍している。いっぽう占いに関しては、17年に数秘用のインスタグラムも開設していた。ブログでもフォロワーからの依頼に快く応じ、相性診断など行っている。時には芸能人も占うこともあり、今月不倫が発覚したアンジャッシュ・渡部建(47)についても“予言”していたという。「小林さんが占いにハマったのは、休業中だといいます。ご主人と結婚したのも、『数秘のおかげかも』と語っていました。17年にバラエティ番組で、当時新婚だった渡部さんと佐々木希(32)さんの相性も占っていました。渡部さんについては、『とてもモテる』や『夜の営みも大好き』と指摘。昨年もブログ内で渡部さんを、『安心感とトキメキ両方を求める』と診断していました。そういったエピソードもあり、小林さんの占いに注目度が上がっています。ご主人もブログで占いを受け付けているので、今後夫婦で占い師として活躍するかもしれません」(メディア関係者)多様なキャリアを築いてきた小林の新たなチャレンジに、エールが寄せられている。《おめでとうございます。一人でも多くの人が見て、幸せになりますように》《楽しみです!応援しています。頑張って下さい》《おめでとうございます麻耶ちゃん色んな分野に挑戦して凄いですね才能満載です。これからも楽しみです》
2020年06月24日元フリーアナウンサーの小林麻耶(こばやし・まや)さんが、2020年5月22日に自身のブログを更新。2017年6月に乳がんで亡くなった妹・小林麻央(こばやし・まお)さんの月命日を報告し、素敵な家族写真を公開しています。小林麻央のブログ『KOKORO.』から闘病生活を振り返る姉・小林麻耶が語った想いとは小林麻耶、「愛する人を大切にしよう」と呼びかけこの日、小林麻耶さんは「こんな写真を見つけたのでブログにアップ」とつづり、自身と母、愛犬、そして小林麻央さんと写った家族写真を公開。続けて、「愛する人を大切にしよう」と読者に呼びかけています。愛する人を大切にしよう。今、自分の目の前にいて触れられて、笑いあえて会話ができることは奇跡。小林麻耶オフィシャルブログーより引用 この投稿をInstagramで見る 【小林麻耶】 MAYA KOBAYASHI(@maya712star9)がシェアした投稿 - 2020年 5月月22日午前3時18分PDT大切な人が突然、いなくなってしまう悲しみを体験した小林麻耶さんだからこそ、説得力がある言葉ですね。最後に「ありがとうを心から感じられる22日です」と語り、自身にとって妹は「今でもかけがえのない存在である」ということを改めてつづっていました。小林麻耶さんのブログを見たファンは「いい写真!」「笑顔が素敵」と親子のスリーショットを絶賛。このほか、小林麻耶さんのメッセージに共感するコメントも寄せられています。・麻耶さん姉妹とお母さまのきれいな笑顔に癒されました。・メッセージ、本当にそう思います。今のこの瞬間に感謝する気持ちを大切にします!・素敵な写真をありがとうございます。3人の心のきれいさが伝わってくるようです。今を普通に生きていられることが「奇跡である」ということを教えてくれた小林麻耶さん。一日一日を大切に過ごしていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月25日フリーアナウンサーの小林麻耶が、自身のブログとインスタグラムで、2017年6月に乳がんで亡くなった妹・麻央さんの子供時代の写真を公開した。麻耶は、11日に放送されたフジテレビ系バラエティ特番『愛情!マザーSHOW』に母親とともに出演。麻央さんと3人で食事をしたという思い出のレストランで、母と娘の本音トークを展開した。放送当日の11日に更新したブログでは、「番組ご覧いただき、ありがとうございます感想すごく嬉しかったです。ありがとうございます!」と感謝。「ランチ中、思い出話にも花が咲きました。麻央ちゃん、一輪車乗るのが上手だったんです」と、一輪車に乗っている子供の頃の麻央さんの写真を公開し、翌日に「昨日の写真は麻央ちゃんが7歳~8歳の時のです!」と補足した。12日にインスタグラムでも同じ写真を公開し、「ランチ中、思い出話にも花が咲きました麻央ちゃん一輪車上手だったよね~と母と盛り上がりました(2枚の写真)麻央ちゃん、7歳~8歳」とつづった。麻耶の投稿に、「涙涙で観ました」「番組見ましたよ~、涙がとまりませんでした。ほんと素晴らしいご家族です!」「ママもまやちゃんも前を向いて生きているなと感動しました。ありがとうございました」「とても感動しました素敵なご家族ですね」「ほんとうに素敵な姉妹です」などと番組の感想が続々。また、「麻央ちゃん。子供の頃から既に美人さん」「麻央ちゃん小さい時から可愛い」「この写真は、麗禾ちゃんみたいだなー」「麻央ちゃんの一輪車姿 かわいいですね」「この写真、笑ったお顔がかん君にそっくりですね」「麻央ちゃんの一輪車姿、可愛いですね。小さい頃から美人さんです」「麻央ちゃん。子供の頃から既に美人さん」と、麻央さんの子供時代の写真についても多くのコメントが寄せられている。
2020年04月13日アポクリファ(APOCRYPHA)の2020-21年秋冬コレクションが発表された。写真家、アルフレッド・アイゼンスタットが捉えたモノとは2020年春夏シーズンにデビューし、2季目を迎える新鋭ブランド・アポクリファ。今季のテーマは“THE LEADER”。1930年代に雑誌『LIFE』の写真家として第一線で活動した、アルフレッド・アイゼンスタットの緊迫感あふれる報道写真からインスピレーションを得たピースを展開する。コレクションは、ミリタリー・ワーク・フォーマルの3セクションで構成。ミリタリージャンルでは、1930年代、アイゼンスタットが撮影した写真に収められている軍服の様なアイテムがラインナップ。威圧感を感じさせる当時の軍服の姿を踏襲し、ポケットやショルダーのディテールを細かに再現したほか、コートやジャケットはインパクトのあるボリューミーなシルエットで構築した。人間の持つ“二面性”の表現また、アイゼンスタットが撮影した報道写真の特徴の一つとして、情勢や環境で変わる人々の感情や姿の二面性を克明に捉えていたという点が挙げられる。デザイナー・播本鈴二はその特徴もデザインソースへと変換し、コレクション内に落とし込んだ。上部がキルティング、下部は天然素材と異素材を一つのアイテムの中に共存させたコートは、そのアイデアを反映した好例。その他、デニムジャケットの上にさらにレザージャケットを重ねるなど、テイストの異なる同型アイテムを組み合わせたスタイリングでも人間の“二面性”を表現している。絶妙な裁断&シルエットが光るフォーマルスタイルフォーマルスタイルのアイテムには、アポクリファが得意とする袖口や裾口に比翼開きを施したダブルブレストのセットアップなどが登場。直線的なカッティングが絶妙なジャケットや、裾にかけて緩やかな広がりを見せるフレアなスラックスには、1930年代のトレンドを意識したグレンチェックを乗せた。ブラックで染め上げたソリッドなルックスのジャケットは、上質なウール素材で仕立てた。内側には、ウールとは対局に位置する現代的な素材・ナイロンツイルを採用したベストをドッキング。フォーマルウェアとしての上品さを損う事無く、ユニークな捻りを加えた一着に仕上げている。
2020年03月26日仕事のあとや、飛行機など移動のあとにも花王株式会社は、「蒸気でホットアイマスク」などを展開しているヘルスケアブランド「めぐりズム」から、「炭酸で やわらか足シート」と「蒸気でじんわり 足シート」を2020年4月11日に発売する。同製品は、疲れた足に貼って気分をリラックスできる足専用のシートだ。ひんやり気持ちいい炭酸タイプとじんわりあたたかい蒸気タイプから選べる。炭酸タイプは、爽快成分のメントールと炭酸配合で、気持ちいい爽快感が足を包むやわらかなジェルシートだ。爽快感は約6時間持続。立ち仕事のあとやスポーツのあとなどのほてった足におすすめだ。ラベンダーミントの香りに癒やされる。蒸気タイプは、開封するだけで約40度のあたたかい蒸気が約30分間持続。座り仕事のあとや、飛行機などの移動のあとに使うと、こわばった足をほぐしてゆるめてくれる。一部地域と一部オンラインショップ限定内容量は、1箱各6枚入り。炭酸タイプは、2枚入りが3袋。蒸気タイプは、1枚入りが6袋入っている。東京圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)のドラッグストア、一部オンラインショップ限定で販売する。(画像はプレスリリースより)【参考】※花王ニュースリリース
2020年03月18日森の景色を楽しむ「緑の多いところ」に的を絞って土地探しを始めたAさん夫妻。Google Earth(グーグルアース)で奥さんが緑をたよりに見つけた敷地は、Aさんの実家に近くAさんがもともと気に入っていたエリアだった。実際に見てみて購入を即決したのは裏側が森のような豊かな緑に面する敷地だった。「窓を開け放ってこの景色が楽しめそうだというのがいちばんの決め手」になったという。正面に見える森はAさんが子どものころに遊んだことのある場所で、そのころとまったく変わってないという。ふたりに大事なことから家づくりではまず設計を依頼した保坂猛建築都市設計事務所との打ち合わせからスタート。奥さんは「“このような家にしたい”みたいな具体的なことはまったく言わなかった」という。Aさんは「安全で居心地が良くてこの家にいることで人間関係が充実する。そして空間に触発されて自分の発想や考え、行動とか雰囲気の幅が広がるような家をもちたい」と希望を伝えたという。これに加え、自分たちの現在の暮らし、今までどう生きてきたのかこれからどう生きていきたいのか、そして自分たちの好きなこと、大事なことについてじっくりと話をして伝えていったという。ダイニングの上にはトップライトがある。木漏れ日のような光が時間が経つにつれて変化していく。キッチン側からカフェコーナーでくつろぐ夫妻を見る。ふたりの時間への投資「よくよく考えてみて、結婚してからふたりで一緒に過した時間が人生の中でいちばん大事だったねっていう話になった」と話すのは奥さん。「家を建てること自体がそのふたりで過ごす時間への投資だというような考え方で始まっているんですね。そしてそこからふたりだけで閉じずに人間関係を構築していって物事に対する感じ方、感覚も含めて広げていけるようにしたい。保坂さんのクリエイティビティ、創造性に触発されて自分たちの人生が変わっていく。そこにものすごく期待しました」夫の保坂猛さんとこの家の設計にかかわった恵(めぐみ)さんは「おふたりが大切にしているもののひとつに“食べること”があるんですが、そうした大事にしていることから2人の関係と時間を築き上げていく。それを何よりいとおしく思っている人たちなんだというのが話をしていてわかったので、ふたりの距離感をうまく建築の中に取り入れていければと思いました」と話す。さらに「料理をつくったりおしゃべりをするスペースのほかに、ふたりで茶を飲むスペースがあり、また自分たちが大事にしている本を読む空間もある。そうした中で、ふたりの距離感がつねに自分たちでつくることができる。そして、同じ方向を見ているときだけではなく、別々の方向を見ているのにふたりの距離感がとても近かったりするような空間をつくることができればと思いました」とも。玄関側の廊下から見る。突き当りの右側に階段、すぐ右手にはテレビのあるスペース、さらにその奥にはウォークンインクローゼットがある。キッチンの上にもトップライトがつくられている。キッチンのシンクはL型でこれが使いやすいという。奥さんが自身のお父様にすすめられて始めた土鍋料理。料理が楽なうえに不思議なほど味がおいしくなるという。ふたりが多くの時間を過ごすというカフェコーナー。2人にちょうどいいサイズにテーブルがつくられている。専用につくられた棚に収まった土鍋。いろいろな種類のものを教えられてどんどん増えてしまったという。壁のような大きな引き戸を開けると料理に使う調味料や缶詰、お酒などを収納した棚が現れる。奥が玄関。この廊下ですでに洞窟の中にいるような感覚がある。森との関係をつくる設計では、室内をそうした方向でつくり上げるとともに、この室内が目の前に広がる森のような景色とどのような関係をつくっていくかも大きなポイントになった。「プライバシーを確保しつつ、緑とか光や陰、風を感じられる家。あと季節の移ろい、時間の移ろいによって、同じ場所なのにいろんな顔をもつ家に住みたいということを最初にお伝えしました」とAさん。「箱根のポーラ美術館の雰囲気が好きで、あのような静かなたたずまい、森の中にあるみたいな雰囲気が好き」なことも伝えたという。保坂さんはこの森のような場所の、人工的につくられた公園にはない「(自然の)原初的な感じ」に着目した。その原初的なものを全面ガラスにしてすべてが見えるようにするのではなくて、あたかも洞窟の中からその原初的で美しい自然をうかがうようにできないかと考えたという。美しい場所に出ていく楽しみ、見る楽しみが生まれるような空間をつくる。そこで軒を延ばしてあえて室内から見える景色を絞り込んだ。その軒はまたそのような眺めをつくるだけでなく、斜めにつくられていて雨の日には片方の端から雨が流れ落ちるようになっている。そうすることでその端の部分以外では軒からはほとんど雨が落ちてこないという。「自分の目の前には雨が落ちないでその先に雨がさーっと降っている。これがとても幻想的で、自分のいる場所と向こうの世界はつながっているのに違う世界のような感じがするんです」と奥さん。さらに、夜の「月の光を受けた景色も幻想的で、窓の外が全面青白く光る」のだという。「窓があって、緑が見えるオープンなお風呂に入りたい」とリクエストした浴室は、奥さん曰く「露天風呂のよう」。浴室とベランダを見る。2階の奥さんの部屋も開口の部分で風景が絞り込まれている。階段を上がると奥さんの部屋、手前右側に浴室がある。幸せの意味が分かるようになった引っ越しをされてから1年半ほど。Aさんはこう話す。「思い描いていた、暮らしたかった生活がほんとに目の前にあるという感じですね。自分でも想像できてなかった、あっこういうものを求めていたんだという空間が目の前に広がっている感じがして毎日まったく飽きないです。いつも新たな発見があり新たな感動があって、2人の大事にしていたお茶の時間だとか食の時間だとか自然を眺める時間だとかがすべて楽しめる空間になっていて大満足です」奥さんは「幸せということの意味が分かるようになりました」と話す。「小さなことを積み重ねていく。それがほんとに幸せということなんだって。この家から得た幸せを考えるとものすごく良い投資だったなと思います」「小さな幸せがいっぱいある」というこの家での暮らし。この幸せの感覚は室内空間のつくりに加え、森のような場所に対面することで人間のもつ原初的な感覚が解き放たれるなかでも深まっているのではないか、そのように思われた。お気に入りの場所でお茶をしながら森を見るAさん夫妻。月夜の晩にはあたり一面が青白く光って幻想的な風景になるという。ピクチャーウインドウでもある開口にダークな色合いのフレームがフィットしている。屋根の中央部分に開けられているのは浴室の開口。屋根が斜めに切られているため、雨が降ると右の端の部分に雨水が集まって落ちるという。道路側から見る。建物の左側に既存の地下駐車場があり、そこに荷重をかけられなかったため、これを避けて配置計画を行った。A邸プロデュースザ・ハウス設計保坂猛建築都市設計事務所所在地千葉県市川市構造木造規模地上2階延床面積61.83㎡
2020年03月11日写真家・鈴木親の展覧会「東京の日常の断片」が、2020年3月7日(土)から4月11日(土)まで、東京・東品川のKOSAKU KANECHIKAにて開催される。90年代よりファッション・フォトや出版デザインを牽引する写真家、鈴木親。フランスのファッション誌『パープル(Purple)』で写真家としてのキャリアを始めた彼は、国内外の雑誌から、イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)やトーガ(TOGA)、グッチ(GUCCI)のコマーシャルまで、ファッションとアートの境界を超えた活動を続けてきた。本展「東京の日常の断片」は、鈴木自身がセレクトした“私的”なスナップを中心に、約40点の作品により構成。中目黒や新宿、青山など東京の各所で、デジタルでなくフィルムを用いて撮影された写真を展示する。展示される写真には、人物、東京の街や風景、あるいは花が、どれも等しく日常の断片として切り取られている。被写体の曖昧な瞬間や無意識的な部分を捉えた作品からは、ありのままの姿とともに、そこから紡がれる新たなストーリーも感じることができるだろう。【展覧会概要】鈴木親「東京の日常の断片」会期:2020年3月7日(土)〜4月11日(土)会場:KOSAKU KANECHIKA住所:東京都品川区東品川 1-33-10 TERRADA Art Complex 5FTEL:03-6712-3346開廊時間:火・水・木・土 11:00〜18:00 / 金 11:00〜20:00休廊日:日・月・祝入場料:無料■オープニングレセプション日時:3月7日(土) 18:00~20:00
2020年03月07日写真家・鈴⽊親の個展「東京の⽇常の断⽚」が、東京・天王洲のアートコンプレックスにあるギャラリーKOSAKU KANECHIKAで、3月7日から4月11まで開催。Nakameguro, Tokyo, 2016© Chikashi Suzuki, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA90年代より、エディトリアルやファッション・フォトの最前線で活躍し続ける鈴⽊親。フランスでキャリアをスタートさせた彼の活動は幅広く、ファッション、アートの境界を超えながら常に時代を代表する写真家のひとりとして注⽬を集めてきた。そのキャリアにしては、展覧会や写真集での発表が少なかった鈴⽊だが、KOSAKU KANECHIKAでは2018年に「晴れた⽇、東京」、2019年に「わたしの、東京」と2回の展覧会を開催してきた。⻑年撮り続けてきた彼の重要な被写体である東京の再解釈を軸に、写真というメディアについての再考、また写真史へのレファレンスなど、重層的なコンテクストをもつ展⽰を⾏った。続く今回の個展では、綿密なセッティングをして撮影したものではなく、どちらかというと私的、プライベートなスナップを中⼼に展覧会を構成する。それらの多くは撮影されてから、発表されないまま⻑い時間を過ごしてきた写真だ。Shinjuku, Tokyo, 2018© Chikashi Suzuki, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA⼈間が⾒る⾵景や事物、⽇常の変化を写真に撮り始め、現実を複製することに憑かれてから久しいが、デジタルが登場してからは、写真はかなりのスピードで消費されるようになり、そのイメージは作られては過ぎ去っていくものとなった。それとは対照的に、鈴⽊が今回展⽰する、フィルムで撮影された写真は、ほとんど⼈の⽬につくことなく時間が経過したことで、新鮮な存在感をまとって私たちの前に現れる。パブリックな存在の⼈物、パブリックな存在になる前の⼈物、東京の街、⾵景や花などが、等しく鈴⽊の⽇常の断⽚として切り取られている。そこには真実が写っており、また鑑賞者が受け取り、無数に紡ぐことができる新たなストーリーの余地がある。Nakano, Tokyo, 2015© Chikashi Suzuki, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA「写真はすべて死を連想させるものである」と、スーザン・ソンタグが「写真論」で述べているように、写真を撮るということはその⼈物や事物の運命、はかなさや無常に⽴ち⼊ることでもある。だからこそ、そこに⽣まれる哀感や郷愁にも近い感覚は美しく、また予兆も孕んだ時間の経過という要素は鑑賞者を魅了し、想像⼒に働きかける。なお、今回の個展では、意味や作為性が⽣じることを避け、これまで展覧会や写真集の発表が少なかった鈴⽊が⾃⾝でセレクトした写真、約40点で構成される。【展覧会情報】鈴⽊親「東京の⽇常の断⽚」会期:3⽉7⽇〜4⽉11⽇会場:KOSAKU KANECHIKA住所:東京都品川区東品川 1-33-10 TERRADA Art Complex 5F時間:⽕~⽊・⼟曜日11:00〜18:00、金曜日11:00〜20:00休廊日:⽇・⽉・祝⼊場無料
2020年03月04日マックスマーラ(Max Mara)の2020-21年秋冬コレクションが、2020年2月20日(水)、イタリア・ミラノで発表された。冬の大海原への冒険に繰り出して今季のインスピレーションになったのは、冬の大海原への冒険。勇ましい海兵のエネルギーに満ちたミリタリーウェアを、マックスマーラが持つエレガントなムードで再構築している。ダッフルコートのトグルには、歩くたびに美しく揺れ動く繊細なフリンジをあしらって。防寒服であるケープは、上質なテキスタイルをたっぷりと使ったロング丈に仕立て、リュクスな印象へと導いている。マックスマーラ流マリンルック船乗りたちのユニフォームの面影は、アイテムそのものだけでなく、パターンやディテールからも感じられる。今シーズンのシグネチャーの1つと言えるボーダー柄は、スリムなニットトップスや、オーバーサイジングなボアコート、リラクシングなポンチョなど、あらゆるピースに起用されている。ロープベルトは、時にはガウンコートの、時にはハイウエストパンツのウエストで存在感を放つ。波打つフリルで華やかにカラーはブラック、ネイビー、グレー、ベージュなどのニュートラルカラーがベース。ベーシックな色彩で構成されているのにも関わらず、華やかな印象をもたらすのに一役買っているのが、海面のように波打つたっぷりとしたフリルディテールだ。フライトジャケットのショルダーや、透け感のあるシャツブラウスのアーム、アシンメトリーなスカートの裾に贅沢にあしらわれており、コレクション全体に華やかさをプラスしている。旅の荷物がたっぷり入るマリンバッグバッグは、壮大な海への冒険に欠かせないたくさんの荷物が入るようにとビッグサイズに。たっぷりとした容量のあるソフトなトートバッグのフォルムは、船の構造からインスピレーションを得て生み出されたものだ。
2020年02月24日ファッションデザイナー、森英恵(もりはなえ)が半世紀にわたり手がけてきたオートクチュールなどを紹介する展覧会『森英恵世界にはばたく蝶』が、2月 22日(土)〜5月6日(水)まで、水戸芸術館現代美術ギャラリーにて開催される。戦後の復興期にファッションデザイナーとして走り出し、東西の文化を融合させながら世界にはばたく力強い女性として活躍してきた森英恵。1951年にスタジオを設立し、日本映画全盛期に数多くの衣裳デザインを担当。1965年にはニューヨークで初の海外コレクションを発表し、1977年にはパリにメゾンをオープン。オートクチュール組合に属する唯一の東洋人として国際的な活動を展開した。同展では、そんな森英恵の多岐にわたる手仕事の作品を通し、激動の時代をしなやかに切り拓いてきたその足跡を紹介する。メインとなるのは多彩なオートクチュール作品。代表的なモチーフである「蝶」をあしらった作品をはじめ、「東洋と西洋の出会い」として世界で賞賛されてきたオートクチュールの中から、特徴的な技法や素材、テキスタイルなどに注目して厳選された作品を見ることができる。水戸芸術館現代美術ギャラリー()
2020年02月22日写真家・蓮井元彦の写真集『for tomorrow』の刊行にあわせた写真展「明日へ」が、東京・池ノ上のQUIET NOISE arts and breakにて2月22日から3月15日まで開催される。2003年に渡英し、Central Saint Martins College of Art and Designを経てLondon College of Communicationで写真を専攻後、2007年より東京を拠点に国内外の雑誌や広告で活動する写真家・蓮井元彦。これまでの主な写真集に『10FACES』、『10FACES 02』、『Personal Matters』、『Personal Matters Vol.2』、『Yume wo Miru』がある。写真展「明日へ」は、Libro Arteから出版される写真集『for tomorrow』の刊行にあわせた展覧会となり、会場では写真集・プリントも販売される。また、CANDLE CAFE △ll内に併設した実験スペースLaboratory △llにて、サテライト展示が同時開催される。【書籍情報】蓮井元彦『for tomorrow』出版社:Libro Arte80ページ/225×267mm/上製本価格:税込4,950円【イベント情報】写真展「明日へ」会期:2月22日〜3月15日の土日祝日のみ(平日はアポイントメント制)会場:QUIET NOISE arts and break住所:東京都世田谷区代沢2-45-2 1F時間:11:00〜20:00入場無料写真展「明日へ」サテライト展示会期:2月22日〜3月15日会場:CANDLE CAFE & Laboratory △ll住所:東京都世田谷区北沢2-37-3-2A時間:11:00~5:00(日・月・祝は18:00~)※飲食店のため1ドリンクオーダー制
2020年02月13日報道各社の世論調査では約8割が女性天皇容認の意見にもかかわらず、安倍政権は女性天皇容認には消極的とみられている。しかし、皇室に関する著作も多数ある漫画家・小林よしのり氏は「一刻も早く女性天皇を容認すべき」と断言。保守を自認する小林氏が女性天皇に賛成する理由とは?愛子さまがご幼少のころから、国民はご成長を見守ってきた。いま愛子さまのファンがどんどん増えているのは、愛子さまが親しみやすいお人柄でありながら、皇族にしかない高貴なオーラや輝きを発していらっしゃるからではないだろうか?中学生のころに書かれた短編小説には驚嘆させられた。看護師になった愛子さまが、傷ついた動物たちを精いっぱい看病し、勇気と希望を与えるという幻想的な物語だった。愛子さまは中学生にして、すべての他者に対する慈愛の精神をお持ちだと感じた。ご両親である天皇皇后両陛下から“帝王学”のいちばん大事なことをすでに学んでいらっしゃるのだ。間違いなく、愛子さまはこの国の天皇にふさわしいお方だと思う。こういうワシも、以前は“男系男子”を維持すべきだと考えていた。ワシの周りの“保守派”の言っていることに流されていたんだ。しかし、調べれば調べるほど、彼らの主張は非現実的でめちゃくちゃだとわかってきた。たとえば「旧宮家の男系男子を皇族に復帰させるべき」という主張がある。戦後間もないころに皇籍を離脱した旧皇族の子孫には、たしかに男系男子が何人かいるようだが、彼らは一般人として生まれ、一般人として育っている。だから、そもそも“復帰”とは言えないし、その“男系男子”のなかに、人権が大きく制限される皇族に自ら望んでなってくれる人物がいるだろうか?それに、これから皇室に嫁ぐ女性は“お世継ぎ”の男子を産むことを絶対の使命とされる。雅子さまもそうしたプレッシャーに苦しまれたし、女性天皇を認めない限り、皇室に嫁いでくれる女性も見つからなくなるだろう。男系男子に固執する“原理主義者”は机上の空論を言うばかりで、むしろ皇室の存続を危うくさせているのだ。安定した皇室の継続のためにも、一刻も早く女性天皇を容認すべきだ。そして愛子さまが天皇になられれば、女性が文字どおり日本社会の象徴となり、日本を覆う閉塞感が一気に払拭されることだろう。「女性自身」2020年2月11日号 掲載
2020年02月06日ハリソン・フォード主演で人類未踏の地に挑戦する男と一匹の犬の冒険と友情を描く、世界的名作冒険小説の実写映画化『野性の呼び声』。この度、本作からハリソンとクリス・サンダース監督のコメント入り特別映像が到着した。本作は、危険すぎる地上最後の秘境、カナダ・ユーコン準州で未開の地を求め旅するソーントンと、温暖なカリフォルニアでペットとして育ち、数奇な運命によって犬ぞりを引くことになる奇跡の名犬バックの出会い、そして“最強の相棒”として2人がさらなる未開の地を求め冒険をする物語。ソーントンを演じたハリソンは、到着した映像では「家族の絆の物語であり、タフで厳しい大自然を描いている」と本作について説明。ソーントンとバックの関係性については「互いに命を預けた関係だから、最強の相棒になれるんだ」とコメント。また本作の監督で、様々な名作ディズニー・アニメーションを生み出してきた名クリエイターのサンダース監督は、お気に入りの場面を挙げつつ「ふたりの美しい友情に誰もが感動する」と人間と犬の育む奇跡の友情について語っている。『野性の呼び声』は2月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年02月04日話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回は写真展「ニューヨークが生んだ伝説の写真家永遠のソール・ライター」を紹介します。■「ニューヨークが生んだ伝説の写真家永遠のソール・ライター」東京渋谷・Bunkamura ザ ミュージアムにて3月8日まで開催中’17年に日本で初の回顧展が開催され、動員数約8万人と反響を呼んだ写真家ソール・ライター。記者も写真の素人ながらその作品群に引かれた一人です。その余韻が残るなかで新たな展覧会「永遠のソール・ライター」が現在渋谷で開催中です。ソール・ライターは’50年代にファッション雑誌カメラマンとして成功をおさめ、58歳でNYの仕事場を閉め表舞台から去り、’06年にドイツの出版社から発行された写真集が脚光を浴びたときすでに83歳。’13年に89歳で生涯を閉じました。ドラマティックな人生とは裏腹に、名声を得ることに無欲な写真家が撮った作品は、雨の日にガラス越しに人を、部屋の窓から道を歩いている人を、と、独自の視点で瞬間を切り取ったもので、見る者の心に静かに語りかけてきます。今回の展示は2部構成で、第1部は前回紹介されなかった代表作と未発表写真など約130点。第2部はカラースライドをデータ化した世界初公開作品や、家族、ペットの猫写真などプライベート感のあるもので、より深くソール・ライターを知ることができます。会場はシンプルで静かな空間。ソール・ライターの語る言葉もところどころにあり、作品の叙情性を際立てています。一緒にNYイースト・ヴィレッジを歩いている、そんな気分にもなれる写真展です。「女性自身」2020年2月11日号 掲載
2020年02月03日奥山由之と、エデンワークス(edenworks)の篠崎恵美による企画展『flowers』が、渋谷パルコ4階の「パルコミュージアムトーキョー(PARCO MUSEUM TOKYO)」にて、1月31日より開催される。自身の作家活動をはじめ、広告、CDジャケット、雑誌から、近年ではTVCMやミュージックビデオなど、映像作品の演出まで幅広く手掛けている写真家の奥山由之。彼が現在アトリエとしているのは、生前に花を愛した祖母が暮らした家。そこで、エデンワークス(edenworks)のフラワークリエイター・篠崎恵美が提供する棄てられてしまう花や植物を、自身のプライベートワークとして、亡き祖母と対話をするように撮影し続けているそうだ。本展では、この貴重なプライベートワークをそのまま展示するのではなく、篠崎によって、花と植物を使って空間構成された会場に落とし込み、インスタレーションとして展開する。また、会場では、奥山が撮影したedenworksの花の写真がプリントされた展覧会限定グッズや、奥山由之×エデンワークスのドライフラワー入りポストカード「POST FLOWER」の販売も。※画像はイメージです※画像はイメージですドライフラワー入りポストカード「POST FLOWER」加えて、会期途中からは、インスタレーションされたエデンワークスの花々をドライフラワーに加工し、パッキングされたオリジナルアイテムも登場する。ぜひ、展覧会と合わせてチェックしてみて。【イベント情報】奥山由之×edenworks exhibition “flowers”会期:1月31日~2月16日会場:PARCO MUSEUM TOKYO住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ 4階時間:10:00~21:00 ※入場は閉場の30分前まで、最終日は18時閉場。入場料:一般500円 / 学生400円 / 小学生以下無料TEL:03-6455-2697URL:art.parco.jp(展覧会公式サイト)
2020年01月28日いわゆる「にわか」カメラ女子です。スマートフォンのカメラ機能の進化で、デジタルカメラの出番はほとんどなくなっていたのですが、お料理の写真を撮ると、どうも色味が違う、暗くなってしまう、と、自分なりの問題点が浮かんできて、デジタルカメラを新しく購入するに至ったのが数年前。すると、カメラ自体に興味が湧いてきて、行き着いたのがLeica。(わたしのカメラ好きは、こちらで) 2019年は、毎日カメラを持ち歩き、Leicaユーザーを対象にした「ライカ・アカデミー」という写真教室に行ったりと、すっかり、カメラは生活の一部になっています。年末に最後の教室があり、帰り際に、ソール・ライターの写真を見る機会がありました。1958年の作品という絵画のようなカラーのヌード写真やファッション誌に掲載されたカラー写真が展示されていて、年明けに開催される「永遠のソール・ライター」という写真展への期待が高まりました。その数日後、Leicaから手紙が届き、開封すると、「Saul Leiter – Lanesville, 1958」をライカギャラリー東京で開催するにあたっての、レセプションの招待状でした。あいにくレセプション当日は東京にいないため、出席できなかったのですが、こういう特別な機会をもてることも、Leicaを使うことの魅力のひとつです。 そして、待ちに待った、「ニューヨークが生んだ伝説の写真家永遠のソール・ライター」に、早速、行ってまいりました。 ソール・ライターの世界1940年代から亡くなる少し前の2000年代まで、ソール・ライター財団が所蔵する218点もの作品が展示されています。写真展は、Black & Whiteの世界から始まりました。ニューヨークの街のスナップを中心に、ソール・ライターが見た一瞬がモノクロームで表現されています。冬のニューヨークの定番といえる道路から立ち上る湯気ではなく、雪、濡れた路面、結露のついた窓ガラス越しに撮った写真など、日常が写されています。乾いた写真が水の要素を写すことで、写真全体がしっとりとした印象になって、それがなんとも好きな表現でした。色彩を取り除いた世界は、そのものの実体が見えるので、モノクロームの写真は見る側の発想を自由にさせてくれるところが好きです。 続いて、カラーの世界です。パッと明るくなるというよりは、落ち着いた色味の世界が広がります。今回の写真の中でも、特に好きな写真は、広告などに使用されている「薄紅色の傘」(1950年代, Purple Umbrella)という写真です。薄紅色の傘の向こうに見える地面はもちろん雨で濡れていて、その上を走る赤い車と、その影が水面に映るという構図。傘で空は見えないけれど、路面に映る空は明るく見えて、雨も悪くないな、と思えるような、明るい気分になる写真でした。実物は、大きめにプリントされていて、実際に目の前にすると、見惚れてしまいました。展示されている写真の多くは、2LやA4くらいの大きさで、近寄らないと観えないという悩みが生まれますので、いらっしゃる場合は、空いている時期を狙った方が良いと思います。 次は、ファッションの世界です。目にしたことがある金色のように見える帽子を被り、グリーンのコートを着たモデルの写真、これは、ライカギャラリー東京にも展示されていましたが、素敵な写真です。モデルが寄りかかっている車と手前にいる人が開けたドアの色が同じで、その二人の間にある駐車禁止の赤い標識がアクセントになっていて、お洒落です。こんな写真、撮りたい。。。カラーの写真には、赤がとても印象的に映っていて、彼の色彩感覚の素晴らしさにじわじわくる感動を覚えました。 順路としては、カラーの世界が続き、次のパートへつながります。 ソール・ライターを探してこのパートは、ポートレートの展示です。まず、セルフ・ポートレート。勉強になります。スマートフォンのおかげで、自撮り(わたしの場合のセルフ・ポートレート)は戯けたような写真が多くて、とても、ポートレートなどと名乗れないものばかり、しかし、彼の撮る自分自身は、ダイレクトな被写体ではなく、ウィンドウに映る彼であったり、影であったり、映っているものの中にある彼をとらえていいました。スマートフォンにない緩い感じの写真、フィルムカメラだから、という理由もあるかもしれないけれど、デジタルでも、焦点距離、露出やシャッタースピードを変えてみれば、今と違うニュアンスの写真が撮れそうだ、とちょっとやる気が出てくるパートでした。(現時点で、ほとんどオートフォーカスしか使えていない。。。) ここからは、とても親密性のあるポートレートが続きます。 まず、ソール・ライターが妹のデボラをモデルに写したポートレート。写真に添えられていた解説によると、デボラはソール・ライターの初めてのモデルで、初期の頃の多くの作品に登場しているのですが、20代で精神障害を患い、亡くなるまで施設で過ごしたということでした。モデルのデボラは、目の表情が豊かで、モノクロームの写真の中で笑みを浮かべたり、睨んだりと、写真家である兄に対して、色々な顔を見せていたようです。 続いては、Soames。公使共にライターのモデルとなり、芸術への情熱を共有した女性。今回の写真展には23点の写真が展示されていて、モノクロームもカラーもありました。中にはとても親密は写真もあり、二人が共有した時間の深さを感じました。中でも、わたしは、雪の降る日に、コートを翻して歩き出そうとするSoamesの写真が好きでした。ソール・ライターの言葉もとても印象的。 I liked looking over and seeing Soames rocking away and listening to music. – Saul Leiter(彼女が揺り椅子に座って音楽を聴いているのを眺めるのが好きだった。- ソール・ライター) 彼の部屋の再現最後の最後にだけ、写真撮影が許される展示物がありました。 ソール・ライターが過ごした部屋の再現です。時計と反対周りにある明るい色合いの油絵はSoamesの作品、反対側の3点の油絵はソール・ライターの作品。 全ても観るのに、1時間30分ほどはかかり、観終わった時には、少し疲れた感じもしましたが、とても充実した写真展でした。ミュージアムショップで図録と好きな写真の絵葉書を購入して、Bunkamuraミュージアムをあとにしました。 ミュージアムショップで購入した図録 「永遠のソール・ライター」を観に行くときは、カメラを持参することをお勧めします。彼の世界を堪能して、建物を出ると、目の前に広がる景色がすでにフォトジェニックに見えてきます。 さらに、駅に進めば、できたばかりの銀座線の渋谷駅も、かなりフォトジェニックです。 2020年も、素敵なものに囲まれて、ワクワクする1年となりますように。 永遠のソール・ライター
2020年01月25日Bunkamura ザ・ミュージアムにて1月9日(木)よりスタートした『ニューヨークが生んだ伝説の写真家永遠のソール・ライター』展。膨大な作品が眠るアーカイブから厳選された、世界初公開を含むモノクロ・カラー写真、カラースライドなどの作品が紹介されている。2017年に開催された日本初の回顧展が大反響を呼んだ写真家、ソール・ライター。1950年代からニューヨークで第一線のファッション写真家として活躍しながら、80年代に商業写真から退き、表舞台から突然姿を消した。その後、2006年出版の写真集『Early Color』で再び注目を集めたライターだったが、2013年に他界。現在は、2014年に創設されたソール・ライター財団により、カラー作品だけでも8万点ともいわれる写真や絵画、多くの資料などのアーカイブ化が進められている。同展は、2017年の展覧会以降に未整理資料の中から“発掘”された作品を中心に紹介するもの。第1部「ソール・ライターの世界」、第2部「ソール・ライターを探して」の2部構成で、彼の創作の秘密に迫る。ニューヨークが生んだ伝説の写真家永遠のソール・ライター()
2020年01月11日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。今回は、洋書を専門に扱う原宿・外苑前のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『On Keeping a Notebook: Photographs and Drawings』Jamie Hawkesworth / Joan Didionジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)、ミュウミュウ(MIU MIU)などのファッションフォトで活躍するのみならず、初作品集『Preston Bus Station』でも高い評価を得たイギリス人写真家、ジェイミー・ホークスワース(Jamie Hawkesworth)の44点の写真と5点のドローイング作品、アメリカのカウンターカルチャーを描き出す作家ジョーン・ディディオン(Joan Didion)のエッセイをカップリングし限定出版されたコレクタブルな1冊。【書籍情報】『On Keeping a Notebook: Photographs and Drawings』写真:Jamie Hawkesworth / Joan Didion出版社:The Gould Collection言語:日本語、英語ソフトカバー/92ページ/250×180mm発刊:2019年価格:8,400円■Shelfオフィシャルサイトで『On Keeping a Notebook: Photographs and Drawings』を購入する
2019年12月29日ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)から、写真家「コリー・ブラウン(Coley Brown)」とのコラボレーションアイテムが登場。2019年12月21日(土)より、全国のジョン ローレンス サリバン取扱店舗にて発売される。「コリー・ブラウン」は、ニューヨークの写真家であるライアン・マッギンレーのアシスタントとして2年間従事。その後、定期的な旅と探検を続けながら撮影し、見知らぬ土地でのランドスケープ写真を元に写真集を製作している。今回のコラボレーションでは、「コリー・ブラウン」の写真集”Deeper Than Night”と“A Recurring Dream”に収録されている作品をデザインに採用。Tシャツ2型と、オーバーサイズシャツの計3型がラインナップする。なお、本アイテムは、ロンドンにて発表された2020年春夏コレクションにも登場している。オーバーサイズシャツには、「コリー・ブラウン」が映し出した木や花の写真を、袖なども含むボディ全体に配した。また、シャツ同様のプリントをバックに配したTシャツ、フロントに配したオーバーサイズTシャツも登場する。12月21日(土)から26日(木)までの期間、ジョン ローレンス サリバン 中目黒店と渋谷パルコ店にて発売を記念したイベントを開催。作品の元となったオリジナル映像や写真集を展示するほか、「コリー・ブラウン」が手掛ける出版レーベル“Silent Sound”のTシャツやトートバッグ等オリジナルアイテムの販売も行われる。【詳細】コリー・ブラウン×ジョン ローレンス サリバン発売日:2019年12月21日(土)販売店舗:全国のジョンローレンスサリバン取扱店価格:・PHOTO PRINTED OVERSIZED SHIRT 48,000円・PHOTO PRINTED OVERSIZED T-SHIRT 22,000円・PHOTO BLACK PRINTED T-SHIRT 16,000円・PHOTO PRINTED T-SHIRT(WOMEN’S) 16,000円■イベント詳細期間:12月21日(土)~26日(木)場所:ジョン ローレンス サリバン 中目黒店、渋谷パルコ店内容:作品の元となったオリジナル映像や写真集の展示、出版レーベル“Silent Sound”のオリジナルアイテム販売
2019年12月20日三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマーである小林直己さん。今、役者としても世界から注目を集めている。退路を断つ覚悟で必死に語学に取り組んだ3年間。11月15日から配信されているNetflixオリジナル映画『アースクエイク バード』で、ハリウッドデビューを果たした小林直己さん。劇中ではルーシー(アリシア・ヴィキャンデル)とリリー(ライリー・キーオ)という2人の外国人女性を翻弄する男・禎司を、ミステリアスに、そして大人の色気たっぷりに演じている。――この作品への出演は、どのような経緯で決まったのでしょう?小林:僕はダンスと並行して10年ほど前から芝居もやっているんですが、3年ぐらい前に、演技でしか伝えられないことがあると改めて思い、芝居に本腰を入れようと、アクティングと英語のトレーニングを始めたんです。海外でも役者の活動ができるように、その窓口になってくれるマネジメントやエージェントとも組織づくりを始めて。そんな中でこの作品と出合い、オーディションを受けました。――舞台は日本ですが、セリフはほぼ英語です。昨年のアンアンのインタビューの時に英語の勉強をされていると伺いましたが、ここまで流暢とは正直驚きました。小林:トレーニングを始める前までは、アメリカのマクドナルドで「Dr Pepper」が通じないレベルでしたから(笑)。でも、役者としての可能性を広げるために英語は必要だと思ったし、その頃30歳を過ぎたあたりだったので、「今を逃すと、もう二度とやらないだろう」という気がしていて。それに当時はグループのみんながソロ活動で忙しくしている中、僕だけ個人の仕事が本当になかったんです。自分はメンバーの隣に立っていていいのか…。そう考えた時、英語をメインにしゃべっているメンバーがその時いなかったから、習得すれば自分の武器になるかもしれない、と。でも、やるなら世界一を目指すぐらいまで突き詰めるのが、EXILE TRIBEのやり方。それを途中で投げ出したら、ここを辞めるのも同然。そんな覚悟で始めたんです。あれから3年ほど経ちましたが、この作品で10 月にロンドン映画祭に参加した時は、通訳なしで20社ぐらいのインタビューに答えました。多国籍な意見が交わる現場。それはもう刺激的な体験!――今作では語学もさることながら、禎司の揺らぎのある表情など、その演技にも引き込まれました。小林:禎司は、自分なりの価値観を持っていて、どちらかというと器用なタイプではない。脚本を読んだ時から、そんなところが僕自身とリンクすると感じていたんです。監督(ウォッシュ・ウエストモアランド)とは、撮影に入る前からLAで食事やミーティングを重ねて、禎司というキャラクターについてお互い意見を出し合い、作り上げていきました。撮影現場でもその自由度は変わらず、多国籍のクルーやキャストとアイデアを持ち寄って、一つの作品を作る作業は、それはもう刺激的でしたね。――劇中には大胆なベッドシーンもありましたが、そのあたりの躊躇はなかったのでしょうか?小林:作品にとって必要であればやるので、そこはとくに意識はしていませんでした。それより、グローバルな作品の中で裸を見せるとなった時に、尊厳としてどうなのかっていう観点で考えられたことや、その選択を自分の意思でしたこと、そしてそれが作品にとってプラスに出たらいいな、というような思考で捉えられたことは、今後の活動にいい形で影響していくのでは、と思います。――製作総指揮は、映画『ブラック・レイン』などで知られるリドリー・スコット監督ですが、直接嬉しい言葉をかけられたとか。小林:映画の撮影が終わってから一度LAでお会いして、この間のロンドン映画祭で久しぶりに再会したのですが、その時に、「君には映画にとって必要な存在感があるから、これからも絶対に続けたほうがいい」と言ってくださって。もともと彼の作品のファンでしたし、世界的な巨匠にそんな言葉をかけていただけるなんて、とても光栄で。ここからがスタートだなっていう思いが強くなりました。ここ最近の芝居の経験を、グループにも還元したい。――小林さんといえば、映画『HiGH&LOW』シリーズの不死身のアクションも圧巻でした。ハリウッドのアクション作品に挑戦したいという気持ちは…?小林:やってみたいです。マーベル映画に、『ジョン・ウィック』『ミッション:インポッシブル』も!でも、海外のマネジメントと仕事をして改めて感じるのは、一人では何もできないんだ、ということ。何をするにもチームで力を合わせることが大事。そういうところは、EXILEや三代目での経験がすごく役立っていると思います。――今、劇場では、小林さんが主演されている「海風」を含む5編の短編映画集『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』も公開中です。小林:「CINEMA FIGHTERS project」自体が面白い試みで、作詞家の小竹正人さんの詞に、それぞれの監督がインスパイアされてオリジナルの脚本ができるという。僕が出演している「海風」は、行定勲さんが監督で、詞の世界観から横浜が舞台になったんですが、「直己が演じるなら、ヤクザか刑事だろう」と。――その二択なんですね(笑)。小林:結果、ヤクザになりました(笑)。この作品でも撮影前に監督と食事に行って、僕が演じる蓮という男について思うところをお伝えしたり、今回あてがきもしてくださるとのことだったので、僕のバックグラウンドをお話ししたりもしました。それに僕のアイデアを脚本に反映していただくなど、“一緒に作った”感覚の強い作品ですね。――小林さんの言葉から、お芝居への充実ぶりが窺えるのですが、その経験は三代目の活動にもフィードバックされそうですか?小林:そうですね。ここ何作かを経て、アーティスト活動に対する向き合い方も、全く変わったので。僕たちの姿は、オーディションの頃から見てくださっている方もいると思いますが、それぞれに夢を持ち、成長をして、そしてまた一つに交わって。七角形が、さらに多角形になるほど三代目自体が大きくなりますし、それはとてもポジティブな変化だと思っているんです。今後、年齢を重ねていく中で、「大人として、共に歩んでいけたらいいよね」みたいな話を、最近メンバーとよくしています。こばやし・なおき1984年11月10日生まれ、千葉県出身。EXILE、三代目J SOUL BROTHERSのパフォーマー、俳優。舞台『熱海殺人事件 40years’ NEW』(‘13)、映画『たたら侍』(‘17)、『HiGH&LOW』シリーズ(’17~)などに出演。Netflix映画『アースクエイク バード』が配信中。日本のみならず、アメリカでも俳優として活動の場を広げている。ジャケット¥78,000パンツ¥38,000(共にCOMOLI/ワグ インク TEL:03・5791・1501)その他はスタイリスト私物※『anan』2019年12月11日号より。写真・加藤純平スタイリスト・渡辺康裕(W)ヘア&メイク・RYOインタビュー、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2019年12月09日ニューヨーク在住の写真家・内藤カツの個展「Once in Harlem」を、伊勢丹新宿店メンズ館2階=メンズクリエーターズ内のギャラリースペース「ART UP/アートアップ」にて、12月11日から31日まで開催する。「Professor Williams on 116th street」(11×14インチ 額装込み6万円)内藤カツは1983年に渡米し、より刺激を求めて訪れたハーレムに魅了され、1988年から約5年半の間ハーレムに居住している。恐怖や緊張感と隣合わせの生活の中で、2年ほどかけて徐々にハーレムに住む人々や街に受け入れられ、1990年代はじめから中頃にかけて当時のハーレムそのものを撮影した写真集『Once in Harlem』を発売している。「Harlem Tree」(11×14インチ 額装込み6万円)本展では、『Once in Harlem』の中から「Twin in Morning Side Park」、「Harlem Tree」、「Professor Williams on 116th street」など9枚の写真をセレクトし、ネガフィルムで保管されたものを現像・焼き付けした写真作品に加え、写真集を展示・販売。また、セレクト写真をシルクスクリーンプリントしたカットソーも登場する。写真作品は、11×14インチの額装込みで6万円。受注生産のため、2020年2月中旬頃の引き渡しとなる。同じコミュニティーの中で生活を共にした内藤カツだからこそ捉えられた“当時のハーレムそのもの”を感じられる、特別な機会となっている。また、イセタンメンズの公式メディア「IMn」では、内藤カツのインタビューを12月16日に公開予定。【イベント情報】内藤カツ 個展「Once in Harlem」会期:12月11日〜12月31日場所:伊勢丹新宿店メンズ館2階=メンズクリエーターズ内「ART UP/アートアップ」時間:10:00〜20:00(12月31日は17:00閉店)
2019年12月09日