都会での子育てを前提に、産後の楽しいことばかりを考えて過ごしていた妊婦時代。出産予定日まで残り2カ月を切ったある日、突然夫から1本の電話が。話を聞くと、衝撃的な内容に私は思わず絶句してしまったのです。 地方転勤なんて聞いていないよ!私は出産するまで都市にしか住んだことがなく、妊娠中も都市での子育てを前提に近くの支援センターを見学したり、先輩ママとの交流を深めたりしていました。夫は転勤族でしたが当面は転勤の予定もなく、仮に転勤があったとしても主要都市だと言う夫の言葉を信じて疑いませんでした。 しかし出産予定日まで残り2カ月となったとき、夫から1本の電話が。「ごめん。転勤になった! しかも地方だった」という夫の言葉を聞いて、私は目の前が真っ暗になりました。 夫の転勤予定の地は夫の会社内でも「陸の孤島」と噂されていて、都会からのアクセスが非常に悪く、車がないと身動きの取れないような場所。ペーパードライバーの私にとって、交通手段を断たれたようなものでした。 想像していた以上に孤独な地方での子育て幸いにも里帰り出産することが決まっていたので、里帰り先での生活は不自由なく過ごすことができました。地方に行くことが恐怖にしか思えず、ずっと実家にとどまっていたいとさえ思うことも……。子どもが生後3カ月になり、私たち親子も夫の待つ地方に向かう時が来ました。 地方での生活は想像していた以上に孤独で、車社会であったことから町を散歩していても人が歩いている姿はほとんどありませんでした。私は長年のペーパードライバーなので、泣き続ける子どもを乗せて運転の練習をする勇気もなく、孤独な生活に耐える毎日。誰もいない道をベビーカーに子どもを乗せて散歩していると、寂しさから不意に涙が流れることもありました。 運命を変えた! 同じ境遇のママとの出会い子どもが生後5カ月のころ、私は孤独な毎日を変えたいと思い、支援センターやママの集まりなどを必死で探しましたが、どこも遠くて車で通うことが前提の場所ばかり。唯一、近所の公民館で「0歳児親子向けのリトミック教室」が新規開催されることを知り、即座に参加希望の連絡をしました。 ドキドキしながら教室に参加すると、そこにいたのは私と同じ転勤族のママたち。境遇が似ていることもあり、すぐにみんなと打ち解け、たくさんのママ友ができました。毎週リトミック教室に通う時間がとても楽しみで、レッスンを受けているときは孤独を忘れることができました。 地方育児もなかなか楽しいママと育児の悩みを共感しあったり、気分転換に一緒にランチをしたりできるまでになり、孤独だった育児が楽しい毎日へと変わっていきました。そして、今まで知らなかった地方のグルメやおすすめスポットを、ママ友たちと一緒に開拓するようになりました。 地方育児の良いところは、なんといっても自然がいっぱいでのんびりと子育てができるところ。毎日泥んこで元気に遊んで、家の玄関にカブトムシが止まっていたことも! もっと地方育児を楽しみたいという思いから、勇気を出して運転の練習もして行動範囲が広がり、ますます地方育児が楽しくなりました。 地方で育児を始めた当初は、地方の悪い面ばかりに目が行き、地方育児をまったく楽しめませんでした。当時、孤独な生活から私たち親子を救ってくれたママ友たちには感謝してもしきれないほどです。自然たっぷりの地方環境でママ友たちと協力し合いながら子育てできたことは、自分にも子どもにとっても良い経験となりました。 イラストレーター/ちひろ著者:斉藤菜々子監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月13日わが家では、子どもの保育園の準備をするのは私の役目です。週末は服やタオルの用意・洗濯などに加え、保育園で使用した外遊び用の靴を洗います。ところが私は、外遊び用の靴があまり汚れていないときは、洗わずにそのまま翌週も同じ靴を持っていくことも。そんなズボラな私が保育園で経験した、ちょっと恥ずかしい体験談を紹介します。外遊び用の靴を洗わなかった靴を水につけて洗うと、内側までしっかり乾かすのに意外と時間がかかるもの。天気が良くても1~2日ほどベランダで干さないと、靴はしっかり乾きません。 ある週末、保育園の外遊び用の靴がそれほど汚れておらず、さらに天気もイマイチでした。そこで、ズボラな私は靴を洗わず、そのまま同じ靴を翌週も保育園に持っていくことにしたのです。 片方がお友だちの靴だった!登園すると、先生から開口一番に「ごめんなさい! 〇〇ちゃん(お友だちの名前)とまったく同じ靴だったので、先週持ち帰ってもらった靴の片方が入れ違いになっていました」とお詫びが。ところが私は週末に靴を洗っていなかったので、片方が別のお友だちの靴だったことにまったく気づいていなかったのです。そして靴を洗わなかったことに対し、お友だちに申し訳ない気持ちになりました。 さらに私が罪悪感を覚えたのは、その次の週末に持ち帰った靴の片方が、もう片方に比べて明らかにきれいだったことです。私は、貴重な週末にわが子の靴まできれいに洗ってくれたお友だちのママへの感謝と、靴を洗っていない日もあることが他人にバレた恥ずかしさを感じました。 お友だちのママの神対応に恐縮…後日、そのママと保育園のお迎え時間が一緒になることがありました。私は勇気を出して靴の件をママに謝ると、「靴を洗おうと思って水につけたあとに、〇〇ちゃん(うちの子の名前)の靴と片方取り違えていることに気づいて……」「うちも、靴を洗わないこともありますよ~」と、笑顔で神対応を連発するママ。私は恐縮しつつも、「本当によくできたお母さんだなぁ」と心から尊敬しました。 保育園ではたまに、他のお友だちと靴や服がかぶることがあります。持ち物には必ず名前を書きますが、それでも他のお友だちの物と取り違えてしまうことも。この恥ずかしい出来事を経験した私は、あまり汚れていない外遊び用の靴も毎週きちんと洗うなど、保育園の持ち物は特はしっかりと手入れをするようになりました。 著者:武田 ゆうか2歳女児の母。1987年生まれのミレニアル世代。小さいころから本と歌が好き。就職活動に失敗し、それまで無縁だったIT業界で社会人生活をスタート。20代で結婚し、子どもを授かるも、夫のモラハラに苦しんでいる。
2024年04月12日保育士の中田馨さんが、集団行動での子どものトラブルや困りごとに対しての親のNG対応について教えてくれました。「すぐにお友だちに手を出してしまう……」、「なんでいつもお友だちとケンカするの……」とお悩みのパパやママはぜひチェックしてくださいね。こんにちは! 保育士の中田馨です。保育所で子どもたちの遊ぶ様子を見ていると、お友だちが関わってきたときに何かしら「親が困ってしまうこと」が起こるものです。 2人、3人だと分かりにくいですが、集団になると見えてくることもあります。すぐにトラブルを起こしてしまう……とお悩みの親御さんもいるかもしれません。 そこで今回は、子どもが集団行動で起こした困りごとに対しての親の関わり方についてのお話をします。 友だちに手が出る、おもちゃを取る……こんなときは?集団で遊んでいると、あそび方が違ったり、相手のおもちゃが欲しくなったりして、手が出たりおもちゃの取り合いをすることがあります。相手のあることなので、どう対応すればよいか悩んでしまいますね。 自分の子が、叩いたり、おもちゃを取ったときは、お友だちをケガさせないためにも止めるとよいでしょう。「叩いたらダメ」、「お友だちのおもちゃを取らない」ことを伝えます。そして、子どもの「イヤだった」、「欲しかった」という、そのときの気持ちを代弁して共感しましょう。 「すぐに叩いて乱暴な子」とか「“かして”って言えない子」などとレッテルを貼らないようにしましょう。このとき、よく言うのが「お口で言って!」という言葉。「お口で言う」とぼやけた言い方をするのではなく、何をして欲しいか明確に伝えることも大切です。 ですので、何度も繰り返し「イヤなときは“イヤ”って言うんだよ」、「お友だちが持っているおもちゃは“かして”って聞こうね」など伝えます。 ケンカは悪いことではない!子どもがケンカを始めると、親はヒヤヒヤしますよね。「お友だちに嫌な思いをさせていないか?」、「ケガをさせていないか?」などが心配なことだと思います。 ここで大切なことは、「ケンカは悪いことではない」ということ。ケンカをすることで、相手には自分とは違う思いがあることが学べます。自分の意見も言えますし、自分の意見が通らないことを知ることができます。今、子どもは人間関係を身をもって学んでいるのです。 もし、気の知れたお子さんとのおもちゃの取り合いになったときは、親同士に余裕があるのなら、すぐそばで見守るのもよいでしょう。保育所では2歳半ば以降、特に3歳を過ぎたお子さんの場合、安全なケンカだと分かったら、すぐに助けられるところに行き、黙って2人がどうするかを見守ります。 言うとしたら「どうしたの?(理由を聞いて)そうなんだ。じゃあ、どうすればいいかなあ?」と考えてもらいます。2人で解決できることもあるし、別のお友だちが提案を持ってきて解決することもあります。すべてを大人が解決しようとせず、子どもたちにも解決できる力があることを信じて「待つ」ことも大切です。 「何だかうちの子、集団行動が難しいかも」と思ったときに、お母さんが思う「できている子」を見るのではなく、自分の子どもが集団行動の何に困っているかを観察してみてください。子どもが困っていることが分かれば、おのずと親が何をすればいいかの答えが見つかるはずです。著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2024年04月10日放課後はよく、小学2年生の次女の友だちが家に遊びに来るのですが、ある日冷蔵庫のお菓子を友だちが勝手に食べていたことが発覚して……? 次女の友だちが、わが家でやりたい放題!?小学2年生の次女には、仲良しの友だちが3人います。わが家で遊ぶことが多く、私も快く受け入れていました。しかし私がテレワークで家にいたある日、3人の友だちが冷蔵庫を勝手に開けてお菓子を食べていたようです。私は別の部屋で仕事をしており気づかなかったのですが、長女がそのことに気づき次女に聞くと、「え? そうなの?」と知らない様子。台所にお菓子のゴミだけが投げ捨ててあり、「勝手に食べたのかな……」と私も次女もショックでした。 次の日、私は学校の先生に電話で相談。先生に確認してもらうと、3人は「勝手に食べました」と認めたそうです。そして、私も3人と話し、「勝手に食べたら泥棒になるんだよ!」と叱りました。すると「だっておなかが空いてたから…」とまさかの発言が! 私はあまりの非常識さに腹が立つ気持ちをなんとか押さえ、「そういうときは、私か娘ちゃんにひと言相談してね」と言いました。みんな反省している様子で、私も大ごとにはしたくないと思ったので、友だちの親へ話すことはしませんでした。しかし、よその子だからと遠慮せずきちんと話してよかったです。 よその子を叱ることに対して少しおっくうな気持ちもありましたが、時にはきちんと叱って教えてあげることが大切だと思いました。しかし、家にいたとはいえ子どもたちから目を離してしまった私もよくなかったと反省。この件以来、わが家で遊ぶ頻度を減らしてもらったり、家に招く際は子どもたちから目を離さないようにしたりしています。娘と友だちは相変わらず仲良く遊んでいるようです。 作画/Pappayappa著者:茂木 あずさ
2024年04月09日ある日、小学2年生の息子と家でくつろいでいると、突然玄関が開く音が。夫が帰ってくる時間ではないため不審に思っていると、リビングにまさかの人物が現れて!? 家に勝手に入ってきた子の正体は…?小学2年生の息子と家で過ごしていたとき、玄関からドアの開く音が聞こえました。夫の帰宅予定時刻ではなかったため不審に思っていると、なんとリビングに見知らぬ子どもが登場! 「誰!?」と驚愕する私。すると同じく驚いた様子の息子が「Aくん!?」と言いました。Aくんという子が今日はじめて遊びに来るということは息子から聞いていましたが、まさか勝手に入ってくるとは……。言葉を失くしている私をよそに、Aくんは息子と遊び始めようとします。そこで私は「よその人の家に来るときは、ちゃんとピンポンを鳴らさないといけないよ」とやさしく注意しました。しかし、Aくんは「はぁ……」とため息まじりの返事をするだけで、反省している様子はありません。そんな態度に私は怒りが爆発しそうになりましたが、息子の友だちなので気持ちを落ち着かせ、笑顔で「子ども部屋で遊んでおいで」と伝えました。その後、息子を通じてAくんに注意をしてもらい、Aくんは次回からピンポンを鳴らしてくれるように。勝手に入ってくるのも問題ですが、うっかり鍵をかけ忘れていたことも問題だと感じた私。この出来事をきっかけに、家にいるときでもしっかり鍵がかかっているか確認するようになりました。 作画/ひのっしー著者:田辺繭子
2024年04月01日長女が幼稚園でできた友だちと、そのママと私の家で遊んでいたときのことです。子どもたちのことを信じて、私とママ友が子どもたちの遊んでいる様子をよく見ていなかったために裏の家のおじいさんとトラブルになってしまいました……。 友だちと遊んでいたときのことわが家の庭は広いため、子どもたちは走りまわったり、サッカーをしたりします。天気が良ければよく庭で遊ぶ子どもたち。また庭はリビングのカーテンを開けると部屋から見えるようになっているので、子どもたちだけで庭で遊んで、私は部屋からその様子を見ているという状況がよくありました。 事件が起こった日も子どもたちだけで庭で遊び、私と長女の友だちのママは家の中でコーヒーを飲みながらゆっくりしゃべっている状態でした。 わが家の庭は2件の家と面しているのですが、そのうちの1件、裏に面しているおじいさんとトラブルになってしまったのです……。 子どもたちがやらかしていた驚愕の事実わが家の庭は、広い分、芝刈りをしたときに出るゴミが大量。そのため、ゴミ袋には入れず、死角になるところに積んでいました。なんと、子どもたちは私たちの目を盗んで裏の家のほうへ投げて遊んでいたのです……! そのため、裏の家の庭にも大量の芝生が入り込んでしまっていたようです。裏のおじいさんは子どもたちには怒らず、次の日私に直接、大量の芝生が家に入りこんだという旨を伝えにきました。伝え方の口調からとても怒っていることがよくわかりましたが、当然です……。 おじいちゃんは…完全に子どもたちの遊ぶ様子を見ていなかった私や子どもたちの行動に非があるので、とにかく謝りました。するとすぐに許してくださり、「これからは気をつけてね」 と言って去っていった裏のおじいさん。 今回はすぐに許してもらうことができて大きなトラブルには発展しなかったものの、子どもは予想もしないことを親の目を盗んでやらかしてしまうということを痛感。お友だちが遊びに来てテンションが上がっていたようで、しっかり見ていないといけないなと反省しました。 普段の様子から大丈夫だろうと思って油断していると、事件は起こるのだなと勉強になりました。これからはできるだけ細かに子どもの様子を見ようと心に決めた出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:松谷 えりな3歳の息子と、年長・年少・1歳の娘たちの4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
2024年04月01日高校時代からの友人Aちゃんとはお互いママになっても親しくしていて、いわゆる親友でした。元々料理好きだったAちゃんは、最近料理教室に通っているとのこと。その教室に私も誘われたため行ってみると、まさかの展開が待ち受けていたのです……。 い、一体なにごと!?親友でママ友のAちゃんから「料理教室に参加してみない?」とお誘いがあり、私は子育て中のリフレッシュになると思い、行ってみることに。料理教室はマンションの一室で開かれており、生徒も数人で、とても家庭的な雰囲気。楽しく料理を作り、最後には作った料理をみんなで食べながらおしゃべりをしていました。 しかしその最中に、講師の男性が部屋の電気を急に暗くして、プロジェクターを起動させたのです。そして講師の男性は私たち生徒に向かって突如、とある商品についての特徴やランク制度についての解説を始めました。なんと、Aちゃんが誘ってくれた料理教室は、実は勧誘で有名な会社の集会だったのです! 私は予想もしていなかった展開にショックで言葉を失いました。翌日Aちゃんからは「良い商品も買えて、人に紹介すると報酬ももらえるから、子育てしながら稼げてwin-winだよ」とメールが。始めは軽く流していましたが、その後もAちゃんからの勧誘はしつこく続き、恐怖を感じた私はきっぱり「必要ないから」と断りました。親友から一変、もう関わりたくないと思う間柄になってしまう結果に……。友だちとの関係は大切ですが、こちらの気持ちを考えてくれない友人とはつき合わないでおこうと決めた出来事です。 作画/ひのっしー著者:桂ゆかり
2024年03月31日ご近所に住んでいる同じ年齢の子を持つ親子の話です。朝の登校班が同じで同じ学年のため娘とその子(Aちゃん)はそれなりに仲良しで、よくうちに遊びに来ていました。 どう言う意味?あるとき、Aちゃんから「週末に家に行きたい」と言われました。しかし、その日はお出掛けの予定だったのでやんわり断りました。どこに行くのかと聞かれ娘は「遊園地だよ!」と話すと「私も行きたい!」と言い出すAちゃん。再度、断るとAちゃんは泣き出してしまいました。その後、どうにかなだめて家に帰すと電話が。相手はAちゃんママで「うちの子も連れて行ってほしい」と言われたのです。 家から電車で2時間もかかる場所に3年生の他人の子を連れて行くのも不安ですし、大人は私一人なので難しいと伝えるとAちゃんママは激高。「連れていけないのに遊園地の話なんてしないでよ!いじわる!!」と言われるまでに。驚きのあまり言葉を失っていると「お土産はそれなりにお願いね」と言われました。 「それなりって何?」と困惑していたのですが、遊園地から帰ると、私たちの帰宅を見張っていたのか、Aちゃん親子がうちに来ました。クッキー缶とキーホルダーを渡すと喜んでくれ「遊園地の話を聞きたい」とその後2時間うちに居座りました。 次の日、Aちゃんはクラスの子に「遊園地行ってきた」と娘に聞いた話を自分の話のように喋っていたそうです。 ♢ ♢ ♢お友だちももちろん大事ですが、家族の時間も大切にしたいですよね。また、自分の子ども以外も連れて行くとなると、それなりの準備やいつも以上の責任が伴います。決して「いじわる」でしていることではないということを、Aちゃんのママにも理解してほしいなとも思ってしまいますが、みなさんが同じ状況になった際、どのように行動しますか? 作画/市田スナオ著者:南川佐奈1児の娘を育てている母。 趣味はお出掛け。テレビやSNSで話題になった場所は娘と行きたいミーハーなタイプ。
2024年03月31日意識してよ!友だちから恋人に昇格する方法気になる彼にどうアプローチするか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?彼に気持ちを寄せていても、なかなかその思いが届かない時、心が折れそうになることもあるかと思います。そこで、彼の目に留まり、恋人ポジションへと昇格するためのコツを3つお教えします。彼にとっての理想の彼女を演出する普段から控えめな態度だと、彼に「自分に興味がないのかもしれない」と誤解されかねません。彼に自分が理想の彼女である可能性を感じさせることが重要だと考えられます。たとえば、彼女ならではの会話を取り入れるなどして、彼が自分のことを異性として意識するように仕向けましょう。「一緒にこんなデートをしたいな」という願望や「僕と付き合ったら楽しいと思うよ」という直接的なアプローチも一つの手段かもしれません。支えになる存在を目指す彼が何かにつまづいたり悩んでいる時は、大きなチャンスです。その状況でサポートをすることで、彼にとっての特別な存在へと近づけるかもしれません。前向きな言葉をかけることで、彼に活力を与え、彼の心に対するあなたの印象を強めることができます。彼があなたと一緒にいるときに安心感を感じれば、自然とあなたへの思いが強まり「本命の彼女」として見てもらえる可能性が高くなるでしょう。共通の趣味で距離を縮める彼の趣味について興味を持つことから、二人の関係を深めるきっかけが見つかるかもしれません。ただ話を聞くだけでなく、実際に共に趣味を楽しむことで、距離感が一気に縮まる場合があります。例えば、彼が映画を楽しむなら、一緒に鑑賞する計画を立ててみるのもいいでしょう。また、あなたの趣味を彼に紹介し、共に過ごす時間を持つことで、二人の絆をより深めることができるでしょう。すぐには諦めないまだ彼にとっての恋愛対象になっていない可能性がありますが、その為にさっそくに諦める必要はありません。異なるアプローチを試みることで、彼の心に少しずつ近づいていくことができるはずです。(愛カツ編集部)
2024年03月30日先日、数年ぶりに地元の友人から「年少の息子のことで悩んでいる」と連絡がきました。わが家には小3と年長、2歳の子どもがいるため、先輩ママとして私に話を聞いてほしいとのこと。ちょうど地元に帰る用事があったため、久しぶりに会うことになりました。このときはまだ、友人との再会を後悔するなんて思ってもいませんでした……。 「初回は無料だから」友人に手を引かれて当日、夫に子どもたちを預け、待ち合わせ場所に向かう私。友人の指定で、小さな喫茶店に入りました。ここ数年間の話や育児話などを1時間ほどすると、友人は「お互い苦労してるね。占い師に相談してみない?」と私の手を取って立ち上がりました。焦った私に「この建物の2階にあるんだけど、初回は無料だから」と言う友人。 何度か断っても熱心に占いをすすめてくる友人に、少し違和感を覚えた私。助けを求めて喫茶店のマスターに目をやると、笑顔でこちらを見ていました。その異様な雰囲気のせいか、逃げ場がないと感じた私は、仕方なく友人について行くことに……。 喫茶店の2階に案内されると、占い師と名乗る中年の男性がいました。私の手相や生年月日を見て、「仕事や家庭のことで悩みがある」「頼まれごとを断りにくいタイプ」など、誰にでも当てはまりそうな内容を熱心に話す男性に対し、「この子昔からそうなんです!」と返す友人を見ていることしかできない私。結局、何が起きているのかわからないまま占いが終了し、そのまま帰ることになりました。 別れ際に「買うと5万円するけど、今日は特別にあげる」とガラス玉が入った小さな巾着を差し出す友人。さすがに怖くなった私は、「子どもが誤飲したら困る」と断り、逃げるように車に乗り込みました。 そのあとも友人から連絡があって困りましたが、私は無視をしていました。共通の友人に相談すると、どうやらその友人も誘われて占いに行ったようです。そして高額なお茶を買わされそうになったため、連絡先をブロックしたとのこと。 友人が数年ぶりに連絡してきたのは、ゆくゆくは私にも高額なものを買わせる魂胆だったことがわかり、ショックを受けた私。再会したことを後悔しながら、私も友人の連絡先をブロックしました。そして、やはり最初に感じた異様な雰囲気は間違っていなかったのだと痛感したので、今後は自分の直感を信じ、断るときはしっかり断ろうと心に決めました。 イラスト/まげよ著者:安藤 はるか
2024年03月24日小学生になり新しく友だちもできて、よく昼休みに外で遊んでいた長男。ある日、私の職場に学校から電話がかかってきて、長男がけがをしたため「すぐ学校に来てください!」とのこと。診てもらうと、まさかの骨折! 転んだだけだと言う長男に、詳しく話を聞いてみると……。 お迎え要請の連絡小学校に入って同じ保育園からの友だちは1人もいませんでしたが、新しく友だちができ安心していました。「昼休みにはみんなで外で遊んでるんだよ」と話してくれていたある日、私の職場に学校から「長男くんが転んでけがをしたのですぐ来てください」と連絡があったのです。私は転んだだけで呼び出されることに驚きつつ、心配になって急いで小学校へ向かいました。 保健室に着くと、長男が足をけがして歩けない状態でした。「お友だちと鬼ごっこをしていて、花壇のところで転んだようです」と改めて先生からの説明がありました。長男の足はみるみるうちに腫れていったので、急いで病院に連れていきました。 衝撃の診察結果、そして本当の原因は…診察してもらったところ、レントゲンを撮るとなんと骨折していることが判明。ギプスで固定され、しばらく松葉杖で生活することに。 病院の帰りに長男にどうやって転んだか聞いてみると、「鬼ごっこをしていて、Aくんが鬼で、逃げていたらちょうど花壇のところで押されちゃったの……」と言いました。Aくんに悪気があったわけではないことを知っていた長男は、先生には自分で転んだと言っていたのです。私はモヤモヤしてしまいましたが、長男は自分がけがをしたことで大事にしたくなかった様子でした。 初めてのギプス生活。通学は送迎し、お風呂はギプスが濡れないようにビニールで巻いてなどギプスがとれるまでは大変な毎日でした。ただ、学校で不便なところは友だちが助けてくれていたようで、長男を押した子もよく荷物を持ってくれたりと助けてくれました。それを見て、大事にしたくなかった長男の気持ちがわかったような気がしたのです。 小学校生活ではけがをすることもあった長男でしたが、その後もその友だちとは良い付き合いをしているようです。友だちとの関係性をいつの間にか自分で築けるようになったんだと感心した出来事でした。 イラスト/はたこ著者:松田みさと監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年03月23日つっちさんは、2人の子どもを持つ主婦。2年生になったばかりの長女あるちゃんは、最近「リカちゃん」という新しいお友だちができたようです。 楽しそうで良かった!小学2年生のころ、娘は同じクラスの「リカちゃん」という女の子と仲良くなりました。娘はリカちゃんと過ごす時間が増えていき……。 つっちさんの娘・あるちゃんは、小学校区域から少し離れた保育園に通っていたこともあり、女の子のお友だち作りはゼロからのスタートでした。1年生のころはうまくお友だちが作れず、学校が楽しくなかったよう。2年生になってリカちゃんと仲良くなってからは学校も楽しそうに通っており、つっちさんは安堵していました。ある日、あるちゃんは、学校の校庭でリカちゃんと遊ぶ約束をしたと言います。ただ、家から学校までは子どもの足で35分ほど。ひとりで行かせるのが心配だったつっちさんは、車で学校まで送り届けることにしました。 しかし、そこにリカちゃんの姿はなく、15分待っても一向に現れません。その日は諦めて帰宅し、つっちさんが翌日あるちゃんに聞くと……なんとリカちゃんは約束を忘れていたのです。娘を蔑ろにされたようで怒りを覚えるつっちさんですが、あるちゃんが許してあげているということで、納得しました。 保育園時代は送迎で保護者と顔を合わせる機会もあり、親同士も連絡が取れていました。ですが、小学生になるとなかなかそういった機会はありません。そこでつっちさんは、今度の授業参観でリカちゃんの親御さんと仲良くなる決心をしたのでした。 リカちゃんというお友だちができたことで、娘・あるちゃんの学校生活が楽しくなったのはよかったです。しかしリカちゃんは、あるちゃんと遊ぶ約束を忘れてしまう、少しルーズな性格のよう。 お子さんが小学生になると、親の目が行き届かない部分も多くなっていきますよね。今回の、お子さんの友だち付き合いもその1つではないでしょうか。みなさんは、お子さんが小学校に入学した際、不安だったことはありますか? またその不安を解消するためにどのようなことをされましたか? >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター つっち
2024年03月22日小学6年生の息子は、近所に住む同い年のAくんと仲良し。Aくんはよくうちに来て息子のゲームで遊びたがります。どうやらAくんのママは教育熱心なタイプで、勉強やスポーツをさせたいためゲーム機を一切与えていないらしく……? ゲームを与えない理由は?Aくんは、わが家に遊びに来ると一目散にゲームに飛びつきます。「ゲームしてもいい?」と聞くなり、帰るまでずっとゲームざんまい。息子とゲームの取り合いをすることもないし、迷惑をかけられているわけではないのですが、うちは無料のゲームセンターではありません。 なんだかモヤモヤするので、Aくんママに「親が管理すればいいし、ひとつくらいゲームを買ってあげてもいいんじゃないかな……」と伝えてみると、「ルールなんてあの子に絶対守れるはずがない。私が子どものころも家にゲームはなかったし、いらないでしょ」と言うのです。すかさず私は「でも、うちに遊びに来たときはずっとゲームばかりしているよ……」と伝えたところ、Aくんママは「えっ!? そうだったの……? 息子には必要ないと思ってた……」と驚いた様子。この日はそれ以上話すことはありませんでしたが、後日、Aくんがわが家に遊びに来るとゲームに飛びつくことはありませんでした。あとからAくんに事情を聞くと、Aくんママから「買ってあげるから、人のおうちのゲームで遊びすぎないで」と注意をされたようです。 教育方針は人それぞれですが、親が子どものためにと思っていることが、必ずしもそうなっているとは限らないと今回の一件で感じました。Aくんのためを思ってゲームを与えてこなかったAくんママと、本当はゲームで遊びたいAくん。そんな親子のすれ違いを目の当たりにしたことで、わが子に我慢をさせていないかしっかり気づいてあげられる母親でいたいと思えた出来事です。 作画/Pappayappa著者:谷 ふみ
2024年03月21日高校の同級生Aちゃんとは、社会人になり子どもが生まれてからも仲良し。しかしAちゃんの引っ越しを機に会うことは減り、年賀状のやり取りやSNSでの近況を確認する程度になってしまいました。そしてついには、年賀状も来なくなり……? 親友だと思っていたのに…私とAちゃんは、高校の同級生でママ友。よくお互いの子どもを遊ばせていたのですが、Aちゃんの引っ越しを機に疎遠に……。そんな中でも年賀状は毎年送りあっていたので、今年も送ることにしました。しかし、Aちゃんからはいつまでたっても届きません。私は「忙しいのかな?」と単純に考えていましたが、ふとAちゃんのSNSを見てみると、「人間断捨離、完了! 心機一転今年もよろしく」という投稿が! 私は「年賀状が来ないのはそういうことか……」と悟りました。しかしまさか自分が縁を切られるとは思っていなかったため夫に相談してみたところ、「相手にとってはその程度の関係だったってことなのかもね。無理して関係を続ける必要はないと思うよ」とキッパリ。確かにSNSや年賀状だけの繋がりですが、断捨離という言葉にモヤモヤした私は、来年からAちゃんに年賀状を出すのはやめようと心に決めました。 環境が変わることで、人との関係を整理したくなる気持ちは理解できます。しかしそれを堂々とSNSに投稿するAちゃんに納得できなかった私。夫のアドバイスを受けて、私を大事にしてくれる周りの人たちとの関係を大切にしていこうと思いました。 作画/Pappayappa著者:谷 ふみ
2024年03月20日子どもが小学生になったばかりのとき。家族でBBQをする際に、子どもが友だちを呼びたいと言ってきました。なので、近所に住んでいるクラスメイト3人を呼ぶことにしたのですが……。 楽しいはずのBBQが…BBQに招いた3人のうち2人のご家庭は手みやげやアウトドア用品を持ってきてくださり、とても助かりました。 ところが、もう1人は自分の兄妹5人みんなでやってきて、なおかつ兄妹の友だちまで連れてきて……。 予想を超える大人数になった上、「あなたは一体誰!?」という知らないうちの子どもが家の庭で走り回っていました。そしてまた、その子たちがすごく食べるんです……。この日のために取り寄せたちょっといい魚貝やお肉をあっという間に平らげ、今食べなきゃ損!というような感じでたらふく食べたと思ったら、今度は家に上がっておもちゃで遊び始めました。 楽しくなるはずのBBQ。ホストのわが家は満足に食べられず、片付けに追われ、ただただ疲弊した1日に。 子どものクラスメイトとはいえ、家族ぐるみでの付き合いは慎重にしようと思いました。 ◇ ◇ ◇ 同じ子育て世代でも、家庭によって価値観は違いますよね。子どもが小さいうちは親同士の関わりも多く、どこか違うな……と感じたら、少し距離を置いてみるのもいいかもしれません。なるべく心の負担を少なく、穏やかに暮らしたいですね。 イラスト/さくら著者:小川ハナ
2024年03月14日■これまでのあらすじ幼稚園に入園してすぐ始まった長男の登園拒否。行きたくないと泣いて暴れたり、食事や着替えも拒否する姿にどうしたらいいのか悩んでいた私だったが、少しずつ長男が成長していることに気づく。そして園でプールが始まると、もともと水遊びが好きな長男に変化が訪れ、渋らずに登園してくれるように。しかし2学期が始まると、再び始まる登園拒否。そんな中、長男が園でお友だちとお話をしないと聞いて私は心配になる。そこで同じのりもの好きなお友だちに話しかけてみようと長男に提案。意を決した様子で長男はお友だちに近づき無言で手をつなぐが、その様子を遠目で見ていた私には、お友だちが驚いていたように見えて…。■会話はまだ難しそうだな…■お友だちと会話してる!?この朝の様子を見て、長男はコミュニケーションの取り方がまだわからず、お友だちと会話するには時間がかかるかも…と思いました。しかし、意外にその瞬間は早くやってきたのです…!お友だちとまったく交流してこなかった長男が初めて会話しているのを見たとき、「ああ、同じくらいの年の子とちゃんとお話しできるんだ…。ちゃんと意思疎通できるんだ…」と、なんだかすごく感動しました。さて、気になる会話の内容は…?次回に続く「ようちえんにいきたくない」(全15話)は12時更新!
2024年03月02日私にはAさんという栄養士のママ友がいます。Aさんは5歳の息子にいつも手作りのおやつをあげていましたため、市販のおやつはあげたことがなかったそう。 初めて食べる味に興奮してしまい…Aさんと一緒に子どもたちを連れて、共通の友人Bさんの家へ遊びに行ったときの出来事です。その日、Aさんは手作りのおやつを持参。私たち親子の分も用意してくれていたので、みんなでいただきました。するともっとおやつを食べたかったのか、Bさんの息子がキッチンから持ってきた市販のお菓子の袋を開け始めます。Aさんの息子はそのお菓子を食べたことがないようで「なんだろう?」と興味津々。その姿を見たBさんの息子は「一緒に食べる?」と、Aさんの息子に1つあげました。市販のお菓子を口にしたAさんの息子は、初めて食べる味に「おいしい!」とすっかり夢中に。そして、私たちが話に夢中になっている間に、Bさんの息子の分まで全部食べてしまったのです。 お菓子を全部食べられたてしまったBさんの息子は、ショックで号泣。Aさん親子はひたすら「ごめんね」と謝っていました。 Bさんの家からの帰り道、「栄養バランスを考えて手作りのものを食べさせてあげることが息子の健康のためになると思っていたけど、結局は私のエゴだったね」と少し悲しそうに話すAさん。私はこだわりと愛情をもっておやつを作っていたAさんに、「そんなことないよ。十分Aさんの気持ちは伝わっていると思う」と伝えました。Aさんが間違っているとも思いませんし、市販のお菓子も1つの選択肢だと思います。バランスの良い付き合い方をAさんが見つけられたら良いなと思った出来事でした。 作画/yoichigo著者:田川ゆうこ
2024年03月02日第2子が生まれるまでの期間にあったトラブルをご紹介します! 娘の本性が表れ…第2子の息子を妊娠中のときのことです。切迫早産のため、出産まで絶対安静で入院となり、私は里帰りして2日目で5歳の娘と離ればなれになりました。 両親に娘をお願いするしか手段がないため、あまり長時間一緒にいたことのない3人が2カ月間一緒に暮らすことに。はじめの1週間は娘もお外用のいい子で過ごしていましたが長くは続かず、わがままが始まったよう。母の焼いたウインナーが少し熱い状態で食卓に並ぶと、娘から「ばーば、ウインナーが熱過ぎます」とクレーム。それに対してばーばは 「フーフーしないで食べないから熱かったんだよ」とウインナーの争いが始まります。 こういった日々が2カ月続き、ばーばが疲弊したころようやく息子が生まれ、私は退院。実家でゆっくりした平和を取り戻しました。 作画/市田スナオ監修/助産師 松田玲子著者:杉井 コナン 2児の姉弟を育てるママ。育休中。趣味は音楽鑑賞。
2024年02月29日息子の友だちAくんは、毎日のようにわが家へ遊びに来ます。毎回おやつを要求したり、大騒ぎしたりとやりたい放題のAくんに困り果てていました。 正直困る…でも来ないでとは言えない…息子の友だちAくんは、息子と一緒にゲームをするため、毎日のようにわが家へ遊びに来ます。毎回おやつを要求したり、大騒ぎしたりとやりたい放題のAくんに、私は困り果てていました。そんなある日、いつも通りうちに来てインターホンを鳴らすAくん。私は手が離せず、たまたま家に来ていた義父に出てもらうことに。しかし少ししたあと、義父はひとりで戻ってきました。「あれ、Aくんは一緒じゃないんですか?」と義父に聞くと、「お友だち、今日は遊ばないと言って帰ったよ」と告げられました。いつもわが家で遊ぶのを楽しみにしていた子がなんで……? と疑問に思いましたが、義父の姿を見てハッとします。義父は、いつも全身真っ黒の服で、室内でも帽子とサングラスの着用を欠かしません。大人でさえ少し怖いと思ってしまういで立ちの義父は、子どもにとってもきっと威圧感のある存在だったのでしょう。このことがあってから、Aくんがうちに頻繁に入り浸ることはなくなりました。また、「怖いおじいちゃんは、今日もいるの?」と家に義父がいるかどうか息子に確認するようになったそうです。Aくんには怖い思いをさせてしまって申し訳ないですが、毎日のように遊びにこられて困っていたので、頻度が減ってよかったと思っています。息子たちも、学校では今までと変わらず仲良く遊んでいるとのことなので、一安心。思わぬきっかけで悩みが無事に解決した出来事でした。 作画/Pappayappa著者:水野あや
2024年02月27日このお話は作者エェコさんに寄せられたエピソードをもとに再構成しています。個人の特定を防ぐため、脚色を加えてあります。 ■前回のあらすじ自宅の前で待ち伏せしていた女性から彼女の夫・武夫の不貞の相手と間違えられた正子。しかし女性が見せた証拠写真から、正子は武夫と本当に付き合っているのは友人であることに気付きます。武夫の妻は、今回は2回目で、前回武夫が謝罪した際に正子が彼女であるとしたうえで正子の個人情報を妻に伝えたと明かします。友人の居場所を聞かれて躊躇する正子に、武夫の妻は正子の個人情報を武夫に流したのは友人であり、正子はすでに友人に裏切られていると言います。しかし正子はまだ友人を信じたい気持ちがあって…友人を呼び出してほしいと言われて…友だちの家は…悪いのは正子ではないことがわかって落ち着いた武夫の妻。事実を明らかにするためにも友だちを呼び出してほしいと言います。友だちの家を教えられないと言った正子でしたが、何やら固まっています。それもそのはず。友だちの家は「ここ」。正子と一緒に住んでいたのです。ルームシェアするほど親しい友人。そんな友だちが、裏切って個人情報を勝手に人に教えたりするでしょうか!?次回に続く 「親友から受けた最低の裏切り」(全57話)は22時更新!
2024年02月24日「寒いよー、おなかすいたよー」と、真冬の近所の公園で言っていたのは、当時2歳の娘とよく遊んでくれていた小学3年生と1年生の姉と弟のきょうだい。「お昼ごはんを食べていないの?」と私が声をかけると、「食べていない。お母さんは寝ている」と言いました。薄い長袖1枚だけを着ている2人。私は育児放棄ではないかと疑い、それからその姉弟を気にかけるようになったのです……。 親は日中に寝ている?その姉弟はとても人懐っこくてよく笑い、一見、どこにでもいる小学生の姉弟のように見えました。しかし、よく見ていると公園にいる大人に誰でも話かけたりして、甘えたがる様子が伺えました。もしかして家で親に甘えられていないのかな、と感じる私。 夕方の公園で娘がその姉弟と一緒に遊んでいるときに「お母さんは家にいるの?」と聞くと、「いるよ。寝てるけど」という返事がほとんど。しかし、その姉弟からの家庭環境に対するSOSはないので、私は気にかける程度に留めていました。 初めて姉弟の母親と対面そんな日々が流れ、娘が4歳になったある日のこと。ショッピングモールのフードコートで食事をしていたときです。あの姉弟が少し離れた席から「Aちゃーん!(娘の名前)」と呼んでいるではありませんか。その横には姉弟のママと見られる人も。私は今まで姉弟が娘と遊んでくれたお礼を伝えるために席を立ち、どんな人か不安を抱えながら近づいていきました。 私が「いつも遊んでくださりありがとうございます」というと、姉弟のママは「こちらこそありがとうございます!」と満面の笑み。続けて「私、常夜勤の仕事で日中は寝ていて、公園に全然一緒に行けなくて。いつも遊んでいる話を聞いています」と明るい表情で教えてくれました。 私は、夜勤のために日中寝ているのは仕方ないことだと納得。育児放棄ではなくてよかった……とホッとしました。「もし日常で困ったことがあれば声をかけてください」と伝えた私。せっかく子どもたちが仲良くなったので、これからはその方とママ友としてお付き合いしていこうと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/まげよ著者:下園ひかり
2024年02月19日ときどき、家の近くの公園で会うUちゃんとUちゃんママ。Uちゃんと5歳の娘は同い年です。最初は話しやすく、子どもと笑顔で遊ぶUちゃんママに好感を持っていたのですが、ある出来事をきっかけに一気に心の距離ができてしまった体験談です。子どもの喧嘩も丁寧に対応するママUちゃんママは子どもたちが喧嘩したとき、間に入って「○○ちゃん、痛かったみたいだからごめんねしよう?」と子どもと話をしながら仲裁をする人でした。最初は丁寧に対応していて素敵だなと思っていたのですが、だんだんと違和感を覚えるようになってきたのです。 あるとき、娘が男の子に追いかけまわされ、何度も嫌だと言ってもやめてくれず、ついには捕まってしまって、その手をはねのけました。すると男の子は転んでしまいました。男の子はすぐに謝ってくれたのですが、このとき、Uちゃんママがズズイと出てきて、「じゃあ、娘ちゃんもごめんなさいしようか」と怖い顔で言ったのです。 この「ごめんね」って必要?娘は言われるがまま、「ごめんね」と謝りましたが、私はモヤモヤ。確かに、男の子を転ばせてしまったことは申し訳ないと思いました。ただ、娘が何度も嫌だと主張しているのに追いかけられ、娘の意図しない形で男の子が転んでしまったという流れです。まるで娘が怒られているような雰囲気で謝罪をと言われたことに、疑問が残ってしまったのです。 また別の日、Uちゃんが「一緒に遊ぼう」と言ったのに、娘が「娘ちゃん、一緒に遊ばない」と言った日がありました。Uちゃんは「娘ちゃんが遊んでくれない!」と大泣き。 私は娘の気持ちを大事にしたいするとUちゃんママは「嫌だって言われて悲しかったって。ごめんねは?」と娘に言ってきました。私としては、子どもだってお友だちと遊びたくない日はあるものだと思います。そんな娘の気持ちを無視して「仲良く遊びなさい」とは言えません。 私は「今日はひとりで遊びたい気分みたい」と代わりに伝えました。そして娘には「ひとりで遊びたいならそれでもいいんだよ」と言いましたが、Uちゃんママは私の言葉をまるで聞いていないかのような態度で、「ごめんねしないと。楽しく遊べないよ」と言います。そのUちゃんママの言葉に娘は、ふてくされた顔のまま「ごめんね」と一言。それを聞いたUちゃんママは「これで仲良く遊べるね!」と満足そうに言いました。 このUちゃんママの、「必ずごめんねで終わらせて丸く収めよう」とする様子にモヤモヤした気持ちが残りました。娘自身はUちゃんのことが大好きなので、Uちゃん親子と疎遠になることはありませんが、Uちゃんママの言動が娘を傷つけることがないよう、注視しておこうと思いました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2024年02月19日ある日、「幼稚園へ行きたくない」と泣き出した4歳の息子。息子は泣きながら理由を説明してくれて、お友だちに言われた言葉に傷ついていることが分かりました。しかし、同時にその原因は息子にあることが分かったのです……!!友だちから遊ばないと言われた理由は……!夏休み中、突然息子が「幼稚園へ行きたくない」と泣き始めました。夏休みは息子と一緒に自宅で過ごしていたのですが、急にそんなふうに泣き出すなんて、何か理由があるに違いないと私は思いました。 理由を聞くと「△△くんから、よだれが出てるから〇〇とはもう遊ばない、ごめんねって言われたんだ」と涙ながらに訴える息子。夏休みに入ってから約2週間、息子はずっとこんな悲しい気持を抱えていたのかと考えると、私も思わず涙が出てきました。 4歳でもよだれが出続けている息子たしかに、息子は4歳でも集中したり、笑いすぎたりすると口が大きく開いてしまってよだれが出てきてしまうタイプです。これまで、「よだれゴックンしようね~」と声かけはしてきましたが、なかなか直すことができずにいました。 コロナ禍で飛沫に気を遣っている家庭の子どもからしたら、とても不潔なものに思えたのかもしれません。どのように対応すればよいのか、考えました。 よだれを出さない練習をすることに親子でしっかり向き合うことで、息子は「よだれを出さないよう意識すること」と「友だちに嫌なことを言われたときの対応」を学ぶ良い機会だと感じました。 「よだれが出てるから遊ばないって言われたなら、よだれを出さない練習をしよう、遊べない理由がなくなるでしょ?」と息子に言うと「わかった!」と息子本人もよだれを出さないように意識することに前向きな反応を見せました。 息子に起きた変化は……前向きになったとはいえ、実際には「よだれを出さないように意識すること」は、息子にとってはとても難しいことのようでした。息子はテレビやブロック遊び、本を読んでいるときなど、なにかに集中しているとどうしても口が開いてしまって、よだれが出てしまいます。 よだれを出さないように意識させるために、私が息子を見てよだれが出そうなタイミングで「よだれ、ゴックンしようね」と、その都度息子に伝えるという地道なトレーニングを続けました。そして徐々にですが、息子は集中しているときでもよだれを飲み込めるようになってきたのです。 「友だちに嫌なことを言われたときの対応」に関しては、自分の気持ちと相手にどうしてほしいのかを言葉で伝える練習をしました。始業式の日は、息子に「△△くんに、遊んでくれるか自分で聞いてきてね、応援してる」と伝えました。 始業式の日、私は息子が自分で問題に対処できたかドキドキしながら自宅で待ちました。息子は帰宅すると「△△くん、これからずっと一緒に遊んでくれるって!」と満面の笑みで私に教えてくれました。ひとつのつらい経験を自分で乗り越えられた自信が表情に出ているような気がして、私も誇らしい気持ちになりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:石垣 まり5歳男児のママ。大学病院で4年間助産師として勤務し、現在は筆耕業務をおこなっている。副業として、妊娠・出産・育児・芸能などの記事を執筆中。
2024年02月10日子どもの友だちの前で、自分のことを主に何と呼んでいますか?子どもの友だちの前で使う一人称は、主に3種類に分かれる結果となりました。「○○(子どもの名前)のママ・お母さん」が約34%と、僅差でトップ。ついで「おばちゃん・おばさん」が約31%、同じく約31%で「私」が並んでいます。なかなか難しい自分の呼び方。子どもの友だちとの関係性によっても、呼び方は異なっているようです。詳しいエピソードをご紹介します。おばちゃんってだれ?●「おばさん」と自分のことを言ったら、「〇〇のママでしょ」と訂正された。(39歳/運輸・倉庫/事務系専門職)●「おばちゃん」と呼んでいますが、息子が「僕のお母さん」と、言い直します。「おばちゃんじゃない!」と言ってくれます。(44歳/小売店/販売職・サービス系)●自分の子どもも一緒の場で「おばちゃんはねー」と言ったら、子どもがとても不思議そうにしていました。(32歳/マスコミ・広告/事務系専門職)「おばちゃん・おばさん」は、一定の年齢の女性を示す一般的な呼び方です。子どもの方からも、個人名を知らない女性に対しては「おばちゃん・おばさん」と呼びかけるのが普通でしょう。無難なところで「おばちゃん・おばさん」と名乗っていれば、まず間違いはありません。でも、自分の子どもはちょっと不思議に感じるようですね。自分にとっては「ママ・お母さん」なので、急に「おばちゃん・おばさん」と名乗られると、「誰のことを言っているのだろう?」と感じるようです。おばちゃんはNG?●20代中頃、年上のママ友と子どもを連れて話をしていたとき。「おばちゃんはこう思うよー」と話したら、子どもに「おばちゃんっていうのは30越えた人が言うんだよー」と言われてその場の雰囲気がビリついた。(38歳/医療・福祉/専門職)「おばちゃん・おばさん」という呼び方には、「年をとった人」という印象がある子もいるようです。若い女性に向かって「おばさん」という人はいませんから、「おばさん」と呼ぶと「相手には老けて見えている」と感じる人も。20代、30代で「おばさん」と呼ばれるのは抵抗がある、という人もいるでしょう。また、「おばさん=ちょっと図々しい人」という世間的なイメージがあることも否めません。自分はよくても、周囲に気を使って「おばちゃん・おばさん」呼びを避けているという人もいました。「おばさん」と「おばちゃん」を比べると、後者のほうがちょっとかわいい響きですね。でもおばちゃんだから……●子どもの友だちが遊びに来て何か預かろうとしたときに、ほかに言い方が思い浮かばなかったので「おばちゃんにちょうだい」と言いました。おばちゃんは事実なのですが、自分で言ったにもかかわらず少し凹みました。(35歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)●公園で子どもの友だちと一緒に遊ぶとき「おばちゃんは〜」と言いますが、特に何も言われることなくそのままの流れで会話が進んでいきます……。(31歳/医療・福祉/専門職)●友だちが、私の子どもに「おばちゃんね」と話しかけてくれていた。心の中では自分のことをおばちゃんと言うことに抵抗があったが、友人の子どもにもそう言ってみた。(35歳/税理士法人/事務系専門職)“おばさん呼び”に抵抗があるとはいえ、すでに子どもを持っている女性が自分のことを「お姉さん」と呼ぶのは、かえって痛々しい感じがします。「世間一般から見れば、自分は十分におばちゃんだから……」と覚悟して自ら名乗っている人も多いのではないでしょうか。抵抗を感じつつ名乗ったのに、なにごともなくスルーされるのはすこし寂しいですが、仕方がありません。ただ、「おばちゃん・おばさん」と呼ばれることに抵抗がない人もいます。「おばちゃん・おばさん」は、親しみを込めた呼びかけの言葉でもあることも忘れないでくださいね。定番は「○○のママ」●おばさんだけど、なんとなく自分のことをおばさんと言いたくない意地があり、「○○のママはねー」という言い方をしてしまう。(43歳/フリーランス/ライター)●自分のことを「○○ちゃんのお母さんは〜、」と呼んでいたら、お友だちに「おかあさんはどうする?」みたいに話しかけられた。周囲にいた人は「お母さんではないけどね! 自分のお母さんのことは『ママ』って言ってるもんね……」と笑っていた。(31歳/筆耕・代筆業/クリエイティブ職)●娘のお友だちから「〇〇ちゃんママ」と呼ばれています。なのでそのお友だちの前では自分のことをそう呼んでいます。(29歳/保育/保育士)「おばちゃん・おばさん」がさまざまな概念を含んでいる言葉なのに対し、「○○(子どもの名前)のママ」は、なんの要素も入り込まない事実だけを述べた言葉です。ほかを押さえてトップになっているのもうなずけます。普段、あまりつき合いのない子どもたちの前で自分を呼ぶときは「○○のママ」が一番わかりやすいでしょう。自分の立場をはっきりさせることで、安心させてあげられます。お母さん同士でも「○○ちゃんママ」という呼び方はよく使われます。「自分がなくなったようで寂しい」という人もいますが、もともと人間はさまざまな側面をあわせもつ存在です。子どもの友だちが呼びやすい言葉を使ってあげるのも優しさではないでしょうか。私はわたし!●私は自分で「おばちゃん」と子どもの友だちの前では言いません。いつも「私はね」というのですが、この言い方が子どもたちにとって高圧的に感じているらしく、我が子から「ママ、その言い方が怖がられているよ」と注意を受けました。(36歳/金融・証券/事務系専門職)●先生業をしていたときがあり、昔から子どもたちの前で『○○さん』と「自分の名前+さん」をつけて自分のことを呼んでいました。そのときの癖というか、習慣でそのまま自分のことをさんづけで呼んでます。(41歳/飲食/専門職)●息子の友だちに、私のことを「〇〇さん(苗字)」と呼ぶように教えた。(42歳/学校・教育関連/事務系専門職)一方、自分の属性とは無縁に、個人を大事にする呼び方をしている人もいます。「私」という人が約31%、そのほかの呼び方をしている人が約4%です。低年齢の子どもたちには不思議に感じるかもしれませんが、思春期の入り口に立った年代の子どもたちには、自然に受け入れられやすい呼び方です。子どもにとって、親は「縦の関係」、友だちは「横の関係」、友だちの親は「斜めの関係」にあたります。直接の利害関係はないけれど、地域の大人としてかかわりを持つ存在になります。「私」や「○○さん」という呼び方は、豊かな人間関係の体験や、新たな視点を生むきっかけになるかもしれませんね。まとめ子どもの友だちに話しかけるとき、自分のことをどう言うべきか悩んでしまったら、自分の感覚を大事にしたり、ママ友グループ内の呼び名に倣ってもよいのではないでしょうか。いろいろなタイプの大人とかかわることは、子どもの感覚を広げてくれます。一番は、自分らしい呼び方で話しかけてあげられるといいですね。子どもたちが言う「おばちゃん・おばさん」にはネガティブな意味はありませんから、あまり気にしないで。呼ばれたら笑顔でお返事しましょう!マイナビ子育て調べ調査日時:2023年4月8日調査人数:111人(22歳~40代までのママ)(マイナビ子育て編集部)
2024年02月03日私が長男を産んだ夫の転勤先のイギリスでは、育児の悩みを気軽に相談できる日本人ママ友は貴重な存在。しかしママ友Aさんの態度に我慢ができず、平和主義の私が縁を切る事態に……。 顔を噛まれた長男現在9歳の長男が2歳のころ、Aさん親子も一緒に日本人の習い事に参加していました。ある日、クラスが終わった後に数人の子どもたちが遊んでいたところ、突然泣き叫ぶ長男の声が。慌てて駆けつけた私が見たのは、長男の頬にあったクッキリとした噛み跡。 偶然現場を見た他のお母さんによると、長男を噛んだのはAさんの子どもでした。私はわが子が顔を噛まれたことに動揺しましたが、2歳児同士言葉にできない思いがあったのかな、と自分を落ち着かせたときです。 モヤモヤが募るママ友の対応「ごめーん大丈夫?」と謝ってきたAさん。そのあまりに軽い謝り方に私はモヤモヤ。長男は泣き止んでいたので一応「大丈夫そう」と返しましたが、Aさんは自分の子どもにも「もう〜、噛んじゃダメじゃん」と軽く注意しただけ。 友だちの顔を噛んだのにもっと叱らないの!?長男にも謝らないの?と私はAさんの対応にさらにモヤモヤしましたが、その場はことを荒らげたくなく帰宅……。3日後Aさんに会ったときも、まだ噛み跡が残る長男に対しAさんからの気づかいの言葉などはなく、私のモヤモヤは募るばかり。 Aさんが友だちを噛んだ自分の子どもをその場でしっかり叱らなかったこと、長男に対しAさん親子、とくにAさんからきちんとした謝罪もなかったことへの私の憤りは収まりませんでした。以後Aさん親子とは極力会わないようにし、私からは一切の連絡を絶つことに。 平和主義だったはずの私が、憤りから貴重なママ友と縁を切ってしまいました。その後、私も子どもたちのトラブルの原因をちゃんと聞かなかったことや、他の友人たちに気まずい思いをさせてしまっただろうことを反省。以後子ども同士のトラブルでは感情的にならず、冷静な対応を心がけるようにしています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:濱田よし
2024年01月31日娘が1歳になって、私的に奮発して娘の大好きなおもちゃを買ったときのエピソードです。 やんわり注意すると…おもちゃを買った後、ママ友である友人が子どもを連れて遊びにきました。娘は保育園に預けていたので居なかったのですが、友人の子どもが娘のおもちゃで遊び始めました。 帰り際「お片付けしないとだよ」と友人が言うまでは良かったのですが、友人の子どもは娘に買ってあげたおもちゃを持ち上げおもちゃ箱に投げ入れました。友人は怒らない叱らないのが教育方針らしいのですが、それを見ても少し笑いながら「そんなことしないよー」と言うだけ。我慢がならず「私がそれ娘の大事だから、やさしくやさしくだよ〜」と言うと、「叱らないで!」「我が家では強制的になにかを止めないの!」と友人から怒られました。 私はこの友人とうまくやっていける自信が無くなったので、徐々にフェードアウト。私は、その子どもの将来が不安だなあと感じるとともに反面教師として私は絶対こう言う人にはならないぞとかたく決心しました。 作画/市田スナオ著者:奥平瑠璃子1児の母。現在は工場で働くかたわら、記事執筆をおこなう。
2024年01月31日療育園から幼稚園に転園して早3カ月が経過したどんちゃん。幼稚園にもすっかり慣れて毎日、楽しそうに通っています。■お友だちからお手紙をもらったそんなどんちゃんのクラスは現在、お友だちや先生にお手紙を送り合うのが、はやっているのだそうです。定型発達の年中さんだと、確かにそろそろ文字に興味を持ち始め、平仮名やカタカナの読み書きができる子が増え始める頃です。しかし、知的障がいに加えて発達障がいもあるどんちゃん。文字はまだまだハードルが高いです。(きっとお手紙を送り合うお友だちを、離れたところから見つめるのが精一杯なんじゃないだろうか…)と、なんとも言えぬ寂しさがあるのかもしれないと心配していました。ですがある日、どんちゃんの通園バッグの中から見慣れないサイズの紙が出てきました。なんと! お友だちからお手紙をもらったのです!お手紙の内容もさることながら、読み書きがまだできないどんちゃんを仲間はずれにすることなく、お手紙を書いて渡してくれたお友だちのことを思うと、涙が止まりませんでした。そんなことがあった数日後。 ■どんちゃんからのお手紙は家宝に今度はどんちゃんから私にお手紙が!体が未発達なうえに小さくて、ペンを持つための力もあまり強くないどんちゃん。話によると、いつもどんちゃんをサポートしてくださる加配の先生が手を握ってくれて、どんちゃんが書きたいように補助してくれたそうです。お手紙の内容も相まって、私はさらに涙が止まらず…!先生やお友だちの温かい気持ちの中で、どんちゃんは日々成長している! と強く思った出来事でした。ちなみに、このときのお手紙はあまりにうれしかったので、額に入れて飾っております。家宝です。
2024年01月26日子どもが低学年のころ、ある友だちから「来月から毎日遊べる?」と聞かれたと言ってきました。なぜそんなことを言うのかと不思議に思っていると……。なんで私が!?数日後、いつもは来ない例のお友だちのママがわが家で遊んでいるお友だちを迎えに来ました。そして私に向かって、「来週から毎日遊びに来させてもいいかしら? 私、働きに行くの。できたら下の子も一緒に。鍵は怖くて持たせられなくて……」と言いうのです!わが子とすごく仲が良い訳でもなく、ただ預かり先として遊ばせたいのが見え見えだったので、遊ぶ約束をしていない日は預かれないとお断りしました。 その後、お友だちは時々遊びにきたりしていましたが、ほかの友だちの家を転々として過ごしていたようです。結局、学童には入れなかったようで、1年後には鍵を持たせていました。 作画/いずのすずみ著者:たけだみこ
2024年01月26日わが家の長女は幼稚園の年中さんです。ある日の夜、急に「嫌なことがあった」と悲しげに言い出した長女。何があったのか尋ねてみると、長女が体験したある出来事を話してくれました。その出来事を聞いて私はビックリ……。長女が悲しそうに話した嫌な出来事とは……ある日夕ごはんを食べているときに、長女が急に「今日ね、幼稚園で嫌なことがあったんだ……」と言いました。どうしたのか尋ねてみると、クラスのお友だちが急に叩いてきて、やめてと言ってもなかなかやめてくれなかったとのこと。 そのときの長女の表情がとても悲しそうで今にも泣きそうだったので、それほど嫌だったのだろうなと思いました。あんなに悲しそうに幼稚園の話をすることは初めてだったので少し驚きましたが、ちゃんと嫌だったことを私に話してくれたことはすごくうれしかったです。 娘がとった対応に感動叩かれてなかなかやめてくれなかったとき、どのようにしたのか聞いてみると、友だちに言ってもやめてくれなかったから、隣のクラスの先生に言いに行ったらやめてくれたとのことでした。そのときちょうど担任の先生は不在だったようです。 自分で解決しようとしたこと、うまくいかなくて周りに助けを求められたことはとても良かったよ! と長女に話しました。親としては、娘が叩かれたことは悲しいけれど、自分で対応しようとした姿に成長を感じました。 幼稚園は小さな社会!長女は引っ込み思案で、なかなか自分の思ったことを周りに言えないタイプだと思っていたので、集団生活をするなかでそこが一番気になっていた点でした。しかし、親から離れてお友だちや先生と過ごすなかでたくさん成長し、自分でしっかりSOSが出せるようになったことは、とても大きな成長だなと思います。 見えないけれど、親から離れて自分なりの社会で生活していくなかで、これからも多くの経験をして、人として成長してほしいと願うばかりです。 幼稚園に通う前はいつも一緒にいたので、娘がどんな経験をしているかほぼ把握していました。そのときとは違って幼稚園に行っている間は娘がどうしているのか見えません。親としては不安な気持ちはあるものの、親と離れた場所だからこそ子どもにとって新しい経験に出会え、成長する機会でもあるのだと考えれば、うれしくも思います。これから親から離れて過ごす時間が多くなりますが、幼稚園という集団生活で自分が生き抜く力をつけていってほしいと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:北川なつみ5歳、3歳、1歳の3姉妹の子育て真っ最中のママ。保育士として約10年認可保育園に勤務し、現在は育休中。子どもたちと毎日たくさん笑って過ごしたいと、日々子育てに奮闘中。
2024年01月18日学生時代からの長い付き合いの友だちには、昔からある点において気になることがありました。それは「友だちの友だちはみんな友だち」という考えの持ち主であること。しかし、この考えが後に私に不信感を抱かせ、友だちと距離を置くきっかけとなりました。今回は、長年の友だちの信じられない行動によって友だちと距離を置いた体験談をお話しします。一緒に遊びに行くと常に知らない人が小学・中学と仲が良く、高校からは離れたものの、それでも定期的に会っていた友だちA。昔からAと遊ぶ約束をすると、遊ぶ約束をしていない別の友だちが来ていたりすることがよくありました。しかし、そのときは同じ小学、中学の友だちで私も知っていたため、特に気にせず一緒に遊んでいました。高校はAと進学先が別になったため、休みの日に一緒に買い物に行ったりお茶をしに行ったりすることが多かったのですが、そこでもAと2人で会うつもりで行くと、Aの高校の友だちが同席していた……ということがしばしばありました。Aの友だちが一緒に来ていることはもちろん事前に知らされておらず、その友だちも私が来ることを知らされていないようで、お互いを見て「え、誰?」という反応になることがしばしば起こりました。Aには、二人で約束しているときは知らない友だちを呼ぶのをやめてほしいと伝え、本人も「わかった!」と返事をしてくれたのですが、やはり知らない友だちを連れてくることがその後も度々ありました。本人いわく「私の友だちだから気が合うと思って!」と、まさに”友だちの友だちはみな友だち”主義で自分の友だちを連れてくるのだと言うのです。しかし実際に、Aが連れてきた友だちの中には気の合う人もおり、そしてAなしで遊びに行ったこともあったため、新しい友人が増えるのはいいことなのかな、と次第に気にしないようにしました。手土産のケーキの数が足りないお互いに大学進学、就職を経て、私も友だちを交えてAの友だちと一緒に合コンに行ったりする機会などが増えました。その後しばらくしてAが結婚し、結婚式ではこれまで会ったことのあるAの友だち一同が集合しましたが、どの人もある程度顔見知りだったため、結婚式や二次会も盛り上がり、知り合いが多いことはやはり悪くはないなと思ったのです。その後、Aが結婚式の手伝いのお礼に新居に遊びに来てほしいと声を掛けてきました。手土産にケーキを持って行こうと思ったものの、きっと私だけじゃないだろうな……2、3人くらいはまた誰か呼んでるんだろうなと、A夫妻と自分のにプラスして3つほど多めのケーキを購入し、新居を訪ねました。インターホンを押してAに玄関ドアを開けてもらうと、なんと玄関には「え、何人来てるの?!」と目を疑うほどの靴の数……。結婚式に呼ばなかった会社の同僚やその旦那さん、友だちなどを呼んだということで、7人ほどの靴が並んでいたのです! そして、その呼ばれていたAの友だちや同僚たちは、私が呼ばれていたことを知らされていなかったようで、「どちら様?」といったようなポカンとした表情で私を見てきました。さすがに手土産のケーキが足りなさ過ぎる……ということで、「予想外のゲストの数で全然ケーキの数足りないから、旦那さんと食べて」とこっそりAに渡しました。しかし、Aは私を紹介することもなく、「ケーキ持ってきてくれたけど数が足りないから、適当に食べて~!」と大っぴらにリビングのテーブルに置いたのです。いやいや、見ず知らずのあなたの友だちのために買ってきたんじゃないんだけど! しかも自分も食べたかったから、割といいお値段のお気に入りのケーキ屋さんで買ってきたのに! と、一気に意気消沈してしまい、その場にいてもまったく楽しめなくなってしまいました。友だちと距離を置くことにAの新居に招待されたものの、予想外の見知らぬ人たちに手土産を食べ尽くされてしまった一件以来、一度Aと距離を置くべきかと悩みました。Aの結婚後は、以前ほど会うことも減ったため、これを機に少し会う機会を減らそうと、お誘いがかかっても何かと理由をつけて、距離を置くことにしました。やがて私自身も結婚が決まりましたが、夫と私の意向で家族だけでこじんまり式を挙げたいということになったため、Aを結婚式には呼びませんでした。お互いに結婚し、Aは子どもが生まれたために会う機会もめっきり減り、連絡自体もあまり取らない状態になったのです。しかしある日、Aから「子どもに会ってほしいから家に遊びに来て」と久しぶりに連絡がありました。さすがに赤ちゃんに会いに来てと言われると、断るわけにはいかないと、お祝いを持ってAの家に向かいました。Aの家に到着すると、ベビーカーが3台ほど並んでいます。以前に感じた嫌な予感がまた蘇ってきて、玄関ドアを開けると、またまたAのものではない靴や子どもの靴が数足並んでいます。そしてAが「〇〇さんと△△さんと××さんも呼んだの!」と、私も知っている学生時代の友だちの名前を出し、リビングに子どもを連れた懐かしい顔ぶれが座っていました。私以外は全員子持ちでしたが、しかし呼ばれた同級生たちは、学生時代は特にAと仲がよかったわけでもないメンバーで……。Aによると、たまたま公園や子育てサロンで久しぶりに会い、私が来るからと声を掛けてみたとのことでしたが、さすがに話題は子どもの話ばかり。当時まだ子どもがいなかった私は、居心地の悪さから、1時間ほどして用事があるからとその場を後にしました。この出来事を機に、Aとは連絡を取るのをやめようと心に誓い、その後も何度かあった誘いはすべて断りました。Aは夫の仕事の関係で地元を離れ、その後は連絡もほぼなくなりました。まとめAとまだ付き合いのある友だちによると、引っ越し先でも多くのママ友ができ、ホームパーティーなどをよくしているとのことでした。しかし社交性はあるものの、若干八方美人ぶりや空気を読まない点などは、大丈夫なのかしら……と不安に思っています。仲が良いといえども、ある程度の配慮は必要だなとつくづく感じました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/山口がたこ著者/IWON(46歳)小学生の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。
2024年01月12日