大分県と言えば、皆さんは何を想像しますか?「別府の地獄めぐり」や「湯布院」などの温泉といったところでしょうか?実は、大分県は全国屈指の“大葉”の生産地なんだそうです!ご存知でしたか?筆者は、このカレーに出会うまでまったく知りませんでした。 ■どこを切り取っても「和」なカレーということで今回紹介するのは、こちらの『OBA×UME 大分大葉と梅の和風カレー JAPONE CURRY』。昆布とかつお節の出汁に、大分県産の大葉と梅をかけ合わせたこのカレー。パッケージもえんじ色を基調としたシックなデザインで、どこをどう切り取っても「和」な雰囲気が漂ってきます。そしてこのカレー、大分県の有名レストラン『木蔭のリストランテ Adagio(アダージョ)』が出している「大葉×○○カレー」シリーズの第3弾のようです。「木蔭のリストランテ Adagio(アダージョ)」は、大分県大分市の高城にある隠れ家系イタリアンレストラン。大分産の食材にこだわっており、カレーだけでなくオリジナルメニューも多数あるそうです。少し話が逸れますが、“イタリアンレストラン発の和風レトルト食品”ってかなり意外性あるな、と思うのは筆者だけでしょうか?同シリーズの他のカレーは、第1弾の『大分大葉と赤採りトマトのカレー』、第2弾は『大分大葉のグリーンカレー』。どれも今回ご紹介する「大分大葉と梅の和風カレー」に匹敵するくらい美味しそうです(笑)! ■「大葉×梅」を実際に食べてみると...!?レトルトのパッケージを開けた瞬間、梅のツンとした酸っぱい香りが漂ってきました。開けただけでこの香りがするということは、間違いなく梅の味が期待できそうですね!ルーはどちらかといえばサラサラとしていて、少しピンクがかっているようにも見えます。カレーにしては少し珍しい色味ですが、きっと梅の色味が出ているのではないでしょうか。そして、この写真から分かるとおり、具は“大葉”と“梅”のみ!!梅はほとんど刻まれておらず、一粒分の梅を半分にしたくらいのサイズ感でごろっと入っています。大葉もザクザクと刻まれていて、たっぷり入っていることが一目で分かりますね。大葉と梅へのこだわりがひしひしと伝わってきますね。 それでは、一口食べてみます。うん。「大葉×梅」というより……「トマト×ジンジャー」ですね。(笑)原材料に含まれているトマトのさっぱりとした酸味と、ジンジャーの喉にカッとくるような辛味が強めです。ですが後からじわじわと、梅の酸味と大葉の香りが追いかけてきます。 ■総評:味★★★☆☆辛さ★★★☆☆梅×大葉 ★★☆☆☆トマト★★★★☆ジンジャー★★★★☆予想外な味に正直びっくりしましたが、さっぱりした食感で、カレーを食べた後の重苦しさを感じないところが良かったです。梅雨時や、9月ごろの雨季に、このさっぱり加減はもってこいですね!ぜひお試しあれ! 【筆者略歴】Eiko Yamamoto
2018年11月08日チームラボは、2018年10月26日(金)から11月7日(水)までの期間、大分・宇佐神宮にて「宇佐神宮 光の祭 Art by teamLab」を開催する。大分県北部の国東半島に位置する宇佐神宮は、全国に4万社あまりある八幡社の総本宮だ。境内は国の史跡、本殿は国宝に指定されている。「宇佐神宮 光の祭 Art by teamLab」では、「浮遊する、呼応する球体」を展示。光の球体に衝撃を与えると、光の色が変化、色特有の音色を響かせ、近隣の球体も連続的に呼応していく。また、人が近くを通ると光の色が変化、色特有の音色を響かせ、両隣の木と対岸の木に伝播させて連続していく「呼応する木々」も登場する。宇佐神宮の参道と森が、チームラボによって光のデジタルアート空間に変化する。【詳細】宇佐神宮 光の祭 Art by teamLab会期:2018年10月26日(金)~11月7日(水)時間:18:00~21:00※10月27日(土)のみ19:00~22:00会場:宇佐神宮住所:大分県宇佐市南宇佐2389入場料:500円 ※小学生以下無料、20歳以上の保護者同伴が必要チケット販売場所:ちケットぴあ(Pコード: 991-969)※開催中は会場の手水舎先でも販売※混雑時、入場規制となる場合あり※会場内は全面禁煙※再入場不可※内容は急遽変更になる可能性がある
2018年10月06日やってまいりましたカレーション。今回レビューするカレーは、『大分の顔豊後きのこカレー』です。大分県産の乾しいたけは、品質・生産量ともに日本一を誇り、“豊後の国おおいた”を代表する特産品として、その名は海外まで広く知れ渡っているそうです。椎茸専門農協が厳選した肉厚の“若芽どんこ”をまるごとじっくりと煮込んだオリジナルカレーは、“日本一の乾しいたけ入りカレー”と名高く、人々から愛されてきたとのこと。パッケージに描かれている大ぶりきのこがとっても美味しそう☆“ぷりっぷり”という食感のコメントにも期待感が高まります。いざ実食。一口目はルーだけで食べたのですが、自然素材の旨みがルーにしっかり溶け込んでいて、芳醇な香りがふわっと口に広がります。次にメインの乾しいたけを。野菜や肉とじっくり煮込んだしいたけは想像以上にカレーと相性抜群です★さらに今回は、前々から組み合わせてみたかった『Kiriのクリームチーズ』をトッピング!スパーシーなカレーと旨みたっぷりのきのこ、そして爽やかな酸味のあるクリームチーズ……合わないわけがない!!!と思ったのです。(笑)……美味しい!!!!これはアタリでした。いろいろな割合を試してみたところ、「チーズ2:きのこ3:ルー3:ごはん2」という黄金比率を発見。カレーときのこの旨みが、チーズの酸味とあわさってより引き立ち、濃厚な味を楽しむことができました。 ■総評味★★★☆☆辛さ★★☆☆☆他の食材との相性★★★★★いろいろな食材と相性のよいきのこ。筆者としては、「きのこ×にんにく」「きのこ×ブロッコリー」「きのこ×牛乳」の組み合わせも美味しいと思います。皆さんもぜひ、お好きな食材をトッピングしてみてくださいね♪【筆者略歴】Natsu
2018年08月20日大分県中津市の醤油蔵 有限会社二反田醤油店は、大分県産米を使用し、昔ながらの発酵製法で造った「麹あまざけ」(780円・税別)の販売を開始します。甘酒は健康への効果を期待され、特に麹を使ったノンアルコールの甘酒は近年ファンを増やしています。二反田醤油店は、この麹と米で作る甘酒に地元である大分県産米を使用したものを11月23日に、二反田醤油店 公式通販サイトにて販売開始します。■創業大正8年、二反田醤油の販売する新商品「麹あまざけ」とは近年、甘酒の美容健康面での効果がメディアなどでも大きく取り上げられ、その効果の高さから“飲む点滴”と呼ばれています。二反田醤油店は自社のノウハウを活かし、地元のお米を使用した甘酒を考案しました。二反田醤油店は創業大正8年の醤油蔵であり、日々醤油だけではなく新たな商品の開発に取り組んでいます。今回は麹の効果に注目し甘酒の販売を開始しました。二反田醤油店の甘酒はお米の香り高く、初心者の方にも飲みやすいさらっとした甘酒となっています。二反田醤油店はこの甘酒を製造するにあたって、地元である大分県をもっと盛り上げていきたいという観点から、地元の美味しいお米を使用したいと考えていました。今回の甘酒に関してはJAおおいた様に相談させていただき、甘酒製造に最適なお米を見つけて、甘酒に使用しています。■「二反田醤油店」詳細創業以来醤油製造を生業とし、地域の味に根ざしたもの造りに撤してきました。蔵工房・二反田醤油はもろみを約2年間かけて発酵・熟成させるという昔ながらの方法で、手間暇かけて醤油醸造を営んできています。現在の代表商品は3年熟すのを待って完成する3年完熟醤油です。(お問い合わせ先)二反田醤油店TEL 0979-22-2354
2017年11月09日「日本一のおんせん県おおいた」は、温泉で遊べる遊園地「別府市・湯〜園地計画」やシンクロならぬ「シンフロ」などの面白PR動画が話題。 そんな大分県で昔から愛用されている家庭薬が「血ノ池軟膏」。おどろおどろしい真っ赤な見た目に、他県民としては触れるのをためらう……のも無理はない。なにせこれ“地獄生まれ”。産地は1300年以上前から存在する別府市の「血の池地獄」。 ここ、一言で言えば「赤い熱泥の池」。火山帯地下の高温高圧で生じた殺菌成分を含んだ赤い熱泥が地層から噴出、堆積して池一面が赤く染まる。深さ30メートル以上、温度は78度。明治時代から熱泥の皮膚症状への活用の記録が残り、第二次世界大戦時には傷兵が薬の代わりに泥を取りにきていたそう。「だまされたち思うち、効くけん使うちみて!」。 「今日アメリカ日帰り〜」の一言は、実はどじょう養殖日本一を誇る、県内宇佐市に出かけた日の大分県民の鉄板ネタ(笑)。宇佐=USAというわけで、地元市民による、その名称を思いっ切り楽しむちゃめっ気たっぷりな地域作りが盛ん。 「国道沿いの「WELCOME TO USA」の看板や駅名標、はては山の上まで、さまざまな場所でアメリカンな看板が設置され、SNSでも盛り上がる。「USAへいっぺん来ちみて〜」。
2017年03月13日モデルの紗栄子(29)が25日、自身のインスタグラムを更新し、大分県にも義援金500万円2,000円を寄付したことを報告した。19日に、熊本県へ500万2,000円の義援金を寄付したことを、金額が記入された振込受付書の写真を掲載して報告した紗栄子。21日には、大分県にも寄付する意向を示していたが、このたび、「先週の金曜日に、大分県の被災者義援金受付が始まりました。私も本日、子供達と一緒に熊本県と同額を、大分県に寄付させていただきました」と同額寄付したことを明かした。そして、「写真は去年の3月に、長男のお誕生日のお祝い旅行に大分、熊本に行った時のもの」という説明と共に、旅行時の写真を複数掲載。「熊本も大分も私と子供達にとって思い出深い場所です。たくさんの方と出会い、たくさんの思い出があります」と思いを伝え、「大好きな九州の地の1日も早い復興を心からお祈りしております」とメッセージを送った。交際中のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する前澤友作氏も同日、自身のツイッターを更新し、「大分県に1000万円寄付しました」と報告。前澤氏も19日、熊本県に1,000万円寄付したことを公表していた。
2016年04月25日ソニーと東芝は12月4日、2015年10月28日にソニーと東芝との間で締結した意向確認書にもとづき、東芝が主に大分工場内に所有する一部の半導体製造関連施設、設備およびその他関連資産のソニーおよびソニーの完全子会社であるソニーセミコンダクタ(SCK)への譲渡につき、正式契約を締結したと発表した。今回の譲渡対象となるのは、主に東芝の大分工場の300mmウェーハ生産ラインの半導体製造関連施設、設備およびその他関連資産で、同譲渡にともなう譲渡金額は190億円。関係当局の必要な承認および認可を条件として、2016年3月末日までに行われる予定となっている。大分工場の半導体製造関連施設は、譲渡完了後、SCKの製造拠点のひとつとして、主にCMOSイメージセンサーの製造に使用される予定。なお、同施設および設備での製造、CMOSイメージセンサーの設計などに関わっている東芝およびその関係会社の社員約1,100名については、譲渡完了にともない、ソニーグループで雇用を受け入れる調整を行っていくという。
2015年12月04日Slide the City JAPAN実行委員会は9月12日・13日、「Slide the City(スライドザシティ) JAPAN 別府」を大分県別府市富士見通り(別府市役所前)にて開催する。同企画は、街なかで全長300mのウォータースライダーを楽しむ米国での路上イベント「スライド・ザ・シティ」の日本版。6月6日・7日に東京・お台場にて日本初開催を果たした際は、1万人分のチケットが1週間で完売したとのこと。九州エリアで初開催となる今回は、全長約240mの屋外ウォータースライダーを大分・別府エリアの富士見通りに設置。温泉街の街なかを一気に滑ることができる有料イベントとなる。チケットは、無制限で滑ることのできる「プラチナ」(前売り6,000円、当日6,500円)、3回まで利用できる「ゴールド」(前売り4,000円、当日4,500円)、1回のみ滑ることのできる「シルバー」(前売り2,000円、当日2,500円)の3種類を用意している。チケットの販売は8月15日21時より開始する。22日21時までの購入で前売り価格より500円安くなるとのこと。なお、前売りチケット完売の場合、当日券の販売は中止となる。開催時間は、「プラチナ」は10時~19時(受付9時~17時)、「ゴールド」「シルバー」は12時~18時(10時~15時)。また、会場に隣接する別府公園の音楽ステージでは、DJ・アーティストによる最新のダンスミュージックパフォーマンスも楽しめるという。※価格は全て税込
2015年08月14日大分県立美術館 OPAMでは8月30日まで、「進撃の巨人展 WALL OITA」が開催されている。同展は、漫画『進撃の巨人』の原画のほか、同作品の世界観やスピード感を体感できる造形や立体映像をも取り扱う総合展示。2014年11月に東京・上野の森美術館で約2カ月間開催され、計25万人以上を動員したという。会場には、1分の1リアルスケールで立体造形化した「超大型巨人」が登場。物語の世界に足を踏み入れ、本物の巨人に遭遇したかのような恐怖が楽しめるという。また、展示される原画の一部では、照明や映像、効果音の演出を加えた"プロジェクションライティング"も実施される。また、映像、音声、振動などのギミックによる全身体感型オープニングシアター「大分、陥落の日」や、同作のキャラクター・エレン、ミカサ、アルミン、リヴァイ、ハンジによる声優陣録り下しの音声ガイドのほか、バーチャルに兵団の一員となって「立体機動装置」の浮遊感を体験できる「360°体感シアター"哮"」なども用意する。開催日時は、8月30日までの10時~19時(金・土曜日のみ~20時)、入場は閉館の60分前までとなる。会場は、大分県立美術館 OPAM 1階展示室A。チケット料金は公式サイトにて公開されている。また、JR大分駅をはじめとした会場周辺では、「進撃の巨人展 WALL OITA」フォトラリーを実施する。街の中には、駅舎を襲う超大型巨人や、エレンら調査兵団などのイラストを設置しており、写真撮影が可能。対象スポットは、JR大分駅構内やアミュプラザおおいた、大分銀行赤レンガ館、商店街、大分フォーラスなど。ほかにも、一部フォトスポットでは記念スタンプを設置しているほか、フォトスポット以外に"隠れスポット"も設けている。
2015年08月10日キヤノンは8月4日、大分キヤノンの安岐事業所敷地内に総合技術棟を建設することを決定したと発表した。2016年年初に着工し、2016年第4四半期内の稼働を目標としている。総合技術棟には生産技術部門、製品技術部門、生産工機部門などを集結させる。同社は、生産の国内回帰や内製化を推進し、今後カメラ生産技術をさらに高めていく必要があるとしている。大分キヤノンの主な事業内容はデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、EFレンズなどの生産で、従業員数は約3200人。今回、同社のデジタルカメラの一大生産地である九州地区で、生産の中心的な役割を担う大分キヤノンの生産技術力の強化が行われる。新設する総合技術棟(仮称)の所在地は大分県国東市で、建築面積約6600平方メートル、延床面積約1万9700平方メートル、投資額約133億円。
2015年08月04日8月1日より大分県立美術館(大分県大分市)で「進撃の巨人展 WALL OITA」が開催されるにあたり、7月23日よりまちのいたるところで巨人やエレン、ミカサ、リヴァイら調査兵団に出会うことができる「進撃の巨人展 WALL OITA」フォトラリーが随時展開される。同展は『別冊少年マガジン』で連載中の漫画「進撃の巨人」をテーマにした展覧会で、大迫力のオープニングシアターや原画展示超大型巨人展示などを予定している。展示期間の8月1日~8月30日に合わせて実施するフォトラリーでは、JR大分駅をはじめとした会場周辺地区を"マチナカ区"と設定し、駅舎を襲う超大型巨人やアーケードの頭上を飛び交う調査兵団の姿などのフォトを、街のいたるところで見ることができる。フォトスポットは全部で13カ所あり、「調査兵団なりきりミラー@アミュプラザおおいたトイレ」と、「バトル・オブ・フォーラス@大分フォーラス」は7月23日より展開されている。フォトラリーMAPはアミュプラザおおいたやまちなか案内所などで配布する。01. 電子の壁を目撃せよ@JR大分駅構内ここでしか見られないデジタルサイネージ広告を展開(住所:大分県大分市要町1-1)。02. 調査兵団なりきりミラー@アミュプラザおおいたトイレ巨人がトイレにまで進撃。調査兵団の印象的な台詞が書かれた鏡の前に立つことで、まるで自分がしゃべっているように見える仕掛けになっている(住所:大分県大分市要町1-14(JR大分駅直結))。03. 調査兵団ショッピングバッグを入手せよ! @アミュプラザおおいた「進撃の巨人展 WALL OITA」の入場チケットとアミュプラザおおいた内で購入した税込2,000円分のレシートをセットにしてアミュプラザおおいた内インフォメーションカウンターに持参すると、限定ショッピングバッグがプレゼントされる(住所:大分県大分市要町1-14(JR大分駅直結))。04. JR大分駅屋上に超大型巨人出現原作の冒頭シーンをほうふつとさせる超大型巨人がJR大分駅に登場(住所:大分県大分市要町1-1)。05. まちなか案内所、巨人ビジュアルに陥落大分のガイドマップを配布し観光拠点となっているまちなか案内所にも、調査兵団の姿が(住所:大分県大分市末広町1丁目(朝日生命ビル前))。07. バトル・オブ・フォーラス@大分フォーラス大分のシンボル、大分フォーラスの正面外壁に登場するオリジナルビジュアル(住所:大分県大分市中央町1-2-7)。06. もてなしの心を捧げよ!08. 巨人Tシャツを目撃せよ!09. 飛べ! 調査兵団商店街の各店舗には「進撃の巨人展」とのコラボポスターを掲出。さらに、スタッフが「まちなか巨人Tシャツ」を着ているほか、一部店舗や商店街通路では巨人を駆逐すべく飛び回る調査兵団にも会えるかも。10. 囚われのエレンたち@大分銀行赤レンガ館大正2年(1913)に建造され国の登録有形文化財として知られる赤レンガ館に囚われているのは……(住所:大分県大分市府内町2-2-1)。11. ウォール・マチナカ@ガレリア竹町内「ギャラリー01」ガレリア竹町商店街内にある「ギャラリー01」が「ウォール・マチナカ」としてオープン。部屋一面の壁は来訪者が自由にメッセージを書き込めるスペースとなっている(住所:大分市中央町3-6新大分土地第7ビル1F)。12. OPAM壁外も見逃すな! @大分県立美術館本展の会場となっている大分県立美術館は屋外に、ここでしか見られないオリジナルビジュアルが(住所:大分市寿町2-1)。13. おさる館、巨人ビジュアルに陥落高崎山自然動物園おさる館の窓からこちらをのぞく大型巨人の姿を目撃せよ!(住所:大分県大分市神崎3098-1)。※画像はイメージ。実際とは異なる可能性や、天候その他の状況により各企画の日程や内容が変更となる場合もある
2015年07月23日大分県・大分市の大分県立美術館は、戦後から現在までの、マンガというメディア文化の展開と可能性に焦点をあてた展覧会「『描(か)く!』マンガ展 ~名作を生む画技に迫る――描線・コマ・キャラ~」を開催する。会期は8月1日~9月23日(9月1日休展)。開館時間は10:00~19:00(金曜・土曜は20:00まで、8月1日は12:00から、入場は閉館の30分前まで)。観覧料は一般・大学生800円、小中高校生600円。同展は、マンガを「描く」、「人に見せる」、「たのしむ」という、マンガの本質的な営為に着目し、優れたマンガ家たちの卓越した作画技術を紹介するとともに、その時代背景をさまざまな視点から改めて見つめ直すもの。日本人は、プロの作家のみならず多くのひとが「絵」を描いており、マンガ読者の多くは、愛好するマンガ作品の「絵」をまねて自らも「描く」という体験を一度はしている。同展では、現代マンガの隆盛を支えてきたのは「描く読者」が分厚い層として存在し続けてきたことと分析し、戦後から現在まで、マンガというメディア文化の多様な展開とさらなる可能性を探る。会場では、手塚治虫など、不朽の名作を生み出した巨匠たちの子ども時代やデビュー前後の貴重な作品の数々を紹介。また、現代マンガの最前線を走るマンガ家8名(さいとう・たかを、あずまきよひこ、竹宮惠子、陸奥A子、諸星大二郎、島本和彦、平野耕太、PEACH-PIT)の作品を展示。独自の描線や画面構成の「技術」を原画や拡大パネル等で紹介。マンガ家・田中圭一による技法解説も見どころのひとつとなっている。そのほか、マンガを「描く」ための様々なガイドやツールを紹介。アナログから最新のデジタルツールまで、いろんな「描く」を体験することができるということだ。
2015年07月13日ヨドバシカメラは7日、同社通販サイト「ヨドバシ・ドットコム」にて、「配達料金無料でご注文当日お届け」サービス対象地域に長崎県の一部市と、大分県のほぼ全域を追加した。「配達料金無料でご注文当日お届け」サービスは、ヨドバシ・ドットコムでの注文当日に配送料無料で商品を届けるサービス。関東や関西、名古屋などのほか、静岡県、山梨県、福岡県、佐賀県、熊本県などでもサービスを提供している。今回新たに、長崎県長崎市、佐世保市、大村市、諫早市と、大分県のほぼ全域が対象地域に加わった。今後とも順次サービス対象地域・商品の拡充を予定する。
2015年07月09日回転寿司チェーン「無添くら寿司」を運営するくらコーポレーションは8日、「宇和島産みかんサーモン」と「大分県産レモンひらまさ」を、全国の店舗で発売した。○史上初、"みかん×サーモン""レモン×ひらまさ"のフルーティーフィッシュ両商品は、国産魚の価値向上を目指し、同社とご当地の水産業者が協業で開発した"フルーティーフィッシュ"を使用。両商品ともに今回の販売が初めての出荷となり、同社限定販売の商品となる。「宇和島産みかんサーモン」は愛媛県宇和島で、昨年より養殖を開始。愛媛県産のみかん(伊予柑)の皮から抽出される「伊予柑オイル」を混ぜた餌でギンザケを飼育することで、口の中で爽やかなみかんの風味が広がる仕上がりとした。「伊予柑オイル」は、「ポンジュース」で有名な、えひめ飲料がジュースを製造する際に使用した、伊予柑の皮から抽出。今回は数量限定(約6,000匹)で提供、予定数に達し次第、販売終了となる。価格は1貫100円(税別)。「大分県産レモンひらまさ」は、レモンの皮を餌に混ぜ、大分で養殖したひらまさを使用。高級魚と言われるひらまさの脂が乗ったコクのある味わいを、レモンの風味でさっぱりと楽しめるという。価格は1貫200円(税別)。
2015年05月08日大分大学と東芝は4月16日、「認知症のなりやすさ」と身体情報・生活習慣との因果関係を解明する実証研究を開始すると発表した。同研究は今年度から3年間、1000人を対象に実施する予定で、認知症診断に用いられる脳内アミロイドβ蓄積量と認知機能検査情報の「認知症関連データ」に加えて、東芝のリストバンド型生体センサーを用いて日中の活動量、睡眠時間・発汗量、摂食状況などの「生活データ」および、体重、血圧、体温、血糖値などの「身体データ」を継続的に収集する。従来は問診による収集がメインだった「生活データ」をリストバンド型センサーを用いて自動的に収集することで、科学的に生活パターンを捉えることが可能となる。その「生活データ」「身体データ」と「認知症関連データ」の関係性を検証し、「認知症のなりやすさ」と身体情報・生活習慣の因果関係を解明するとともに、認知症の発症予防に向けた取り組みを進めていくという。東芝は、2020年には同研究を通じて確立した認知症予防の知見・ノウハウを活かし、ケアセンターや健康機関に向けた認知症リスクを抑制するサービスの実用化を目指すとしている。
2015年04月16日11月28日より東京・上野の森美術館にて開催されている「進撃の巨人展」が、2015年夏秋に大分県と大阪府でも開催されることが決定した。「進撃の巨人展」は、諫山創氏の大ヒット漫画『進撃の巨人』の原画をはじめ、絶望と恐怖に彩られた物語の世界観や、巨人との戦闘で沸き立つスピード感など、造形や立体映像を融合させた総合展示会。東京・上野で開催されている同展は、10万人を越える動員数を記録している(12月17日現在)。新たに决定した会場は、原作者・諫山氏の故郷である大分県と大阪府。大分県立美術館(展示室A)にて開催される「進撃の巨人展 WALL OITA」の開催期間は2015年8月1日~30日まで、そしてグランフロント大阪(北館ナレッジキャピタル イベントラボ)にて開催される「進撃の巨人展 WALL OSAKA」の開催期間は2015年9月11日~10月18日まで。詳細は公式サイトまで。また、東京・上野の森美術館で開催中の同展では、12月15日よりオリジナルクリスマスツリーを展示中。ほかにも、12月25日に誕生日を迎えるリヴァイ兵長の誕生日ケーキ展示なども予定されている。『進撃の巨人』は、漫画誌『別冊少年マガジン』(講談社)で2009年9月から連載スタートした諫山創氏による人気漫画で、12月9日に発売されたコミックス15巻までの発行部数は累計4,200万部を突破している(2014年現在)。2013年4月~9月にはTVアニメ(全25話)が放映され、同年末の「NHK紅白歌合戦」にアニメ版の主題歌が選出され大きな話題となった。現在、TVアニメの第1話~第13話を新タビングによる5.1chリマスターした総集編『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』が公開中。2015年6月27日には、TVアニメの第14話~第25話を新タビングによる5.1chリマスターした総集編『劇場版「進撃の巨人」後編~自由の翼~』が公開される。また、実写版の映画『進撃の巨人』(前後編)も三浦春馬主演で2015年夏に公開されることが決定している。(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人展」製作委員会
2014年12月20日大分県立美術館(Oita Prifectural Art Museum 、OPAM)が2015年4月24日にオープンする。10月末に竣工を予定。23日に概要を披露する記者会見が都内で開かれた。美術館のコアとなるコンセプトは、「五感で楽しむことができ、自宅のリビングと思えるようにリラックスできる、大分県民とともに成長する美術館」だ。設計を手掛けたのは今年3月にプリツカー賞を受賞した坂茂。坂氏は、「美術館が展覧会のチケット収入のみで運営を続けることは難しく、美術館の企画や役割が展示に限らないかたちで多様化しているのは世界的なトレンド」と述べた上で、アート愛好家に限らず、社会に開かれる美術館を目指したという。ファサード1階は折り戸によって開閉し、屋外と屋内が一体化する。また、展示用のパネルは自由に配置可能で、フレキシブルな展示を実現。サイン表示やショップ・カフェカウンターなどの什器も移動式で都度様相が変わる。「従来の美術館のように、中身が見えないブラック・ボックスではなく、世界に他に類を見ない、フレキシブルなことができる新しい形の美術館の設計を目指した」と坂氏。館長は西武美術館・セゾン美術館勤務を経た武蔵野美術大学教授の新見隆が務める。新見氏は、「美術館というよりは、新しいライフスタイルを提案する文化施設」としてOPAMを運営していく方針を語り、年間4度入れ替わる予定の今後の展示について説明した。「大分県には、大分県立芸術会館が所蔵してきた大分に縁のある19世紀と20世紀の近・現代作家の約4,000点の作品がある。1977年に芸術会館が設立されて以来うまく活用されてこなかった、これらの作品をフル活用して展示することが、第1の目標」と述べた上で、「これらの作品と西欧の名作やコンテンポラリーな作品を織り交ぜて見せることで、従来の展示とは違った、独自の美術展を企画していく」と今後の構想を明かした。例えば、大分の仏教美術とグスタフ・クリムトの作品が並ぶような展示をみることができるという。地方の美術館では、他の美術館で行われた展示をそのまま見せる巡回展が頻繁に行われるが、OPAMではそれら巡回展の受け皿になることは拒否し、あくまでも独自のコンテンツで勝負する。新見氏は、「大分には高山辰雄や、宇治山哲平などの、単なる地方作家の作品に留まらない、世界レベルを誇る素晴らしい近代美術の作品がある。それらの作品を別分野の美術作品と並列させ、独自の方法で展示することによって、金沢(21世紀美術館)、瀬戸内(直島)、青森(県立美術館)、ニューヨーク現代美術館や、ポンピドゥー・メス(フランス)で見られるのとは違った、唯一無二の、日本、いや世界で一番面白い美術館となることを約束する!」と意気込みを見せた。また、美術作品に限らないライブやダンスパフォーマンスを中心とした企画で、街中に飛び出して行くような「開かれた美術館」らしい展示も行う予定だ。2006年開館の青森県立美術館以来、国内の県立美術館としては9年ぶりにオープンするOPAM。ミュージアムショップやカフェでも、大分の商材や食材を提供することで、地域性を発揮する。スペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館が集客力を発揮し成功したように、そしてポンピドゥー・メスの来館者によって地域の活性化が計られたように、坂茂の建築そのものが大分の観光資源となって、地域産業の発展と経済効果を生むことが期待される。その中で、箱としての「ブランド美術館」の一歩先を行く新見のキュレーションに注目が集まる。11月23日から30日には開館に先駆け「OPAM誕生祭」と称して様々なイベントが行われる。
2014年10月24日JR九州はこのほど、2015年春開業予定の大分駅ビルの名称を「JRおおいたシティ」と発表した。大分駅ビルのほか、すでに開業している豊後にわさき市場、大分駅南立体駐車場、大分駅西駐車場も含めた名称とする。あわせて「JRおおいたシティ」のロゴも制定された。「大」の字をデザイン化したもので、「大分の地に根ざし未来へはばたく姿勢」を表しているという。駅ビルには、JR九州ホテルズが運営するプレミアムクラスの宿泊主体型ホテル「JR九州ホテル ブラッサム大分」と複合商業施設「アミュプラザおおいた」が入る。「JR九州ホテル ブラッサム大分」は客室数190室(9~18階)で、8階にフロントやレストランを設ける。「アミュプラザおおいた」には、大分初出店となる大型店をはじめ、ファッション、雑貨、飲食店、各種サービスなどのテナントが入居する予定だ。
2014年10月02日日本全国に劇場を展開する映画館チェーンTOHOシネマズは2015年春に、新大分駅ビル“JRおおいたシティ(アミュプラザおおいた)”内に10スクリーン、約1800席のシネマコンプレックス、TOHOシネマズ 大分(仮称)をオープンすることを発表した。TOHOシネマズ 大分(仮称)では、シネマコンプレックス運営で培った経験を活かし、ハリウッド超大作や日本映画などの通常の上映作品のほかに、デジタルプロジェクターの特性を活かしたコンサートや演劇、スポーツなどのライブビューイング(生中継上映)など多彩な上映ラインナップを取り揃えるという。さらに、TOHOシネマズ 大分(仮称)には、九州では初導入となる同社独自の規格によるラージスクリーン“TCX(TOHO CINEMAS EXTRA LARGE SCREEN)”と、ドルビーが提供する革新的なシネマ音響“ドルビーアトモス”が導入される。なお、TOHOシネマズは2015年春にTOHOシネマズ新宿を、2016年春にTOHOシネマズ仙台(仮称)を、2017年秋には上野に新たな劇場をオープンさせる。TOHOシネマズ 大分(仮称)2015年春オープン
2014年09月30日ローソンは7月16日から、「からあげクン大分かぼす胡椒(こしょう)味」を全国のローソン店舗(ナチュラルローソン・ローソンストア100を除く)で発売する。同商品は、大分県の人気唐揚げ店4店(「太閤」「とりあん」「すずや」「からあげきゃら」※)の店主が、大分県の特色を出した“からあげクン”として考案したメニュー。九州産の鶏ムネ肉を、大分県産かぼすを使った“かぼす胡椒”で味付け。ピリッとした辛みの後に“かぼす”がさわやかに香る、夏にぴったりのさっぱりとした味わいとなっている。なお、“かぼす”を使ったからあげクンを発売するのは、からあげクン史上初になるとのこと。価格は210円。※「からあげグランプリ」の最高金賞及び金賞受賞歴のある人気店舗【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年07月11日ファミリーマートと南九州ファミリーマートは、九州地方で人気の乳性炭酸飲料「スコール」のファミリーマート限定商品として、宮崎県産日向夏と大分県産甘夏の果汁を加えた「スコール 日向夏&甘夏」を、6月25日から九州地方のファミリーマートで限定販売する。「スコール」は南日本酪農協同が1972年から製造している、ロングセラーの乳性炭酸飲料。このほど発売する同商品は、その「スコール」に宮崎県産日向夏と大分県産甘夏果汁を加え、さっぱりとしたかんきつ系乳性炭酸飲料に仕上げた。より涼しさを感じられるように、ボトル缶を採用している。価格は147円(490ml)。同商品は、今年2月に実施された九州地方のファミリーマート加盟店向け商品展示会“ファミマシップ・フォーラム”で、加盟店を対象に行った人気投票で最多得票数を獲得した“日向夏&甘夏”のフレーバーを商品化したもの。販売は、九州地方のファミリーマート約1,100店舗限定となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年06月24日大分県名物は新鮮な海鮮や温泉だけじゃない。実は、豊かな素材をふんだんに駆使した、絶品スイーツの宝庫なのである。今日ご紹介するのは、地元では知らない人のないほどの人気スイーツたち。その中から、筆者イチオシの3店舗をご紹介しよう。単にスイーツのおいしさが秀でているだけでなく、味わえるロケーションがまたすごい。雄大な高原の真っただ中だったり、硫黄の香りムンムンの温泉郷だったり、ギャラリーのようなカフェ空間だったり。まずご紹介するのは、かなりの有名どころ。大分の人で知らない人はいない「岡本屋」の「地獄蒸しプリン」(230円)だ。別府の山のふもと、観光客でにぎわう明礬(みょうばん)温泉という温泉郷で、この手作りプリンは生まれた。このプリンは添加剤、防腐剤など一切なしのナチュラルな作り。その味はしかし、あっさりではない。一度食べるとやみつきになるような、ちょっぴりビターな強めの味わいなのだ。カラメルが香ばしく、苦味とのコンビネーションの絶妙さに、固定ファンも多いとか。日本茶もセルフで飲める。ゆったりとしたひと時を、過ごしてほしい。次にご紹介するのは、オープン当初から絶大な人気を誇る、久住高原のガンジー牧場。併設されているショップ「ガンジーハウス」のソフトクリーム(350円)である。シーズンを問わず、休日なんかにこの牧場へ行くと、駐車場を見て驚いてしまう。ものすごい車の列なのだ。さらにソフトクリームを販売しているブースの周辺も人の列だ。「そこまでしてソフトを買うか!?」そう思いながら、試しにひとつ購入してみると、ううっ!確かにうまいぞこれは。そのへんのコンビニなどでは絶対に味わえない舌触りである。バニラをベースにゴールデンミルクをたっぷり使用したというこのソフトクリームは、濃厚な甘さとなめらかな舌触り、切れの良い甘さが、いつまでも後をひく。駐車場の人ごみに圧倒されて通り過ぎず、ちょっと車をとめてでも、ぜひ食べてみてほしい。あなたもあっという間にリピーターになること間違いなしだ。さて、最後。3軒目は湯布院の「ことことや」だ。名前を聞けば、大分や福岡のお洒落な若い女性ならば、「あ!あの店ね!」「行ったことある!」と、すぐにピンと来るだろう。そんな湯布院の有名カフェの、これまた看板メニューをご紹介したい。湯布院の金鱗湖(きんりんこ)からは少しだけ離れているが、川沿いをゆっくり歩くと店へ到着。静かで人もまばら。とてもいい雰囲気。このカフェのおススメが、「林檎葡萄酒煮」(420円)である。とてもシンプルな、だからこそ絶品といっていい、上質なスイーツである。3日間煮こんだというリンゴは、歯ざわりもよいし甘さもちょうどいい。生クリームと一緒に食べると、その素晴らしい風合いは感動モノだ。カフェのおだやかなムードを楽しみながら、強めのコーヒーとのバランスも絶妙。由布岳も向こう側に見えるなか、ぜひ心ゆくまで湯布院時間を堪能してほしい。以上3軒は、大分っ子たちの間では、超メジャースイーツだ。大分っ子は豊かな海の幸山の幸に恵まれ、舌も大変に肥えている。そんな彼らの中でベストセラーになっているスイーツたち、観光で大分へ来た方々には、ぜひ一度トライしてみてほしい。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月26日大分県の津久見(つくみ)市は、マグロをはじめとした魚介類の宝庫。マグロの遠洋漁業の基地として全国的に知られている、「保戸島(ほとじま)」があるのもこの津久見市だ。当然、市内では水揚げされたばかりの海の幸を楽しむことができるのだが、注目すべきは「丼モノ」。食べ方がちょっと独特なのである。まるでビビンパのように「かき混ぜて」食べるというのだ。今回、取材をしたのは、津久見市にある代表的な2店舗。まず評判の1店舗目からご紹介しよう。「三幸寿司」は、駅の近くにある昭和44年(1969)創業のお寿司屋さんだ。「津久見まぐろ研究会」の会員でもあるここの名物が、「鉄火丼」(1,050円)である。ぶ厚く切った寿司用のマグロを、4~5分ほどしょうゆにくぐらせ、卵黄と共に丼飯に載せる。この時点でなんとも魅惑的な見かけに見とれそうになってしまうが、このまま上品に食べてはいけないらしい。三幸寿司の鉄火丼は、すばやくしょうゆをまわしかけた後に、豪快に「かき混ぜる」のである!するとどうなるか?アツアツの炊きたてごはんに卵黄がやわらかくコーティングされ、ひんやりとした漬けマグロとの相性が段違いに高まる。臭みがまったくなく、大変な美味である。寿司屋ならではのマグロ料理を出したいという店主・矢野徹さんは、工夫を凝らしマグロの鮮度を十分に生かしつつ、父親から受け継いだ味を提供している。なお現在、この「鉄火丼」は予約をしないと食べられないので要注意である。次にご紹介したいのは、「全国丼サミット」において、あの道場六三郎をして「これこそが丼の原点」と言われた、津久見市の「ひゅうが丼」だ。地元に伝わる漁師飯をアレンジしたという「浜茶屋」の「ひゅうが丼」(800円)は、価格は安いが味はピカイチである。海の男の料理らしく熱々のご飯と具材をこちらもかき混ぜて、豪快にかき込むのがポイントだ!「ひゅうが丼」の起源は、保戸島の漁師が仕事の合間にサッと口にでき、かつ栄養満点の漁師料理である。たれはしょうゆベース。酒、みりんに丁寧にゴマをすり込んで混ぜ合わせたものにねぎなどを加え、温かいご飯にぶっかけて食べる。そもそも「ひゅうが丼」に使用する魚は、マグロ限定ではないらしい。周辺のレストランや寿司屋で聞くと、使われている魚はブリやサワラ、アジなど実に多彩だ。新鮮で脂が乗っていれば、なおいいという。刺し身を作った時に余った身の切れ端なども使うらしく、魚を無駄なく利用するという津久見の人びとの真摯(しんし)な姿勢を感じる。津久見に遊びにいく際は、ぜひ、この豪快にかきまぜて食べる「鉄火丼」「ひゅうが丼」にトライしてみてほしい。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月21日大分といえば湯布院や別府といった湯どころで有名。でも実はそれだけじゃない。同県は全国でも有数のかんきつ類の産地なのだ。今回は、カボスや柚子(ユズ)といったかんきつ類をふんだんにつかった絶品スイーツをご紹介しよう!湯布院の温泉街にひっそりと佇(たたず)む、山荘無量塔(むらた)。古民家を再生し、和モダンを基調とした全室離れの宿として、全国から注目を集めている。周辺には関連する美術館やカフェなどが集まり、その独特な世界観を楽しめるエリアだが、そのなかのひとつ、チョコレートショップtheomurata(テオムラタ)が販売しているのが、この「柚子トリュフ」。「湯布院には『柚子煉り』という郷土菓子があるんですが、それを使って大分らしいお土産ができないか、と思って作り始めたんですよ」とtheomurataのスタッフ、星隈武将さん。ほろ苦いショコラに包まれた柚子煉りは、まるで柚子のコンフィチュールのよう。ふんわりと柚子の香りが広がり、スッと口の中で溶ける。甘さ控えめな大人の味わいだ。併設のカフェでも出されているとのことなので、湯布院を訪れた方、ぜひムード満点のカフェでも味わってほしい。大分で大人気の水族館「うみたまご」などの、テーマパークで販売するお土産も手がける「イマジン」が、満を持して開発したオリジナル商品が「みかんの花咲くころ」。大分産の米粉を使用したスポンジ生地の中には、同じく大分産温州みかんを使ったジャムがたっぷり。酸味の利いたジャムとほろ苦いオレンジピールが甘いスポンジと相まって、絶妙なバランスだ。商品開発部の友領太さんによると、「冷蔵庫で冷やしていただくのもいいですし、トースターで軽く温めて食べるのもおいしいです。異なるふたつの食感を楽しんでください」とのこと。アドバイス通り、早速試してみると……冷やした方は、なめらかさともっちりとした食感が強まり、米粉ならではの特徴が引き出された感じ。温めた方はバターの香りが引きたって、スポンジのふわふわ感がぐっと増している。ひとつで2度楽しめる「みかんの花咲くころ」に、筆者もすっかりハマってしまった。2010年4月の発売以来、じわじわとファンを増やし続けているのが「豊後橘本舗」の「香慕寿(かぼす)凛」。そのルーツは昭和52年(1977)にまでさかのぼる。皇太子殿下、現在の天皇陛下が大分を訪れた際に、割烹料理の一品として献上されたというカボスの甘露煮。その後も割烹で出されてきたその甘露煮を、お店以外でも楽しんでもらえるように、と開発されたのが「香慕寿 凛」だ。「これはカボスが皮も含めて丸ごと入っているので、皆さん驚かれますね」とは総務企画課の合澤敦志さん。しかもこのカボス、蜜と一緒に炊いて火を通してあるにも関わらず、まるで生のように鮮やかな緑色だ。それを実現させている技術については、残念ながら「企業秘密」とのこと。合澤さんいわく、「冷凍庫で凍らせて半解凍状態で食べると、食感が変わってまたおいしいですよ」。これからの季節はこたつで暖まりながら、この「香慕寿 凛」を味わいたい。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日サッカーの怖さと残酷さを、改めて知らしめる90分間だったと言えよう。11月23日・国立競技場で行われたJ1昇格プレーオフ決勝・大分トリニータ×ジェフユナイテッド千葉の話である。86分、その時が訪れるまで、千葉がJ1昇格に近付いていた。最終ラインからパスをつなぐ遅攻と、大分のパスをカットしてからの速攻でチャンスを作った。13分、DF・渡邊圭二のクロスに合わせたFW・米倉恒貴のヘディングシュートを皮切りに、36分のMF・谷澤達也のフリーキックや、81分のFW・藤田祥史のゴール右隅をとらえたシュートなど、得点機はことごとくGK・丹野研太の好セーブに阻まれた。1点が近くて遠い千葉だったが、焦りはない。0-0の引き分けならば、レギュレーションで5位・千葉がJ1昇格を果たすことになる。だが、引き分けもちらついてくる86分、元チームメートに地獄へ突き落とされてしまう。MF・宮沢正史のフィードをDF・安川有が頭でつなぎ、FW・森島康仁がダイレクトに前方へパス。タイミングのいい動き出しを見せた途中出場のFW・林丈統がGKと一対一になる中、冷静なループシュートを叩き込んだのだ。決勝ゴールは捨て身の超攻撃型から生まれた。残り10分、田坂和昭監督はセンターバックの真ん中ひとりを残し、両脇のセンターバックに高い位置でキープするように指示。前線に5人並べる5トップで失点のリスクを冒しながら、1点を奪う秘策に打って出た。試合後、指揮官は選手たちの成長を称えた。「2年前に大分に来た時、選手たちは試合から逃げていた。ロスタイムで失点した痛い敗戦はいくらでもあった。今年は諦めなくていい、チャンスは必ずあるということを毎日話した。選手はやっと一人前のサッカー選手らしくなった。今年終盤には粘り強く戦い、選手が自分の力をチームに還元しようという姿勢もあり、非常にたくましくなったという思いでいっぱい」。宮沢主将も「焦りはなかった。カウンターでいけると思っていたし、無失点であればいつかチャンスが来ると思った」と振り返った。一方、夢破れた木山隆之監督は「1点を奪われたことについて、選手たちを責めるわけにはいかない。1点を取れなかったことの方が非常に残念」と口にした。佐藤勇人主将は「失点の時間帯が悪すぎた。あの時間帯の失点はジェフがJ1へいけないひとつの要因」と悔しさを滲ませた。J1昇格のラスト1枚のキップを手にしたのは試合を支配した千葉ではなく、我慢に我慢を重ねワンチャンスを物にした大分だった。そのJ1リーグ戦は12月1日(土)・最終節を迎える。サンフレッチェ広島の初優勝は決まったが、残留争いは最後まで予断を許さない。14位・セレッソ大阪・勝ち点41、15位・ヴィッセル神戸・勝ち点39、16位・ガンバ大阪・勝ち点38、17位・アルビレックス新潟・勝ち点37の4チームのうち2チームが、J2への降格を余儀なくされる。J1昇格プレーオフの翌週、J1残留のサバイバルレースがクライマックスを迎える。チケット発売中。
2012年11月27日ここまで一方的なスコアとなるとは思わなかった。11月18日に行われたJ1昇格プレーオフ準決勝の話である。決勝・国立競技場へのキップを手にした大分トリニータと、ジェフ千葉のサポーターも、さすがにアウェイに乗り込んでの4-0は予想しなかっただろう。相手はJ2リーグ戦で上位に位置している。引き分けならばリーグ戦順位が上のチームが勝ち残る特別ルールのため、90分間で勝ち切らなければならない。千葉は横浜FCに、大分は京都サンガにリーグ戦で連勝しているが、決して簡単な相手ではない。大一番の重圧も半端ではないだろう。そんな逆風の中での4-0だ。まさかの完勝劇だが、不思議な勝利ではない。大分、千葉には勝利の理由があった。2012 J1昇格プレーオフ 決勝 大分トリニータ対ジェフユナイテッド千葉 開催情報大分の勝因は秘策にあった。田坂和昭監督はプレーオフ用の一手として、フリーキックのキッカーに普段ターゲットになる長身FW・森島康仁を指名。「非常にガチガチで、自分たちらしいサッカーが全くできなかった」と田坂監督が振り返った通り、試合開始早々京都にペースを掴まれるが、17分に森島康仁のフリーキックがゴール右上隅に吸い込まれ先制!これで大分イレブンのカタさがほぐれた。エースの一撃で大分は堅守速攻のスタイルを取り戻した。芸術的な弾道を描いたフリーキックでノッた森島はその後も凄みを見せ、PKを含む4ゴールと大爆発。3位・京都を奈落へと突き落とした。千葉の勝因はチームの意思統一にあった。こちらも立ち上がりは横浜FCに攻め込まれるが、チームは落ち着いていた。MF・兵働昭弘の相手DFの裏をついたパスにFW・藤田祥史が反応、得点に結びつかなかったが、「裏のスペースを狙える」と共通認識が生まれた。33分、MF・佐藤勇人のロングパスにFW・藤田が飛び出し、相手をかわして先制弾を決めた。風下の前半は相手DFとGKの間にボールを供給し、後半になると遠目からのシュートともに、前掛りになった相手にカウンターを決めた。結局、横浜FCに主導権を渡さず、藤田の2得点、MF・米倉恒貴とMF・佐藤健太郎のゴールで4位・横浜FCの夢を砕いた。プレーオフの2試合はいずれも下位チームが勝ち、リーグ戦の結果も反映されていた。J2リーグ戦の5位は千葉、6位は大分。両軍の直接対決は1勝1敗だ。千葉・木山隆之監督は「自分たちは引き分け云々ではなく、連勝で終わらせるスタンスでやる。有利不利はないんじゃないかと思う。最後は死力を尽くす試合になると思う」とジンクスを否定した。対する田坂監督は「(千葉は)攻撃陣のクオリティが非常に高く、バランスの取れたチームなので、簡単な相手ではない。千葉に対してしっかりと対策を練って、いい準備をしたい」と次なる秘策を予告した。千葉の1トップも大分の2トップも裏への意識は高い。藤田、森島の両エースもノッている。両軍ともプレーオフ2試合目の落ち着きもあるだろう。となると、不用意な失点は考えにくい。ならば、1点が重いヒリヒリした緊迫感漲る90分間が演じられるはずだ。2012J1昇格プレーオフ決勝は11月23日(金・祝)・国立競技場にて開催。チケット発売中。
2012年11月20日大分といえば由布院や別府といった有名観光地を思い浮かべる皆さん。観光地を少し離れると、大分県は海の幸、山の幸をふんだんに使った絶品「丼モノ」を味わえる場所であることはご存じだろうか?今回は、値段・クオリティー・ボリュームすべてに二重マルの、大分県自慢の絶品丼をご紹介!大分空港からすぐの国東市安岐町にある「梅園の里」。ここは三浦梅園に関する資料館として有名だが、実はそれだけではない。この施設の食事処「梅の庵」で味わえる「くにさき海鮮丼」は、知る人ぞ知る絶品の丼なのである。取材に応じてくださったのは支配人の田中さん。田中さんによると、使われている素材は国東の海で獲れたばかりの海鮮で、それを料理長がたっぷり盛りつけてくれる。どんな一品なのか確かめるべくオーダーしてみて驚いた。タコ、エビ、いくら、サーモン、ぶりなどが、今にも丼からこぼれおちそうなほどぜいたくに盛りつけられているのだ。ご飯は酢飯ではなく、炊き立ての白米。そこに、別付けのタレをお好みでかけていただく。見た目のゴージャスさにも、素材の鮮度のよさにも驚かされること間違いなしのこの丼は、なんと1,500円という手ごろな価格。前日までの予約が必要とのことだが、大分空港を利用する機会には、ぜひ足を伸ばしてみてほしい。上質なワインを心ゆくまで味わえるのが、「安心院ワイナリーレストラン朝霧の庄」。こちらのレストランでは、しゃれた内装からは想像もつかないようなワイルドな肉食丼を堪能することができる。どんな丼かというと、150グラムの和牛ステーキがそのまま搭載された「ステーキ丼」(1,575円)である。こちらは開店当初から超人気メニューで、1日限定20食。ワイン好きなら、赤ワインと一緒にオーダーするのがおすすめだ。和牛とワインの相性は抜群だが、丼とワインという妙なる組み合わせは初体験という人も多いはず。初めての出合いがこんなゴージャスな丼で実現すれば、きっと生涯記憶に残る味になるのではないだろうか。●information 安心院ワイナリーレストラン 朝霧の庄宇佐市安心院町下毛 県最南端にある「蒲江(かまえ)」は自然の宝庫。この街の人気丼は、「道の駅かまえ」にある。ランチタイムにはこの丼を目当てに長い行列ができるほど。その人気メニューが「海鮮丼」(1,150円)だ。きびなごをはじめとした4種類の魚、いか、うに、いくらがご飯の上に所狭しと並べられた丼は、まず見た目が美しい。女性の固定ファンも多く、毎週遠方から通ってくる常連も多いとか。今回は、毛色の違う3つの丼を紹介したが、どれも一級品の素材を楽しむことのできるものばかり。これから大分を訪れる際には、スケジュールに「絶品丼巡り」を組みこんでみてはいかがだろう?新鮮で濃厚な素材をリーゾナブルに楽しめば、旅の満足度もぐっとアップするはずだから。●information 道の駅かまえ海鳴り亭 大分県佐伯市蒲江大字蒲江浦5104-1【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月06日日本一の源泉数と湧出量を誇る大分県別府市では、市街地のあちこちに温泉が噴出している。そのため、温泉施設の数は郵便ポストの数より多いとか。そんな湯の街では「えっ、こんな所に?」という意外な場所に名湯がある。というわけで、この街だからこそ出合えるユニーク温泉をレポートしよう。別府八湯のひとつ「観海寺温泉」の入り口にあり、食事をした人は温泉に入れるという「焼肉慶松苑」。温泉サービスは昭和54年(1979)のオープン時から。元旅館だったという造りを生かし、温泉好きのご主人が手入れしてお客さんに開放している。焼肉店の横にある風呂は、野趣あふれる岩風呂。いざつかってみると、おお天国。少し青みがかった湯はやさしくて気持ちよく、身体はポカポカ。温泉成分で配管が詰まらないよう、コンディション維持にいつも汗を流すご主人の愛情も温かい。●information 焼肉慶松苑 別府市南立石2062-1 続いて紹介するのは、観海寺温泉の背後、立石山の中腹にある「いちのいで会館」。本業は仕出屋さんだが、店内で食事をすることもでき、食事した人は入浴もできるのだ。温泉は食事したお客さんへのサービスという位置づけで、店を訪ねるとまずは風呂へどうぞと案内される。風呂場は食事処から歩いてほんの数分のところ。木立に囲まれた「金剛の湯」と、プールのように広い「景観の湯」の二つの湯が男女日替わりで利用できる。素晴らしいのは景観の湯で、最初は神秘的なブルーの湯にびっくり。続いて湯船から眺める景色のすばらしさにも驚かされる。肌に気持ちのいいお湯を堪能しながら、のびのび開放的な気分にもたっぷりひたれる。しかも、温泉を満喫した後は、大分の郷土料理、だんご汁定食が待っていた。●information いちのいで会館 別府市上原町14-2 開創1044年という歴史ある寺にある温泉で、源泉は地獄巡りのひとつにもなっている「龍巻地獄」から引き湯している「長泉寺薬師湯」。地元の人に利用してもらおうと前住職が浴槽を設計し、家族総出で手作りしたというありがたい温泉だ。訪ねてみると、湯屋の中には、大人3人がつかればいっぱいという感じの浴槽があるシンプルな造り。入浴料の表示はないが、おさい銭を置いていくのがマナーのようだ。つかってみると湯は肌にやさしく、二の腕あたりをなでてみるとすべすべに。飲んでみると酸味と鉄分が感じられ、胃腸によさそう。「地獄」で出合った湯は極楽であった。●information 長泉寺薬師湯 別府市野田4-2 さらに別府には、競輪場にも温泉がある。その名も「競輪温泉」。しかもレース開催期間中は無料で入浴できる。浴槽はいかにも共同湯というイメージの長方形で、透明な湯が湯船からあふれ流れている。つかってみると、かなり湯は熱めで、身も心も引き締まる思い。これなら、レースでエキサイトしたお客の心身も一気に引き締まるに違いない。ちなみにこの温泉は、入浴だけの利用も可能だ。さてお次は「別府ラクテンチ」をご紹介。こちらは、別府市街を見下ろす立石山中腹にある遊園地で、開園は昭和4年(1929)。気軽につかれる足湯のほか、大浴場や露天風呂が整備され、来園者はなんと無料で利用できる。つかってみると、さすがの見晴らし。晴れた日は四国まで望めるというロケーションは最高。心ものびのび遊ばせることができた。最後に紹介するのは、自宅の一部が喫茶店とギャラリーに改装されている、アットホームな雰囲気の「茶房たかさきの湯」。手作りの自宅用温泉を喫茶店利用者に開放している。ご主人は別府八湯に入りつくした温泉名人で、別府八湯名人会初代会長だ。源泉は高温だが、天候や気温を見ながら湯だめ時間を調整し、源泉100%の素晴らしい湯加減をキープしているという。つかってみると、なるほどちょうどいい温度。ご主人の温泉への愛情とこだわりが実感できる隠れた名湯。●information 茶房たかさきの湯別府市朝見1-2-11 別府にはこの他にも様々な変わり種温泉が存在している。この地を訪れるならぜひ、ガイドブックにはなかなか載らない、「自分だけが知っている温泉」を見つけてみてほしい。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月19日映画『綱引いちゃった!』が映画の完成を祝し、映画のロケ地となった大分市での凱旋プレミアイベントを30日に開催。主演の井上真央、共演の松坂慶子、玉山鉄二、渡辺直美ら総勢10名のキャストが参加した。イベントの様子本作は、大分市役所に勤める主人公(井上)が、市のPRのために“女子綱引きチーム”を結成し、その過程で生まれる絆を描く。『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』の水田伸生氏が監督を務めている。イベント当日は、1100年以上の歴史を誇る古社・春日神社で大ヒット祈願をしたのち、実際に映画のロケにも使用された大分市のメインアーケード・ガレリア竹町商店街で凱旋パレードとトークショーを開催。台風17号による悪天候にも関わらず、会場には約1000人の観客が集まった。井上が元気に「ただいまー!」とあいさつすると、観客からは「おかえりー!」との大声援が巻き起こるという、和やかな雰囲気のなか行われたトークショー。さらに井上は「大分の“好きっちゃ”ところはご飯がおいしいところ! お酒もとり天も大好きないい町でした!! この映画はコメディということで、(他のキャストの)皆さんが楽しそうに演じていたので、笑わないように気をつけて演じていました(笑)」と、大分弁を交えて感謝の気持ちを語っていた。主人公の母親役を務めた松坂は、「撮影前に脚本を読んだときは、綱引きのシーンは誰かが代わりにやってくれるものだと思っていたので、私が全部やることになるとは思ってもいなかったんですけど、綱引きの練習の後の温泉がとっても好きでした。もちろん、綱引きのシーンは全部私がやりましたよ!」とコメントし、玉山も「この商店街のラーメン屋さんに週3回は通っていました」と明かすと、観客からは喜びの声があがった。また、イベントでは大分市長によるキャストへの大分市観光特使就任式や、キャストが製作した“『綱引いちゃった!』ラッピングカー”を観客と一緒に綱引きをするという場面も。さらには、地元の小学生約400名を小学校体育館に招き、イベント終了後に開催した試写会と舞台あいさつでは、井上が「ごはんが美味しいところと、昨年の撮影の時にお世話になった市役所の方や、大分の皆さんがとても協力的で、大好きになりました」と、“大分愛”を存分に語り本作をPRしていた。『綱引いちゃった!』11月23日(金)全国ロードショー
2012年10月01日温泉湧出量が日本一で、別府や由布院など有名温泉地が多い大分県。そんな温泉王国で、高速道路や鉄道が通らない山あいにありながら、多くのファンをもつのが炭酸泉で知られる長湯温泉だ。その泡状の温泉水から別名「ラムネの湯」ともいわれている。今回、名前のごとく、お湯はラムネの味がするのか調査してみた。炭酸泉とは炭酸ガスを多く含む温泉のこと。お風呂に投入するとシュワシュワ泡立つ入浴剤があるが、簡単にいえばあのようなものが天然で湧いているわけだ。また、温泉法で大きく種類が分けられており、温泉1リットルあたり1,000ppm以上の炭酸ガスが溶け込んだものを炭酸泉、1,000ppm以下は炭酸水素泉とされている。長湯温泉には300~1400ppmの炭酸泉と炭酸水素泉が混在し、源泉は30度から50度程度までと温度帯は幅広い。マグネシウムやカルシウム、鉄分などの成分を含んだにごり湯が多く、浸かれば心臓病、飲めば胃腸に効くといわれている。この温泉地が広く知られるようになったのは昭和初期のこと。『鞍馬天狗』や『天皇の世紀』で知られる文豪・大佛(おさらぎ)次郎が、湯の中に小さな泡が立つのを見て「ラムネの湯」と名付けたのがきっかけだという。そのラムネの湯を日帰りで体感できるのが、長湯温泉のシンボル的存在である「ラムネ温泉館」だ。館内にあるラムネの湯の炭酸濃度は1380ppm。まるでサイダーをコップに注いだ時のように、肌にびっしりと泡が付着する。また、隣には42度の「にごり湯」もあるが、泡はそれほど目立たない。ふたつの違いを施設の人に尋ねてみると、「ラムネの湯は温度が32度と低温なんです」という答えが返ってきた。炭酸泉を瓶入りサイダーに置き換えて見ると、低温である理由が分かる。サイダーを高い所から勢いよくコップに注ぐと激しく泡が吹き出て、後に残るのは気の抜けた液体だ。また、気温が高い場所に放置しても炭酸は蒸発してしまう。つまり、高濃度の炭酸ガスを含む温泉でも、浴槽に達するまで時間がかかる、もしくは温度が高いと蒸発してしまう。ラムネ温泉は自家源泉で浴槽まで近いうえ低温なので、目に見えるほどの大粒の炭酸ガスが残っているというわけだ。ちなみに、ラムネ温泉館の湯は、炭酸が抜けやすいとされる40~50度の高温でも高濃度の炭酸を含んでいるのが特長。たとえ泡が見えなくても、炭酸ガスの効能は期待できる。前述のにごり湯も炭酸濃度は、911ppmと意外なほど多かった。効能はさておき、とにかく湯が心地いい。硫黄の匂いがほんのり漂い、全身に湯がじわっと染みいる感じ。炭酸ガスが血行を促進するせいか、湯上がり後も体はポカポカだ。温泉施設や旅館ごとに源泉が違うので、泡の感じや湯色の違いも楽しめる。長湯温泉が「日本一」といわれる理由は、個性の豊かさにもあるのだろう。さて、ラムネ温泉の謎が解けたところで、いよいよ温泉水を飲んでみた。ん、確かに舌の上がシュワシュワするけれど、鉄っぽくて少し塩味もする。これはラムネじゃないなぁ。では、砂糖を入れたらサイダーみたいな味になるのか?長湯温泉観光案内所の坂田まちえさんに聞いてみると、「お水と炭酸泉は成分が違い、炭酸泉は炭酸ガスの他に塩分や鉄分などいろいろな成分が含まれているので、サイダーみたいな味にはなりませんよ」とのこと。なるほど。さらに、胃腸病や便秘に効能があるといっても「お腹がゆるくなることがあるので、コップ1杯程度をゆっくり飲んでくださいね」とアドバイスまでいただいた。ラムネの味はしなくても、これはやはり、おみやげに持って帰りたい。うれしいことに長湯温泉では各温泉施設やヨーロッパを思わせるレンガ造りのしゃれた公営飲泉場で温泉水をくむことができ、持ち帰りは自由。ペットボトルに密封して冷蔵庫に保管すれば5日間は持つそうだ。ただし、飲む際はくれぐれも砂糖は入れないように。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月27日