ゲンナイ製薬が運営する妊活情報サイトの「妊サポ」はこのほど、「妊活に関する意識・実態調査」の結果を発表した。調査は11月5~11日にインターネット上で行われ、20~44歳の子どもがいない既婚女性1,000名から回答を得た。はじめに全回答者に妊活を行っているか聞いたところ、「現在行っている」は25.8%で、「現在は行っていないが、以前に行っていた」(18.5%)をあわせると経験率は44.3%となった。年代別にみると、現在行っている人の割合は40代前半では10.1%だった。20代(29.1%)や30代前半(31.7%)に比べると少ないが、40代前半でも妊活に取り組んでいる人は少なくないことがわかった。次に妊活を行っている人(または、以前に行っていた人)に、取り組んでいること(取り組んだこと)を聞いた。最も多かったのは「妊娠に向けて夫婦で話し合う」(74.7%)という回答で、次いで「基礎体温をつける」(69.1%)、「排卵日に合わせて性交渉する」(67.5%)が続いた。さらに、夫が妊活に対して積極的か(積極的だったか)についても調査した。結果は、「積極的」が62.8%となり、多くの夫が積極的に妊活に参加していることがわかった。一方、「積極的でない」と答えた人に理由を聞いたところ「仕事が忙しいから」(40代前半)、「自然にできるのを望んでいたから」(30代前半)などの回答があがった。最後に妊活中に悩んだり困ったりしたことを調べた結果、最も多かったのは「妊娠に対して焦りを感じてしまうこと」(51.5%)となった。上位には「妊娠の可能性が高い日に夫の時間がとれないこと」(44.0%)、「友人や知人の妊娠に嫉妬してしまうこと」(40.2%)、「性交渉が義務的になってしまうこと」(36.6%)が入った。同社は「妊活中の性交渉は、義務的になったり、互いにプレッシャーがかかったりしてしまうようです」と指摘。その上で「タイミングだけを意識するのではなく、日頃から仲よくしたり、楽しみながら取り組んだりすることで、これらの悩みは解消に向かうのではないでしょうか」とコメントしている。
2015年12月11日恋活・婚活で悩める女性を、まるでシンデレラのように変身させてくれる「シンデレラ恋活プロジェクト」。シリーズ第5回目は、LOVEコーチの立川ルリ子先生が参加メンバーから寄せられたリアルな悩みに答えます。恋の数だけ尽きないさまざまな悩み、あなたに当てはまる答えも見つかるかも…!?●お悩み1:お付き合いが長続きしませんいつも短いサイクルでお付き合いが終了してしまう人、いますよね。先生いわく、そういう人の特徴は付き合いはじめの“ときめき”に執着しているのが原因なのだそう。付き合いはじめの頃は連絡がマメで優しく、彼女が喜ぶデートをえてくれていた彼。でも、いつの間にかにおざなりに…。実はそれ、男性の通常モード。愛情が薄まったわけではないのです。「彼が自分のそばでリラックスできるようになった」とポジティブにとらえてみて。ここで不安になって彼を問いつめたり、叱ったりするとギクシャクしてお付き合いが長続きしない原因になるので注意しましょう。●お悩み2:どうしたら素敵な男性と出会えますか?ハッキリ言います。素敵な独身男性から“売れて”いくのです。まずはここを再認識しましょう。立川先生によると、ほかの女性が「NO」と言ったところをあなたが許容できるかどうかがカギ。もし気になることがあるのなら、一度、紙に書きだして、努力で変わることと変わらないことを整理してみましょう。すると、今まで恋活の相手として見なかった人も対象になってくるはず。ファッションセンスや体型、頭髪、性格だって、あなたのアドバイス次第でなんとでもなるのです。そのとき、頭ごなしに言うのではなく、さりげなく成功体験に導いてあげるのがポイント。この人だったら教育の手間をかけてもいいと思える人を選んでみてくださいね。●お悩み3:行動派でモテそうな彼。どうしたら“その他大勢”ではなく恋愛対象になれますか?まずは彼の隣に立つのにふさわしい女性をイメージすること。そして服装や髪型、メーク、ライフスタイル、しぐさや話し方など、すべてをその女性像に近づけていきましょう、と立川先生は言います。そんなの無理と思うかもしれませんが、実はこれ、「モデリング」というれっきとした心理学に基づいた手法なのです。もし、イメージに近い女優さんなどがいたら、映像や雑誌などを参考にすると良いとのこと。また、この方法は、自分に自信が持てない女性にも効果があるそう。婚活がうまくいかないと自己否定しがちですが、「なりきりメイク」のように、ワクワク楽しみながらワンランク上の女性を目指してみましょう!●シンデレラ恋活プロジェクトとは?今まで恋活・婚活がうまくいかなかった女性たちを、魔法にかけられたシンデレラのように約3カ月間かけて変身&変心させ、運命の人を一緒に探すプロジェクトです。・公式サイト:・シンデレラ恋活ブログ:【シンデレラ恋活プロジェクトの記事一覧】・恋愛にも「マーケティング理論」が有効!?:・男性が思わず触れたくなる“赤ちゃん肌”の作り方:・本当に似合うマイファッションスタイルの見つけ方:・プロが教える「また会いたい!」と思われる会話テク3つ:(取材/文:ASUKA取材協力:シンデレラ恋活プロジェクト)
2015年06月24日就活、婚活、妊活…いろいろありますが、「菌活」(きんかつ)という言葉をご存じですか? これは、菌そのものや、その生成物(発酵食品)を積極的に摂る、美容や健康のためにぜひ実践したい食事習慣です。「菌活」とは具体的には、きのこ類や、ヨーグルトや納豆などの発酵食品を積極的に摂ることをさしますが、なぜ「菌活」が注目されているのでしょうか。厚生労働省発表の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、現代人の食生活の課題に「塩分過多」と「食物繊維不足」があるそう。実は、これらの課題をクリアしてしまうのが「菌活」の最大のポイントといっても過言ではありません。きのこ類や発酵食品には、うま味成分が多く含まれるため、「塩分」を減らしてもおいしく食べられ、腸内細菌を増やして腸内環境を改善する働きがあります。また、とくにきのこ類には、食物繊維が豊富に含まれています。■まずは「菌活度チェック」次の10の質問のYES・NOで答えてみましょう。□ブナシメジやマイタケ、エリンギなどのきのこ類をよく食べる(はい1点、いいえ0点)□ヨーグルトやナチュラルチーズを毎日食べる(はい1点、いいえ0点)□納豆、味噌、塩麹、お酢などの発酵食品・食材を毎日食べている(はい1点、いいえ0点)□豆類や根菜類、海藻類、果物を毎日食べている(はい1点、いいえ0点)□外食や市販の弁当で食事をすますことが多い(はい0点、いいえ1点)□便秘または下痢気味である(はい0点、いいえ1点)□吹き出物ができたり、肌荒れになることが多い(はい0点、いいえ1点)□血圧や血糖値が気になる(はい0点、いいえ1点)□食事時間が不規則になりがちである(はい0点、いいえ1点)□最近、運動不足気味である(はい0点、いいえ1点)■0~3点の人は「菌活初心者」「菌活」はこれからという人。日ごろから体調管理やダイエットを心がけたいなら、まずは手軽にできる“ちょっと菌活”をスタート。1日1回は、醤油や味噌などの調味料以外の「菌活食材」(きのこ、納豆、ヨーグルトなど)を意識して摂りましょう。本格的な「菌活」料理はしなくても、レンジでチンするだけで食べられるきのこや気軽に買えるヨーグルトなどで日々の食事に「菌活メニュー」を一品追加してみることから始めてみましょう。■4~7点の人は「菌活実践者」すでに意識して「菌活」に取り組めています。 いつもの献立にひと手間加えることで、「菌活力」をアップさせることができるメニューを1~2日に1回は作ってみましょう。パスタやハンバーグなどの主食となるメニューにきのこを積極的に使用してみることで、“がんばって菌活”を実践しましょう。きのこは煮るとかさが減るので、多めに使うことがポイントです。■8~10点の人は「菌活マイスター」かなり、「菌活」ができています。腸内環境を常に良好に保ち、イキイキ健康生活を手に入れる“がっつり菌活”を続けましょう。「菌活」を続けるため、毎日「菌活」メニューを主食に取り入れるだけではなく、きのこのマリネなどの保存性が高くて作り置きでき、他の料理に加えることができる常備「菌活」メニューを活用してみてください。■菌活に適した食事日本の伝統食にはしょうゆ・みそ・漬物・納豆・甘酒など、外国ではパン・チーズ・ヨーグルトなどがあり、人は昔から菌を使った食品を食べたり飲んだりする習慣があります。きのこは現在の生物学では動物・植物の次の第三の生物群、菌類に分類されています。きのこを食べることもまた、「菌活」のひとつです。しかも、きのこは「菌そのものだけを食べられる」という点で、とても魅力のある「菌活」の王様と言えるでしょう。美容ビタミンと呼ばれるビタミンB群が含まれるきのこを食べることで美肌づくりが期待できます。また、きのこはうま味成分が豊富で低カロリーなので、ダイエットにも。さらに、豊富な食物繊維が、第二の脳と呼ばれる腸の善玉菌を活性化してくれることで、ストレス対策にもなると考えられています。毎日「菌活」を続けることで、腸内環境が整えられ、体調を良好に維持。美容面での効果も期待でき、スタミナ不足を起こさない強い体を作ることができます。「菌活」はいつ始めてもOK。これからやってくる夏は、室内と屋外との気温差によって自律神経のバランスが乱れ、体調を崩しがち。さまざまなトラブルを抱えてしまう前に、ぜひ今すぐ簡単メニューやお手軽な食材を摂り入れることから「菌活」を始めてみましょう。
2015年06月02日メディエンスは5月24日、首都圏で最大級の妊活イベント「働く女性のための妊活セミナー2015」を、東京都・品川のコクヨホールにて開催する。同イベントには、"卵子凍結・男性不妊・セルフケア"をテーマにした関連ブースが13店舗出展する。「妊娠はすぐにできる? 」「今のうちに卵子を凍結しておくべき? 」「妊娠はいつまで可能? 」「男性が抱える不妊の原因」などの疑問について、専門家がわかりやすく説明する内容となっている。当日は専門家によるセミナーを3回開催。10時30分からは、「『卵子凍結』~1周期あたりの生産率が一番高い方法とは」、13時からは「妊娠に向けた優しい体づくり」、15時からは「男性にもある不妊症-ファティリティチェックの必要性」を予定している。各セミナーでは、30分程度は専門家が質問に答える時間を設ける。普段疑問に思っていることや聞いてみたいことなどに対して、専門家の意見を聞くことも可能とのこと。イベントには、プロゴルファー・東尾理子さんも登場。不妊当事者の心のサポートをするFine公認ピア・カウンセラーである東尾さんが、グループセッション(2回)のサポート役として参画する。書籍のサイン会も実施予定とのこと。そのほか、会場には妊活グッズの紹介コーナーも設置。医師、看護師、胚培養士が質問に個別に答える「無料個別相談コーナー」も設ける。参加者全員を対象に、子宝パワーグッズの当たる抽選会も実施。セミナー第3部では男性の参加者に向けたプレゼントも準備するという。時間は10時~17時30分。参加人数は先着1,000名。参加費は無料。
2015年05月21日「妊活」という言葉が普通に使われるようになりました。説明する必要はないかもしれませんが念のため、「妊活」とは妊娠をするために行う環境づくり(基礎体温のチェックや不妊治療など全般)を指します。今回はこの「妊活」についてのお話です。「妊活」が話題になったのはなぜ?「妊活」という言葉が普及する背景には、加速する日本の少子化の実態があることはいうまでもありません。2011年の厚生労働省による調査によると、第1子の出産平均年齢(母親)が30.1歳。1975年の調査では25.7歳なので、じつに4.4歳も上回っているということがわかります。この問題は、国まかせにするのではなく、日本人全員で考えなければいけない問題かもしれませんね。「妊活」を語るに不可欠な、女性ホルモンさて、「妊活」において重要なキーワードとなるのが女性ホルモンです。女性が一生のうちで分泌する女性ホルモンの量というのは「スプーン1杯分」程度だと言われています。たったこれだけの量の女性ホルモンですが、生理周期などを司っているので軽視することはできません。女性ホルモンのバランスが崩れると排卵機能が正常に働かなくなり、妊娠するうえで良くない影響を与えてしまうのです。「妊活」は、十分な睡眠が基本!?そして、女性ホルモンは睡眠と密接な関係があるそうです。女性ホルモンとは、エストロゲンとプロゲステロン、2つのホルモンを指し、共に卵巣から分泌されますが、その指令を出すのは脳の視床下部や下垂体といわれる部分。特に視床下部は自律神経をコントロールする役割があり、たとえば過剰なストレスや睡眠不足などの影響を受けると女性ホルモンのバランスの乱れにもつながります。だから睡眠は「妊活」に必要な要素なのです。そこで着目したいのが女性ホルモンにも関わりのある成長ホルモンの存在。成長ホルモンは眠ってから3時間ほどの間に多く分泌されるそうなので、この間に熟睡できるように心地よい入眠を心がけてくださいね。Photo by Petras Gagilas
2015年04月22日アマネファクトリーは9日、同社が提供する妊活サポートアプリ「コウノトリ- 妊娠&妊活応援アプリ」の最新バージョンを公開し、新機能として「基礎体温機能」や、「優先通知機能」を追加した。入力した基礎体温データをグラフなどで閲覧可能なほか、女性が妊活のベストタイミングをパートナーに通知できる。「コウノトリ- 妊娠&妊活応援アプリ」は、排卵日/妊娠可能日をカップルに同時に通知することで、妊活をサポートするアプリ。新たに追加された「基礎体温機能」は、入力した基礎体温データをカレンダーとグラフで閲覧できるほか、生理を基準とした排卵予測日も同時に表示される。基礎体温のほか、日々の体調や出来事などもメモできる。最新バージョンでは、そのほか入力した基礎体温データをもとに、女性が妊活のベストタイミングをパートナーに通知できる「優先通知機能」も追加されている。「コウノトリ- 妊娠&妊活応援アプリ」は、App Store、Google Playよりダウンロードでき、対応OSは、iOS 7.1以降(iPhone/iPad/iPod touch)、Android 4.0以降。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月09日近年、赤ちゃんを妊娠するための前向きな活動を指す「妊活」という言葉が、メディアなどによく登場するようになりました。現代女性は、避妊についての知識は十分に持っていても「どうすれば妊娠するか」は意外と知らないもの。まだ結婚や妊娠・出産を考えていない人も、将来に備えて、妊娠するために行うべきことを知っておきましょう。○まずは、妊娠しやすい生活・体づくりをすること妊活の基本は、規則正しく健康的な生活をすること。もし体を妊娠から遠ざける原因があれば取り除き、生活を改善していく必要があります。現代女性に多いとされ、不妊の原因の一つと考えられているのが、体全体の「冷え」。血行が悪くなると、卵巣に十分な酸素や栄養が届かず、妊娠もしにくくなります。冷え性の人は、薄着を避け、体を温める食事をとり、毎日お風呂につかるなど改善に努めましょう。適度な運動習慣も、血流をよくし、生殖器官の働きをアップさせてくれます。またあまり知られていませんが、痩せすぎるとホルモン分泌が少なくなり、太りすぎるとホルモンバランスが崩れがちになるため、妊娠しにくくなる傾向があります。できる限り適性体重に近づけておくことが大切です。ほかに、喫煙やストレスも妊娠しにくくなる原因になります。健康的な生活をし、日常からストレスを減らすよう心がけましょう。○次に基礎体温をつけて、生理周期を把握する基礎体温は、毎日、起床直前の決まった時刻に測定します。健康な女性の基礎体温は、グラフ化したとき、低体温期と高体温期にはっきり分かれ、それぞれがおよそ2週間ずつ繰り返されます。基礎体温をつけておくと、妊娠しやすいとされる排卵日前後の期間や妊娠の可能性を、自分で把握することができるようになります。またいざ不妊治療のための診察を受けた際に、医師が排卵の様子などを知る手がかりにもなり、スムーズに治療が始められます。○それでもなかなか妊娠しない場合は、病院で検査を受けてみる進む晩婚化や女性の社会進出などを考慮に入れると、赤ちゃんを望んでいるのに1年以上授からない場合は一度不妊検査を受けてみるのもいいでしょう。不妊の原因は女性側、男性側どちらかにあることもあれば、男女両方にある場合もあるので、検査は二人で受けることが大切。男性が受けるのは主に精液検査ですが、女性は、基礎体温表のチェックから始まり、超音波検査や卵管造影検査、ホルモン検査など、多種の検査を受けることになります。実際に不妊治療を進めるかどうかは、検査結果を踏まえて医師の意見も参考にしながら、夫婦で決めていきます。「妊活」の途中で自然妊娠できれば素晴らしいことですが、カップルによっては生活改善や一般的な不妊治療ではなかなか妊娠できず、体外受精など高度な治療を選択するケースがあります。そうした場合、治療にかかる時間も費用も膨大になることもあります。妊活には、覚悟とともに夫婦間の協力と愛情が不可欠だということを、ぜひ覚えておいてくださいね。※画像は本文と関係ありません○善方裕美医師日本産婦人科学会専門医、日本女性医学会専門医1993年高知医科大学を卒業。神奈川県横浜市港北区小机にて「よしかた産婦人科・副院長」を務める。また、横浜市立大学産婦人科にて、女性健康外来、成人病予防外来も担当。自身も3人の子どもを持つ現役のワーキング・ママでもある。主な著書・監修書籍『マタニティ&ベビーピラティス―ママになってもエクササイズ!(小学館)』『だって更年期なんだもーん―なんだ、そうだったの?この不調(主婦の友社)』『0~6歳 はじめての女の子の育児(ナツメ社)』など
2014年12月16日エムティーアイは12月1日、妊活・妊娠・育児中の女性を対象に行った「妊活のストレスとパートナーとの関係について」の調査結果を発表した。調査は9月30日~10月30日、「ルナルナ ファミリー」サイト内で妊活・妊娠・育児中の女性1,240名を対象に行われた。○希望者の半数以上が半年以内に妊娠「妊活開始から妊娠まで、かかった月数を教えてください」と聞いたところ、最も多かったのは「3カ月以内」で28.8%、次いで「4カ月以上~6カ月以内」で25.8%と、半数以上の人が半年以内で妊娠していることがわかった。一方で、約2割の人は1年以上の妊活期間を経て妊娠しており、最長で5年間という回答もありました。調査では、「妊活を開始してから妊娠するまでの期間は個人差も大きいので、あまり焦らず自分のペースで活動し、ゆったりとした気持ちでいることが大切なのかもしれません」としている。続いて「子どもは何人欲しいと考えていますか?」と聞くと、1位は「2人」で61.6%、2 位は「3人」で30.1%と、妊娠を希望する9割以上のユーザーは2人以上の子供を望んでいることがわかった。「しかし、厚生労働省の調査では現在の日本の出生数は平均1.43人となっており、その数字のギャップには、妊娠を望まない人の増加も大きく関わっていると思われますが、"二人目不妊"や、働くママたちの就労環境など出産後の女性を取り巻く社会的な要因も大きいのではないのでしょうか」と同調査。また6.4%の人が「1人」と回答しているが、初産の出産年齢が上昇していることもあり、「1人」で十分と考えているユーザーも一定数いるようだ。○約9割の女性が妊活にストレス次に「妊活中にストレスを感じたことはありますか?」と聞くと、86.1%の女性が「ある」と回答。「ストレスを感じたことがない」という人は、13.9%しかいなかった。「妊活中にストレスを感じることを教えてください」の質問には、「なかなか妊娠しない焦り」と回答した人が35.0%と最も多く、「自分より遅く結婚した人からの懐妊報告」17.8%、「ネガティブになる自分に自己嫌悪する」17.2%と続いた。また、自由回答には「自分は不妊症ではないかと毎月不安になる」「結果的には2カ月で授かることができたが、ネットの情報や基礎体温などから自分は人より妊娠しにくいと思い込んでいた」など、先のことがわからない妊活に、不安を感じながら取り組んでいる様子がうかがえる。○落ち込んだ時は"夫に相談"が1位「妊活中、落ち込んだ時の対処法を教えてください」と聞いたところ、1位は「夫に相談する」で30.7%、2位は「ネットのSNSや掲示板を見る」で25.1%、3位は「仲の良い友人に相談する」19.6%だった。「妊活中にやめてほしいと思った周りの反応はどのようなものですか?(自由回答)」の質問に最も多かった意見は、「子どもはまだ?」だった。同様に「早く生んだ方がいいよ」との言葉に、「私だって子どもを望んでいます!」との声や、「あいさつ代わりにまだ?と聞かれる」「『当然すぐできる』という前提で話される」など、周囲が軽い気持ちで言った言葉でも、妊活している女性にとっては、心ない言葉に感じられ傷ついている人も多いようだ。また、「二人目は?」「一人っ子はかわいそう」など、二人目を急かされることや、「男の子のみを希望される」など、自分では対処できないことについて、周りからプレッシャーを感じストレスになっていることがわかった。ほかにも、「周囲からタバコや飲酒を進められること」「子どもを希望していないものとして話をされる」などさまざまな意見があり、「無理に励まそうとしないでほしい」との意見からは、そっとしておいてほしいと感じている本音もうかがえた。○「一緒に頑張ろう」など、同じ妊活中の女性からの言葉が励みに!「妊活中にうれしかった周りの反応はどのようなものですか?(自由回答)」の質問には、夫や友達だけでなく、同じ妊活中の人からの言葉がうれしいという声が多くみられ、自分の思いに共感してもらえた時に、救われたと感じることが多いようだった。回答例は以下の通り。■思いつめすぎないように、とかけられた言葉「ゆっくり頑張ろう」「心配しなくても大丈夫」「あなたのせいじゃないよ」「1人で悩まないでね」■カラダをいたわる言葉・救いになった行動「身体を大事にしてね」「妊活にいいものをプレゼントしてくれた」「重いものを持ってもらえた」■自分の気持ちに寄り添ってくれる言葉・妊活中の人からの言葉「悲しいよね」「私も同じ体験をしたよ、つらいよね」「一緒に頑張ろう」■夫からの言葉・救いになった行動「君が元気でそばにいてくれて、一緒にいられるだけで幸せだよ」「自分たちのスピードで、焦らずゆっくりやろう」「"焦らないで大丈夫"と抱きしめてもらえた」■赤ちゃんについての言葉「まだ二人のところに下りてくるタイミングを待ってるんだよ」「まだ赤ちゃんがこないのは夫婦との時間を大事にしなさいってことだよ」「ママが悲しくて泣いてたら、赤ちゃんだってきたくないって思うよ、だから幸せオーラだしまくろう!」○8割以上の夫が妊活に協力的「夫は妊活に協力的ですか?」と尋ねたところ、「協力的」48.2%と「まあまあ協力的」34.8%の回答を合わせると、8割以上の夫が協力的という結果になった。「妊活中の夫の行動で悲しかったことや、すれ違いを感じたエピソードがあれば教えてください(自由回答)」という質問には、以下のような声が集まった。■"仲良し日"(性交渉)に関するエピソード「タイミングの日に疲れているから、眠いからと相手にしてもらえなかった」「今日は無理と言われる!」「妊活と思ってSEXするのがストレスと言われた」「すればいいんだろ! と言われた」「この日! と決めてするのは嫌だ! と言われた」「セックスレスになった」■協力してくれない! エピソード「自分には不妊の原因がないと思っている」「趣味と仕事が中心の生活で、妊活に協力してくれない」「タバコをいつまでたってもやめてくれない」「子供がほしいというくせに、努力をしてくれない」「いつが良いタイミングか聞いてくれていない」■何気ない言葉・態度についてのエピソード「子供が欲しいと、ふいに口にされることが辛い」「今回は妊娠したでしょう、と言われた」「何で生理がきたの? と言われた」「焦りすぎ、と言われた」「生理が始まってしまったとき、自分は泣いているのに相手は慰めてくれない」「何でそんなことを話し合わないといけないの? と言われた」「妊活に必死過ぎない? と一言…」「妊活中の夫がしてくれた行動で最もうれしかったことや、思わず人に話したくなったエピソードがあれば教えてください」と聞くと、以下のような声が寄せられた。■"仲良し日"(性交渉)に関するエピソード「"仲良し日"を旦那が覚えていてくれた」「タイミングを合わせる日を聞いてくれるようになった」「タイミングを取る日を伝えたら、いつもありがとうねって言ってくれた」「また来月頑張ろうと言ってくれた」「妊活前の仲良しは月1回だったけど、妊活を始めたら週1回以上に増やしてくれた」■協力してくれた! エピソード「一緒に頑張ろうと病院に付き添ってくれた」「いつもありがとう、と言ってくれた」「病院に行こうかな、と自発的に言ってくれた」「先輩パパに相談してくれていた」■何気ない言葉・態度についてのエピソード「夫が誘ってくれた」「子宝祈願の有名な神社にお参りに行きたい! と言ったら、快く連れていってくれた」「ストレスを感じないようにと家のことを手伝ってくれたこと」「一緒に妊娠の勉強をしてくれた」「コウノトリさん、住所がわからないのかな? と私を笑わせてくれた」「体を冷やすのは良くないと話したら、布団をかけてくれるようになった」「妊活をする上で、夫に対して気遣いや工夫をしているものがあれば教えてください」と聞いたところ、最も多かった回答が「妊娠に関する情報をさりげなく伝える」で26.0%、次いで「普段からスキンシップをとる」23.6%、「褒める、感謝の気持ちを伝える」17.6%、「夫の体調を気遣う」16.6%となった。
2014年12月01日現在“妊活中”で芸能活動を休業している女性お笑いトリオ「森三中」の大島美幸が10月20日(月)、主演作『福福荘の福ちゃん』の完成披露試写会に出席し「こういう(公の)場に立つのは久々で緊張しております」と元気な姿を見せた。映画初主演にして、丸刈りで「年齢=カノジョいない歴」という女性恐怖症の塗装職人・福田辰男(通称:福ちゃん)を熱演した大島さん。そのオッサンぶりはすでに海を渡り、カナダ・モントリオールで開催された第18回ファンタジア国際映画祭で見事、「最優秀女優賞」を受賞したばかりだ。この日、初めて賞状を手にした大島さんは「オッサンなのに女優賞?って(笑)。嬉しさと同時に『ウソだろ!』って気持ちで思わず笑ってしまった」。撮影が行われたのは約1年前。昨年夏には「24時間テレビ」のチャリティーランナーを務め、体がシェイプアップされた状態だったため「あの後で、10キロ太ってくれと言われて…。普段ならなんてことないが、筋肉がついていたので、太るのが大変だった」とオッサン役の役作りに苦労したのだとか。東京・新宿ピカデリーで行われた完成披露試写会には大島さんを始め、共演する水川あさみ、荒川良々、徳永ゆうき、藤田容介監督が出席。水川さんは福ちゃんの中学時代の初恋の人で、女性恐怖症の原因でもあるヒロイン・千穂を演じており、「現場の大島さんは…、もう完全にオッサンでしたね。もう同じ女性という感覚もなくて、手を繋いだり、寄り添ったりするのも恥ずかしくなかった。それはそれで失礼なんですけどね(笑)」と太鼓判!「大島さんに断られたら、この映画は終わりだった」とふり返るほど、キャスティングに強いこだわりがあった藤田監督は「紆余曲折あって完成した作品なので、こうしてお披露目できて、こんな嬉しいことはない」と安堵の表情。すでにイギリス、ドイツ、イタリア、台湾など海外での公開が決定しており、「海外の映画祭で何度か上映しているが、まったく壁を感じない」と手応えを示していた。『福福荘の福ちゃん』は11月8日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:福福荘の福ちゃん(C) 『福福荘の福ちゃん』製作委員会
2014年10月21日「妊活」という言葉が流行しています。妊活をしている人は「早く妊娠したい!」と思っているかもしれませんが、実は妊活中のいまにやっておくべき、知っておくべきことがあるのです。かくいう私も妊娠してから「これは妊娠前に知っておきたかった…」ということがたくさんあって、後悔したものです。今回はそんな後悔をしないためにも、妊娠する前に知っておくべきことを4つまとめてみました。■出産にかかる費用は、案外多くない出産というとたくさんのお金がかかりそうなイメージがありますが、特にトラブルなく出産を迎えられた場合、案外お金はかかりません。妊娠中の検診は、補助金でほぼ無料になりますし、分娩費用も健康保険の出産一時金で相殺すれば10万円ほどですみます。私にはお下がりをくれる親族がいたこともあり、出産準備品も1万円かからずに揃えることができました。子どもを産むにはもっと貯金ができてからにしようかと悩んだこともありましたが、まさに安ずるより産むが易し、でした。■医療保険は必ず妊娠前に入っておこう医療保険に加入するだけなら、妊娠27週目までは加入することのできる保険がほとんどです。ただし、加入はできても「特別条件」として、今回の妊娠にかかる手術や入院は給付の対象とならないという条件の付いている場合が多いもの。母子ともに順調に出産できればよいですが、何が起こるのかが分からないのが妊娠や出産です。妊娠中に切迫早産で長期入院になったり、帝王切開での出産になったりした場合、予定外の出費があることもありますし、帝王切開になった場合、手術をすることになるので、その後数年は保険に入ること自体難しくなる場合があります。妊活中のいまこそ保険の加入、見直しをしておきましょう。■産院・分娩の予約は、妊娠が分かった時点で私は雑誌やインターネットで情報を得ながら慎重に産院を選びました。おかげで納得のいく産院が見つかったのですが、妊娠9週の時点で電話をしても、希望した産院は人気だったようで、すでにお産・分娩の予約が埋まっていたのです。人気の産院や病院は出産月の8ヵ月前ほどから予約がいっぱいになってしまいます。無痛分娩やスタイルにこだわったお産をがしたい人は、妊活中から産院や病院の目星をつけておき、妊娠が分かった時点でお産の予約をするのがよいようです。■性感染症が妊娠や出産のリスクになることもある自分は大丈夫! と思っていても実は性感染症は性行為以外の感染経路で感染していたり、自覚が無いこともあります。たとえば代表的な性感染症のクラミジア感染症は自覚症状が無いことが多く、放っておくと不妊の原因になります。また出産時に感染したままですと赤ちゃんにも感染する確率が高く、赤ちゃんが結膜炎や肺炎になることもあります。性感染症が、不妊や出産時リスクが高まったりする原因になる場合もあるので妊娠を考えた時点でパートナーと共に検査をしてみましょう。以上が、私が出産前に知っておきたかった4つのことです。妊活中の女性は参考にしてみてくださいね。
2014年09月29日女性の悩みに応える株式会社デジタルブティックと株式会社ohana本舗は妊活中、妊娠中、育児中の女性に必要な栄養素を考慮した、オリジナル野菜セットを共同開発し、6月から販売を開始しており、9月19日に販売サイトをリニューアルオープンしたと24日発表した。デジタルブティックは、年間700万人以上のママに利用されている妊娠・出産・育児ソーシャルメディア「ベビカム」の運営を通して、「もっと野菜を摂りたいが、どんな野菜を食べれば良いか分からない」「買い物をするのが大変」「野菜の品質が気になる」といった女性たちの声を元に、今回のセット開発に至った。大分県臼杵市の農場で、無農薬・無化学肥料の野菜栽培に取り組んでいるohana本舗と共同で開発することで、妊活・妊娠・育児といった、特にからだに気を配りたい時期の女性たちにとって気になる、安全性、栄養価、利便性などを最大限に考慮した野菜セットが完成した。また、今回の販売サイトリニューアルによって、WEBサイトから手軽に購入できるようになった。(画像はプレスリリースより)無農薬・無化学肥料野菜価格は各2,500円(配送料・消費税込)で、定期購入の場合は、初回1カ月間1,250円とお得になる。ビタミンC、E、葉酸、鉄、カルシウム、食物繊維など、妊活中、妊娠中、育児中の女性にとって特に重要な栄養素を、多く含む野菜を厳選し、旬の野菜7品目+おまかせ1品目+おたのしみ1品目を届け、バランスの良い食生活による、健康なからだづくりを応援する。「ベビ待ちさん」には冷え・ストレス改善、ホルモンバランス改善等の働きがある栄養素、「妊婦さん」には胎児の発育や、貧血・便秘防止等に必要な栄養素、「ママとベビー」には母乳育児や離乳食に役立つ栄養素と、それぞれに重要な栄養素を含んだ野菜が届く。野菜はすべて、無農薬、無化学肥料栽培で、種まきから苗の育成、栽培まですべて自社農場で行い、土づくりにもこだわった、高品質な野菜であるだけでなく、収穫したその日に箱詰めし、クール宅配便で当日中に発送されるため、買い物の手間が省けるだけでなく、新鮮な野菜を楽しむことができる。【参考】・株式会社デジタルブティックのプレスリリース(PR TIMES)・[ohana本舗×ベビカムオリジナル野菜セット]
2014年09月25日(画像はプレスリリースより)65%の妊婦さんが「妊活」をしていたと回答医療・健康系モバイルサービスを展開するプラスアールは、「妊活」について、同社が提供するマタニティアプリ「妊娠なう」利用の妊婦さん668名(年齢構成:10代6%、20代66%、30代27%、40代以上1%)を対象に調査した、「妊活についての調査2014」を発表した。調査結果によると65%の妊婦さんが「妊活」をしていたと回答。年齢別では10代で60%、20代で62%、30代で73%、40代で83%。妊活によって妊娠に至った人が半数以上で、年齢が高くなるほどその傾向が強くなっているという。医療機関を受診していたのは15%「妊活」としてどんなことをしましたか?(複数回答可、N=436)という質問では、「定期的なSEX」(76.8%)、「基礎体温をはかる(排卵日の予測)」(65.6%)、「妊娠のための知識アップ」(48.4%)が上位。「排卵日の予測」については、「パートナーにはっきり伝えた」という人がいる一方で、伝えづらいという人も。「義務的にならないよう排卵日に旅行やお出かけをしていた」、「排卵日は毎月旦那さんに伝えづらかったので家族共有カレンダーアプリに登録していた」という妊婦さんもいたという。また、医療機関を受診していたのは15%(パートナーの受診も含む)で、「妊娠に関してパートナーと深く話し合った」、「妊娠を希望してすぐに不妊症の検査を受けた」、「主人との絆が強くなったなと痛感しています」、「人と比べてしまい、それがストレスとなった」などの体験談が寄せられたとしている。【参考】・プラスアールプレスリリース(Dream News)
2014年06月01日オプトは3月20日~25日の期間、「妊活」期(子供を作る準備期)・妊娠期・「乳幼児~子育て」期の男女1,050人を対象に、「妊娠・出産・子育て」に関する情報行動の実態とニーズについての調査を行った。○44%が妊活期の情報はテレビで入手まず、妊活の時期に調べた情報について尋ねたところ、「年齢と出産」が77%、「出費や経済面」53%、「妊娠中の健康・生活」48%となった。また、その情報源については「テレビ番組/テレビCM」44%が最も多く、以下「友人・知人」36%、「一般雑誌の記事・広告」24%、「病院・医院」24%が続いた。○育児と両立できる職場環境の情報に関心次に、妊娠・出産・子育てについて最も関心のあるものを聞くと、全ての時期で「育児と両立できる職場環境」が上位にあげられているほか、「子育て支援制度・サービス」も比較的どの時期でも関心が高くなっている。このほかは時期によって関心事は異なり、妊活期で「不妊治療」「出産する病院選択」、妊娠期で「産後ケア」、第一子0歳では「子供の食事」、第一子1~2歳で「保育園・幼稚園」「しつけ」、第一子3~5歳で「子供の教育・習い事」などが挙げられた。○保育園・幼稚園の情報が不足妊娠・出産・子育てに関して不足している情報について尋ねると、全ての時期で「保育園・幼稚園」が多く見られた。妊活期・妊娠期や出産後では「自治体への届け出や法律・制度」「行政の子育て支援や手当」などが上位になっている。出産後は「子供の遊び場」「子育て中・子育て後の仕事」との回答も多く見られた。また、家族を除く妊娠・出産・子育ての相談相手については、「地元の友人・知人」「学校(時代)の友人・知人」が多く見られる。これら相談相手とのコミュニケーションツールとしては「LINE」が最も多く70%近くにのぼっており、「メール(携帯・スマホ)」も40%台と高い結果となった。市区町村の妊娠・出産・子育て支援制度の活用状況についてみると、妊活期では男女とも70%以上が「制度そのものをよく知らない」と回答した。妊娠期以降のステージでも、30~40%程度が「制度そのものをよく知らない」としており、行政の子育て支援制度について、周知状況の課題がうきぼりになっている。行政から入手したい妊娠・出産・子育て情報については、男女とも各時期を通じて「保育園・幼稚園・育児施設」「マネー・税金」「制度・サービス」が多く挙げられている。
2014年04月07日本レポートは、注目が高まる“妊活”にフォーカスし、その背景や実態を明らかにするために、子供が欲しいと思う20代後半~40代前半の女性を対象にした、「トレンド総研」によるアンケート調査の結果となっている。また、本調査から明らかになった、妊娠への準備の重要性について、産婦人科医の宋 美玄先生への取材もまとめられている。概要は以下の通り。■20代後半~40代前半の女性500名に「妊娠・妊活」に関する調査を実施~妊娠への不安と“妊活”トレンドの実態~・94%が「妊娠に不安」も、8割が「妊娠への取り組みなし」「妊娠に対する不安な気持ちがありますか?」と聞くと、「ある」と回答した人は94%にのぼります。それでは、上記表の不安に対して、女性の方たちはどのような対策をとっているのでしょうか。「妊娠に対する不安に対して、ご自身で取り組まれていることはありますか?」と聞きました。この質問に「ある」と答えた人は、20%にとどまります。8割程度の人は妊娠に対する不安を感じつつも、実際には何も対策を行えていないことが明らかになりました。その理由を自由回答で聞いたところ、「しばらく妊娠の予定がなく、準備をする気持ちにならない。(東京都・28歳)」「仕事が忙しく、ゆっくり考える時間がないから。(埼玉県・43歳)」といった意見。今回の調査対象の方たちは、現在、あるいは、将来的には、子どもが欲しいと思っている方たちですが、それでも、妊娠に対する準備ができているという人はごく一部に限られます。・認知率63%にのぼる“妊活”、77%が「今後、重要性を増すと思う」こうした現代社会で注目を集めているのが、“妊活”トレンドです。不安も多い妊娠に対して、ポジティブに自分らしい選択をとることを指す、この“妊活”というスタイル。女性誌をはじめとする各メディアで広く紹介され始めていますが、その認知はどの程度広がっているのでしょうか。今回の調査対象である、子どもが欲しいと思っている20代後半から40代前半の女性に聞くと、「“妊活”という言葉を見たり、聞いたりしたことがある」という人は、63%を占めます。特に、30代後半の認知率は高く、70%にのぼります。今回の調査対象に当たる方たちにとっては、特に身近な話題であることを差し引いても、“妊活”がかなり広く受け入れられていることがうかがえる結果と言えるでしょう。さらに、「今後、“妊活”の重要性は高まると思いますか?」とたずねると、「思う」という人は、77%。これは婚活について行なった同様の質問に対する72%をも上回る結果です。今後、“妊活”トレンドは、“婚活”と同様に、より広く受け入れられるようになるかもしれません。・実施意向率はおよそ半数…、ポイントは“基礎体温”“葉酸”“運動”そこで、“妊活”に対する現代女性の受容性を受けて、「今後、“妊活”を実践したいと思いますか?」と聞きました。その結果、「思う」と答えた人は49%。およそ半数にのぼります。一方で、“妊活”を実践するためには、妊娠に対する正しい理解が不可欠になるでしょう。例えば、増加している高齢出産については、そのリスクは避けることはできません。妊娠に対して、女性がポジティブに幅広い選択肢を持つためには、そのリスクについても知らなければなりません。リスクを認識し、そのリスクをコントロールしながら、ポジティブな選択を行なうことこそが、妊活と言えるでしょう。ところが、「“妊活”を行なうにあたり、妊娠に対する十分な情報があると思いますか?」と聞くと、「あると思う」と回答した人は33%のみ。子どもが欲しいと思っている人でも、3分の2は妊娠に対する情報の不足を感じているようです。また、今すぐに子どもが欲しい人ではなくても、妊娠に備えて行なうべきことは、山ほどあります。そこで、こうした取り組みを実施しているかどうか、たずねてみると、妊娠に備えて何かしらの取り組みを行っているという人は、わずか30%にとどまります。ちなみに、こうした取り組みの一例としては、「基礎体温を測る。(静岡県・32歳)」「葉酸のサプリメントを上手に利用している(東京都・28歳)」「適度な運動、バランスの良い食事を意識する。(千葉県・38歳)」といった意見が、実施している取り組みとして、多くあげられました。■産婦人科医・宋 美玄先生に聞く、“妊活”のポイント今回の調査からは、“妊活”への注目の高まりと、そのために必要な情報の少なさが明らかになりました。そこで、産婦人科医で、メディアでも様々な活躍をされている宋 美玄先生に、“妊活”のために必要な取り組みについて、お話をうかがいました。・“妊活”トレンドは当然の流れ、ポイントは妊娠に備えて準備を怠らないことQ.今回の調査では、“妊活”への注目度の高まりがうかがえました。この“妊活”について、どう思いますか?先日、内閣府が主催する、少子化危機突破タスクフォースという会議に出席したのですが、その中で、「変わるべきは社会、企業、男性です。」という話が出て、その通りだと思いました。現在の日本では、社会的な流れや経済的な理由により、高齢出産以外の選択肢がない人も少なくないというのが現状でしょう。35歳以上で初めての出産を迎えることを、高齢出産と言いますが、現在、日本における高齢出産は全体の25%程度にものぼります。けれども、通常37、38歳頃を境に、妊娠率は急激に下がります。個人差もあり、45歳くらいで妊娠なんていう人もいますが、それは100人に1人以下の割合です。最近では、卵子の凍結保存なんて話題も取りあげられていますが、これはちょっと極端すぎる話でしょう。そう考えると、妊娠に対する最大のハードルは、「子どもができるか、どうか」とも言えるかもしれません。40歳くらいになって、「結婚はいいけど、子どもは欲しい」なんて女性も少なくないですよ。そうした中で、“妊活”といった考え方が広がるのは当然のことと言えるでしょう。高齢出産のリスクを正しく理解し、女性が自ら積極的に妊娠と向き合わなければ、子どもを持つことができない時代になりつつあるとも言えるかもしれません。また、こうした中で、いざという時に支障をきたさないように、妊娠のために準備しておくことが、女性には求められます。・重要なのは、ちょっとした体の変化を見逃さないことQ.妊娠に向けての準備とは、具体的にはどのようなことを指すのでしょうか?まず、女性が自分の体のことをよく知っておくことが重要です。子どもが欲しいとなった時に、困らないようにしなければなりません。例えば、生理不順を放っておかないなど、ちょっとした体の不調を見逃さないといったことも重要です。辛い生理痛を我慢し続けた結果、子宮内膜症になっていたなんて話もあります。子宮内膜症の半分は、不妊です。そうならないように、検診を欠かさないとか、何か気になることがあれば、すぐに医者に相談するとか、こういったことが重要になります。・“妊活”に葉酸! 子どもが欲しいと思った時点でのサプリメント利用がオススメ、女性に嬉しい+α効果もQ.今回の調査では、「葉酸のサプリメントを飲む」など、いくつかの“妊活”に向けた取り組みが紹介されましたが、特に重要なポイントなどがあれば、お教え下さい。確かに、葉酸は非常に重要なポイントになります。葉酸はビタミンB群の仲間になるのですが、細胞が分裂する時に、非常に重要な役割を果たします。例えば、抗がん剤のように、細胞の分裂を抑えるための薬には、葉酸の働きを阻害する成分が入っているほどです。一方で、妊娠は、受精卵から赤ちゃんが育つこと。すなわち、人生の中で、最も活発に細胞分裂をしている時期です。このタイミングで、葉酸が不足してしまうと、生まれてくる子どもの口唇口蓋裂、二分脊椎などのリスクが上がると言われています。最近では、自閉症にも関係があるというデータもあり、ますます無視できないものになっていると言えるでしょう。さらに、葉酸について、もう少し詳しく説明します。成人女性が1日に必要な葉酸の量は、200~240μgとされます。葉酸は、ブロッコリーや肉などに含まれますが、これらの食材を茹でたり、洗ったりすると、水で流れてしまうという特徴があります。これらの食品だけでは、1日に必要な分を摂るだけでも、意外に大変なものです。その上、赤ちゃんに必要な分まで葉酸を摂るとなると、困難を極めるでしょう。ですので、赤ちゃんのためには、サプリメントの利用をオススメします。一方で気を付けるべきなのが、葉酸を摂り始めるタイミングです。受精卵の段階といったら、着床後2週目程度。その頃から、お母さんの体の中では、毎日活発に細胞分裂が行なわれる訳です。通常、妊娠に気付くのは、生理が遅れてちょっとしてからなので、妊娠5週目頃でしょう。つまり、妊娠に気付いてから、葉酸の摂取を始めるのでは遅いのです。妊娠する前から、葉酸を摂り始めなければなりません。実際に、カナダなどでは、葉酸のサプリメントの摂取が推奨され、それだけでなく、小麦やパンへの葉酸の添加が義務付けられているほどです。日本でも、2000年に厚生労働省から妊娠の可能性がある女性に対して、葉酸摂取を推奨する通知が出されました。しかし、まだまだその意識は十分ではないと言えます。子どもが欲しいと思った時点から、葉酸のサプリメントを利用し始めるくらいで、ちょうど良いでしょう。また、葉酸は、妊娠前の女性にとっても嬉しい効果が期待できます。細胞分裂を助ける葉酸には、肌のターンオーバーを助ける効果があります。キレイな肌を保つ手助けをしてくれるのです。また、葉酸が欠乏すると貧血にもなります。貧血になれば、代謝が悪くなり、同じ運動をしてもカロリー消費が少なくなってしまいます。ダイエット中の女性にも欠かせない成分と言えます。産婦人科医/宋 美玄(ソン ミヒョン)<経歴>1976年 1月23日 兵庫県神戸市生まれ。2001年 大阪大学医学部医学科卒、同年医師免許取得、卒業後大阪大学産婦人科入局2007年 川崎医科大学講師就任2009年 イギリス・ロンドン大学病院の胎児超音波部門に留学2011年 川崎医科大学産婦人科の大学院に入学し、産後の女性の健康について研究しながら診療にも携わっている2012年 1月1日 女の子を出産し、母となる。<現在の活動状況>フジテレビ「とくダネ!」に火曜日レギュラーコメンテーターとして出演中。子育てと産婦人科医を両立。“カリスマ産婦人科医”として、様々な女性の悩み、性、妊娠などについて、女性の立場からの積極的な啓蒙活動を行っている。[調査概要]調査名:「妊娠に対する不安と“妊活”に関する意識・実態調査」調査対象:25歳~44歳の女性 500名 (年代別に均等割り付け)※20代後半:125名/30代前半:125名/30代後半:125名/40代前半:125名※既婚者、あるいは、現在、結婚の予定がある人※現在、将来問わず、子どもが欲しいと思う人調査期間:2013年6月4日(火)~2013年6月6日(木)調査方法:インターネット調査調査実施機関:楽天リサーチ株式会社 記事引用元:PRTIMES
2013年06月28日あなたは今、赤ちゃんが欲しいと思っていますよね?でも、なかなかできなくて悩んでいる…。もしかしたら、そのストレスがひとつの原因かもしれません。ストレスから解消された途端に授かったというママ、実は意外に多いんです。今、不妊で悩んでいる女性の間で話題の「妊活応援メルマガ」を知っていますか?無料配信で時間とお金の節約に!正直、時間もお金もかかる妊活。エクササイズや食事療法、色々試してみてもダメだった…。「妊活応援メルマガ」なら、無料で妊娠に必要な食事法や、生活習慣改善など、今すぐできる最新情報をお届け!他の読者さんの成功例を共有したりしながら前向きな気持ちで妊娠活動をできるように応援をしています。さらに、専門の先生が「妊娠するために“本当に必要な情報」だけを厳選してお届けしてくれるので、信頼できますよね。不妊治療は人によって違います。可能性はたくさんあったほうがいいですよね!あなたの妊活情報、最新ですか?妊娠への近道は、「正しい知識を身につけること」です。妊活は、まだまだ世の中に広まってないことも多く、噂やウソの情報が氾濫しています。やみくもにネットで得た情報や、うろ覚えの情報は今すぐ全部捨ててください!「じゃあ、どうしたらいいの?」そう思ったらまず、「妊活応援メルマガ」に無料登録してみてください。まずは、あなたがリラックスしていることが、赤ちゃんを授かりやすくする一番の方法ですよ。自宅にいながら無料で妊活最新情報が手に入る「妊活応援メルマガ」で、ポジティブ妊活、はじめてみませんか?元の記事を読む
2013年03月30日近年注目されるようになり、流行語にもなっている妊活。テレビや雑誌でも現代女性の妊娠・出産や不妊治療の問題などが頻繁にとりあげられるようになってきました。しかしまだ、「妊活は不妊の人がするもの」というイメージであったり、妊娠・出産に関しても「“いつか”は産みたい」「“その時”がきたら考える」という姿勢で漠然ととらえていたりする女性が多いのではないでしょうか。そんな風に妊娠と向き合うことを先送りにしていても、いざ産みたくなった時順調に妊娠できるとは限りません。未来に手にすべき幸せのために、今からできることを心がけましょう。では、今から何をすれば良いのでしょうか? 妊活といっても、何も特別なことをする必要はありません。基本的には「健康に気を配る」ことだけです。赤ちゃんは母親の身体から栄養をもらい、母親の身体の中で育つので、なにより母体が健康であることが一番大切です。母体の健康がそのまま赤ちゃんの健康に反映されます。今のあなたの身体が未来の母体になるのですから、今から健康を管理し、病気にならないように気をつけましょう。具体的に心がけたいことは以下の4つです。1. 生活習慣を改善する健康にもっとも重要なのは、当たり前ですが規則正しい生活を送ること。3食きちんと栄養のあるものを食べ、よく眠り、適度に運動する。わかりきったことなのですが、忙しい現代女性には、この当たり前のことをするのが難しいですよね。しかしこれは、自分の意識で変えられるものでもあると思います。2. 定期的に健康診断を受けるいざ子どもが欲しくなった時に初めて産婦人科を受診し、病気が見つかるというケースも少なくないようです。婦人科系の病気の中には、卵巣の病気のように、病気であってもあまり症状が表に出ないものもありますし、子宮頚がんのように20代、30代でもかかりやすいものもあります。現代女性は、いざ「子どもが欲しくなった時」が高齢になっていることも多く、そこから治療をするとなると、出産時期がどんどん遅くれ、タイムリミットが迫ってくるということもあります。「早期発見して治療をしていれば…」ということにならないためにも、20代のうちから定期的に検診を受けるようにしましょう。また、歯周病で早産の可能性が高まるなど、婦人科系以外の病気も妊娠・出産に影響してくるので、身体全般のメンテナンスを心がけましょう。3. 冷えを改善女性に多い冷え症。病気ではないので対策が後回しにされがちですが、妊娠は高温期にするものなので、体温が低いと妊娠しにくくなってしまいます。しょうがを摂取する、毎日湯船につかるなど、寒さの厳しい今の季節はもちろん、夏も、冷たい飲み物をひかえるなど身体を冷やさないように心がけましょう。4. 基礎体温をつける「毎月きちんと生理がきているから私は大丈夫」と思っている方もいると思いますが、残念ながら生理が順調でも安心はできないのです。体温がバラバラだったり、低温期と高温期の2層にきれいに別れていなければ、生理がきていても排卵していない可能性もあります。毎日基礎体温をつけると自分の身体の状態がよくわかってきます。病気の発見に役立つのはもちろん、いつ次の生理がくるのか、また、心や肌の調子が不安定になる時期もわかってくるので対策もしやすくなります。基礎体温を記してグラフなどを作成、生理日予測などをしてくれる無料のアプリもあるのでぜひ活用してみましょう。このほか、女性に不可欠なホルモンであるエストロゲンに似た役割を担うイソフラボンを多く含む大豆食品を積極的に摂るのも効果的です。健康で妊娠に向く身体をつくることは、実は女性としてそのまま美容にもつながるので、実行して損することは一つもありませんね。また、健康面のことだけではなく、未来のライフプランをきちんと考え、妊娠・出産と一度しっかり向き合うことが、なにより妊活の第一歩になるのではないでしょうか。(金沢 霞)
2013年02月04日主に病院・福祉施設向けの栄養補助食品を開発・製造・販売するニュートリーは、5月28日~6月10日の期間、働き盛りの既婚女性(22~48歳)を対象に「妊活と栄養に関するアンケート」を実施した。有効回答数は249人。調査の結果、妊活中・妊活経験有りと回答した女性の約8割が、妊活のために自身の食生活改善を「必要」と考え努力していることがわかった。またパートナーの食生活改善が「必要」と感じている人も8割超。一方で、実際は「いくら言ってもやる気がない」「男性は妊活知識の取得に積極的でない」といった意見や、「男性に対する医師の助言やメディアからの啓発」を求める声が挙がった。「妊活のために普段から行っていることは?」との設問では、1位「冷え対策」、2位「基礎体温計測」、3位「食生活の改善」という結果に。第3位の「食生活の改善」は、「ヨガやピラティスなどの運動」を押さえ59%と、約6割の女性が注目していることがわかった。食生活改善の努力について問う設問では「かなり努力している」(8.0%)、「まあまあ努力している」(56.6%)との回答があわせて約6割。一方、「現状の食生活に自信があるか?」との設問では、「あまり自信がない」(30.5%)、「まったく自信がない」(8.8%)と、約4割が現時点での食生活に不安を感じている。「具体的に食生活で何に気を付けているか」では、「食べる物」(69.9%)と「栄養面」(63.9%)が群を抜く結果に。また実際に摂(と)り入れているのは「サプリメント」が1位となった。自由記入のコメント欄には「相当サプリに頼っている」「好きでもない食材を摂(と)るのはストレス」などがあり、ストイックな食生活の改善よりも手軽に栄養素補給ができるサプリに注目が集まっていることがわかる。ただ、「病院では食生活の指導がない」「何を信じれば良いかわからない」など、食生活や栄養に関する正しい情報提供を求める声が挙がっている。「パートナーの食生活は改善が必要か」を問う設問では、「かなり必要だと思う」(35.3%)、「まあまあ必要だと思う」(47.4%)という回答が合計82.7%に。しかし、「いくら言っても努力が見えない、やる気がない」「自分は大丈夫と考えている」などのコメントも寄せられた。パートナーの協力を得る難しさがうかがえる中で、パートナーの協力を得るには、「第三者の根拠ある説明が効果的」「男性誌や男性情報サイトでの啓蒙を強く願う」「メディアはさりげなく食生活の話題を提示してほしい」という声も多く挙っている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日河本メンタルクリニック(東京都墨田区)では2009年12月、”婚活”を行っている過程で不調になった人のための「婚活疲労外来」を立ち上げた。この”婚活疲労”について同クリニック顧問の小野博行医師に話を聞いた。小野医師は河本メンタルクリニックで治療にあたるほか、院長を務めるおのクリニック(東京都東村山市)でインターネット電話サービスを活用した「婚活疲労スカイプ・カウンセリング」も行っている。「私自身は婚活というものについてよく知らなかったのですが、もともと鬱(うつ)の患者さんの中に婚活をしている方がいて、うまくいったかいかなかったかでそのときの病状に影響が出ていたんです」と小野医師。「ネットでも調べてみたところ、婚活をしているという人のブログの中には、こちらから見たら鬱(うつ)に足を踏み入れているような人も見受けられた。これはきびしいものなのだなと感じました」と振り返る。そこで婚活特有の精神疾患に対応するために、専門外来を立ち上げることになったという。婚活疲労外来を受診する人には当初男性が多かったそうだが、現在は男女半々くらいになった。年齢は30代~40代くらいが多いという。症状はうつ病、不安障害。「結婚相談所でマッチングされた相手からのメールが減った」などささいなことで疑心暗鬼になってしまう人もいるという。小野医師は、「婚活は、ほかにはないような特殊な場面。一回断られるだけでも大きなダメージを受けることになる」と語る。婚活においては、年齢、学歴、年収、性格、マナー、エスコートの仕方、家族、住むところなどあらゆるところから評価される。しかも、婚活ではどうして相手から断られたかがわからない。理由を伝えないのは相手のことを思ってのことなのだが、それが分からないだけに、あらゆる点、全人格を否定されたような気持ちになってしまうのだという。婚活疲労で不調におちいってしまうのは、きまじめな人や余裕がない人に多いそうだ。小野医師は「思い込みが激しい人にも多い。例えば、何歳までに結婚しなくては、と自分で年齢に制限を設けてしまうようなことです」と話した。「婚活は、疲労するにはする」と小野医師。「ただそれが疲労だけなのか病気なのかが、その人への道案内のポイントになる。ものごとをマイナス方向に考えがち、というと鬱(うつ)の可能性がある。不安障害だと頭痛や胸の痛み、過敏性腸症候群など体に出る場合も多い」と話す。こうした不調におちいらないためのアドバイスとしては、「婚活仲間をつくる」があるという。婚活をしていることを人に知られたくない、友人や親にも言っていない、という人も多いそうだが、「自分だけの考えの中に入り込んでしまわないように、人に相談することが大切」と小野医師。さらに「断られたときの大きなダメージは、体験していない人にはなかなかわからないもの。相談相手にするのは婚活を体験したことのある人のほうがよいと思います」と述べた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月19日今は妊活の時代。株式会社講談社から2012年3月19日、『妊活バイブル』が発売された。著者は齊藤 英和と白河 桃子。妊活とは、妊娠に関して学び、行動することをさす。35歳までが妊娠適齢期なのに対して、現代では少しずつ遅くなっている結婚期。結婚したら自然に授かるとのんびりしていると、すぐに妊娠適齢期を過ぎてしまう。正しく学び、しっかり計画。著者は、国立成育医療研究センター母性医療診療部不妊診療科医長の齊藤英和先生と少子化ジャーナリスト白河桃子さん。妊娠適齢期、卵子の加齢、不妊について正しく学び、女性はこれからの人生を計画していく必要があるという。【目次】第1章婚活時代は妊活時代(白河)第2章教科書が教えてくれなかった卵子の話(齊藤)第3章「産める身体」ってどんなカラダ?(白河)第4章不妊治療の現場から(齊藤)第5章「産みたい」なら、まず結婚?(白河)第6章妊活時代の真・妊娠力とは(齊藤)第7章共働きカップルの妊活術(白河)第8章セックスレスが大問題(白河)第9章35歳から産めるココロとカラダのメンテナンス(齊藤)第10章不妊治療のこれから(白河)第11章齊藤英和×白河桃子対談「女性を幸せにする妊活」元の記事を読む
2012年03月20日