アートアクアリウム美術館 GINZAは、お正月イベント「アートアクアリウムのお正月」を2023年1月9日(月)まで開催する。「アートアクアリウム美術館 GINZA」のお正月イベント「アートアクアリウム美術館 GINZA」は、“百華繚乱~進化するアート~”をテーマにした、金魚アートの常設施設だ。7つのエリアで構成される館内では、色とりどりの金魚とともに、非日常的な空間を楽しむことができる。そんなアートアクアリウム美術館 GINZAが、謹賀新年ならぬ“金魚新年”のお正月仕様になって登場。期間中は、松の木が生い茂るトンネル型のイルミネーションや門松など、華やかなお正月飾りが館内を彩る。“紅白カラー”の美しい金魚が集結「アートアクアリウムのお正月」では、縁起の良い“紅白カラー”が美しい金魚が集結。白銀の体に、頭の上の赤い肉りゅうが特徴的な金魚「丹頂」や、”金魚の女王”とも称される大きな尾が魅力的な金魚「土佐錦」などが、お正月飾りで彩られた水槽の中で優雅に泳ぐ。新作の水槽作品「障子リウム」を初披露また、新作の水槽作品「障子リウム」も初披露する。戸枠の一部がガラスになっている障子“雪見障子”をモチーフにした水槽で金魚が舞い泳ぎ、日本庭園を思わせる美しい景色を楽しむことができる。「金魚おみくじ」が期間限定で登場さらに、2023年1月2日(月)から1月9日(月)までの期間限定で「金魚おみくじ」を用意。アートアクアリウムのオリジナルおみくじで、2023年の運勢を占ってみてはいかがだろうか。【詳細】「アートアクアリウムのお正月」開催期間:2022年12月27日(火)~1月9日(月)※2023年1月1日(日)は休館場所:アートアクアリウム美術館 GINZA住所:東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越 新館8階営業時間:10:00~19:00(変更になる場合あり)※12月31日(土)は10:00~17:30(最終入場16:30)休館日:銀座三越の休館日に準ずるチケット価格:当日券 2,400円、WEBチケット 2,300円※当日券は銀座三越新館1階にて発売【問い合わせ先】銀座三越TEL:03-3562-1111(代表番号)
2023年01月01日アートアクアリウム美術館 GINZAは、クリスマスイベント「燈りにきらめく冬金魚」を2022年12月26日(月)まで開催する。「アートアクアリウム美術館 GINZA」のクリスマスイベント“百華繚乱~進化するアート~”をテーマにした、金魚アートの常設施設「アートアクアリウム美術館 GINZA」。7つのエリアで構成される館内では、色とりどりの金魚とともに、非日常的な空間を楽しむことができる。2022年の冬は、華やぐクリスマスシーズンに向けて「燈りにきらめく冬金魚」を開催。クリスマスならではの鮮やかなイルミネーションの光で館内を彩る。トンネル型のクリスマスイルミネーション中でも目玉となるのは、”提灯”に見立てた球体の水槽作品が並ぶ「提灯リウム」エリアだ。レッドカラーやゴールドカラーのオーナメントを飾った、クリスマスツリーを思わせるトンネルが出現。水槽の下には、プレゼントボックスを置いて心躍る楽し気なムードを演出する。優しく光る星の飾り日本の寺社建築に見られる回廊を表現した「金魚の回廊」では、クリスマスの飾りを代表する、”ヘルンフートの星”の明かりが灯る。赤と白に光るヘルンフートの星と、左右に並ぶ色とりどりの金魚の水槽がマッチする、幻想的な世界を楽しむことができる。幻想的なクリスマスツリーが登場そのほか、竹をイメージした円柱水槽がぐるっと並ぶ「金魚の竹林」には、美しくライトアップされたクリスマスツリーが登場。「アートアクアリウム美術館 GINZA」ならではのクリスマス空間で特別なひと時を過ごしてみてはいかがだろうか。【詳細】「燈りにきらめく冬金魚」~アートアクアリウムのクリスマス~開催期間:2022年11月29日(火)~12月26日(月)場所:アートアクアリウム美術館 GINZA住所:東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越 新館8階営業時間:10:00~19:00(変更になる場合あり)休館日:銀座三越の休館日に準ずるチケット価格:当日券 2,400円、WEBチケット 2,300円※当日券は銀座三越新館1階にて発売【問い合わせ先】銀座三越TEL:03-3562-1111(代表番号)
2022年12月04日山種美術館では2022年12月10日(土)より『【特別展】日本の風景を描く ―歌川広重から田渕俊夫まで―』が開催される。四季折々の豊かな自然に恵まれた日本の風景は、古くから美術の題材として描き継がれてきた。特に19世紀、江戸後期には、街道が整備され庶民の旅がそれまで以上に盛んになると、歌川広重の《東海道五拾三次》や《近江八景》などの浮世絵風景画が人気を博し、明治以降は写実的な風景画や心象風景なども描かれるようになった。同展ではそれら風景画の名品約50点を紹介する。まず見どころとなるのは、宿場や名所を中心に抒情豊かな風景を描き出した浮世絵師・歌川広重や、日本の豊かな自然とともにそこに生きる人々の姿も描いた川合玉堂、そして今現在日本画壇の最前線で活躍する田渕俊夫など、風景画の巨匠たちの作品が一堂に紹介されることである。もちろん横山大観、東山魁夷、横山操といった、有名画家による風景表現も幅広く展示される。もうひとつ注目したいのが、石田武の《四季奥入瀬》の連作全4点、初の同時公開だ。なかでも春と夏を描いた《四季奥入瀬春渓》と《四季奥入瀬瑠璃》の展示は37年ぶり。この他にも数十年ぶりにお目見えする作品も多いため、風景画や近代美術のファンの方はお見逃しなく。美術館恒例、きものでの来館者には一般料金が200円引きとなるきもの特典あり。関連イベントでは日本画家・安原成美が実際に日本画の描くところを撮影し、それを本人が解説するというオンライン講座「日本画の描き方を知ろう」なども予定されている。詳細は美術館ホームページで確認を。池大雅 《東山図》18世紀山種美術館横山大観《春の水・秋の色》1938年頃山種美術館蔵菱田春草 《釣帰》 1901年山種美術館蔵川合玉堂 《早乙女》1945年 山種美術館蔵<開催情報>『【特別展】 日本の風景を描く ―歌川広重から田渕俊夫まで―』会期:2022年12月10日(土)~2023年2月26日(日)※会期中展示替えあり会場:山種美術館時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで)休館日:月曜(1月9日は開館)、12月29日(木)~1月2日(月)、1月10日(火)料金:一般1300円、大高500円(冬の学割適用のため)美術館公式サイト:
2022年11月28日世界中で愛されてきた話題のコンテンツ「ゴッホ・アライブ」が、金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)にて2022年12月10日(土)から2023年3月5日(日)まで開催いたします。ゴッホ・アライブグランデ・エクスペリエンセズが企画制作したゴッホ・アライブは、芸術性とエンターテイメント性を兼ね備えた五感で楽しむ全く新しい没入型の展覧会。3,000点以上に及ぶゴッホの名作が、力強いクラシック音楽に乗って、巨大かつ鮮明な画像で生き生きと再現された空間は別世界。まるで絵画の中の世界を歩いているかような感覚に。会場に足を踏み入れた瞬間から、光、色、音、香りの鮮やかなシンフォニーに包まれ、次々と流れるビジュアルとサウンドに身を委ねる体験は“忘れられない”特別な体験となることでしょう。●みどころ【体感できる!没入型展覧会】ゴッホ・アライブは、時空を超えて来場者をオランダ、パリ、アルル、サン=レミ、オーヴェール=シュル=オワーズに誘います。クラシック音楽が流れる中、ゴッホの作品の3,000以上の画像が壁や柱、天井、床などありとあらゆる場所に映し出されます。細部まで色鮮やかに再現された作品の数々を見れば、ゴッホの当時の思いや感情を感じずにはいられません。一瞬にして来場者をゴッホの傑作の世界に引き込みます。Photo:Grande Experiences【新しいアート鑑賞の形】静まりかえった館内で作品から離れて鑑賞する―そんな従来の鑑賞法とは全く違い、「五感で」ゴッホ作品を体験し楽しむことができます。場内に一歩踏み入れた時から、光と色、音とアロマの力強いシンフォニーに包まれ、日常を離れてゴッホの世界に引き込まれます。Photo:Grande Experiences【最新の技術】グランデ・エクスペリエンセズが開発したSENSORY4(TM)は、マルチチャンネル・モーショングラフィックスと映画館品質のサラウンド音響、最高40台ものHDプロジェクターを融合させ、マルチスクリーン環境を提供する独自システムで、どんな展示スペースもダイナミックで目を見張るような映像体験空間に変えることができます。フランスの田園地方の暖かさを想起させるアロマの香りも来場者の体験をさらに増幅させます。(C)RB Create【ゴッホを知る】ゴッホの芸術、生涯、時代背景に関する総合的な情報をゴッホ自身の豊富な画像や言葉を交えて解説します。ギャラリーに入る前にゴッホの人生と作品について学び、これから始まる体験への期待を高めます。【フォトロケーションエリア】ひまわり畑、ファンゴッホの部屋などを再現したフォトロケーションもお楽しみいただけます。Photo:Grande ExperiencesPhoto:Grande ExperiencesPhoto:Grande Experiences【ゴッホ・アライブ オリジナルグッズ】アクリルキーホルダー〔価格〕各660円(税込)アクリルキーホルダーがまぐちポーチ〔価格〕1,980円(税込)がまぐちポーチウォーターボトル〔価格〕各2,750円(税込)ウォーターボトルトートバッグ〔価格〕各3,080円(税込)トートバッグ 5種類Tシャツ〔価格〕各3,850円(税込)Tシャツ※商品画像はイメージです。【開催概要】展覧会名 : ゴッホ・アライブ会期 : 2022年12月10日(土)~2023年3月5日(日)会場 : 金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)名古屋市中区金山町1-1-1開館時間 : 10:00~20:00 (日曜日は18:00まで)※最終入場は閉館の60分前まで休館日 : 12月12日(月)、12月28日(水)~2023年1月1日(日)、1月10日(火)主催 : 中京テレビ放送公式サイト: Twitter : @goghalivejp Instagram : @goghalivejp 観覧料 : 一般2,500(2,300)円、高大生2,000(1,800)円、小中生1,500(1,300)円・未就学児無料・()内は前売券・前売券は12月9日(金)まで販売※本展の会期や内容が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月09日アートアクアリウム美術館 GINZAは、秋イベント「生命の宿る金魚アート」を開催。「アートアクアリウム美術館 GINZA」で金魚アートを鑑賞「アートアクアリウム美術館 GINZA」は、“百華繚乱~進化するアート~”をテーマにした、金魚アートの常設施設だ。色とりどりの金魚とともに、光や音、香りの演出を施した、幻想的な空間を楽しめる。館内では、様々な色合いで輝く個性豊かな水槽作品を多数展示。光と色が交錯する水槽のなかで、金魚たちが優雅に泳ぐ、非現実的な美しい景色を堪能することができる。金魚×デジタルのアート作品秋イベント「生命の宿る金魚アート」では、芸術の秋に向けて、金魚をテーマにしたアートや伝統工芸作品を複数展示する。中でも注目なのは、「女性と金魚/鯉」をモチーフにしたデジタルアートだ。新進気鋭の様々なアーティストとコラボレーションした、幻想的なアート作品を間近で鑑賞できる。チョークで描いた金魚作品また、チョークアーティスト・Moecoによるチョークで描かれた金魚作品や、歌川国芳による金魚や鯉を描いた作品20点余りを集めた「歌川国芳コレクション」なども取り揃えている。日本の伝統を感じらえる作品そのほか、日本の伝統工芸である江戸切子の中で金魚が優雅に泳ぐ「金魚の飾り棚」や、京都の伝統的な織物・西陣織、日本の伝統芸能である能のお面、盆栽など、日本の伝統美に触れることのできる作品も用意している。とらやとのコラボ羊羹もさらに、アートアクアリウム美術館 GINZAのミュージアムショップでは、とらや(TORAYA)とコラボレーションした「小形羊羹」を販売。とらやを代表する小倉羊羹「夜の梅」を含む5種類の羊羹を、アートアクアリウムオリジナルのパッケージで提供する。【詳細】アートアクアリウム美術館 GINZA「生命の宿る金魚アート」開催日程:2022年11月1日(火)~場所:銀座三越 新館8階住所:東京都中央区銀座4-6-16営業時間:10:00~19:00(変更になる場合あり)休館日:銀座三越の休館日に準ずる ※不定期で休館の場合あり料金:WEBチケット 2,300円、当日券 2,400円【問い合わせ先】銀座三越TEL:03-3562-1111(代表番号)
2022年11月05日筑波山ガマまつり実行委員会(委員長:渡辺伸一)と一般社団法人つくば観光コンベンション協会(茨城県つくば市、会長:五十嵐立青)は、第74回筑波山ガマまつりを2022年10月1日(土)~2023年1月9日(月・祝)まで実施しております。例年実施している老若男女約800名ががまマスクを被って筑波山門前通りを全力疾走する「筑波山がまレース」は新型コロナウイルス感染防止の観点から中止といたしますが、オープンエアの広大な筑波山全体をフィールドとして活用した下記周遊企画をカエルをモチーフとした作品「ケロロ軍曹」とタイアップしました。11月からは第2弾『捺し巡り御朱印「筑波山大御堂編」』を実施いたします。筑波山ガマまつり×ケロロ軍曹<カエル繋がりで「筑波山」と「ケロロ軍曹」がコラボ!>~筑波山の魅力を巡りながら、ケロロ小隊と一緒に、自分だけの御朱印・手ぬぐいを作ろう!~「ケロロ軍曹」のイラストを活用した3種類の周遊企画をご用意しています。イラストは今回のコラボのために「ケロロ軍曹」の作者・吉崎観音先生が描き下ろした、筑波山限定バージョンのケロロたちと筑波山名所「筑波山神社御神橋」「筑波山大御堂」そして「筑波山」!それらを活用し、周遊しながら印を集める「捺し巡り御朱印」や筑波山アイコンを捺しながら自分好みの形にしていく「手ぬぐいスタンプラリー」、「フォトパネル」、「コラボグルメ」等といった様々なコラボコンテンツと掛け合わせて実施してまいります。ケロロ軍曹筑波山オリジナル描き下ろしイラスト<第2弾 『捺し巡り御朱印「筑波山大御堂編」』であります!>筑波山各地5箇所を巡り、ケロロ軍曹たちの印を台紙に捺していき、最後に筑波山大御堂の御朱印を授与いただく「新しい御朱印スタイル」。台紙には吉崎観音先生の「筑波山大御堂」描き下ろしイラストを使用!<期間> 2022年11月1日~11月30日<場所> 筑波山全体を使用したフィールド<料金> 300円(台紙)+志納料500円第2弾『捺し巡り御朱印「筑波山大御堂編」』<第3弾 筑波山×ケロロ軍曹「手ぬぐいスタンプラリー」であります!>筑波山各地5箇所を巡り、手ぬぐいにケロロ軍曹たちのスタンプと筑波山アイコンスタンプを思いのままに捺しながら、鮮やかに彩っていく新しいスタンプラリー形式です。特産物を捺すことで筑波山をより知っていただきながら、そして思い出に残る世界に一つだけの手ぬぐいを作れます。全2種の手ぬぐいデザインのうち、1種は吉崎観音先生描き下ろしの筑波山名所イラストがふんだんに入ったデザインとなり、よりケロロ軍曹との世界観を表現できる手ぬぐいに、もう1種は筑波山の魅力を詰め込んだ手ぬぐいを作成しました。<期間> 2022年12月1日~2023年1月9日<料金> 800円(手ぬぐい)第3弾手ぬぐいスタンプラリー<「筑波山×ケロロ軍曹コラボフォトパネル」であります!>3年連続で中止となってしまった筑波山がまレース…。来年こそは筑波山がまレースを開催できるよう祈願!がまレースにケロロと参加できるような「コラボ顔出しパネル」と「コラボキャラパネル」を設置<期間> 2022年10月1日~2023年1月9日●コラボ顔出しパネル<設置場所>10月筑波山神社11月ケーブルカー宮脇駅12月ロープウェイ「つつじヶ丘駅」●コラボキャラパネル<設置場所>捺し巡り御朱印および手ぬぐいスタンプラリー スタンプ設置箇所筑波山×ケロロ軍曹コラボフォトパネル<「ケロロ小隊、筑波山グルメとコラボする」であります!>筑波山名物つくばうどんや筑波山グルメがケロロ小隊各隊員の色に染められる!この期間限定のコラボグルメメニューを提供!<期間> 2022年10月1日~2023年1月9日 ※店舗によって提供期間や内容異なる。ケロロ小隊、筑波山グルメとコラボする~筑波山名物つくばうどん×ケロロ軍曹限定メニュー~ねぎだくつくばうどん筑波山名物つくばうどんにケロロ軍曹の緑に合わせた「ねぎ」をふんだんに!<提供店>コマ展望台・つつじヶ丘レストハウス・はつね・いしはま・神田家・仲の茶屋ねぎだくつくばうどん「ねぎだくつくばうどん」をご注文の方に「タママコラボランチョンシート」を配布!タママコラボランチョンシート~ケロロ小隊各隊員の色をモチーフとした「筑波山コラボグルメ」~ケロロ小隊の「色」をモチーフとした筑波山の各店舗のコラボメニューを提供<提供店>(1)神田家<ケロロ軍曹5色そば>(2)いしはま<タママとクルルの福来みかん味噌おでん>(3)筑膳<ケロロ小隊ドロロ御膳>(4)Cafe Cielo blu<ケロロ☆ソーダ>(5)CAFE日升庵<ケロロ小隊ゼリー>(6)筑波山縁むすび<ケロロ☆だんご>(7)仲の茶屋<筑波山ケロロカレー>(8)めをと茶屋<ケロロ抹茶あんみつ>(9)筑波山おもてなし館<ギロロの福来七味7ポリタン>筑波山コラボグルメ「筑波山コラボグルメ」をご注文の方に「コラボランチョンシート」または「コラボコースター」を配布!コラボランチョンシートコラボコースター~正月特別グルメ企画「つくば福来(ふくれ)紀行」~期間:12月末~1月つくば市内各店舗が「福が来るように」と趣向を凝らした筑波山特産「福来(ふくれ)みかん」を使用した香り豊かな福来らーめん・グルメを新春に食べ歩ける期間限定のご当地周遊グルメ企画。つくば福来紀行<筑波山×ケロロ軍曹コラボグッズ>吉崎観音先生が描き下ろした筑波山とのコラボイラストをふんだんに使用したグッズを販売!筑波山×ケロロ軍曹コラボグッズ・筑波山名物「ガマの油」・「福来七味」をお買い上げの方にコラボ薬袋をプレゼント!・筑波山×ケロロ軍曹 コラボステッカー(コラボステッカー・コラボビッグステッカー・バイクステッカー)・筑波山×ケロロ軍曹 コラボポストカード・筑波山×ケロロ軍曹 コラボ登山Tシャツ・筑波山×ケロロ軍曹 クルルの筑波山温泉タオル<筑波山ガマまつりとは?>むかし、永井兵助がガマ石の前でガマの油売り口上を考え出し、大道でガマの油を売り始めたところ、宣伝効果もありガマの油がとぶように売れ、ガマの油といえば筑波山と広く知れわたるようになりました。そこで、商売が繁盛した関係者がガマの油を生み出したといわれる光誉上人の供養とガマの油で商売をしている関係者の商売繁盛を祈願するおまつりとして始まったといわれています。近年は「筑波山がまレース」という老若男女約800名が筑波山門前通りを駆け上がるイベントが人気であったが、新型コロナウイルス感染拡大により3年連続で中止となりました。筑波山がまレース<ケロロ軍曹とは?>『月刊少年エース』(KADOKAWA、以下『少年エース』)にて現在連載中。1998年に読み切り「ケロロぐんそー」を発表。同誌1999年4月号より連載が開始。単行本は2022年9月現在、32巻まで発行されており、累計発行部数は1,400万部を突破している。YouTubeチャンネルを2021年4月開設(現在登録者数15.2万人)。本作品は第50回(2004年度)小学館漫画賞児童向け部門を受賞し、KADOKAWAの作品では史上初にして現時点で唯一の受賞作となっている。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月25日ガラスメーカー「ハリオ(HARIO)」の直営カフェ「ハリオ カフェ 軽井沢安東美術館店」が、軽井沢の美術館「軽井沢安東美術館」内に、2022年10月8日(土)にオープン。ハリオ ランプワークファクトリー(HARIO Lampwork Factory)のサテライトショップとして、アクセサリーなども販売する。「ハリオ カフェ」軽井沢安東美術館内にオープン1921年の創業より多くのコーヒー器具を作ってきたガラスメーカー「ハリオ」の直営カフェが新オープン。画家・藤田嗣治の作品だけを常設展示する日本初の美術館「軽井沢安東美術館」の中に併設される。カフェでは、「ハリオ」の器具で淹れたスペシャリティコーヒーや紅茶を味わえる他、コーヒー・ティー器具を直に手に取って購入することも可能。「ハリオ カフェ」オリジナルアイテムも店頭に並ぶ。限定ガラスアクセサリーも販売また、「ハリオ カフェ 軽井沢安東美術館店」はハリオ ランプワークファクトリー(HARIO Lampwork Factory)のサテライトショップとして、ガラスアクセサリーも販売。職人の手仕事で仕上げた、表情豊かなガラスアクセサリーが揃う。乳白色のブラック、ホワイトカラーが上品なフープピアスやイヤリング、澄んだフラワーモチーフのネックレス、ピアス、メガネを象ったユニークなデザインのブローチなど、限定アクセサリーが展開される。【詳細】ハリオ カフェ 軽井沢安東美術館店※ハリオ ランプワークファクトリー サテライトショップオープン日:2022年10月8日(土)場所:軽井沢安東美術館 館内住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東43-10TEL:0267-46-8066営業時間:4月~10月 10:00~17:00/11月~3月 10:00~16:00休日:年末年始※オープン記念として、会計が税込2,200円以上の人にオリジナルグラスをプレゼント。■限定アクセサリー・フジタのフープピアス 乳白色ブラック(ピアス/イヤリング) 各10,780円・フジタのフープピアス 乳白色ホワイト(ピアス/イヤリング) 各10,780円・ネックレス 平和の聖母礼拝堂 フラワー 6,270円・ピアス 平和の聖母礼拝堂 フラワー 8,360円・イヤリング 平和の聖母礼拝堂 フラワー 8,360円・ブローチ フジタのメガネ ゴールド 4,950円・ブローチ フジタのメガネ ロジウムカラー 4,950円
2022年10月10日企画展「鹿児島市立美術館 名品展」が、長野の松本市美術館にて、2022年10月8日(土)から11月27日(日)まで開催される。鹿児島市立美術館所蔵の名品を一挙紹介「鹿児島ゆかりの画家たちの作品」、「19世紀末から現代につながる西洋美術」、そして「郷土の風土に取材した作品(桜島コレクション)」などの収集方針のもと、約4,350点の作品を所蔵している鹿児島市立美術館。企画展「鹿児島市立美術館名品展」では、鹿児島市立美術館が所蔵する日本や西洋の近代美術の名品を紹介する。日本の近代美術では、黒田清輝や藤島武二、和田英作をはじめ、東郷青児、海老原喜之助などの洋画家の作品を展示。また、夏目漱石『吾輩ハ猫デアル』(初版本)の装幀を手がけた橋口五葉の多方面にわたる画業も紹介する。一方、西洋美術では、黒田清輝などの洋画家がパリで師事した画家ラファエル・コランに始まり、モネ、セザンヌ、ピカソ、マチス、そしてダリなどの作品を通して、印象派の時代から現代に至る流れを通覧する。展覧会概要企画展「鹿児島市立美術館 名品展」会期:2022年10月8日(土)〜11月27日(日)会場:松本市美術館 企画展示室住所:長野県松本市中央4-2-22開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)観覧料:大人 1,200円、高校生・大学生・70歳以上の松本市民 800円、中学生以下 無料※障がい者手帳の携帯者およびその介助者1名無料※20名以上の団体は各200円引き※高校生、大学生・70歳以上の松本市民は、観覧当日、証明書(学生証、免許証など)の呈示が必要※画像の無断転載を禁ずる。【問い合わせ先】松本市美術館TEL:0263-39-7400
2022年10月09日10月6日(木)より、山種美術館では、『【特別展】没後80年記念竹内栖鳳』が開催される。栖鳳の初期から晩年までの作品を網羅した同展では、美術館が所蔵する栖鳳作品全26点、初公開となる個人蔵の作品も多数紹介。山種美術館では10年ぶりとなる竹内栖鳳の展覧会だ。明治から昭和にかけて活躍した竹内栖鳳(1864-1942)は、「東の大観、西の栖鳳」と並び称された、京都画壇の巨匠。江戸時代以来の円山・四条派の伝統を引き継ぎ、早くからその才能を開花させていたが、1900(明治33)年のパリ万博視察で渡欧したことが本格的な転機となった。現地で見た西洋絵画に大いに刺激を受けた栖鳳は、帰国後、日本画の伝統と西洋の技術を融合させた独自の画風を確立。近代日本画に新しい革新をもたらしていく。そんな栖鳳が得意としたのが、「動物を描けばその体臭まで描ける」と自ら語っていたという動物画だ。同展でも東京国立博物館所蔵の《松虎》(前期展示:10月6日~11月6日)ほか、動物画の優品が紹介されるが、特に注目したいのが《班猫》だ。栖鳳の作品の中で唯一重要文化財に指定されている同作は、何種類もの絵の具で繊細な毛描きをほどこすことで、猫の柔らかな肢体を表現した、山種美術館が誇るアイドルねこ。同展では、この作品の写真撮影が可能となる。美術館公認のもと、栖鳳の傑作をカメラに収めることできるこの機会を、お見逃しなく。さらに展覧会では、江戸時代から近・現代に至る京都画壇の画家たちの作品も紹介。栖鳳門下では西山翠嶂のかわいらしい《狗子》や、西村五雲の迫力ある《白熊》など、師弟による動物画の競演が実現する。また、やはり栖鳳に学んだ村上華岳の作品では、傑作《裸婦図》(重要文化財)も特別公開される。栖鳳の作品とともに、京都画壇の名品の数々も楽しみたい。竹内栖鳳 《松虎》1897(明治 30)年頃東京国立博物館 [前期展示10/6-11/6] Image:TNM Image Archives竹内栖鳳 《みゝづく》 1933(昭和 8)年頃山種美術館西村五雲 《白熊》1907(明治 40)年山種美術館西山翠嶂 《狗子》1957(昭和 32)年山種美術館村上華岳 《裸婦図》【重要文化財】1920(大正 9)年山種美術館【開催概要】『【特別展】没後80年記念竹内栖鳳』会期:2022年10月6日(木)~12月4日(日)※会期中展示替えあり会場:山種美術館時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで)休館日:月曜(10月10日は開館)、10月11日(火)料金:一般1300円、大高1000円公式サイト:
2022年09月27日東京ディズニーリゾートは10日(水)、翌8月11日(木)の「山の日」にちなみ、東京ディズニーランドの“山”をモチーフにした3つのアトラクションをメディア向けに改めて紹介した。トゥモローランドにある「スペース・マウンテン」は、最高時速50kmで宇宙空間を駆け抜けるスリリングなジェットコースタータイプのアトラクションだ。ゲストはスペーストラベラーとしてロケットに乗り込み、謎に満ちた宇宙へと旅立っていく。「スペース・マウンテン」はTDLの開園と同じ、1983年4月15日に開業。その後宇宙船などのデザインの変更、地上38m/直径61mの巨大なドーム形の建物の夜間のライティングショー導入など大規模な改修を行い、2007年4月28日にリニューアルオープンした。その20年後となる2027年、「スペース・マウンテン」は、その周辺環境を含め、新しく生まれ変わる予定だ。現在のジェットコースタータイプの屋内型アトラクションといった形態は継承しながらも新たな特殊効果が加わり、今まで以上にスリルと興奮に満ちた宇宙旅行が楽しめるようになる。ウエスタンランドの「ビッグサンダー・マウンテン」は、熱狂のゴールドラッシュが過ぎて数十年、かつての活気が失われ、今や廃坑寸前となった鉱山が舞台のアトラクションだ。機関士のいない鉱山列車が深い峡谷やらせん状の洞窟、そして不吉な坑内を急上昇と急降下、急旋回しながら猛スピードで走り抜ける。ゲストは荒野の中を縦横無尽に疾走する鉱山列車に乗り、スリル満点の旅を体験する。「ビッグサンダー・マウンテン」は、TDL開園から4年後の1987年7月4日オープン。今年は35周年だ。クリッターカントリーの「スプラッシュ・マウンテン」は、8人乗りの丸太のボートに乗り込み、愉快な冒険へと旅立つアトラクション。クライマックスでは、丸太のボートが最大傾斜45度、16メートルの高さから、はじける水しぶきをともなって一気に落下する。テーマランド「クリッターカントリー」に1992年10月1日にオープンした。そしてオープンから30 周年を迎える今年、8月31日までの期間限定で、通常時よりもびしょ濡れになるスペシャルバージョン“びしょ濡れMAX”を実施中だ。水がかかる仕掛けを追加し、滝つぼに飛び込んだ際の爽快感をより楽しめる。なお、「山の日」の8月11日は、「スペース・マウンテン」「ビッグサンダー・マウンテン」「スプラッシュ・マウンテン」のキャストたちも、いろいろな場所でゲストへあいさつをするという。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2022年08月11日夏はハイキングを楽しむ人が増える時期です。晴れた日に自然の中を歩くのは気分がいいですよね。しかし、急な体調の変化などにより、自力で下山ができなくなる人もいるようです。不測の事態に備えて、ハイカーが多い山では救助隊がいつでも出動できるように待機しています。2022年7月の朝、アメリカのコロラド州で活動するボランティア救助隊『エルパソ郡サーチ&レスキュー』に、救助の要請が入りました。電話をかけてきた男性は元気だったのですが、一緒にハイキングをしていた『家族』が助けを必要としているとのこと。その家族とは…愛犬のローランド!飼い主さんと一緒に朝の散歩に出かけたところ、帰り道で疲れて動けなくなってしまったのです。海外メディア『People』によると、飼い主の男性はローランドを抱えて数kmを歩きましたが、途中でギブアップ。ローランドは救助隊員に抱えられながら、無事に山を下りることができました。『エルパソ郡サーチ&レスキュー』はFacebookで「今朝早く、4本足のハイカーがキャンプ場から下山するのを手助けしました」と報告。嬉しそうなローランドの写真に、救助隊への称賛と喜びの声が上がりました。・このかわいい子が、山を下りるのを助けてくれてありがとう!・犬の表情を見て!なんてかわいいんだ。・すべての命を救ってくれる救助隊の皆さんには、感謝しかないよ。ローランドが歩いていたルートは、キャンプ場までの約10kmのハイキングコースだそう。この日はたまたま途中で疲れてしまったようですが、写真を見る限り元気そうでよかったですね。投稿には、救助隊員に抱えられてローランドが下山する間、「飼い主さんは非常に感謝していた」とつづられています。きっとローランドも同じ気持ちだったでしょう。人間も犬も、命の大切さは同じ。『4本足のハイカー』を全力で助けてくれた救助隊員の皆さんには、感謝しかありませんね![文・構成/grape編集部]
2022年08月10日千葉市美術館は、企画展「とある美術館の夏休み」を2022年7月16日(土)から9月4日(日)まで開催する。“日常と非日常のあわい”という視点から美術館を捉え直す誰にとってもいつもと少し違う時間に出会い、ささやかで特別な経験ができる「夏休み」。企画展「とある美術館の夏休み」は、まるで夏休みのような“日常と非日常のあわい”という視点から美術館そのものを捉え直していく展覧会だ。現代美術家の作品と所蔵作品を一緒に展示会場では、“美術館をときほぐす”“作品と出会い直す”“日常で表現する”という3つのテーマのもと、現代美術家やクリエイターなどの作品と、彼らが選んだ千葉市美術館の所蔵作品を展示。伊藤若冲、田中一村、河原温、杉本博司などの所蔵作品を、現代美術家、編集者、デザイナー、雑貨店などさまざまな表現者たちの目を通して紹介していく。中﨑透、ミヤケマイ、清水裕貴、津田道子も参加たとえば、中﨑透、ミヤケマイ、清水裕貴、津田道子の4名の現代美術家は、展示ケースや学芸員、監視員といった普段展覧会であまり意識されることのない存在を新作インスタレーションに組み込みつつ、千葉市美術館の所蔵作品と一緒に展示。作品そのものだけでなく、美術館をとりまく要素に着目し、美術館という場所を捉え直す。小川信治や目[mé]の新作インスタレーションまた、2017年と2019年に千葉市美術館で個展を開いた小川信治と現代アートチーム目[mé]は、その際に美術館に所蔵された自身の作品と再び対面。自身の作品と向き合いながら、新たなインスタレーションを制作する。日常生活の中で生まれる表現にも注目さらに、企画展「とある美術館の夏休み」では、日常生活の中でも多様な表現が生まれていることに注目して作品を紹介。日々の生活や感覚を日記で表現するきぐう編集室や、毎日決まった時間にコピー機に自分の顔や手を押し付けてプリントする井口直人、場所・時間・記憶を匂いという切り口で捉えて表現する井上尚子、長谷川義太郎が手掛ける雑貨店・文化屋雑貨店が参加し、日常の表現を見つめ直すことに繋がるような展示を実施する。展覧会概要企画展「とある美術館の夏休み」会期:2022年7月16日(土)~9月4日(日)休館日:8月1日(月)※休室日は7月25日(月)、8月15日(月)開館時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)※入場受付は閉館の30分前まで会場:千葉市美術館住所:千葉県千葉市中央区中央3-10-8観覧料:一般 1,200円(960円)、大学生 700円(560円)、小・中学生、高校生無料※障害者手帳所持者とその介護者1名は無料※( )内は前売り、市内在住65歳以上の料金※ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18:00以降は観覧料半額※本展チケットで5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」も鑑賞できる【問い合わせ先】千葉市美術館TEL:043-221-2311 (代表)
2022年08月01日東京都美術館で7月23日(金)より『ボストン美術館展芸術×力』が開幕、10月2日(日)まで開催されている。芸術を自らの力を示すため利用してきた、古今東西の権力者たち。「力」とともにあった芸術の歴史を約60点で振り返る。新型コロナウイルス感染拡大の影響により2020年に中止となっていた展覧会だが、このたびようやく開催の運びとなった。第1章展示風景より左:アンソニー・ヴァン・ダイク《メアリー王女、チャールズ1世の娘》1637年頃右:ロベール・ルフェーヴェルと工房による《戴冠式の正装をしたナポレオン1世の肖像》1812年第1章展示風景より、左:長船長光《太刀 銘長光》13-14世紀右:来国俊《短刀 銘来国俊》13世紀後半第5章展示風景より狩野山雪《老子・西王母図屏風》17世紀前半ボストン美術館は50万点以上もの作品を有する世界有数の美術館。同展では、約10万点と膨大なコレクション数をほこる日本美術のほか、エジプトやヨーロッパ、インド、中国など世界各地の作品から「芸術と力」をテーマに約60点をセレクトし展示。その半数以上が日本初公開の作品となる。ロベール・ルフェーヴェルと工房 《戴冠式の正装をしたナポレオン1世の肖像》1812年ボストン美術館蔵展覧会は5章構成。第1章「姿を見せる、力を示す」では、権力者の力を誇示するために制作された作品が展示される。《戴冠式の正装をしたナポレオン1世の肖像》は、マントを羽織い、月桂樹の冠をかぶるナポレオンを描いた肖像画。その身にまとった服やポーズ、周囲に描かれた調度品など、すべてが権威を示す物だ。《ホルス神のレリーフ》 紀元前1971-紀元前1926年ボストン美術館蔵権威を示す手法は地域や時代によって大きく異る。ホルス神はエジプトの最も重要な神のひとりで、ハヤブサやハヤブサの頭部を持った男性の姿で表される。そして、現世に生きるエジプト王はホルスの化身とされていた。《ホルス神のレリーフ》はカイロから50キロほどはなれた場所にあるピラミッド複合体で見つかったものだ。《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》部分 13世紀後半ボストン美術館蔵《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》部分 13世紀後半ボストン美術館蔵同展のハイライトともいえる二大絵巻のひとつが《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》。平安時代末期、上皇と天皇の対立から巻き起こった「平治の乱」を描いた本作は、日本に残されていれば国宝に指定されていただろうと考えられている。注目点は、この動乱で重要な役割を担う後白河院が画面には一切登場せず、牛車でその存在を暗示するにとどまっていることだ。権力者の姿を威風堂々と描くヨーロッパとは異なり、天皇を描かない日本ならではの慣習によるものといえる。地上の統治者たちは、しばしば「神の代理人」としての役割を果たした。また、宗教的な儀式を行うことや、その地の宗教の支援を行う事もあった。第2章の「聖なる世界」では、権力者たちと宗教美術とのかかわりを扱う。ブオナッコルソの《玉座の聖母子と聖司教、洗礼者聖ヨハネ、四天使》は、金箔をふんだんに使い、照度を落とした展示室でも光り輝く祭壇画だ。ニッコロ・ディ・ブオナッコルソ《玉座の聖母子と聖司教、洗礼者聖ヨハネ、四天使》1380年頃ボストン美術館蔵エル・グレコの《祈る聖ドミニクス》はドミニコ会を創設した修道士聖ドミニクスを描いた作品。聖ドミニクスの敬虔さがドラマティックな構図で描かれている。エル・グレコ《祈る聖ドミニクス》1605年頃ボストン美術館蔵《大日如来坐像》は平安時代に制作されたもの。当時、権力者たちに広く受け入れられていた仏師、定朝の様式を踏襲して作られている。様式は、権威を表す機能も果たしていたのだ。《大日如来坐像》1105年ボストン美術館蔵続く第3章「宮廷の暮らし」では、統治者たちの暮らしぶりが垣間見える絵画や宝飾品などを紹介する。《灰色の枢機卿》は、現在もパレ=ロワイヤルとして現存するパリの宮殿の大階段が舞台の作品。カラフルな服を身にまとい、うやうやしくお辞儀をする貴族たちを、修道士は気にもとめず読書をしている様子が描かれている。修道士は、当時フランスの大権力者であったリシュリュー枢機卿のブレーンの一人。フランス王国の力関係がドラマティックな構図で描かれている。ジャン=レオン・ジェローム《灰色の枢機卿》1873年 ボストン美術館蔵《モンスーンを楽しむマハーラージャ、サングラーム・シング》は、統治者であるサングラーム・シングが郊外の宮殿を訪れたときの様子が描かれている。サングラーム・シングは画面上部と下部に描かれており、上部の屋上から妻とともに広大な領土を眺める様子や、下部の侍女を従えながら宮殿に入っていく描写から、その絶大な権威を見てとることができる。《モンスーンを楽しむマハーラージャ、サングラーム・シング》1720-1725年頃ボストン美術館蔵第4章「「貢ぐ、与える」、第5章「たしなむ、はぐくむ」へ統治者は、ときに他の統治者や家臣に贈り物をすることもある。第4章「貢ぐ、与える」では、権力者たちによる贈答品、あるいは権力者への貢物などを紹介していく。狩野永徳によるものと伝わる《韃靼人朝貢図屏風》は、韃靼人(モンゴル系騎馬民族)の一行が、位の高い人物に謁見するために、貢物を持って向かう様子が描かれている。この画題は中国の皇帝に謁見するために様々な民族が貢物を持って向かう「王会図」という画題に傚ったものだ。伝狩野永徳《韃靼人朝貢図屏風》16世紀後半 ボストン美術館蔵《銀の水差しと水盤》はイングランドの女王、エリザベス1世への贈り物、あるいは女王からの贈り物であったと考えられている。水差しと水盤の両方に歴代国王の略系図が彫り込まれ、水差しにはさら旧約聖書の物語も表されている。《銀の水差しと水盤》1567−68年ボストン美術館蔵そして、クライマックスとなる第5章「たしなむ、はぐくむ」では、芸術家のパトロンとしての権力者に焦点を当てる。同展で里帰りを果たした二大絵巻のひとつ、《吉備大臣入唐絵巻》は、全期を通して4巻揃って展示。奈良時代を代表する学者で官僚、遣唐使だった吉備真備と、唐で亡くなり、鬼となって現れた阿倍仲麻呂との物語が描かれる。現代の感覚ではかわいらしくユーモラスにも感じる内容だ。《吉備大臣入唐絵巻》展示風景《吉備大臣入唐絵巻》(部分)12世紀末ボストン美術館蔵《吉備大臣入唐絵巻》(部分)12世紀末ボストン美術館蔵展覧会の最後を飾るのは、同展のために修復が施され初の里帰りを果たした増山雪斎の《孔雀図》。雪斎は江戸時代に伊勢長島藩を治めた大名でありながら、画技にも秀でた文人大名だった。修復を経て色鮮やかに蘇った精緻な表現をじっくりと鑑賞して欲しい。増山雪斎《孔雀図》1801年ボストン美術館蔵はるか昔から密接に関わり合ってきた「芸術」と「力」。時代や国によって異なるさまざまな「力」の表現に注目しながら、権力とは何か、ということについて改めて考える機会ともなりそうだ。構成・文:浦島茂世【開催情報】『ボストン美術館展芸術×力』7月23日(土)~10月2日(日)、東京都美術館にて開催※日時指定予約制
2022年07月26日六甲山観光株式会社(本社:神戸市 社長:寺西公彦 阪神電気鉄道株式会社100%出資)が運営する六甲山アスレチックパークGREENIA(グリーニア)はこれから訪れる夏を満喫出来るアスレチックを数多くご用意しております。グリーニアは「山、空、水辺。すべてが舞台の冒険王国。」をキャッチコピーに、合計164ポイントのアスレチックが楽しめる日本最大級のアスレチック施設です。2022年は大人気動画クリエイターのフィッシャーズと協同し、wonder yamambo(ワンダーヤマンボー)エリアとyahhoy(ヤッホイ)エリアの壁面アスレチックをリニューアルしました。昨年よりパワーアップしたグリーニアをお楽しみください。標高約850メートルに位置する当施設は、市街地に比べ気温が約5℃低く、昔から避暑地として親しまれています。水上アスレチック『wonder amembo』は全アスレチックの中でも非常に人気が高く、水に落ちるスリルと戦いながら子供から大人まで大興奮の30ポイントがお楽しみいただけます。水上アスレチックのほか、山上の涼しい環境で遊べるアスレチックも多数設置しております。水上アスレチック 『wonder amembo(ワンダーアメンボー)』水上アスレチック『wonder amembo』は人気動画クリエイターのフィッシャーズが監修したエリアの1つで、場内の池を利用したアスレチックです。水上に設置された30ポイントのアスレチックは難易度も「カンタン」から「激ムズ」まで様々に設定しています。「跳べ!ぷかぷかアイランド」はロープを用いてジャンプし、タイミングよくロープを離すことで浮島に渡ることが出来ます。「一寸法師の気分」は桶の中に入って水面を進みます。「駆けろ!スーパージャンプ」は難易度が「激ムズ」のポイント。リズム良く左右の足場を蹴りながらゴールを目指します。場内にはコインシャワー室を完備しており、水に濡れても安心です。コインシャワーは5分200円です。≪夏休みオススメのアスレチック≫フォレストアドベンチャー『mecya forest(メチャ フォレスト)』 ※事前決済予約制安全器具を装着し、樹上最大15mの高さで遊ぶ非日常体験が魅力のアスレチックです。ジップスライドやロープ、丸太を駆使し、37ポイントの空中アスレチックが楽しめます。日差しの強い日でも、森の中で涼しい大冒険が味わえる、夏にピッタリのアスレチックです。ロングジップスライド『zip slide(ジップ スライド)』 ※当日先着受付全長200mを超えるロングジップスライドを往復で2回飛ぶことができる空中アスレチックです。グリーニアの敷地を横断するスリルと大空を飛ぶ爽快感を味わいたい方にオススメです。フィールドアスレチック『wonder yamambo(ワンダー ヤマンボー )』秘密の森をテーマにお客様のアイデアを実現し、今シーズン新たにリニューアルしたフィールドアスレチックです。音が鳴る仕掛け、アーチェリーを用いたアスレチックなどを涼しい森の中で楽しむことが出来ます。難易度を低めに設定しているため小さなお子様にもおススメです。≪夏限定!子供の遊び場≫せせらぎの丘毎年、小さなお子様に大人気の水遊び場「せせらぎの丘」を今シーズンも夏限定で無料開放いたします。水の溜まる箇所が浅い為、小さなお子様でも安心して楽しむことが出来ます。また、ベンチに座って足を水に浸すだけでも涼しく感じます。水上アスレチックは少し早いというお子様やご家族で手軽に水遊びをしたいという方にご利用いただけるスポットです。※せせらぎの丘は8月上旬のオープンを予定しております。≪六甲山アスレチックパークGREENIA営業概要≫■施設名称 六甲山アスレチックパーク GREENIA(ろっこうさんあすれちっくぱーく ぐりーにあ)■面積 約230,000平方メートル(阪神甲子園球場約6個分)■所在地 〒657-0101 兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲4512-98■営業期間2022年11月23日(水・祝)まで※冬季は六甲山スノーパークとして営業。■営業時間 10:00~17:00(16:30最終受付)■休場日木曜日(ただし、7月28日(木)~8月25日(木)の木曜日、11月3日(木・祝)は営業)■駐車台数 700台■料金(税込)※WEBチケットの払い戻しは購入後60日以内です。※コンビニチケット購入後の払い戻しは行っておりません。※WEBチケット・コンビニチケットの学割料金も学生証のご提示が必要です。※繁忙期:8月11日(木・祝)~8月15日(月)※新型コロナウィルス感染症対策のため、営業内容は変更となる場合があります。最新情報は公式HPにてご確認いただきますようお願い申し上げます。六甲山アスレチックパークGREENIA 公式HP「六甲山 グリーニア」で検索! 六甲山ポータルサイト リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月17日辻井伸行、「富士山河口湖ピアノ・フェスティバル」への山下洋輔出演に喜び昨年に続き、富士山の麓に世界的なピアニストたちが集い、開催されるピアノフェスティバル「富士山河口湖ピアノ・フェスティバル2022」の合同取材会が5月下旬にオンラインで開催され、ピアニストの辻井伸行が出席。ジャズピアニストの山下洋輔、作曲家・加古隆ら錚々たる面々が来場する今年のフェスへの期待を語った。同フェスティバルは富士山の麓の富士河口湖町にて昨年初めて開催され、盛況を博した。2回目となる今回は、長年にわたり日本のジャズを牽引し、今年80歳を迎えた山下洋輔、昨年に続いての参加となる作曲家でピアニストの加古隆、さらに国際的に活躍するピアニストの菊池洋子、日本を代表するソリスト・川久保賜紀、遠藤真理、三浦友理枝による華麗で美しいピアノトリオなど錚々たる顔ぶれが集う。辻井は同フェスティバルについて「ピアノはソロ、協奏曲、管楽器や弦楽器との共演など、ジャンルを超えていろんなことができる、いろんな魅力を伝えられる音楽祭になっている」とピアノフェスティバルならではの魅力を強調する。特にジャズの巨匠・山下の出演について「ご一緒するのは初めてですが、何年か前にコンサートに伺って、素晴らしくて、すごいなとびっくりしました。今回、演奏を聴けるのを楽しみにしています」と期待を口にする。約3000人収容の河口湖ステラシアター、”逆さ富士“の名所として知られる河口湖の北岸にある約100人収容の河口湖円形ホール、そして河口湖総合公園芝生広場での屋外コンサートなど、様々なスタイルでコンサートが行われるのも同フェスティバルの魅力。辻井は「円形ホールは、お客様との距離が近く、より一体となって、臨場感もあって楽しいコンサートでした。ピクニックコンサートでは、芝生で食事したり、子どもから大人までくつろぎながら楽しんでいただきたいです」と語る。また、昨年は小学校で音楽教室も開催。あえて題名を告げずに演奏し、子どもたちにどのようなイメージが浮かんできたかを答えてもらったり、逆に子どもたちからのお題に合わせて即興演奏を披露するなどしたが「みんな、すごく喜んでくれて、ピアノの楽しさを存分に伝えられたんじゃないかと思います」と語り、今年も「音楽の楽しさ、ピアノ1台でいろんなことができると伝えたい」と意気込みを語った。フェスティバル開幕の約10日前、9月13日に34歳の誕生日を迎えるが「音楽家は一生勉強だと思うので、まだまだいろんなレパートリーに挑戦したい。新たにいろんな勉強をして音楽表現を深めていきたいし、成長した姿を聴いていただきたい」と抱負を口にしていた。富士山河口湖ピアノ・フェスティバル2022は河口湖ステラシアターほかにて9月22日、23日、24日、25日開催。
2022年06月09日『スコットランド国立美術館THE GREATS美の巨匠たち』が東京都美術館(台東区)で開催中だ。1859年に開館したスコットランド国立美術館は、世界でも指折りの西洋絵画コレクションを有する。本展は、そのコレクションの中から、ラファエロ、エル・グレコ、ベラスケス、レンブラント、ブーシェ、スーラ、ルノワールなど、ルネサンス期から19世紀後半までの西洋絵画史を彩る巨匠たちの作品を展示。そのほか、ゲインズバラ、レノルズ、ブレイク、コンスタブル、ターナー、ミレイといったイングランド出身の画家に加え、日本ではなかなか見ることのできないレイバーン、ラムジー、ウィルキー、ダイスなどスコットランド出身の代表的な画家たちの名品も。油彩画・水彩画・素描約90点を通じ、西洋美術の流れとともに、ヨーロッパ大陸と英国との文化交流から、英国美術がはぐくまれた様子を紹介している。展示構成は、スコットランド国立美術館の建物や館内の様子を描いた作品を紹介する「プロローグ」から始まり、アンドレア・デル・ヴェロッキオ(帰属)《幼児キリストを礼拝する聖母(「ラスキンの聖母」)》やエル・グレコ《祝福するキリスト(「世界の救い主」)》などが並ぶ「ルネサンス」、ディエゴ・ベラスケス《卵を料理する老婆》、レンブラント・ファン・レイン《ベッドの中の女性》といった「バロック」と続く。英国のコレクターたちが美術品の購入や文化的教養を深めるために大規模なヨーロッパ旅行をした「グランド・ツアーの時代」では、フランソワ・ブーシェの晩年の作である《田園の情景》やジョシュア・レノルズ《ウォルドグレイヴ家の貴婦人たち》などが見られる。「19世紀の開拓者たち」では、フランシス・グラント《アン・エミリー・ソフィア・グラント(“デイジー”・グラント)、ウィリアム・マーカム夫人(1836-1880)》、クロード・モネ《エプト川沿いのポプラ並木》などを紹介。「エピローグ」では、フレデリック・エドウィン・チャーチ《アメリカ側から見たナイアガラの滝》という圧巻の作品で締め括られる。本展は7月3日(日)まで(休室日は月曜日)。開室時間は午前9時30分〜午後5時30分※金曜日は午前9時30分~午後8時(入室は閉室の30分前まで)。展示室の混雑を避けるため、日時指定予約制。一般1900円、大学生・専門学校生1300円、65歳以上1400円。天海祐希がナビゲーターを務める音声ガイドとのセット券は2400円(5月8日入場分までの期間限定)。なお、7月16日(土)〜9月25日(日)は神戸市立博物館、10月4日(火)〜11月20日(日)は北九州市立美術館 本館でも開催される予定だ。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年05月06日山種美術館では、戦後の日本画壇を牽引した奥田元宋(おくだげんそう)(1912-2003)の生誕110周年を記念し、元宋とその活躍の舞台となった日展(日本美術展覧会)の画家たちの作品を紹介する展覧会を2022年4月23日(土)~7月3日(日)に開催します。奥田元宋《玄溟》 1974(昭和49)年 紙本・彩色 山種美術館元宋は広島に生まれ、19歳のときに上京して、遠縁にあたる同郷出身の日本画家・児玉希望(こだまきぼう)に入門します。1936(昭和11)年、日展の前身である文展(文部省美術展覧会)に初入選、以後、新文展、日展へと出品を重ね、日展の審査員や理事長も務めました。画業初期は主に人物画を中心に制作し、1944年、郷里への疎開を契機に風景画を描くようになります。戦後は、「元宋の赤」とよばれる赤を基調に、雄大な自然を描いた独自の風景画を確立しました。また、和歌にも秀で、1981年には宮中歌会始(きゅうちゅううたかいはじめ)の召人(めしうど)に選ばれています。本展では、「元宋の赤」が際立つ《玄溟(げんめい)》(山種美術館)、古希を過ぎてから取り組んだ大作である《奥入瀬(秋)》(山種美術館)ならびに《奥入瀬(春)》(個人蔵)を同時に公開するほか、宮中歌会始の際の和歌を記した作品も展示します。さらに、日展の前身である文展、帝展(帝国美術院美術展覧会)以来の官展の歴史を振り返りながら、帝展時代から活躍した福田平八郎(ふくだへいはちろう)をはじめ、川合玉堂(かわいぎょくどう)の第1回日展出品作、元宋の師である児玉希望、「日展三山」と称された東山魁夷(ひがしやまかいい)・杉山寧(すぎやまやすし)・高山辰雄(たかやまたつお)のほか、山口蓬春(やまぐちほうしゅん)、山口華楊(やまぐちかよう)など日展で活躍した名だたる画家たちの優品とともに、20世紀の日本画壇をリードしてきた人気作家たちの足跡をたどります。■本展のみどころ1. 元宋の代表作《奥入瀬》の「秋」(山種美術館)と「春」(個人蔵)を同時に公開!2点が並ぶのは10年ぶり!元宋が古希(70歳)を過ぎてから取り組んだ大作《奥入瀬》の「秋」(1983年)と「春」(1987年)を同時に展示します。迫力ある画面が展示室に広がります!2. 元宋の代表作に加え巨匠たちの名品が揃います!文展、帝展、日展で活躍した川合玉堂、松岡映丘(まつおかえいきゅう)、福田平八郎、東山魁夷など巨匠たちの優品が一堂に会します。名だたる画家たちの競演をご堪能ください!■開催概要展覧会名:【特別展】生誕110周年 奥田元宋と日展の巨匠―福田平八郎から東山魁夷へ―Special 110th Anniversary ExhibitionOkuda Genso and the Nitten Masters: From Fukuda Heihachiro to Higashiyama Kaii会期 :2022年4月23日(土)~7月3日(日)会場 :山種美術館(〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36)主催 :山種美術館、朝日新聞社開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)※今後の状況により会期・開館時間等は変更する場合がございます。休館日 :月曜日 [5/2(月)は開館]入館日時のオンライン予約も可能です(詳細は当館Webサイトをご覧ください)。■入館料一般1,300円、大学生・高校生1,000円、中学生以下無料(付添者の同伴が必要です)障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)一般1,100円、左記いずれかのうち大学生・高校生900円※きもの特典きものでご来館のお客様は、一般200円引き、大学生・高校生100円引き(複数の割引・特典の併用はできません)■主な出品作品:約40点※所蔵表記のない作品はすべて山種美術館蔵。※出品内容には変更が入る場合があります。奥田元宋 :《玄溟》、《山澗雨趣》、《松島暮色》、《召人の歌 御題「音」》、《奥入瀬(秋)》、《日本の四季(書)》、《湖畔春耀》、《奥入瀬(春)》(個人蔵) 計8点川合玉堂 :《山雨一過》、《朝晴》松岡映丘 :《山科の宿 雨やどり・おとづれ》のうち「おとづれ」福田平八郎:《牡丹》、《筍》山口蓬春 :《芍薬》児玉希望 :《モンブラン》山口華楊 :《生》橋本明治 :《月庭》東山魁夷 :《緑潤う》、《秋彩》杉山寧 :《霽》高山辰雄 :《坐す人》佐藤太清 :《清韻》ほか■交通案内JR・東京メトロ日比谷線 恵比寿駅より徒歩約10分恵比寿駅西口前より都バス(学06番 日赤医療センター前行)広尾高校前下車、徒歩1分渋谷駅東口ターミナル54番乗り場より都バス(学03番 日赤医療センター前行)東4丁目下車、徒歩2分■問い合わせ050-5541-8600(ハローダイヤル 電話受付時間:9:00~20:00)公式HP : Facebook : Twitter : Instagram: note : ※ 出品作品および展示期間は都合により変更される場合があります。※ ★印のついている作品は著作権が切れておりませんが、このたびの展覧会紹介に関する掲載については当館が著作権者から画像使用許可をまとめて取っておりますので、本展周知の目的に限り使用が可能です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月25日4月23日(土)より目黒区美術館にて、板橋区立美術館、渋谷区立松濤美術館、練馬区立美術館など都内区立美術館10館が所蔵する、猫をモチーフとした作品を紹介する『東京・区立美術館ネットワーク連携事業東京の猫たち』が開催される。2018年から都内の区立美術館11館が協働し、「東京・区立美術館ネットワーク」として連携活動を続けている。その活動の一環として開催される同展には、木下晋《シロ 1》、柴田是真《猫鼠を覗う図》や朝倉文夫《たま(好日)》といった各館自慢の猫たちが集結。猫は、単に可愛らしいだけでなく、画家にとっては繊細な毛を、彫刻家にとってはしなやかな身体のラインを表現できるモテーフ。また、多くの芸術家にとって、猫は社会にとらわれない自由な存在としての憧れや共感の対象でもある。各館のコレクションの特徴を反映した、身近で親しみやすい猫を取り上げることで、展示をとおして、多彩な東京の区立美術館の活動についても紹介する。朝倉文夫《たま(好日)》1930年台東区立朝倉彫塑館川端龍子《眠猫》1933年大田区立龍子記念館柴田是真《猫鼠を覗う図》1884年板橋区立美術館木下晋《シロ 1》1988年 目黒区美術館【開催概要】『東京・区立美術館ネットワーク連携事業東京の猫たち』会期:2022年4月23日(土)~2022年6月12日(日)会場:目黒区美術館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜料金:一般800円、大高・65歳以上600円美術館公式サイト:
2022年04月07日春のお出かけにぴったりの展覧会が、都内各所で次々とはじまっています。今回は、特に日本が誇る美しい芸術品を見られる場所にフォーカス。サントリー美術館、山種美術館、アーティゾン美術館と東京国立近代美術館の企画展をまとめてご紹介!サントリー美術館『よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―』【女子的アートナビ】vol. 237御大典記念特別展『よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―』では、奈良にある正倉院宝物の精巧な再現模造のなかからセレクトされた逸品をまとめて展示。近現代の一流工芸家により再現された天平時代の技と美をたっぷり楽しめます。正倉院宝物とは、東大寺の重要な資財を納める「正倉」に伝わった約9,000件の品々のこと。聖武天皇ゆかりの品をはじめ、奈良時代の貴重な宝物が多く、調度品や楽器、武具、仏具、染織品など多彩な品があります。でも、なぜ本物の宝物ではなく再現模造を展示するのでしょうか?宮内庁正倉院事務所保存課長・飯田剛彦さんによると、正倉院宝物は壊れやすく、全国各地の展覧会で積極的に作品を公開するのは難しいとのこと。代わりに再現模造で理解を深めてほしい、とのお話でした。明治期の模造製作は、宝物を修理するための試作品としてつくられたことが多く、今では万が一の際のスペアとしての役目や、今回のような展覧会に出品する役割も担っているそうです。例えば、正倉院の国宝「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」の模造をつくる際、まず製作前にレントゲンやCTスキャンなども駆使して徹底的な調査を実施。痕跡を探り、さらに当時と同じ材料も各地から探し集め、そのうえで当代の名工たちが当時の技法を再現しながらつくりあげたそうです。「螺鈿紫檀五絃琵琶」は、正倉院宝物を代表する名品のひとつ。楽器としても大変珍しく、世界で現存するのは正倉院の現宝物のみ。それと同じものをほぼ完ぺきに再現した模造も、やはり素晴らしい芸術品といえると思います。前出の飯田さんは、この企画展の楽しみ方について、次のように教えてくれました。飯田さん再現模造には変色や欠けている部分もなく、ストレートな美しさがあります。また、現代の一流工芸作家が失われた技術をどのように再現したのか、という部分も注目点です。模造のパーツなども展示されているので、製作過程も含めて楽しんでみてください。本展は3月27日まで開催。その後、長野に巡回します。山種美術館『上村松園・松篁 ―美人画と花鳥画の世界―』渋谷区広尾にある山種美術館では、美人画の巨匠として知られる上村松園と、その長男・松篁(しょうこう)に焦点を当てた展覧会『上村松園・松篁 ―美人画と花鳥画の世界―』が開催中。気品あふれる日本画を心ゆくまで堪能できます。上村松園(1875~1949)は、京都で活躍した女性画家。葉茶屋の娘として生まれ、京都府画学校(現:京都市立芸術大学)で鈴木松年に、その後は竹内栖鳳などのもとで日本画を学びます。1902年に長男・信太郎(のちの松篁)を出産。家業の茶商を廃業して画家に専念し、シングルマザーとして息子を育てます。1948年には、女性初の文化勲章を受章。格調高い美人画で人気を博し、日本画家として成功を収めました。上村松篁(1902~2001)は、花鳥画で有名な画家。特に鳥の絵に定評があり、アトリエで多くの鳥を飼って観察しながら描いていたことで知られています。1984年には文化勲章を受章。息子の上村淳之も、日本画家として活躍しています。会場では、山種コレクションの上村松園作品全18点・松篁作品全9点を一挙に公開。さらに、淳之も含めた三世代の作品を見ることができます。なかでも時期的に必見なのが、松園の《春芳》(しゅんぽう)。梅の木の前でたたずむ女性の姿が描かれた大変美しい作品です。芳しい梅の香りが漂ってきそうで、作品の前に立つだけで一気に春の空気に包まれます。本展は4月17日まで開催。アーティゾン美術館『はじまりから、いま。1952ー2022』公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館では、現在『はじまりから、いま。1952ー2022 アーティゾン美術館の軌跡―古代美術、印象派、そして現代へ』が開かれています。本展では、石橋財団コレクションの歴史を約170点の作品とさまざまな資料で紹介。古代美術や日本東洋古美術から現代美術まで、幅広いジャンルの名作を楽しめます。展覧会は3部構成。第1章「アーティゾン美術館の誕生」では、近年収蔵された作品や、これまで開催された展覧会のポスターなども展示。ブリヂストン美術館時代の懐かしい企画展などを思い出しながら、美術館が歩んできた歴史に触れられます。第2章「新地平への旅」では、中国出身の画家ザオ・ウーキーによる墨で描かれた大作が登場。また、新所蔵作品《平治物語絵巻 常磐巻(ときわのまき)》も初公開中です。これは鎌倉時代に制作された作品で、清盛勢が内裏に討ち入りする場面などがドラマチックに描かれています。さらに、みんな大好きな“日本の宝”も第2章に登場!国宝《鳥獣戯画》(京都・高山寺蔵)甲巻の一部だった作品《鳥獣戯画断簡》も、石橋財団コレクションの所蔵作品です。最後の第3章「ブリヂストン美術館のあゆみ」では、開館初期のコレクションを紹介。モネやマネなどの絵画やギリシア彫刻などを楽しめます。本展は4月10日まで開催。東京国立近代美術館『没後50年 鏑木清方展』最後にご紹介するのは、美人画の大家として活躍した鏑木清方(1878~1972)の日本画約110点を集めた展覧会『没後50年 鏑木清方展』。こちらは3月18日からはじまります。鏑木清方は東京・神田生まれ。浮世絵系の画家に師事したあと挿絵画家としてデビューし、新聞や小説雑誌などの挿絵を手がけます。その後、人物画を中心とした日本画にも取り組み、庶民の暮らしや文学などをテーマに絵画を制作。関東大震災後、清方は再開発で失われていく明治の景色をテーマに作品を描き、代表作のひとつ《築地明石町》が誕生します。明石町は、明治時代に外国人居留地だった場所。本作の背景には洋館の垣根が描かれ、黒い羽織姿の女性の髪形は、明治期に流行した「イギリス巻」になっています。鏑木清方は、先にご紹介した上村松園と並び称されることも多く、特に美人画の雰囲気が似ているので違いがわかりづらいと思う人もいるかと思います。でも、山種美術館の企画展と本展を見れば、その違いがきっとわかるはず。ぜひ、どちらにも足を運んで、じっくりと本物の作品をご覧になってみてください。本展会場の東京国立近代美術館は千鳥ヶ淵にも近く、周辺にお花見スポットがたくさんあります。アートとお花見と一緒に楽しむのもおすすめです!Information御大典記念特別展『よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―』会期:~3月27日(日)※火曜休館※3月22日は開館会場:サントリー美術館開室時間:10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)※3月20日(日)、3月21日(月・祝)は20時まで開館※いずれも入館は閉館の30分前まで※開館時間は変更の場合があります観覧料:一般¥1,500、大学生・高校生¥1,000『上村松園・松篁 ―美人画と花鳥画の世界―』会期:~4月17日(日)※月曜休館※3/21(月)は開館、3/22(火)は休館会場:山種美術館開室時間:10:00-17:00(入館は16:30まで)観覧料:一般¥1,300、春の学割 大学生・高校生¥500、中学生以下無料 (付添者の同伴が必要)『はじまりから、いま。1952ー2022 アーティゾン美術館の軌跡―古代美術、印象派、そして現代へ』会期:~ 4月10日(日)※月曜休館※3/21(月)は開館、3/22(火)は休館会場:アーティゾン美術館開室時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)※金曜日は20:00まで観覧料:ウェブ予約チケット¥1,200、当日チケット¥1,500、学生無料(※要ウェブ予約)『没後50年 鏑木清方展』会期:3月18日(金)~5月8日(日)休館日:月曜(※3月21日、28日、5月2日は開館)、3月22日(火)会場:東京国立近代美術館1F企画展ギャラリー開室時間:9:30-17:00(金・土曜は9:30-20:00)(入館は閉館30分前まで)観覧料:一般¥1,800、大学生¥1,200、高校生¥700、中学生以下無料
2022年03月13日アメリカ・ニューヨークにあるメトロポリタン美術館所蔵の絵画を紹介する『メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年』が国立新美術館(東京都港区)で開催中だ。1870年に創立されたメトロポリタン美術館は、先史時代から現代まで5000年以上にわたる世界各地の文化遺産を包括的に所蔵している。今回は、同館を構成する17部門のうち、ヨーロッパ絵画部門に属する2500点あまりの所蔵品から、珠玉の絵画65点を展示。うち46点は日本初公開作品となる。展示は3章構成。まず「信仰とルネサンス」では、イタリアと北方のルネサンスを代表する画家たちの名画17点を紹介。初期ルネサンスのイタリアを代表する画家フラ・アンジェリコ(本名 グイド・ディ・ピエトロ)の《キリストの磔刑》(1420-23年頃)、ルネサンスの巨匠であるラファエロが20〜21歳の時に描いた《ゲッセマネの祈り》(1504年頃)、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ《ヴィーナスとアドニス》(1550年代)などが日本初公開となる。続いては「絶対主義と啓蒙主義の時代」と題し、君主が主権を掌握する絶対主義体制がヨーロッパ各国で強化された17世紀から、啓蒙思想が隆盛した18世紀にかけての美術を、各国の巨匠たちの名画30点により紹介。20世紀に再評価された画家であるジョルジュ・ド・ラ・トゥール《女占い師》(おそらく1630年代)、17世紀オランダの画家フェルメールによる異例の寓意画《信仰の寓意》(1670-1672年頃)、生命や現世の富・名声のはかなさの寓意を伝える「ヴァニタス(虚栄)」静物画の典型である、ピーテル・クラース《髑髏と羽根ペンのある静物》(1628年)などが見どころとなっている。最後は「革命と人々のための芸術」。市民社会の発展を背景に、絵画に数々の革新をもたらした19世紀の画家たちの名画18点が並ぶ。オーギュスト・ルノワール《ヒナギクを持つ少女》(1889年)、エドガー・ドガ《踊り子たち、ピンクと緑》(1890年頃)、フィンセント・ファン・ゴッホ《花咲く果樹園》(1888年)、ポール・セザンヌ《リンゴと洋ナシのある静物》(1891-92年頃)、クロード・モネ《睡蓮》(1916-19年)といった名画を見ることができる。会期は5月30日(月)まで。開館時間は10:00-18:00(毎週金・土曜日は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)。休館日は火曜日。ただし、5月3日(火・祝)は開館。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年03月11日特別展「生誕110周年奥田元宋と日展の巨匠 ─福田平八郎から東山魁夷へ─」が、東京の山種美術館にて、2022年4月23日(土)から7月3日(日)まで開催される。奥田元宋と、文展・帝展・日展で活躍した巨匠たちの作品を紹介戦後の日本画壇を牽引した画家、奥田元宋(おくだ げんそう)。特別展「生誕110周年奥田元宋と日展の巨匠 ─福田平八郎から東山魁夷へ─」は、元宋とその活躍の舞台となった日展(日本美術展覧会)の画家による作品を紹介する展覧会だ。1912年、広島に生まれた元宋は、19歳の折りに上京し、遠縁にあたる日本画家・児玉希望(こだま きぼう)に入門。1936年、日展の前身である文展(文部省美術展覧会)に初入選を果たすと、以後、新文展や日展に出品を重ね、画壇で重要な位置を占めるようになる。画業の初期において、元宋は人物画を中心に手がけていたものの、1944年、郷里への疎開を契機に風景画の制作を開始。戦後には、「元宋の赤」と呼ばれる赤色を基調として、雄大な自然を描いた画風を確立した。本展では、元宋が70歳を過ぎてから取り組んだ大作《奥入瀬(秋)》と《奥入瀬(春)》を同時に展示するとともに、「元宋の赤」が際立つ《玄溟(げんめい)》などの作品を展示。また、和歌にも秀でていたことにも光をあて、1981年の宮中歌会始の召人に選ばれた際の和歌を記した作品も紹介する。さらに、日展、そしてその前身である文展や帝展(帝国美術院展覧会)で活躍した、川合玉堂、松岡映丘、福田平八郎、東山魁夷など、日本画の巨匠による優品も一挙に楽しむことができる。展覧会概要特別展「生誕110周年奥田元宋と日展の巨匠 ─福田平八郎から東山魁夷へ─」会期:2022年4月23日(土)〜7月3日(日)会場:山種美術館住所:東京都渋谷区広尾3-12-36開館時間:10:00〜17:00 (入館は16:30まで)休館日:月曜日(5月2日(月)は開館)観覧料:一般 1,300円、大学生・高校生 1,000円、中学生以下 無料(付添者の同伴が必要)※障がい者手帳、被爆者健康手帳の提示者、およびその介助者(1名)は、一般 1,100円、左記いずれかのうち大学生・高校生 900円※きもの特典:きものでの来館者は、一般200円引き、大学生・高校生100円引き※複数の割引・特典の併用は不可※入館日時のオンライン予約可(詳細については美術館ウェブサイトを確認のこと)※会期や開館時間などは変更となる場合あり【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル・電話受付時間 9:00〜20:00)
2022年02月20日「スイス プチ・パレ美術館展 花ひらくフランス絵画」が、静岡市美術館にて2022年4月9日(土)から6月19日(日)まで開催される。フランス近代絵画65点、30年ぶりに一挙来日「スイス プチ・パレ美術館展 花ひらくフランス絵画」では、スイス・ジュネーブに1968年に創設されたプチ・パレ美術館の所蔵コレクションを、30年ぶりに日本で一挙に紹介する展覧会。これまで、滋賀や鹿児島などでも開催されてきた、巡回展だ。プチ・パレ美術館では、“平和に奉仕する芸術”という理念のもと作品を収集。コレクションは19世紀後半から20世紀初頭にかけてのフランス近代絵画を中心に構成されており、カイユボットやシュザンヌ・ヴァラドンなど、当時正当な評価を得られていなかった画家の作品も含まれている。1998年以降は休館しているが、充実した所蔵コレクションから、国内外の大規模美術展に継続的に出品協力を行っている。展覧会では、65点の油彩画を展示。オーギュスト・ルノワールやモーリス・ドニ、ラウル・デュフィ、アンドレ・ロート、モーリス・ユトリロ、藤田嗣治といった38作家が手がけた名品の数々が一堂に集結する。印象派からエコール・ド・パリまで、フランス近代美術の潮流を辿る移ろいゆく自然を活写した印象派にはじまり、科学と美術を融合させた新印象派、平坦な色面で神秘的な世界を表したナビ派、色彩の表現性を追求したフォーヴィスム、幾何学的形態で画面を構成したキュビスム、そして各々が個性豊かな具象絵画を追求したエコール・ド・パリに至るまで、様々な芸術運動が生み出された19世紀後半から20世紀前半にかけての、フランス近代美術の軌跡を辿っていく。中でも注目は、印象派を代表する画家・ルノワールの《詩人アリス・ヴァリエール=メルツバッハの肖像》。親しい友人や画商の制作依頼しか受けなくなっていた晩年のルノワールが描いた貴重な肖像画であり、薄い絵具の層を重ねてみずみずしい色調を作る、ルノワールの晩年に特有な独自の手法が見て取れる。【詳細】スイス プチ・パレ美術館展 花ひらくフランス絵画会期:2022年4月9日(土)~6月19日(日)会場:静岡市美術館住所:静岡県静岡市葵区紺屋町17-1葵タワー3階休館日:毎週月曜日※ただし5月2日(月)は臨時開館開館時間:10:00~19:00(展示室入場は閉館の30分前まで)観覧料:一般 1,400(1,200)円、大高生・70歳以上 1,000(800)円、中学生以下無料※( )内は前売および当日に限り20名以上の団体料金※障がい者手帳等持参者および介助者原則1名は無料※一般前売ペアチケットは2枚1組2,200円※前売券・前売ペアチケットは2月26日(土)~4月8日(金)まで販売※静岡市美術館ホームページにて日時指定予約が可能※来館の際は、最新の開館状況および注意事項を静岡市美術館ホームページ、または電話で確認【問い合わせ先】静岡市美術館TEL:054-273-1515(代表)
2022年02月17日1966年、日本初の日本画専門の美術館として開館。2021年に開館 55 周年を迎え、一年を通じ特別展を開催してきた山種美術館。その最後を飾る展覧会『【開館55周年記念特別展】上村松園・松篁 ―美人画と花鳥画の世界―』が、2月5日(土)より開催される。美人画の名手として知られる女性画家・上村松園(1875-1949)と、その長男で生誕 120 年を迎える上村松篁(1902-2001)。京都で生まれ 育った松園は、早くから頭角を現し、江戸や明治の風俗、和漢の古典に取材した女性像を数多く描いた。文展や帝展など数々の展覧会に出品を重ね、1948 年には女性として初めて文化勲章を受章している。松園の長男である上村松篁も京都で生まれ育ち、官展を中心に出品を重ねたのち、1948 年には創造美術(現・創画会)を結成して活躍。1984年には文化勲章を受章し、写実を基礎とする、洗練された格調高い花鳥の姿を描き続け、京都画壇を牽引した。同館創立者で初代館長の山﨑種二は、松園と親しく交流しながら作品を蒐集。代表作である《砧》《牡丹雪》を含む、計 18 点の松園作品を所蔵しており、屈指の松園コレクションとして知られている。同展では、所蔵する松園の美人画18 点、松篁の花鳥画 9 点を初めて一挙公開するほか、上村家の三代で今も画壇を牽引する淳之の作品も紹介。上村家三代の作品を東京で観られる貴重な機会となる。また、松園と同時代に活躍した鏑木清方や伊東深水の美人画のほか、 同時代に活躍した画家たちによる優品の数々も展観する。美人画と花鳥画が織りなす、華やかで優美な絵画の世界が堪能できる特別展だ。上村松園 《蛍》 1913(大正2)年 山種美術館上村松園 《砧》 1938(昭和13)年 山種美術館上村松篁 《春鳩》 1980(昭和55)年 山種美術館 (c) Atsushi Uemura 2021 /JAA2100291【開催概要】『【開館55周年記念特別展】上村松園・松篁 ―美人画と花鳥画の世界―』会場:山種美術館会期:2022年2月5日(土)~4月17日(日)時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで)休館日:月曜日(3/21は開館)、3月22日(火)料金:一般1300円、大高500円※今後の状況により会期・開館時間等は変更する場合がございます。美術館公式サイト:
2022年01月25日日本初のタロットカード美術館「東京タロット美術館」が、東京・浅草橋に誕生。2021年11月16日(火)よりオープンする。日本初!タロットカード専門の美術館「東京タロット美術館」は、日本で最初にタロットカードの輸入販売をはじめたニチユーが手掛ける、日本初のタロットカード専門美術館だ。ニチユーの直営施設としてオープンする美術館は、同社が保有する約3,000種類のタロットカードのコレクションをもとに、企画展示を実施。普段はなかなか出会えない希少なタロットカードの公開をはじめ、絶版品を含む約500種類のタロットカードの展示販売も常時実施する。ライブラリースペースを併設また併設のライブラリースぺースでは、約1,000種類のカードの絵柄をオリジナルのカタログで閲覧できるほか、カードサンプルや関連書籍も自由に読むことが可能。そのほか手土産にもぴったりなオリジナルグッズや、セレクト商品の販売も行われる。原画展示や占星術のセッションなどなお「東京タロット美術館」では、今後タロットカードの原画展をはじめ、タロットや占星術を用いた対面セッションなど、タロットにまつわる様々な企画を計画中。来館の際は日時指定の予約制となっているため、気になる人は是非チェックしてみてほしい。【詳細】「東京タロット美術館」オープン日:2021年11月16日(火)住所:東京都台東区柳橋2-4-2 Ubase浅草橋6階営業時間:平日 10:00~20:00、土曜日 9:00~18:00 ※公式ウェブサイトから予約制。入館料:500円定休日:日曜日(イベント開催日は除く)、祝日、年末年始、他季節休業有
2021年11月18日2017年に約30年間活動した旧八戸市美術館が閉館し、生まれ変わった八戸市美術館が11月3日(水・祝)にオープンした。新しい美術館は、建築家の佐藤慎也館長のもとに「種を蒔き、人を育み、100年後の八戸を創造する美術館〜出会いと学びのアートファーム〜」をコンセプトとしている。「もの」としての美術品展示を中心とした従来の美術館とは異なり、アートを介した人の活動に焦点を当て、「もの」や「こと」を生み出す新しい形の美術館となる。同館では、美術館活動に主体的に関わる人を「アートファーマー」、美術館活動を一緒に行う市民や団体、教育機関、企業などを「共創パートナー」と呼ぶ。アーティストや美術館スタッフ、市内外から訪れる多様な人々がともに活動し、新たな文化が創造され、八戸市全体の活性化にもつながることを目指している。テープカット。手前が佐藤慎也館長、隣が開館記念「ギフト、ギフト」のディレクター、吉川由美。老朽化していた建物は、西澤徹夫建築事務所・タカバンスタジオ設計共同体によって全面的に建て替えられた。美術館を象徴する面積約834㎡、天井高約17mの巨大空間「ジャイアントルーム」では、プロジェクトで話し合ったり、つくったり、ライブイベントが行われたりと、多様な動きが同時多発的に起こる。9mのカーテンや家具で自在に空間を仕切ることができるジャイアントルーム。また、展覧会を行う「ホワイトキューブ」やコレクションを展示する「コレクションラボ」、映像展示に適した「ブラックキューブ」、パフォーミングアーツや展示、講演を行う「スタジオ」など、それぞれの機能に特化した「個室群」が並ぶ。その時々でこれらの部屋を自由に組み合わせることも可能だ。開館記念「ギフト、ギフト、」は、アートプロデューサーの吉川由美をディレクターに迎え、八戸のシンボル「八戸三社大祭」を出発点として企画された。9組のアーティストと、共創パートナー「八戸クリニック街かどミュージアム」の浮世絵コレクションからなる展覧会、向井山朋子によるパフォーマンスプロジェクトで構成されている。八戸では、お年寄りから子どもまでが山車造りに参加するなど、世代を超えて祭りが受け継がれている。そうした創造活動を、過去から未来へ、人から人へと循環する「贈与」=ギフトとして展覧会が構想された。大西幹夫「八戸三社大祭絵巻」展示風景切り絵作家、大西幹夫が八戸三社大祭300年の歴史を描いた「八戸三社大祭絵巻」の切り絵とアニメーション映像から始まり、写真家の浅田政志が祭りを支えるコミュニティを撮影した写真群へと続く。山車からイメージを膨らませた桝本佳子の陶器や半磁器。田附勝が八戸発祥といわれるデコトラ(電飾で飾ったトラック)を撮影した写真。いずれも八戸を賑わす音や声が聴こえてくるようだ。浅田政志の新作写真14点と膨大なスナップ写真(市民より提供)を展示桝本佳子《波濤/皿》2021年田附勝が撮影したデコトラ写真の展示風景三社大祭に使われた山車彫刻を、市民から集めた柄毛布で包み、彩った江頭誠のインスタレーションは圧倒的だ。また、美術館を建築した西澤徹夫、浅子佳英、森純平がアーティストとしても参加。八戸の文化をリサーチして制作した「八戸文化資源相関図」では、漁業や遊郭、消防屯所などの解説の合間に、八戸市美術館の所蔵作品が組み込まれている。また、田村友一郎、KOSUGE1-16が現代社会の中のギフトのありように問いを投げかけてもいた。江頭誠《おやすみのあと》2021年西澤徹夫、浅子佳英、森純平《八戸文化資源相関図》展示風景KOSUGE 1-16《インバウンドおじさん》2021年八戸を知ることから、日本及び世界にも通じる問題や提案が、明るさやユーモアを交えて表現された展覧会だった。今後、美術館にどのような景色が繰り広げられていくのか楽しみだ。取材・文・撮影(外観以外):白坂由里【開催情報】『八戸市美術館開館記念「ギフト、ギフト、」』11月3日(水・祝)~2022年2月20日、八戸市美術館にて開催
2021年11月15日青森県・八戸市美術館は、「種を蒔き、人を育み、100年後の八戸を創造する美術館~出会いと学びのアートファーム~」をテーマに、2021年11月3日(水・祝)に生まれ変わって開館します。八戸市美術館外観 撮影:阿野太一■施設概要八戸市美術館(Hachinohe Art Museum)〇所在地 :〒031-0031 青森県八戸市大字番町10-4〇開館時間:10:00~19:00〇入館料 :無料〇観覧料 :展覧会により異なる〇休館日 :毎週火曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月31日、1月1日)〇館内施設:ジャイアントルーム、ホワイトキューブ、コレクションラボ、ブラックキューブ、スタジオ、ワークショップルーム、ティールーム、ギャラリー(2室)、会議室(3室)ジャイアントルーム 撮影:阿野太一美術館の最大のシンボルともいえる「ジャイアントルーム」は、エントランスやイベントスペース、プロジェクトルームを兼ね備えた様々な活動を支える巨大な空間です。このジャイアントルームは、人々が自由に集まり、学び、そして活動できる場となります。その他、展覧会を行うホワイトキューブやコレクションラボ、映像作品の展示に特化したブラックキューブ、講演会等ができるスタジオ、市民の本格的な創作の場となるワークショップルームなど専門性の高い個室群が備えられています。館内マップ■オープニングイベント〇八戸市美術館開館記念「ギフト、ギフト、」リニューアルオープンに合わせて開催されるオープニングプロジェクトは、「八戸三社大祭」を取り上げています。多くの市民が関わる創造活動である八戸三社大祭には、八戸の人ならではの美意識や、八戸に息づいている人と人とが支え合う人間関係など、「八戸の美」が多く潜んでいます。八戸三社大祭を切り口に、八戸の美をアートの力で可視化し、美術館のテーマである「出会いと学びのアートファーム」が当プロジェクトで体現されます。過去から未来、人から人へと巡る、この地域ならではの“ギフト”を、「100年後の八戸を創造する」ための種として見出し、あらゆる人々と共にその種を蒔き、育んでいく、という意味が込められたプロジェクトで新たな美術館は幕開けします。八戸市美術館開館記念「ギフト、ギフト、」チラシ(表)〇会期 :2021年11月3日(水・祝)~2022年2月20日(日)〇観覧料:一般 個人1,300円(1,100円)高校生・大学生700円(500円)小・中学生200円(100円)※( )内は20名以上※未就学児、八戸市内及び近隣町村(三戸町、五戸町、田子町、南部町、階上町、新郷村、おいらせ町)の小・中学生は無料※市内の65歳以上の方、障がい者手帳をお持ちの方とその付添者1名は半額〇備考 :11月3日(水・祝)10時から、セレモニー(市長・館長挨拶、法霊神楽一斉歯打ち)を行います。■今後開催予定の企画・八戸市美術館コレクション展(仮)2022年3月19日(土)~6月上旬・まるごと馬場のぼる展 描いた つくった 楽しんだ ニャゴ!2022年7月2日(土)~8月28日(日)・佐藤時啓展 八戸マジック・ランタン-幽かな光-(仮)2022年10月下旬~2023年1月上旬八戸市美術館HP ■問い合わせ先八戸市美術館 広報担当電話 :0178-45-8338 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月28日熊本市現代美術館は、展覧会「こわいな!恐怖の美術館」を2021年9月25日(土)から12月5日(日)まで開催する。“恐怖や不安”をアートを通して受け止める「こわいな!恐怖の美術館 展」は、無意識を揺さぶる恐怖や不安を理知的に受け止め、「それ(恐怖や不安)」をテーマにした作品を紹介する展覧会。本展では、天災や疫病など、日常生活の様々なところに偏在する多様な“恐怖と不安”を、人間の持つ自然な感情の1つとして捉え、作品として昇華したアーティスト達の独自のセンスとユーモアを体感できる。作品を通して、恐怖や不安に対する発想の転換や、“こわい”ことに向き合って新たなアイデアを促すポジティブな内容となっている。“恐怖”から“安心”までのお化け屋敷体験迷路のような「お化け屋敷」に象徴されるように、出口がどこかわからない“恐怖”を体感できるのが、会場入口に登場する「南無サンダーの演劇お化け屋敷@大學湯」。恐怖と不安を抱えながら出口を目指し、最後に「あー怖かったね」と安心するまでの“お化け屋敷体験”をセットで楽しめる。尚、「お化け屋敷」が苦手な人には回避ルートも用意する。また、屋敷という場所そのものが悪しき場所であり「化け物」だととらえる西洋型お化け屋敷を見て取れる、オディロン・ルドンが描いた幽霊屋敷の絵画作品、出口の見えなさを“行き止まり”で表現した浜田知明の《行き止まり》なども登場する。恐怖の対象を可視化する「お化け」人々は、得体のしれない“恐怖の対象”に不安を感じ、「お化け」という可視化された存在を求める心情を持っている。実際に、江戸時代から伝わる怪談「百物語」や、都市伝説上の口裂け女、人面犬、人面魚、疫病除けのアマビエなど、数々の「お化け」を定義することで、不可解な存在を受け止めて理解しようしてきた。そんな人々の心情に共鳴するかのような、“得体のしれないもの”に形を与えた田名網敬一や浜田知明の立体作品などが登場する。恐怖と結びつく暗闇、夜の時間さらに、恐怖をあおる暗闇や、ホラー映画で恐怖の出来事が起こる“夜の時間”に着目した作品も展示。薄暗いタッチで描かれた暗闇の作品を紹介する一方で、恐怖とは対照的な“夜の楽しさ”を思わせる田名網敬一のカラフルアートや夜をモチーフにしたコーダ・ヨーコの「ヨルのキオク」シリーズなども登場。様々な真夜中のイメージを目の当たりにすることができる。【詳細】こわいな!恐怖の美術館開催期間:2021年9月25日(土)~12月5日(日)会場:熊本市現代美術館 ギャラリーⅠ・Ⅱ住所:熊本県熊本市中央区上通町2-3 びぷれす熊日会館 3階休館日:火曜日、11月24日(水) ※ただし11月23日は開館開館時間:10:00~20:00(展覧会入場は19:30まで)観覧料:一般 1,100(900)円、シニア(65歳以上) 900(700)円、学生(高校生以上) 600(500)円、中学生以下 無料※( )内は前売/20名以上の団体/各種障害者手帳を提示した人と付き添い1名(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳等)、電車・バス1日乗車券、JAF会員証、緑のじゅうたんサポーター証/美術館友の会証を呈示した人。前売の販売は9月24日(金)まで。※10月10日(日)は熊本市現代美術館開館記念日を祝して入場無料。チケット取扱い:熊本市現代美術館、イープラス(e+)、ローソンチケット“ローチケ”[Lコード:81992]、セブンチケット[セブンコード:090-328]※開催内容の変更、入場制限の実施などの可能性あり。最新情報は、公式ホームページを確認。【問い合わせ先】熊本市現代美術館TEL:096-278-7500
2021年08月13日昨年は米カリフォルニア州で山火事が相次ぎ、過去最悪の甚大な被害をもたらし、今年7月にも山火事が頻発している。大小複数の山火事が連鎖的に発生したことが原因だが、このうちの一つにあたる昨年9月の「エルドラド火災」を起こした夫婦が、過失致死罪で起訴された。USA TODAYによると、レフジオ・マヌエル・ヒメネスJr.被告とアンジェラ・レニー・ヒメネス被告は、昨年9月5日、同州ユカイパ市のエルドラド・ランチ・パークで赤ちゃんの性別発表パーティーを開催した。このときに使った花火も上げられるスモークマシンから枯れ草に引火して、火災が発生したという。夫妻はペットボトルの水で消火を試みたが、折からの強風と乾燥で瞬く間に燃えあがってしまったと当局が公表している。地元紙のDesert Sunは、この火災で5軒の住宅と15棟の建物が倒壊、数百人が避難を余儀なくされ、93平方キロメートルもの山林が焼き尽くされたと伝えている。さらに、消火活動にあたっていた勤続14年のベテラン消防士、チャーリー・モートンさんが亡くなり、負傷者も13名に及んだ。ヒメネス夫妻は非自発的過失致死罪の重罪1件、深刻な負傷をもたらす火災を起こした重罪3件、居住建造物へ火災を起こした重罪4件、財産への火災を起こした軽罪22件で今月20日に起訴されたが、無罪を主張しているとDesert Sunは報じている。サンバーナディーノ郡地方検事のジェイソン・アンダーソンは、全ての罪状で有罪になった場合、夫妻には15年から25年ほどの刑が科せられる可能性があると記者会見で述べた。検察側は5万ドルの保釈金を要求したが、判事は自己誓約での保釈を認めている。前出のUSA TODAYによれば、亡くなったモートンさんは、大規模な森林火災に対応する約20名の精鋭部隊「ホットショット・クルー」に所属していた。ホットショット・クルーは、消火活動の最も困難な局面を引き受けるチームだという。
2021年07月21日特別企画展「スイス プチ・パレ美術館展―珠玉のフランス近代絵画―」が、滋賀の佐川美術館にて、2021年9月14日(火)から11月7日(日)まで開催される。なお、鹿児島市立美術館では9月5日(日)まで開催される予定であったが、8月19日(木)をもって終了。フランス近代絵画の充実したコレクションスイス・ジュネーブに1968年に開館したプチ・パレ美術館は、19世紀後半から20世紀前半にかけて芸術の都・パリを中心に制作された、フランス近代絵画を主としたコレクションを所蔵する美術館。1998年以降は休館しているものの、充実した所蔵コレクションから、国外の大規模美術展に継続的に出品協力を行っている。日本では30年ぶり、鹿児島では初となるコレクション展「スイス プチ・パレ美術館展―珠玉のフランス近代絵画―」は、プチ・パレ美術館の主要コレクションが来日する、日本では30年ぶり、鹿児島では初となる本格的なコレクション展だ。印象派のルノワールからナビ派のモーリス・ドニ、フォーヴィスムのヴラマンク、キュビスムのアンドレ・ロート、エコール・ド・パリのユトリロ、スタンラン、藤田嗣治まで、38作家による油彩画65点が一堂に集結する。19世紀後半に“光の描写”に挑んだ印象派が現れて以来、フランスでは画家たちによって次々と革新的な絵画が生み出されてきた。「プチ・パレ美術館」では、時代を象徴する巨匠の作品のみならず、その他多数の優れた周辺作家の作品も所蔵。実験的な精神に満ちた画家たちによる多彩な作品を通して、時代の活況を見て取ることができる。印象派からナビ派/ポン=タヴァン派、新印象派、フォーヴィスム、キュビスム、そしてポスト印象派やエコール・ド・パリに至るまで、フランス近代絵画の全体像とダイナミックな時代の潮流を体感できそうだ。【詳細】特別企画展「スイス プチ・パレ美術館展―珠玉のフランス近代絵画―」会期:2021年9月14日(火)~11月7日(日)場所:佐川美術館住所:滋賀県守山市水保町北川2891開館時間:9:30~17:00 ※最終入館は16:30まで。休館日:月曜日(9月20日は開館)、9月21日入館料:一般 1,200円、高大生 800円(要学生証提示)、中学生無料 ※ただし保護者の同伴が必要。※専門学校・専修学校は大学に準じる。※障害者手帳の持参者(手帳の提示が必要)、付添者(1名のみ)は無料。■終了した会場・鹿児島市立美術館会期:2021年7月23日(金・祝)~8月19日(木)※当初は9月5日(日)までの会期を予定していたものの変更(チケットの払い戻しについては、後日美術館ホームページにて案内)住所:鹿児島県鹿児島市城山町4-36問い合わせ先TEL:099-224-3400
2021年07月09日フランス・シャンパーニュ地方にあるランス美術館は、ルーヴル美術館に次いでカミーユ・コローの作品を多く所蔵するなど、19世紀の風景画が充実していることで有名。本展『ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ』では、このランス美術館のコレクションから厳選した約80点の名作を通して、印象派の中核ともいうべきフランス近代風景画の歴史をたどる。18世紀以前の西洋美術において、風景画は崇高な神話や歴史画の背景にすぎなかった。けれど18世紀末から19世紀初頭にかけて、その風景画に注目が集まり始める。この動きは革命後の社会の変化、新興ブルジョワジーの台頭、産業革命と都市化による田園風景への憧れなど、当時新しく生まれた価値観を受けて引き起こされたもので、画家らはアトリエを出て屋外で風景をスケッチし始めた。そんな風景画家の中でも特に注目を集めたのは「バルビゾン派」と呼ばれる画家たち。彼らはパリ郊外にあるフォンテーヌブローの森に隣接するバルビゾン村に滞在し、大作を生み出してゆく。その写実的な作風がモネやルノワール、シスレーなど19世紀後半に活躍する印象派の画家たちに受け継がれていったのだ。こうしたフランス印象派の成り立ちを余すところなく紹介したのが本展。近代画家の先駆者であるミシャロンやベルタンに始まり、コローやクールベ、ブーダン、さらに印象派のモネやルノワール、ピサロまで、19世紀フランス絵画の巨匠の作品が一堂に会する。会場では時系列に章が展開し、関連する資料も数多く登場。例えばチューブ式絵の具や、エッチング(腐食銅版画)の発明が風景画の発展を加速させたことなど、文明が美術に大きく影響を及ぼしている様子がよくわかる。いま話題となっているデジタルアートも、過去の名作も、技術の発展が新しい芸術を生んでいるという事実は変わらない。心が洗われるような異国の美しい風景画とともに、そんな普遍性にも気づかせてくれる、発見のある内容だ。コンスタン・トロワイヨン《ノルマンディー、牛と羊の群れの帰り道》1856年Inv. 907.19.234ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerジャン=バティスト・カミーユ・コロー《湖畔の木々の下のふたりの姉妹》1865‐70年Inv.887.3.82ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerクロード・モネ《べリールの岩礁》1886年Inv. 907.19.191ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerピエール=オーギュスト・ルノワール《風景》1890年頃Inv. 949.1.61ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.DevleeschauWer『ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ』SOMPO美術館東京都新宿区西新宿1‐26‐16月25日(金)~9月12日(日)10時~18時(入館は17時半まで)月曜休(8/9は開館)一般1500円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)※『anan』2021年6月30日号より。取材、文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年06月29日