「私は不満を溜め込む性格です」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。「普段から彼氏への不満を溜め込んでしまう」というトピ主さん。溜め込んで消化するならいいものの、「結局は爆発して彼氏にぶつけてしまい喧嘩になる」ことが多く、彼に「察して、は無理」だとも言われてしまったとか。恋人とのコミュニケーションの取り方についてのアドバイスを求めています。「思っていること」をその場で伝えられない理由溜め込んで爆発してしまう頻度は減らせても治せない、というトピ主さん。その場で思ったことを言えないのは、「時間が経てば消化できるかも」「伝えずにいれば丸く収まるのでは」と思ってしまうのが理由で、「そもそも、なんと言えばいいのかわからない」場合もあるそうです。「どうしたら彼に思っている事を、その都度伝えて、険悪にならずに済むでしょうか?」とのことですが、険悪になることを怖がらない、というのはひとつの解決策です。恋人とだって、たまには険悪になる日があってもいいし、万が一険悪になったら仲直りをすればいい。思っていることを言ったところで大して険悪にならないかもしれない。そんな風に思えれば、その場で気持ちを伝えることは、今よりも少し簡単に感じられるのではないでしょうか。そもそも、「険悪になるのが怖い」と感じるのは何故なのか。大きく分けて、以下のいずれかの理由が推測できます。(A)好きな相手に嫌われたくない、嫌われたらどうしよう、といった不安や恐れが強い(B)他人との“摩擦”にストレスが強い。ネガティブな内容でコミュニケーションを取るのが、ひどく億劫(面倒)に感じる一概には言えませんが、トピ主さんが恋人や親、友達など近しい相手にだけ“溜め込んでしまいがち”ならば(A)、誰に対しても同様の傾向があるならば(B)の可能性が高いでしょう。(A)の場合、嫌われたくない不安が強いあまりに、結果的に嫌われるような行動にしてしまう……といった悪循環も起こしがちです。トピ主さんの彼も、「後から爆発される方が嫌だ」と主張していますよね。一方、(B)はNOやマイナスの意思表示が苦手な人に多い理由です。些細なことで向き合うのがしんどいから、その場では「言わないでおく」を選択するものの、次第に不満が蓄積し、「コミュニケーションの面倒さ」よりも「相手への不満」が上回ったときに爆発してしまう、というわけです。まずは、“後悔しすぎない自分”になることを目指そう(A)と(B)、どちらにしても、「好きな相手にちょっとしたNOやマイナスを伝えるのは、そこまで“大したこと”ではない」と理解することが助けになるでしょう。まずは“後悔しない訓練”をしてみるのもおすすめです。険悪さを恐れる人は、人と関わるたびに「もっとああすればよかった」「ああしなきゃよかった」と悶々と考え、後悔の念を抱きやすい傾向があります。そのため、無意識に「本音を出して誰かに嫌われたり、がっかりされたりすること」を避けるような振る舞いをしがちになります。しかしどんなにうまく立ち振る舞っても、常に100%、他人に喜ばれる言動はできません。人間関係には諦めも必要。世の中には合う人も合わない人もいますし、価値観もその日の気分も皆違うので、いつどこでも誰とでも、完璧なコミュニケーションをするのは不可能です。たまに嫌な部分を見たり見られたりしても仲良くし続けられる相手としか、友情も恋愛も続かない。そう理解できると、接し方に変化が起きてくると思います。「自分で自分をいじめない」と固く決意しておいて、後悔の念が湧いてきたら、「もう自分をいじめないと決めたよね?」「あのときの私は、ああしたかったんだからいいんだよ」と何度も心の中でつぶやいてみる。“過去の自分”を責めようとする“頭の中の自分”にストップをかけていきましょう。必要以上に後悔しない癖をつけると、爽やかな関係が作れるむやみに後悔しない癖が身に付くと、人間関係は非常に爽やかなものになります。気遣いや配慮はするけれど、私は私、合わない相手とまで無理しなくていい、という余裕を感じさせるからですね。これは恋愛でも同じ。相手に嫌われまいと自分を押し殺したり、些細なことでくよくよしすぎたり、それを過度に謝ったりするのは、ともすれば相手に「捨てないで」としがみついているような印象を与えてしまうことも。これが続くと、次第に重苦しい、息苦しい雰囲気が漂い始め、関係が悪化しやすいです。「彼が言ってもいいと言うんだから、些細なことでも話してみよう」「ちっちゃい不満を言える許可をもらった!」などと少し楽観的に思えるといいですね。あるいは、「大きな爆発が起こる前に、ボヤのうちから火消しを頼んでみるかな!」なんてユニークに捉えてみるのもひとつ。適切な言葉が出てこないときは、「うまく言えないんだけど、今ちょっと嫌な気持ちになったんだ」と感情が動いた事実だけでも伝えてみるのがおすすめです。応援しています。(外山ゆひら)
2019年04月22日「傷つけた方が悪いんですか?」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。4年半同棲中の恋人(32歳)がいるというトピ主さん。彼は「些細なことで傷ついたり落ち込んだりする」タイプで、真逆な性格のトピ主さんからすれば「そんな事くらいで」と思うような出来事が多々あるとか。交際初期は「傷つけた、落ち込ませた私が悪いと言われてきて謝ってきた」ものの、「ここまで繊細だと私も気を使いすぎて、疲れる」と現在の心境を語り、読者の意見を求めています。「そういう相性」はあるけれど…。“疲れる関係”を改善するには?投稿を読んでまず感じたのは、「同性異性を問わず、こういう相性ってあるよなぁ」ということでした。片方は全く傷つける気はないのに、ちょっとしたことで相手が傷ついてしまう。これはもう“相性”としか言いようのない部分もありますが、通常の人間関係では、そういう相性だと気づいたら他の人よりも多少配慮したり、距離を取ったりすることが多いですよね。しかし、恋愛相手の場合は距離が近い分、遠慮が少なくなったり、「ありのままの自分らしくいたい」「交際相手に傷つけられるのはおかしい」といった気持ちが出てきたりもするので、お互いに心のどこかで「自分は悪くない!」と感じやすく、目に見えて衝突してしまうのでしょう。投稿内にもあるように、トピ主さんの言動を「笑いに変えたり、ふざけたり」してくれる相手と付き合ったほうが、実際のところ楽かもしれません。しかしながら、二人はお互いに好きな気持ちがあるから一緒にいるのですよね。交際を続けながらこの問題を解決するという前提で、以下3つの方法を提案します。(1) ポジティブな視点から相性を見直してみる4年半も交際できているということは、真逆な性格だからこそ惹かれ合っている部分、うまくいっている部分もきっとあるはず。この機会にぜひ、二人の相性をポジティブな視点から見直してみましょう。具体的には、「彼が繊細な性格だからうまくいっていること」「自分が大らかな性格だからうまくいっていること」について考え、それを二人で共有してみるといいと思います。繊細な者同士、あるいは大らかな性格同士だったら、どうなるのだろう……と考えてみるのもいいと思います。うまくいく場面はあるでしょうが、似た者同士がゆえにイライラしたり、相手に魅力を感じなかったり、あるいは別のことで衝突したりするかもしれない。「真逆の性格だから、うまくやれているところもあるんだな」と双方が自覚できれば、相手への感謝の気持ちが蘇り、対立関係も和らぐでしょう。(2) 互いの性格傾向を見直し、協力しあって成長を目指す傷つきやすい、傷つけやすい傾向は、実は二人の間だけで起きている問題ではないかもしれません。彼は他の人間関係でも、「気になることを言われた」「傷ついた」などと言っていますか? またトピ主さんのほうも、家族や友人・知人との会話において「私、ちょっと言葉がきついかも!?」と実感した経験や、誰かからそれを指摘された経験がありますか? もしそうならば、お互いにそれを認め合い、誰に対してもそうした言動を減らそう!と一緒に目標を掲げてみるのもひとつです。トピ主さんは、発言前にひと呼吸置く癖をつける努力などをしてみる。彼のほうも他人の言動や情報の取捨選択をする癖をつけ、“スルースキル”を磨く。もちろん、自分をひどく曲げてまで万人に合わせる必要はありませんが、自分たちの周りの人間関係がより円滑になるならば、メリットは大きいですよね。二人で敵視しあうのではなく、「一緒にいることで、お互いに人間的にも成長できたらいいね!」というスタンスになってみるのがおすすめです。(3) 「環境」や「距離」を調整してみる思いきって、物理的な環境や距離を調整してみるのもおすすめです。例えばですが、二人はトイレや臭いに関して「傷ついた」と衝突しているケースが多いようなので、今より広めの部屋か、トイレが複数ある物件に引っ越すのも一案です。引越しは大変かもしれませんが、家の造りが変わるだけで、共同生活におけるストレスや衝突は想像以上に減るので効果はあると思います。あるいは、どちらかが別の部屋を借りるなどして、しばらく別々に暮らしてみるのもいいでしょう。今回の件は、交際期間が長くなってきたからこそ出てきた問題、という印象も受けました。物理的に距離を取ってみると、互いへの感謝や一緒にいる楽しさを再び思い出せるケースは多いですし、万が一、離れてみて愛情が薄れていることに気づいた場合は、今後を考え直すきっかけにもなります。少し心配なのは、トピ主さんだけでなく、彼のほうも「疲れる」と言った……という点。誰かと一緒にいて「疲れる」と感じるのは、精神的な負担がかかっているということ。恋愛において、負担がかかり続けるのはあまりいいことではないので、これ以上、心が離れてしまう前にぜひ上記3点、試してみてくださいね。応援しています。(外山ゆひら)
2019年04月15日一生懸命に婚活をしているとついつい陥ってしまう「落とし穴」があります。それは、「〇〇して欲しい」や「〇〇してくれる人が良い」という要求(PLEASE)の気持ちに捕らわれてしまうことです。もちろん人間なので好みがあるのは仕方ありません。しかし、婚活を頑張っていくうちに過剰な要求(PLEASE)が増えてしまっているなら注意が必要かも。過度な要求は運命の相手かもしれない男性を避けてしまうことにもなります。また、過剰な要求は相手の負担となるので、成婚への妨げになってしまうかもしれません。切り替え方法1. 相手にしてあげれることと求める条件を書き出す相手に要求してしまう気持ちになるのは、仕方の無いことです。しかし、相手に要求してばかりでは成婚に至ることは出来ません。まずは、自分が結婚した場合に相手にしてあげられる事やメリットを書き出してみましょう。それだけでも自分を客観的に見つめることが出来ます。次に、相手に求める条件も書き出してみましょう。そして、その理由なども明確にしていきましょう。そうして、書き出した2つを見比べることにより、過剰な要求になっているかを見極めることができます。切り替え方法2. マイナス評価をする前に一度考えてみる相手とのやり取りやデートを重ねているなかで、相手に対してマイナスだなと思う瞬間もあるでしょうが、それは仕方ありません。人間なので欠点は絶対にあるものです。例えば「優しい人」は「優柔不断な人」かもしれませんし、「決断力がある人」は「強引な人」かもしれません。ですので、短所を見付けてもマイナス評価をすぐにしてしまわずに、長所の裏返しではないか一度見直してみるようにしましょう。また、酒乱や浮気癖、金銭感覚の相違など致命的な欠点でなければ、その短所はあなたがフォローする事が可能なことなのかも考えてみましょう。フォローする事が可能であればそれはマイナス面ではありません。切り替え方法3. 一緒ならどんな食事でも楽しく出来るか確かめてみる高価な食事やお金を掛けた遊びは、お金を掛けた分だけ素敵に見えます。しかし、お金持ちがずっとお金持ちかどうかは誰にも分りません。そして、結婚はお金とするべきものではありません。絶対や確実なんてものはないからです。ですので、ファーストフードを一緒に食べても楽しいと思える人かどうかを確認してみるのが良いでしょう。そうすれば、苦労を一緒にしても生きていこうと考えることが出来るかどうか分るはずです。結婚はゴールじゃないと言うことは耳がタコになるくらい聞いていると思います。ですが、婚活を頑張れば頑張るほどに結婚相手への要求は無意識に高くなってしまいます。是非とも意識して「過剰な要求(PLEASE婚活)」から「与える婚活(GIVE婚活)」に切り替えていきましょう。
2019年04月08日「彼氏と別れ友達にも疲れた」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。1か月交際した彼氏に別れを告げられたばかりだというトピ主さん。別れる際、社会人サークル仲間も巻き込んでしまい、そのことについて苦言も呈されてしまったそうです。「彼氏も友達も失った気分でいっぱい」「暫くは誰とも連絡もとりたくない」と心境をつづり、「このまま(人間関係を)フェードアウトしてもいいのでしょうか?」と問いかけています。人間関係をフェードアウトしたくなる理由と、その対策トピ主さんは彼と別れるにあたり、周囲に相談に乗ってもらったり、荷物の受け渡しに立ち会ってもらったりした。そのことで周りも“疲弊した感じ”になり、先輩からは苦言を呈され、友達に謝罪しても、うっとうしがられてしまった……とのこと。失恋の上に、そうした状況が重なれば、さぞかし辛かっただろうと思います。今回はまず、「人間関係をフェードアウトしたくなる」理由について考えてみましょう。個々の性格にもよりますが、以下の理由が多く見受けられます。(1)「嫌われた」「恥ずかしい」「気まずい」等、自意識(公的自己意識)が強くネガティブに働くとき(2)楽しさや意義など、その関係を続ける“メリット”が感じられないとき(3)「価値観が合わない」「面倒が多い」「お金がかかる」など、関係維持に何らかの“負担”を感じるとき投稿から察するに、今回は1の理由が大きいようですね。ですが、トピ主さんは本当に“嫌われた”のでしょうか。今回の件に関わった先輩は、「(またサークルに)いつでもおいで」と言ってくれたとか。つまり、トピ主さんがした“行動”には苦言を呈したものの、“トピ主さん自体”を拒んだわけではなく、今も仲間の一員だと思っている。その点に気づいてみると、状況の感じ方も少し和らいでくるかと思います。「また自分がうっとうしいことを言いそうな気がして(参加は)無理そう」とのことですが、無理せずしばらく休んで、元気な自分になってから復帰しても遅くはないと思いますよ。連絡をフェードアウトするかどうかは、トピ主さん次第。「もうこのコミュニティは失ってもいいや」「関わるのが辛い」と思うならば、誰の許可も要りません。ただ、コミュニティにまだ未練がある、あるいはその先輩に感謝や有難みを感じているならば、「また元気になったら参加させてください。色々本当にありがとうございます」などと、ひと言返事をしてから距離を置くといいと思います。その上で、トピ主さんが今すべきことは、自分が心地よくいられる場所でエネルギーをチャージして、気分を切り替えること。家族や昔の同級生と過ごすのもいいですし、旅先の人や動物と触れ合ったり、全く新しい別のコミュニティに参加してみたりもいいでしょう。幅広く世の中を見て、気持ちがホッとするような時間や場所を探していきましょう。“恋愛がらみの失敗”は、多くの人が経験すること恋愛感情は人の理性やモラル意識を奪いやすく、その分、身勝手さや甘え、依存心等が表に出てしまうことも少なくありません。そのために人は恥ずかしい・気まずい思いをしたり、時には取り返しのつかないトラブルを起こしてしまったりもします。でも、そうした“恋愛がらみの失敗”は、程度に差はあれ、人生の中で多くの人が経験することなので、あまり悲観しなくても大丈夫。時が解決してくれます。ただし、「どう思われても仕方ない、自分がしたことだ」と責任を持って受け止められるかどうかは重要です。心のどこかに相手や周りのせいにする気持ちがあると、またいずれ同じような“恋愛感情の暴走”を引き起こし、もっと多くのものを失ってしまう……なんてことも。起こしてしまったことを受け止め、素直に悲しみ、それからそんな自分も失敗も許して、次回への教訓にする。それができれば、たとえ今回人間関係を失ったとしても、次回はうまく対応できるでしょう。メッセージツールで人間関係を壊さないコツLINEでも「友達や先輩にうっとうしいことを送って」しまっていた、というトピ主さん。メッセージツールの恐ろしいところは、ボタンひとつで、いくらでも“一方的に”自分の気持ちを垂れ流せてしまう点。相手の顔色が見えない分、プラスαの配慮をしていないと、人間関係に亀裂を走らせてしまうことも少なくありません。送信前には必ず一呼吸置いて見直したり、「電話してまで伝えたい内容だろうか?」と一考したりする習慣を。メッセージツールは約束事の連絡にとどめ、誤解を生じやすい気持ちの話や謝罪などは会ったときに言う……などとルールを決めて使うのもおすすめです。人間関係には誰でも多かれ少なかれ、疲れるものです。それでも、関わることでしか得られない喜びや楽しさ、意義や面白さがあるから、人は関わりを求める――。トピ主さんもきっと、サークルでそんな気持ちを感じられた時期があったはず。まずは元気を取り戻して、また人と関わる楽しさが蘇ってくるといいですね。応援しています。(外山ゆひら)
2019年04月08日「好きかどうか自分の気持ちがわかりません」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。20歳代後半のトピ主さんは、1年ほど前から何度も一緒に出かけている男性がいます。何度か「付き合おう」と言われているものの、トピ主さんは自分が彼をどう思っているのかわからず、「煮え切らない態度をとって困らせて」いるそうです。「どうしたら自分の気持ちを見定めることができるのでしょうか?」と問いかけています。友情と恋愛の違いは、感情の“質”にあるこれまで恋愛や交際の経験がないというトピ主さん。好きになってくれた人は何人かいるものの、自分から男性を好きになったことはほとんどなく、しかし「いつかは本当に大切に思える人とずっと一緒にいたい、結婚したい」と思っているそうです。彼のことは「人として好き」で、「会いたいとか話したいと思うし、一緒にいて楽しいので、断ることで会えなくなるのは寂しい」けれども、話したい・楽しいというのは友達にも抱く感情ではないか?という疑問も感じている。「(身体的な)欲求が湧かないのは男性経験のなさゆえ」かもしれない……とのことですが、恋愛と友情は感情の“質”にも大きな違いがあります。古くギリシャ時代から、「愛」の定義はいくつかに分類されていました。エロス(性愛)、フィリア(友愛)、ストルゲ(家族愛)、アガペー(無償の愛)等がその代表的なものですが、日本で一般的に言われている“レンアイ”は、エロスに該当します。エロスには、「嫉妬・不安・苦悩・欠如」といった感情が含まれることが知られており、具体的には、相手に関わる異性に嫉妬を覚えたり、些細なことで不安が生じたり、自分に欠けているものを渇望するような気持ちになったりします。もちろん、そうした感情も乗り越えた上で素晴らしいパートナーシップを築いている方々もいますが、同じ「好き」でもそのような感情の揺れや葛藤を含むかどうかが、恋愛か友情かを分ける大きな違いと言えるでしょう。自分の恋愛感情の有無を知る方法は?上記を踏まえた上で、トピ主さんにぜひ自問自答してみてほしいことがあります。それは「今後の人生で、運命とも思えるような恋愛を絶対に経験したい!と思っているのかどうか」です。YESならば、この彼ではそれを叶えるのが難しい可能性が高いので、お断りするのがベターかもしれませんね。逆に、そうした恋愛に特段憧れを持っていない、切ない・苦しい思いはしたくない、穏やかな交際や家庭を望む気持ちが強いならば、この彼も十分に候補にはなり得ると思います。「会いたい、話したい」という気持ちはあるようですし、情熱的ではなくとも、楽しい交際ができる可能性は感じました。「その答えも分からない、とにかく彼に対して恋愛感情を持てているのかどうかを知りたい」ということならば、一度スッパリと距離を置いてみるのも一案です。多くの哲学者たちも述べていますが、人の欲望は“手に入っているもの”を軽んじ、“手に入っていないもの”を渇望する……という傾向があるのは確か。失ってから相手への恋愛感情を自覚する人も少なくありませんし、当たり前に彼と会える関係だからこそ、恋愛感情を抱きにくくなっている可能性も。しばらく距離を置いて、「やっぱり彼を失いたくない」「彼が他の女性に心を移したら嫌だ」といった感情が湧いてくるかどうかを確かめてみるのもひとつです。「自分の人生には、恋愛感情がどのくらい大事なのか」を知っていこう恋愛を始める時期や出会いのタイミングは人それぞれ。ただ世の中には、いわゆる“恋愛感情”が湧きにくいタイプの人、嫉妬や不安などの不安定な感情の世界が苦手な人もおり、その場合、友情や家族愛、生き物や万物への愛など、異なる種類の愛情を大切にしている例も少なくありません。異性がそれなりにいる環境で過ごしてきても、異性に心惹かれた経験が一度もないならば、「私は恋愛のときめきがなくても楽しく生きられるタイプなのかも?」と判断し、その上で人生を選択していくのもひとつの有意義な生き方だと思います。同様に、運命の相手や恋を信じて突き進む人生を選ぶのも、大いに自由です。受け身にならず、自分からどんどん“ときめくもの”を探すようにしていれば、そのうちに恋愛感情を抱ける相手を見つける可能性もあり、そうした経験を通じて、「自分の人生にどのくらい“恋愛”というものが必要なのか」「自分にはどういう相手が最適なのか」等々、見えてくるものもあるでしょう。いずれにしても、「愛の種類はひとつではない」「恋愛感情を抱けること=幸せな交際や結婚・幸せな人生につながるとは限らない」という点だけは心得ておくと、今後の選択の上で有効なヒントになると思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。(外山ゆひら)
2019年04月01日婚活パーティーで出会って結婚した幸せなカップルもいれば、「やっぱり婚活パーティーでは、出会いがない」と嘆く人もいます。この違いは一体なんでしょうか。婚活パーティーで運命の相手を見つけている人は、何か特別なことをしているのでしょうか? そこで今回は、婚活パーティーで成功する方法についてご紹介します。婚活パーティーで成功するためのポイント婚活パーティーとは、結婚したい男女が集まって相手を見つけるためのパーティのことです。婚活パーティーと一言で言っても、さまざまな形式があります。少人数制のパーティや、趣味やライフスタイルの合う人達が集まるパーティやバスツアーなどもあります。しかしどんなスタイルの婚活パーティーでも、成功する秘訣のポイントは共通しています。(1) 外見ばかり重要視しない人は外見じゃない!とはいうものの、最初に飛び込んでくるのは外見です。自分が好きなファッションだったりお洒落な人には、やはり目がとまります。ファッションセンスがよい人を見つけるのではなく、そこそこ外れていない人を選ぶとよいでしょう。つまり、とびっきりおしゃれではないけれど、ダサくもない人です。お洒落が好きな人は、自分の好みをはっきりと持っているため、洋服代がそれなりに掛かります。自分が選んだ服を喜んで着てくれるような相手が良いのです。つまり普通のファッションをしている男性を選びましょう。(2) プロフィールカードの記入ほとんどの婚活パーティーでは、プロフィールカードの記入を求められます。相手に自分がどういう女性であるのかを簡単に見てもらうための履歴書のようなものです。ここでは、丁寧な字で嘘は書かないでおきましょう。見栄を張って偽った情報を書いて、それがバレてしまったとき相手に悪い印象を与えてしまいます。またネガティブな印象を与える情報は書かないでおきましょう。例えば「好きなタイプ」の項目に「〇〇を許してくれる人」などです。これでは、相手と話し合う余地がないと思われてしまいます。(3) ファッション先ほど外見ばかりを重要視しないと書きましたが、女性のファッションの場合は違います。男性は自分のファッションセンスはさておき、女性の外見はかなり鋭く見ています。また一般的に男性は、最近の流行りのファッションよりも女性らしい清楚なファッションスタイルを好みます。パンツスタイルよりも、可愛らしいスカートやワンピースなどがおすすめです。そして、ここでは肌の露出は控えましょう。婚活パーティーで男性からモテるポイント婚活パーティーで出会う人は、当然初対面となります。よって、第一印象はとても大切ですが、それだけでは選ばれることはありません。婚活パーティーにはさまざまなスタイルがありますが、ほとんどの場合「フリータイム」と呼ばれる、気になった人と自由に話ができる時間があります。男性から「話してみたい!」と思われる女性には特徴があります。それは一体何でしょう。(1) 笑顔で男性をドキドキさせる男性をドキドキさせるというのは、セクシーな服で肌を露出させてドキドキさせることではありません。女性らしい優しい笑顔や可愛らしい仕草などで男性をドキドキさせることです。男性も結婚パートナを探しにきていますから、当然家庭を築きたいと思っているはずです。笑顔が素敵な女性には自然に弾かれていきます。鏡を見て笑顔の練習をしておきましょう。(2) 自立していることのアピール婚活パーティーの目的は結婚相手を見つけることですが、「結婚=相手に依存できること」と考えている女性は、男性からパートナとして選ばれることはないでしょう。結婚して家庭を持つとマイホームや子育てなどでお金がかかるということは誰もが知っています。そんなとき、女性も自立をして仕事をもっていることをアピールすれば、経済的に安定するだろうと男性は考えます。ここでいう「自立」とは、一人で生きていける強い女性ではなく、将来なにかあったときに夫婦で一緒に乗り越えていける強さを持っている頼りになる女性のことです。(3) 相手の話を聞きつつも自分のアピールをする一般的に女性は男性よりおしゃべりです。トークタイムの時に、自分のことばかりペラペラ喋る女性よりも、自分のことに興味をもって聞いてくれる女性に男性は好感を持ちます。また相手の話を聞くときは、しっかりと相手の目を見て、口角を上げながら、笑顔でうなずくと良いでしょう。自分の条件に合わない人でも、無愛想にせず、笑顔で接しましょう。男性は気に入った女性がいると、何気ない仕草などもしっかりとチェックしています。気を抜かないようにしましょう。婚活パーティーはさまざまなタイプの男性と出会える絶好のチャンスです。たった1回で運命の相手に出会う人もいれば、何回も参加する人もいるでしょう。何回も参加していると、嫌になるかもしれませんが、外に出て参加しなければ、運命の相手に出会えるチャンスは減る一方です。参加していくうちに、希望する男性像も変わってくるかもしれませんし、女性らしい仕草が自然と身について魅力的な女性になることでしょう。あなたが魅力的な女性になれば、自然に男性はあなたに魅了されていくのです。
2019年03月31日「彼氏に気を遣いすぎて疲れる」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。24歳のトピ主さんには交際1か月になる29歳の恋人がいますが、彼は極度の寂しがり屋のため「彼が寂しく思ってる時に私は彼を安心させなきゃいけない、慰めなきゃいけない」とトピ主さんが常に気にかけてあげるような関係になっているそうです。どうすればこのようなタイプの男性とうまくやっていけるでしょうか? とアドバイスを求めています。親密な人間関係において「疲れてしまう」原因は「彼の掴みどころがない所が魅力」だと感じてはいるものの、自分に余裕がない状況のため、彼に合わせるのが疲れてきた……とトピ主さん。「相性が良くないのは重々承知して」おり、「付き合ったら絶対に苦労する」と自覚した上で交際をスタートさせたそうです。そのため、別れるという選択肢は今のところ考えていないとのこと。交際を継続する前提で考えていきますね。まず、恋人など親密な人間関係において「疲れる」と感じるのは、どんなときが多いのか。主に以下のような状況があげられるかと思います。(1)自分のほうが払っている犠牲が多いと感じるとき(2)相手に対する期待が叶えられないとき(3)自分が快適だと感じる距離よりも相手が近すぎる、または遠すぎるとき(4)意思疎通がうまくいかないとき例えば、トピ主さんはメールの文言にもかなり気を遣っており、意識的に多めに連絡しているとか。しかしこちらが頑張っても、彼は「返事返ってこなかったり遅かったりとかなり自由」な態度。自分は相手のために頑張っているのに、相手は自分のために頑張ってくれない……というのは(1)や(2)のストレスと言えるでしょう。また、彼は「自由人」「他の人とは違う世界観で生きている人」という記述もあり、意思疎通が思うように成り立っていないストレスは(4)に属するかと思います。できるだけ疲れないようにするためには、上記の4つの状況を感じる機会を減らすことが肝心です。つまり、「犠牲を払っていると感じてしまう行動はしない」「相手に過度な期待をしない」「自分が心地いいと感じる距離感の調整に励む」「もっと積極的かつ工夫して意思疎通を試みる、あるいは完全な意思疎通はある程度、諦める」といったことになるかと思います。「理想の女性を演じてしまった」のはなぜだろう?要するに、今よりも少し自分勝手になったり、自分らしさを貫いたりすることが肝心だと総括できそうですね。しかしトピ主さんは、今までそうあることが難しかった。「包容力のある甘えさせてくれる女性が好きなんだなと勝手に理想の女性像を作り出し、そうなろうと必死でした」とのことですが、なぜそのような無理をしてしまったのかについても、良い機会なので考えておきましょう。投稿には、「尽くしても思った反応が返ってこず勝手に怒って空回りしていた」「自分に自信がなく」という記述があります。ここから分かるのは、トピ主さんの心の奥に、「もっと彼に愛されていると感じたい(愛されている自信を得たい)」という願望があること。それを叶えてほしくて、「わがままな彼のため」という大義名分を掲げつつも、自分から積極的に働きかけてしまっていたのかもしれませんね。「自分が彼の愛情を感じたい、彼にもっと愛情深く関わってほしいと思っていること」を、まずは丸ごと認めてあげましょう。その上で、3つのことを心がけるといいと思います。ひとつ目は、変に大人ぶらずに素直になること。「連絡はこのくらいがいい」「こういうときは優しくしてもらえたら嬉しい」と自分の願望を素直に表現し、彼からの働きかけがあったときは素直に喜んでいれば、片方だけが我慢することのない関係性が築きやすいと思います。二つ目は、自分の中で“基準”を持ち、判断しながら行動をすること。彼に望まれたとしても、やりたくないことはやらない、でも心からやってあげたいと思うことはやってあげる。そのような無理のない愛情であれば彼も息苦しくないでしょうし、こちらから“相手を尊重する愛し方”を示すことができるでしょう。三つ目、彼に頼らなくても“安心した心持ち”でいられるよう努力することも大切です。“クレクレ病”になりすぎないよう、恋愛中だからこそ恋愛にばかり頼らず、振り回されすぎず、自分らしさや自分の時間を大切にする心がけをしていきましょう。大好きな彼が付き合おうと決めたのは他ならぬトピ主さんなのですから、「もっと安心して穏やかに、肩の力を抜いてマイペースに進めていこう!」と思っているくらいでいいのではないかなと思いました。好きな人と付き合えたのですから、ぜひ目一杯、幸せな気持ちで楽しんでくださいね。ただし、どう試行錯誤しても不安にさせられるような相手ならば、交際を考え直すことも検討してみるといいと思います。応援しています。(外山ゆひら)
2019年03月25日「1人で生きていけて何が悪い!」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。ひとりで生きていけそうな女性が男性に敬遠されたり、それが理由で振られてしまったりするのは何故か?と疑問を投げかけているトピ主さん。ひとりでも生きていける男女が一緒にいるのが本物の愛ではないか……と持論を展開し、「それなのになぜ、ひとりでも生きていけそうな女性は男性からの評判が良くないのでしょうか?」と問いかけています。「ひとりで生きられそうな女性への偏見」がある理由は?「それなりの職業に就けば(女性も)自分の生活費ぐらい自分で賄える」と主張しているトピ主さん。「女性が1人で生きていけるのは当たり前なのに、所詮女性は男性の助けなしでは生きていけないという偏見があるように思う」「随分と舐められたものです」等々、憤慨に近い表現も。この問題を考える際には、大きく2つのポイントがあるように思います。ひとつはご存知のとおり、これまでの時代背景です。女性が一人前に学ぶことができ、どんな仕事にも就ける社会はいつの時代もあったわけではなく、過去を振り返れば、女性は男性の庇護下に置かれるのが当たり前だった時代も長くありました。今でも完全に平等になっていない国は多いですし、日本も先進国の中では女性の地位向上がかなり遅れているというデータもあり、“今までどおり”の価値観を強く信じている人や「そういうもの」として問題に感じていない人が今も社会の中に一定数いることが、トピ主さんが偏見を感じるひとつの大きな理由だと思います。とはいえ、昔に比べれば教育や就職において等しい権利を得られる状況になっており、戦ってそういう環境を作ってきてくれた先人たちには感謝したいですよね。もうひとつは、「役に立ちたい」という普遍的な心理。仕事でもそうですが、誰かの役に立てると生きがいを感じて頑張れる、という人は少なくありません。恋愛でも「自分が役に立てていると感じたい」と考える人は、男女とも一定数います。「自分を頼りにし、支えとしてくれる女性」が側にいてくれると頑張る力が湧いてきたり、自分の存在意義を感じられたりする……という男性も少なからずいることが、そうした女性を好む傾向を生んでいると推測できます。「自分には女性を幸せにする力がある」と感じられることは、多くの男性にとって自信にもなるようです。従来は「女性は身の回りの世話をすることで夫や子どもの役に立ち、男性は外でお金を稼ぐことで女性と子どものために役に立つ」という関係性が一般的でした。しかし最近は女性も稼ぐ時代になり、お金以外の繋がりを見出している夫婦も出てきていますし、お互いに家事や育児を分担することで役立ちあう、という関係性も増えてきている。スローペースながら、少しずつ価値観は多様化してきていると言えるかと思います。「本物の愛」ってなんだろう?また投稿には、「女性がお金のために男性と一緒にいるのは本物の愛ではないと思います」という主張も。どんな理由であれ、女性が人生をかけてその相手のそばにいることを選び、また男性も“お金”という点で自分を頼りにしてくれることが嬉しいと感じているならば、それはそれで十分に必要としあえている関係、という見方もできますよね。それに、愛が「相手のために何かをすること」だとするならば、その“何か”はカップルごとに違っていてもいいのではないでしょうか。「お金を稼ぐことが相手のため」という夫婦もいれば、「相手のために自分の時間を使うこと」や「欠点や弱みを受け止めてあげること」を愛だと感じるカップルもいる。“本物の愛”の定義もカップルそれぞれで違う――と考えてみれば、ひとくくりにして語ることの無意味さに気付けるかもしれません。議論を大きくせず、個人単位で見ていこう「男性は〜女性は〜」という分析や議論は楽しいものですが、それを批判材料にしてしまうと敵対心が強まり、また新たな偏見を生むことも多く、お互いにとって良いことが少ないように思います。実際に異性と関わっていく際には、努めて“ひとくくり”にして考えず、個人単位で見ていくのがおすすめです。トピ主さんが今まで出会った男性の中には、「ひとりでも生きていけそうな女性」を好まない男性が少なからずいたのでしょうが、そうではない考えの男性も必ずいます。「私はそちらの人と仲良くしたい!」という気持ちをしっかり持っておきましょう。自立している女性を嫌う男性がいても、それが理由で振られたとしても、「そういう人とは合わないから、こちらからも遠慮しようっと」「自立している私は素敵だもの!」と自分が信じる価値観を貫いていってくださいね。偏見に縮こまることなく、かつ自分と違う考えの人を無用に批判することもなく自然体で生きていれば、いずれきっと自分の価値観を共有できる男性に出会えると思います。応援しています。(外山ゆひら)
2019年03月18日「彼氏の真意について」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。26歳のトピ主さんは最近、交際1年になる彼氏が元カノをご飯に誘っている内容のLINEを見てしまったそうです。「結局これって私は彼のキープってことですよね? それとも私は遊び相手か何かなのでしょうか?」と問いかけています。「見てしまう」ことで、自分自身が失うものもあるLINEを見るまで、トピ主さんは二人の関係に問題を感じていたわけではなかったようです。告白をしてきた時の彼は真剣に見えたし、結婚前提とも言ってくれているし、イベントの時はプレゼントをくれるなど喜ばせてくれる……といった記述も見られます。今回のことでよく実感できたかと思いますが、他人のプライベートなやりとりを見る場合には、相応の“覚悟”が必要。「彼の人間性をしっかり見極めて、伴侶にふさわしいか判断したい」「嘘や悪事を暴いて、別れの決心をしたい」といった気持ちで行動するならば話は別ですが、そのような覚悟がないまま見てしまうと、自分自身を大いに苦しめることになります。見てしまったら、見る前には戻れません。どんなに見なかったふりをしようと思っても、心に黒いものを抱えてしまいますし、「詮索」という行動によって信頼関係に溝ができてしまう可能性もある。結果、二人の交際がうまくいかなくなる大きな原因と成り得てしまいます。恋人のプライベートが気になる気持ちはよくわかりますが、詮索行動をする場合は、必ず事前に「もし不誠実なやりとりを見つけたら、自分はどうするのか」を考えておくこと。実際にそうした事実を目にしたときに「つらいけど、結婚を決める前に真実を知れてよかった」と思えそうならば、行動しても後悔は少ないでしょう。そうした覚悟ができない、あるいは現状の関係に満足していて手放したくないと思うならば、自分の手を汚してまで詮索はしない、という選択もあります。自ら暴くような行動はせず、しかし「もし不誠実な相手だと分かったときには、迷わず別れる」と決心しておく。「自分が幸せな状態でいられること」を何よりも大切にする……という行動指針もあるとぜひ覚えておいてくださいね。“被害者”にならず、今後の方針を決めようとはいえ、元カノを誘っている彼の態度を正当化しているわけではありません。トピ主さんが今後取れるスタンスとしては、以下3つの選択肢があるかと思います。1)「自分は本命なの?キープなの?」と不安を抱えたまま、付き合い続ける2)彼に対して「不誠実な態度を改めなければ別れる」と意思表示をする3)「元カノには振られるだろうし、いざとなればこちらから去ればいい」と肝を据えて、泰然と様子見をする悲しい気持ちになるのは当然ですが、1のように自分を可哀想な立場だと捉えて悲観的にならないよう、どうか踏ん張ってほしいなと思います。“被害者”になっても、状況が良くなることはありません。詮索したことを責められたとしても、2のように毅然と「勝手に見たのは悪かったけど、不誠実な相手とは一緒にいられない」とトピ主さん側が主張してもいいわけです。あるいは3の選択肢もあります。元カノは彼の誘いを無視しているようですし、復縁の意思もなさそうな状況。「元カノへの未練を引きずっていたものの、結局うまくいかず、時間とともに新しい彼女との愛情が深まっていき、最終的に結婚した」といった実例も知っています。「どうせ私から離れられない」「他に行くところなんてないはず」くらいにドンと構えられるならば、様子見をしてみるのもひとつ。あまり長くフラフラしている様子であれば、友達なども巻き込みつつ釘を刺すか、私を軽んじることは許さないという意思を”態度で”伝えていくのも一案です。「自分たちの関係強化」が最大の武器に元恋人や新しく知り合う異性など、交際中も誘惑は色々とありますよね。牽制したり、相手の言動を束縛したりして防げるものも多少はありますが、別々の人間である以上、相手を縛ることには限界があります。それよりも「自分たちの関係を強固にしていくこと」に注力したほうが、いい結果が得られることもしばしば。「この相手と過ごす時間が一番楽しくて、有意義で、幸せだ」と感じ合えるほど、自然にそちらに足が向き、他の異性が色褪せて見えてしまうことも多いように思います。彼の不誠実な態度が判明した以上、「私を不安にさせるような恋人は要らない、誠実に私だけを愛してくれる人を探す!」と決心する選択もありますが、もし今後も彼と交際を続けようと決めるならば、「自分たちの関係強化」についても今以上に尽力してみることをおすすめします。応援しています。(外山ゆひら)
2019年03月11日行列必須の和カフェ! 「もみじ茶屋 鎌倉小町通り」鶴岡八幡宮の参道である「鎌倉小町通り」は、お土産店や食事処などが軒を連ねる観光スポット。その小町通りをしばらく進むと「もみじ茶屋 鎌倉小町通り」が見えてきます。2016年12月にオープンし、SNSを中心に注目を集め、平日でも常に行列ができるほどの人気店。入店まで2時間ほど待つこともあるため、早めの時間に訪れるのがおすすめ。食べ歩きにもぴったりのどら焼きや、ドリンクメニューも数多くあるので、ふらりと立ち寄ってみるのもいいでしょう。モダンな造りの店内は、木のインテリアを基調としたあたたかみのある雰囲気。「湘南しらすとマグロのおひつごはん」や「湘南しらすのかき揚げ付きうどんセット」などのメニューもあり、鎌倉の名物グルメも楽しめます。SNSで話題の必食デザート♡ 「宇治抹茶ティラミス」SNSで話題の「宇治抹茶ティラミス」(単品648円・ドリンクセット972円)。升の器が和モダンな雰囲気にマッチし、SNS映えも抜群の一品。抹茶ティラミスは、京都の人気店「MACCHA HOUSE 抹茶館」のものを使用しています。スプーンを入れると、とろりとしたマスカルポーネチーズがお目見え。こだわりの宇治抹茶とマスカルポーネを使用していながらも、すっきりした味わいに仕上がっています。京都の本格宇治抹茶を鎌倉で楽しめるのも嬉しいポイント。行列必須の人気店「もみじ茶屋 鎌倉小町通り」。平日はもちろん休日はさらなる行列が予想されるため、おでかけの際は早めにお店を訪れることをおすすめします。人気の「宇治抹茶ティラミス」とともに、より趣深い鎌倉散歩を楽しめます。スポット情報スポット名:もみじ茶屋 鎌倉小町通り住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下1-4-26 WELLHOUSE 1F電話番号:0467-60-5331
2019年03月04日「連絡も取れない元彼と会いたい」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。最近結婚が決まり、遠方に引っ越すことになったというトピ主さん。「引越前にやりたいことや会いたい人」を考えたところ、元カレの存在が浮かび上がってきたそうです。電話には出てくれないものの、共通の友達もいるため「会おうと思えば会える」そうで、一度でいいので彼に会うか話すかしたい、と思いをつづっています。相手側の意向は、「行動」からも推測できる彼はもともと長い間、友人だった男性。とてもいい関係で、居なくなってほしくないという思いから、「恋愛感情ではないのに告白してしまった」とか。しかし結局、交際は上手くいかず振られてしまい、その際、トピ主さんは彼にひどいことも言ってしまったそうです。別れて1年後、彼が怪我をしたと聞いて電話をかけ、「私のことを許してくれたら連絡してほしい」と伝えたものの、その後3年間、トピ主さんがお酒の勢いで何度か電話をかけてみても、彼は出なかったそうです。電話の際、こちらが酔っているかどうかは相手が知り得ないこと。つまりこの3年間、彼は「トピ主さんと話すこと」を望まなかった、ということでしょう。気持ちはどうあれ、少しでもトピ主さんと話したければ一度くらいは電話に出たでしょうし、出られなくとも「かけなおす」という選択肢があったはずです。「行動しない」というのも、ひとつの大きな意思表示。そう考えれば、「彼は自分と連絡を取りたくないのだろう」と判断し、そっとしておくのもひとつの愛情・思いやりの形ではないか……とも感じました。「自分の気が済むほう」を選択すれば、さらに距離ができる可能性もさりながら、投稿には「会えば必ず嫌な顔はしないのはわかっている」という記述も。彼はきっとこれまでも、トピ主さんの気持ちに寄り添ってくれるような人だったのでしょうね。「私の自己満で彼を苦しめていいのか」と気遣う気持ちもつづられていますが、今のトピ主さんは「とにかく一度会って全てを伝えれば、もう酔って電話もしないし、自分の気も済むだろう!」という強い思いに駆られているようです。連絡をしてみないことには諦められない! と思うならば、できるだけ真摯に、友人づてにでも会いたい気持ちを伝えてみるのが一番だと思います。ただし、相手の気持ちよりも、自分の気が済むほうを優先すれば、よりいっそう心の距離は遠のいてしまうかもしれない。彼のなかでの“思い出”の印象をさらに濁してしまう可能性があることは、心得ておくといいでしょう。また、今の彼には大切な女性がいて、その人を傷つけるようなことはしたくないから電話に出ない、という可能性も考えられます。トピ主さんの婚約者だって、元彼に連絡をしたことを知れば傷つかないとも限らない。連絡を取ることで、「自分と彼以外にも影響を与える可能性がある」という点も考慮はしておきましょう。“感傷”をどう処理するのがベストか、考えてみよう投稿から察するに、トピ主さんは今も「彼に許してほしい」という気持ちがあるようですね。「(彼の)おかげで人に愛されることに怯えないで、結婚を決められた」といった感謝の気持ちも伝えたい……とのこと。ただ、トピ主さんは既に一度、電話で謝っています。その後、連絡が取れないということは、彼の中では「済んだこと」あるいは「もう考えたくないこと」になっている可能性も感じます。悪いことをしたと反省するときは、まず謝るのが先決です。しかし謝ってもダメならば、責任を持って自分のしたことを受け止め、その後の教訓としていくほかありません。「暴言を吐いて彼を傷つけたのは事実だし、その行動に責任を取ろう」というふうに考えてみると、諦めがつきやすいかもしれませんね。思いが募って苦しいならば、“出さない手紙”だと割り切って、紙やメモに気持ちを書きつづってみるのがおすすめです。直接、相手に渡したり送ったりしなければ、誰に迷惑をかけることもない。昇華できない思いというのは古今東西、多くの芸術作品にもなっていますよね。感傷はとかく独りよがりなものですし、“甘く苦い青春の思い出”として、自分だけのものにしておくのも一種の美学ではないかな、とは思います。もちろん、それが絶対的な正解ということではありませんし、連絡をした結果「彼に会えて話して満足」となる可能性もゼロではありません。気持ちをぶつけてみなければ気が済まない! 拒否される(嫌われる)覚悟も持てる! ということならば思いきって連絡してみるのもひとつです。行動がもたらす影響や結果を十分に検討した上で、最終的には、ご自身の信念と照らし合わせながら判断してみてはいかがでしょうか。(外山ゆひら)
2019年03月04日「振られたのに…」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。交際していた彼氏を怒らせてしまい、先日振られたばかりというトピ主さん。しかし、別れた翌日からいつもどおりLINEが来るそうです。まだ未練は残っており、復縁したいトピ主さんとしては期待してしまう。「どういうつもりかはっきり聞くべきでしょうか?」と問いかけています。“決定権”を握られていると思うと、悩みは尽きない「復縁できないのならやりとりしたくない自分と、このまま繋がっていたい自分がいます」と相反する気持ちを吐露しているトピ主さん。出口なく悩んでしまう理由は、「この状況をどうにかする“決定権”を彼のほうが握っている」と思い込んでいるからだと思います。そしてトピ主さんはその決定に従うしかないと感じている――。しかし、本当にそうでしょうか。別れを告げられた理由がなんにせよ、「関係をどうしていくか」を決める権利は双方にあります。彼がどう考えているかとは別にして、トピ主さんとしても現状、以下いずれかの選択をすることができるかと思います。(A) 復縁するかがハッキリしない状態では、連絡を取らない(B) 彼との関わりを続けると決め、連絡を断つことはしない「どういうつもりか」を彼にはっきり聞いてみるのもひとつですが、彼自身も自分がどうしたいか、明確に自覚できていない可能性も感じます。彼も未練があるから連絡をしてくるのでしょうが、問い詰めたところで、今すぐ答えは得られないかもしれません。彼が明確な意思決定をしないならば、トピ主さんが先に(A)か(B)を選んでみては。相手の出方や決定を待つのではなく、「自分がこうしたい、これが正しいと思うからこうしよう!」と決めて動くようにすると、悩みは随分、軽くなってくると思います。強い意志を持って、自分の選択を貫こうでは(A)か(B)、どちらが復縁できる確率が高いのか。二人の性格やこれまでの関係性にもよるので一概には言えませんが、それぞれの選択肢について検討してみましょう。自分たちに合うと思うほうをぜひ検討してみてください。まずは(A)から。連絡を止める場合、「ハッキリ宣言して連絡を断つ」か、「何も説明を言わず返事をするのを止める」といった選択がありますが、どちらにしても、彼に何らかの“感情”を呼び起こさせることは間違いないと思います。怒るか、焦るか、すがってくるか、冷たくしてくるか……。いずれにしても、彼に『この関係について再考する機会』を与える可能性は高いでしょう。そうして少し距離を置くことで内省の時間を持ち、改めてお互いの大切さに気付いたならば、復縁後いい関係が築ける可能性は高いと思います。この場合、簡単に意思を曲げず「なあなあな関係にはならない」という意思を持っておくこと。「本当にお互いを必要としているならば、いずれ元の関係に戻るだろう」とどっしり構えておくのも一案です。一方(B)の選択だと、彼との関わりを続けると決め、別れ話などなかったように振る舞ってみるのもひとつの方法です。もし万が一「もう彼女じゃないから」などと彼に線引きをされたときは、「毎日連絡が来るから、まだ付き合っているんだと思ってた」なんて反論してもいいかもしれません。(B)の選択をする場合は、「絶対に復縁する!」「こちらの決意や気持ちに巻き込んでやる!」くらいの強い気持ちを秘めておくといいと思います。「別れの理由」を繰り返さないように復縁が叶った場合、どうすれば二人がうまくいくかについても考えておきましょう。二人が別れたのは、彼に対して会いたい、寂しいなどとしつこく送ってしまい、「彼を追い詰めてしまった」ことが原因。別れを切り出された後も泣いてすがってしまい、「最終的に嫌いとまで言われてしまい、かなり怒らせてしまいました」とのこと。同じことを繰り返さないためには、復縁後、トピ主さんは彼に「会いたい、寂しい」とばかり言わず、自分の生活を充実させる努力が必要になってくるでしょう。今のうちに、その練習をしておいてもよさそうですね。また彼のほうも、これまで交際にあまり時間を割いていなかったならば、多少の改善努力が必要になるかもしれません。「会う時間をもっとたくさん作ってくれ、寂しい気持ちにならない男性のほうが私に合うかもしれない」と思うならば、この機会にそうした別の可能性を探ってみるのもひとつです。お互いに「今度は同じ失敗を繰り返さないようにしよう」と協力しあう気持ちがなければ、また同じ問題でぶつかってしまう可能性も。復縁できた場合でも、その後は少し慎重に、自立心を持って接していきましょう。願いが叶うといいですね。応援しています。(外山ゆひら)
2019年02月25日「結婚したいといつ言えばいいのでしょうか?」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。30歳のトピ主さんは4歳年上の男性と交際して1年。彼のことは大好きで、「すごく大事にしてくれている」とも感じているそうですが、これまで一度も「結婚」という言葉が出てこないことに悩んでいます。自分から結婚話もしてみたものの、「それとなーく流される(冗談でかわされる)感じ」とのこと。「どうしたら冗談ではぐらかされないですか」「結婚したいといつ言えばいいのでしょうか」とアドバイスを求めています。相手の結婚の意思を「本気で確認」できない理由トピ主さんはなぜ、結婚の意思を彼にうまく聞くことができないでいるのか。「何度も結婚の話題を出すと焦ってると思われそうで、怖い」とのこと。相手の気持ちが盛り下がるかもしれない不安やためらいも、ひとつの理由なのでしょう。しかし投稿を読む限り、一番大きいのは、「望まない答えでも受け入れて、人生を前に進めたい」という意思や覚悟がまだしっかり固まっていないからだと推察しました。トピ主さんが「今年じゅうに結婚したい」と伝え、もし彼が本気で返答してくれた場合には、以下のいずれかのフレーズが予想されます。1)「君とは、結婚する気がない」2)「君と結婚するつもりはあるけれど、近々は無理だから待っていてほしい」3)「君と結婚するつもりはあるけれど、今すぐと言うなら他を当たってほしい」4)「わかった、今年じゅうに結婚しよう」トピ主さんが一番聞きたいのは4ですよね。それ以外の答えを受け止める心の準備ができていなかったから、今までは、彼に話をはぐらかされても深追いができなかったのでしょう。こちらが本気の覚悟を持って聞いていないから、本気の答えを得られなかった……ということです。相手の“本気の意思”を知りたいときは、どんな答えが返ってきても、それを受け止める“本気の覚悟”が必要だという点は、ぜひ心に留めておいてくださいね。「自分はどんな風に生きていきたいか」をイメージしてみよう「自分の願いどおりではないかもしれない事実」を知ることは、誰にとっても怖いことですが、それを受け止める勇気を持てない限り、停滞を抜け出せないのも事実。そう考えれば、トピ主さんは「別れるかもしれないという恐れ」よりも「彼、もしくは誰かと結婚をしたい気持ち」が上回ったタイミングで、本気で彼の意思を確かめる勇気が湧いてくるかもしれませんね。このままの状態が続いて結果的に結婚に至らなかった場合、交際していた期間を「人生の無駄だった」と思うか、「それでも彼といられて幸せだった」と捉えるかはその人次第。仮定の話ですが、トピ主さんはそのとき自分がどんなふうに感じると予想しますか? 「無駄だった」と思ってしまいそうならば、決断の時期が近づいているのかもしれませんね。あわせて、「これから自分がどう生きたいか」も具体的にイメージしてみましょう。「早く温かい家庭を築きたい」「子どもが何人欲しい」「家庭という基盤を作り、しっかり仕事に集中したい」等々、トピ主さんなりに描くものがあると思います。人生は有限です。限られた時間をどのように生きるかは、自分にしか決められません。「彼以外の相手と生きる道も、ひとつの選択肢としてあるかもしれない」と考えられるようになれば、彼に意思を確認することもおそらく難しくないはず。もちろん、「私の思い描く人生は絶対に彼の側にある!」と思えたときは、その強い気持ちをしっかりぶつけてみるといいと思います。視点を変えれば、結果の意義も180度変わってくる万が一、彼との結婚が決まらなくても、いずれ「あの別れは、この人に出会うために必要なことだった!」なんて思えるようになる可能性もあります。つまり、今回「NO」という返事が返ってきても、それは絶望どころか、希望のはじまりかもしれない、ということ。視点を変えれば、物事の見え方や意義は180度違ってくるので、その点もぜひ覚えておいてくださいね。「深掘りしようとすると、私が泣いちゃう気がして」とのことですが、子どものように泣いて駄々をこねても、自分の欲しいものが必ず手に入るわけではないことは、トピ主さんもきっともう理解しているはず。ですが、どんな結果でも受け止める覚悟さえあれば、大人は“自分の欲しいもの”に手を伸ばしてみるチャレンジが許されている。その「覚悟」ができたときが、結婚について尋ねる最適なタイミングと言えるかもしれませんね。応援しています。(外山ゆひら)
2019年02月18日「婚活って女性同士のダメ出しが厳しいです…」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。数年前から婚活をしているトピ主さんですが、既婚女性の多い職場に勤めており、「同僚や先輩からの上から目線のアドバイスにウンザリ」しているそうです。ダメ出しをされたり、アクセサリーから食べ物のことまで細かくアドバイスをされたりで気が滅入ることもしばしば。「女性同士の恋話ってもっと楽しいイメージでしたが、結婚すると価値観や物の考え方が固定化してしまうのでしょうか?」と問いかけています。大人になると、「恋バナ」が楽しくなくなる理由職場の既婚女性との恋バナが楽しくない理由は、現在進行形で見えている景色が違うから……ということに尽きるでしょう。以前、数人で未婚女性の恋愛相談を聞いた際、既婚女性が「そんな頃もあったな〜とか思っちゃう!」と陽気に発言し、その場では笑っていた未婚女性が、後から「あの言葉に少し傷ついた」と教えてくれたことがありました。今まさに真剣に恋愛に取り組んでいる彼女からすれば、恋愛のフェーズで悩んでいる自分が愚かに感じられ、傷ついたのだろうと思います。だからと言って、「私は真剣に話してるんだから!」なんて本音をぶつければ、既婚女性たちは聞き役に徹するしかなくなり、会話も弾まなくなってしまうでしょう。要するに、相手に嫌な思いをさせようという意図がなくても、”今見えている景色”が違うだけで、うまく話が噛み合わないこともある……ということです。学生時代の恋バナが楽しかったのは、お互いに同じような立場・状況だったから、という理由も少なからずあると考えられます。恋愛はナイーブな部分を含む話題ですし、自分と同じように婚活に励んでいる友達か、ごく親しい友人か、あるいはカウンセラーなど第三者である相手を選んだほうが、快く楽しく話せると思います。「今の関心事」以外に目が向かなくなりがちなのは、誰でも同じ既婚女性からのアドバイスについて、「一昔前のテクニックみたいのが多くて正直役に立ちません」とトピ主さん。ですが、それはある程度、仕方のないことではないでしょうか。彼女たちはもう“恋愛テクニック”が不要な生活をしており、だから新しい情報も更新されない。それで何ひとつ、困ってもいないわけです。「恋愛」のフェーズを過ぎた人が、「家庭生活」「住宅」「子育て」「教育」「介護」などに関心が移っていくのは自然なことです。人は過去を忘れていく生き物ですし、目の前の関心事以外にエネルギーを割く余裕がない人もいます。そういう意味では、トピ主さんも今婚活のことで精一杯だからこそ誰かに気持ちを聞いてほしくなり、つい職場でも話してしまうのかもしれませんね。女性の多い職場で、マウンティング合戦を避けるには?無論、女性同士のコミュニケーションにおいて、恋愛や結婚の話題を一切しないのが難しいことも理解しています。多様な人が集う職場では、「皆が分かる無難な話題」として恋愛や家庭の話題が選ばれるケースも少なくありません。あれこれ言われたくなければ、自分の話題を極力出さないのもひとつのテクニックです。話したい気持ちをぐっと堪え、こちらから話題を提供しないようにしていれば、そのうち別の話題に移行していくことでしょう。嫌な発言をされた際、毅然と怒るのもひとつですが、波風を立てるのが嫌ならば、あえて「そんなふうに言われると傷つきます……」なんてしょんぼりしてみせるのも一案。そうすれば、追撃はしてこないと思います。職場でのサバイバルスキルは色々あるので、ぜひご自身に合った方法を考えてみてくださいね。また投稿内には、「男性社員から私だけチヤホヤされることが多い」「その分、ダメ出しが厳しくなってる気がする」「既婚の方はもう旦那さんがいてモテる必要もないと思う」といった記述も。実際に”嫉妬”も含まれているのかもしれませんし、上から目線の言動をされれば「私のほうが女として勝っている」と反発したくなる気持ちもよくわかりますが、マウンティングにマウンティングで返せば、マウンティング合戦が激化するだけ。結婚していようといまいと、異性に優しくされて「嬉しい」と感じる気持ちがなくなるわけではないことも、心得ておきましょう。さまざまな立場の人がいる職場でのコミュニケーションは本当に難しいと思いますが、TPOに応じて“本音を出す加減”をコントロールするのも大人の知恵のひとつ。できるだけ気持ちをすり減らさず、「自分が気分よくいるためにはどうすれば賢明か」を考え、ぜひ実行していってみてくださいね。そうしていたほうが、きっと現在進行中のお相手とうまくいく確率も上がると思います。応援しています。(外山ゆひら)
2019年02月11日「恋愛にだけネガティブな自分が嫌です」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。一流の学歴や情熱を持てる仕事、そして良い友人にも恵まれており、スタイルも良く美人と言われることも多い…という31歳のトピ主さん。恋愛経験も人並みにはあるものの、自分からアプローチした経験はゼロ。現在、職場に気になる男性がいるものの進展せず、どうアプローチすればいいかについて悩んでいます。恋愛に「プラスになる自信」と「マイナスになる自信」の違い今回はまず、恋愛にまつわる「自信」についてお話ししたいと思います。トピ主さんは容姿、収入、良好な人間関係など有形無形のさまざまなものを持っている自覚があり、そのための努力もしてきた……という自負があるようですね。「(恋愛以外のことには)チャレンジ精神がある」といった一文も見られます。「私には素晴らしいところがある」という自負をしっかり持てていることは、恋愛にもポジティブに働くことが多いです。しかし一方で、「私は素晴らしいから」⇒「相手も自分に好意があるに違いない」という類の自信を持ちすぎてしまうと、恋愛ではマイナスに働くこともあります。「一般的に見て魅力があることが、真剣な恋愛感情に繋がるか」というと、そうとも限らないのが恋愛。若い頃、あるいは人によっては、ステータスとしての恋愛を望む気持ちが強く、“他者から見てすごい相手”を選びたがる人もいますが、多くの人は、それが仮に欠点であろうとも「自分が好きになる何か」を備えている人を好きになりやすいです。つまり、どんなに恵まれた人でも、“自分の好きな相手”に好かれるかどうかの確率は五分五分である、と言えるかと思います。(生活を重視して結婚相手を選ぶケースに関しては、論点がズレてくるので今回は割愛します)自己分析し、「今のふたりの距離感」を冷静に捉えてみようそういった意味で、人生のおおよそのことをうまくいかせてきたトピ主さんが“恋愛にだけネガティブ”なのは、恋愛が「成功するかどうかが最も不確実な挑戦」だからかもしれませんね。トピ主さんは「彼に振られるかもしれない可能性」を受け止められそうですか? そこまで思いつめておらず、「今ならまだ傷が浅いから大丈夫!」と思えるうちに動いてしまう……というのもひとつですが、そもそも失敗や傷つくことへの恐れが強い人もいるので、”ダメもと”でもアプローチできる性格かどうか、自己分析してみるのもおすすめです。続いて、今回の彼とのケースについて考えていきましょう、こちらから話しかけてタメ口で話せるようになり、仕事帰りに何度か一緒に駅まで歩いたことはある……とのこと。しかしそれ以上進展がない。彼の連絡先を知らず、食事等にも行っていない理由について、トピ主さんは「私が多忙」「毎日職場で会うから」「彼は独りが好きそうで、LINEや電話はただの連絡ツールとしか捉えてないようだから」等々と分析していますが、客観的に事象だけを見れば、「今のところトピ主さんのことは同僚としか思っておらず、プライベートな関係になろうと思っていないから」という可能性もあるわけです。アプローチをするにあたっては、「相手が自分を好きにならない可能性もあること」は心得ておくことが賢明。本当に有効な作戦も考えにくくなりますし、これが悪化すると、ストーカーの心理と近しいものになってしまいかねません。彼がトピ主さんに恋愛感情を持っていようがいまいが、トピ主さんの素晴らしさは一ミリも変わりません。そして、仮に振られたとしても「縁がなかった」「見る目がないのね」など好きなように捉えてOKです。ただ、これから仲良くなりたいというときには、「相手が自分に近寄ってこない理由」を自分の都合よく解釈したり、逆に極端に悲観的になったりしないよう、落ち着いて“今の距離感”を理解するよう努めていくのがおすすめです。どんなアプローチをすれば、同僚以上の関係になれる?アプローチとは、「ちょっと踏み込んでは下がる」という地道な働きかけの繰り返しです。今のトピ主さんたちの関係であれば、一緒に帰るチャンスがあったときに「軽く飲んで帰らない?」なんて誘ってみるのもいいですし、彼の関心事に積極的に興味を持ってみるのもひとつ。長く会話が弾むようになれば、「彼女と話していると楽しいな」と思われるようになり、自然にふたりで過ごす機会が増えていく可能性もあるでしょう。そのようにしばらく働きかけても反応が薄いなら、さっぱり諦めるのも有意義な選択です。「やっぱり自分からアプローチするなんて無理だ」と思うなら、今の段階で諦めてしまうという道もありますが、「ダメもとでも、五分五分の確率でも、この恋にチャレンジしてみたい」と決心するならば、今の状況を冷静に捉えた上で「ここから自分はどうしてみたいか」を考え、行動に移していきましょう! 応援しています。(外山ゆひら)
2019年02月04日「他人と暮らすストレス」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは36歳。「何かあったとき怖いという理由で一人では暮らせない」ため同棲をしていますが、「他人と暮らすことにものすごくストレスを感じてしまう」ことに悩んでいます。これまでの交際を振り返っても、「ひとりじゃなきゃ駄目な時間があることを理解してくれる人」は中々いないとのこと。「結婚して幸せな家庭を築けている人が羨ましい」「どうやって相手を受け入れたらいいのか」と問いかけています。人と暮らすことにストレスを感じてしまう人の傾向「ものすごくワガママ」で「色んなことに過敏」と自己分析されているトピ主さん。他人と暮らすことに多大なストレスを感じてしまうのは、「自分の好きなように過ごしたい思い」が強い一方で「”我がまま”に振る舞いきれない人」に多いように思います。本当に“我がまま”になれる人は、他人と一緒に暮らしていても比較的自由に振る舞いますし、自分の時間が欲しくなればふらりといなくなるなどマイペースを貫くので、耐えられないほどのストレスにはなりにくいです。他人との摩擦に敏感で、「誰かと一緒に暮らしていると自分のしたいことができない!」と感じる人ほどストレスは大きくなりやすい、と言えるでしょう。期待に応えられない“負い目”もストレスに!?トピ主さんは、「他人と一緒に眠ること」が一番のストレスだそうですね。一緒に寝ると相手のいびきなどで寝不足になり、体調を崩して仕事に影響が出てしまうことも。「スキンシップも極力避けたい」「ひとりで眠りたい」ものの、それを理解してくれる男性はなかなかいない。現在の同棲相手からも、「同じ布団で寝たい」と何度も言われているそうです。おそらくトピ主さんは「スキンシップ=愛情」だと感じる度合が低く、またパーソナルスペース(他人に近づかれると不快に感じる空間)もそれなりに広いのでしょう。「人間としての何かが欠落しているのか」とのことですが、異性とのスキンシップがあまり好きではない人も一定数いますので、自分だけが変だと思う必要はありません。もしかしたら「恋人の期待に応えられない」という負い目もまた、ストレスにつながっているのかもしれませんね。だからといって無理して一緒に寝て、仕事に支障が出るようなことが続けば、ストレスは今以上に溜まり、彼との未来にもどんどん後ろ向きになってしまうでしょう。そう考えれば、「トピ主さんがひとりで眠ることは、ふたりの良好な関係維持のために必要なこと」だとも言えます。「別々に寝ることが、いかにトピ主さんの気持ちや恋愛関係をいい状態に保ってくれるか」について、彼にプレゼンをしてみるのもひとつです。もっと現実的に折り合う形を探したい!ということならば、「最初は彼のベッドに一緒に入り、いびきをかき始めたら、そっと別の部屋へ移動して自分のベッドで眠る」といった折衷案もあります。でもそれも毎日では疲れてしまいますよね。「週末だけはそういう時間を持つ」などメリハリをつけて、お互いの要求のバランスを取ってみるのも一案です。「ひとりの時間が欲しい」という人は少なくない「ひとりになりたい時間があるのは、何らおかしいことではない!」と真に理解することも、ストレスを減らす助けになると思います。未婚・既婚問わず、「ひとりの時間が欲しい」と口にする人はたくさんいますし、どんなに仲の良い家族だって、一緒にいるのがわずらわしいな、と思ってしまう瞬間はあるもの。たまには少し距離を取ったほうがいい状態が保てる、という関係性も少なくありません。また、“ひとりの精神状態”になれる場所を確保しておくのもおすすめです。互いの自室を持つのがベストだと思いますが、トイレやベランダでそうした時間を確保している人もいます。家の中が難しければ、お気に入りのカフェなど外で探してみるのもひとつ。ちなみに、「飛行機や新幹線のグリーン席に乗っているときが一番、”ひとりになりたい欲”を叶えられる時間」だと教えてくれた既婚の友人もいました。そうして時々は上手に息抜きもしながら、共同生活の楽しさやいいところを享受している人も少なくない、ということです。彼が寂しがるならば「常に一緒にいたり、スキンシップをしたりすること」ではない形で、トピ主さんなりの愛情表現をしていきましょう。それを受容するかは彼次第ですが、少なくとも「私はこう感じる、こういう関係だと嬉しい」ということは根気強く伝えていくといいと思います。応援しています。(外山ゆひら)
2019年01月28日「相手の性格はどこまで受け入れる?」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは36歳。婚活で知り合った男性の性格のことで悩んでいます。その彼はSNSに頻繁に自撮りを投稿する習慣があり、トピ主さんは「37歳にもなってそんな事してるの?と結構引いてしまった」そうです。ただ、それを除けば「彼に決めたい」と思っていて、年齢も近く、エスコートしてくれるし、話しやすいし、優しいし、食事していても嫌ではない。彼の個性として受け入れるべきか、それともこういうタイプを夫にすると大変なのか……と問いかけています。「絶対に許せないこと」と、「好きな点・尊敬できる点」を書き出してみよう理解できない彼の自撮り行動に対し、「自己顕示欲が強いのか、かまってちゃんなのか、極度の寂しがり屋なのか」と分析をしているトピ主さん。ただそんな彼だけれども、何かを強要したり勧めたりしてくるわけではない。何より、婚活ではかなり年上の男性からの申込みばかりで、「こんなに年が近い人で、話して疲れない人はもういないかも」という焦りもあり、彼を選びたい気持ちもあるようです。人間関係は、相手に多少理解できないところがあっても、「絶対にこれは嫌だ、許せない」というほどのことはなく、かつ相手に「好きなところ」や「尊敬できる部分」があれば続きやすいです。彼がこの両方を満たしているかどうか、まずは検討してみましょう。表題にもありますが、「相手の何もかもを受け入れなくては……」とまで極端には考えなくていいと思います。どんなに大好きな恋人でも、親しい友達でも、長く付き合っていく中では、「ここはちょっと考え方が違うな」「相手のこういうところだけは苦手かも」などと思ってしまう瞬間はあるもの。しかしそこを許容しあい、良いところを見て魅力を感じあえるならば、仲良くしていくことができます。恋愛では一時期、ネガティブな部分がまったく見えなくなるほど相手にのめり込むこともありますが、そのような状態は長く続かないのが常です。ということで、以下について自分の考えを書き出してみましょう。(1)自分がパートナーに対して、「絶対にこれは嫌だ、許せない」と思うのはどんなこと?(2)「その彼」の好きなところ、尊敬できるところはどんなところ?トピ主さんが「絶対にこれは嫌だ、許せない」と思うのはどんなことでしょうか。彼の言動や挙動の中に、そう感じる瞬間がないか振り返ってみるといいでしょう。併せて、その彼の好きなところ、尊敬できると思うのはどんなところなのか。「絶対に許せない」と思うほどのことがないならば、気に入っている部分もあるわけですし、交流を続けてみてもいいのでは。そして、(2)もしっかり確信できるようになると、結婚に対しても前向きな気持ちが強くなってくるかもしれませんね。「結婚を決める」ために必要な確信とは重要な決定で迷うときは、「すぐに決めないで様子を見る」という選択肢も検討してみてくださいね。知り合ってすぐに結婚を決めてうまくいく例もありますが、トピ主さんの心には迷いがあり、その“勢い”も付いていない。ならば普通に楽しい交流をするなかで、様子見をしてみるのが最善のように思いました。結婚は人生を左右する大きな出来事ですし、「この人とやっていこうかな、やっていきたいな」と思う瞬間が来てから決断しても遅くはありません。お見合いのシステム上、すぐに答えを出さなければならないならば、「まだ気持ちが追いつかないので、ゆっくり関係を進めたい」と伝えた上で、結婚は確約せずに交際を始める……というのも一案。「今すぐ彼を断ったときの後悔と、付き合った後でダメになったときの後悔と、どちらが大きいだろう?」といった観点で考えてみるのもおすすめです。もちろん、どんなに交際に時間をかけても相手のすべてを知ることは不可能なので、迷いがゼロになることはないかもしれません。しかし少なくとも、「この人とやっていってみよう」と思えるくらいにまで気持ちが固まらなくては、結婚は決まらない。そう考えれば、その彼とはまだ結婚を決めるには時期尚早、ということなのかも。彼側の気持ちや事情もあるでしょうし、トピ主さん側だけで決められることではないですが、結果的に「急がば回れ」になってしまうのは本意ではないですよね。長引かせたくないならば「半年で最終結論を出そう」などと期間を決めた上で、少しだけ余裕を持って関わってみてはいかがでしょうか。応援しています。(外山ゆひら)
2019年01月21日「生活費と家事の分担は比例でしょうか」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。同棲中の彼との家事分担について、不満を抱えているトピ主さん。以前、共働きをしていた頃は、彼も幾つかの家事を担当してくれていたものの、今は脱いだ靴下ひとつ片付けないそうです。同棲によって彼の支出は増えておらず、「お小遣いを頂いているわけではない為、養われている感覚は薄い」とのこと。「生活費を出してもらっている上で家事もしてほしいと思うのはやはり図々しいでしょうか」と問いかけています。「私ができるのはここまで」というラインを明確にしようトピ主さんは、介護を理由に一旦退職したものの、株配当などで現在も収入があるとのこと。今は教習所やボランティア活動で多忙だし、近々再就職先も決まっているそうです。以前は互いに得意な家事を負担しあえており、きれい好きなところも彼の好きなところだった。しかしトピ主さんが退職して以降、「脱いだ靴下は脱ぎっぱなし、出された料理のお皿も出しっぱなし、ゴミは何日でも無視」という状況になってしまったといいます。「どんなに私が忙しくても、在宅雑務だと暇なように思われるのか」とのことですが、トピ主さんが「やってしまう」ことで、彼に「やってもらえる」と思われてしまった可能性を感じました。家にいる時間が長くなると、家事の必要性にも先に気づきやすいですよね。渋々でもトピ主さんが多くの家事をやっていた結果、彼は「自分がやらなくても大丈夫なのだな」と理解してしまったのかも。トピ主さんが再就職すれば状況も変わるかもしれませんが、おそらく一緒に暮らしたことで、以前より二人の関係に緊張感がなくなっていることも影響しているのでしょう。家庭運営には、双方の「意思」と「合意」が必要そもそも、「片方は家事(+育児)、片方は仕事」という分担で円満にやっていけるのは、(A)双方に「共に家庭を作っていこう」という“意思”があり、(B)双方が「分担するのが家庭にとって合理的だ」と実感できている場合に限られるように思います。同棲は(A)を満たしていないですよね。投稿にも「一生養われる夫婦であればまだわかりますがただの同棲です」という一文がありますが、何の約束もないまま負担を強いられているからこそ、いっそう不満が募っているのでしょう。このまま一緒に暮らしていても嫌悪感を募らせるだけならば、思いきって一旦、同棲を解消するか、結婚について具体的に話してみるのもひとつです。その際には、ぜひ「お互いに合理的だと思える家事と生活費負担のバランス」についても話し合い、折り合えるポイントを探っていきましょう。今は変化の過渡期。どうすればうまく家事分担できる?2016年に総務省が行った「社会生活基本調査」によれば、共働き夫婦が担う家事の一日の平均時間は夫14分、妻180分。家庭差はあれど、男女の家事負担のアンバランスは、先進国のなかでもかなり特異なようです。「家事は女性がするもの」と認識している人がまだまだ男女共に少なくない現在の日本で、この価値観や習慣を変えるのは一朝一夕には難しいですよね。男女それぞれが自立した生活習慣と経済観念を持つことが必要ですし、会社の仕組みも変わらなくてはなりません。少しずつ変化も見られていますが、言ってみれば、今は価値観や制度の“過渡期”。だからと言って、諦めずに自分の家庭だけでもどうにかしたい!と思うなら、とにかくよく話し合う習慣をつけることが一助になると思います。日本はハイコンテクスト文化の国で、「察してほしい」「言わなくても分かるだろう」「交渉や議論が苦手」という人が多いのは事実。「今ある不満や感情をぶつけるため」ではなく、「人生のパートナーとして、どうしたらこの問題を解決できるか」という視点から何度でも話し合い、双方が譲歩できる形を探していく。時間はかかりますが、そうした地道なコミュニケーションこそが、良好な関係維持を支えてくれるでしょう。今のトピ主さんたちの場合は、「二人のための話し合いや努力ができる相手かどうか」ということを、同棲を通じて見ていってもいいかもしれませんね。応援しています。(外山ゆひら)
2019年01月14日「どうしても結婚したい」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんはこれまで色々と出会いの場に行ってきたものの、うまくいっていないという40歳女性。職場でも男性と会話できない、男性を好きでない時もある……とのことですが、それでも「どん詰まりまで来て、結婚しか目標がありません」「自分の男が欲しい」と心境をつづり、そのためにはどうすればいいかと問いかけています。意欲もあるし、モテるのに、うまくいかない理由は?投稿からまず感じたのは、トピ主さんの前向きさ。“どん詰まり”などと書いていますが、それ以上に強い意志を感じます。長らく婚活を続けていると、疲弊してモチベーションを失っていくこともあるものですが、トピ主さんは30歳代から頑張ってきて、今なお「結婚したい!」という強く思っていて、それを胸を張って主張できる。うまく使いこなせれば、この意欲はひとつの強みになると思います。無用な焦りではなく、“常に前に進む力”に変えていきましょう。「どこに行っても男性が気にかけてくれますし、この人と結婚するかな、という人も何人かいた」「何気にモテる」というトピ主さん。一方で、「自分に自信が持てない」「男性とのコミュニケーションがうまくいかない」という自覚があり、それが婚活の成功しない理由だと考えているようです。今回はこの2点について、一緒に考えていきましょう。男性と“普通のコミュニケーション”を取るためにはまず、男性とのコミュニケーションについて。最近はお見合いで話をしても“独り言”を言っているような感覚になるそうで、相手が閉口するとこちらも言うことがなくなり、楽しくないと思わせているだろうな……といった気持ちになってしまうとか。未だに恥ずかしさがある上、「歳を取るたびに、男性に断られることが怖くなり、接触を避けるようになった」とのことで、職場の男性も避けているそうです。これは、異性を“異性として”しか見ていない人に多い兆候です。「自分が相手の、そして相手が自分の恋愛対象になるかどうか」という意識が強すぎて、恋心が芽生える前段階の“普通のコミュニケーション”が取れず、結果、恋心が生まれない……という悪循環が起きてしまう。「自分は相手に気に入られているだろうか」という自意識が強すぎると、不自然でくつろげない雰囲気を作ってしまいがちです。これを解消するためには、「男性に恋愛対象として見られないことがあっても別に構わないし、気軽に会話できるくらいの関係で終わってもいい」と思えるようになることが肝心。そう思えていると、普通のコミュニケーションを取れる相手が増え、そのなかから副次的に恋愛も生まれてきやすいです。職場の男性とだって、普通の知人として楽しく会話をしてみたって何ら損はないはず。異性としてではなく“人として”好かれることだって、ささやかでも日々を豊かにしてくれるトピ主さんの財産になると思います。「望んで、望まれる人」に出会えればいい。価値を委ねない。続いて、自信について。誰かに評価してもらえる自分になるために自信を付けよう……といった決意表明もされていますが、評価してもらうための自信では脆く、本当の自信になりえない可能性も感じます。自信とは、自分で自分を信じるということ。「誰かに評価されない自分でも大丈夫。私は私でいいんだ」と静かに受け入れられている状態=自信を身につけている、自尊心を持てている、ということになります。自分がいいと思った異性に好かれないことがあれば、がっかりして当然。でも、その際に「私は女としてダメなんだ」という考えに繋げない訓練をしましょう。相手側にも好みや事情があるわけですし、その相手が人生に登場する前から、トピ主さんなりの暮らしをしていたはず。「残念だけど、その気のない相手と関わっている暇はないしね!」と、自分の人生を一番に考えていきましょう。加えて、自分の価値を他人に委ねすぎないこと。自分の存在価値のすべてを恋愛相手からもらおうとせず、自分の好きなモノや趣味、友人・知人やコミュニティ等からも大いに受け取っていきましょう。自分で稼いできたのでお金にはこだわりがなく、男性の容姿や優しさを重視してきた、というトピ主さん。今後はその希望条件に、ぜひ「お互いに心から望みあえる人」という項目も付け加えてみてください。別に全員に望まれなくてもいい。友達や知り合いで終わる人がいてもいい。でもその中から、一緒にいたいと望み、望まれる人に出会いたい――。そんな決意ができたとき、きっと普段の生活や男性との関わり方にも変化が起きてくると思います。応援しています。(外山ゆひら)
2019年01月07日「恋がしたい!」けれど出逢いがない。「あの人に逢いたい!」だけど逢えない。もしあなたが今、リアルな恋を求めているなら…。恋のスイッチをONにする、“切ない恋のカリスマ”小野小町の歌をどうぞ。そのうずくような恋心に火をつけてみませんか?■逢えない時ほど心は熱く燃える「人に逢わむ月のなきには思ひおきて胸走り火に心やけをり」(逢えない相手を想いながら月の出ない夜に起きていても、胸の中は火の粉が走るような想いで心が焼けちゃいそう)といった内容です。確かに、逢いたくても逢えない人に思い焦がれている暗い夜ほど心の中は熱く燃えるもの。彼への想いが募り、いてもたってもいられないような気持ちになったり、たくさんの溜め息をついたり、嫉妬したり。「恋って本当に厄介だな」と自分でも呆れてしまうほどつらい夜。でも、郷ひろみさんも歌っていたように、逢えない時間が愛を育てるのです。簡単には逢えないからこそ、その愛しい想いに気づけた切ない喜び…。遠距離恋愛中のあなたや、冬休みで相手となかなか逢えない恋する乙女のみなさん。今のうちに女っぷりを磨いておきましょうね。胸が焼けるような恋のパワーを「美」に向け、逢える日に備えておきましょう。■今は一緒にいるのに、また逢いたい「秋の夜も名のみなりけり逢ふといえば事ぞともなく明けぬるものを」(秋の夜長というのは名ばかりね。逢引きしていると、あっと言う間に夜が明けてしまうんだから)そうなんです。恋人と一緒に過ごす、楽しい時間は瞬く間に過ぎていくもの。激しく愛し合った後はまるで甘い靄(もや)のベールに包まれたよう。もしかして現実じゃなかったのかもしれない…とさえ思ってしまうくらいの官能的で特別な時間。逢うまでは、今か今かと待ち望んで長い夜を越えてきたはずなのに、いざ逢うと時の流れが急に早くなってしまったかのように感じるのだから不思議です。もう少し一緒にいたい。今はまだ一緒にいるのに、早くまた逢いたいと思ってしまう。もっと一緒にいたいという気持ちを残したまま、それぞれの時間に戻っていくからこそ、愛や恋は続いていくのかもしれません。■夢でもいいから逢いたいくらい好き「かぎりなき思ひのままに夜も来む夢路をさへに人はとがめじ」(限りなく、果てしない想いに導かれてあなたのところへ行っちゃうよ。夢の中での路までも誰も咎めたりしないでしょう)そんな想いを男目線で詠った一首です。平安時代も今も、愛しい人に夢で逢えたら…と願うのは恋する人々の共通項。小町が男目線の歌を詠んだのは、「こう思っていてほしい」という願望だったのではないでしょうか。男性から、こんな情熱的でロマンチックなこと言われてみたい気もします。夢の中でなら誰も咎めないなんて、もしかしたら障害のある恋をしていたのかもしれません。好きになってはいけない二人だとしたら…きっとますます燃えることでしょう。かつてわたしにも、せめて夢でいいから逢いたいと願うほど好きだった人がいました。その人は結局、夢には現れてはくれなかったけれど、わたしが相手の夢に出たことがありました。こちらの夢に出てきてほしかったというのが本音ですが、偶然とはいえ、想いの深さに自分でも驚いたものです。■したい時には、恋は始まっている相手がいないから恋ができない!というのは当たり前のこと。でも、あなた自身が「恋がしたい」と思った時には、恋の物語は始まっている気がします。どんなラブストーリーも始まりは出逢う前のシーン。今日も冴えない日だと思っていた朝が、おばあちゃんになってから、ときめきながら思い出せるような特別な時間になるかもしれません。小野小町も歌に詠んでいますが、恋は楽しいことばかりではないですよね。でも、恋をしない人生より、恋の苦しみを知った人生のほうがきっと、笑顔の回数は多いと思います。
2019年01月04日大人の女性の恋活は、将来性も考えたいもの。一緒にいて楽しい、幸せ……それだけの恋は、若い頃で終わりにしましょう。これからは、自分の人生にとって有意義な恋。つまり、結婚も視野に入れた彼氏づくりを意識しませんか?結婚相談所で働く筆者は、成功する例・失敗する例、そのどちらも、さまざまなケースを目にしてきました。いつかは結婚をと考えているのであれば、相手の男性に対するチェック項目は更新必須。あなたは、ちゃんと意識できていますか?■ 仕事に対する考え方を聞く結婚を視野に入れるなら、人生において重要な「仕事」に対する意識は、ぜひ確認しておきたいもの。仕事に重きを置き、生活の中心にしてほしいですか?それとも、熱心すぎて家庭をかえりみなくなるくらいなら、ほどほどがいいと思いますか?どういう考え方が正解か?ではなく、自分の考え方と合っているかどうかを見極めることが大切です。彼の仕事が大変なときに、彼の話をよく聞いてあげれば、彼が仕事に対してどんな意識を持っているかを見抜けます。自分の仕事の話をして、彼の意見を求めてみるのも、考え方が一致するかどうかのヒントになりますよ。いろいろと話をして、おたがいの仕事への感覚をすり合わせておきましょう。■ 友達の数と質をチェック「友達を見れば、その人がどんな人かわかる」なんて言葉があるように、彼にどんな友達がいるかは要チェック!あなたには見せていない彼を知る、良いきっかけにもなるでしょう。また、いざというときに助けてくれるような友達がいれば、結婚後もなにかと安心です。あきらかに恋愛感情がない女友達がいる男性もいいですね。女性目線の意見を彼にくれるので、結婚相手として彼を整えてくれることでしょう。友達の話がでたら積極的に質問して、機会があれば、彼の友達と会ってみるのもおすすめです。■ 性への好奇心もチェック真剣な交際がはじまれば、おのずと肉体関係も絡んでくるもの。結婚後、性的欲求を満たし合えるかも、夫婦にとって重要な項目になりますよね。単に性欲を満たす手段として、セックスを考えていないかどうか。味わい豊かなコミュニケーションとして、意欲的かどうかは要チェック!セックスや性欲、嗜好については、見栄を張ったり、カッコをつけようとしたりする男性がほとんど。直接聞くよりも、「友達の悩み」といった話題で、客観的な意見を述べてもらうのもいいでしょう。より正確な、性の価値観がわかるかもしれません。■ 行動の理由を尋ねるもともとちがう人間同士なので、思いもしなかった行動をとったり、行動する動機がちがったりすることも。そこにおたがいの理解がなければ、結婚後のすれちがいや不和につながる恐れもあります。長い付き合いを考えていきたいのであれば、「なんで○○したの?」「私も○○するよ~。○○だと思うし」と、動機を絡めた会話を心がけてみましょう。おのずと、彼がどんな経験をしてきて、どう考える傾向にあるのかが見えてきます。なにかを選択する機会があれば、会話には出ない彼の傾向が見えてくるかもしれません。■ おわりに愛し合うためには、まず相手を「理解」しなければなりません。人間性や動機も知らずに「大好き!」と言っているうちは、まだまだ結婚を視野に入れるのはやいかも。まずは落ち着いて、自分以外に向けた、彼の言動を観察していきましょう。(山田あいこ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年01月04日「男性の気持ちは?」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。アプローチを受け、今春から交際を始めた恋人がいるトピ主さん。しかし彼は経営者で非常に忙しく、交際3か月過ぎた頃からデートの間隔が空くように。そのこと自体は理解しているものの、最近は何度もドタキャンが続いており、また「3度目の無理になったメール」が届いたとのこと。「会う約束をされるたびに、当日メールで断られることが、堪えます」と悩める心境をつづっています。「予定を振り回されること」がストレスの原因かも忙しい彼との付き合いは、「寂しいけれど納得していた」とトピ主さん、しかしここへ来て、「この先待つべきか辛い」と心境に陥ってしまっている。約束をして、リスケして、またダメで……という繰り返しに疲れ果てているようですね。いっそ最初から、数か月会えないと言ってくれた方が楽なのに!といった心境にもなっている様子。「会えないガッカリ感」だけでなく、「何度も予定を振り回されている状況」にも嫌気が指してきているのかもしれません。彼にも会いたい気持ちがあるからこそ、かつトピ主さんの気持ちが自分から離れてほしくないと思っているからこそ、何度も約束をするのでしょうし、その気持ち自体に嘘はないのだろうと思います。立場上、忙しいのも仕方ない。しかしだからといって、トピ主さんの時間や予定を何度も振り回していい、ということにはなりませんよね。特に「当日無連絡キャンセル」「約束の時間の直前に無理になったメール」などは、怒って然るべき行為。それをされると嫌な気持ちになる、という点はきちんと伝え、「忙しいなかでも、ストレスなくうまく会える方法に変えていこう」と提案してみてはいかがでしょうか。多忙な彼と、上手く付き合っていくコツということで、トピ主さんのストレスが少なくなる“会い方”を、いくつかご提案してみますね。1)会えるかどうかはっきりしないときは、自分から断る当日になって連絡が付かないときなどは、待たずに「今日はもう会うの、やめよう」と自分から先に連絡を入れてしまいましょう。「相手を待ち続けて、結局ドタキャンになった」というのと、「自分から断った」というのでは、その後の気分や感触も違ってくると思います。2)「自分が会いたいとき」に当日連絡してみる「会う約束を”される”」という表記もありますが、彼に予定の主導権を握られていることも、おそらくストレスの原因。通常、仕事の忙しさには波があり、タイミングが合えば突発的に会う時間を作れることもあるでしょうから、事前に約束をするのではなく、会いたくなったときに「今日もし空いてたら、会えない?」と自分から積極的に提案していくのも一案です。偶然会えたらその時間を思いきり楽しみ、ダメならあっさり受け入れ、次の機会を狙いましょう。3)事前にドタキャンになった場合の予定を立てておくドタキャンを許し続けるのはあまり良くないと思いますが、今後も約束して会うのであれば、事前にドタキャンになった場合の予定を立てておくのもひとつ。「会えなくなったら、〇〇に出かけて楽しもうっと!」と決めておけば、ドタキャンになっても、「彼のせいで休日を無駄にされた」と嫌な気分になる度合は減らせるでしょう。4)「彼は遠方にいる」くらいに考え、日常生活に組み込まない彼は「10月から大きな仕事が入り、1年半ぐらいはかかりっぱなし」という状況とのこと。社運をかけたプロジェクトなのかもしれませんね。この時期を別れずに乗り越えたいと思うなら、ひとつのたとえですが、いっそ「1年半、遠洋漁業に出てしまった」とでも考え、彼は近くに“いないもの”として生活するのもひとつ。たまにふらっと港に帰ってきたら、デートを楽しむ……といった会い方で満足できるならば、今の状況でも交際は続けられるかもしれません。ただそのためには、「恋人がいなくても有意義な休日を過ごせるスキル」を身につける必要も。また、せめてもメールや電話での連絡頻度は増やすようにしないと、気持ちが離れてしまいかねないので要注意です。「どんな人と、どんな人生を送りたいか」を考えていこうそのうち忙しさが落ち着く時期も来るかもしれませんが、彼は今後も、基本的には“仕事に没頭する人生”を送る可能性もあります。「そういう男性と生きていくこと」について、トピ主さんはどう考えていますか? 結婚を考えているならば、それを見極めることも必要ですよね。「自分はこの先、どんな人生を送りたいのか」「どんなパートナーと一緒だったら、人生の喜びをより感じられそうなのか」。視野を広げつつ、そうしたことを考え続けていけば、そのうちに、彼との交際をどうするかという結論も見えてくると思います。連続ドタキャンはしんどかったでしょうが、「大事なことを考えるためのいい機会」だと捉えてみるのも一案。ここから少し、時間をかけて「彼との人生」という選択肢についてじっくり探ってみてはいかがでしょうか。応援しています。(外山ゆひら)
2018年12月24日「男性の気持ちは?」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは交際半年になる1歳上の恋人がいる、30歳代前半の女性。しかし彼は忙しく、クリスマスやバレンタイン、誕生日などに会えなかったり、会えたとしても「特別に高価な食事、外食もなく」、「プレゼントを後日買いに行こう」という約束も流れてしまったり、ということが続いているそうです。「特別な日にひと言、相手のことを思ってメールや電話ができない」理由は、自分への気持ちが無いからか……とトピ主さんは悩み、「こういった悲しさ、不安や不満が起きてる時点で(彼との交際は)難しいのでしょうか?」と問いかけています。彼のよさを知っているなら、「そういう人」と受け入れるのもひとつまず、記念日をどの程度大切に思うかは、人によってかなり差があります。一般的には女性のほうが記念日を大切にする傾向はありますが、そうではない女性からの投稿( URL )は発言小町内にも見られます。女性でも記念日を特別視しない人もいることは理解しておくといいでしょう。状況から察するに、彼は記念日やイベント全般にあまり興味がない様子。一方で、「空いた時間で、会いに来てご飯や疲れがないときは外出したりもします」とのこと。デートの機会は設けており、トピ主さんとの交際を全く重んじていないわけではなさそうです。「忙しい中、時間を割いて会いに来ること=愛情」と受け止められるならば、何ら交際上の問題は起きていない、という捉え方もできます。「彼はそういう人(記念日に興味がない人)なのだな」と相手の人となりを受け入れることも、ひとつの愛情の形。それ以外の彼のよさや魅力をしっかり自覚できているならば、それ以上の過剰な期待は捨て、“そういう彼”と心地よく付き合っていく方法を探るのも、ひとつの懸命な方法です。彼にこだわりが薄いなら、価値観の近い相手を探したほうが幸せかも?しかしながら、絶対にそうしたほうがいい、という話ではありません。言葉は厳しいですが、記念日で揺らぐくらいの“好き”ならば、それほど彼を特別な存在とは思えていない可能性も感じます。「お互いいい年齢なので、出会いは大切にしたい」とのことですが、このままでは付き合い続けたところで、不満ばかりになってしまうかも。それならば今の時点で見切りをつけるのも、ひとつの選択。世の中には、トピ主さんと同様、記念日を祝うのが好きな男性もいますし、近い価値観の相手を探したほうが幸せを感じられるかもしれません。互いの違いを受け入れ、ポジティブな感情を伝えていこう「いや、彼とは付き合い続けたいし、記念日も諦めたくない!」という強い気持ちがあるならば、今後は“感情の表し方”を変えていくのがおすすめです。「好きな相手が喜んでくれるなら、苦手なことでも少しは頑張ってみよう」という気持ちは、個人差はあれ、多くの人の心にあるものです。しかしトピ主さんは今まで、記念日に会えたときでも「寂しい、怒り、悲しい」などの不満アピールしかしておらず、それが悪循環を生んでいるようにも感じました。仮に、彼がラグビー観戦が大好きだとして、トピ主さんは興味はないものの「彼のために」と思って同行したとします。しかし彼が「もっと盛り上がりたかったのに、楽しくなさそうだった」と不満をぶつけてきたらどうでしょうか。「じゃ、もう二度と付き合わない!」なんて嫌な気持ちになりませんか?逆に「俺の好きなものに付き合ってくれてありがとう、うれしかった」と言われたら、「また行ってあげよう」「少しくらい、私もルールを勉強してみようかな?」なんて優しい気持ちにもなれそうですよね。「こうしてくれるのが当たり前」ではなく、相手が自分に寄り添ってくれることに感謝の気持ちを持てると、人間関係は好循環に向かいやすいです。まずは、「私は記念日を大切にしたいタイプで、でも彼はそうではないようだ」という前提を受け入れること。その上で、「一緒にお祝いして、あなたとの思い出を作りたい。それができたら、私はとても幸せな気持ちになれる」ということを丁寧に伝えていきましょう。そして本当に付き合ってくれたときは、何度でも喜びと感謝を伝えることをおすすめします。おわりに投稿のタイトルは「男性の気持ちは?」となっていますが、男性というよりは「その彼」がどういう人で、どういう考えを持っていて、今どんな気持ちになっているか……をしっかり見ていくようにすると、満足な交際にしていくヒントも見えてきやすいです。悲観的にならず、今ある状況から自分の未来を良い方向に向かわせるには、どうするのがベストなのかを、ぜひ落ち着いて考えてみてくださいね。応援しています。(外山ゆひら)
2018年12月17日「婚約者の家族と家族にならなければいけないのか、不安です。」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。同棲中の彼氏と先日婚約したトピ主さん。互いの両親への挨拶について話し合った際、“彼の家族が苦手”なトピ主さんが彼の実家に泊まりたくない旨を伝えたところ、彼は「いつも自分の家族を嫌うようで嫌な感じ」と不機嫌に。トピ主さんは今後も同じ揉め事が続くような気がして不安を感じており、結婚相手の家族とどれくらいの距離感で接していますか? と読者に意見を求めています。「自分の家族のほうが大切」なのは、お互い様彼の家族が苦手な理由は、「トピ主さんの家族が『ちゃんと見ていてくれながらも放任』なのに対し、彼の家族は過干渉な感じがする」からとのこと。加えて、二世帯住宅住まい、連絡が頻繁、こまめに帰省しているのに将来的に帰ってほしそうにするなど、結婚に対する考え方も違うと思う……と持論を展開しています。義家族との関係は「自分の家族と同じやそれ以上には絶対になれないと思う」とのことですが、「自分の家族と義家族を同等に大切には思えない」というのは、事情があるケースを除けば、かなり一般的なことではないでしょうか。それは彼のほうも同じで、彼にとっては大切な家族だからこそ、トピ主さんの言動に対して不機嫌になったのでしょう。無論、彼にとって大切な家族だからと言って、トピ主さんが心から好きになる必要もなければ、一緒になってどっぷり付き合う義務もありません。しかしながら、彼の家族に対する思いや行動は制限しないよう心がけたほうが、円満な結婚生活は維持しやすいようには思います。“食わず嫌い”なら、試してからでも遅くないかも?過干渉な“感じがする”、将来的に帰ってほし“そうにする”……等々、投稿を見る限り、彼の家族への嫌悪感は直接関わって生まれたものではない様子。あくまで彼越しに見る実家の印象や情報から、自分に合わなそうだと感じているのかな?と推測しました。もしそのように“食わず嫌い”の状況なのであれば、一旦は“試食”してみるのも一案です。他ならぬ結婚したい相手の家族ですし、「自分には合わない」と判断するのは、多少歩み寄る努力をしてみた後でも遅くはありません。そうしてみて「やっぱり苦手だ」と思ったならば、遠くに住んでいるわけですし、最低限の付き合いで済ますこともできるでしょう。それに彼の家族に直接会って優しくされたら、心象が変わってくる可能性もあります。価値観が違う部分があっても、お互いに最低限、人として思いやりあえる言動がとれるならば、親密にはならずとも、適度に円満にやっていくことはできると思います。今後への不安を解消するためには彼とは一応の仲直りをしたものの、今後のことが不安だというトピ主さん。改善を目指すならば、(1)「落ち着いて話し合う」か、(2)「深刻に捉えず、一旦流してみる」か、どちらかの方法がおすすめです。まず(1)ですが、感情的に嫌っているのではなく、「価値観が違うと感じていること」「干渉し合わない関係が理想であること」などを、まずは落ち着いて彼に伝えてみましょう。彼も前回よりは理解を見せ、折り合えるポイントを提案してくるかもしれません。その場合は許容できる妥協点を探ってみるのも一案です。ただし、問題をトラブルとして抱えやすく、プレッシャーを感じやすい性格のカップルの場合、話し合うことで問題がより深刻になってしまうことも。その可能性を感じるならば、(2)がおすすめです。今回は旅館に泊まることになったし、一応の仲直りもした。であれば、この問題は今後、具体的な検討事項が出てきてから考えてもいいわけです。その折には彼の家族の態度や、彼や自分の考えが多少変わっていた、なんてことも十分あり得るでしょう「自分は、どんな家族になりたいのか?」を考えてみようまた併せて、「結婚して、どんな家族になりたいのか」もしっかり考えてみましょう。家族の在りように「絶対にこうあるべき」というルールはありません。大事なのは、自分と相手がどうしたいのか。「常に一緒に行動するような家族になりたい」のか、「楽しい雰囲気の家庭を作りたいのか」のか、「お互いの自由やペースも大事に、自分らしく寄り添える家族」を目指すのか、「子育てなどでも、あまり親に頼らずにやっていく自立した家族」になりたいのか……等々。大きな目標が定まっていれば、取るべき行動指針も決まりやすいですし、それを彼と叶えていくにはどうしたらいいのか、彼が相手で本当にいいのか、といったことも見えてくるでしょう。迷いや不安は、結婚という重大な決断の際にはつきもの。マリッジブルーの一種かも? なんて俯瞰的に捉えつつ、目指す家族像について、そして「今ある状況下で自分はどうするのが最善か」について、しっかりと吟味する時間を設けてみるといいと思います。納得して結婚できるといいですね。応援しています。(外山ゆひら)
2018年12月11日「友達以上恋人未満の彼との今後」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。婚活パーティーで知り合った30歳の男性と1年間交際している、35歳のトピ主さん。気が合って優しい彼だけれど、「お互いが契約社員」ということが気になり、今後の付き合いをどうすべきか悩んでいます。今まで結婚の話はしたことがないものの、「彼に結婚願望があるか聞くべきか? 聞くとしたら、どう切り出すべきか?」などと読者に意見を求めています。「契約社員同士の結婚」で心配なことは?今勤めている彼の会社は福利厚生がとても良いため、「できれば転職せずこのままいてほしい」とトピ主さん。しかし、「そこで正社員になるには最短5年かかる」とのこと。一方のトピ主さんは、「全くの異業種に就いて間もないので、正社員になるのは当分先」という状況。「このまま子どもができても大変」という思いがあり、身体の関係を持たずに交際をしているそうです。契約社員が正社員と違う点は、雇用期間に最長5年という定めがあり、雇い止めが起こる可能性があること。賞与や退職金が少ない(ない)ケースが多いこと、昇進・昇給の機会が少ない(ない)可能性があること、住宅手当や出産休暇・育児休暇などを享受できないケースがあること……等々が挙げられるかと思います。「結婚も出産も、私は、チャンスがあるならしてもよいかなとは思っている」とのことですが、投稿内容から察するに、トピ主さんは結婚後に世帯収入・支出のバランスが変わったときの心配をしている様子。契約形態にもよりますが、出産となれば一定期間、トピ主さん側の収入がストップする可能性があり、その後は教育費なども必要になる。そうなると今の雇用状況では、将来的に経済的な不安や不満を抱える可能性があると感じている――。彼が大好きで仕方ないから結婚したい、とまでの情熱的な動機はなさそうですが、彼の人間性に不満や不安はないよう様子。「仮に出産しても、経済的にどうにかやっていけそうだと思えるならば、この彼との結婚話を進めたい」という心境なのだろうと推測します。結婚の意思が固まらなければ、変化も起こせないかも?トピ主さんと同様の状況で、結婚するために正社員へと職を変えた例はいくつも知っています。「どちらかが正社員になれば、安心して結婚できる」ということならば、正社員になるのに最低5年以上もかかる会社に固執せず、すぐに正社員になれる企業への入社を彼に促したり、トピ主さん自身も得意な業種で正社員になれる道を探してみたり、といった選択肢もあるでしょう。あるいは、副業をして世帯収入を増やす、生活費を下げられる地域に引っ越す、親世帯とともに暮らす、支出をぐっと控えて貯蓄に励む……といった方法もあります。ただ、どれにしても基本的に“双方の協力”が必要になりますよね。つまり、お互いの「結婚への意思」がまず固まらなければ、そうした“変化”も起こしていけない可能性が高い、ということです。となれば、まずは結婚について彼と話し合ってみることが先決。聞き方は、「結婚について、どう考えてる?」と落ち着いてストレートに聞いてみるのが一番だと思います。彼もトピ主さんとの結婚や子どもを持つことを望んでいるならば、「じゃあ、どうすれば経済的不安が少なくできるか」という次の段階の話に進めることもできるはず。将来についてきちんと話し合いができ、「彼とならこの先、何が起きても乗り越えていけそうだ」と思えれば、その段階でトピ主さんの不安もいくぶんか軽減することでしょう。ハードルを越えるには、強い気持ちや意思が必要結婚に限りませんが、人生に現れるハードルを乗り越えるためには、ある程度「意思」や「強い気持ち」が必要です。今回の例で言うならば、ハードル=経済的不安になりますが、トピ主さんの心に「この彼と結婚したい!」という気持ちがそこまでないのならば、ハードルの低い(ない)相手を探したほうが結婚話はスムーズに進むかもしれません。自分の気持ちが分からなければ、「私のこの先の人生に、彼の存在が不可欠だと思えるか」について自問自答をしてみるといいと思います。YESならば、上述したような「経済的な不安を減らしながら、一緒に生きていく具体的な方法」を考えていけばいいですし、そこまで思えないならば、経済的に不安のない相手を探してみるのもひとつ。あるいは、「結婚や出産はチャンスがあれば」程度で強いこだわりがないならば、自立しあったパートナーとして付き合い、今後のことは気持ちや流れに任せる、という道もあるでしょう。彼のほうも彼なりに考えていることがあるかもしれませんし、まずは現状の自分の気持ち、そして彼の結婚への意思をきちんと「確かめること」から始めてみてはいかがでしょうか。納得いく答えが出るといいですね。応援しています。(外山ゆひら)
2018年12月10日婚活は最初のうちはワクワクして楽しいものです。でも何カ月たっても何の結果も出ない様なら・・・・「疲れた・・・」「もうパーティ行くのもだるい・・・」「サイトを見る気がしない・・・」ということになってきます。どうしたら婚活疲れを改善できるのか?なぜ婚活疲れはおこるのか?詳しく見ていきましょう!1. 婚活疲れはなぜ起こる?(1) 慣れないことをしている婚活はズバリ「就職活動」と同じです。覚えていませんか?慣れないスーツ、慣れないヒールの靴を履いて、企業を回って笑顔で質問に答えて・・断られても何がいけないのか解らないし、また1からやり直し・・・・。就職活動は疲れてへとへとになりましたよね?それを同じことをしているのです。たった一人、自分を受け入れてくれる人(会社)を探して、様々な人に会う・・・・。就職活動はダメでも、まだ「仕事が合わなかったな」「英語できないから」という逃げもありますが、婚活は「自分の何がダメだったのかわからない」ことも多く、女性としての何かを否定された様にも思えます。だから疲れるのですね。(2) しんどくなるのは当たり前人間は初めて会った人と話すことは緊張するものです。ましてや異性で、人生をかけているとなると・・・緊張するのは当たり前です。これを毎週、月に何回もするのですから、疲れて当然ですね。それを毎週末、何人かとやる、会うだけではありません。会う以外にもメールのやり取り、紹介書を読んだり・・・・。短期間で終わることが出来たらいいのですが、うまくいかない時期が長引いてくると、気持ちも落ち込みますし、面倒になってきます。この辺りも就職活動と同じなのです。2. 婚活疲れの改善法(1) 思い切って休む婚活がうまくいかなくて、疲れを感じた場合・・・・とにかくいったん休みましょう。結婚相談所でも「休会制度」というものを、設けているところは沢山あります。それほど婚活はエネルギーがいることなのです。婚活アプリでデートをする場合でも、1カ月にデートする人数は、3人までが適度な人数だと言われています。それ以上になると、自分でも話した内容、相手の情報を覚えられないし、わけがわからなくなってくるそうです。そうなってくると相手からも「なんだよこの人」と思われて、うまくいかなくなってくる・・・余計に疲れる・・・こんな悪循環になっていきます。疲れを感じるようになったら、とにかくペースをダウンして、「出会いを育てていく」ようにしましょう。(2) たまには違う方法を「自分にはこれがいいから」と、同じ婚活手段ばかりやっていませんか?同じ手段ばかりやっているとライン作業と同じで、飽きてきてしまいます。しまいにはデートが仕事みたいになってきて、機械的に週末誰かに会う・・・そんなことではまたうまくいきません。婚活アプリをやって疲れたらパーティに行ってみる、紹介ばかりで疲れてきたらバスツアーのような気軽な婚活をやってみるなどいつもとは全く違う婚活手段をやってみることも良い気分転換になります。3. 婚活ノートのススメ婚活ノート?聞いたことありませんよね。ただ単に「自分が出会った記録を取ったノート」なのですが、婚活疲れを防ぐことに絶大の力を発揮してくれます。(1) 自分の振り返りが出来る婚活疲れの主な原因は、「自分がいまどこにいるのかわからないこと」「どの方向に向かえばいいのかわからなくなっていること」が原因です。それを婚活ノートは防いでくれます。出会った人の記録、どんな気持ちだったか、着てた洋服、何を話したか・・・などノートにメモしていけばこんなことが見えてきます。「いつも相手が話を聞いてくれないから嫌だという理由で断っているな・・・ちょっとおとなしい目の男の人を選んでみようかな」「このファッションは男の人受けするみたい。デートの勝負服にしよう」こうして婚活を確実に進歩させていくことができて、月にどのくらいのペースで会えば疲れないのかも分かってきますよ。(2) ご縁をつなげることが出来る婚活アプリで婚活を続けていると、たくさんの人と出会い離れていきます。急に以前やり取りしたり、デートした人から連絡が来ることもとうぜんあります。そんな時はついこうなりがちです。「この人、だれ????お花見した人だったっけ?いやいや、水族館・・・・それより何の仕事してたっけ???」でもきちんと記録をとっていたら、「○○さんお久しぶりですね!前に行ったイタリアンおいしかったですね。××プロジェクトはその後うまくいきましたか?」その後の展開がまったく違ってきますよね。ご縁をつなげるためにも、婚活ノートは有効なのです。4. まとめ婚活疲れは誰しも起こる事。婚活をした7割の人が疲れを感じたことがあるというデータもあるくらいですから、当たり前のことなんですね。疲れながら婚活を続けても当然うまくいきません。そんな時は休むか、ちゃんとノートをつけておいて、婚活疲れを感じないように自分のペースで結婚まで走り切りましょう!written by 婚活小町
2018年12月09日「恋愛(自分から男性を好きになる)するにはどうすれば…」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。アラサーのトピ主さんは、これまで告白されて付き合ってみた彼氏は何人もいたものの、どの相手も好きになれず別れてきたという女性。「二次元や芸能人の男性は大大大好きで、胸が苦しいほど恋している人がたくさんいる」ものの、これまで自発的に男性を好きになった経験はゼロ。現実でも恋愛がしたい、男性に恋するってどうしたらいいのか……と問いかけています。二次元や芸能人への恋が“ラク”な理由一方通行の恋は深く傷つくことの少ない、とてもラクな関係。二次元や芸能人の男性ならば「大大大好き」になれるのは、相手のほうは自分のことを見ていない気楽さがあるからとも推測できます。一方、「双方向に心を通わせていくということが分かりません」とのことですが、現実で双方向の幸せな恋愛関係を築くためには、時に勇気や努力、責任感や忍耐力なども必要になってきます。どちらがいい悪い、ということは一切ありませんが、両方を同じ“恋愛”だと混同すると少し迷いが生じやすいかもしれません。トピ主さんは「本来の性格を出せるような安心できる男性」に出会いたいとのことですし、架空または遠い世界の相手への恋については別物として楽しみながら、現実世界では「ドキドキよりも、安心できる相手を探していこう」と決めてみてもいいのかな? と思いました。「誰かに好かれないことがあってもいい」と思えることが第一歩さて、トピ主さんは普段、「人付き合いが苦手で、家族やごく親しい友人にしか本来の性格を出さず一生懸命明るい自分を演じている」とのこと。これまでの彼氏は“外面の私”を好きになったからか、キャラを勝手に決め付けられて居心地が悪く、また嫌な面ばかりが目について別れに至ってきた……とのこと。とはいえ、「男性嫌い」というわけではなく、仕事では尊敬する男性も仲良くできる男性もいるそうです。恋をすれば、多くの人が”本来の自分”を出せなくなるもの。相手によく思われたくて不自然かつ挙動不審になってしまい、そのためにひどく思い悩む……なんてことも日常茶飯事です。ただトピ主さんの場合は、たいして好きではない男性に対しても“本来の自分”を出すことができない。おそらく「誰にも嫌われたくない」という気持ちが強いからではないかなと推測します。「知り合った人に、好かれないことがあってもいい」と考えられないために過度に演じてしまうのであれば、恋愛に限らず、まずは日常生活でこの思い込みを少しでもなくしていくことが、トピ主さんが現実の男性に恋をするための第一歩ではないかと思いました。何より、目の前の人物が「素の自分を見せても大丈夫な相手」かどうかは、一旦、演じない自分を見せてみないことには分かりません。素の自分を出して、それで嫌われることがあっても、「そういうこともあるよね」「残念だけど、縁がない相手なのだろう」とさらりと流すことに、少しずつ慣れていく訓練をしてみるのがおすすめです。あわせて、「世の中には、家族や友人のように素の私を好いてくれる人もいるはず!」と前向きに信じ続けることも重要です。不安になるときは、「浅く広く100人に嫌われないでいるより、ひとりの誰かに深く愛されてみたい」「私を好きだと言ってくれる人たちに、好いてもらえたらいい!」と何度も自分に言い聞かせていきましょう。「本物を得るためには、時に偽物を捨てる勇気も必要」なんて捉えてみるのも一案です。完璧を捨て、「自分の気持ち」を大切にしていこうまた、「相手にどう思われるか」ばかりを気にしていると、自発的な恋をするのも難しくなりやすいです。人間関係でもできるだけ”自分の気持ち”に焦点を当て、それを軽視しないでいきましょう。自分の気持ちを重んじていれば、告白されても「私が相手を好きだ」と自覚できるまで交際を承諾しない姿勢も貫けるはず。まずは知人・友人としてよく知り合ってからにすれば、勝手な幻想を抱かれる機会も減るだろうと思います。最後に補足ですが、過去の交際男性のアラを探したくなるのは、「恋愛がうまくいかない理由」をどうにか自分に納得させようとしているから、という可能性も考えられます。トピ主さんの中に「うまくいかない恋があってもいい」という前提がないために、一つひとつの恋の終わりに納得できる理由を付けたくなってしまうのかもしれません。恋が終わることは“失敗”ではなく、かつ何があってもトピ主さんが素敵であることに変わりない、ということは覚えておいてくださいね。多くの「恋愛」と「別れ」はセットですが、そこではかけがえのない思い出や成長が得られることもあり、またそれだからこそ、生涯を共にできる相手に出会える素晴らしさに気づけることもある。その前提のもと、「完璧でない自分も許容する強さ」と「本物の愛を手に入れる勇気」を持てるならば、きっとトピ主さんの恋模様にも変化が起きてくると思います。応援しています。(外山ゆひら)
2018年11月12日「女性からの告白は嬉しいでしょうか」と題する投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。今年7月末に婚活パーティーでマッチングした2歳年上の男性に片想いをしている、という20歳代後半のトピ主さん。5回のデートで8割支払いをしてくれ、有給をとってくれた機会もあったものの、彼が自分に好意を持ってくれているのか自信がなく、「12月を期限と決めて彼からの告白を待つか、私から告白してしまおうか」と悩んでおり、アドバイスを求めています。早めに白黒をつけたい? それとも成就まで粘りたい?告白は通常、前向きに関係を一歩前進させるためにするもの。書面を交わすわけではないですが、軽い契約関係にも近く、他の異性を見ずお互いだけだと誓いあう、場合によっては将来を考えるといった約束も暗に含まれています。その約束をしたいと思えるほど、双方の好意が高まっているか。双方が「関係を一歩前に進めたい」と思っているか。そのタイミングを読み間違えると、“成就する告白”にはならないケースが非常に多いです。トピ主さんが近々告白したい理由は、「彼が自分に好意を持ってくれているのか自信がないから」という動機なのですよね。自分の不安を解消するために告白を“してしまおう”ということならば、うまくいく可能性はあまり高くないように感じました。もちろん、「とりあえず告白して、ダメならさっさと終わらせて次に行きたい!」ということならば、自分の好きなタイミングで告白してみてもいいと思います。しかし、成就を目標にするのであれば、不安を解消するためにイチかバチかの“告白爆弾”を投げ込むより、彼の好意が1ミリでも高まるよう地道な努力をコツコツと続けたほうが、結果的に成就につながる可能性は高いと思います。今うまくいかないなら、諦めてさっさと次に行きたいのか。それとも、もう少し粘って成就を目指したいのか――。どちらが良い悪いということもないので「自分がどうしたいのか」を熟考し、まずはそのスタンスを決めるといいでしょう。双方の好意がアンバランスだと、告白はうまくいきにくい一方的に彼のインスタアカウントを知った、というトピ主さん。彼は忙しいと言いながら接待や食べ歩きなどしている様子で、「#美味しい#楽しいなど(のハッシュタグを)つけていてイライラします」とのこと。さらに連絡頻度は数日〜1週間に1回程度で、こちらから送ったLINEに彼は「返信か既読をつける(読んだサイン)」「電話はしない」。デートも1回目だけは彼からの誘いで、残りの4回は私主体で進めた……といった数々の記述を見る限り、明らかにトピ主さんのほうが“前のめり”であることが伝わります。これだけトピ主さんのほうから働きかけをしているのであれば、多少なりとも好意は伝わっているはず。「トピ主さんから彼への関心度>彼からトピ主さんへの関心度」という状況では告白はうまくいきにくいです。成就を目指すならば、当面は「せめて同じくらいの関心を持てるようなバランスまで持っていく」のを目標にしてみてはいかがでしょうか。具体的には、「彼のほうからも自発的な連絡が来る状況を作る」「彼からの誘いと、こちらからの誘いが同じくらいの頻度になるようにする」ことを目指す。そのためには今よりぐっとペースをゆるめ、連絡がこない・誘われないからと言って、しびれを切らして自分から連絡したり、誘ったりするのをやめる必要があります。彼のSNSを詮索する行為も、「こちらからの彼への関心度」を高めてしまうだけなので、やめたほうがトピ主さんにとって有益でしょう。一旦、「彼に出会う前の自分に戻ろう!」と決めて、元の生活に戻ってみるのも一案です。「好意を伝えれば、距離が縮まる」わけではない「私も態度に出にくいのでもっと好意を伝えて心の距離も縮めたいと思います」という記述もありますが、明確に好意を伝える=心の距離が縮まる、とは限りません。むしろ恋愛では、好意を伝えたことで相手から距離を取られてしまうケースも多くあります。自分が“相手との間に感じている距離”よりも近づいてこようとされると、人は不快に感じ、意識的あるいは無意識的に引いてしまうのが常。彼にとって今のトピ主さんは、「時々会ってデートを楽しみたい相手」だけど、まだ「日常生活でも寄り添いたいほどの近い距離」には感じていない様子。その点は心得ておきましょう。とはいえ、「時々は会いたい相手」であることをプラスに捉えれば、絶望的な状況ということもありません。少し時間をかけて成就を目指す気持ちがあるならば、上述したように一歩ずつバランスを見ながら、彼の好意が高まるよう、お互いの好意が等しいバランスになるよう、“今までとは違ったスタンス”を実行していくのがベストではないかと思いました。応援しています。(外山ゆひら)
2018年11月05日夢を追う男性との恋愛に悩む女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは2年間交際中の彼氏から、先日別れを告げられたといいます。彼は飲食店を開く夢を持っており、修行中の身。「今はお前を幸せには出来ない」「俺がしっかり自立して変わって大人になったら、甘えずちゃんとやれるようになったら必ず迎えに行く」などと言われたそうです。悔しいけど彼がまだ好きだというトピ主さんは、「彼の言葉を本当に信じていいのか、1年くらい待っていれば迎えに来てくれるのか」と悩んでいます。別れの口実なの!? 彼の真意は…。別れの前は話し合う時間も取れず、お互いに感情が蓄積し、「爆発してしまう寸前まで我慢してる日々」だったとか。彼が「夢を追いかけている今の状態で交際を続けるのは難しい」と判断せざるを得なくなった状況が、それなりにあったのだろうと推測します。経緯はともあれ、今の彼には「交際」が重荷になってしまった。トピ主さんも、そういう状況の彼の決断を受け入れるしかない、という心境には至っているようですね。とはいえ、今回はいわば“期間限定”の別れの要請。「必ず迎えに行く」とまで言われてしまっては、彼をまだ好きなトピ主さんとしては期待してしまいますよね。読者の中には別れるための口実だと指摘する意見もあるようですが、仮にそうならば「1年くらい待っていてほしい」などと具体的に期待をもたせる発言は避けるようにも思います。とすれば、おそらく彼のほうもトピ主さんに多少は未練があるのでしょう。「今の自分では無理だけど、夢を叶えた後ならトピ主さんを幸せにできるかもしれない」という言葉も本心かもしれません。ただし、それも“今この瞬間”の気持ちに過ぎず、夢を叶えた後に同じ気持ちでいるかどうかは、彼本人も保証はできないこと。男女関係では、「一旦離れること」が吉となるケースもあれば、凶となるケースもあり、今後については五分五分という印象を受けました。夢を追いかける男性との交際は難しい?夢を追いかけている時期の男性と付き合うのは、なぜ難しいのか。物理的な忙しさもありますが、「恋愛にうつつを抜かしている場合じゃない、一分一秒も惜しい」という心理にも陥りやすく、恋愛を楽しむ心の余裕がなくなりやすいのが一番の理由でしょう。定期的に会って楽しむような交際が難しいことに加えて、先々が不透明で将来の約束もできない――。そう考えれば、夢を追う時期の男性との交際を円満に継続できるのは、相手の夢が叶うだろうと楽天的に信じられたり、相手が夢を叶えていく過程を一緒に楽しめたり、”普通の交際”を期待せず相手を適度に放っておけたりする女性に限られてくるように思います。自分の未来を明るく信じていてくれる女性の存在は、男性にとっても心強いもの。頻繁に遊べなくても、顔を合わせれば幸せな笑顔を見せてくれる、離れている間は自分の生活を好きに楽しんで過ごしていてくれる……。そのような女性であれば、夢が叶うまでの時期も乗りきりやすくはなるでしょう。「夢が叶うまでの時期」と書きましたが、夢を追いかけている男性にしても、一生ずっと追いかけ続ける人は稀(まれ)です。実際に夢を叶える人もいれば、どこかのタイミングで諦める人もいる。夢を追い続けるにしても、がむしゃらに没頭する期間は限定的で、年齢を重ねる中で生活とうまく両立させていけるようになることもあります。トピ主さんの彼も、おそらく「1年後くらいにはお店を開く」という見込みで動いているからこそ、その期間を口にしたのではないでしょうか。「本当に戻ってきたら考えよう」くらいで丁度いいかも無論「夢がある」と言いながら、そのための行動をしていなかったり、目の前の楽しみにかまけていたりしている男性ならば、話は別です。彼が口先ばかりの人物であれば夢を叶える日も、トピ主さんを迎えに来る日も、永遠に来ない可能性が高いでしょう。彼は本気の努力をしているのかどうか。有言実行するだろうと信じられるかどうか。そのあたりも一度考えてみるといいかもしれませんね。待つにしても、「その約束だけを頼りにしながら1年間を過ごす」のはおすすめしません。万が一、約束が守られなかったとき、「私の1年を返して!」と言いたくなるような日々の過ごし方はしないほうがベターです。どう転んでもトピ主さんの人生ですから、自分の人生のハンドルは自分で握っておくこと。「彼が本当に戻ってきたら考えよう」と思っているくらいで丁度いいかもしれませんね。しばらくはつらいでしょうが、「本当に縁がある相手なら、いずれまた接点があるだろう」と腹を据えつつ、新たな可能性も拓いていくのがベストのように思いました。応援しています。(外山ゆひら)
2018年10月22日「まともに恋愛できたことがない」と悩む女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。25歳のトピ主さんは「自分から好きになった人じゃないと付き合えない」といいます。好きになった相手に対しては、最初はいい感じでも毎回都合よく扱われる結果に終わり、アプローチしてくれる男性に対しては「恋愛感情を持てない」。そろそろ結婚も考えたい、失恋で傷つくのはもう本当に嫌だ……と心境を語り、どうしたら良い人を見抜けるのか、どうしたら自分が好きだと思う人に愛してもらえるのか、と問いかけています。「好きな人に愛される確率」を上げるには?「好きではない人には好かれるのに、好きな人には本気で好きにはなってもらえない」。こういった悩みを持つ方は、「好きな異性」と「そう思っていない異性」への態度が“極端”に違うことが多いように感じます。もちろん、相手によって態度が多少変わるのは当然のこと。ただ、恋愛のチャンスはあるのに、なかなか望むような関係構築ができず悩んでいる方は、そのような“極端な”傾向がないかどうか、一度自身の行動を振り返ってみるのがおすすめです。投稿を読む限り、トピ主さんもそういった傾向がありそうですね。理由は後ほど説明しますが、恋愛の成就率を上げるためには、今後好きな人ができたとき、以下の点を心がけてみるといいかもしれません。・「相手が誰でも、異性に対しては同じように接すること」を心がける・「好きではない人」に取っているような言動を、時々「好きな人」に対しても取ってみる良い男性を見抜くためには、「舞い上がりすぎないこと」なぜ、女性が好きな男性を“特別扱い”しすぎると、男性は本気になりにくいのか。すべてのケースに当てはまるわけではないですが、男性の心が本気になる前に女性があからさまに相手を特別扱いし、関係を先に進めようとすると、男性側はまだ気持ちが育っていないので恋の実感を得られず、本気の関係になりにくい……といった傾向はあるようです。また恋愛関係においては、女性側の態度次第で「男性の身勝手な行動が増長されるか、抑制されるか」が大きく変わることもあります。もちろん男性も千差万別ですし、女性が自分の責任だと感じる必要はないのですが、これまでの恋愛でも、トピ主さんが好きな相手を過剰に“特別扱い”せずにいれば、男性が本気になった例もあったかもしれないなと感じました。加えて、「自分ばかりを見つめてくる異性」に対しては、慢心して疎かに扱ってしまいやすい……というのも男女問わずの心理傾向です。「どうしたら良い人を見抜けるのか」との問いかけもされていますが、上記を踏まえて考えると、「すぐに舞い上がらないこと」はかなり有効だと思います。具体的には、どんなに好みの人と知り合っても「運命の人だ!」などと盲信せず、「この男性は、お互いを幸せにしようと思いあえる相手なのか?」ということを判断していく目は持っておく。舞い上がるような気持ちは恋愛の醍醐味でもありますが、それは正式に付き合ってからでも遅くないですよね。これまでの経験で、「舞い上がった後にひどく傷つく可能性もあること」は身をもって知ったはず。「恋を永続的に楽しいものにするために、すぐに舞い上がらないようにしよう!」という決意を、しっかり胸に留めておくといいでしょう。「女性は愛してくれる人を選ぶべき」と言われる理由また投稿には、「女性は愛してくれる人と結ばれたほうがいいのか」といった内容の記述も見られます。こう言われるのは、男女の違いが多少関係していると思います。社会的成功や収入などが自尊心の根源となっていることが多い男性と比べ、女性は「人に愛されること」が自分の価値だと感じやすい傾向がある。そのため、多くの女性にとって「誰かに本気で愛されていると感じること」は自尊心を満たし、安心や幸福感を生み出してくれる。そのゆえに、上記のように言われるのだろうと分析します。しかし、トピ主さんが「誰かに愛されること」よりも、「誰かを強く愛すること」に情熱を傾けたい、そういう自分でいることが生きるエネルギーや誇りになる! というタイプならば、話は別です。その場合は、中途半端ではなく“本気”の覚悟を決めて、愛する人を特別扱いする……という道もあります。樹木希林さんなどはそうした方だったのかなと推測しますが、揺るがない姿勢で相手に向き合うならば、成就の結果や男性側の態度が徐々に変わっていく可能性もあるでしょう。「いや、私はそういうタイプではない、愛されないと不安になる」ということならば、定説どおり、愛してくれる男性を選ぶ努力をしたほうが幸せな恋愛・結婚ができるかもしれません。ともあれ、まずは好きになった相手との成就を目指してみたい……ということであれば、ぜひ「過度に態度を変えない」「すぐに舞い上がらない」といったことを強く心がけながら臨んでみてくださいね。応援しています。(外山ゆひら)
2018年10月15日