女優の戸田恵梨香と永野芽郁が、まさかの母娘役となった映画『母性』(11月23日公開)が公開中だ。湊かなえ氏による同名小説を実写化した同作は、女子高生が命を絶った事件をきっかけに回想される、娘を愛せない母・ルミ子(戸田)と母に愛されたい娘・清佳(永野)の物語。同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違っていき、母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく。今回は、戸田と永野の2人にインタビュー。作中では複雑な関係だったが、撮影では互いに刺激を受けたという。一方で口をそろえて「難しかった」という今作について、改めて振り返ってもらった。○■「一緒にいるのが当たり前」の存在に――2021年7月に放送されたドラマ『ハコヅメ~たたかう! 交番女子~』(日本テレビ系)ではW主演を務められていましたが、今回の映画『母性』ではまったく関係性が違った形となりまして、いかがでしたか?永野:『ハコヅメ』より先に『母性』を撮っていたので、初めて戸田さんにお会いしたのがはこの作品でした。目の前でお芝居されている姿を見て、自分の勝手なイメージのしていた戸田さんと全然違っていて、いつも刺激を受けながら過ごしていました。戸田:最初に会ったのは、実は『ハコヅメ』の情報解禁用の写真撮影だったんですよ。永野:あ、そっか! そうでした。戸田:その時私はもう『母性』の撮影が始まっていたので、芽郁ちゃんが「現場はどうですか?」と聞いてくれた時のテンションや、一緒に写真を撮っている感じなどが気さくで何の気負いもなくできそうだなあという印象でした。――2作続けて共演して、互いに頼もしさや刺激を感じたのはどのような部分でしたか?戸田:『母性』はキャストの皆さんが悩みながら、試行錯誤して進んでいたので、ある種みんな柔らかな雰囲気でお互いをフォローし合いながら進んでいく感じだったんです。私自身、まだ母親ではないし、オファーを頂いた時に台本を読ませていただいて、年齢の設定的にも私ではないんじゃないですかと、プロデューサーに聞いてしまったぐらい(笑)。そんな中で迎えた撮影中に母の日があって、芽郁ちゃんがプレゼントをくれたので、ちゃんと私のことを“母”として見てくれているんだなという安心感が生まれて、あんまり考えすぎなくていいやと思わせてもらえました。苦楽を共にしたので、『ハコヅメ』の時は本当に気楽に撮影に入ることができて……。永野:(笑)戸田:楽しくやれて。芽郁ちゃんは関西人ですか? というギャグのセンスもお持ちなので。永野:そうですか!?戸田:年の差を全く感じさせない存在です。芸能界にも長くいるわけじゃないですか。だから、たくさんの苦労やしんどいことも知っているはずなのに、いつも笑顔でいるから、そこがまたすごいなと思っているところです。現場をいい雰囲気に保ってくれるので、頼りにしています。私は大変な時に真顔になってしまうタイプなので……(笑)永野:いらっしゃると絶対的に大丈夫と思える方で、頼もしさしか感じていないです。お芝居だけでなく、たたずまいも本当にパワフルですし、周りのこともすごく見ていて、さっと支えてくださる方なので、私はずっとくっついていました。戸田:半年間ずっと一緒にいたから、一緒にいるのが当たり前みたいな(笑)永野:すごく大変な役どころではあったと思うんですけど、戸田さんが一緒に乗り越えてくださったので、大先輩でありますけど、「ずっといて! 離れないで~!」と思っちゃいます。戸田:(笑)○■掴みきれないまま撮影が終わった――今回お二方ともかなり難しい役で、しかもそこまで歳が変わらないのに母娘としての出演になりましたが、オファーを受けた時の心境はいかがでしたか?戸田:脚本を読んで「私がルミ子なんですか!?」という驚きがありました。まだ大学時代や結婚して間もない頃は演じられるかもしれないけど、娘が高校生になってからは演じられないんじゃないかと思ったんです。けれどプロデューサーの谷口(達彦)さんに長い時間いろいろ語って頂いて。お世話になっている谷口さんに何かをお返ししたいということと、ここまで言ってくれるんだったら何かを見出せるのかもしれないということで、久しぶりに挑戦するべきだなと思って、自分を奮い立たせるために参加させてもらったというのが、正直なところです。――プロデューサーの言葉の中に、心を動かされたフレーズもあったということですか?戸田:基本的に私をずっと褒めてくれるんです。 「恵梨香の芝居だったら絶対できる、恵梨香以外できる人が見当つかない!」……私は、見当つくんですよ!(笑) 私が子を持つことに対しての葛藤や愛情を考えたような経験があれば、心理的に表現できることがあると思えたかもしれないけれど、今まで愛犬にしかそういった感情を抱いたことがないので……(笑)。それから見た目をどこまで持っていけるのかという不安もありましたし、決して感情移入することのできない役柄でもあったので、感情でお芝居するのではなくて、理屈で詰めていかないと成立しない作品だと思い、「自分の今の能力勝負だ」と懸けてみたという気持ちでした。――永野さんも難しさを感じたとのことでしたが、出演については悩まれましたか?永野:私は主演が戸田さん、原作が湊さんという2点で、出演を決めました。戸田:すごい!永野:出演を決めてから脚本を読んだので、後からこの役は「難しいなあ!」と思いました。でも、戸田さんとはいつかご一緒したいと思っていたので、もうついていけばいいんだ! と思いました。――「能力勝負だ」と思われたとのことですが、「わからないまま演技を成立させる」のに必要なのはどんなことでしょうか?戸田:厳密に言えば自分に似ているかどうか、共感できるかどうかでその役を演じているわけではなく、作品全体として観た時に自分が心打たれるか、面白いと思うかでしかないかなと思うんです。その中で理解ができない人を演じることになっても、その人たちなりの理屈と筋があるので、それを理解してあげる作業が大事かなと思って、深めるように心がけています。永野:自分を基準に考えると「私だったらこういうこと言わないな」とか「こういうこと考えないな」というのは役によってありますけど、でも同時に「こういう人いるな」と思ったりもします。自分じゃない人の考えを持って生きているのは、役を通してしかできないことなので、純粋に面白いなと思って臨むことが多いです。――役に対しての「わからない」部分は、撮影に入ってから解消はされたのでしょうか?戸田:脚本にも携わっていた谷口プロデューサーに確認しながら進めていましたけど、1番難しかったのは「私が間違えていたのです」というセリフで。ルミ子は本当に自分の育て方や娘にかけてきた愛情が間違っていたとは思っていないはずなのに、なぜあの時彼女がそう言えたのか……。そこはやっぱり何十年も母親の正解を探して生きてきて、娘にも「おばあちゃまがどうしたら喜ぶのか考えて行動し発言するのよ」と教えてきた人だから、神父様と向き合ってきた時に「私が間違えていた」と言わないといけないと考えたんですよね。ある意味「神父様に言わされたセリフだ」という説明を受け、ようやく「やっぱり、ルミ子ってそういう人なんだよね」と改めて腑に落ちるところがありました。最初の方に撮ったシーンだったんですが、序盤でそこを理解するのが重要でした。永野:私も、掴みきれないまま撮影が終わってしまったんです。もちろん、清佳が母を守るために怒ったり泣いたりする気持ちは理解できるんですが、その2人を取り巻く環境が理解し難いところで、ずっと難しいなと思っていました。疑問に思うことを戸田さんに相談すると、母の視点も交えながら相談に乗ってくださり、すごく助けて頂きました。ルミ子さんとは全然違うから、なぜこの性格になったんだろう? と、最初は疑問に思っていたんです。廣木(隆一)監督からは、「育った環境が複雑だったから、一筋縄でいく女の子ではない」という説明を頂いて。ルミ子さんに育てられたけれど、ルミ子さんとはまた違うふうに成長していっているということで、理解ができました。――お二人ともそうやって解釈しながら進められていたんですね。最近はいろいろな作品の考察や解釈がSNSで議論されたりもしますが、そこに対しての意識などはありますか?戸田:どうなんだろう? そんなに詳細を見てくださってくれたら嬉しいですけど……。永野:今、SNSとかでめちゃくちゃ考察してくれたりしているんですよね。戸田:へえ~!永野:たとえば目線が動いたときに、「これは怪しい!」とか。戸田:そうか、なるほどね! 私としては、演じている時は反応のことはあんまり気にしていないです。永野:私も、どういう意見になるか気にしながら演じているということはないです。ただ、皆さんが考察して面白がりながら見てくれるなら嬉しいです。戸田:今回の作品はルミ子の目線も清佳の目線も描かれているけれど、それが事実かどうかは誰にもわからないという、いろいろな考察が出てくる作品だと思います。そういう反応も楽しみですね。■戸田恵梨香1988年8月17日生まれ、兵庫県出身。16歳で上京後、様々なドラマ、映画、舞台等で活躍し、エランドール賞 新人賞(09年)、第14回コンフィデンスアワード・ドラマ賞 主演女優賞(18年)、第29回日本映画批評家大賞 主演女優賞(19年)などの賞を受賞。近年の主な出演作に映画『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(18年)、『あの日のオルガン』『最初の晩餐』(19年)、『大恋愛~僕を忘れる君と』(18年)、連続テレビ小説『スカーレット』(19年)、『俺の家の話』(21年)など。■永野芽郁1999年9月24日生まれ、東京都出身。2009年に映画デビュー。2015年の『俺物語!!』でヒロインを務め脚光を浴びる。17年には『ひるなかの流星』で映画初主演。18年には、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』でヒロインに抜擢された。21年の映画『そしてバトンは渡された』で第45回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、同作と『地獄の花園』で、第46回報知映画賞、第64回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞。その他の主な映画出演映画に『帝一の國』(17年)、『君は月夜に光り輝く』(19年)、『仮面病棟』(20年)、『キネマの神様』(21年)、『マイ・ブロークン・マリコ』(22年)など。
2022年11月25日女優の戸田恵梨香が主演を務める、映画『母性』(11月23日公開)の特別映像が24日、公開された。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母(戸田)と愛されたい娘(永野芽郁)の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく。公開されたのは、悲しくも難解な母娘関係に挑んだ思い出や互いの印象、脳裏に焼きつく注目シーンなどを和気あいあいと振り返るもの。「どんなことが起きても芽郁ちゃんが笑顔でいてくれたことが大きくて沢山救われる場面がありました」「幼さととても大人っぽい部分を持ち合わせているのですごい面白い人」と語る戸田に対して、永野も「会った時からとても心強くて、母のように先を進んでくれる部分もありますし、でも姉のように楽しく過ごすこともできたので一瞬で大好きになりました」と振り返る。また永野が「私、戸田さんの笑い声好きなんです!」と明かした際に、戸田が「うるさい…?」とこぼすと、すかさず永野が「うるさくないんですよ!! 戸田さんが笑ってくれると楽しくなるんです! 一緒に笑える時間がすごく好きでした」と返して顔を見合わせて笑いあったりと、相思相愛の絆を感じさせる。本編の注目シーンに関して、夫・田所哲史(三浦誠己)からのプロポーズシーンを挙げた戸田は「私が忘れられないのは"結婚しないか"の一言。三浦さんがネト~ってお芝居されるのに結構衝撃を受けて……。あの距離感と声のトーン、角度、全てすっごい強烈でした。個人的には大好物です!」とどこか嬉しそうな表情で告白。「(清佳の両親は)若い時凄いんだから!」と言い放つ戸田に、「クセ強夫婦ですね!(笑)」とその娘を演じた永野がツッコむ。世界初上映となったバンクーバー国際映画祭の観客も大いに沸きあがるほどだったそうで、クセの強さがインパクトを残す迷シーンとなっている。(C)2022映画「母性」製作委員会
2022年11月25日※編集部注:本記事はネタバレも一部含んでいます。知らない状態で映画をご覧になりたい方はご注意下さい。映画『母性』(11月23日公開)のTRIBEの舞台挨拶が23日に都内で行われ、戸田恵梨香、永野芽郁、廣木隆一監督、湊かなえ(原作)が登場した。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく。原作者の湊は今作について「書いているときも映像が浮かんでいて、ルミ子(戸田)の最後の表情などが頭の中にあるんですけど、映画を見たら『あ、この台詞はこんな表情で言ってたんだ。清佳(永野)、こんな顔で聞いてたんだ』というのを2人に教えてもらったような感じがしました」と絶賛し、「全部上書きされました」という。戸田は「恐縮です」と言いつつ、「最後に『愛してる』と言いながら(清佳を)抱きしめているシーンがありましたけど、あそこの表情、間違えたなと気づいたんです」と明かし、会場を驚かせる。「湊さんがどういう意図であのシーンを書かれたのかわからないんですけど、あの時、大地真央さん演じる母を自分に投影すべきだったって気づいて。本当は笑顔で清佳を愛してるって抱きしめるべきだったんじゃないかなって思ったんです。いかがですか?」とその場で原作者に尋ねた。湊は「今それを聞いて『あ、そうか』と教えてもらってる感じなんですけど、いつもルミ子の中にある『これが正しいことなんだろうか』とか『今、最善の行動はどういうことなんだろう』というのは、全部自分の母親がいてのことで、『母だったらどうするだろう』『こうしたら母は喜んでくれるんじゃないか』というところから来ている。大地さんの笑顔をルミ子が思い浮かべて『愛してる』というのも、『あ、そうか』と思ったり」と戸田の見解を認める。さらに「でも、ルミ子はやっと『あそうだ。今はこれ愛してるなんだ』にたどり着いた感じが、映画の時の表情になったんだろうなって」と、湊が今回の戸田の表情についての見解を述べると、戸田は「そうなんですよ!」と頷く。湊が「でも私は、その『愛してる』の奥に大地さんが見えました」と太鼓判を押すと、戸田は「ありがとうございます」とほっとしていた。
2022年11月24日映画『母性』(11月23日公開)のTRIBEの舞台挨拶が23日に都内で行われ、戸田恵梨香、永野芽郁、廣木隆一監督、湊かなえ(原作)が登場した。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく。ドラマ『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』でも共演し、息ぴったりの2人。「初日を迎えちゃったので、戸田さんと過ごす時間もだんだん終わりに近づいているということなので、皆さんを置き去りにして楽しみたいと思います」と言っていた永野だが、印象に残っているシーンを聞かれると「私がルミ子さんに『ママ、手伝うよ』と言ってバケツを取る時に『触らないで!』と言われるところ」と明かす。永野はさらに「まだ戸田さんとの撮影日数を重ねていなくて、けっこう初めでまだちゃんと会話もできていない状況だったので、ちゃんと距離もあってのあのシーンだった。本気でグサッてきたのを覚えてますね。『触らないでって言われた!』みたいな感じで」と語る。「そこからちょっとずつ戸田さんとお話ししよう、戸田さんの懐に入りたい、と思って挑んだ日々だったと思います」と振り返った。
2022年11月23日映画『母性』(11月23日公開)のTRIBEの舞台挨拶が23日に都内で行われ、戸田恵梨香、永野芽郁、廣木隆一監督、湊かなえ(原作)が登場した。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく。作品にちなみ、どんな母親になりたいかという問いに、戸田は「(母親役の)大地(真央)さんを通した母を見ていて、いつでも笑顔でいるお母さんってやっぱり素敵だなと思ったんです。なので自分も笑顔で過ごせるために心のゆとりを持てるようになりたいし、穏やかな家庭を築きたいなと思いました」と語る。一方永野は「自分が母親になるイメージがまだまったくできないんですけど」と悩みつつ、「自分が母と仲良いいので、その日の出来事だったりいいことも悪いこともなんでも共有できる母になりたいなとは思います」と答える。司会から「本当に仲が良いんですね」と声をかけられると、「仲良しなんです。えへへ」と照れ笑いを浮かべていた。
2022年11月23日娘を愛せない母と、母の愛を求める娘の関係を描く映画『母性』。親子を演じた、戸田恵梨香さんと永野芽郁さんに、作品について伺いました。――現場の雰囲気はいかがでしたか?戸田恵梨香:仲のよくない母と娘役だから、役作りで話をしないようにするとかはお互い皆無で(笑)、ずっと話していましたね。永野芽郁:私はこの作品で初めて戸田さんとご一緒できる嬉しさで、撮影が始まったばかりの頃は「うわ~、戸田さんだ!」って感じでしたが(笑)、すごく気さくに話してくださったので、ずっと楽しく笑って過ごせました。戸田:本当にずっと笑ってたね。芽郁ちゃんは明るくてキラキラしてるなって思いながら見てた。――それぞれ、演じた役について教えてください。戸田:母のルミ子は、メイクや服装といった外見から、喋り方、考え方まですべて、ルミ子の母の世界で生きている人です。だからこそ、母がいなくなり、絶望の淵に落とされてしまいます。永野:娘の清佳は、お母さんに気に入られたくて頑張るんですが、お母さんの心ここにあらず…。虚無感を抱きながら生きていて、救われるポイントが全然ないんです。――同じ出来事でも母と娘の記憶が全く異なることを際立たせるために、それぞれの視点で2パターンのシーンがあります。演じ分けは大変だったのでは?戸田:演じ分ける難しさは感じませんでした。ただ、清佳を思い通りにできなかった時のルミ子は、彼女自身がどうなるかわかっていない。娘側の回想シーンで、そこはすごく考えながら演じました。清佳の子供時代の回想が多かったので、芽郁ちゃんと2パターン撮ったのは最後くらいだったよね?永野:そうですね。私は、お芝居しながら、清佳のように笑うことが全くない人生って寂しいなと思いながらずっと演じました。――食事シーンが多いですね。戸田:ルミ子にとっての実母と義母との関係性を差別化するうえで、食事シーンの持つ意味はとても大きかったと思います。美しい家庭を求めるルミ子にとっては、どれだけ家族が破綻していたとしても、形だけでも食卓を囲み続けることが大事だったんでしょうね。永野:私はずっとおばあちゃんを睨んでたので、演技中は全くごはんがおいしくなかったです(笑)。戸田:ずっと怒ってたもんね。私はおいしくいただいてたけど(笑)。永野:カットがかかってから、一緒にバクバク食べましたよね(笑)。そしたら、すごくおいしかったです!――anan世代にとって、母性とは何かを問う本作には、考えさせられることがたくさんあります。戸田:母になること、人の命を預かることはどういうことなのか、問う作品ですよね。子供が欲しいかどうかは考えても、自分が母性を持ち合わせているのか、子供を愛せるのかまでは、あまり考えないと思うんです。そんな中で、この作品が、母性について考えるきっかけになるかもしれません。永野:正直、私にはまだ難しくて、「母性って何かな」というところまで辿り着いていないです。戸田:なかなか辿り着かないよ。永野:なので、タイトルは『母性』だけど、「母性を理解しましょう」という話ではないですし、みなさんそれぞれ、この作品を受け止めてもらえたらと思います。戸田:そうだね。そのうえで、どんな選択であっても、自分自身が幸せになる道を選ぶべきだってことが伝わるといいな。とだ・えりか(写真右)1988年8月17日生まれ、兵庫県出身。『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』シリーズや、NHK連続テレビ小説『スカーレット』など話題作に多数出演。コート¥609,400パンプス¥138,600※参考色(共にロエベ/ロエベ ジャパン クライアントサービス TEL:03・6215・6116)タイツはスタイリスト私物ながの・めい(写真左)1999年9月24日生まれ、東京都出身。映画『そして、バトンは渡された』(’21年)で第45回日本アカデミー賞優秀主演女優賞などを受賞。来年、Netflixシリーズ『御手洗家、炎上する』が全世界配信。ジャケット¥836,000ワンピース¥440,000トップス¥117,700パンプス¥167,200※すべて予定価格(以上プラダ/プラダ クライアントサービス TEL:0120・45・1913)『母性』湊かなえの大ヒットミステリー小説を映画化。女子高生が遺体で発見された事件を機に、娘を愛せない母・ルミ子と母に愛されたい娘・清佳がそれぞれの記憶を辿っていく。食い違う二人の告白を通じて衝撃の真相が明らかになっていく。11月23日全国公開。※『anan』2022年11月23日号より。写真・宮﨑健太郎スタイリスト・大浜瑛里那(戸田さん)鴇田晋哉(永野さん)ヘア&メイク・松井里加(A.K.A./戸田さん)吉田美幸(Bside/永野さん)インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2022年11月22日本作で描かれる母と娘の姿に抱かずにいられない、この違和感はいったいなんなのか?戸田恵梨香と永野芽郁が親子役で共演を果たしている映画『母性』。実年齢は11歳しか離れておらず、昨年放送された連続ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』で10歳差の先輩・後輩の間柄を演じたふたりが母娘を演じることが大きな話題を呼んでいるが、違和感の正体は、そこ(=ふたりの年齢差)ではない。『告白』、『Nのために』、『白ゆき姫殺人事件』のベストセラー作家・湊かなえによる、120万部突破の同名人気小説を映画化した本作。今もって本作や登場人物たちの感情について「理解できていない」と語るふたりに話を聞いた。はじめは違和感があったけど……――ドラマ『ハコヅメ』で先輩・後輩関係の警察官を演じたおふたりですが、本作『母性』ではそれとは全く異なる“母と娘”という関係性での共演となりました。永野『ハコヅメ』より先に『母性』を撮っていたので、初めて戸田さんにお会いしたのはこの作品でした。目の前でお芝居されている姿を見て、自分のイメージしていた戸田さんと全然違っていて、いつも刺激を受けながら過ごしていました。戸田私は既に『母性』にクランクインしていたタイミングで『ハコヅメ』の情報解禁用の写真撮影があって、そこで初めて顔を合わせたんです。永野あ、そうでしたね!戸田「(『母性』の)現場、どうですか?」って聞いてくれたときのテンションや、一緒に写真を撮っている感じが、なんか気さくで、溌溂としてて、お互い気負うことなくできそうだなって印象を与えてくれました。『母性』――2作続けて共演されて、お互いにどういったところに頼もしさを感じましたか?戸田『母性』は私たちだけでなく、キャストのみなさんが悩みながら試行錯誤して撮影していたので、みんながすごく柔らかな雰囲気でお互いをフォローしながら進んでいる感じでした。私自身、当時32歳で、子どもがいるわけじゃない。最初に脚本を読ませていただいたとき、「私だと若いんじゃないですか?」と問い質したくらい違和感がありました。それをどう成立させればいいのかな?と試行錯誤している中で、撮影中に“母の日”があって、芽郁ちゃんが「母の日に」ってプレゼントをくれたり、ちゃんと私に対して“母”として対応してくれたんですね。そうやって“母”として見てくれているんだなって安心感が生まれて、あまり考えすぎなくていいのかなと思わせてくれて、自然に気負いなく現場にいれました。『母性』で苦楽を共にしたので、『ハコヅメ』のときは互いに楽しくやれましたし、「関西人ですか?」ってくらいのギャグのセンスもお持ちなので(笑)。永野え~、そうですか(笑)?戸田年の差を全く感じない存在で、(一緒にいて)ラクです。長く芸能界にいて、苦労とかしんどいことをたくさん知っているはずなのに、いつも笑顔でいるから、そこがまたすごいなと思います。現場を良い雰囲気に保ってくれるので頼りにしています。私は真顔になるタイプなので(笑)。永野いらっしゃると絶対的に「大丈夫」と思わせてくれる方なので、頼もしさしか感じていないです。佇まいがパワフルで、周りのこともすごく見ていて、サッと支えてくださるんです。私は戸田さんにくっついていくみたいな感じでした。(戸田が演じた母親役も)すごく大変な役であったと思うんですけど、それを私たちに見せることもなく、一緒に乗り越えてくださったので、先輩ですけど「ずっといて!」「離れないで」と思っちゃいます。戸田去年は、半年くらいずっと一緒だったから、いるのが当たり前になってたんですよね。半年という期間は大きかったですね。理屈で詰めていかないと成立しない今の自分の能力勝負に賭けてみた――先ほど、戸田さんはオファーに対して当初「私にできるんだろうか?」と感じたとおっしゃいましたが、出演を決めた理由、決め手になったポイントは?戸田脚本を読んで「これ、(戸田へのオファーは娘の)清佳ですよね?」って聞いたら「いや(母親の)ルミ子だよ」って。「私がルミ子なんですか?」というくらい、まさかでした。清佳をやるには歳が上過ぎるし、ルミ子をやるには若いし……私はどこに立ってるんだろう?という感じで、大学生とか結婚して間もない頃であれば演じられるかもしれないけど、清佳が高校生になった頃のルミ子は、私にはお芝居できないのではないか?と思ったんです。ただ、プロデューサーの谷口(達彦)さんが、“なぜ私なのか?”ということを長い時間語ってくれたんです。お世話になっている谷口さんという存在になにかお返ししたいという気持ちと、ここまで言ってくれるのであれば、なにかを見出せるかもしれないという想いでした。今まで、脚本を読んであまりにイメージできない役はお断りさせていただいてきたんですけど、それを毛嫌いするだけでなく、久しぶりに挑戦するべきだなと思って、自分を奮い立たせるために挑戦させてもらったというのが正直なところですね。――出演を決断される上で、心を動かされた言葉などはあったんでしょうか……?戸田基本的に私をずっと褒めてくれていて「恵梨香の芝居だったら絶対にできる!」、「恵梨香以外、できる人が見当つかない」と。本当に褒めてくださるんですけど、私の中では私とルミ子が一致しないから、どうしても「なるほど!」とはなれなくて……。もし私が実際に子どもを産んでいて、子どもを持つことへの葛藤や愛情を考えることがあったり、きっかけや経験があったなら、心理的に表現できることはあるかもしれない。愛犬に対しては母性は出まくってるんですけど(笑)、人間の子となると違うし、明らかに経験不足だろうと。容姿に関してもどこまで(高校生の娘を持つ母親の姿に)持っていけるのか?という想いもありました。加えて、感情移入することも決してできない役柄だったので、これは感情でお芝居するのではなく、理屈で詰めていかないと成立しない作品だなと思って、今の自分の能力勝負に賭けてみたという感じでしたね。――永野さんが出演を決めた理由は?永野主演が戸田さんで、原作が湊かなえさんという2点で私は決めました。戸田すごい!永野出演を決めてから脚本を読んだので、この役は「難しいな」って(苦笑)。でも戸田さんとはいつかご一緒したいと思っていたので、ついていけばいいんだと思っていました。戸田さんが“母”の視点も交えて相談に乗ってくださった――完成した作品を観ての率直な感想を聞かせてください。戸田正直「分からない」というのが素直な感想ですね。お芝居していても、かなり頭で考えながらやっていたので、それが成立していたのか?と心配な気持ちもあり、客観的に見ることができなかったんです。だから「感動しました」という声を聞くと「感動するところはどこなんだろう?」と気になりましたし、良い評価を聞くと「そうなんだ」とどこか遠いところにいるような感覚に陥るんですよね。その違和感っていったいなんなのか?まだ分からないけど、この作品によって、誰かのモヤモヤした気持ちがハッと導き出されるようなきっかけになったらいいなと思っています。永野(完成作を観て)最初に脚本を読んだときと同じ難しさは感じました。実際に撮影しているときも「これで合ってるのかな?」「これってこういうことなのかな……?」という感じで、自分の中でも「これだ!」と思えるものがなかなかなかったんです。それは完成作を観ても感じましたし、観てくださるみなさん、それぞれ思いを馳せる作品になっているのかなと思います。――現場に入ってから役柄を掴んだ瞬間や手応えを感じた部分はあったんでしょうか?戸田廣木(隆一)監督はセッションの時間をすごく取るような監督ではないし、「このシーンをこう見せたいんだ」「こうしてほしい」とおっしゃるようなタイプでもないんですよね。基本的には役者に任せてくださって、それをどのアングルから撮るか?というのを監督が考えてくださるという感じで。脚本にも携わっていたプロデューサーの谷口さんにあらためて“答え合わせ”をして、確認しながら、間違いがないように進めていました。一番難しかったのが、(ルミ子が教会の告解室で神父に対して言う)「私が間違えていたのです」というセリフでした。というのは、ルミ子は、本当に自分の育て方や娘に対してかけてきた愛情が「間違っていた」とは思ってないはずなんです。自分の美学を押しつけてきたので。じゃあなぜ、あのとき、彼女が「私が間違えていたのです」と言えたのか?それは、彼女は母(大地真央)に対して、こういうふうに言ってあげるのが正解なんだ、こういうふうに言うと喜んでもらえるんだということを考えてずっと生きてきて、娘にも「おばあちゃまになんと言ったら喜ぶのかを考えて発言、行動するのよ」とずっと教えてきた人だから、あそこで神父様と向き合ったとき、「ここで私は“間違えた”ということを認めないといけないんだ(=間違いを認めることが正しいことなんだ)」と、ある意味で、神父様にこの言葉を言わされたんだ、と。その説明を受けたとき、「なるほど」と思ったんです。そうじゃないとこのセリフを理解できなかった。そのときに、あらためてルミ子という人を理解することができたなと思いました。神父様とのシーンは早い段階で撮ったんですけど、序盤で腑に落とすことができたのはよかったと思いますね。永野母を守るために怒ったり、泣いたりするのはすごく理解できるんですが、それを取り巻く環境が理解しがたいところもあったりしました。そこで疑問に思うことを戸田さんに相談すると戸田さんが“母”の視点も交えて相談に乗ってくださり、すごく助けていただきました。――戸田さんがいないシーンはいかがでしたか?清佳が、飲食店で隣の客のマナーについて、わざわざ問い詰めるシーンは強烈でした。ああいう行動原理などは理解できましたか?永野清佳はルミ子さんと性格が全然違うじゃないですか。なぜこの性格になったんだろう?と最初は疑問に思っていましたが、監督ともいろいろお話をしながら進めていく中で、監督から「育った環境がすごく複雑だったから、ひと筋縄でいく女の子ではない」という説明をいただいたんです。ルミ子さんから育てられたと思うと、(清佳の性格や言動に)違和感しかなかったんですが、ルミ子さんとはまた違うふうに成長していっているということで、理解ができました。母親からもらった分の愛情は私も子どもにつないでいきたい――この作品に出演したことで結婚観や家族の在り方、男女の違いなどについて、気づかされたり影響を受けた部分はありましたか?戸田結婚とか家族ということに関しては、以前に出演させていただいたある映画が考えるきっかけになったことがあって、血がつながっているから家族なのではなく、血がつながっていなくても家族になる場合もあるじゃないですか?家族の形に対して決まった正解というのはなく、形式上の“家族”となった人たちがそこからどうやって、本当の意味で家族になるための関係性を育んでいくのか?というのが大事なんだなと思ったんですね。その意味で、今回の『母性』で描かれているのは、それを育めなかった家族であり、育みたくても育めない人と、育む気がない人がいて、みんなが哀しみを背負うような選択をしてしまっている。果たしてそれで本当にいいのか?と思いつつ、そうやって過ごしていく中で、いつか彼らが正解を見つけることができたらいいのにな……とは思いましたね。永野私はただただ、幸せな家族がいいなと思いました(笑)。幸せの感じ方も人によって違うと思いますが、私自身、純粋に「幸せだな」と思える家族の下で育ってきたので、自分もそういう家族を作りたいなと思っています。――母親になったとき、こうありたいと考えていることや、ご自身が親から受け取って、自分の子にも伝えていきたいと思うことはありますか?そこに関しても、本作に出演したことで意識が変わった部分があれば教えてください。戸田私自身の理屈や感性で、この作品に影響されたことは恐らくないと思います。ただ、やっぱりちゃんと“愛”というのは伝えたいし、ちゃんとハグをしたいなと思います。永野自分が母親になるということをまだ想像できないので、分からないところばかりですが、私が母親からもらった分の愛情は、私も子どもにつないでいきたいなとは思いました。――最後になりますが、今「母性とはなんですか?」と聞かれたら、どう答えますか?戸田“ホルモン”という物質(笑)。――科学的な答えが……。戸田(笑)。やっぱり、子どもだったり、恋人だったり、もしかしたらそれはペットだったり……“なにか”に対して、それを見たときに自分が「幸せだなぁ」と感じる感覚なのかな?と思いますね。――永野さんは“母性”ってなんだと思いますか?永野今はまだ分からないです(笑)。戸田理屈じゃないもんね。ホルモンですから(笑)!永野ホルモンです(笑)。『母性』11月23日(水)公開(C)2022映画「母性」製作委員会取材・文:黒豆直樹撮影:川野結李歌スタリング(永野):Shinya Tokita衣装協力(戸田):ニット/rito structure、スカート/Harikae、ピアス/MISTY、リング/RATHEL & WOLF、シャツ/スタイリスト私物衣装協力(永野):トップス・スカート/YOHEI OHNOぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント戸田恵梨香、永野芽郁のサイン入りチェキを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!
2022年11月22日女優の戸田恵梨香が主演を務める、映画『母性』(11月23日公開)のファイナルトレーラーが18日、公開された。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく。公開された映像では、のどかで美しい風景と対照的にミステリアスなメロディが響くなか、娘を愛せない母・ルミ子(戸田恵梨香)の「私が間違えていたのです」という独白を皮切りに、愛されたい娘・清佳(永野芽郁)との歪な親子関係、義母(高畑淳子)に理不尽なまでに虐げられる家庭環境…と、不穏な気配が次第に拍車をかけていく模様が映し出される。「なんで…!」とベッドの清佳を叩くルミ子の今にも壊れてしまいそうな表情や、清佳がルミ子へ投げかける「自殺したって本当なの?」という意味深な言葉、そして首に縄がかかったまま目を瞑り横たわる清佳を呼ぶルミ子の悲痛な叫びと、緊張感が溢れ出るな様々シーンから謎が膨らみ、映像の締めくくりには、清佳を愛情たっぷりに強く抱きしめるルミ子と、かたやルミ子に首を絞められる清佳という、同じ出来事のはずなのに180度記憶が食い違った姿が捉えられている。娘を愛せない母と、母に愛されたい娘、“母性”に惑わされる非常に複雑なこの母娘関係を見事に演じきった戸田と永野の2人には、原作者・湊かなえも「戸田さんの鬼気迫る演技に鳥肌が立ちました。永野さんの表情での演技も素晴らしかったです」と太鼓判を押しているが、役作りにはかつてない苦労を味わっていたという。これまでにないほど理解の難しい役柄だったと振り返っている戸田は「自分で自分のことが分からない、自分自身にも戸惑っている、知らないうちにそうなっていた、なぜそうなったのか分からない、というのが表現できればいいなと思って、その危うさと曖昧さを大事にしました」と語り、対して永野も役への理解を深めていくにあたり戸田の存在が不可欠だったそうで「(戸田さんが)一緒に考えてくださるので心強く、こうだよ! じゃなくて、こういう流れもあるよね、確かにそういう風にも思うよね、と寄り添いながらヒントを一緒に導き出してくれたので、自分自身でもすごく考えながら過ごせませした」と明かす。本作で初共演を果たした2人が互いに支えいながら見せつけた熱演によって、母と娘の想いのすれ違いがより鋭さを増して映し出されている。
2022年11月18日女優の戸田恵梨香が主演を務める、映画『母性』(11月23日公開)に対する現役女子高生たちのコメントが17日、公開された。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく先日、映画をいち早く鑑賞した中村高等学校の現役女子高生たちのもとを戸田と永野が電撃訪問し盛り上がりを見せたが、今回はイベントでも紹介しきれなかった女子高生たちの感想が届いた。歪んだ愛の上に立つ複雑な母娘関係に焦点を当てた本作には、生徒たちも「自分のことのように話にのまれた」「街中で見かけるさまざまな親子を見るたびこの映画を思い出します。そのくらい衝撃的な映画でした」「ラストに鳥肌」と“母性”に惑わされる物語にダイレクトな衝撃を受けた様子。さらに「本で感じた苦しさより、もっとグサグサが増した苦しさを感じました」「映画を見て泣いてしまったのはこの映画が初めて」「戸田恵梨香さんと、永野芽郁さんの演技が上手で、見入ってしまいました。とても泣けました」と、実写映画としてインパクトアップする仕上がりが胸を強く打っていることが窺える。自身の家族関係に置き換えながら思いを巡らせた生徒も多かったようで「私も家では大人の顔色を伺いながら生活してしまう事が多いのでそこは(清佳に)共感できる」といった意見や、「見終わった瞬間、今すぐにでも母に会いたい! と思った。母の強さ、偉大さを感じられた」「女性の強さ、母の強さを感じ、女性として生まれてきたことがとても誇らしかった」と人生を好転させるような前向きな感情も多く見られた。いつも自分が主人公なヒロイン母・ルミ子、正義を振りかざし余計な一言を放ちがちの空気読めない娘・清佳と、母と娘もそれぞれに尖った特徴が前面に出てくる本作だが、その周囲にも、目に焼きついて忘れられない存在感たっぷりの怪演バトルや、強烈なセリフの応酬を繰り広げるクセ強キャラクターが多数登場する。特に粗暴な扱いでルミ子を追い詰め、清佳ともバチバチの関係になっていくことから女子高生から「乱暴な言葉使いや義娘へのイジメは許せません」との感想もあった高畑淳子演じる口悪義母には、バンクーバー国際映画祭、東京国際映画祭での上映後も多くの反響が寄せられている。しかし、女子高生たちの間でもっとも憎まれていた登場人物は、ルミ子の結婚相手であり清佳の父である無関心夫・田所哲史(三浦誠己)だった。「家族間のトラブルがあっても何も口出ししなかったので腹が立ちました」「クラスで一番ヤバイ! と話していたキャラクターです」との声が多く寄せられている。哲史は自分の世界に浸り続け、家族には関心を見せずすべてのことは妻任せ、あげく妻も娘も裏切る行動で、女子高生たちにとって許しがたい男として声を上げずにいられない様子。一方で、憎まれる性格とは裏腹に「彼が自分の抱える孤独や葛藤を表に出さなかったのは、妻と娘を思ってのことなのだと思います。自分の思いの内を隠し、哀愁を漂わせながら生きる田所にとても惹かれてしまいます」「田所さんの喋らないアクションによって、よりルミ子の心情や表情が際立ち魅力的でした」と惹かれている層も一定数あらわれていた。また女子高生たちは、親と意見が食い違ったときの解決法として「両親側の意見や考えを聞いた上で自分の意見を言うようにしています」「互いの思惑、解釈の違いを話し合う」「第三者からの意見も聞く」と大多数が大人な意見を寄せ、「大人しく寝ました」「一旦寝て、お互い落ち着いてから話し合う」「寝て忘れる」とクールダウンに寝るようにしている家庭も多いようだ。なかには「同じ事でも感じる事が同じではない事をお互い知ること」と、この作品をすでに自分に落とし込んだという生徒も。原作者・湊かなえの「自分の中にこんな感情があったのかと気づくように、心の奥底にある感情が素手でえぐりだされるような作品を、どうか体感してみてください。見ないと、損、損」という言葉の通り、女子高生たちの意見にはそれぞれの体感が詰まっている。
2022年11月17日映画『母性』(11月23日公開)の公開直前イベントが東京・中村中学校・高等学校で行われ、戸田恵梨香、永野芽郁が登場した。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく。2人の登場に女子高生たちは興奮で、戸田は「こうやって生の声聞くと本当に嬉しいです」と喜ぶ。2人のちょっとした仕草にも思わず「かわいい」という声が漏れ、あまりの反応に2人も顔を見合わせて笑っていた。イベントでは生徒たちが映画の感想と2人に聞きたいことを発表し、中には「両親と性格や考え方が合わない時があって、理解されてないと愛されてないように感じてしまう。どう行動したらいいのか」といったものも。2人は「難しい」と悩み、戸田は「親に限らず、自分以外は他人なので、他人同士考え方が違うのが当たり前だし、価値観も違うし、今これだけ多様性と言われてるけど、なかなかそれが浸透しづらい世の中、それがすごく難しいことなんだというのは如実に出てるのかなと感じるんですけど」と言いながら、「今自分がどうしたいのか、心地いいと思うもの、好きだと思うもの、心躍るものを選択していってほしいなと思います」とアドバイスする。永野も「実際どういう風に向き合って過ごされているかわからないから簡単なことは言えないけど、理解してくれてないから愛していないというわけではないと思うので、理解されるように努力するか、理解するように努力するか、私だったらそうする」と自身の目線で語りながら、「あくまでもご自身のしたいようにすればいいんじゃないかなと思います!」と真摯に答えた。
2022年11月15日湊かなえ原作映画『母性』に出演する戸田恵梨香と永野芽郁、監督の廣木隆一が、10月27日(木)本日、「第35回東京国際映画祭」において完成報告会を実施した。先日開幕した「第35回東京国際映画祭」にて、特別招待上映作品(ガラ・セレクション部門)に出品されている本作。用意された座席数を大きく超える取材申請を受けていた『母性』完成報告会。ブラック基調のエレガントな装いで登場すると、大きな拍手に包まれた。本作が初共演となった戸田さんと永野さん。母と娘の視点が交錯して描かれ、一つのシーンでも180度違った演技を要するという難役を演じきった2人は、劇中ではそれぞれの愛情がゆがんでスレ違ってしまう関係性ながら、戸田さんが「親子ほどの歳が離れているのか調べたくらい、永野芽郁さんの母なんて演じられるのか?と最初は心配もありましたが、私が演じた母・ルミ子が“(理想の)母になれなかった”人であるものの、現場では芽郁ちゃんが私のことを母として見てくれていたので、私もなんとか成立させられたなと思っています」と感謝を伝え、「永野さんはとにかく涙がポロポロ流れてくるので、どうやって泣いているんですか?と初めて役者さんに訊ねました。すると永野さんからは、“悲しいと思ってお芝居しています”と返ってきました(笑)」と明かす。永野さんも「戸田恵梨香さんが主演だと最初に聞いていたので、脚本も開く前に、戸田さんだったらやります!と決めたくらい、いつかご一緒したかったので純粋に嬉しかったです。スイッチが入った時の戸田さんは、“怪物”というか(笑)、おそろしいぐらいに誰も言葉がかけられないような感じでグワっと(役に)入っていくので、間近でそれを見させて頂けたのはすごく貴重な経験になりました」とふり返った。娘を愛せない母と、母を愛せない娘。それぞれどのように役づくりをしていたのか問われると、戸田さんは「役についてや、そのシーンをどうやって成立させようか、という話はしていたと思います」と言い、永野さんも「“これはどうしたらいいんでしょうか?”わたしからたくさん相談ばっかりさせていただいてました」と続け、廣木監督は「2人がとても良い感じで、かなりハードなシーンも距離をしっかりとってそこにいてくれたので、僕はすごくやりやすかったです」と讃えた。また大変だった撮影について、戸田さんは「火事のシーンは大変でした。私の目線と、娘の目線、そしてそこにある事実の3つの視点があって、自分の中でしっかり理解しながらその時々のお芝居をしなくてはいけないし、火事の演出も加わる。スタッフの皆さんとももちろん、大地真央さんや(子ども時代の)娘役の役者さんとも意思疎通を取ることをすごく大事にしました。ここだけは視点が3つあるので作品全体を通してみても面白いと思います」と語る。一方、永野さんは「落ち葉の上に倒れるシーンが、本当に虫がすごくて…動いちゃいけないのに耳のあたりで音がすると勝手に体が動いてしまう…(笑)。動きたいけど動けない葛藤が大変でけっこうドキドキしました」と明かすと、戸田さんは「顔の近くをちらちら飛んでるのを払ってました(笑)」と和やかな裏話を披露した。9月に開催された「バンクーバー国際映画祭」でのワールドプレミアをふり返り、湊さんと共に現地参加した廣木監督は、「現地の観客の反応が結構面白かったんですよ。ここで笑うのか!とか。高畑さんは、出てくるだけで観客が笑う準備をしているし、(祖母、母、娘の)3人で歩くシーンでも意外な笑いが起きていた。やっぱり親子関係のあり方は少し違うのかなと感じました」と生で体感してきた観客の熱を伝えた。このあとに迎える日本での初上映・ジャパンプレミアのチケットは即完。戸田さんは「私が作品を観て感じたことと、皆さんが感じる世界のギャップがある作品だろうと思い、皆さんの感想を聞くのがとても楽しみです」と心境を語り、永野さんも「私自身も、(演じていて)これで合っているのかな、と色々感情を駆け巡らせて挑んだ作品なので、皆さんがどう見てくださるかとても楽しみです」と上映にむけて期待を寄せた。『母性』は11月23日(水・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:母性 2022年11月23日より全国にて公開©2022映画「母性」製作委員会
2022年10月27日女優の戸田恵梨香が27日、都内で開催中の「第35回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われた主演映画『母性』(11月23日公開)の完成報告会に、共演の永野芽郁、廣木隆一監督とともに登壇した。本作は、湊かなえ氏による同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、母・ルミ子を戸田、娘・清佳を永野が演じた。戸田は、出演が決定したときの心境を「永野芽郁さんの母親にはなれないだだろうって思いました。嘘でしょ!? って。親子ほど年が離れているのだろうかって調べたくらい心配になっちゃって、成立させられるのかなって不安だった」と明かし、「現場に入っていろいろ考えていると、私が演じたルミ子自身が母親になれない人だったというのもありますし、芽郁ちゃんが私のことを母として見てくれていたので、私の精神的にはなんとか成立させられました」と語った。また、自身の実生活での親子関係について、戸田は「箱入り娘じゃないですけど、すごく大事に大事に守られてきていたなと思います」と述べ、「幼少期はいつもプリンセスに憧れて、ドレスなんか着てそこらへんを走り回ったりしていましたけど、学生になると早く自立したくてしょうがないと思っていました」と明かした。さらに、タイトルにちなみ、母性を感じる瞬間を聞かれると、「愛犬を飼っているので毎日母性を感じます。寝ている姿を見ると、もうやられますね」とにっこり。最後に、「『母性』という作品ではありますが、実は父性のほうもやばいというお話になっておりますので、ぜひお父さんも見ていただけたらと思います」と笑顔でアピールした。
2022年10月27日「第35回東京国際映画祭」(TIFF)の「ガラ・セレクション」部門に選出された映画『母性』(11月23日公開)の完成報告会が27日、都内で行われ、戸田恵梨香、永野芽郁、廣木隆一監督が登壇した。本作は、湊かなえ氏による同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、母・ルミ子を戸田、娘・清佳を永野が演じた。戸田は、出演が決定したときの心境を「永野芽郁さんの母親にはなれないだだろうって思いました。嘘でしょ!? って。親子ほど年が離れているのだろうかって調べたくらい心配になっちゃって、成立させられるのかなって不安だった」と明かし、「現場に入っていろいろ考えていると、私が演じたルミ子自身が母親になれない人だったというのもありますし、芽郁ちゃんが私のことを母として見てくれていたので、私の精神的にはなんとか成立させられました」と語った。本作では学生時代から母まで、20年以上の年齢幅を演じたが、戸田は「そこに関しては運よく朝ドラを経験させてもらっていて、15歳から50代前半まで、40年近くの人生を体験させてもらって、一つの引き出しはあったので、その引き出しを今回開かせてもらいました」と、ヒロインを演じたNHK連続テレビ小説『スカーレット』が生きたという。一方、永野は「戸田恵梨香さんが主演だと聞いて、戸田さんだったらやりますっていうくらい、いつかご一緒したかったのでうれしかったです」と笑顔を見せ、「スイッチが入ったときの戸田さんは怪物みたいな。恐ろしいんですよ! 誰も声をかけられないくらい入っていくので、それを間近で見させていただけたのはすごく貴重な経験になりました」と振り返った。
2022年10月27日女優の戸田恵梨香が主演を務める、映画『母性』(11月23日公開)の場面写真が25日、公開された。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく。戸田恵梨香と永野芽郁がみせるヒリヒリした掛け合いに注目が集まっている同作。さらには強烈な義母や謎めいた夫などクセの強いキャラクターが多数登場するなかで印象に残るのが、"母に愛されたい娘"清佳の幼少期を演じる、子役の落井実結子(おちい・みゆこ)だ。戸田演じる母、大地真央演じる祖母に愛されたくて、聞き分けのよい“理想的な子ども”を見事に体現。ルミ子の“母である私はこうあるべき、そして娘もこうあるべき”という抑圧に対して、絶妙な苦笑いで素直に応じる様は見る者が心痛むほどで、実力派のベテラン俳優との共演でも引けを取らない名演技を見せている。落井は映画・ドラマ、数々のTVCMに出演し、活躍の場を広げているが、現在放送中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、源頼朝(大泉洋)と政子(小池栄子)の愛娘・大姫の子ども時代役で出演していた。源義高の助命嘆願を熱演した回では、その名演技に心打たれる人が続出し、SNS上では「演技が素晴らしかった! 8歳なのは信じられない」「名演技すぎて泣いてしまった」「これからの活躍、将来が楽しみ!」など絶賛の声が溢れ、話題をさらった。また、NHKの夜ドラ『カナカナ』(2022)では時代劇から一変、父親を心から尊敬するお嬢様・英子役で出演し、幅広い演技力に驚きの声が上がっている。本作では、母・ルミ子と娘・清佳の関係性を描く重要な幼少期時代で登場し、同情を誘うほどの絶妙な“苦笑い”で、清佳の育った特殊な環境、そして母・ルミ子の残酷さが一層際立つシーンとなっている。(C)2022映画「母性」製作委員会
2022年10月25日女優の戸田恵梨香と永野芽郁が24日、東京・日比谷で行われた「第35回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。「ガラ・セレクション」部門に選出された映画『母性』で母娘役を演じた戸田と永野。戸田はロングドレスで視線を集め、永野はシャンパンゴールドのドレスで輝きを放った。そして、代表して戸田が「本日はこのような映画祭に参加させていただき本当に光栄です。ありがとうございます」と挨拶した。「東京国際映画祭」は、日本で唯一の国際映画製作者連盟から公認を受けた国際映画祭。日比谷・有楽町・銀座エリアに会場を移して2年目となる今年は、10月24日から11月2日まで開催する。今回、丸の内ピカデリーや丸の内ピカデリーなども会場として加わり、主要9部門の上映本数も昨年の86本から110本へと増加。海外ゲストの招へいも本格的に再開した。撮影:蔦野裕
2022年10月24日恵泉女学園大学(東京・多摩市)では11月6日(日)に学園祭「恵泉祭」を開催いたします。今年は在校生と招待卒業生以外は高校生や受験生のみの来校受付となります。恵泉祭主なプログラム・ハローキティSDGsスペシャルステージ・インターナショナルファッションショー・ハンドベルクワイヤ演奏・クラブ・サークル活動発表、展示・メイポールダンスメイポールダンスオープンキャンパス同時開催!恵泉祭同日に高校生や受験生対象にオープンキャンパスを開催いたします。オープンキャンパスプログラム・2023年度入試概要説明・SDGs講座~指定校&公募推薦対策講座・一般・特別スカラシップ入試対策講座(国語・英語)・キャンパスツアー・教育農場ツアー・授業体験「東アジアの中の日本語・日本文化」「韓国若者の兵役問題と東アジアの平和ーB.T.Sの兵役免除、あなたは賛成ですか反対ですか?」★注目プログラム★特別企画!プロのマンガ家から学ぶキャラクター講座講座内容:形が与える印象というものは、無意識に私たちの脳にインプットしてきます。私達がかわいいと感じたり、カッコいい、面白いと感じるキャラクターは、いったいどういう形をしているのでしょう?また、このまる・さんかく・しかくという図形を用いて、さまざまなキャラクターを作ってみましょう。【詳しい説明とご予約はこちら】 アクセス京王多摩センター、小田急多摩センター、多摩都市モノレール多摩センター駅よりスクールバス(無料)で約10分 地図 : 特典来場者全員に恵泉女学園大学オリジナルグッズ(消毒スプレー、スケッチブック、ワイルドストロベリー栽培キット等)をプレゼントオープンキャンパスに参加し、アンケートに回答した方は入学検定料が通常3万円のところが1万円に割引にさらに、個別相談に参加した方はAO入試前期の入学検定料が無料恵泉女学園大学について東京都多摩市にある女子大学人文学部(日本語日本文化学科・英語コミュニケーション学科)人間社会学部(国際社会学科・社会園芸学科)の2学部4学科がある。学園創立当初から、他の学校では見られない「聖書」「国際」「園芸」を正課に取り入れてきた恵泉女学園。人間の基本的なあり方を学び、広い視野をもつ自立した女性の育成を願った創立者・河井 道の信念は、恵泉女学園の誕生から90年近くたった今日でも、脈々と受け継がれている。お問い合わせ先恵泉女学園大学入試広報室TEL:042-376-8217FAX:042-376-8604email: nyushi@keisen.ac.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月22日2022年10月21日、音楽バンド『いきものがかり』のメンバーである吉岡聖恵さんが第1子を出産したことを、ウェブサイトを通じて発表しました。この度、メンバーの吉岡聖恵が第一子を出産いたしました。母子ともに元気に過ごしておりますことをご報告申し上げます。今後の活動につきましては、本人の心身の健康と育児の状況を考慮しながら続けてまいります。今後ともあたたかく見守っていただけたら幸いです。いきものがかりウェブサイトーより引用吉岡さんは、2020年に一般男性と結婚。2022年6月には、妊娠したことを明かしていました。吉岡さんの出産に、同じく『いきものがかり』のメンバーである水野良樹さんは、「よかったよかった」と、安堵とともに祝福しています。✨祝✨よかった、よかった。皆さん、あたたかく見守ってくださり、ありがとうございます。今後とも、グループともどもよろしくお願いします。by 水野 — 水野良樹(HIROBA / いきものがかり)official (@mizunoyoshiki) October 21, 2022 水野さんだけでなく、ファンからも吉岡さんの出産を祝う声が上がりました。・おめでとうございます!子育てが落ち着いてきたら、子供が生まれた幸せも歌にしてほしいですね!・嬉しいニュースに、心が明るくなりました!・『いきものがかり』の曲が、子守唄になるかもしれませんね!吉岡さん、ご出産おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2022年10月21日戸田恵梨香と永野芽郁が、ある未解決事件の語り手となる母娘を演じる湊かなえ原作の映画『母性』。2021年7月から放送され人気を獲得したドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」では先輩・後輩役として息の合った掛け合いを見せた戸田さんと永野さんが、本作では母・娘役として残酷なほどに毒を含んだセリフを浴びせ、これまでのイメージを覆す役どころに注目が集まっている。実は本作は、「ハコヅメ」で“愛され最強コンビ”を演じる以前の共演だったという。先日、証言が180度異なりすれ違う、戸田さん演じる娘を愛せない母・ルミ子と永野さん演じる母に愛されたい娘・清佳の様子を収めた予告編が解禁となり、お互いに投げかける「気持ち悪いのよ」「頭おかしいんじゃない」といったセリフが衝撃を与えた本作。2人が、本作で娘を演じることが発表された際にもSNS上では「ハコヅメと役柄はガラッと変わりますが、演技がとっても上手なおふたりなので、すごくすごくワクワク」「戸田&永野ペアあんなガチ可愛かったのに母性ぜんぜん違う人みたい…スゴ…」「湊かなえ原作、戸田恵梨香×永野芽郁というハコヅメ以来大好きなWキャスト、この世でいちばん胸焼けしそうな二字熟語『母性』がタイトルってなトリプルパンチで興味のど真ん中ぶち抜かれた」という声が上がるほど。本作の撮影は「ハコヅメ」撮影開始前に終了しており、実は撮影時初共演だった2人。戸田さんは「永野さんの透き通る肌や目、心には『支えてあげたい』『守ってあげたい』と思わせる力があり、私個人の母性が邪魔をしてとても苦労しました(笑)」と当時をふり返り、「真っ直ぐな目からは、清佳を彷彿させる強さと説得力があり、私を勇気づけてくれました。本当に頼れるペアです」と永野さんを称賛。戸田さん自身、“理解し難く共感の難しい女性”とルミ子を表すほどの難役に挑む中で、永野さんの存在が心の支えとなったことを明かしている。一方、「戸田さんがルミ子を演じている時の雰囲気は、普段のお人柄とは全く違い、間近で見て圧倒されました」と語る永野さん。“戸田さんと共演できること”がオファーを受けた決め手とも明言しており、「私が疑問に思うことまでも一緒に解消してくれる心強すぎる方で、戸田さんが役に向き合う姿に私自身とても影響を受けました。共演させて頂けてとても嬉しかったです」と喜びのコメントを寄せている。お互いにそれぞれのキャラクターの感情が複雑に絡み合う役を追求していく中で、役柄とは正反対に支え合っていた信頼関係。最強のコンビネーションによる、新たな化学反応には期待が高まっている。本作は北米最大級の映画祭のひとつ、カナダ・第41回バンクーバー国際映画祭正式招待作品としてワールドプレミアが行われ、さらに第35回東京国際映画祭特別招待作品(ガラ・セレクション部門)としてジャパンプレミアが決定。戸田さん、永野さんの迫真の演技には早くも海外映画祭から絶賛の声が上がっている。『母性』は11月23日(水・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:母性 2022年11月23日より全国にて公開©2022映画「母性」製作委員会
2022年10月04日女優の戸田恵梨香が29日、都内で行われた「『ランコム 美肌菌ステーション』POP UP イベント開催記念 ~日本のランコム ミューズ 戸田恵梨香さんとの5年間の軌跡~」に出席した。透明感あふれる純白のドレス姿で登場した戸田。同ブランドのミューズに就任して5年目を迎えるが、就任当時の映像が流れると「表情が違いましたね。びっくりしました」と驚き、同ミューズのオファーを聞いた際の当時の心境を尋ねられると「本当にびっくりしました。ランコムという世界的なブランドのミューズに選んでいただけるなんて夢にも思っていなかったので、まさか私がそんなチャンスをいただけるとは思っていなかったですし、舞い上がるような気持ちになりましたね」と回顧した。また、今回、開催されるPOP UPイベントでは戸田の過去5年の写真が見られるエリアがあるそうで、一足先に会場に訪れたという戸田は「5年ってあっという間だと思っていたんですけど、実際にさまざまな写真を見てみると、"あのときあんなことあったな"、 "こういう顔をしていたんだな"って、自分自身の顔で歴史を感じたというか、感慨深いなと思いました」としみじみと語り、「自分の過去の写真を改めて見る機会ってなかなかないんですけど、こうやってランコムと一緒に歩んできたんだなって思うと感慨深いですね」と吐露した。そして、同ブランドが、より多くの女性がポジティブに暮らせるような支援活動をしていることにちなみ、自身がポジティブに過ごすための秘訣や意識していることを尋ねられた戸田は「好きなことをするというのが大事だと思いますし、自分が選択していくことを信じることなのかなと思いますね。自分が自分のことを信じてあげることで、前向きに過ごすことができますし、より選択が広がっていくのかなと思います」と力強く語った。さらに、普段、健康的な肌を保つために意識していることを聞かれた戸田は「お風呂に入るときとか、すっぴんになったときに自分の肌をよーく見るようにして、ちょっと乾燥しているかなって思ったら化粧水を多めに塗ってみたり、ジェネフィックをさらに足してみたりしながら、その日その日のコンディションに合ったスキンケアをするようにしています」と明かした。
2022年09月29日戸田恵梨香が娘を愛せない母親、永野芽郁が母に愛されたい娘を演じ、ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」コンビの新たな挑戦が話題の映画『母性』。この度、母が娘に衝撃のひと言を放ち、さらに大地真央、高畑淳子という母たちも登場する本予告が解禁。大人気声優の梶裕貴がナレーションを担当した。9月下旬からカナダで開催される北米最大級の映画祭の1つ、第41回バンクーバー国際映画祭正式招待作品としてワールドプレミアが行われ、さらに第35回東京国際映画祭特別招待作品(ガラ・セレクション部門)としてジャパンプレミアが決定している本作。本予告編は、戸田さん演じる娘を愛せない母:ルミ子の「私が間違えていたのです…」という懺悔ともとれる告白の後に、女子高生死亡事件の映像が映し出されるところから始まる。女子高生が自ら命を絶った。その真相は不明。果たして事故か、自殺か、殺人か?JUJUが書き下ろしたエモーショナルな主題歌「花」にのせ、すれ違う母と娘の180度違う証言が紡がれていく。やがてルミ子(戸田さん)の口からは「気持ち悪いのよ…」「私の努力をあんたが台無しにしてるのよ」と娘・清佳(永野さん)へ向けられるひと言が!さらに清佳からも「頭おかしいじゃないの?」との言葉が放たれる。予告の最後には、清佳を抱きしめるルミ子の姿が「私は娘を強く抱きしめて言ったのです」という戸田さんのモノローグに乗せて映し出されるが、一転して清佳の首を絞める姿に切り替わってもいる。果たして、どちらが真実なのか?また、大地さんが演じるルミ子の母親は、「まぁ!素敵ね!」が口癖で理想の世界に生きるママ。無償の愛を娘に注ぎ育て、ルミ子と異常なまでの強い絆で結ばれている、物語のカギを握るキャラクターだ。高畑さんが演じる口が悪すぎるルミ子の義母は「文句があるなら出ていけばいいだろ?」「それでも、お前は母親か!!」などルミ子へきつく当たる一方で、自分の娘には過剰な優しさで接する一面を持つ、クセの強さ満点のキャラクター。この2人の母親が物語をどうかき乱していくのかにも注目。【母】【娘】【ママ】【義母】それぞれの役どころを4人の実力派女優が熱演を見せる予告編。梶さんによるナレーションが、“母性”に狂わされ180度逆転する物語を一層盛り上げる。『母性』は11月23日(水・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:母性 2022年11月23日より全国にて公開©2022映画「母性」製作委員会
2022年09月15日女優の戸田恵梨香が主演を務める、映画『母性』(11月23日公開)の本予告が15日、公開された。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく。本予告では娘を愛せない母ルミ子(戸田)の「私が間違えていたのです……」という懺悔ともとれる告白の後に、女子高生死亡事件の映像が映し出され、JUJUが書き下ろしたエモーショナルな主題歌「花」にのせて、すれ違う母と娘の180度違う証言が紡がれていく。ルミ子の口から「気持ち悪いのよ」「私の努力をあんたが台無しにしてるのよ」と娘:清佳(永野芽郁)へ向けられる衝撃の一言が。さらに清佳からも「頭おかしいんじゃないの?」という言葉が投げられ、真っ向からすれ違う母娘の様子が描かれる。予告の最後には、「私は娘を強く抱きしめて言ったのです」という戸田のモノローグに載せて清佳を抱きしめるルミ子の姿が一転して清佳の首を絞める姿に切り替わるという衝撃の映像が映し出された。さらにルミ子の母親(大地真央)は「まぁ! 素敵ね!」が口癖で理想の世界に生き、無償の愛を娘に注ぎ育てルミ子と異常なまでの強い絆で結ばれているという物語のカギを握るキャラクター。口が悪すぎるルミ子の義母(高畑淳子)は「文句があるなら出ていけばいいだろ?」「それでも、お前は母親か!!」などルミ子へきつく当たる一方で、自分の娘には過剰な優しさで接する一面を持つ、クセの強さ満点のキャラクターで、2人の母親が物語をどうかき乱していくのかにも注目となっている。ナレーションは声優の梶裕貴が担当し、“母性”に狂わされ180度逆転する物語を一層もりあげている。(C)2022映画「母性」製作委員会
2022年09月15日女優の戸田恵梨香が主演を務める、映画『母性』(11月23日公開)の主題歌が17日、公開された。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく。主題歌は、JUJUが鮮やかに歌い上げる新曲「花」に決定。穏やかなバラード調のメロディの中に、劇中で戸田恵梨香演じる母・ルミ子、永野芽郁演じる娘・清佳の「一緒に歩んできた出来事を回想しているはずなのに、次第に食い違っていく二人の語り」や「母に懸命に愛されたいと願う娘の心情」を綴る歌詞が力強く歌いあげられる。JUJUは「人の数だけものの見方があるだろうし、考えることも感じ方も違うだろうということは何となくわかっていた筈なのに、この映画を観ながらずっと私の中にあった感情は『どきりとする』でした。観終わってからもずっと続いている『どきり』と共に、これから先ずっと大切に『花』を歌っていきたいと思います。素晴らしい映画に携わることができ、本当に光栄です!!」と語る。本作の製作陣は、JUJUへの起用オファーへの決め手について「誰の人生にもままならないことが多かれ少なかれあると思う。それを受け入れ、人生を誰かの意志に委ねることなく、自分自身で心の居場所を見つけることが幸せになるきっかけであって欲しい。そういう願いを込めて、自然体で自分らしく生きることを体現されているJUJUさんにオファーしました」と明かしている。主題歌「花」について、主演の戸田恵梨香は「清佳の応援ソングのようでルミ子の母の歌のようにも聴こえ慈愛と美しさを感じます。また、JUJUさんの強さと包み込むような歌声からこの曲を聴き終わってようやく『母性』という作品が完成するのだと実感しました」、永野芽郁も「『母性』という作品の登場人物それぞれの気持ちを代弁し、背中を一押ししてくれる強さを感じました。本編を見終わった後に『花』という主題歌で全ての人の心が救われるはずです。劇場の、良い音響でJUJUさんの歌声に涙してください! 笑」とコメントを寄せた。(C)2022映画「母性」製作委員会
2022年08月17日湊かなえ原作で、11月23日(水)より公開される映画『母性』。このたび、<母・戸田恵梨香>と<娘・永野芽郁>、ふたりの場面写真が公開。さらに、湊かなえからの激賞コメントも到着した。累計発行部数360万部を超え、2010年に映画興行収入38.5億円を記録した超ヒット作『告白』から12年。数々の傑作を生み出し日本中を震撼させてきたベストセラー小説家の湊かなえが「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説」とまで語った渾身の作品で、累計発行部数100万部を突破した『母性』(新潮文庫刊)が映画化される。ある未解決事件の語り手となる母娘を演じるのは、戸田恵梨香と永野芽郁。人気実力トップクラスのふたりの女優が、繊細かつ大胆な演技で新境地を切り開く。いまや国民的女優としての地位を不動のものとした戸田恵梨香が、娘を愛せない母親・ルミ子役。映画・ドラマの主演作が続く若手女優の筆頭・永野芽郁が、母に愛されたい娘・清佳役。配役が発表された時は、TVやSNSで大きな話題を集めた。ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』で先輩・後輩役として息の合ったユーモラスな掛け合いを見せた戸田と永野が、本作では一転、”母性”に翻弄される母娘に挑戦するとあって、今回ふたりがどんな演技を見せるのか期待が高まっている。ドラマの時とはまた違った迫真の演技を披露する戸田&永野の熱演は勿論のこと、母と娘の不穏な関係性が、事件にまつわるふたりの視点の違いとともに描かれるのも映画の大きな見どころのひとつ。母の証言では「娘を強く抱きしめた」というシーンがある一方で、その同じ場面を娘は「母に首を絞められた」と証言をする。このたび公開されたのは、そんな180度真逆の証言に終始惑わされるであろうことを予想させる場面写真たち。”母性”を巡る〈ひとつの事件〉と、母と娘〈ふたりの食い違う証言〉によって浮かび上がる衝撃の物語の全貌とは?さらに、物語に登場するひと際キャラの濃い母娘たちを、大地真央、高畑淳子、中村ゆり、山下リオが熱演している。監督を務めるのは人間ドラマの名手、廣木隆一。完成した作品を鑑賞した原作者・湊かなえによると、「完成度の高さに喜びしかありません。戸田さんの鬼気迫る演技に鳥肌が立ちました。永野さんの表情での演技もすばらしかったです」「大地さん、高畑さんはじめ、女優の方々おひとりずつの演技がすばらしく、またそれらが化学反応を起こすかのように、作品全体に深みや広がりを与えている。エンタテインメント作品のおもしろさと、芸術作品の感動が融合した作品になっていると思います」と、その仕上がりはもちろん、豪華俳優陣が魅せる迫真の演技にも感激し絶賛している。そして公開に先駆け、本作のムビチケ前売券が、全国の劇場・オンラインにて8月11日(木・祝)より発売開始となる。ぜひムビチケを手に取り、この物語の行く末を目撃する瞬間へ備えていただきたい。原作者・湊かなえコメント全文・多くの企画者が映像化を熱望した「母性」。今回、映画化を許諾された決め手について娘(母親から愛される立場)であり続けたいまま子どもを産んだ母親と、その母親から愛されたい娘。そのふたりの物語であることをきちんと汲み取った内容の脚本だったので、ぜひお願いしたいと思いました。女性は子どもを産めば必ずしも母性が芽生えるわけではない、といったことなど、「母性」について年齢や性別を問わず多くの方が考えてくださる作品になってほしいと思いました。・完成した映画を観て俳優の方々の演技がすばらしい。背景が美しい。母と娘の思い違いの場面が、観客に自然に伝わる構成になっている。音楽もよい。と、完成度の高さに喜びしかありません。戸田さんの鬼気迫る演技に鳥肌が立ちました。永野さんの表情での演技もすばらしかったです。大地さん、高畑さんはじめ、女優の方々おひとりずつの演技がすばらしく、またそれらが化学反応を起こすかのように、作品全体に深みや広がりを与えている。エンターテインメント作品のおもしろさと、芸術作品の感動が融合した作品になっていると思います。自分の中にこんな感情があったのかと気づくように、心の奥底にある感情が素手でえぐりだされるような作品を、どうか体感してみてください。見ないと、損、損。『母性』11月23日(水)より公開
2022年08月05日戸田恵梨香と永野芽郁が母娘を演じ、ベストセラー小説家・湊かなえの同名小説の映画化『母性』。この度、娘を愛せない母を演じた戸田さんと母に愛されたい娘を演じた永野さんの場面写真が解禁、さらに、原作者・湊さんから激賞コメントも到着した。ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」で先輩・後輩役として息の合ったユーモラスな掛け合いを見せた戸田さんと永野さんが、本作では一転、“母性”に翻弄される母娘に挑戦。ドラマとはまた違った迫真の演技を披露する2人の熱演はもちろんのこと、母と娘の不穏な関係性が、事件にまつわる2人の視点の違いととも描かれるのも映画の大きな見どころのひとつ。母の証言では「娘を強く抱きしめた」というシーンがある一方で、その同じ場面を娘は「母に首を絞められた」と証言をする。このたび解禁となったのは、そんな180度真逆の証言に終始惑わされるであろうことを予想させる場面写真。“母性”を巡る〈1つの事件〉と、母と娘〈2人の食い違う証言〉によって浮かび上がる物語の全貌が気になるものとなっている。すでに完成した作品を鑑賞した湊さんは、「完成度の高さに喜びしかありません。戸田さんの鬼気迫る演技に鳥肌が立ちました。永野さんの表情での演技もすばらしかったです。大地(真央)さん、高畑(淳子)さんはじめ、女優の方々おひとりずつの演技がすばらしく、またそれらが化学反応を起こすかのように、作品全体に深みや広がりを与えている。エンターテインメント作品のおもしろさと、芸術作品の感動が融合した作品になっていると思います」と、その仕上がりはもちろん、豪華俳優陣が魅せる迫真の演技にも感激した様子だ。湊かなえ(原作者)コメント全文・多くの企画者が映像化を熱望した「母性」。今回、映画化を許諾された決め手について娘(母親から愛される立場)であり続けたいまま子どもを産んだ母親と、その母親から愛されたい娘。その二人の物語であることをきちんと汲み取った内容の脚本だったので、ぜひお願いしたいと思いました。女性は子どもを産めば必ずしも母性が芽生えるわけではない、といったことなど、「母性」について年齢や性別を問わず多くの方が考えてくださる作品になってほしいと思いました。・完成した映画を見て俳優の方々の演技がすばらしい。背景が美しい。母と娘の思い違いの場面が、観客に自然に伝わる構成になっている。音楽もよい。と、完成度の高さに喜びしかありません。戸田さんの鬼気迫る演技に鳥肌が立ちました。永野さんの表情での演技もすばらしかったです。大地さん、高畑さんはじめ、女優の方々おひとりずつの演技がすばらしく、またそれらが化学反応を起こすかのように、作品全体に深みや広がりを与えている。エンターテインメント作品のおもしろさと、芸術作品の感動が融合した作品になっていると思います。自分の中にこんな感情があったのかと気づくように、心の奥底にある感情が素手でえぐりだされるような作品を、どうか体感してみてください。見ないと、損、損。『母性』は11月23日(水・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:母性 2022年11月23日より全国にて公開©2022映画「母性」製作委員会
2022年08月05日女優の戸田恵梨香が主演を務める、映画『母性』(11月23日公開)の場面写真が5日、公開された。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく。公開されたのは、母と娘の緊迫した様子が浮かび上がってくる場面写真。作中では母と娘の不穏な関係性が、事件にまつわる2人の視点の違いととも描かれ、母の証言では「娘を強く抱きしめた」というシーンがある一方で、その同じ場面を娘は「母に首を絞められた」と証言する。完成した作品を鑑賞した原作者・湊かなえによる絶賛コメントも届き、公開に先駆けてはムビチケ前売券が、全国の劇場・オンラインにて8月11日より発売開始となる。○湊かなえ(原作者) コメント全文・多くの企画者が映像化を熱望した「母性」。今回、映画化を許諾された決め手について娘(母親から愛される立場)であり続けたいまま子どもを産んだ母親と、その母親から愛されたい娘。その二人の物語であることをきちんと汲み取った内容の脚本だったので、ぜひお願いしたいと思いました。女性は子どもを産めば必ずしも母性が芽生えるわけではない、といったことなど、「母性」について年齢や性別を問わず多くの方が考えてくださる作品になってほしいと思いました。・完成した映画を見て俳優の方々の演技がすばらしい。背景が美しい。母と娘の思い違いの場面が、観客に自然に伝わる構成になっている。音楽もよい。と、完成度の高さに喜びしかありません。戸田さんの鬼気迫る演技に鳥肌が立ちました。永野さんの表情での演技もすばらしかったです。大地さん、高畑さんはじめ、女優の方々おひとりずつの演技がすばらしく、またそれらが化学反応を起こすかのように、作品全体に深みや広がりを与えている。エンターテインメント作品のおもしろさと、芸術作品の感動が融合した作品になっていると思います。自分の中にこんな感情があったのかと気づくように、心の奥底にある感情が素手でえぐりだされるような作品を、どうか体感してみてください。見ないと、損、損。(C)2022映画「母性」製作委員会
2022年08月05日神崎恵の生き方と考え方にフィーチャー2022年6月19日、美容家の神崎恵は自身のオフィシャルインスタグラムを通じて、2022年7月22日に発売される新刊『神崎メソッド』の表紙が完成したことを明らかにした。同書は、多忙な毎日を送る神崎恵の生き方や考え方に迫った1冊で、100の質問を通じて明らかになった「コンプレックスのメソッド」「センスのメソッド」「女性のカラダ・ココロのメソッド」などを紹介。初公開される「神崎恵の24時間ルーティーン」にも注目だ。インスタグラムのフォロワーからは、「来月の発売楽しみにしています」「どんどんアップデートされる恵さんから目が離せません」「早く読みたいです」などのコメントが寄せられている。販売価格は1,760円。Amazon.co.jpや楽天ブックスなどで予約を受け付けている。美しすぎる46歳神崎恵は1975年12月13日生まれ。神奈川県出身。株式会社パールダッシュに所属し、美容家として活動。「本当にいいと実感できるものだけをすすめるスタイル」が支持を集め、インスタグラムのフォロワー数は60万人を超えている。『読むだけで思わず二度見される美人になれる』『神崎CARE』『老けない美容、老ける美容』など著書多数。3児の母でもある。(画像は神崎恵オフィシャルブログより)【参考】※神崎恵オフィシャルインスタグラム※Amazon.co.jp※楽天ブックス※神崎恵オフィシャルブログ※株式会社パールダッシュ
2022年06月26日女優の戸田恵梨香と永野芽郁が、映画『母性』(11月23日公開)の主演を務めることが6日、明らかになった。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく。母性を持てず、娘を愛せない母親:ルミ子を戸田恵梨香、母性を求め母に愛されたい娘:清佳を永野芽郁が演じる。ドラマ『ハコヅメ~たたかう! 交番女子~』で先輩・後輩役として共演し息の合った掛け合いが話題となったが、本作では初の母娘役に挑戦するさらに、ルミ子の実母である“お上品なママ”役には大地真央、“口が悪すぎる義母”役には高畑淳子が決定し、狂気の母親を怪演。ルミ子の夫"無関心父"役に三浦誠己、ルミ子の親友"わけ知り顔女"役に中村ゆり、ルミ子の義妹"依存しすぎ娘"役に山下リオほか、濃いキャラクターを実力派俳優陣が演じる。合わせて解禁となった特報映像は、戸田恵梨香演じるルミ子の「愛能う限り、娘を大切に育ててきました。」という告白めいたセリフとともに、地面に横たわる女子高生の姿とネット上の高2女子死亡記事が映し出される不穏な雰囲気で幕を開ける。そして1つの事件が母(戸田恵梨香)と娘(永野芽郁)それぞれ2人の証言で語られていく。「何をすれば、母は愛してくれるのだろうか。」とつぶやく娘の清佳、交差する母と娘の視線。母と祖母(大地真央)に挟まれて歩いていたはずが、いつの間にか母が中心にいる映像に切り替わるように、語られる視点によって180度見えかたが逆転していく。燃え盛る家から娘を背負いながら逃げる母の姿と泣き崩れる娘、最後には首にロープがかかった状態で横たわる娘に手を差し伸べ「愛してる」と囁きながら、怒りとも嘆きともとれる狂気の表情を浮かべる母の姿が映し出された。合わせて解禁となったポスタービジュアルは、座ってこちらを見ている清佳の後ろで、清佳の首に手を添えながら、悲しみとも怒りともとれる表情を浮かべるルミ子の姿が印象的なビジュアルとなっている。○戸田恵梨香(役名:ルミ子) コメント・オファーを受けた理由について私自身の年齢や経験を考えると娘の清佳に近く、ルミ子を演じるには演技力含め全ての要素が足りないと感じました。素直にその気持ちを伝えたところ、作品の構成から役についての事や目的、目標、そして何故私なのかをとても丁寧に説明して頂きました。その熱い想いを一緒に背負いたいと思い、お引き受けしました。・役柄への思い、役作りについてルミ子は母への想いが強く、母の世界の中で生きている女性です。脚本のト書きに「母と似た格好をしたルミ子」と書かれていたので、クランクインする前に母役の大地さんの声や喋り方、佇まいを目に焼きつける事が唯一ルミ子に近づける方法でした。ルミ子自身が自分に気づいていないところもあり、試行錯誤を続けましたが本当に難しい役でした。芝居には正解がないと言われていますが、未だに探している自分がいます。もうクランクアップしたのに。笑・永野芽郁さんとの共演の感想透き通る肌や目、心には「支えてあげたい」「守ってあげたい」と思わせる力があり、私個人の母性が邪魔をしてとても苦労しました。笑 とは言ったものの真っ直ぐな目からは清佳を彷彿させる強さと説得力があり、すんなり溶け込む姿を見て、益々私を勇気づけてくれました。本当に頼れるペアです。○永野芽郁(役名:清佳) コメント・オファーを受けた理由戸田恵梨香さんと共演できること。湊かなえさんの作品に出演できること。それが私の中の決め手でした。・役柄への思い、役作りについて脚本を読んで「難しいな、どうしようかな」と思いました。清佳とルミ子は親子なのに、私の知っている親子像とは違って戸惑いましたが、清佳の内側にある強さや、母に対しての思いを自分なりに考えながら撮影に挑みました。完成作を観た今でも、清佳の解釈は合っていたのだろうかと不安に思うところはありますが…母と、自分と、向き合い続けた撮影期間でした。・戸田恵梨香さんとの共演の感想今作で初めて共演させていただけることになり、とても嬉しかったです。ルミ子を演じている時の雰囲気は普段のお人柄とは全く違って、間近で見ていて圧倒されました。私が疑問に思うことまでも一緒に解消してくれる心強すぎる方でした。戸田さんの役と向き合う姿を見て、私自身とても影響を受けました。またお芝居をしている戸田さんを間近で見たいです!(C)2022映画「母性」製作委員会
2022年06月06日美容研究家の神崎恵さん(46)は、かねてよりお付き合いしていたヘアメイクアップアーティストの河北裕介さん(47)と2014年に再婚。また3人の男の子のママで、育児と仕事を両立しながらも美しさにさらに磨きがかかる恵さんは女性の憧れの存在に。先日はまとめ髪の写真を投稿したところ美しいうなじに注目が集まっているようです。早速チェックしてみましょう!恵さん流ヘアアレンジを公開 この投稿をInstagramで見る Megumi Kanzaki(@megumi_kanzaki)がシェアした投稿 「最近のまとめ髪。先日さくっとライブでもご紹介したアレンジ。これにリボンをまいたり、髪をふわふわ巻いてからまとめてボリュームをだしたり。いろいろ楽しんでいます。」と恵さん流ヘアアレンジをフォロワーに紹介してくれました。無造作にまとめながらも上品さを感じるのは恵さんのうなじが美しいからでしょうか。つるんとした美しい陶器肌で、こんな肌になりたいと憧れる女性は多いのでは。コメント欄には「睫毛なが〜い♡横顔も可愛い」「この髪型したい」「画面が割れるかも?くらいアップにしてジーっと見つめましたが、何も欠点が見つかりません!私もそうなりたい」と恵さんのあまりの美しさに羨望のまなざしが向けられておりました。ため息が出るほど美しく上品な恵さん。インスタグラムに投稿される写真を楽しみにしている女性が多いようです。次はどんな姿を見せてくれるのか楽しみですね!あわせて読みたい🌈橋本マナミさん胸の谷間あらわ!大胆コーデに「セクシー」「峰不二子」と反響
2022年04月29日美容研究家の神崎恵さん(46)は、2014年にヘアメイクアップアーティストの河北裕介さん(47)と再婚。3人の男の子のママで、育児と仕事を両立しながらもますますその美しさに磨きがかかる恵さん。恵さんの素敵なライフスタイルやファッションなど世の女性たちから常に注目を集めています。先日はバックショットを投稿し、美しいうなじに注目が集まっているようです。早速チェックしてみましょう!美うなじに視線が集中 この投稿をInstagramで見る Megumi Kanzaki(@megumi_kanzaki)がシェアした投稿 可愛いピンク色のトップスを着用し、髪を華やかにまとめた後ろ姿の写真を投稿した恵さん。フォロワーが注目したのは、きめ細かい美肌がとってもキレイなうなじ。コメント欄には「紫外線もキツくなってきて肌トラブル気をつけなくちゃと改めて思いました」「恵さんも、ブラウスも、まとめ髪も、ぜーんぶかわいい♡」と恵さんに対する羨望のまなざしが向けられていて女子たちの憧れの的であることがわかります。年齢を感じさせない美しさで女子たちの視線をくぎ付けにしている恵さん。次はどんな姿を見せてくれるのか楽しみですね!あわせて読みたい🌈馬場ふみかさん、スケスケ妖艶ショットに「久しぶりのセクシー」「美しい」「刺激が強すぎ」ファン悶絶
2022年04月08日神崎恵のまつ毛をつくる秀逸マスカラをチェック!2022年4月2日(土)、美容家の神崎恵氏は、自身のオフィシャルインスタグラムを通じて、愛用しているマスカラ2本を公開した。神崎氏のまつ毛に欠かせないマスカラの1本目は『SUQQU アイラッシュ マスカラ』で、SUQQU ONLINE SHOPでの販売価格は4,730円。「艶×密+カールキープ」で、大人のまつ毛に清潔感と女性らしさをプラスする。カラーは漆黒の1色のみ。2本目は『Elegance グラヴィティレス マスカラ』で、重ねても軽く、濃く、美しい仕上がりが特長。カラーは「BK10」「BR20」「BR21」の3色を展開。販売価格は各4,400円となっている。神崎恵オフィシャルインスタグラムのフォロワーからは、「私もSUQQU真似っこしましたー。良いものはやっぱり良いですねー!!」「私も愛用してます!」などの声が寄せられている。3児の母でもある神崎恵氏神崎恵氏は1975年12月13日生まれ。神奈川県出身。株式会社パールダッシュに所属し、美容家として活躍。「MAQUIA」「Marisol」「美人百花」など、多くの雑誌で連載をもっている。インスタグラムのフォロワー数は603,000人以上。著書には『老けない美容、老ける美容』『あの人がいつも色っぽいワケ』などがある。(画像はプレスリリースより)【参考】※神崎恵オフィシャルインスタグラム※神崎恵オフィシャルブログ※SUQQU ONLINE SHOP※Elegance
2022年04月05日