イライラ、やる気が出ない、肩凝り、頭痛と更年期に来すさまざまな不調。でも、婦人科に行くまででもない……と悩んでいる女性は多いでしょう。そこで、見直したいのが毎日の食生活。まずは更年期のホルモンバランスについて知った上で、更年期に積極的にとりたい食材を管理栄養士と薬学博士の先生方に聞きました。更年期症状は女性ホルモンのゆらぎが原因閉経の前後5年間の10年間を更年期と呼びますが、この時期は肩凝りや頭痛などの身体症状から、イライラや気分の落ち込みなど精神的な症状までさまざまな不調が表れやすくなります。産婦人科医の松村圭子先生によれば、これらの不調の原因は女性ホルモンのゆらぎと関係があると言います。「女性は月経周期において、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが規則正しくリズムをもって、増減を繰り返しています。このリズムが崩れるとゆらぎにつながります。さらに更年期に入ると大きくゆらぎながら、エストロゲンが低下していきます」(松村先生)ゆらぎの放置が“ガクッと老け”にも女性ホルモンのゆらぎは美容面にも大きく影響すると言います。「卵巣からは、エストロン(E1)、エストラジオール(E2)、エストリオール(E3)という3種類のエストロゲンが出ており、エストラジオールの活性が一番高く、エストロゲン量として調べるのはこのエストラジオールです。「エストラジオールは、肌の角質層の水分を保持して潤いを保ち、真皮層のコラーゲンやエラスチンの合成を促進してハリを保っています。特に閉経後は、このエストラジオール量がほぼゼロに近くなるため、肌のハリツヤに影響を及ぼしガクッと老けます」(松村先生)身体、精神、美容に影響する女性ホルモンのゆらぎは、生活習慣で改善することが可能だそうです。管理栄養士が推す、ホルモンバランスを整える食材は?見直したい生活習慣の中の一つが食生活。管理栄養士の渥美まゆ美先生に、ホルモンバランスを整える食材ととり方のコツを教えていただきました。おすすめ食材1:マグロ・カツオ「マグロやカツオにはビタミンB6が含まれています。ビタミンB6 は、エストロゲン代謝に働きかけるといわれていますのでホルモンバランスを整えてくれる助けとなります。水溶性ビタミンなので、鮮度のあるうちのほうが多く摂取できますし、加熱による損失も多いので、生で食べるのがおすすめです」(渥美先生:以下同)おすすめ食材2:アボカド「アボカドには、パントテン酸が含まれています。パントテン酸はストレス緩和作用のある副腎皮質ホルモンの合成・促進に関与するといわれていますので、更年期やプレ更年期のイライラするときなどにおすすめです。同様にパントテン酸を多く含む納豆やそばと組み合わせると栄養バランスも整いおすすめです」おすすめ食材 3:大豆全般「女性ホルモンといえば類似の働きをする大豆です。大豆に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似たような働きをしてくれるので、ホルモンバランスを整える助けになります。大豆として食べるとあまり吸収率は良くないので、限られた商品だけ偏って食べるのではなく、納豆、味噌、豆乳、油揚げ、などさまざまな大豆商品をこまめに食卓に取り入れることをおすすめします」おすすめ食材4:ナッツ類「ナッツ類に含まれるビタミンEは女性ホルモンの一つである黄体ホルモン(プロゲステロン)の材料となります。脳下垂体や卵巣に働きかけホルモン分泌コントロールします。また、血液循環改善の働きもあります。同様にビタミンEが多いかぼちゃやブロッコリーと組み合わせてサラダにしたり、おやつとして食べるのもおすすめです」薬学博士が推す、ホルモンバランスを整える食材は?次に、薬学博士の小川博先生にもホルモンバランスを整える食材を聞きました。なんと、先生がおすすめするのは、男性の精力剤として知られる「マカ」です。「マカには、減少した女性ホルモン分泌を助ける働きがあると考えています。更年期症状を有する女性を対象にマカエキスパウダーを摂取した実験¹では、閉経後女性においてエストラジオール値が増加する傾向が見られました。つまり、閉経に近づくころからマカを摂取し続けると、更年期症状を予防・改善できる可能性が高いということです。また、この研究から、のぼせ、頭痛、冷えなどの更年期によく見られ、女性ホルモンのゆらぎによって起こるこれらの症状が、マカによって改善が見込まれることがわかりました。さらに、同じ研究でマカが皮膚の新陳代謝を促し、修復・再生する働きがある成長ホルモン値を増加させる傾向があることもわかりました」(小川先生)でも、マカなどそのまま食べられないものはどうやってとれば良いのか、わからない人も多いでしょう。産婦人科医の松村圭子先生は、保健機能食品を活用するのも方法とアドバイスします。「近年、保健機能食品などで女性ホルモン様作用を示すものや、ホルモン調整をおこなうものが多数出てきました。病院へ行くほど体調不良でなければ、エビデンスが確かなものでしたら積極的に利用してみるのも良いかもしれません。ただし、続けることが大切なので、続けやすいものを選ぶと良いでしょう」(松村先生)。※1)第61回日本栄養・食糧学会大会 中谷 矩章ら 「更年期障害に対するマカエキスパウダーの効果」『更年期障害に対する MACAXSⓇの効果』 (二重盲検によるヒト臨床試験)まとめ更年期の不調も、やっぱり栄養バランスの良い食事が大切でした。一方で、女性がマカの商品はハードルが高い、と思っている方も多いかもしれませんが、最近では女性向けの製品も登場し、手軽にとれるようになっているそうです。松村 圭子(まつむら けいこ)先生成城松村クリニック院長。婦人科医。広島大学医学部卒業後、同大学産科婦人科教室入局。2010 年、成城松村クリニック開院。女性の不調に向き合い、診療の傍らテレビや雑誌などマスコミでも活躍。著書『これってホルモンのしわざだったのね』(池田書店)他多数。渥美 まゆ美(あつみ まゆみ)先生Smilemeal 代表 管理栄養士。出版、メディア出演、レシピ開発などともに、企業向けの健康セミナーの講師や健康経営サポートサービスや料理教室、高齢者向け介護予防教室など健康サポート事業にも携わる。著書『朝つめるだけ弁当188』『医者いらずの食材使いこなしレシピ』 など多数。小川 博(おがわ ひろし)先生前帝塚山学院大学人間科学部食物栄養学科教授 薬学博士。日本栄養・食糧学会参与。★関連記事:知っておきたい!更年期とLDLコレステロール上昇との意外な関係【医師監修】★関連記事:【更年期の生理】閉経が近づくと、生理はどう変わる?生理周期や量は?★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。
2022年01月23日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第30話。ついに資産運用の勉強を始め出したやましたさん。自分に合った方法が決まったまでは良かったのですが……。★前回:「呼吸、食事、排便…」面倒くさがりな私が資産運用の勉強を決意! #脱力系ゆる更年期日記 30ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。資産運用の勉強法について、本を読むか、無料の投資講座に申し込むか、はたまたYouTubeで好きなチャンネルを探すか、悩んでいた私ですが、一番取り掛かりやすく無料で始められる「YouTube」から入ることに決めました!「仕事をしながら、音楽感覚でYouTubeを聞き流す♪」こんな感じです。「資産運用の勉強」というと、重々しくて堅苦しく聞こえてしまっていましたが、もうすでに仕事をしながらYouTubeを聞き流す習慣があった私には、実践しやすく何のストレスもありませんでした。まさに呼吸! 食事! 排便! YouTube!!私に合った良質な情報をちゃんと見極めるため、「初心者向け」「資産運用」をキーワードにいろんなチャンネルを見あさりました。その手の知識が皆無な私は、言わば、まだ何も書き込まれていない真っ白で真っさらなキャンバス。ひとつの間違った色に染まってしまっては元も子もない!こうしていろいろなチャンネルを聞き流し数日がたったころ、「重大な事実」を知ってしまいました。よくよく注意深く聴いてみると、いろいろなチャンネルでほとんどの人が口をそろえて同じことを言っていました。今から資産運用を始めて、友だちみたいな豊かな暮らしがしたいと鼻息を荒くしている私にはとても大事なその事実。それは……。「私は資産運用をすべき人ではない」ということです。が〜ん!がび〜ん!!がびちょ〜ん!!!あまりの衝撃にめまいが……。このめまいはショックを受けためまいなのか、それとも、ただの更年期の症状なのか……。などと、どっちでもいいことを考えつつ、今も少し落ち込み気味な私です。次回は、なぜ私は資産運用をすべき人ではないのかをお送りしたいと思います。★関連記事:「ひよってんじゃねぇ!」VIO脱毛前日の処理はヤンキー座りスタイルで #脱毛編 #熟女系 30★関連記事:「どんだけ力がないの…!」アラフィフマンガ家のちょっと恥ずかしい散歩事情 #アラフィフの日常 51★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2022年01月13日更年期と言われる40代後半に突入したころから、みるみる体重が増加! 今までのように簡単に減量コントロールができないことに気付きました。最終的に1年間で8kgも太ってしまい、それから焦ってダイエットをいろいろ試したものの1年間失敗続き。やっとたどり着いた自己流のダイエット法で、あと2kgというところまで減量に成功した体験談です。人生で初めての頑固な激太りに困惑するはめにダイエットを甘く考えていたことに焦り、いろいろなダイエットを試しましたがせいぜい1~2kg減量してはすぐに戻ってしまうという失敗が続くばかり。その上リバウンドも体験し、結局合計8kgも太ってしまったのです。こんなに頑固な激太りは長い人生の中でも初めてのことだったので本当に悩んでしまいました。食べるダイエットに切り替えたけれど…雑誌によると、更年期の肥満は代謝低下も大きな原因の一つであり、燃えなかった脂肪はどんどんたまってしまうそうです。だから、若いときと同じように食べ、同じ仕事量をこなしていても、代謝低下による激太りに悩むはめに。私は今までの経験で、とりあえず減食すればなんとかなると思っていました。また、食べないダイエットは少ない食事量に体が慣れてしまうと脂肪が燃焼しにくくなることも知りました。そこで、私は更年期には代謝を高めることが重要だと気付き、食べないダイエットはやめて、しっかり食べるダイエットに切り替えました。ストイックな炭水化物のカットはせず、主食のご飯、パン、麺などを避け、肉、魚、野菜などをたっぷり食べるという方法です。1カ月ほどで一気に2kgも落ち、「これだ!」と思いましたが、結局3kg落ちたところでストップしてしまいました。せっかく大好きなご飯やパンを我慢していたのに大きな変化がなかったため、結局挫折してしまい体重も当然戻ってしまいました。そのときにネットで炭水化物ダイエットによって体調を崩した、炭水化物不足によって脂肪が燃焼しにくくなったという失敗例があることを知ったのです。次の章で、頑固な激太りの救世主になったものを紹介します。更年期の頑固な激太りの救世主になったのは?炭水化物ダイエットの失敗例はもちろん個人差があるようですが、炭水化物不足で脂肪燃焼の低下が起こったという失敗例を知ったときに「私もきっとそうだ」と感じ、今度は主食のご飯などを普段より控えめに、野菜を多めに、肉や魚は普段どおりに食べるといった方法へ移行したのです。そこで、今人気の「もち麦」には食物繊維が非常に多いと知り、炭水化物をとるなら「もち麦」にしてみようと考えました。「もち麦」はカロリーも糖質も白米とそれほど変わりませんが、食物繊維が多く含まれているためダイエット向きだと思ったのです。また、通常は白米に混ぜて炊きますが、「もち麦」の割合が多いほど摂取できる食物繊維も多くなるので、無謀と思いつつ試しに「もち麦」100%で炊いてみました。するとぷちぷちした感覚も思ったよりずっとおいしく、主食は「もち麦」100%に決定したのです。主食にはほかの炭水化物は極力避け、「もち麦」だけを茶碗に軽く半分程度食べるようにしました。すると最初の1カ月で−2kg、次の月は−1kgというように順調に減っていき、5カ月目には合計−6kgの減量に成功しました。ちなみに私は身長155㎝、太る前の体重は49kg。最大に太ったときが57kgで現在51kgです。あと2kgで完全に太る前に戻すことができるので、これからも焦らず確実に減らしていきたいと思っています!まとめ更年期のダイエットは結局食べ物を減らすより、まず代謝の高い体づくりが重要だということを今回つくづく感じました。これからも肥満に注意しダイエットを意識した食生活のためにも、主食はできるだけ「もち麦」100%にしようと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)★関連記事:「体重が右肩上がり…」体力作りとダイエットのための筋トレでボディラインに変化が!【体験談】★関連記事:「知らなかった!」40代のぽっこりおなか、肥満だけが原因じゃなかった!【医師監修】★ウーマンカレンダー体型のお悩み記事をもっと読む著者/Sakura(49歳)子どもは独立し今は夫と2人暮らし。大好きなアクセサリー作りを仕事に。収入は少ないけど好きなことなので意外と気に入っている。
2022年01月04日ホットフラッシュなどの更年期症状はよく耳にするけれど、私に現れた症状は手の指の関節痛でした。痛みで指に力が入らず、家事や仕事も今までどおりにはできないため、家族や同僚の手を借りることに。つらい日々をどう乗り越えたのか……私の体験談をお伝えします。お茶出しや家事がつらい日々…51歳の夏、エアコンの効いた部屋にいるのに頭から滝のような汗が出るように。更年期障害かなと思っていたある日のこと、右手の人差し指と中指の第一関節と左手の親指の付け根が突然痛み出しました。仕事は幸いパソコン作業だったので、キーボードやマウスの操作には差し支えなかったのですが、何よりつらかったのはお客様へのお茶出し。コーヒーカップ、湯のみ茶碗などで飲み物を出していたため、人数が多いとその分重さがあり、手に負担がかかります。そのため痛みがひどいときには同僚に手伝ってもらっていました。家では、材料の入った鍋を持つだけで痛むことも。特に大根おろしを作る、ペットボトルのフタを開ける、洗濯ばさみをつまむなど、小さな物をつまんで力を入れる作業に支障が出てつらい思いをしました。痛みが出ると指の第一関節と第二関節が曲げられず、手をグーにすることができません。どんな動作で痛くなるかわからないので、いつもの家事をして「これはできる、これはできない」と気付くことが多くありました。家族がいるときは手伝ってもらうこともできますが、いないときは惣菜を購入したりしていました。手指の痛みと滝汗を治したくて婦人科に手の指の痛みも滝のような汗もどちらも更年期障害の症状だと思ったので、改善する方法をネットで探しました。「エクオール」という大豆由来のサプリメントが更年期症状に効果があるということを目にして、試してみることに。1週間ぐらい飲みましたが、私の場合、あまり変化がありませんでした。滝のような汗も止まらず、さすがになんとかしたいと思い、婦人科へ駆け込みました。1週間後に血液検査の結果がわかり、更年期障害と診断されました。体の中ですでにエストロゲンが作られていなかったために発汗の症状が出ていたことがわかり、納得しました。先生からは関節の痛みについては特にしっかりとしたお話はありませんでしたが、もともと整形外科に通うつもりだったので気にしませんでした。更年期障害との診断を受け、ホルモン補充療法で様子を見ましょうということに。薬が体に慣れるまでの2~3カ月は不定期に生理のような腹痛や出血がありましたが、それも徐々に回数が減り、気が付けばなくなっていました。異常な多汗は薬の服用を開始して1週間後には治まり、手指の関節の痛みも引きました。 しかし、手指は毎日使うので、しばらくすると痛みが再発してしまいました。装具を着けたら痛みが軽くなった!当初の予定どおり、手を専門に診てくれる整形外科に通院することに。更年期であることやホルモン補充療法をしていることを伝えると、関節の痛みは更年期障害の一つの症状ということを教えてくれました。関節は固定することで安静が保たれるので、私の手にあった樹脂製の装具を制作してもらいました。初めに装着したのはしっかりと固定する装具で、痛みが治まってくるとクッション性の高い装具に変わりました。通院時には、親指と人差し指の付け根あたりの筋肉をマッサージでほぐしてもらいました。さらに、作業療法士さんが私の親指を腹側から押し、私が押し返すというトレーニングもしました。また、自宅でのストレッチも教えてもらいました。手順は①テーブルなどに手のひらをつける。②両手の人差し指と親指同士をつけて三角形を作る。③親指をつけた部分は動かさず、他の指を上側にスライドさせてしずくのような形にする(写真参照)。この動作をして10秒固定×10回を1日3回おこないます。痛みは徐々に取れましたが、どうしても1カ所だけ痛みがひどく痛み止めの飲み薬が効かないので、ブロック注射を打ちました。痛みは引きましたが使い過ぎると再発するので、昼間はテーピングを、夜は装具を装着しています。まとめ女性の更年期症状は、ほてりや発汗、イライラなどは知っていましたが、手指の関節に痛みが出る場合もあることを初めて知りました。関節の痛みが気になったので、悪化する前に病院に行くなどして早めに対処することができました。手の関節痛は一度なってしまうとなかなか治りにくいので、痛みが出にくい手の使い方を覚えるなど、関節痛とともに生活していくことになりました。痛みのつらさは本人にしかわかりませんが、家族や同僚などにしっかりと理解してもらい、サポートしてもらえたらと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)【粒来先生からのアドバイス】関節痛は更年期のころに課題となることの多い症状です。関節痛とエストロゲン低下は関連しており、ホルモン補充療法の有効性、また、サプリメントとしてエクオールの有効性の報告があります。自分で手軽にできるものとしてエクオールのサプリはお試ししやすい選択肢と思います。婦人科外来でもよく提案されているものですが、エクオール自体がエストロゲン活性が弱いので、1週間と短い期間で判断するのではなく、1カ月または数カ月のスパンで飲み続けてみることをおすすめします。改善が見られない、症状の程度が強い方は、婦人科を受診してホルモン補充療法やプラセンタ治療などの相談をしていただくと良いでしょう。関節痛は原因もいろいろあり、関節リウマチなどの可能性もありますので、はじめから症状が強い場合、または婦人科的アプローチで改善しない場合は、整形外科でも相談してみてください。★関連記事:「突然、小指が折り畳まれて激痛も!」小指が硬直して戻らなくなり受診したら…【体験談】★関連記事:すぐに立ち上がれないほど痛みがあった私の関節痛の対処法【体験談】★関連記事:エクオールなど女性向け更年期サプリ。試す価値あり?どう活用する?著者/tomo(51歳)アラフィフになり、更年期真っただ中。症状に悩まされながらも家族のやさしさに触れ、過ごす日々。
2022年01月03日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第30話。今回は、前回に続いて資産運用の勉強を始めることにしたときのお話。何でどうやって勉強するのかを考えたやましたさんでしたが……。★前回:「取り残された感がハンパない!」久しぶりに会った友だちが潤っていて焦った私は… #脱力系ゆる更年期日記 29ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。前回、専門学校時代の金銭的にかなり潤った友だち7人に会い、自分の取り残された感を痛感し、彼らとの溝を埋めるべく「資産運用」の勉強を始める決意をした私。生まれた瞬間から超面倒くさがり屋な私にとって、新しい何かを始めるときに一番大切なのは「何で(何を使って)どうやって勉強をするのか」ということ。そう、それは、まるで息を吸うかのように、まるでごはんを食べるかのように、まるで排便をするかのように、毎日当たり前にしていることのような方法で勉強をすることが非常に重要になってきます。本で勉強するか……YouTubeでよく宣伝している無料の投資講座に申し込むか……はたまた、いつものようにYouTubeで好きなチャンネルを探すか……。呼吸、食事、排便…。呼吸、食事、排便…。悩ましいところです。★関連記事:「えっ、脇毛を生やしたまま!?」脱毛を決めたはいいが、まさかのアドバイス…#脱毛編 #熟女系 26★関連記事:「絶対年上だと思ったら…」初対面での打ち合わせで衝撃の事実が…! #アラフォー絵日記 8★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年12月23日「揺れてる! 地震だ! みんな気を付けて!」と私。周りは「???」の顔。揺れているのは私だけ? 「たしかに揺れていたはずなのに……」。周りの反応を見て、それがめまいだと理解するにはそれほど時間がかかりませんでした。しかし、そのときの私は「どこか悪いのかな」と少し不安に思っただけで、それが更年期のせいだとは気が付いていませんでした。その後、更年期障害を診断され療養休暇を取るに至った体験をお話しします。日常生活の中で異変を感じて更年期外来へ私の感じる症状は一つや二つではありませんでした。部屋の中が暑くてしょうがないので服を脱ぐと、薄着は私だけ。口の中がひっきりなしに乾いてしょうがない。なぜかボーッとしてしまう頭の中。家事をしている最中に子どもから話しかけられても集中できず、言っていることがわからない。イライラしてくる感情も抑えられず、物にあたってしまうこともありました。「なんだか私、おかしいなぁ」と感じていたとき、やはり似たような症状の知り合いが更年期外来へ通い始めました。彼女の話を聞くと、まさに私と同じ症状。自分も困っていることを打ち明けると、「更年期外来に行ってみたら?」と受診をすすめられました。それまで内科や耳鼻科など「なんとなくこの科かな」と当たりを付けては、いろいろな科を受診していました。しかし、結局原因が見つからずにいた私は、思い切って彼女のすすめる更年期外来を受診。そして、「もしかしたら更年期なのかな?」と自分でもうすうす思うようになってきていたところに、ハッキリと医師から「更年期障害ですね」と診断されました。更年期障害とわかり療養休暇を取ることにところが、この診断が出たことで思ってもいなかった事態が起きました。原因がわからなかったときには、やらせてくれていた外回りの仕事。「更年期によるめまい」とハッキリ診断が出たことで、「外回りの業務は危険」と判断されてしまったのです。思いがけず、療養休暇に入ることになった私。はじめのうちこそ時間を持て余していましたが、そのうち「よし! 今まで忙しくてできなかった家事をしよう!」と思うようになりました。とりあえず久しぶりにカーテンを洗おうと、背伸びをしてカーテンレールへ手を伸ばしましたが、やっぱり襲ってくる“クラクラクラ”。なんだか気持ちまでダウン……。でも、そんなときは「更年期だから仕方ない」と作業を諦めてソファーで横になり休憩するようにしました。そのせいで、もし夜なかなか眠れなくなっても、とりあえずベッドで体を休めればいいやと気楽に考えるように努めました。体調を改善するために、更年期外来で指示された「リラックス・軽い運動・睡眠・規則正しい生活」を意識して心がけるようにしたのです。良くなったり悪くなったりの更年期症状働いているときは慌ただしかった暮らし。療養休暇のおかげで、ゆっくり時間を過ごせるようになりました。無理のない生活リズムになっていき、祝日には血行を良くするために日帰り温泉に出かけたりもしました。薬もきちんと飲み、4週間後に病院へ再び診察に行きました。するとそこで、私は漢方薬を飲み続けると肝機能が悪くなってしまうことが判明。「薬を一旦やめましょう」と、薬の服用に対してドクターストップがかかりました。とはいえ、しばらくの服用のおかげか、あるいはのんびりした生活のおかげか、めまいはだいぶ落ち着きました。「そろそろ復帰したいな~」と職場へ復帰時期を確認すると、「完治の診断書を提出してください」とのこと。早速、病院で診断書をお願いしましたが、なんと先生は「めまいが落ち着いていても完治とは書けません。更年期には完治がないのです」というではないですか! “完治がない”という思いがけない言葉にショックを受け、「果たして私は復帰できるのだろうか」と徐々に不安になっていきました。そして、イライラしたりめまいが再発したり……。更年期症状は一進一退を繰り返すようになっていきました。まとめそんなしんどい日々から解放されるときが来ました。「完治が無理なら、業務に差し支えない程度に回復したことを書いてもらって」と、職場の指示が変わったのです。おかげで4カ月ぶりに復帰できました。更年期がつらいときは無理せず、ゆっくりすることが大切。しかし、家で休むことばかりを重視するより、不安を取り除くことも大切だと知りました。どうやら私は「社会に置いていかれる不安」で更年期が一進一退し、余計にしんどかったようです。今は適度に働き、疲れたら休み、体調が良くないときは「仕方がない。更年期なんだから」と妥協するようにしています。今後も更年期は続くけれど、仲良く付き合っていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)★関連記事:「日中の自分とはまるで別人」夕方、体調が急降下してめまい、倦怠感。その日を振り返ると…【体験談】★関連記事:「知らなかった…!」突然起こるめまいと耳鳴りは更年期障害の症状だったとは…【体験談】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/栞 みさこ(54歳)50歳を過ぎてから、なんとなくぽっちゃりしてきた戸惑いレディ。
2021年12月19日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第29話。久しぶりに会った友だちがみんな金銭的に潤っていて、取り残された感を抱いたやましたさん。そこで自分も何かを始めなくては……と思い至ったこととは。★前回:「恋のチャンスを逃すな!」BTSを猛勉強中、ふと自分の顔を見て驚愕! #脱力系ゆる更年期日記 28ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。先日、5年ぶりくらいにデザインの専門学校で一緒だった友だちと会いました。専門学校と言っても、私が29歳のときに働きながら夜通っていた学校で、同じクラスの生徒さんたちの年や環境はみんなバラバラでした。そのなかでも今でも仲良くしている人たちと、そこから派生した友だちの友だちみたいな人たちと7人で集まりました。ほとんどが5〜6歳年下の子ばかりですが、全員が40代ということで、年齢に応じて、とてもすてきな大人になっていました。会社から独立して潤っている人、副業で潤っている人、会社員をコツコツ続けて潤っている人ばかりで、収入が乏しく毎月のようにカードの支払いに苦しんでいる私の目には、キラキラと輝いて、とてもまぶしくかっこよく見えました。私といえば、収入は20年前の1/5、体力は10年前の1/10、頭の回転においては30年前の1/100程度、と何もかもが集まったみんなとは逆方向に進んでいるように思えました。取り残され感がハンパなく、私も何か、すてきな大人になれる何かを始めなければ!と強く思いました。もうすっかり寒くなった真っ暗な帰り道、ひとりで自転車をキコキコと漕ぎながら私が考え出した答えはこれでした。ずばり「資産運用」。副業も、会社員も無理な私は、大人といえば資産運用でしょう!(※個人の感想です)という安易な考えから、49歳の冬、資産運用の勉強を始めることにしました。★関連記事:「若くなくて悪かったな!」若い子にはしゃぐアラフォー男の会話に腹が立つ #アラフォー絵日記 6★関連記事:「執刀医って!?」最初からわかっていれば違っていたのに~ #43歳で腎がんになった話 17★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年12月09日更年期の症状と言えば、私が思い付くのは月経異常やホットフラッシュといわれる「のぼせ」「ほてり」「汗をかきやすくなる」などで、人それぞれ症状の出方が違うということぐらいしか聞いたことがありませんでした。そんな私が更年期の症状と不安感に向き合った日々についてお話しします。あれ? これが更年期?私が初めてホットフラッシュを感じたのは40代後半、転職をして間もないころだったと思います。仕事をしていて妙に顔がほてるのを感じました。お昼休みのあとの眠気とはちょっと違うような気がしましたが、そのときは気にしませんでした。ただその後、何回か同じようなことがあり、「あれ? これはもしかしてホットフラッシュ? これがうわさのホットフラッシュ?」と思うようになりました。そのころ私は慣れない仕事に緊張の連続で、だいぶストレスを抱えていました。ただ、同じころに入社した方が2人いて、会社の話やグチを話せたことが救いでした。「とりあえず1カ月は休まないで会社に行こう!」。そう決めていました。そして、少しずつ仕事には慣れましたが、今度は気分の落ち込みがひどく、誰に何を言われたわけでもないのに「どうせ私はダメなんだ」などと理由もなくうつうつとした日々を過ごしていました。でも、それが更年期の症状だとはあのころの私は思いもしませんでした。この不安感は何?私を悩ませた更年期症状私の更年期の症状は比較的軽いほうだったと思います。もともと頭痛持ちでしたし、不眠はそれ以前から時々眠れないときもあるので、特に更年期の症状とは言えません。肩凝りは仕事でパソコンを使っていたせいだと思っていました。めまいとホットフラッシュだけが更年期の症状に当てはまっているとそのときは思っていました。めまいはたまにありましたが、倒れるということはなく、気を付けていれば大丈夫でした。ホットフラッシュも時々のぼせる程度なので、自分さえ気にしなければ顔が赤くなってほかの人にわかるということはありませんでした。私は疲れると人と接するのが不安で嫌になるのですが、あのころは不安感が強く出て、とにかく人と話すのが苦痛でした。「何を言われるんだろう?」「何か間違えて怒られるんじゃないか? 」「自分はみんなからきらわれているのでは?」など不安になり、自分が嫌になりました。当時はなぜこんなにも不安感が強いのか不思議だったのですが、今になってインターネットで調べてみると、不安感も更年期の症状の一つとして出る場合があることがわかりました。医師に診断されたわけではありませんが、当時の不安感は更年期の症状だったのだと自覚しました。次に、私がどのように更年期をやり過ごしたのかをお伝えします。考えないこと!気にしないこと!私は生まれつきあまり体が丈夫なほうではなく、よく風邪をひいては熱を出し病院に行っていました。成人してからは、ちょっと体調が悪いなと思ったら無理せず、ひどくなる前に薬を飲んだり休んだりしています。そのおかげか、今ではめったに風邪もひかず元気に過ごしています。今思うと、それが更年期の症状をやり過ごす良い方法だったのではないかと思います。私の場合は、頭痛が来そうと思ったら早めに薬を飲み、不安感に襲われたら席を立ってトイレに行ったり、誰かと話したりして気分転換をしました。そうして、その日の自分の体調に合わせて無理せず、うまく自分の体と向き合っていきました。それから、あまり思い悩まず考え過ぎないようにしました。考えてもどうしようもないことは考えない、気にしないこと、これも一つの過ごし方のポイントでした。仕事が忙しくなり、そんなことを考える暇もなくなりました。それに加えて、しばらく休んでいた趣味のパッチワーク教室にまた通うことにして、楽しい時間ができたのもよかったのだと思います。自分の好きなことができる時間を持って、うまく気分転換することが私の更年期の過ごし方でした。まとめ更年期の症状はいつかは必ず終わる! そう頭の中ではわかっていました。しかし、症状が軽かったと思う私でもその最中にいるときはやっぱりつらいものがありました。自分が更年期だったとは思いたくありませんし、認めたくありませんでした。でもいつしか「もう自分は若くないのだから、自分を大事にして無理をしないで生きていこう」と思うようになりました。「若くはないけれど、心は若く持とう!」。まだやりたいこともあるし、友だちと旅行にも行きたい。そのためには元気でいなくてはと思って日々を過ごしています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)★関連記事:「抜け毛が減った!」いろいろ試してよかった更年期障害の抜け毛対策【体験談】★関連記事:「あれ? なんか臭い…?」原因はホットフラッシュ!?冬でも必要な汗対策とは【医師監修】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/akebeko1(58歳)神奈川から生まれ育った岩手に引っ越して、現在は夫と猫2匹と楽しく田舎暮らしをしている。
2021年11月27日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第28話。若さを取り戻すために恋をしたいと思っていたやましたさんに訪れた恋のチャンス。そのチャンスを生かすべく頑張っていたのですが……。★前回:「BTSで誰が好き?」49歳、もしかして恋をするチャンスかも!? #脱力系ゆる更年期日記 27ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。娘たちに大流行中のBTS。「マミーBTSの中で誰が一番好き?」という娘たちの質問に素早く答え、さらに、推しのすてきなところをシェアし合い、きゃっきゃきゃっきゃするために、そして老け込んでしまった49歳が再び恋をして若さを取り戻すために、BTSについて猛勉強を始めました。恋がしたい、恋がしたい、昔のように恋がしたい……。そう思い必死でBTSをググりまくっていたのですが、そのとき、ふと横の窓ガラスを見ると、疲れ切った老婆のような自分の顔がぼんやりと映っていました。ぎゃぁ〜〜〜〜!!!!!ピッチピチのまぶし過ぎる若者の顔、か〜ら〜の、カッスカスのぼやけた自分の顔……。コントラストがキツ過ぎて、なんとも言えない虚しい気持ちになりました。とはいえ、諦めたらそこで試合終了!引き続き、誰かに恋をして20代の私に再び出会えるようターゲット求めて日々邁進したいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:「えっ!?」角膜再生のためサングラス生活を続けた結果、医師から驚きの声が #アラフィフ雑記帳 4★関連記事:「2年間はなんだったんだ…」お別れの気持ちを込めてはいてみたら驚愕! #くそ地味系40代独身女子 35★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年11月26日40代は老眼以外で更年期の症状に悩まされることなく過ぎたので「私の更年期は軽い」と、たかをくくっていた私。ところが50歳になって突如ホットフラッシュが始まり、それに伴う発汗は日に日に増していき、今では瞬く間におでこから顔全体そして首周りがシャワーを浴びたようになってしまうほどひどい状態に。このまま悲惨な50代を過ごすのは嫌なので、自分なりに考えたホットフラッシュを乗り切るための対応策をおこなっています。ホットフラッシュを乗り切る対応策3つタオルハンカチと扇子、うちわを携帯常に冷たい飲み物を水筒に入れて持ち歩く保冷剤やタオル、冷たいスプレーを常備【1】タオルハンカチと扇子、うちわを携帯就寝中でも外出中でも構わず急に顔がのぼせて発汗するので、最初はどうすればいいのか対応に困惑していた私。ですが、今ではすっかり慣れ、決して慌てずに落ち着いて対処しています。ホットフラッシュは一度起きると待ったなしで「あれよあれよ」と汗が出てくるため、まず常に携帯しているタオルハンカチで慌てずさっと汗を拭き取り、何事もなかったかのように扇子で優雅にあおいでクールダウンするのを待ちます。外では人の目もありますが、本人が動じなければ周りも注目することがないと思うので、頭はカッとしていても心は冷静さを保ちながら呼吸を深くおこないながら、対処するように心がけています。自宅では扇子よりも一気にあおげるうちわを愛用していて、自分の動線ポイントにはオシャレなうちわを置き、ホットフラッシュが起きたらすぐに手が届くようにしています。【2】常に冷たい飲み物を水筒に入れて持ち歩く毎日、保冷効果が高いタンブラーや水筒に冷えた飲み物を入れて携帯し、ホットフラッシュが起きたらすぐに飲んで体の熱を下げるようにしています。以前はコーヒー・紅茶や日本茶・中国茶など大好きで常飲していましたが、40代半ばあたりからカフェインを摂取するとめまいが起きるようになってしまったため、今はノンカフェインの黒豆茶やハーブティーを飲んでいます。大豆は更年期に分泌が低下する女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをする「イソフラボン」が含まれるのは知っていたので、煮出した黒豆茶を冷やして入れています。ほかには爽快感の得られるミントティーやビタミンCが豊富なローズヒップティー、ルイボスティーを入れたりすることが多いです。ハーブについていろいろ調べたところ、セージは抗酸化物質のポリフェノールやビタミンKを多く含むとあったので、たまにセージティーも作っています。【3】保冷剤やタオル、冷たいスプレーを常備ハンカチで包んだり小さなポーチに入れたりした保冷剤や、水に濡らして絞ったタオルを冷凍庫に入れています。ホットフラッシュを感じるときにサッと取り出し、おでこやこめかみ、頬、後頭部、首の両側・後ろなどのほてった部分に当てると、ひんやりしてすごく気持ちが良いです。また蒸留されたローズやカモミール、ラベンダーなどのハーブウォーターを購入し、スプレーボトルに入れて冷蔵庫で保管し、突然顔周りが熱くなったときにシュッとスプレーすると、冷たい霧とハーブの清々しい香りでほてりも落ち着きリラックスできます。自宅で栽培しているミントやローズマリーを沸騰させた精製水で軽く煮出し、ハーブウォーターを楽しみながら作ることもあります。外出中は市販の冷感スプレーや冷感ウエットティッシュを持ち歩き、突然のほてりにも焦らずに対処しています。まとめ50代に入ってさまざまな体の不調が起き始め、時には憂うつな気分になることも。でも私だけが更年期で苦しんでいるわけではないし、不快な時間は落ち込んで過ごすより少しでも明るい気持ちで乗り切りたいので、なるべく気分を上げるような行動を取るようにしています。扇子やうちわは100均やデパートで気軽に買ったもののほか、多種多彩ですてきな商品を販売している老舗扇子・うちわ専門店のオンラインショップで気に入ったものを購入しています。凍らせるタオルを好きな色やデザインで選んだり、冷たい飲み物にはいろいろなハーブティーを試したりしています。心と体はつながっていると思うので、これからもできるだけ心地良く過ごせるような工夫をしていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)★関連記事:運動嫌いでもOK!お金をかけずに手軽にできるホットフラッシュ対策とは【医師監修】★関連記事:「暑いのは私だけ?」「私が高血圧?」更年期だからと諦めず婦人科を受診してよかった!【体験談】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/よーさ(52歳)英語なんでも屋・ライター。長い海外生活で気付いたらストレートの髪が天パに。現在は夫と思春期の息子と南国に暮らす。40歳で老眼、50歳で白髪が増えホットフラッシュに苦しむ。仕事で不規則な生活なため運動不足解消に時々走ったり泳いだりする。甘い物が大好きで困っている。
2021年11月21日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第27話。今回は、娘たちのひと言でふいに訪れた恋のチャンスについて。49歳、もう一度恋をする!?★前回:「最近、老化がヤバすぎる…」若さを取り戻すために必要だったのは #脱力系ゆる更年期日記 26ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。私には小学2年と4年の娘がいます。その娘たちの通う小学校では、ほかの小学校と同じように女子たちの間で「BTS」が流行っています。娘たちもそれぞれの推しを見つけて、やれ誰それが良いとか、いいや私は誰それ派やとか、きゃっきゃきゃっきゃと女子トークを繰り広げています。そんなある日、娘たちに聞かれました。「なぁマミー、マミーはBTSのなかで誰が一番好き?」身も心も疲れ切った私には、BTSから1人を選ぶ労力もありませんでしたが、そのとき、最近私が老け込んでいることについて尋ねたところ、夫から言われたひと言をふと思い出しました。「てか、お前……。恋してるぅ?」「てか、お前……。恋してるぅ?」「てか、お前……。恋してるぅ?」何度もこだまする夫からのひと言。(夫に)恋をしていないから老け込んでいるのではないかという指摘でした。私、今、もう一度、恋するチャンスなのかも……(夫ではない誰かを)。娘たちと一緒なら楽しく恋ができるかもしれない♡と心がざわついた夕暮れ時でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:「すごい説得力!」体に良いと思いつつ習慣化しなかったことができたワケ #ときめけ!BBA塾 100★関連記事:「体重と体調、どっちが大事?」60kg越え、アラフォーのダイエット問題 #アラフォー絵日記 3★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年11月19日株式会社ダイセル(本社:大阪市北区)が運営する大人のウェルエイジング・ブランド「WELLMETHOD(R)(ウェルメソッド)」は、女性を対象とした更年期に関する意識調査を実施いたしました。調査結果からは、回答者の年代によって、更年期に現れる不調について認知度にばらつきがあることや、自分自身や周囲が更年期世代の女性に起こりうる不調について正しく理解することの重要性が明らかになりました。また、更年期の不調に備えた事前準備については、50代において、「サプリメントの使用」が最も多く確認されています。実際に体験した更年期症状については、50代・60代において、病院での治療に加え、サプリメントを活用することで良い影響を感じている意見も見られました。本調査結果の詳細は、下記URLにてご覧いただけます。 WELLMETHOD(R)では、大人の女性のウェルエイジングを応援するサプリメントや化粧品の企画開発・情報提供のほか、消費者に向けたアンケート等を定期的に実施・公開し、更年期世代の女性のライフスタイルを総合的に支援してまいります。■調査概要対象 :全国15歳以上の女性回答数:1,200名実施日:2021年6月11日~2021年6月23日方法 :インターネット調査■調査結果概要●どの年代でも生理についての悩みがある。●若い世代では更年期の不定愁訴※について認知度が低く、更年期に近づいて初めて認識する傾向がある。●女性ホルモンの分泌低下による不調の中でも、「手指の関節の変形」「膣の渇き」「下部尿路疾患」「骨盤底筋の低下」はどの年代でも知らない人が多い。●50代では更年期の不調に備え、サプリメントを使用する傾向がある。●現在治療中/過去に通院していたと回答した人の悩みの多くは「通院に要する時間」と「金銭面」である。●通院をした50代・60代の多くは更年期の症状の改善を実感している。●更年期治療を受けて精神的に楽になったという意見の一方で、サプリメントで安心感を持つ人もいる。※不定愁訴:明確な原因が無いのに生じる様々なからだの不調のこと<調査結果 抜粋>閉経後は、女性ホルモンの分泌がなくなることで起こる不調がいろいろあります。次にあげた様々な不定愁訴や不調について、あなたはご存知でしたか?閉経後の不定愁訴や不調の認知度更年期の不調に対する質問でいずれかの項目に対して、「知っていたので、不調に備えて事前の準備をしていた」方は、どのような準備をしていましたか?更年期の不調に備えて事前に行った準備 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月17日私は大の寒がり。冬の訪れとともにストーブが欠かせなくなります。「寒い、寒い」と大騒ぎして、例年、ストーブの前を陣取って離れられないほどでした。ところが、そんな私に家族のみんなもびっくりするほどの変化が起きたのです。ストーブ消すよ! え? 寒いの?ストーブが大活躍する季節、冬。でも、なんだか今年はそんなに寒くない。むしろ暑いかも……。そう感じてストーブを消すと、娘から「えー! 寒いから消さないで~」と苦情が。「汗が出るくらい暑いのに、変だなあ」と思っていると、ほかの家族からも「寒いよ!」との声。どうやら私ひとり「暑い、暑い」と感じているみたい。そんな例年とは違う私の様子に、家族も不思議がっていました。それで、私も冷静になって分析してみました。「よく考えると、暑いと言っても少し時間がたつと汗はスーッと引いていく。そして、またしばらくすると暑くなって……の繰り返し。もしかしてストーブをつける、つけないの問題ではないのかもしれない」と思い始めました。「何かがおかしいなあ」と感じながらも、毎日を忙しく過ごしていました。「これはもしかして更年期?」と思いながらも打ち消していました。「50歳だけどまだ生理も普通にあるし」と。なんだか変。今までとは違うみたい「暑い、暑い」と言いながら忙しさに追われるだけの日々を過ごしていましたが、たしかに何かが少しずつ変化しているのを感じていました。なんだか心臓がドキドキしたりふわふわした感じがしたりします。冬でも暑くて汗をかくのが日常茶飯事になってきました。「やっぱり更年期なのかなあ」と思いながらも、そんなにつらくもないし仕事もしていたので、婦人科を受診することまではしませんでした。代わりにテレビCMなどで名前を聞いたことがある更年期用の薬を飲んでみようと思い立ち、ドラッグストアで購入し、飲み始めました。飲み続けていると症状が少し良くなったような気がしていたのですが……。高血圧? 私がですか?更年期用の薬を飲み始めてから1年ほどがたちましたが、その間に体調はますます悪化。相変わらず汗はかく上に疲れが取れず、気持ちも上がらなくなりました。仕事で人間関係の悩みもあったけれど、そういった精神的なことが体調悪化の原因ではなさそう。これだけ長く体調が悪いのだから、やはり更年期なんだろうと思いました。そして思い切って婦人科を受診。すると上の血圧が160と、とても高いことがわかりました。さらに、婦人科からすすめられるままに循環器内科も受診。検査ではコレステロール値も高く、貧血もあることがわかりました。それまで血圧や血液検査で異常があったことは一度もなく、元気に過ごしてきた私。そんな私が高血圧で高コレステロール、おまけに貧血気味なんて! 予想外の結果にショックを受けました。でもそれと同時に、「更年期だからと諦めないで、思い切って受診してよかった」と思いました。病院では血圧を下げる薬などを処方してもらいました。1カ月くらいたつと体調も元に戻り始め、気持ちも上がってきました。また「暑い、暑い」と言って汗をかくこともほとんどなくなりました。まとめ今までは家族の心配ばかりしていましたが、今回のことで自分のことも大事にしなければいけないと思いました。生まれて半世紀もたつと、体はやはりガタが来るものですね。10代は大人への体の変化がありましたが、50代は老化へと向かう体の変化があるのだと思います。「更年期だから仕方ない」と流してしまっていたら解決できませんでした。だから、あのとき思い切って病院へ行って本当によかったです。いつまでも元気でいたいので、自分をいたわりながらこれからの時間を過ごしていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)★関連記事:「体温が35度台って低すぎ…?」更年期の不調は低体温も原因? 改善策は?【医師監修】★関連記事:「もう少し早く知っておけばと後悔ばかり…」更年期とLDLコレステロールの関係【体験談】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/かんちゃん(52歳)昭和42年生まれ。50歳になってから年齢カウントはしていない。子ども2人が独立して子育ても終了。これからは第2の青春でいろんなことに挑戦。大好きなロック歌手のライブに行ったり、新しい楽しいことを見つけて人生楽しむ予定。体もいろいろとガタが来ているがうまく付き合っているところ。座右の銘は「人生いつどうなるか分からない。だから今を楽しく」。
2021年11月16日私は、更年期とLDLコレステロールが関係あることを知りませんでした。もう少し早く知っていたら、何か対策があったのにと後悔するばかりです。今回は、更年期が終わったあとに起こった私の体の変化について書きたいと思います。LDLコレステロール? 何のこと?更年期もあまり気にならなくなった50歳を過ぎたころ、会社の健康診断の結果が届きました。結果を見るとLDLコレステロール値が基準値120mg/dlに対して約220mg/dlもあり、「要再検査」と書いてありました。え? 何のこと? 今までコレステロールで引っかかったことはないし、自分には関係のないことと勝手に思っていました。何かの間違いと思い、あまり気にしませんでした。その後、健康診断の結果をよく見ると、以前と比べて体重が増えているし血圧も高くなっています。若いころはいくら食べても太らなかったし体重が増えてもすぐ戻ったのに、最近は増えても戻らなくなり、「代謝が悪くなっている!」 と感じました。血圧も以前は低め安定だったのが、高血圧とまではいきませんがジワジワと高くなっています。このころ私は毎日残業で帰りが遅く、夕飯を作る気力もなくコンビニ弁当やスーパーのお総菜を食べていました。食事内容も野菜が少なくてお肉が多かったと思います。夫は私の仕事に理解があり、残業のときの晩ごはんは各自というのがわが家のルールでした。でも、そんな生活を続けて体に良い訳がありません。更年期とLDLコレステロールの関係医師からはLDLコレステロールの説明しか受けませんでしたが、もしかしてこれも更年期と関係あるのでは?と思った私は、更年期とLDLコレステロールの関係をネットで調べてみました。すると脂質代謝が閉経後に大きく変化することや、LDLコレステロールは女性が50歳を超えると急速に上昇するとありました。ほかにも脂肪燃焼の働きがある女性ホルモンのエストロゲンが減少することで脂肪が燃焼しにくい体になること、エストロゲンが減少すると皮下脂肪だけでなく内臓脂肪もつきやすくなることなどの情報もありました。さらに狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの動脈硬化に伴う疾患と関係があるのがLDLコレステロールのようでした。一番ショックだったのは、これは健康診断後に受診した病院の医師から説明を受けたときに言われたのですが「LDLコレステロールは夜作られる傾向があるので、夜の食事は遅くても夜8時までにとったほうが良い」ということでした。知らなかったとはいえ、私が残業したあと、夜遅くなってから食事をしていたことはLDLコレステロールを作っていたことになります。これじゃあ、健康診断の結果も悪くて当然です。更年期症状がなくなって思うこと結局、会社勤めの間は栄養バランスの良い食事をとることに気を付けることぐらいしかできませんでした。その後、夫の希望で私の生まれ故郷で暮らすことになり、55歳で会社を辞めました。現在、私は岩手で夫と猫2匹とのんびり暮らしています。規則正しい生活をして、健康のために近所のスポーツ財団が主催するノルディックウォーキングとコンディショニングの教室に通って、時々散歩もしています。市の健康診断でもやはりLDLコレステロール値が同じように高かったので、病院に行くと、まずは食事指導を受けてという指示でした。食事指導では毎食野菜をとることと、毎日少しずつでも散歩などの運動をするようにと言われ、1カ月様子を見ることになりました。そして、1カ月後のLDLコレステロール値が200mg/dlとまだ高かったため、最終的にLDLコレステロール値を下げる薬を飲むことになりました。今は薬を飲んでいるので基準値まで下がりましたが、いつか薬を飲まなくてもLDLコレステロール値が基準値になるようにするのが今の目標です。まとめいつの間にか私の更年期の症状はなくなりましたが、更年期についてもう少し詳しく調べておけばよかったなというのが今の気持ちです。あまり症状がひどくなかったので病院に行くこともなく、普通に過ごせたのはよかったのですが、その分、更年期を甘く見ていました。そして、更年期が終わればまた元に戻るような気さえしていました。更年期が女性の体に及ぼす影響の大きさや、更年期とLDLコレステロールが関係しているということをもっと早く知っていれば、その時点で何か対処法があったのでは?と思うと後悔ばかりですが、まだまだこれからです。これからは自分の体と向き合って、無理せずうまくLDLコレステロールと付き合っていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)★関連記事:「健康に自信があった私が記憶障害!?」更年期の不調を甘く見てはいけなかった!【体験談】★関連記事:「不安が押し寄せてきて止まらない!」これも更年期の症状なの!?【体験談】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/akebeko1(58歳)神奈川から生まれ育った岩手に引っ越して、現在は夫と猫2匹と楽しく田舎暮らしをしている。
2021年11月14日アラフィフとなり、更年期真っただ中の今、「これも更年期の症状なの?」という症状に日々悩まされています。運動もしていないのに動悸がしたり、突然めまいがしてふらついたり、イライラしたり……。なかでも特に困っているのが、急に不安に襲われること。もともと少し心配性なのですが、昨年くらいからは、不安になり始めるとどんどん不安が押し寄せてきて、眠れなくなることもしばしば。そんな私の体験談と、私なりの解決策を紹介します。不安になるのが不安?私は仕事上、イベントの司会をすることがあります。そんなとき、40代までももちろん緊張はしましたが、なんとか無事にこなしていました。でも、アラフィフを過ぎてからのここ数年は、「もし本番中に更年期症状のめまいを起こしたらどうしよう」「体調が悪くて倒れたら迷惑をかけてしまう」「本番中セリフを全部忘れてしまったらどうしたらいいんだろう」などなど、一度考え出すと次から次へと不安が押し寄せてきて、どんどん不安の渦に巻き込まれていきます。また、夫が長期出張に行くとき、今までだったら「ごはん作らなくていいからラッキー♪」くらいな感じでした。でも今は、「夫が留守の間にもし泥棒か来たら?」「災害が起こったら?」「病気になったら?」などなど、不安要素が次々と浮かび、軽いパニック状態に。しかもこれが夜寝るときに始まってしまうと、もうすっかり意識が覚醒してしまって眠れません。眠れないのは大変つらく、そうなると、眠れないまま朝になってしまうかもしれないことがさらなる不安を引き起こして……という悪循環に陥ってしまいます。深呼吸をして頭を空にして落ち着くように不安が押し寄せてプチパニックになるのは、たいていがめまいやふらつきなどの更年期の症状が出ていて体調がすぐれないとき。そういう不調なときに、大きなイベントや夫の長期出張など日常とは違ったできごとが重なると、ちょっとしたプレッシャーが引き金となって不安になってしまいます。それならまずは更年期の不調を緩和しようと、更年期向けの市販薬を飲んだり、できるだけ規則正しい生活を送ったりするようにしました。また、プレッシャーにのしかかられそうになったときは、「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせるようにしました。深呼吸をして、呼吸だけに意識を集中して頭の中を空にします。前にテレビの情報番組で見た瞑想(マインドフルネス)の方法です。脳は常に動いているので、呼吸に合わせて頭を空にすることで脳がリラックスして、気持ちが安定してくるそうです。私も何度か挑戦しましたが、まだまだ瞑想の無の域には達していません。でも、パニックになる一歩手前で気持ちを落ち着かせることができるようになりました。内科で睡眠薬と精神安定剤を処方とはいえ、いろいろなプレッシャーや体調不良が重なってしまい、市販薬や瞑想だけで切り抜けられないことも。不安によって睡眠不足な上に食欲もなくなり、「心療内科で薬をもらったほうが良いのかな。でも少しハードルが高いな」と悩んでいました。そんなとき、友だちが「内科でも睡眠薬や精神安定剤を処方してくれるよ」と教えてくれました。友だちも、不眠やストレスで薬を処方してもらったことがあるそうです。私は早速、かかりつけの内科に行きました。先生に症状を話すと、睡眠薬と胃腸薬、そして軽い精神安定剤を処方してくれました。先生は「これをしばらく飲んで効かなければ、心療内科に行ったほうが良いかもしれない。でも、ちょっとしたストレスで気持ちがしんどいだけなら、これで大丈夫でしょう」とおっしゃいました。不思議なもので、先生とお話しして、薬を処方してもらっただけで、不安感がだいぶ薄れました。おかげで、結局睡眠薬と精神安定剤は1~2回飲んだだけ。薬を持っていることが「不安になっても薬があるから平気」という安心感につながり、悪循環から抜け出せた気がします。まとめ薬を処方してもらってから半年ほど過ぎましたが、今でもすっかり不安とサヨナラできたわけではありません。更年期の症状で急に気分が落ち込んだり体調が悪くなったりしたときに、不安が押し寄せてくることもあります。でも、私なりに不安との向き合い方、対処法を考えたことで、なんとかパニックにならずに踏ん張ることができています。これは私の場合であり、ずっと不安が続くなど、もっと深刻な状態だったら心療内科に相談したほうが良いかもしれません。でもかかりつけの内科でも、処方できる薬があることを知っていれば、それだけで安心できます。これからも安心の材料を少しずつ積み重ねていくことで、不安を遠ざけていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)★関連記事:「健康に自信があった私が記憶障害!?」更年期の不調を甘く見てはいけなかった!【体験談】★関連記事:「まさか私が?」48歳、更年期症状を受け入れ、不調緩和のためにおこなったこと【体験談】★関連記事:「ビバ閉経!と思ったら…」新たにデリケートゾーンの悩みが!【体験談】著者/山川 結希子(50歳)大学生二人の母。閉経間近の更年期真っ只中! 心も体も不調を日々感じまくっていますが、人生100年を見据えて、ただいま生きがいを模索しています♪
2021年11月13日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第26話。最近、老け込んでいたことに悩んでいたやましたさん。老け込んでいたのは、あるものが足りなかったのではないかと思い当たり……。★前回:「何者!?」驚異の年齢を叩き出した人に若い秘訣を聞いてみた! #脱力系ゆる更年期日記 25ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。最近の私の顔は、毛穴は開きっぱなし、シミは隠れないほどに増えまくり、目の上がくぼみ、49歳よりもかなり老けて見えるような気がしています。パックをしたり、美容液を使ったりと私にできる範囲でいろいろなことをしているのですが、あの若かったころの肌に戻ることは一生ないんだなと落ち込んだりしてました。せめて夫に率直な感想を聞こうと「私、最近ホンマにヤバくない?」と聞いてみると、こんな返事が返ってきました。「それはアレやな……、万能の薬と言われるアレをしてない証拠ちゃう?」「今もちゃんと恋してるぅ〜?(もちろん俺に)」いや、ごめん。全然してない。そういえば、すっかり閉経したと思っていた知り合いが、嵐にハマり、生理が再開したという話を聞いたことを思い出しました。恋をしてないから私はこんなに老け込んでいたのか……。やましたともこ49歳、若さを取り戻すために恋をしなければ!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:「は? 溶けてる?」洗濯中、液体洗剤が目にかかり失明の危機!? #アラフィフ雑記帳 2★関連記事:「MRIを撮った意味…」腫瘍らしきものが良性なのか悪性なのか #43歳で腎がんになった話 5★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年11月12日更年期と言えば、「40代半ばから50代半ばまでくらいの女性が、ホルモンバランスの崩れにより不調を訴える時期」というのが私の認識です。アラフィフ世代に突入してから、周りの友人たちにもどことなく不調を訴える人が増えてきました。また、母もちょうどアラフィフのころに原因不明の体調不良を訴えていたのを覚えています。しかし、私自身は健康に自信があったので、更年期と言われる年代に差しかかっても、何の不安もありませんでした。生理が重く、貧血まで。46歳で感じた体の不調40代前半まで病気なんて無縁。若いころからインフルエンザなどにも感染したことがなく、子どもたちに「お母さんが寝込んでいる姿を見た記憶がない」と言われるくらい健康な体の持ち主。そんな私が、「あれ? いつもと体が違うな」と体調の変化を感じ始めたのは、46歳を過ぎたころです。特に顕著だったのが、生理のとき。出血と鈍痛がひどくて、時には貧血まで起こすほど。何しろ気分が悪くて、起きていられないのです。そんな状態だったので、生理期間は必要最低限の家事しかできず、ずっと横になっていました。それでも私は、更年期だから「単に生理が重くなっただけ」と軽く受け止め、病院で診てもらおうなんて考えもしませんでした。「生理の期間はつらいけど、それ以外の期間は普通に過ごせる。だから大丈夫」と、数年の間放置。家族は心配していましたが、「私に限って何かあるはずがない。そのうち治るさ」と深刻に受け止めていませんでした。今思えば、なんて甘い考えだったのでしょう。15年ぶりの検診で子宮筋腫が見つかり手術30歳くらいまでは、健康診断すら受けたことがなかった私。面倒という気持ちもあり、出産後もほとんど受けていませんでした。しかし、あまりに調子の悪さが続くので、なんだか不安になってきました。そして、ついに女性検診に足を運んだのです。なんと15年ぶり!結果、子宮筋腫が見つかりました。子宮筋腫とは、子宮内にでき、女性ホルモンの作用によって大きくなる良性の腫瘍だそうです。医師には、「更年期の女性ならば、閉経すれば筋腫は次第に小さくなる。ただ、あなたの場合、その数が多く大きいものもあるので、それが原因で生理の出血量が多くなり、痛みを伴っているんだよ」と言われました。そして「やはり手術で取り除くほうが良いね」と……。手術は“子宮全摘出”。入院期間も20日間に及びました。今回は15年ぶりに検診に行ったおかげで、不調の本当の原因がわかり、結果として取り除くに至りました。でも「もっと早くに受診していれば、手術ではなく違う治療方法があったかもしれないのに!」と後悔せずにはいられません。検診はやはり大切! 「不調なのは更年期だから」とほったらかしにせずに、毎年、検診や健康診断を受けていればよかったなと思います。48歳で原因不明の記憶障害が!48歳で3時間の子宮筋腫全摘出手術を受けましたが、経過も良好で1カ月ほどですっかり元気になりました。しかし、その3年後、今度は突然、記憶喪失に! と言っても子宮筋腫の手術とはまったく関係なく、一過性の健忘症でした。幸いにも私の場合は記憶は24時間くらいで完全に戻りました。今の医学では、健忘症の原因ははっきりわかっていないそうですが、心身への過度のストレスやショックなども原因のひとつではないかということ。自覚はなくても、心や体はストレスやショックを感じていることもあるそうですが、私が健忘症になった原因はまったくわかりません。夫と会話中に突然発症しました。健忘症が発症している間は、自分が話したことも行動もまったく記憶がなく、異変を感じた夫が病院へ搬送。MRIの検査結果で「一過性の健忘症」と診断されたのです。まさか自分がそんなことに……家族も私も驚きました。医師からは「一過性の健忘症にも個人差があり、記憶を失くしている期間は24時間の人もいれば、数年に及ぶ人もいる」と聞きました。「24時間で戻って本当によかったぁ」と胸をなで下ろしました。特に、更年期の女性はホルモンバランスが崩れがち。私も知らず知らずのうちにストレスをため込んでいたのかもしれません。まとめ私の場合は40代前半まで健康には自信があったのに、更年期のホルモンバランスの崩れ、体調の乱れから、大病も招きやすくなったように思えます。やはり更年期というのは、女性の一生のなかで大きな節目のとき。更年期の不調を甘く見てはいけないと身をもって知りました。そして、「自分を大切にする時期、自分を甘やかす時期なのだ」と考えるようになりました。家族にもそれを理解してもらって、この時期にストレスを抱え込むことがないようにサポートしてもらうことも必要だと思います。今の私は「更年期だから~」を連発して、無理をせず、できないことはできないと断り、自分を甘やかして過ごしています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)★関連記事:「まさか私が?」48歳、更年期症状を受け入れ、不調緩和のためにおこなったこと【体験談】★関連記事:「もう閉経…?」止まっていた生理が再開した日に起こった意外なできごと【体験談】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/よしこ(55歳)更年期真っただ中で若干不調。毎年の人間ドックの結果が怖くなり、この症状にはこの食べ物がいいとテレビの健康番組が言えば試してみるアラ還世代。料理大好き、パン職人、ライターのお仕事も楽しんでいます。
2021年11月11日最近、イライラするし体調もイマイチ。これってプレ更年期?と不安に思うことも。38歳で1人目を出産し、現在40歳の専業主婦の私。徐々に現れる不調に悩みながら、育児と家事に奮闘する体験談と乗り越えるための工夫を紹介したいと思います。なんだか疲れやすい、だるい、イライラする私は38歳を過ぎたあたりから体力がガクッと落ちたような気がして、なんとなく体調がすぐれない日々を過ごしています。最初は妊娠してから運動もあまりしていないし、出産してから生活サイクルがガラッと変わったのが原因だと思って、軽く考えていました。しかし、40歳くらいから徐々に体調が悪くなり出したのです。まず寝ても疲れが取れず、朝起きても1日ソファーから動けなくなるほどの倦怠感にさいなまれました。子どもと遊ぶこともできず、食事を作ることもできないほどでした。さらにPMS(月経前症候群)が生理の10日前くらいから出始め、ささいなことでイライラしたり憂うつな気分になったりするようになりました。「これってもしかしてプレ更年期? それとも加齢が原因?」と私の悩む日々はこうして始まったのです。プレ更年期の不調の主な原因はストレス?調べたところによると、プレ更年期の主な不調は毎日の生活の中でため込んだストレスが関係するようです。それに加えて、年齢により卵巣からのホルモン分泌が不安定になるなか、脳が一生懸命に卵巣を刺激することで、女性ホルモンが多かったり少なかったりとゆらぐことが原因になるとのこと。ホルモンバランスが崩れ、更年期のような不快な症状が現れるみたいです。私は、産後慣れない育児に今まで感じたことのないストレスを抱えるようになりました。そこでまず、何にストレスを感じているか、どうしたいのかを紙に書き出すことにしました。そうすることで自分の気持ちと少し向き合えるような気がしたのです。そして、夫にも現状を理解してもらいたいと思い、その紙を見せることにしました。完璧を求めず家事は手抜き、アロマでリラックス鈍感な夫はまったく気付いていなかったらしく「多分これからも気付かないと思うから、その都度言ってよ」と、マイペースな返事が来ました。それでも、自分の気持ちを伝えられただけで心がスッキリしました。また性格的に、家事も育児も完璧でなければと思い込んでいたので、できない自分にイライラし自己嫌悪に陥ることがよくありました。「1日くらい掃除をしなくても大丈夫、ごはんを作れなくても出前や外食すればいいだけのこと」と思うことで肩の力が抜けました。家事を手抜きして、子どもと一緒に早めに寝るようにもしました。そのときに好きな香りのアロマオイルを焚くようにしました。プレ更年期の改善には、まずはストレスの軽減が大切だそうです。アロマを取り入れることで心も体もリラックスできれば良いなと思います。まとめまだ完全に悩みや不調がなくなったわけではありませんが、自分の心と体と向き合えるようになったことは大きな一歩だと思います。またPMSの症状が今後ひどくなるようであれば、専門医を受診しようと思えるようにもなりました。プレ更年期の改善には専門医や家族の力を借りて、まず不調を取り除くことが大切だと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)★関連記事:「頭皮が透けて見えるほど…」徐々に増えていく抜け毛!実は更年期障害の症状だった【体験談】★関連記事:「疲労感やイライラ。プレ更年期かもしれない…」43歳、更年期検査を受けてみた結果は【体験談】(後編)★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/エグママ(40歳)40歳になり、変わりゆく自分にとまどいを隠せない専業主婦。プレ更年期やPMSに悩みながら子育てや家事に奮闘する毎日を送っている。
2021年11月09日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第25話。今回も前回に続き、血管年齢のお話。目の前で驚異の年齢を叩き出した人がいて、やましたさんは思わず……。★前回:「再撃沈!」老化の事実を受け入れられず再チャレンジしたら… #脱力系ゆる更年期日記 24先日の血管年齢測定で67歳という数値を叩き出してから、寝ても冷めても血管年齢のことばかり考えている私。前回、2回目の測定をしに近所のドラッグストアに行ったとき、私の前に血管年齢を測定している高齢の男性がいました。あ、おじいちゃんも測定してる〜と何げに見ていると、肩越しに測定結果の画面が目に入ってきました。なんと、その方、血管年齢が驚異の27歳でした。わが目を疑い、何度か見直してみたのですが、やっぱり27歳でした。血管年齢を下げるべく、できることはすべてやりたい!と鼻息を荒くしていた私は、すかさずその方に話しかけ、若々しい血管を保つ秘訣を聞いてみました。その方は運動は特にしていなくて、気をつけて根菜を食べているとのことでした。ほかにも、玉ねぎとしょうがを毎日生で食べているそうです。ただ、血管に関係あるかどうかは不明です。奥さんも同じものを食べていて、血管年齢はそうでもないらしいので関係ないかもしれないのですが、その話を聞き、早速帰りにスーパーで根菜爆買いして帰りました。良くなれ、私の血管!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:「癒やされる~」話題の韓国コスメが40代女子の肌に良い感じ! #ときめけ!BBA塾 99★関連記事:「体が弱っているから?」血尿で泌尿器科へ、人の温かさが身に染みる… #43歳で腎がんになった話 2★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年11月05日この夏、だるさ、疲労感、イライラ、食欲不振……の症状が続き、気付けばここ半年で生理周期も28日から24日に早まり気味。プレ更年期かもしれないという不安から、更年期検査を受けてきたお話を(前編)でしましたが、今回はその続きの(後編)をお伝えします。果たして結果は……。★前編:「疲労感、イライラ…プレ更年期!?」 43歳、更年期検査を受けてみた!(前編)【体験談】「問題なし」との結果もホルモンバランスは…更年期検査を受けて2週間後、再びクリニックへ。完全予約制なので待ち時間ゼロで、診察室へ通されると先生が満面の笑みを浮かべ…… 「女性ホルモンはまったく減ってませんね、まだまだ更年期ではないですよ」と。渡された「総合検査報告書」で先生が説明してくれた数値は次の3つでした。* LH(黄体形成ホルモン):排卵を促し、排卵後、黄体を刺激してプロゲステロン(黄体ホルモン/女性ホルモンの1つ。月経周期における子宮内膜の変化に関わっている)の分泌を促進する働きがある。* FSH(卵胞刺激ホルモン):卵子の元となる卵胞を刺激し、卵子を発育させる。また、エストロゲン(卵胞ホルモン/女性ホルモンの1つ。更年期以降で分泌が低下する。身体の健康維持に重要な働きをするため、低下すると骨粗しょう症や脂質異常症などのリスクが高まる)の分泌を促す働きがある。*エストラジオール:エストロゲンの1種。血液中のエストロゲンの主成分。そして私のこの3つの数値は…*LH:4.99mlU/ml(閉経後5.72~64.31)*FSH:4.54mlU/ml(閉経期157.79以下)*エストラジオール:151pg/ml(閉経後39以下)ということで数値的にまったく問題ない結果に。数値的に問題がないとわかっただけでも気持ちがスッキリ。「まだ更年期ではない」とわかったものの、疑問が残るのはここ数カ月の不調と生理周期が早くなっていること。この症状について先生は、ホルモンバランスが乱れているかもしれないので、ピルを飲むことでホルモンを調整することができるというアドバイスをくれました。43歳、初めてのピル先生からのアドバイスもあり、だるさ、イライラ、疲労感……をなんとかしたいということで、診察後すぐにピルを飲み始めています。飲み始めて1週間、体調の変化は特になく過ごしています。ピルを飲むときに心配される飲み忘れですが、朝食後、歯磨きのあとに飲むように洗面台に置いているので今のところなし。ピルは避妊薬のイメージが強かったのですが、子宮内膜症の症状の緩和やPMS(月経前症候群)の改善というメリットがあることが今回の通院でわかりました。まずは数カ月間、ピルを飲んでみて今後どのように対応していくか決めていきたいと思います。更年期に備えてかかりつけ医を持つちなみに2回目の診察代は1カ月分のピル代も含めて3,160円。これで体の不調が改善されるなら決して高くないかなと思います。 次回の診察はピル処方後の体調の変化の報告などで3週間後。これを機会にいずれやってくる更年期への備えとして、かかりつけ医として通院しようかと思います。まとめ更年期検査はホルモンの状態が数値で表されるので、自分の体の状態が今どの状態にいるのかわかります。「もしかして更年期かも……」と思ってモヤモヤしていた私は検査を受けて、数値に異常がなかったのでスッキリしました。体の不調はPMS(月経前症候群)だったこともはっきりしたので、ピルでホルモンバランスを整える方法で対処することに。今後やってくる更年期の備えとして、定期的に婦人科に通院しようと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)【天神先生からのアドバイス】閉経の診断は1年間月経がないことと、血中のエストロゲン(E2)が20pg/dl以下でかつ卵胞刺激ホルモン(FSH)が40mlU/ml以上の条件を満たしたときと婦人科ガイドラインに書かれています。月経前だけに調子が不良なら、むしろPMS(月経前症候群)みたいですね。更年期症状は月経に関係なく現れてきます。PMSと更年期症状とのきちんとした鑑別が必要だと思います。★関連記事:「生理っていつ終わる?」生理痛と出血量の多さが不快…低用量ピルと黄体ホルモン剤で快適に閉経へ【体験談】★関連記事:「43歳、もしかして閉経が近い!?」予定どおりにいかない生理周期に疲労困憊【体験談】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/茂原 好子(43歳)8歳女児、6歳男児の母。出版社勤務を経て、出産を機に看護師資格を取得。病院に勤務したのち、看護師編集者に。
2021年11月02日この夏、だるさ、疲労感、イライラ、食欲不振……の症状が続き、気付けばここ半年で生理周期も28日から24日に早まり気味に。もしかしてこれが更年期の始まり!?と不安がよぎり、クリニックへ。更年期検査を受けてきました。どこに行けばいい? 診察料は? どんな検査?この夏、今まで感じたことがなかったどうしようもない体のだるさを感じ、ここ半年は生理周期が短くなっていることになんとなく気付いていました。ちょうどこの8月で43歳になった私。これが更年期の始まりなのかも。それならちゃんと女性ホルモンの数値を確認して、もしも減り始めているならそれなりに治療をしたいと更年期検査を受けることに決めました。しかし、いざクリニックへ行こうとすると、どこに行けばいいのか? 診察料は? どんな検査をするの?などなど、不安ばかり。ネットで検索しても偏った情報ばかりで知りたい情報が手に入らない。そこで、私はクリニック選びの優先順位として3つの条件を上げました。①今後のかかりつけ医として診てもらいたいので自宅から通いやすい場所にあること②気持ち的に同じ女性の先生に診てほしい(女医希望)③治療の方法が偏っていない(東洋医学も西洋医学もOKな先生)その条件から導き出されたクリニックは3つほどになり、そのクリニックのサイトを見て先生のメッセージやクリニックの雰囲気を知ると1つに絞られました。完全予約制ということもあり、まずは電話をしました。更年期検査を受けたい旨を伝えると、以下のことを聞かれました。症状年齢妊娠の可能性の有無最終月経の始まった日~終わった日予約希望の日は内診するので生理日を避けたいが生理の予定はいつなのか区の子宮頸がん検査ができるのでチケットを持っているのか(チケットがある場合は一緒に受けられるとのこと)金額は1万円前後かかるがそれでも大丈夫かなど。なんとこの電話の2日後には診察を受けられることになったのです。問診票に書き込むことは…完全予約制であるのと予約したのが平日の午後だったため、待合室には私を含めて3人だけ。受け付けを済ませると、問診票を渡され記入。これは更年期検査のための問診票ではなく、産婦人科の一般的な問診票でした。ここでも最終月経の始まった日~終わった日、生理周期を書かなければいけないので、正確な日にちを確認しておく必要がありました。最後に待合室に置いてある血圧計で血圧を自己測定し、看護師さんに血圧の測定値の用紙とともに問診票を渡して終了。名前を呼ばれたら、いよいよ診察室へ。検査が必要と判断されれば保険適用に診察室では今の体の状態、どんな症状に悩んでいるかを聞かれました。診察室での問診が終わると、内診台へ。子宮頸がん検査をおこない、経腟エコーで子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう腫、卵巣がんなどがないか診ていきます。医師に「子宮、卵巣ともにとてもきれい」と言われ、ひと安心。その後、別室で看護師さんに採血してもらいました。費用は、問診時に生理前の体のだるさ、イライラ、疲労感があることを先生に強めに伝えたため、PMS(月経前症候群)かもしれないということで、経腟エコー検査も血液検査もすべて保険適用に。その結果、初診料と区の子宮頸がんの割引チケット500円を合わせて4,500円で検査を受けることができました。血液検査と子宮頸がんの検査の結果は2週間後なので、その結果を見て治療方針を決めることになりました。まとめ数カ月前から「もしかしてプレ更年期?」と感じる体の不調、生理周期の乱れから婦人科のクリニックを受診しました。更年期検査は問診、内診、採血の3つがおこなわれ、検査費は初診代、子宮頸がん(区の診察チケット利用)含め4,500円(保険適用)。検査の結果は2週間後とのことでした。続きは(後編)でお伝えします。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)★関連記事:眠れない、目が覚める、疲れが取れない…。不眠の原因は更年期?どうすればいいの?【医師監修】★関連記事:40代女性の動悸・息切れは更年期のせい?高血圧との関係は?【医師監修】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/茂原 好子(43歳)8歳女児、6歳男児の母。出版社勤務を経て、出産を機に看護師資格を取得。病院に勤務したのち、看護師編集者に。
2021年10月29日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第24話。今回は、前回に引き続き、ある判定をしたときのこと。老化の事実を受け入れられなかったやましたさんは再チャレンジするのですが……。★前回:「落ち込みすぎて老化が進む」喜び勇んで計ったらまさかの結果に大ショック! #脱力系ゆる更年期日記 23前回、実年齢49歳の私の血管年齢が65歳だったお話を描かせていただきました。更年期でメンタルが曲がりくねっている私は、ショックすぎてその事実を受け入れることができず、当日のコンディションが悪かったのではないか! 検査の仕方が悪かったのではないか!と言い訳を探しまくり、ふと、あることを思い出しました。あの日は、たしか大阪の緊急事態宣言が解除され、前日に、1年半ぶりくらいに再開したPTAの卓球の練習があり、全身バッキバキに筋肉痛だったはず……。それだ〜〜!!きっと筋肉痛が激しすぎて、血管年齢になんらかの影響を与えたに違いない!と、勝手な想像をして筋肉痛が治った3日後に再チャレンジを試みました。ホンマの私の血管年齢は何歳なんだろう?とワクワクしながら結果を待ちました。結果、まさかの67歳……。参考程度にしないといけないのは重々承知なのですが、やっぱりショック〜。ちなみにですが、私の前に70代くらいのジェントルマンが血管年齢の検査をしていたのですが、そのジェントルマンの血管年齢がまさかの……!! そのお話はまた次回。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:「安さに爆買い!」ブラ迷子から脱出!【しまむら】でジャストフィットを発見 #ときめけ!BBA塾 97★関連記事:「つらい症状が消えた!」チアを始めてなくなったものとは #44歳チアリーダー 15★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年10月22日「あさイチ」などで話題の産婦人科医の新刊10月13日、女性にとって人生の節目となる更年期について、一般向けにわかりやすく解説している新刊『いちばん親切な更年期の教科書【閉経完全マニュアル】』が発売された。株式会社世界文化ブックス、株式会社世界文化社による新刊で、四六判、224ページ、定価は1,760円(税込)となっている。著者は産婦人科専門医、医学博士、婦人科スポーツドクター、女性のための統合ヘルスクリニック「イーク表参道」副院長の高尾美穂氏であり、同氏はNHK「あさイチ」などの多数のメディアでもおなじみである。症状に対するセルフケア・アフター更年期のコツ女性の生涯は男性とは異なり、日々、女性ホルモンの波にさらされている。毎月の月経に、妊娠、出産と、体内の女性ホルモンは大きく変化する。そして更年期では、女性ホルモンの分泌量が急激に減少し、さまざまな心身の不調に悩まされることになる。新刊では、閉経前後からの十数年間を上手に乗り切るコツを産婦人科専門医が解説。ホットフラッシュはなぜ起きるのか、尿もれ、頻尿対策、更年期症状に対するセルフケア、自律神経を整えて骨盤底筋を鍛える「ゆるラクヨガ」、アフター更年期のコツなども掲載されている。(画像はプレスリリースより)【参考】※いちばん親切な更年期の教科書【閉経完全マニュアル】・高尾美穂 (著) - 世界文化社グループ - 書籍・ムック
2021年10月19日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第22話。今回は、健康のため使い始めたあるアイテムの感想をお届け。使い始めて3カ月、どんな結果だったかというと……。★前回:「すべては更年期のせい…」尿漏れも物忘れも腐らせるのも!? #脱力系ゆる更年期日記 21ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。手作りのスタンディングデスクを使い始めて3カ月がたちました。スタンディングデスクを使うメリットといえば・運動不足の解消・集中力の向上・腰への負担軽減・ダイエット効果(?)などを耳にしますが、それについて実際にスタンディングデスクを使ってみた私の感想をシェアさせていただきたいと思います。私の場合は、マンガやイラストのラフを描くときは座って別のテーブルで、スキャンしてパソコン作業をするときはスタンディングデスクを使用して、という感じで作業によってデスクを使い分けています。・運動不足は解消されるか?答え「多分されない。でも、座っていたときより罪悪感がない」※個人の意見です。・集中力は向上するか?答え「家でひとりで作業しているので不明。実感はなし」※個人の意見です。・腰への負担軽減はあったか?答え「座っていたときから腰への負担はなかったのでわからない。むしろちょっと負担が増えた気さえする」※個人の意見です。・体重は減るか?(ダイエット効果はあるか?)答え「いいえ。むしろ(別のことが原因で)ガンガン太っています」最後に・健康に良さそうか?答え「はい! イエス! 座って作業するより100万倍健康に良さそうな気がします」※個人の意見です。と言いながら、なぜ「イエス」なのかという具体的な理由は正直なくて、「1日中、椅子に座っているよりはマシやろ?」といった感じです。でも、「座って作業するより100万倍健康に良さそうな気がする」という「とにかく健康に良さそうなことをしている」ということがすごく良いんです! 病だけではなく、健康も「気」から、です!もしかしたら1年たったら何かちゃんとした理由が出てくるかもしれませんが、今のところ、意を決してスタンディングデスクを導入して3カ月、心の底からスタンディングデスクに変えてよかったなと思えるようになりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★ウーマンカレンダー連載マンガ★関連記事:「結局こうなる…」ワクチン接種後の発熱に備えて買ったのにw #アラフィフの日常 33★関連記事:40歳の誕生日を迎える前、新型コロナ関連のニュースを見て思うこと #アラフォー店長のつぶやき 21著者/イラストレーター/ やましたともこ(48歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年09月28日日常生活に支障が出るほどの疲れ、めまい、イライラやのぼせ、不眠などは“更年期症状”ではなく “更年期障害” と呼ばれます。病院を受診するにしても、受診の前にいろいろな対策があることを知っておけば治療はよりスムーズに進むでしょう。更年期障害の対策として主な方法を産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。ホルモン補充療法でエストロゲンを補充更年期障害の治療というと、まずホルモン補充療法が思い浮かぶ方も多いでしょう。「ホルモン補充療法とは、更年期に急激に減少した女性ホルモンのエストロゲンを薬で補充する方法です。のぼせやほてり、発汗や動悸、うつやイライラ、関節痛や頭痛といった身体的、精神的症状の緩和が期待できます。また、肌や髪にツヤが出るなど美容面でも効果を実感する人が多いようです。使用期間の目安は5年ですが、効果の高さからやめられない方もいます。また、乳がんなどがんのリスクも報告されていますので、がん検診と並行して進める必要があります。メリットとデメリットをよく吟味してから治療をスタートすることをおすすめしています」(駒形先生)。漢方薬で体全体の調子を整える駒形先生のクリニックでは、更年期の女性に対して漢方を処方することも多いそうです。「漢方医学は、身体全体の状態を総合的に診て、崩れたバランスを正しく戻す治療をおこないます。一人ひとりの体質が重要で、同じ症状でもその人の体質によって処方される漢方薬の種類が異なるというのも大きな特徴です。身体全体の調子が整うことで、一つの症状だけでなくほかの症状が改善されることもあります。更年期障害の場合は、血の巡りを良くする漢方薬を処方しつつ、生活習慣のアドバイスをしていきます」(駒形先生)。整体・鍼灸・アロマセラピーで血流改善薬以外にも対策はあるのでしょうか。「更年期障害は下半身の血流が悪いことも原因です。骨盤や骨格の歪みを正して血流を良くするために、整体にかかるというのも方法です。同じように、鍼灸も体のツボを刺激して血流を促すという点では効果が期待できます。アロマセラピーは香りの癒やし効果が自律神経のバランスを整えてくれますし、下半身のマッサージなどに使用すれば血流改善につながります。セルフケアでもいいですが、たまにはサロンでマッサージしてもらうのもリラックスできて良いと思います」(駒形先生)。まとめ駒形先生によれば、ホルモン補充薬にしても、漢方薬にしても、薬は活用するもので頼らないほうが良いということでした。ひとまず薬でつらい症状を緩和できたら、そのままにするのではなく、不調の原因となっている生活習慣や環境などを改善することがむしろ大切なのだそうです。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事★関連記事:更年期のぽっこりおなかはなぜ?太る理由と対策とは【内臓脂肪編】★関連記事:「え? 更年期症状と自律神経失調症って同じ?」自律神経はどう整える?【医師監修】著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2021年09月27日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第21話。今回は、何でも更年期のせいにしてしまうというエピソード。何を更年期のせいにしてしまうかというと……。★前回:「え、悪口!?」娘たちが開く誕プレ会議の内容に驚愕 #脱力系ゆる更年期日記 20ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。最初に更年期を感じてから、はや数年……。更年期にすっかり慣れてきた今日このごろです。最近では何でも「更年期」のせいにする癖がついてしまいました。尿漏れや視力低化に始まり、夜中の頻尿からくる寝不足や、信じられない物忘れや、激しい体重増加、さらにはアボカドの腐敗までも……。私が若いころにはスーパーにはなかった(気がする)アボカド。更年期を迎え、美容にも健康にも良いと聞き、スーパーで度々購入しているのですが、買ったときは少し硬いので、いつも放置して食べごろになるまで待ちます。ところが、アボカドを買ったこと自体を毎回忘れてしまい「あ、アボカドあったな、お昼に食べよう!」と思ったときには、高い確率で冷蔵庫の隅で腐敗が進んだ状態で発見されます。これって私だけでしょうか? 更年期のせいですよね? 絶対そうですよね??(笑)※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★ウーマンカレンダー連載マンガ★関連記事:「お!? ツヤが出た」髪のパサつきが改善した手軽にできるセルフケア #ときめけ!BBA塾 93★関連記事:「古いボロボロタオルやお札から使いがち…」年々セコくなってきた #五十路日和 16著者/イラストレーター/ やましたともこ(48歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年09月24日36歳で第2子を出産した私。母乳育児のせいだからなのかはわかりませんが、なかなか生理が再開しませんでした。出産から2年が経つころになると「これって早期更年期? もしかして閉経!?」と焦り始めていました。 36歳で第2子出産。2年経っても生理がこない…36歳のときに第2子を妊娠、出産した私。産後、生理がなかなか再開しませんでした。「母乳育児だからかな?」とも思っていたのですが、産後2年経っても生理がこず、いよいよ婦人科を受診しなければと思っていました。ところが、そう思っていた矢先に生理が再開!本当はもっと早い段階で婦人科を受診するつもりだったのですが、育児や仕事に追われてつい受診を先送りしてしまっていました。 周期がなかなか整わず、失敗することもただ、再開しても生理周期は整わず、生理の前兆もあまり感じとれません。「周期リズム的にそろそろかな」と思いつつ、「でも、もう数日あとかも」なんて油断していたら、やらかしました……。 ある日、職場で椅子から立ち上がったときのこと。ふと椅子を見ると、そこにはクッキリと血液跡が! 慌ててタオルで隠し、人がいない隙を見計らってせっけんを含ませたタオルで拭きまくり、なんとか目立たなくさせて難を逃れたのです。 私自身は運よくその日、濃い色のパンツをはいていたため服のシミは気づかれずにすみましたが、それでも帰宅するまでは「もしかしてバレてるかも……」と、気が気ではなかったです。 ようやく周期が安定するも、まだ気を抜けないそのような感じで生理再開後4~5カ月は周期が安定せず、「早期更年期? それとももう閉経が近い!?」といった不安が常に頭にありました。現在は、出産前と変わらない生理周期になったと感じていますが、今もまだ経過を見る必要があるかなと思っています。 振り返ってみると、つい先日まで、次女の寝かしつけや長女の対応で次女に応えられないときに授乳していたのも、生理再開が遅れた要因のような気がします。育児のストレスと年齢的なものが影響していたのかもしれません。 個人差を考慮しても、私が調べたなかでは産後2年空いた生理再開の事例はほとんどなく、生理がくるまでは、早期更年期の可能性も視野に対策を考えていました。ネットで更年期症状について調べたり、ホルモン療法やサプリメントの検討したり……。その前に「婦人科の受診が第一」と、その時期を探っていたところの生理再開でした。 ホルモンバランスが安定しないなかでの生理再開は、予想外のタイミングで生理がやってきたり、症状が年とともに軽くなっていたりと、妊娠前の感覚とは異なることを実感。特に私は36歳での出産だったこともあってか、その差を強く感じています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO文/まりちゃんさん
2021年09月24日「更年期症状」と検索すると、必ずといっていいほど出てくる自律神経というキーワード。そもそも自律神経とはどういうものなのでしょうか? 自律神経が乱れるとどうなるのか、更年期症状との違いについて、また、自律神経を整えるためにはどうすればいいのか、産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。そもそも自律神経とは?自律神経と言われても臓器のように目に見えないし、どんな働きをしているのかイマイチわかりにくいのですが……。「人間の体内には無数の神経があります。その中で内臓の働きなどを調整してくれるのが“ 自律神経 ”です。自律神経は、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールするために、意思とは関係なく24時間働き続けています。昼間や活動しているときに活発になる“ 交感神経 ”と、夜間やリラックスしているときに活発になる “ 副交感神経 ” の2種類があります。2種類の神経がどう作用するかによって、心や体の調子は変わります。交感神経が強く働くと、血圧が上がり、瞳孔が拡大して、心と体が興奮状態になります。一方、副交感神経が優位に働けば、血圧が下がり心拍数は減少。瞳孔が収縮し、心と体が休んでいる状態になります」(駒形先生)。自律神経のバランスが崩れる“ 自律神経失調症 ”更年期症状は自律神経失調症に似ているとよく聞きますが、自律神経失調症とはどのような症状なのでしょうか。「自律神経の乱れから、不安や緊張感が高まり、吐き気や多汗、全身のだるさ、頭痛、肩凝り、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、不眠など、さまざまな症状が見られる病気です。これらの症状は人によって大きく異なります。臓器にも悪影響を及ぼします。胃酸が過剰に分泌され、胃の痛みや胸やけを感じる神経性胃炎、腸のぜん動運動に異常が生じて腹痛を伴う下痢や便秘が起こる過敏性腸症候群がこれに当たります。また、突然浅く速い呼吸を繰り返す過呼吸症候群になると、息苦しさのほか、めまいや手足のしびれが現れます。そして、自律神経はちょっとしたきっかけですぐ乱れてしまいます。特に思い悩むタイプや真面目なタイプの人は、ちょっとしたストレスで崩しがちになります。更年期になるとさらに、エストロゲンが減ることで脳からの指令がうまくいかなくなりなるので、さらに自律神経は乱れやすくなるのです」(駒形先生)。更年期症状と自律神経失調症は同じ自律神経が乱れると多汗、全身のだるさ、頭痛、肩凝り、めまい、不眠、不安感などが出るということですが、これらの症状はとても更年期症状と似ています。「似ているというより、実は同じなのです。若い方の場合は自律神経が乱れることで女性ホルモンが乱れて生理不順というケースはありますが、更年期の場合は女性ホルモンが乱れることで自律神経が乱れるという順番に変わります。更年期を過ぎても同じ不調が続く場合は自律神経失調症になります。名前は変わっても症状は同じなのです」(駒形先生)。長い付き合いになる自律神経。じょうずに整える方法はあるのでしょうか。「更年期は血流が上半身に集中しがちで、つねに頭に血が上っている状態です。頭に血が上っているときは交感神経優位なのですが、交感神経を治めてバランスを保つために、副交感神経優位にもっていくよう自分でコントロールしていきましょう。整える方法は簡単。リラックスすれば副交感神経が優位に働くので、自分がどうあれば、何をすればリラックスできるのか知っておくことが大事ですね」(駒形先生)。まとめ40代、50代は家事、仕事、育児などするべきことが多く、緊張状態が長くなりがちですね。でも、忙しい中でも1日に1回、短時間でもリラックスタイムをとって、自分を甘やかしてあげてはいかがでしょうか。それが自律神経を整えるためには近道ということです。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事★関連記事:更年期症状の種類は数百とも!病気との見分け方は?【医師監修】★関連記事:更年期の運動不足はマジやばい!不調の原因は筋力低下だった【医師監修】著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2021年09月21日深刻な病気ではないけれど、日常に潜む不調や気になる症状はいっぱい。でも、更年期が招く「メンタルの不調」や年を取ったから出てきた悩みは、なんだか人に相談しにくいもの。そんな、更年期が招く「メンタルの不調」の悩みをリサーチし先生に聞いてきましたーー。「老化の兆候があらわれる更年期。特にメンタル面に不調が出る場合が多いです。ただし、『更年期を迎えるとみなさんこうなりますよ』と患者さんに告げるのは、さらに落ち込む原因となり逆効果。前向きな回復を目指す声かけが大切です」こう話すのは天神レディースクリニック院長森智恵子先生。精神科指定医・産婦人科専門医・麻酔科認定医の資格を持ち、女性の体をトータルで診断・治療する。森先生によると、まずメンタルの不調に隠れている根本原因を突き止めることが肝心であるという。そのうえで、漢方でじっくり体質を改善していくか、即効性のある美容外科的な治療をするか、生き方を見直すための定期的なカウンセリングが効果的かなど、患者により検討し、決めていく。「更年期にメンタルの適切なメンテナンスができれば、人生の後半戦も『元気に、長生きしたい』という気持ちになれるものです」【悩み1】イライラすると、夫や子に暴力を振るってしまい、自分でも怖い。(56歳・会社員)「更年期を迎えると心身の衰えが顕著になり、できていたことができなくなる。それが家族への不満となり、イライラが高じて暴力に発展する行為は珍しくありません」(森先生・以下同)近年、女性側からのDVに悩む夫からの相談件数が増えている。エスカレートするようであれば、婦人科で漢方を処方してもらったり、心療内科のカウンセリングで自分を見つめ直すといった、患者に寄り添う治療法をすすめる。「まずは漢方を長期的に飲むことで、体質改善を。精神不安があって動悸(どうき)、不眠などを伴う場合は『柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)』、体力はあるが、のぼせ気味でイライラ傾向があれば『黄連解毒湯(おうれんげどくとう)』、気分がふさぎ、咽頭や食道部に異物感があるなら『半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)』を、更年期の時期や体質で使い分けて。漢方薬は好相性ならおいしいんです」【悩み2】お酒を飲まないと家事も子育てもできません。やめられるか不安で。(47歳・パート)「キッチンドランカーとなって夫に連れられ来院する主婦の方もいますが、結局やめられず離婚に至るケースも。こればかりは自分自身で強い決意をしなければ難しいのが現実です」精神科病院で長く勤務経験のある森先生によると、依存症は根が深く、依存できる何かを常に求めているということ。「夫に依存できないから満たされず、お酒や買い物やギャンブルに走る主婦の方は多い。解決策としてお酒を上回るご褒美があればやめられる可能性があり、恋人ができて断酒できた方もいます。いずれにしても日常生活や家計に支障が出るほど依存度が高い人はきちんと診断を受け、『治したい』と自分の意思で動けるかが鍵となります」森先生によると、精神科や心療内科で依存症回復プログラム、認知行動療法に参加し、前向きに現在の状況を受け止めることも克服の道、という。認知行動療法の第一人者である大野裕先生監修のサイトをすすめることもあるそうだ。「通院に抵抗がある方や、あるいはコロナ禍なので家で挑戦したい方には、オンラインで参加するという方法もあります。まずは自らアクションを」【悩み3】睡眠時に歯ぎしりをすると家族に言われて。確かに起床後、頭痛が。(50歳・パート)「歯ぎしりはクセの一種でもありますが、主にストレスが原因となり、頭痛を引き起こすこともあります。最近では、ボトックスをエラ(顎の筋肉)に打つことが即効性のある治療法として、注目されているんです」この方法は頬がやせて「小顔になれる」ということで森先生のクリニックでも好評だという。「ボトックスを打てる環境にない方は、マウスピースを就寝時だけ装着するという方法も。ただ、本当に強い歯ぎしりのある場合、マウスピースまですり減ってしまうこともあります」【悩み4】体がだるく、気分が落ち込み、鏡で自分の顔を見るのもつらい。(54歳・パート)「一度うつ状態に陥ると、回復には時間がかかります。焦らずに、生活を見つめ直しましょう」森先生がまずおすすめする対策は、早寝・早起き・食事の改善・十分な休息、である。当たり前のようでいて、この方法に勝るものはない、と森先生は言い切る。これができていないためにうつに陥る人は多いと、警鐘を鳴らす。「高麗人参や成長ホルモンサプリを摂取することで元気を取り戻す方も多いです。ただし、長く飲むと金額は高くつきます」そう話す森先生自身も、女性の体をトータルで診られる医師を目指し、無休の日々を送っていたなかで、全身がむくんでしまい、体調改善に1年を要した経験があるという。「更年期に差しかかると、誰にでも不具合は起こりえます。特に働く主婦の方の場合は、いまの時代、しなければいけないことが多岐にわたりすぎるのです」究極の休息法として、子育てを終えたら夫とも別居して単身生活に切り替えるなどで、ストレスや負担を軽減し、元気を取り戻すといったスタイルを取る方もいるのだとか。「現に私もそうですが、家族の仲は良好です。主婦には退職もないと負担に思われるのであれば、せめてパートタイムにして負担軽減を検討するのも一案。そうして人生を充実させる道を歩むことが重要です」
2021年09月19日「女性も一生懸命生きるとどこかでガタがきます。人生100年といわれるいま、更年期に差しかかるあたりはもっとも悩ましい時期ですから、自分に合ったメンテナンス法を獲得しておくことが大切です」こう話すのは天神レディースクリニック院長森智恵子先生。精神科指定医・産婦人科専門医・麻酔科認定医の資格を持ち、女性の体をトータルで診断・治療する。「『かゆい』『匂う』『むくむ』といった、人には言いにくい不調があらわれるのも更年期。病気が隠れていることもありますが、セルフケアで症状の改善や予防につながることも多く、『年だから』と諦めず前向きな改善を目指しましょう」そんな、「加齢に伴う女性の体の悩み」について森先生に聞いた。【悩み1】髪が全体的に薄くなってきた「生え際が明らかに後退し、分け目の地肌の透け度が上がるばかり(泣)。明るいところで 鏡を見るたびにぎょっとする」(54歳・団体職員)〈自宅で取れる対策〉・ヘアカラーやパーマは控えめに・血流改善に頭皮マッサージを・増毛成分「ミノキシジル」を服用「女性は産後と更年期以降、毛量は減少します。更年期以降ならホルモン補充療法で多少改善します。話題の増毛成分「ミノキシジル」は内服すると効果が高く、体毛も増えることがネックですが産毛をマメに剃(そ)ればよいだけ。ただし降圧作用もあるので医師の指導のもとで服用を。頭皮マッサージや、シャンプー、トリートメントは天然成分のものを選ぶなど、まめなケアでダメージを防ぐことも髪を守るコツです」(森先生・以下同)【悩み2】足が象さんみたいに パンパンにむくむ「夕方になると足がむくみ、疲れた日はパンパンになり靴が脱げません。象のようになってしまいそうで怖いです」(48歳・アパレルブランド勤務)〈自宅で取れる対策〉・“第二の心臓”ふくらはぎの筋肉を動かす・着圧ソックスorストッキングで浮腫予防・血流が滞るので座りっぱなしは禁物「足を常に動かし血流を促す工夫をしましょう。長時間の座り仕事をするときは、ゴルフボールを足の下で踏むなどふくらはぎの筋肉を使い血流を促進します。継続が大事ですが、エクササイズが難しいなら着圧ストッキング、着圧ソックスならはくだけ。静脈瘤(じょうみゃくりゅう)もできにくく足も疲れません。暑がり女性には涼しい綿の着圧ストッキング「RELAXSAN(リラクサン)」がおすすめ。私は20年愛用し、いまの季節は手放せません」【悩み3】肌が我慢できないくらいかゆい「50歳を過ぎたころから季節の変わり目にサメ肌のように乾燥して、我慢できないかゆみを伴います。改善できないでしょうか?」(55歳・ヨガ講師)〈自宅で取れる対策〉・マイルドなステロイド剤と保湿剤を併用・朝はお湯だけで洗顔を・お風呂は短めに&温度もぬるめに「更年期を過ぎるとドライスキンになるのは自然なこと。マイルドなステロイド剤「ロコイド」や「キンダベート」で炎症を抑え、「ケラチナミン」やヘパリン類似物質「ヒルドイド」でまめな保湿を心がけて。必要に応じてかゆみ止めの服用が一般的な治療です。根本的にはコラーゲンがない限り、水分を与えても肌に浸透しないので、美容皮膚科でコラーゲンを増やす治療も有効。顔に強い乾燥を感じるなら、朝はお湯だけで洗顔するなど刺激を抑えること。体ならお風呂は短めで温度も低めに。かきたくても我慢し、冷やすのがかゆみを鎮めるコツ」原因と理由、対応策を知って解決しよう!
2021年09月18日