映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』のプレミア試写会が12月17日(月)に都内で開催。主演の堺雅人と菅野美穂を始め、尾野真千子、柄本佑、要潤、桐山漣、郭智博、永江祐貴、三浦貴大、宮藤官九郎、西田敏行に金子文紀監督の総勢12名が和装姿で艶やかに舞台挨拶に登壇した。よしながふみの人気漫画を原作に先日、最終回を迎えた連続ドラマ「大奥 ~誕生~[有功・家光篇]」の30年後の元禄の世を舞台にした本作。謎の奇病の蔓延で男性の人口が激減し、男女の役割が逆転した日本の権力の頂点に立つ女将軍・綱吉と公家出身ながら大奥の総取締役まで上り詰めた右衛門佐の究極の愛を描き出す。『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』は12月23日(土)より公開。■関連作品:大奥 ~永遠~[右衛門佐・綱吉篇] 2012年12月22日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012男女逆転『大奥[右衛門佐・綱吉編]』製作委員会
2012年12月17日映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』のプレミア試写会が12月17日(月)に都内で開催され、主演の堺雅人と菅野美穂を始め、尾野真千子、柄本佑、要潤、桐山漣、郭智博、永江祐貴、三浦貴大、宮藤官九郎、西田敏行に金子文紀監督の総勢12名が和装で舞台挨拶に登壇した。よしながふみの人気漫画を原作に先日、最終回を迎えた連続ドラマ「大奥 ~誕生~[有功・家光篇]」の30年後の元禄の世を舞台にした本作。謎の奇病の蔓延で男性の人口が激減し、男女の役割が逆転した日本の権力の頂点に立つ女将軍・綱吉と公家出身ながら大奥の総取締役まで上り詰めた右衛門佐の究極の愛を描き出す。登壇陣は会場中央にせり出す形で設置されたレッドカーペットを歩き、2階席まで埋め尽くした4千人の観客の大歓声を浴びた。堺さんはドラマ版では3代将軍・家光の側室で慈愛に満ちた有功(ありこと)に扮したが、本作で演じた右衛門佐は正反対の権力への野心に満ちた謀略の男。「自分自身はあまり野心がないので、ありったけの野心を振り絞って、野心MAXでやらせていただきました!」と胸を張る。菅野さんは、魔性を感じさせたかと思えば天真爛漫なかわいらしい部分も持ち、将軍としての勇ましい一面も持つなど多面的な綱吉について「壇蜜さんみたいな役です(笑)」と説明。演じている最中も、そして映画完成後のインタビューなどでも綱吉を簡潔に説明する適切な表現がなかなか浮かばなかったそうで「今日、やっと分かりました!壇蜜さんです!」と嬉しそうに語り笑いを誘っていた。西田さんは壇蜜さんを知らなかったようで、「どういう方ですか?」と不思議そうに質問。さらに要さんが「僕の役は壇蜜さんとは真逆で…」と語るに至って、堺さんは「さっきから壇蜜さんの話しかしてないじゃないですか!」とキレ気味に抗議し会場は再び笑いに包まれた。宮藤さんは綱吉の正室を演じたが「西田さんは女性との絡みがあってエロい感じだったのに僕はそういうのがなかった…」と残念そうにふり返る。その西田さんは「僕の役者のキャリアの中で数少ない濡れ場がありました」と満面の笑み。「四十数年、役者やってきてこれまで3回くらいしかなかった。それを今回、尾野さんとやらせていただきまして」と嬉しそうに報告すると客席からは拍手が沸き起こった。さらに西田さんは三浦さんを見やり「僕は三浦さんが生まれた日にちょうどお父さんの三浦友和さんと仕事でご一緒してたんです。『今日、生まれるかもしれないんです』と仰っていたのを覚えています」と20年以上前のエピソードを明かすなど、劇中のみならず壇上でも千両役者ぶりを発揮し舞台挨拶を盛り上げた。金子監督はこの豪華俳優陣について「みんな予想を裏切ってくれる」と称賛。特に西田さんのアドリブについて「台本のト書きに『怒ってる』とあるのに、いきなりこのシーンについて『泣きたい』と仰って、みんな『えー?』っとなったんですが、素晴らしかった」とベテラン俳優の想像を超える演技に賛辞を惜しまない。堺さんも「そのシーンが西田さんとの初めてのシーンでしたが、いま思い出しても素晴らしかったです」としみじみと語った。最後に再びマイクを握った堺さんは、本作について「大きな物語ですが、そこに残るのはひとりの人間の寂しさや愛、一組の人間の結びつきだったり、人肌の温かさがメッセージとしてあると思います」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』は12月23日(土)より公開。■関連作品:大奥 ~永遠~[右衛門佐・綱吉篇] 2012年12月22日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012男女逆転『大奥[右衛門佐・綱吉編]』製作委員会
2012年12月17日興行収入23億円を記録し、大ヒットした『大奥』の続編『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』が完成し25日、都内の劇場で堺雅人、菅野美穂、柄本佑、西田敏行、金子文紀監督が出席して完成披露試写会が行われた。作品の画像よしながふみの人気コミックを原作に、本作では前作より過去にさかのぼり、五代将軍綱吉の時代が舞台。謎の疫病によって男女の立場が逆転してしまった江戸時代で、女将軍や女人禁制の大奥が誕生した過程が絢爛豪華に描かれる。映画公開前に放送されるテレビドラマ版『大奥有巧・家光篇』との二部構成。堺は放送中のドラマ版で野心的な主人公・有巧(ありこと)を演じ、映画と合わせて1人2役を務めており「有巧と違って、右衛門佐は包容力があるタイプ」と分析した。一方、“生類憐みの令”で知られる五代将軍・綱吉を演じる菅野は「綱吉といえば、犬将軍ですもんね。お話をいただき、『犬を抱っこできたらいいな~』という下心があったんですが(笑)、台本をいただいて何という大役なんだと震え上がった」と振り返った。そんな菅野について、“お仕えする”堺は「まるで1本の大きなの木のような存在で、僕はそこにまとわりつく“つる植物”のようだった」とコメント。「本当にお美しくて、危険で甘い香りもある」とゾッコンの様子だった。西田は綱吉の父・桂昌院を演じ、「菅野さんがとても素晴らしくて、圧倒されました。(役柄同様)溺愛することができましたし、その気持ちは僕自身もストレートに持っている」と目尻が下がりっぱなし。一方、右衛門佐の右腕を演じ、今作の語り部も兼任する柄本は「ナレーションはほぼ初めてで…」と恐縮しきりだった。前作『大奥』、そして放送中のドラマの演出も手掛ける金子監督は「前作は10代をメインにした青春群像劇で、今回は堺さんが30歳から60歳くらいまでを演じている」と説明。「抵抗できない現実を受け入れて、いかに生き抜くか。登場人物が葛藤する姿は共通している」と両作品に共通するテーマ性を語り、「今まで4本の映画を作ったが、一番気に入っている。正直、反省点がない」と誇らしげな様子だった。映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』12月22日(土)全国ロードショー
2012年10月26日よしながふみによる大人気漫画を原作に、2010年10月に劇場公開され、興行収入23億円、動員数200万人を突破した大ヒット映画『大奥』。その続編にあたる『大奥 ~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』がついに完成し、10月25日(木)、都内の劇場でお披露目された。上映を前に、主演を務める堺雅人を始め、菅野美穂、柄本佑、西田敏行、金子文紀監督がレッドカーペットセレモニー&舞台挨拶に登場!桜吹雪が舞い落ちる中、映画そのままのゴージャスな世界観を演出していた。“男女逆転”した大奥の愛憎渦巻いた世界を描く同シリーズが、大奥誕生に隠された秘話を軸にドラマ&映画のWプロジェクトで映像化された。すでにドラマ版は「大奥 ~誕生~[有功・家光篇]」(TBS)のタイトルで放送中。堺さんはドラマ版では、汚れなき心で将軍を支える院主・有功(ありこと)、そして映画版では胸に野望を秘めた、有功に瓜二つの男・右衛門佐(えもんのすけ)という一人二役の主役を演じる。「対照的な役柄ですが、演じ分けることに難しさは感じなかったですね。有功は野心家、右衛門佐は周りを包み込む包容力がある」と堺さん。一方、愛を求め続ける5代将軍・綱吉を演じる菅野さんは「綱吉といえば、犬将軍。私も『犬を抱っこできればいいな~』という下心がありましたが、いざ台本をいただき、何という大役なんだと震え上がった。天真爛漫、支離滅裂、予測不可能な女性ですね」とふり返る。そんな菅野さんについて、堺さんは「危険な甘い香りがする。本当にお綺麗な方」とホレボレ。さらに「菅野さんが大きな1本の木なら、僕はそれにまとわりつく“ツル植物”」と独特な表現で、役柄を自己分析していた。西田さんは綱吉を溺愛する実の父親・桂昌院を演じ、いつもながらの存在感をスクリーンで発揮。「菅野さんの素晴らしさに圧倒され、本当に“溺愛”することができた。僕のストレートな気持ちです」と本当の父親のように、目尻が下がりっぱなしだ。冷静沈着な右衛門佐の片腕・秋本を演じ、本作の語り部も務め上げた柄本さんは、「右衛門佐の邪魔にならないように、それでいて呼ばれればすぐに駆けつける。そんな“空気”のような存在を目指した」と語っていた。映画『大奥 ~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』は12月22日(土)より全国にて公開。■関連作品:大奥 ~永遠~[右衛門佐・綱吉篇] 2012年12月22日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012男女逆転『大奥[右衛門佐・綱吉編]』製作委員会
2012年10月25日堺雅人、菅野美穂が主演する映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』の主要キャストが揃った華やかなポスター画像がこのほど公開された。その他の写真本作は、2010年10月に公開された『大奥』の続編となる劇場版第2弾。謎の疫病によって男性の数が激減し、男女の立場が逆転してしまった江戸時代を舞台に、五代将軍綱吉(菅野)を頂点とする“大奥”の人間模様を描く。このほど公開されたポスター画像の中心には、才覚と野心で“大奥”の世界をまい進していく右衛門佐(堺)と、将軍綱吉(菅野)の姿があり、ふたりを取り囲むように、側用人として綱吉に使える柳沢吉保(尾野真千子)、右衛門佐の片腕となる部屋子の秋本(柄本佑)、綱吉の側室である伝兵衛(要潤)、大奥の御台所(正室)信平(宮藤官九郎)、そして綱吉を溺愛する父・桂昌院(西田敏行)が並ぶ。キャッチコピーには、“孤独なふたつの魂は、やがて永遠の愛に”とあり、“大奥”での陰謀や愛憎劇が渦巻く中で、右衛門佐と将軍綱吉にどのような運命が待っているのか気になるところだ。このポスターや映画チラシは、29日(土)より本作を上映する予定の劇場に設置、配布される。映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』12月22日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年09月26日藤原竜也が主演する豊田利晃監督作『I’M FLASH!』の外国特派員協会主催記者会見が20日に都内で行なわれ、藤原と豊田監督が本作にかける熱い思いを語った。その他の写真映画『I’M FLASH!』は、新興宗教団体の若きカリスマ教祖(藤原)が、ある事件をきっかけに辿ることになる過酷な運命を描いたヒューマン・ドラマ。藤原のほか、松田龍平、水原希子、永山絢斗、北村有起哉、柄本佑、中村達也、大楠道代ら豪華キャストが出演する。豊田監督は「この映画は2011年に撮った映画なんです。3.11という出来事を撮るには早すぎる…。でもその影響下からは逃れられない…。そういう死の連鎖を断ち切ろうとした決意表明なんです」とコメント。雪山を舞台にした前作『モンスターズクラブ』から一転して、沖縄で撮影を行なった今作について「沖縄を選んだのは天国に近い気がするというか、日本固有の神道というんでしょうか、そういう死生観を感じさせたかったんです」と話した。5年前から熱望していたという豊田監督との初タッグを実現させた藤原は「撮影現場は30回、40回テイクを重ねてもOKが出なくて大変でした(笑)。僕が演じたルイは、やるべきチャンスやタイミングを逃さず、背負い這い上がっていく姿が監督と重なりました」と撮影を振り返った。また、記者から「敢えてこうした難しい役柄を選んだのは何故か」と質問されると、「確かに安全な役を選んだ方が良いのではないかという思いはありました。でも、僕は楽な方より挑戦し続ける仕事の方が自分にとって良いと思ったんです。今までもそういう環境で育ってきましたし、何かに反発するとか、人と違うことをやってみるだとか、そういう事の方がおもしろく感じてます。自分の選択に間違いはないかな」と語った。『I’M FLASH!』9月1日(土)テアトル新宿ほか 全国ロードショー
2012年08月21日俳優の藤原竜也が8日、都内で行われた主演最新作『I’M FLASH!』の完成披露試写会に共演する松田龍平、水原希子、仲野茂、板尾創路、メガホンをとった豊田利晃監督とともに出席した。その他の写真藤原にとっては、念願だったという豊田監督(『青い春』『ナイン・ソウルズ』)との初タッグ作品。昨年9月、沖縄で15日間というタイトなスケジュールで撮影が行われ、「朝から晩までNGの連続で、なかなかOKが出ない。毎日平均45分くらいしか寝させてもらえず、憎しみにあふれた現場でした。今後、僕の中でずっと残る作品」(藤原)。それだけに壇上でのPRにも熱がこもったのか、終始汗が止まらない状態で、舞台挨拶中3度も中座し「どうもすみません。それくらい熱い映画です」と恐縮しきりだった。藤原が演じるのは新興宗教のカリスマ教祖・ルイ。愛する女性(水原)から衝撃的な事実を聞かされ、教団をやめる決意をするが、それを許さない教団側はルイのボディガードである新野(松田)に秘かに教祖暗殺を命じる。初共演となる藤原vs松田の壮絶な演技バトルも大きな見どころで「役へのアプローチはまるで対照的。龍平との出会いは大きな収穫」(藤原)、「共演できて良かった。楽しい撮影でした」(松田)と手応えは十分。松田は『ナイン・ソウルズ』以来9年ぶりの豊田作品で、藤原とは対照的に涼しい表情を見せていた。水原は「自分の世界に入り込んでいたのか、(藤原さんに)話しかけても返事がこないことがありました」と現場での藤原の様子を暴露。一方、豊田組の常連である板尾は「みんなが忙しくしている中、沖縄でぼーっとしてるのが楽しかった。居心地のいい喫茶店のおばちゃんと仲良くなって、メニューにないものを作ってもらったり(笑)」とこちらはのんびりモードで撮影に臨んだようだ。連続爆破犯にインスパイアされた『モンスターズクラブ』に続き、野心作を放った豊田監督は「去年の3.11の1週間後、竜也と下北で飲んで『年内に一緒に映画を撮ろう』と話していた。その約束を果たすことができた」と感無量の面持ち。映画には藤原ら登壇者に加えて、永山絢斗、北村有起哉、柄本佑、中村達也、大楠道代ら豪華なキャストが顔を揃える。『I’M FLASH!』9月1日(土)テアトル新宿ほか 全国ロードショー
2012年08月08日2010年に公開された『大奥』に続いて、今年12月に公開される新作映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』の新キャストがこのほど発表された。すでに出演が発表されていた堺雅人と菅野美穂と新たな“大奥”を描き出すキャストは、尾野真千子、柄本佑、要潤、市毛良枝、榎木孝明、由紀さおり、堺正章、宮藤官九郎、西田敏行。10月にはTVドラマも公開され、大きな注目を集めることになりそうだ。その他の情報『大奥』は、よしながふみの同名コミックを原作に、謎の疫病によって男女の立場が逆転してしまった江戸時代を舞台に女将軍を頂点とする“大奥”の人間模様を描く異色SF劇。続編は前作より前の時代の物語で、映画『大奥~永遠~』では、“生類憐みの令”で知られる五代将軍・綱吉(菅野)と、大奥総取締役の座を狙う謎の男・右衛門佐(えもんのすけ/堺)のドラマを描く。このほど発表された新キャストは、幕府の側用人として綱吉に仕える柳澤吉保役の尾野真千子、右衛門佐の部屋子として仕える秋本役の柄本佑、綱吉の父・桂昌院役の西田敏行、その配下で綱吉の側室でもある伝兵衛役の要潤、桂昌院と伝兵衛の対抗派閥である大奥の正室、信平役の宮藤官九郎ら。そのいずれもが演技派として主演を務めることも多い俳優たちだ。本作に登場する“大奥”は、将軍に仕える美しき男たちが3000人も揃う巨大な空間。栄華を極め、最盛期を迎えていた大奥を舞台に、世継ぎ作りに悩む女将軍の苦悩や、正室と側室の派閥争い、ひとりの男の出世にかける野望など、女と男の愛と欲望の物語が描き出される。映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』12月22日(土)全国ロードショーTVドラマ『大奥~誕生~[有功・家光篇]』10月 TBS 系列にてオンエア
2012年07月27日映画『RUN60-GAME OVER-』のプレミア試写会&スペシャルイベントが6月29日、品川ステラボールで行われ、韓国出身のソロ歌手・John-Hoonと、新人ボーイズ・グループ、CROSS GENEのTAKUYAら出演者が登壇した。『RUN60-GAME OVER-』チケット情報同作は、闇の組織“RUN”と同組織が仕掛けたゲームの駒として走ることを余儀なくされたランナーが繰り広げるスリリングなサスペンス・アクション映画。2011年6月に公開された映画『RUN60』と、今年の4月から全3章で放送されたドラマ版を特別編集し、未公開のアナザー・エンディングが加えられた。観客席後方から主演の桐山漣をはじめ、柄本佑や田中美保など次々と豪華出演者が登壇していく中、John-Hoonが姿を現すと同時に、ひと際大きな歓声が上がった。司会者から質問される度に歓声を浴びたJohn-Hoonは、繰り返しファンに手を振り、声援に応えた。出演について聞かれると、「日本の映画に出演することができてうれしいです。初めて日本語の演技に挑戦したのですが、撮影してみて本当に難しいと感じましたし、まだまだだなと思いました。初めての悪役も難しかったです。日本語の演技はこれからですね」と語った。また、John-Hoonの一挙手一投足に大きな歓声が上がることから、共演者もその人気ぶりに感心した模様で、John-Hoonの次に話を振られた木村了は、「John-Hoonさん本当にすごいですね。なんで僕がJohn-Hoonさんの次なんだろう」と切り出し、笑いを誘った。日中韓の3か国のメンバーからなるCROSS GENEのTAKUYAは、大声援を受ける先輩に、トークで応戦。司会者からメンバー間で話す時の言語を問われ、「普段は韓国語で話しているのですが、たまに“CROSS GENE語”で話します。例えば、タットリタンという料理は『辛いチキン』と呼んだり、アンドンチムタクという料理は『辛くないチキン』と呼んだりしています」と答え、その際、観客が静かに聞き入っていたことから「そんなに真剣に聞くことじゃないです」とツッコミを入れ、会場を沸かせた。トークセッション終了後は、映画の主題歌を歌っているSEAMOと挿入歌を担当したJohn-Hoonのスペシャルライブが開催された。SEAMOは主題歌を含む3曲を熱唱し、トリにJohn-Hoonが登場すると場内の熱気は最高潮に。John-Hoonは、今年の5月にリリースしたカバー・アルバムから、中島美嘉の『ORION』を披露。気持ちを込めて丁寧に歌い上げ、会場を魅了した。
2012年07月02日「半落ち」、「クライマーズ・ハイ」などで知られる作家・横山秀夫のミステリー小説を原作にした人気テレビドラマを映画化した『臨場劇場版』の完成披露試写会が都内で行われ、内野聖陽、松下由樹、渡辺大、平山浩行、若村麻由美、柄本佑、長塚京三、橋本一監督が登壇し、客席から大喝采を受けた。本作は、鋭い眼力と執念で事件の真相に迫る敏腕検視官・倉石義男が、ある事件の関係者を狙った連続殺人事件の真相を追い求めていく姿を描く。舞台挨拶の前にフォト・セッションが別会場にて行われた。会場には野菜の栽培が趣味の主人公・倉石にちなみ、緑あふれる倉石の自宅ベランダが再現されており、内野さんは倉石のトレードマークである野菜を手にフォト・セッションに臨んだ。その後、場所を劇場へと移し舞台挨拶が行われた。内野さんは脚本を読んですごい力作だと感じたと言い、「ようやく完成しました。見応えのある、味わい深い作品に仕上がっています」と自信のアピール。役どころの倉石に関しては思い入れが強いようで、「倉石は、死者の声を根こそぎ拾いつくす検視官ですが、倉石のそんな“根こそぎスピリット”から役者として必要なことを学んだ。真実を拾い尽くしていくという倉石の生き様に憧れやロマンを持って演じた」と倉石に深く惚れ込んでいることを明かした。1年半ぶりの臨場の現場だったが、倉石チームの結束力は強く、部下役の松下さん、平山さん、渡辺さんはそれぞれが「スーッと現場に溶け込めた」と口を揃える。松下さんは「TVドラマで培ってきたものがすべて詰まっています。チームの結束を見てほしい!」と意気込んだ。渡辺さんは「劇場版が作られると聞いて、楽しみにしていました。倉石役の内野さんを慕っていて、現場では内野さんに子犬のように尻っぽを振ってしまいました」と手振りで尻っぽを振るしぐさをして、会場を笑わせた。平山さんも「尻っぽは隠してましたけど、僕も振りました(笑)」と続け、内野さんは「よくなついていました」と苦笑い。劇場版ゲストの3人は倉石チームの結束力を褒め、「勇気あるテーマに考えさせられた」(長塚さん)、「最高の仕上がり。参加できて良かった。いい緊張感の中、のびのびとやれました」(若村さん)、「見応えのある作品になっている」(柄本さん)とそれぞれにアピール。橋本監督も「素晴らしいキャスト、スタッフに支えられて、力強い作品が出来た」と自信のコメント。最後に内野さんは「重い作品ではありますが、生きる人を愛する、という前向きな想いを観てほしい!」と熱い思いが込められたコメントで締めくくった。『臨場劇場版』は6月30日(土)より全国にて公開。■関連作品:臨場劇場版 2012年6月30日より全国にて公開© 2012「臨場」劇場版 製作委員会
2012年06月07日劇団モダンスイマーズの蓬莱竜太が、オリジナル新作『ハンドダウンキッチン』を発表。演出家として、初めてパルコ劇場に進出する。5月12日の初日に先がけ、前日11日に、マスコミ向けの公開リハーサルを実施。出演者による会見も行われた。『ハンドダウンキッチン』チケット情報物語は北アルプスのふもとに位置する、小さなレストラン“山猫”を舞台に展開する。決して便利とは言えない立地ながら、カリスマシェフ・七島誠が作り出すほかでは味わえない料理目当てに、山猫には連日多くのファンが詰めかけていた。そこに東京の有名レストランを辞めた若きシェフ・関谷直也がやって来る。七島に新たな夢と、シェフとしての本当の生き方を見出して。しかし関谷が山猫で目にしたのは、人気店とはほど遠い現状だった……。仲村トオル演じる七島は、カリスマシェフと呼ばれながらも料理をしない。厨房でタバコを吸い、賭け事に興じる。ある意味、嫌悪感すら抱かせるような人物だ。だが不思議と、彼の言うことに耳を傾けずにはいられない。それは彼が発する「売れている店が正しい」「客は星(ランク)に群がる」という言葉を、完全に否定することができないからだろう。そしてこれは決して料理の世界だけに言えることではない。演劇にも、さらには世の中にあふれる事象すべてに共通して言えること。そんな思いを、作家は七島の姿を借りて痛烈に訴える。柄本佑演じる関谷は、山猫がギリギリで保ってきた均衡に一石を投じる存在だ。関谷の言うことは正論である。正論ではあるが、それを素直に受け止めることはなかなか難しい。登場人物たちが、そしてこの物語を見守った観客が、ここからどんな答えを導き出すのか。ラスト、作家は大きな課題を見ている我々に投げかけた。会見には、仲村、柄本のほか、七島誠の姉・梢役のYOUと、誠の店で働く山田役の中村倫也も登場。稽古の印象について仲村が、「皆さんプロ意識が高く、今までで最も順調で充実した稽古場でした」と語ると、「プロデュース公演ではチームワークを築くのが難しい。でも今回は本当に素敵な方々が集まり、蓬莱さんを中心に、いい緊張感と距離感のなかで作品を仕上げることができました」と中村が続ける。そんな中村の言葉に同世代の柄本は、「倫也さんはしっかりしてるなぁ」と感心しきり。するとYOUからは「佑はお子ちゃまだからね(笑)」とのツッコミが。現場は笑いに包まれ、こんなところにもチームワークのよさが垣間見えた瞬間だった。公演は6月3日(日)まで東京・PARCO劇場にて上演。その後、6月5日(火)に福岡市民会館大ホール、6月9日(土)・10日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホール、6月14日(木)に愛知県産業労働センター大ホールと各地を回る。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2012年05月14日宮崎あおい・高岡蒼佑・岡田准一の三角関係女優の宮崎あおいと俳優の高岡蒼佑が離婚を発表したのは、昨年12月の28日。(写真:Amazon.co.jpより)離婚の原因は、宮崎とジャニーズの「V6」岡田准一との不倫だと報道された。また、現在高岡がそれについてツイートでつぶやきをはじめたため、話題を集めている。(宮崎あおいと岡田准一の不倫、元夫高岡蒼佑のツイートが止まらない)実は、そんな渦中の二人が、ついに顔をあわせるのではないかと、噂になっている。小栗&山田の結婚式で鉢合わせ?サイゾーウーマンのニュースによると、芸能プロ関係者はこう語った。「小栗旬と山田優の結婚披露宴ですよ。会見で山田は『年内に行う予定』と話しており、実際に会場関係者との打ち合わせも始まっているそうです。しかし、披露宴に招待されるであろうメンバーには、岡田と高岡のように顔を合わせてはマズい人たちがゴロゴロいますよ。宮崎にしても小栗とはプライベートでも交流があるそうですから出席してもおかしくない」なんと小栗は、高岡と岡田の両方と、プライベートでも親交が深いのだそうだ。高岡が過激なツイートで怒りをあらわにしているだけに、両者が鉢合わせるとなれば、なにか事件が起きるのではとハラハラしてしまう。小栗夫妻はいったい、どのように結婚式への招待者を選ぶのだろうか。いずれにせよ、要注目の結婚式となることは間違いない。編集部 鈴木真美【おすすめニュース】小池栄子と佐藤江梨子がダブルAV出演か大森南朋に小野ゆり子を紹介したのは蒼井優だったAKB48前田敦子ヌード5000万円宮崎あおいと岡田准一の不倫、元夫高岡蒼佑のツイートが止まらない元の記事を読む
2012年04月02日長塚京三、麻実れいらが出演する舞台『みんな我が子』。12月2日(金)に開幕するこの作品の稽古場に11月某日、訪れた。『みんな我が子』チケット情報はこちら作品は、アーサー・ミラーのトニー賞受賞作。現代社会を鋭く風刺する作風が特徴で、本作以外にも『セールスマンの死』『橋からの眺め』などは日本でもたびたび上演されている、現代アメリカ演劇を代表する作家だ。この戯曲を、今回は33歳の若さながらあのハロルド・プリンス(『オペラ座の怪人』や『キャバレー』などの演出家)の一番弟子と言われるダニエル・カトナーが演出を手がけるのも話題だ。当日の稽古で集中的に行われていたのは、1幕後半のシーン。舞台はある一家の裏庭だ。一家のあるじジョーと妻ケイトには、戦争に行ったまま戻らない次男ラリーがいる。この日はラリーの婚約者アンが訪ねてきた。実はアンはラリーの兄クリスと密かに愛し合っているのだが、ラリーの帰還を信じるケイトにはそれは到底認められない……。長塚演じるジョーは工場を経営し、成功を掴んでいるかのように思える男。長塚のダンディさと朗々たる声は、成功者らしい堂々とした存在感を生む。だが心の底に隠した秘密や小心さが、言葉を重ねるたびに浮き彫りになっていくよう。麻実もケイトを上流階級の夫人らしいフレンドリーさ、真実から目をそらす母親としての愚かさと悲しさを巧みに演じる。このベテランふたりがやはり稽古場の空気を牽引しているようだ。そこにアン役の朝海ひかる、クリス役の田島優成が若者ならではまっすぐな悩みを清潔感をもってぶつけていく。ダニエルの演出は「その足で一歩奥に入ってください」「“ラリーのことは忘れたわ”というセリフはもっとクリアに」等々、細かい。だがその一言一言に、次男の生存を信じる母、すでに諦めているが母にそれを言えない父と長男、そしてその真実を突きつける存在である来訪者、という緊張感ある人間関係が、ビジュアル的にも明確になっていくのがわかる。さらに「先ほどは歩きながらセリフを言いましたが、今度は止まって言いましょう」など様々なトライアルを繰り返す。その柔軟さに呼応するように、俳優たちも積極的に演出家に質問を出していく。特にベテラン・長塚が「どちらのパターンが良いか」など、フットワーク軽くダニエルとディスカッションしている。とても知的な創作現場という印象だ。この日は他に、アンの兄・ジョージ(柄本佑)がやってくる2幕冒頭のシーンの稽古もあった。ジョーの隠していた真実を糾弾する彼の存在は、一家の崩壊の種を爆発させる。1幕とは別の緊張感があり、物語は急展開を見せる。作劇的にもスリリングなこの作品、気鋭の演出家と充実した俳優陣が創り上げる本番が楽しみだ。公演は、東京が12月2日(金)から18日(日)まで新国立劇場 小劇場、大阪が12月20日(火)・21日(水)にサンケイホールブリーゼにて。チケットはともに発売中。
2011年12月01日長塚京三、麻実れいらが出演する舞台『みんな我が子』の制作発表が10月28日都内で行われ、長塚、麻実に加え田島優成、朝海ひかる、柄本佑、演出のダニエル・カトナーが登壇した。『みんな我が子』のチケット情報本作は『セールスマンの死』などで知られる現代アメリカ演劇の劇作家アーサー・ミラーによるトニー賞受賞作。ブロードウェイでの初演は1947年、その後2008~2009年に再びブロードウェイで、2010年にはウエストエンドでも話題となった。今回の日本公演では『オペラ座の怪人』『キャバレー』の演出でおなじみのハロルド・プリンスの一番弟子であるダニエル・カトナーが作品を手がける。舞台は第二次大戦後のアメリカのとある家族の一日。父・ジョー(長塚)は家族の前では強い父親として生きてきたが、戦争中のビジネスにおいて他人に明かせない秘密を持っていた。そんなジョー一家を元ビジネス・パートナーの娘で、ジョーの次男の恋人であるアン(朝海)が訪ねてくる。アンの来訪を機に絶望へと突き落とされるジョー。やがて家族は崩壊して……。麻実から舞台共演のラブコールを受けた長塚は、ミラー作品の無骨な父親像に思い入れがあると言う。「芝居を始めた19~20歳の頃、いつかこういう役をやる日が来るのかな」と思っていたそうで、早くから手に職をつけ事業を興した長塚自らの父親にも重ね合わせ、オールドタイマーだが魅力的な父親たちへのレクイエムの意味も込めるとか。また麻実演じるジョーの妻・ケイトは夫に従順だが、戦争中に行方不明になった次男の帰りを待ち続けている役。「ケイトの心の中は何層もの思いに強いられ、それぞれの思いが同時に進行していく。演じる者として難しい。今は一語一語、一行一行確認中だが、(刺激的なカンパニーで)素敵な何かが先に見えるような気持ち」と心境を語った。演出のダニエルは「まだ稽古2日目だが、既にこの作品はアメリカの文化を超えたクロスカルチャーで普遍的な作品になっている」と手ごたえを感じているそう。また、「この作品を悲劇と受け止める方も多いと思うが、コメディの部分や心温まるシーンもあり、バラエティに富んでいる」とも語り、観劇後に必ず良いサプライズがあるだろうとアピールも欠かさなかった。『みんな我が子』は12月2日(金)から18日(日)まで、新国立劇場 小劇場にて上演。その後、12月20日(火)・21日(水)には大阪・ サンケイホールブリーゼでも上演される。チケットはいずれも発売中。
2011年10月31日映画『僕たちは世界を変えることができない。』が9月23日(金・祝)、公開を迎え、都内劇場で行われた舞台挨拶に向井理、松坂桃李、柄本佑、窪田正孝が登壇した。満員の観客のスタンディングオベーションとこの日は欠席した深作健太監督からのメッセージに向井さんは感激し、言葉をつまらせる一幕も。「グッときちゃいました」と思いを明かした。実話に基づき、偶然目にしたパンフレットがきっかけでカンボジアに学校を建てるための活動を開始した学生たちの奮闘、青春を瑞々しく描き出した本作。エンドロールが終わると、劇場は拍手で包まれ、観客は総立ちに。そこに向井さんら4人が登場すると割れんばかりの大歓声がわき起こった。めったに見られない映画館でのスタンディングオベーションに向井さんも驚いた様子。「想像していませんでした。多くの人の心に届いてほしいという思いでしたので嬉しいです」と笑顔を見せた。松坂さんもこの光景に「鳥肌が立った」と語り、「この映画に出られて本当に良かったと心から思います」とホッとした表情を見せた。深作監督は新作の撮影でマレーシアにいるため、舞台挨拶は欠席したが、代わりに事前に録音された生声のメッセージが流された。キャスト一人一人に対しての思いが込められたメッセージに会場は深い感動に包まれた。特に「いままでに見たことのない熱さとリーダーとしての責任感を見せてくれた」と讃えられた向井さんは、マイクを手に絶句。「僕たちは前に立たせてもらう仕事をしてますが、カメラの後ろにはもっと多くのスタッフがいる」と言葉をつまらせながら仲間たちへの感謝を口にした。松坂さんも「監督に『おつかれさまでした』と言ってもらえて、この作品が僕にとって代表作なんだという思いがわいてきた。またみなさんと一緒に仕事ができるように頑張りたいと思います」と思いを語った。柄本さんも「深作監督の作品が好きだったので声を掛けていただいたとき、すぐに『やりたい』と言った」と明かし、改めて監督への感謝の思いを語った。窪田さんも「監督の声を聞いて、向こう(カンボジア)で辛かったことや4人でワイワイやったこと、歌ったことなどが鮮明に甦ってきました。“運命”という言葉で片付けてはいけないけど、縁のようなものを感じます」と語った。向井さんは「俳優部部長」(深作監督)として「よくやってこれたな、と思います。みんな真面目で、誰にも負けないくらい(作品に)向き合ってきた」とここにはいないキャストも含め、改めて苦楽を共にした仲間たちをねぎらった。『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』は全国にて公開中。『僕たちは世界を変えることができない。』3連続インタビュー■関連作品:僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズ■関連記事:向井理インタビュー引き算の演技で魅せた“ヒーローじゃない主人公”向井理、思わず本音が!?「パルテノン神殿は汚いところだった」松坂桃李インタビュー照れ屋な22歳が見つけた“熱いもの”向井理、流暢な英語でスピーチ!海外オファーは「なきにしもあらず」?NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら
2011年09月24日お相手は一般男性☆佑ちゃん似タレントとして、グラビアアイドルとして、多彩に活躍する熊田曜子に熱愛発覚の報道がなされた。お相手は一般男性で、なんでもあの佑ちゃんこと斎藤佑樹選手似の癒し系イケメンなのだとか。22日発売のフライデーには、2人の写真もキャッチされているという。キャッチされたのは、都内レストランから自宅マンションへと向かう様子。親密な様子で、真剣交際中とみられるそうだ。熊田の母親も公認の交際で、結婚も間近なのではという情報もある。ゴールインはありそう?ついに、ほしのあきカップルの結婚も報じられるなど、有名人の結婚が相次ぐなか、熊田もこのままゴールインとなるのだろうか。ちなみに、所属事務所はあくまで友人の一人として、交際を否定するコメントを出している。真相はどうなのか、本当ならば恋の行方はどうなるのか、気になるところだが、この先しばらくは温かく見守りたい。元の記事を読む
2011年09月23日笑顔は人を幸せにする──向井理が初主演を果たした映画『僕たちは世界を変えることができない。』には、そんな人の心を豊かにする笑顔が詰まっている。原作は現役医師である葉田甲太氏が大学生だった2005年に、カンボジアに小学校を建てるための募金プロジェクトを立ち上げ、実際に小学校を建てるまでの体験記を綴った「僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.」。向井理は甲太(コータ)という役柄を通じて何を感じたのか?「命を削って作った作品」だと1つひとつ言葉を選びながらカンボジアロケを懐かしむ表情はただただ優しく、何かを伝えたいという直向きな情熱に満ちていた。台本も原作も読まずにカンボジアへ。その理由は…向井さんがカンボジアを訪れるのは2度目となる。1度目はデビュー間もない頃、テレビ番組「世界ウルルン滞在記」の畑作りを手伝うための旅だった。そして今回は、主人公コータを演じるためにカンボジアへ。「ドキュメンタリータッチで撮りたい」という深作健太監督の意向に応えるべく、向井さんは、コータとして彼の素を見せることを意識したという。演技し過ぎない演技、足し算ではなく引き算の演技、それは決して簡単なものではなかったはず。「簡単ではないですよね。普通のことをしながら(何かを)伝えるということは確かに難しくて…。コータはヒーローのようなキャラクターではないので、力技での芝居はしたくなかったんです。その方が簡単ではあるんですけど、そうしたくない作品でした。また、カンボジアでの撮影は敢えて台本を読まないようにしたんです。原作を読んで感情が固定しないようにと思って、原作も読まずにいました。というのは、シェムリアップ州立病院のエイズ病棟、ツールスレン博物館、キリング・フィールド…今日はどこに行って撮影するのかということは分かっているけれど、そこで何があるのかは撮ってみないと分からないんです。(原作者が実際にお世話になった)観光ガイドのブティさんがどんな説明をしてくれるのかは、その場じゃないと分からない。だから事前に知識は必要ないなと。初めて目にするから湧き出てくる感情もある、その時のリアクションを大切にしたいと思ったんですよね。ちゃんと感情が自由に動くように、変に身構えないように、セリフをセリフっぽく言わないということを心がけていました」。そんな真摯な役の取り組み方で、向井さんはコータの感情を生々しく演じきった。これは向井理本人のリアクションなんじゃないか?と勘違いさせるほどのリアルさがあるが、そこにたどり着くためには、きっと陰ながらの努力があったはず。けれど、その努力も葛藤も苦しさも役者として当たり前のことだと捉えている、それが向井理がデビュー当初から貫いている姿勢。実に真面目でプロフェッショナルだ。カンボジアのロケでは、長回しでスタートからカットまで4時間! という撮影もあり、撮影時間はトータルで200時間にも及んだという。つねにカメラを向けられるなか、向井さんを含め、学生サークル“そらまめプロジェクト”の主要メンバーを演じる、松坂桃李、柄本佑、窪田正孝の4人それぞれが自分たちの演じるキャラクターを通して感じたカンボジアとは一体どんなものだったのだろうか。4人をガイドするブティさんの話から、カンボジアを知ることができたと語る。「ブティさんの話を聞いていると、その情景が浮かんでくるんです。聞いているだけでつらいのに、ガイドという仕事とはいえ、自分のつらい経験を話してくれたのは嬉しかったですね。幼少の頃、ポル・ポト政権時代に政府の弾圧で父親を殺されたこと、自分は学校にいけなかったけれど、自分の2人の子供には学校に行ってほしくてガイドとして頑張っていることを、サラッと言えるのが凄い。それが僕の感じたカンボジアという国、人に対する印象ですね。強い国だなと。人として、カンボジアに行くことができて、本当に良かった」。観客もまた、コータたちを通じて切なさや悲しさを味わい、強く生きるカンボジアの人々の姿から何かを感じ取ることだろう。子供たちの笑顔が活力へ変わる幸せとは何か?自分はいま幸せなのか?と深く考えさせられるきっかけとなるのが、カンボジアの子どもたちの笑顔だ。「あの笑顔はすごい力ですよね。あの笑顔がこの作品の大切な要素だった」と顔をほころばせ、映画の核心に迫っていく。「カンボジア特有ですよね。日本人はカンボジアに対して、地雷、ポル・ポト政権、アンコールワット…勝手な偏見を持っていて、発展途上の国として見ている。僕もそうなんですけどね。そういう中にあの笑顔がある、だから笑顔が凄いと思うのかもしれない。彼らは日常的にあの土地で暮らしていて、朝が来て夜が来て、それが普通なのに。でも、そうではない人たちは、自分と照らし合わせて考えると(自分が)情けなくなって、あの笑顔に癒されるだけでなく、何か突き刺さるんですよね。コータたちは紆余曲折あって小学校を建てますけど、建てただけではダメだとも思っている。それでも、子供たちのあの笑顔があることで着地できたのかなと。撮影中、小学校1〜2年の子供たちと一緒に遊んでもらったんです。楽しいと笑ってくれる、遊んでいると笑ってくれる。役柄としてだけれど、この子供たちのために学校を建てるんだ! と思うと、すごく力になった。この子たちのために頑張れると思いました」。映画のラスト、小学校開校式のコータのスピーチのセリフには台本にはない言葉が添えられ、感動的なワンシーンとなった。「誰かのために何かをする喜びというのは、きっと自分のために何かをする喜びよりも強い」というのは劇中のコータのセリフ。誰かのために一生懸命になる素晴らしさを再確認させてくれる言葉のひとつだが、コータを演じながら向井さん自身もそんな熱い感情を抱いたのだろうか。最後にもう一度、向井理の心の中をのぞいてみたく、問いかけてみた。「正直、自分が出ている映画でそういうことを感じるのって難しいんですよね。客観的に見れないというか。撮影後、完成した映画を観ても、200時間の9割を知っているので、ああいうシーンがあったなとか、あのシーンカットされたなとか、自分の芝居にダメ出ししたりしてしまう(笑)。でも、映画の撮影ではあるけれど、自分たちで体験したこと、感じたこと、心に刺さったことが、もしかしたら映画を観ている人以上にあるのかもしれない。それをどれだけ純粋に届けられるのかが、今回の撮影のテーマだったと思うんです。たくさんのメッセージを詰め込んだつもりです。観て下さった方それぞれに感じるものがあったら嬉しいですね」。僕たちは世界を変えることができない──かもしれないが、コータとして向井さんが笑顔になれたように、笑顔が人を幸せにすると気づけること、それはきっと世界を変える小さな一歩、そう信じたい。(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)『僕たちは世界を変えることができない。』3連続インタビュー 松坂桃李インタビュー:: 原作者・葉田甲太×峯田和伸インタビューcoming soon!■関連作品:僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズ■関連記事:向井理、思わず本音が!?「パルテノン神殿は汚いところだった」松坂桃李インタビュー照れ屋な22歳が見つけた“熱いもの”向井理、流暢な英語でスピーチ!海外オファーは「なきにしもあらず」?NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら向井理、“母校”明治大学で『僕せか』PR…なぜかTBS安住アナが乱入
2011年09月21日スクリーンの中での役柄のイメージとは裏腹にこの男、かなりシャイらしい。「どちらかというと内向的。決して人を引っ張るタイプではないですね」とちょっぴり申し訳なさそうに笑うのは松坂桃李。来春にかけての半年足らずの間に、声優としての出演も含め4本の映画が公開を控える。まもなく公開となる『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』では、カンボジアに学校を建てるべく奮闘する学生ボランティアのリーダーのひとりを演じている。カンボジアでのロケも行われた本作を通じて松坂さんは何を感じたのか――?できない自分を受け入れる――「その繰り返しでここまで来た」現在も都内で医師として働く男性の医学生時代の実話を映画化した本作。松坂さんは、向井理演じる主人公・甲太に誘われ、ボランティアに参加する青年・本田を演じている。いかにもイマドキの大学生といった容貌でクラブでも気軽に女の子に話しかける彼は一見、チャラチャラしたタイプ。だがその内には、本当に熱くなれるものを探したいという情熱が秘められていた。「大学生の役ということで、自分が大学に通っていた頃を思い返して、自分の周りにもこういうヤツがいたな、と思い出しながら役を作っていきましたね。僕自身、大学の頃は熱くなれるものがなくて、この映画のように何か情熱をかけるものがあったら、と後悔するような思いもあるんです。本田はああ見えて実はすごく真面目な男。行動力もあるし、人の心の垣根を軽く超えていける。リーダーシップもあって、僕とは正反対のタイプです。演じる上で苦労したというより『いいな、こういうヤツ』という羨ましく思うような気持ちでした」。とここで冒頭のやり取りへ。ついつい役柄から、松坂さんに明るくみんなを引っ張るリーダー像を想像してしまうところだが…。なんせシンケンジャーのレッドまで演じていたのだから。「いや、それは本当にたまたま役柄がそうだっただけで(笑)。負けず嫌いな性格ですが、人を引っ張っていくタイプではないですね。人との関係を作っていくのもちょっとずつ時間をかけて。本田みたいに軽々とは飛び越えられない。今回の映画の登場人物で言うなら甲太かな。誰かに引っ張ってもらいたい……ってそう言うのもどうなんだって感じですが(笑)」。本田と甲太を中心に学校建設のための資金集めに奔走するが、やがて少しずつ歯車が噛み合わなくなり、活動は空中分解寸前に陥る。そんなとき、甲太が本田に言う「自分を受け入れる」というセリフは印象的だ。松坂さんも「僕自身、その繰り返しでここまで来た」とうなづく。「成功してきたのも自分だし、失敗したのも自分。いまの段階の自分というのを認めて、受け入れなければ上に上がることはできないんですよね。それは俳優という仕事をする中で分かってきましたね。いまの自分にはこれしかできない。それを一度受け入れて、じゃあどうしたらいいのかと考えることが大切なんだな、と」。「何色にでも染まれるように真っ白でいたい」向井さんや柄本佑、窪田正孝らと共に訪れたカンボジアでの撮影について「向井さんは本当に兄貴みたいな人で、みんなで飯食いに行ったり、酒飲んだり、ワイワイと楽しかった」とふり返る。一方でカンボジアの歴史や現状に触れ、劇中の甲太たちと同様に考えさせられる部分も。「そこは本田や甲太たちと同じで衝撃を受けました。現実を目の当たりにして、TVや教科書で知るよりも強い衝撃を…。自分で行って、知って、それだけでもこの映画に参加して良かったと思えたし、行動すること、知ることの大切さを改めて感じました」。「いまは、この仕事が僕にとって本田の言う“熱いもの”になった」と松坂さん。この1年ほどで次々と話題の作品に出演するが、自身の変化を尋ねると「興味のアンテナは増えましたね。成長は…自分の目からは何とも…」と笑うが、目指す俳優像を尋ねるとこんな答えが。「真っ白でいたいです、何色にでも染まるように。自分の色を持つことも大事ですが、作品ごとに自分を変えていくことも必要だと思う。それで自分の表現が変わっていったら面白いな、と思います。やったことのない役全てやりたいです」。素顔は照れ屋な22歳。スクリーンでは今後も意外な顔を見せてほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)stylist:鈴木のり子(090-3965-2228)衣装協力:ato AOYAMA (03-5474-1748)『僕たちは世界を変えることができない。』3連続インタビュー 向井理インタビューcoming soon!:: 原作者・葉田甲太×峯田和伸インタビューcoming soon!■関連作品:僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズ■関連記事:向井理、思わず本音が!?「パルテノン神殿は汚いところだった」向井理、流暢な英語でスピーチ!海外オファーは「なきにしもあらず」?NHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら向井理、“母校”明治大学で『僕せか』PR…なぜかTBS安住アナが乱入向井理主演『僕たちは世界を変えることができない。』試写会に100組200名様をご招待
2011年09月16日カンボジアに学校を設立しようと奮闘する大学生の姿を描いた『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』のプレミア試写会が9月7日(水)、東京・千代田区の明治大学駿河台キャンパスで開催され、映画初主演を果たした向井理をはじめ、共演した松坂桃李、柄本佑、窪田正孝、村川絵梨らが出席した。同校は向井さんの出身大学。“後輩”を前に特別授業と銘打った舞台挨拶は、大盛り上がりだった。原作は2008年に自費出版された葉田甲太による体験記「僕たちは世界を変えることができない。」(パレード刊)。ありきたりな毎日を送る医大生・コータ(向井さん)が、ふと手にしたチラシをきっかけに「カンボジアに学校を建てる」という夢に突き進む物語を軸に、仲間たちとの衝突や葛藤、そして想像を超えるカンボジアの“現実”をつぶさに描き出す青春ストーリーだ。もともとカンボジアに強い思い入れを持つ向井さん。「ボランティアやカンボジアといった題材を通して、実際には日本を描いた作品。(撮影後)日本に帰ってきて、普段の風景が全然違って見えてショックだった。当たり前なことが、実は当たり前じゃないと気付かされた」と神妙な面持ちだ。現地に暮らす人々との共演は、アドリブも多かったそうで「みなさんのつらい経験を聞いているのは、正直辛かった。でもお芝居じゃないリアリティに触れて、役者として負けたなと思いました…。これからの役者人生でも、こんなシーンはなかなか撮れるものじゃないなって」と初の主演作は、向井さんにとってまさに新境地となったようだ。この日は学生たちとの質疑応答が行われたが、なぜかTBSアナウンサーの安住紳一郎が乱入!実は安住アナも明治大学の卒業生で「先ほど、学生さんが『明治といえば、向井さんか長友(佑都)選手』と言っていたが、私のことも忘れないで」と猛アピールする場面も。向井さんと安住アナは、プレミア試写会が始まる前に番組の収録を行っていたそうだ。気を取り直して、向井さんは「イマドキの大学生を描いた作品。だから、みなさんがどんなことを感じてくれるのか、とても気になります。僕自身、メッセージだけの映画にはしたくなかった。この映画が『これから何かしよう』と思うみなさんの原動力になってくれれば」と後輩たちにアピールしていた。『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』は9月23日(金・祝)より全国にて公開。■関連作品:僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズ■関連記事:向井理主演『僕たちは世界を変えることができない。』試写会に100組200名様をご招待向井理、芦田愛菜、武井咲、中山優馬が「ほんとにあった怖い話」でホラー初挑戦!癒し系?頼れる系?親友にしたい俳優ランキング三浦春馬と天海祐希が1位に!一緒に旅行に出かけてみたい俳優は?「acteur」最新号を5名様にプレゼント「女神のイタズラ」松坂桃李動画インタビュー!共演の杏を大絶賛の理由とは…?
2011年09月07日向井理の初主演映画『僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.』のプレミア試写会が7日に明治大学駿河台キャンパス(東京都千代田区)で開催され、向井をはじめ、松坂桃李、柄本佑、窪田正孝、村川絵梨、原作者の葉田甲太が“特別授業”と題した舞台あいさつを行った。舞台あいさつの模様ひょんなことからボランティア活動を始めた医大生のコータ(向井)が、カンボジアに学校を設立するため、仲間たちを集めて資金集めに奔走。さまざまな困難や葛藤、さらにはカンボジアが抱える厳しい現実と向き合いながら、自分自身を見つめ直す姿が瑞々しく描かれる。監督は『バトル・ロワイアル II/鎮魂歌〈レクイエム〉』『同じ月を見ている』など、多彩なジャンルを手がける深作健太。向井は明治大学農学部を卒業した“同窓生”で、「イマドキの大学生を描いた作品なので、実際の学生さんがこうした話に、何を感じてくれるのか気になっている」と緊張した面持ち。学生たちから拍手が沸き起こると、安どの表情を見せ「単にメッセージだけの映画にはしたくなかった。みなさんにとって、これから何をする原動力になってくれれば」と先輩としてアピールにも熱がこもった。昨年11月にカンボジアで行われたロケを振り返り「現地の人たちと共演し、役者じゃないリアリティーに触れて『役者として負けたな』って思いました」。ハードな撮影にあって、食事は唯一の楽しみだったといい「ご飯がとにかく、おいしいんですよ。あちらもお米が主食なので、ご飯に合う料理も多くって」とニッコリ。ただ共演した柄本が連日、トムヤムクンを食べたがったそうで「トムヤムクンがない店だと嫌がるんですよ。嫌いじゃないけど、たまには他のものを食べたい日もあるだろ(笑)」と呆れ顔だった。松坂は「初海外で見るものすべてが新鮮。アンコールワットの朝焼けに、思わず涙が出てしまった」。窪田も初めての海外で「毎日、みんなでプールで遊んでいた」と無邪気に振り返った。舞台あいさつには明治大学のチアリーダーと応援団も登場し「六大学野球の応援によく行っていたので懐かしい。伝統が受け継がれるのはうれしい」(向井)と目を細めていた。『僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.』9月23日(金・祝)より全国ロードショー
2011年09月07日映画『東京島』の完成披露試写会が8月3日(火)、東京・恵比寿ガーデンプレイス内で行われ、主演の女優の木村多江が共演の窪塚洋介ら男性キャスト陣に珍スタミナ料理を振る舞った。人気作家・桐野夏生の同名小説(新潮社刊)を原作に、助けの来ない無人島に漂着したひとりの女・清子(木村さん)と男23人が生き抜こうとする姿を描く物語。木村さんが用意したというサプライズ料理の肉串が登場すると、男性キャストのひとり、福士誠治は「いい予感がしない」と勘を働かせて苦笑い。それぞれに1本ずつ配られた肉串をパクリと口に頬張った窪塚さんは「ブヨブヨする!」、鶴見辰吾は「旨い」と感想。篠崎誠監督は早々に完食した。木村さんが「実はコレ(の肉)です」と言い、劇中でも使用したという島ヘビの精巧な作りモノを取り出して握りしめ、「清子が劇中でヘビをさばいて料理をしているので」と種明かしすると、窪塚さんらは顔をしかめ、「自由解散〜!」とショックの雄叫び。MCが「今日の朝、獲れた島ヘビです」と説明を付け加えると、男性キャスト陣はますますしかめ面に。木村さんだけ、涼しい笑顔を浮かべていた。ほかに柄本佑、木村了らも出席し、ヘビ肉を試食した。『東京島』は8月28日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:東京島 2010年8月28日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2010東京島フィルムパートナーズ■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第5回)一緒に無人島に流れ着きたい俳優は?“島”が人を呼び寄せ狂わせる?島を舞台にした注目作品が続々とリリース!話題の『東京島』も上映!「島フィルム・フェスティバル」に150組300名様ご招待木村多江が飛び出す!?本編は2Dの『東京島』の劇場予告編を3Dで上映!【シネマモード】ソフィー・マルソー、木村多江らが示す映画とブランドの素敵な関係
2010年08月03日直木賞作家・桐野夏生のベストセラー「東京島」(新潮社刊)が、木村多江を主演に迎えて映画化されることが分かった。無人島に漂着した22人の男とたった1人の女の織りなすドラマを描いた本作。谷崎潤一郎賞を受賞した原作の発行時には、極限状態であぶりだされる人間の本質を描いた物語が、30代の女性を中心に大いに話題を呼んだ。男たちがいつしか“東京島”と呼ぶようになるこの無人島で唯一の女性であり、この特殊な状況の中でどこにでもいる主婦から新たな自分へと変貌を遂げていく清子を、『ぐるりのこと。』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した木村多江が演じる。本能をむき出しにし、直感と行動力で困難に立ち向かっていく清子の姿は閉塞した現代社会に、これまでにないヒロイン像として映るに違いない。メガホンを握るのは『おかえり』でベルリン国際映画祭の最優秀新人監督賞をはじめ、数々の映画賞を受賞し、その後も『0093 女王陛下の草刈正雄』など異色の作品を世に送り出している篠崎誠。共演には福士誠治、柄本佑、木村了、鶴見辰吾など実力派の俳優陣が顔を揃える。映画はつい先日クランクインしたばかり。鹿児島県沖永良部島、および徳之島にてスタッフ、キャスト総勢120名、40日間にわたる撮影が現在も進行中。人間の“生”を露わにした、これまでに類を見ないエンターテイメントがまもなく誕生する!『東京島』の公開は2010年、全国の劇場にて。■関連作品:東京島 2010年、全国にて公開
2009年10月14日日本と韓国、国境も言葉も越えて繋がり合った男たちの熱く、切ない物語を描いた『ノーボーイズ、ノークライ ―泣かない男なんていない―』が8月22日(土)に公開を迎えた。都内劇場では初回上映後に、主演の妻夫木聡を始め、徳永えり、柄本佑、貫地谷しほりによる舞台挨拶が行われ、会場は大きな盛り上がりを見せた。妻夫木さんは開口一番、「アンニョンハセヨ(こんにちは)!」と韓国語で挨拶を試みるも、客席からの“妻夫木”コールと重なってしまい「かぶっちゃいましたね…」と苦笑い。初日を迎えての心境を尋ねられ、「(プロモーションで)いろんなところに行ってましたが、ようやく始まるんだなという気持ちです。韓国にも行かせていただいて、向こうの観客のみなさんの熱狂的なパワーに押されつつも、手応えを感じました。やっと日本のみなさんにも観ていただけるかと思うと嬉しいです」と喜びを口にした。徳永さんが演じたのは、妻夫木さん扮する亨の妹役。劇中の妻夫木さんは恐ろしげだが、実際の撮影現場ではどうだったかというと「とても優しいお兄サマでした。妻夫木さんに蹴られるシーンがあるんですが、『カット!』の声が掛かった瞬間に『ごめんね』って(笑)」。本当に妻夫木さんがお兄さんだったら?という質問にも満面の笑みで「嬉しいですね」と答える徳永さん。隣の妻夫木さんは照れくさそうに「僕は末っ子でして、妹がほしくて小4のときに親にそう言ったら『無理!』って即答されました。疑似体験ができてよかったです」と語った。柄本さんは、観客の前で話すのがどうにも恥ずかしいようで、韓国での撮影について聞かれても「いや、あの…そうですね、(日本と)変わらないですね。ケガもなく無事、撮影できまして…」と落ち着かない様子で語り、思わず妻夫木さんからは「(映画に)出てたよね?」とツッコミが!貫地谷さんにも妻夫木さんの印象を聞いてみると、やはり徳永さんと同じく「優しいお兄さんという感じでした。撮影の合間に数独のやり方を教えてくれました」と嬉しそうな表情を見せた。演技については「(妻夫木さんが)テスト、リハーサルを重ねるごとに、変わっていくところを間近で見ることができました。薬局のシーンでは、妻夫木さんの切ない表情にこっちも切なくなりました」と絶賛の嵐!女優陣2人に、タイトルに引っ掛けて、男性の涙についてどう思うかと尋ねると、徳永さんは「素敵だと思います。涙を流すことを男の人は嫌がるかもしれませんが、(涙は)素直な心の表れだと思います」とのこと。貫地谷さんも「たまらんですね(笑)」という一言で肯定した。この日は、残念ながらソウルで新作の撮影中ということで来場できなかった、もうひとりの主人公・ヒョング役のハ・ジョンウからメッセージが。観客と共演者への感謝の言葉と共に「聡、またおいしいお酒を飲もう!」という言葉も。妻夫木さんは「前の取材のときに2人で飲んだ話ばかりしていたら、翌日のスポーツ紙に“妻夫木、酒豪!”って書かれまして…(苦笑)。今日は酒の話はやめとこうと思ってたのに、結局、締めはお酒でしたね」と言いつつ、親友からの心のこもった手紙に満面の笑みを浮かべた。『ノーボーイズ、ノークライ ―泣かない男なんていない―』はシネマライズほか全国にて公開中。■関連作品:ノーボーイズ、ノークライ ―泣かない男なんていない― 2009年8月22日よりシネマライズほか全国にて公開© 2008『The Boat』フィルム・コミッティ■関連記事:妻夫木聡のお気に入りの韓国語は「意味分かんない!」ハ・ジョンウとの絆アピール妻夫木聡の歌声、聴いたことある?『ノーボーイズ、ノークライ』熱唱映像が到着!妻夫木聡×ハ・ジョンウ『ノーボーイズ、ノークライ』試写会に15組30名様ご招待妻夫木聡、韓国ファン2千人に挨拶「撮影が終わったときは思わず泣いてしまった」妻夫木の次の恋人はあの人!日韓映画『ノー ボーイズ、ノー クライ』ヒロイン決定
2009年08月22日