高橋一生、柴咲コウ共演「インビジブル」第7話が5月27日放送。内通者疑惑が持ち上がっていた原田泰造演じる犬飼の“運命”に衝撃を受ける視聴者続出。有岡大貴演じる磯ヶ谷に「親思い設定が一向に回収されない」と新たな疑惑を向ける声も上がっている。高橋さんがTBS連続ドラマで初主演を務め柴咲さんと共演。3年前に同僚を殺された刑事に、事件の秘密を知る犯罪コーディネーターが接触を計り、2人の“異色バディ”が世に知られていない凶悪犯・クリミナルズの犯罪を暴いていく…というストーリーが展開してきた本作。同僚殺しの犯人を追い続ける志村貴文を高橋さんが、本物のインビジブルである弟・キリヒトを止めたいと思っているキリコを柴咲さんが演じ、本物の“インビジブル”であるキリコの弟・キリヒトには永山絢斗。監察官の猿渡紳一郎には桐谷健太。捜査一課課長の犬飼彰吾には原田さん。志村が在籍する特命捜査対策班班長の塚地敬一には酒向芳。磯ヶ谷潔には有岡さん(Hey!Say!JUMP)。キリコを助手、運転手としてサポートするマー君に板垣李光人。3年前亡くなった志村の同僚、安野慎吾の妹・安野東子に大野いとといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。捜査一課にインビジブルの内通者がいるというキリコは、志村に犬飼すら信用するなと忠告。志村も内通者の件は隠してキリヒトの捜査に当たる。一方、キリヒトはクリミナルズの“シノビ”を使い、IT企業CEOの早坂(横山めぐみ)を狙っていた。キリコの提案で志村は早坂のSPになる。チームリーダー・神岡(山田純大)指揮のもと早坂の警護にあたるが…というのが7話のストーリー。犬飼の行動を怪しむ志村だったが、犬飼もまた内通者の存在に気づいていた。志村に対し負い目を感じ、自分をふがいなく思ってると謝罪し、「お前みたいなやり方じゃ身が持たない、死ぬなよ志村」と、志村の身を案じる言葉をかけた犬飼だが、資料を見て何かを発見、志村との待ち合わせ場所に行く途中、路上に倒れトラックに轢かれる…。前回の放送時には“内通者疑惑”も持ち上がった犬飼の死に「泰造さん目当てで観てたのに‥‥‥(大号泣)」「犬飼泰造でこんなにロスになるとは…意外だった」などショックを受ける視聴者も多数。「課長は何に気づいたのでしょうね。内通者は誰なんでしょう」「おそらく課長は本当に安野事件のこと調べてて、わかったことがあったんだけど本当の内通者に殺されたんだろうな」など、犬飼が気付いた事とその死の真相に思いを巡らせる視聴者も続出するなか、新たな内通者候補として浮上しているのが磯ヶ谷。「親思い設定が一向に回収されないのが気になる」「人物紹介でわざわざ"親思い"って書かれてるのに、今のとこそれらしいエピ全く出て来ないの変といえば変」「親がクリミナルズでその子どもが殺しの手伝いしてるパターン良くあるしもし磯ヶ谷くんの親がそっち側だとしたら…」など、公式サイトの“親思い”という設定にちなんだエピソードが本編に登場しないことをいぶかしむ視聴者からの声が噴出している。【第8話あらすじ】犬飼が死亡。当面の間捜査の指揮は猿渡が執ることに。一方キリヒトは正体を偽り東子に近づくと、ターゲットを殺す瞬間をショーにして依頼人に配信するクリミナルズ「興行師」を使った新たな犯罪を画策する。ターゲットは東子を含む3人で、ショーのライブ配信の招待がキリコと捜査一課にも届く…。「インビジブル」は毎週金曜22時~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年05月28日現在公開中の映画『ホリック xxxHOLiC』の公式写真集より、柴咲コウ演じる侑子の絢爛豪華な衣装にフォーカスした荘厳なカットが公開された。柴咲さん演じる侑子は、人の心の闇に寄り憑くアヤカシが視えることで孤独に生きてきた高校生・四月一日(神木隆之介)が迷い込む【ミセ】の女主人。また、二度と同じ服を着ないキャラクターであり、絢爛豪華な侑子の衣装は、本作の見どころのひとつ。今回公開されたカットでは、大きな花の髪飾りを付け、煙筒を持った横顔、大量の藤の花をバックに深紅の衣装を身にまとった侑子の姿などが収められている。全て撮影期間中に監督・蜷川実花が撮りおろした写真で、目を隠すベールのようなアクセサリーを付けた写真は、劇中で16着を着こなした柴咲さん自身もお気に入りのものだという。豪華なセットや衣装を前に柴咲さんは「圧巻ですよね。こんな量の藤は見たことないです。本当に夢のような世界の一幕でした。侑子さんのミセが大好きで、本当に細かいところまでこだわっていて、小物のなかに妖精のようなものが入っていたり、蝶のレプリカや、装飾も値段が付けられないゴージャスなものがあったり、骨董品があったりと、探検しているような感じでした」と一瞬しか映らないものでもこだわり抜く蜷川監督ならではの世界観づくりに感心。さらに「圧倒的なビジュアルの奥には、人の業について考えさせられる素晴らしいセリフがたくさんあります」とも話し、“この世に偶然なんてない。あるのは必然だけ。すべての出来事には意味がある”、“何かを得るには、対価が必要”など、侑子が四月一日の転機に与える言葉もまた、本作の見どころだ。『ホリック xxxHOLiC』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ホリック xxxHOLiC 2022年4月29日より全国にて公開©2022映画「ホリック」製作委員会 ⓒCLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社
2022年05月27日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2022年4月スタートのテレビドラマ『インビジブル』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。片方の男は、「悪事の依頼といえどビジネスだ。依頼が正当かどうか、誰が誰の死を望むのか。その理由も興味は無い。需要があるから僕のビジネスは成り立つ」と淡々と語る。もう片方の男は、「何が正義で何が悪かは俺が見極める」と、力強く言う。人の世で、善と悪は常に地続きだと悟っており、その複雑さに自分の意思を見失いかけて諦めようとする女に、それぞれの男は語りかける。犯罪者と刑事、語る言葉は正反対に見えるが、それはおそらく背中合わせになっている一つの価値観の表裏だ。どこまでも白黒のつかない人の世だとしても、生きている限り、人はどこかで踏み切らねばならない。数年前に同僚を何者かに殺害されてから、その真相を追うために荒っぽい捜査を厭わない無骨者の刑事・志村貴文(高橋一生)と、突如警察に捜査協力を申し出てきた裏社会の犯罪コーディネーター・インビジブルを名乗るキリコ(柴咲コウ)の異色のバディを描く『インビジブル』(TBS系金曜22時)。前回、本当のインビジブルはキリコではなく、彼女の弟のキリヒト(永山絢斗)であり、キリコは弟を探し出す為に「インビジブル」を名乗っていたことが明かされた。6話では、キリコとキリヒトの姉弟がなぜ「インビジブル」と名乗ることになったのか、なぜ二人が決裂したのか、そしてなぜキリコが志村の前に現れたのかが、ドクターと呼ばれる猟奇殺人者の事件をベースにしながら描かれた。そもそもキリコ・キリヒト、姉弟の父親が最初に「インビジブル」と呼ばれており、父親当人は犯罪を差配すること自体は必要悪であると捉えて仕事をしていたものの、後継として育てたはずの息子のキリヒトが想定以上に先鋭化してしまった。おそらく父親の中には、自分がコーディネーターとして手綱を引くことで裏社会であっても秩序が保たれるという信念があったのだろう。だが、過激化する息子と父は争い、父親の方が殺害されてしまった。残された娘、つまりキリコは弟に怒りを覚えながらも、より凶悪化する弟を止める手立てはないか探り、かつて父が敵ながらその捜査への執念を賞賛していた刑事の志村の手を借りることを思いつく(その過剰な正義感と執念が、裏社会からのコネクトを呼び寄せてしまうのも、いかにも本作らしい)。しかし、弟と育ちが繋がっている上に、現状も犯罪を通して駆け引きが続くならば、自分もまた悪事に荷担していることと同じではないかと投げやりになるキリコに、志村は力強く「正義も悪も自分で決めるのだ」と語りかける。「目の前にいる誰かが困っているなら助ける、だからお前が困っているならお前を助ける」と言い切る志村の中では、刑事の経験則として善悪の境界線を探る迷いの決着は、既についているのだろう。「(困っているなら)早く言えよ」と無愛想に言って、キリコの飲みさしの紅茶を勝手に飲んでしまう志村の無骨さに頬が緩む。飲んでしまった紅茶は、ふたりの一蓮托生のあかしかもしれない。改めて協力してキリヒトを追うことを決めた二人だが、最後にキリコは、警察内にインビジブル・キリヒトと内通している誰かがいることを志村に示唆する。前回、ハナカマキリという植物に擬態して獲物を狩るカマキリのことが語られ、それが犯罪者に擬態して獲物を捕らえるキリコの言動そのものであると志村は見抜くのだが、ハナカマキリは犯罪者側だけではなく警察内、善の側にも存在している。捜査一課、監察官、志村が所属している特命捜査対策班。いずれもくせ者ぞろい、演技巧者がそろった配役である。誰が内通者なのか、今のところ誰にも可能性があるように見える。凶悪犯罪者と警察内部、両方と戦いながら二人は望む未来を掴めるのか。物語は山場に入る。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2022年05月24日散歩に連れていかれた犬が、座り込んで歩くことを拒否している姿は、あちこちで見られます。飼い主にとっては困りものですが、通りすがりの人たちからすると、駄々をこねる犬の姿はかわいらしいでしょう。黒柴のたろうくんの飼い主(@07tarou09)さんは、1枚の写真をTwitterに投稿。たろうくんは、散歩に出てたったの3歩で、こんな状態になったといいます…。庭を出て3歩… pic.twitter.com/dKMm3zvcdY — 黒柴たろう (@07tarou09) May 17, 2022 視線もそらして座り込み!まるでお手本のような散歩を拒否する姿に、2022年5月19日時点で39万件以上もの『いいね』が寄せられました。写真を見て、たろうくんのとりこになった人たちからは、こんな声が上がっています。・ワンちゃん『あるある』だ!我が家の犬もよくやる!・頬がお餅みたい。モチモチ。・散歩と『3歩』を掛けたのかな?賢いね!・「イヤ~!」って表情が大好き。飼い主さんによると、たろうくんは別の方向に行きたかった様子。意思表示は大切なので、これからもしっかりと座り込む…かもしれません![文・構成/grape編集部]
2022年05月19日険しい顔つきで、陸橋の手すりに駆け寄り、足をかけてよじ登ろうとする女性ーー。金髪のショートカットが映える彼女は、柴咲コウ(40)。放送中のドラマ『インビジブル』(TBS系)の撮影だった。「『インビジブル』は犯罪エンタテインメント。主人公は高橋一生さん(41)演じる刑事で、彼とタッグを組むミステリアスな“犯罪コーディネーター”を柴咲さんが演じています」(テレビ誌ライター)本誌が目撃したのは4月下旬。東京が夏日を記録した汗ばむ気候のなか、革ジャン姿で冒頭のアクションを何度も行っていた。スタンバイ中も会話や笑顔は一切なし。ストイックに演技に集中しているようだ。最近の柴咲は、女優業が活発。「4月に主演映画『ホリック xxxHOLiC』が封切られたばかり。9月公開の映画『沈黙のパレード』は、『ガリレオ』シリーズの映画第3弾で、同シリーズに柴咲さんが14年ぶりに復帰することでも話題です。大泉洋さん、有村架純さんと共演する映画『月の満ち欠け』も今冬公開です」(スポーツ紙記者)一方で、柴咲には社長の顔もある。’16年にアパレル事業などを展開する会社「レトロワグラース」を設立。’20年4月には、20年以上所属した芸能事務所から独立し、自らのマネージメントも自社で担当するように。「アパレル事業では、環境に配慮したサステナブル(持続可能)な製品を展開。また今年に入ってからは、柴咲さん以外のタレントも所属するなど、事業の幅を広げています」(前出・スポーツ紙記者)しかし、会社の業績はあまり芳しくないようで……。「’21年末の決算では1億6,718万円の赤字。この5年を見ても毎年赤字で、累積赤字は4億円強です」(前出・スポーツ紙記者)ただこの業績を、税理士法人・響の佐々木丈彦税理士に分析してもらうと、「必ずしも危険な状態とは言えない」という見立て。「今後、新たな資金調達ができなければ経営は厳しいと言えるでしょうが、柴咲さんの会社の場合、出資をしてくれている企業がありますから、その出資者がどう考えているかではないでしょうか。エンタメ事業は業績の変動が大きくもあり、4億という大金も想定内の“先行投資”だという可能性はあると思います。柴咲さんのネームバリューを生かして、将来的に大きな利益が出ることを見据えている可能性は大いにあります」“柴咲ブランド”を生かすためにも、女優業での活躍は重要だろう。現在、40歳。そんな二足のわらじ生活を支えるのは……。「美容、健康面では、“菌活”に取り組んでいます」(芸能関係者)菌活とは、発酵食品やきのこ類など、体にいい働きをする菌を食事に積極的に取り入れること。「昔から納豆などの発酵食品が好きでしたが、ここ数年、さらにこだわりが強くなり、キムチや味噌は手作りしているほどですよ」(前出・芸能関係者)『インビジブル』の視聴率は、1ケタ台とやや苦戦中。菌食パワーで社長業も女優業も浮上なるか。
2022年05月18日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2022年4月スタートのテレビドラマ『インビジブル』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。期待のない関係なら失望もない。いかに利用するかの駆け引きがあるだけだ。だが、互いに期待と信頼が生じ始めた時に、皮肉なことに相手の粗(あら)も見え始める。距離が縮まれば、見たくないものも目に入る。誤魔化しているところもわかる。そこが『知人以上』の最初の一線である。そこから引くか、踏み出すか。裏社会で恐れられている犯罪コーディネーターが、警察相手に協力者として指名したのは、数年前に目の前で後輩を殺されて以来、荒れた捜査を続けている無骨な刑事だった。そんな異色のバディが数々の事件に立ち向かう『インビジブル』(TBS系金曜日22時)、いよいよ中盤折り返しの5話目である。物語が始まった時から、ずっと微かな違和感があった。犯罪者たちから恐れられ、『インビジブル』と呼ばれている犯罪コーディネーターのキリコ(柴咲コウ)は確かにクレバーで、人をくったようなところがあり(志村をからかう「キレッキレじゃん」の表情の魅力的なこと)、犯罪の知識にも通じているけれども、どうも倫理観が真っ当なのである。それもまたキリコという人物の魅力に違いないのだが、本当に彼女がインビジブルなのか、あるいは彼女一人だけがインビジブルなのかは、おそらくこのドラマを楽しんでいる多くの人たちの頭の片隅に、ドラマの当初からあった疑問ではないかと思う。前回のラストで、主人公の刑事・志村貴文(高橋一生)の後輩・安野(平埜生成)が殺害された事件は、インビジブルの指示した犯罪であることが判明する。激高する志村相手に何も答えず、キリコは直後に姿を消してしまう。3年前の殺人の情報、キリコの見えない思惑、複雑な感情を抱えたまま志村はキリコを探す。その過程で志村はハッカーのラビアンローズ、通称ローズ(DAIGO)に、半ば無理矢理協力を求めるのだが、このローズのキャラクターが鮮烈でとてもいい。初回、第3話とハッカーとして少し登場していたローズだが、回を追うごとに『キャラ立ち』していくのが分かる。ジェンダーレスで派手で一見軽薄だけれども、知的好奇心に溢れている。志村が連れてきた警察の鑑識の近松(谷恭輔)に興味津々で絡みたがるが、ハッキングを始めれば知識と能力をフル稼働して仕事に没頭する。キャラクターの癖は強いが下品にならないのは、演じているDAIGO本人の持つ清潔感ゆえだと思う。この先の後半も繰り返し見たいキャラクターである。また今作では、志村を監視するキャリア監察官・猿渡紳一郎を演じる桐谷健太もまた、助演としてニュアンスのある演技を見せている。auのCMで、浦島太郎を元にした『浦ちゃん』での印象が強く、明朗な好青年のイメージで語られがちな桐谷だが、NHK連続テレビ小説『まんぷく』では敵か味方か判然としない胡散臭い男・世良勝夫を演じた。宮藤官九郎脚本の『俺の家の話』(2021年TBS系)では芸養子として主人公の家に引き取られて屈折した心情を押し殺して暮らしている青年・観山寿限無をと、内面を表に見せない複雑な役を作品のトーンに合わせて演じ分けている。今作の猿渡も真意はなかなか表に出さないが、常に志村に厳しくあたる言葉と裏腹に、無茶な捜査に走りがちな志村を案じている様子が垣間見える。その真意は志村に通じているやらいないやら、毎回絶妙なさじ加減なのが見ていて興味深い。奔走の果てに志村はキリコを見つけ合流する。そこで志村はキリコが桐島と名乗る誰かを追っていること、その為にインビジブルを装って警察に近づいたということを見抜く。そして今回の最後、二人の前に桐島つまり本来のインビジブルが現れる。本来のインビジブルであるキリヒトを演じるのは永山絢斗。登場のときから有無をいわせぬ暴力の気配をまとっているのはさすがである。更に、キリコとキリヒトが姉弟であることも明かされて5話目は終わる。ともにインビジブルを名乗る姉と弟の関係は、必ずしも良好ではなさそうである。ここまでにキリコは、志村相手に何かもの言いたげにしつつも自分の意図を語ることはなかったし、この回でも一度言いよどんで結局告げずにいる。それは弟のことまで告げてしまえば、志村を後戻りできない大きな危険に引き込むというためらいではなかったか。その一線を目の前に、志村は立ちすくむのか、踏み込むのか。物語は加速する。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2022年05月17日高橋一生と柴咲コウが共演する「インビジブル」第5話が5月13日放送。黒スーツ姿のキリコに「鉄板クール」「眼福すぎ」などの声が殺到、さらに永山絢斗演じる“キリヒト”に「また2転3転ありそう」「今回情報量多すぎです」といった感想も続出中だ。本作は刑事と犯罪コーディネーターという相容れない2人が異色バディを組むことになる、前代未聞の犯罪エンターテインメント。キャストは、3年前同僚を殺した通り魔事件の犯人を追い続けている志村貴文に高橋さん。志村が追う通り魔事件について事情を知っている模様の犯罪コーディネーター・キリコに柴咲さん。独走しがちな志村を快く思ってない監察官の猿渡紳一郎に桐谷健太。志村を左遷した元上司で捜査一課課長の犬飼彰吾に原田泰造。キリコをサポートするマー君に板垣李光人。志村が在籍する特命捜査対策班班長の塚地敬一に酒向芳らが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。3年前の通り魔を自供した武入(鈴之助)が「インビジブルに頼まれた」と証言する映像が志村のもとに送られてくるが、志村は武入に直接会い、彼が3年前の事件の犯人ではないと確信する。その武入が検察へ護送中、何者かに連れ去られてしまう。さらにキリコも民宿から行方をくらます。キリコと武入はつながっているのか!?二人に対する緊急配備が敷かれることに。志村は鑑識の近松(谷恭輔)の協力を得て、ハッカーのラビアンローズ(DAIGO)から重罪犯を逃がして多額の報酬を得る“逃がし屋”の存在を聞き、武入を連れ去った逃がし屋に接近する。一方キリコは武入を逃がした“キリシマ”なる人物に成りすまし、武入とコンタクトを取る…というのが5話の展開。武入と接触したキリコの黒スーツ姿に「ブロンドに黒のパンツスーツは鉄板クールだ」「今夜の黒スーツは今までのお召し物のなかでも一二を争う美しさ」「1時間ほぼぶっ通しで、コウちゃんの黒パンツスーツは、眼福すぎた」などの声が殺到。その後武入と共にホテルにいるキリコを志村が見つける。「本当のことを言え」と迫る志村にキリコが「キリシマは…」と言いかけたところで武入が何者かに連れ去られる…。連れ去った相手は1話の渋谷街頭ビジョンを電波ジャックしたのと同じ“包帯姿の男”。再び電波ジャックしたその男は、武入とキリコが持つデータチップを交換するよう迫る。志村とキリコは一旦は武入を救い出すも、その後彼はドローンに撃たれてしまう。そして現れるフードを被った男。彼こそ“本物”のインビジブル、キリコの弟、キリヒト(永山絢斗)だった…。この展開に「キリコは派手にビジブルだよな~と最初から思ってたけど、やっぱり本物のインビジブルは別にいたのね。」「本物のインビジブルは永山絢斗だった、、しかしまだ5話目だから、また2転転ありそう」「キリヒト?!キリコの弟?!本物のインビジブル?!ちょっと今回情報量多すぎです」といった感想も続出している。【第6話あらすじ】本当のインビジブルはキリコの弟・キリヒトだった。姉を取り戻すために突然姿を現したキリヒトは、安野(平埜生成)が殺害された3年前の事件も自分がコーディネートしたと志村に告げる。さらに現在進行中の事件をほのめかしたうえで、今回依頼されたターゲットのうちの一人でも救うことができたらキリコを諦めると言い残し去っていく。警察が捜索を強化するなかキリヒトの予告通り新たな犠牲者1人が発見される。その残忍な手口を聞いたキリコは医師免許を持つ「ドクター」の仕業だと志村に告げる…。「インビジブル」は毎週金曜22時~TBS系にて放送。(笠緒)
2022年05月14日高橋一生と柴咲コウがバディを組む犯罪エンターテインメント「インビジブル」。この度、永山絢斗が物語のカギを握るキャラクターで出演していることが分かった。“クリミナルズ”と呼ばれる凶悪犯を捕まえるために、刑事・志村貴文(高橋さん)と犯罪コーディネーター“インビジブル”のキリコ(柴咲さん)という絶対に相容れないはずの2人が、異色のバディを組む本作。キリコとバディを組み、クリミナルズを捕らえてきた志村。その一方で、同僚・安野(平埜生成)が殺害された“3年前の事件”の犯人を追い続け、キリコにもその情報を求めていた。しかし物語は、キリコが実はその事件の首謀者かもしれないという展開へ。安野殺害の容疑がかかる武入が逃走し、同時にキリコも姿を消す。志村はキリコを見つけ出すが、そこに武入が何者かに監禁されている映像が届く。再びバディとなって武入の救出に向かった2人の前に、「僕が本当のインビジブルである」と話す男・キリヒトが現れる――というストーリーに。そんなキリヒトを演じるのが永山さん。キリヒトはキリコの弟で、同じく犯罪コーディネーター“インビジブル”。幼い頃から共にインビジブルとして育てられ、犯罪のコーディネートに関わってきた姉弟だが、とある出来事から互いに距離をとるように。物語は、キリヒトの登場で大きく動き出すことになる。「インビジブル」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年05月13日神木隆之介、柴咲コウ、松村北斗(SixTONES)、玉城ティナ、磯村勇斗、吉岡里帆らが共演する、CLAMPの伝説的大ヒットコミックを実写化した映画『ホリック xxxHOLiC』より、バトルシーンを映し出した本編映像が公開された。今回公開された映像は、女郎蜘蛛(吉岡さん)の罠に嵌った四月一日(神木さん)が、自らの意思で抜け出そうと闘うシーン。アヤカシを操り、四月一日を襲う妖艶な悪女・女郎蜘蛛。四月一日の特別な能力を狙っており、甘い言葉を囁き誘惑しながら、四月一日を術中にはめていく恐ろしい存在だ。映像では、女郎蜘蛛に首を締めあげられ、四月一日が大ピンチに。そこに現れたのは、弓を構えた同級生の百目鬼(松村さん)。女郎蜘蛛目掛けて矢を射るが、「やめろ!」と叫びながら手下のアカグモ(磯村勇斗)が飛び出し、身を挺して彼女を守る。“四月一日&百目鬼vs女郎蜘蛛&アカグモ”のバトルの結末が気になる映像となっている。『ホリック xxxHOLiC』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ホリック xxxHOLiC 2022年4月29日より全国にて公開©2022映画「ホリック」製作委員会 ⓒCLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社
2022年05月13日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2022年4月スタートのテレビドラマ『インビジブル』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。互いに大人同士であるならば、別に心の底から信用しているわけでもないけれど、ふと目の前の人の言動に小さな嘘を見つけたときに、背中がひやりとするような、なんとも言えない感覚がある。おそらく(自分も含め)大多数の人間は、自身で思うよりも、嘘というものに強い耐性がないのだと思う。過去に目の前で相棒だった後輩を殺されて、人生が変わってしまった刑事・志村貴文(高橋一生)の前に突然現れたのは、裏社会で犯罪のコーディネートを請け負う『インビジブル』と呼ばれる女・キリコ(柴咲コウ)だった。女は犯罪の情報と引き換えに、様々な事件解決のための実働役を引き受けるよう刑事に取引を持ちかける。そんな異色のバディを描くインビジブル(TBS系金曜22時)。4話では、いよいよ志村の過去の事件と現在のキリコの思惑が交錯する。今回、志村の後輩・安野(平埜生成)を殺した犯人と同じ特殊なナイフを持つ通り魔が現れ、同時期に窃盗団による名画の盗難が相次ぐ。無関係に見える二つの事件は繋がっていると教えられ、志村はキリコに連れられて闇オークションの会場に赴く。セレブリティに全く無縁な無骨者の志村が、キリコ相手に高価なタキシードをまとい、ぎこちなくマナーに悪戦苦闘する様子はロマンチックに、そしてユーモアに溢れていた。警察の作戦開始までの時間稼ぎの為に50億円を超えるオークションにおろおろしながら入札しつづける志村を、最後にキリコは「はい、おしまい。よく、できました」と囁いて制止する。志村の目をのぞき込みながらねぎらう艶のある声に、画面越しにでもぞくっとした。善悪の境界線を越えて、ごく自然に他者を『褒める』立場の人間であり、褒めるその行為一つで、相手に報われたような幸福感をもたらすことができると知らしめる。それがカリスマというものの一つの発現であるなら、柴咲コウという独特の神秘性をまとった俳優の、真骨頂のシーンだと思った。更に毎回工夫を凝らしてある、銃を持たない刑事・志村のバックヤードのアクションも、今回もまたジャケットプレイあり、皿投げありで楽しく見応えがある。この高揚感は、往年のジャッキー・チェンに代表される香港アクション映画の面白さだと思う。おそらく物語のトーンが暗くなるであろう後半でも是非継続して見てみたい。だが、絵画の盗難事件も無事終結、本来の目的の相手は逃したもののキリコと志村の信頼は更に深まったように見え、今回は楽しかったなと思っていた矢先、ラストの3分でストーリーは一気に暗転する。3年前、志村の後輩を殺害したと見られる通り魔殺人の容疑者が取り調べに応じ始め、3年前の殺人の依頼者がインビジブル、つまりキリコであると自供するのである。説明しろと、不信に揺れながら声を押し殺す志村と、ただ黙って見つめ返すキリコの場面で今回は終わる。信頼が揺らぎ、崩れようとする瞬間にこそ、これは信頼だったのだと改めて気づく。特殊なナイフを使う通り魔、キリコが手にした米国の犯罪者のリスト、記者である安野の妹の東子(大野いと)が撮影して手元に持つキリコの写真。キリコという人物の善悪自体とともに、果たして彼女は『本当に』インビジブルであるのか、そうだとして単独の存在であるのか、謎は広がっていくばかりだ。点と点を繋いでいる粗い編み目のようなそれは、果たしてこの先、志村貴文を絡め取る罠に変わるのか、あるいは落下をすくいとるセーフティーネットたりうるのか、まだ見えてこない。その編み目を満たすものが、信頼なのか利害なのかも。その答えは、これからである。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2022年05月10日俳優の神木隆之介と柴咲コウがW主演を務める映画『ホリック xxxHOLiC』(4月29日公開)の公式写真集カットが10日、公開された。同作はCLAMPによる同名コミックの映画化作。人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視えてしまう孤独な高校生・四月一日(神木)は、ある日一羽の蝶に導かれ、不思議な【ミセ】にたどり着く。妖しく美しい【ミセ】の女主人・侑子(柴咲)のもとで暮らし【ミセ】を手伝うようになった四月一日は、同級生の百目鬼やひまわりとも仲を深めていき、悩みを抱えた人々と出会ううち、想像を超える大事件に巻き込まれていく。今回公開されたのは、蜷川実花監督による『映画 ホリック xxxHOLiC写真集』(講談社 税込4,400円)の中のカット。今にも消え入りそうな儚い表情を浮かべる四月一日(神木)を憂い、力強く支える百目鬼(松村北斗)の姿には、互いを支え合い強い絆で結ばれた関係が見て取れる。また虚無感漂う四月一日の背後で、指先を舐めこちらを見つめるアカグモ(磯村勇斗)のカットも。不穏な表情と首筋に沿わせた手からは四月一日への強い執着が感じられ、四月一日が持つ特殊な能力を、自分が崇拝する女郎蜘蛛に差し出したいと望むアカグモの欲望を感じるカットとなっている。(C)2022映画「ホリック」製作委員会 (C)CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社
2022年05月10日高橋一生主演の「インビジブル」第4話が5月6日放送。タキシード姿で犯人たちと戦う志村を演じる高橋さんの演技に「魅力が尽きない」などの声が上がる一方、キリコに対して“偽者”のインビジブルなのではと疑う視聴者からの声も多数SNSに寄せられている。3年前に同僚を殺した通り魔を追う刑事・志村の前に、都市伝説と言われていた犯罪コーディネーター“インビジブル”キリコが現れ、事件の情報を教えると取引を持ちかけてくる。警察はインビジブルを“匿って”利用しようとするが…という前代未聞犯罪エンターテインメントとなる本作。志村貴文に高橋さん。“インビジブル”キリコに柴咲コウ。監察官の猿渡紳一郎に桐谷健太。キリコの助手・マー君に板垣李光人。捜査一課の刑事・磯ヶ谷潔に有岡大貴(Hey!Say!JUMP)。捜査一課課長の犬飼彰吾に原田泰造。塚地敬一に酒向芳といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。捜査三課長の大貫(松下由樹)が一課に捜査協力を求めてくる。猿の格好をした3人組による連続絵画盗難事件の解決にキリコの力を借りたいという。桐子は窃盗団モンキーズが犯人だといい、彼らの次のターゲットが「ナンバーX」なる絵画だと告げる。しかもキリコはその「ナンバーX」を入手していた。警察はナンバーXを使ってモンキーズをおびき出そうとするも、絵画はモンキーズに奪われてしまう。しかしキリコはナンバーXに発信機を取り付けており、志村はキリコとともにナンバーXの取引が行われる闇オークション会場に潜入する…というのが4話のストーリー。キリコが見立てたタキシードに身を包みオークション会場に潜入。現れたモンキーズと激しいアクションを繰り広げる志村…そんな志村を演じる高橋さんの演技に「アクションシーンもかなりハードだし、彼はいくつも引き出しを持ってて、魅力が尽きない」「鬼気迫る演技も怒りを内に抑えた演技も穏やかな表情の演技も、、全部惹かれる」などの反応が集まる。また黒髪のカツラで変装したキリコにも「ドレスアップして黒髪の柴咲コウめちゃくちゃ綺麗だった…」「金髪ベリショと黒髪パッツンどっちも似合うの無敵すぎる」といった声が。一方、若い女性が被害者になった通り魔事件が発生、使われた凶器が3年前の事件のものと一致する。一課は犯人と思われる男を確保、自ら取り調べようとする志村に対し、猿渡は自分が取り調べると告げる。その後犯人は3年前の事件についても自供するのだが、犯人は「インビジブルに頼まれ」事件を起こしたと証言する…という展開に。このラストに「やっぱりキリコはインビジブルじゃないパターンきた??」「インビジブル」って、本当はキリコのことじゃないんじゃない?」「キリコも脅されてたり復讐のためにインビジブルやってたりとか」など、キリコが“偽者”のインビジブルなのではないかと推察する視聴者も続出している。【5話あらすじ】3年前の事件にキリコが関与しているのか…?腑に落ちない志村は「インビジブルに頼まれた」と証言した武入(鈴之助)に再び会い、ある確信を得るが、武入が検察への護送中に何者かに連れ去られてしまう。さらにキリコも民宿から行方をくらまし、二人の緊急配備が敷かれる…。「インビジブル」は毎週金曜日22時~TBS系で放送。(笠緒)
2022年05月07日俳優の神木隆之介と柴咲コウがW主演を務める映画『ホリック xxxHOLiC』(4月29日公開)の公式写真集カットが6日、公開された。同作はCLAMPによる同名コミックの映画化作。人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視えてしまう孤独な高校生・四月一日(神木)は、ある日一羽の蝶に導かれ、不思議な【ミセ】にたどり着く。妖しく美しい【ミセ】の女主人・侑子(柴咲)のもとで暮らし【ミセ】を手伝うようになった四月一日は、同級生の百目鬼やひまわりとも仲を深めていき、悩みを抱えた人々と出会ううち、想像を超える大事件に巻き込まれていく。今回公開されたのは、蜷川実花監督による『映画 ホリック xxxHOLiC写真集』(講談社 税込4,400円)の中のカット。片目を眼帯で隠し涼やかな表情でこちらを見つめる神木や、花魁風衣装の艶やかな柴咲のカット、さらに柴咲が神木の背後から茶目っ気たっぷりな笑顔を覗かせているカットと、全て蜷川監督が撮りおろしたものとなっている。(C)2022映画「ホリック」製作委員会 (C)CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社
2022年05月06日現在上映中の映画『ホリック xxxHOLiC』撮影中に撮りおろした公式写真集のカットの一部が公開された。CLAMPの伝説的大ヒットコミックを原作に、神木隆之介が高校生・四月一日、柴咲コウが不思議なミセの女主人・侑子を演じ、ほかにも松村北斗(SixTONES)、玉城ティナ、磯村勇斗、吉岡里帆ら注目の俳優が出演し実写化した本作。現在発売中の監督・蜷川実花が本作撮影中に撮りおろした公式写真集から今回到着したビジュアルは、四月一日と侑子の妖艶カット3点。神木さんの明るいイメージとは異なる、片目を眼帯で隠し、涼やかな表情でこちらを見つめる、どこか物悲しくミステリアスな雰囲気漂う四月一日や、高貴な香りをまとう花魁風衣装の艶やかな侑子の姿。そして、侑子が四月一日の背後から茶目っ気たっぷりな笑みを覗かせる、2人の関係性が気になる2ショットビジュアルも公開された。『ホリック xxxHOLiC』は全国にて公開中。「映画 ホリック xxxHOLiC写真集」は発売中。(cinemacafe.net)■関連作品:ホリック xxxHOLiC 2022年4月29日より全国にて公開©2022映画「ホリック」製作委員会 ⓒCLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社
2022年05月06日大ヒットコミック『xxxHOLiC』が、蜷川実花監督の手により初の実写映画に。色鮮やかな作品世界とは一転、白の世界で、主演の神木隆之介さんと柴咲コウさんのお二人が今の思いを語ります。想像できない発想や、ものの見方が独自の世界に。――映画では、神木隆之介さんは四月一日君尋(わたぬききみひろ)を、柴咲コウさんは壱原侑子(いちはらゆうこ)を演じられましたが、それぞれ役作りをする上で大切にしたことを教えてください。神木隆之介:初めに台本を読んだ時に、四月一日にすごく暗いイメージを持ちました。原作だと意外とそうでもなくて、時にはツッコミ役なんかもするので、そこが原作と違うなって。ただ、あまりにも暗く、ボソボソ話すのもな…と思って、短く少ない言葉の中に色やバリエーションをつけたり、監督から「自由にやっていいよ」と言われたシーンでは、逆にちょっとはしゃいだりもしながら。柴咲コウ:侑子の場合は、メイクと衣装の力で勝手に役に入り込めました。衣装や髪飾りが重いので、あまり動けませんでしたが、あえて動かないのもポイントなのかな、って。人間は心臓が動いているので、普通体が揺れたりするものですが、微動だにしないことで人間っぽさをなくしたというか。またそれによって、感情にほだされず、自らの精神も揺らがない、ブレない侑子像を作れたと思います。――侑子が発する言葉には、時折、格言のような重みを感じました。柴咲:セリフでちょっと難しかったのは、説教っぽくならないようにすることで。人の気持ちを代弁したりもするので、押し付けがましくならないように、それでいて説得力が出るように、試行錯誤しながら言葉を発していました。――撮影中に、蜷川実花監督から指示されたことや、演出、手法などで特殊だったこと、印象的だったことを教えてください。神木:特殊だとは思わなかったのですが、光にすごくこだわっていた印象がありますね。ライトもそうだし、このタイミングでここがピカッと光るように、みたいな。あとはエスカレーターのシーンでは、上下しているはずなのに止まって見えるような画角とか、僕には想像できない考え方や、ものの見方をされる方だなぁと。柴咲:すごく感覚的な方ですよね。だからそういうものが、演出に出ているのかな。神木:そうだと思います。完成作を観たら、CG演出もすごくて。“アヤカシ”が出てくるシーンの撮影では、監督から「モヤモヤッとしたこんなのが、こうやって来るの。私もまだどうなるかわからないんだけどね」っていうようなざっくりした指示で(笑)。それが完成作では、すごく細かい動きをしていたのでびっくり。もうちょっと複雑なリアクションをしたほうがよかったのかな。柴咲:でも四月一日は、毎回アヤカシを見ているんですもんね。神木:慣れていますよね(笑)。柴咲:CGもすごかったけど、現場セットも細部まで美術が施されていて、隙がない感じ。蝶のモチーフや、アンティークもので埋め尽くされていて、圧巻でした。神木:僕、侑子さんの部屋の縁側に作られた藤棚のセットが、この世の景色か?と疑うぐらい美しくて、すごく印象に残っています。柴咲:私も。あとは、侑子が外を歩くシーンはすごく奇妙でした。歩くんだこの人、って(笑)。神木:確かに。それでいえば、僕も新宿の街や交差点を走り回ったこと。街ゆくいろんな人に見られて、ある意味印象的でしたね。――共演者との裏話があれば、ぜひ教えてください。神木:江の島で連日撮影をしていたある日、まっちゃん(松村北斗)と、今日帰らずに泊まっちゃう?って話になって。せっかくだから思い出残そうよ、って二人でスイートルームに泊まりました。翌日は、現場に入る前に江の島観光をしたり、みなさんにお土産を買ったりして(笑)。柴咲:あ、神木くんにお土産のピン留めもらったね。素敵でした。――気配りがさすがです。では、映画のストーリーにちなんで、どんな願いも叶うなら手に入れたいものは?そしてそのために差し出す対価はなんでしょうか。神木:(即答で)イケメン高身長です!柴咲:早っ!神木:まっちゃんもそうだけど、横浜流星も吉沢亮も、キンプリの(永瀬)廉も…羨ましいですよ。もしそれが手に入るなら、対価として、自分が自分でなくなってもいいですよ。柴咲:怖っ(笑)。私は、自分も含め、全人類の魂の向上かな。例えば、争いは醜いことだということを、みんなが当たり前のように認識できたらいいのに、と思います。神木:さすが…。比べると僕の答えがバカみたい(笑)。――お二人はドラマ『Dr.コトー診療所』以来の、約19年ぶりの共演だそうですね。神木:あの時僕は小3ぐらいだったので、今回、柴咲さんが僕のことを覚えていただいているのか、すごく不安でした。柴咲:それは私こそですよ。成長の過程で忘れ去られているかも、って(笑)。ただ、今の神木くんは10歳当時とは別人だと思っていますけどね。本当にあらゆる細胞が入れ替わっていそうだし。神木:柴咲さんには、当時から優しく接していただいて。柴咲:そうでしたっけ?あの時は、神の子だと思っていたので。神木:どういうことですか?(笑)柴咲:オーラが子供じゃない、選ばれし子供だと思っていました。神木:そんなこと、あるわけないじゃないですか、僕みたいな、平凡な人間が(笑)。今回も、この作品の世界観に入れるだろうか、とプレッシャーだったし、挑戦でした。だって、実花さんやその現場に携わる人たちはみなさん、特別な感覚や芸術的才能を持っていると思うので。そんなに持ってないよ、俺、って。だから全部を実花さんに委ねた感じです。柴咲:持ってたよ!さすがでした。そして、実花さんの色彩感覚とオリジナリティが原作の世界観と絶妙に混ざり合って、独自の世界観を作り出した作品になったと思います。でも今日の真っ白な衣装も好き。神木:うん、どっちも好き。ただ、白い服を着ている時の緊張感は、僕は半端ない。白い服の日は、なぜか烏龍茶やカフェラテなどをこぼして、ちゃんとシミになるから。柴咲:あはは(笑)。でもすごく似合うし、オーラカラーじゃない?心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が見える高校生・四月一日君尋が、対価の代わりに人の願いをなんでも叶える壱原侑子と出会い、運命が変わっていく…。映画『ホリック xxxHOLiC』は、4月29日より全国公開。しばさき・こう1981年8月5日生まれ、東京都出身。現在放送中のドラマ『インビジブル』(TBS系)に出演。また、映画『沈黙のパレード』は9月16日より公開、映画『月の満ち欠け』は今冬公開予定。ジャケット¥467,500パンツ 参考商品(共にFENDI/フェンディ ジャパンTEL:03・3514・6187)シューズ¥126,500(JIMMY CHOO TEL:0120・013・700)右耳のピアス(トップのキャッチのみ使用)¥1,672,000左耳のピアス¥374,000左耳のイヤーカフ¥572,000右手のリング¥748,000(以上MESSIKA/MESSIKA JAPAN TEL:03・5946・8299)その他はスタイリスト私物かみき・りゅうのすけ1993年5月19日生まれ、埼玉県出身。出演映画『GHOSTBOOK おばけずかん』が7月22日より全国公開。また、2023年度前期連続テレビ小説『らんまん』にて主演を務める。シャツ¥27,500(クルニ/シアン PR TEL:03・6662・5525)その他はスタイリスト私物※『anan』2022年5月4‐11日合併号。写真・矢吹健巳(W)スタイリスト・長瀬哲朗(UM/神木さん)柴田 圭(辻事務所/柴咲さん)ヘア&メイク・MIZUHO(VITAMINS/神木さん)ilumini(柴咲さん)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2022年05月03日CLAMPの伝説的大ヒットコミックを、神木隆之介、柴咲コウ、松村北斗(SixTONES)、玉城ティナら出演で実写化した映画『ホリック xxxHOLiC』。現在公開中の本作より、笑顔が溢れる撮影の裏側を映したメイキング映像が到着した。今回のメイキング映像は、神木さんのお茶目な挨拶から始まる。ワイヤーに吊られながらおどけたり、同級生・百目鬼役の松村さんとカードゲームを楽しんだり、「楽しいですね。監督の世界の中にいれるのが凄く幸せです」と語るほど、明るく伸び伸びとした雰囲気の撮影現場だったことが伺える。弓を射るシーンや、神木さん扮する四月一日をお姫様抱っこするシーンに挑戦している松村さんは、「体力は持っていかれますね。そのあと神木くんと二人で焼肉をたらふく食べました」と撮影中の仲良しエピソードを披露。同じく同級生のひまわりを演じた玉城さんも「こんなにカメラが回っていないところで笑っている現場って少なかったな」とふり返った。一方、女郎蜘蛛役の吉岡里帆とアカグモ役の磯村勇斗は、今作でアクションに挑戦。吉岡さんはセクシーに見える所作や、敵役として存在感を持って四月一日たちに対峙するためにアクションに力を入れたことを明かし、磯村さんは「ワイヤー吊りとか体を使うところもあって燃えましたね」と話している。ラストには、神木さん、柴咲さん、松村さん、玉城さん、蜷川実花監督が並んで「カット!」とカチンコを鳴らす、クランクアップの様子も映し出されている。『ホリック xxxHOLiC』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ホリック xxxHOLiC 2022年4月29日より全国にて公開©2022映画「ホリック」製作委員会 ⓒCLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社
2022年05月03日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2022年4月スタートのテレビドラマ『インビジブル』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。どのカテゴリにも属さないということは、軽やかではあるけれど、厳しく孤独なことでもある。何かを否定しないならそれを肯定していると解釈され、何かを肯定しないならそれを否定していると解釈されて、すぐに極端にカテゴライズされがちなこの世の中で、何にも属さないでいようとすれば、誰も敵にしないつもりが、気が付けばみんな敵ということになってしまう。性別、年齢、何もかもを軽やかに飛び越えて、金髪のショートカットで美麗な服を着こなす柴咲コウを見ていて、この人が静かに受け止めている孤独について考えた。三年前に相棒だった後輩の刑事を殺されてから、その事件を追って危険な捜査を繰り返す武骨な刑事・志村隆文(高橋一生)と、闇社会の犯罪コーディネーターとしてインビジブルと呼ばれ、畏怖されているキリコと名乗る女(柴咲コウ)の異質のバディを描く『インビジブル』(TBS系金曜22時)。3話の事件では、『演出家』と呼ばれる劇場型の殺人を繰り返す犯人を、バディ二人が追う展開になった。殺人者『演出家』を演じているのは要潤で、テンションの高いエキセントリックな犯罪者タイプなのかと思いきや、意外と重苦しく粘着質な犯罪者像で、要潤の大柄な体格とも相まって、不気味で見ごたえがあった。今回の事件で興味深く感じたのが、一度は失敗した警察の捜査に、キリコがいらだちを見せて匙を投げるところを、志村が根気よくその誠実さで説得して、キリコを再び捜査に引き戻すところである。互いに何度も不信と信頼の間を揺れながら、それぞれの仕事に対する尊重が積みあがっているのが垣間見えるシーンである。続く捜査協力の中で、キリコは外出許可を取りつけて、志村と二人、事件に使われた麻薬の販売先を追って薬の売人のもとを訪れる。極彩色の派手な服をまとい、まるでステージ上のように軽やかに歩くキリコと、黒ずくめの個性もなにもない服で落ち着かない風情で歩く志村と、その対比に思わず笑ってしまう。だが、同時にキリコの美しさに、この世には沢山の美しい女優がいるけれども、こんなにも少年のように美しいひとは他にいないと感嘆させられる。その神秘性を支えているものについて考えたときに、ふと柴咲が主演をつとめたNHK大河ドラマ『おんな城主直虎』最終回で、明智の遺児の命を守るために主人公直虎が、「自分は子を産んでいないからこそ、どの子も等しく愛おしい、だからこの子は渡せない」と語った場面を思い出す。誰のものでもないから誰もを愛せる。きらめく理想の言葉の下に、他者には見えない果てのない孤独がある。冬の夜の空気の中で星がひときわ輝くように、冴えた孤独のなかにこそ際立つ美しさもまたあると思う。柴咲コウの魅力は、そんな美しさの体現だと思っている。今作の面白さの一つに、普段はソフトな人物の役柄の印象が強い高橋一生の激しいアクションシーンがあるが、今作のアクションはかなり泥臭く、それが独特の面白さに繋がっている。違法捜査を繰り返す志村は、銃の所持が許可されておらず、それゆえに小麦粉を粉塵爆発させたり、プールに高圧電流を流したりして武装した犯罪者と戦うことになるのだが、とにかく転げまわり、うめき、文句を言い、知恵を絞って走り回る。いわゆる激しく打ち合うようなかっこいいアクションではないけれども、くせになりそうな面白さで、個人的には早くも3回目にしてお約束の楽しみになってきている。是非この先も銃の所持はなしで、愚痴を言いながら不憫に転げまわる志村貴文を見てみたいと思っている。そして、いよいよ次話から3年前の志村の後輩が殺された事件が因縁として動き出す様子である。2話でキリコの身の危険を案じた志村に、キリコは軽い調子で「あなたの前では死んだりしないから安心して」と返す。それは3年前の事件の因縁を考えた言葉であるのと同時に、誇り高い猫が自分の死に場所に思いをはせているようで、胸が痛んだ。犯罪に深く関わって生きてきた者が警察と絡むということの意味を一番理解しているのはキリコ自身だろう。その動機と去就、目が離せない展開が続く。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2022年05月02日高橋一生、柴咲コウ共演「インビジブル」の第3話が4月29日放送。有岡大貴演じる磯ヶ谷に「大活躍だった」「精神的な成長もみられた」などの声が送られているほか、外出した際の柴咲コウの服装にも感嘆の声が上がっている。刑事と犯罪コーディネーターという相容れないはずの2人が異色バディを組んで、世に知られていない凶悪犯をあぶり出す前代未聞の犯罪エンターテインメントとなる本作。キャストは過去に同僚を通り魔事件の犯人に殺害され、今も犯人を追い続けている志村貴文に高橋さん。“インビジブル”と呼ばれる犯罪コーディネーターで警察に情報を提供するキリコに柴咲コウ。監察官の猿渡紳一郎に桐谷健太。捜査一課課長の犬飼彰吾に原田泰造。捜査一課の刑事・磯ヶ谷潔に有岡大貴(Hey!Say!JUMP)。同じく捜査一課刑事の五十嵐夏樹に堀田茜。といった顔ぶれが出演。キリコの運転手兼助手のマー君に板垣李光人らも共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。志村が女性殺害容疑で逮捕される。キリコはその犯人が遺体をアート作品として展示するのが趣味の“演出家”と呼ばれるクリミナルズだといい、演出家がすでに次の殺害を請け負っていると予告する。キリコは知り合いでハッカーのラビアンローズに演出家の動向を探るよう依頼。次の犯行が行われる可能性が高い日時と場所に張り込むが、磯ヶ谷がすんでのところで演出家を取り逃がしてしまう…というストーリーが展開。志村は演出家の犯行現場で甘い匂いを嗅いだことを思い出す。キリコによればそれは高級ドラッグだといい、売人を知ってるから外出許可を出すよう求めてくる。そして志村とキリコは売人のもとに向かう…。その際にキリコが着用していた服装に「すごい服とすごいサングラス 似合ってるからハンパない」「キリコさんカッケ~~~それ着こなせる人類いるのか」「こんなド派手な格好でも服に負けない柴咲コウ美し過ぎる」など感嘆の声が送られる。売人から入手した情報をもとに志村は演出家のもとにたどり着く。失敗を取り戻したい磯ヶ谷も合流し自宅に潜入するが、そこで演出家から反撃されピンチに陥るという展開に。圧倒的な強さの演出家相手に勇猛果敢に挑みかかる磯ヶ谷にも「磯ヶ谷くん………大活躍だった こんな活躍回があるなんて思ってなかった」「磯ヶ谷くん活躍回来ないかなーって期待してたら割と早めに来たから嬉しい」といった声が。また「磯ヶ谷くん、話が進むにつれて精神的な成長もみられたし、志村さんとのコンビも良かった」「志村さんと関わっていく中でどんな風に磯ヶ谷くんが変化していくか楽しみ」といった感想も投稿されている。(笠緒)
2022年04月30日映画『ホリック xxxHOLiC』(4月29日公開)の公開初日舞台挨拶が行われ、神木隆之介、柴咲コウ、松村北斗、玉城ティナ、磯村勇斗、吉岡里帆、蜷川実花監督が登場した。同作はCLAMPによる同名コミックの映画化作。人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視えてしまう孤独な高校生・四月一日(神木)は、ある日一羽の蝶に導かれ、不思議な【ミセ】にたどり着く。妖しく美しい【ミセ】の女主人・侑子(柴咲)のもとで暮らし【ミセ】を手伝うようになった四月一日は、同級生の百目鬼やひまわりとも仲を深めていき、悩みを抱えた人々と出会ううち、想像を超える大事件に巻き込まれていく。妖艶な女郎蜘蛛を演じた吉岡は、右肩を露出しスカートに空いた穴から美脚が覗く個性派デザインの衣装で登場。撮影では、吉岡や女郎蜘蛛の手下・アカグモを演じた磯村のために、色気指導としてポールダンサーの講師がついていたという。色気の指導について、吉岡は「撮影現場でかなり大音量で『デコルテ〜!!』と言うのを初めて聞きました」と笑顔に。「セクシーとか色気って、ヒップやバストやウエストだと思ってたんですけど、デコルテなんだということをこの現場で教わって。とにかく女性の皆さんデコルテらしいので、そこを意識するとかなり色気がアップするというのを教えていただきました」と会場にも伝えていた。
2022年04月29日映画『ホリック xxxHOLiC』(4月29日公開)の公開初日舞台挨拶が行われ、神木隆之介、柴咲コウ、松村北斗、玉城ティナ、磯村勇斗、吉岡里帆、蜷川実花監督が登場した。同作はCLAMPによる同名コミックの映画化作。人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視えてしまう孤独な高校生・四月一日(神木)は、ある日一羽の蝶に導かれ、不思議な【ミセ】にたどり着く。妖しく美しい【ミセ】の女主人・侑子(柴咲)のもとで暮らし【ミセ】を手伝うようになった四月一日は、同級生の百目鬼やひまわりとも仲を深めていき、悩みを抱えた人々と出会ううち、想像を超える大事件に巻き込まれていく。吉岡演じる女郎蜘蛛に心酔する手下・アカグモを演じた磯村は、撮影について「蜷川組といえば色気とかエロさを多少なりとも要求されるわけです。アカグモはそっち側を担当する係なので、色気指導というか、セクシー指導の先生みたいな方がいらっしゃって。ポールダンサーの先生からちょっとその色気の指導があった」と振り返る。さらに「動画フォルダを見返したんですけど、自分の映像が残っててすごい恥ずかしかった。先生がいて、僕が壁をドンとやって、首をずっと触られてる指導の映像が……」と明かす磯村。「それくらい細かな指の動きや首の角度までこだわってセクシーさを出していくというのは、やっぱり蜷川さんの世界観ならではだなと感じて、いい勉強になりました。首の角度を大事にしたいと思います」と照れながら語った。女郎蜘蛛役の吉岡もその動画を見たという。吉岡は「『こういう流れで、こういう風に女郎蜘蛛が操ったり触れたりしているところを撮っていきたいんです』というので、撮影資料のデータが送られてきたんですけど、磯村さんが本当に"されるがまま"すぎて、これは撮影資料なのかな? ということがありました」と明かした。
2022年04月29日映画『ホリック xxxHOLiC』(4月29日公開)の公開初日舞台挨拶が行われ、神木隆之介、柴咲コウ、松村北斗、玉城ティナ、磯村勇斗、吉岡里帆、蜷川実花監督が登場した。同作はCLAMPによる同名コミックの映画化作。人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視えてしまう孤独な高校生・四月一日(神木)は、ある日一羽の蝶に導かれ、不思議な【ミセ】にたどり着く。妖しく美しい【ミセ】の女主人・侑子(柴咲)のもとで暮らし【ミセ】を手伝うようになった四月一日は、同級生の百目鬼やひまわりとも仲を深めていき、悩みを抱えた人々と出会ううち、想像を超える大事件に巻き込まれていく。「特殊能力を持っていると思う人がいるか?」というトークテーマでは、松村が「神木くん。撮影してて『天候があやしいな。晴れた方が良いんだけどね』なんて話をしてたら、雲がパカーッと割れて、だんだん道みたいなのができて、晴れてきたなあと思った先から神木くんが『おはようございます』と来る。太陽の道が出来て神木隆之介登場、というのが何度かあって太陽に愛されてるような力があるような気がします」と熱弁する。神木は恐縮した様子で「ここ(神木と松村)があわさって晴れるのかもしれないよ」と言うも、蜷川監督は「神木くんがきたら晴れるんですよ。とにかく神木くんが来ると晴れだし、晴れたら神木くんが来るし」と松村と同意見。松村は「駐車場の方向から順番に晴れてくる。駐車場、支度部屋、現場の順番で晴れてました。太陽を連れてやってくる」と表してた。柴咲も「天気は確かに100%晴れ」と頷きながら、神木について「人の心を察する力が長けてらっしゃるなと思って。私が『共演者の方に話しかけたいんだけど、今タイミングじゃないかな』みたいな時にスッと入ってきて、話を盛り上げてくれて、みんなで和気あいあいという空気を作ってくれるんです。妖精ですね」と語る。神木は「今のところ2つ(能力が)ありますよね。太陽を操れるのと、人の心が読めるということと。ありがたいです」と苦笑し、柴咲は「いつも助けられてました。現場で」と感謝していた。また、「変えたいこと」というテーマでは松村が「染めても染めても髪が茶色くなっていく。1月に3回ぐらい黒くしたんですけど、どんどん茶色くなっていく」とぼやき節。隣の磯村がアクリル板越しに「あ〜確かに茶色いね」と髪の毛をチェックすると、松村は「地毛が結構真っ黒なんですけど」と答え、磯村は淡々と「確かに黒いのに、先の方が茶色いね」と観察していた。
2022年04月29日小説家の東野圭吾さん著作の『ガリレオ』シリーズ。物理学者の湯川学が、科学的な検証と推理で、数々の事件を解決していくミステリー小説です。作品は、テレビドラマ『ガリレオ』(フジテレビ系)や、映画『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』などで実写化。ドラマや映画で主演の湯川学を演じてきたのは、俳優の福山雅治さんです。柴咲コウが『ガリレオ』に帰ってくる!そんな『ガリレオ』シリーズの最新映画『沈黙のパレード』が、2022年9月16日から公開されることになりました!今回も、湯川学役には福山さんを抜てき。また、警視庁捜査一課の刑事である内海薫役を、俳優で歌手の柴咲コウさんが演じます。柴咲さんが『ガリレオ』シリーズに出演するのは、2007年10~12月に放送されていた第1シリーズのドラマ以来、実に14年ぶりです。さらに、湯川の大学時代の同期で、内海の先輩である刑事の草薙俊平役として、俳優の北村一輝さんが出演。豪華俳優陣たちの出演に、今から目が離せませんね!【あらすじ】行方不明になっていた女子高生が、数年後に遺体となって発見された。警視庁捜査一課の刑事・内海の説明によると容疑者は、湯川の親友でもある先輩刑事・草薙がかつて担当した少女殺害事件で、無罪となった男。その男は今回も完全黙秘をつらぬき証拠不十分で釈放され、女子高生の住んでいた町に戻って来た。町全体を覆う憎悪の空気…。そして、夏祭りのパレード当日、さらなる事件が起こる…。湯川、内海、草薙にまたもふりかかる、超難問…!この秋、新たなる「ガリレオ」ミステリーが幕を開ける!また、YouTubeでは、同作品の予告編が公開されています。予告編を見たファンからは「やっぱり、このコンビだよ!」「楽しみすぎる」などの声が上がりました。今から公開が楽しみですね![文・構成/grape編集部]
2022年04月27日『ガリレオ』映画化第3弾となる『沈黙のパレード』が9月16日(金)に公開となる。この度、本作の最新ビジュアル、特報映像が公開となった。22007年にフジテレビ月9枠で放送された連続ドラマ『ガリレオ』(第1シーズン)。変人でありながら天才的な頭脳を持つ物理学者・湯川学を演じた福山雅治の見事なまでの好演が大反響を呼び、平均視聴率21.9%という異例の高視聴率を獲得した。翌2008年に公開された映画『容疑者xの献身』は興行収入49.2億円の大ヒットを記録し、その5年後には連続ドラマ『ガリレオ』(第2シーズン)が放送され、初回から4週連続20%越えの驚異的な数字を叩き出している。さらに2013年6月には映画化第2弾となる『真夏の方程式』が公開となり、興行収入33.1億円の大ヒットを記録。その年の興行収入邦画実写NO.1を樹立した。そして満を持して製作が発表された『沈黙のパレード』の主演は、引き続きアーティストとしても俳優としても第一線で活躍し、常に挑戦し続ける福山雅治。理論よりも自らの直感や感情を信じて行動する正義感あふれる内海薫を演じるのは柴咲コウ、そしてシリーズを支えてきた北村一輝演じる草薙俊平もスクリーンにカムバック。原作はベストセラー作家・東野圭吾の累計1400万部を超えるガリレオシリーズ『沈黙のパレード』。監督は『容疑者xの献身』(2008年)、『アマルフィ 女神の報酬』(2011年)、『真夏の方程式』(2013年)、『昼顔』(2017年)、『マチネの終わりに』(2019年)と数々のヒット作品を世に送り出し、骨太かつダイナミックなディレクションに定評がある、人間ドラマの名手・西谷弘。本作の物語は、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男が新たな事件で容疑者として浮かび上がってくることから始まる。アメリカから帰国し、教授となった湯川と草薙のさりげない友情、絆が本作でも強く描かれるはずだ。今回解禁となったビジュアルは、湯川のトレードマークともいえる白衣×眼鏡の凛々しく堂々とした表情に思わず目を奪われる。そして、背景には何かを感じさせる怪しい雰囲気を醸し出す人々の姿も。謎めいた雰囲気と大きく映し出された湯川の姿に“ガリレオの帰還”を強く感じさせる。特報は福山が2022年ver.に仕立てた、シリーズおなじみ名曲『vs. ~知覚と快楽の螺旋~』とともに疾走感あふれる仕上がり。久しぶりの再会にもかかわらず湯川と内海の変わらない掛け合い、さらに“最強コンビ復活”の文字で、一気に作品の世界観に引き込まれるだろう。そして後半は、見たこともない草薙の姿が…。一体どんなドラマが待っているのか、ますます期待して公開を待ちたい。『沈黙のパレード』9月16日(金)公開
2022年04月27日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2022年4月スタートのテレビドラマ『インビジブル』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。『その人』に望む魅力とは何だろうと考える。洋菓子店に行くなら上質な甘味を。天ぷらの専門店に行くなら、からりと揚がった極上のエビやサクサクのかき揚げを私たちはごく当たり前に求めている。高橋一生という役者に私たちが求めているものはなにか。この変幻自在の俳優には、一見でそれと分かるような看板はかけられない。まるでどの国の料理がベースなのか想像もつかないが、何を頼んでも極上の一皿が現れる、路地裏にそっと開いた無国籍料理のレストランのようだ。だが一言で言い表せなくても、例えばそこに漂うスパイスの香り、シナモンであったりジンジャーであったり、高橋一生らしいと私たちが唸る何かの共通項、複雑な香りは確かにある。それは何だろうとこのドラマを見ながら考えていた。犯人逮捕の為なら違法な捜査も厭(いと)わない武闘派の刑事・志村貴文(高橋一生)と、インビジブルと呼ばれる闇社会の犯罪コーディネーター・キリコ(柴咲コウ)が、バディとなって見えざる犯罪者をあぶり出す『インビジブル』(TBS系金曜日22時)。2話では、少しずつ互いの信頼関係が強まる様子が描かれていた。今回の犯罪者は『調教師』と呼ばれる人物で、非行や家庭環境から行き場を無くした若者を取り込んで犯罪に追い込んだ上に、警察の捜査が及ぼうとすれば即座に殺して証拠を隠滅してしまう。キリコから情報を得て、志村が捜査に奔走するものの、志村自身の認識の甘さやタイミングのずれで、『調教師』に取り込まれた二人の若者を犠牲にしてしまう。このドラマで、高橋一生はこれまでにない激しいアクションシーンをいくつも演じているが、これまで捜査過程で問題ばかり起こしてきた志村は銃を持つことを許されていないという設定で、アクションは主に何かを振り回したり、椅子や家具で防御することがメインになっている。2話では武器として台所のフライパンを勢いよく振り回し、小麦粉で粉塵爆発を引き起こしてネイルガン(釘打ち銃)に対抗しており、常にアクションはキレまくってるが、同時にほんのりと可笑しみが漂っている。更に志村本人は常に眉間にしわを寄せ、一言一言の声音は荒んでいるけれども、どこか本来の甘さや生真面目さを隠しきれない瞬間があって、見ていてつい頬が緩んでしまう。そして今回の白眉は、やはり『調教師』の犯行を止められない上に志村との間に信頼関係が得られないことに落胆しつつ、紅茶を飲もうとするキリコを制して「調教師は必ず捕まえる。だからお前も力を貸せ」と目を見ながら語りかけるシーンだろう。キリコがカップを持とうとする手をそっと制する仕草に、「ああ、高橋一生の演技だな、それっぽいな」と思う。敵のように振る舞いながら幼なじみの領主を守る選択(NHKの大河ドラマ『おんな城主直虎』)も、レモンを搾ることに無造作になれない青年(TBS系のドラマ『カルテット』)も、面倒くさがりつつ怪異から編集者を守る漫画家(NHKのドラマ『岸辺露伴は動かない』)も、連続殺人犯に見せながら必死に着地点を探り続ける青年実業家(TBS系のドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』)も、セクシュアルマイノリティとして人生を妥協せずに生きる青年(NHKの『恋せぬふたり』)も…。高橋一生の演技の魅力は『柔らかなその本音を包み隠す、面倒くささとの答え合わせ』にあると思う。複雑で分かりにくい分、更に目をこらして魅力的に見える。いったん捕らわれれば、その底深い魅力、本当に罪深いと思う。そして今回、インビジブルのキリコは、自らの偽名を中国人の名前で『聶小倩(シッ・シウシン)』と名乗っている。これは中国の古典短編集『聊斎志異(りょうさいしい)』に出てくる幽霊の女であり、悪い妖怪に捕らわれ、人の魂を吸い取る悪事に無理矢理荷担させられている悲しくも美しい幽霊である。幽霊の女は物語の中で、実直な男の真心と苦闘によって最後には解放される。『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』として映画化されたこの短い文芸作品は、『聊斎志異』の本編と映画で実はラストシーンが違う。もしもキリコ自身が選んで名乗っているこの偽名にインビジブル、つまりゴーストという意味以上の何かが込められているのなら、彼女はどんな道を選びたいのか、その道に志村貴文はどう絡んでいるのか。そんなことを感慨深く思う2話だった。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2022年04月26日高橋一生主演「インビジブル」の2話が4月22日放送。桐谷健太演じる猿渡に「クリミナルズなんじゃないのか」など疑惑の目が向く一方、柴咲コウ演じるキリコが口にしたセリフに高橋さんと柴咲さんが共演した大河ドラマを思い出す視聴者が続出している。本作は正義を代表する刑事と悪を代表する犯罪コーディネーターという本来相容れないはずの2人の化学反応が、世に知られていない凶悪犯をあぶり出す前代未聞の犯罪エンターテインメント。3年前、通り魔事件の捜査中に同僚の刑事を犯人に殺害された志村貴文を高橋さんが演じるほか、“インビジブル”と呼ばれる犯罪コーディネーターのキリコに柴咲コウ。志村とキリコの関係を疑う監察官の猿渡紳一郎に桐谷健太。キリコをサポートするマー君に板垣李光人。捜査一課の磯ヶ谷潔に有岡大貴(Hey!Say!JUMP)。その同僚・五十嵐夏樹に堀田茜。志村の元上司で捜査一課課長の犬飼彰吾に原田泰造といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。キリコが志村に動画チャンネルのライブ配信をチェックするよう伝える。すると観光PRを頼まれたという3人組の若者がライブ配信中に遺骨を発見。遺体は6人の若い男女で、キリコによれば犯人は“調教師”と呼ばれるクリミナルズで、調教師は行き場のない未成年を殺人者に仕立て上げ、少しでも足がつくと容赦なく始末しているという。ライブ配信をしていた若者たちを署に呼んで事情を聞いていると、人権派弁護士の智寿子(久本雅美)が駆け付けてきた。一方、警察はキリコの取引に応じることを決め、彼女をVIP待遇の特別施設“民宿”に移送する。志村は調教師のアジトを見つけるが踏み込む直前に逃げられる。その後若者たちをまとめていた女性が遺体で見つかるが、それは過去に少年院に入っていた智寿子の娘だった…というのが今回のストーリー。志村とキリコの関係を怪しむ猿渡は執拗に「話を聞きたい」と志村に迫る…その姿勢に「猿渡の執着こわい やっぱこいつもクリミナルズなんじゃないのか」「猿渡監察官があれほどまでに志村さんを聴取したり観察するのって3年前の事件と何か関係があるのかな?」「キリコは猿渡がクリミナルズってことに気づいてるのかも」など、猿渡に疑惑の目を向ける視聴者が続出。その後キリコは調教師をおびき出すため、自らの暗殺を依頼する。キリコのもとに襲い掛かる調教師と少年少女たち。調教師の正体は智寿子だった…志村によって智寿子は逮捕される。事件解決後、自らの身を危険にさらすような行動をしたキリコに対し「目の前で死なれたら気分が悪い」と言い放つ志村。それに対しキリコは「あなたの前では死んだりしないから安心して」と答える…。このラストに「ああ、それは前世の記憶を呼び起こす言葉……」「はあああっ!!こんなのっ!完全に!殿と政次っ!!!!」「それは殿から但馬への、あてつけですか?愛ですか?」など、高橋さんと柴咲さんが共演した大河ドラマ「おんな城主 直虎」を回想した視聴者からのコメントも多数投稿されている。(笠緒)
2022年04月23日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2022年4月スタートのテレビドラマ『インビジブル』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。『きれいはきたない、きたないはきれい。飛んでいこうよ、霧と汚れた空の中』。シェイクスピアのマクベス。三人の魔女が主人公のマクベスに語りかける、あまりにも有名なこの一節。TBS系で放送される金曜22時、重めのサスペンスに定評のあるこの枠で、新しく始まったドラマ『インビジブル』(主演・高橋一生)を見ながら上記の一節を思い浮かべていた。優秀な刑事が、同僚の事故や殉職を契機にアウトローに変貌して、法を無視した捜査を始める。周囲はそれをもてあます。これは『あるある』。そこに風変わりな(往々にして主人公の刑事とは性格が逆の)パートナーが現れる。どうやら主人公の過去の事件とも因縁がありそうだ。二人はいくつかの現在進行形の事件を解決しながら、過去の事件が動き出す。これも『あるある』。今作が違うのは、現れたパートナーが裏社会の周辺いやど真ん中、闇サイト等を通じて犯罪者を連携させ支援する『犯罪コーディネーター』という謎の存在であること。そしてインビジブルと称されるその犯罪コーディネーターは、年齢も来歴も一切不明で、中性的な容姿の女性であるということ。違法な捜査に微塵も躊躇のない暴力上等の刑事・志村貴文は、高橋一生。これまでインテリやソフトな役の印象が強いが、今回は荒んだ刑事の役にうまくハマっている。そしてインビジブルと称される犯罪コーディネーター・キリコには、柴咲コウ。性別も年齢も善悪も超えた謎めいた存在を体現するのに、これ以上の配役はないと思う。そしてこの二人といえば、やはりNHK大河ドラマ『おんな城主直虎』(2017年)での共演を抜きには語れないだろう。強大な外敵に翻弄されながらも小さな領地と領民を知略で守り抜いた女領主と、月の光のように命をかけて彼女を支えた家老と。柴咲コウ演じる直虎が、高橋一生演じる小野政次を槍で突き刺して殺す場面は、名作揃いの大河ドラマの中でも屈指の名場面たり得ると思っている。その二人が再びバディとして共演する。柴咲コウが演じる奔放な女に、高橋一生演じる面倒くさい男が翻弄される。もう一度そんな二人が見られる。その一点だけでも、週末の夜の時間をこのチャンネルに捧げる価値があるというものである。ドラマの魅力を詰め込む『名刺』とも言うべき初回は、志村をめぐる警察の人間関係を整理して見せつつ、都心で起きた爆発事件とボランティア団体の寄付金詐欺をめぐる顛末(てんまつ)をテンポ良く描いていた。それまで見えていた善と悪が一瞬の種明かしでオセロのように入れ替わる驚きは、他のサスペンスにはないスリルだと思う。記憶に残るサスペンスドラマは、テンポの速さや、二番底のような衝撃、らせん状の謎の開示といったその作品独特の味わいがあるもので、今作のそれは転々と転がる善悪の価値観になるのかもしれない。キリコの助言と志村の奔走で事件は解決するが、善だと思っていたものが底深い悪で、かといって悪に見えていたものも決して潔白ではない。しかし、なんともいえない後味の苦さが、今、最前線で求められているエンタテインメントなのだと思う。今作は万人受けする勧善懲悪のシンプルな味わいよりも、複雑な後味をじっくり噛みしめたい人のためのドラマになるだろう。是非安易にわかりやすい結末よりも、見た後しばらく考え込んでしまうような、自らの善悪の境界線がぐらつくようなドラマを見せてほしいと思っている。今作のように、犯罪者がその知識を供与して主人公が捜査を行うフィクションの傑作といえばアメリカのスリラー映画『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクターが思い浮かぶ。ハンニバル・レクターは人の肉を食らうが、『インビジブル』のキリコはその神秘的な魅力で見る者の魂を食う。美しく謎めいた魔女、キリコに手招きされて、私たちも主人公の志村貴文の目線で『きれい』と『きたない』の混じり合う、霧の空へと飛び立つのである。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2022年04月19日CLAMPの伝説的大ヒットコミックの映画化『ホリック xxxHOLiC』は、柴咲コウ扮する侑子の印象的な言葉の数々が登場する。そこで今回、公開に先駆けて、そんな注目のセリフの一部を美麗写真と共に紹介。アヤカシが視える孤独な高校生・四月一日(神木隆之介)は、対価と引き換えにどんな願いも叶えてくれる【ミセ】に迷い込み、そこの女主人・侑子と出会い、不思議な運命に足を踏み入れていくことに。侑子はどんな願いも叶えるからこそ、対価が生じることを世の道理として説く姿は、柴咲さんの存在感も相まって説得力を持つのだ。「どんな願いでも叶えてあげる。ただし、対価を頂く」「何かを得るには、対価が必要。それがこの世界のルール」“対価”――。【ミセ】を訪れた四月一日や客に対して、侑子が投げかける言葉。この言葉について、蜷川実花監督は「何かを欲したら対価が必要である、それって真実だと思うんです。でも、私たちは、欲しがることや与えられることが当たり前になっている。現実は、ありとあらゆることがリスクと共にあって、何でも叶う楽園は世の中にはないのだよ、ということから目を背けてはいけない。それをきっちりと伝える楽しい映画にしたいと思いました」と、映画化したいと思ったきっかけの言葉として挙げている。「この世に偶然なんてない。あるのは必然だけ……。すべての出来事には意味がある」【ミセ】を訪れ戸惑う四月一日に対して、全てを見透かしているかのように投げかける言葉。「世界っていうのはね、在るんじゃない。自分で創るものなのよ」客である美咲(趣里)が、アヤカシに取りこまれてしまうのを目撃し、衝撃を受けながら「アヤカシが視えないようになりたい」と願う四月一日に、侑子が励ますように語る言葉。四月一日は、少しずつ自分の願いの奥にある思いに向き合うようになっていく。「未来はそれぞれの選択の先にある」自分にとって“大切なもの”を探し続ける四月一日を見守る、侑子の言葉。様々な選択肢の中で、自主的に何かを選びとることの重要性、選択したものがその後の運命を変えていく、ということを教えてくれる。侑子と出会うことによって、自らと向き合い、少しずつ変化していく四月一日。その中で投げかけられる侑子の言葉の数々は、厳しさの中にも優しさがにじむ。人生に悩んだときに思い返したくなる、背中を押してくれる心に残る名言に注目だ。『ホリック xxxHOLiC』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ホリック xxxHOLiC 2022年4月29日より全国にて公開©2022映画「ホリック」製作委員会 ⓒCLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社
2022年04月18日高橋一生主演の新金曜ドラマの「インビジブル」が4月15日から放送開始。SNSでは主人公を演じる高橋さんのハードなアクションに「まじ惚れた」などの声が多数。共演した柴咲コウの金髪ショートヘアにも「新鮮なビジュアル」など好反応が続出している。「ROOKIES」や「南極大陸」などを手掛けたいずみ吉紘がオリジナル脚本を手がけ、作品刑事と犯罪コーディネーターという相容れないはずの2人が異色のバディを組む、前代未聞の犯罪エンターテインメントとなる本作。キャストは元々は捜査一課の最前線で事件捜査に当たっていたが、行き過ぎた捜査がきっかけで一課から特命捜査対策班へ左遷された志村貴文に高橋さん。本名、国籍、年齢不明の犯罪コーディネーター“インビジブル”キリコに柴咲コウ。警察庁から出向してきた寡黙で冷静なキャリア監察官。規則やルールを重んじ志村の行き過ぎた捜査を問題視する猿渡紳一郎に桐谷健太。キリコの運転手兼、助手をしているマー君に板垣李光人。志村のことを敵視している磯ヶ谷潔に有岡大貴(Hey!Say!JUMP)。捜査一課の五十嵐夏樹に堀田茜。岸幸介に西村元貴。朝倉環に結城モエ。捜査一課から鑑識課に異動した近松延武に谷恭輔。特命捜査対策班の巡査・芝本菜穂に田中真琴。班長の塚地敬一に酒向芳。3年前、通り魔事件の捜査中に犯人に殺害された志村の元同僚・安野慎吾に平埜生成。その妹・安野東子に大野いと。東子の同僚のWebニュースカメラマン・野間昇太郎に村井良大。志村を左遷させた元上司で捜査一課課長の犬飼彰吾に原田泰造といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話では渋谷の駅前で爆発事件が発生。さらに街頭ビジョンに謎の男の映像が流れ、次の爆破の情報と引き換えに志村の身柄を要求してくる。志村が指定された場所に行くと、待っていたのはキリコ。キリコは街頭ビジョンをジャックしたのは自分だが、爆発事件は“花火師”が実行犯で、過去に事故として処理されたいくつかの案件も花火師の仕業だと告げる。さらに彼女は志村に彼が追い続ける3年前の通り魔事件の情報を教えると言い出し…というストーリーが展開。冒頭では爆発に巻き込まれ、女の子を助けるため窓ガラスを割って部屋に突入。終盤では爆発から逃れるためビルの窓から川に落下…と、志村のハードなアクションに「高橋一生さんのビルから飛び降り脱出迫力満点アクションシーンまじ惚れた」「アクション、とは聞いていましたが思ってた以上に激しくて、まだまだお話も謎が多いし引き込まれました」「キリコ(柴咲コウ)が「トム・クルーズかよ」と言うくらい高橋一生のアクションシーンが凄かった」「怒涛の爆破とアクション、ビルから飛び降りダイハード、そして水も滴るイイ男…うおおおおお高橋一生てんこもり!」などの声多数。また謎の存在・キリコを演じる柴咲さんにも「インビジブルは柴咲コウの金髪ショートに惹かれた」「金髪ショートの柴咲コウ最強」「柴咲コウさんは今までに見たことない新鮮なビジュアルで魅力的だった!」と、その髪型を中心に多くの反応が集まっている。(笠緒)
2022年04月16日今回、ご紹介するのは、金曜ドラマ『インビジブル』。事件解決のためにはどんなグレーな手でも使う刑事と犯罪コーディネーターがバディを組み、闇に隠れた凶悪犯をあぶりだす犯罪エンターテインメントです。本作でTBSの連続ドラマに初主演した、高橋一生さんにお話をうかがいました。「理性的に見えて、実は本能で動くタイプです」©フジイセイヤ(W)【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 107普段、目にする事故や事件、そして、ときに起こる未解決事件の数々。実はその中には警察すら存在を知らない凶悪犯、通称“クリミナルズ”によって行われている犯罪があった……!金曜ドラマ『インビジブル』は、そんなクリミナルズを捕らえるため、刑事と犯罪コーディネーターという絶対に相容れないはずの2人が異色のバディを組む、前代未聞の犯罪エンターテインメントです。裏社会を牛耳り、あらゆる凶悪犯罪者たちの取引を仲介する犯罪コーディネーター“インビジブル”。その存在は警察内部でも一部の人間しか知らず、その実像は“誰も見たことがない”ことから、“インビジブル”と呼ばれていました。そんな“インビジブル”が突如、キリコと名乗り、自身が関わってきた未解決事件や凶悪犯罪者の情報を提供し、犯人逮捕に協力すると警察に申し出ます。条件はたったひとつだけ。捜査一課から左遷された刑事・志村貴文(しむら・たかふみ)を担当にすることでした。本作の主人公・志村貴文を演じるのは、高橋一生さん。警視庁管内で起きた未解決事件の継続捜査を行う、警視庁刑事部・特命捜査対策班所属の刑事です。犯人逮捕への熱意ゆえにグレーな手段を使う、行き過ぎた捜査がきっかけで捜査一課から特命捜査対策班へ左遷された経歴を持ち、執念にも近い正義感を持つ志村を、高橋一生さんはハードなアクションシーンとともに熱演しています。そして、志村とタッグを組む犯罪コーディネーター“インビジブル”を演じるのは、柴咲コウさん。決して表に出てくることはなく、この世のあらゆる凶悪犯罪の裏で必要な凶悪犯たちを紹介・斡旋する、不敵な女犯罪者です。クリミナルズの情報に精通する彼女が志村に近づいた目的とは一体何なのか。刑事と犯罪コーディネーターがバディを組む前代未聞の犯罪エンターテインメントに注目です。©フジイセイヤ(W)ーー本作の企画をいただいたとき、最初にどう思いましたか?高橋さんこれまで演じたことのない内容の作品で、楽しめそうだと思いました。犯罪コーディネーターという不可思議な職業が実際にあるかどうかはわかりませんが、いないとは言い切れないなと。志村は本当に正義なのか、インビジブルであるキリコのほうがまっとうなことを言っているのではないかなど、善悪が二極化している世の中だからこそ、ぶつかり合う対話や心理戦が面白いと思いました。ーー志村について、どう思いましたか?高橋さん彼は周りから危険な存在だとか、暴走しているなどと思われていますが、自分が心に引っかかっている事件に執心している刑事だと思いました。©TBSーー本作の佐藤敦司プロデューサーが公式コメントで志村を、「動物的な本能で動く型破りな刑事」と評していました。高橋さんは、理性と本能、どちらで動くタイプですか?高橋さん理性的に見えて、実は本能で動くタイプです。お芝居においても同じで、事前にある程度理性で組み立てていても、現場に入ると相手の芝居に反応して、本能で動いてしまいます。ーー過去に共演歴がある柴咲コウさんとバディを組んで、いかがでしたか?高橋さん大河ドラマなどで長くお芝居をさせていただき、意見を交わすときにお互いの言語体系が一緒なので、そのすり合わせがしやすいんです。コウさんとだからこそ、この会話のやり取りができていると思います。©TBSーーハードなアクションシーンに備えて、どのようなトレーニングをされましたか?高橋さん衣装合わせをした後、約1か月間、体を鍛え直したんです。トレーニングに集中しすぎて、体が2~3㎝大きくなってしまい、大きくなり過ぎたので、少し減らしたいと思っています。ーー具体的に、どのようなトレーニングをされたのでしょう。高橋さん原点に戻って、きちんとしたフォームで腕立てやスクワットをするというスタンダードなことを行っています。回数をこなすことではなく、きれいなフォームを心がけています。©TBSーー衣装がほぼスーツ1着だったそうですね。高橋さん志村は同じスーツを何着も持っているという設定なんです。撮影中、衣装替えがなくて楽だと思っていましたが、アクションシーンがあるのでかなり汚れました。ーー撮影現場に欠かせない相棒は?高橋さんマグライトです。志村はかなり大きめのものを持っているのですが、すぐ取り出しやすいように腰のベルトの部分につけています。ーー劇中、志村は正義という信念を持って、事件に向き合っています。高橋さんが役者として抱き続けている信念を教えてください。高橋さん作品を観てくださる方は、画面の向こう側にいるので、僕らからは見えない存在です。しかし、こちら側が迷わずエネルギーを打ち出す説得力があれば、見てくださる方も納得していただける。作品は観てくださる方と一緒に構築していくものだと思っています。インタビューのこぼれ話ドラマのタイトル『インビジブル』にちなんで、高橋さんが“誰も見たことがない”けれど、見てみたいものは?「電波を見てみたいです。Wi-Fiや5Gなど、どのようなものが飛び交っているのか。目に見えないものなので、興味があります」。Information金曜ドラマ『インビジブル』TBS系にて、4月15日(金)放送開始22:00~22:54 ※初回15分拡大出演:高橋一生、柴咲コウ、有岡大貴、堀田茜、原田泰造、桐谷健太ほか脚本:いずみ吉紘プロデュース:佐藤敦司、浅野敦也演出: 竹村謙太郎、棚澤孝義、泉正英製作:TBSスパークル、TBS写真提供・©TBS文・田嶋真理スタイリスト・藤井謙吾、鳥居竜也ヘアメイク・和田奈穂文・田嶋真理 スタイリスト・藤井謙吾、鳥居竜也 ヘアメイク・和田奈穂
2022年04月14日女優の武井咲さんは、EXILEのTAKAHIROさんとドラマの共演をキッカケに交際し、2017年に結婚。翌年には長女に恵まれました。そして先月、夫婦連名で第2子女児の誕生を発表。ふたりのママになった武井さんが、インスタで最新ショットを公開しました!お出かけ中の1枚を公開 この投稿をInstagramで見る 武井咲 / Emi Takei(@emitakei_official)がシェアした投稿 「あったかい日もあったり 急に寒かったり 皆さんいかがお過ごしですか?」とフォロワーに問いかけるようにSNSを更新した武井さん。この日はいいお天気だったようで、「桜が満開で思わずLeicaを持ち出した日。 綺麗だったー。 自然が好きだなー。」と、カメラを持ってお出かけしたことを報告しています。大きな桜の木をバックに、やさしく微笑む武井さん。変わらない美しさにドキッとします。自然体な武井さんの投稿に、「桜が綺麗な季節ですね。咲ちゃんは桜がとっても似合います」、「さくらも綺麗だけど、咲ちゃんも綺麗〜」、「二児のママとは思えない綺麗さ、横顔が素敵ですね」などの声が。また第2子誕生のニュースを知っているフォロワーからは「ご出産おめでとうございます。咲さんのペースを大切に、今後の活躍も楽しみにしています!」、「2人目ご出産おめでとうございます。美しすぎるママですね」と祝福メッセージも届いていました。インスタでは「そろそろ釣れますな」と釣りにワクワクしている様子も。プライベート感満載の武井さんの写真、期待しちゃいます!あわせて読みたい🌈間宮祥太朗さんのヤンキー高校生役にファン歓喜「手の血管ヤバい」「愛羅武勇」と大反響
2022年04月14日