俳優の渡部秀が、テレビ朝日系ドラマ『科捜研の女』(毎週木曜20:00~20:54)に新メンバーとして加わることが11日、明らかになった。来年1月3日(21:00~)の正月スペシャルから登場する。主演の沢口靖子演じる京都府警科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員・榊マリコを中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く同作。今月15日の放送で、物理担当研究員・相馬涼役を演じてきた長田成哉が卒業するが、この後任として渡部が加わることになった。渡辺演じる橋口呂太は、誰にでもタメ口で話しかけるマイペースな若者だが、物理研究員としては超優秀という設定。初登場する正月スペシャルは、父親が公衆トイレに入った一瞬の隙に赤ちゃんがさらわれるという事件が起こるが、急きょ科捜研に呼ばれた呂太は「あ、ボク遅刻しちゃった? ごめんなさーい。だって急に呼び出されたんだもん!」と、おにぎりをほおばりながら現れ、マリコたちをあ然とさせる。このほど、初めて東映京都撮影所内のセットを訪れた渡部は「ずっと受け継がれてきた作品に加わる緊張感は、とても大きかったです」とプレッシャーを感じた様子。それでも、沢口から温かく迎え入れられ、「呂太は突拍子もないキャラクターですが、皆さんから呂太への愛情を感じることができて、とてもうれしかったです」と感激していた。沢口も「渡部秀くんは現場で監督にいろいろ質問して、的確な芝居をしようと努めていらっしゃいました。頼もしい新メンバーを迎えた『科捜研の女』、引き続きご期待ください!」とコメントを寄せている。
2016年12月11日女優の沢口靖子が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女』(毎週木曜20:00~20:54)に出演してきた長田成哉が、15日放送の第8話で卒業することが6日、明らかになった。長田は、科捜研の物理担当研究員・相馬涼役として、2011年12月から5年間にわたり出演。当初は科捜研への就職を希望しながら不合格が続き、念願かなって勤務するようになったが、空気の読めない性格でマイペースぶりを発揮。それでも、現在は頼りになる存在に成長してきた。そんな相馬は、8日・15日放送の2週連続で、連続爆弾魔に挑む。爆弾が仕掛けられている場所をつかみ、危険を顧みず現場に急行してしまう。長田が東映京都撮影所のセットで最後の撮影を終えると、スタッフ・キャストから盛大な拍手が。沢口から「科捜研の卒業、おめでとうございます!」と大きな花束を贈られると、長田は「今日は泣かないようにしようと思っていたのですが…」と言いながら、涙を見せた。そして、所長・日野和正役の斉藤暁から、スタッフ・キャスト全員がメッセージを書いた色紙を渡されると、さらに感激し、長田は「先輩方にはいっぱい胸を借りたので、今後はもっとジャンプアップして、さらにすてな役者になれたらと思っています。本当に感謝してもしきれない5年間でした」と、深く頭を下げてお礼を述べていた。
2016年12月06日「第8回東宝シンデレラ オーディション」グランプリ発表会が13日、都内で行われ、大阪府出身の福本莉子(15歳)がグランプリを獲得した。1984年に東宝創立50周年の記念イベントとして第1回の選考会が行われてから2011年の第7回まで、時代を映す多才な女優を次々と発掘してきた東宝シンデレラ。初代シンデレラには沢口靖子、第5回(2000年開催)には長澤まさみが選ばれて話題を集めた。5年ぶりに行われた今回は、9,508人の応募者が全国10カ所で面接に臨み、選ばれた29人が東京で合宿審査に参加。これに勝ち抜いた11人のファイナリストがこの日登場し、大阪府出身で現役女子高生の福本莉子がグランプリに輝いた。自分の名前を呼ばれて驚いた表情を見せた福本は「すごいびっくりしました。言葉に表せないぐらいびっくりしています。グランプリという、とてもいい賞をいただいて本当にうれしいです」と喜び、前回のグランプリに輝いた上白石萌歌や特別賞の上白石萌音、山崎紘菜に気を遣いながらも「憧れは長澤まさみさんです。いろんな世代の人に愛されるような女優さんになりたいです」と意欲。そんな福本に対して上白石萌音は「福本さんのお名前を聞いた瞬間に、新しい星が生まれたと思いました。私も5年前に審査委員特別賞をいただいて、その日から世界がどんどん変わっていきました。時には嬉しかったり苦しかったりしましたが、いつも心を支えてくれたのがこの瞬間の嬉しさでした。今の気持ちを宝物にしてこれから一緒に頑張りましょう!」とエールを送った。発表会後には人生初めての報道陣の取材に応じた福本は、若干緊張した面持ちも「信じられないですね。びっくりしていますがうれしいです。やっと落ち着きました」とホッとした表情。上白石萌音からは「本当に落ち着いていてしっかりしていますよ。逆にどうしたらそんなに落ち着けるのか教えて欲しいぐらいです」と驚いた様子だった。応募のきっかけを「友だちにススメれらて」と明かしつつ、発表会で名前が出た長澤まさみと「共演したいです!」と早速ラブコールを送った。また、優勝賞金は過去最高の300万円を手にしたが、「300万円なんて想像できないですね。使い道はまだ考えていません。欲しい物もないんです(笑)」と戸惑っていた。なお、グランプリ以外には審査員特別賞に長野県出身の柿澤ゆりあ(13歳)、埼玉県出身の鈴木陽菜(13歳)、静岡県出身の神谷天音(13歳)、愛媛県出身の井上音生(12歳)、アーティスト賞に東京都出身の崔愛花(18歳)、レピピアルマリオ賞に愛媛県出身の本山優(11歳)がそれぞれ選ばれた。
2016年11月13日沢口靖子が警察の科学捜査研究所=通称・科捜研の研究員を演じる人気ミステリーシリーズ「科捜研の女」の第16シーズンがいよいよスタート。10月20日(木)その第1話が放送となる。テレビ朝日系「木曜ミステリー」枠で1999年から放送が始まった「科捜研の女」シリーズ。京都府警科学捜査研究所、通称・科捜研の法医研究員・榊マリコ(沢口さん)を中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を駆使して事件の真相解明に挑む姿が人気となり、これまで15シリーズが制作、現行のテレビドラマでは最も長く続くシリーズとなっている。今夜から始まる第16シーズンでも戸田山雅司、櫻井武晴の2人の脚本家がダブルメインで執筆に当たるほか実力派の脚本家たちも参加。“最新の科学捜査テクニック”と“豊饒な人間ドラマ”が絡みあうストーリーを描き出していく。今シーズンでは「マリコがまさかの逮捕、共に犯罪に挑んできた土門刑事(内藤剛志)に取調べを受ける!?」…などこれまでにない衝撃的なシーンも登場するという。主演の沢口さんも「アッと驚くような場面も用意されていますので、皆さまもどうぞご期待ください!」と語る“新展開”に期待だ。“顔を見ればウソがわかる、微表情研究のクセモノ学者”や、“研ぎ澄まされた五感でどんな爆弾も解体する爆弾処理のエキスパート”など、バラエティーに富んだスペシャリストたちとの出会いを経て、さらなる成長を見せるマリコの活躍をお見逃しなく。“微表情”研究のエキスパート・矢萩修武(尾美としのり)が、京都府警本部長・佐伯志信(西田健)の招きで科捜研を訪れ実験を披露。彼は人間の顔にほんのわずかな瞬間だけ浮かぶ微表情から感情を読み解くシステムを開発した専門家だが、なぜか榊マリコ(沢口さん)に興味を抱き「協力が必要なときはいつでも呼んでくれ」と言って去っていく。そんな中、京都市内の造成地で白骨死体が見つかる。マリコや土門刑事(内藤剛志)らがすぐに臨場したものの、なぜか警察が到着するよりも前に野次馬が多数押しかけ現場を荒らしていた。調べると“タルンカッペ”という謎のハッカー集団が京都府警本部のネットワークに侵入し白骨遺体発見の報を動画サイトに投稿していたことが発覚。一方マリコたちの鑑定の結果、遺体は30代~40代前半の男性と判明。22年~18年前に撲殺されたとわかるが、当時の行方不明者と照合したところ該当者は見つからない。そしてタルンカッペが新たな動画をアップ。今度は“英洛大学”にハッキングし学生の成績データを流出させる。奇しくも英洛大学は矢萩が教鞭を取っている大学でマリコは早くも矢萩と再会することに…。だがその直後、矢萩のゼミの学生で神社の宮司の娘である桂井萌衣(岡本玲)が、タルンカッペのメンバーらしき男に拉致される事件が起きる…というのが第1話のストーリー。木曜ミステリー「科捜研の女」第16シーズンは、10月20日(木)20時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2016年10月17日歌手の大黒摩季が、20日スタートのテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女』(毎週木曜20:00~20:54)の主題歌を描き下ろした。タイトルは「My Will~世界は変えられなくても~」で、11月23日に発売されるベストアルバム『Greatest Hits 1991-2016 ~All Singles + ~』に収録。大黒は「プロデューサーから、主人公・榊マリコが番組の中で輝いて見えるようなキラキラしたサウンド、そして『希望に満ちた』歌詞にしてほしいというリクエストを受け、私なりに"彼女の意志"が伝わるような作品にしたつもりです」と、込めた思いを語る。その主人公を演じる沢口靖子は「大人の女性への応援歌! 『誰かと比べなければこの人生も悪くない…不器用でも自分らしく歩いてゆく♪』というフレーズが、特に胸にジーンと沁みました!」と印象に残ったそうで、「とてもすてきな曲です!」と喜んでいる。このドラマは、京都府警科学捜査研究所(通称:科捜研)のひと癖もふた癖もある研究員たちが、事件を解明していく姿を描くもの。1999年にスタートしてから今回で16シーズンを迎え、現行のテレビドラマで最も長く続いている長寿シリーズとなり、来年3月までの半年間にわたって放送される。
2016年10月04日女優・上白石萌音(18)が15日、オフィシャルブログ「Moneiro」を開設した。初投稿のタイトルは「はじめのいっぽ」。ブログ名は相当悩んだそうだが、高校時代の親友に相談したところ「Moneiro」に即決したという。「その子のセンスと言葉選び、本当に好きなんだ」「素敵な言葉をありがとう」と感謝の思いをつづっている。「Moneiro」には2つの意味が込められており、1つは「萌音の色。わたしの色を、わたしらしい色を、出せる場所になればいいな、という意味」、もう1つは「音色」「生活やお仕事の音色をそして音楽活動の音色を皆さんに届けられる場所であるようにという意味」。上白石は、沢口靖子や長澤まさみといった女優を輩出してきた第7回「東宝シンデレラオーディション」(2011年)で審査員特別賞を受賞し、芸能界デビュー。初主演映画『舞妓はレディ』(14年)で第38回日本アカデミー賞の新人俳優賞に選ばれ、最近では大ヒット中のアニメ映画『君の名は。』の宮水三葉役で注目される存在に。名作映画の主題歌や挿入歌を集めたカバーミニアルバム『chouchou』(10月5日発売)で歌手デビューすることも決まっている。ブログのコメント欄には早速ファンからの書き込みが相次ぎ、「君の名はで声に酔いしれ」「『君の名は』とても良かったです。素敵な声をされていますね」「やっぱり新海さんは偉大だー!」「君の名は。で初めて萌音さんのことを知りました。映画を見終わったあともとても素敵な声が忘れられず」など、『君の名は。』の感想も寄せられている。
2016年09月16日アキラナカ(AKIRA NAKA)のクリエイティブディレクター中章が追求するファッション性と、アトリエ Manoaのテクニカルニットデザイナー早川靖子の高い技術が組み合わさり、アキラナカのニットは新たなフェーズへと導かれた。それは、文字にして記せば簡単に成立してしまうが、服として提示することは至極困難な作業である、”纏うだけで女性性に磨きを掛ける”という唯一無二のアイテムを生み出すこと。この秋冬には、世界に一着しかないニットがアキラナカから販売される。中が、膨大な時間と根気が必要とされるため敬遠してきたと語る、ニット地で構築したワンピースだ。編み幅も編み柄も異なる生地を、文字通りの匠の技でリンキングさせた、パッと見で手の込みようがわかるド迫力。ファッションに興味のない人が手に取ったとしても「どうやって作ってるの」と嘆息してしまうだろう。ファッション好きであれば思わず「Wow!」だ。「生地量が多くなれば、ニットはその重みでダレてしまう。でもローゲージだからこそ、圧倒的な迫力が得られる。そこは妥協したくありませんでした」と中は振り返る。まず、彼が起こしたデザイン画を元に、早川がニットワンピースを構築するパーツを試作することとなった。ニットワンピースを構築するパーツの施策から、中は“やんちゃ”な編地を選んだと早川は笑う「この編地を中さんが選んだ段階で『これはアートだ』と思いました。普通のデザイナーは、この柄は選ばないだろうと。これ、けっこうやんちゃな編地なんですよ(笑)。ニット教本を見てカーディガンを作ろうとか思ってる人も、まず選ばない編地ですね。やっぱりデザイナーと作り手、再現する側の視点が違うっていうのは、こういうことなんですよね。デザイナーのイメージは自由で、力強いものです。私たちみたいに“できるかな…”という技術的なことが脳裏にあって、妥協することは選ばないんです」早川は、中のイメージに沿うように幾つかのパーツを作り、いかにしてそれを繋ぎ合わせるか…。物理的な重さやシルエットバランスを二人で擦り合わせ、方眼紙に編み方と細かな指示をいくつも入れた”設計図”が作られた。編み方と細かな指示を方眼紙に書き込んでいく。これがニットのいわば“設計図”だ「早川さんのチームは、それぞれの編み方の技術者、プロフェッショナルがいらっしゃいます。なので、『じゃあここはリブ編みで。リブの次はかぎ針の職人さんにバトンタッチ。途中から棒針の方が引き継ぎます』なんてことができてしまう。それをすべて、早川さんが網羅するという…。改めて、すごい技術なんですよね。普通だったら生産性が悪いとか、やめましょうとか言われるんですけど、早川さんの場合は、最初から無理とは絶対に言わないんです」そうやって生まれたワンピース。その一着には、本当に様々な人々の想いが詰まっている。世界でたった一着、圧倒的な存在感のニットワンピースが生まれた「自慢でもなんでもないんですけど、この一着に出会った人のファッションに対する気持ち、熱量って、絶対変わると思うんです。これに出会って、気に入って、買っていただいて。そして身につけて街に出たら、いつもとは違う光景が広がっているはずです。手に取っていただければ、この迫力に感動していただけると思います」これは紛れもない職人仕業の賜物だ。中は、日本のモノづくりに宿る精神性を絶やしてしまってはいけないと続ける。「日本にも、早川さんみたいに編んでは解いて、解いては編んで、一個一個丁寧に作る職人さんは存在します。誇れる部分はいっぱいあるんです。だからそういった細かな手仕事にフォーカスし、魅力を感じる若い人たちが流れ込んできたら、もっと面白くなるなと思いますね」「ハンドニットに対する興味が、世の中から徐々に薄れていっている」と早川も危惧する。だからこそ、中は早川と手を組み、若い世代を育てていく構想も視野に入れている。「僕としては、お世話になりっぱなしで、まだ早川さんに恩返しができていないんです。今後、さらに自分たちのブランドが大きくなったら、このハンドニットの文化を伝承するような仕組みを作っていきたい。自分たちのブランドがベースとなって、ニット職人への教育の仕組みを作っていきたいんです」「ハンドならではの、このズシっとするクチュール感。アキラナカとしては、こういうところにラグジュアリーを求めていきたいと思っています。早川さんと僕が出会って、イノベーションが起こった。この流れを途絶えさせるのはすごくもったいないですからね」モノづくり国家ーー。日本がそう形容されるのには、理由がある。中の発想と早川の技術が出会い、大きなエネルギーが生まれたように、異なる才能をもった人と人とが同じベクトルを目指すとき、価値観は更新される。ファッションは待っている。新たな才能が衝突し合い、未来に向かう新たなエネルギーが生まれることを。【イベント情報】タイトル:ART KNIT会期:9月14日から26日場所:伊勢丹新宿店本館3階=リ・スタイル前編に戻る。
2016年09月12日女優・沢口靖子が出演する、ヤマザキビスケットの新クラッカー「ルヴァン」CMが、1日より全国で放送を開始した。沢口は1988年より、ヤマザキナビスコのクラッカー・リッツのCMに出演。様々な食材を"オン・ザ・リッツ"して招待客をもてなす、通称"リッツパーティ"が視聴者より親しまれていた。しかし9月より同社がヤマザキビスケットに社名を変更、「ナビスコ」ブランドとのライセンス契約を終了したことから、8月19日に「最後のリッツパーティ」を開催。今後は新クラッカー「Levain(ルヴァン)」CMに出演することが発表されていた。沢口は、新CMではパーティを開催せず、1人リビングでルヴァンを堪能。「ルヴァンとは、フランス語で発酵種のこと」と語源を紹介し、新商品の「ルヴァン」「ルヴァン クラシカル」をアピールした。
2016年09月02日テレビ朝日系の「木曜ミステリー」枠にて1999年よりシリーズ放送が始まったミステリードラマ「科捜研の女」が、10月より第16シーズンをスタートすることが明らかになった。京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)を中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く本作。1999年にスタートし、現行のテレビドラマでは最も長く続いており、この秋で第16シーズンを迎える。今回も、作品としての新たなチャレンジを取り入れながら “最新の科学捜査テクニック”と“豊饒な人間ドラマ”が絡みあうミステリーを2クール編成で放送していく。今シーズンでの見どころとしては、主人公・マリコにとってこれまでにない衝撃的なシーンが登場するという。「マリコがまさかの逮捕、共に犯罪に挑んできた土門刑事(内藤剛志)に取調べを受ける!?」…など、時に残酷に、時に過激に!?いままで見たことのないマリコの姿に、視聴者は驚愕させられるという。そして今シーズンでも戸田山雅司、櫻井武晴という本作ではおなじみの脚本家がダブルメインで執筆に当たり、ほか実力派の脚本家たちも参加する。17年という歳月を本作とともにしてきた主演の沢口さんは、「はじまった当初は、こんなにシリーズが続くとは思っていませんでした。科学の進歩と共に毎年、作品も進化してきましたが、ここまで長く回を重ねることができたのは、『科捜研の女』を支持してくださっている視聴者の皆さまのおかげです」と感謝を述べると共に、「この『科捜研の女』は、私を俳優として育ててくれた作品。また、マリコは30代半ばで出会って、共に成長してきた存在です。いまは、そんな私にとって大切な作品の撮影が再開するという、ワクワクした気持ちでいます」とコメント。さらに、今シーズンの見どころとしてはやはりマリコの衝撃的なシーンを挙げ、「アッと驚くような場面も用意されていますので、皆さまもどうぞご期待ください!」とアピールした。“顔を見ればウソがわかる、微表情研究のクセモノ学者”や、“研ぎ澄まされた五感でどんな爆弾も解体する爆弾処理のエキスパート”など、バラエティーに富んだスペシャリストたちが、マリコと対峙!彼らとの出会いを経て、さらなる成長を見せるマリコの姿に注目だ。木曜ミステリー「科捜研の女」第16シーズンは、10月より毎週木曜日20時よりテレビ朝日系で放送。(text:cinemacafe.net)
2016年08月23日女優の沢口靖子が主演を務めるテレビ朝日系ミステリードラマ『科捜研の女』の最新シリーズが、10月から毎週木曜(20:00~20:54)枠でスタートすることが23日、明らかになった。沢口演じる榊マリコら京都府警科学捜査研究所(通称:科捜研)のひと癖もふた癖もある研究員たちが、事件を解明していく姿を描く同作。1999年にスタートしてから今回で16シーズンを迎え、現行のテレビドラマで最も長く続いている長寿シリーズとなり、来年3月までの半年間にわたって放送される。沢口は「始まった当初は、こんなにシリーズが続くとは思っていませんでした」と、人気作への成長に驚き。視聴者への感謝の言葉を語りながら、同作について「私を俳優として育ててくれた作品。また、マリコは30代半ばで出会って、共に成長してきた存在です。今は、そんな私にとって大切な作品の撮影が再開するという、ワクワクした気持ちでいます」と心境を語った。今シーズンでは、マリコが土門刑事(内藤剛志)に取り調べを受けるなど、これまでにない衝撃シーンが多数登場。また、毎回ゲストとして、微表情研究学者や、爆弾処理のエキスパートなど、強烈な個性と能力を持った"スペシャリスト"たちが登場して難事件に挑んでいくといい、沢口は「アッと驚くような場面も用意されています」と予告している。テレビ朝日の藤本一彦プロデューサーは「今回のテーマのひとつは、"科学捜査をより解りやすく"です。日々進歩を遂げている科学の力を駆使する科捜研の鑑定を、前シリーズよりもさらに解りやすく、かつスタイリッシュに視聴者の皆さまにお届けします」と見どころを話している。
2016年08月23日女優・沢口靖子が19日、インターネットTV・AbemaTVのニュース番組『Abema prime』(毎週月~金曜 21:00~23:00)に出演し、リッツ・パーティを実施。収録が行われたEXけやき坂スタジオには約100人の観客が押し寄せた。沢口は1988年より、ヤマザキナビスコのクラッカー・リッツのCMに出演。様々な食材を”オン・ザ・リッツ”して招待客をもてなす、通称”リッツパーティ”が視聴者より親しまれていた。しかし9月より同社がヤマザキビスケットに社名を変更、「ナビスコ」ブランドとのライセンス契約を終了することから、今回が最後のリッツパーティとなる。沢口は「CMの中でリッツパーティという言葉は言っていない」と明かしながらも、沢口の家という設定で行われたパーティのCMに思い入れたっぷり。「かれこれ28年間も……」と振り返り、お気に入りのCMは「一人で、ゲストをむかえるときを想像しながらワクワクしている」という、パーティ直前の姿を演じたものだと語った。皿に乗せられて運ばれたリッツには、キャビアや肉など豪華な食材がオン。沢口がクラッカーを鳴らすと弦楽四重奏による生演奏で「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」が流れ、優雅な雰囲気が漂った。収録が行われたEXけやき坂スタジオに集まった観覧客にもリッツが配られ、まさに「ラスト・リッツ・パーティ」にふさわしい規模のパーティとなった。沢口が「リッツとともに28年間かわいがっていただいて嬉しいです」と感謝の言葉を述べるとスタジオは拍手に包まれた。さらに、ヤマザキビスケットの新クラッカー「ルヴァン」CMに出演することも発表。新CMではパーティこそしないものの、今後は”ウィズ・ルヴァン”を楽しむことが明かされた。
2016年08月19日女優の上白石萌音(18)が、名作映画の主題歌や挿入歌を集めたカバーミニアルバム『chouchou』(10月5日発売)で歌手デビューすることが11日、明らかになった。上白石は、沢口靖子や長澤まさみといった女優を輩出してきた第7回「東宝シンデレラオーディション」で審査員特別賞を受賞し、芸能界デビュー。周防正行監督がメガホンを取った映画『舞妓はレディ』(14年)で初主演を務め、その演技が評価されて第38回日本アカデミー賞の新人俳優賞に選ばれた。昨年8月に上演されたミュージカル『赤毛のアン』で主人公のアン・シャーリーを演じ切り、その歌唱力に注目が集まっていた。歌手デビューが決まり、「言葉を話し始めるのと同じように、ずっと歌が好きだったので、その頃の私に歌手デビューするらしいよと言いたいです(笑)。好きなものでしかなかった音楽を仕事にできる日が来るなんて」と感慨深げな上白石。「頑張らないと! 今までと同じではいけないなとも思っています」と自らに言い聞かせ、「上手じゃなくても言葉の深みや奥行、メロディをなぞるだけでなく、プラスアルファでもっと深いものを歌いたいと思います」「深みのある音楽を作っていきたいです」と意気込む。ちなみに、アルバムタイトルの"chouchou"は、上白石本人がつけたもの。フランス語で「お気に入り」を意味し、「今回、映画に関係する名曲の数々をカバーさせていただきました。その曲のどれもが、そして曲の中の一つ一つの言葉が大好きで、わたしにとっての『お気に入り』です。そして、そんな気持ちのこもったこの初めてのミニアルバムが、皆さんにとっても『お気に入り』の一枚となりますように、という願いも込めました」と思い入れの強い一枚に仕上がっているようだ。
2016年07月11日●「自分との戦い」で殻を破りたい沢口靖子、長澤まさみといった女優を発掘した「東宝シンデレラ」オーディションが今年、5年ぶりに開催されている。年々応募数が増える中、史上最多となる4万4,120人が参加した前回で山崎紘菜という一人の高校生が審査員特別賞を受賞し、芸能界の一歩を踏み出した。しかし、きっかけは賞金100万円に注目した友人の推薦。言われるがまま軽い気持ちで、携帯電話でポチポチ。しかも、締め切り1分前の駆け込み応募だったというから驚きだ。運にも恵まれた女子高生も21歳になり、近年では『神さまの言うとおり』(14年)、『orange』(15年)などの映画やドラマ『監獄学園 -プリズンスクール-』(15年)に起用されるなど、女優としての実力を認められる存在に。事務所の先輩、そして憧れでもある長澤が出演する映画『アイアムアヒーロー』(4月23日公開)の前日譚となるdTVオリジナル『アイアムアヒーロー はじまりの日』(4月9日から配信)では、自身初となるアイドル役を好演している。5年前とは別世界に生きる山崎。今回の約20分間のインタビューは、「恩人」へのメッセージとも受け取れる。――バス好きのアイドル"バスドル"のエリスという役どころでしたね。何か参考にされたんですか?"バスのアイドル"を私は見たことがなかったので、YouTubeやテレビでいろいろなアイドルの方々を見て研究しました。すごくリアリティにこだわる監督で、台本にあるセリフもどんどん変えていいと言われていました。台本上のセリフは少なかったんですけど、自分でいろいろ付け加えながら。敬礼ポーズも私が考えたものです(笑)。――「おやすみにゃん」とか「ワクワクしておりまする」も?セリフ自体は用意されていましたが、アイドルの皆さんは男性受けする仕草を研究していらっしゃると思っていたので、自分もそういうことを意識しながら。特にしゃべり方や仕草は気をつけました。――スタッフとの距離感が近いのも、なんとなくアイドルらしいというか。私はアイドルさんの仕事現場を知らないので、自分の撮影現場とかを参考にしつつ、私なりの"アイドル要素"を取り入れてみました。カメラが回ってない時はどんな雰囲気なんだろうとか、スタッフさんとどんなコミュニケーションをとっているんだろうとか、想像しながら演じました。――監督の反応は?私のアドリブに対して、良かったら「いいね」と言ってくださって、逆にダメなところは何も言われなかったので、すごく自由にやらせていただきました。――昨年から出演作が増えましたね。役作りの時間が短くなったことで、目標が「役作りの精度の高さ」になったと聞きました。今回は短期間の撮影だったので、自分の中では挑戦でもありました。"バスドル"という役も今まで演じたことがありませんでしたし、素の自分とも正反対。この作品を通して、いろいろなことに挑戦できたと思います。準備する時間がすごく頂ける作品と、そうではない作品。時間が短いからといって、諦めたくないんです。たくさん時間をいただける時と、同じくらいの「精度の高さ」は保ちたいなと思っています。今回でいえば、アイドルのことを好きな方が「アイドルっぽい」と言ってくださったらうれしい。時間がない中でも、たくさんの役にも挑戦して、もっともっと忙しくなりたい。そして、自分の殻を破っていきたいです。――昨年は多忙な中でも、そういった気づきがあったわけですね。そうですね。連続して撮影が続いていたので、同じ撮影期間の中で違う台本を読むこともありました。それは私にとって初めての経験。1つの役に集中したいのに違うことを考えないといけないのは大変でしたけど、今年はそれをうまくできるようになりたいです。振り返ると、もうちょっとやれたんじゃないかと思う瞬間や悔しさもあったので、そういうところをどんどんなくしていきたいです。このお仕事は「自分との戦い」だと思います。どれだけ自分を追い込むことができるのか。これからも、自分とどんどん闘っていきたいです。――反省と挑戦を繰り返す中で見えてきたことは?できない、できない、できない……できた! そういう時々の「できた!」の繰り返しだと思います。「できた!」に出会えたらその分うれしくて、大変だったり、苦労したり、努力しりした分、達成感がある。そして、それが作品になった時がいちばんうれしいですね。今のところ、100%満足したことはありませんが、できなかったことが次の現場でできるようになったとき、そういう瞬間はすごくうれしい。でもやっぱり、反省の連続です(笑)。●締め切り1分前の駆け込みシンデレラ――デビューして5年が経ちましたね。5年ぶりに「東宝シンデレラ」オーディションが開催されると聞いた時はどう思いましたか?私もついに先輩になるんだというか。後輩ができるということなので、私が長澤さんに憧れている気持ちと同じように、後輩が慕ってくれるような女優さんになりたいです。私は女優さんに憧れてこの世界に入ってきたわけではありません。自分とは全く縁のないお仕事だと思っていました。もともと映画が好きだったわけでもありませんし、人見知りもすごい。「自分には無理」と思っていらっしゃる方もいると思うんですけど、挑戦すると見えてくるものはあると思います。自分に自信がない人でも、オーディションを受けるという経験だけでも、自信には繋がるはずなので、「自分なんか……」と思っている方にも挑戦してほしいなと思います。――山崎さんは友人の推薦でしたね。しかも、ファミレスから締め切り時間ギリギリに応募したと聞きました。本当にふざけていたと思います(笑)。締め切りの1分前ぐらいだったので……。ギリギリで、なんとかシンデレラになることができました(笑)。世の中、本当に何が起こるか分かりませんね。あのファミレスの電波が悪かったら……私はここにいませんでした。――その方とは今も連絡を取り合っているんですか。はい。私が仕事に行き詰まって悩んでいると、「勧めちゃってごめんね」「大変なことをさせてごめんね」と謝られます(笑)。でも、普通の人じゃできないこともたくさん経験させていただいているので、逆に「ありがとう」と言いたいです。――親友だからこそ、勧められて乗り気になった?うーん……そこまで深く考えていなかったと思います。「適当だった」というのが正直な答えです(笑)。本当に何も考えていなかった、ごくごく普通の女子高生。全く受かると思っていなくて、最終審査までいったときに「本当に大丈夫?」「やめたかったらやめていいよ?」と心配されて(笑)。そのくらいの気持ちだったんです。――山崎さんにとっての恩人?そうですね。普通の人ができない経験だったり、このお仕事を通していろいろな人に出会えることだったり、私にとって「人生の財産」になっていることがたくさんあります。しかも、作品を通していろいろな影響を与えることができる。あの時、応募してよかったと本当に思います。――活躍すればするほど、親友を安心させることになる。そうですね(笑)。今でも作品を見て喜んでくれるので、そういうこともありがたいです。オーディションだからといって難しく考えないで、私みたいに人生を変えるきっかけにもなるので、たくさんの方に応募してほしいです。――女優業以外では、モデルとしての仕事も。ファッションショーの「GirlsAward」には7回連続出演されていますね。モデルさんのお仕事には、そこでしか味わえない魅力があります。そしてそういった経験も、お芝居の役に立つと考えます。どんなこともお芝居につながる。声を掛けていただく限りは、やらせていただきたいなと思います。私ができることであれば、どんなこともで力になりたいです。――3年前からは、ラグビーのイメージモデルに。レポーターも務めていらっしゃいますが、まさかこんなブームになるとは思わなかったんじゃないですか。すごいブームですね(笑)。いきなり注目されて私もビックリしています。以前は、ラグビーのお仕事をしていると話してもそこまでのリアクションはありませんでしたが、昨年ごろからみなさんの食いつきが変わりました。選手たちがおっしゃっていましたが、ブームが文化になればいいなと私も思います。そこの力になりたい。そして、2019年に日本でラグビーワールドカップがあるので、その頃までにもっともっと、ラグビーというスポーツが浸透すればいいなと思います。――ご自身としての目標は?私は「主演女優」になりたい。また次にお会いできるまでに、主演作に出られればなと思います。■プロフィール山崎紘菜(やまざき・ひろな)1994年4月25日生まれ。千葉県出身。身長171センチ。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションで審査員特別賞を受賞し、芸能界デビュー。翌年の『僕等がいた』でスクリーンデビューを飾り、その後も『悪の教典』(12年)、『今日、恋をはじめます』(12年)、『神さまの言うとおり』(14年)、『orange』(15年)など注目作に多数出演。全国ラグビーフットボール選手権のイメージモデルを、2013年度の第50回から3年連続で務めている。今年は『MARS~ただ、君を愛してる~』(6月18日公開)、『金メダル男』(秋公開予定)などの出演映画が公開される。(C)花沢健吾・小学館/BeeTV
2016年04月09日昨年10月に第一子を出産したことを発表し、早くもニューアルバム『TOKYO BLACK HOLE』をリリースする大森靖子さん。2月にはワンマンライブも行い、産休何それ?なダッシュぶりだ。「ある日、『はじめてのおつかい』を見ていて、ひとりのお父さんがめちゃくちゃ子供に慕われている姿に感動してしまって。ああいうふうに誰かに全てをあずけられてみたい、って初めて思ったんです。ただ、産休&育休を取るはずが、結局ほとんど休んでいないんですけどね(笑)」出産したことで「地球がひとつ増えた感じ」とは、大森さん語録。産む直前まで書いていた曲のアレンジが届き、出産後すぐにアルバムのレコーディング。歌詞にちりばめられた言葉、サウンド、シンガーとしての魅力などあらゆる面が更新されている。新しい世界を見せてくれる作品となった。「私の音楽は“メンヘラ曲”みたいに言われていたんですけど、そんなつもりは全然なくて、むしろ現実よりも少し明るくしていたつもりだったんですよ。もともと“自分を出したい”という欲はなくて、ただ歌詞や文章を書くのが楽しいだけ。このアルバムの曲も、“こんな人と関わったからこの歌が生まれた”とか、“こういうものを見たからこの歌ができた”とか、見たものをそのまま書いて、面白いでしょ、だから聴いて!という気持ちなんです」多くのファンから「大森さんの歌を聴いて、こういうことを考えてもいいんだと勇気づけられた」という手紙が届くという。「心の奥にある言いたくないこと、言ったら嫌われるようなことでも、全部大丈夫、と肯定しながら、ずっと歌を書いてきたからだと思う。私はそれをいちばん書き起こさないといけないと感じています。いままでは女の子の感情で歌詞を書くことが多かったけど、オジさん層にも聴いていただいているとわかったので、新作はいろいろな人の“土台”になれる歌を書きました。楽しいです、いろんな人間になれるのは」常々“ファンは友達”と話す大森さん。握手会を開催して気軽にお喋りするなど、リスナーとの距離が近く、その関係や会話できるツールを大事にしている。作品にもそのやりとりが反映されるのは当然だろう。数え切れないほどの誰かの感情を受け止め、歌い、癒す存在だ。「私は歌いたい病気(笑)なので、場所は小さなスナックでも大きなホールでもいいんですよ。どこででも音楽的に面白いものをいっぱい見せたい、と思っています」◇おおもり・せいこ大学在学中に弾き語りライブを始め、注目される。2014年『きゅるきゅる』でメジャーデビュー。詩人・作家の最果タヒとの共著『かけがえのないマグマ大森靖子激白』も好評。◇2nd Album『TOKYO BLACK HOLE』【完全生産限定盤CD+DVD+BOOK】出産の瞬間までの1か月間を綴った初の書き下ろしエッセイ付き。¥4,800【通常盤CD+DVD】 ¥3,800【通常盤CD】¥2,800(avex trax)3月23日発売。※『anan』2016年3月16日号より。写真・内山めぐみ文・北條尚子
2016年03月09日沢口靖子や、長澤まさみ、上白石萌歌、上白石萌音、山崎紘菜らを発掘してきた“東宝シンデレラオーディション”が5年ぶりに開催されることが発表になった。今回は、書類審査を廃止して、全国10都市で応募者全員と面接を行うなど、これまで以上の規模と熱意で、明日の映画界を担う才能を発掘する。その他の情報“東宝シンデレラオーディション”は、1984年に東宝創立50年を記念してスタートし、今回が8回目になる。実行委員長を務める市川南氏は「世間にはたくさんのプロダクションのオーディションがありますが、我々は映画会社なので、映画会社らしい派手なものにしていこうと考えています」とコメント。グランプリ受賞者は、2017年撮影予定の作品でのスクリーンデビューが約束され、300万円(推薦者には別途100万円)の賞金が贈られる。また、集英社賞の受賞者には雑誌デビューが、アーティスト賞(仮)の受賞者には“アニソン”アーティストのデビューが約束される。さらに市川氏は「東宝の映画作りを支え、近年のヒット作を手掛けている現役プロデューサーが審査員として加わり、映画女優の発掘・育成を行ってまいります。一次審査から書類ではなく、可能な限り直接お会いすることで、多くの輝きを持った方とお会いできることを楽しみにしております」と説明。通常のオーディションのような“書類審査”を廃止し、7月中旬から順次、札幌、仙台、東京、金沢、名古屋、大阪、広島、松山、福岡、沖縄で応募者との面接を実施する予定。エントリーは3月5日(土)から7月10日(日)まで公式サイトで行われ、審査を経て、11月上旬にグランプリが決定する。また、前回に続いて、女優の長澤まさみが、本オーディションの告知ポスターに登場。女優、モデル、アーティストと3つの違った才能を発掘したいというコンセプトをにちなんで、3つの長澤をコラージュしたデザインになっている。第8回 東宝シンデレラオーディション応募期間3月5日(土)0時00分~7月10日(日)23時59分応募資格9歳から18歳(7月10日時点)までの健康で明朗、個性豊かな魅力ある女性東宝芸能株式会社と専属契約を結べる方応募方法公式ホームページおよび公式モバイルサイトからのデジタル応募
2016年03月01日『海街diary』での好演が記憶に新しい女優・長澤まさみをはじめ、若手注目株の上白石萌歌や山崎紘菜らを輩出したオーディション企画「東宝シンデレラオーデション」が、5年ぶり8回目に開催されることが決定!今回は“女優・モデル・アーティスト”と3つの才能を発掘することをコンセプトに、グランプリ賞金はシンデレラ史上最高額が用意されるという。1984年に東宝創立50周年記念イベントとして始まった「東宝シンデレラオーディション」。初代グランプリに沢口靖子が輝いて以降、第2回審査員特別賞を水野真紀、第4回グランプリを野波麻帆、審査員特別賞を田中美里、第5回グランプリを長澤さんがそれぞれ受賞。そして2011年の第7回では、グランプリに「幽かな彼女」や『脳漿炸裂ガール』出演で話題を呼ぶ上白石さんが選ばれ、さらに審査員特別賞には、ドラマ「監獄学園-プリズンスクール-」『orange -オレンジ-』『MARS~ただ、君を愛してる~』と立て続けに話題作に出演し、着実にキャリアを積む山崎さんらが名を連ねている。5年ぶりの開催となった今回は、いままでよりもさらに多面的にメディアアプローチ出来る、マルチな才能を秘めた人材を発掘すべく、3方面での華々しい活躍の場が用意されるという。まず、グランプリ受賞者は、女優として2017年撮影予定の集英社原作の東宝製作映画で“スクリーンデビュー”!賞金は、東宝シンデレラ史上最高額の300万円、推薦者には別途100万円が与えられる。2つ目は、集英社賞として受賞者に、雑誌媒体へ登場出来る“雑誌デビュー”を確約。これは出版社・集英社とのコラボで実現する賞で、本オーディションの審査に編集スタッフが参加したり、集英社媒体で募集告知を行うという。そして3つ目は、東宝製作アニメ作品に主題歌アーティストとして参加できる“「アニソン」アーティストデビュー”だ。また、今回から、応募方法を公式サイトからのデジタル応募に一本化。東宝シンデレラ初の試みとして、書類審査を廃止し、全国10都市で行われる予選会にて「全員面接」を実施するという。これは「時間と労力は惜しまず、丁寧な審査を行い、輝けるガラスの靴にピッタリなシンデレラを探す」という東宝芸能の若手スタッフからのアイデアだそう。応募はパソコン・スマートフォンから誰でも気軽に参加できる仕様となっており、1人でも多くの応募者を募り、より多彩な“シンデレラ”発見の可能性を狙う東宝の意気込みが表れている。なお、既定の人数を超えた場合は、エントリー審査を実施予定。そして、募集告知のポスター・チラシには、長澤さんが登場。女優、モデル、アーティストと3つの違った才能を発掘するというコンセプトを表現するため、白・赤・黒のドレスを纏い、色・形の違うウィッグを着けた3タイプの長澤さんをコラージュしたデザインに。撮影は、全く同じ位置、同じポーズで、手の指先から足先までスーッと伸ばして寝ている長澤さんを真上から撮ったという。映像のみならず、ビジュアルシーンやミュージックシーンなど、さまざまなフィールドで活躍する新たな“東宝シンデレラ”誕生に、いまから注目したい。「第8回 東宝シンデレラオーディションIn collaboration with集英社」の応募期間は3月5日(土)から7月10日(日)まで。選考は、7月中旬から8月下旬にかけて予選会が実施され、通過者は10月に合宿審査に参加の上、最終決定会議を経て選ばれたファイナリストの中から、11月上旬にグランプリが決定する。(text:cinemacafe.net)
2016年03月01日ジュエリーが最も似合う著名人に贈られる「日本ジュエリーベストドレッサー賞」の表彰式が、21日に都内で行われ、受賞者に選ばれた吉田羊、DAIGO、ももいろクローバーZのメンバーらが出席した。同賞は「最も輝いていた人」「最もジュエリーが似合う人」「今後も更にジュエリーを身に付けてほしい人」を著名人の中から世代別に選び表彰するもの。27回目の今回選ばれたのは、小松菜奈(10代)、井上真央(20代)、松下奈緒(30代)、吉田羊(40代)、沢口靖子(50代)、和田アキ子(60代以上)、DAIGO(男性)の7人。和田アキ子は1997年の40代部門に続く2回目の受賞となった。また、特別賞女性部門はももいろクローバーZ、特別賞男性部門は市川海老蔵に贈られた。小松は「ジュエリーの似合うすてきな女性になれるようにがんばります」とにっこり。井上は「役者としても1人の女性としても輝いていきたい」、続けて松下は「美しく楽しい30代にしたい」。吉田は「年齢非公表としているので『今回は断るしかないね』と尻込みするマネージャーに『えっ。欲しい』と二つ返事を出しました。年齢非公表を変えるつもりはないので、これからは40代?と表記していただけるとうれしいです」と会場を沸かせた。また、DAIGOは「ロックミュージシャンとしてジュエリーにはこだわっているのでうれしい。先日KKさんとKKしましたが、今後も公私ともにKRKRな、キラキラな人生を送りたい」と笑顔。ももいろクローバーZを代表して受賞した佐々木彩夏は「ここに立っているのが夢みたい。ももいろクローバーZも見ているだけでドキドキ、ワクワクするような存在、五色に輝く宝石のような存在になりたい」と挨拶。佐々木1人だけドレスを着て登壇したこの日だけは、特別に“佐々木彩夏とももいろクローバーZ”と紹介された。市川は「結婚する時に自分で宝石をとりに行ったのですが、とれたのはルビーひとつだけでした。家に帰ったら家族に見せびらかして優越感に浸りたい」と喜びを語った。
2016年01月22日確定申告の職業欄に初めてスタイリストと記して、日本でフリーランススタイリストの第1号と登録された高橋靖子さんをご存じですか? デヴィッド・ボウイ、T・レックス、YMO、忌野清志郎、坂本龍一、布袋寅泰らをスタイリングし、ハリソン・フォード、アーノルド・シュワルツェネッガー、吉永小百合、矢沢栄吉、北野武、山崎努らのCM衣装を担当し、40年以上のキャリアを誇る現在も現役バリバリの、通称ヤッコさんを!最近、彼女が上梓したエッセイ集「時をかけるヤッコさん」のトークショーを訪れると、そこここで「可愛い!」と声が挙がったり、2ショットを撮りたがる若い男性が列を作ったり。何でこんなに人気者なの? その秘密を知りたくて、彼女の著書を繰りながら、ヤッコさんご本人に自宅でインタビュー。彼女から、一生可愛く生きる秘訣を探ります。70年代の原宿が生き生きと描かれた自伝的エッセイ「表参道のヤッコさん」それまで日本に存在しなかったスタイリストという職業を、自身のイマジネーションと心配りと遊び心を頼りに、模索しながら体現化していく様子がワクワクするような臨場感で描かれます。世界的なスターと仕事していても、道端の花に感動し、テレビの朝ドラに涙ぐんだりする感性は、昔も今もまったく変わっていません。ハードな現場もユーモアで和ませちゃうのがヤッコさん流ですが、それは彼女の愛されキャラあってこそ。―― 「可愛い」ってよくいわれませんか?「最近、激しくいわれますね(笑)。どんどん解放されて精神的な余裕が出て、自分の可愛さに集中できるようになったのかな。普段はすごいシャイでも、もう、いいや! と思って自分流にエイヤッ! と出しちゃってる時、可愛いっていわれることが多いですね」トークショーが大混雑し、後列の聴衆が伸びあがるのを見た瞬間、「後ろの人、私のビボーが届かなくてごめんね!」。それ以降、会場は和やかな雰囲気に包まれたのでした。―― 可愛い衣食住に囲まれてらっしゃいますが、それも可愛くなれる秘訣でしょうか?「うちのカーテンが可愛い? もちろん可愛いものは大好きよ。お洋服も、その時その時で欲しいと思ってる可愛いものが常にあります。ただ、あんまりスタイリッシュなものって興味がないのね。だから、写真撮られる時、決めのポーズとかもしないの(笑)」この品性がまさにヤッコさんらしさ。本書はそんな彼女の美意識に触発される一冊です。「小さな食卓」でヤッコさんの美肌と若さを作る食事を知りたいヤッコさんがいつものご飯を、春夏秋冬、様々なシーンで撮影し、何気ない日常がキラキラしている写真満載のエッセイ集。ご自宅では40年以上、自然食品を愛用している彼女ですが、これはダメ、あれはダメ、という修行僧みたいな食べ方は大嫌い。一人でも大勢でも食事のひとときを楽しみます。必ずメニューが決まっているのは、朝ご飯だとか。「まず、生姜と梅干しが入ったほうじ茶。それから、アボカドとトマトを1個ずつのサラダに、ドレッシングは亜麻仁油と塩こうじ。トーストには、脳に良いというココナッツオイルを塗って、野菜とかチーズをのせます。自分で作ったルバーブのジャムの時も。白米には、アマランサスやキヌアとかの雑穀類、最近はチアシードを混ぜてます」ピカピカのナチュラル美肌は、自然食品の影響も大きいようです。美容に関しては、意外にも、洗面所の棚に置かれていたのはエリクシールのローションと乳液だけ。「特別なことやってる? ってよく聞かれるけど、何もやってないの(笑)」。恥ずかしそうに、「これが持っている化粧品全部」と見せてくれたポーチの中身は、パウダーファンデと頬紅とクレ・ド・ポーの口紅がたった1本。シンプルでナチュラルなのは、食や生き方にも通じるものが。本書で、ヤッコさんの美貌を作っている食事にぜひ触れてみてください。 ロックな交遊と人生がレイヤーする名著「時をかけるヤッコさん」2015年7月に出版された近著は“70年代からの時間旅行”と銘打って、ミュージシャンたちとの刺激的で貴重な交遊が中心に描かれます。同時に「好きなことをコツコツ」というヤッコさんの仕事に対する真摯な姿勢が重なり、スタイリストとして第一線を走り続けるには、創造力が豊かなのは当然ですが、信頼される人間性、知性も大事だなあ、と実感。気取らず謙虚で正直だけれど、お茶目。人との距離感の取り方が絶妙で、誠実でベタつかない。常に穏やかで周囲をくつろがせるヤッコさんの人気の秘密がわかります。―― 可愛さや若さや美しさって、まずは心の問題ではないでしょうか?「そう思う。たとえば、若い人をよく励ましたり褒めたりするけれど、それを励みに努力し続ける人もいれば、褒められて、自分はすごいんだって勘違いしちゃう人もいる。その人次第ね。どういう気持ちでいるかで、内面も外見もすごく違ってくると思います」ヤッコさんといると、年齢をまったく感じません。彼女は今、74歳ですが…。「私ね、今でも何でもできると思っているのよ。もちろん、恋やセックスもね(笑)」と、にっこり。40代でも、エッチするのが面倒臭いという人がいますが、彼女は全然そんなことはない、と微笑みます。そのあたりが、若さと可愛さの秘訣ではないでしょうか。潔くポジティブに生きる姿勢に裏打ちされた可愛さ! この3冊で、レジェンド&エバーグリーンなヤッコさんの魅力に開眼して、あなたも一生可愛く生きてみませんか?
2015年10月13日2011年4月からフジテレビ・ノイタミナ枠にてTVアニメが放送され、「大人も泣けるアニメ」と大反響を呼び、2013年に公開された劇場版は興行収入10億円を突破する記録を打ち立てた大人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」。物語の舞台・秩父市に“聖地巡礼”と称してファンが集まるなど社会現象を巻き起こした本作の実写化が決定!スペシャルドラマ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」と題して今年中のゴールデン枠での放送が決まった。舞台は秩父。活発なリーダー的存在である宿海仁太(あだ名=じんたん)、笑顔を絶やさない柔和な本間芽衣子(あだ名=めんま)、怜悧な秀才タイプ、松雪集(あだ名=ゆきあつ)、引っ込み思案な安城鳴子(あだ名=あなる)、しっかり者のまとめ役、鶴見知利子(あだ名=つるこ)、無邪気な皆の弟分、久川鉄道(あだ名=ぽっぽ)の6人は大の仲良しグループで、いつもつるんで遊んでいた。グループ名は「超平和バスターズ」。じんたんの考案で、「何でも平和にするグループ」という意味だ。しかし、めんまの事故死により、6人の絆は決裂してしまう…。それから7年後。高校に入学したものの、家に引きこもってしまったじんたんの前に、少し成長しためんまの幽霊が現れた。めんまは、生きているときにかなえられなかった“ある願い”が心残りで現れたというが、どんな願いなのかは思い出せないという。めんまの願いをかなえるため、再び集まった「超平和バスターズ」の6人。あの日を境にバラバラになってしまった「超平和バスターズ」は、失われた笑顔を取り戻すことができるのだろうか。そして“めんま”の願いとは一体何なのか――。日本の夏の原風景的な秩父を背景に、幼なじみの幽霊が現れるというファンタジーでありながら、誰しもが共感できる少年少女たちの友情と恋が描かれる本作。めんまの願いを探すミステリー的要素や、登場人物たちの秘められた思いが絡み合うシーンが物語に深みを与え、一瞬も飽きさせないエンターテインメント作品に仕上がっており、「あの花」の略称で親しまれ、いまだに根強い人気を誇る。そんな大人気作品の実写化には次世代を担う豪華若手キャストが集結。引きこもりで、心に忘れられない傷を持つ主人公“じんたん”を演じるのは、本作がテレビドラマ初主演となる村上虹郎。2014年に公開された河瀬直美監督作品『2つ目の窓』でデビューを飾り、JR東日本のCM「JR SKISKI」では恋にたどたどしい純朴な青年を演じるなど、そのピュアな存在感と芝居が絶賛されている。今回の初ドラマ主演について「これまで出演させていただいた映画と(ドラマ)の違いを知り、そこで主演をやらせていただくことは本当にありがたいことで、真摯にやりたい」喜びのコメント。さらに、大人気作品の実写化について「アニメを100%表現するのは難しいですが、この現場では、僕も含め、それぞれが自分から役に近づくということをしていて、人間がいることで、アニメとは違う味が出せると思います。ファンの方もアニメを知らない方も、気持ちよく見られる作品にしたいな、と思いますのでご期待ください」と意気込みを語った。そして、ヒロインで幽霊の“めんま”を演じるのは浜辺美波。沢口靖子や長澤まさみらを輩出してきた東宝「シンデレラ」オーディションの第7回でニュージェネレーション賞を受賞しデビューして以来、現在放送中のNHK「まれ」や、『エイプリルフールズ』などに出演。愛くるしいキャラクターで大人気のキャラクターを演じるにあたり、「たとえば、なるべく軽やかに見えるように歩いたり走ったりしています。また、“めんま”は憎めないキャラクターなので、“じんたん”を、からかったりするお芝居では、“じんたん”とお話ができることが純粋にうれしい、という表情と口調でからっかたり。そういうことの積み重ねで“めんま”というキャラクターを作っていければ、と思います」と、役作りについて明かした。秀才タイプで地元一番の進学校に通う“ゆきあつ”を演じるのは志尊淳。今回がフジテレビ系ドラマ初出演であるが、「烈車戦隊トッキュウジャー」では主演を、7月からスタートのTBS「表参道高校合唱部!」のレギュラー出演が控えるなど、ネクストブレイク必至の若手俳優のひとりだ。志尊さん演じる眉目秀麗で怜悧な“ゆきあつ”に胸をときめかせる視聴者も続出するだろう。引っ込み思案な少女だったが高校生デビューでギャルとなった“あなる”を演じるのは松井愛莉。「GTO」「地獄先生ぬ~べ~」と立て続けて話題作に出演し、大ヒット中の映画『ビリギャル』では主人公の親友のギャルを熱演。本作でもギャル役だが、どのように演じるのか期待がかかる。しっかり者で、いまは“ゆきあつ”と同じ進学校に通う“つるこ”を演じるのは飯豊まりえ。フジテレビ系「あすなろ三三七拍子」、「信長協奏曲」、日本テレビ系「学校のカイダン」、TBS系「アルジャーノンに花束を」と4クール続けてドラマに出演する実力派。さらに情報番組「めざましテレビ」の「イマドキガール」を務めるなど、お茶の間での人気も高い。最後に、昔は皆の弟分で、今は高校に行かず、世界中を旅している“ぽっぽ”を演じるのは高畑裕太。女優・高畑淳子を母に持つ高畑さんは、「まれ」などに出演中。なお、本作がフジテレビ系ドラマ初出演となる。バラエティー番組では独特のキャラクターが笑いを誘い、多方面での活躍が期待されている。無邪気で明るい“ぽっぽ”は、まさに高畑さんにとってハマリ役となるに違いない。今回の実写化について、アニメでの原作脚本を務めた岡田麿里は「実写作品的な内容を、アニメでしかできない表現で描いてみたい…と考えて生まれたのが『あの花』でした。それが、まさかのドラマ化。感動&動揺しつつも、スタッフの皆さまの手による、ドラマでしかできない表現で描かれた、新しい『あの花』を楽しみにしています!」と期待を寄せた。フレッシュな若手俳優陣を迎えた本作は、既にクランクイン済みで、撮影は全編を通じて、ほぼ秩父ロケを敢行するとのこと。現在、秩父の観光課含め、街全体の応援を受け撮影は快調に進んでいるという。若い人だけでなく、幅広い世代のファンが何度観ても涙してしまうという「あの花」。今年、スペシャルドラマとして実写化される本作でも、思い切り涙し、爽やかな感動を味わってみてほしい。スペシャルドラマ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」は全国フジテレビ系にて今年、ゴールデン枠にて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年06月17日昨年エイベックスからメジャー・デビューを果たしたシンガー・ソングライターの大森靖子と、演劇界の外部からも注目を浴びる劇作家/演出家の根本宗子。以前から互いの作品のファンだったという両者によるタッグが舞台『夏果て幸せの果て』で実現する。大森は音楽を担当するのみならず、俳優としても舞台にあがり、弾き語りも披露する予定だという。大森靖子×根本宗子『夏果て幸せの果て』チケット情報根本「タイトルの通り、大森さんの<夏果て>という曲に触発されて脚本を書きました。<夏果て>は監禁殺人事件が歌詞の題材なので、怖いとか暗いというイメージを持つ人が多いと思うんですけど、そこでどれだけ幸せなものを観せられるかを考えています。被害者が監禁されているという意識がないような物語にしたいですね」劇中では鳥肌実演じる怪しげな中年男性が、城川もね演じる女子高校生を監禁している、という設定だ。ふたりの奇妙でいびつな関係性が作品のひとつの肝となる。大森「<夏果て>は、実際にあった残酷な事件を歪ませて少し幸せにするっていう感覚で書いたんです。そもそも、辛い現実をちょっと浮かせてマシにするのが音楽の役割だと思っているので。<夏果て>も暗い曲だけど、現実にあった事件よりは明るいんですよ。その辺はもう、鳥肌(実)さんの幸せそうな感じを見て完璧だって思いましたね(笑)」舞台には現実の大森靖子と妄想の中の大森靖子が登場。それぞれを根本、大森が演じる。舞台は大森の部屋とコンビニエンスストア。東京芸術劇場に、虚実入り混じった空想世界が現出することとなりそうだ。これは、普段演劇を観ない層にとっても新鮮な体験をもたらす作品だろう。大森「私のファンって、“どうしよう?拍手、していいのかなあ?”みたいな状況には慣れっこなはずなので、その“どうしよう?”を楽しんで欲しいですね。で、素直に色んなことにびっくりしたり引いたり笑ったりしてくれたらいいと思います」根本「私は自分の劇団公演が終わった約2週間後に本番があるんです。そんな短期間で長編を2本続けてやるって聞いたことがないし、2本目を2週間の稽古でやるっていうのも珍しい。で、どちらもその時々で自分の中で浄化したいと思っていることを書いていて、ある意味、ドキュメンタリーみたいになっている。だから、2本続けて観た人には何か特別に感じてもらえるものがあると思います」公演は6月3日(水)から9日(火)まで東京・東京芸術劇場 シアターイーストにて上演。チケット発売中。取材・文:土佐有明
2015年05月26日●とりあえずワンレンにしようと思ってますお笑い芸人の光浦靖子さんがこのほど、さまざまな悩み相談に答えるエッセイ『お前より私のほうが繊細だぞ!』を上梓した。寄せられた悩みには、「先生が好き」「私を置き去りにした彼氏」「本当の女子力とは?」「友達の結婚式が退屈」「好きな人にゲボをかけた」などなど、恋愛・結婚をテーマにしたものも多い。「読者の悩みに、輪をかけて『お前より私のほうが、もっともっと繊細だぞ』という態度で私は答えています」と同著で語っている光浦さんに、ご自身の恋愛にまつわる話を聞いた。○「ビッチ化計画、バブルよもう一度」が今のテーマ――光浦さんは著書「お前より私のほうが繊細だぞ!」の冒頭で、後で読み返してみて、「自分のメンタルが落ちまくってる時期、落ち着いた時期、浮かれまくってる時期、手に取るようにわかって」と書かれていましたよね。本の最後のほうは「いい人になりたい」という時期のようでしたが、今はどういう気分ですか?「いい人になりたい」っていうのはずっとあることはあるんですけど、演じて「いい人」になるのも疲れちゃうんでね。それでイライラすると自分が損するし疲れちゃう。だから、今のテーマは「ビッチ化計画、バブルよもう一度」ですね。とりあえずワンレンにしようと思ってます。2015年に入ってからそうしようと決めたんですけど、モテたいとか、人生を変えたいとかいろいろありまして。ビッチなほうが男が手を出しますからね。男の人もナイーブな生き物になってきたので、こちらが手を出される演出をしないといけないと思ったんです。――そのために何か実際にやっている行動ってありますか?食べ物を食べるときに、いちいち口紅を気にしながら運ぶとかね、おしゃべりに夢中になってお寿司のネタが渇いちゃうとか、そういうことをコツコツと……。――そうなんですね(笑)。周囲はなんて言われてますか?頑張れって言ってますね。友達は、もう私が抜け駆けしたって怒る人はいないですからね。男の芸人さんたちは、もう私のパーソナリティやキャラクターを知ってますから、それは合わないと言われました。もう私の恋愛話にはのってくれないんですよ。でもまあ、人に評価されないことをコツコツ頑張るのって、引きで見たら面白いじゃないですか。だいたい私がやってきたことってのは評価されないし。今回も新たな企画を立ち上げて何をしてるんですかって世間は思うかもしれないんですけどね。●繊細ではない人の魅力に気付き始めた――ビッチになろうと思ったきっかけって何だったんですか?キャラクターを守ることを気にしているのは自分だけじゃないかと思いまして。テレビを見ている人も「もういいよ、お前のモテないトークは」と思ってるのかもしれないなって。そこに関して、自分は「面白いですよ」ということはどこかで見せればいいわけですけど、それだけを名刺にすることもないのかなって。モテないというのは芸に昇華させて、プライベートではビッチになってもいいんじゃないかなって思ったんです。自分が繊細だっていう傾向は、今の主流で、悩みっていうのはすべてそこから始まってるじゃないですか。でも、最近になって何も感じない、動じない人の魅力に気付き始めて、あっけらかんとした人はいいなって思うからビッチになろうと思ったんです。――誰か具体的にこの人のあっけらかんさがいいなっていうのはありますか?具志堅用高さんですね。今、好きなタイプでいうと、身体がでっかくておおらかな人、ハートが強くてへこたれない人。いまどきそういう人はなかなかいないけれど、明るい人はいいですね。○ビッチはかっこいい――光浦さんのビッチのイメージってどういう感じなんですか?ビッチはかっこいいイメージですね。明るくてあっけらかんとして強いし、ウソもつかないでしょ。誰かを理想にしたり目標にしたりするんじゃなくて、概念ですね。――そういうかっこよさ、あっけらかんさでのビッチだったんですね。43歳になって、このままババアになって、男ともっと遊びたかったという強い後悔が念になって地縛霊になるのかと思ったら、一回くらい男と遊んでみたいなと思って。だから、パートナーを探すとかそういうのは次のステップです。ビッチになって恋人を作るという、初歩の初歩を43歳になってやってみようと。男の人が声をかけようと思う引き出しに入るのが目標です。――恋人とかパートナーを探すのは二の次とのことですが、光浦さんを見てると、回りに友達がたくさんいて、すごく楽しそうでいいなと思います。そうですね、そこは他の人よりも恵まれてると思います。未婚の人がどんどん寄ってくるし、大学時代の友達もみんな独身ですね。強いし、優しいし、楽しいですよ。――そんなお友達との面白そうな企画として、今後「芸能人と歌手とバンドの春フェス」というのを開催するそうですよね。「たんぽぽ」の白鳥久美子さんと飲み屋にいたときに盛り上がって、ミュージシャンの人にも出てもらうんです。学園祭とか大好きなもんでね。手芸のワークショップも学園祭気分ですね。でも、こういうことをやってくには、ハードル下げて世間にもそんなに注目されないことが大事ですね。ちょうどいい感じでコソコソと楽しいことをやって、一部の人たちにクスクスっと笑ってもらう、そういうのっていい関係性だなって思うんです。
2015年03月02日手芸歴34年のお笑い芸人・光浦靖子による作品展「男子がもらって困る・子供がもらって、そうでもない ブローチ展」が、表参道ヒルズの新情報発信スペース「表参道ヒルズ ポケット(OMOTESANDO HILLS POCKET)」にて6月5日から22日まで開催される。会場では新作を含む100点超の作品を展示し、初の展示作品販売(新作ブローチ5点)も実施。6月7日14時よりゲストの千秋を迎えてトークイベントと書籍サイン会を開催し、21日には光浦本人による手芸ワークショップ(参加費3,000円、先着20名)を14時と16時より行う。光浦が所属する手芸女子集団「ブッス!!手芸部」による物販も同時開催し、メンバーのパネルを背景に記念撮影できるフォトスポットも設置。光浦は幼少時よりフェルトマスコットに熱中し、成人してからはミシンで巾着袋などを制作。2007年にニードルフェルトと出合いブローチに専念。「夢と希望と愛を込めて」作ったブローチをタレント仲間などに配布している。12年に初の手芸本『男子がもらって困るブローチ集』、14年1月にはエッセイやフォトストーリーも加えた第2弾『子供がもらって、そうでもないブローチ集』(共にスイッチ・パブリッシング刊)を発表。作品は合同展示会「ルームス(rooms)」などで展示され話題を呼んだ。OMOTESANDO HILLS POCKETは表参道ヒルズ本館3階中央オープンスペースに開設。クリエーターの作品展示や新プロジェクトの発表などを発信していく。会場の基本構成とロゴデザインは、建築家・村山圭率いるクリエーターユニット「ファミリー(PHAMILY)」が手掛ける。
2014年05月22日12月9日に公開された、モンキー・パンチ原作の『ルパン三世』と青山剛昌原作の『名探偵コナン』のクロスオーバ作品で、初のアニメーション映画となった『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』。双方のファンから熱い支持を受け、公開から9日間で興行収入14億円、動員数120万人突破と大盛況で、俳優の内野聖陽、女優の夏菜、そして「キング・カズ」ことサッカー界から三浦知良選手など豪華なゲスト声優も話題となっている。本作は、2009年3月に日本テレビ系で放送された『金曜特別ロードショー ルパン三世 vs 名探偵コナン』の続編として制作され、『ルパン三世』としては、2011年に石川五ェ門・峰不二子・銭形警部の声優陣が一新されてから初となる新作映画。旧キャストからは二代目ルパン役の栗田貫一と、次元大介役の小林清志が続投している。今回は、ルパン役の栗田に二度目のコラボレーションとなった「ルパンvsコナン」について話を聞いた。――本作は、4年前にテレビで放送された『ルパン三世VS名探偵コナン』の続編となりますが、収録に臨むにあたり、どのような気持ちで臨まれましたか?4年前は、『名探偵コナン』を見ることなく相対したんだけど、それが新鮮だったと思うんです。この4年間の間に、江戸川コナンを演じる高山みなみさんと交流もあって『名探偵コナン』と親密な感じになり、改めて作品を見るようになって作品を把握したんです。『名探偵コナン』という作品、コナン君というキャラクターを把握した上で、こうしてみようとか意欲が湧いてきて。実際に収録してみて、ルパンとしての立ち位置や振る舞いは、現実の俺と高山さんのバランスにもマッチしていたと思います。――では改めて「江戸川コナン」というキャラクターについてはどうでしょう。4年前にはじめて彼を知ったようですが、どんなイメージをお持ちですか?コナン君というのは、スマートというか頭のいい子なんだなと。頭が高校生といったって、あんなに頭のいい高校生はそんなにいないですよね(笑)。たぶん、俺が小学校2、3年だったら真剣に憧れて見るでしょうね。――『ルパン三世』は2011年のテレビ版から一部のキャストの方が変更されましたが、今年で3年目です。新キャストといっても、もう交代してから3年経つし、なんども共演していますからね。それに全員経験も豊富な声優ですから、なんの戸惑いもなくできています。良い関係を築けていますよ。――本作では、三浦知良さん、内野聖陽さん、夏菜さんと豪華なゲスト声優陣も話題となっていますね。そうですね、三浦知良さん演じる「キング」という殺し屋と絡むシーンがありますけど、別録りで三浦知良さんが、俺が演じるルパンを聞いてからの収録だったんです。俺も三浦知良さんという男を、ちょっと陶酔しながら臨んだけど、完成した映像を見たら「すげぇ噛み合っているじゃん! すげぇ!」って(笑)。満点なんてもんじゃない出来でした。それにアラン・スミシー役の内野聖陽さん、彼とも収録は一緒ではなかったから全然知らなかったんですけど、最後まで内野さんだって気が付かないくらいの演技で、アラン・スミシーそのものって感じでしたよ。――栗田さんご自身の収録はいかがでしたか?最近、やっとですね。少しルパンに慣れたかなって。入れるときにルパンになることができるようになったかな。やっとですよ。――ルパンと言えば栗田さんというイメージが定着しているので、意外です。第1弾のエピソードを引き継いでいる本作ですが、前作に比べてよりなじんだという感触はありますか?それがですね、僕は1つ演じきると細かいことは忘れちゃっているんですよね。だからいっぱいいっぱいだったのかもしれない(笑)。(本作を)後から見返すと、なんだ下手くそだなってところ、もっとこうすればよかったなってところが結構あったんです。――完成した映像をご覧になって、印象深いシーンなどはありますか?どこかなー、いっぱいありますからねぇ。今回の作品は、とにかく2つのチームが、騎馬戦をやっている印象なんですけど、最後は2つのチームがタッグを組んで1つのでかい騎馬を作って、それぞれが自分たちの役目を果たしていく。そして、ルパンとコナンが帽子を交換して「じゃあな」っていって別れていく。シーンというよりは、映画全体のイメージがとても強い作品かもしれないですね。――本作の収録にあたり、前作をご覧になりましたか?いやー、これが、観てないんです(笑)。ただ、潜水艦のシーンでコナンに「不二子となんかあったのか?」みたいないくつかのシーンははっきり覚えているから、『ルパン三世VS名探偵コナン』におけるルパンもつかめていると思いますよ。――『ルパン三世』、『名探偵コナン』と互いに魅力的なキャラクターが多いですが、中でも栗田さんがお好きなキャラクターは?高木ですね、高木! 面白いですよね。彼は『コナン』ならではの色をもっている。コナンに絶対に必要なテイストをもっていると思うんですよね。後は、このエミリオ・バレッティ。これがさ、若い頃のアイドルだった時代の沢口靖子さんに似ているんですよね。――先ほど互いのチーム「騎馬戦」と表現されていましたが、本作では『名探偵コナン』と『ルパン三世』どちらのカラーがより強くでていると思いますか?ルパンもコナンも全部わかった上で遊んでいるんですよね。駆け引きして散らかしているとも言えるけど、どちらかのカラーが出ているっていう感じはないかもしれない。この手のクロスオーバー的な作品は、どちらかに引っ張られやすい傾向はあるけれど、この作品については、よくバランスがとれていると思います。――作品のラストには、気になる一言もありましたが、実現の可能性は?あれは、何なんだろうね(笑)。冗談だとは思うけど、どうなんだろ……あるかもしれない。まぁ、どちらにしてもお互いに負けないからね(笑)。――次回も期待しています(笑)。『名探偵コナン』はコナンチームで17年間続けてきて、『ルパン三世』もルパンチームとして25年間以上続けている作品なので、長い作品の歴史の中で「また何年後に会おうぜ」みたいな感じになっている。それがいいんですよね。だからお互いにまたそういう機会があるかもしれない。俺も期待しています。
2014年01月04日芸人・光浦靖子。その存在は、多数のテレビ番組を通じて多くの人が知っている。だが、彼女が長年手芸に取り組み、趣味の枠を超えたハイクオリティな作品を数多く生み出し続けていることはあまり知られていない。数年間取り組み続けているフェルト製のブローチ作りを『男子がもらって困るブローチ集』という1冊の本にまとめ、さらには渋谷・ロゴスギャラリーでの展覧会も開催するなど、最近はクリエイターとしての活動が目立つ。芸人として日夜活躍する彼女が、本業のかたわら作品を作り続ける、その理由に迫った。――長らく手芸を趣味にされているということですが、始めたきっかけを教えてください。手芸をはじめたのは小学校3年生で、クラブの時間に始めました。フェルトでマスコットを作っていましたね。――現在に至るまでどんなモノを作ってきたか教えてください。小学校のころからフェルトマスコットをずっと作ってまして。ほかには、ミシンで手提げやきんちゃくやらいっぱい作りましたし、途中で編みぐるみみたいなのもやりました。あと、ビーズでネックレスやブレスレットを作ったりしましたね。それからニードルにたどり着いたんです。やっとこさ、といった感じです。――今回著書を出されたニードルに行きつくまで様々なものづくりに挑戦されていますが、一番楽しいと感じたのはどれですか?フェルトですね。フェルトマスコット作りが一番楽しいです。というか、やっぱり役に立たないモノを作るのが一番楽しいですね。マスコット作りは、寸が足りなければ生地を引っ張れば伸びるし、気に入らなければちぎってしまえばいいのでとにかく楽。大人になっても思い立ったらやっていました。何かテキストとかを見ながらやるのが嫌いなんですよ。あと、とにかく数字が嫌いで。だから好きな手芸でも、モノを測ったり、型紙を取ったりするのがまあ、苦手。洋服作るのはうまくできないし、何となくできるものが好きですね。――ずっと続けていたフェルトマスコットから、ニードルでのブローチづくりに移行したきっかけは?材料を見つけたという、ただそれだけですね。ある日手芸屋さんに行った時、ニードルのマスコットを初めて見つけて、縫い目のない人形ができるんだってことに感動したんです。お店に見本のマスコットがあったので、それを作るのに何が必要なのか店員さんに聞いて、その場で材料を即買いしましたね。それで、その日のうちに作りました。――その日のうちにできてしまうものなんですね。はい、すぐに作れましたね。やりゃあできます。なかなか伝わりづらいですよね。針で(フェルトを)刺したら固まるんだっていうイメージが。やればすぐ分かるんですけどね。――ブローチは既存の型ではなくオリジナルのものを作っていらっしゃるそうですが、デザインする際に着想はどこから得ることが多いですか?(そういったアイデアのネタ元は)まったく無いですね。まず適当に「この動物を作ろう」って決めて作り始めるんですけど、頭の中で「たぶんこんなものだろう」と思ってやっていくと、大体の場合、想像の通りにうまくは行かないんですよ。まあそうは言っても、自分としては愛らしいモノができるんですよ。なので、それに合わせて土台のイメージカラーをまず決めて、そこからはある材料を何でもかんでも乗っけていって。できた人にお洋服を着せていくような感覚です。――ひとつの作品あたりで、制作時間はどれくらいかかっていますか?ゼロからやるので、6~7時間くらいかな。規定のもので形が決まってれば2~3時間くらいで出来るかもしれないけど、自由に作る方が楽しいので。――出演されるTV番組などでは、恋愛、率直に言ってしまえば「モテない」ということに関してトークを展開されることが多いですが、あえて「男子がもらって困るブローチ」を作り続ける理由はなんでしょうか?自分ではカワイイと思って作っていて、決してわざとそういう風にしてるわけじゃないんですよ。自分としては本気でカワイイと思って作っているんですけど、どうにもこうにも、特に異性に気持ち悪がられるという事実がありまして。――著書では、巻末に加藤浩次さんと星野源さんにブローチをプレゼントした際のレポートが掲載されていましたが、お二人の拒絶っぷりは本当なんでしょうか?あれはドキュメンタリーです。でも、あげた相手の反応に対して「やーん嫌われた、どうしよー」とか、「いやがられちゃった!」とか落ち込む理由はこれっぽっちもなくて。それよりも、手芸とか、カワイイものに対する乙女の困っちゃったハートの方が、男性の好き嫌いよりはよっぽどか根が深いと思ってるんです。好きな男の子が困っちゃうようなブローチを渡すのは、イタズラというか、例えば男の子が好きな女の子のスカートをめくっちゃうみたいな気持ちでしょうかね。でも、根っこには愛情しかないですよ。○『男子がもらって困るブローチ集』趣味を超えたクオリティの手芸作品を作り続ける光浦靖子、初の手芸本。手芸にまつわる愛のこもったエッセイや、インタビュー巻末で触れた"ドキュメンタリー"「本当に男子はブローチをもらったら困るのか」も収録。初心者でもできるニードル講座を収録したもりだくさんの1冊となっている。価格:1,365円/出版社:スイッチパブリッシング 書籍の詳細はこちら続くvol.2は、光浦さんの手芸に注ぐ有り余る程の愛がにじみ出るエピソードから、彼女にとっての「ものづくりの真髄」に迫った。続きはこちら。撮影:石井健
2012年07月07日