今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の西本まりんさんです。容姿に悩む“マスク女子”を好演。素顔はキュートなムードメーカー。ドラマ『中学聖日記』でコンプレックスがゆえに常にマスクをしている女子生徒を演じた西本さん。「マスク?と最初は思ったけど、私も容姿で気にしちゃうことがあるから、入り込みやすかったです。学校の夏休み初日から撮影が始まって。暑くて熱い、いつもと違う夏の思い出ができました」。素顔の西本さんは、とにかく明るくて元気な高校生。「クラスでは完全おちゃらけポジションで“静かにして”って言われることも(笑)。最近モーニング娘。さんにハマっていて、家で歌って踊ってます!一眼レフを買って友達を撮りまくり♪修学旅行先のハワイにて。友達がかわいくてシャッターが止まらなかった!ジャージャー麺にハマっています。週1で作っています。改良を重ねてどんどんおいしくなっていく(笑)。靴を集めるのが好き。最近の一軍はコレ!特に『ドクターマーチン』がお気に入り。シンプルなデザインが好みです。にしもと・まりん2002年生まれ。小学6年生の時にスカウトされデビュー。出演作に映画『そうして私たちはプールに金魚を、』など。1月26日公開の映画『デイアンドナイト』に出演。※『anan』2019年1月16日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2019年01月09日「グリーンは飾りたいけど、世話が大変」「枯れて落ちた葉っぱを毎日片付けるのは手間」――そう考えている人にぜひ試してもらいたいのが、《アーティシャルフラワー》です。《アーティシャルフラワー》とは何でしょうか。上手な飾りかたやお手入れ方法、またアーティシャルフラワーに似合う雑貨などについて、〔アン・デコール〕店長の小林友彦さんにきいてきました。都会の喧騒を感じさせない立地〔アン・デコール〕があるのは、東京品川駅から徒歩5分ほどオフィスビルの1F。敷地ゲートからビルエントランスの間に植えられた緑が、大都会のオアシスのような雰囲気を醸し出しています。お店の入口は、ビルの内側に。季節ごとに替えるディスプレイの前はInstagramスポットとしても人気が高い場所。お買い物に来る人だけでなく、通りすがりの人も写真を撮っているんだとか。取材したのが10月ということもあり、ハロウィーン仕様。今頃はきっとまた模様替えして、クリスマス仕様になっていることでしょう。ものが多くてもスッキリ見せるコツとは?入店してびっくりしたのはその広さ。小林さんによれぱ、店内面積は200坪で、代々木にあったショールームの2倍の規模になったんだとか。広さを利用して、色とりどりで種類も豊富なアーティシャルフラワーを“面”で見せてくれます。肝心のディスプレイ方法ですが、花の種類や、価格、大きさ……ではなく、なんとカラーごとに分けているんです。例えば、ピンクのエリアには、淡いものから濃いものまで、ピンク系のバラ、チューリップ、ラン、カラーなどが並びます。そのためか、どの区画もぎっしりアーティシャルフラワーが盛られているのに、店内はスッキリした印象。また、目的のものも見つけやすくなっています。実はこれ、落ち着いた空間を演出する手法の一つとのこと。「マルチカラーでは、煩雑になりがちでそわそわしてしまう。こんなふうに色分けして飾ってあるほうが、落ち着いて長時間滞在できるんですよね」と説明してくれました。お店にとってはアーティシャルフラワーをじっくり選んでもらうためですが、落ち着いたリビングを演出するのにも、色分けしてディスプレイするという方法は転用できそうですね。アーティシャルフラワーと関連グッズを見ながら買える店内が広いだけあって、展示数も多く、5000点ものアイテムが並んでいます。「全部記憶しているんですか?」との問いに「さすがに全部は……」と笑っていました。でも、アーティシャルフラワーが大好きだという気持ちは、製品を見つめる眼差しから伝わってきます。そんな小林さんだからか、常連客や店内で開催しているアレンジメント教室のこうした力も大人気!「今度は、これをしたいんだけど」「どこそこの展示会で、これを選んだのよ」と、会話が盛り上がっていました。ちなみに、取材日に開催していたレッスンはミニクリスマスツリーのアレジメント。どこをどうすればバランスよく、見ごたえのあるアレンジになるのか、講師たちの指導にも熱が入ります。こういったレッスンは、随時開催しており、予約はオフラインで。材料は現地で調達できるので、手ぶらで参加できるのも魅力ですよね。アレジメント上達の近道は、このようなレッスンを受けることですが、アイデアだけなら、店内のいたるところで見つけられます。例えばこちら、お正月向けのウォールプレート。せっかく洋風にコーディネートしていても、飾り物が純和風ではミスマッチですよね。お家の雰囲気に合わせて洋風に見せつつ、ほんのり和のテイストを取り入れるとしたら?という疑問に見事に答えたアレンジメント例といえるでしょう。もちろん、材料はすべて店内でそろえることができますよ。実は、以前のショールームでは、本当に見せるだけで販売はしていなかったとのこと。来店者から「これが欲しい」と言われても「では、どこそこのお店をご利用ください」と案内していたんだそうです。でも、ショールーム兼ショップになったおかげで、アーティシャルフラワーはもちろん、デコるのに必須なリボン、花器、フレーム、今の季節であれば小さなプレゼントボックスや大きな鈴なども、〔アン・デコール〕で手に入れられるようになりました。個人的には、凝った柄の幅広リボンが「1巻売りで、この価格!?」と驚きましたが、クォリティもデザイン性も高いのに、全体的にお得な価格。これはもう、実際に確かめていただきたい!ところで、「100円ショップの造花ではダメなのか」と思われるかもしれません。小林さんは、「造花という存在を身近なものにしてくれたという点で、一定の役割を果たしてくれたと思います。とはいえ、〔アスカ商会〕では、植物の特徴を忠実に再現するため、素材や染色、型作成においてこだわりがある」と言います。「花びらの繊細さを出したい場合は、布を、花びらや葉で、少し厚みのあるものはラバーで塗装、多肉植物は、ウレタンフォームを使うなど、植物の特性に合わせた素材を研究し、採用しています」(小林さん)では、価格が高いのかというと、そんなこともなく、より多くの人の手にとってもらえるよう、同じ植物のアーティシャルフラワーでも、価格差の出せるような加工をしているとのこと。2本で280円というお手頃価格のものもあるので、まずはそこからはじめてみて、段々とグレードアップする、という方法もありですよね。使い方は無限大!ぜひとも生活に取り入れて「生花」に対して「死花(しにばな)」などと言われてしまう造花を「アーティシャルフラワー」と呼ぶのは「そういうイメージを払拭したかったから」と小林さんが説明してくれました。むしろ、「よりアーティスティックな使い方があるんだ、ということを知っていただきたい」と力説します。例えば、1本300円ほどのアーティシャルフラワーについているいくつかの花をひとつずつ茎から抜いてバレッタにアレンジしたり、長い茎を丸めたりねじったり、さらには切ったりしてリースにする、前述した2本280円ほどのアイテムにラフィアを巻いてブームにしてプレゼントするなどなど。飾るだけではなく、手作りにも大いに活かせそうです。「でも、アーティシャルフラワーって埃がたまりがちですよね?」という問いにも、「わたしたちも、特別な道具を使って手入れしているわけではなく、市販の使い捨てワイパーを使っているだけ。意外なほどお手入れは簡単なんですよ」と教えてくれました。「ひとくちに《アーティシャルフラワー》といっても、どんな種類のものがあるか想像もつかないし、逆に『こういう種類のものはないよね』と諦めている人もいるかもしれません。でも、〔アン・デコール〕なら思わぬ発見ができます。ぜひとも一度、足を運んでみていただきたいですね」(小林さん)これまで、ほとんど興味を持って見ることのなかったわたしでも、〔アン・デコール〕で精巧な《アーティシャルフラワー》を目にすることで、すっかり虜になってしまいました。品川駅で降りたら、ちょっと足を伸ばして寄ってみるのはいかがでしょうか。【アン・デコール】●住所:東京都港区港南1丁目8番15号Wビル1F●電話:03-6712-0506●営業時間:月〜金曜日9:30〜19:30、土曜日9:30〜17:00●定休日:日曜日・祝日アン・デコール ショップサイト●写真・文/渡辺まりか
2018年12月19日イルミネーションが美しいシーズンがやってきましたね。12月も半ば、もうクリスマスの準備をはじめている人も多いのでは?製菓材料も扱う〔富澤商店〕では、〔TOMIZ×coucaSTUDIO〕で、クリスマスにぴったりなケーキを作れるクッキングレッスンを行いますよ。開催に先駆けて、レッスンで学べる7種類のケーキを試食できる《2018クリスマス向けレッスン試食会》へ参加してきました。レッスン向けレシピ作成の裏話や、小麦粉の種類とケーキのちょっといい関係のお話も満載だったこちらのイベントレポートをお届けします。真夏の暑い時期にクリスマスケーキについて考える〔TOMIZ×coucaSTUDIO〕ではこれまで手作りさん向けにチョコレートの試食会などを行ったことはあっても、クリスマス向けレッスンのケーキ試食を行うのは初めてだそう。もともとレシピ作成は、レッスンのはじまる3カ月ほど前からはじめるのに、今回はそのさらに1カ月前に試食会がある、ということで真夏にクリスマスのことを考えていたんだとか。「特に今年の夏は猛暑だったので、気温の高い中、クリスマスのことを考えるのは難しかった」と言います。レシピ開発時にもっとも気をつけていることは「家庭でも再現しやすいレシビにする」こと。「スタジオでは急速冷凍庫や大きなオープンがありますが、ご家庭ではそうではありません。ここでだけ作れても意味がないので、ご家庭にある機器で作れることを目指しています」。もう一つは「おいしく作れること」。「せっかくレッスンを受けても、おいしくなかったら作っていただけないので、好みはそれぞれでしょうけど、標準的なおいしさになるようにレシピを開発しています」と話してくれました。定番のショートケーキやブッシュドノエルからムースケーキまでずらり7種類さっそくレッスンで学べるクリスマスケーキの紹介をしていきます。最初に出てきたのは《ナッぺと絞りを学ぶ贅沢チョコレートケーキ》。“贅沢チョコレート”とあるように、通常ならクリームに含まれるチョコレートの割合は15~20%程度なのに対し、25%もチョコを配合しているクリームでデコレーションされています。土台となっているスポンジは、〔富澤商店〕で販売している焼成済みの《冷凍スポンジケーキ(ココア)》。パティシエたちでさえ、「しっとりとしていておいしい」と評判のアイテムです。このレッスンでは、年に一度、やるかどうかといったナッペ、特に《サントノーレ》の口金を使ったデコレーション方法をしっかり学べますよ。見た目は華やかで「チョコレート感たっぷり!」ですが、意外なほどさっぱり。イチゴの酸味が、軽やかさを添えている一品です。2番目は、変わりブッシュドノエルの《ショコラが香るラズベリーロール》でした。ココア味のスポンジに、カスタード風味のクリームとシロップ漬けラズベリーを乗せて巻いたロールケーキです。スポンジ生地にコーンスターチも使うことで、軽くてふわふわな仕上がりを目指したそう。ピンクの色は、バタークリームに《冷凍ラフルティエピューレ(ラズベリー)》を混ぜて作り出しています。見た目が可愛らしいだけでなく、ほどよい酸味も加わり、誰にでもオススメできるケーキではないかと思いました。「ホールタイプのケーキよりも切り分けやすいので、会社に持っていって、みんなで食べるのもいいですね」とのこと。ホームパーティーでも重宝しそうです。3番目は、《ブロンドチョコレートとキャラメルベリーのムースケーキ》です。ミルクチョコレートやブラックチョコレート、ホワイトチョコレートなどは昔からよく耳にしますが、ブロンドチョコレートについて初耳、という人もいるかもしれません。実はこれ、〔ヴァローナ〕というチョコレートメーカーで偶然できた“第4のチョコレート”といわれるもので、ビスケットのような香ばしさと、ほのかな塩味が特徴的な、キャラメル色をしたチョコのことなんです。レッスンで使用するブロンドチョコレートも、当然〔ヴァローナ〕のもの。〔富澤商店〕で取り扱いのある《ヴァローナブロンドフェーブドゥルセ》をたっぷりと使いますよ。クラッシュドグラハムビスケットとプラリネ、チョコなどを敷き詰めて土台とし、キャラメル風味のブロンドチョコレートのブリュレとベリー類のジュレが内側に。チョコをしっかり味わえるよう、シンプルなレシピにしたそうです。見た目はキャラメル感たっぷりで甘そうなのに、食べてみると大人向けではないかと感じるほどのほろ苦さが特徴的。ムースの滑らかさと、底部のザクザクした食感がとても楽しいムースケーキです。4番目もムース系ですが、見た目は「太い小枝」。「レシピ開発中に、『これ、何かに似ているよね』『《森永小枝》だね』『でも、太枝だね』と笑っていました」という裏話も教えてもらいました。ムース部分の鮮やかな緑色は《ピスタチオペースト(シシリー産)》、ピンクは《冷凍ラフルティエピューレ(ラズベリー)》によるもの。6層から成る本体をトヨ型で成形し、チョコレートでコーティングをしていきます。外側が「パリッ」、内側が「トローリ」とした《ムースショコラピスタージュ》のレッスンでは、チョコレートでのコーティングを、温度管理からしっかり学べるとのこと。「ケーキ作りは好きだけど、チョココーティングは苦手」と感じている人に、ぜひ受けてほしい内容となっています。ここで、定番中の定番、ショートケーキの登場です。このレッスンでは、スポンジ作りの基礎から、スポンジ作りで感じるさまざまな疑問の解決策、難しくてつまづいてしまうことの多いポイント、“ふんわり”スポンジに向いている小麦粉選びまで学べます。要は、スポンジ生地を作ったことがない、または何度も作っているけどなんとなく作っているという人にとってのお役立ちレッスン。回転台とパレットナイフを使ったナッペやデコレーションの方法もマスターできますよ。たっぷりと載せたイチゴやベリー類は、人目を引くこと間違いなし!定番ケーキだからこそ、基礎をしっかりと押さえておきたいですね。最も目を引いたのがこちら、《ラズベリーとミルクチョコレートのムース》です。真っ赤な見た目の招待は、ラズベリーのグラサージュ。《ムースショコラピスタージュ》では、トヨ型を使った本体にチョコレートコーティングをしていましたが、こちらはホール型のため、ちょっとしたコツがいるようです。コーティングのタイミングや、きれいに仕上げる方法をレッスンでは学べます。カットした断面は、ラズベリームース、〔富澤商店〕で取り扱っている《冷凍スポンジケーキ(ココア)》、ラズベリーとミルクチョコレートのクリーム、と多層構造。どの層にも少しずつラズベリーが含まれているから、全体的に味の調和が見られる一品です。ラズベリーを多く使っているだけあって、フルーティーな味が食後のデザートにちょうどよいな、と感じました。最後は、クリスマス定番のブッシュドノエルをフランス賀詞のフォレノワール風にアレンジした《フォレノワールのブッシュドノエル》です。スポンジ生地があるのに、なんと薄力粉を一切使用していない、という不思議なケーキ。生地が軽めなので、トッピングするクリームには、生クリームにマスカルポーネを合わせて、濃厚さを出しています。試食した、レッスン向けレシピでは、シロップ漬けチェリー《オデンワルドグリオットシロップ漬》が使用されていましたが、大人だけのパーティーで出すのなら、お酒に漬けたフルーツでもOKとのことでした。「ブッシュドノエルを含む、ロールケーキのいいところは、中に入れるものを好みのものにアレンジできること。作り方をマスターしたら、いろいろとためしてみてください」とアドバイスしていました。味は、「大人向けに開発した」というだけあって、ほろ苦く、甘いものが苦手な人でも食べてもらえそう。マスカルポーネは、言われないと入っていると気づかないので、チーズが嫌いな人でもおいしく食べられるのでは?と感じました。〔TOMIZ×couca STUDIO〕でのレッスンは我流から抜け出してステップアップする近道《生地から作るイチゴのふんわりショートケーキ》のふんわりとした生地の秘密は小麦粉選び。食材を扱っている〔富澤商店〕だからこそのこだわりがありました。実は、〔富澤商店〕で扱っている薄力粉の種類は10種類以上。それぞれの特性を活かして、レシピを作成しています。今回のショートケーキに使っているのは《北海道産製菓用薄力粉(宝笠ドゥノール)》。スポンジ生地に使うことで、驚くほどふわふわに仕上がります。「最初は、汎用性のある薄力粉、チョコレートなどを使って。少しずつ材料の持ち味が理解できたら、少し良い粉、マッチするチョコレートなどを選ぶ、というようにお菓子作りもステップアップしていけるんですよ」と先生。「それをお伝えできるのが、〔TOMIZ×coucaSTUDIO〕でのレッスンなんです」。もともとお菓子作りが好きで、小学生の時にスポンジ生地に挑戦した、とのことですが、見よう見まねだったのでうまくいかなかったとか。「でも、コツさえつかめれば、誰にでも失敗なくできる。その近道が教わること。初心者はもちろん、なんとなく我流でお菓子作りをしている人にも、ぜひ参加してほしいですね」と勧めていました。今回のクリスマスに間に合わなかった人も、今から少しずつレッスンでコツを学んで、来年にはパティシエ並みのケーキを手作りしてみるのはいかがでしょうか。〔TOMIZ×coucaSTUDIO〕のレッスンは、こちらから確認することができますよ。〔TOMIZ×couca STUDIO〕のレッスン店舗概要【TOMIZ×coucaSTUDIO】●住所:東京都目黒区緑が丘2-25-7スイーツフォレスト3F●電話:03-5726-2850●営業時間:9:00〜18:00(夜間レッスン開催日のみ9:00-20:00)●写真・文:渡辺まりか〔TOMIZ×couca STUDIO〕
2018年12月13日モデル・歌手の西内まりやが12日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた「BVLGARI AVRORA AWARDS 2018」ゴールデンカーペットセレモニーにゲストとして登場した。西内は、胸元がざっくり開いたノースリーブの黒ドレスにブルガリのジュエリーを身に着けて登場。ファッションのポイントについて「生地はフェミニンで女性らしいのですが、裾はアシンメトリーになっていてクールな感じで、凛とした女性をイメージしています」と説明した。同アワードは、創造力、知性、才能に満ちあふれ、多くの人々にインスピレーションを与える女性を表彰するもの。今年は、女優の杏、AMBUSHデザイナーのYOON、女優の福島リラ、MIYAVIの母・石原裕子、宇宙飛行士の向井千秋、建築家の妹島和世、小説家・エッセイストの林真理子、有職彩色絵師の林美木子、指揮者の西本智実、音楽家のコトリンゴの10人が受賞した。ゴールデンカーペットには、受賞者に加え、それぞれの推薦者や授賞式MC担当の中村アン、さらに、山田優、森星、マギーなど豪華な顔ぶれが華を添えた。
2018年12月12日こんにちは、まりげです。今回のテーマは「夫婦げんか」です。これまで半年に一度くらいわたしが大爆発を起こしていました。そういうときはヒステリックに「リコーン! リコーン!!」と大騒ぎするのでダンナは「また、あのリコンリコン発作が出たか…」と思っていたそうです。とはいえ、出会ってから年々けんかは減ってきて、とくにこの1年くらいは、ほとんどけんかをしなくなりました。これはダンナのメンタルが安定していることが大きいと思います。一緒にいる相手とは、お互いに共鳴しますよね。昔、怒りん坊のプン助さんとお付き合いしたことがあります。怒りん坊な人といると自分まで怒りっぽくなってしまうんですよね。そんな2人が一緒にいれば当然、頻繁にけんかが起こります。けれどプン助さんには「見習いたいなぁ」と思うところもありました。それは" 仲直りが上手 "だということです。けんかをしながら相手との絆を深めるタイプの人だったのです。そんな彼があるとき、けんかの終わらせ方がよくわからないわたしに“仲直りの方法”を教えてくれました。それまでは、けんかになったらとりあえずその場をおさめるために「ごめん…」と口にはするものの“本当に自分が悪かったのかなぁ?”と後になってから思いはじめて…。「でも、そっちも悪いよね?」と反発したりして、後味の悪いけんかを繰り返していました。けれど“仲直りの方法”にあるように、最初にどちらが悪いかをしっかり考えると「謝るときは相手が許す気になるまで謝る」「自分の主張をゆずれないときはちゃんと伝える」と、一貫した言動を取れるようになりました。わたしは今でもその方法を実践しています。先日、めずらしくダンナの額に怒りマークが浮き出る出来事がありました。ヘアカットを思いっきり失敗しました。そのときは適当にハサミを入れてパイナップルにしてしまった自分が悪いと思ったので謝りました。こういうときダンナが「相手が謝っているなら、それ以上怒りを引きずらない」カラッとした性格なところも助かっています。けんかをして不機嫌なまま1日を過ごすなんてもったいないですもんね!
2018年11月30日タルタルソースやオーロラソース、ポテトサラダにお好み焼き。マヨネーズはわたしたちの食卓に欠かせない調味料となっています。それもそのはず、国内にマヨネーズが登場してから90年以上が経過しているんです。マヨネーズの歴史、製造過程の工夫やおいしさの秘密、驚くような活用方法について、東京調布市にある〔キユーピー〕の《マヨテラス》で聞いてきました。マヨテラスってどんな場所?《キユーピーマヨテラス》があるのは、東京調布市にある京王線仙川駅のすぐ近く。甲州街道(国道20号)沿いの正門から駐車場に入れるので、車でのアクセスも容易です。以前は〔キユーピー〕の工場があったそうですが、閉鎖して、その跡地がキユーピーグループオフィス兼研究所に。工場見学でも親しまれてきたというだけあって「寂しい」「見学できる施設があればいいのに」という地元の人たちの声も高く、「研究所もあることだから、〔キユーピー〕をもっと知ってもらえれば」と、《マヨテラス》をオープンしたそうです。ちなみに、このネーミング、「マヨネーズで、みんなの食卓をテラスお手伝いをしたい」「お客様の笑顔が集まるテラスでありたい」との願いが込められているんだとか。まずは、マヨネーズがどのように日本人の食卓を照らしてきたか、《キユーピーギャラリー》でコミュニケーター(マヨテラスの案内係)から教えてもらいましょう。マヨネーズの歴史なら《キユーピー ギャラリー》でまるわかり入ってすぐ、左側に巨大なマヨネーズボトル、右にはギャラリー、正面には野菜を模した椅子が並んでいます。このギャラリー、正式には《キユーピーギャラリー》という名前がついており、マヨネーズの歴史やマヨネーズを使ったメニュー例、〔キユーピー〕が取り扱っているアイテムなどについて写真などの展示物を使って学べる場所となっています。マヨネーズは、スペインのマオンが発祥の地。18世紀半ばに、フランスのリシュリュー公爵が訪れた際、肉料理に添えられていたのが、マオン独特のソース=マヨネーズというわけです。リシュリュー公爵によってフランスに紹介されたマヨネーズは大好評。西洋諸国で愛されるソースに成長していきました。その後、缶詰の研究のため米国に留学していた中島董一郎さんが、ポテトサラダやサーモンとオニオンのサラダに使われていたマヨネーズと出会い、「日本人の体格向上のために、栄養豊富なマヨネーズをぜひ広めたい!」と日本で製造販売したことがマヨネーズのはじまりであり、〔キユーピーマヨネーズ〕のはじまりでした。1925年のことでした。社名〔キユーピー〕は、創業当時、国内で大流行していたセルロイド人形のキューピーちゃんにちなんだもの。「キユーピー人形のように、愛される存在でありたい」という願いが込められているそうですよ。ちなみに、〔キユーピー〕が作る《キユーピーマヨネーズ》は、卵黄で作られたオリジナルレシピ。外国製は全卵で作られたものがほとんどです。これは、栄養価の高い卵黄で作ることで、マヨネーズを体格の向上に役立てたい、という中島さんの思いあってのことだそうです。そういうわけで、《キユーピーマヨネーズ》は他社製品に比べてコクがあるというわけです。販売当初は、ほとんど広まらなかった《キユーピーマヨネーズ》。憧れの食卓に並んでいる様子を描いた広告を何度も出すことで、少しずつ認知が広がり、現在ではサラダだけでなく、お好み焼きやパン、おにぎりの具などにも使われるようになってきたんですね。マヨネーズのおいしさの秘密や工夫は《マヨネーズドーム》と《ファクトリーウォーク》で施設内で最も目立つのが、この《マヨネーズドーム》。木製のフレームで作られた、巨大なマヨネーズボトルは、実際の450gボトルのなんと50万倍もの大きさがあるんだそうです。ここでは、マヨネーズの基本知識や、日本だけでなく、世界各地で販売されている《キユーピーマヨネーズ》たちや、ボトルに秘められた工夫について、前方の大スクリーンを使いながら教えてもらえます。マヨネーズの基本的な原料は、卵黄、酢、植物油とシンプル。卵黄は乳化を、酢と塩は保存性を実現しています。西洋から入ってきたマヨネーですが、《キユーピーマヨネーズ》は、卵黄をふんだんに使い、コクの深い味わいが特徴。それを各国に合わせてアレンジして作っているため、人気なんだそうです。例えば、中国で人気の甘いマヨネーズ。フルーツサラダに使われています。カロリーやコレステロールを気にする人でも、マヨネーズを楽しめるよう、《キユーピーハーフ》や《キユーピーゼロノンコレステロール》などが研究開発されたのだそうです。また、あのおなじみのボトルにも実は秘密や工夫があるんです。《キユーピーマヨネーズ》のボトルは、薄くて柔軟性の高い素材ですよね。子どもの頃、工作で使い終わったボトルを使ったこともあるかもしれません。カットしても、一枚の厚みのあるフィルムにしか見えませんが、実は、ポリエチレン層の間に酸素を通しにくいプラスチック層を挟み込んだ多層構造。マヨネーズの天敵である酸素から守る工夫がされているんです。だから、開封前のマヨネーズは、長期間おいしさを保つことができるんですね。《ファクトリーウォーク》では、マヨネーズ製造工場での過程を体験することができますよ。部屋に入るには、コミュニケーターのパスが必要。これは、本物の工場でも高いセキュリティ保っている、ということを知ってもらいたいからなんだとか。続けて、エアシャワーも体験。工場がどれだけクリーンに保たれているかを身をもって実感できますよ。《卵トンネル》を通って到着した部屋には、またしても巨大モニターが。ここで、最初の工程、“割卵”の様子を見学します。《キユーピーマヨネーズ》に使っているのは卵の卵黄部分のみ。そのため、卵を割ると同時に、卵白と卵黄に分ける必要があります。とはいえ、ここは工場ですから、のんびりしていられません。なんと、ひとつのマシーンで1分間に600個の卵を割って、卵黄だけをより分けているのです。割卵機のスピーディーで迫力ある動きは、ぜひ〔マヨテラス〕で確認していただきたいと思います。より分けられた卵黄は、お酢と植物油を合わせてマヨネーズに変化します。そもそも、お酢(水分)と植物油(油分)は混ざり合わない性質を持っていますが、卵黄の持つレシチンの働きで乳化。あのクリーミーさは、このような仕組みで生まれるんですね。そして、その様子を示しているのが、こちらの床面のイラスト。大きかったそれぞれの粒が、乳化の工程を経て、小さく、そしてなめらかになっていくのがよくわかります。できあがったマヨネーズは、酸素を通しにくいオリジナルボトルに詰められていきますよ。このボトル、実は最初から口が空けられているわけではありません。内側が外気で汚染されないよう、密封状態で製造され、マヨネーズを詰める直前に、口の部分をカットしているんです。しかも、カットするときには上下を逆さまにして、切り屑が入らないようにするという徹底ぶり。おいしいだけでなく、高い品質を保っていられるのも、こういう工夫あってこそなんですね。ここまでで、マヨネーズのおいしさの秘密や、〔キユーピー〕の工夫などについて知ることができました。でも、話を聞いたり、映像を見たりするだけではちょっと飽きてきませんか?そこで、ぜひチャレンジしていただきたいのが、キユーピー探しと、ミニゲームです。実は、《ファクトリーウォーク》のあちこちに、キユーピーちゃんが隠れているんです。大きかったり小さかったり。人形だったりイラストだったり。ぜひとも、全部見つけてほしいですね。品質管理の仕組みを学べるミニゲームは、2組で対戦。プレイヤーそれぞれに割り当てられたモニターに表示された素材をどちらが早く集められるかを競います。人間の目と、機械の目、ダブルチェックで《キユーピーマヨネーズ》の品質が保たれているんだ、というのを体験できる貴重な機会です。《ファクトリーウォーク》最後の部屋は、《キユーピーマヨネーズ》に関するトリビアのエリア。若田光一宇宙飛行士によって、宇宙にはじめて《キユーピーマヨネーズ》が持ち出された、という話や、毎日工場で製造される《キユーピーマヨネーズ》は、450gボトル換算で積み上げると、富士山56座ぶんの高さであることなど、驚きの知識を得られますよ♪「マヨネーズのことを知って、野菜のことも好きになってほしい」最後は《キユーピーキッチン》で、マヨネーズの試食タイムです。ここでは、〔キユーピー〕のグループ会社〔サラダクラブ〕のサラダパック《SelectSALADレタスやパプリカ》に、思い思いに作ったマヨネーズソースをかけていただくことができます。テーブルの上に用意されているのは、おなじみ〔キユーピー〕の各種ドレッシングのほか、クラッシュピーナッツや赤紫蘇調味料、唐辛子やブラックペッパーなどさまざま。調味料は、季節によって変えているそうです。今回、《マヨテラス》を案内してくれたコミュニケーターの遠藤倫子さんから「ぜひ試してほしいのが、“マヨママソース”です!」と言われて、試さないわけにはいきません。でも、マヨママソースとは?と思っていると、「マヨネーズとマーマレードを1:2の割合で混ぜたソースなんです」とのこと。ちょっと味の想像がつきません。さっそく作ってみます。どちらも黄色系なので、見た目の違和感はありません。完成したマヨママソースを、そのままなめてみたところ、マヨネーズのコクとマーマレードのほろ苦い甘さがマッチして、美味。用意していただいた《SelectSALADレタスやパプリカ》にちょっとだけトッピングして食べてみました。結果、こんなに生野菜にマッチするとは!と驚きです。夏みかんやグレープフルーツ入りの生野菜サラダを食べたような、そんな感覚に襲われました。「加熱したさつまいもにトッピングしていただいても、合いますよ」と遠藤さん。たしかにこれは合いそう。そのほかのレシピは自分で考えてみてほしい、とのことで、マヨネーズにクラッシュピーナッツと赤紫蘇調味料を2:1:1の割合で混ぜてみたところ、これも美味。《キユーピーイタリアンテバジルソース》を混ぜたものは、極上のモッツァレラを使ったサラダを食べているような気分になれました。「お気に入りのレシピができたら、こちらに記入して持ち帰っていただくこともできます」と、はがきサイズのカードをいただきました。ちなみに、近所のスーパーに、今回のオリジナルソースのレシピに使ったドレッシングがないかもしれない、と不安に感じるのであれば、《マヨテラス》と同じ敷地内にある《キユーピーショップ》に行ってみましょう。ここでは、ありとあらゆる〔キユーピー〕の商品が見つかりますよ♪ここでしか買えないグッズがあったり、歴代のCMに使われたキユーピー人形が展示されたりしていて、ここだけでも見る価値アリです。予約不要で入店できるので、近くに来たついでに立ち寄る、ということもできそうですね。マヨネーズのすべてを知ることのできる《マヨテラス》。今までもわりと“マヨラー”で通っていましたが、ますますマヨネーズのことが好きになりそうです。遠藤さんに伝えると、「マヨネーズを通して、野菜をもっと好きになってもらえるようにしたい、というのが究極のミッションですね」とにっこり。「マヨネーズについて知ったあと、《キユーピーキッチン》でオリジナルソースづくりをしたお子さんが、それまで野菜嫌いで食べられなかったのに、おいしそうに食べた、ということをお母さんたちが話してくださると、『この仕事をしていて本当に良かったなぁ』と思います」とのこと。「もっともっと多くの人に、沢山の野菜を食べてもらいたいですね。〔キユーピー〕が、皆様のクオリティ・オブ・ライフを上げるお手伝いをできれば、こんなに嬉しいことはありません」(遠藤さん)お土産付きの〔マヨテラス〕見学は予約制。Webからは前日まで、電話では当日も受け付けていますよ。ご自分のため、ご家族のため、普段の食事を見直すきっかけにもなる《マヨテラス》。一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。マヨテラス●写真・文渡辺まりか
2018年10月30日「幼いころから、私のことをまりちゃん、と呼び優しかった母。まりちゃんがまっちゃんに変わり、まぁになり、いまは私の名前を呼びたくても、言葉を発することができなくなってしまいました」こう話すのは、若年性アルツハイマーの母・桂子さん(70)を、自宅で介護しているフリーアナウンサー・岩佐まりさん(35)。「自宅介護を始める5年前、ケアマネジャーさんに相談すると、『あなたは結婚・出産は諦めるの?お金はどうするの?』と反対されました。けれど、私の決意を話すと、『手伝いましょう』と力になってくださいました」(まりさん・以下同)まりさんの介護はとにかく明るい。この秋も桂子さんの車いすを押し、飛行機で韓国旅行へ。「私にとっては仕事や結婚、子育てと並んで、人生のなかでやりたいことが『介護』なのです」桂子さんの病気の兆候は、’03年、まりさんの成人式の少し前から。「まだ母は55歳でした。頻繁に頭痛やめまいの症状に襲われ、物忘れがひどく、パート先でも『大丈夫?』と気遣われるようになり、不安だったと思います」まりさんは高校卒業後、舞台女優を目指し、大阪から上京。大手芸能事務所に所属する傍ら、アルバイトも掛け持ちし、多忙な日々を送っていた。そしてついに、’06年、桂子さんはアルツハイマー型軽度認知障害と診断される。病状は容赦なく進行し、仕事と慣れない家事に追われる日々。自らも持病を抱える父親が「桂子さんを施設へ」とすすめるなか、「お母さんは東京に引き取る」と、まりさんは安定収入を求めてアナウンス業に転身。それでも、夢を諦めたという思いはない。「母のおかげでこの仕事を選べたのだと思っています」’13年、桂子さんを大阪から迎えた当時のまりさんは、ケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。朝、桂子さんをデイサービスに送り出してから出勤する日々が始まる。幸い月額8万円程度の障害年金(1級)を受けることができ、介護費用にまわすことができた。「家族に迷惑をかけたくない」と、病気を発症しても、桂子さんが年金を払い込んでいたのだ。「いま要介護5ですが、できる限り車いすでの外出を楽しんだり、テーブルで食事をしたりすること、そしてトイレに座ることを忘れないでほしい。『不穏』という認知症特有の症状で不機嫌なときもありますが、『本人は何を伝えたいのか』と寄り添う気持ちがあれば乗り越えられないことはないと思います」いまは司会の仕事や介護をテーマとした講演も入るため、「小規模多機能型居宅介護施設」との連携は不可欠だ。「地方出張が入れば、泊めていただくことも可能です。急な残業のときは、連絡を入れれば夜間も延長してみてくださいます。シングル介護といっても介護サービスをうまく利用して多くの方の協力を得られているので、自分ひとりで介護しているつもりはないんです」
2018年10月28日元AKB48の永尾まりやが出演するファッションブランド「rienda」(リエンダ)のスペシャルムービー「SPICE OF LOVE~忘れられない女~」が、16日よりrienda特設サイト内で公開される。同ムービーは、riendaのブランドコンセプトである、常に“女であることを忘れない”魅惑的な女性像を、永尾が大胆に体現した恋愛ラブストーリー。男性を魅了する究極の女らしさとセンシャリティを秘めたriendaのイメージ像を、永尾さんがこれまでに見せたことがない姿、表情で演じている。男と女が運命的に出逢い、ひとつの恋愛が始まり終っていく様を描いたストーリーで、永尾はセクシーで大人の色気ある女性を演じ、大胆なキス&ベッドシーンにも挑戦。終わりを迎えた恋……男は別れを後悔し、女は男にとって特別な「忘れられない女」になる。作品内で永尾さんが着こなすriendaの秋冬コレクションにも注目だ。また、9日よりスペシャルティザー動画をrienda Youtube Channelにて先行公開。“AKB48を卒業して思う恋愛観”や“忘れられない恋愛の思い出”など、永尾本人のインタビュー動画が見られる。
2018年10月10日アンティークには興味があるけど、揃えるのが大変だから手が出せない――そんなジレンマを抱えている人にオススメしたいのが、東京・杉並にある〔アンティーク&インテリアショップmalto(マルト)〕です。今回は、高円寺の商店街にある、このお店を訪ねてみました。家具も雑貨も本場の英国・仏国モノ〔アンティーク&インテリアショップmalto〕があるのは、JR高円寺駅から徒歩10分、東京メトロ丸ノ内線新高円寺駅からは4分、高円寺ルック商店街の中。目の前を買い物客がのんびりと歩いていきます。店内に入ると、インパラやハリネズミ、フラミンゴをかたどったタワシや、ドライフラワー、きのこのオブジェなど、メルヘンチックな雑貨たちが並んでいます。それもそのはず、〔アンティーク&インテリアショップmalto〕のもうひとつの名称は〔童話の世界の不思議な雑貨店マルト〕。暮らしの中で役に立つかわいらしいインテリア雑貨なども取り扱っているんです。実は、オープン当初は雑貨を主に扱っていたんだとか。でも、もともとアンティークが好きだったオーナーが、お店が軌道に乗ってきた2~3年ほどたってから、ヨーロッパに直接買い付けの旅に出るようになり、どんどんアンティークの品揃えが充実してきたのだそうです。商社を通さず、オーナー自ら直買いするため(しかも、年に2回以上!)、リアルアンティーク家具やカトラリーなどが、通常の5分の1ほどの価格で購入できるのです。たとえば、1920年代から1970年代に英国で本当に使われていたアンティークのシルバーカトラリーが、1本980円という驚きの価格で買えてしまうんです。ディスプレイのお手本にもなりそうなリアルアンティーク家具売り場アンティーク家具が置いてあるのは〔アンティーク&インテリアショップmalto〕の2階部分。そこには、ヨーロッパの生活が垣間見られるような世界が広がっていました。生活感あふれる大小さまざまなキャビネットやチェスト、さっきまで誰かが座っていたのではないかと思うようなスツールやチェア、ライティングデスクやテーブル、ドレッサーなどもあります。どれも本物のビンテージ、アンティークもの。数十年前まで誰かが使っていた家具たちだから、気負うことなく生活の中に自然に取り入れることができそうです。注目したいのは、テーブルやドレッサーの上に施されているディスプレイ。お部屋の飾り付けの参考にできそうじゃありませんかアンティーク“調”のDIYグッズも豊富価格が市価より低めとはいえ、すべて揃えるのが大変!という人には、こちらのアンティーク調DIYアイテムがオススメ♪自社でハンドメイドしているという陶器製のノブは、種類が豊富でしかも安価。チェストやキャビネットの引き出しなどに使えば、人とかぶることはなさそうです。そのほか、板を載せるだけで棚ができあがる真鍮製のブラケットや、引き出しの雰囲気をガラッと変えてくれる真鍮製のチェスト用ハンドルはまるで本物のアンティークのよう。リアルアンティークとアンティーク調アイテムの両方を比べられるのが、〔アンティーク&インテリアショップmalto〕の醍醐味かもしれませんね。また、冒頭でも少し触れましたが、童話の世界観をそのまま作り出せるような雑貨たちもそこかしこにディスプレスされてあります。たとえば、こちらのきのこのオブジェ。廊下に置いておくだけでおとぎの国の森の中に迷い込んだような気分になれそうです。最後に、〔アンティーク&インテリアショップmalto〕スタッフにお店の魅力について聞いてみました。「いろんな意味での“カワイイ”が詰まっているのが〔アンティーク&インテリアショップmalto〕の魅力。お店の外からでは決してわからない、中に入ってみないとわからないんじゃないかな、と思います。また、本物のアンティークとアンティークっぽいものを比べて、自分に合ったものが見つかるのもこのお店の特徴です。ぜひとも、ふらっと立ち寄っていただきたいですね」ショップのインテリアのために買い付けに来る人がいるほど、ファンの多いこのお店。オーナーの感性に惹かれる人であれば、きっとハマること間違いなしです。【アンティーク&インテリアショップmalto】●住所:東京都杉並区高円寺南2-20-17●電話:03-3318-7711●営業:11:00~20:00アンティーク&インテリアショップmalto●写真、文渡辺まりか
2018年10月08日渡辺直美がプロデュースするファッションブランド「プニュズ(PUNYUS)」より、『美少女戦士セーラームーン』とコラボレーションしたコレクション第2弾が登場。2018年9月14日(金)より発売される。プニュズ×『美少女戦士セーラームーン』第2弾!キャラクターもパワーアップ世代を超えて今なお愛され続ける伝説的なアニメ『美少女戦士セーラームーン』。2017年4月のコラボレーション企画に続く今回は、キャラクターの種類もパワーアップ。プニュズの世界観が加わった、ポップな色合いと共に、秋冬の装いに彩りを与える。渡辺直美が「セーラーちびムーン」に⁈キャラクターの中で最も注目したいのは、渡辺直美が「セーラーちびムーン」に扮した奇跡のコラボレーションキャラクター「ちびなおみムーン」。アイコニックなピンクのツインテール&セーラ姿で登場する“イラスト版”渡辺直美は、ぽってりとした赤リップがチャーミング。キャラクターカラーをイメージした、淡いピンクのスウェットワンピースの中心に、しっかりとポーズを決めた姿が刺繍であしらわれている。袖にはフリルをたっぷりとあしらって、ガーリーな印象に仕上げた。多彩なキャラクター「セーラーウラヌス」「セーラーネプチューン」もアイテムには、もちろん主人公「セーラームーン」や、その相棒である黒猫「ルナ」といったお馴染みキャラクターも登場。また『美少女戦士セーラームーン』シリーズで人気の「セーラーウラヌス」「セーラーネプチューン」や「ブラック・レディ」「エリオス」など、滅多にお目にかかれない多彩なキャラクターもコレクションに仲間入りする。キャラクターに合わせた豊富なカラー展開展開されるのは、Tシャツやタートルネックセーター、スカジャンなどウェア全8型と、小物1型。サイズはフリーサイズから6Lまで豊富に取り揃えている。各キャラクターをイメージしたという色とりどりのアイテムは、ダークトーンで纏めがちな秋冬のコーディネートに、ブランドらしいハッピーな雰囲気を添えてくれそう。【詳細】プニュズ×美少女戦士セーラームーン 第2弾予約開始日:2018年8月31日(金)発売日:2018年9月14日(金)展開店舗:プニュズ 渋谷109店、東京スカイツリータウン・ソラマチ店、ルミネスト新宿店、名古屋パルコ店、あべのキューズモール店、札幌パセオ、横浜ジョイナス、PUNYUSオンラインストアサイズ:フリーサイズ~6Lアイテム例:・刺繍スウェットフリルワンピース 全6色 各7,990円・刺繍スカジャン 全3色 各9,990円・プリントリンガーTシャツ 全6色 各3,990円・タートルネックセーター 全3色 各6,990円
2018年09月29日男性の出す「脈ありサイン」って、どこで見わけるか知っていますか?もしかすると、気になっている男性がこちらに向けて、脈ありサインを出しているかもしれません。相手がせっかく脈ありサインを出しているのに気付かないで、恋のはじまりのチャンスを逃すなんてもったいないですよね!今回は、女性に対して男性が密かに出している脈ありサインをご紹介します。1. 会話の中でわかる脈ありサイン (1) 髪型や持ち物などの変化に気付く「髪型を変えたのに、彼氏が全然気付いてくれない!」と嘆く女性もいますが、それほど男性は女性の変化に鈍感で、気付かないことも多いです。男性が髪型や持ち物などの変化に気付くというのは、それだけ見てくれているということです。長い髪をばっさりショートにしたという激変ぶりなら、誰もが気付くものですが、少し変えたという場合でも気付く男性は脈ありでしょう。気付いたということを伝えることによって「自分は見てるよアピール」もしています。ただし、誰の変化に対しても気付いているようなら、一概に脈ありだとは言えません。その人はただの「観察眼が鋭い人」です。自分の変化によく気付いてくれる男性がいたら、共通の知人に探りを入れてみましょう。変化に気付くというのがあなたに対してだけなら、脈ありの可能性が高いです。 (2) 自分の自慢話をよくする自分のことについて積極的に話してくるのも、脈ありサインのひとつといえます。自分のことをもっと相手に知ってほしいという気持ちの表れです。中でも、自慢話をしてくる場合は、脈あり度が高めでしょう。男性が女性に対してする自慢話で多いのは、「残業が多い自慢」「睡眠不足自慢」などがあげられます。いかに自分が仕事で必要とされているか、相手に知ってもらいたいのです。加えて、過去の武勇伝などもする場合が多いです。自慢話をするのは、「すごい!」「素敵!」と相手に思ってもらいたいという承認欲求が働いているからで、興味のない相手に対しては、「すごい!」と思ってもらいたいとは思わないものです。ただし、誰に対しても自慢話をしているようなら、ただの自慢好きである可能性が高いので、脈ありかどうかは判断しづらいといえるでしょう。 (3) 暇アピールをする休日が暇だということをアピールしてくる人は、脈ありの可能性が高いです。「このあいだの休みはずっとゲームしてたよ」「昨日、暇すぎて1人で映画行ってきた」などと、しきりに言ってくる男性っていませんか?それは、デートをする相手もいなくて休日は1人で寂しいというアピールなのです。そこには「暇だから誘ってほしいな」という気持ちが隠れています。回りくどいアピールな気もしますが、自分からデートのお誘いをすることに躊躇してしまう奥手男子がやりがちなアピール方法です。気になる男性が暇アピールをしてきた時には、「私も休日は暇な時が多いよ。今度一緒に映画でも行かない?」などと誘ってみると、断られる確率はかなり少ないでしょう。2. LINEのやりとりで分かる!脈ありサイン (1) 用事がなくてもLINEをくれる用事がなければLINEしないという男性は多いです。たいした用事があるわけでもないのに、何でもないようなLINEを送ってくるようなら、脈ありの可能性は高いでしょう。たとえば、「元気?」「今なにしてる?」というメッセージや、自分が見つけた面白いものの写真などが送られてきます。ふと気になっている人のことを思い浮かべて、「元気かな?」と思うことって女性にもありますよね。また、面白いものを見つけた時などに、ふと「あの人にも見せたいな」と思うこともあるでしょう。それは男性も同じです。用事がなくても連絡をするのは、ふと相手のことを思い浮かべて「どうしてるかな」と少しでも気になったからです。 (2) LINEの返信が遅くても必ずくるLINEを送ったら返信が遅くても必ずくるという場合は、脈ありだといえます。返信が早ければ脈あり、遅ければ脈なしだとは一概にはいえません。その法則が当てはまっていたのは、学生時代までのこと。社会人は忙しくてスマホを見る暇がないこともあります。特に繁忙期などは仕事に追われ、帰宅後も疲れてすぐに寝てしまうなんてこともあるでしょう。女性の中には、「忙しくても少しの文章を打つくらいならできるはず…」と思う人もいるかもしれません。しかし、急ぎの用でもない限りは、落ち着いてからゆっくり返信したいという男性もいるのです。また、連絡がきてから時間が経ってしまうほど返信しにくくなり、面倒にも思えてしまうのです。どうでもいい相手に対しては、遅くなっても返信しようとは思いません。3. 男性の脈ありサインに気付いて恋のチャンスをつかもう!男性の中には、好きな女性に対して積極的にアプローチをする男性もいれば、奥手な男性もいます。好意がわかりにくい奥手な男性でも、脈ありサインは出しています。積極的なタイプの男性であっても、自分の気持ちにまだ気付いていない場合だってあるのです。こちらが男性の脈ありサインに気付きアクションを起こすことで、状況はガラッと変わってくるかもしれません。片思いだと思っている恋も、実は両思いなのかもしれませんよ。男性の脈ありサインを見逃さないようにして、恋のはじまりのチャンスをつかみましょう!
2018年09月20日明るい洋風のお部屋もいいけれど、最近では古民家風カフェや古民家のリフォームなど、日本の伝統的な空間の人気も高まりつつあるようです。本物の古民家はなかなか手に入れられませんが、LIMIA読者なら、お部屋にエイジングの技術をほどこして落ち着く空間づくりをしている方も多いのでは?そんな空間にピッタリの家具や雑貨を販売しているのが、東京・福生市にある〔DEMODEFUKUNAKA〕。どんなお店なのか、さっそくお邪魔してきました。約100年前のリアルなアンティーク家具がずらり〔DEMODEFUKUNAKA〕があるのはJR拝島駅から国道16号線を10数分歩いたところ、米軍横田基地がよく見える場所です。店内に入ると、なんともいえない懐かしさがこみ上げてきました。それもそのはず、置いてある家具はどれも大正から昭和初期のものばかり。「約100年前の、日本のアンティーク家具を仕入れて販売しています」と話すのは店長の馬場さんです。もっとも古いものは?の問いに「1,000年以上前のものもありますよ」と見せてもらったのは、出土した土器片。「家具ではありませんでしたね」と笑います。販売している家具の種類は、食器棚、本棚、作業台、テーブル、スツール、照明器具など。下の写真のような小さな引き出しなどは「おばあちゃんの家にもあった!」と懐かしく感じる人もいるのでは?そのほか、昔の日本の民家で実際に使われていた大きなそろばんや柳行李、葡萄木箱といった民具、アンティーク家具に似合う取っ手やフックといった真鍮製の金具パーツ、時代を感じさせる花器とそれにぴったりなドライフラワー、メーカーの倉庫に眠っていたシンプルな食器など、雑貨類も販売しています。中でも金具パーツは、新品のはずなのに「本当に大正時代から抜け出してきたのでは?」と思えるほどのヴィンテージ感。デザインも質感も、古い家具の味わいをよりアップさせてくれるものばかり。それでもお値段は500円程度から、高くても数千円までとお手頃なので、DIYで気軽に取り入れることができそうです。「一点物だから、一期一会ですね!」「いや、それほどでも……」そんな古い家具たち、一体どこで手に入れているのでしょうか。「本物の古民家の持ち主から声をかけられることもあれば、専門業者から仕入れることもありますね」と馬場さん。アンティーク“調”ではなく、リアルアンティークな家具ばかりのため、似たようなものは入ってくることがあっても、基本的にどれも一点物。「では、店内で欲しいと思った家具があったらそれは、一期一会ということですね!」と言ったら「それほどでもないですよ」と返されてしまいました(笑)。というのも、「毎月数回仕入をしているため、商品の入れ替わりもあります。でもお気に入りが残っていることもあると思いますよ」とのことでした。また、似たようなタイプの家具が入ることも多く、写真のような家具については、積極的に買い付けていると言います。こんな冷静な馬場さんですが、アンティーク家具にかける情熱は人一倍。もともと海外のアンティーク家具が好きで、日本の古い家具については「少し気になっている程度」だったようです。でも、現職に就いてからというもの、日本のアンティーク家具の魅力を再認識した、と言います。その魅力については「天然無垢材を使っており、温かみがあるところ。日本人の暮らしにマッチしたサイズ感。洋物と違い、装飾が控えめでシンプル。歪みもあるけれど、それがまた味になる」と語ります。「古ければ古いほど直線的でシンプルな作りなんですが、少し新しいものになると外国の影響を受けてか、ちょっとずつ装飾が施されたものも出てきて。そういう変遷を見るのも楽しいですよ」と和物アンティーク家具の興味深い楽しみ方も、教えてくれました。「アンティーク家具を販売するうえで大変なところは?」とお聞きすると「量産品ではないため、カタログ販売できないところと、使い勝手を良くするためのリペアに手間がかかること」だとか。引き取った家具はすべて店内でリペア。「自分で使いたい、と感じられるぐらい、手をかけています」と言います。“加工”ではなく、本当のヴィンテージ木材で自分だけの一品を手作り食器棚や本棚は日本家屋の中で使われていたものなので、お部屋や生活になじみやすそうですが、工場(こうば)で使われていたという作業台などは少々大きめのつくり。お部屋のスペースにマッチしたヴィンテージ感のあるテーブルが欲しい、という人もいるかもしれません。〔DEMODEFUKUNAKA〕では、エイジング加工をしたヴィンテージ“風”ではなく、本物のヴィンテージ木材も販売しています。ほとんどが無垢材。長年使い込まれた板材は、どれもつややかで温かみがあります。大小様々な種類があるので、そのサイズを活かしたオリジナル家具を手作りするのも楽しそうですよね。現代から切り離されたようなノスタルジーに浸れる空間で、思わぬ掘り出し物を見つけに出かけてみるのはいかがでしょうか。【DEMODEFUKUNAKA】●住所:東京都福生市熊川1148-4(駐車場あり)●電話:042-553-3981●営業時間:11:00〜20:00●定休日:なし(年中無休)●ライター・写真渡辺まりか
2018年08月24日俳優・渡辺大が、9月3日と10日に2週にわたって放送されるニッポン放送『磯山さやかのGoodナイト!Goodトーク!』(毎週月曜 19:40~)にゲスト出演し、父・渡辺謙からかけられた言葉を明かす。渡辺大は映画『ウスケボーイズ』の主演として、「マドリード国際映画祭」に続き、「アムステルダム国際フィルムメーカー映画祭」でも外国語映画部門の最優秀主演男優賞を受賞した。「マドリード国際映画」を終え、帰国直後に収録に臨んだ渡辺大が、同番組に出演するのは昨年6月以来2度目。前回は「今度ワインの映画に出るんですよ」と話していたが、その作品での受賞とあって、番組はお祝いムードに。受賞の瞬間については、映画祭が長かったこともあり、ワインを飲みながらほろ酔い気分の時に名前を呼ばれたという。しっかりスピーチを用意していなかったため、「ボケきれなかった」と苦笑いする場面も。さらに父・渡辺謙に直接報告をしたところ、「おめでとう」と祝福されるとともに「40歳まではもうちょっと必死に頑張っていい作品を作って欲しい」と言葉をかけられたことを明かし、「いつもは俳優の先輩として接していて、褒められることがあまりないので、今回はちょっと親父っぽい感じがした」と振り返ってた。
2018年08月23日そうめんに冷奴。夏になると恋しくなるのが、さっぱりとしてのどごしのよい食べ物ですよね。そして、欠かせないのがショウガやワサビなどの薬味の存在です。柑橘類を想わせる爽やかな香りと、ピリリとした辛味が心地よいショウガ、豊かな香りとツーンとした鼻にくる辛さがクセになるワサビ。理想的な“薬味”にするには、おろし器選びが重要なのです。そこで今回は、合羽橋にある超料理道具専門店〔飯田屋〕の6代目社長にして、おろし器のスペシャリスト、飯田結太さんにお話を聞きました。おろし器だけで250もの種類を取り扱っています!〔飯田屋〕があるのは、上野と浅草の中間、食に関連した道具を扱う専門店が集まる、かっぱ橋道具街の中。合羽橋交差点のすぐそばです。お店の外には業務用のずんどう鍋や、ウォーターピッチャー、また家庭でも使える季節もののガラス製品などが並び、店内には所せましと、さまざまな料理道具が用途ごとに分類して陳列されています。もちろんおろし器コーナーも。一面すべて、さまざまな種類のおろし金で埋め尽くされています。じっくりとお話を聞くために〔飯田屋〕の2階に上がると、テーブルの上に用意されていたのはたくさんのおろし金、おろし金、おろし金……!こんなにあるのかとおどろきました。聞けば、店内にある250点のうち、ここに並べることができたのはその半分にも満たない、とのこと。どんな違いがあるのでしょうか。知っておきたい、おろし器の基礎知識まず、器具によって、大根おろしには次のような食感が生まれます。1.フワフワ2.フワシャキ3.シャキフワ4.シャキシャキ5.ジャキジャキ口の中に入れて、すぐに溶けてしまうような食感を持っているのが「フワフワ」なおろし。逆に、おろすというより大根を削ったような状態になり、繊維がしっかりと残っていて歯ごたえがあるおろしは「ジャキジャキ」と表現しています。その中間にあるのが、フワフワ感の強いものから「フワシャキ」「シャキフワ」「シャキシャキ」。飯田さんは「フワッとした感触が強いか、シャキッとした感触が強いかの違いです」と教えてくれました。「フワフワ」と「シャキシャキ」どちらかいいのか、という質問には「それぞれ好みがあるし、合わせる料理によっても違います」とのこと。では、どうすれば期待どおりのおろしを作れるのでしょうか。まず、おろし器の素材に注目してみましょう。「おろし器には7つの種類がある」と飯田さん。その種類と特徴には、次のようなものがあります。●天然素材(主に竹):北関東の郷土料理「しもつかれ」などに使われる「鬼おろし」づくりに使うものなど●プラスチック:安価で手に入りやすい。使っていうるうちに目(トゲの部分)がすり減ってしまうため、ひんぱんに買い換える必要が生じる●セラミック:非常に硬いため、長く使える。硬すぎる目が折れないように先端を丸めているためおろすのに力が必要。また素材を押しつぶしてしまうため、水っぽくなってしまう●アルミ:比較的安価。素材自体が柔らかいため、使っているうちに目が寝てしまう。プラスチック製同様、短いスパンでの買い替えが必要になる●ステンレス:剛性が高く、長持ち。業務用途が多い、●銅:柔らかすぎず硬すぎないのでおろし金にとって最適。水分がほとんど出ない、素材そのものの味を残したおろしが作れる●チタン:現在のところ一社しか製造メーカーがないため、ほとんど流通しておらず、珍しい次に関係してくるのが「目」。尖り方が同じでも、おろし器を正面に見て、目が斜めについていればシャキシャキ感の強いものが、真っ直ぐであればフワフワな食感の大根おろしができるんだそうです。素人では判断しづらい目の粗さより、こちらのほうがわかりやすくていいですね。ちなみに、最高にフワフワな大根おろしを作れるのは《楽楽オロシてみま専科極み》というおろし器。飯田さんも日常的に使っているそうです。「大根も、山芋もフワッフワにおろせます。アツアツのご飯に、これで作った大根おろしを載せ、醤油を垂らしただけで、ごちそうになります。硬いパルミジャーノチーズも、これでおろせば粉雪みたいにフワッフワな仕上がりに。合わせる料理の食感に影響を与えず、チーズのコクをプラスできますよ」(飯田さん)おろす素材ごとに道具を変えたい!大根以外にも、ショウガやワサビなど、おろしたいものはいろいろありますね。それぞれ、どんなおろし器を使えばいいのでしょうか。飯田さんは「必ずしも、これが正解、というものはないのですが」と前置きした上で「ショウガには《マイクロプレインプレミアムゼスター》を、ワサビには《鮫皮おろし長次郎》ですね」と、おすすめを教えてくれました。《マイクロプレインプレミアムゼスター》の目は、ちょっと見慣れない扇形をしています。飯田さんの言葉を借りれば「ひとつひとつが小さな包丁」のよう。通常のおろし器でショウガをおろすと、繊維がショウガ本体に残ったり、おろし器に引っかかったりしますよね。でも、《マイクロプレインプレミアムゼスター》なら、包丁のような目が繊維を断ち切ってくれるため、トロトロ食感のショウガおろしができるんだそう。「香り高く、舌にのせるとスッと溶けるショウガおろしができます。ジンジャーエールを手作りするなら、これが最高ですね」と飯田さん。「ただ、冷奴の付けあわせだと、このスッと溶けてしまうことが短所になるんです。醤油をかけたらいっぺんに溶けてお皿に落ちてしまいますから」とのこと。また、ワサビは《鮫皮おろし長次郎》でおろすことによって、空気がたくさん混ざり、香り高く、辛味の少ないワサビおろしができるのだとか。辛味より香りを重視したい刺し身に合わせるのに良いそうです。逆に、辛味をより強く出したい場合は、金物のおろし器でおろすのがベストとのこと。「この素材にはこれ」と即答してくれる飯田さんが、おろし器の研究をはじめたはの今から9年前、入社後すぐのことだったとか。「『やわらかい食感の出るおろし器はないか』と板前をやっているお客さまに聞かれたんです。当時、店にあった大・中・小のおろし器を試してみたけど、どれも柔らかく仕上がらない。メーカーに問い合わせても『わからない』と言われてしまったんです」(飯田さん)誰もわからないのなら、自分で研究しよう、と数種類取り寄せたところ、それぞれ仕上がりに違いがあることが判明。そして、ついに飯田さんも愛用することになる、究極のフワフワ大根おろしを作れるおろし器《楽楽オロシてみま専科極み》を見つけることができたのだそうです。「おろし器なのに、5000円。おろし器界の〔ベンツ〕ですよね。先の板前さんに『見つけました!』と連絡したところ、即ご購入されました」(飯田さん)そして、それからはおろし器の奥深さに魅了され、数百種類を取り寄せることに。10万円もするおろし器も含め、店頭にある250種類すべてを試したというからおどろきです。おろし器による味の違いを実食してみました!本当におろし器でそんなに変わるものなのか、大根とショウガを、いわゆる「普通の」おろし器と、飯田さんおすすめの「最適な」おろし器でおろしてもらって、見た目と食感の違いを比べてみることにしましたよ♪まずは大根を「シャキシャキ」系のおろし器でおろしてもらいます。できあがりは、ものすごく細い千切りのような雰囲気。食べると本当にシャキシャキしていて、大根の素材の主張が強く伝わってきます。次に、究極のフワフワ系おろし器《楽楽オロシてみま専科極み》でおろしてもらいました。できあがりは本当にフワフワ。泡のあることから、いくらか空気を含んでいることがわかります。また、口当たりもやさしく、大根特有の辛味も少なく、まるでスムージーのようでした。おろし面や底面積が大きくどっしりしていることから、おろし器を押さえる力も、おろす力もあまりかけていないように見えたのが印象的でした。次にショウガをおろしてもらいました。大根がシャキシャキになるおろし器でおろします。おろしているときから気になっていた繊維が、おろし終わるとさらに主張しているのがわかります。全く切れていませんね。当然、食べたら口の中に繊維が残ります。そして、飯田さんおすすめの《マイクロプレインプレミアムゼスター》でもおろしてもらいました。できあがったショウガおろしは、繊維が短くカットされているからか、トロトロしています。少量すくって口に運ぶと、なんとも言えないよい香りがし、口に入れると、さっと溶けていきました。これまで、ショウガおろしといえば、口の中に繊維が残りがちで「そのまま飲み込もうか、そっと取り出そうか?」という悩みがつきものだっただけに、こんな口どけのショウガおろしがあるのか、と軽く衝撃を受けてしまいました。おろす素材や合わせる食材、また好みによっても選ぶおろし器は変わってくる、と飯田さんは言います。どれを選べばわからなくなったら「ぜひ相談してほしい」とのこと。「プロじゃなくても、いいんですか?」との問いに「シェフも主婦も、大将もお父さんも、料理をする人はみんな料理人。料理人の期待に応えるのが〔飯田屋〕です」と頼もしく答えてくれました。飯田さんが、「生まれ変わってもこの仕事をして、研究をしていきたい」というほど奥が深いおろし器。今回のお話を参考に、素材に合ったおろし器を新調してみるのはいかがでしょうか。【飯田屋】●住所:東京都台東区西浅草2-21-6●電話:03-3842-3757●営業時間:月~土曜10:00~19:00、日曜・祝日10:00~18:00●定休日:なし〔飯田屋〕のオフィシャルサイトはこちら!●ライター・写真渡辺まりか
2018年08月14日食事を摂る・料理をするのは毎日のこと。メニューもついついマンネリ化してしまいますよね。目新しいものがないかとスーパーへ行っても、なぜか同じものしか目に入らない……。そんな悩みを抱えている人に、〔富澤商店玉川高島屋SC店〕のスタッフが、とっておきの情報を教えてくれましたよ!製菓・製パン材料だけじゃない〔富澤商店〕の魅力的な品揃え〔富澤商店〕といえば、豊富な種類の製菓・製パン材料を扱うお店として有名。2018年で創業99周年という老舗中の老舗です。でも、〔富澤商店〕の魅力はお菓子作りやパン作りの材料が見つかる、というだけではありません!毎日のおかずの材料や、ちょっと口さみしいときに食べられるおやつの品ぞろえも豊富なんです。たとえば、豆腐に混ぜるだけで白和えができてしまう《オニザキのひじき白和えの素/60g》。ひじきといえば、水で戻したり炒めたりするのが面倒、と、ついつい敬遠してしまいますが、この《オニザキのひじき白和えの素/60g》は、それらの手間が必要ありません。本当に豆腐に混ぜるだけなんです。豆腐一丁に、同品を一袋。これだけで3~4人前にちょうどよい「ひじきの白和え」が完成。「ちょっと物足りないな」と思ったら《国産乾燥野菜(ミックス)/50g》を少し足してもいいかもしれません。国産のキャベツ、大根、人参、小松菜が入っているから、より栄養バランスの良い一品になりますよ。また、「お味噌汁の具がマンネリ化してきたなぁ」と思ったら、《焼きのりとろろ/34g》はいかがでしょうか。作ったお味噌汁に入れるだけで磯の香りのする汁物が完成します。《焼きのりとろろ/34g》は、ふりかけとしても使える食材。バターをトッピングすると、また違った味わいを楽しめるようです。おかずをもう一品作りたかったなぁ、というときには、ご飯にひと工夫加えてみるのはいかがですか。そんなときに役立つのが《野沢菜ちりめんご膳》や《ごぼうご膳》などの《ご膳》シリーズ。それぞれ110g入りで、ご飯2合分の食べきりサイズ。夏にはさっぱりとした《梅ご膳》や、スタミナがつきそうな《にんにくご膳》がいいかもしれませんね。いずれも未開封の状態で180日間の賞味期限がありますから、ストックしておいて「いざ」というときに備えておくのもいいかもしれません。夏の時期に人気の商品については、〔富澤商店玉川高島屋SC店〕のスタッフ西田さんから《北海道函館産すき昆布》を教えてもらいました。「夏はさっぱりしたものを食べたくなると思うんですが、この《北海道函館産すき昆布》は加熱することなく、水戻しだけで使えるんです。海藻サラダにする方が多いようで、この時期とても人気が高いんですよ」(西田さん)お菓子作りやパン作りの材料でわからないことは何でも相談を製菓・製パン材料では、ほかにはない品揃えを誇る〔富澤商店〕ですが、意外にも売れ筋商品は強力粉《春よ恋》や薄力粉の《ドルチェ》など一般的なもの。どちらも国産なのにお値打ち価格、というところが人気の秘密だそうです。「以前は、《はるゆたか100%》が一番人気でしたが、価格が逆転したからか、よりお手頃価格の《春よ恋》にその座を奪われてしまいました。《はるゆたか100%》は、できあがりがもちもちしっとりしますし、《春よ恋》はしっかりとした小麦の味を感じられるパンが完成します。お好みの味を見つけていただきたいですね」(西田さん)〔富澤商店玉川高島屋SC店〕では、選択の目安になるよう、商品の名前だけでなく詳細もポップに記載。もちろん、スタッフに違いをきくこともできますが、「たずねるほどではないかな」という人見知りさんでも買い物しやすくなっています。ちょっとつまみたいときに便利でギルトフリーなおやつも♪〔富澤商店〕全店舗でまんべんなく人気があるのは、スタッフが「きなっぴー」と愛称で呼ぶ《ピーナッツきな粉クリーム》。ピーナッツバターほどこってりとしておらず、やさしい甘さときなこの香ばしさで、普通の食パンやコッペパンが、味も栄養のバランスも良いリッチな軽食に早変わり。温めたパンに塗れば、熱でクリームが溶けて、また違った味わいを楽しめます。《黒みつ風味のきな粉クリーム》や《粒ごまクリーム》、《黒豆きな粉クリーム》なざさまざまなスプレッドがあるので、日替わりにすれば、同じパンでも飽きずに食べられますね。また、ドライフルーツやクルミローストなども人気のアイテムです。実はこれ、もとは製菓材料として販売していたものを、おやつとして食べる人が増えたからなんだとか。袋にジッパーがついているため、小袋を買って仕事の合間に食べて、残りはデスクの引き出しに入れておいたり、500g入の大袋で買って、家族みんなでつまんだり料理に使ったりと、いろいろな食べ方ができます。最近「ギルトフリー(罪悪感のない)な」おやつとして人気のナッツ類は素材そのままの味わい。カロリーだけでなく塩分も気にせず食べられるのがうれしいですね。「必ずある」&「こんなものもある」――新たな発見を楽しんで製菓・製パン材料のお店だと思っていた〔富澤商店〕。取材してみて、そのアイテムの多さに驚きました。それもそのはず、取扱点数は8000点。オリジナルアイテムだけでも2800もあるんです。「これを飲んだらほかのものが薄く感じられて飲めない!シーズン終わる前に買いだめしなくちゃ!」という人がいるほど人気の《麦茶六条麦(釜煎り)》など、シーズンアイテムだけではなく、新しいものも随時追加されるため、「〔富澤商店〕社員も、何が入ったか足を運ぶ」のだそうです。「どんな目線でお店に置く商品を決めているのか」について、西田さんは「まず、おいしいもの。これだけは外せません」と言います。特に、〔富澤商店〕を特徴づける量り売りのアイテムは、本社の人たちも試食して決めています。また、「スーパーやコンビニにもあるけれど、そこには置いていないであろうアイテムも、〔富澤商店〕に来れば必ずある、という絶対的な信頼をいただいているのは、そういうところにあるのかもしれませんね」と話してくれました。「スーパーもコンビニも、行き慣れてしまうと、同じルートを通りがちじゃないですか?」と西田さん。たしかにそのとおりです。「でもそれでは、同じ商品しか目に入りません。〔富澤商店〕へ来るお客さまは、そういうルートが決まっていないお客さまが多いんです。そのため、『今日はこれを買おう』と思って来店されても『あ、こんなのがあるんだ』『これは何かに使えそう』と新しいものを見つけて買っていかれます。いつもの食材に、ワクワク感をプラスしていただけているようです」発見のできるお店づくりとしては、スペースごとにきちんとカテゴライズしているだけでなく、レジ脇に「その場でつまめるもの」ではなく、「簡単に作れそうなもの」を置いているとか。「『ピクルスの素がある。簡単に作れそう~』と、チャレンジしていただける。そうして作る楽しさを広げていただければな、と思っています」新しい発見ができるよう、店頭では〔CookingStudio〕での実演をほぼ毎日行っています。この日は、見た目も涼しい《2層仕立ての水ようかん》づくりを吉田さんが実演していました。選ぶ楽しさ、作る楽しさを教えてくれる〔富澤商店〕から、今後も目が離せませんね。〔富澤商店 玉川高島屋SC店〕を含む店舗詳細はこちら!●ライター渡辺まりか
2018年08月09日DIYというと、適度な大きさに材料を切りそろえて、釘はカナヅチで打ち、ネジはドライバーで締めて……という作業がつきものですが、材料として“木材”をイメージしている人が多いのではないでしょうか?でも実は溶接作業などもある“鉄材”を使ったDIYは意外と簡単で、リーズナブルなんです。今回は、〔Fe☆NEEDS中目黒店〕(フェニーズなかめぐろてん)にお邪魔しました。鉄板を使ったオリジナルサインプレートが5,000円で作れる!〔Fe★NEEDSWELDERSPOINT〕は、「溶接を通じてモノづくりの楽しさや喜びをたくさんの方にお届けする」というコンセプトのもと、主に溶接のためのマシンを作っている〔SUZUKID〕(スズキッドスター電器製造)が運営するエクスペリエンスショップ。ワークショップでの体験を通じ、溶接に親しんでもらいたいとのことで、体験がメインのお店となっています。もともと鎌倉に1号店をオープンしていましたが、DIYに興味を持つ都心周辺の人にも気軽に来てほしい、とのことで中目黒に2号店を開店したのだそうです。こちらは一号店の〔Fe★NEEDS WELDERS POINT 鎌倉店〕店舗の場所は、中目黒駅から徒歩5分ほどのところ。東急東横線中目黒駅から祐天寺駅の高架下をテナントとした〔NAKAMEGALLERYSTREETat中目黒高架下〕の96~97番を利用しています。「いくら線路沿いとはいえ、こんな住宅街の中で鉄加工を?」と思っていたら、なんと中目黒周辺は溶接や鉄鋼業が盛んだったという背景が。新規オープンでテナントを募集していたこと、溶接の作業場を受け入れやすい近隣住民、都心からのアクセスの良さ――こうした好条件が、この場所にお店をオープンした理由。溶接というと、高温の火を吹き出すガスバーナーのようなものを使い、鉄工所のように大がかりな設備を準備して……と考えがちですが、そういうわけではないようです。もちろん、〔SUZUKID〕ブランドの溶接機の中には、業務用の高出力のものや高圧ガスを使うものもありますが、なんと家庭用電源(100V)で、しかもノンガスで溶接できるマシンもあるんです。とはいえ、いきなり溶接機を買って、自宅で溶接……となるとハードルが高く感じますよね。そこで、〔Fe★NEEDSWELDERSPOINT中目黒店〕では、営業時間中は毎日ワークショップを開催しています。例えば、木材とアイアンを使った丸スツールやシェルフなら3時間、角スツールやクランプ式のアームライトなら2時間、サインプレートはなんと1時間で作れてしまいます。しかもそれぞれ料金は10,000円、8,000円、5,000円(すべて税別)とリーズナブル。鉄板のオリジナルデザインのサインプレートを頼んだら、いったい期間や料金はどれほどになることやら……。それが、わずか1時間の制作時間で料金は5,000円(税別)。DIY好きなら、挑戦しない手はないですよね♪鉄材同士を付けるには溶接機を、鉄板に切り文字を入れるには切断機を使いますが、どのマシンを使うにも丁寧なレクチャーやサポートがあり、完全マンツーマンで対応してくれます。1日3組を上限に受け入れているとのことなので、形にしたいと思い描いていたものがあれば、電話で予約がてら相談してみるのもいいかもしれませんね。まぶしいけれど、危なくないのです実際に、溶接しているところや文字を切り抜いているところを見学させてもらいました。溶接機からは2本のコードが伸びています。ひとつは手に持って作業する“トーチ”。もうひとつはアース。トーチはマイナス極で、アースはプラス極。そのためアースが鉄に触れていなければ、いくらトーチのトリガーを操作しても電気は流れません。万が一、間違って電気を入れてしまった、トリガーを押してしまった、という場合でも、安全だということです。最初は出てくる光に驚いてしまうかもしれません。切断機も同じような仕組みになっていました。本体から出ているアースを、加工する鉄板に接触させた鉄製の作業台に取り付けることで、はじめて切り出し作業ができるようになっています。最初のうちは「ここに器具を当てて」と手を添えて教えてくれるので、安心して臨めますよ♪そして、なんと電気を使うものではありませんが、女性の力ではむずかしそうな“鉄棒”の折り曲げ作業を体験させてもらいました。まず、固定する機械で鉄棒をはさみます。このとき、折り曲げて角になる部分が機械から出るように調整しておきます。次いで、鉄棒の太さにマッチしたパイプ状の器具に鉄棒を挿し込み、「えいやっ」と手前に引くと……簡単に折り曲げることができました。このセットがあれば、ワイヤーワークのように、簡単に鉄でできた棒を加工できそうです。あんなに簡単に折り曲げたり溶接したりしたのに、できたものは非常に丈夫。鉄だから当たり前といえば当たり前なのですが、逆にこんなに丈夫なものをあんなにあっという間に加工できるのか、ということに驚きです。「鉄は強度があるから、この薄さ、細さでも充分に人やものを支えられるんですよ」とスタッフの桑原康介さん。「だから、木材よりも材料費が安く済むことが多いんです」とのこと。これもまた意外な発見でした。ちなみに、自宅で溶接しようと思ったら、どれくらいの場所が必要になるかをたずねてみたところ、作業台として60cm×50cmほどのものを置く場所が確保できれば大丈夫とのこと。作業台もアイアン製が良いので、まずはそれを作る、というのもありかもしれませんね。(※その場合〔Fe★NEEDSWELDERSPOINT中目黒店〕では作業場の広さの関係で、3辺の合計が1m未満のものしか作れないため、より広い作業場のある〔Fe★NEEDSWELDERSPOINT鎌倉店〕の利用となります)この時期おすすめのワークショップは《ゆらゆらゆれる蚊遣り》作り。三日月をモチーフにしたデザインで、床や台の上に置いても吊るしてもOK。どちらの使い方でも、ゆらゆらと揺れる姿が風流で、時間が経つのも忘れて蚊取り線香から立ちのぼる煙を眺めてしまいそう。制作時間は2時間、料金は7,000円(税別)です。また、夏休み期間は、子どもたち向けのワークショップも開催されますよ。作るのは鉄板を加工したチョークボード。こんな素敵な作品を夏休み明けに持って行ったら、一躍クラスの人気者になれそうですね♪小学生以上のお子さんが対象となりますので、くわしくはオフィシャルサイトをチェックしたり、直接お店に問い合わせてみてくださいね。少し慣れてきたら、コースにないものを作るのもOK。「どんなものを作りたいのかなんとなくイメージできたら、ご相談ください」と桑原さん。「そのイメージをどうやったら形にできるのか、アドバイスおよびサポートさせていただきます」と心強い言葉をもらえました。「DIYというと、みなさん、木材ありきと考えがちですが、ぜひとも鉄を選択肢の中に含めてもらえたら、と思っています。鉄材は、意外と重くありませんし、加工も簡単。材料費も安く済みますし、同じ耐荷重量のものを作るにしても木材ほど場所も取りません。溶接の楽しさを、ぜひここで味わってもらえたらうれしいですね」これまでDIYを楽しんできたLIMIAの読者なら、きっとハマること間違いなしの金属加工。最初はかんたんなものから体験してみるといいかもしれませんね。〔Fe☆NEEDS 中目黒店〕の詳細はこちら!【Fe☆NEEDS中目黒店】●住所東京都目黒区上目黒2-43-18NAKAMEGALLERYSTREETat中目黒高架内#96-97●電話03-6303-0755●営業時間平日11:00〜20:00、土日祝10:00〜19:00●定休日火曜日●ライター渡辺まりか
2018年07月28日記念日に、たっぷりのクリームでデコレーションしたケーキを手作り……憧れますが、いざ作ろうと思っても「失敗して材料をムダにしたくない」という気持ちが強まって、結局シンプルな焼き菓子にしてしまった、ということはありませんか?そんな人に朗報です!食べ物をムダにすることなく、ケーキのデコレーションを練習するキットが〔エポック〕から販売されているんです。その名も《ホイップる》。実はこれ、パティシエの練習用に作られたという本物そっくりのクリームを使った、子ども向けのアイテムなんですが、一周まわって(⁉)大人でもハマる人が続出中なんだとか。《ホイップる》シリーズは、おどろくほど多種多様!《ホイップる》が最初に発売されたのは、実は10年も前のこと。《スタンダードセット》はその年の玩具大賞トレンディ・トイ部門で優秀賞を受賞するほど人気がありました。2014年には《アナと雪の女王セット》が。その後もマカロンセットやクッキーセットなど続々と生まれてきましたが、ついに2018年最新バージョンも登場。《ホイップるパティシエデビューセット》《ホイップるふわもこスイーツセット》《ホイップるなないろタルトセット》の3種類です。生クリームを使ったデコレーション初心者、かつ手先が不器用なわたしとしては、ここは順当に《ホイップるパティシエデビューセット》から練習してみることにしました。セットの中身は、《ホイップるクリーム》が練習用と本番用の2つ、それから《スイーツパーツ》と呼ばれるケーキの土台となる部分とマカロンの外側、デコレーションのためのチョコスプーンやお花、いちご、グレープフルーツ、ミントなどのデコパーツ、キラキラ感を出すためのラインストーンまでついています。「いいな」と思ったのは、これ自体がデコレーションの練習になるのに、スイーツパーツにデコレーションする前のレッスンカードが付属されていること。このレッスンカードに心ゆくまでデコレーションして、それから本番に臨めます。というのも、うまくできた作品は、乾燥させてボールチェーンなどをつければキーホルダーとして使うこともできるんです。持ち歩いて見せびらかすのであれば、上手にできているほうがいいですものね。レッスンカードとは別にデコカードも同梱されていて、うまくデコれたらプレゼントに添えるメッセージカードとして使うことも可能。お楽しみがたくさんで、うれしくなっちゃいますね。いざ、《ホイップる パティシエデビューセット》でレッスン!まず、《ホイップるクリーム》を30回ほどモミモミします。気温が高く、柔らかくなっているからといって安心してはいけません。袋の中で水分が分離しているかもしれず、それが作品作りに影響を及ぼしてしまうんです。柔らかくなったら、絞りやすいように定規などで絞り口側にクリームを寄せます。ただ、それでも握力に自信がない場合は寄せる量を半分ほどにしてもいいかもしれません。寄せたクリームが上部に移動しないよう、《クリームバンド》を巻いていきます。なかなか考えられていますよね♪セットになっている口金の種類は2種類。八角の星型と太めの丸型です。この口金をクリームの絞り袋に取り付ける際、《アシストパーツ》も一緒に取り付けておきましょう。中心を取りやすく、狙ったところに絞り出すことができますよ。レッスンカードは《とうめいカバー》に入れておきます。《ホイップるクリーム》は水溶性。紙のカードに直接デコレーションしてしまうと、除去するのが大変ですが、《とうめいカバー》に入れておけば簡単に拭き取ることができ、何度でも練習できるようになります。絞り出したい位置にアシストパーツの先端をつけて……できました!はじめてなのにうまくできた、と悦に入ってしまいました。この調子でどんどん絞り出していきます。気を良くして、次はうずまきの練習です。こちらは力加減がむずかしく、なかなかうまくいきませんでした。《ホイップるクリーム》は水溶性。そのため、失敗してもティッシュペーパーなどで拭き取ってからウェットティッシュで水拭きするか洗い落とすなどすれば、何回でもやり直しが可能。再チャレンジです!何度も練習するうちに、うずまきも、それなりにうまく絞り出せるようになりました。三角ケーキで練習の本番にチャレンジ!うまくできたら、もっとも見栄えが良いのではないかと思う三角ケーキで本番(練習なんですけどね)に臨みます!ガイドにアシストパーツの先端をつけて……キュッとしぼります。練習した甲斐があったのか、うまくいったので、どんどんデコレーションしていきます。最後に、イチゴパーツやペーパーシートでデコレーションして完成です。あまりの楽しさに、次々と作ってしまい、マカロンやギフトカードなどまで、あっという間に全部完成させてしまいました(笑)。絞り心地などは、パティシエの練習用に作られたというだけあって、まるで本物のよう。ケーキの大きさが違うだけなので、回を重ねていくうちに、うまく扱えるようになりそう。本物のケーキを作る機会がやってきたら、自信を持って作れるんじゃないかな♪と感じました。デコレーションケーキにチャレンジする前に、ぜひ《ホイップるパティシエデビューセット》で腕を磨いてみてくださいね。〔エポック〕の《ホイップる》詳細はこちら!●ライター渡辺まりか
2018年07月28日家族にはおいしいものを食べてもらいたいけれど、手の込んだ料理を作る時間が取れない!と思っていませんか?圧力鍋を使って時短できるものならまだしも、じっくり時間をかけて低温調理するものなんてムリムリ。そんな人に、救世主的な調理家電〔VERMICULAR〕の《バーミキュラライスポットミニ》をご紹介しましょう!112品もの調理例を掲載したレシピブックが超実用的♪2016年12月に販売開始していた《バーミキュラライスポット》には100品が作れるレシピブックが付いてきましたが、《バーミキュラライスポットミニ》も負けてはいません。なんと112品が作れる“ミニ”レシピブックが付属します。主婦歴十数年のわたしも、バーミキュラ製品(鍋単体を含め)を使うのははじめて。しかも、低温調理も試したことがありません。バーミキュラ鍋の特徴をおぼえるため、また失敗しないためにも、このレシピブックの存在はありがたい!どのぐらいの火加減で、何分調理すればよいのかが細かく書いてあるので、ある程度コツをつかんだら、自分流にアレンジできそうですよ。憧れのローストビーフも手間いらず♪低温調理といえば、やっぱり作ってみたいのはローストビーフ。外側だけこんがりと焼き上げ、中身はレアでしっとりみずみずしい。憧れてはいても、素材のお値段がそれなりにするため、なかなか挑戦できなかったメニューです。さっそく挑戦していきます。まず、塊の牛ロースに岩塩とブラックペッバーをまんべんなく刷り込んでいきます。使ったのは、〔KALDI〕の《クレイジー岩塩》と《レインボーペッパー(ミル付)》。肉が室温に戻り、調味料もなじんだら、《バーミキュラライスポットミニ》のスイッチを入れます。火加減は“中火”で、“炒めOK”のサインが出たら、オリーブオイルを入れて、鍋底によくなじませます。それから牛肉の各面を1分くらいずつ焼き付けていきます。「焼き」の工程も同じ鍋でできるので、洗い物が減る、というメリットがありますよ。しっかり焼き目を付けたら、いったん電源をOFF。レシピブックでは「グレービーソースの材料」をこのあとの低温調理開始時に投入することになっているのですが、今回は純粋な肉の味を楽しみたくて、あえて水だけを使うことに。大さじ2、とあったので、付属の計量カップで30ccを計って鍋に投入。温度が下がったところで低温調理がいよいよはじまりますよ♪温度設定の必要な調理は「保温」でOK! 「切タイマー」があるから、ほったらかしも可低温調理でむずかしいのは温度管理ですよね。その日の室温や、ガスコンロの具合(!?)によって、焦がしてしまったり、生っぽくなりすぎたりという悲しい目にあったことのある人は少なくないはず。でも、《バーミキュラライスポットミニ》なら温度管理もラクチンです。「調理モード」を「保温」にして、温度を設定していけばいいだけなんですから。まずは、温度を70℃に設定。それからタイマーが60分で切れるようにセットしました。順調にタイマーの数字が減っていきますよ♪その間に、無水ミネストローネの準備をしてしまいます。忙しくても豪華な食卓!主婦でもシェフ並みのごちそうが作れますローストビーフができあがったら、次は無水ミネストローネです。鍋の予熱が取れたらささっと洗って水分をよく拭き取ってからセット。「弱火」で薄切りガーリックを炒め、香りが立ったらその他の野菜をイン!あとは30分間ほったらかしです。水分が出てきたことを確認して、トマトを……入れるところですが、生のトマトがなかったので、代わりにトマトソースを一瓶。臭み消しのローリエと、色味付けのためのみじん切りピーマンを入れ、再度蓋をして10分加熱したら完成です。以下の写真がそれぞれのできあがりです。ローストビーフは、はじめて作ったとは思えないほどしっとりしており、肉の味がしっかり。噛めば噛むほど旨味がジュワ~ッと出てきます。ミネストローネは、野菜の旨味と甘味がたっぷり。翌日には、残りをパスタソースとして再利用♪これら2品、加熱時間が60分とか30分とかかかってはいますが、実際の作業時間は15分程度。焦げつくのではないかと鍋に張りついている必要もなかったので、その時間をほかの作業に充てることもできました。「忙しくても、じっくり料理したい」という人にこそ《バーミキュラライスポットミニ》を使ってみてほしいな、と感じました。●ライター渡辺まりか
2018年07月03日夏になると、猫じゃなくても冷たいところを求めてついつい移動してしまいますよね。大理石の床は無理でも、タイル敷きの床だったら、すぐにでも実現できそうです。DIYショップ巡り第7回は、夏に向けて取り入れたいタイルを取り扱っている〔TileStyle深大寺〕をご紹介します。珍しいタイルも取り扱うタイル専門店〔TileStyle深大寺〕は京王線調布駅からバスで10分程のところ、神代植物公園のすぐ近く。片側2車線の広い道路が目の前を通りますが、それに劣らずスペースのある歩行者用道路と自転車用道路、それに街路樹があるおかげで、のんびりお散歩を楽しむ人たちがお店をのぞいていきます。店内は、壁も床もタイル張り。……といっても、壁の材質はまるで木の板のよう。「今、生産地では、アイデアを出しあいながら色んな種類のタイルを作っているんですよ」と教えてくれたのは、タイルスタイリストの上野京子さん。上品でやわらかな物腰が印象的な女性です。その言葉のとおり、棚には見たこともないようなタイルがぎっしり。最近人気があるのは、1ピースがとても小さなモザイクタイルと呼ばれるもの。これだけ小さなものを職人さんがひとつひとつ面に張るのは大変なので、30cm四方にネットで裏打ちした状態で、生産地である多治見から出荷されています。上の写真にあるモザイクタイルは、ガラスや大理石をMIXしたものでイタリアからの輸入タイルなんだとか。でも、こんな小さくて味のあるタイルなら、小物のリメイクにも使いたいですよね。そんな人には、四角いものを含め、ハート型やリーフ型などのモザイクタイルもグラム単位で販売してくれています。こんなにステキなタイルたちでリメイクしたら、何気ない植木鉢や食事を運ぶトレーも味わい深くなって愛着が湧きそうです。セミナーやワークショップでタイルを使った本格DIY体験実は〔TileStyle深大寺〕の母体は、タイル問屋の〔梅村タイル店〕。創業1930年、“タイル一筋80年”という老舗です。これからは海外のようにエンドユーザーがタイルを手に取って選べる、そして工事まで対応できるお店を、という梅村周造会長の想いから〔TileStyle深大寺〕が生まれたんだそうです。そしてINAXから転職してきた上野さんが、いちから仲間を集め、タイル1枚から副資材・工具の販売、タイルの工事まで、タイルに関することならすべて応えられるお店を作ってきました。タイルを扱うプロの職人さんたちに、「どうやったら壁一面にタイルをうまく張れるのか」「タイルのサイズが合わないときにどうすればいいのか」など、きいてみたいと思いませんか?実は、〔TileStyle深大寺〕では、そんなプロたちからタイル張りの技術を教えてもらえるセミナーやワークショップを開催しているんです。奇数月に開催しているというセミナーは、たっぷり2時間。映像と解説でしっかり施工方法を確認できます。セミナー受講後は、偶数月に開催されるワークショップを受けることもできますよ。ワークショップでのレッスンは、講師役の職人さんたちとほぼマンツーマン。本物そっくりの壁やカウンターなどにタイル張りの“施工”をしていきます。〔Tile Style 深大寺〕セミナー&ワークショップ休憩時間を挟んで5時間の作業を終えたら、満足感に浸れること間違いなしです。これで自信を持って、自分のお家のリフォームに挑めますね。「リフォーム途中で、仕上げるのが難しい、と感じても心配しないでほしい」と上野さん。「相談してもらえれば、途中からの工事も引き受けられます」と教えてくれました。そもそも〔TileStyle深大寺〕をオープンしたのは、「タイルのことで話を聞きたいのだけど、どこに行けばいいのかわからない」というエンドユーザーが多いからだと上野さんは言います。「建築の世界でも流行りがあるから、『タイルを使ってリフォームしたい』というと、流行りのものでトータルに提案されてしまう、ということが往々にして起こります。でも、本当はそれぞれの空間に、それぞれのお客様に合ったタイルがある。お風呂だけ、キッチンだけのリフォームや、新築中の家でも『ここだけ変えたい』といった相談にも対応。そのほかにも、『通販でタイルを買ったはいいけど、どんなボンドを使えばいいのか』『張り方はどうするの?』といったお悩み相談も受け付けていますよ」とのこと。「タイルのことで聞きたいことがあれば、どこに行こうかと悩まずとにかくここに来てほしい」という上野さんご自身も、店内に並ぶカタログのすべての内容が頭に入っているそうで、本当に心強いですね。「タイルにはたくさんの人の愛が詰まっている」そんな上野さんが提案したいのは、居住空間の中にタイルをプラスする「PlusTile」な暮らし。DIY人気の高まりを受けて、タイルの需要も増えてきたけれど、小物のリメイクなどだけではなく、できるだけ“面”で使ってほしいと言います。「タイルはデザインを考える人、実際に焼く人、それを流通させる人、使いかたの提案をする人、そして最後に張る人。たくさんの人の手が重なっています。タイルというのはそもそも素材であって、半製品という扱いで、これだけでは未完成の製品。でも、だからこそ完成品になるために、たくさんの人の愛情を受けられるんです。愛が詰まっているんです。タイル張りの空間というと、多くの人は『冷たい感じ』を受けるかもしれませんが、実は温かい。その温かさは、面使いすることでさらに感じていただけると思うんです」また、「多少不格好なほうが、手作り感が出ていいかな、と思いがちですが、整然と張ったほうが、後々のそこでの暮らしをワンランクアップさせてくれる、とわたしは信じています」と上野さん。「『DIYだからこれでいいかな』という張り方だと、生活自体も『これでいいや』となってしまうんじゃないでしょうか。整理整頓されたお部屋だと居心地がよく、できるだけ長くそこで生活したいと感じるように、整然とタイルが張られた空間であれば、きっと今以上に『早く帰りたいな』『楽しいな』と感じてもらえる場所になりますよ」できるだけ「面使い」で「整然と」――とどまるところを知らないタイル愛を抱く上野さん。〔TileStyle深大寺〕はそんな彼女が店長なのだから、きっと悩める“タイル難民”を救ってくれるはず。そう感じさせてくれるショップでした。【TileStyle深大寺】●住所東京都調布市深大寺元町5-2-4●電話042-488-1726●営業時間10:30~17:00●定休日月・水・木曜日●ライター渡辺まりか
2018年07月02日大切な人の特別な日には、なにかプレゼントをしたいですよね。相手が喜んでくれて、しかも長く使ってくれそうなもの、そしてできればほかの人とかぶらないもの……。そんなニーズにぴったりのギフトショップが、流行を取り入れつつ伝統的なファッションやライフスタイルを提案し続けている〔JOURNALSTANDARD〕から誕生しました。その名も〔JOURNALSTANDARDSQUARE〕。さっそくお邪魔し、ユニークなギフトを探しながら、同ショップが提案している“贈り方”についても聞いてきましたよ♪渋谷に突如現れた“和テイスト”空間!実用的なギフトが満載〔JOURNALSTANDARDSQUARE〕があるのは、東京渋谷駅から原宿駅へと抜ける明治通り沿い。「なにか目新しいものはないかな」と探している人や、観光客、ウィンドウショッピングを楽しむ人にとって、とても便利な場所です。中に入ると、い草を使った枕やヨガマット、さまざまな柄の風呂敷や、渋い色合いがいい雰囲気の食器類や使い勝手の良さそうなリネンクロス、真鍮製だったり障子や襖の飾りに使われた組子の技術を使ったりした鍋敷きやコースター、和紙でできた軽くて丈夫な名刺入れ、吹きガラスで一点ずつ手作りされたシェードや提灯型照明、昔ながらの調味料やお菓子など、和をイメージするアイテムがずらり。中には、オリジナル柄のサクマドロップスや乾パンまで並んでいました。アメリカンに強い〔JOURNALSTANDARD〕が、和テイストで、しかもこんなにジャンルの違うものをどこで集めてきたのだろうと不思議に思っていたところ、〔JOURNALSTANDARDSQUARE〕を運営するACMEの岸川さんが「実は、当ショップを支えていただくため、3人のパートナーをお迎えしているんです」と教えてくれました。聞けば、モデルとして若い頃から活躍している〔58Works〕代表の三宅敬さんや、〔雨晴/AMEHARE〕の主人でありディレクターでもある金子憲一さん、さらに〔日本百貨店〕でバイヤーも務めている社長の鈴木正晴さんが〔JOURNALSTANDARDSQUARE〕の“本物を知る”パートナーとして、ショップで販売するグッズをセレクトしているのだとか。「〔JOURNALSTANDARDSQUARE〕は、〔JOURNALSTANDARD〕としてはじめての和テイストで統一されたアイテムを取り扱うお店です。これまで、当ブランドではファッション・インテリア方面で実績を積んできましたが、より生活に近いインテリア雑貨をご提案できるように、ギフトショップをオープンさせました。贈って喜ばれ、自分でも使いたいと思える“本物”をご提案したい。そのために、全国の産地、メイド・イン・ジャパンに強いセレクターをお迎えしました。だから彼らは、一緒にブランドを作り上げていくパートナーというわけなんです」ショップ内には三宅敬さんセレクトのアイテム、金子憲一さんの〔雨晴/AMEHARE〕が提案するショップインショップ〔あおとしろ〕のテーブルアイテム、日本百貨店が全国から取り寄せた食品がコーナーごとに陳列されています。どのグッズも定期的に入れ替わるとのことなので、ちょこちょこお店に行っては、なにか目新しいものがないかと探したくなってしまいます。ちなみに、ショップのコンセプトは「カジュアルだけど気の利いた、少し気持ちを豊かにしてくれるいいものをセレクトして提案すること」とのこと。“いいもの”=“GOOD”なグッズを見つけられる、ということで、「GOOD(s)GIFTSHOP」でもあります。「たとえば、おもてなし時に恥ずかしくないような鍋敷きやコースターなどは、あればいいなとは思っても、自分ではなかなか買わないですよね。でも、友人のプレゼント用になら買えちゃいます。もらったらうれしいな、自分が持っていたら使いたいな、と思うような“いいもの”をここで見つけていただくことができるんです」贈り方の新提案は“風呂敷を使うこと”、そのメリットは?ショップ内で気になるのが、目立つ位置にある吊り下げられたたくさんの風呂敷。しかも、手提げのような皮の部品が取り付けられています。また、陳列棚のあちこちにも、大きな真四角の布が置いてあります。実はこれ、プレゼントする際のラッピングに使うものなんです。「贈られたときに、きれいな包装紙とリボンでギフトが飾られているとうれしいですよね。でも、それを開けたとき、包装紙やリボンをどうしよう?って思いませんか。なんだかもったいないですよね」と岸川さん。「じゃあ、再利用できて実用的な、日本で1000年以上利用されてきた風呂敷を使えばいいんじゃない?ということで、わたしたち〔JOURNALSTANDARDSQUARE〕では、贈り方として風呂敷を使うことをご提案しているんです」。確かに、風呂敷なら丈夫で何度も使えるから、もらった人もうれしいですよね。「しかも、包み方の種類も多いので、四角いものだけでなく、長いものや丸いものを持ち運ぶのにも便利なんですよ」と岸川さんは言います。「この《FUROSHIKIHANDLE》(持ち手)は風呂敷をバッグに変身させてくれるアイテムなんです」と説明してくれました。風呂敷と《FUROSHIKIHANDLE》の組み合わせで、幾通りものオリジナルバッグが誕生しそうです。「使ってみたいけど、どうやればうまく包めるかわからない」という人には、風呂敷を使った包み方をマスターできるよう、店頭で風呂敷ラッピングWORKSHOPを開催することもあります。ちなみに、WORKSHOPは風呂敷だけにとどまらず、刺し子コースター作りや瓦の素材で作られた花器を使ったドライフラワーアレンジ、ハガキのように送(贈)れる日本茶の試飲会など、和を取り入れたライフスタイルを楽しめたり、ギフトの使い方を提案できたり、贈るものの品質を確かめたりできるものが多数用意されています。興味のある人は、〔JOURNALSTANDARDSQUARE〕のサイトやInstagramをチェックするといいかもしれませんね。〔JOURNAL STANDARD SQUARE〕〔JOURNAL STANDARD SQUARE〕Instagram〔JOURNALSTANDARDSQUARE〕では、毎週のようにグッズが入荷したり、期間限定のイベントが開催されたりしているので、今すぐギフトを贈る必要がなくても、のぞいてみるとなにかしらのヒントが見つかるかもしれませんよ。岸川さんは、「特別な日だけでなく、日常的にカジュアルにギフトを贈り合ってほしいですね」と言います。「そのほうが、相手も身構えていないから、驚きや喜びもひとしおだと思いますよ」。確かに、なんの前触れもなくプレゼントされたら、うれしいもの。しかも、それがほかではなかなか見ないようなちょっといいものだったらなおさらです。そんな和洋折衷のグッズを見つけられるセレクトショップ〔JOURNALSTANDARDSQUARE〕は、今は渋谷の一店舗だけ。オンラインショップもありますが、実物を手に取ってじっくり確かめられるリアルショップが、増えたらいいなぁと思ってしまいました。【JOURNALSTANDARDSQUARE】●住所東京都渋谷区神宮前6-19-20●電話03-5778-9205●営業時間11:00~20:00●定休日不定休●ライター渡辺まりか
2018年06月09日「まるで土鍋で炊いたみたい」というおいしいご飯が炊ける《バーミキュラライスポット》(以下、ライスポット)。大人気のキッチン家電ですよね。でも、夫婦ふたり暮らしでは、ちょっと大きい。そんな声が聞こえたかのように、2018年3月、ひと回り小さなサイズの《バーミキュラライスポットミニ》(以下、ライスポットミニ)が発売されました。通常サイズが5合炊きだったのに比べ、こちらは3合炊き。サイズがコンパクトになったおかげで、今ある炊飯器とスペース的に置き換えもできますよ。サイズはミニでも機能はビッグ!出典:愛知ドビー「世界一、おいしいご飯」を目指して開発された《ライスポット》の遺伝子を引き継ぐ《ライスポットミニ》は、サイズが小さくなっただけで、機能は通常サイズのライスポットと同じ。例えば、次の操作に必要な箇所だけが光る「スマートタッチキー」を採用した操作パネル。「調理」を選べば火加減や時間の設定、「炊飯」を選べば白米・玄米のモード選択や炊きあがりの時間設定、といった具合に、はじめての人でも戸惑うことなく使えます。むしろ、小さくなったことで、できるようになったこともあります。それは、0.5合からご飯を炊けるようになったこと。「一人でも炊きたてのご飯を食べたい!」というニーズをかなえてくれますよ。出典:愛知ドビー《ライスポットミニ》に使っている鍋は《バーミキュラ》なので、無水調理ももちろん得意。これまでのガスコンロでは、「せっかく買った《バーミキュラ》の鍋が焦げ付くんじゃないか」「割れるんじゃないか」と不安に思うこともあったかもしれません。でも、《ライスポットミニ》には温度センサーがあり、それが鍋底の状態をしっかり見守ってくれます。そのため、プロのような火加減調整を実現。スマートタッチキーをピッピッと操作したら、あとは《ライスポットミニ》に調理をおまかせできるんです。また、繊細な火加減ができる《ライスポットミニ》は、低温調理も得意としていますよ。火加減は中火・弱火・極弱火・保温の4つから選べ、さらに保温では30~95℃の間で温度設定が可能。例えば、温度管理が難しいローストビーフに最適な60℃での調理がかなう、というわけです。出典:愛知ドビーそれだけではありません。均一な厚みを持つ《バーミキュラ》は電熱ヒーターと組み合わせることで、ロースト調理も失敗知らず。ホームパーティーで主役級の一品を作ることができます。簡単にできてしまうから、普段のお料理メニューにも入れたくなるかもしれませんね。人気すぎて品薄状態続行中、欲しいと思ったら即予約が吉!炊飯から無水調理、低温調理まで1台でこなしてしまう《ライスポットミニ》。「はじめての《バーミキュラ》で、どのぐらいの分量で作ればいいか見当もつかない」という人でも安心できるレシピブックもついてきます。しかも、掲載メニューは112品。ある程度、レシピブックで作ってみたら、自分なりにアレンジを加えてもいいですよね。出典:愛知ドビーさらに、《バーミキュラオーナーズクラブ》サイトでは、《ライスポットミニ》を含む《バーミキュラ》ユーザーが投稿したレシピも見られます。何を作ろうかと迷ったときのヒントにできそうですね。《バーミキュラ オーナーズクラブ》機能も、作れるメニューも豊富な《ライスポットミニ》は、予想どおりの大人気アイテム。店頭でも公式オンラインショップでも予約しないと手に入りません。しかも、待ち期間は約1カ月。「欲しい!」と思ったら、即予約が吉のようです。こんなに便利だと、いくつも欲しくなってしまいますが、内側のバーミキュラのお鍋は替えがきくとのこと。18cmの《バーミキュラオーブンポットラウンド》を追加すれば、一つの《ライスポットミニ》本体を使い回すことができますよ。もちろん、《ライスポットミニ》に付属のお鍋をガスコンロにかけて使うことも可能。コンパクトなのにレシピの可能性が広がる《ライスポットミニ》で、毎日の献立づくりを少~し楽にできるといいですよね。●ライター渡辺まりか
2018年06月08日気になる美容家電を試してみたいとか、買ってはみたけどイマイチちゃんと使いこなせているのかわからない――そう思ったことはありませんか?量販店へ行けば、いろいろな種類のアイテムを見つけられるけど、試せるのはほんの一部ですよね。高価なものであればあるほど、きちんと実力を見極めたいもの。それに、買ってからのアフターケアもあるとうれしい。2018年3月にリニューアルした〔二子玉川蔦屋家電〕なら、その両方のニーズを満たしてくれますよ♪その理由を探ってみました。サロンと美容コーナーが一ヶ所に!気になるアイテムで施術も◎以前から〔二子玉川蔦屋家電〕にあったトータルビューティーサロン〔Cubyuka(シーユーバイウカ)〕は、ヘアカラー。ネイル、ヘッドスパまでメンテナンスメニューを中心に幅広いメニューを取り揃える癒しの空間。でも、せっかく美容のプロによるメンテナンスを受けても、日常の中での“セルフメンテナンス”がおろそかになってしまっては、スペシャルケアも思うような効果が得られませんよね。リニューアル後の〔二子玉川蔦屋家電〕では、セルフメンテナンス向けアイテムを探して買える美容家電エリアを〔Cubyuka〕から出てすぐの場所に移動。サロンにお試し用として設置しているアイテムや、施術に使った一部アイテムを、サロンから出てすぐに買うことができるようになったんです。つまり、プロによるスペシャルケアのニーズに加え、普段の生活の中でケアしたいというニーズにも応えられるようになった、というわけ。しかも、売り場で見つけた気になるアイテムを、施術に使ってもらうことも可能。「こんなはずじゃなかった!」を防げますよ。ちなみに、〔Cubyuka〕では、ヘアカラー、ヘッドスパ、ネイルそれぞれのプロが施術をしてくれます。そのため、ヘアカラーをしている間にネイルケアをしてもらうことも可能。忙しい女性にとって、これはありがたいですね!最近では〔Cubyuka〕にネイルプリンター《I-NAIL》が登場し、指1本からリーズナブルな価格(プリント料金はなんと1本100円から!)で試せるように。「ポイント使いで利用する方から、イベントなどハレの日のために受けられる方もいらっしゃいます。1本の指にかかるプリント時間はわずか数秒。ベース、プリント用ベース、プリント、トップコートの順に施術するのですが、ポリッシュでもジェルでもOKです。ポリッシュなら、通常のリムーバーで落とせるので、1日だけ思い切りたい!という場合などにも利用してほしいですね」と〔Cubyuka〕PRの神田麻里さんが教えてくれました。ついでに、この季節にオススメのヘアケア製品は?とたずねたところ、「湿度が高く髪が広がりがちなので、《ukahairoilRainyWalk(ウカヘアオイルレイニーウォーク)》がいいですね」とのこと。配合されたγ-ドコサラクトンがドライヤーの熱に反応して髪内部のアミノ酸と結合し、湿気をはねのけてくれるのだとか。うねりや広がり・ハネを防ぎ、しっとりつややかにまとまるそうですよ。名前のとおり「雨の日のお散歩」が楽しくなりそう♪逆に、ペタッとなりがちな人には、《Wakeup!(ウェイクアップ!)》のシャンプーとトリートメントのライン使いがオススメだとか。「『やわらかくて、すぐに寝てしまいがちな髪の毛によ、起きて!』というメッセージが込められています。こちらにも配合されているγ-ドコサラクトンがハリコシ感をアップする働きもあるので、ふんわりとしたボリュームが得られ、続けるうちに健やかな髪に導いてくれますよ」とのこと。毛量が多くて、いつも爆発気味の髪を持つわたしとしては、髪の毛が細くて柔らかい人がうらやましかったのですが、それぞれに悩みも違うのだなぁと実感。ちなみに、わたしのような髪質の場合は、しっとりまとまりやすい髪へ導く《Nightynight(ナイティナイト)》が合っているそう。そういった各人の悩みに寄り添って解決へと導いてくれるのも、〔Cubyuka〕の人気の秘密なのかもしれません。これらのアイテムは、購入できるだけでなく、サロンでの施術にも使われています。好きな香りで選んでもよし、お悩みや気候に合わせるもよし。アドバイスを受けながら、最適なヘアケア製品を使ってもらえるのがうれしいですね。忙しい女性に支持される理由は?〔Cubyuka〕のユーザーは子育てに仕事に忙しい女性が中心。中には忙しくても2週に一度は訪れている人もいるんだとか。その理由は、メンテナンス向けのメニューが豊富なこと。「今回は時間がないから、ササッとケアしたい、とか、忙しすぎて癒しが欲しいからロングタイムでリラックスも兼ねてケアしたい、といった要望にもお応えできます」と神田さん。「最低でも月に一度来ていただきやすいようなシステムもあるんですよ」と教えてくれました。そのシステムとは、「28(ツヤ)の日」には《シルキーグロスケア》の施術料金が20%OFFになるというもの。《シルキーグロスケア》とは、広がったりはねやすくなっている髪の毛の水分量を保持することで扱いやすくするヘアケアメニューです。定期的に施術することで、髪の水分量が底上げされ、ツヤやコシがアップし、まとまりやすい髪質へと導いていくのだそうです。「特に梅雨の時期は髪の毛が広がりやすいのですが、それは髪が乾燥していて湿気を吸収してしまうから。はじめから髪内の水分量を高めておけば、クセ毛でも扱いやすくなりますよ」とカラーリストの高橋優子さんが教えてくれました。今回、取材に応じてくださった神田さんの髪も、クセがあり広がりやすい髪質だそうですが、《シルキーグロスケア》を施術してもらっているとのこと。「ツヤサラストレートな髪の毛だなぁ」見とれていただけに、もとの髪質がクセ毛だと聞いて驚いてしまいました。「ツヤ髪キープのためには継続が大切」とのことで、お得な回数券が用意されているだけでなく、「28の日」があるというわけですね。「毎月28日は必ずサロンに行く!とカレンダーに入れておいていただくことで、忙しい人でも美の習慣化ができるんじゃないでしょうか。『時間のあるときに……』と思っていると、なかなか足が向きませんしね」と高橋さんが解説してくれました。ヘアカラーも含めた施術時間は約2時間。同時にハンドケアやネイルもしてもらえるので、毎月わずか2時間で美しさを保つことができるというわけなんです。忙しい女性に支持されるのも納得ですね。サロンを利用しなくても試せる!?併設の美容家電エリアでは、日々のセルフメンテナンスにより美を底上げできるアイテムがそろっています。前述のように、サロンで試すこともできますが、そのほかのエリアと同じようにふらりと立ち寄って気になるアイテムを試せます。取材に伺った日は、たまたまスタッフのひとりが、髪を傷めないことで有名な〔バイオプログラミング〕の《ヘアビューロン4DPlus[ストレート]》を試していて、そのビフォーアフターにびっくり。なんと、わたしも試させてもらいました。見た目が良くなっただけでなく、手ざわりも柔らかくなって大満足です(笑)。このエリアには、美容に関するものだけでなく、ボディケア製品やヒーリング製品のような健康的な生活を送るのに役立つアイテム、また器具を活用するための本などもそろっています。頭、顔、歯、体など、頭のてっぺんから足の先まで、体全体をケアできるアイテムがそろっているので、ここに来れば、自分の悩みを解決できるアイテムが見つかりそう。スタッフが、自分の顔や体で試したリアルな声を商品説明のポップに反映しているのも、〔二子玉川蔦屋家電〕ならではです。「購入目的でなくても気軽にお越しいただいてもいいんですよ」と話すのは美容フロアコンシェルジュの宗像早苗さん。「せっかく買ったのに引き出しの奥にしまいっぱなしになっている美顔器や、よそで買ったんだけどうまく使い方が分からない美容器具など、ご相談いただければ、一緒に使い方をおさらいしたり、便利な使い道などのご提案もできます」。いつも忙しくて、なかなか自分の体をケアできない、という人には「ながら美容」ができるようなアイテムをご提案。「ここにいらっしゃる、ということは、体の変化を感じて、なにかしたいと考えるからですよね。時短でできるデイリーケアのご提案もできるので、本来の美しさを保つためにも、気軽にお越しいただきたいですね」と宗像さん。さすが、美容“コンシェルジュ”というだけのことはあるな、と感じてしまいました。売り場では、美容に関する製品を前面に押し出しつつ、健康器具、癒しアイテムから質の良い睡眠のためのアイテムまで、分かりやすく並べられているので、自分のニーズに合ったものがすぐに見つかりそうです。もっとも、すぐ見つけられなくても美容コンシェルジュがアドバイスしてくれるんですけどね♪●ライター渡辺まりか二子玉川蔦屋家電
2018年06月06日特に何の予定も立てていないけど、家にこもっているのはもったいない。そんな休日、ありませんか?そんなときは、行き先の豊富な高速バスでプチトリップへ出かけてみてはいかがでしょうか。今回は、バスタ新宿からわずか1時間半で行けてしまう千葉県・木更津で、かき小屋体験をしてきましたよ♪乗車券は当日購入OK!SuicaやPASMOも使える!千葉・木更津は、東京湾をぐるりと取り囲む房総半島の海岸線、中央付近にあります。東京湾アクアラインが開通した今では、神奈川・川崎から目と鼻の先。バスタ新宿からも1時間15分程で到着してしまいます。バスに乗るため、まずはバスタ新宿へ。乗りたいバスが乗車可能になると、発着口についてのアナウンスが流れます。乗車時にSuicaやPASMOをピッとするだけ。まるで電車に乗るように気軽に利用できます。残高が足りない場合、車内でもチャージできますが、少し時間がかかるため、あらかじめ鉄道駅の券売機などで、多めにチャージしておきましょう。バスを降りたら、フリー観光で自分らしい旅利用したバスの行き先は木更津駅西口。早起きしたから、少し眠ろうかな、と思っている間に着いてしまいます。到着したら、まずは気の向くまま、あちこちをぶらぶらと歩き回ります。地元商店街をのぞいて見るもよし、ちょっとカフェで一息つくもよし。新宿―木更津間をバスで行き来すること以外が決まっていない、フリーな旅だからこその醍醐味です。そして、目的地の〔千葉のかき小屋〕へ。グーグルマップを頼りに、寄り道しながら歩いていきます。持ち込みOKで2種類の貝が食べ放題のお得なプランを堪能このかき小屋、〔厚生水産〕という海産物のお土産店や海鮮飲食店を営んでいる会社が運営しているもので、冬は《かき&ホンビノス貝食べ放題》、夏は《海鮮焼きコース》を楽しめます。もちろん、隣接する海鮮物販売所でアジの干物や車海老など海産物を購入して、その場で焼いて食べる、ということもOK。コースを申し込まなくても、焼き台を60分1,000円で借りて、売店で購入したものを焼いて食べることもできますよ。ちなみに、《かき&ホンビノス貝食べ放題》は60分で大人2,500円、子ども1,000円(いずれも税込)、小学生未満はなんと無料。長崎県から仕入れた、ちょっと小ぶりの牡蠣、それにホンビノス貝をお腹いっぱいになるまで食べることができます。生け簀から出したばかりの貝類は小ぶりながらも身が引き締まっていてプリップリ。焼けていく過程を見る楽しみも味わえます。〔千葉のかき小屋〕で用意しているのは醤油とポン酢だけ、とのことで調味料やドリンク、アルコールの持込みが自由。「家から持って行ったら、重いし荷物になるのでは?」と思うかもしれませんが、道を挟んだ向かいにコンビニエンスストアがあるので、そこで購入すればOK。隣接する売店ではおにぎりなども販売しているので、「炭水化物がないと、食べた気がしない」というタイプの人も大丈夫!歩いていける場所に、いくつか潮干狩りのできる場所もあるため、シーズンとなる初夏にはたくさんの人で賑わうそう。とれたてのアサリを、〔千葉のかき小屋〕で焼いて食べるのもありかもしれませんね。わたしたちが訪れた日は、強風を伴う雪が降っていたため、かき小屋は貸し切り状態。「寒いと、今日みたいにあんまりお客さんが来ないけど、牡蠣の身は引き締まっている。味の濃い牡蠣を堪能してほしい」とのことでした。お天気の良い日は混雑もそれだけすごいでしょうから、肌寒い日や雨の日なんかにグルメツアーに出かけちゃう♪という考えも、アリですよね。たっぷり牡蠣とホンビノス貝を楽しんでから、売店でお土産を購入。悪天候のため、そのほかの観光はまた別の日に取っておくことにして、木更津駅西口からまたバスに乗って帰路につきました。時間にして半日もかからないプチトリップ。それでもお腹も気持ちも充分に満足のいくお出かけでした。かき小屋は夏には《海鮮焼きコース》が楽しめるということですので、これからの季節の思い立ったら即プチトリップ、のリストに入れてみてはいかがでしょうか?【千葉のかき小屋―厚生水産富士見営業所―】●住所千葉県木更津市富士見3-4-43●電話0438-22-2222●営業時間9:00~16:00(正確には利用受付時間)●定休日1月1日(ただし、かき小屋の利用については要連絡)●ライター渡辺まりか※「かき食べ放題」の開催はシーズンで異なります。
2018年06月02日いざ新レシピに挑戦しようとしたら、基本の下ごしらえがよくわかっていなかった。いつもやっているはずなのに、ふと「これでいいのか」と不安になった。――ご飯を作ろうとして、そんな壁にぶつかったことはありませんか?1分クッキング動画や投稿型レシピサイトはたくさんありますが、そもそも基本がわかっていないと作れないことが多いですよね。東京・表参道にある和食ダイニング〔CuisinedeHARUNO〕(キュイジーヌドゥハルノ、以下HARUNO)では、料理の基礎を身につけられるデモンストレーション型料理教室《CuisinedeHARUNOの料理教室〜食べてキレイなカラダになる〜》を、奇数月に開催しています。「デモンストレーション型料理教室」とはいったいどういうものでしょうか?食べてキレイなカラダになるというその意味とは?今回その疑問を解決すべく体験取材してきましたので、ご紹介します。ウェルカムドリンクからはじまるカジュアルな教室会場となる〔HARUNO〕があるのは東京メトロ表参道駅から徒歩2分、大通りの喧騒から少し離れた場所にあります。レッスン内容は、和食に合うカクテル1種と料理2品の作りかた。料理長の田島満成さんと、バーテンダーの山下雅史さんが、ていねいにレクチャーしてくれますよ。到着して、受付を済ませたら、ドリンクメニューの置いてある席へ。好みのウェルカムドリンクを注文したら、今回の料理教室で教えてもらえるレシピを見たり、参加者とおしゃべりをしたりしながら開講を待ちます。少し緊張していても、運ばれてきたウェルカムドリンクのアルコールで、ちょっぴり気持ちも和らいで、ぐんぐんレッスン内容を吸収できそう。小ネタ満載のカクテルレクチャー和食にカクテルって不思議な感じがしますよね。でも、山下さんはバーテンダー歴30年。お酒についての豊富な知識と経験から、和食にも合うオリジナルカクテルを作り上げ、お家でも再現できるようなレシピとしてレクチャーしてくれるのです。そのカクテルの大半は、季節のフルーツを取り入れたもの。レモンやオレンジを使って、ミントで仕上げた《ミントジュレップ》や、寒い夜に体を温めてくれる《ヴァンショー》、ラフランスのまろやかさとライムのスッキリとした酸味が夏っぽい《ラフランスモヒート》などなど。「ミントにもいろいろありますが、スペアミントなら柔らかめ、ペパーミントだとシャープな爽快感を味わえます」「ライムがなければレモンでも代用できますが、ライムのほうがよりキレがあるカクテルに仕上がりますよ」「バーボンは、ウイスキーの中でも甘めで飲みやすい。その理由は寝かせる樽の内側を焦がすから。キャラメルのような濃い色で、見た目的にもアクセントになりますね」などなど、カクテルを作りながら豆知識も教えてくれます。「ミントをつぶすときには、気持ちを穏やかに保ってくださいね。イライラしていると潰し過ぎちゃいますから」など、ときどき冗談も交えてくれるので、内容が頭にスッと入ってくるし忘れにくい。「やるなぁ、山下バーテンダー」と心のなかで感心してしまいます。また、「サングリアのワインは安いもののほうがおいしくできる」とか「ヴァンショー(ホットワイン)に使うクローブは、一緒に入れるオレンジに挿しておくと散らからずに済む」など、お家でも手軽に作れるような情報も織り込んでくれます。このレクチャーを受けたあとは、おうちでの晩酌やパーティーなどで、さっそく作りたい気持ちになってしまいますよ。魚のさばきかたや下処理法など基礎の基礎も目の前でレクチャー和食の基本から教えてくれるのは料理長の田島さん。作業を高山裕也シェフに任せつつ、ポイントポイントを押さえてくれます。お例えば、新鮮なカツオは冷蔵庫に入れておくと赤みが増すことや、魚を盛り付けるときには山を向こう側にすること、和食では、薬味をお皿の右下に添えるのが基本であること、などなど。実は、この料理教室に参加するまで、魚をさばくときに背中の側に包丁を入れ、一気に骨を外そうとして失敗ばかりしていたのですが、背中側から中骨のあたりまでの深さに包丁を入れたら、今度は腹側からも同様にする、ということを教えてもらい、あまり失敗しないように。やり方がわかったおかげで、アジなどをまるまる一尾買ってきての、たたきやお刺身にも挑戦しやすくなりました。〔HARUNO〕のような飲食店と違い、高級な素材が手に入らない場合でもおいしく調理する、そんな方法もレクチャーしてくれます。例えば、ブリ大根のブリ。下ごしらえ段階で、ざっと湯通しする「霜降り」をしてから冷水で洗うのですが、手に入ったのがあまり質の良いものでないと感じたなら、表面に軽い焦げ目を付ける「焼き霜」をすることで香ばしさが加わり、鯵に深みが増すそうです。レッスンのメニューには魚料理だけでなく、肉料理もありますよ。例えば、ある日のレッスンには《美桜鶏のスモーク》というメニューが。こちらは塩コショウして、両面をこんがり焼いた美桜鶏のもも肉を燻製仕上げする、というもの。“燻製”と聞くと、「専用器具が必要でしょ?ちょっとうちではできないかも……」と引いてしまうかもしれませんが、鉄製のフライパンでも作れるんです。方法は、フライパン(教室では鉄製の中華鍋)にアルミホイルを敷き、その上にチップ(木材を細かく砕いたもの)を載せて煙が出るまで中火に。その後、網に載せた美桜鶏(焼いたもの)をチップの上に置き、程よい大きさの金属製のボウルをフタとして被せたら5分ほど待つだけ。スモークのよい香りがする一品が完成します。テレビの料理番組のように、目の前で調理してもらうと、自分にもできそうな気がしてきます。そして、テレビと違うのは、先生が目の前にいる、ということ。聞き取れなかったところやわからなかったことをビシバシと質問できるので、理解が深まりますよ。レクチャー後の試食とおみやげがいろいろな意味でうれしい料理教室の時間は約2時間半。最初の2時間はレッスンで、残り時間は試食タイムです。試食といっても、今、目の前で教わった料理のお皿をみんなでつつくわけではありません。なんと、一人一皿ずつサーブしてもらえるんです。レッスンで作ったカクテルとお料理、そしてさらに食後のドリンクまで。ちなみに、車で来たという人や、料理教室のあとに用事があるなどの理由でアルコールをとれない人には、レッスンのカクテルをノンアルコール仕様で作ってくれます。アルコール類の代わりに何を使ったのかを質問してみてもいいかもしれません。帰りには、スモーク用チップや鉢植えのミント、巻きすと海苔のセットなど、教わった内容をすぐに家で再現できるようなおみやげまで手渡してもらえます。あとは、行きつけのお店で食材を買うだけ、というのがうれしいですよね。「食べてキレイなカラダになる」というサブタイトルがついている〔HARUNO〕の料理教室。ヘルシーな和食メニューや、フルーツを使ったカクテルの作り方を教えてもらえるだけでなく、メニューにまつわるうんちくを知ることで、知的好奇心も満たされ、精神面からもキレイになれそうですよね。これまで行ってきたレッスンはすでに60回を超えているとのこと。参加費用はそれぞれのメニューによって3,000~4,000円ほど。次回ぜひ参加してみたいという方は、問合せしてみてくださいね。レッスンを受けて、食べて、作って、キレイに一歩ずつ近づきたいですね♪【店舗情報】CuisinedeHARUNO表参道●住所東京都渋谷区神宮前5-1-17BPRスクエア表参道11F●電話03-5778-3375●営業時間ランチ11:30〜15:00、ディナー18:00〜24:00●定休日日曜日●ライター渡辺まりか
2018年06月02日新江ノ島水族館に新展示「カピバラ~陽だまりの草原~」が2018年7月14日(土)オープン。“えのすい”が、カピバラをテーマにした新展示「カピバラ~陽だまりの草原~」がスタート。穏やかな性格で見ているだけで癒しを与えるカピバラにフォーカスを当て、南米の温暖な水辺で生まれた彼らの生態を探る。新スポットは緑の芝生に覆われていて、2018年夏のイチオシヒーリングスポットになること間違いなし。さらに新江ノ島水族館内には、色とりどりの南の魚たちが泳ぐ「トロピカル水槽」、南米の魚にエサやりできる「さかなのもぐもぐプール」など、海の生き物たちを紹介する展示も登場。7月14日(土)から8月31日(金)までは、クラゲファンタジーホールにて限定クラゲショー「今夜はクラゲNight」も実施。会場全体を潜水船に見立て、クラゲのすむ海の世界を案内する。【詳細】新江ノ島水族館住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2丁目19-1TEL:0466-29-9960料金:大人 2,400円、高校生 1,500円、小学生・中学生 1,000円、幼児(3歳以上) 600円※7月14日(土)~大人一般入場料が2,100円→2,400円に変更。■「カピバラ~陽だまりの草原~」開始日:2018年7月14日(土)■今夜はクラゲNight開催期間:7月14日(土)~8月31日(金)各回約5分会場:クラゲファンタジーホール
2018年05月31日5月17日に渡辺謙(58)との離婚を発表した、女優の南果歩(54)。2人はドラマの共演がきっかけで友人関係になり、渡辺の前妻との離婚成立後の05年に結婚。おしどり夫婦として知られていたが、昨年3月に元ホステスでジュエリーデザイナーの女性と渡辺との3年に及ぶ不倫が『週刊文春』で報じられた。離婚発表後、彼女は自身のツイッターに《これからは曇りのない笑顔で、私らしく歩んで参りたいと思います》と綴っているが――。 「果歩さんは周囲を心配させまいと明るく振舞っています。でも13年も連れ添った夫婦ですから、平気なわけがありません。不倫はいけないことですが、謙さんだって果歩さんのことを心から愛していました。彼女の乳がん闘病も謙さんは献身的に支えていましたし。離婚という結論に至ったとはいえ、果歩さんは今でも謙さんに感謝しています」(南の知人) そんな彼女の複雑な気持ちとは裏腹に、離婚発表後は南が受け取る“多額の慰謝料”について複数の記事が出た。5月23日発売の『女性セブン』は、“渡辺が南に支払う慰謝料は10億円”と報道。記事によると2人は“婚前契約”を交わしており、渡辺側に何らかの不都合があって離婚することになった場合、“夫婦の財産はほとんど南に譲る”という取り決めがあったというのだが――。前出の南の知人は、この記事に真っ向から反論する。 「婚前契約なんて、2人はまったく交わしていませんよ。婚前契約について尋ねられた果歩さんは、あまりに根も葉もない記事に呆れていたそうです」 こうした憶測が飛び交うなか、当事者である彼女はいま何を思うのか――。離婚発表から1週間が経った、5月下旬。六本木の一流ホテルに到着した南に記者は声をかけた。何度も取材してきた顔なじみの記者だったからか、離婚後はノーコメントを貫いてきた南が、困惑しつつも初めて口を開いてくれた。離婚したばかりとは思えないほど明るい口調だったが、“慰謝料10億円”報道についてたずねると表情は突如として曇ってしまった。 「どうしてこんな記事が出るんでしょうか……」 驚き呆れた表情の南は頭を横に振りながらこう続けた。 「10億円なんて、とんでもない。全部嘘です!だって、(渡辺には)借金しかなかったんですもの……」 ――え!?借金ですか? 「はい。でも、そんな記事にいちいち反論していても仕方ないですからね(苦笑)」 さらに、南は慰謝料の報道以外にも心を痛めていることがあるようで――。 「うちの母が『(離婚は)私のせいじゃないか』ってひどく傷ついているんです」 実は、南の実母と同居していたことで、息が詰まる生活を強いられた渡辺が“不倫に走った”と、これも一部では報じられてきたのだ。 「同居が不仲の原因と言われていますが、そんなことはないと思うんです。というのも、もともと私たち家族が住んでいた家に向こう(渡辺)が入ってきた形なので、母との同居はいまに始まったことではないんですよ。でも母は『自分が出ていけば何とかなるんじゃないか』と思ってしまったみたいで、騒動後はあの家から引っ越していきました。母とはいまも一緒に住んでいませんし、住民票まで移したんです。もう80歳を過ぎた母にそんなことをさせてしまって、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなんです……」 悲痛の真相を明かした南。最後に、今後の人生についても聞いてみた。 「いまは何も考えられない状態なんです。女ひとりの人生って、心細いですよ。でも、これが私の人生ですからね、負けずにしっかり歩いていきたいと思います。頑張っていきますから、これからも応援よろしくお願いいたします!」
2018年05月29日毎日何気なく食べている日本人の主食「米」。炊きあがった「ごはん」は、食事の代名詞にもなっているほど、日本人にとってはなじみ深いものですよね。せっかく日本に生まれたのだから、おいしいごはんを食べたい!できればお店で食べるようなつやつやごはんを毎日お家で食べたい!「そんなのカンタンですよ」と、〔スズノブ〕の西島豊造さんは言います。西島さんは、東京・目黒にあるお米屋さん〔スズノブ〕の代表取締役にして「五ツ星お米マイスター」のおひとり。テレビ出演の回数は数知れず、お米のおいしさや魅力の詰まったコミック『あきたこまちにひとめぼれ』の監修もしています。本当に、誰にでもカンタンにおいしいごはんが炊けるのでしょうか?その方法をうかがってきました♪守るのは「きちっと量ってきちっと研ぐ」こと!「ごはんを炊く=炊飯器」の時代が終わり、今では土鍋、圧力鍋、人によってはフライパンで炊くことも。炊飯方法によって、どんな研ぎ方をすればいいのかをお聞きしてみたところ、「どれでも研ぎ方は一緒」と西島さん。むしろ大切なのは「お米をきちっと量ること、正しい研ぎ方をすること」だと言います。「とくに炊飯器の場合、目盛りが付いているでしょう?あれは研究に研究を重ねた努力の賜物。あの目盛りどおりに水を入れて炊飯すればおいしく炊けるようになっているんです。でもそれもお米の分量をきちっと量っていればこそ。少しの違いで、炊きあがりは変わってきてしまうんです」では、正しいお米の量りかたとは、どのようなものでしょうか。それは「カップに入れてよく揺すり、さらにお箸などできちっとすりきり一杯にすること」と西島さん。「お米1合だと思っていても、スカスカ状態で本来より少ないことがあり、合数が増えるにつれ、その差は大きくなってくる。だから、1合1合ていねいにきっちり量るのが大切なんです」きちっと量ったら、次は米研ぎ。水を入れて、優しく、できるだけこすらないように――という回答が出てくるかと思いきや、「“研ぐ”というぐらいですから、お米同士が摩擦でしっかり磨き上げられるようにする必要があります」と西島さんは言います。また、実際に研ぎに入るまでには、ある工程を経なければなりません。それはすすぎです。「まず、ミネラルウォーターか浄水器を通した水を、お米を入れたボウルに入れ、軽くかき混ぜて捨ててください。この間、10秒ほどです。次からは水道水。これもボウルに入れたら、さらさらとかき混ぜて10秒で捨てる。ここまでがすすぎです」ちなみに、浄水器メーカーの〔クリンスイ〕から、お米に最初に投入するのに最適な水を作る《WASHOKU》という浄水器が出ているとのこと。「胚芽がなくなっていても、お米は生き物。乾いた状態で、最初に与えられた水を腹いっぱい抱え込もうとし、後でどんなに水を変えてもそれを離すことはありません。なので、最初だけは、軟水のミネラルウォーターを使ってほしいのです」と、最初に入れるお水の大切さを説明してくれました。次の段階は「研ぎ」です。これは水を切った状態で行います。「荒れた指先でお米を傷つけないようにできればビニールの手袋をし、ソフトボールをつかむような手で、20回、音を立てながらジャッジャッとかき混ぜてください。ボウルの中身全体をお米同士の摩擦で磨くような感じで。きちんとお米が磨かれると、ボウル内にわずか残っている水が、びっくりするぐらい、まるで乳液のように白くなります。そうしたら、水を入れてすすぐ、を2回繰り返しましょう」もしすすいだあとの水がまだ白く濁っているようであれば、さらに水を切った状態で。10回かき混ぜるようにして研ぎ、2回すすぎます。「ここでよく、『研いだらザルに上げておくんですか』と聞かれますが、それはしないでくださいね。お米がひび割れて、ベチャッとした炊きあがりになってしまいます」と西島さん。常識だと思っていたことがそうではなかったのだと聞き、驚いてしまいました。おいしく炊けたかどうかの目安は、ふたをカパッと開けたときのお米のツヤ。ピカピカと輝いていればばっちりです。「もし、ベチャッとなってしまっていたら、浸水時間を10分ずつ短くしていく(最短でも10分)、それでもだめなら水の量を減らす。逆にツヤがなければ、浸水時間を10分ずつ増やす(最長2時間)、それでもだめなら水の量を増やす。これでおいしい炊き方にたどり着けますよ」と教えてくれました。おいしいお米の見分け方は?どこで買えば?――そんな疑問にも答えますでも、品種によっておいしかったりおいしくなかったりするのでは?との疑問に、西島さんは「440種類もある日本のお米は、どれも高いレベル。好みに合うか合わないか、おかずに合うかそうでないかというのはあっても、おいしくないということはありません」ときっぱり。そういう誤解を解くため、西島さんは店頭でお米の「食味チャート表」を無料配布するだけでなく、自社サイトにも掲載しています。「もし、買ってきたお米が自分に合わないと感じたら、チャート表を見て、それを補う食味のお米をブレンドすればいい。お米の特性がわかれば、自分好みのブレンド米が作れてしまうんです」こちらは、ごはんの食味を調べるための《食味センサー》。これ1つで軽自動車1台分ほどのお値段なのだそう。お米選びで大切なのは、食味が自分のニーズに合うかどうかだけではなく、未成熟の米の割合が少ないこと、粒がそろっていること、精米日が浅いことなど。「精米済みのお米の袋には、必ず“窓”がついています。そこをよく見てみて、白っぽいお米(未成熟米)が多くないか、粒がそろっているかをチェックしてみてください。未成熟米が多いと、ベタッとした炊きあがりになってしまいます。また、米粒の均一さが炊飯器のポテンシャルを引き出しますので、粒がそろっていることはおいしく炊くための大切な要素となってくるんです」米店はどのように選べばいいのか、という問いに対しては、「簡単な質問を店員さんにしてみてください。『あきたこまちとコシヒカリの違いって何ですか?』それだけでいいです。ちゃんと答えられれば、よく勉強している証拠。そういうスタッフがいるところであれば、スーパーでも米店でも、品質の良いお米が買えますよ」と教えてくれました。ご飯の炊き上がりがおいしいかおいしくないかは、保存方法にも関係が。「2合など、使う分量ずつジッパー式保存袋に小分けにして、野菜室の底のところに敷き詰めるようにして保存して」と西島さんは言います。「精米後は15℃以下での保存が望ましいんですが、ちょうどいいのが野菜室。底に敷き詰めることで、野菜の取り出しにじゃまになりませんし、ほどよくクッション材の役目もしてくれますよ」ただし、冷蔵庫から取り出すのは、研ぐ直前。冷たいまま研ぐことで、コツいらずで味の悪いところだけが取り除けるんだそうです。「お米は生きてます。そのため、呼吸すればするだけ劣化する。それを抑えるために、できるだけ真空に近い状態で低温保存する。いわば冬眠させるわけですね。常温だと、美味しい状態はせいぜい2週間ほど。でも、この方法なら呼吸が3分の1に減り、1カ月半おいしい状態を保てます」販売されているお米の袋には「空気穴」がついているけれど、これはお米の呼吸用というより、空気を抜いて体積を減らすためのもの。保存には真空・低温が望ましいそう。お米は保存食だ、と思っていたのでここでもまた驚いてしまいました。最後に、西島さんは次のようにアドバイスしてくれました。「お米も農産物。生鮮野菜と同じ感覚で、できれば1kg、2kg単位など1〜2週間程度で食べ切れる量を買うといいですね。自分に合うお米も見つけられて一石二鳥ですよ。また、品種ごとにHPや、今ならInstagramやTwitterアカウント、Facebookページなども持っています。そこで発信している情報を自分から探しに行けるようになると、毎日のご飯を、もっとおいしくするヒントが得られます。ご飯からはじまる『家庭の味』を作っていければいいですね」お米マイスター・西島さんのいる〔スズノブ〕の詳細はこちら!●ライター渡辺まりか
2018年05月12日イメージ通りのテーブルが見つからない、ここの壁に棚があればいいのに、などDIYをはじめる理由は人それぞれ。東京・世田谷にある〔DIYFACTORYFUTAKOTAMAGAWA〕は、DIYをはじめるきっかけを与えてくれるDIYショップです。どんな魅力があるのか、ショップにお邪魔してみました♪ライトユーザーでも立ち寄りやすい場所にあるのが便利〔DIYFACTORYFUTAKOTAMAGAWA〕があるのは、二子玉川駅を降りてすぐのところにある二子玉川ライズテラスマーケット。通路を挟んだ正面には〔二子玉川蔦屋家電〕や〔109シネマズ二子玉川〕があるにぎやかなスポットです。子ども連れの女性や若い男性、お孫さんを連れた年配者など、ショップには次から次へとさまざまな層のお客さんが入っていきます。思い思いに陳列棚を眺めては出ていく人もいれば、気になるアイテムについてスタッフにたずねる人もいて、利用の仕方もさまざま。そんな店内に並ぶのは、これからDIYをはじめたいと思っている人や初心者など、ライトユーザーが使いやすいツール類から、本格的なユーザーでも大満足のアイテムまで。とはいえ、店長の荒井さんによると「ちょっといいな、と思えるものや、使いやすいものをできるだけセレクトして置いています」とのこと。「ちょっとよくて、使いやすい」いったいどんなアイテムがあるのでしょうか。組み立てるだけのお手軽DIYパーツ♪人気が高いアイテムの1つ、として紹介してもらったのは《LABRICO(ラブリコ)》シリーズ。お好みの2×4や1×4材などの木材に取り付けるだけで、丈夫な突っ張り柱や棚、または壁をお部屋に追加することができるパーツ類です。角材に被せるのがプラスチック(ABS樹脂)でできたパーツなら、天井や床も傷つける心配なし。例えば賃貸住宅だったとしても、好きなところに間仕切りや棚を作れます。また、新発売の《LABRICOIRON(ラブリコアイアン)》シリーズは、ガレージなど屋外での利用に大人気。グリーンをディスプレイしたり、アウトドア用アイテムや工具類を片付けたりするのに便利です。プラスチックの《LABRICO》は木材に被せるだけ、《LABRICOIRON》はドライバー1本でネジを締めるだけの簡単作業。DIY初心者に、まさにうってつけのアイテムですよね。今ある壁にちょっとした棚を作りたい、という人には、《WeekendWorkshopSHELFFRAME(ウィークエンドワークショップシェルフフレーム)》がオススメ。棚のイメージを思い描いたら、好みの1×4、1×6のパイン材を必要棚数分用意。あとは棚数に応じた《SHELFFRAME》に棚板を固定して、壁に取り付けるだけ。石膏ボードの壁にも取り付けられるピン付属で、外した跡が目立ちにくく、賃貸住宅でも気軽に使えます。オリジナルデスクを簡単に作れるパーツもあります。《WeekendWorkshopSTEELTABLELEG》と《PLAYWOOD》です。《WeekendWorkshopSTEELTABLELEG》は、好みの大きさと材質の天板にネジ止めするだけのお気軽さ。アジャスターがついているので、ガタツキを調整することができます。《PLAYWOOD》は、ジョイントパーツ。100円ショップで手に入るような板材さえ用意しておけば、ちょっとした棚からデスクまで、六角レンチひとつでカンタンに手作りできてしまいます。また、バラバラにするのもカンタンなので、お子さんの成長に合わせてデスクを作り変えてあげる、といった使い方をしてもいいですよね。気分に合わせて壁を模様替えできる“マステ”や、100均のガラスポットを自分好みにできる塗料もそのほか、人気があるのは手軽にグリーンを楽しめる《フェイクグリーン》や、遊び心たっぷりのウォールフック。季節によってアイテムを入れ替えるため、お店のレイアウトなども変えるそうですが、荒井さんによれば、「レイアウト変更やショップ内の装飾、什器(製品を並べておく棚)作りやポップ書きも全部スタッフによるもの」とのこと。「この壁紙もですか?」と聞くと、笑いながら《mtCASAFLEECE(エムティーカーサフリース)》を紹介してくれました。〔mt〕は有名なマスキングテープメーカー。マスキングテープなので、剥がしたときにのり跡が残りません。「壁全部でなくても、一部分だけ気分に合わせて貼り替える、という使い方もありますよ」と、模様替えより気軽な、お部屋のイメチェン方法を教えてもらいました。広い面もシワの入りにくい、厚みがあるフリース素材なので貼りやすいとのこと。幅が23cm、長さは10mもあるので、心おきなく使えそうです。ショップ中央には、何種類もの塗料を陳列する店がありました。昔ながらの塗料もあれば、今話題の“塗るだけでアイアン風”になる《ターナーアイアンペイント》や、何気ないガラス瓶やコップのリメイクに最適な《ターナーガラスペイント》なども。「どんな用途で何に使いたいかをお聞きして、最適なものを提案できるよう、塗料の品揃えは多めにしています」と荒井さん。「店頭で50円から販売している木の端材に、ちょこっとペイントしたい、とか、近くの百均で購入したグラスボトルにアレンジを加えたい、とか、店内をのぞいてもらえれば、『こういうこともできそう』と夢が膨らみますよね」毎日開催のレッスンやワークショップで使ったツールを購入できるショップの一番の特徴は?とお聞きしたところ「初心者でも気軽にDIYを楽しめるレッスンを開催していること」とのこと。壁紙の貼り方、電動工具の基本、丸ノコの使い方などどれもDIY初心者にとってうれしい内容。「一歩進んで、成果物を作るワークショップもやってますよ。詳しくはサイトを見ていただきたいのですが、月ごとに作るものを変えていて、夏休みにはお子さんを対象にしたキッズワークショップも開催。何度も足を運んでくれるお子さんもいて、『今日は何を作るの?』なんてやり取りもあるんです」実は、〔DIYFACTORYFUTAKOTAMAGAWA〕は、メーカーのショールームとしての役割もあり、レッスンやワークショップでは、ショップ内に設置したショールームにある工具を使用。どれもメーカーオススメの工具とあって扱いやすいものばかりですが、使い心地を試してから購入できるというのはありがたいですよね。〔DIYFACTORYFUTAKOTAMAGAWA〕のコンセプトは「DIYを文化にする」。そのため、これまでDIYに接したことのない人でも、「ちょっとやってみようかな」と考えてくれるような、品揃えを心がけていると言います。「いろんなブランドのアイテムの中から、使いやすくて、ちょっといいなと思えるものをセレクトする、いわばDIYのセレクトショップ。日々使いやすいものをと研究しているメーカーと、もっと使いやすいものがないかと探しているユーザーの架け橋になることを目指しているんです。なので、お客さまには、レッスンで使ったり、またはお買い上げいただいたりした製品の、ここが使いにくいとか、ここをこうしてほしい、といった要望をどんどんお寄せいただきたいですね」お買い物の途中にふらりと立ち寄れる〔DIYFACTORYFUTAKOTAMAGAWA〕は、「あ、こんなものあるんだ」というアイテムを発見できる場所。気軽に挑戦できる“素材”がたくさんあるから、これまで「DIYって大変そう」と感じていた人でも、一歩店内に入れば、「これぐらいならできるかな」とトライしてみたくなるかもしれませんよ。【DIYFACTORYFUTAKOTAMAGAWA】●住所:東京都世田谷区玉川一丁目14番1号二子玉川ライズS.C.テラスマーケット2F●電話:03-6432-7025●営業:10:00~21:00●定休日:無休DIY FACTORY FUTAKOTAMAGAWA●ライター渡辺まりか
2018年05月11日新生活を迎えた人の多いこの季節。これまでより少し忙しくなっている方も多いかもしれませんね。そういうときこそ、体力勝負!毎日の食事はしっかりとりたいもの。慌ただしくてもおいしいご飯を楽しめる調理家電を〔二子玉川蔦屋家電〕の食コンシェルジュ、カイザー・サーシャさんに教えてもらいましたよ。買ってきたお惣菜も作りたての味わいに《シャープ ヘルシオグリエ》今回お話を伺ったのは、〔二子玉川蔦屋家電〕で食コンシェルジュを務めるカイザー・サーシャさん。忙しいからできあいのもので済ませたい、でもベチャッとした食感では自分も家族も食事を楽しめない!そんなときに便利なのが《シャープヘルシオグリエ》です。「100℃以上の過熱水蒸気で温め直すから、お惣菜の揚げ物も作りたてのおいしさになりますよ。しかも、余分な油は全部トレイの溝に落ちるのでヘルシー」「もちろん、イチから調理にも対応しているので、ノンフライ唐揚げもカンタン。火力が強いので、予熱なしでもたった8分ほどで作れます」「特にオススメなのが、“ヘルシオグリエでモーニングセット”。外はカリッと中はふんわりのトーストと一緒に、目玉焼き、温野菜、グリルベーコンが同時に、しかもわずか6分で作れるんです。ただ単に過熱水蒸気で加熱するだけでなく、内蔵マイコンにより過熱水蒸気での加熱とヒーターによる加熱を制御しているからこそできる技。忙しいときこそしっかり朝食を食べてから出かけたいですね」3品同時調理で時短にも!《Panasonic ビストロ オーブンレンジ》「電子レンジ機能もあったほうがうれしいんですけど」という人にオススメなのが《Panasonicビストロオーブンレンジ》。こちらは過熱水蒸気で加熱するスチーム機能、こんがり焼き上げるグリル機能、しっかり焼き上げるオーブン機能、そして内部までしっかり熱を通すレンジ機能を搭載しているそうです」「通常のオーブン電子レンジでは熱を測るセンサーが1つですが、こちらには赤外線センサーと温度センサーを搭載。そのため、付属の角皿とグリル皿、合計3枚で同時調理ができるんです。たとえば、焼き魚と茹で野菜、それにもう一品。ゴムコーティングのあるグリル皿は、マイクロ波をしっかり吸収して発熱するため、焼き魚もこんがり焼けます。あとは白いご飯があれば献立が完了しますよ」「90以上ある自動メニューを選べば、電子レンジ、スチーム、ヒーターの機能をそれぞれ最適に組み合わせて調理。3品同時調理は“合せ技セット”を選んでいただくことでかないます。運転時間が短くて済むことや、加熱効果の高いスチームを使うので、電気代も抑えられるんです」「そのほか、パンの発酵から焼き上げまでしてくれる30℃〜230℃の幅広い温度設定が可能だったり、庫内の汚れをカンタンに落とせる“お手入れモード”や、過熱水蒸気用のタンクからの給水経路を清潔に保つ“洗浄モード”など、料理だけでなく清掃までほったらかしでできるところが、時間を有効に使いたい人にはぴったりですよね」良質なたんぱく質をしっかり摂るならこれがイチバン。低温調理器《BONIQ》糖質制限ダイエットをしている人であれば、しっかり補給しておきたいプロテイン(タンパク質)。できれば、上質なものをしかもおいしくいただきたいですよね。「そんな人にうってつけなのが低温調理器《BONIQ(ボニーク)》です。これは、クラウドファンディングの支持によって、日本の〔葉山社中〕が作ったアイテム。内蔵ヒーターと水流を作り出すファンにより、5℃〜100℃の間で、設定した水温を保ちつつ調理できるんです」「たとえば、牛肉であれば低温調理としてオススメなのが52℃〜60℃未満。鶏肉や豚肉であれば、それより若干高めで。温度と時間をセットして、設定温度になったところでジップロックに入れた素材を《BONIQ》の入ったお鍋に投入するだけでOK。時間は99時間59分まで設定できるので、大きなローストビーフも作れますよ(笑)」「できあがったお肉は、驚くほどジューシーですし、タンパク質が変性していないので上質なプロテインもとれます。健康にもいいし、味もいい。一石二鳥ですね。ちなみに、適温を保ち続けるから、おかず以外にヨーグルトや甘酒、プリンなども作れます。また、低温調理というとお肉ばかりに目が行きがちですが、人参や大根など根菜類を調理するのもオススメ。栄養素を壊すことなく、とても甘みのある素材そのものの味を楽しめますよ」「水が適温になるまで10分くらいかかってしまいますが、運転音がとても静かなので、夜寝ているときでも調理し続けられるのがいいですね。水の量は5L〜15L、ネジ止め式なのでお好みの鍋で使えます。直接料理に触れることがないのでお手入れもカンタン。これで作ったジューシーな肉料理をぜひ試してみてほしいですね」正真正銘の土鍋ごはんが炊ける《siroca かまどさん電気》日本人にとって「食事」といえば「ご飯」、ライスです。この「ご飯」そのものをおいしく炊き上げてくれるのが《sirocaかまどさん電気》。その驚きの見た目と性能をカイザーさんが説明します。「180年以上続く伊賀の窯元〔長谷園〕が作る、炊飯専用の土鍋«かまどさん»。これをなんとか電気の力で使えないか、と4年もの間にわたり試行錯誤して電機メーカー〔siroca〕と作り上げたのがこの«かまどさん電気»です」「本物の土鍋を使っているので、味はピカイチ。ふっくらとした、お米の芯から旨味を引き出したご飯が炊き上がります。また、これも土鍋効果なんですが、水分を吸い込んで蓄えておけるので、ご飯が温かいときには余分な水分を吸収してほどよく蒸らし、冷めてくるにつれ水分を放出しておいしさを保つという特徴があるんです。お鍋でご飯を炊く、という人も最近増えてきましたが、お鍋の蓋を開けるときに、蓋の裏に着いてた水滴がご飯の上に落ちてしまい、水っぽくなってしまった、ということありませんか?かまどさん電気で使っている土鍋の内蓋には2つの蒸気穴が空いていて、そこから余分な水蒸気を逃し、この溝の部分にその水を溜めておくんです。だから、水滴がぼたぼたと落ちない、味が落ちない、という作りになっています」「白米、玄米、雑穀米、おかゆが作れ、おこげモードなども搭載していて、お米を研いだら浸水時間をおかずに炊飯スイッチを押すだけ。気軽に土鍋ごはんを食べてもらいたいですね」炊飯も低温調理もパン焼きもできる欲張り仕様《バーミキュラ ライスポット ミニ》カイザーさんが最後に紹介してくれたのは《バーミキュラライスポットミニ》。既存の《バーミキュラライスポット》のミニバージョンで、この3月に発売されたばかりのアイテムです。「従来の《バーミキュラライスポット》は5合炊きですが、こちらは3合炊きで、0.5合単位で炊飯できます。バーミキュラシリーズの国産鋳物ホーロー鍋を使っていますが、余分な水蒸気を逃す機構や、ご飯をしゃもじですくいやすくする工夫がなされています」「炊飯モードでは、白米、玄米、おかゆが作れ、おこげモードも選択可能。炊き上がりのご飯は、旨味が引き出されていてしっかり粒立ちしています」「そのほかに、調理モードも搭載していて、こちらは30℃〜95℃まで1℃ごとに設定できたり、中火、弱火、極弱火が選べるので低温調理もできるのがうれしいですよね。わたしは食卓にこれを置いて、よくちゃんこ鍋を作って食べています(笑)。〔バーミキュラ〕特有の無水調理もできるので、素材本来の味を楽しめる無水ミネストローネも作れますよ。200点ほどの調理例が載っているレシピブックもついてくるので、料理のバリエーションが広がりますね」「使い方などをもっと知りたい、という人のために、店頭で頻繁に商品体験会を行っています。お気軽にお問い合わせください」と話してくれました。わたしも忙しさにかまけて食事をおろそかにしがちでしたが、こんな(ほぼほったらかしの)調理家電たちがあれば、質の良いご飯を作れそうです。みなさんも、購入の参考にしてみてはいかがですか?●ライター渡辺まりか
2018年05月02日早起きして、あれもやってこれもやって……というのは理想だけれど、結局いつもギリギリの時間。そんな朝のごはんは、支度も食べるのも、ささっとできるのがうれしいですよね。そこでオススメは〔レコルト〕の《プレスサンドメーカー》は、そういった要望にピッタリのアイテム。しかも、カフェでしか楽しめないとあきらめていた「耳までカリッ」「焼き柄が可愛いくておしゃれ」「フチが圧着されているから食べやすい」そんな理想のホットサンドが簡単にできるんです♪簡単にかわいいホットサンドがつくれる、《プレスサンドメーカー》今回、星柄に焼き上げる『リミテッドスター』バージョンを手に入れることができたので、少しだけご紹介します。こちらの《プレスサンドメーカー》は、コンセントに繋げたら加熱が始まり、抜いたら加熱終了。タイマーやアラーム機能などがついていませんが、キッチンタイマーやスマホのタイマー機能を使えばなんの問題もありません。まずは、《プレスサンドメーカー》のプラグをコンセントに繋ぎ、予熱します。予熱が終わったかどうかはランプでお知らせ。点灯していれば加熱中で、消灯していれば予熱終了(または加熱していない状態)です。室内気温にもよりますが、予熱にかかる時間は1~3分ほど。その間にパンの準備をしてしまいましょう。用意するものは、8~6枚切りのパン2枚と、はさみたい具材。ちなみに、3分あれば、半熟の目玉焼きができるので、ベーコンエッグサンドに挑戦するのもいいかもしれません。パンの準備ができて、予熱も完了したら、あとはカバーを開けてパンを載せ、パンがずれないように押さえながらカバーを閉じるだけ。パンや具材の厚みに応じて3段階の調整ができるハンドルロックをカチッとセットしたら、3分間待つだけでできあがります。星型の焼き跡がなんともキュートですよね!これは朝からテンションが上りますよ♪朝食はもちろん、冷めてもおいしく、耳がプレスされていて具がはみ出ず食べやすいので、ランチ用につくっておくのもいいかもしれませんね。ホットサンドだけじゃない、こんな楽しみ方はいかが?今回は、パン2枚を使ってホットサンドをつくりましたが、それぞれのパンを半分に折って2セット載せれば、一度に2種類のホットサンドをつくれるうえに、切る手間も省けます。また、スーパーなどで袋入りの中華まんを買ってきて、プレスするという使いかたも。パニーニのような味わいで、レンチンや蒸し器で温めたのとはまた違うおいしさが楽しめます。慌ただしい毎日に、プチプラでかなう非日常を取り入れてみてはいかがですか?プレスサンドメーカーの詳細はこちら♪●ライター渡辺まりか
2018年04月24日