信じられないような話ですが、私は妊娠8カ月までおなかの中に赤ちゃんがいることに気が付きませんでした。そのため、母乳マッサージも赤ちゃんを産んでから知ったようなものでした。それでも、なんとか母乳育児をすることができました。今回は、息子の母乳育児から得た経験をお伝えしたいと思います。 授乳は赤ちゃんとのスキンシップと考える私は母乳育児にこだわりすぎず、授乳は赤ちゃんとのスキンシップをとるための1つの手段として考えていました。なんとなくミルクをあげるより母乳をあげているほうがいいと思われがちですが、ママが大変なときはミルクに頼ってもいいと私は思います。 母乳にもミルクにもそれぞれメリットがありますので、うまく使いこなしてママが休める時間もつくりたいですね。 ママの体を休ませたいときには添い乳もママの体をしっかり休ませたいとき、私がしているのは添い乳です。赤ちゃんの横で寝転がって母乳をあげるのですが、慣れるとすんなりできるようになります。夜間断乳などの幅も広がりやりやすくなりますよ。息子はまだ添い乳をしていますが、お互いにリラックスした時間を過ごせています。 ただ、歯の生え始めなど、成長に伴って、少しずつ添い乳から違う方法にシフトチェンジすることを考えておくといいと思います。また、吐き戻しをしやすい赤ちゃんは一度起こしてげっぷをさせ、そのままママも眠ってしまわないように注意したいですね。 音楽や照明も使って授乳タイムを演出する育児をしていくうえでやっぱり大切だと思うのが、ママがリラックスしているということ。ママがリラックスしておおらかな気持ちでいると、赤ちゃんにもその雰囲気がしっかり伝わります。 自分なりのリラックスグッズがあると思いますが、なかでも音楽や照明がおすすめです。オルゴールの音楽を流したり、やさしい光の照明を灯したりして、赤ちゃんと一緒にリラックスしてもいいですね。 母乳育児は、なかなか思い通りにいかないことも多々あるかもしれません。やむを得ない事情で母乳をあげられない方もいるかと思います。無理をせず、楽しむ気持ちで赤ちゃんとの授乳タイムを過ごせたらいいですね。著者:浦松あや一児の母。学校事務や保育士を経験したのち、産休を機に退職。現在はパート。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は編み物。
2019年08月21日私は子ども3人を産みましたが、1人目と2人目は母乳・育児用ミルクの混合で生後3カ月ころから完全ミルク、3人目は生後10日から完全ミルクで育てました。ミルク育児でよかったこと、大変だったことをご紹介します。 母乳が足りない…3人出産し、3回とも母乳不足だった私。おっぱいマッサージなどを施しても母乳の量は増えず、1人目・2人目のときは生後3カ月ころまではなんとか混合で育てて、その後完全ミルクになりました。混合だと、母乳を飲ませたあとに育児用ミルクをあげるのですが、どのくらい育児用ミルクを足すのか、母乳をどのくらい飲めたのかがわかりにくいのが難点でした。夜中の授乳時は、母乳もあげなきゃいけない、育児用ミルクも作らなきゃいけない……と、結構大変でした。 3人目は生後10日でなぜか口内炎がたくさんできてしまい、出が悪い母乳を嫌がるようになってしまいました。そのため、「もう育児用ミルクにしようね!」と泣く子を前に、早々に完全ミルクへ移行しました。 完全ミルクだとここが大変…完全ミルクだと、やはり育児用ミルク代がかかります。1缶2,000円ちょっとする育児用ミルクが、生後6カ月にもなると10日ほどでなくなってしまいます。そのため、缶タイプの買い置きは必須でした。 また、外出時は育児用ミルクとお湯の用意が必要でした。お湯は保温性のある水筒に入れ、育児用ミルクはキューブ型のものを使っていました。赤ちゃんがいると何かと持ち物が多くなるなか、お湯が入った水筒持参は負担が大きかったです。ただ、生後6カ月くらいからは離乳食が始まり、授乳間隔も空いてくるので、荷物が大変な時期はほんのわずかでした。 いいこともたくさん!完全ミルクにしたことで、いいこともたくさんありました。それまでは、母乳が出なくてイライラ……周りと比べてイライラ……どのくらい飲めているかわからずイライラ……ということが多く、赤ちゃんも出が悪いので「育児用ミルクのほうがいい~」と泣くことが度々ありました。毎日何度もある授乳タイムが、赤ちゃんとの楽しい触れ合いの時間ではなく、ストレスになっていたのです。 完全ミルクにしたことでお互いにストレスがなくなり、飲めた量も一目でわかり、スムーズに授乳でき、赤ちゃんもスムーズに飲めて、快適なことばかりでした。また、2人目と3人目は生後6カ月から保育園に通っており、元々ミルク育児だったので先生に預けるのも難なくクリア。そして3人とも母乳に執着がなく、卒乳がスムーズでした。 「母乳で育てるのが1番!」という根強い風潮を感じますが、私は完全ミルク育児だったことをまったく後悔していません。赤ちゃんの様子を見ながら、自分の納得いくタイミングで完全ミルクに移行できて、よかったと思っています。3人ともすくすく元気に育っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2019年08月17日ママのみなさん、大人になってから「うんち」を漏らしたこと、ありますか? 恥ずかしながら、私はあります。それも出産直後の病院で。これは、私が長男を出産したときの「うんち」体験談です。これまで恥ずかしさのあまり、夫にも話したことはありませんでしたが、少しでもどなたかの参考になれば幸いです! 陣痛? 便意? どっちなのかわからない!初めての出産でドキドキしていた私(当時32歳)は、次第に強くなる陣痛に悶絶しながら、ある違和感に気づきました。「あれ、なんかトイレに行きたい……(しかも大のほう)」。 陣痛の合間に、恥を忍んで助産師さんに「あの、なんかうんちが出そうなんですけど……」と伝えると、「ああ、よくあるのよー。赤ちゃんが下に降りてくる感じが、うんちとよく似てるから。実際に出ちゃう人もいるけど、大丈夫よ〜」とのこと。 それを聞いて少し不安になりましたが、やがて陣痛がピークになるとそれどころではなくなり、不安も吹っ飛んでしまいました。その後はひたすらいきんで、なんとか無事出産! わが子と初めて対面し、感動に包まれました。 出産後、シャワー室で…分娩台で一息ついていたとき、助産師さんに「あのとき、うんちが出ていませんでしたか?」と恐る恐る聞いてみました。すると、「大丈夫、出てなかったよ」と返事があり、そのときはひとまず安心しました。しかし翌日、主治医からシャワーの許可が下り、熱いシャワーを浴びながらリラックスしていた最中に“それ”はやってきました。 「あれ? なんかトイレに行きたい……?」と気づいてから、「漏れる~!」という状態になるまでに、かかった時間はわずか10秒ほど。「ここで出してはまずい!」と必死で我慢しようとしたのですが、なぜかおしりに力が入らず、あれよあれよという間にその場でもらしてしまったのでした……。ナースコールで来てくれた看護師さんは、顔から火が出るほどの恥ずかしさで固まっている私に、「出産で肛門括約筋が緩む人って、多いのよ。気にしないでね〜」と、冷静にササッと処理してくれました。看護師さん、その節はちゃんとお礼も言えなくてすみませんでした。本当にありがとうございました! 出産後の女性は失禁しやすい自分の体が思い通りにならない体験は初めて。ましてや“便意が自分でコントロールできない”などという未曾有の経験に、私はかなりのショックを受けました。その後、シャワー室での一件を主治医に打ち明けたところ、出産時のいきみによって“骨盤底筋群”(子宮や膀胱などをハンモックのように下から支えている筋肉)にダメージを受ける女性は、結構多いそうです。 出産後、私のような“便失禁”だけでなく、“尿漏れ”に悩む女性が多いのも同じ理由なのだとか。「時間が経てば筋力は戻るけど、人によっては年をとってからまた症状が出る人もいるから気をつけて」とのことなので、油断できません。私は退院後、骨盤底筋群を鍛える体操をネットで調べ、日課にするようになりました。幸いそれ以降は、便失禁することはありませんでした。 出産でいきむのも、うんちでいきむのも、“力を入れて体の中から出す”という意味では似ていますよね。出産時にうんちが出てしまう例は結構あるそうです。私のように、恥ずかしくて誰にも話せない人は、意外と多いのかもしれません。そんな私も2児の母になり、今では「無事に生まれたのだからよし!」と開き直れるようになりました。 イラスト:sawawa著者:大川香織小学2年生と1歳、2男の母。共働き。編集プロダクションや出版社で、子育て情報誌などの制作に携わった経験をもとに、さまざまなテーマで執筆。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩)
2019年08月17日産後の女性が夫にイライラを感じるという話はよく耳にします。産後の私も例外ではなく、夫が家事や育児をすればするほどイライラが募っていきました。今回は、私の産後の様子と夫へのイライラが落ち着いていった過程についてお話しします。 どうしてイライラするの? 心と体に異変産後、家のことに不慣れとはいえ、夫の一挙手一投足に怒り、夜の夫婦生活なんて考えただけで夫を突き飛ばしたくなる有様だった私。「私はこんなに心が狭かったの? ちょっとイライラしすぎじゃないだろうか?」と、私は自分の感情に悩み、違和感を覚えていました。 そんなとき、自分の体にも異変が起きました。毎晩息苦しくて何度も目が覚めて眠れず、日中には気絶するように突然寝てしまうようになったのです。診察を受けると、なんと鼻にできたポリープが鼻腔を塞いでいたことが判明しました。 病気が判明、ずっと睡眠不足だった!?耳鼻科医によると、ポリープはかなり前からあり、産後の私は過度な睡眠不足になっていたようでした。ポリープ除去には1週間の入院と手術が必要とのこと。 ただ、入院している間、仕事のある夫は1歳3カ月の子どもの面倒を見ることができません。そこで何軒も病院をまわった末に、なんとか日帰り手術をしてくれる病院を見つけ、異変から5カ月後にやっと手術が決まりました。服薬のために断乳し、手術後、私の体調は劇的に回復し始めました。 熟睡と月経の再開で落ち着いた心と体手術のおかけで、睡眠中もきちんと呼吸ができるようになったことに加え、断乳したことで子どもの夜泣きがなくなり、ようやく私は熟睡できるようになりました。さらに産後1年8カ月ぶりに月経が再開。 こうして順調に体調が整っていったある日、ふと気付きました。「最近、夫に全然イライラしない……!」。自分でもコントロールできない夫へのイライラは、自分の本意ではなかったとはっきりと感じました。その後、夫婦仲は自然と改善していったのでした。 今振り返ってみると、夫へのイライラは、ポリープの影響による睡眠不足に加えて、産後特有のホルモンバランスの乱れによるものだったのではないかと感じています。 監修/助産師REIKOイラストレーター/大福著者:唐木田幸一児(男の子)の母。出産を機に報道関係の仕事を退職し、現在は専業主婦。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はブルーレイ収集と寺巡り。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月16日出産したら誰でも母乳が出るようになると勘違いしていた私。授乳でこんなに苦労するとは思いませんでした。特に「完全母乳」を目指していたわけでもない私が、母乳育児に力を入れている産院に入院したことから、大変な授乳生活がスタートしたのです。 出産後すぐに始まった授乳訓練2日間の徹夜の末、ようやく生まれたわが子。人生最大の大仕事が終わったと思ったのもつかの間、2時間ほど眠ったあとすぐに母乳をあげる練習が始まりました。 出産前に助産婦さんから「乳首を耳たぶくらいまで柔らかくしてね」と言われて毎日マッサージはしていましたが、まだまだ固くて赤ちゃんにじょうずにくわえてもらうことができずにいました。 出産して3日目の朝、お医者さんに「赤ちゃんの体重がちょっと減りすぎているね」と指摘され、ひどくショックを受けたのを覚えています。 母親として初めての「ごめんね」3日目から搾乳もすることになり、一度の授乳に1時間もかかるようになっていました。乳首のマッサージのあと、左右5分ずつの授乳。体重を計り、何g飲めたのかを助産師さんと確認。私は10gも飲ませることができませんでした。そのあとは搾乳です。 後ろから聞こえるわが子の泣き声。早く抱っこしてあげたいのにできない自分が無力でした。授乳室から部屋へ戻る病院の暗い廊下で、思わず涙が。泣いている私をキョトンと見つめる娘。私の顔をじーっと見つめて、「泣かないで」と言っているような、初めて心を通わせた瞬間でした。 足りない分はミルクで補おう退院してからもしばらくは完全母乳にこだわり、授乳と搾乳を繰り返していた私。乳首はもうヒリヒリと痛く、授乳の時間がとてもつらく感じていました。 そんなとき、親戚の叔母さんに言われた一言で、完全母乳をやめる決心をします。私が母乳が思うように出なくて悩んでいると伝えると、「足りない分はミルクを足したらよかたい。子育ては今だけじゃなかとよ。これからずっと続くとけん」と言われ、勝手に思い込んでいた「母乳で育てなくては」という呪縛から解放されて、ようやく肩の荷が下りたのです。 母乳もミルクもどちらも「育児」。母乳育児のこだわりを捨てると、子育てがうんとラクになりました。初めての子育ては不安や苦労も多く、楽しむことをつい忘れがちになっていたなと思います。そんなときは、周りの意見に耳を傾けてみることで気持ちがラクになるんだなと実感しました。 著者:吉田はな3歳の長女と1歳の長男を持つワーキングマザー。現在は都内の企業で時短勤務。11歳年下の旦那さんと一緒に育児奮闘中。
2019年08月15日分娩後6~8週ぐらいまでを産褥期といい、出産を終えたママの体が徐々に妊娠前の体に戻っていく時期です。産後は休息と活動のバランスをとることが大切です。過度な安静は、ママの体の回復に影響を及ぼすので、適度な運動が必要になります。産褥期におこなう適度な運動に「産褥体操」があります。それでは産褥体操について、詳しくお話していくことにしましょう。 産褥体操とは?産褥体操は、産後におこなう軽い体操のことです。産後のママの体にあまり負担がかからないような、寝た状態でも可能な運動が多く、回数もさほど多くはありません。 産褥体操には以下の目的があります。1)悪露の排出を促し、子宮収縮を促す2)妊娠・出産による腹壁および骨盤底筋群の回復を促す3)出産後の疲労を回復し、心身のリラクゼーションをはかる4)血液の循環を促し、静脈瘤や血栓の形成を予防する5)母乳の分泌を促す 産褥体操を始めるのはいつから?産褥体操を始めるにあたって、まずは、ご自分の体調を優先することが必要です。体調や気分が優れないときにまでおこなう必要はありません。 普通分娩の場合、産後2時間は出血が多くなったり、状態が変化しやすいので安静が必要ですが、それ以降であれば産褥体操をおこなっても構いません。帝王切開の場合は、術後、歩行を開始してからごく軽い運動が可能になります。 会陰を縫合していたり、帝王切開の場合には、傷に負担がかかるような運動は、傷が癒合してからおこなうようにしましょう。最初は軽い内容の運動から始め、徐々に運動の内容を組み合わせたり、回数を増やしたりしていきましょう。 産褥体操の方法それではどのような運動があるのか、紹介していきたいと思います。1つの運動を5~6回、慣れてきたら、いくつかの運動を組み合わせておこなってみましょう。 産後1日目からおこなえる運動ベッド上でおこなえるかんたんな運動です。帝王切開後のママもおこなえます。 1)胸式呼吸両ひざを立てて、あおむけになります。胸郭を広げるイメージで、鼻から深く息を吸い込み、3~5秒かけてゆっくり息を吐きだします。 2)腹式呼吸両ひざを立てて、あおむけになります。おなかを膨らませるイメージで、鼻から深く息を吸い込み、3~5秒かけてゆっくり息を吐きだします。3)足先の運動あおむけになります。足首を曲げて、ふくらはぎをのばします。その次につま先を下向きにしてのばします。これを数回繰り返します。足首の運動は、座った状態でもおこなえます。その際は、足を組み、動かす足をリラックスさせた状態でおこないましょう。 産後2日目からおこなえる運動帝王切開の場合は術後8日目以降からおこなえます。 1)頭を起こす運動膝を立ててあおむけになり、腕は両脇に伸ばします。深く息を吸い込み、息を吐きながら頭をゆっくり持ち上げます。頭を持ち上げたまま、数秒維持し、その後頭を下げ、リラックスします。2)肛門の引締め運動膝を立ててあおむけになり、腕は両脇に伸ばします。おしりの筋肉と肛門を引き締めたり、ゆるめたりを繰り返しおこないます。尿漏れにも効果があります。産後4日目ころからおこなえる運動1)腰を浮かせる運動あおむけになり、ひざをたてます。両腕を頭の後ろで組んだ状態で、腰を浮かせます。2)足を上げる運動あおむけになり、ひざを立てます。ひざを曲げた状態で、左右の足を交互に持ち上げます。産後1カ月ころからおこなえる運動1)前かがみ足を肩幅程度に開いて立ち、ひざを伸ばしたまま前屈します。2)つま先立ち足を肩幅程度に開いて立ち、つま先で立ちます。3)姿勢をよくする運動足を肩幅程度に開いて立ち、左手は腰に、右手は前に伸ばします。手を伸ばしたまま、左側後方を見るようにして、体をひねります。逆側も同様におこないます。4)自転車乗り運動あおむけになり、ひざを立てます。ひざを曲げた状態で、自転車をこぐように動かします。5)自分で起き上がる運動(腹筋)6)腰をひねる運動ひざを立ててあおむけになります。肩と足の裏はベッドにつけたままで、両ひざをゆっくり左に倒します。両ひざをもとの位置に戻し、右に倒し、元の位置に戻します。まとめ産褥体操をおこなうことで、産褥期の回復をうながす効果が期待できます。しかし、このような運動をおこなうかどうかは、ママの自主性にゆだねられている部分が多いです。ご自分の体調と相談しながら、産褥体操が継続できるような工夫ができるとよいですね。 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2019年08月07日私は2人の男の子を母乳で育てたのですが、1年くらい授乳を続けるうちに右のおっぱいだけが大きくなってしまいました。今回は左右のおっぱいで差が出てしまったときのお話と対策としてやってみたことをお話ししたいと思います。 右のおっぱいをよく飲んだ長男長男を出産後、初めての授乳は慣れないものでした。産院でお世話になった助産師さんには左右のおっぱいを交互に10分くらいずつ飲ませるように教えてもらいました。しかし長男は、右のおっぱいは10分くらい飲んでくれるのですが、左のおっぱいは3分くらいで離してしまうのです。最初はおなかがいっぱいなのかな? 私の飲ませ方が下手なのかな? と思っていました。そこで抱くときの角度を変えてみたり、おっぱいを下から支えてみたりしましたが、効果はありませんでした。 いろいろ工夫をしてみたけれど…助産師さんの助言で、先に左のおっぱいから飲ませた後、右のおっぱいを飲ませることにしてみました。長男もおなかがすいているので左のおっぱいを少し飲んでくれましたが、やはり3分くらいで離してしまうのです。助産師さんに診てもらっても左のおっぱいの出が悪いわけでもなく、乳首にも問題はありませんでした。長男の頭の向きやおっぱいとの顔の距離を工夫してみたのですが、結果は変わらず……。どうしても左のおっぱいが残ってしまい、張って痛くなるので授乳後搾乳していました。 左右のおっぱいの大きさに変化が!長男の授乳は2歳まで続きました。その後も長男の母乳の飲み方は変わらず、右のおっぱいばかりをよく飲んでいました。産後6カ月くらいから、徐々に左右のおっぱいの大きさが変わっていき、右のおっぱいだけが大きくなってしまったのです。大きさとしては、右のおっぱいが大人の味噌汁のお碗くらいの大きさ、左のおっぱいは子どもの味噌汁のお碗くらいの大きさでした。そして次男もまた同じように右のおっぱいを良く飲んだので、最終的に右のおっぱいが大きいままになってしまったのです。 授乳するまで、左右のおっぱいの大きさが変わってしまうことがあるなんて知らなかったので、とてもびっくりしました。私の抱き方や飲みやすさなどの要因があったのかもしれませんが、なぜ右のおっぱいよく飲んだのか、理由はわかっていません。卒乳した今でも左右のおっぱいの大きさは違うままですが、子育てのいい思い出になっています。 著者:川本 千華発達障害の長男、兄が大好きな次男を育てる2児の母。元ピアノ講師。自身の経験を活かし音楽・発達障害に関するライターとして活動中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月06日こんにちは!kzkです!今回は産後あるある。その中で“常に体が揺れてしまう… ”そんな体験談をお話しします!出産してからずっと…ずっと赤ちゃんをあやすため、安心させるために抱いてゆらゆら…ゆ~らゆら…揺れてますよね?!「赤ちゃんが泣けば抱いて揺れて」、「赤ちゃんが笑えば抱いて揺れて」朝も夜も安心できる揺れを提供する。それが母親ってもんですよ~。(ゲッソリ)体が覚えた事ってすごいですね。 こんなときにも体が揺れちゃうんだから!赤ちゃんを抱いていないに関わらず!洗い物中、無意識に赤ちゃんをあやすリズムで体が揺れている!家の中だし、寝かせてた赤ちゃんの泣き声にも反応 して『おーよしよし待っててねぇー!』と、体が揺れちゃうことも!そして、やっちまったーと思うのが外出先での揺れ発動!何も考えてないけど、赤ちゃんあやすリズムで揺れてしまっていますねぇ。信号待ち!そして最も恥ずかしいのが、対人!レジのお会計待ち…。ピッピッピッ のリズムでまるで赤ちゃんを抱いてるように優しく揺れ出す私ィィイ!揺れないよう対策を練ろうとも、赤ちゃんを抱いていた体に染み付いてしまったものなので、時間と共に自然に消えていくのを待つしかない。この感覚が消えてしまうことは、息子たちが立派に成長している証ですね。そう考えるとなんだかとてもさみしい気持ちになりますね。私も抱っこ揺れからようやく抜け出せたのだが…今でもどうしてもあのときのように揺れてしまうシーンがあります。それは赤ちゃんを見ているとき!まるで私が抱っこしてる気分になって、あのときのように揺れてしまいます。もはや、本能 ですね。(笑)●ライター/kzk(年子兄弟ママライター)
2019年08月04日初めての出産・子育てで大変だったことの1つが授乳でした。私は娘が生後1カ月のころから完全母乳で育てましたが、授乳がスムーズにできるようになるまでにはいろいろなトラブルが発生しました。今回は産後2カ月に起きた私の授乳トラブルについて紹介します。 初めての授乳に苦戦妊娠中から「初めての授乳はなかなかうまくいかない」という話は耳にしていました。臨月前に子宮頸管が短くなっていたこともあり、積極的に乳頭や乳輪部のマッサージをしていませんでした。 いざ出産して授乳を始めてみると、回数を重ねるごとに乳首がヒリヒリして激痛を我慢しながら授乳していたのを覚えています。産後3日目ごろには、うまく授乳できないことでパンパンに張るおっぱい……。それでも助産師さんのマッサージや授乳指導で、入院中はなんとかミルクを足しながら授乳していました。 産後1カ月で完全母乳に退院後も四苦八苦しながら授乳をしていましたが、産後1カ月の健診時には母乳だけで大丈夫なくらいになっていました。それでも授乳の間隔が開いたり、うまく吸わせられなかったりしたときにはおっぱいが硬くなってしまい、次の授乳の際に母乳がよく出ないということも……。夜になって赤ちゃんがよく寝て泣かないときには私も一緒に寝ていたため、特におっぱいが硬くなり、授乳がうまくいかないことが度々ありました。 おっぱいが岩のようにカチカチに!最大の授乳トラブルは、娘が生後2カ月になったころに起きました。生活リズムが少しずつ整い始め、夜まとまって寝てくれるようになったのです。長いときには6時間くらい泣かずに寝ていることもあり、私も「やっとたくさん眠れる!」と寝ていたら、起きたときにはおっぱいが岩のようにカチカチに! 赤ちゃんがうまく吸えないほど硬くなってしまっていたため、寒い冬の夜中にひとり、洗面所で必死に搾乳して硬くなったおっぱいを柔らかくしていました。 おっぱいカチカチ事件が起きてからは、赤ちゃんが泣かなくても3時間おきくらいに授乳をすることでトラブルを防ぐことができました。だんだん赤ちゃんが飲む量も増えて、授乳の間隔が開いてもカチカチになることはありませんでしたが、今でも忘れられない思い出です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 吉川麻和一児の母。娘の出産を機に仕事を退職し、現在は子どもの成長に合わせた働き方を模索中。不妊治療の経験や子育て経験に基づき執筆中。
2019年07月25日私は結婚してから5年間妊活を続け、やっと赤ちゃんを授かりました。妊娠するまでは大変でしたが妊娠経過は順調そのもの。仕事をしながらでしたが、近所に住む義理の母を頼ることなく妊娠前と変わらない生活を送ることができました。しかし、ほどよい距離感を保っていたはずだったのが、その関係が崩れてしまったのです。原因となった産後のできごとについてお伝えします。 出産前はいい距離感だった私と義理の母の関係妊娠経過が順調だった私は妊娠前と変わらず仕事に行き、家事も食事も通常運行。大変だったら近所に住む義理の母に手伝ってもらおうと思っていましたが、つわりもなかったのでそれも不要でした。 義理の母も「順調で安心だわ」と突然訪問するということもなく、用事があって来るときも必ず事前に連絡をくれていました。なれなれしすぎず、お互いにいい距離感を保った関係だったのですが、産後あることがきっかけでそれが崩れてしまったのです。 出産後すぐ夜中に押しかけて来てびっくりいよいよ出産となり、産院に行くことを義理の母に連絡すると、「頑張ってね」と応援の言葉をもらいました。無事に息子を出産し、時間は夜の11時過ぎ。夫は両親に無事出産したことを連絡し、面会は明日時間を決めて来てほしいと伝えたそうです。するとその30分後に「今、産院の前に来ている、鍵がかかっているから開けてもらえないか聞いてほしい」と義理の母から夫に電話がかかってきたのです。 私は出産後の処置を受けながら、夫が電話口で怒り口調で会話しているのを聞きました。夫はきっぱりと「無理だ」と伝えると、家に帰ったようです。よっぽどうれしかったんだなと思う反面、ちょっとモヤモヤした気持ちが残りました。 翌日、伺いもなく部屋に入ってきた出産時に出血が多かった私は、貧血で体もつらく、息子の世話以外は横になって体を休めていました。助産師さんからも休養が大事なので、授乳や沐浴以外は今日は新生児室でみますと言われました。スマホを見ることすらつらかったのですが、義理の母は早く会いたがっているだろうと思い、朝一番に面会の時間を伺うメールを送りましたが一向に返事はありませんでした。 すると面会時間を少し過ぎた時間に突然病室のドアが開き、そこには義理の母の姿が! びっくりしている私にはお構いなく、「こんにちは! 赤ちゃんはどこ?」が第一声でした。私は休養が必要な状態であることと、そのために息子は新生児室にいることを説明し、急いで新生児室に息子を迎えに行きました。 出産直後に「2人目は?」の言葉息子を病室に連れ戻り、念願の初対面を果たした義理の母。喜ぶ姿がとてもうれしく、今までの行動も気にしないでおこうと思った矢先、「2人目ももちろん考えているんでしょう?」と言われたのです。 義理の母は私たち夫婦がなかなか子どもを授からなかったことを知っているのに、産後すぐの私にこんなひと言が出るなんて……とショックでした。このとき、これまで通りの関係は続けられない、できれば関わりたくないとさえ思ってしまったのです。その後も連絡をしてから来てほしいと伝えているのに、「通りかかったから」と授乳中に急に面会に来られるなど、嫌な思いをしたこともあり、産後は少しずつ距離を置くようになりました。 孫の誕生のうれしさによる義理の母の言動があまりにショックで、それまでの良い関係が崩れてしまいました。気持ちが高揚してしまったことによるものだとは理解していますが、耐えられませんでした。いつもは気づかいができる義理の母だったということ、また産後のとてもセンシティブな状態のときだったからかもしれませんが、残念でなりません。ほどほどにお付き合いはしていますが、私の心の奥のモヤモヤは消えません。著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年07月19日1歳8カ月の娘は外では人懐っこい性格、家に帰ると甘えん坊。私は初めての育児に悩み、自分はだめだと責めて娘と一緒に泣いた日もありました。そのとき支えになってくれたのが、町の保健師さんでした。落ち込みがちだった私が育児に少し前向きになれた体験をお話しします。 育児中に涙が止まらない町の保健師さんの訪問の際、産後の入院中に昼間眠れず、夜中は授乳しても抱っこしても娘が泣きやまず何度も助産師さんに助けを求めて大泣きした経験があったということを話しました。 私は9年前から心療内科に通院していたため、心配してくれていた保健師さんは娘の体重と私の心身の状態を見に月に2回訪問してくれました。自宅では病院で習ったようには授乳ができず不安ばかりで、授乳や体重について相談に応じていただきました。 ベビーカーで育児相談会へ娘が生後3カ月のころ、保健師さんの案内で町内4カ所で決まった日に開催される育児相談会に行きました。最寄りの会場は家からベビーカーで20分の公民館。保健師さんが娘の身長、体重、頭囲、胸囲を測ると、娘の成長がわかって安心しました。娘の体重を心配していましたが、少しずつ増えていることがうれしかったです。 また、来ているお母さん方も会場で1番小さい娘を気にかけてくださり、心配ごとがあれば毎月会場に行ってみようと思えました。 離乳食・生活リズムの不安を改善!娘が生後10カ月のころ、夫は異動で昼夜交替勤務になりました。すると、娘の生活リズムも夫に合わせるように週ごとに寝起き時間が変わってしまい、悩みました。夫が日勤のときに朝早起きしすぎたりするのです。また、離乳食をあまり食べなかったりすることにも悩みました。 そのことを保健師さんに相談すると私にベビーフードを3種類くださり、頑張り過ぎなくて大丈夫だと励ましてくれました。外で遊ばせれば生活リズムがつくし、食欲も出るかもしれないとアドバイスも頂き、気持ちがラクになりました。 あそびの教室で親子ともにリフレッシュ保健師さんのアドバイス通りに外出を心がけて半年。今は娘がはしゃぐ姿を見るのが楽しみになりました。 特に楽しみな行事が、あそびの教室です。保健師さん主催、支援センターの先生も参加する音楽遊びの会で、発語の遅れ、落ち着きがないなど、心配ごとのある保護者と子どもがのびのびと音楽に合わせて歩いたり踊ったりします。ダンスや音楽に合わせて大きなシートをゆらゆらさせるなど、大人もいい運動になりリフレッシュになりました。 娘が生後3カ月のころに保健師さんに育児相談会を案内されていなかったら、家に引きこもり、もっと自己否定していたかもしれません。健康・育児の専門家であり、先輩ママでもある保健師さんには感謝の気持ちでいっぱいです。 著者:小泉陽子1歳の女の子の母。前職は家庭教師。アニメやイラストを描くのが好きで、娘と一緒にお絵かきするのが毎日の楽しみ。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月19日長男が小学生で学校があるため、第3子の娘を出産した後は自宅に帰ってきました。自宅の別棟には義両親が住んでいます。自身も3人の子どもを育て上げた義母は「大丈夫。私が全部してあげるからね」と言ってくれていたので、私は心強い、ありがたいと思っていました。しかし、退院してからは出産前と変わらない生活が待っていたのです。 出産後も家事負担は今まで通り第3子の娘を出産しての退院後、翌日からの炊事、洗濯は出産前と変わらず今まで通り私の仕事でした。義母は出産前に「私がやるから大丈夫」と言ってくれたのに、手助けに来てくれる様子がありません。別棟の私たち家族の台所には顔も出してくれず、声もかけてくれませんでした。 夫も、私の体が万全でなくても、娘が泣きわめいていても気にかけてくれず、朝も起きてくれないため、子どもの支度も私がすべてしていました。 義母につらいと伝えたけれど届かなかったそれでも、「何かあったら言ってね」と言ってくれたので、朝食の支度だけでもお願いしようと「夜中の授乳も頻回ですし、炊事も洗濯も今は全部がつらいです」と、勇気を出して伝えてみました。しかし「朝は子どもの顔を見て朝食を食べてあげなきゃだめ」との返答で一蹴。せめて片付けだけでもお願いできないか、と言いましたが、無視されました。 夫にも相談しましたが「したことない俺ができると思う? お母さんも忙しいんだよ」などと義母の肩をもつ発言しか聞けず、思わず泣いてしました。 こうなったら意地だ! でもその結果…義母にも都合があり、忙しいのは私もわかっていました。しかし、出産後の体は思い通りに動かないし、生まれたばかりの娘から離れることもできません。もちろん、小学生と3歳の息子たちの生活を疎かにもできません。 義母の「私に任せて」という言葉を鵜呑みにして期待していた私が悪いんだ、あてにしすぎたんだ、と思うようにして、自分の体の調子をみながら子どもたちのために今までどおりに家事をすることに決めました。 結果、1カ月健診まで悪露が長引いてしまい、産婦人科の先生には動きすぎたんじゃないかと注意をされました。先生は、一緒に健診に来た夫にどれだけ出産が大変で産後の体が大事なのか説明し、叱ってくれました。帰宅後、夫は義母に先生に言われたことと私の状態を伝えたようですが、義母からは特に何もありませんでした。その後は、義母には頻繁に頼み事をしない、手伝いをしない、近すぎず遠すぎずの距離を保っています。著者:長谷川モリジ8歳、4歳男子、1歳女子の3人子育て真っ最中。調剤薬局事務、秘書、ビジネス文書検定保有。夫の両親、祖父と8人暮らし。今は地元にコワーキングスペースを作る活動している。
2019年07月12日私は産後3カ月目に産後うつを発症し、通院し始めました。現在は周囲の理解と助けのおかげで回復傾向にあり、新しい仕事を始めることができています。産後うつと診断されショックでしたが、自分を追い詰め過ぎないようにしたことで次第に気持ちが明るくなりました。そのときの私の経験をお伝えします。 育児を楽しみたいのに苦痛で仕方がない初めての出産を無事に終えた私はうれしさと達成感に溢れ、育児を楽しもうと意気込んでいました。でもその気持ちとは裏腹、身体がついていかずに悔しい思いをする日々。夫の仕事の都合で出産前に引っ越し、赤ちゃんとの新生活は新居にてスタートしたため、生活に慣れることと初めての育児との両立は想像していた以上に大変だったのです。 私の母は他界し、父は存命ですが仕事が忙しく頼ることができません。義実家に頼らざるを得ない状況で、関係は良いほうですが付き合いにストレスを感じることも時折ありました。私はそれでも乗り切れる! と意気込んでいたものの、体調不良を繰り返したり、落ち込みやすくなったりと、異変を感じるように……。 産後うつと診断され、ショックを受ける何をするにも苦痛を感じるようになり、産後3カ月ごろに親族のすすめで心療内科を受診しました。医師からは産後うつの症状と診断され、極力ストレスを溜めないようにと言われました。 妊娠する前から産後うつという病名はテレビやネットで見聞きしていましたが、「自分が罹るはずなんてない」と思い込んでいたのでショックを受けました。でも、夫や周囲の人たちが精神疾患に理解があり、偏見を持たずに受診をすすめてくれたことが幸いでした。 心をラクにする方法を探し、快方を目指す産後うつを和らげるには時間がかかる場合があると聞き、物事を焦り過ぎないようにしようと思いましたが、不安定な感情や気分の上下、それが引き金となる周囲の人との衝突に悩み、ひどく落ち込むことも……。 しかし、病気と向き合って今の自分の姿を認めていくことで、かえって気持ちがラクになることに気付いたのです。少しでも育児をラクに乗り切る方法が見つけられるようになった現在は、2歳の子どもと接することを楽しめるまで余裕が出てきました。そして、不安感や焦燥感に悩まされることも徐々に少なくなり、夫が新しく始めた自営業をサポートできるまで回復しました。 産後うつは決して他人事ではないということを思い知りました。産後のストレスや疲労などから、気付かぬうちに不安定な状態に陥ることもあります。でも、悲観し過ぎることなく病に向き合い、いつかは元気になりたいという希望を持ち続けたことが、今の私が元気に過ごせる活力の源となっています。著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月10日初めての出産は、大きな総合病院でした。その病院では、産後は母子同室と決まっており、大部屋か個室が選べたのですが、できるだけ安く済ませたかったのと「他のママさんと交流できるかもしれない」という期待を持って大部屋にしました。しかしその選択を後悔することになったのです……。 産後すぐに始まった母子同室22時半ごろに出産し、さまざまな処置をして大部屋に移動したのは日付が変わった後でした。初めての出産ということもあり、体はボロボロなのにハイになってしまって眠ることができず、携帯で出産報告などをしていたら余計に眠るタイミングを失い、ほぼ徹夜で朝を迎えることになってしまいました。 そんな状態のところに赤ちゃんが運ばれてきました。もちろん愛おしいのですが、つい昨日までおなかにいたわが子なのに抱っこするのが怖いような、不思議な感覚になったのを覚えています。 昼間はスヤスヤ寝ているのに…昼間は本当によく寝てくれていて、無理やり起こして授乳するほどずっと寝ている子でした。 しかし夜になると目がパッチリ開き、授乳してもミルクをあげても抱っこをしていても泣くのです。泣きやんだと思ってベッドに寝かせて自分も横になると、10分足らずで泣き始めます。 初めての出産、自分の体もまだしんどい状態で、しかも大部屋。周りのママや赤ちゃんに迷惑をかけてはいけないというプレッシャーのなか、ほとんど眠れないまま3日が過ぎました。 助産師さんに泣きながらヘルプ昼間赤ちゃんが寝ている間に少し体を休めることはできたものの、調乳指導や沐浴指導など、何かとすることがあり、まとまった睡眠は取れぬまま……。周りのママと交流する余裕なんてまったくありませんでした。 「ママになったんだからちゃんとしなきゃ!」という使命感もあり、それまで助けを求めることができませんでしたが、さすがにギブアップ。精神的にも体力的にも限界が来てしまい、夜中に泣くわが子を抱きながら私も涙がボロボロ……。助産師さんにわが子を託し、一晩しっかり睡眠をとることにしました。 母子同室だったことで育児の大変さはすぐに実感することができましたが、なかなか体を休めることができませんでした。さらに大部屋だったことで「うるさくすると他の赤ちゃんが起きてしまう」というプレッシャーもあり、精神的にもかなり疲れました。初産は特に無理のない産後・入院生活を送れるような環境が良いと実感しました。助産師さんにももっと頼ればよかったと思い、その後2人目・3人目出産時は個室を選択し、つらいときは無理せず赤ちゃんを助産師さんに預けるようにして、自分の心身の回復を優先しました。 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2019年07月09日普段から「出掛けるときなぜか荷物が多くなってしまう」という女性は多いと思います。赤ちゃんが生まれると、自分の荷物のほかに赤ちゃんの物もプラスされ、とにかく大荷物に。「必要最低限のものだけ持てばいいのに」とパパにあきれられた経験から、厳選してなお、ママの荷物が重たいワケを紹介します! 必要最低限のものでこれだけある私の場合ですが、0~1歳児の赤ちゃんとのお出かけでは、最低限これだけは持ち歩いていました。 ①おむつ数枚②おしりふき③スタイの替え④着替え⑤赤ちゃん用のおやつ⑥タオル数枚⑦母子健康手帳⑧ポケットティッシュ⑨除菌ウェットティッシュ⑩赤ちゃん用の飲み物⑪おもちゃ さらに私が必ず持ち歩いている、お財布・携帯電話・手帳・化粧ポーチ・自分用の飲み物がプラスされます。 パパにとって、おやつやおもちゃはいらない物のように感じるそうなのですが、ぐずって抱っこだけではあやしきれないときのために、私にとっては必須でした。 粉ミルク育児の場合はさらに多い私が子連れで出掛けるときに持って行く、必要最低限の赤ちゃんアイテムは上記の11個でしたが、それは母乳育児だったから。 主に育児用粉ミルクを飲んでいる赤ちゃんの場合、⑫哺乳瓶⑬お湯⑭温度調節のための水⑮小分けにした育児用粉ミルク などがプラスで必要です。出掛ける場所によってはお湯の備えがあり、持参しなくてよい場合もあるので毎回ではないでしょうが、水は重たいです。さらにママ用の飲み物も持ち歩くわけですから、液体だけでも何種類も持たなくてはならず、その重さが想像できると思います。 なぜこんなに荷物があるのか?なぜママの荷物が多くなってしまうかというと、当たり前ですが赤ちゃんは荷物が持てないから。しかし、赤ちゃんは度々吐いたりうんちを漏らしたりして服を汚す回数が多いです。また、赤ちゃん用の食べ物や飲み物は大人のものほど出先で気軽に買えるわけでもありません。いつもの使い慣れたものでないと機嫌が悪くなってしまう赤ちゃんもいます。そのため、できればすべて家から用意していくのが安心なのです。 ママのバッグが重たいワケは、赤ちゃんもママもパパも、笑顔でお出かけするために必要なものが入っているからです。家族のために増えてしまう荷物を、パパにも分担して持ってもらえると、きっとママはとっても喜ぶと思います! 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2019年07月09日里帰り出産でママがしばらく実家に帰って離れていたり、パパが単身赴任などで毎日家に帰ってこられなかったり、子どもと離れて暮らすパパは少なくないと思います。ママの実家が近い場合、パパは安心かもしれませんが、実の両親ではフォローしきれない“ママの不安”というものもあるのです。 里帰り出産のありがたさわたしは長子の出産時、出産予定日1カ月前~出産後1カ月まで実家で暮らしました。いわゆる“里帰り出産”です。実家は自宅から自動車で2時間程度の場所だったので、さほど遠くはないのですが、パパの職場とは逆方向だったのでその2カ月間は離れて暮らしていました。実母が元気でいてくれることは本当にありがたく、料理や洗濯など家事は頼りきりの2カ月でした。 ママはもう大人家事は実母に任せきりでしたが、出産後、夜間に赤ちゃんが原因不明で泣きやまなくてこっちが泣きたくなってしまうときなどは、実母であっても頼ることはできませんでした。 夜中に人を起こすのはためらわれましたし、何より自分はもう大人。実の両親といえども自分の問題で甘えて、休息を邪魔してはいけないと思いました。性格にもよるのかもしれませんが、実の両親に手助けはしてもらっても、赤ちゃんに対してママである自分の代わりのようなことはさせてはいけないと考えていました。 ママが甘えられるのはパパだけ生後3週間くらいのときだったと思いますが、赤ちゃんがずっと機嫌が悪い日がありました。なぜかはわかりませんが昼間からぐずぐずで、夜になっても度々泣いてなかなかぐっすり寝てくれません。自分も疲れていてこれ以上どうしたらいいかわからず、たまりかねて夜中にパパに電話して「来てほしい」と訴えました。 パパはすぐに車で2時間かけて駆けつけてくれ、翌早朝に帰っていきました。あのときは側にいてくれただけで心の底から安心しましたし、自分の家族はパパと赤ちゃんの2人なんだと強く感じました。 実家の両親は娘の私を気にかけ、助けてくれますが、本心から頼って甘えられるのはパパだけです。実の両親でも決してパパの代わりにはならないということは、パパたちに知っておいてほしいなと思います。 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2019年07月05日みなさんは「孫フィーバー」という言葉を聞いたことがありますか? 初孫が生まれてテンションが上がりまくっている祖父母の様子を表す言葉だそうです。それはとても微笑ましいことのように思いますが、時にはママが迷惑を被ることも。私は実の父親の孫フィーバーによって、さんざんな目に遭いました。そんな私の忘れられない体験談をご紹介します。 子どもを産んだその日に衝撃発言私は幼いころから両親がおらず、祖父母に育てられてきました。しかし、小学生のころに突然父親が家に帰ってきてびっくり。その後も一緒に住むことはありませんでしたが、付かず離れずの付き合いをしていました。 しかし、この父親が私の長男出産直後にいろいろとやってくれました。夫からの連絡を受けて産後数時間で病室にやってきたかと思いきや、開口一番「この病院で〇〇が中絶したんだよ」などと話し始めたのです。お祝いムードをぶち壊すその発言には、顔を引きつらせることしかできませんでした。 授乳指導で忙しいのに毎日病室にそれまでほとんど連絡を取り合っていなかったのに、父は毎日病室に来るようになりました。授乳指導などで忙しいのに、病室にいないとガンガン電話をかけてきたり、赤ちゃんの口にキスしようとしたり……。 孫の誕生がうれしいのかもしれませんが、本当に迷惑以外の何ものでもありません。「もうサポートはいらないから」とうまく断り、病院に来ても通さないようにお願いしました。 退院後すぐに祖先の墓へのあいさつを強要しかし、父はあの手この手で接点を持とうとしました。なんと父は私が電話に出ないためか、夫に電話を入れて「退院するとき、その足で先祖の墓参りに行け」と命じていたのです。 夏で虫が飛び交う墓場に、生まれたばかりの赤ちゃんを連れて行くなんて、できるわけがありません。私はすぐに祖父に苦情を入れ、父を叱ってもらいました。このときばかりは本当に頭に血が上っていくのを感じました。 結局その後も父の迷惑行為は止まらず、なんだかんだと理由をつけて父と会うことはなくなりました。家族にほとんど興味がなかった父が、孫フィーバーを起こしたことに驚いた体験でした。著者:鏡 環2歳の息子の母。現在第二子妊娠中。元高校教員。うつ病と闘いながら夫と二人三脚で育児に励む。
2019年07月03日大好きだからこそ結婚をして、その愛の証となる赤ちゃんも生まれたのに、なんだか最近2人の仲が思わしくない……。そんな悩みを持つご夫婦に、私が産後、パパにしてもらってうれしかったことを3つお伝えします。 ママの頑張りを労ってくれる1つ目はママを労ってくれたことです。出産直後、私はとても疲れていました。なぜなら、長い妊娠期間で貧血や寝不足・体の痛みなどマイナートラブルがありながら、赤ちゃんが無事に育っているのかと緊張感を持って過ごしていたので、心身共に疲労が積み重なっている状態だったのです。そこに加えて分娩という大仕事を終えた後は、クタクタでした。 そのときに、「産んでくれてありがとう」「頑張ってくれてありがとう」とパパにたくさん労ってもらえたことで、私もこの人の赤ちゃんを産めてよかったと思え、家族がより愛しくなりました。 ママじゃなくてもできることは積極的に2つ目は赤ちゃんのお世話です。絶対にママじゃなきゃできない! というお世話は意外に少ないもの。夜ぐっすり寝る事ができなくて睡眠不足でイライラしがちなときは、パパにお世話をお願いして休ませてもらいました。 抱っこや寝かしつけで赤ちゃんが泣いてしまっても、ママのほうがじょうずだから、とすぐママ任せにするのではなく、赤ちゃんが泣きやむような工夫をしてくれるパパの姿に信頼感が増しました。 誰よりもママの話を聞いてくれる3つ目は話を聞いてくれること。産後はなかなか外出することもできず、言葉の話せない赤ちゃんとずっと一緒にいる毎日。1日のできごとや、赤ちゃんの様子、今現在のママの抱えているモヤモヤなど、雑談の中には大切なことがたくさん隠れています。 ここでは、否定や解決策の提示などではなく、関心をもって耳を傾けてもらう、その姿勢に私は助けられました。私にとって育児の話を夫とシェアすることは、2人で一緒に育児をしている気持になれる大切な時間でした。 産後の私は、心も体もしんどさのピークでした。理解し気づかってくれたパパの行動に心救われ、育児という一大プロジェクトに取り組む同士のような意識が芽生え、以前より信頼も愛情も増しました。この期間はお互いに大変でしたが、だからこそ絆も強くなる期間だと思いました。 著者:ライター 横山まい三児の母。夫の転勤に伴い三人別々の県で出産し子育てをしている。転勤妻としての妊娠・出産・子育ての経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2019年06月29日仕事を終えたら、すぐに子どもを迎えにいって夕飯と明日の準備……。 気づけば育児と仕事でいつもクタクタ……疲れやだるさ、睡眠不足を感じているママも多いのではないでしょうか。 睡眠不足だと疲れもとれなくて、子どもにイライラしてしまったり、つい食べ過ぎてしまうこともありますよね。 でもご安心ください! 手軽に睡眠の質アップが期待できる方法もあるんです! 睡眠不足が続いた状態ではホルモンバランスが乱れてしまうのですが、これを正すことで、ダイエット効果も期待できますよ。 良質な睡眠はダイエットにも繋がる!ホルモンバランスが乱れると、日中、食欲を抑える働きをしてくれるホルモンである「レプチン」が減り、逆に食欲を増進させる働きをしてくれるホルモンである「グレリン」が増えてしまう状態が体の中で起こりやすくなります。その結果、必要以上の食べ過ぎへ……。 良質な睡眠を目指すことにより、日中、動きやすくなるだけでなくダイエットにも繋がります。 ホルモンをコントロールするのは自分の意思では難しいからこそ、体をより良い状態にもっていくことで食欲も抑えられるようにされると良いですね。 ついつい食べ過ぎてしまうのはご自身の意思が弱いだけではないのですよ。 良眠のコツは「トリプトファン」睡眠の質を高めてくれるホルモンである「メラトニン」の材料となる「トリプトファン」という栄養素が不足しないようにすると良いでしょう。 「トリプトファン」は、必須アミノ酸(たんぱく質)のため、主に肉、魚、大豆製品や乳製品に多く含まれています。その他、ナッツ類などにも含まれていますよ。 大豆製品に入っていることから、良眠にもお味噌汁は最適ですね。 消化が良いので夜でも朝でも心強い味方になってくれます。 摂るタイミングを意識するなら朝「トリプトファン」を摂るなら、朝が良いと言われています。 これは、「メラトニン」になるまでにある程度の時間がかかるからです。※「セロトニン」→「N-アセチルセロトニン」→「メラトニン」 ですので、夜に十分にホルモンがでるようにするなら朝食にトリプトファンを摂っておけると良いですね。 著者:横川仁美食と健康・美容を繋ぐ「smile I you」代表。管理栄養士を取得後、保健指導や重症化予防、ダイエットサポート、電話相談のカウンセリング等を通して、のべ2000人の方の食のアドバイスに携わる。現在は、ママや子どもの健康サポートに力を入れながら、コラム執筆・監修、レシピ作成、オンラインでのダイエットカウンセリングを中心に活動中。目の前の人の「今」、そして「これから」を大切にした食の提案を目指している。
2019年06月25日暑さが増してくると、冷たいものがおいしく感じられるようになりますよね。 食後のデザートに冷たい果物を食べるというご家庭も少なくないことと思います。 果糖は怖い……?でも、実は夕食後に果物を食べるのは、ダイエットにはあまり好ましくないんです。 果物を食べすぎると果糖(糖質)の過剰摂取により中性脂肪の増大や肥満をきたすおそれがあるので、夕食後に食べる頻度が多いと体脂肪がつきやすくなってしまうからです。 果物を取り入れるメリット果糖について書かせていただき、ダイエットには果物は良くないのかなぁと思われたかもしれませんが、メリットもあります。果物は加熱せずに食べられるのでダイエット中に不足しがちなビタミン、ミネラルを摂りやすいのは、うれしいところです♪ 時間帯や量を意識すれば、ダイエットの心強い味方になってくれますよ。 果物を食べる良い時間帯は?果物を食べる時間帯でいえば、脂肪がつきにくいと言われている朝か午後2~3時あたりが良いですね。 私も大抵、この時間帯に食べていますよ。 それ以外の時間は、頻度を少なくしています。 食べる目安量は、ぎゅっと握ったときのこぶし1つ分。グラムでいえば、100~200gほどになります。 果物は冷やすことが多いので、お味噌汁などの温かい食事を後に取り入れるのもおススメです。体を冷やし過ぎずにすみますよ。 著者:横川仁美食と健康・美容を繋ぐ「smile I you」代表。管理栄養士を取得後、保健指導や重症化予防、ダイエットサポート、電話相談のカウンセリング等を通して、のべ2000人の方の食のアドバイスに携わる。現在は、ママや子どもの健康サポートに力を入れながら、コラム執筆・監修、レシピ作成、オンラインでのダイエットカウンセリングを中心に活動中。目の前の人の「今」、そして「これから」を大切にした食の提案を目指している。
2019年06月24日ダイエットには野菜! 野菜を摂りやすいサラダをしっかり食べるようにしています!外食でもサラダをつけるようにはしているけれど、なかなか痩せないんです…… こんなお悩みをお持ちのママも多いのではないでしょうか? もしかしたら、キャベツやレタスなど、食物繊維が少ない野菜が中心になっている頻度が多いのかもしれませんね。 食物繊維とは……?食物繊維は、糖質の吸収を抑えて血糖値の急上昇を防いでくれたり、満腹感を得やすく食べ過ぎを防ぐのに役立ちます。 18~69歳であれば ●男性は20g以上●女性は18g以上 が1日の目標摂取量となっています。 また、食物繊維には、不溶性と水溶性があり、どちらもダイエットに繋がるのですが、それぞれ性質の違いがあります。 不溶性は、主に穀類、野菜、豆類に多く含まれており、水分を吸収して膨らみ便のかさを増やし、腸を刺激。便秘解消に役立ちます。さらに適度な硬さや食感があるためよく噛むことにつながり、早食い予防にも良いですね。満足感にも繋がります。 水溶性は、主に海藻、野菜、フルーツに多く含まれており、粘性があるので消化器官をゆっくり移動することから、お腹が空きにくくなったり、血糖値の上昇を緩やかにしてくれたりとダイエットに○です。 野菜の中に含まれている食物繊維の量はどのくらい?レタス(生)100g中1.1g、キャベツ(生)100g中1.8gの食物繊維が含まれていますが、食物繊維で有名なごぼうでは、100g中(茹で)、6.1gも含まれているんです。だから、きんぴらごぼう約50gで食物繊維3gほど摂れるイメージですね。 レタスでいえば、1玉は約300g! 100g中1.1gの食物繊維しか含まれていないので、ごぼう50g中の食物繊維3gが1玉食べないと摂れないのです。 しかも、食物繊維の目標量をすべてレタスで摂るとしたら6玉は食べなければいけないという結果に……。 ですので、このようにサラダでしか野菜を食べていないのであれば、 野菜を食べていても目標摂取量にも満たずに残念な食べ方になっているかもしれません。 ごぼうのほかに食物繊維を多く含んだ野菜の例としては、オクラ100g中(茹で)5.2gの食物繊維が含まれており、オクラの胡麻和え約50gで食物繊維2.6gほど摂れ、西洋かぼちゃでは、100g中(茹で)4.1gの食物繊維が含まれているので、かぼちゃの煮物約70gでは食物繊維が2.9gほど摂れますよ。 食物繊維を多く含んだ食材を♪野菜を最初に! と言われていますが、野菜をはじめに食べれば良いだけでなく、その種類に偏りがないかどうか確認してみたり、 外食では生野菜を楽しんだ分、おうちごはんでは食物繊維が摂りやすい茹で野菜や具だくさんのお味噌汁を取り入れたり♪ 食物繊維を多く含んだ食材をプラスしながら、バランスよくお食事を楽しんでみてくださいね。 著者:横川仁美食と健康・美容を繋ぐ「smile I you」代表。管理栄養士を取得後、保健指導や重症化予防、ダイエットサポート、電話相談のカウンセリング等を通して、のべ2000人の方の食のアドバイスに携わる。現在は、ママや子どもの健康サポートに力を入れながら、コラム執筆・監修、レシピ作成、オンラインでのダイエットカウンセリングを中心に活動中。目の前の人の「今」、そして「これから」を大切にした食の提案を目指している。
2019年06月23日朝は忙しくてバタバタ……お子さんやパパに食べてもらうのがやっとで、自分は食事を抜きがちになっている……なんてことはありませんか? もしかしたら、朝食を食べていない分、ダイエットにつながっているのかな? と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、逆効果なんですよ。 朝食を抜くと太りやすい?朝食を摂らない人は、摂る人に比べて5倍も太りやすいと言われているんです。 これはどういうことかというと……自律神経をコントロールしてくれている体内時計が乱れてしまうことが原因にあげられています。 自律神経ってどんなもの?自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つの神経から成り立っており、 ・日中は交感神経が中心となって働き、エネルギー消費を高める ・夜は副交感神経に切り替わって省エネモードにして疲れた体を回復させる という働きがあるのですが、体内時計がくるってしまうと、この働きがうまくいかなくなってしまうのです。 日中のエネルギー消費を高めるためにも、この働きをスムーズにしてあげられるようにするのがカギ! ご自身でお体をサポートしてあげると良いですね。 自律神経の働きをよくするコツは……・太陽の光を浴びる ・朝ごはんを起床後2時間以内に食べる こうすることで、体内時計の乱れを防げて交感神経を活発にできると言われています。 もし朝ごはんを摂られていなければ、手軽に食べられる果物や野菜ジュースなどから口にすることをスタートしてみてはいかがでしょうか? インスタントのお味噌汁なら手軽なうえ、低くなっている体温を上げ、体を温めることにも繋がりますよ。具が少なければ豆腐を切って入れても良し♪ ご自身が食べたいものから試してみてくださいね。 著者:横川仁美著食と健康・美容を繋ぐ「smile I you」代表。管理栄養士を取得後、保健指導や重症化予防、ダイエットサポート、電話相談のカウンセリング等を通して、のべ2000人の方の食のアドバイスに携わる。現在は、ママや子どもの健康サポートに力を入れながら、コラム執筆・監修、レシピ作成、オンラインでのダイエットカウンセリングを中心に活動中。目の前の人の「今」、そして「これから」を大切にした食の提案を目指している。
2019年06月22日お食事にはご飯、おかず、味噌汁などを用意するけれど、ダイエットにはどれから食べ始めれば良いのかな、とお考えの方は必見! お味噌汁を先に飲むだけで痩せ体質になり、体脂肪の蓄積予防が期待できますよ。 ダイエットで押さえておきたい、血糖値を急にあげない食べ方お食事を摂ると血糖値が上がりますが、この血糖値が急激に上がり過ぎると、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが大量に分泌されてしまうのです。これは早く血糖値を下げるためです。 インスリンは血糖値を下げる役割もありますが、余った糖を脂肪に変えて脂肪細胞に蓄える働きもあるため、大量に分泌されると太りやすくなってしまうんです。だから糖尿病の人に限らず、血糖値をコントロールすることは体脂肪をつきにくくするために大切なんですね。 具体的には、どうすれば血糖値の急上昇を予防できるのでしょうか? ・早食いを予防する ・食物繊維を多く含んだものから食べる まずはこの2点を意識してみましょう。 お味噌汁ファーストなら早食い予防も食物繊維を摂ることも♪温かいお味噌汁は、フーフーしないといけないので、自然と早食い防止になるんです。体を温めることにも繋がるので、消化を良くすることにも役立ちますね。さらに野菜を多く含んだお味噌汁なら、食物繊維の影響で糖や脂質の吸収をゆるやかにもしてくれます。 でも今は暑い季節になってきたので、お味噌汁の頻度が減りがちに。冷たいものばかりになってきたら、意識してお味噌汁をつけてみたり、早食いになり過ぎたりしていないか? など、見直してみるのは良いですね。私はどうしても食べる気がしないな……と思わない限り、季節に関わらずお味噌汁をつけています。 ご自身の体調に合わせて、食べてみてくださいね。 汁ものを口にしたら次に食べるのは……副菜(サラダ、煮物)→主菜(肉、魚)→炭水化物(ご飯、パン)の順に食べると、食後血糖値を最も抑えることができると言われています。野菜のおかずを2/3ほど食べたらすべて一つひとつ食べきるのではなく、三角食べを意識していきましょう。時々味噌汁で口を潤していきます。こうすることで、箸につきやすいご飯粒も汁物の水分で取れやすくなりますよ。おかず系は濃い味つけのものも多く、味をしっかり感じることができるので一時の満足感を得ることができますが、慣れてしまうと塩分過多に。ごはんのほのかな甘みが、濃い味に慣れすぎないようサポートしてくれます。 いかがでしたか?何か一つでも気づきがあれば、うれしいです。今日もお味噌汁をつけたお食事で子育て中でも痩せやすい体を叶えていきましょう。 著者:横川仁美食と健康・美容を繋ぐ「smile I you」代表。管理栄養士を取得後、保健指導や重症化予防、ダイエットサポート、電話相談のカウンセリング等を通して、のべ2000人の方の食のアドバイスに携わる。現在は、ママや子どもの健康サポートに力を入れながら、コラム執筆・監修、レシピ作成、オンラインでのダイエットカウンセリングを中心に活動中。目の前の人の「今」、そして「これから」を大切にした食の提案を目指している。
2019年06月21日慣れない育児に取り組み「パパ業・ママ業」に一生懸命になりすぎて、いつの間にか「夫と妻」であることを忘れていました。そんな私たち夫婦が、夫婦関係を見直すきっかけになった言葉があります。 産後、夫婦喧嘩をすることが増えた出産後、授乳による睡眠不足や慣れない育児による疲れから、些細なことで夫婦喧嘩をすることが増えた、と感じる人も少なくないのではないでしょうか。かく言う私もその一人でした。食事やお風呂、就寝の時間など、生活のすべてが子ども中心で回っているのに、夫が今までと変わらずマイペースに過ごしていると、ついイライラしてしまうことが増えました。 「夫が一番、子どもが二番」そんな私が人から聞いた、目からウロコの言葉があります。それは「夫が一番、子どもが二番」というもの。 子どもはいずれ親から離れて巣立って行きますが、夫は老後も一生添い遂げるパートナーです。「子どものことばかりを優先して夫婦関係をないがしろにするのではなく、愛する夫への思いやりも忘れないようにしましょう」というメッセージが込められた言葉でした。 「パパとママ」であり「夫と妻」その言葉を聞いてから、私は自分の態度や姿勢を反省しました。子どもを優先するあまり、愛する夫との関係をこじらせるなんて、ということに気付いたのです。私は「ママ」である前にこの人の「妻」だったんだ、ということを思い出しました。そして、夫の気持ちを思いやることの大切さを再認識した結果、夫も徐々に私の気持ちを汲んでくれるようになり、以前よりも絆が深まったように思います。 「夫が一番、子どもが二番」というのは極端な表現で、実際の生活では子どもを最優先にせざるを得ない場面が多々あると思います。そんなとき、私は「夫も子どもも一番」だと考えます。そもそも家族は順位をつけるものではなく、みんなが大切な存在です。そんな当たり前のことを忘れかけていた私にとって、この言葉は大きな救いになりました。著者:岩崎薫一年間の不妊治療を経て妊娠・出産。2歳の男児を子育て中。現在は印刷会社の人事部で時短勤務で働く。第二子の妊娠を目指して不妊治療中。
2019年06月13日私は、9歳・8歳・6歳・2歳の4人の子どもを育てています。4人目を産んだあと、悩んだことは「なかなか戻らない体形」でした。おなかまわりが特にひどく、脂肪の上に脂肪が乗ったような状態……。私が体形を戻すために、今でもコツコツおこなっていることを紹介します。 体重よりも体型が気になる1人目妊娠前の体重が43kg。4人産んで、現在は46kgと体重は少し増えただけなのですが、体形がまったく変わってしまいました。子育てに忙しく、運動する時間がないためか、全体的に筋肉が落ちました。それに加え、おなか周りの肉づきがひどい! 3人目までは骨盤矯正に通って、それなりにケアしていたつもりだったのですが、4人目ともなると時間もお金ももったいなく感じ、通わなくなってしまいました。 「骨盤体操」「フラフープ」「今度こそ、おなか周りをスッキリさせたい!」と決意した私は、現在は整体に通っていたときに教えてもらった、骨盤体操やフラフープを生活に取り入れています。 ダイエットとなると食事制限がお決まりかと思うのですが、食事を減らしてしまうと体調を崩すこともあったので、食事はしっかり摂るようにしています。「おいしく食べて、運動!」が目標です。 「遠くのスーパーまでお散歩」どんどん気候も暖かくなり、外に出たいな~と思う日も多くなってきました。2歳の末っ子を外遊びによく連れて行くのですが、できればベビーカーに乗せて私が歩き、運動をしたいと思っていました。 それなのに、末っ子がベビーカーを嫌がってしまうことも。そんなときは、好きなだけ歩かせて、「疲れた~。抱っこ」と言ってきた頃合いにベビーカーに座らせて、遠くのスーパーまで歩くようにしています。運動することを心がけてからは、子どもも私も寝つきがよくなったように感じています。 ママになると「集中して運動する時間」はとても貴重になります。筋力・体力がつくと子育ても楽に感じるかも!? なんて思いながら毎日コツコツ頑張っています。心なしか、おなか周りがシュッとしてきたように感じています! イラスト:imasaku著者:武山あゆみ三男一女の母。ワンオペ育児に奮闘するかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年06月13日ベビーカレンダーの「助産師に相談」コーナーでおなじみ、宮川めぐみさんが2018年12月に長女を出産! 助産師の子育てって、どんな感じ? 育児のコツをのぞかせてもらいました! 毎月こっちゃんの1日の様子や成長をご紹介します。 生後5カ月、こっちゃんの1日5:00授乳、おまるでおしっこ新生児のときから、ゆるくおむつなし育児を実践中なんですが、実はおまるでおしっこするのは久しぶり。先月ぐらいから、おまるに座らせてもあまりしてくれなくなっていました……。 6:30ねんねゴロゴロしているうちに寝ていました。この間にママは朝ごはんの準備、洗濯を。 7:30パパ・ママ朝食、こっちゃん起床 8:00こっちゃんもごはん、授乳 生後5カ月になったので、今月からこっちゃんも離乳食を始めました。わたしたちが食べている様子を見ては、もぐもぐと口を動かして、こちらの様子をよく見ていたこっちゃん。10倍がゆからスタートしましたが、食べることが好きなようで、前のめりになってスプーンに顔を近づけてきます。今のところほぼ毎日完食です! 9:00身支度、授乳この日はわたしが新生児訪問の仕事があったため、出かける準備。出る前に再度こっちゃんの授乳をして出発。 10:00こっちゃん、お父さんと一緒にお留守番1人でゴロゴロ遊んだり、寝たり、泣いてパパにあやしてもらったり……。 11:45公園でピクニック 仕事が終わったあと、パパ・こっちゃんと駅で待ち合わせて、公園へ。こっちゃんはパパにスリングに入れてもらって来ました。 12:30昼食、授乳公園のベンチでパパが作ってくれたおむすびを食べながら、授乳。その後、公園のすべり台をパパと一緒にすべったり、芝生の上でゴロゴロしたり。 15:20自宅に到着、授乳帰りのバスから寝ていましたが、帰ってきて授乳したらまた眠ってしまいました。この間におうちの片付け、洗濯物の片付けを。 17:00夕食準備、こっちゃん起きるこっちゃんはパパに抱っこしてもらい、あやしてもらっている間に夕食を準備します。 18:00夕食、食べながら授乳 19:00こっちゃんはパパとお風呂この間に夕食の片付け。こっちゃんが上がってきたらお肌のお手入れと授乳をします。 20:00授乳、寝かしつけ授乳後にゴロゴロしてひと遊びしたら、そのまま寝ました。 21:00ママの1人時間お風呂、訪問の仕事の記録など、ママの1人時間。または、パパとおしゃべり。 22:00授乳、そのままママも一緒に就寝 生後5カ月、今月の様子メモ■身長/体重66cm / 7.0kg(先月比+2cm /+0.7kg) ■服のサイズ60~70cm ■おむつのサイズSサイズ ■睡眠・お昼寝の時間夜から朝までトータル約11時間お昼寝はちょこちょこトータルで約3時間弱 ■授乳回数母乳で7~8回 ■おしっこの回数10回程度 ■うんちの回数0~2回(離乳食が始まってから、便が出ない日も……) ■今月できるようになったこと・変化・寝返りができるようになった・自分の足を口に入れるようになった・手をグーにして手首を内側、外側にとひねるようになった・離乳食がスタートした 生後5カ月の時期を振り返っておむつなし育児をゆる~く継続中わたしは元々気が向いたときにおまるに座らせてみる、ぐらいのゆるい「おむつなし育児」を楽しんでいます。ペースも特に決めず、おむつを見たときにおしっこが出ていなかったら座らせてみよう!という感じで試していました。 以前は面白いぐらい成功していたのですが、最近は座らせても出ないことが多いです。生後4~5カ月くらいになると見えるものも増え、動きも活発になり、自我も出てくるため、興味のアンテナがあちこちに飛ぶようになります。そのため、気が向かないとしてくれない時期なのかもしれません。これからもあまり神経質にならず、のんびり続けてみようと思っています。 離乳食をスタートしてみてまた、離乳食がスタートしてから便が出ない日が増えました。そんなときはうつ伏せ遊びの時間を増やしたり、足の運動をしたり、お腹にそっと手をあてて手の温かさでお腹の動きが良くなるようにお手当てをしたりしています。それで出ることもありますが、出ないときは綿棒刺激をして出しました。こっちゃんにとっては、生まれてはじめての綿棒刺激でした。 ◆関連動画うつぶせ遊び 監修者:助産師 特定非営利活動法人だっことおんぶの研究所認定 ベビーウェアリングコンシェルジュ 宮川めぐみ2001年京都第二赤十字看護専門学校卒業、2002年国立病院東京医療センター附属東が丘看護助産学校助産学科卒業。産科病棟にて約12年間助産師として勤務し、多くの妊産婦、褥婦、新生児のケアに関わる。2013年に退職後パリで数カ月過ごし、自分自身と向き合う。大切にしていきたいことなどに気づいて「lier」を立ち上げ、個人の活動を開始する。現在、東京23区内で新生児訪問、母乳育児相談を中心に母子のケアに携わる。
2019年06月11日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、産後ママがラクになるサービスの紹介です。 両親が遠方に住んでいるなどの理由で、里帰り出産をしない人も多いと思います。床上げまではゆっくりしたほうがいいともいわれていますが、手伝ってくれる親がそばにいないと育児に家事に大忙し。体を休める暇もありませんよね。今回は産後のママがラクになる家事サービスを紹介したいと思います。 24時間注文可能なネットスーパー産後すぐは赤ちゃんを外に連れ出せないので、今までのように気軽にはスーパーに買い物に行けません。そこで便利なのが、スーパーの宅配サービスです。 これは「イオン」「イトーヨーカドー」「西友」などの大手スーパーがおこなっていて、スーパーに売っている商品と同じ食材や日用品などがインターネットから24時間いつでも注文できるのです。指定した日時に自宅の玄関先まで届けてくれるし、スーパーやエリアによっては当日配送も可能。家から一歩も出ずに日々のお買い物ができちゃいます。 宅食サービスで簡単においしく調理産後の体の回復のためには栄養のあるものを食べるのが一番。だけど産後すぐに手間ひまかけて料理するのは大変ですよね。そんなときは、料理キットを届けてくれる食事宅配サービスがおすすめ。料理キットにはカット済みの野菜や肉、調味料などが入っており、届いたらレシピ通りに調理するだけ。なかには栄養士が献立を監修しているものもあります。産後はいちいち献立を考えるのも面倒なので大助かりですね。 また、宅食サービスの中には調理済みの冷凍弁当などを届けてくれるところも。これなら食べるときに温めるだけでOK。産後はキッチンに立つのもしんどいという日があると思うので、こうした宅配をうまく利用できたらいいですね。 家事もしてくれる産後ケアサービス産後、ママの自宅まで来てくれる産後ケアサービスが増えています。「産後ドゥーラ」「産後ヘルパー」「産後ケアリスト」など、名称は違えど、目的は産後のママの心と体をサポートすること。赤ちゃんのお世話だけじゃなく、料理を作ってくれたり、部屋の掃除や洗濯、クリーニングを出しに行ってくれたりと家事のサポートもお願いできるのです。 夫の帰りが遅くひとりでいることの多いママには話し相手になってくれる人がいるだけでも心強いもの。住まいの自治体によっては補助金が出ることもあるので、気になる方は出産前に問い合わせてみましょう。 産後のママは育児だけで手いっぱい。家事まで完璧にこなそうとせず、手を抜けるところはうまく抜いて、体調の回復に努められたらいいですね。 著者:ライター 妹尾香雪女性誌・書籍・WEBなどで、女性のライフスタイルについて執筆。プライベートでは一児の母として子育ての真っ只中。ワーキングマザーとして自身の育児体験に基づいた記事を提供している。
2019年06月10日初めての出産を経験した後、父親からの何気ない一言にどん底に陥ってしまった私。母乳がうまく出ないことがきっかけで、慣れない育児に輪をかけるように悩みが積もっていった私のエピソードをお伝えします。 うまくいくと思っていた初めての育児私は器用なタイプだったので、これまでの人生で特に苦労した経験がありませんでした。悩みもすぐに解決できるほうで、ポジティブな性格。そのせいか、初めての育児を経験する前からなぜか自信たっぷりで、「育児なんて簡単だろう」ぐらいの気持ちでいたのです。 しかし第1子を出産後、病院で初めておこなったおむつ替え、沐浴指導、夜中に泣き出す長男と向き合うなかで、お見舞いに来てくれる家族や友人の何気ない言葉が棘のように感じることがありました。特に「母乳はどうなの?」という言葉には痛いところを突かれるような気分になっていったのです。 母乳が出ない… 病院にいる間は助産師さんに言われた通り、できる限り母乳を飲ませるようにしていたのですが、コツが掴めず乳首はボロボロに……。痛みで母乳をあげるのもためらうほどでした。 それでも、乳首に馬油を塗ったりして、退院後も痛みに耐えながら母乳をあげ続けました。しかし長男はおっぱいを吸わせてもすぐに泣き出し、足りない分をミルクで足すしかなかったのです。 試しに搾乳を試みたものの、頑張って30分搾っても10ml程度。母乳が出ないことが情けなくて、泣いているわが子を抱きしめ「こんなママでごめんね」と呟くこともありました。 父親の何気ない一言でどん底へ母乳が出るためにはどうすればいいのか、ネットで調べたり育児本を読んだりしたのですが、どれも効果なし。そんなある日、昼食でなかなか箸が進まない私を見兼ねた父親が「ちゃんと食べないから母乳が出ないんだよ」と呟いたのです。 きっと、本人は軽く呟いただけたったのでしょうが、私にとってその言葉は重くのしかかりました。とっさに、母乳育児のために読んでいた本をテーブルの下に隠しました。そのとき、私はまさにどん底に陥ってしまったのです。ひとりになると耐えきれず、声を抑えながら涙しました。 その後、1番の相談役であった母に母乳が出ないことで悩んでいると泣きながら打ち明けると、「私もそうだったんだよ。でもあなたたちはミルクでも立派に育ってるじゃない」と言われました。その言葉に胸がスーッと晴れ、「母乳が出ないことは悪いことではない」と、気持ちがラクになったのです。私をどん底から救ってくれた母親には、感謝してもしきれません。著者:堀江ゆうき二男の母。現在第三子を妊娠中。現在はフリーランスとして育児をしながら、体験談・出産・妊娠についての記事を執筆。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年06月07日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、赤ちゃんのげっぷサポートがラクになったというママの体験談です。 母乳やミルクを飲んだ後の、赤ちゃんのげっぷのサポート。次女はなかなかスムーズにげっぷができず、時間はかかるし、肩口に長く抱えるのもつらいし、授乳後すんなり寝かせてあげられないのがかわいそう……と困っていました。そんななか、1カ月健診で助産師さんから教わった方法でげっぷがうまくできるようになりました! げっぷ待ちで肩がだるくて重い出産から最初の1カ月。そのころの私の悩みは、次女がなかなかげっぷをしないことでした。肩口に抱っこして背中をさすったり、やさしくトントンと叩いてみたりするのですが、スムーズにげっぷが出るのは5回に1回くらい。 肩のだるさを我慢して15分以上ねばってみてもげっぷする様子がないのです。布団に寝かせると苦しそうで、咳込むようにミルクを吐いてしまったり……。 おしっこの回数は1日に10回ほどありましたが、自宅にベビースケールを用意しておらず、ちゃんと成長しているか少し心配な状態で1カ月健診の日を迎えました。 座らせてげっぷさせる方法1カ月健診での体重測定は出生時よりおよそ1.1kg増加と、スムーズに成長していた次女。ほっとしつつ、助産師さんに「げっぷがうまくできず、げっぷ待ちの毎回の抱っこが重たくて」という話をしました。すると「座らせたらいいのよ!」との返事が。 授乳後、沐浴で背中を洗うときの要領で赤ちゃんの体重を少し前にかけるように座らせ、背中を軽く丸めるような体勢を作り、背中を下から上になでさする、という方法を助産師さんが教えてくれました。その場で実践すると、座ってすぐにげっぷが出たのです! さまざまな姿勢を取ると、げっぷが簡単に!座らせてげっぷさせる方法を知ってからは、次女にげっぷさせるのが格段にラクになりました。赤ちゃんの体重が肩口や腕だけにかかることもなく右向き・左向き・向かい合うなど、多くのバリエーションを安定する姿勢で簡単に試せました。 しばらく座らせてもげっぷしないときは、最後に肩口に担ぐ姿勢を取るとスムーズにげっぷが出ると試行錯誤するうちにわかりました。「重たい~」「まだかな~」と思いながら同じ姿勢でげっぷをただ待っていたときより「今度はこっち向きに座ってみる?」「次は縦抱きにしようかな?」と選択肢が増えて、気持ちにも余裕が出ました。 長女の場合、げっぷの出し方に悩んだことはなかったので、子どもごとに個性が違うのだなと実感しています。新しい発見を重ねながら、次女との日々を新鮮な気持ちで楽しみたいと思います。著者:柴崎諒子2016年2月長女、2019年2月次女を出産。元雑誌編集部勤務で、企画・編集・営業・ライターを経験。現在は仕事をセーブしつつ子育て優先。妊娠・出産・子育てに関する記事を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画これさえ覚えれば簡単!上手なゲップの出し方
2019年06月04日無事に2人目を出産して病室でひと安心……と思いきや大量出血!? しかしそれは緩みに緩んだ骨盤底筋のおかげで起こった盛大な尿漏れだったんです。1人目の比じゃなかった、私が経験した当時の尿漏れ事情とその後の対策をお伝えします。 大量出血? シーツを汚した原因は尿漏れ2人目の産後2日目、まだまだ悪露が残っているなかドロッと大量に出血したようないやな感覚がしました。下着やパジャマはもちろんベッドまで汚してしまい、かなり焦りました。 しかし、なんとそれは多少血は混ざっていたものの、出血ではなく尿! なんと排尿時の感覚がわからないほど、筋肉が緩んでしまっていたのです。1人目のときは多少トイレが近くなったかな? と思うくらいだったため、私にとっては衝撃的なできごとでした。 トイレを我慢できない!その後は、少しでも我慢するとトイレが間に合わない! という状態だとわかり、赤ちゃんをベッドに残して1日に何度もトイレに行くことに……。部屋ごとにトイレのある産院で本当によかったと実感しました。 とても情けない思いで助産師さんに話をしましたが、産後の尿漏れはよくあることらしく、自分だけではなかったことにホッとしました。しかしこのままではいけないと感じ、助産師さんに対策を教えてもらいました。 尿漏れ対策は日々の積み重ねが大切私が続けられた対策は2つ。仰向けで膝を立てて腰を上げる体操と日常的に腟に力を入れることです。赤ちゃんと一緒に横になりながら、授乳しながら……など、とにかく回数をこなすのがポイントで、慣れてきたら1回ずつの時間を延ばしていくと効果的なんだそうです。 産後6カ月がたった今では、トイレの感覚は少し短いものの、尿漏れすることはなくなりました! 妊娠中だけでなく、産後まで尿漏れ(しかも大量)に悩むなんてショッキングですよね。しかし、産後ママなら多くの方が通る道なので、あまり気にしすぎず、地道に体操などで改善していくといいそうです。著者:小林夏希4歳と1歳の二児の母。フリーライターとして育児・インテリア・住宅関係の媒体を中心に記事執筆をおこなう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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