主演の妻夫木聡をはじめ、安藤サクラ、窪田正孝ら日本を代表する豪華俳優陣が集結、『蜜蜂と遠雷』『愚行録』の石川慶がメガホンをとった『ある男』がついに公開。第79回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門への正式出品に続き、第27回釜山国際映画祭のクロージング作品として上映されるなど、世界から注目を集めている。芥川賞作家・平野啓一郎のミステリーをもとに本作で描かれるのは、アイデンティティの揺らぎ。本作と同様に「自分とは何か」という問いに鋭く切り込む作品を、ジェンダー、家族、そして国籍という切り口から4作ピックアップ。秋深まる季節、それぞれの作品が自らの心の深淵を覗くきっかけをくれそうだ。『ある男』公開中メガホンを取った監督・石川慶は、原作の「私とは何か」というテーマ性に惹かれたという。「ある家族をめぐるエモーショナルな物語が軸になっている」としながらも、「人の心に宿る変身願望のようなもの。アイデンティティの揺らぎ」がもう1つの重要な要素だと感じたと監督は語る。「ある男・X」の正体を追い“真実”に近づくにつれて、いつしか主人公の弁護士・城戸の心に別人として生きた男へ複雑な思いが生まれていく。そんな役どころを演じた主演の妻夫木さんも「石川監督の作品は『その人生でいいのか』『自分とは何なのか』と、作品を通して問いかけてくる」と明かす。石川監督自身も、「現実の中にシュールな異世界への扉がどこかに開いていることが実際にあり、それを描くのが映画」と話すように、本作の重要なテーマであるアイデンティティの揺らぎを、映像でも見事に魅せている。『FLEE フリー』(2020年公開)米国アカデミー賞において国際長編映画賞・長編ドキュメンタリー賞・長編アニメーションの3部門に同時ノミネートされるという史上初の快挙を達成した『FLEE フリー』。アフガニスタンからデンマークへ逃れたアミン。30代半ばとなり、研究者として成功を収め、恋人の男性と結婚を果たそうとしていたが、彼には恋人にも話していない20年以上も心に抱え続けていた秘密があった。彼の故郷には、同性愛という言葉すらも存在していなかった。故郷とアンデンティティを失った主人公アミンを通じて、「自らを生きる」という意味に迫る。『万引き家族』(2018年公開)家族ぐるみで犯罪を重ねる一家の姿を通して、人と人とのつながりを描いたヒューマンドラマ。東京の下町で、高層マンションの谷間に取り残されたように建つ古い平屋に、家主である初枝の年金を目当てに、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀が暮らしていた。彼らは初枝の年金では足りない生活費を万引きで稼ぐという一家だったが、それでも笑いが絶えない日々を送っている。ある事件をきっかけに、その家族はバラバラとなり、それぞれが抱える秘密や願いが明らかになる。社会問題をベースにしながらも家族の形の意味、そして家族に属したことによって得られるアイデンティティについて問われる傑作。『GO』(2001年公開)金城一紀の同名小説を窪塚洋介主演、宮藤官九郎脚本、行定勲監督で映画化した。韓国の国籍を持つ普通高校3年の杉原は、元ボクサーの父に仕込まれたボクシングの腕前を武器にケンカや悪さに明け暮れる日々を送っている。ある日、杉原はヤクザの息子の同級生・加藤のバースディパーティで声をかけてきた少女・桜井に出会い少しずつお互いの気持ちが近づいていく。そんな時、性格も見た目も正反対であるが、何故か気が合う親友の正一が、日本人高校生に刺されて命を落とす。1人の青年の恋や友情に悩みながらアイデンティティに目覚めていく姿に、心を揺さぶられる。『グリーンブック』(2019公開)1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブで用心棒を務めていたイタリア系のトニー・リップは、ひょんなことから天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリーが南部で行う演奏ツアーに運転手兼ボディガードとして雇われる。公共施設利用の禁止や制限など、人種差別が公然と行われ、命の危険さえ伴う黒人の南部の旅ガイドが「グリーンブック」。そんな中で、性格も生き方も異なる2人が、旅を通して互いのアイデンティティを認め合っていく。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.グリーンブック 2019年3月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.ある男 2022年11月18日より全国にて公開©2022「ある男」製作委員会FLEE フリー 2022年6月10日より新宿バルト9、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開© Final Cut for Real ApS, Sun Creature Studio, Vivement Lundi!, Mostfilm, Mer Film ARTE France, Copenhagen Film Fund, Ryot Films, Vice Studios, VPRO 2021 All rights reserved
2022年11月20日映画『ある男』の初日舞台挨拶が、18日に都内で行われ、妻夫木聡、窪田正孝、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、小籔千豊、坂元愛登、石川慶監督が登壇した。同作のタイトルにちなんで、今気になる“ある○○”というテーマでトークを展開。鮮やかなピンクのドレス姿で登場した安藤は、「妻夫木のインスタグラム」と答え、妻夫木が撮影現場でたくさん写真を撮っていたことに触れる。「1度だけ私にもカメラが向けてくださったんですけど、照れくさくて変な顔をしてしまったんですよね」といい、「窪田くんの決まっている写真は投稿されていたけど、私のはやっぱり載せられないかと気になっています!」と妻夫木に問いかけた。すると、妻夫木は「なんでカメラを向けなかったかというと、撮影中にサクラちゃんが『久しぶりに現場来たけど、私、この仕事向いてないと思う。これで終わりにしようと思うんだ……』と、どんよりした顔で言っていたんです!」と安藤が引退をほのめかしていたことを告白。「とんでもない作品で一緒になった」と改めて実感し、「これで引退するんだと思っていたので、むやみにカメラとか向けちゃいけないと……」と真相を明かした。さらに、その後、安藤の主演作が公開になると、「やってんじゃん!と(笑)。(柄本)佑に会ったときにその話をしたら、“全然仕事してますよ~”と言っていて、なんだったんですか!」と逆に安藤を問い詰めた。この“引退疑惑”について、安藤は「初日から演出でボロボロになっていて、自信を喪失しまくっていたタイミングです(笑)」と説明。「でも日数を重ねていったら、やっぱり楽しくて」と前向きに変化し、「“現場が好きだな”と再認識できた作品です!」とアピールしていた。
2022年11月18日『エヴァンゲリオン』が舞台化。『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』が、「東急歌舞伎町タワー」内にオープンする劇場「シアターミラノ座(THEATER MILANO-Za)」にて、2023年5月6日(土)から5月28日(日)まで、長野・まつもと市民芸術館にて6月3日(土)・4日(日)、大阪・森ノ宮ピロティホールにて6月10日(土)から19日(月)まで上演される。東京公演のチケット一般発売は4月2日(日)から。東急歌舞伎町タワー内「シアターミラノ座」こけら落とし公演『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』は、2023年4月に新宿・歌舞伎町に誕生する新複合施設「東急歌舞伎町タワー」内の劇場「シアターミラノ座」のこけら落とし公演。「東急歌舞伎町タワー」と『エヴァンゲリオン』のコラボレーション企画「EVANGELION KABUKICHO IMPACT」の一環として、開催される。『エヴァンゲリオン』シリーズとは『エヴァンゲリオン』シリーズは、巨大な人型人造兵器に乗った少年少女らが、未知の生命体である使徒と戦うアニメーション作品。1995年にTVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』の放映が始まるやいなや大ブームを呼び、様々なメディアを巻き込む空前の社会現象となった。2021年には、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの完結編となる映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開され、観客動員650万人、興行収入100億円以上を突破するなど、多くの人々から愛され続けている。舞台版ではオリジナルストーリーを展開『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』で描かれるのは、壊滅的な状況になった地球と生き残った人々。舞台ならではの演出によるオリジナルストーリーが繰り広げられる。人類再生の“切り札”を発見し、希望に向けて突き進む「エヴァンゲリオン」と搭乗する14歳の少年少女たち。しかし、計画に繋がりを持つ青年・渡守ソウシは、新たな悲劇の扉が開くのを目撃。真相を探るため、ソウシは特務機関の女性・瑞穂ユウに接触する――。主演は窪田正孝主演を務めるのは、ドラマや映画など映像を中心に活躍する窪田正孝。舞台への出演は、2019年上演の『唐版 風の又三郎』以来4年ぶりとなる。また、若手実力派俳優の石橋静河や板垣瑞生、ベテラン俳優の田中哲司ら、豪華キャストが名を連ねている。〈『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』登場人物・キャスト〉・主人公 渡守ソウシ(ともり・そうし)役…窪田正孝ドルフの一つ、「エアデ」にて育ち、暮らす。両親のことは知らない。主にエネルギー資源にまつわることを担当し、エアデのリーダー的な存在である。・瑞穂ユウ(みずほ・ゆう)役…石橋静河かつては菅生マサツグのもとで、エネルギー探索及び、エヴァンゲリオン開発に従事するも、やがて特務機関「メンシュ」のドルフ担当局に異動。現・ドルフ上級担当官。・蓮見タン(はすみ・たん)役…板垣瑞生エヴァンゲリオンのパイロットチームに、一番最後に加わった少年。しかしパイロットであることにはあまり乗り気ではない。・菅生マサツグ(すごう・まさつぐ)役…田中哲司特務機関「メンシュ」の最高司令官で、エヴァンゲリオン出撃時には自身が指揮を執る。人類の希望となる新エネルギーの発掘に尽力する。構成・演出・振付はシディ・ラルビ・シェルカウイ『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』の構成・演出・振付を担当するのは、ベルギー・アントワープ出身のシディ・ラルビ・シェルカウイ。ローレンス・オリヴィエ賞新作ダンス賞、ジェイコブス・ピロー・ダンス・アワード、ブノワ賞最優秀振付賞受賞など数々の受賞歴を持ち、2014年ベルギー王国より王冠勲章コマンドール章を受章。日本では、2012年に『テヅカTeZukA』の構成・振付、2015年・2018年に『プルートゥ PLUTO』における演出と振付を務めた。シディ・ラルビ・シェルカウイが『エヴァンゲリオン』の世界観をどのように表現するのかに注目だ。また、上演台本は、ノゾエ征爾が担当する。ノゾエ征爾は劇団はえぎわの主宰で、俳優・脚本家・演出家として活躍。独特の奇想天外な世界観を描く気鋭のクリエイターだ。〈『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』あらすじ〉無秩序な開発、争いにより、海や大地は汚染され、壊滅的な惨状を呈した地球。限られた地域に「ドルフ」と呼ばれる集落を作り、暮らす人々がいた。そんなドルフの一つをリーダーとして牽引する渡守ソウシが、その日、目撃したもの……。新たな高エネルギー資源が特務機関「メンシュ」によって発見され、最高司令官・菅生マサツグの指揮のもと、「エヴァンゲリオン」が海底を穿ち、地中深く潜っていく。しかし、ここで思いも寄らない事態が発生する。掘り進めた地底から、巨大な未確認生物「イキモノ」が出現したのだ。エヴァで必死の迎撃を行い、なんとかイキモノを地中に閉じ込め、強固な蓋をする。それから半年。渡守ソウシは、ドルフのシェルターの向こうの光景に目を疑う。再びイキモノが出現した。イキモノと激闘を繰り広げるエヴァを茫然と見つめるソウシ。急変する事態を前に、動揺する蓮見タンを始めとするパイロットたち。疑念を強めるソウシは、メンシュのドルフ上級担当官・瑞穂ユウに近づく。一体何が起きているのか?誰が何をしようとしているのか?イキモノとは?エヴァンゲリオンとは?明るみになる真実と、晴れない疑念との間で、人々は……。“『エヴァンゲリオン』の聖地”、歌舞伎町「新宿ミラノ座」尚、『エヴァンゲリオン』と「東急歌舞伎町タワー」のコラボレーション企画「EVANGELION KABUKICHO IMPACT」は、「東急歌舞伎町タワー」が“エヴァンゲリオンの聖地”としても知られる新宿TOKYU MILANO内のロードショー館「新宿ミラノ座」の跡地に建つ縁から実現した。「新宿ミラノ座」は、1995年にテレビシリーズが放送された『新世紀エヴァンゲリオン』の劇場版のメイン上映館であり、1997年公開の『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生(DEATH&REBIRTH)』を皮切りに、2007年に新シリーズとしてリビルドし大ヒットを記録した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』 『:破』 『:Q』に至るまで、「新宿ミラノ座」の営業が終了するまでの『エヴァンゲリオン』シリーズ全作品を上映。1990年代当時には、隣接するシネシティ広場にファンによる長蛇の列が現れ、中には徹夜組も出る程の盛況ぶり。『:破』上映封切り日には、シネシティ広場にて公式イベント「第3新歌舞伎町宣言」が開催された。さらに、2019年にも「東急歌舞伎町タワー」の工事現場を利用した『シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT1 0706版』の屋外上映会を開催。また、現代美術家・開発好明による『エヴァンゲリオン』の世界観を表現したアート作品「Evangelion Styrofoam」が仮囲い壁面に掲出されるなど、『エヴァンゲリオン』関連のイベントを数多く行ってきた。まさに聖地と言われる地で、『エヴァンゲリオン』の新たなエンターテインメントが繰り広げられることとなる。【詳細】シアターミラノ座 こけら落とし公演 COCOON PRODUCTION 2023『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』構成・演出・振付:シディ・ラルビ・シェルカウイ上演台本:ノゾエ征爾出演:窪田正孝、石橋静河、板垣瑞生、永田崇人、坂ノ上茜、村田寛奈、宮下今日子、田中哲司、大植真太郎、大宮大奨、渋谷亘宏、AYUMI、森井淳、笹本龍史、渡邉尚、高澤礁太、権田菜々子※蓮見タン役で出演を予定していた村上虹郎に代わり、板垣瑞生が出演。出演者変更に伴うチケット払い戻しは不可。歌唱:山脇千栄(東京・長野公演)、 阿部好江(大阪公演)[太鼓芸能集団 鼓童]主催:Bunkamura・株式会社TSTエンタテイメント企画・製作:Bunkamura【公演情報】■東京公演公演期間:2023年5月6日(土)~5月28日(日)場所:東急歌舞伎町タワー 6F「シアターミラノ座」住所:東京都新宿区歌舞伎町1-29-1問い合わせTEL:Bunkamura 3-3477-3244(10:00〜18:00)〈チケット情報〉チケット発売日:2023年4月2日(日)10:00~料金:S席 13,000円、A席 9,500円(全席指定・未就学児童入場不可)※オリジナルラベルのペットボトル飲料付きプレイガイド:・オンラインチケット MY Bunkamura(PC・スマホ共通/座席選択可能)・Bunkamura チケットセンター (オペレーター対応/10:00~17:00) 4月2日(日)発売日初日特電TEL:03-3477-9912、4月3日(月)以降電話受付TEL:03-3477-9999※4月10日(月)以降、営業時間は変更となる可能性あり。最新情報はBunkamura ホームページで確認。・Bunkamura チケットカウンター (4月3日(月)以降~ 4月9日(日)まで) (Bunkamura1階 10:00~18:00)・東急シアターオーブチケットカウンター (4月3日(月)以降) (渋谷ヒカリエ 2階 11:00~18:00)・チケットぴあ(PC・スマホ共通)、4月3日(月)以降 セブン-イレブン(24時間 毎週火・水曜日の2:30~5:30 を除く)・イープラス(PC・スマホ共通)、ファミリーマート店舗・ローソンチケット(PC・スマホ共通/発売日翌日以降は座席選択可能)、4月3日(月)以降 ローソン・ミニストップ店内 Loppi 〈Lコード:32634〉■長野公演公演期間:6月3日(土)・4日(日)会場:まつもと市民芸術館住所:長野県松本市深志3-10-1問い合わせTEL:サンライズプロモーション北陸 025-246-3939(火~金 12:00~16:00 土 10:00~15:00 日祝月曜休業)■大阪公演公演期間:6月10日(土)~19日(月)会場:森ノ宮ピロティホール住所:大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1-17-5問い合わせTEL:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~18:00 日祝休業)
2022年11月05日俳優の窪田正孝が27日、都内で行われた映画『ある男』(11月18日公開)ジャパンプレミアに出席。「なりたい人」として、共演の妻夫木聡を挙げた。累計30万部を超える平野氏のベストセラー小説『ある男』を映画化した同作。妻夫木が主演を務めたほか、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、仲野太賀、真木よう子、柄本明ら日本を代表する俳優陣が集結した、「愛」と「過去」をめぐる感動のヒューマンミステリーだ。「第79回べネチア国際映画祭」オリゾンティ・コンペティション部門へ出品に続き、「第27回釜山映画祭」のクロージング作品にも選出され、海外で高い評価を受けている。この日は、窪田のほか、妻夫木、安藤、眞島、柄本、石川慶監督、原作者の平野啓⼀郎氏が登壇。ある男が別人だったという作品の内容にちなんで、「もし、別人になれるとしたら?」というお題でトークが展開すると、眞島は「公務員」と回答。「18歳で上京して、その当時、公務員を目指していたので、役者ではなくそのまま公務員になっていたらどうなっていたんだろうと……。違った道に進んだ人生を覗いてみたいですね」と意外な過去を明かした。一方で、窪田は「妻夫木さん」と答え、「本当に学びをやめない人で、周りに人が集まる人」とその魅力を説明。「釜山に行かせていただいたとき、親友のハ・ジョンウさんとの食事の場に気軽に呼んでいただきました。垣根や境界線がない方で、尊敬しています」とエピソードを披露。また共通の趣味であるボクシングでも、「いろいろな方と一緒にやられていて、先日はプロの方と練習したと先ほど聞いて、トライする気持ちというか人生の歩み方をリスペクトしています」と熱弁した。窪田から、べた褒めされた妻夫木は「好きなことやっているだけ」と照れた表情を浮かべる。今作がきっかけで始めたというボクシングについても「柄本佑くんとよく一緒にやっているんですが、いちばん練習している佑と僕だけボクシングに関わる役が決まっていないんですよ! (オファー)待ってます」と呼びかけ、笑いを誘った。そして、別人になれるとしたらというお題には「ヒース・レジャー」と回答した妻夫木。「僕もまだ、演じるって何なのかわからないんですけど」と謙遜しながら、「彼はフィルムの中で生きているんですよね。ただ“居る”という存在感はどういう風に役者として向き合っているのか、覗いてみたい」と語った。
2022年10月28日映画『ある男』(11月18日公開)のジャパンプレミアが27日に都内で行われ、妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝、眞島秀和、柄本明、石川慶監督、原作者の平野啓⼀郎氏が登壇した。累計30万部を超える平野氏のベストセラー小説『ある男』を映画化した同作。妻夫木が主演を務めたほか、安藤、窪田、清野菜名、眞島、小籔千豊、仲野太賀、真木よう子、柄本ら日本を代表する俳優陣が集結した、「愛」と「過去」をめぐる感動のヒューマンミステリーだ。「第79回ベネチア国際映画祭」オリゾンティ・コンペティション部門への出品に続き、「第27回釜山映画祭」のクロージング作品にも選出され、海外で高い評価を受けている。レッドカーペットが敷かれた壇上で妻夫木は、「撮影からもう少しで2年経つのですが、様々な映画祭を経ているので、まだ公開されていなかったのかというのが、正直な気持ちです」と撮影を終えてからのこれまでを回顧。印象的なシーンを聞かれると「柄本さんとのシーンでは、監督が挑戦的に撮影されていて。柄本さんに“食われる”とはこういうことかと……」と意味ありげにコメントした。一方の柄本は「覚えていないんですよね……。本当に失礼なんですけど、今日監督が誰かもわからなくて(笑)。でもブッキー(妻夫木)と会ったのは覚えている!」と返し、笑いを誘った。また、イタリア・ベネチアと韓国・釜山での反応について聞かれた妻夫木は、「ベネチアは、最後観終わったあとに何人か笑っている方がいて、国境を越えるとこんなにも見え方も違うのかと感じたのが、面白かったです」と話した。妻夫木とともに映画祭に参加した窪田は、「挨拶を終えて帰る動線が、観客の方と同じで(笑)。ずっと“グレート!”“写真撮って!”とか見終わった方の生の声を聞きながら、戻りましたよね(笑)」と驚きのエピソードを告白。これに妻夫木も「全然列が進まなくてね(笑)」と笑顔を見せた。最後に妻夫木は、「これほど見終わったあとに様々な感想を持たれる映画は珍しいと思います」と同作をアピール。「みなさんも少しでもいいと思っていただけたら、“あれってこういうことだよね”とかぜひ語り合ってくれると嬉しいです」とメッセージを送った。
2022年10月28日俳優の妻夫木聡が主演を務める映画『ある男』(11月18日公開)の場面写真が25日、公開された。同作は第70回読売文学賞を受賞し、累計19万部を超える平野啓一郎のベストセラー小説の実写化作。主人公である弁護士・城戸(妻夫木聡)はかつての依頼者である里枝(安藤サクラ)から、里枝の亡くなった夫・大祐(窪田正孝)の身元調査の依頼という奇妙な相談を受ける。里枝は子供を連れて再婚した相手・大祐と幸せな家庭を築いていたが、ある日突然夫が不慮の事故で命を落としてしまい、さらに彼が本物の「大祐」ではないことが発覚する。 城戸は“ある男”の正体を追う中で様々な人物と出会い、衝撃の事実に近づいていくが、いつしか城戸の心にも他人として生きた男への複雑な思いが生まれていく。今回解禁された場面写真は窪田演じる「谷口大祐」が里枝(安藤)と結婚し、家族と幸せな日常を送る姿を切り取ったもの。膝の上に愛娘・花(小野井奈々)を乗せて食事をしているカットや、桜の木の下で撮った家族写真からは、当たり前の日常の尊さが滲み出ている。しかし幸せにあふれた「大祐」の日常は、突然の事故によって終わりを迎える。さらに、彼の死後法要に訪れた兄・恭一(眞島秀和)の「これ、大祐じゃないです」という衝撃的な一言により、「大祐」が別人であることが発覚する。大祐として生きた“ある男” ・Xとは一体誰なのか。その人物像は謎に包まれたままだが、場面写真からは彼が家族に温かな愛情を注ぎ、また家族からも愛されていたことが見受けられる。NHK連続テレビ小説『エール』を1年かけて演じ切り、次なる挑戦の場として窪田が選んだのが本作だったという。作品の主軸となる「谷口大祐」、そして“ある男”・Xの姿、複数の人生を演じ分けるという難しい役どころとなったが、石川慶監督をはじめ妻夫木、安藤と共演できるならとすぐにオファーを受けた。今回は脚本に向き合うために、あえて原作は読まず撮影に挑んだそうで「向井(康介)さんの脚本はあえて文字に感情を残さず、必要最低限の感情しか書かれてなくて、現場で体現した時に具現化されていく面白さがありました」と魅力を語った。また、窪田のキャスティング理由について、石川監督は 『ふがいない僕は空を見た』での演技が印象的だったと明かす。「狂気を孕んだ危うさみたいなものをやらせたら抜群。抽象的な話を受け止めて、それを芝居として形にしている。非常に力を持った役者さんだなと思いました」と繊細な役柄を見事に演じた窪田を絶賛している。
2022年10月25日30周年を迎えた有栖川有栖の推理小説「火村英生シリーズ」を原作としたドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」シリーズが、11月23日(水・祝)にファミリー劇場にて一挙放送される。斎藤工と窪田正孝が、臨床犯罪学者・火村英生と推理作家・有栖川有栖のコンビを演じ、事件の謎を解いていく本シリーズ。今回の放送では、「臨床犯罪学者 火村英生の推理」からはじまり、「臨床犯罪学者 火村英生の推理2019 ABCキラー」、「臨床犯罪学者 火村英生の推理2019 狩人の悪夢」、「臨床犯罪学者 火村英生の推理 another story」を一挙に放送する。なお、同シリーズ書籍「狩人の悪夢」のカバーイラストがデザインされた限定Tシャツを、ファミリー劇場の視聴者にプレゼントする企画も決定した。ファミリー劇場「臨床犯罪学者 火村英生の推理」シリーズ放送日時・「臨床犯罪学者 火村英生の推理」 11月23日(水・祝)11:00~・「臨床犯罪学者 火村英生の推理2019 ABCキラー」 11月23日(水・祝)19:40~・「臨床犯罪学者 火村英生の推理2019 狩人の悪夢」 11月23日(水・祝)20:35~・「臨床犯罪学者 火村英生の推理 another story」 11月23日(水・祝)22:45~(cinemacafe.net)
2022年10月24日NYタイムズ紙に掲載されたコラムを基にした、アメリカ制作のドラマ『モダンラブ』の東京版『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』。6人の監督による全7話のオムニバス形式のうち、唯一のアニメーション作品である「彼が奏でるふたりの調べ」に出演しているのが窪田正孝さん。仕事でも私生活でも魅力的に映るという、新しい価値観とは。約2年ぶりに、アニメの声優に挑戦した窪田正孝さんに、今作「彼が奏でるふたりの調べ」の見どころや『モダンラブ・東京』の魅力、エンターテインメントの力について、伺ってみました。――オファーを受けた時の感想から教えてください。以前、パリで開かれた“Japan Expo”に参加させていただいた時に、日本のアニメや作品から生まれたキャラクターが、海外で絶大な人気を得ていることを目の当たりにしていて。そんな、世界に誇れる日本のカルチャーである、アニメ作品に参加できることにやりがいを感じました。大人になり、誰もが一度は振り返るであろう学生時代の記憶の中に、美化したものもあれば、嫌だなとか、恥ずかしいな、といういろんな想いがあると思いますが、そういうものがうまく盛り込まれているラブストーリーだと思います。――主人公の珠美を演じた黒木華さんとは、別録りをされたそうで。黒木さんがすでに収録されたところに、重ねて録りました。珠美の声には、可愛らしさの中にちょっと憎らしさを感じて、黒木さんの多彩なお芝居や、耳から脳に直接入ってくるような独特な声が素敵でした。そういうセンスを持っているところがカッコいいです。もし一緒にお芝居をしていたとしたら、何度もテイクを重ねていくうちにリズムが合ってくると思います。でも言葉のニュアンスや掛け合いが、合っているようで合ってない、わずかなズレみたいなものを残した方が、学生時代に抱いていた淡い気持ちがより感じられると思って。今回は、別々の収録でよかった気がします。――内気でローテンションな凛を演じるのは、難しいものですか?僕の場合、ずっとアウトプットできるという面白みはあっても、ハイテンションな人物を演じる方が大変かもしれません。役者って、台本に書かれたセリフに感情の起伏をつけて体現をするので、どうしても足す作業から始まるんです。それが醍醐味でもあるのですが。でも、台本が出来上がっている時点で、その人物のバックボーンはすでにちゃんとあって、そこにあまりにも役者が芝居で足しすぎてしまうと、人物像を作り上げすぎてしまうというか、見る人の考える隙間がなくなってしまうと思っていて。言葉や主張が少ない凛は、見る人に人物像を委ねることができたと思うし、僕は凛という役が好きでした。ただ、セリフが少ないぶん、喉を使い慣れていなかったのか、あれ、俺こんな声してたっけ?と自分で思うこともありましたけど(笑)。――他の作品は見られましたか?何本か見ました。いい意味で、日本の常識や概念を壊していると感じました。というのも、他人を思いやる配慮やおもてなしのような丁寧な文化が日本のいいところだと思う一方で、経緯を説明しすぎる風潮みたいなものもあって。でも、この作品は、例えば同性のパートナーがいるところから、また、すでに離婚している夫婦から説明なしに物語が始まっていて、自分たちの愛の形はこうですと、最初から提示している。新しい価値観であり、個人的には新たなジャンルに足を踏み入れた作品だと感じて、面白かったです。――「彼が奏でるふたりの調べ」は、現代に生きる珠美が、ある曲をきっかけに学生時代の苦い恋を思い出す物語です。窪田さんにも、そんな曲はありますか?昔、兄が聴いていた、EXILEさんの「Style」という曲を僕もずっと聴いていました。今でも、その曲を聴くと、当時住んでいた実家の間取りや、飼っていた猫2匹がガリガリした柱などを思い出します(笑)。――音楽にはそんな力がありますよね。他にも、エンターテインメントの魅力を感じることは?日頃からいろんな映画を観るようにしていて、刺激を受けているのですが、エンターテインメントにジャンルはないな、ってずっと思っていて。最近は漆塗りのお椀ができるまでの職人さんの作業工程や、ものすごくこだわって下ごしらえをして作る料理などの動画を見るのも好きです。裏側を知ることで、出来上がったものがより美しく魅力的に感じられるんですよね。自分でもやってみたい、という学びの欲が生まれたりもして、そういう欲は、持ち続けたいとも思うし。表と裏で言えば、役者業と私生活は表裏一体で。片方が豊かなら、もう片方も必ず豊かになることが、30代になってわかるようになりました。人との出会いや繋がりによって生まれる、無限に広がる可能性も、一度知ればすごく面白くて。それでサウナにハマったり、ゴルフを始めたりも。今は、私生活にあるエンターテインメントに興味があるんです。「彼が奏でるふたりの調べ」黒木 華×窪田正孝ほか音楽により蘇る青春時代の恋心。仕事でもプライベートでも行き詰まっていた珠美(声:黒木華)は、ある曲をふと耳にしたことで、15年前の記憶へと戻っていく。高校の体育館でピアノを弾く少年・凛(声:窪田正孝)とは、音楽を通じて仲良くなるが、ある日を境にその関係性は断たれてしまっていた。そんな凛が現在、ミュージシャンになっていることを知り…。監督:山田尚子脚本:荻上直子『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』子育ての葛藤や、マッチングアプリでの出会い、セックスレス、シニアラブ、国境を超えた愛など。NYタイムズ紙の人気コラムに投稿された、一般読者の実体験をベースに独自に解釈。現代の東京における多種多様な日常の愛の形を描いた、オムニバスドラマ。映画界で活躍を続ける6人の監督たちが、それぞれの感性で作り上げた、実写6話、アニメーション1話の全7話で構成。10月21日(金)よりPrime Videoで全世界同時独占配信。©2022 Amazon Content Services LLC All Right Reservedくぼた・まさたか1988年8月6日生まれ、神奈川県出身。出演映画『ある男』が11月18日公開。出演映画『湯道』、主演映画『スイート・マイホーム』は、2023年公開予定。ジャケット¥81,400パンツ¥41,800(共にシュタイン)シャツ¥26,000(アンセムエー) 以上エンケル TEL:03・6812・9897Tシャツ¥29,700(アクネ ストゥディオズ/アクネ ストゥディオズ アオヤマ TEL:03・6418・9923)シューズ¥72,600(フット・ザ・コーチャー/ギャラリー・オブ・オーセンティック TEL:03・5808・7515)※『anan』2022年10月22日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)スタイリスト・菊池陽之介ヘア&メイク・菅井征起(GARA inc.)取材、文・若山あや構成・野尻和代撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー(by anan編集部)
2022年10月23日安藤サクラ、妻夫木聡、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和ら豪華キャストが出演する映画『ある男』より、安藤さん演じる里枝の場面写真が解禁となった。今回公開された場面写真は、《ある男X》の妻・谷口里枝(安藤さん)がキッチンで娘に微笑みかける姿や、トラックの上で息子に心寄り添う姿など、家族と幸せな日常を送る姿を捉えている。安藤さんは、里枝という人物について「原作を読んだ時、里枝の中にある、私の想像を絶する悲しみや苦しさを感じ、胸が締め付けられた」と語る。里枝は、不慮の事故により愛する夫を亡くし、夫が別人として生きていたという衝撃の事実を知る。さらに、幼い子を病気で失う里枝を演じるにあたり、安藤さんは医学書や闘病記などを読み込み「病気を患っている子供たちにどうしてあげることがいいのか里枝と一緒に考えた」という。そして、「これまで演じた女性はワイヤーの入っていないブラジャーを付けて、身体の線も気にしないキャラクターが多かった。でも里枝は、子どもを亡くし離婚もし、悲しみを抱えて生きているけど、なし崩し的にもう人生どうでもいいみたいなやけっぱちにはなっていない。ちゃんと姿勢よく立って生活している。その為、ワイヤー入りのブラジャーをつけるところから始めました」と外見からも役にアプローチしたことを明かし、愛情深く芯が通った女性を演じきった。今回安藤さんは、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した『万引き家族』以来4年ぶりの本格長編映画への出演となる。本作では義父の柄本明と共演するなど、安藤さんの新たな魅力を堪能できる作品となった。『ある男』は11月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ある男 2022年11月18日より全国にて公開©2022「ある男」製作委員会
2022年10月22日映画『ある男』が第27回釜山国際映画祭のクロージング作品として上映され、妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝、石川慶監督が、クロージングセレモニー(閉幕式)に登壇した。10月14日(金)には夜のクロージング上映に先立ち、釜山市内で韓国メディアに向けた記者会見が実施。石川監督は「釜山(映画祭)は我々アジアのフィルムメーカーにとって夢のような場所。そのクロージングに選んでいただけて光栄」とコメント。今回で映画祭への参加が3回目となる妻夫木さんは、「釜山の人たちはいつも温かく迎えてくれ、そして映画をとても愛していると肌で感じます」と印象を語った。そして夕刻、映画祭のメイン会場である映画の殿堂にて行われたクロージング上映。10日間に及ぶ釜山国際映画祭の締めくくりとして約5,000名の観客が集まる中、妻夫木さん、安藤さん、窪田さん、石川監督の4名がレッドカーペットに登場すると会場は盛大な拍手に包まれた。各部門の表彰が続き会場が熱気に包まれる中、いよいよクロージング作品として本作が紹介され、キャストと監督が舞台上に登壇。妻夫木さんは、韓国語で「こんにちは、妻夫木聡です。お会いできて嬉しいです」と堂々と挨拶をすると、会場からは大きな拍手と歓声が上がった。安藤さんが「釜山のみなさんがどのように受け止めるのか、興味深く楽しみです」と期待を述べると、窪田さんも「少しでも沢山の人に、皆さんの胸に、届いてくれた嬉しいです」と語る。最後に監督が「本作は日本社会が抱える問題を描いていますが、同時に世界にも共通するテーマだと思うので、映画を楽しんでいただきたい」と締めくくり、会場からは再び大きな拍手が巻き起こっていた。『ある男』は11月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ある男 2022年11月18日より全国にて公開©2022「ある男」製作委員会
2022年10月15日女優の永野芽郁が主演を務める、映画『マイ・ブロークン・マリコ』(9月30日公開)の場面写真が15日に公開された。同作は平庫ワカの同名コミックの実写化作。鬱屈した日々を送るOL・シイノトモヨ(永野芽郁)は、テレビのニュースで親友・イカガワマリコ(奈緒)が亡くなったことを知る。マリコの魂を救うために、マリコの実家から遺骨を強奪し逃走。マリコの遺骨を抱いて“ふたり”で旅に出ることになる。今回公開されたのは、シイノが旅先で出会うマキオ(窪田正孝)との場面写真。シイノはマリコが生前行きたがっていた“まりがおか岬”に向かうが、その道中ひったくりに鞄を盗まれてしまう。そんなシイノの前に現れたのが謎の男・マキオ(窪田正孝)で、シイノは彼の助けを借り漁港でひとり夜を明かす。場面写真では彼がフラッと現れ「僕、歯磨き好きなんですよ」と歯磨きセットを差し出すシーンをとらえている。タナダ監督は、マキオという人物がどんな風に気分転換するのだろうと考え、思いついたのが“歯磨き”だったという。酒を飲みタバコを吸ってひと晩野宿したシイノがすっきりした気分で岬へ向かうためにも必要なシーンだったと振り返っている。原作者・平庫ワカ曰く、マキオは”町の見回りをしている人”。毎日同じように町を歩き回る彼の行動として、自然に馴染む映画オリジナルシーンに仕上がった。今作で脚本を担当した向井康介とタナダ監督が試行錯誤したのは、映画のオリジナル要素をどう入れるかという点。完成度の高い短編原作を長編映画として描くに当たって、内容を膨らませることは必然であったという。原作に忠実であることが話題となっている同作だが、今回公開された場面写真も作品を彩る重要なオリジナルエピソードのひとつとなっている。
2022年10月15日ファンタジア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞した、現在公開中の永野芽郁主演映画『マイ・ブロークン・マリコ』より、新場面写真が公開された。鬱屈した日々を送るシイノトモヨ(永野さん)は、学生時代から父親に虐待を受けていた親友・マリコ(奈緒)が亡くなったことを知り、魂を救うため、遺骨を強奪して逃走する。そんな“ふたり”で旅に出る本作。マリコが行きたがっていた“まりがおか岬”に向かうも、その道中でひったくりに遭ってしまう。そこでシイノの前に現れるのが、今回公開された写真に写るマキオ(窪田正孝)。シイノは彼の助けを借り、漁港でひとり夜を明かす。そしてその前に再び彼がフラッと現れ、「僕、歯磨き好きなんですよ」と歯磨きセットを差し出す。本作の監督・タナダユキは、マキオという人物がどんな風に気分転換するのだろうと考え、思いついたのが“歯磨き”だったそう。お酒を飲んで、タバコを吸って、ひと晩野宿したシイノが、すっきりした気分で岬へ向かうためにも、必要なシーンだったという。原作者・平庫ワカ曰く、マキオは“町の見回りをしている人”だという。毎日、同じように町を歩き回る彼の行動として、自然に馴染む映画オリジナルシーンに仕上がった。完成度の高い短編原作を長編映画として描くにあたって、内容を膨らませることは必然。そんな映画のオリジナル要素をどう入れるかという点で、脚本・向井康介とタナダ監督が試行錯誤したという。『マイ・ブロークン・マリコ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ブロークン・マリコ 2022年9月30日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
2022年10月15日累計28万部を超える平野啓一郎のベストセラー小説を石川慶がメガホンをとり、妻夫木聡主演で映画化した『ある男』。この度、妻夫木さんをはじめ、安藤サクラ、窪田正孝らメインキャストのこだわり抜かれた役作りや、クランクインの撮影裏を含む現場レポートとメイキング写真が公開された。本作が初の弁護士役となった妻夫木さんはクランクイン前、実際の裁判を傍聴したり、現役弁護士に取材を重ねながら、息子役の子役と一緒に遊んだり、入念な役作りを行ったそう。また、かつての依頼者である里枝役の安藤さんは、原作を読んだ際に彼女の壮絶な人生に胸が締め付けられ、文字を追うのが苦しくなるほどだったという。子どもを病気で失う母親役ということで、医学書や闘病記を読み込み、里枝に寄り添いアプローチ。宮崎弁の特徴を方言監修からヒアリングしたり、監督やスタッフと綿密に話し合いを重ねる姿もあったという。その夫・大祐/Xを演じた窪田さんは、過去パートに向けて体づくりとトレーニングに励み、フィジカル面の役作りに奮闘。林業シーンの練習では、「初めて木を切る体験をした時、自分の喉元を切るような感覚になり、植物から命の重さを感じさせられた気がした」と明かす。そんな感覚が、演じる上で大きなヒントになったそうだ。そして、昨年1月にクランクイン。大祐の過去パートの撮影から、その後、里枝と大祐が暮らす宮崎パートへと進んでいった。メインの舞台となる文房具店は、山梨県笛吹市に実際あった商店を、丸々文房具店へと飾り込んでの撮影。2月の撮影だったため、冒頭の印象的な雨のシーンは、道路が凍らないようにスタッフ総出で水処理を行った。また、主人公が大祐の兄・恭一を訪ねるシーンは、原作と同じく群馬県の伊香保温泉で撮影され、雪降る中、エキストラも参加し、華やかな温泉街の雰囲気を再現。営業中の旅館を一棟ごと貸し切っての撮影だったため、スタッフ・キャストは極寒での撮影後、温泉で身体を温めていたという。キャスト陣が真摯に役と向き合い作り上げた本作。妻夫木さんは「人生に正解はない。かといって間違いもない。どんな答えであってもいいと思う。だから恐れずに向き合って欲しい。観てくださった方にとって、この作品が人生の道標のような存在になるのであれば僕は幸せです」と思いを明かしている。『ある男』は11月18日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ある男 2022年11月18日より全国にて公開©2022「ある男」製作委員会
2022年10月07日11月18日(金)に公開される妻夫木聡主演映画『ある男』より、クランクインの様子などを捉えた現場レポートが到着。あわせてメイキング写真が公開となった。本作は、第70回「読売文学賞」を受賞、累計28万部を超える平野啓一郎の同名小説を、『蜜蜂と遠雷』の石川慶がメガホンを取り映画化した人間ドラマ。キャストには妻夫木をはじめ、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、仲野太賀、真木よう子、柄本明ら豪華俳優陣が集結。さらに本年の「ヴェネチア国際映画祭」オリゾンティ・コンペティション部門への正式出品が決定し、世界からも注目を集めている。弁護士の城戸(妻夫木)は、かつての依頼者である里枝(安藤)から、亡くなった夫・大祐(窪田)の身元調査という奇妙な相談を受ける。愛したはずの夫は、名前も過去もわからないまったくの別人だったのだという。「ある男」の正体について調査を進める城戸は、様々な人物からの話を聞き、真相に迫っていくが――。主⼈公・城⼾を演じた妻夫⽊は、本作が初の弁護⼠役。クランクインの前には、実際の裁判を傍聴したり、現役の弁護⼠に取材を重ねながらも、息子役の子役と⼀緒に遊ぶなど、入念な役作りを⾏なっていた。安藤は、原作を読んだ際に⾥枝の壮絶な⼈⽣に胸が締め付けられ、⽂字を追うのが苦しくなるほどだったという。幼い子供を病気で失う⺟親役として、医学書や闘病記を読み込み、⾥枝という⼥性に寄り添いアプローチした。宮崎弁の特徴を方言監修からヒアリングしたり、監督やスタッフと綿密に話し合いを重ねる姿も。⾥枝の夫・⼤祐を演じた窪⽥は、過去パートに向けて体づくりとトレーニングに励み、フィジカル面の役作りに奮闘。林業シーンの練習では「初めて⽊を切る体験をした時、⾃分の喉元を切るような感覚になり、植物から命の重さを感じさせられた気がした」と振り返り、この感覚が演じる上で⼤きなヒントになったと語った。キャストとスタッフが⼊念に準備を進める中、いよいよ2021年1⽉にクランクイン。撮影は⼤祐の過去パートからの撮影となり、その後、⾥枝と⼤祐が暮らす宮崎パートへと進んでいく。メインの舞台となる⽂房具店は、⼭梨県笛吹市に実際あった商店を丸々⽂房具店へと飾り込んでの撮影となった。真冬の2⽉での撮影だったため、冒頭の印象的な⾬のシーンなどは、⾬降の後で道路が凍らないように、スタッフ総出で⽔処理を⾏うなど、厳しい寒さの中での撮影が続いた。また、城⼾が⼤祐の兄・恭⼀を訪ねるシーンは、原作と同じく群⾺の伊⾹保温泉での撮影となった。雪も降る中、地元のエキストラも参加し、華やかな温泉街の雰囲気が再現される。ロケは営業中の旅館を⼀棟ごと貸し切らせてもらっての撮影だったため、スタッフ・キャストは極寒での撮影後、温泉で⾝体を温めていた。キャスト陣が真摯に役と向き合い作り上げた、珠⽟の感動ヒューマンミステリーがついに完成。妻夫⽊は、「人生に正解はない。かといって間違いもない。どんな答えであってもいいと思う。だから恐れずに向き合って欲しい。観てくださった⽅にとって、この作品が⼈⽣の道標のような存在になるのであれば僕は幸せです」と並々ならぬ思いを明かしていた。『ある男』11月18日(金)公開
2022年10月07日「集まった俳優たちが、それまで読んだこともない台本の読み合わせを客前でする」という岩井秀人の発案で 2020 年にスタートし た、初見の台本読み合わせライブ 『いきなり本読み!』。山口紗弥加、池谷のぶえ、藤井隆の出演が発表されていた 10/16(日)の 大阪公演に、この度、窪田正孝の出演が電撃決定!!2020 年 2 月にスタートし、同年、東京国際フォーラム・ホール C に進出、昨年は 4 回に渡って WOWOW オリジナル版も放送さ れた、いま要注目のコンテンツが、満を持して、東京を飛び出します。全国進出、その第一弾となる大阪公演のチケットは、明後日 10/8(土)10:00 より一般発売です。『いきなり本読み!』とは「出来上がった作品を見るより、稽古場の方が絶対おもしろい!」そんな岩井秀人の発想から生まれた本公演。上演する作品は当 日まで明かされず、本番のステージ上で、初めて台本を開いた俳優たちが、岩井の進行のもと、さまざまな“役”を演じ、約束された役 作りも演出もなく、普段は観客に見せることのない“素”の表情をさらす、まさに裸一貫で台本に挑む俳優の姿を垣間見ることができる 公演です。一夜限りのキャスティングのため、この場でしか見ることが出来ない、出演者たちの化学反応も見どころのひとつ。「俳優」「台 本」「演出」というそれぞれの役割が絡まりあいながらダイナミックにドラマが立ち上がっていく様子を、その場で見て、感じることができます。岩井秀人よりメッセージ「いきなり本読み!in 大阪」ですが、開催直前に、窪田正孝さんの出演が決定いたしました!さらに面白くなりますぞ!皆様! 窪田くんは、水川さんがどえらい顔芸などを披露した回に見にきて、「出たい!」って言ってくれて「正気か!?」って思ってたんですけど、 正気でした! 窪田くん、シリアスサイドは「底がないのでは」レベルに行けてしまうことは既に多くの人がご存知かと思います。凄まじい腹の座り方という か。腹が破けてるというか。 が、「本読み!」では、本当にしょうもないキャラクターやセリフやいざこざがございますので、あっちゃこっちゃの引き出しを開け閉め、または 開けっぱなしでさらに他の引き出しをいくつも開けてもらうことになりそうです。 既に決まっている猛者たちとのぐちゃぐちゃの融合と分離のドキュメンタリー面も楽しみでなりません。 さあ、皆様、見るしかないですぞ!お楽しみに!配信はありませんよくれぐれも〜!岩井秀人<公演概要>岩井秀人(WARE)プロデュース「いきなり本読み! in 大阪」日時:10月16日(日)15:00開演(14:30開場)会場:松下IMPホール 進行・演出:岩井秀人出演:窪田正孝(NEW!!)、山口紗弥加、池谷のぶえ、藤井隆公式HP: ※未就学児童入場不可※出演者は変更になる場合がございます。【全席指定】7,000円(税込)---------------------------------------------------------------------------------------■一般発売■10月08日(土)10:00チケットぴあ: (Pコード:508-356)ローソンチケット: (Lコード:34067)イープラス: CNプレイガイド: 楽天チケット: 主催:キョードー東京協力:サンライズプロモーション大阪企画・制作:株式会社WARE、キョードー東京■お問合せ■キョードーインフォメーション:0570-200-888(平日・土曜 11:00~18:00) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月06日映画『マイ・ブロークン・マリコ』(9月30日公開)の公開記念舞台挨拶が1日に都内で行われ、永野芽郁、奈緒、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊、タナダユキ監督が登場した。同作は平庫ワカの同名コミックの実写化作。鬱屈した日々を送るOL・シイノトモヨ(永野芽郁)は、テレビのニュースで親友・イカガワマリコ(奈緒)が亡くなったことを知る。マリコの魂を救うために、マリコの実家から遺骨を強奪し逃走。マリコの遺骨を抱いて“ふたり”で旅に出ることになる。主演の永野は、ミニ丈ショートパンツで登場し。スラリとした美脚で魅了する。窪田とは久しぶりの共演となり、「もう頼もしくて頼もしくて。前回ご一緒した時は私はまだ10代で、その時もいろんなことを助けていただいた」と振り返る。今回も「旅先で出会って気づいたら救われることを言ってくれたりそばにいてくれたりという関係性で、撮影現場でも普通にいるだけで窪田さんに助けてもらってる部分がすごく大きくて、事務所の先輩でもあるので、一生ついてきますという感じです」と感謝。窪田も「こっちがついていきます」と互いに頭を下げあっていた。試写会では奈緒と隣の席だったそうで、永野は「2人して号泣しまして、周りの人が引いてたんです。『この人たちでてる人だよなってくらいわんわん泣いて。綺麗に泣くとかじゃない。ううううって泣いて。それがすごく印象的だったので、自分の中では自分自身が演じていながらも”くらう”映画ってあるんだ」と表す。「昨日も観にきまして、ようやく冷静に見れたんですけど、やっぱりいい映画でした」と自信を見せた。奈緒も「観終わった直後はいろんな気持ちでいっぱいで、なんで私こんなに泣いちゃってるんだろうと思いながらだったんですけど」と苦笑。自分がご一緒できていないシーンもあった中ですべてがつながって素晴らしい音楽が入って、パワーの持った原作が映像になってまたたくさんの方に届くんじゃないかと、本当に感無量でした」と語った。
2022年10月01日平庫ワカの同名コミックを実写映画化した『マイ・ブロークン・マリコ』の公開記念舞台挨拶が10月1日(土)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演の永野芽郁をはじめ、共演する奈緒、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊、タナダユキ監督が登壇した。ブラック企業で働き、鬱屈した日々を送っていた会社員・シイノトモヨ(永野さん)は、親友のイカガワマリコ(奈緒さん)が亡くなったことをテレビのニュースで知る。幼い頃から、実の父親にひどい虐待を受けていたマリコの魂を救うため、シイノはマリコの父親のもとから遺骨を強奪し逃亡。マリコの遺骨を抱き、マリコとの思い出を胸に旅に出る。「皆さんに届けることができて、純粋にうれしいですけど、今日で一区切りかと思うと寂しさもあって…。ですが、私自身、好きだなと思える作品に携わることができて誇りに思います」と胸を張る永野さん。公開初日を迎えた9月30日には、自らTOHOシネマズ六本木ヒルズで本作を鑑賞したそうで、「ようやく冷静に見られましたが、やっぱりいい映画でした!」と手応えは十分。「生きていれば、いいことも悪いこともありますが、こんな世界でも生きていくかと前向きになれる映画に仕上がった」と自信のアピールだった。奈緒さんも「パワーを持った原作が、映像になってより多くの人に届く作品になったので感無量です」と本作への思い入れは格別だ。永野さんと奈緒さんが親友役を演じるのは、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」(2018)での共演以来、これが2度目。初めて本作を鑑賞したのも、二人一緒だったそうで「二人して号泣してしまい、周りの人たちが引いていた(笑)」(永野さん)、「なんでこんなに泣いちゃっているんだろって。見終わった瞬間、いろんな気持ちで胸いっぱいになってしまって」(奈緒さん)と二人一緒に号泣したことも明かした。そんな二人の様子に、シイノが旅先で出会うマキオを演じた窪田さんも「現場でも芽郁と奈緒ちゃんが、すごく仲良くて」と回想。「その姿を、まるでわが子を見守るようにカメラ横で見つめる監督の姿も思い出される」としみじみ語っていた。マキオは旅をするヒロインを助ける役どころで、永野さんは「もう頼もしくて、頼もしくて。気づいたら救われている関係性でした。一生ついていきます!」と所属事務所の先輩で、共演経験もある窪田さんへの信頼感を明かしていた。『マイ・ブロークン・マリコ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ブロークン・マリコ 2022年9月30日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
2022年10月01日向田邦子賞やギャラクシー賞を受賞するなど、脚本家としても才能を発揮するバカリズムが、ちょっと不思議な“超現実の世界”を描いた新感覚ショートショートドラマ「ノンレムの窓」の第2弾が放送決定。窪田正孝、木村文乃、木村多江らが参加する。今年4月に誕生し、独創的な世界観とウィットに富んだ笑いを織り交ぜ、珠玉のストーリーを生み出したオムニバスドラマの第2弾。浅い眠りを意味する「ノンレム睡眠」。今回お届けするちょっと不思議な3つのショートストーリーは、夢なのか?それとも現実なのか?“夢と現実”、“現実と非現実”、その狭間を行き来する不思議なバカリズムワールドこそが「ノンレムの窓」。原案・脚本だけでなく、今回もバカリズム自らも“窓先案内人”としてドラマの幕間に登場。斉藤由貴が演じる“顔を一切見せない謎の女性マドカ”との不思議な掛け合いにも注目。第1話「未来から来た男」では窪田正孝が、3年前にタイムリープし“未来から来た男”として一躍、時の人となる会社員に、第2話「放送禁止用語」では木村文乃が、急増する“放送禁止用語”を極めようとする朝の報道番組を担当するアナウンサーに。第3話「パスワードが知りたい」では木村多江が、夫の隠し事を突き止めようとパソコンのパスワード解析に必死になり、夫と異常なまでの対決をする妻、その夫を鈴木浩介が演じる。さらに、「未来から来た男」では柄本時生、味方良介、そしてフリーアナウンサー・石井亮次、「放送禁止用語」では大原優乃、福山翔大、菅谷大介(日テレアナウンサー)、そして相島一之ら豪華メンバーが脇を固め、個性豊かなキャラクターを豪華キャストが演じる。原案・脚本・「窓先案内人」であるバカリズムは、今回も豪華な顔ぶれが揃ったことに「キャスティング会議が一番楽しいです(笑)」と語り、「『引き受けてくれるかなぁ』という思いで、バカなふりして聞いてみたら引き受けて下さって本当に有難い」とコメント。自身で原案・脚本を担当した窪田さん主演「未来から来た男」について「以前からご一緒させていただきたいと思っていたので今回やっとご一緒させていただくことが出来て嬉しいです。脚本を書いている途中の段階で『窪田さんが引き受けてくれたらいいな』という思いで書いていたので、断られなくてよかったです!(笑)」と明かす。「未来から来た男」主演:窪田正孝×脚本・バカリズムごく普通のサラリーマンの菅沼浩二(窪田正孝)はある日目覚めると、3年前にタイムリープしていることに気がつく。未来を知っている菅沼は会社で人気者になり、ついにはテレビ局のディレクターの耳に入って番組に出演することに。「未来から来た男」として一躍時の人となるのだが――。Q:「ノンレムの窓」への出演が決定してーバカリズムさん作品にはいつか出演したいと思っていたので、今回念願が叶って嬉しかったです。Q:「未来から来た男」の主人公を演じてー“未来から来た男”のような主人公は、通常ヒーローのように扱われたりしますが、あえてそうではなく、日常に落とし込んで、普通でかっこよくないキャラクターに好感がもてました。「未来がわかる」となれば人は色んな欲が出ると思いますが、菅沼は人並みで人道を外さずそこそこで満足する。大袈裟じゃない人間らしさで、演じる上で落とし込みやすかったです。Q:視聴者の方へメッセージ何気ない日常の笑いや喜びをどう感じるかは人それぞれですが、今作は皆さんの心を少し明るく照らしきっと笑わせてくれると思います。見て下さる方がホッコリ幸せな気持ちになってくれたら嬉しいです。「放送禁止用語」主演:木村文乃×脚本・伊達さん(大人のカフェ)宮川志帆(木村文乃)は報道番組を担当するアナウンサー。放送禁止用語が急増する世界で「正しい言葉遣い」を極めようとしている。毎月配られる「放送禁止用語大全」を完璧に頭に入れ、「適切な放送」をすることに心血を注ぐ日々。しかし放送禁止用語はどんどん増える一方で――。Q:「ノンレムの窓」への出演が決定してー以前にもバカリズムさんとご一緒させていただいたことがあり、世界観がとても好きで、他の作品も拝見していたので、またお仕事をご一緒させていただけることが嬉しいです。演じる人をも見透かしているのではないかと思うくらい、人が隠している部分をさらけ出されてしまうような素敵な本なので、今回は私自身も割り切って、普段は隠している部分も出していこうと思いました。Q:「放送禁止用語」の主人公を演じてー今回演じるアナウンサーの役は、ある意味、普通の日本人なのかもしれません。言われたことはきちっとやり通し、みんなで協力して一つのことを成し遂げるという思いが強い人だと思います。台本を読んでいて途中までは「そうだよね、そうだよね」と思いながら読むのですが、最後のどんでん返しが「確かに、そうか!」とハッとさせられるようなラストになっていて、そこにとてもやりがいを感じました。シーン数が少ないからこそ、ワンシーンワンシーンの撮影がとても楽しみで、信頼できるみなさんが周りにいて下さったので、普段やらない挑戦をやってみようと思える撮影でした。Q:視聴者の方へメッセージ私自身もとても楽しく撮影させていただきました。楽しく、そしてシュールでちょっと背中がヒヤッとするような不思議な世界に皆さんをご案内できるように精一杯頑張りましたので、是非、楽しみにしてください。「パスワードが知りたい」主演:木村多江×脚本・安部裕之野村由紀子(木村多江)は夫の泰紀にPCやスマホのパスワードを尋ねるが、はぐらかされてしまう。そこで、由紀子は夫が外出している間にPCのパスワードをあの手この手で解析し、夫の隠し事を突き止めることに。一方、その妻の解析を阻止しようとする夫。パスワードをめぐる夫婦の異常なまでの攻防の行方は――。Q:「ノンレムの窓」への出演が決定してー「バカリズムさんの世界に私が入れるんだ」と、そんな面白いことはないなと思い、ワクワクしてとても嬉しかったです。Q:「パスワードが知りたい」の主人公を演じてー撮影はとても楽しかったです。バカリズムさんの作品に出てくるキャラクターは実際にいそうでいない、人間の滑稽さや心の中に潜んでいる小さな部分が誇張して描かれていて、実在はしないかもしれないですが、ものすごく共感できるキャラクターが多いと思います。今回演じさせていただき、「あるある」と共感する部分と「そこまでいくか!?」という部分があり、相手を翻弄したくなるような、役を越えて自分の中の何かが沸々とわき出てくるような感覚がありました。人の秘密を知りたいという欲はどんな人間にもあり、愛のかたちと欲がリンクしていくことがあると思います。今回の役は、愛しているが故に夫の秘密を暴きたくなる妻ということで、それがエスカレートしていきますが、「大好きな人のことを知りたい=秘密を知りたい」というところからだと思うので、演じてみて、もしかしたら私もその一歩を踏んでしまうかも!?と思わせる感覚はありました。Q:視聴者の方へメッセージバカリズムさんならではの、レム睡眠からノンレム睡眠になるような……日常の中でもちょっと変化していく現実とそうではない世界の中間ような、不思議な世界を楽しんでいただきたいと思います。私は、とても楽しくお芝居させていただくことができたので、皆さんにもこの楽しさが伝われば嬉しいです。「ノンレムの窓2022・秋」は10月9日(日)22時30分~日本テレビ系全国ネットにて放送。(text:cinemacafe.net)
2022年09月22日妻夫木聡主演、安藤サクラ、窪田正孝、 清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、仲野太賀、真木よう子、柄本明ら日本を代表する豪華俳優陣が集結する『ある男』。この度、妻夫木さん演じる弁護士の城戸が“X” の真相を追い求める姿を収めた場面写真が解禁となった。第79回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門への出品に続き、第27回釜山国際映画祭クロージング作品に決定するなど、世界から注目を集めている本作。弁護士の城戸(妻夫木さん)は、かつての依頼者である里枝(安藤さん)から、亡くなった夫・大祐(窪田さん)の身元調査という奇妙な相談を受ける。愛したはずの夫は、名前も過去も分からない全くの別人だったのだという。「ある男」の正体について調査を進める城戸は、様々な人物からの話を聞き、真相に迫っていくが――。今回到着した場面写真の中には、大祐の法要に訪れた恭一(眞島さん)から「これ、大祐じゃないです」と衝撃の事実を告げられ動揺する里枝、突然消えた元恋人の行方を案じ、城戸の調査に協力する美涼(清野さん)。そして「ある男」 の手掛かりを仄めかす小見浦(柄本さん)が不吉な笑みを浮かべるカットなど、 「ある男」に関連する重要人物たちの姿を捉えており、物語の先が気になるものとなっている。なぜその男は、別人として生きなければならなかったのか。その先に、涙せずにはいられない衝撃の真実が待っている。『ある男』は11月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ある男 2022年11月18日より全国にて公開©2022「ある男」製作委員会
2022年09月21日注目のクリエイター陣による短編映画プロジェクト第4弾『MIRRORLIAR FILMS Season 4』よりメイキング動画が解禁された。本作は、年齢や性別、職業、若手とベテラン、メジャーとインディーズの垣根を越えて選出された人気&注目の監督陣による個性豊かな作品が上映される短編映画企画。“変化”をテーマに、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなど総勢36名が監督した短編映画をオムニバス形式で4シーズンに分けて公開する壮大なプロジェクトだ。この度解禁となったのは、池田エライザ、齊藤工、福永壮志、藤井道人、水川あさみ、ムロツヨシら6名の監督陣の撮影現場での様子を捉えたメイキング動画。『おとこのことを』(水川あさみ監督)、『女優iの憂鬱/COMPLY+-ANCE』(齊藤工監督)、『シルマシ』(福永壮志監督)からは、主演の窪田正孝、伊藤沙莉、伊東蒼それぞれに監督らが演出しているシーンが収められている。さらに俳優・ムロツヨシが監督を務めた『バイバイ』のメイキングでは、真剣に映像をチェックするムロツヨシ監督をはじめ、スタッフらの普段なかなか見ることができない貴重な様子が捉えられている。また藤井道人監督作品『名もなき一篇・東京モラトリアム』、池田エライザ監督の『Good night PHOENIX』のメイキングでは、撮影現場のアットホームな空気を感じられる。様々なバックグラウンドを持った監督陣が集まって映画を製作する『MIRRORLIAR FILMS』らしい、楽しみながら映画製作を進める監督、キャスト、スタッフを映し出したメイキング動画となっている。『MIRRORLIAR FILMS Season4』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MIRRORLIAR FILMS Season4 2022年9月2日より全国にて公開
2022年09月12日女優の永野芽郁が主演を務める、映画『マイ・ブロークン・マリコ』(9月30日公開)の場面写真と本編映像が9日に公開された。同作は平庫ワカの同名コミックの実写化作。鬱屈した日々を送るOL・シイノトモヨ(永野芽郁)は、テレビのニュースで親友・イカガワマリコ(奈緒)が亡くなったことを知る。マリコの魂を救うために、マリコの実家から遺骨を強奪し逃走。マリコの遺骨を抱いて“ふたり”で旅に出ることに。今回公開されたのは、親友の遺骨を持って旅に出る主人公シイノ(永野芽郁)が、道中で出会う青年・マキオ(窪田正孝)の出演シーンと場面写真。映像では、マリコの遺骨を抱え、バスで岬に向かったシイノが、到着して早々にひったくり犯から鞄を奪われてしまう姿が。そこに、釣り道具を持ったマキオ(窪田正孝)が現れ「大丈夫ですか?」「大丈夫に見えるかよ!」「大丈夫に……見えますね」とひょうひょうとした様子。シイノも思わずあきれ顔で「大丈夫なわけあるか!」と全力でツッコむ。そうこう話している間に、シイノはマリコからもらったたくさんの手紙の束も一緒に奪われてしまったことに気付き、大事な遺骨を置いたままひったくり犯を追いかけ猪突猛進にダッシュする。『ふがいない僕は空を見た』『ロマンス』に続き、タナダユキ監督作へ3度目の出演となる窪田は『僕たちがやりました』(17年)以来、永野と5年ぶりの共演となる。何かに突き動かされるように、親友の遺骨を持って知らない土地を訪れ危険な目に遭うシイノに対し、真摯に向き合うマキオは、自身も辛い経験をした過去を持つ。自分ごとのように他人に目を配り優しく手を差し伸べる姿に、原作ファンからは「まるでスナフキンのよう」だと捉える声も上がっている。解禁された場面写真でも優しい視線を投げかけるマキオはどこか哀愁を感じさせる背中で、窪田は「過去を背負っていて、岬を来る人たちを監視している」ようだと分析し、「人と違う時空に住んでいるような感じを出したくて演じていましたね」と語る。久しぶりの共演となる永野については「大人の女性になっていてびっくりした。シイノ役はプレッシャーだったと思うが、また新しい永野芽郁が見れた」と賞賛した。また、そんなマキオが作品の中でも特にお気に入りのキャラクターだと語るタナダ監督は「ちゃんと傷つき、それでも生きてきた人だからこそ言える言葉を、マキオとして確かに紡げる人、それが窪田正孝さんでした。そんな彼だからこそ、放つ言葉に真実味と優しさが溢れたんだと思います」と明かしている。(C)2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
2022年09月09日カナダ・モントリオールで行われた「ファンタジア国際映画祭」で最優秀脚本賞を受賞した映画『マイ・ブロークン・マリコ』より、5年ぶりの共演となった永野芽郁と窪田正孝の出演シーンが公開された。親友・マリコ(奈緒)の遺骨を奪い、最初で最後の旅に出る、永野さん演じるシイノ。向かったのは、マリコが生前行きたがっていた岬だった。今回到着した本編映像では、遺骨を抱えバスで岬に向かい、到着早々にひったくりに遭ってしまう。そこに現れたのは、窪田さん演じる釣り道具を持ったマキオ。シイノを心配をする優しさを持ち、どこか飄々として掴みどころのないマキオに、シイノも思わずあきれ顔。そして、マリコからもらった手紙の束も一緒に奪われてしまったことに気付き、大事な遺骨を置いたまま、ひったくり犯を追いかける。辛い経験をした過去を持つマキオ。場面写真でも優しい視線を投げかけている様子が切り取られ、どこか哀愁を感じさせる背中は、孤高の旅人・スナフキンを感じさせる。窪田さんはマキオについて「過去を背負っていて、岬を来る人たちを監視している」ようだと分析し、「人と違う時空に住んでいるような感じを出したくて演じていましたね」と役作りを明かす。また、「僕たちがやりました」以来、5年ぶりの共演となる永野さんについては「大人の女性になっていてびっくりした。シイノ役はプレッシャーだったと思うが、また新しい永野芽郁が見れた」とマキオ同様、あたたかな視点で永野さんとの共演をふり返っている。そして、マキオが作品の中でも特にお気に入りのキャラクターだと語るタナダユキ監督は「ちゃんと傷つき、それでも生きてきた人だからこそ言える言葉を、マキオとして確かに紡げる人、それが窪田正孝さんでした。そんな彼だからこそ、放つ言葉に真実味と優しさが溢れたんだと思います」とコメントした。『マイ・ブロークン・マリコ』は9月30日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ブロークン・マリコ 2022年9月30日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
2022年09月09日生田斗真主演のお風呂エンタメ映画『湯道』に小日向文世、角野卓造、生見愛瑠、窪田正孝が出演していることが分かった。本編初公開となる特報映像も公開された。今回発表された4名が演じるのは、湯の道に魅せられた個性あふれるキャラクターたち。440年、十六代続く家元の下、「入浴、お風呂について深く顧みる」精神を継承する場である「湯道会館」にて、湯の作法と素晴らしさを学ぶ、退職金で自宅に檜風呂を作りたいと夢見る定年間近の郵便局員・横山正を、『コンフィデンスマンJP』『マスカレード』シリーズの小日向さん。父の退職金で自らの卒業旅行を計画する横山家の次女・舞香を、「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」『モエカレはオレンジ色』などでの演技が話題となった、めるること生見さん。「湯道」第十六代家元・二之湯薫明を、名バイプレイヤーの角野さん。薫明の内弟子・梶斎秋を、11月公開の『ある男』に出演する窪田さんが演じる。また、薫明が弟子たちに湯の道を説く「湯道会館」のセットも京都の松竹撮影所に出現。美しい庭、紅葉が反射した檜の湯舟、壁には湯道の根幹にある精神、湯は心を温めるためにある事を意味する「湯道温心」の掛け軸も。そして今回、湯舟から飛び出したかと思えば、史朗(生田斗真)と悟朗(濱田岳)が兄弟喧嘩を始めるシーンから始まる特報映像も到着。銭湯「まるきん温泉」の開店準備をする看板娘・いづみ(橋本環奈)に、自宅の風呂で涙する横山、ワイングラスで湯を汲む温泉評論家・太田(吉田鋼太郎)、湯舟に浸かる梶ら、湯を愛する登場人物たちの日常がコミカルに描かれている。さらに、湯に浸かっている猿、全身泡まみれの常連客アドリアン(厚切りジェイソン)の姿も確認することができる。『湯道』は2023年2月23日(木・祝)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:湯道 2023年2月23日より公開(C)2023映画「湯道」製作委員会
2022年09月05日妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝らが出演する映画『ある男』が、ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門でイベント開催、プレミア上映が行われた。Sala DARSENA(ヴェネチア・リド島内)にて行われたプレミア上映。世界に先駆けて上映される本編を観るために、1000名の観客で会場は満席に。上映終了後は5分に及ぶ拍手とスタンディングオベーションの熱気に包まれた。今回、弁護士・城戸役の妻夫木さんと、谷口大祐を名乗っていた“ある男”役の窪田さん、そして監督の石川慶は、観客と一緒に本編を鑑賞。妻夫木さんは「今日はありがとうございます。ここに来られて本当に嬉しいです」と英語で挨拶し、脚本について「自分とは何者かと問い続けながら、役と向き合いました。弁護士という役どころなので、勿論そういう勉強もしたのですが、今回は特に子供との時間を大事にしました。子供の存在を通して、自分の生きている意味や仕事について鏡のように考えることができました」と明かす。また、窪田さんは「観てくださる方の余白がなくならないように、情報を与えすぎないように演じました」とふり返り、「自分の人生は自分だけのものですし、悔いのない人生を送ることができるように、背中を押してくれる作品だと思います」と語る。『愚行録』(’17)に続き、ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門2度目の登壇となった石川監督に、なぜ“アイデンティティ”を今回のテーマにしようと思ったのかと問うと、「映画を作る時には、個々のアイデンディティをテーマにすることが多いのですが、一人の人間の良い部分も悪い部分も過去も、全部ひっくるめて愛せるのか、憎めるのかということを一度きちんと描いてみたいと思った」とそのきっかけを述べた。そして終了後、妻夫木さんは「映画と人が近いことに、映画への愛を感じた」と映画祭に参加した感想を語り、窪田さんと石川監督も観客の反応に手応えを感じていた。『ある男』は11月18日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ある男 2022年11月18日より全国にて公開©2022「ある男」製作委員会
2022年09月02日妻夫木聡が主演する映画『ある男』が11月18日(金)に全国公開となる。このたび、映画制作のメイキングとキャストコメントが盛り込まれた特別映像が公開された。本作は、第70回「読売文学賞」を受賞、累計28万部を超える平野啓一郎の同名小説を、『蜜蜂と遠雷』の石川慶がメガホンを取り映画化したもの。キャストには妻夫木をはじめ、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、仲野太賀、真木よう子、柄本明ら豪華俳優陣が集結。さらに本年の「ヴェネチア国際映画祭」オリゾンティ・コンペティション部門への正式出品が決定し、世界からも注目を集めている。特別映像では、まず主演の妻夫木が「難しい題材ではあるが、長い小説を映画にするにあたって、深く掘り下げることができた」と語る。続いて監督とキャストたちがディスカッションしている姿が見受けられ、制作現場の作品に懸ける熱量を感じさせる。「大祐」という別人としての人生を歩む難役を演じた窪田は、石川監督の印象について「僕を見ているようで奥を見ているというか、見透かされている感じがする」と明かし、里枝役の安藤は「すごく人間を描いているドラマ」とコメント。映像の最後では、妻夫木が「人間ってイメージで色々作り上げていきますけど、それをぶち壊して、自分の中に何が残るのかを、この映画を通じて感じていただけたらすごく嬉しいなと思います」とメッセージを寄せている。『ある男』11月18日(金)公開
2022年08月30日妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和ら豪華キャストが集結した映画『ある男』より、本予告映像と本ポスタービジュアルが公開された。「3年と9か月、愛したはずの夫は全くの別人でした――」というミステリーを感じさせる入り口から始まる映像では、妻夫木さん演じる弁護士・城戸が、かつての依頼者・里枝(安藤さん)から、亡き夫・大祐(窪田さん)の身元調査の依頼を受け、大祐=“X”を探っていく。一体何者なのか、なぜ他人になりすましていたのか…そんな謎が深まる中、里枝の「私はいったい、誰の人生と一緒に生きてたんでしょうね」というセリフから一変し、里枝と息子は大祐=“X”への想いが溢れ出す。心揺さぶる展開に感動と涙の結末を予感させる映像となっている。また合わせて公開されたビジュアルは、城戸、里枝、大祐の印象的な表情を捉え、それぞれの心情を表わすかのような一枚となっている。なお、第1弾ビジュアルがデザインされた劇場前売券(ムビチケカード)が、8月26日(金)より全国の上映劇場(一部除く)・web通販にて販売が予定されている。『ある男』は11月18日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ある男 2022年11月18日より全国にて公開©2022「ある男」製作委員会
2022年08月17日東京を舞台に様々な“愛の形”を描くオムニバスドラマ「モダンラブ・東京」の新たなキャストが発表された。ニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたコラムを基に、愛にまつわる様々な物語を描いたAmazon Original「モダンラブ」が、舞台を東京に移して「モダンラブ・東京」として配信。本作で描かれる7つの物語では、人の営みを紡いできた東京の街を舞台に、マッチングアプリでの出会いやセックスレス、シニアラブや国境を越えた恋など、現代ならではの多様な愛と人々の絆を描く。水川あさみ、永作博美、ユースケ・サンタマリア、ナオミ・スコット、池松壮亮に加え、今回、前田敦子、榮倉奈々、柄本佑、伊藤蘭、石橋凌、成田凌、夏帆の出演が決定。また、日本版ならではの取り組みでアニメーション作品が制作され、声優として黒木華、窪田正孝が参加し、山田尚子が監督を務めることも明らかに。第1話「息子の授乳、そしていくつかの不満」(監督・脚本:平柳敦子)では、水川さんがキャリアウーマン・真莉、前田さんが真莉のパートナーを演じ、子育てを通して変化する真莉の心の模様を映し出す。第2話「私が既婚男性と寝て学んだこと」(監督:廣木隆一、脚本:黒沢久子)では、榮倉さんが生物学の大学教員、柄本さんがフリーライターという元夫婦を演じ、マッチングアプリを通して自分にとって何が大事だったかに気づく様子を描く。第3話「最悪のデートが最高になったわけ」(監督:山下敦弘、脚本:龍居由佳里)は、伊藤さんと石橋さんが出演し、マッチングアプリを利用して出会う、シニアラブ。そして、第4話「冬眠中のボクの妻」(監督・脚本:荻上直子)では、成田さんと夏帆さんが夫婦を演じ、鬱状態となった妻の笑顔を取り戻そうと、夫が懸命に支える夫婦愛を描く。第5話「彼を信じていた13日間」(監督・脚本:黒沢清)では、永作さんとユースケさんが結婚相談所で出会い、意気投合した2人の関係が、ある秘密をきっかけに大きく変わっていく様子が描かれる。第6話「彼は私に最後のレッスンをとっておいた」(監督・脚本:平柳敦子)は、ナオミと池松さんが出演し、英語のオンライン講師とその生徒という、国境を越えた恋の物語となっている。さらに最後の第7話は、アニメーション作品「彼が奏でるふたりの調べ」(監督:山田尚子、脚本:荻上直子)。黒木さんがお人好しな性格の桜井タマミ、窪田さんがタマミの高校の同級生・梶谷凛の声を担当し、学生の頃から言いたいことが言えないタマミと、疎遠になってしまったけれど心の中で気になっていた凛との、学生時代の甘酸っぱい恋の思い出が描かれる。<キャストコメント>前田敦子海外版の『モダンラブ』がすごく好きなのでオファーをいただいた時は感動しました。『モダンラブ』にはすごく愛が詰まっているんですよね。短いそれぞれの話の中に、いろんな愛の形が綺麗に描かれていて…綺麗というのはキラキラとかではなくて、2人の愛がすごく綺麗なんです。多くの方にもこの素敵な愛を感じてもらえたらと思います。榮倉奈々美しい作品に出演できて、とても幸せに思います。元々『モダンラブ』のファンでしたが、さらには尊敬する廣木監督のチームに参加できるという事で緊張感に包まれた日々でした。人生の深みを感じる文学的な『モダンラブ』シリーズには心を豊かにしてもらったと思います。柄本佑海外版の『モダンラブ』に引けをとらない作品になっているので楽しんでもらえればと思います。本作は榮倉さんの魅力を廣木監督が十二分に拾い上げているので、榮倉さんの魅力を楽しんでください。また、作品を見て自由に様々な解釈をして、仲間と自由に『モダンラブ・東京』の話をしてほしいです。伊藤蘭年を重ねた男女がちょっと勇気を出して新しい一歩を踏み出そうとする姿は、時にぎこちなく微笑ましく、若者との対比も絶妙で笑いを誘います。心あたたまる作品に出演できて嬉しいです。2人の一喜一憂と思いがけない展開を是非見届けて下さい。石橋凌脚本を読んだ時に、単純に面白いなと思いました。元々実話をベースにしたシリーズなので、実際にあったことなんだと非常に興味深かったです。この歳になってもラブストーリーができるんだって(笑)。いくつになっても、人との出会いがあり、“人生面白いな”と思っていただけるんじゃないかと期待しています。成田凌鬱をテーマとしていますが、マイナスな事として捉えるのではなく前向きに考えられる素敵な作品です。一生懸命に生きている中で滑稽にみえる部分があったりとか、全体的に優しくて愛おしい物語として描かれていますのでご期待ください。夏帆海外版の『モダンラブ』が配信された当時、“こんな作品が日本でもできたら...“と思っていたので、東京版に参加できることがとても嬉しかったです。わたしが参加した『冬眠中のボクの妻』は一見暗く重くなりそうな題材ですが、切実さとユーモアのバランスがとても素敵な作品です。荻上監督だからこそ出せる世界観をぜひ楽しんでいただけたらと思います。黒木華久しぶりにアニメーションをやったので少し緊張しました。どんな作品でも受け取り手の気持ちが一番大事だと思うので、この作品を見てくださった人の気持ちに届き、おこがましいですけど勇気を出す一歩になれるような働きかけができていれば嬉しいなと思います。窪田正孝愛も神様も実態はないし証明もできない。でも確実に存在していて、心に繋がりや結びを与え調和してくれる。今作であなただけの愛に氣づき感じてもらえたら幸いです。Amazon Originalシリーズ「モダンラブ・東京」は10月21日(金)より配信(全7話)。(cinemacafe.net)
2022年07月27日“変化”をテーマに、年齢や性別、職業、若手とベテラン、メジャーとインディーズの垣根を越えて選出された監督陣の作品が上映される『MIRRORLIAR FILMS Season4』より、ポスタービジュアルが解禁された。この度解禁されたポスタービジュアルでは、水川あさみの監督デビュー作品『おとこのことを』での無精ひげを生やした窪田正孝の姿を確認することができる。人生につまずき、気力を失い引きこもり生活をしていたおとこ役を体当たりに演じたことがうかがえる。また齊藤工監督の『女優の憂鬱/COMPLY+-ANCE』は、映画『COMPLY+-ANCE』の地続きな世界観に新たに伊藤沙莉が起用され、どんな作品に仕上がっているのか期待が高まる。さらに俳優・ムロツヨシが監督を務めた『バイバイ』は、ランドセルを背負った小学生の絵コンテが採用されており、「まさかのアニメ映画?」と新たな発見が。またフリッツリオ、アイビー愛美が出演する池田エライザ監督の『Good night PHOENIX』のほか、新進気鋭のクリエイターとして頭角を現す福永壮志監督『シルマシ』、子役・佐原杏奈の煌めいた笑顔が光る、村上リ子監督の『THE NOTES』、選定クリエイター枠のGAZEBO監督『BEFORE/AFTER』、真壁勇樹監督が初めてメガホン取った『星ニ願イヲ』、映画を撮る若者たちの物語を描いた藤井道人監督の『名もなき一篇・東京モラトリアム』など、多彩な才能と演者たちが集結したビジュアルとなっている。「境界線(ボーダー)なんて幻想だ。」というキャッチコピーが物語るように、誰でも映画作りに挑戦できる時代にふさわしい、意欲プロジェクトだということも提示している。『MIRRORLIAR FILMS Season4』は9月2日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MIRRORLIAR FILMS Season4 2022年9月2日より全国にて公開
2022年07月26日総合格闘家の三浦孝太選手(20)といえば、父親は日本サッカー界のレジェンドの三浦知良選手(55)ということもあり、2021年の大みそかに行われた『RIZIN.33』でのプロ格闘家デビュー戦は多くの注目を浴びました。RIZINを見た視聴者からは「イケメン」と話題になり、人気急上昇中の格闘家。先日は豪華ショットを投稿し、反響を呼んでいました。早速チェックしてみましょう!父、キングカズとネイマール選手との豪華3ショットにファン歓喜 この投稿をInstagramで見る 三浦孝太(@kota_miura_official)がシェアした投稿 「obrigado!」と自身のインスタグラムを投稿した孝太選手。obrigadoとはポルトガル語で「ありがとう」という意味で、ネイマール選手へ向けた言葉だと思われます。サッカー界のレジェンド、キングカズとブラジル代表のネイマール選手との豪華ショットにフォロワーはくぎ付けに。コメント欄には「顔面偏差値えぐ」「素敵すぎて最高すぎて♡意味がわからないクラス〜最強3ショット」「このスリーショットは凄すぎる」と豪華メンバーに歓喜のコメントが相次いで寄せられておりました。また、日本のみならず外国の方からのコメントも多く見られ反響の大きさが伺えます。7月31日(日)の『RIZIN.37』に参戦決定した孝太選手。5月に開催された『RIZIN LANDMARK vol.3』に参戦予定でしたが、練習中に首を痛めた為無念の欠場。早く2戦目を見たいと待ち望むファンは多いようです。孝太選手がサッカーボールキックで勝利する姿が見たいですね!あわせて読みたい🌈悩殺級の桃尻!渋谷ゆりさん“令和の峰不二子”美ボディ動画にファン悶絶
2022年07月21日第70回読売文学賞を受賞、累計21万部を超える平野啓一郎のベストセラー小説を妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝らが共演、石川慶監督がメガホンをとった『ある男』より、印象的なシーンを切り取った場面写真が到着した。本作は、主人公城戸役の妻夫木聡をはじめ、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、仲野太賀、真木よう子、柄本明ら日本を代表する豪華俳優陣が顔を揃えるヒューマンミステリー。今回到着した場面写真は、里枝(安藤さん)から亡くなった大祐(窪田さん)の身元調査の依頼を受けた城戸の複雑な表情を捉えた写真、里枝と大祐が向き合い心を通わす場面を切り取った写真と、今後の物語の展開がより一層気になるカットとなっている。今年3月に公開された妻夫木さん自らがナレーションを担当した特報映像では、里枝が“ある男”大祐と、ともに過ごした幸せな日々が映し出される中、後半では“愛したはずの夫が、別人だった”という衝撃の事実が明かされた。映像を見た方からは、「洋画っぽさがあって最近見た予告で圧倒的に好き!」「特報見てさらに期待値上がった・・・!」など、映画ファンを中心にSNSで盛り上がったほか、早くも大祐の正体について考察する人が続出。また謎が謎を呼ぶ展開に、期待の声や業界内外問わず、物語を丁寧に紡いだ特報を絶賛する声が届いている。『ある男』は秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ある男 2022年秋、全国にて公開予定©2022「ある男」製作委員会
2022年07月20日